JP2021118082A - Hot cathode lamp - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、熱陰極ランプに関する。 Embodiments of the present invention relate to hot cathode lamps.
ガラスなどから形成された筒状のチューブと、チューブの両側の端部のそれぞれに設けられた電極と、を備えた熱陰極ランプがある。電極には、フィラメントと、フィラメントの両側の端部を保持する線状のウェルズとが設けられている。フィラメントの両側の端部を保持する際には、ウェルズの端部の近傍を折り曲げてフィラメントの両側の端部を挟むようにしている。 There is a hot cathode lamp provided with a tubular tube made of glass or the like and electrodes provided at the ends on both sides of the tube. The electrode is provided with a filament and linear wells that hold the ends on both sides of the filament. When holding the ends on both sides of the filament, the vicinity of the ends of the wells is bent so as to sandwich the ends on both sides of the filament.
ここで、フィラメントには、いわゆる二重コイル構造、三重コイル構造、あるいは四重コイル構造などを有するものがある。これらの構造を有するフィラメントの端部は、線材を螺旋状に巻いた構造を有している。そのため、線材を螺旋状に巻いた部分がウェルズに挟まれて保持されることになる。線材を螺旋状に巻いた部分は、外力により破損し易くなるので、ウェルズによりフィラメントの端部を挟み込む際に、フィラメントの端部が受ける力を厳密に管理する必要がある。その結果、生産性の低下、歩留まりの低下、製造コストの増大などを招いていた。
そこで、ウェルズによりフィラメントの端部を挟み込む際に、フィラメントの端部が破損するのを抑制することができる熱陰極ランプの開発が望まれていた。
Here, some filaments have a so-called double coil structure, triple coil structure, quadruple coil structure, or the like. The end of the filament having these structures has a structure in which a wire rod is spirally wound. Therefore, the portion in which the wire rod is spirally wound is sandwiched between the wells and held. Since the portion where the wire is spirally wound is easily damaged by an external force, it is necessary to strictly control the force received by the end of the filament when the end of the filament is sandwiched by the wells. As a result, productivity has decreased, yield has decreased, and manufacturing costs have increased.
Therefore, it has been desired to develop a hot cathode lamp capable of suppressing damage to the end of the filament when the end of the filament is sandwiched by wells.
本発明が解決しようとする課題は、ウェルズによりフィラメントの端部を挟み込む際に、フィラメントの端部が破損するのを抑制することができる熱陰極ランプを提供することである。 An object to be solved by the present invention is to provide a hot cathode lamp capable of suppressing damage to the end portion of the filament when the end portion of the filament is sandwiched by wells.
実施形態に係る熱陰極ランプは、筒状を呈するチューブと;前記チューブの両側の端部のそれぞれに設けられた電極と;を具備している。前記電極は、前記チューブの内部空間に設けられ、コイルと、前記コイルの両側の端部のそれぞれに設けられ、螺旋状に巻かれた線材を有するレグと、を有するフィラメントと;前記レグを挟む屈曲部を有する一対のウェルズと;前記屈曲部と前記レグとの間に設けられ、前記レグよりも弾性変形または塑性変形が容易な緩和部と;を有する。 The hot cathode lamp according to the embodiment includes a tube having a tubular shape; and electrodes provided at both end portions of the tube. The electrode is provided in the internal space of the tube and is provided with a coil and a filament having a leg provided at each of both end portions of the coil and having a spirally wound wire; It has a pair of wells having a bent portion; and a relaxing portion provided between the bent portion and the leg and which is more easily elastically deformed or plastically deformed than the leg.
本発明の実施形態によれば、ウェルズによりフィラメントの端部を挟み込む際に、フィラメントの端部が破損するのを抑制することができる熱陰極ランプを提供することができる。 According to an embodiment of the present invention, it is possible to provide a hot cathode lamp capable of suppressing damage to the end portion of the filament when the end portion of the filament is sandwiched by wells.
