JP2021117597A - 管理装置、管理システムおよび管理方法 - Google Patents

管理装置、管理システムおよび管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利便性の高いライドシェアサービスを提供すること。【解決手段】実施形態に係る管理装置は、受付部と、探索部と、提案部とを備える。受付部は、第1のユーザから共有車両に関する希望条件を含む共有車両への乗車要求を受け付ける。探索部は、受付部によって受け付けられた希望条件に基づき、共有車両に乗車中の第2のユーザの目的地までの走行条件を満たす範囲内で、共有車両に第1のユーザを乗車させた場合の走行ルートを探索する。提案部は、探索部によって探索された走行ルートを希望条件とともに第2のユーザへ提案する。【選択図】図2

Description

本発明は、管理装置、管理システムおよび管理方法に関する。
従来、車両を複数人で共有する場合に、車両の所有者である運転者が希望する条件に基づいて走行経路を算出し、算出した走行経路に基づいて、他の乗員の乗車位置および降車位置を決定する情報処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−113347号公報
このように、車両を複数人で共有するライドシェアサービスにおいては、共有車両を提供する提供者と、共有車両に乗車する利用者との双方の希望を満たすことが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利便性の高いライドシェアサービスを提供することができる管理装置、管理システムおよび管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る管理装置は、受付部と、探索部と、提案部とを備える。前記受付部は、第1のユーザから共有車両に関する希望条件を含む前記共有車両への乗車要求を受け付ける。前記探索部は、前記受付部によって受け付けられた前記希望条件に基づき、前記共有車両に乗車中の第2のユーザの目的地までの走行条件を満たす範囲内で、前記共有車両に前記第1のユーザを乗車させた場合の走行ルートを探索する。前記提案部は、前記探索部によって探索された前記走行ルートを前記希望条件とともに前記第2のユーザへ提案する。
本発明によれば、利便性の高いライドシェアサービスを提供することができる。
図1Aは、管理システムの概要を示す図である。 図1Bは、管理方法の概要を示す図である。 図2は、管理装置のブロック図である。 図3は、ユーザ情報DBの一例を示す図である。 図4は、共有車両DBの一例を示す図である。 図5Aは、乗車要求の受付画面の一例を示す図である。 図5Bは、希望条件の入力画面の一例を示す図である。 図6Aは、探索部の処理の具体例を示す図である。 図6Bは、探索部の処理の具体例を示す図である。 図7Aは、通知画面の一例を示す図である。 図7Bは、通知画面の一例を示す図である。 図8は、割当部の処理の一例を示す図である。 図9は、管理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる管理装置、管理システムおよび管理方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1Aおよび図1Bを用いて、実施形態に係る管理装置、管理システムおよび管理方法の概要について説明する。図1Aは、管理システムの概要を示す図である。図1Bは、管理方法の概要を示す図である。
図1Aに示すように、実施形態に係る管理システムSは、管理装置1と、利用者端末10と、提供者端末50とを備える。管理装置1は、共有車両Cを利用する利用者U1と、共有車両Cを提供する提供者U2とのマッチングを行ういわゆるライドシェアサービスを提供するサーバ装置である。なお、例えば、共有車両Cは、提供者U2が所有する車両である。
例えば、管理装置1は、利用者U1の利用者端末10、提供者U2の提供者端末50それぞれとデータ通信を行うことにより、利用者U1に対して、共有車両Cの配車を行う。なお、利用者U1は、第1のユーザの一例であり、提供者U2は、第2のユーザの一例にそれぞれ対応する。また、利用者U1が提供者U2となる場合もあり、提供者U2が利用者U1となる場合もある。
利用者端末10は、利用者U1が所持する通信機能を備えた可搬性の端末であり、提供者端末50は、提供者U2が所持する通信機能を備えた可搬性の端末である。図1Aに示す例では、利用者端末10および提供者端末50がそれぞれスマートフォンである場合を示す。なお、提供者端末50は、共有車両Cに搭載され、通信機能を備えた車載装置であってもよい。
