JP2021124513A - 調整可能なサイズのロゴスキーコイルを用いた非接触電圧測定 - Google Patents

調整可能なサイズのロゴスキーコイルを用いた非接触電圧測定 Download PDF

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Abstract

【課題】調整可能なサイズのロゴスキーコイルを用いた、非接触電圧センサを提供する。【解決手段】センサプローブ10は、離間しており、本体12を通って、互いにほぼ平行に延在する第1のチャネル及び第2のチャネルを有する本体12を含む。ロゴスキーコイル14の第1の端部は、第1のチャネル内で固定される。ロゴスキーコイル14は、第2のチャネルを通過し、ロゴスキーコイル14の第1の端部と反対側の第1のチャネルにロゴスキーコイル14の第2の端部を選択的に挿入可能である、第1のチャネルへと折り返す。本体12に連結された非接触センサ20は、第1のチャネルと第2のチャネルとの間に位置付けられて、ロゴスキーコイルによって形成されたループ内に位置する絶縁導体のパラメータを測定する。ループ内の内部領域のサイズは、第2のチャネル内でのロゴスキーコイル14の摺動運動によって選択的に調整可能である。【選択図】図1

Description

本開示は、概して、電気的パラメータ測定装置に関し、より具体的には、電気的パラメータ測定装置用のセンサプローブに関する。
電圧計は、電気回路内の電圧を測定するのに使用される器具である。2つ以上の電気的特性を測定する器具は、マルチメータと呼ばれ、トラブルシューティング用途、点検用途、及びメンテナンス用途に一般に必要とされるいくつかのパラメータを測定するように動作する。そのようなパラメータとしては、典型的には交流(AC)電圧及び電流、直流(DC)電圧及び電流、並びに抵抗又は継続性が挙げられる。電力特性、周波数、容量、及び温度など、他のパラメータも特定の用途の要件を満たすために測定され得る。
米国特許8330449号 米国特許5473244号
AC電圧を測定する従来の電圧計又はマルチメータでは、少なくとも2つの測定電極又はプローブを導体とガルバニック接触させることが必要であり、多くの場合、絶縁電線の絶縁部分を切り離すこと、又はあらかじめ測定用端子を提供することが必要である。ガルバニック接触のために露出させた電線又は端子を必要とする他に、剥離した電線又は端子に電圧計プローブを当てる工程は、ショック又は感電死のリスクにより比較的危険である場合がある。「非接触」電圧測定装置は、回路とのガルバニック接触を必要とすることなく、交流(AC)電圧の存在を検出するために使用されることがある。電圧が検出されると、ユーザは、光、ブザー、又は振動モータなどの提示によって警告される。しかしながら、そのような非接触電圧検出器は、AC電圧の有無だけを提示し、AC電圧の実際の大きさ(例えば、RMS値)を提示しない。
内部電流シャントを用いる汎用マルチメータは、例えば、マルチメータ試験導線及び電流を流すための回路の容量のために、最大10アンペアに制限される場合がある。更に、マルチメータは、概して、過大な電流レベルがマルチメータに流れることを防ぐために、内部ヒューズによって保護されている必要がある。これは、安全上の理由及びマルチメータの損傷の防止という両方の目的のためである。溶断ヒューズを取り外すことが困難であることと、交換用ヒューズを入手するのに必要な時間と費用とが相まって、内部ヒューズを必要としない非接触電流測定器具を得ることが望ましい。
クランプオンマルチメータは、通電導体を切断する、又は通電導体を含む回路を遮断することを必要とせずに、通電導体内の電流を感知する一体型電流クランプを用いることによって、汎用マルチメータで電流を測定するための能力を向上させる。電流クランプは、典型的には、別々の試験プローブを使用して、従来の様式で電圧及び抵抗など他のパラメータを測定するマルチメータと同じハウジング内に設けられる。電流クランプは、電流フローによって作り出される磁界を感知するために、通電導体の周囲で閉鎖されている。電流クランプは、測定された電流レベルを計算し、かつ表示する、マルチメータによる測定のための電圧信号を提供する。クランプオンマルチメータを通る通電導体から分流された電流がないので、測定され得る最大電流に対する制約は、大部分排除されている。同様に、内部ヒューズは、クランプオンマルチメータで排除されている。
有効な電流測定値を得るためには、電流クランプが閉鎖されるように、電流クランプ内の磁心が、通電導体を取り囲まれなければならない。電流クランプは、ジョーを開くために機械的に作動されなければならず、通電導体が挿入され、次いでジョーが通電導体の周囲で閉鎖されなければならない。電気キャビネットのような狭い物理的空間では、クランプオンマルチメータを挿入し、この技術を使用して電流測定を行うことは、不便でかつ困難な場合がある。更に、ジョーは、有効な電流測定値を得るために、磁心を完成させるように整列されなければならない。したがって、クランプオンマルチメータは、限定された空間での使用が困難であり、電流クランプのジョーを開放するための大きな物理的空間を必要とする。クランプオンマルチメータはまた、磁心にかなりの量の鉄が使用されているため、物理的に重くなる傾向がある。更に、高レベルの電流は、磁心を飽和させる可能性がある。したがって、クランプオンマルチメータの電流測定容量は、磁心を飽和させない電流レベルに制限される。
ロゴスキーコイルは、ロゴスキーコイルによって取り囲まれた導体を流れる交流を感知することができる。ロゴスキーコイルとクランプとの間には、多くの違いがある。例えば、ロゴスキーコイルは、より可撓性であり、マルチメータの実質的に剛性のクランプよりも小さい断面を有する。したがって、ロゴスキーコイルは、クランプタイプのマルチメータのために、過度に緊密及び/又は過度に小さい、限定された空間内で使用することができる。更に、ロゴスキーコイルのループは、クランプが取り囲むことができない断面を有する導体を取り囲むように再形成することができる。別の違いは、クランプと比較して、ロゴスキーコイルの電流測定能力が大きいことである。具体的には、ロゴスキーの空心は、クランプの中心の磁性材料を飽和させる電流レベルでは飽和しない。
本開示の譲受人に譲渡された米国付与前公開第2019/0346492号は、非接触電圧測定能力を有する、長さを調整できるロゴスキーコイル測定装置を開示している。この測定装置は、従来のロゴスキーコイルの外観をモデルとしており、一方の端部で互いに離間し、他方の端部で互いに隣接するチャネルを有するY字型本体を含む。チャネルのうちの1つは、2つの端部の間に延在する横方向開口部を含み、これにより、ロゴスキーコイルの長さがチャネルに挿脱されることを可能にする。ユーザは、ロゴスキーコイルの端部を把持し、これらの端部を引き下げて、ロゴスキーコイルのループ内に位置する絶縁導体の周囲にループを巻き付けることができる。しかしながら、湾曲したY字型のチャネルセットでは、ユーザが、チャネルを通してロゴスキーコイルを引っ張ることは困難であり得、ロゴスキーコイルをやや反対方向に方向付ける、チャネルの分岐した離間端部では、絶縁導体の周囲にループを巻き付けるためにループを屈曲させる必要があるために、導体の周囲でループを締り嵌めすることはできない。