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下においては、一例として、直線状に延びるチューブ(直管)を有する熱陰極ランプを例示するが、チューブの外観はこれに限定されるわけではない。例えば、チューブの外観は、環状(例えば、円環状)、U字状、螺旋状、複数のチューブをブリッジで接合したものなどであってもよい。
Hereinafter, embodiments will be illustrated with reference to the drawings. In each drawing, similar components are designated by the same reference numerals and detailed description thereof will be omitted as appropriate.
In the following, as an example, a hot cathode lamp having a tube (straight tube) extending in a straight line is illustrated, but the appearance of the tube is not limited to this. For example, the appearance of the tube may be annular (for example, annular), U-shaped, spiral, or a plurality of tubes joined by a bridge.
図1は、本実施の形態に係る熱陰極ランプ1を例示するための模式部分断面図である。
図2は、図1における熱陰極ランプ1をA方向から見た模式側面図である。
図3は、図1におけるB部の模式拡大図である。
FIG. 1 is a schematic partial cross-sectional view for exemplifying the
FIG. 2 is a schematic side view of the
FIG. 3 is a schematic enlarged view of part B in FIG.
図1〜図3に示すように、熱陰極ランプ1には、チューブ10、口金20、および電極30を設けることができる。
チューブ10は、筒状を呈し、耐熱性と透光性を有する材料から形成することができる。チューブ10の材料は、例えば、石英、ガラスなどとすることができる。ガラスは、例えば、酸化ナトリウムを含むソーダライムガラスや硬質ガラスなどとすることができる。ソーダライムガラスを用いれば、低コスト化を図ることができ、且つ、340nm近傍の波長の光において80%以上の透過率を得ることができる。硬質ガラスを用いれば、340nm近傍の波長の光の透過率をさらに向上させることができる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
The
チューブ10の寸法には特に限定はない。例えば、チューブ10の外径は14mm〜38mm程度とすることができる。例えば、チューブ10の肉厚は0.4mm〜1.0mm程度とすることができる。例えば、チューブ10の長さは、135mm〜2400mm程度とすることができる。
The dimensions of the
また、チューブ10の内部空間には、放電媒体を封入することができる。放電媒体は、例えば、希ガスと水銀とすることができる。希ガスは、例えば、アルゴンガス、あるいは混合希ガスなどとすることができる。チューブ10の内部空間の25℃におけるガスの圧力(希ガスの封入圧力)は、例えば、1Torr(133.322Pa)〜10Torr(1333.22Pa)程度とすることができる。チューブ10の内部空間の25℃におけるガスの圧力は、気体の標準状態(SATP(Standard Ambient Temperature and Pressure):温度25℃、1bar)により求めることができる。水銀の封入量は、例えば、1mg〜10mg程度とすることができる。
Further, a discharge medium can be sealed in the internal space of the
また、チューブ10の内壁には、保護膜を設けることができる。保護膜は、例えば、水銀がチューブ10の内壁に到達するのを抑制するために設けることができる。水銀がチューブ10の内壁に到達するのを抑制することができれば、チューブ10の透過率が低下するのを抑制することができる。そのため、経時的に照度が低下するのを抑制することができる。保護膜は、例えば、酸化アルミニウムや二酸化珪素を含む膜とすることができる。保護膜の厚みは、例えば、0.5μm〜5μm程度とすることができる。
Further, a protective film can be provided on the inner wall of the
蛍光体膜は、保護膜の、チューブ10の内壁側とは反対側の面に設けることができる。蛍光体膜の厚みは、例えば、5μm〜30μm程度とすることができる。
The phosphor film can be provided on the surface of the protective film opposite to the inner wall side of the
