JP2021114885A - Distribution panel box and distribution panel - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、一般に盤用ボックス及び分電盤に関する。より詳細には、本開示は、ブレーカを取付可能な内器ユニットを備える盤用ボックス及び分電盤に関する。 The present disclosure generally relates to board boxes and distribution boards. More specifically, the present disclosure relates to a board box and a distribution board provided with an internal unit to which a breaker can be attached.
特許文献1には、壁等の施工面に取り付けられる分電盤が記載されている。特許文献1に記載の分電盤は、前面に開口部が形成された箱型の盤用ボックス(キャビネット)を備えている。盤用ボックスの内部には、内器としてブレーカ(主幹開閉器及び複数の分岐開閉器)が収納されている。
特許文献1に記載の分電盤では、盤用ボックスにブレーカを取り付けるための内器ユニット(一対のフレーム及び取付部材)を盤用ボックスにねじ固定する作業が必要であり、作業性の向上が望まれている。
In the distribution board described in
本開示の目的は、内器ユニットを取り付ける際の作業性を向上させることができる盤用ボックス及び分電盤を提供することにある。 An object of the present disclosure is to provide a panel box and a distribution board capable of improving workability when mounting an internal unit.
本開示の一態様に係る盤用ボックスは、内器ユニットと、取付ベースと、を備える。前記内器ユニットは、ブレーカを取付可能である。前記取付ベースは、前記内器ユニットを保持する。前記内器ユニットは、工具を使用しないで前記取付ベースに取付可能である。 The board box according to one aspect of the present disclosure includes an internal unit and a mounting base. A breaker can be attached to the internal unit. The mounting base holds the internal unit. The internal unit can be mounted on the mounting base without using a tool.
本開示の一態様に係る分電盤は、前記盤用ボックスと、少なくとも1つのブレーカと、を備える。 The distribution board according to one aspect of the present disclosure includes the board box and at least one breaker.
本開示によれば、内器ユニットを取り付ける際の作業性を向上させることができる、という効果がある。 According to the present disclosure, there is an effect that workability at the time of attaching the internal unit can be improved.
(実施形態)
以下、実施形態に係る盤用ボックス及び分電盤について、図面を参照して説明する。下記の実施形態において参照する図1〜図10は、いずれも模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比は、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(Embodiment)
Hereinafter, the board box and the distribution board according to the embodiment will be described with reference to the drawings. FIGS. 1 to 10 referred to in the following embodiments are schematic views, and it is said that the ratio of the size and the thickness of each component in the figure does not necessarily reflect the actual dimensional ratio. Is not always.
以下では、分電盤1が施工面100(図3参照)に取り付けられた状態で、盤用ボックス10を正面(第1開口部101側)から見たときの上下左右を基準として説明を行う。また、分電盤1が施工面100に取り付けられた状態で盤用ボックス10を正面から見たときの奥行方向を前後方向とし、盤用ボックス10の前面が前方を向いていることとして説明する。つまり、図1等において「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」の矢印で示す通りに各方向を規定する。ただし、これらの方向は分電盤1の設置方向を規定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
In the following, a description will be given with reference to the top, bottom, left, and right when the
(1)概要
まず、本実施形態に係る盤用ボックス10及び分電盤1の概要について、図1〜図3を参照して説明する。
(1) Outline First, an outline of the
本実施形態に係る盤用ボックス10は、少なくとも1つのブレーカを収納するためのボックスである。本実施形態では、盤用ボックス10は、図1に示すように、少なくとも1つのブレーカとして、主幹ブレーカ2及び複数(図示例では12個)の分岐ブレーカ3を収納する。また、本実施形態に係る分電盤1は、例えば、工場又はオフィスビルのような建物(施設)に設置される分電盤である。分電盤1は、図1に示すように、盤用ボックス10と、盤用ボックス10内に収納される少なくとも1つのブレーカ(主幹ブレーカ2及び分岐ブレーカ3)と、を備える。
The
ところで、上述の特許文献1に記載のような分電盤では、盤用ボックスにブレーカを取り付けるための内器ユニット(一対のフレーム及び取付部材)を盤用ボックスにねじ固定する作業が必要であり、作業性の向上が望まれている。本実施形態に係る盤用ボックス10では、内器ユニットを取り付ける際の作業性を向上させるために、以下に示す構成を採用している。
By the way, in the distribution board as described in
すなわち、本実施形態に係る盤用ボックス10は、図1に示すように、内器ユニット13と、取付ベース11と、を備える。内器ユニット13は、ブレーカ(主幹ブレーカ2及び分岐ブレーカ3)を取付可能である。取付ベース11は、内器ユニット13を保持する。内器ユニット13は、工具を使用しないで取付ベース11に取付可能である。
That is, as shown in FIG. 1, the
本実施形態に係る盤用ボックス10では、上述したように、内器ユニット13は、工具を使用しないで取付ベース11に取付可能である。そのため、上述の特許文献1に記載の分電盤のように、内器ユニットをキャビネットにねじ固定する作業が不要であり、内器ユニット13を取り付ける際の作業性を向上させることができる。
In the
(2)構成
次に、本実施形態に係る盤用ボックス10及び分電盤1の構成について、図1〜図10を参照して説明する。
(2) Configuration Next, the configurations of the
本実施形態に係る分電盤1は、図1及び図2に示すように、盤用ボックス10と、盤用ボックス10内に収納される主幹ブレーカ2及び複数(図示例では12個)の分岐ブレーカ3と、を備えている。つまり、本実施形態では、盤用ボックス10内に収納される少なくとも1つのブレーカは、少なくとも1つの分岐ブレーカ3を含む。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
(2.1)主幹ブレーカ
主幹ブレーカ2は、図1に示すように、直方体状のケース20を備えている。ケース20の上端部には、複数(図示例では3個)の一次側端子21が設けられている。ケース20の下端部には、複数(図示例では3個)の二次側端子22が設けられている。ケース20の内部には、複数の一次側端子21と複数の二次側端子22との間に電気的に接続された接点部が収納されている。主幹ブレーカ2は、過電流保護機能及び漏電保護機能を有している。過電流保護機能は、接点部を流れる主幹電流が予め決められた閾値を超えると、接点部を強制的に開極させる機能である。漏電保護機能は、漏電を検出すると、接点部を強制的に開極させる機能である。
(2.1) Main Breaker The
ケース20の前面には、接点部を手動で開閉させるためのハンドル23が配置されている。複数の一次側端子21には、交流電源が電気的に接続される。本実施形態では、交流電源の配電方式が単相三線式である場合を例に説明する。複数の一次側端子21には、電圧極(L1相、L2相)と中性極との3本の電源線201が接続される。3本の電源線201は、交流電源に電気的に接続されている。これにより、主幹ブレーカ2は、3本の電源線201を介して交流電源に電気的に接続される。
A
複数の二次側端子22には、電圧極(L1相、L2相)と中性極との3本の導電バー5が電気的に接続される。3本の導電バー5の各々は、金属製であって、上下方向に長尺となる帯板状に形成されている。3本の導電バー5の各々は、例えば、金属板にプレス加工を施すことによって形成される。3本の導電バー5の各々は、主幹ブレーカ2を介して電源線201に電気的に接続されている。
Three
主幹ブレーカ2は、図1に示すように、後述の内器ユニット13の第1取付部材132に対して適宜の取付方法(例えばねじ固定)によって取り付けられる。