利用者U1は、利用者端末10を操作し、共有車両Cへの乗車要求を行うと、利用者端末10から管理装置1へ乗車要求が送信される。かかる乗車要求には、例えば、共有車両Cへの乗車希望位置、降車希望位置に関する情報などが含まれる。
この際、管理システムSにおいて、利用者U1は、共有車両Cに対する希望条件を乗車要求とともに入力することも可能である。希望条件は、例えば、共有車両Cの希望車種や、利用者U1の乗車時に共有車両Cで流すBGM等を含む。
管理装置1は、乗車要求に基づき、共有車両Cの選定を行うとともに、共有車両Cの目的地までの走行条件を満たす範囲内で、共有車両Cに利用者U1を乗車させた場合の走行ルートを探索する。
ここで、走行条件には、例えば、目的地への到着必須時刻、目的地までのコスト(燃料費、有料道路の通行料等)などが含まれる。かかる走行条件は、例えば、共有車両Cの乗車時に提供者U2が提供者端末50へ入力するとともに、入力した走行条件に関する情報が提供者端末50から管理装置1へ送信される。
具体的には、例えば、図1Bに示すように、共有車両C(提供者U2)の現在地S1に対して、共有車両Cの目的地G1までの走行予定経路が第1経路R1であったとする。管理装置1は、共有車両Cが利用者U1を乗車地点S2から降車地点G2まで乗車させるとすると、図1Bに破線で示す第2経路R2を走行ルートとして探索する。
ここで、管理システムSにおいて、提供者U2が利用者U1を乗車させると、利用者U1は管理システムSに対して利用料を支払うとともに、提供者U2は、管理システムSからインセンティブを受け取ることが可能となる。
したがって、提供者U2に時間的に余裕がある場合には、コストを重視する第2経路R2を提供者U2に対して提案し、提供者U2に時間的な余裕がない場合には、例えば、共有車両Cが目的地G1への到着必須時刻までに到着するように、第2経路R2の少なくとも一部に有料道路を使用する走行経路を提案する。なお、管理装置1は、走行ルートの探索の結果、提供者U2の走行条件を満たす走行ルートがない場合には、他の提供者U2に対して同様の処理を行う。
その後、管理装置1は、乗車要求に基づき、探索した走行ルートを利用者U1の希望条件とともに提供者端末50を介して提供者U2へ提案するとともに、利用者U1の乗車の可否を問う。
したがって、提供者U2は、利用者U1の希望条件が提供者U2にとって許容可能か否かを利用者U1の乗車前に判断することができる。そして、管理装置1は、提供者U2が利用者U1の乗車を承認した場合には、利用者U1および提供者U2へそれぞれ乗車位置を含む走行経路を通知することで、提供者U2が乗車位置で利用者U1を乗車させることになる。
このように、実施形態に係る管理装置1は、提供者U2の走行条件を満たす範囲内で、走行ルートを探索し、探索した走行ルートを利用者U1の希望条件とともに提供者U2へ提案する。
これにより、実施形態に係る管理装置1では、利用者U1および提供者U2の双方の希望に沿ったライドシェアサービスを提供することが可能となるので、利便性の高いライドシェアサービスを提供することができる。
次に、図2を用いて、実施形態に係る管理装置1の構成例について説明する。図2は、管理装置1のブロック図である。なお、図2には、管理装置1に加え、利用者端末10および提供者端末50を含む管理システムSを示す。また、管理装置1と、利用者端末10、提供者端末50とはそれぞれ所定のネットワークNを介して相互に通信接続される。
図2に示すように、管理装置1は、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを備える。通信部2は、通信インターフェースであって、ネットワークNを介して、利用者端末10と提供者端末50との間で情報の送受信を行う。
記憶部3は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、ユーザ情報DB31および共有車両情報DB32を記憶する。
ユーザ情報DB31は、管理システムSに登録されたユーザ、すなわち、利用者U1および提供者U2に関する情報を記憶するデータベースである。図3は、ユーザ情報DB31の一例を示す図である。
図3に示す例において、ユーザ情報DB31は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「運転スキル」、「違反歴」、「趣味・嗜好」などといった情報を互いに関連付けて記憶する。
「ユーザID」は、各ユーザを識別するための識別子を示し、「年齢」は、対応するユーザの年齢を示す。「性別」は、対応するユーザの性別を示し、「運転スキル」は、対応する運転スキルを示す。