本明細書では、絶縁導体内で電気的パラメータを感知するように動作するセンサプローブを開示する。様々な実施形態では、センサプローブは、本体、ロゴスキーコイル、及び非接触センサを含むものとして要約されてよい。本体は、その内部に画定された第1のチャネルと、第2のチャネルとを有する。第1のチャネル及び第2のチャネルは、互いに離間した、それぞれの第1の開放端及び第2の開放端をそれぞれ有する。加えて、第1のチャネル及び第2のチャネルは、本体を通って、互いにほぼ平行に延在する。
ロゴスキーコイルは第1の端部と、第2の端部とを有し、ロゴスキーコイルの第1の端部は、本体の第1のチャネル内で固定される。ロゴスキーコイルは、第1のチャネルの第1の端部から延出し、第2のチャネルの第1の端部及び第2の端部を通過し、ロゴスキーコイルの第1の端部と反対側の第1のチャネルにロゴスキーコイルの第2の端部を選択的に挿入可能である、第1のチャネルの第2の端部へと折り返す。
非接触センサは、本体に連結され、第1のチャネル及び第2のチャネルのそれぞれの第2の端部の間に位置付けられる。
本体の第2のチャネルは、ロゴスキーコイルの第1のループが第1のチャネル及び第2のチャネルのそれぞれの第1の開放端の間に形成されるように、ロゴスキーコイルの長さを本体の第2のチャネルの内部に摺動可能に収容するサイズ及び寸法である。ロゴスキーコイルの第2の端部が第1のチャネルの第2の端部に挿入されると、ロゴスキーコイルの第2のループが、第1のチャネル及び第2のチャネルのそれぞれの第2の開放端の間に形成される。
第1のループ及び第2のループ内の内部領域のサイズは、第2のチャネル内でのロゴスキーコイルの摺動運動によって選択的に調整可能である。絶縁導体がロゴスキーコイルによって形成された第2のループ内に位置するとき、非接触センサは、絶縁導体とのガルバニック接触を必要とせずに絶縁導体の少なくとも1つの電気的パラメータを感知するように動作する。
センサプローブのいくつかの実施形態は、以下の特徴又は態様を含んでよい。すなわち、本体の第1のチャネルの第2の端部は、ロゴスキーコイルの第2の端部が第1のチャネルに選択的に挿入されると、ロゴスキーコイルの第2の端部を第1のチャネル内で解放可能に固定するように動作する締結具を含む;ロゴスキーコイルの第2の端部が第1のチャネルの第2の端部に選択的に挿入されると、第1のチャネルの側壁がロゴスキーコイルに当接し、締り嵌めによってロゴスキーコイルの第2の端部を第1のチャネル内で解放可能に固定する;ロゴスキーコイルは、センサプローブの通常の使用中に第2のチャネルから取り外すことができない;ロゴスキーコイルに連結された、第2の非接触電圧センサであって、第2の非接触電圧センサは、絶縁導体がロゴスキーコイルによって形成された第2のループ内にあるとき、絶縁導体内で電気的パラメータを感知するように動作する;非接触センサ及びロゴスキーコイルに動作可能に連結されたインターフェースコネクタであって、インターフェースコネクタは、測定装置の本体の対応するインターフェースコネクタに着脱可能に連結できる;非接触センサは、非接触電圧センサ、非接触電流センサ、ホール効果センサ、フラックスゲートセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、又は巨大磁気抵抗(GMR)センサのうちの少なくとも1つを備える;第2のチャネル内でのロゴスキーコイルの自由な摺動を可能にする開放位置及びロゴスキーコイルを解放可能に固定し、第2のチャネル内でのロゴスキーコイルの摺動運動を阻止する閉鎖位置で動作するロック機構;本体は、ロゴスキーコイルの第1のループを包囲するサイズである内部空洞を含む。
また、本明細書では、絶縁導体内で電気的パラメータを測定するための装置を開示する。様々な実施形態では、この装置は、上記のようなセンサプローブと、非接触センサ及びロゴスキーコイルに通信可能に連結できる制御回路とを含むものとして要約されてよい。制御回路は、動作中に、非接触センサ又はロゴスキーコイルのうちの少なくとも1つによって検出された信号を示すセンサデータを受信し、受信したセンサデータを処理して、絶縁導体の少なくとも1つの電気的パラメータを決定するように構成されている。
様々な実施形態では、装置のいくつかの実施形態は、以下の特徴又は態様を含んでよい。すなわち、制御回路を含む本体を有する測定器具;本体は、少なくとも1つのインターフェースコネクタを含み、センサプローブが、本体の少なくとも1つのインターフェースコネクタに着脱可能に接続でき;本体は、センサプローブの本体を更に含み;制御回路は、動作中に、受信したセンサデータを処理して、絶縁導体内の電圧を決定するように構成されており;制御回路は、動作中に、受信したセンサデータを処理して、絶縁導体内の電流を決定するように更に構成されており;制御回路に動作可能に連結された無線通信サブシステムであって、無線通信サブシステムは、動作中に、決定した電気的パラメータを外部システムに無線で送信するように構成されており;動作中に、決定した電気的パラメータを装置のユーザに視覚的に提示するように構成されているディスプレイ;非接触センサは、非接触電圧センサ、非接触電流センサ、ホール効果センサ、フラックスゲートセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、又は巨大磁気抵抗(GMR)センサのうちの少なくとも1つを備える。
更なる実施形態では、絶縁導体内で電気的パラメータを検出するように動作するセンサプローブは、第1の端部及び第2の端部を有するロゴスキーコイルと、ロゴスキーコイルの第1の端部に固定的に連結された本体であって、本体は、ロゴスキーコイルの長さがチャネルを摺動可能に通過し、ロゴスキーコイルの第2の端部が本体に挿入されると、ロゴスキーコイルによって形成されるループのサイズを選択的に調整できるサイズ及び寸法であるチャネルを備え、ループのサイズは、チャネルを通る本体に対するロゴスキーコイルの摺動運動によって調整される、本体と、本体に連結された非接触センサであって、絶縁導体がロゴスキーコイルのループ内にあるとき、非接触センサは、絶縁導体とのガルバニック接触を必要とせずに、絶縁導体内で少なくとも1つの電気的パラメータを感知するように動作する、非接触センサと、を備えてよい。
センサプローブは、チャネル内に位置付けられたロック機構を更に備えてよく、ロック機構は、チャネル内でのロゴスキーコイルの自由な摺動を可能にする開放位置及びロゴスキーコイルを解放可能に固定し、チャネル内でのロゴスキーコイルの摺動運動を阻止する閉鎖位置で動作する。