As shown in FIG. 1, the
(2.2)分岐ブレーカ
分岐ブレーカ3は、図1に示すように、ケース30を備えている。ケース30は、それぞれ合成樹脂の成形品である複数の分割体を組み合わせることで、全体として直方体状に形成されている。ケース30は、上下方向に扁平な薄箱状である。ケース30の長手方向の一端部(右端部又は左端部)には、複数の一次側端子が設けられている。ケース30の長手方向の他端部(左端部又は右端部)には、複数の二次側端子が設けられている。ケース30の内部には、複数の一次側端子と複数の二次側端子との間に電気的に接続された接点部が収納されている。
(2.2) Branch Breaker The
ケース30の前面には、接点部を手動で開閉させるためのハンドル33が配置されている。複数の一次側端子には、3本の導電バー5のうち少なくとも2本の導電バー5が電気的に接続される。複数の二次側端子には、分岐線202が接続される。分岐線202は、負荷に電気的に接続されている。これにより、分岐ブレーカ3は、分岐線202を介して負荷に電気的に接続される。本開示でいう「負荷」には、接地極付きのコンセント等の配線器具、並びに、照明器具及び空調装置等の種々の電気機器等が含まれる。
A
複数の分岐ブレーカ3は、図1に示すように、後述の内器ユニット13の第2取付部材133に対して適宜の取付方法によって取り付けられる。また、複数の分岐ブレーカ3は、3本の導電バー5の左側と右側とに分かれて、それぞれ複数個ずつ上下方向に並ぶように配置される。
As shown in FIG. 1, the plurality of
(2.3)盤用ボックス
本実施形態に係る盤用ボックス10は、図1及び図2に示すように、取付ベース11と、カバー体12と、内器ユニット13と、内扉14と、外扉15と、を備えている。また、本実施形態では、取付ベース11とカバー体12とでボックス本体17が構成されている。すなわち、本実施形態に係る盤用ボックス10は、図1に示すように、一面(前面)に第1開口部(開口部)101を有するボックス本体17を備えている。
(2.3) Board Box The
(2.3.1)取付ベース
取付ベース11は、図3に示すように、一面(前面)が開口した扁平な箱状である。取付ベース11は、主幹ブレーカ2及び複数の分岐ブレーカ3が取り付けられた内器ユニット13を保持するための部材である。取付ベース11は、ベース本体111と、一対の第1側板部112と、一対の第2側板部113と、を有している。ベース本体111は、上下方向に長い矩形の板状である。
(2.3.1) Mounting base As shown in FIG. 3, the mounting
一対の第1側板部112の各々は、ベース本体111における左右方向の両端からベース本体111の表面1111と直交(交差)する方向に突出している。具体的には、一対の第1側板部112の各々は、ベース本体111における左右方向の両端から前方に突出している。一対の第1側板部112は、左右方向において互いに対向している。
Each of the pair of first
一対の第2側板部113の各々は、ベース本体111における上下方向の両端からベース本体111の表面1111と直交(交差)する方向に突出している。具体的には、一対の第2側板部113の各々は、ベース本体111における上下方向の両端から前方に突出している。一対の第2側板部113は、上下方向において互いに対向している。本実施形態では、内器ユニット13は、取付ベース11のベース本体111の表面1111に取り付けられるため、ベース本体111の表面1111が取付ベース11における内器ユニット13の取付面(以下、「第1取付面1111」ともいう)である。
Each of the pair of second
ここで、本開示でいう「直交」は、厳密に90度で交わる状態だけでなく、ある程度の誤差の範囲内で略直交する状態も含む意味である。つまり、ベース本体111と各第1側板部112(又は各第2側板部113)との間の角度は、90度に対してある程度の誤差(一例として10度以下)の範囲内に収まる。本実施形態では、一例として、ベース本体111と各第1側板部112(又は各第2側板部113)との間の角度は90度である。
Here, the term "orthogonal" as used in the present disclosure means not only a state in which they intersect at exactly 90 degrees, but also a state in which they are substantially orthogonal within a certain margin of error. That is, the angle between the
ベース本体111は、図3及び図4A〜図5Bに示すように、複数(図示例では2個)の第1固定部114と、複数(図示例では2個)の第2固定部115と、複数(図示例では4個)のスペーサ116と、を有している。複数の第1固定部114は、ベース本体111の表面1111における上端部で、かつ左右方向の両端部に設けられている。複数の第2固定部115は、ベース本体111の表面1111における下端部で、かつ左右方向の両端部に設けられている。複数の第1固定部114と複数の第2固定部115とは、一対一に対応している。具体的には、複数の第1固定部114のうち左側の第1固定部114は、複数の第2固定部115のうち左側の第2固定部115と対応している。また、複数の第1固定部114のうち右側の第1固定部114は、複数の第2固定部115のうち右側の第2固定部115と対応している。複数のスペーサ116は、左側に位置する第1固定部114及び第2固定部115と対応し、かつ右側に位置する第1固定部114及び第2固定部115と対応するように、左側と右側とに分かれて、それぞれ複数個ずつ上下方向に設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4A to 5B, the base
複数の第1固定部114の各々は、上下方向から見た形状がU字状である。複数の第1固定部114の各々は、図3、図4A及び図4Bに示すように、一対の第1片1141と、第2片1142と、を有している。一対の第1片1141の各々は、ベース本体111の表面1111からベース本体111の表面1111と直交(交差)する方向に突出している。具体的には、一対の第1片1141の各々は、ベース本体111の表面1111から前方に突出している。一対の第1片1141は、所定の間隔を空けた状態で左右方向に並んでいる。第2片1142は、一対の第1片1141の先端(前端)同士をつないでいる。
Each of the plurality of first fixed
複数の第2固定部115の各々は、前後方向から見た形状がU字状である。複数の第2固定部115の各々は、図3、図5A及び図5Bに示すように、第1片1151と、一対の第2片1152と、を有している。第1片1151及び一対の第2片1152の各々は、ベース本体111の表面1111からベース本体111の表面1111と直交(交差)する方向に突出している。具体的には、第1片1151及び一対の第2片1152の各々は、ベース本体111の表面1111から前方に突出している。一対の第2片1152は、所定の間隔を空けた状態で左右方向に並んでいる。第1片1151は、一対の第2片1152の一端(上端)同士をつないでいる。
Each of the plurality of second fixing
第1片1151は、図5Aに示すように、貫通孔1153を有している。貫通孔1153は、例えば、上下方向から見た形状が前後方向に長い長孔である。なお、貫通孔1153は、後述の第4結合部134の突起1341を挿通可能な大きさであればよく、例えば、円形であってもよいし、多角形(一例として四角形)であってもよい。
The
複数のスペーサ116の各々は、上下方向から見た形状がU字状である。複数のスペーサ116の各々は、図3及び図4A〜図5Bに示すように、一対の第1片1161と、第2片1162と、を有している。一対の第1片1161の各々は、ベース本体111の表面1111からベース本体111の表面1111と直交(交差)する方向に突出している。具体的には、一対の第1片1161の各々は、ベース本体111の表面1111から前方に突出している。一対の第1片1161は、所定の間隔を空けた状態で左右方向に並んでいる。第2片1162は、一対の第1片1161の先端(前端)同士をつないでいる。
Each of the plurality of
複数のスペーサ116は、取付ベース11のベース本体111の表面1111と内器ユニット13との間に隙間を設けた状態で内器ユニット13を支持する。すなわち、本実施形態に係る盤用ボックス10は、取付ベース11における内器ユニット13の第1取付面1111と内器ユニット13との間に隙間を設けた状態で内器ユニット13を支持するスペーサ116を更に備える。
The plurality of
一対の第1側板部112の各々は、図3に示すように、突出部16を有している。本実施形態では、突出部16の断面形状は、円形である。突出部16は、一対の第1延出部161と、第2延出部162と、を有している。一対の第1延出部161の各々は、前後方向に長い棒状である。一対の第1延出部161の各々は、その後端部において第1側板部112に取り付けられ、その前端部が第1側板部112よりも前方に突出している。すなわち、一対の第1延出部161の各々は、取付ベース11における内器ユニット13の取付面である第1取付面1111と直交(交差)する方向に突出している。一対の第1延出部161は、所定の間隔を空けた状態で上下方向に並んでいる。すなわち、一対の第1延出部161は、取付ベース11における内器ユニット13の取付面である第1取付面1111と平行な方向において間隔を空けた状態で取付ベース11に固定されている。本実施形態では、一対の第1延出部161は、例えば、溶接により第1側板部112に取り付けられている。つまり、本実施形態では、突出部16は、取付ベース11と一体である。
Each of the pair of first
ここで、本開示でいう「一体」は、複数の要素(部位)について物理的に一体として取り扱うことができる態様を意味する。つまり、複数の要素が一体である、とは、複数の要素が一つにまとまっており、1つの部材のように扱うことができる態様にあることを意味する。この場合において、複数の要素は、一体成形品のように一体不可分の関係にあってもよいし、又は、別々に作成された複数の要素が、例えば、溶着、接着又はかしめ接合等により機械的に結合されていてもよい。すなわち、取付ベース11と突出部16とは、適宜の態様で一体化されていればよい。