ここで、一方の電極30(陰極)に電流を流すとフィラメント33のコイル33aが加熱される。そして、600℃〜1100℃程度となったコイル33aに保持されたエミッタ34から熱電子が放出される。放出された電子は、他方の電極30(陽極)側に移動するので、放電が生じる。放出された電子は、チューブ10の内部空間において、封入されている水銀原子と衝突する。電子と水銀原子が衝突すると、水銀原子が電子のエネルギーを受けて、ピーク波長が253.7nm程度の紫外線が発生する。蛍光体膜が設けられていなければ、発生した紫外線がチューブ10の外部に照射される。蛍光体膜が設けられていれば、発生した紫外線が蛍光体膜に入射し、蛍光体膜において発生した蛍光(例えば、可視光)がチューブ10の外部に照射される。また、蛍光体膜が紫外線発光型蛍光体を含んでいれば、熱陰極ランプ1から照射される紫外線の照度を大きくすることができる。
Here, when an electric current is passed through one of the electrodes 30 (cathode), the
そのため、蛍光体膜は、熱陰極ランプ1の用途などに応じて適宜設けることができる。また、蛍光体膜において発生する蛍光の波長は、蛍光体の種類により適宜変更することができる。可視光を発生させる蛍光体には既知の蛍光体を用いることができるので、詳細な説明は省略する。紫外線発光型蛍光体は、例えば、YPO4:Ce、SrB4O7:Euなどとすることができる。
Therefore, the phosphor film can be appropriately provided depending on the application of the
また、蛍光体膜の膜強度を向上させるために、蛍光体膜に結着材をさらに含めることもできる。結着材は、例えば、ボレート系結着材、カルシウム系結着材、酸化アルミニウム系結着剤などとすることができる。なお、一種類の結着材を用いてもよいし、複数種類の結着材を用いてもよい。また、暗黒中の放電遅れを改善するために、蛍光体膜に酸化アルミニウムを添加することもできる。 Further, in order to improve the film strength of the phosphor film, a binder may be further included in the phosphor film. The binder may be, for example, a borate-based binder, a calcium-based binder, an aluminum oxide-based binder, or the like. One type of binder may be used, or a plurality of types of binders may be used. In addition, aluminum oxide can be added to the phosphor film in order to improve the discharge delay in the dark.
口金20は、チューブ10の両側の端部のそれぞれに設けることができる。口金20は、接合剤により、チューブ10の端部に固定することができる。図2に示すように、口金20の内部には、電極30のウェルズ32と外部の機器とを電気的に接続する接続部21が設けられている。接続部21の数は、ウェルズ32の数と同じとすることができる。接続部21は、金属などの導電性を有する材料から形成することができる。接続部21のチューブ10側の端部には、電極30のウェルズ32を電気的に接続することができる。
The base 20 can be provided at each of the ends on both sides of the
図2に例示をした接続部21は、筒状を呈している。筒状の接続部21の内部には、外部の機器に設けられたピン状の端子が挿入可能となっている。なお、接続部21は、ピン状を呈し、一方の端部側が口金20の端面から突出するようにしてもよい。この場合、ピン状の接続部21は、外部の機器に設けられた筒状の端子の内部に挿入可能とすることができる。
The connecting
電極30は、チューブ10の両側の端部のそれぞれに設けることができる。
図3に示すように、電極30は、基部31、ウェルズ32、フィラメント33、エミッタ34、リボン35、および緩和部36を有することができる。
As shown in FIG. 3, the
基部31は、フレア部31a、および封止部31bを有することができる。フレア部31aおよび封止部31bは、一体に形成することができる。例えば、フレア部31aおよび封止部31bの材料は、チューブ10の材料と同じとすることができる。
The base 31 may have a
フレア部31aは、ロート状を呈するものとすることができる。フレア部31aの拡径側の端部は、チューブ10の端部に接合することができる。フレア部31aをチューブ10の端部に接合することで、チューブ10の内部空間が気密となるようにすることができる。
The
封止部31bは、フレア部31aの、拡径側とは反対側の端部に設けることができる。例えば、封止部31bは、筒状の部材の内部に一対のウェルズ32を挿入し、加熱した筒状の部材を一対のウェルズ32(封止ウェルズ32b)とともに押しつぶすことで形成することができる。例えば、封止部31bは、ピンチシール法などを用いて形成することができる。
The sealing
ウェルズ32は、1つの電極30において一対設けることができる。ウェルズ32は、アウタウェルズ32a、封止ウェルズ32b、およびインナーウェルズ32cを有することができる。
A pair of