本体と、ロゴスキーコイルと、非接触センサとを含む電気的パラメータセンサプローブの少なくとも1つの非限定的な実施形態の正面右斜視図である。 図1のセンサプローブの背面右斜視図である。 センサプローブの本体の前側半分が除去された、図1のセンサプローブの正面右斜視図である。 センサプローブの本体の後側半分が除去された、図1のセンサプローブの背面右斜視図である。 ロゴスキーコイルがセンサプローブの本体内に格納されている、図3に示すようなセンサプローブの背面図である。 ロゴスキーコイルがセンサプローブの本体から延出している、図5に示すようなセンサプローブの背面図である。 ロゴスキーコイルの第2の端部がセンサプローブの本体から引き抜かれ、ロゴスキーコイルの内部領域へのアクセスを提供する、図6に示すようなセンサプローブの背面図である。 絶縁導体がロゴスキーコイルの内部領域内に位置付けられ、ロゴスキーコイルはセンサプローブの本体内に部分的に格納されている、図6に示すようなセンサプローブの背面図である。 本体と、ロゴスキーコイルと、非接触センサとを含む電気的パラメータセンサプローブの別の非限定的な実施形態の正面右斜視図である。 図9のセンサプローブの背面右斜視図である。 センサプローブの本体の前側半分が除去された、図9のセンサプローブの正面右斜視図である。 センサプローブの本体の後側半分が除去された、図9のセンサプローブの背面右斜視図である。 図9のセンサプローブの正面図である。 ロゴスキーコイルの第2の端部がセンサプローブの本体から引き抜かれ、ロゴスキーコイルの内部領域へのアクセスを提供する、図13に示すようなセンサプローブの正面図である。 絶縁導体がロゴスキーコイルの内部領域内に位置付けられている、図13に示すようなセンサプローブの正面図である。 ロゴスキーコイルが絶縁導体に向けて格納されている、図15に示すようなセンサプローブの正面図である。
図面中、同一の参照番号は、同様の要素を特定する。図面における要素の寸法及び相対位置は、必ずしも縮尺どおりに描かれていない。例えば、種々の要素及び角度、並びに要素間の空間の形状は必ずしも縮尺どおりに描かれているわけではなく、これらの要素の一部は、図面の明瞭性を向上させるために任意に拡大されかつ位置付けられていてよい。なお、図示するような要素の特定の形状は、必ずしも要素の任意の所要形状に関する情報を伝えることが意図されているわけではなく、単に図面において認識しやすいように選択されていてよい。
本開示の1つ以上の実施形態は、導体とのガルバニック接続を必要とすることなく、絶縁導体(例えば、絶縁電線)内で電気的パラメータ(例えば、電圧、電流)を測定するための電気的パラメータセンサプローブ及び装置及び方法を対象とする。本明細書に記載するように、電気的パラメータ測定装置は、絶縁導体内で1つ以上の電気的パラメータを測定するように構成されている。かかる装置は、パラメータを測定するために導体とのガルバニック接続を必要としない、非接触装置である。本明細書で使用するとき、「非接触」装置又はセンサは、導体とのガルバニック接触を必要とせずに絶縁導体内で電気的パラメータを検出するように動作する。
様々な実施形態では、被試験絶縁導体内で電流及び電圧の両方を正確に測定するように動作する、非接触電気的パラメータセンサプローブが提供される。このセンサプローブは、本体と、本体に連結されたロゴスキーコイルと、本体又はロゴスキーコイルのうちの少なくとも1つに連結された非接触電圧センサとを含む。ロゴスキーコイルのループのサイズは選択的に調整可能であり、その結果、ループは、導体が、非接触センサを含む本体又はロゴスキーコイルの一部分に隣接して位置付けられるまで、被試験絶縁導体の周囲で締め付けられ得る。したがって、ロゴスキーコイルのループが締め付けられると、ループは、非接触センサに隣接する絶縁導体の位置を維持して正確な測定値(例えば、電圧測定値)を取得するのに役立ち、一方、ロゴスキーコイルは正確な電流測定値を取得する。電力又は位相角などの1つ以上の電気的パラメータは、得られた電圧及び電流測定値を使用して導出されてもよい。測定された電気的パラメータは、例えば、ディスプレイを介してユーザに提供されてもよく、又は好適な有線若しくは無線接続を介して1つ以上の外部システムに送信されてもよい。
以下の説明では、種々の開示の実施形態の完全な理解が得られるように、特定の具体的な詳細について記載する。しかしながら、当業者は、更なる実施形態がこれらの具体的な詳細の1つ若しくは2つ以上を使用せずに、又は他の方法、構成要素、材料などを使用して実施され得ることを認識するだろう。
加えて、本明細書を通じて「一実施形態」又は「ある実施形態」への言及は、当該実施形態に関して記述された特定の特徴、構造、又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。更に、本明細書における「少なくとも1つの実施形態では」という語句の出現は、必ずしも1つの実施形態のみに言及するものではない。本明細書に記載の様々な実施形態の特定の特徴、構造、又は特性は、更に追加の実施形態において任意の好適な方法で組み合わされてよい。
図1は、本体12と、ロゴスキーコイル14と、非接触センサ20とを含む電気的パラメータセンサプローブ10の少なくとも1つの非限定的な実施形態の正面右斜視図である。図2は、図1のセンサプローブ10の背面右斜視図である。ロゴスキーコイル14に近接して本体12の側面に沿って位置するのは、例えば、図8に示すように、ロゴスキーコイルのループと共に、絶縁導体が非接触センサ20に隣接して位置付けられ得る内部領域18を提供する、凹状サドル16である。
いくつかの実施形態では、本体12は、互いに固定的に又は取り外し可能に連結され得る2つの半体12a、12bからなる。図2に示す実施形態では、ねじ又は他の固定機構が開口部22を通って挿入されて、後側半分12bを本体12の前側半分12aに固定する。本体12の後側半分12bから突出するのは保護シェル24であり、これは、センサプローブ10を外部装置、例えば、センサプローブ10によって伝達された測定信号又はデータを受信し、処理することができる測定器具などに接続するために使用できるケーブル(図示せず)を受容する。ケーブルは、本体12へのケーブルの締り嵌めに適合する本体12内に画定されたトラフ26内に位置してよい。
ロゴスキーコイル14は可撓性であり、第1の端部50と第2の端部52との間に延在する長さを有する。従来のロゴスキーコイルと同様に、ロゴスキーコイル14は、可撓性の非磁性心の周囲に螺旋状に巻かれ、かつ可撓性の覆いで覆われた同一のワイヤで包囲された中心ワイヤを有するトロイダルコイルを含んでよい。結果として、コイルの一端は、コイル自体を通って、他方の側から引き出され、その結果、コイルの両端が同じ側(例えば、第1の端部50、第2の端部52)にある。コイルの端部は、上記のようにケーブルに電気的に接続されてよく、その結果、ロゴスキーコイル14からの信号が、外部測定器具に送信されて処理される。非磁性心は、例えば、空気を含んでもよい。ロゴスキーコイル14の覆いは、トロイダルコイルの形態を保護するために十分に剛性であってよく、更に、以下で更に論じるように、ロゴスキーコイルが、サイズ及び形状を調整可能であるループに形成されることができるように更に十分に可撓性であってよい。