Here, the term "integral" as used in the present disclosure means an embodiment in which a plurality of elements (parts) can be physically treated as one. That is, the fact that a plurality of elements are integrated means that the plurality of elements are grouped together and can be treated as if they were one member. In this case, the plurality of elements may be integrally inseparable like an integrally molded product, or the plurality of separately produced elements may be mechanically formed by, for example, welding, bonding, or caulking. May be combined with. That is, the mounting
第2延出部162は、前後方向から見た形状がU字状である。第2延出部162は、第1部分1621と、一対の第2部分1622と、を有している。第1部分1621は、図3に示すように、上下方向に沿って延びている。言い換えると、突出部16は、鉛直方向(上下方向)に沿った施工面100に取付ベース11が取り付けられた状態で鉛直方向に沿って延びている延出部(第1部分1621)を有している。つまり、本実施形態では、第2延出部162の第1部分1621が延出部である。
The second extending
一対の第2部分1622の各々は、一対の第1延出部161と第2延出部162の第1部分1621とをつなぐ部分である。一対の第2部分1622のうち上側の第2部分1622は、一対の第1延出部161のうち上側の第1延出部161と第1部分1621の上端とを接続する。一対の第2部分1622のうち下側の第2部分1622は、一対の第1延出部161のうち下側の第1延出部161と第1部分1621の下端とを接続する。すなわち、本実施形態に係る盤用ボックス10では、第2延出部162は、図3に示すように、一対の第1延出部161の先端同士をつないでおり、かつ取付ベース11から離れている。
Each of the pair of
また、一対の第2部分1622の各々は、一対の第1延出部161のうち対応する第1延出部161の先端から内向き(内器ユニット13に近づく向き)に突出している。すなわち、本実施形態に係る盤用ボックス10では、第2延出部162は、図3に示すように、取付ベース11における内器ユニット13の取付面である第1取付面1111と平行な方向で、かつ内器ユニット13に近づく向きに延びている。
Further, each of the pair of
一対の第2側板部113の各々は、一対の組立孔1131を有している。一対の組立孔1131の各々は、上下方向から見た形状が左右方向に長い矩形状である。一対の組立孔1131は、一対の第2側板部113の各々の後端部で、かつ左右方向の両端部に設けられている。
Each of the pair of second
(2.3.2)カバー体
カバー体12は、図6に示すように、両面(前面及び後面)が開口した箱状である。つまり、カバー体12は、前面側に設けられた第1開口部101(図1参照)と、後面側に設けられた第2開口部102と、を有している。第1開口部101の開口寸法は、図2に示すように、内扉14の外形寸法よりもわずかに大きい。第2開口部102の開口寸法は、図7A及び図7Bに示すように、取付ベース11の外形寸法よりもわずかに大きい。
(2.3.2) Cover body As shown in FIG. 6, the
カバー体12は、図6、図7A及び図7Bに示すように、枠体121と、一対の第1側板部122と、一対の第2側板部123と、を有している。
As shown in FIGS. 6, 7A and 7B, the
枠体121は、図6に示すように、一対の第1枠片1211と、一対の第2枠片1212と、を有している。一対の第1枠片1211の各々は、上下方向に長い棒状である。一対の第1枠片1211は、所定の間隔を空けて左右方向に並んでいる。一対の第2枠片1212の各々は、左右方向に長い棒状である。一対の第2枠片1212は、所定の間隔を空けて上下方向に並んでいる。枠体121は、一対の第1枠片1211と一対の第2枠片1212とで上下方向に長い矩形の枠状に形成されている。枠体121は、その中央部に開口部1210を有している。開口部1210は、上述したカバー体12の第1開口部101を構成している。
As shown in FIG. 6, the
一対の第1枠片1211のうち右側(図6の左側)の第1枠片1211には、複数(図示例では2個)のストッパ128が設けられている。つまり、複数のストッパ128は、ボックス本体17(取付ベース11及びカバー体12)と一体である。複数のストッパ128は、右側の第1枠片1211の長手方向の両端部に設けられている。複数のストッパ128の各々は、右側の第1枠片1211の前面から前方に突出している。一対の第1枠片1211のうち左側(図6の右側)の第1枠片1211には、複数(図示例では2個)の固定金具129が取り付けられている。複数の固定金具129は、左側の第1枠片1211の長手方向の両端部に取り付けられている。
A plurality of (two in the illustrated example)
一対の第2枠片1212のうち上側の第2枠片1212には、第1支持金具127Aが取り付けられている。第1支持金具127Aは、上側の第2枠片1212の長手方向の右端部(図6の左端部)に取り付けられている。第1支持金具127Aは、前後方向に長い板状であって、上下方向に貫通する貫通孔1271を有している。貫通孔1271は、上下方向から見た形状が円形である。一対の第2枠片1212のうち下側の第2枠片1212には、第2支持金具127Bが取り付けられている。第2支持金具127Bは、下側の第2枠片1212の長手方向の右端部(図6の左端部)に取り付けられている。第2支持金具127Bは、前後方向に長い板状であって、上向きに突出する突起1272が一体に設けられている。
A first support metal fitting 127A is attached to the upper
一対の第1側板部122は、枠体121における左右方向の両端から後方に突出している。すなわち、一対の第1側板部122は、取付ベース11における内器ユニット13の取付面である第1取付面1111と交差する方向に延びている。一対の第1側板部122は、左右方向において互いに対向している。すなわち、一対(2つ)の第1側板部122は、鉛直方向(上下方向)に沿った施工面100(図3参照)に取り付けられた取付ベース11に対してカバー体12を取り付けた状態で鉛直方向と交差する方向(左右方向)に並んでいる。
The pair of first
一対の第1側板部122の各々の後端には、折り返し部124が一体に設けられている。折り返し部124は、第1側板部122の後端から内向きに突出している。言い換えると、一対(2つ)の第1側板部122の各々は、一対(2つ)の第1側板部122の各々における取付ベース11側の端部を互いに近づく向きに折り返した折り返し部124を有している。
Folded
一対の第2側板部123は、枠体121における上下方向の両端から後方に突出している。すなわち、一対の第2側板部123は、取付ベース11における内器ユニット13の取付面である第1取付面1111と交差する方向に延びている。一対の第2側板部123は、上下方向において互いに対向している。すなわち、一対(2つ)の第2側板部123は、鉛直方向(上下方向)に沿った施工面100(図3参照)に取り付けられた取付ベース11に対してカバー体12を取り付けた状態で鉛直方向に並んでいる。
The pair of second
一対の第2側板部123のうち上側の第2側板部123は、開口部1231を有している。開口部1231は、左右方向に長い矩形状であって、上側の第2側板部123における左右方向の中央部に設けられている。開口部1231は、上下方向から見て上側の第2側板部123の後端まで形成されている。したがって、後述するように、取付ベース11に取り付けられた主幹ブレーカ2及び複数の分岐ブレーカ3に対して分岐線202を接続した後に、取付ベース11に対してカバー体12を取り付けることができる。
Of the pair of second
また、上側の第2側板部123は、一対の第1結合部125を更に有している。一対の第1結合部125は、上側の第2側板部123の後端部で、かつ左右方向の両端部に設けられている。一対の第1結合部125の各々は、図8A及び図8Bに示すように、取付片1251と、結合片1252と、を有している。一対の第1結合部125の各々は、左右方向から見た形状がL字状である。一対の第1結合部125の各々は、取付片1251にて上側の第2側板部123に取り付けられている。そして、一対の第1結合部125の各々が上側の第2側板部123に取り付けられた状態では、一対の第1結合部125の各々の結合片1252は、上側の第2側板部123の下面から下向きに突出している。
Further, the upper second
一対の第2側板部123のうち下側の第2側板部123は、一対の第2結合部126を有している。一対の第2結合部126は、下側の第2側板部123の後端部で、かつ左右方向の両端部に設けられている。一対の第2結合部126の各々は、図9A及び図9Bに示すように、支持片1261と、ばね片1262と、を有している。支持片1261は、前後方向に長い矩形の板状である。ばね片1262は、支持片1261の後端部を上向きに折り返すことにより、上下方向に撓み可能に構成されている。
The lower second
(2.3.3)内器ユニット
内器ユニット13は、主幹ブレーカ2及び複数の分岐ブレーカ3を取付ベース11に取り付けるための部材である。すなわち、内器ユニット13は、少なくとも1つのブレーカ(主幹ブレーカ2及び複数の分岐ブレーカ3)を取付可能である。内器ユニット13は、図3に示すように、一対の支持部材131と、第1取付部材132と、第2取付部材133と、を有している。