アウタウェルズ32aは、線状を呈している。アウタウェルズ32aの線径は、例えば、0.5mm程度とすることができる。アウタウェルズ32aの一方の端部は、封止ウェルズ32bの一方の端部に接合することができる。アウタウェルズ32aの、他方の端部は、口金20の接続部21に電気的に接続することができる。アウタウェルズ32aは、例えば、鉄を含む線材に、銅メッキと錫メッキを施したものとすることができる。
封止ウェルズ32bは、線状を呈している。封止ウェルズ32bの線径は、例えば、0.4mm程度とすることができる。封止ウェルズ32bは、封止部31bの内部に設けることができる。前述したように、封止部31bを形成する際には、加熱した筒状の部材を一対の封止ウェルズ32bとともに押しつぶす。そのため、封止ウェルズ32bの材料の線膨張係数は、封止部31bの材料の線膨張係数に近いものとすることが好ましい。封止ウェルズ32bは、例えば、鉄・ニッケル合金を含む線材に、銅メッキとニッケルメッキを施し、その外面に亜酸化膜を形成したものとすることができる。
The sealing
インナーウェルズ32cは、線状を呈している。インナーウェルズ32cの線径は、例えば、0.8mm程度とすることができる。後述する図8(c)、(d)に示すように、インナーウェルズ32cは、断面が扁平となるように押しつぶされたものとすることもできる。この場合、インナーウェルズ32cの厚みは、0.6mm程度とすることができる。インナーウェルズ32cの一方の端部は、封止ウェルズ32bの他方の端部に接合することができる。後述するように、インナーウェルズ32cの他方の端部の近傍には屈曲部32c1が設けられている。屈曲部32c1は、インナーウェルズ32cの他方の端部の近傍を折り曲げることで形成することができる、緩和部36とフィラメント33(レグ33b)は、屈曲部32c1により挟まれることで、ウェルズ32に保持されている。
The
フィラメント33は、チューブ10の内部空間に設けられている。フィラメント33は、コイル33a、およびレグ33bを有することができる。コイル33aおよびレグ33bは、一体に形成することができる。レグ33bは、コイル33aの両側の端部のそれぞれに設けることができる。レグ33bは、線材を螺旋状に巻くことで形成されたものとすることができる。コイル33aは、螺旋状に巻かれた線材がさらに螺旋状に巻かれたものとすることができる。線材は、例えば、タングステンや、レニューム・タングステン合金などを含むものとすることができる。線材の線径は、例えば、15μm〜95μm程度とすることができる。
The
例えば、フィラメント33は、いわゆる二重コイル構造、三重コイル構造、あるいは四重コイル構造を有するものとすることができる。ただし、フィラメント33は、二重コイル構造、三重コイル構造、あるいは四重コイル構造を有するものに限定されるわけではない。フィラメント33は、螺旋状に巻かれた線材を有するレグ33bが設けられたものであればよい。
For example, the
例えば、二重コイル構造を有するフィラメント33の場合には、線材を螺旋状に巻くことでレグ33bとなる部分を形成し、螺旋状に巻かれた線材をさらに螺旋状に巻くことでコイル33aとなる部分を形成することができる。三重コイル構造を有するフィラメントや、四重コイル構造を有するフィラメントの場合には、さらに巻き付け回数を増やしたものとすることができる。
For example, in the case of a
エミッタ34は、コイル33aに設けることができる。エミッタ34は、仕事関数が低いBaO、SrO、CaOの混合体をコイル33aに塗布することで形成することができる。また、エミッタ34の材料が蒸発するのを抑制するために、ZrO2などを混合体にさらに添加することもできる。エミッタ34が設けられていれば、始動電圧や管電圧を低減することができる。
The
また、コイル33aは、螺旋状に巻かれた線材がさらに螺旋状に巻かれたものであるため、エミッタ34の材料の保持量を多くすることができる。そのため、エミッタ34の寿命を長くすることができ、ひいては熱陰極ランプ1の寿命を長くすることができる。
Further, since the
リボン35は、平面形状が長方形の箔とすることができる。リボン35の一方の端部は、一対の屈曲部32c1の一方に接合することができる。リボン35の他方の端部は、一対の屈曲部32c1の他方に接合することができる。リボン35は、水銀放出源である。リボン35は、例えば、水銀合金(例えば、水銀・チタン合金)、ジルコニウム、アルミニウムなどを含むものとすることができる。
The
ここで、緩和部36について説明する前に、比較例に係るフィラメント33の保持構造について説明する。
図4(a)は、比較例に係るフィラメントの保持構造を例示するための模式正面図である。
図4(b)は、比較例に係るフィラメントの保持構造を例示するための模式側面図である。
図4(a)、(b)に示すように、比較例に係るフィラメント33の保持構造においては、緩和部36が設けられていない。そのため、レグ33bは、屈曲部32c1に直接挟まれる。前述したように、レグ33bは、螺旋状に巻かれた線材を有している。螺旋状に巻かれた線材を挟むと、単なる線材を挟む場合に比べて破損が生じやすくなる。そのため、屈曲部32c1によりレグ33bを挟む際に、レグ33bが受ける力を厳密に管理する必要がある。その結果、生産性の低下、歩留まりの低下、製造コストの増大などを招く恐れがある。
Here, before explaining the
FIG. 4A is a schematic front view for exemplifying the holding structure of the filament according to the comparative example.