センサプローブ10の本体12は、導体とのガルバニック接続を必要とせずに被試験絶縁導体内で電気的パラメータ(例えば、電圧)を感知するように動作する、本体12に連結された非接触センサ20(例えば、非接触電圧センサ)を含む。追加的に又は代替的に、1つ以上の非接触センサは、センサプローブの本体12に加えて、又はその代わりに、ロゴスキーコイル14に連結されてよい。非接触センサ20は、センサ20からの信号が測定器具に送信されて、処理されるように、ケーブルに電気的に接続されてよい。様々な実施形態では、非接触センサ20は、非接触電圧センサ、非接触電流センサ、ホール効果素子、電流変圧器、フラックスゲートセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、巨大磁気抵抗(GMR)センサ、又はガルバニック接触を必要とすることなく、絶縁導体(例えば、図8に示す導体80)の電気的パラメータを感知するように動作する他のタイプのセンサを含んでよい。非接触センサの種々の非限定的な例は、米国特許仮出願第62/421,124号(2016年11月11日出願)、米国特許出願第15/345,256号(2016年11月7日出願)、同第15/413,025号(2017年1月23日出願)、同第15/412,891号(2017年1月23日出願)、同第15/604,320号(2017年5月24日出願)、及び米国特許出願第15/625,745号(2017年6月16日出願)に開示され、それら全体が、本明細書に参考として組み込まれる。
センサプローブ10はまた、非接触センサ20及び/又はロゴスキーコイル14に動作可能に連結された処理回路又は制御回路28を含んでよい。処理回路又は制御回路28は、センサ20及び/又はロゴスキーコイル14から受信したセンサ信号を処理し、かかるセンサ信号を示すセンサデータを外部測定器具内の制御回路に送信するように動作する。制御回路28は、追加的に又は代替的に、アナログ形態(例えば、0〜1V)又はデジタル形態(例えば、8ビット、16ビット、64ビット)など測定器具によって受信可能な形態に信号を調整又は変換するように動作する調整回路又は変換回路を含んでよい。
非接触電圧センサを使用して測定値を得るためには、例えば、センサ20が、被試験導体80に可能な限り近いことが有益であり得る(図8を参照)。少なくともいくつかの実施形態では、導体80が、非接触センサ20に対して特定の配向(例えば、垂直)に位置付けられることも有益であり得る。比較的大きい、調整不能のループ(例えば、10インチ、18インチ)を有する従来のロゴスキーコイルでは、ロゴスキーコイルは、センサプローブの本体から離間した位置で、被試験導体から吊るされる。非接触電圧センサが、この位置から被試験導体の正確な電圧測定値を取得することが困難又は不可能であり得る。以下で更に論じるように、本開示の1つ以上の実施形態では、ロゴスキーコイル14のループは、図8及び図16に示すように、ループが、導体80、180の周囲で締め付けられて、導体を非接触センサ20、120に隣接して位置付け、その結果、正確な測定値を取得し得るように、選択的に調整可能である。
図3〜図8は、センサプローブ10の本体12の内部にある構成要素の配置を示す。図3は、センサプローブの本体12の前側半分12aが除去された、センサプローブ10の正面右斜視図であり、図4は、本体12の後側半分12bが除去されている。図5は、ロゴスキーコイル14がセンサプローブ10の本体12内に格納されている、図3に示すようなセンサプローブ10の背面図である。
センサプローブ10の本体12は、第1のチャネル30と、第2のチャネル40とを含む。第1のチャネル30及び第2のチャネル40は、互いに離間した、それぞれの第1の開放端34、44及び第2の開放端32、42をそれぞれ有する。第1のチャネル30及び第2のチャネル40は、本体12を通って、互いにほぼ平行に延在する。
ロゴスキーコイル14は、第1の端部50と、第2の端部52とを有する。ロゴスキーコイル14の第1の端部50は、本体12の第1のチャネル30内で固定される。ロゴスキーコイル14は、第1のチャネル30の第1の端部34から延出し、第2のチャネル40の第1の端部44及び第2の端部42を通過し、ロゴスキーコイル14の第1の端部50と反対側の第1のチャネル30にロゴスキーコイル14の第2の端部52を選択的に挿入可能である、第1のチャネル30の第2の端部32へと折り返す。非接触センサ20は、本体12に連結され、第1のチャネル30及び第2のチャネル40のそれぞれの第2の端部32、42の間に位置付けられる。
本体12の第2のチャネル40は、ロゴスキーコイル14の第1のループが第1のチャネル30及び第2のチャネル40のそれぞれの第1の開放端34、44の間に形成されるように、ロゴスキーコイルの長さLを本体の第2のチャネル40の内部に収容するサイズ及び寸法である。本体12の第1のチャネル30は、第2のチャネル40とほぼ平行であり、第2のチャネル40と同じ長さLを有してよい。ロゴスキーコイル52の第2の端部が第1のチャネル30の第2の端部32に挿入されると、ロゴスキーコイルの第2のループが、第1のチャネル30及び第2のチャネル40のそれぞれの第2の開放端32、42の間に形成される。本明細書の開示から理解されるように、第1のループ及び第2のループのサイズは、第2のチャネル40内でのロゴスキーコイル14の摺動運動によって選択的に調整可能である。絶縁導体80がロゴスキーコイル14によって形成された第2のループ内に位置するとき(図8を参照)、非接触センサ20は、絶縁導体80とのガルバニック接触を必要とせずに絶縁導体80の少なくとも1つの電気的パラメータを感知するように動作する。
図6は、ロゴスキーコイル14が本体12から延出している、図5に示すようなセンサプローブ10の背面図である。図7では、ロゴスキーコイル14の第2の端部52は、第1のチャネル30から引き抜かれ、絶縁導体80がロゴスキーコイル14の内部領域18にアクセスし、そこに入ることを可能にする間隙70を提供する。図8は、絶縁導体80がロゴスキーコイル14の内部領域18内に位置付けられているセンサプローブ10の正面図である。更に図8では、ロゴスキーコイル14は、センサプローブ10の本体12内に部分的に格納されているため、絶縁導体80に対してロゴスキーコイル14を締め付け、絶縁導体80を非接触センサ20に近接して保持する。
いくつかの実施形態では、本体12の第1のチャネル30の第2の端部32は、ロゴスキーコイル14の第2の端部52が第1のチャネル30に選択的に挿入されると、ロゴスキーコイル14の第2の端部52を第1のチャネル30内で解放可能に固定するように動作する締結具を含んでよい。かかる締結具は、着脱可能なコイル端を有する典型的なロゴスキーコイル器具で使用される、従来の締結具であってよい。他の実施形態では、ロゴスキーコイル14の第2の端部52が第1のチャネル30の第2の端部32に選択的に挿入されると、第1のチャネル30の側壁がロゴスキーコイル14に当接し、締り嵌めによってロゴスキーコイル14の第2の端部52を第1のチャネル30内で解放可能に固定してよい。一般に、ロゴスキーコイルは、センサプローブ10の通常の使用中に第2のチャネル40から取り外すことができないと見込まれている。
いくつかの実施形態では、センサプローブ10は、ロゴスキーコイル14の一部分に連結された、第2の非接触センサを更に含んでよい。かかる実施形態では、絶縁導体80がロゴスキーコイル14によって形成された第2のループの内部領域18内にあるとき、第2の非接触センサは、絶縁導体80内で電気的パラメータを感知するように動作してよい。