(2.3.3) Internal unit unit The
一対の支持部材131の各々は、上下方向に長い棒状である。一対の支持部材131の各々は、上下方向から見た形状がU字状である。一対の支持部材131の上端部には、第3結合部135が取り付けられている。一対の支持部材131の下端部には、第4結合部134が取り付けられている。
Each of the pair of
第3結合部135は、図4A及び図4Bに示すように、可動部1351と、レバー1352と、ロック機構1353(図8B参照)と、を有している。
As shown in FIGS. 4A and 4B, the
可動部1351は、第1位置と第2位置との間で移動可能である。第1位置は、可動部1351の先端部が支持部材131の上端よりも上側に突出する位置(図4Aに示す位置)である。第2位置は、可動部1351の先端部が支持部材131の上端よりも下側に引っ込んだ位置である。第3結合部135は、取付ベース11に設けられた第1固定部114と結合する。具体的には、第3結合部135の可動部1351の先端部が第1固定部114の第2片1142の後面に接触することによって、第3結合部135が第1固定部114と結合する。可動部1351は、図示しないばね体によって上向きの弾性力が付与されている。
The
レバー1352は、ユーザの操作によって上下方向に移動可能である。ユーザがレバー1352を上下方向に移動させることによって、可動部1351を第1位置と第2位置との間で移動させることができる。すなわち、第3結合部135は、第1位置(後述の結合位置)と第2位置(後述の非結合位置)との間で可動部1351を移動させるレバー1352を更に有している。
The
ロック機構1353は、ユーザの操作によって第1状態と第2状態とを切替可能である。第1状態は、レバー1352の操作を禁止(レバー1352の移動を規制)する状態である。第2状態は、レバー1352の操作を許可(レバー1352の移動を可能に)する状態である。すなわち、第3結合部135は、レバー1352の操作を禁止するロック機構1353を更に有している。
The
第4結合部134は、図5A及び図5Bに示すように、下向きに突出する突起1341を有している。第4結合部134は、取付ベース11に設けられた第2固定部115と結合する。具体的には、第2固定部115の第1片1151に設けられた貫通孔1153に、第4結合部134の突起1341を挿入することによって、第4結合部134が第2固定部115と結合する。
The
第1取付部材132は、図3に示すように、左右方向に長い矩形の板状である。第1取付部材132には、主幹ブレーカ2が取り付けられる。第2取付部材133は、図3に示すように、左右方向に長い矩形の板状である。第2取付部材133の上下寸法は、第1取付部材132の上下寸法よりも大きい。第2取付部材133には、複数の分岐ブレーカ3が取り付けられる。第1取付部材132及び第2取付部材133は、所定の間隔を空けて左右方向に並ぶ一対の支持部材131に対して、第1取付部材132が上側、第2取付部材133が下側となるように、適宜の取付方法(例えばねじ固定)によって取り付けられる。
As shown in FIG. 3, the first mounting
(2.3.4)内扉
内扉14は、図1に示すように、一面(後面)が開口した扁平な箱状である。内扉14の外形寸法は、カバー体12の第1開口部101の開口寸法よりもわずかに小さい。内扉14は、扉本体141と、一対の第1側板部142と、一対の第2側板部143と、を有している。
(2.3.4) Inner door As shown in FIG. 1, the
扉本体141は、上下方向に長い矩形の板状である。扉本体141は、第1露出孔1411と、第2露出孔1412と、一対の第5結合部145と、を有している。第1露出孔1411は、内器ユニット13に取り付けられた主幹ブレーカ2の機能面(ハンドル23が設けられている面)を露出させるための孔である。第2露出孔1412は、内器ユニット13に取り付けられた複数の分岐ブレーカ3の機能面(ハンドル33が設けられている面)を露出させるための孔である。
The
一対の第5結合部145は、図2に示すように、扉本体141の左端部で、かつ上下方向の両端部に取り付けられている。一対の第5結合部145の各々は、上述の第3結合部135と同じ構造を有している。つまり、一対の第5結合部145の各々は、可動部と、レバー1451と、ロック機構1452と、を有している。そして、カバー体12に対して内扉14を閉じた状態で、一対の第5結合部145の可動部を、上述の一対の固定金具129(図6参照)に引っ掛けることで、内扉14が閉状態に保持(ロック)される。
As shown in FIG. 2, the pair of
一対の第1側板部142は、扉本体141の左右方向の両端から後方に突出している。つまり、一対の第1側板部142は、左右方向において互いに対向している。一対の第2側板部143は、扉本体141の上下方向の両端から後方に突出している。つまり、一対の第2側板部143は、上下方向において互いに対向している。
The pair of first
内扉14は、ボックス本体17(取付ベース11及びカバー体12)に対して開閉可能である。具体的には、内扉14は、第2支持構造19によってボックス本体17に取り付けられ、ボックス本体17の第1開口部101を塞ぐ閉位置と第1開口部101を開放する開位置との間で開閉可能である。
The
第2支持構造19は、上述の第1支持金具127Aと、上述の第2支持金具127Bと、第1支持部144(図8B参照)と、第2支持部1431(図1参照)と、を有している。
The
第1支持部144は、図8Bに示すように、軸体1441と、レバー1442と、ロック機構1443と、ばね体1444と、を有している。第1支持部144は、内扉14の右側の第1側板部142の上端部に取り付けられている。
As shown in FIG. 8B, the
軸体1441は、上下方向に長い丸棒である。レバー1442は、軸体1441の長手方向と直交する方向に長い丸棒であり、軸体1441の外周面から外方に突出している。つまり、本実施形態では、軸体1441とレバー1442とが一体である。
The
ロック機構1443は、上下方向に長い縦溝1445と、前後方向に長い第1横溝1446及び第2横溝1447と、を有している。ロック機構1443は、左右方向から見た形状がU字状である。第1横溝1446は、縦溝1445の上端から前方に延出している。第2横溝1447は、縦溝1445の下端から前方に延出している。
The
ばね体1444は、伸縮方向が上下方向となるように、軸体1441に取り付けられている。ばね体1444は、軸体1441に対して上向きの弾性力を付与する。したがって、レバー1442が縦溝1445内に位置している状態では、ばね体1444からの弾性力によって軸体1441が後述の支持位置へと移動する。
The
第1支持部144では、レバー1442は、縦溝1445、第1横溝1446及び第2横溝1447内を移動可能である。レバー1442が縦溝1445内を上下方向に移動することによって、軸体1441が支持位置と非支持位置との間で移動する。支持位置は、軸体1441の先端部が第1支持金具127Aの貫通孔1271に挿入される位置である。非支持位置は、支持位置よりも下側の位置であって、軸体1441の先端部が第1支持金具127Aの貫通孔1271に挿入されない位置である。レバー1442が第1横溝1446内に位置している状態では、軸体1441が支持位置に保持される。レバー1442が第2横溝1447内に位置している状態では、軸体1441が非支持位置に保持される。
In the
第2支持部1431は、図1に示すように、内扉14の下側の第2側板部143に設けられた貫通孔(以下、「貫通孔1431」ともいう)である。貫通孔1431は、第2支持金具127Bの突起1272を挿通可能な大きさであって、上下方向から見た形状が円形である。第2支持部1431は、下側の第2側板部143の右端部に設けられている。
As shown in FIG. 1, the
内扉14は、第1支持金具127Aの貫通孔1271に第1支持部144の軸体1441の先端部を挿入し、かつ貫通孔(第2支持部)1431に第2支持金具127Bの突起1272を挿入することで、ボックス本体17に対して開閉可能に支持される。
In the
(2.3.5)外扉
外扉15は、図1及び図2に示すように、一面(後面)が開口した扁平な箱状である。外扉15の外形寸法は、内扉14の外形寸法よりも一回り大きい。外扉15は、扉本体151と、一対の第1側板部152と、一対の第2側板部153と、を有している。
(2.3.5) Outer door As shown in FIGS. 1 and 2, the
扉本体151は、上下方向に長い矩形の板状である。扉本体151は、外扉15が後述の閉位置に位置している状態で、ボックス本体17の第1開口部101を覆う。一対の第1側板部152は、扉本体151の左右方向の両端(つまり、扉本体151の外縁)から後方(ボックス本体17側)に突出している。つまり、一対の第1側板部152は、左右方向において互いに対向している。一対の第2側板部153は、扉本体151の上下方向の両端から後方に突出している。つまり、一対の第2側板部153は、上下方向において互いに対向している。
The
外扉15は、ボックス本体17(取付ベース11及びカバー体12)に対して開閉可能である。具体的には、外扉15は、第1支持構造18によってボックス本体17に取り付けられ、ボックス本体17の第1開口部101を塞ぐ閉位置と第1開口部101を開放する開位置との間で移動可能である。
The
第1支持構造18は、支持金具130と、貫通孔と、第1支持部154と、第2支持部1531と、を有している。
The
支持金具130は、図10Bに示すように、カバー体12の枠体121のうち下側の第2枠片1212の上面における右端部に取り付けられている。支持金具130は、上向きに突出する突起1301を有している。貫通孔は、カバー体12の枠体121のうち上側の第2枠片1212の下面における右端部に設けられている。
As shown in FIG. 10B, the support metal fitting 130 is attached to the right end portion on the upper surface of the lower