FIG. 4B is a schematic side view for exemplifying the holding structure of the filament according to the comparative example.
As shown in FIGS. 4A and 4B, the
そこで、本実施の形態に係る熱陰極ランプ1には、緩和部36が設けられている。
図5(a)は、屈曲部32c1の形成前の状態を例示するための模式正面図である。 図5(b)は、屈曲部32c1の形成前の状態を例示するための模式側面図である。
図6(a)は、屈曲部32c1の形成後の状態を例示するための模式正面図である。 図6(b)は、屈曲部32c1の形成後の状態を例示するための模式側面図である。
図5(a)、(b)に示すように、緩和部36は、インナーウェルズ32cに設けることができる。そして、図6(a)、(b)に示すように、インナーウェルズ32cの先端近傍を折り曲げて屈曲部32c1を形成する際に、屈曲部32c1により緩和部36とレグ33bを挟むことができる。
Therefore, the
FIG. 5A is a schematic front view for exemplifying a state before the formation of the bent portion 32c1. FIG. 5B is a schematic side view for exemplifying the state before the formation of the bent portion 32c1.
FIG. 6A is a schematic front view for exemplifying the state after the formation of the bent portion 32c1. FIG. 6B is a schematic side view for exemplifying the state after the formation of the bent portion 32c1.
As shown in FIGS. 5A and 5B, the
ここで、緩和部36は、レグ33bよりも弾性変形または塑性変形が容易とすることができる。例えば、緩和部36の材料は、レグ33bの材料よりも硬度が低く、融点が1000℃以上の導電性材料とすることができる。例えば、緩和部36の材料は、ニッケル、白金、銅、モリブデン、白金メッキモリブデン、鉄・ニッケル合金などとすることができる。ただし、緩和部36の材料は例示をしたものに限定されるわけではない。
Here, the
緩和部36の厚みは、例えば、0.01mm以上、0.2mm以下とすることができる。
屈曲部32c1とレグ33bとの間に、レグ33bよりも弾性変形または塑性変形が容易な緩和部36が設けられていれば、螺旋状に巻かれた線材を含むレグ33bに印加される応力を緩和させることができる。そのため、屈曲部32c1によりレグ33bを挟む際に、レグ33bが破損するのを抑制することができ、ひいては、歩留まりの向上を図ることができる。例えば、比較例に係るフィラメント33の保持構造の場合には、3/2000の割合でレグ33bの破損が生じていたが、緩和部36を設けることで、レグ33bの破損を0/2000とすることができた。
The thickness of the
If a
緩和部36は、例えば、図5(a)〜図6(b)に例示をしたように、筒とすることができる。また、緩和部36は、断面形状がC字状の筒、軸方向に延びるスリット(切れ目)を有する筒などとすることもできる。断面形状がC字状の筒、軸方向に延びるスリット(切れ目)を有する筒などとすれば、緩和部36の弾性変形または塑性変形が容易となる。また、シート状の緩和部36とすることもできる。シート状の緩和部36とすれば、緩和部36の弾性変形または塑性変形がさらに容易となる。
The
筒、断面形状がC字状の筒、軸方向に延びるスリット(切れ目)を有する筒などとすれば、緩和部36の内部にインナーウェルズ32cを挿入することができるので、屈曲部32c1を形成する際に、緩和部36が脱落するのを抑制することができる。シート状の緩和部36とする場合には、インナーウェルズ32cの先端近傍にシート状の緩和部36を接合することができる。
If a cylinder, a cylinder having a C-shaped cross section, a cylinder having a slit (cut) extending in the axial direction, or the like is used, the
図7は、他の実施形態に係る緩和部36aを例示するための模式側面図である。
図5(a)〜図6(b)に例示をした緩和部36は、レグ33bの一方の側と屈曲部32c1との間に設けられている。これに対して、図7に例示をした緩和部36aは、レグ33bの一方の側と屈曲部32c1との間、および、レグ33bの他方の側と屈曲部32c1との間に設けられている。例えば、緩和部36aの軸方向の長さは、緩和部36の軸方向の長さよりも長くすることができる。緩和部36aとすれば、レグ33bに印加される応力を緩和させることがさらに容易となる。
FIG. 7 is a schematic side view for exemplifying the