いくつかの実施形態では、センサプローブ10は、ケーブル及び/又はワイヤ(例えば、保護シェル24を通って延在する)を介して、典型的には、センサプローブ10内の回路28によって、非接触センサ20及びロゴスキーコイル14に動作可能に連結されたインターフェースコネクタを更に含んでよい。かかるインターフェースコネクタは、センサプローブ10から信号及びデータを受信するように構成された測定装置(図示せず)の対応するインターフェースコネクタに着脱可能に連結できるように構成されていると予想される。
いくつかの実施形態では、センサプローブ10は、例えば、図5〜図7に示すように、第2のチャネル40内でのロゴスキーコイル14の自由な摺動を可能にする開放位置で動作するロック機構60を更に含んでよい。図6に示すように、ロック機構60は、第2のチャネル40と一致するチャネル64を有する。したがって、ロゴスキーコイル14は、チャネル64及びチャネル40内で自由に摺動することができる。例えば図8に示すように、閉鎖位置では、ユーザはロック機構60を解放し、ロック機構60はやや外側にシフトしている。ロック機構60が解放されると、付勢要素(例えば、ばね)62がチャネル64の内側壁をチャネル6内のロゴスキーコイル14の一部分に押し付ける。今度はチャネル64の内側壁がロゴスキーコイル14に当接するため、摩擦が、ロゴスキーコイル14の位置を定位置にロックするのに役立つ。このようにして、ロック機構60はロゴスキーコイル14を解放可能に固定し、第2のチャネル40内でのロゴスキーコイル14の摺動運動を阻止し、それによってロゴスキーコイル14は、非接触センサ20に接して絶縁導体80を保持するのに役立つ。
センサプローブ10の本体12は、ロゴスキーコイル14の第1のループを受容し、好ましくは包囲するサイズである内部空洞36を含む。内部空洞36は、本体12内の内側壁54、56によって画定され、本体12の前側12a及び後側12bの内側壁によって横方向に画定される。図8に示すように、絶縁導体80が第1のループの内部領域18内に配置されると、ロゴスキーコイルは、第2のチャネル40を通ってロゴスキーコイル14を摺動させることによって、絶縁導体80に締め付けられてよい(したがって、内側領域18のサイズを縮小させる)。このプロセスでは、第2のチャネル40を通って摺動したロゴスキーコイル14のバランスは、空洞36内で受容される。
図9は、本体112と、ロゴスキーコイル114と、非接触センサ120とを含む電気的パラメータセンサプローブ100の別の非限定的な実施形態の正面右斜視図である。図10は、図9に示すセンサプローブ100の背面右斜視図である。図1〜図8に示すセンサプローブ10と同様に、図9〜図16に示すセンサプローブ100のロゴスキーコイル114は、絶縁導体(例えば、図16に示す導体180)の周囲でループ状であり、センサプローブ100内の第2のチャネルを通って摺動して、導電体180に接してロゴスキーコイル114を締め付け、導体180を非接触センサ120に近接して保持してよい。
図11〜図13に関して、図11は、センサプローブの本体112の前側半分112aが除去された、センサプローブ110の正面右斜視図であり、本体の後側半分112bの内部を示し、図12は、本体112の後側半分112bが除去された背面右斜視図であり、本体112の前側半分112aの内部を示す。図13は、図9に示すセンサプローブ110の正面図である。
図示するように、センサプローブ100は、本体112内の第2のチャネル140内のロゴスキーコイル114の一部分に向けて螺合され得るロック機構160を含む。ロック機構160のねじ162がロゴスキーコイル140に当接しているとき、ねじ162はロゴスキーコイル114を定位置に固定する。ロック機構160の螺合が解除されているとき、ねじ162はロゴスキーコイル114を解放し、ロゴスキーコイル114は、第2のチャネル140内で自由に摺動することができる。
いくつかの実施形態では、本体112は、互いに固定的に又は取り外し可能に連結され得る2つの半体112a、112bからなる。図10に示す実施形態では、ねじ又は他の固定機構が開口部122を通って挿入されて、後側半分112bを本体112の前側半分112aに固定してよい。本体112の側面から突出しているのは、ケーブル(図示せず)を受容する保護シェル124である。ケーブルは、センサプローブ100によって伝達される測定信号又はデータを受信し、処理する測定器具など外部装置にセンサプローブ10を接続するために使用されてよい。
ロゴスキーコイル14と同様に、ロゴスキーコイル114は可撓性であり、第1の端部150と第2の端部152との間に延在する長さを有する。ロゴスキーコイル114は、上記のロゴスキーコイル14と同様に構成されてよい。
非接触センサ20と同様に、非接触センサ120(例えば、非接触電圧センサ)は、本体112の側面に画定された凹状サドル116内で本体112に連結される。非接触センサ120は、導体とのガルバニック接続を必要とせずに被試験絶縁導体内で電気的パラメータ(例えば、電圧)を感知するように動作する。追加的又は代替的に、1つ以上の非接触センサが、ロゴスキーコイル114に連結されてよい。非接触センサ120は、センサ120からの信号が測定器具に送信されて、処理されるように、ケーブルに電気的に接続されてよい。様々な実施形態では、非接触センサ120は、のセンサ20と同様に、非接触電圧センサ、非接触電流センサ、ホール効果素子、電流変圧器、フラックスゲートセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、巨大磁気抵抗(GMR)センサ、又はガルバニック接触を必要とすることなく、絶縁導体(例えば、図8に示す導体80)の電気的パラメータを感知するように動作する他のタイプのセンサを含んでよい。
センサプローブ100はまた、非接触センサ120及び/又はロゴスキーコイル114に動作可能に連結された処理回路又は制御回路128を含んでよい。処理回路又は制御回路128は、センサ120及び/又はロゴスキーコイル114から受信したセンサ信号を処理し、かかるセンサ信号を示すセンサデータを外部測定器具内の制御回路に送信するように動作する。制御回路128は、制御回路28と同様に、追加的に又は代替的に、アナログ形態又はデジタル形態など測定器具によって受信可能な形態に信号を調整又は変換するように動作する調整回路又は変換回路を含んでよい。
センサ120は、被試験導体180にできるだけ近い(図16を参照)ことが有益であり得、いくつかの実施態様では、導体180が非接触センサ120に対して特定の配向(例えば、垂直)に位置付けられることが有益であり得る。センサプローブ100では、ロゴスキーコイル114のループは選択的に調整可能であり、これにより、図16に示すように、導体180の周囲でループを締め付けて導体を適切に位置付け、その結果、正確な測定値を取得することができる。
図11〜図16は、センサプローブ100の本体112の内部にある構成要素を示す。センサプローブ100の本体112は、第1のチャネル130と、第2のチャネル140とを含む。第1のチャネル130及び第2のチャネル140は、互いに離間した、それぞれの第1の開放端134、144及び第2の開放端132、142をそれぞれ有する。第1のチャネル130及び第2のチャネル140は、本体112を通って、互いにほぼ平行に延在する。