第1支持部154は、図10Aに示すように、軸体1541と、レバー1542と、ロック機構1543と、ばね体1544と、を有している。すなわち、第1支持構造(支持構造)18は、軸体1541と、レバー1542と、ロック機構1543と、を有している。軸体1541は、外扉15を回転可能に支持する。レバー1542は、後述の支持位置と非支持位置との間で軸体1541を移動させる。ロック機構1543は、レバー1542の操作を禁止する。第1支持部154は、外扉15の右側の第1側板部152の上端部に取り付けられている。
As shown in FIG. 10A, the
軸体1541は、上下方向に長い丸棒である。レバー1542は、軸体1541の長手方向と直交する方向に長い丸棒であり、軸体1541の外周面から外方に突出している。つまり、本実施形態では、軸体1541とレバー1542とが一体である。
The
ロック機構1543は、上下方向に長い縦溝1545と、前後方向に長い第1横溝1546及び第2横溝1547と、を有している。ロック機構1543は、左右方向から見た形状がU字状である。第1横溝1546は、縦溝1545の上端から後方に延出している。第2横溝1547は、縦溝1545の下端から後方に延出している。
The
ばね体1544は、伸縮方向が上下方向となるように、軸体1541に取り付けられている。ばね体1544は、軸体1541に対して上向きの弾性力を付与する。したがって、レバー1542が縦溝1545内に位置している状態では、軸体1541は、ばね体1544からの弾性力によって後述の支持位置へと移動する。
The
第2支持部1531は、外扉15の下側の第2側板部153に設けられた貫通孔(以下、「貫通孔1531」ともいう)である。貫通孔1531は、支持金具130の突起1301を挿通可能な大きさであって、上下方向から見た形状が円形である。
The
第1支持部154では、レバー1542は、縦溝1545、第1横溝1546及び第2横溝1547内を移動可能である。レバー1542が縦溝1545内を上下方向に移動することによって、軸体1541が支持位置と非支持位置との間で移動する。支持位置は、軸体1541の先端部が上述の貫通孔に挿入される位置である。非支持位置は、支持位置よりも下側の位置であって、軸体1541の先端部が上述の貫通孔に挿入されない位置である。レバー1542が第1横溝1546内に位置している状態では、軸体1541が支持位置に保持される。レバー1542が第2横溝1547内に位置している状態では、軸体1541が非支持位置に保持される。
In the
(3)突出部の機能
(3.1)把持部
本実施形態に係る盤用ボックス10は、図3に示すように、取付ベース11と一体に設けられた一対の突出部16を備えている。言い換えると、盤用ボックス10は、取付ベース11が取り付けられる施工面100と平行な方向で、かつ鉛直方向(上下方向)と直交(交差)する方向における両端部に設けられた複数(図示例では2個)の突出部16を備えている。各突出部16における第2延出部162は、取付ベース11から離れている。また、各第2延出部162における第1部分1621は、鉛直方向(上下方向)に沿って延びている。そのため、本実施形態に係る盤用ボックス10によれば、各突出部16の第1部分1621を持って取付ベース11を施工面100に取り付けることができるので、例えば、分電盤1を高所に取り付ける場合でも施工性が低下しにくい。すなわち、本実施形態に係る盤用ボックス10によれば、上述の特許文献1に記載の分電盤のようにキャビネットの両側面を持って取り付ける場合に比べて、分電盤1を施工面100に取り付ける際の作業性を向上させることができる。このように、本実施形態に係る盤用ボックス10によれば、複数の突出部16を、取付ベース11の把持部16Aとして機能させることができる。
(3) Functions of Protruding Parts (3.1) Gripping Parts As shown in FIG. 3, the
また、本実施形態に係る盤用ボックス10のように、鉛直方向と直交する方向(左右方向)における両端部に複数の突出部16を設けることで、取付ベース11を持ち易いという利点もある。
Further, as in the
さらに、本実施形態に係る盤用ボックス10では、各突出部16の断面形状が円形である。そのため、各突出部16の第1部分1621を掴み易いという利点がある。
Further, in the
(3.2)配線規制部
本実施形態に係る盤用ボックス10では、図3に示すように、一次側端子が内側、二次側端子が外側となるように、複数の分岐ブレーカ3が配置されている。そのため、各分岐ブレーカ3の二次側端子に分岐線202を接続した場合には、分岐線202が左右方向に広がる可能性がある。そして、施工面100に取り付けられた取付ベース11に対してカバー体12を取り付ける際に、左右方向に広がった分岐線202が邪魔になって作業性が低下する可能性がある。
(3.2) Wiring Regulation Unit In the
本実施形態に係る盤用ボックス10では、突出部16は、左右方向において、内器ユニット13に取り付けられた複数の分岐ブレーカ3と対向する位置に設けられている。そのため、各分岐ブレーカ3の二次側端子に接続された分岐線202が左右方向に広がるのを突出部16にて規制することができる。その結果、取付ベース11にカバー体12を取り付ける際に分岐線202が邪魔になりにくく、作業性が低下しにくいという利点がある。このように、本実施形態に係る盤用ボックス10によれば、複数の突出部16を、分岐線(電気配線)202の移動を規制する配線規制部16Bとして機能させることができる。
In the
また、本実施形態に係る盤用ボックス10では、図4A及び図4Bに示すように、各突出部16は、内器ユニット13における分岐ブレーカ3の取付面である第2取付面1331(第2取付部材133の表面1331)よりも分岐ブレーカ側(前方)に突出している。各分岐ブレーカ3に接続される分岐線(電気配線)202は、第2取付部材133の表面1331よりも前方に配置されるため、分岐線202の前方への広がりについても突出部16にて規制することができる。
Further, in the
(4)取付ベースに対するカバー体の取付構造
本実施形態に係る分電盤1では、施工面100に対して取付ベース11を取り付けた後、施工面100に取り付けられた取付ベース11に対してカバー体12を取り付ける。その後、施工面100に取り付けられたボックス本体17(取付ベース11及びカバー体12)に対して、内扉14及び外扉15を順番に取り付ける。このような手順により、本実施形態に係る分電盤1が施工面100に取り付けられる。
(4) Mounting Structure of Cover Body to Mounting Base In the
本実施形態に係る盤用ボックス10では、取付ベース11に対してカバー体12を容易に取り付けることができる。以下、具体的に説明する。
In the
まず、取付ベース11の上側の第2側板部113に設けられた一対の組立孔1131に、カバー体12の上側の第2側板部123に設けられた一対の第1結合部125の結合片1252を差し込む(図8B参照)。
First, the
次に、一対の組立孔1131に差し込まれた一対の結合片1252を支点として、取付ベース11に対してカバー体12を回転させる。このとき、カバー体12の下側の第2側板部123に設けられた一対の第2結合部126のばね片1262は、取付ベース11の下側の第2側板部113の下面に接触することで、第2側板部113から離れる向き(支持片1261に近づく向き)に移動(変形)する。つまり、本実施形態に係る盤用ボックス10では、支持片1261及びばね片1262を含む第2結合部126が可動体であり、第2結合部126の一部であるばね片1262が板ばねである。
Next, the
そして、取付ベース11に対してカバー体12を取り付けた状態では、図9Bに示すように、取付ベース11の下側の第2側板部113に設けられた一対の組立孔1131に、一対の第2結合部126のばね片1262が嵌まり込む。つまり、本実施形態に係る盤用ボックス10では、カバー体12は、ドライバ等の工具を使用しないで取付ベース11に取付可能である。そして、カバー体12を取付ベース11に取り付けた状態では、カバー体12によって内器ユニット13の周囲が覆われている。
Then, in a state where the
また、取付ベース11にカバー体12を取り付けた状態から、一対の第2結合部126のばね片1262を支持片1261に近づく向きに変形させた状態で、カバー体12の下側を取付ベース11から離れる向きに持ち上げる。このとき、一対の第2結合部126のばね片1262は、一対の組立孔1131に嵌まり込んだ状態が解除される。
Further, from the state where the
次に、カバー体12の下側を取付ベース11から離れる向きに持ち上げた状態で、取付ベース11に対してカバー体12を上側に移動させる。このとき、一対の結合片1252が一対の組立孔1131に差し込まれた状態が解除され、取付ベース11からカバー体12を取り外すことができる。つまり、本実施形態に係る盤用ボックス10では、カバー体12は、取付ベース11に対して着脱可能である。
Next, with the lower side of the
ところで、本実施形態に係る盤用ボックス10では、図3に示すように、施工面100に対して取付ベース11のみが直接的に取り付けられる。そのため、上述の特許文献1に記載の分電盤のようにキャビネットが一体構造である場合に比べて、施工面100に取り付ける際の作業性を向上させることができる。
By the way, in the
ここで、本実施形態に係る盤用ボックス10では、取付ベース11が第1部材であり、カバー体12が第2部材である。そして、第1部材としての取付ベース11は、取付ベース11における内器ユニット13の取付面である第1取付面1111と直交(交差)する方向に延びている第2側板部113(固定板)を有している。また、第2部材としてのカバー体12は、第2側板部113と結合する第1結合部125及び第2結合部126(結合部)を有している。
Here, in the
また、取付ベース11にカバー体12を取り付けた状態では、取付ベース11の一対の第2側板部113とカバー体12の一対の第2側板部123とが上下方向において対向している。言い換えると、取付ベース11にカバー体12を取り付けた状態で、固定板の少なくとも一部と第2部材の少なくとも一部とが対向している。これにより、一対の第2側板部113と一対の第2側板部123とが接触することで、取付ベース11に対するカバー体12の上下方向への移動を規制することができる。