また、運転スキルについては、例えば、利用者U1および提供者U2の双方からのフィードバックにより評価を受け付けることができる。具体的には、例えば、利用者U1および提供者U2が共有車両Cに乗車し、利用者U1および提供者U2の双方が共有車両Cを運転した場合、提供者U2に対して利用者U1の運転を評価してもらい、利用者U1に対して提供者U2の運転を評価してもらうことで、「運転スキル」が更新される。
なお、図3に示す例において、運転スキルは、5段階評価である場合を示すが、これに限定されるものではない。また、運転スキルには、例えば、降雪時の運転スキル、山道の運転スキルなどさらに細分化することにしてもよい。
また、「違反歴」は、対応するユーザの自動車の運転中の違反歴や、事故歴を示す。違反歴については、自己申告であってもよいが、例えば、公共機関で発行された運転記録証明書を提出してもらうことにしてもよい。
「趣味・嗜好」は、対応するユーザの趣味や嗜好を示す。本実施形態において、趣味・嗜好には、例えば、楽曲の好みに関する情報などが含まれる。
図2の説明に戻り、共有車両情報DB32について説明する。共有車両情報DB32は、共有車両Cに関する情報を記憶するデータベースである。図4は、共有車両情報DB32の一例を示す図である。
図4に示すように、共有車両情報DB32は、例えば、「ユーザID」、「車両ID」、「車両種別」、「車種」、「現在地」、「目的地」、「経路」、「到着時刻」などを互いに関連付けて記憶する。
「車両ID」は、共有車両Cを識別する識別子を示し、「車両種別」は、対応する共有車両Cの車両の種別を示す、また、「車種」は、対応する共有車両Cの車種を示し、「現在地」は、対応する共有車両Cの現在地を示す。
「目的地」は、対応する共有車両Cの現在の目的地を示し、「経路」は、対応する共有車両Cの現在地から目的地までの経路を示す。また、「到着必須時刻」は、対応する共有車両Cの目的地への到着必須時刻を示す。「車両種別」、「車種」は、管理システムSへの登録時に更新され、「現在地」や「目的地」等については、変更毎に随時更新される。
図2の説明に戻り、制御部4について説明する。制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部4の受付部41、探索部42、算出部43、提案部44および割当部45として機能する。
また、制御部4の受付部41、探索部42、算出部43、提案部44および割当部45との少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
受付部41は、利用者U1から共有車両Cに関する希望条件を含む共有車両への乗車要求を受け付ける。受付部41は、受け付けた希望条件を含む乗車要求を記憶部3に格納するとともに、乗車要求を受け付けたことを探索部42へ通知する。
また、受付部41は、管理システムSへのユーザ登録を受け付けることもでき、受け付けたユーザ登録に関する情報に基づき、ユーザ情報DB31および共有車両情報DB32を更新する。その後、例えば、受付部41は、各共有車両Cの現在地、目的地、経路などに関する情報を随時受け付けるとともに、共有車両情報DB32を更新していく。
ここで、図5Aおよび図5Bを用いて、乗車要求の受付画面の一例について説明する、図5Aおよび図5Bは、乗車要求の受付画面の一例を示す図である。なお、以下では、管理システムSが提供するプラットフォームに対して、利用者U1がログインしたものとして説明する。
図5Aに示すように、「乗車位置」、「目的地」、「日時」、「乗り継ぎ上限」、「交通機関併用」、「同乗者」などを入力する受付画面が利用者端末10に表示される。乗車位置および目的地は、利用者U1の乗車希望位置と、目的地をそれぞれ示す。
また、図5Aの例では、乗車位置および目的地が「地図から入力」のコマンドが表示されている場合を示す。例えば、利用者U1がかかるコマンドを選択すると、例えば、利用者U1の現在地を中心とした地図が表示され、利用者U1は、かかる地図から乗車位置や目的地をそれぞれ選択することができる。なお、「地図から入力」以外のコマンドとしては、例えば、「テキスト入力」や「過去の履歴から選択」などが挙げられる。
また、図5Aに示す日時は、ライドシェアサービスを利用する日時を示す。同図に示す例では、「今すぐ出発」のコマンドが選択されている場合を示す。その他、目的地への到着希望時刻や、出発予定時刻などを日時として入力することにしてもよい。
また、図5Aに示す乗り継ぎ上限は、目的地までに乗り継ぐ共有車両Cの回数の上限を示し、図5Aに示す交通機関併用は、交通機関の併用の可否を示す。また、図5Aに示す同乗者は、利用者U1の他に同乗者の人数を示す。
また、図5Aに示すように、受付画面には、「希望条件入力」のボタンと、「送信」のボタンが表示され、「希望条件入力」を選択すると、共有車両Cに対する希望条件を入力することができる。また、「送信」を選択すると、入力した内容に基づいて「乗車要求」が完了する。