ロゴスキーコイル114は、第1の端部150と、第2の端部152とを有する。ロゴスキーコイルの第1の端部150は、第1のチャネル130内で固定される。ロゴスキーコイル114は、第1のチャネル130の第1の端部134から延出し、第2のチャネル140の第1の端部144及び第2の端部142を通過し、ロゴスキーコイル114の第1の端部150と反対側の第1のチャネル130にロゴスキーコイル114の第2の端部152を選択的に挿入可能である、第1のチャネル130の第2の端部132へと折り返す。非接触センサ120は、本体112に連結され、第1のチャネル130及び第2のチャネル140のそれぞれの第2の端部132、142の間に位置付けられる。
本体112の第2のチャネル140は、ロゴスキーコイル114の長さLを収容するサイズ及び寸法である。ロゴスキーコイルの第1のループは、第1のチャネル130及び第2のチャネル140のそれぞれの第1の開放端134、144の間に形成される。第1のチャネル130が第2のチャネル140とほぼ平行である場合、第1のチャネル130は、第2のチャネル140と同じ長さLを有してよい。ロゴスキーコイル152の第2の端部が第1のチャネル130の第2の端部132に挿入されると、ロゴスキーコイルの第2のループが、第1のチャネル130及び第2のチャネル140のそれぞれの第2の開放端132、142の間に形成される。第1のループ及び第2のループのサイズは、第2のチャネル140内でのロゴスキーコイル114の摺動運動によって選択的に調整可能である。絶縁導体80がロゴスキーコイル114によって形成された第2のループ内に位置するとき(図16を参照)、非接触センサ120は、絶縁導体180とのガルバニック接触を必要とせずに絶縁導体180の少なくとも1つの電気的パラメータを感知するように動作する。
図14〜図16は、ロゴスキーコイル114の内部領域118内に絶縁導体180を受容する動作におけるセンサプローブ110の正面図を示す。ロゴスキーコイル114は、次いで、導体180に接して締め付けられて、図7及び図8に示すセンサプローブ10の動作と同様に、導体180を非接触センサ120に近接して保持してよい。
図14では、ロゴスキーコイル114の第2の端部152は、センサプローブ100の本体112から引き抜かれ、絶縁導体がロゴスキーコイル114の内部領域118にアクセスできるようにする間隙170を提供する。図15は、絶縁導体180がロゴスキーコイル114の内部領域118内に位置付けられている、図13に示すようなセンサプローブ100の正面図を示す。
図15及び図16では、ロゴスキーコイル114の第2の端部152は、第1のチャネル130に再挿入されており、したがって、絶縁導体180の周囲でロゴスキーコイル114の上側ループを閉鎖する。次いで、センサプローブ100のユーザは、ロゴスキーコイル114の下部182を把持して引っ張ってよい。ロゴスキーコイル114の第1の端部が、第1のチャネル130内で固定されている場合、下部182を引くと、第2のチャネル140を通してロゴスキーコイル114の長さを効果的に引く。ロゴスキーコイル114の長さは、図16に示すように、ロゴスキーコイル114の上側ループが絶縁導体180に当接するまで、第2のチャネル140である。図16では、ロゴスキーコイル114は、絶縁導体180を定位置に保持するように格納されている。ロック機構160は、格納されたロゴスキーコイル114の固定を支援するために、内側へと螺着されてよい。
ロゴスキーコイル114の第2の端部152が第1の端部150の近くに位置付けられると、チャネル126に近接するロゴスキーコイルの端部間の間隙が最小化され、これにより、近傍の外部ワイヤの影響をより良好に抑制することにより、ロゴスキーコイルによって提供される電流測定の精度を改善する。
以上のように、互いにほぼ平行である第1のチャネル30、130及び第2のチャネル40及び140を有するセンサプローブ10、100を提供することは有益である。ロゴスキーコイル14、114が第2のチャネル40、140を通って摺動するとき、チャネル内に湾曲部が存在せず、そうでなければ摩擦によって、第2のチャネル40、140を通るロゴスキーコイル14、114の自由通路を減少させ得る。ロゴスキーコイルが被試験縁導体80、180に締め付けられると、ロック機構60、160はより容易に実行されて、ロゴスキーコイル14、114を定位置に保持するのに役立つ。
センサプローブ10では、本体12は、第2のチャネル40を通過したロゴスキーコイルの部分を受容する空洞36を含む。ロゴスキーコイル14のこの部分を本体12内で維持することにより、導体80の正確な測定を中断するであろう、外部ワイヤが、(絶縁導体80を包囲するループとは反対側の)ロゴスキーコイルの下側ループを不注意に通過することを阻止してよい。
センサプローブ100では、ロゴスキーコイル114の下側ループ182は、センサプローブ102のユーザが、ロゴスキーコイル114を把持し、ロゴスキーコイルを絶縁導体180上で感知するようにコイルを引き下げるのに容易な配置を提供する。
図面に明示的には示していないが、センサプローブ10、100は、上記のように測定器具に通信可能に連結されてよい。測定器具は、任意の好適な形態及び/又は機能であってよい。少なくともいくつかの実施態様では、測定器具は、本体又はハウジングを含んでよい。センサプローブ10、100のインターフェースコネクタは、測定器具の対応するインターフェースコネクタと着脱可能に連結する。少なくともいくつかの実施形態では、センサプローブのインターフェースコネクタは、プラグ及びソケットの一方として構成されてよく、測定器具のインターフェースコネクタは、プラグ及びソケットの他方として構成されてよい。更に、いくつかの実施態様では、センサプローブは、ケーブルによって測定器具に固定的に接続されてよいか、又はセンサプローブ及び測定器具は、それらを接続するケーブルが不要であるように、単一ハウジング内に一緒に形成されてよい。
測定器具の本体は、測定結果及び他の情報を提示するディスプレイと、測定指示又は他の情報など情報を入力するためのユーザインターフェースと、を更に含んでよい。ディスプレイは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は電子インクディスプレイなど任意の好適なタイプのディスプレイであってよい。本体102は、1つ以上のスピーカー、ブザー、振動装置など1つ以上の音声出力部又は触覚出力部(図示せず)を含んでよい。ユーザインターフェースは、複数のボタン、タッチパッド、タッチスクリーン、ホイール、ノブ、ダイヤル、及び/又はマイクロフォンなどのいずれかを含んでよい。