Further, in the state where the
さらに、本実施形態に係る盤用ボックス10では、カバー体12の一対の第1側板部122が並ぶ方向(左右方向)における取付ベース11の幅寸法W1は、取付ベース11にカバー体12を取り付けた状態で一対の折り返し部124と干渉しない幅寸法である。言い換えると、取付ベース11の幅寸法W1は、図7Aに示すように、カバー体12の幅寸法W0から一対の折り返し部124の幅寸法W2を引いた寸法よりも小さい。この構成によれば、取付ベース11にカバー体12を取り付ける際の作業性が向上するという利点がある。
Further, in the
(5)取付ベースに対する内器ユニットの取付構造
本実施形態に係る盤用ボックス10では、図4A〜図5Bに示すように、取付ベース11に対して内器ユニット13を容易に取り付けることができる。以下、具体的に説明する。
(5) Mounting Structure of Internal Unit Unit to Mounting Base In the
まず、取付ベース11のベース本体111の下端部に設けられた一対の第2固定部115の貫通孔1153に、内器ユニット13の一対の支持部材131の下端部に設けられた一対の第4結合部134の突起1341を差し込む(図5B参照)。
First, a pair of fourth holes provided at the lower ends of a pair of
次に、一対の貫通孔1153に差し込まれた一対の突起1341を支点として、取付ベース11のベース本体111に近づく向きに内器ユニット13を回転させる。このとき、内器ユニット13の一対の支持部材131の上端部に設けられた一対の第3結合部135の可動部1351が、取付ベース11のベース本体111の上端部に設けられた一対の第1固定部114の第2片1142に接触する。そして、各可動部1351は、各第2片1142からの反力によって、ばね体からの弾性力に抗って下側に移動する。つまり、可動部1351は、取付ベース11に内器ユニット13を取り付ける際に、第1固定部114の第2片1142に接触することで第2片1142から離れる向きに移動する。
Next, the
内器ユニット13が取付ベース11に対して所定位置(図4Bに示す位置)に到達すると、各可動部1351は、ばね体からの弾性力によって上側に移動する。その結果、各可動部1351が、各第2片1142の後面に接触し、取付ベース11に内器ユニット13が取り付けられる。つまり、本実施形態に係る盤用ボックス10では、内器ユニット13は、ドライバ等の工具を使用しないで取付ベース11に取付可能である。また、本実施形態に係る盤用ボックス10では、内器ユニット13は、取付ベース11における内器ユニット13の取付面1111と平行な方向における一端部(一対の突起1341)を支点として回転させることで取付ベース11に取り付けられる。
When the
ここで、本実施形態に係る盤用ボックス10では、取付ベース11が第1部品であり、内器ユニット13が第2部品である。そして、第1部品としての取付ベース11は、取付ベース11における内器ユニット13の取付面1111と交差する方向に延びている第1固定部114及び第2固定部115(固定部)を有している。また、第2部品としての内器ユニット13は、取付ベース11に内器ユニット13を取り付けた状態で第1固定部114及び第2固定部115と結合する第3結合部135及び第4結合部134(結合部)を有している。
Here, in the
ところで、取付ベース11に内器ユニット13を取り付けた状態では、図4Bに示すように、第1固定部114と第3結合部135とが上下方向において互いに対向している。また、取付ベース11に内器ユニット13を取り付けた状態では、図5Bに示すように、第2固定部115と第4結合部134とが上下方向において互いに対向している。これにより、取付ベース11に対して内器ユニット13が上下方向に移動するのを規制することができる。
By the way, in the state where the
また、取付ベース11に内器ユニット13を取り付けた状態から、各レバー1352を下向きに移動させて、各可動部1351と各第2片1142との接触状態を解除する。そして、この状態から、一対の貫通孔1153に差し込まれた一対の突起1341を支点として、取付ベース11から離れる向きに内器ユニット13を回転させる。最後に、内器ユニット13を上向きに移動させることで、各貫通孔1153に対する各突起1341の挿入状態が解除され、取付ベース11から内器ユニット13を取り外すことができる。
Further, from the state in which the
(6)ボックス本体に対する外扉及び内扉の取付構造
本実施形態に係る盤用ボックス10では、ボックス本体17(取付ベース11及びカバー体12)に対して内扉14及び外扉15を容易に取り付けることができる。以下、具体的に説明する。ただし、内扉14及び外扉15は、同様の手順にてボックス本体17に取り付けられるため、以下では、外扉15をボックス本体17に取り付ける場合について説明し、内扉14をボックス本体17に取り付ける場合については説明を省略する。
(6) Mounting Structure of Outer Door and Inner Door to Box Body In the
まず、図10Bに示すように、外扉15の下側の第2側板部153に設けられた貫通孔(第2支持部)1531に、カバー体12の枠体121のうち下側の第2枠片1212に設けられた支持金具130の突起1301を挿入する。
First, as shown in FIG. 10B, in the through hole (second support portion) 1531 provided in the second
次に、カバー体12の枠体121のうち上側の第2枠片1212に設けられた貫通孔に、外扉15の右側の第1側板部152に取り付けられた第1支持部154の軸体1541を挿入する。ここで、軸体1541は、上述したように、ばね体1544からの弾性力が上向きに付与されており、上述の支持位置に位置している。そのため、軸体1541は、上側の第2枠片1212からの反力によって、ばね体1544からの弾性力に抗って下側に移動する。そして、軸体1541は、上下方向において貫通孔と重なる位置に到達すると、ばね体1544からの弾性力によって上向きに移動し、貫通孔に挿入される。これにより、外扉15がボックス本体17に取り付けられる。
Next, the shaft body of the
このように、上述の第1支持構造(支持構造)18は、ボックス本体17に外扉15を取り付けた際にボックス本体17に対して外扉15を回転可能に支持する。また、外扉15は、上述したように、ドライバ等の工具を使用しないでボックス本体17に取付可能である。これにより、ボックス本体17に外扉15を取り付ける際の作業性を向上させることができる。また、内扉14についても同様の手順にてボックス本体17に取り付けることができるので、ボックス本体17に内扉14を取り付ける際の作業性についても向上させることができる。
As described above, the above-mentioned first support structure (support structure) 18 rotatably supports the
また、ボックス本体17に外扉15を取り付けた状態から、第1支持部154のレバー1542を下向きに移動させて、貫通孔に対する軸体1541の挿入状態を解除した状態で、外扉15をボックス本体17から離れる向きに移動させる。そして、外扉15を上向きに移動させることで、貫通孔1531に対する突起1301の挿入状態が解除され、ボックス本体17から外扉15を取り外すことができる。また、内扉14についても同様の手順にてボックス本体17から取り外すことができる。
Further, from the state where the
ところで、本実施形態に係る盤用ボックス10では、図10A及び図10Bに示すように、一対のストッパ128によってボックス本体17に対する外扉15の回転を規制することができる。具体的には、一対のストッパ128は、外扉15の右側の第1側板部152の後端縁に接触することで、外扉15の回転を規制する。言い換えると、外扉15におけるストッパ128との接触部分は、右側の第1側板部152の一部である。すなわち、本実施形態に係る盤用ボックス10では、外扉15におけるストッパ128との接触部分(右側の第1側板部152の後端縁)は、外扉15が閉位置に位置している状態で外部から見えない位置に設けられている。
By the way, in the
また、本実施形態に係る盤用ボックス10では、外扉15におけるストッパ128との接触部分である右側の第1側板部152の後端縁に、逃がし部1521が設けられている。逃がし部1521の形状は、右側の第1側板部152の一部を矩形状に切り欠いたような形状である。このように、外扉15におけるストッパ128との接触部分に逃がし部1521を設けることで、逃がし部1521を設けない場合に比べてボックス本体17に対する外扉15の開度を大きくすることができる。要するに、本実施形態に係る盤用ボックス10では、右側の第1側板部152は、外扉15が開位置に位置している状態でストッパ128を逃がすための逃がし部1521を有している。そして、外扉15におけるストッパ128との接触部分は、逃がし部1521の端縁部分である。
Further, in the
(7)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(7) Modified Example The above-described embodiment is only one of the various embodiments of the present disclosure. The above-described embodiment can be changed in various ways depending on the design and the like as long as the object of the present disclosure can be achieved. Hereinafter, modifications of the above-described embodiment will be listed. The modifications described below can be applied in combination as appropriate.