図5Bに示すように、希望条件の入力画面においては、例えば「希望車種」、「運転可能人数」、「運転比率」、「車内BGM」などといった希望条件を入力することができる。利用者U1は、希望車種を選択することで、共有車両Cの車種を選択することができ、運転可能人数を選択することで、利用者U1側で共有車両Cを運転可能な人数を入力することができる。
また、利用者U1は、運転比率を選択することで、利用者U1側と、提供者U2側のそれぞれの共有車両Cの運転する比率を入力することができる。また。利用者U1は、車内BGMを選択することで、共有車両Cで流す車内のBGMを選択することができる。
なお、同図に示す例では、車内BGMを音楽のジャンル(同図の例では「ロック」)である場合を示しているが、これに限定されるものではなく、アーティストや楽曲を選択することも可能である。また、車内BGMの入力に際しては、例えば、利用者端末10に登録された音楽アプリと連携し、かかる音楽アプリに登録された楽曲から選択させることにしてもよい。その他、例えば、提供者U2の年齢や性別などといった各種項目を希望条件として入力することも可能である。
図2の説明に戻り、探索部42について説明する。探索部42は、受付部41によって受け付けられた希望条件に基づき、共有車両Cに乗車中の提供者U2の目的地までの走行条件を満たす範囲内で、共有車両Cに利用者U1を乗車させた場合の走行ルートを探索する。
例えば、探索部42は、共有車両情報DB32を参照し、各共有車両Cの現在地、目的地、経路および到着必須時刻等に基づき、利用者U1が希望する乗車時刻に希望する乗車位置から所定範囲内に存在する共有車両Cを選択する。
なお、かかる所定範囲は、各共有車両Cの時間的な余裕によって共有車両Cそれぞれに対して異なる範囲が設定することにしてもよい。すなわち、共有車両Cの目的地までの到着予定時刻に対して経路到着必須時刻が十分に遅い場合には、所定範囲を広げることにしてもよい。
そして、探索部42は、選択した共有車両Cそれぞれについて、提供者U2の希望条件を満たす範囲で、共有車両Cに利用者U1を乗車させた場合の走行ルートが存在するか否かを探索する。
ここで、上述したように、希望条件は、到着必須時刻やコストであり、これらを満たす走行ルートの有無を探索する。また、この際、探索部42は、利用者U1の乗車位置や降車位置を決定することにしてもよい。
ここで、図6Aおよび図6Bを用いて、探索部42による処理について説明する。図6Aおよび図6Bは、探索部42の処理の具体例を示す図である。図6Aに示すように、例えば、探索部42は、利用者U1が希望した乗車地点S2や降車地点G2に対して、それぞれ許容範囲H1、H2をそれぞれ設定する。
同図に示す例では、許容範囲H1、H2がそれぞれ乗車地点S2、降車地点G2を中心とする円形状である場合を示す。そして、探索部42は、許容範囲H1の中から、利用者U1および提供者U2がそれぞれを発見しやすく、提供者U2が利用者U1を乗車させやすい位置を実乗車地点として選択する。
ここで、実乗車地点は、利用者U1および提供者U2の待ち合わせ地点となるので、コンビニエンスストアなどといった目印になる場所が好ましく、より好適には、駐車場が併設された施設などが好ましい。同様に、探索部42は、許容範囲H2から実降車地点を選択する。
そして、探索部42は、選択した実乗車位置および実降車位置に基づいて、希望条件を満たす第2経路R2を探索する。この際、探索部42は、有料道路を通ることで、提供者U2が希望する必須到着時刻までに目的地G1に間に合う場合には、有料道路を通過する走行ルートを第2経路R2として探索する。
探索部42は、有料道路を通過する走行ルートを探索する場合には、提供者U2が獲得するインセンティブに応じて、有料道路を通過する区間を探索することにしてもよい。具体的には、有料道路の通行料を、提供者U2が獲得するインセンティブよりも多くすることで、提供者U2の負担を抑制することができる。
すなわち、有料道路を通過したとしても、提供者U2が獲得するインセンティブを確保することで、提供者U2の需要の拡大を図ることができる。なお、有料道路を通過する場合には、提供者U2が獲得するインセンティブに上乗せすることにしてもよい。
また、探索部42は、コストを抑えることが希望条件として設定されている場合には、有料道路を回避する走行ルートを第2経路R2として探索する。
また、図6Bに示すように、探索部42は、交通機関への乗り継ぎを考慮して、第2経路R2を探索することにしてもよい。交通機関は、具体的にはバス、電車、タクシーなどの公共交通機関や、他の共有車両Cである。この場合、例えば、探索部42は、中継地点Pを設定したうえで、第2経路R2を探索する。