測定器具の本体はまた、測定器具の種々の構成要素、場合によってはセンサプローブ10、100にも電力を供給するための電池又は電池パックなど電源を更に含んでよい。一般に、測定器具はまた、センサプローブから信号を受信し、被測定絶縁導体の1つ以上の電気的パラメータを決定し、測定データを(例えば、ディスプレイに)出力するなど、複合装置(センサプローブ及び測定器具)の種々の動作を制御する制御回路を含む。制御回路は、1つ以上のプロセッサ(例えば、マイクロコントローラ、DSP、ASIC、FPGA)、1つ以上のタイプのメモリ(例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ、他の非一時的な記憶媒体)、及び/又は1つ以上の他のタイプの処理若しくは制御関連構成要素を含んでよい。
少なくともいくつかの実施形態では、測定器具は、Bluetooth(登録商標)モジュール、Wi−Fi(登録商標)モジュール、ZIGBEE(登録商標)モジュール、近距離無線通信(NFC)モジュールなど無線通信サブシステムを含んでよい。測定器具は、測定結果を外部システムに送信するために、又は命令信号若しくは入力情報を外部システムから受信するために、無線通信サブシステムを介して、コンピュータ、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末など外部システムと無線通信するように動作してよい。測定器具は、追加的に又は代替的に、USBインターフェースなど有線通信サブシステムを含んでよい。
上記の種々の実施形態を組み合わせて、更なる実施形態を提供できることを理解されたい。本明細書中の教示及び定義と矛盾しない限りにおいて、米国特許仮出願番号第62/421,124号(2016年11月11日出願)、米国特許第10,119,998号(2018年11月6日発行)、同第10,139,435号(2018年11月27日発行)、同第10,281,503号(2019年5月7日発行)、米国付与前公開第2018/0136260号(2018年5月17日公開)、及び米国特許第10,352,967号(2019年7月16日発行)、並びに米国付与前公開第2019/0346492号(2019年11月14日公開)における開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。実施形態の態様は、種々の特許、特許出願及び特許公報のシステム、回路、及び概念を用いて、なお更なる実施形態を提供するように必要に応じて修正することができる。
上記の発明を実施するための形態を考慮すれば、これら及び他の変更が実施形態に加えられてもよい。一般に、以下の「特許請求の範囲」において、使用する用語は、請求項を、明細書及び請求項に開示する具体的な実施形態に限定するものと解釈するべきではないが、かかる請求項によって権利が与えられる等価物の全範囲と共に全ての可能な実施形態を包含するものと解釈するべきである。したがって、特許請求の範囲は、本開示によって制限されるものではない。

Claims (20)

  1. 絶縁導体内で電気的パラメータを感知するように動作するセンサプローブであって、前記センサプローブは、
    内部に画定された第1のチャネルと、第2のチャネルとを有する本体であって、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルは、互いに離間した、それぞれの第1の開放端及び第2の開放端をそれぞれ有し、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルは、前記本体を通って、互いにほぼ平行に延在する、本体と、
    第1の端部と、第2の端部とを有するロゴスキーコイルであって、前記ロゴスキーコイルの前記第1の端部は、前記本体の前記第1のチャネル内で固定され、前記ロゴスキーコイルは、前記第1のチャネルの前記第1の端部から延出し、前記第2のチャネルの前記第1の端部及び前記第2の端部を通過し、前記ロゴスキーコイルの前記第1の端部と反対側の前記第1のチャネルに前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部を選択的に挿入可能である、前記第1のチャネルの前記第2の端部へと折り返す、ロゴスキーコイルと、
    前記本体に連結され、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのそれぞれの前記第2の端部の間に位置付けられる、非接触センサと、を備え、
    前記本体の前記第2のチャネルは、前記ロゴスキーコイルの第1のループが前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのそれぞれの前記第1の開放端の間に形成されるように、前記ロゴスキーコイルの長さを前記本体の前記第2のチャネルの内部に摺動可能に収容するサイズ及び寸法であり、前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部が前記第1のチャネルの前記第2の端部に挿入されると、前記ロゴスキーコイルの第2のループが、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのそれぞれの前記第2の開放端の間に形成され、
    前記第1のループ及び前記第2のループ内の内部領域のサイズは、前記第2のチャネル内での前記ロゴスキーコイルの摺動運動によって選択的に調整可能であり、
    前記絶縁導体が前記ロゴスキーコイルによって形成された前記第2のループ内に位置するとき、前記非接触センサは、前記絶縁導体とのガルバニック接触を必要とせずに前記絶縁導体の少なくとも1つの電気的パラメータを感知するように動作する、センサプローブ。
  2. 前記本体の前記第1のチャネルの前記第2の端部は、前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部が前記第1のチャネルに選択的に挿入されると、前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部を前記第1のチャネル内で解放可能に固定するように動作する締結具を含む、請求項1に記載のセンサプローブ。
  3. 前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部が前記第1のチャネルの前記第2の端部に選択的に挿入されると、前記第1のチャネルの側壁が前記ロゴスキーコイルに当接し、締り嵌めによって前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部を前記第1のチャネル内で解放可能に固定する、請求項1に記載のセンサプローブ。
  4. 前記ロゴスキーコイルは、前記センサプローブの通常の使用中に前記第2のチャネルから取り外すことができない、請求項1に記載のセンサプローブ。
  5. 前記ロゴスキーコイルに連結された、第2の非接触電圧センサを更に備え、前記絶縁導体が前記ロゴスキーコイルによって形成された前記第2のループ内にあるとき、前記第2の非接触電圧センサは、前記絶縁導体内で電気的パラメータを感知するように動作する、請求項1に記載のセンサプローブ。
  6. 前記非接触センサ及び前記ロゴスキーコイルに動作可能に連結されたインターフェースコネクタを更に備え、前記インターフェースコネクタは、測定装置の本体の対応するインターフェースコネクタに着脱可能に連結できる、請求項1に記載のセンサプローブ。