上述の実施形態では、取付ベース11の第1側板部112に対して突出部16が溶接により取り付けられることで一体となっているが、突出部16は、例えば、第1側板部112の一部を切り起こすことにより、第1側板部112と一体に形成されていてもよい。この場合、第1側板部112と別体に形成された突出部16を第1側板部112に取り付ける作業が不要であるという利点がある。
In the above-described embodiment, the protruding
上述の実施形態では、突出部16の断面形状は円形であるが、突出部16の断面形状は、例えば、三角形又は四角形等の多角形であってもよい。
In the above-described embodiment, the cross-sectional shape of the protruding
上述の実施形態では、カバー体12が備える一対の第2側板部123のうち、上側の第2側板部123が開口部1231を有しているが、一対の第2側板部123の両方が開口部を有していてもよいし、下側の第2側板部123が開口部を有していてもよい。すなわち、カバー体12が備える一対の第2側板部123のうち少なくとも一方の第2側板部123が開口部を有していればよい。
In the above-described embodiment, of the pair of second
上述の実施形態では、取付ベース11が第1部材であり、カバー体12が第2部材であるが、その逆であってもよい。すなわち、取付ベース11が結合部を有する第2部材であって、カバー体12が固定部を有する第1部材であってもよい。
In the above-described embodiment, the mounting
上述の実施形態では、取付ベース11が第1部品であり、内器ユニット13が第2部品であるが、その逆であってもよい。すなわち、取付ベース11が結合部を有する第2部品であって、内器ユニット13が固定部を有する第1部品であってもよい。
In the above embodiment, the mounting
上述の実施形態では、第2結合部126が可動体であるが、第1結合部125及び第2結合部126の両方が可動体であってもよいし、第1結合部125が可動体であってもよい。すなわち、第1結合部125及び第2結合部126の少なくとも一方が可動体であればよい。
In the above-described embodiment, the second
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る盤用ボックス(10)は、内器ユニット(13)と、取付ベース(11)と、を備える。内器ユニット(13)は、ブレーカ(2,3)を取付可能である。取付ベース(11)は、内器ユニット(13)を保持する。内器ユニット(13)は、工具を使用しないで取付ベース(11)に取付可能である。
(summary)
As described above, the board box (10) according to the first aspect includes an internal unit (13) and a mounting base (11). A breaker (2, 3) can be attached to the internal unit (13). The mounting base (11) holds the internal unit (13). The internal unit (13) can be mounted on the mounting base (11) without using a tool.
この態様によれば、工具を使用しないで内器ユニット(13)を取付ベース(11)に取り付けることができ、内器ユニット(13)を取り付ける際の作業性を向上させることができる。 According to this aspect, the internal unit (13) can be attached to the mounting base (11) without using a tool, and the workability when attaching the internal unit (13) can be improved.
第2の態様に係る盤用ボックス(10)では、第1の態様において、取付ベース(11)と内器ユニット(13)との一方である第1部品は、固定部(114,115)を有する。固定部(114,115)は、取付ベース(11)における内器ユニット(13)の取付面(1111)と交差する方向に延びている。取付ベース(11)と内器ユニット(13)との他方である第2部品は、結合部(134,135)を有する。結合部(134,135)は、取付ベース(11)に内器ユニット(13)を取り付けた状態で固定部(114,115)と結合する。 In the board box (10) according to the second aspect, in the first aspect, the first component, which is one of the mounting base (11) and the internal unit (13), has a fixing portion (114, 115). Have. The fixing portions (114, 115) extend in a direction intersecting the mounting surface (1111) of the internal unit (13) in the mounting base (11). The second component, which is the other side of the mounting base (11) and the internal unit (13), has a joint (134, 135). The connecting portion (134, 135) is coupled to the fixing portion (114, 115) with the internal unit (13) attached to the mounting base (11).
この態様によれば、固定部(114,115)に結合部(134,135)を結合させることで内器ユニット(13)を取付ベース(11)に取り付けることができる。 According to this aspect, the internal unit (13) can be attached to the attachment base (11) by connecting the coupling portion (134, 135) to the fixing portion (114, 115).
第3の態様に係る盤用ボックス(10)では、第2の態様において、取付ベース(11)に内器ユニット(13)を取り付けた状態で固定部(114,115)の少なくとも一部と第2部品の少なくとも一部とが対向している。 In the board box (10) according to the third aspect, in the second aspect, at least a part of the fixing portion (114, 115) and the first portion with the internal unit (13) attached to the attachment base (11). At least a part of the two parts face each other.
この態様によれば、取付ベース(11)に対する内器ユニット(13)の移動を規制することができる。 According to this aspect, the movement of the internal unit (13) with respect to the mounting base (11) can be restricted.
第4の態様に係る盤用ボックス(10)では、第2又は第3の態様において、第2部品は、複数の結合部(134,135)を有する。複数の結合部(134,135)の少なくとも1つは、可動部(1351)を含む。可動部(1351)は、固定部(114)と結合する結合位置と固定部(114)と結合しない非結合位置との間で移動可能である。 In the board box (10) according to the fourth aspect, in the second or third aspect, the second component has a plurality of joints (134, 135). At least one of the plurality of joints (134,135) includes a movable portion (1351). The movable portion (1351) is movable between a coupling position that couples with the fixed portion (114) and a non-bonding position that does not couple with the fixed portion (114).
この態様によれば、可動部(1351)が結合位置に移動することで内器ユニット(13)を取付ベース(11)に取り付けることができる。 According to this aspect, the internal unit (13) can be attached to the attachment base (11) by moving the movable portion (1351) to the coupling position.
第5の態様に係る盤用ボックス(10)では、第4の態様において、可動部(1351)は、取付ベース(11)に内器ユニット(13)を取り付ける際に、固定部(114)に接触することで固定部(114)から離れる方向に移動する。 In the board box (10) according to the fifth aspect, in the fourth aspect, the movable portion (1351) is attached to the fixed portion (114) when the internal unit (13) is attached to the attachment base (11). When they come into contact with each other, they move away from the fixed portion (114).
この態様によれば、可動部(1351)が固定部(114)から離れる向きに移動することで取付ベース(11)に内器ユニット(13)を取り付けることができる。 According to this aspect, the internal unit (13) can be attached to the attachment base (11) by moving the movable portion (1351) away from the fixed portion (114).
第6の態様に係る盤用ボックス(10)では、第4又は第5の態様において、複数の結合部(134,135)のうち可動部(1351)を含む結合部(135)は、レバー(1352)を更に含む。レバー(1352)は、結合位置と非結合位置との間で可動部(1351)を移動させる。 In the board box (10) according to the sixth aspect, in the fourth or fifth aspect, the joint portion (135) including the movable portion (1351) among the plurality of joint portions (134, 135) is a lever ( 1352) is further included. The lever (1352) moves the movable portion (1351) between the coupled and uncoupled positions.