ここで、公共交通機関へ乗り継ぐ場合において、中継地点Pは、駅、バス停などに対応する。他の共有車両Cへ乗り換える場合は、他の共有車両Cの希望条件を考慮し、任意の場所を中継地点Pに設定することができる。
図6Bに示す例において、例えば、現在地S1から乗車地点S2および中継地点Pを経由し、目的地G1へ向かう走行ルートが第2経路R2である場合を示す。この場合、利用者U1は、中継地点Pから当初の降車地点G2までは交通機関へ乗り継ぐことで、辿り着くことができる。
このように、探索部42は、交通機関への乗り継ぎを考慮して走行ルートを探索することで、利用者U1が目的地に到着するための選択肢を増やすことができる。
つまり、利用者U1の目的地までの経路を交通機関で分担すればよいので、共有車両Cの1台当りの時間的な拘束を少なくすることができる。
また、探索部42は、公共交通機関への乗り継ぎを考慮する場合には、運行状況を確認したうえで、中継地点Pを設定することにしてもよい。具体的には、例えば、中継地点Pの到着予定時刻が終電を超えている場合には、公共交通機関への乗り継ぎを考慮しないことにしてもよい。
図2の説明に戻り、算出部43について説明する。算出部43は、管理システムSが提供するライドシェアサービスにおいて発生する利用者U1が支払う利用料や提供者U2が獲得するインセンティブなどを算出する。
例えば、算出部43は、利用料やインセンティブを計算するための計算式を保持しており、かかる計算式に基づいて、利用料やインセンティブを算出することができる。例えば、利用者U1が支払う利用料は、共有車両Cに乗車した距離や、有料道路の通過の有無などによって加算されていく。また、利用者U1が乗車中に走行した有料道路の交通料については、利用者U1と提供者U2とが所定の割合で折半することにしてもよい。
また、提供者U2が獲得するインセンティブは、利用者U1を乗車させた回数や、乗車させた距離などによって加算されていく。この際、例えば、第1経路R1と、第2経路R2との距離の差分によってインセンティブを算出することにしてもよい。
例えば、利用者U1が共有車両Cに実際に乗車した場合には、利用料が利用者U1の口座から引き落とされるとともに、インセンティブは提供者U2の口座へ入金される。また、この際、算出部43は、利用者U1の共有車両Cの運転実績に応じて、利用者U1の利用料を差し引くことにしてもよい。
具体的には、利用者U1が共有車両Cを運転した距離または時間が長いほど、利用料を値引くことにしてもよい。なお、利用者U1が共有車両Cを実際に運転したか否かについては、共有車両Cの運転席を撮影したカメラ画像から判定することができる。
提案部44は、探索部42によって探索された第2経路R2を希望条件とともに提供者U2へ提案する。提案部44は、第2経路R2および希望条件に基づき、提案データを生成し、提供者U2の提供者端末50へ送信することで、提供者端末50を介して提供者U2へ提供される。
ここで、図7Aおよび図7Bを用いて、提案データの一例について説明する。図7Aおよび図7Bは、提案データの一例を示す図である。例えば、図7Aに示すように、提供者端末50は、提案データを受信すると、ポップアップ表示により、ライドシェアの申し込みがあることを提供者U2へ通知する。
提供者U2は、かかるポップアップを選択と、図7Bに示すような提案データの詳細を確認することができる。図7Bに示す例では、提供者U2には、利用者U1の顔写真、運転の可否、違反歴などに関する利用者U1に関する各種情報や、利用者U1を乗車させた場合の到着時刻、得られるインセンティブに関する情報などが通知される。
また、提供者U2が、同図に示す「経路を確認」のボタンを選択すると、第2経路R2の詳細が提供者端末50に表示されることになる。また、同図に示すように、「承認」、「拒否」のボタンが表示され、提供者U2は、いずれかのボタンを選択することで、乗車の可否の意思を管理装置1へ反映することができる。
また、この際、図5Bに示したように、車内BGMが指定されている場合には、提供者端末50は、かかる車内BGMの一部(例えば、2フレーズ相当)を音楽またはかかる音楽の楽曲映像を再生することにしてもよい。つまり、提案部44は、提案データとして、音楽データ等を含むようにしてもよい。これにより、提供者U2は、走行ルートに加え、利用者U1の楽曲の嗜好性について事前に確認することができるので、利用者U1を乗車させるか否かの判断を補助することができる。
図2の説明に戻り、割当部45について説明する。割当部45は、例えば、提供者U2によって利用者U1の乗車が承認された場合に、利用者U1が共有車両Cの運転を希望する場合に、第2経路R2における各区間の運転者を割り当てる。