  7. 前記非接触センサは、非接触電圧センサ、非接触電流センサ、ホール効果センサ、フラックスゲートセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、又は巨大磁気抵抗(GMR)センサのうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載のセンサプローブ。
  8. 前記第2のチャネル内での前記ロゴスキーコイルの自由な摺動を可能にする開放位置及び前記ロゴスキーコイルを解放可能に固定し、前記第2のチャネル内での前記ロゴスキーコイルの摺動運動を阻止する閉鎖位置で動作するロック機構を更に備える、請求項1に記載のセンサプローブ。
  9. 前記本体は、前記ロゴスキーコイルの前記第1のループを包囲するサイズである内部空洞を含む、請求項1に記載のセンサプローブ。
  10. 絶縁導体で電気的パラメータを測定するための装置であって、
    センサプローブであって、
    内部に画定された第1のチャネルと、第2のチャネルとを有する本体であって、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルは、互いに離間した、それぞれの第1の開放端及び第2の開放端をそれぞれ有し、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルは、前記本体を通って、互いにほぼ平行に延在する、本体と、
    第1の端部と、第2の端部とを有するロゴスキーコイルであって、前記ロゴスキーコイルの前記第1の端部は、前記本体の前記第1のチャネル内で固定され、前記ロゴスキーコイルは、前記第1のチャネルの前記第1の端部から延出し、前記第2のチャネルの前記第1の端部及び前記第2の端部を通過し、前記ロゴスキーコイルの前記第1の端部と反対側の前記第1のチャネルに前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部を選択的に挿入可能である、前記第1のチャネルの前記第2の端部へと折り返す、ロゴスキーコイルと、
    前記本体に連結され、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのそれぞれの前記第2の端部の間に位置付けられる、非接触センサと、を備え、
    前記本体の前記第2のチャネルは、前記ロゴスキーコイルの第1のループが前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのそれぞれの前記第1の開放端の間に形成されるように、前記ロゴスキーコイルの長さを前記本体の前記第2のチャネルの内部に摺動可能に収容するサイズ及び寸法であり、前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部が前記第1のチャネルの前記第2の端部に挿入されると、前記ロゴスキーコイルの第2のループが、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルのそれぞれの前記第2の開放端の間に形成され、
    前記第1のループ及び前記第2のループ内の内部領域のサイズは、前記第2のチャネル内での前記ロゴスキーコイルの摺動運動によって選択的に調整可能であり、
    前記絶縁導体が前記ロゴスキーコイルによって形成された前記第2のループ内に位置するとき、前記非接触センサは、前記絶縁導体とのガルバニック接触を必要とせずに前記絶縁導体の少なくとも1つの電気的パラメータを感知するように動作する、センサプローブと、
    前記非接触センサ及び前記ロゴスキーコイルに通信可能に連結できる制御回路であって、前記制御回路は、動作中に、
    前記非接触センサ又は前記ロゴスキーコイルのうちの少なくとも1つによって検出された信号を示すセンサデータを受信し、
    受信した前記センサデータを処理して、前記絶縁導体の少なくとも1つの電気的パラメータを決定するように構成されている、制御回路と、を備える、装置。
  11. 前記制御回路を含む本体を有する測定器具を更に備える、請求項10に記載の装置。
  12. 前記本体は、少なくとも1つのインターフェースコネクタを含み、前記センサプローブは、前記本体の前記少なくとも1つのインターフェースコネクタに着脱可能に接続できる、請求項11に記載の装置。
  13. 前記本体は、前記センサプローブの前記本体を更に含む、請求項11に記載の装置。
  14. 前記制御回路は、動作中に、受信した前記センサデータを処理して、前記絶縁導体内の電圧を決定するように構成されている、請求項10に記載の装置。
  15. 前記制御回路は、動作中に、受信した前記センサデータを処理して、前記絶縁導体内の電流を決定するように更に構成されている、請求項14に記載の装置。
  16. 前記制御回路に動作可能に連結された無線通信サブシステムを更に備え、前記無線通信サブシステムは、動作中に、決定した前記電気的パラメータを外部システムに無線で送信するように構成されている、請求項10に記載の装置。
  17. 動作中に、決定した前記電気的パラメータを前記装置のユーザに視覚的に提示するように構成されているディスプレイを更に備える、請求項10に記載の装置。
  18. 前記非接触センサは、非接触電圧センサ、非接触電流センサ、ホール効果センサ、フラックスゲートセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、又は巨大磁気抵抗(GMR)センサのうちの少なくとも1つを備える、請求項10に記載の装置。
  19. 絶縁導体内で電気的パラメータを感知するように動作するセンサプローブであって、前記電気的パラメータセンサプローブは、
    第1の端部及び第2の端部を有するロゴスキーコイルと、
    前記ロゴスキーコイルの前記第1の端部に固定的に連結された本体であって、前記本体は、前記ロゴスキーコイルの長さが前記チャネルを摺動可能に通過し、前記ロゴスキーコイルの前記第2の端部が前記本体に挿入されると、前記ロゴスキーコイルによって形成されるループのサイズを選択的に調整できるサイズ及び寸法であるチャネルを備え、前記ループの前記サイズは、前記チャネルを通る前記本体に対する前記ロゴスキーコイルの摺動運動によって調整される、本体と、
    前記本体に連結された非接触センサであって、前記絶縁導体が前記ロゴスキーコイルの前記ループ内にあるとき、前記非接触センサは、前記絶縁導体とのガルバニック接触を必要とせずに、前記絶縁導体内で少なくとも1つの電気的パラメータを感知するように動作する、非接触センサと、を備える、センサプローブ。
  20. 前記チャネル内に位置付けられたロック機構を更に備え、前記ロック機構は、前記チャネル内での前記ロゴスキーコイルの自由な摺動を可能にする開放位置及び前記ロゴスキーコイルを解放可能に固定し、前記チャネル内での前記ロゴスキーコイルの摺動運動を阻止する閉鎖位置で動作する、請求項19に記載のセンサプローブ。
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