この態様によれば、レバー(1352)を操作することで可動部(1351)を移動させることができる。 According to this aspect, the movable portion (1351) can be moved by operating the lever (1352).
第7の態様に係る盤用ボックス(10)では、第6の態様において、複数の結合部(134,135)のうちレバー(1352)を含む結合部(135)は、ロック機構(1353)を更に含む。ロック機構(1353)は、レバー(1352)の操作を禁止する。 In the board box (10) according to the seventh aspect, in the sixth aspect, the joint portion (135) including the lever (1352) among the plurality of joint portions (134, 135) has a locking mechanism (1353). Further included. The locking mechanism (1353) prohibits the operation of the lever (1352).
この態様によれば、レバー(1352)の誤操作を防止することができる。 According to this aspect, it is possible to prevent erroneous operation of the lever (1352).
第8の態様に係る盤用ボックス(10)は、第1〜第7の態様のいずれか1つにおいて、スペーサ(116)を更に備える。スペーサ(116)は、取付ベース(11)における内器ユニット(13)の取付面(1111)と内器ユニット(13)との間に隙間を設けた状態で内器ユニット(13)を支持する。 The board box (10) according to the eighth aspect further includes a spacer (116) in any one of the first to seventh aspects. The spacer (116) supports the internal unit (13) with a gap between the mounting surface (1111) of the internal unit (13) and the internal unit (13) on the mounting base (11). ..
この態様によれば、固定部(114,115)とスペーサ(116)とで取付ベース(11)に対する内器ユニット(13)の移動を規制することができる。 According to this aspect, the movement of the internal unit (13) with respect to the mounting base (11) can be restricted by the fixing portion (114, 115) and the spacer (116).
第9の態様に係る盤用ボックス(10)では、第1〜第8の態様のいずれか1つにおいて、内器ユニット(11)は、取付ベース(11)における内器ユニット(13)の取付面(1111)と平行な方向における一端部を支点として回転させることで取付ベース(11)に取り付けられる。 In the board box (10) according to the ninth aspect, in any one of the first to eighth aspects, the internal unit (11) is the attachment of the internal unit (13) on the attachment base (11). It is attached to the attachment base (11) by rotating it with one end in a direction parallel to the surface (1111) as a fulcrum.
この態様によれば、取付ベース(11)に対して内器ユニット(13)を回転させることで取付ベース(11)に内器ユニット(13)を取り付けることができる。 According to this aspect, the internal unit (13) can be attached to the mounting base (11) by rotating the internal unit (13) with respect to the mounting base (11).
第10の態様に係る盤用ボックス(10)は、第1〜第9の態様のいずれか1つにおいて、カバー体(12)を更に備える。カバー体(12)は、内器ユニット(13)の周囲を囲むように取付ベース(11)に取り付けられる。 The board box (10) according to the tenth aspect further includes a cover body (12) in any one of the first to ninth aspects. The cover body (12) is attached to the mounting base (11) so as to surround the inner unit (13).
この態様によれば、取付ベース(11)に取り付けられた内器ユニット(13)をカバー体(12)で覆うことができる。 According to this aspect, the internal unit (13) attached to the attachment base (11) can be covered with the cover body (12).
第11の態様に係る盤用ボックス(10)では、第10の態様において、カバー体(12)は、取付ベース(11)に対して着脱可能である。 In the board box (10) according to the eleventh aspect, in the tenth aspect, the cover body (12) is removable from the mounting base (11).
この態様によれば、取付ベース(11)に対してカバー体(12)を着脱することができる。 According to this aspect, the cover body (12) can be attached to and detached from the mounting base (11).
第12の態様に係る分電盤(1)は、第1〜第11の態様のいずれか1つの盤用ボックス(10)と、少なくとも1つのブレーカ(2,3)と、を備える。 The distribution board (1) according to the twelfth aspect includes a board box (10) according to any one of the first to eleventh aspects and at least one breaker (2, 3).
この態様によれば、工具を使用しないで内器ユニット(13)を取付ベース(11)に取り付けることができ、内器ユニット(13)を取り付ける際の作業性を向上させることができる。 According to this aspect, the internal unit (13) can be attached to the mounting base (11) without using a tool, and the workability when attaching the internal unit (13) can be improved.
第2〜第11の態様に係る構成については、盤用ボックス(10)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。 The configuration according to the second to eleventh aspects is not an essential configuration for the board box (10) and can be omitted as appropriate.
1 分電盤
2 主幹ブレーカ(ブレーカ)
3 分岐ブレーカ(ブレーカ)
10 盤用ボックス
11 取付ベース
12 カバー体
13 内器ユニット
114 第1固定部(固定部)
115 第2固定部(固定部)
116 スペーサ
134 第4結合部(結合部)
135 第3結合部(結合部)
1111 第1取付面(取付面)
1351 可動部
1352 レバー
1353 ロック機構
1
3 Branch breaker (breaker)
10 Box for
115 Second fixed part (fixed part)
135 Third joint (joint)
1111 1st mounting surface (mounting surface)
1351
Claims (12)
前記内器ユニットを保持する取付ベースと、を備え、
前記内器ユニットは、工具を使用しないで前記取付ベースに取付可能である、
盤用ボックス。 An internal unit to which a breaker can be attached and
A mounting base for holding the internal unit is provided.
The internal unit can be mounted on the mounting base without using a tool.
Box for board.
前記取付ベースと前記内器ユニットとの他方である第2部品は、前記取付ベースに前記内器ユニットを取り付けた状態で前記固定部と結合する結合部を有する、
請求項1に記載の盤用ボックス。 The first component, which is one of the mounting base and the internal unit, has a fixing portion extending in a direction intersecting the mounting surface of the internal unit in the mounting base.
The second component, which is the other side of the mounting base and the internal unit, has a coupling portion that is coupled to the fixing portion in a state where the internal unit is mounted on the mounting base.
The board box according to claim 1.
請求項2に記載の盤用ボックス。 With the internal unit unit mounted on the mounting base, at least a part of the fixing portion and at least a part of the second part face each other.
The board box according to claim 2.
前記複数の結合部の少なくとも1つは、前記固定部と結合する結合位置と前記固定部と結合しない非結合位置との間で移動可能な可動部を含む、
請求項2又は3に記載の盤用ボックス。 The second component has a plurality of the joints.
At least one of the plurality of coupling portions includes a movable portion that can move between a coupling position that couples with the fixing portion and a non-coupling position that does not couple with the fixing portion.
The board box according to claim 2 or 3.
請求項4に記載の盤用ボックス。 When the internal unit is mounted on the mounting base, the movable portion moves in a direction away from the fixed portion by coming into contact with the fixed portion.
The board box according to claim 4.
請求項4又は5に記載の盤用ボックス。 The coupling portion including the movable portion among the plurality of coupling portions further includes a lever for moving the movable portion between the coupling position and the non-coupling position.
The board box according to claim 4 or 5.
請求項6に記載の盤用ボックス。 The coupling portion including the lever among the plurality of coupling portions further includes a locking mechanism for prohibiting the operation of the lever.
The board box according to claim 6.
請求項1〜7のいずれか1項に記載の盤用ボックス。 A spacer for supporting the internal unit is further provided with a gap between the mounting surface of the internal unit and the internal unit in the mounting base.
The board box according to any one of claims 1 to 7.
請求項1〜8のいずれか1項に記載の盤用ボックス。 The internal unit is mounted on the mounting base by rotating the mounting base with one end in a direction parallel to the mounting surface of the internal unit as a fulcrum.
The board box according to any one of claims 1 to 8.
請求項1〜9のいずれか1項に記載の盤用ボックス。 A cover body attached to the mounting base is further provided so as to surround the inner unit.
The board box according to any one of claims 1 to 9.
請求項10に記載の盤用ボックス。 The cover body is removable from the mounting base.
The board box according to claim 10.
少なくとも1つのブレーカと、を備える、
分電盤。 The board box according to any one of claims 1 to 11,
With at least one breaker,
Distribution board.
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JP2011096922A (en) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Kawamura Electric Inc | Cabinet for housing electric apparatus |
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2020
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JP2007104750A (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Kawamura Electric Inc | Distribution board |
JP2011096922A (en) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Kawamura Electric Inc | Cabinet for housing electric apparatus |
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