The
図8(a)〜(d)は、緩和部36、36a、レグ33b、および屈曲部32c1の接触関係を例示するための模式断面図である。
8 (a) to 8 (d) are schematic cross-sectional views for exemplifying the contact relationship between the
図8(a)、(b)に示すように、屈曲部32c1の断面形状は円とすることができる。また、図8(c)、(d)に示すように、屈曲部32c1aのレグ33b側の面は、平坦な面とすることができる。前述したように、屈曲部32c1aは、断面形状が円のインナーウェルズ32cを押しつぶすことで形成することができる。レグ33b側の面が平坦な面となっていれば、緩和部36、36aとレグ33bとの接触面積を大きくすることができる。そのため、レグ33bに印加される応力をさらに緩和させることができる。また、屈曲部32c1とレグ33bとの間の電気的な接続に関する信頼性を向上させることができる。
As shown in FIGS. 8A and 8B, the cross-sectional shape of the bent portion 32c1 can be a circle. Further, as shown in FIGS. 8C and 8D, the surface of the bent portion 32c1a on the
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。 Although some embodiments of the present invention have been illustrated above, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other embodiments, and various omissions, replacements, changes, etc. can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof. Moreover, each of the above-described embodiments can be implemented in combination with each other.
1 熱陰極ランプ、10 チューブ、30 電極、31 基部、32 ウェルズ、32a アウタウェルズ、32b 封止ウェルズ、32c インナーウェルズ、32c1 屈曲部、32c1a 屈曲部、33 フィラメント、33a コイル、33b レグ、34 エミッタ、36 緩和部、36a 緩和部、 1 Hot Cathode Lamp, 10 Tubes, 30 Electrodes, 31 Bases, 32 Wells, 32a Outer Wells, 32b Encapsulation Wells, 32c Inner Wells, 32c1 Bends, 32c1a Bends, 33 Filaments, 33a Coil, 33b Legs, 34 Emitters, 36 relaxation part, 36a relaxation part,
Claims (3)
前記チューブの両側の端部のそれぞれに設けられた電極と;
を具備し、
前記電極は、
前記チューブの内部空間に設けられ、コイルと、前記コイルの両側の端部のそれぞれに設けられ、螺旋状に巻かれた線材を有するレグと、を有するフィラメントと;
前記レグを挟む屈曲部を有する一対のウェルズと;
前記屈曲部と前記レグとの間に設けられ、前記レグよりも弾性変形または塑性変形が容易な緩和部と;
を有する熱陰極ランプ。 With a tubular tube;
With electrodes provided at each of the ends on both sides of the tube;
Equipped with
The electrode is
A filament having a coil provided in the internal space of the tube and a leg provided at each of the ends on both sides of the coil and having a spirally wound wire;
With a pair of wells having bends that sandwich the leg;
A relaxation portion provided between the bent portion and the leg, which is more easily elastically deformed or plastically deformed than the leg;
A hot cathode lamp with.
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2020
- 2020-01-24 JP JP2020009983A patent/JP2021118082A/en active Pending
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