割当部45は、利例えば、図5Bに示したように、利用者U1は、運転可能人数とともに、運転比率を希望することができ、割当部45は、利用者U1が希望した運転可能人数および運転比率に応じて、第2経路R2における各区間に対して運転者を割り当てる。
図8は、割当部45の処理の一例を示す図である。なお、ここでは、運転者がAさんとBさんとである場合について説明する。例えば、割当部45は、上記の運転比率に加え、車両情報、天候情報、道路条件などに基づいて、第2経路R2の各区間についてそれぞれ運転者を割り当てる。
ここで、車両情報は、共有車両Cの車幅、車長、車高などに関する情報である。また、天候情報は、通過予定時刻における第2経路R2の各地点の天候に関する情報である。道路条件は、高速道路、国道、農道などといった道路種別に関する情報や道幅などに関する情報である。
例えば、車幅が広く、車長が長いほど、共有車両Cの運転難易度は難しくなり、天候が雪や雨、霧などである場合には、ある程度の熟練度が運転者に求められる。また、高速道路や国道では、ある程度の道幅が確保されているため、運転が比較的容易であるものの、例えば、農道では高速道路や国道に比べて道幅が減少し、運転の熟練度を要する場合がある。
割当部45は、これらを考慮して、第2経路R2に運転者の交代地点C1、C2を設定することで、第2経路R2を複数の区間に分割するとともに、ユーザ情報DB31を参照し、各ユーザの運転スキルに基づいて、各区間に対して運転者を割り当てる。
つまり、難易度が比較的高い区間においては、運転スキルが高いユーザを運転者として割り当てることになる。これにより、各区間に適した運転者を割り当てることができる。なお、交代地点C1、C2には、適宜、コンビニなどを設定するとよい。
また、この際、割当部45は、利用者U1の運転履歴から利用者U1が運転を好む道路種別を解析したうえで、運転者を割り当てることにしてもよい。この場合、管理システムSでは、利用者U1の運転履歴として、走行した経路や、運転時の傾向などを収集しておき、利用者U1が運転を好む道路種別を解析する。
割当部45は、利用者U1が平坦な道を好むと解析された場合には、平坦な区間の運転者に利用者U1を割り当てる。割当部45は、各区間に運転者を割り当てると、第2経路R2に関する情報とともに、利用者端末10や提供者端末50へ送信される。
このように、割当部45は、利用者U1の運転実績を考慮して、各区間の運転者を割り当てることで、各運転者の運転の際のストレスを軽減することができる。
次に、図9を用いて、実施形態に係る管理装置1が実行する処理手順について説明する。図9は、管理装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、乗車要求の受付毎に管理装置1の制御部4によって繰り返し実行される。
図9に示すように、まず、管理装置1は、利用者U1から共有車両Cに対する乗車要求を受け付けたか否かを判定し(ステップS101)、乗車要求を受け付けた場合に(ステップS101,Yes)、乗車要求に基づいて、共有車両を選択する(ステップS102)。
続いて、管理装置1は、共有車両Cに乗車中の提供者U2の走行条件を満たす範囲で、第2経路R2を探索し(ステップS103)、希望条件および第2経路R2に関する提案データを提供者端末50へ送信する(ステップS104)。
つづいて、管理装置1は、提供者U2が利用者U1の乗車を承認したか否かを判定し(ステップS105)、提供者U2が承認した場合(ステップS105,Yes)、利用者U1と提供者U2との間の契約を成立させて(ステップS106)、処理を終了する。
また、管理装置1は、ステップS101の判定において、乗車要求を受け付けていない場合(ステップS101,No)、処理を終了し、ステップS105の判定において、承認されなかった場合(ステップS105,No)、すなわち、拒否された場合、ステップS102の処理へ移行する。
上述したように、実施形態に係る管理装置1は、受付部41と、探索部42と、提案部44とを備える。受付部41は、利用者U1(第1のユーザの一例)から共有車両Cに関する希望条件を含む共有車両Cへの乗車要求を受け付ける。探索部42は、受付部41によって受け付けられた希望条件に基づき、共有車両Cに乗車中の提供者U2(第2のユーザの一例)の目的地までの走行条件を満たす範囲内で、共有車両Cに第1のユーザを乗車させた場合の走行ルートを探索する。
提案部44は、探索部42によって探索された走行ルートを希望条件とともに提供者U2へ提案する。したがって、実施形態に係る管理装置1は、利便性の高いライドシェアサービスを提供することができる。
ところで、上述した実施形態では、共有車両Cが提供者U2が所有する車両である場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、提供者U2が借りたレンタカーを共有車両Cとすることにしてもよい。例えば、観光地などの旅行先で提供者U2が共有車両Cを借りた場合を想定する。この場合、例えば、観光地によっては、提供者U2と利用者U1が訪れる観光スポットが重複する場合も想定される。このような場合には、例えば、提供者U2および利用者U1それぞれの複数の行先に基づいて、走行ルートを探索することにしてもよい。
また、上述した実施形態では、共有車両Cを利用者U1または提供者U2のいずれかが運転する場合について説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、共有車両Cは、全自動運転を行う自動運転車両とすることにしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 管理装置
2 通信部
10 利用者端末
41 受付部
42 探索部
43 算出部
44 提案部
45 割当部
50 提供者端末
C 共有車両
R1 第1経路
R2 第2経路
S 管理システム

Claims (9)

  1. 第1のユーザから共有車両に関する希望条件を含む前記共有車両への乗車要求を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記希望条件に基づき、前記共有車両に乗車中の第2のユーザの目的地までの走行条件を満たす範囲で、前記共有車両に前記第1のユーザを乗車させた場合の走行ルートを探索する探索部と、
    前記探索部によって探索された前記走行ルートを前記希望条件とともに前記第2のユーザへ提案する提案部と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記探索部は、
    前記希望条件と、前記走行条件とに基づき、前記第1のユーザの乗車地点および降車地点を決定し、交通機関との乗り継ぎを考慮して前記乗車地点および前記降車地点の少なくとも一方を決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記探索部は、
    他の前記共有車両への乗り換えを考慮して、前記乗車地点および降車地点の少なくとも一方を決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記受付部は、
    前記第1のユーザが前記共有車両に乗車した場合に、前記第1のユーザと、前記第2のユーザとがそれぞれ前記共有車両を運転する比率である運転比率を前記希望条件として受け付け、
    前記提案部は、
    前記運転比率に基づいて、前記走行ルートにおける各区間の運転者を提案すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の管理装置。
  5. 前記提案部は、
    前記第1のユーザの過去の運転実績に基づき、前記各区間の運転者を決定すること
    を特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記探索部は、
    前記共有車両に第1のユーザを乗車させる場合に、前記第2のユーザが獲得するインセンティブに応じて、有料道路を通過する前記走行ルートを検索すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の管理装置。
  7. 前記提案部は、
    前記共有車両の車内で流す楽曲を前記希望条件として、前記第1のユーザへ提案すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の管理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の管理装置と、
    前記第1のユーザと、前記第2のユーザとがそれぞれ所有する端末装置と
    を備える管理システム。
  9. 第1のユーザから共有車両に関する希望条件を含む前記共有車両への乗車要求を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって受け付けられた前記希望条件に基づき、前記共有車両に乗車中の第2のユーザの目的地までの走行条件を満たす範囲で、前記共有車両に前記第1のユーザを乗車させた場合の走行ルートを探索する探索工程と、
    前記探索工程によって探索された前記走行ルートを前記希望条件とともに前記第2のユーザへ提案する提案工程と
    を含むことを特徴とする管理方法。
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