JP2021105758A - 物品検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】良品と不良品との識別精度を向上させることができる物品検査装置を提供する。【解決手段】物品検査装置30は、事前学習された深層学習モデルのうち、入力層52から予め決められた中間層(出力部62)までの複数層のみを含む第1学習モデルを実行して特徴データ94を出力する特徴抽出器50と、特徴データ94の統計値を求めることにより特徴データ94の数よりも少ない数の統計データ96を求めるデータ削減器70と、良品に対応する複数の統計データ96に基づく特徴ベクトルxのパターンを学習する第2学習モデルを実行し、物品12が良品か不良品かを識別する識別器80と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、物品の画像データに基づいて物品が良品か不良品かを識別する物品検査装置に関する。
特許文献1には、鋳物等の物品の表面に存在する欠陥を検知し、物品が良品か不良品かを識別する装置が開示される。この装置は、物品を撮影した画像に基づいて輝度異常部を検知し、その輝度異常部が欠陥原因であるか否かの判定基準を機械学習(教師なし学習)により作成する。機械学習の学習モデルとしては、マハラノビス距離を用いた手法や1クラスサポートベクターマシンが使用される。
本発明者らは、特許文献1で示される技術を使用して物品が良品か不良品かを識別する良品検査を行った。しかし、正解率は低く、実際に使用できる程度の識別精度を得られなかった。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、良品と不良品との識別精度を向上させることができる物品検査装置を提供することを目的とする。
本発明の態様は、
物品の画像データに基づいて前記物品が良品か不良品かを識別する物品検査装置であって、
前記物品とは異なる物体の前記画像データにより事前学習された深層学習モデルのうち、入力層から予め決められた中間層までの複数層のみを含む第1学習モデルが記憶されており、前記入力層が前記画像データを取り込み、前記中間層が複数の特徴データを順次伝搬させる特徴抽出器と、
前記特徴抽出器から出力される複数の前記特徴データを取り込み、複数の前記特徴データの統計値を求めることにより前記特徴データの数よりも少ない数の統計データを求めるデータ削減器と、
良品に対応する複数の前記統計データに基づく特徴ベクトルのパターンを学習する第2学習モデルが記憶されており、前記データ削減器により求められる複数の前記統計データに基づいて前記特徴ベクトルを求め、前記特徴ベクトルが前記パターンから外れるか否かの判定を行うことにより、前記物品が良品か不良品かを識別する識別器と、
を備える。
物品の画像データに基づいて前記物品が良品か不良品かを識別する物品検査装置であって、
前記物品とは異なる物体の前記画像データにより事前学習された深層学習モデルのうち、入力層から予め決められた中間層までの複数層のみを含む第1学習モデルが記憶されており、前記入力層が前記画像データを取り込み、前記中間層が複数の特徴データを順次伝搬させる特徴抽出器と、
前記特徴抽出器から出力される複数の前記特徴データを取り込み、複数の前記特徴データの統計値を求めることにより前記特徴データの数よりも少ない数の統計データを求めるデータ削減器と、
良品に対応する複数の前記統計データに基づく特徴ベクトルのパターンを学習する第2学習モデルが記憶されており、前記データ削減器により求められる複数の前記統計データに基づいて前記特徴ベクトルを求め、前記特徴ベクトルが前記パターンから外れるか否かの判定を行うことにより、前記物品が良品か不良品かを識別する識別器と、
を備える。
本発明によれば、良品と不良品との識別精度が向上する。
以下、本発明に係る物品検査装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1.物品検査システム10の構成]
図1に示されるように、本実施形態に係る物品検査装置30は、物品検査システム10の一機能を担う。物品検査システム10は、物品検査装置30の他に入力装置20と出力装置40を有する。
図1に示されるように、本実施形態に係る物品検査装置30は、物品検査システム10の一機能を担う。物品検査システム10は、物品検査装置30の他に入力装置20と出力装置40を有する。
入力装置20は、モバイル端末22(例えばスマートフォン)やカメラ24等の撮影機能付き装置を有する。入力装置20は、検査対象となる物品12を撮影し、物品12の画像データ90を、有線または無線の信号線を介して物品検査装置30に入力する。信号線は通信回線(ネットワーク回線を含む)であってもよい。また、入力装置20は、物品検査装置30に画像データ90を直接入力する代わりに、外部記憶装置(不図示)に画像データ90を一時的に保存してもよい。
出力装置40は、モバイル端末22やモニタ装置42やスピーカ装置44等のユーザインターフェースを有する。出力装置40は、物品検査装置30から出力される検査データ98を、有線または無線の信号線を介して入力し、検査データ98に基づく検査結果を音声または画像等でユーザに報知する。信号線は通信回線(ネットワーク回線を含む)であってもよい。出力装置40は、物品検査装置30から検査データ98を直接入力する代わりに、外部記憶装置(不図示)に一時的に保存される検査データ98を入力してもよい。
物品検査装置30は、通信部32と演算部34と記憶部36とを有する。通信部32は、入力装置20および出力装置40とデータ通信を行う通信インターフェースである。演算部34は、例えばCPUやGPU等のプロセッサを含んで構成される。演算部34は、記憶部36に記憶される各種の学習モデルおよびプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態において、演算部34は、特徴抽出器50とデータ削減器70と識別器80として機能する。記憶部36は、RAM、ROM、ハードディスク等により構成される。記憶部36は、各種の学習モデルおよびプログラムの他に、演算部34が行う処理で使用される各種情報を記憶する。
特徴抽出器50は、演算部34が記憶部36に記憶される第1学習モデルを実行することにより実現される。第1学習モデルは、物品12とは異なる物体の画像データ90により予め学習された深層学習モデルのうちの複数の層を含んで構成される。具体的には、第1学習モデルは、深層学習モデルにおける入力層と複数の中間層と出力層のうち、入力層から予め決められた中間層までの複数層により構成される。深層学習モデルとしては、公知のモデル、例えばImageNetで学習済みのVGG16が使用される。
図2に示されるように、VGG16は、中間層として13層の畳み込み層54と3層の全結合層58とを有する畳み込みニューラルネットワークである。更に、VGG16は、13層の畳み込み層54を5つのブロックに分けており、各ブロックの最終層にプーリング層56を有する。本明細書では、上述した予め決められた中間層を特徴抽出器50の出力部62と称する。
畳み込み層54は、上位層から出力される特徴マップ92にフィルタをかけて、新たな特徴マップ92を作成し下位層に出力する。本明細書では、特徴マップ92に含まれる各画素の画素値を特徴データ94と称する。
出力部62としては、VGG16の13層の畳み込み層54のいずれかが選択される。図2は、その一例として、VGG16の3層目の畳み込み層54が出力部62として選択された特徴抽出器50を示す。但し、出力部62は、VGG16の3層目の畳み込み層54に限られない。
本発明者らは、VGG16の中間層のうち出力部62として最適な畳み込み層54を、異常検知試験を行うことにより選択することを考える。例えば、本発明者らは、VGG16の個別の畳み込み層54の出力をデータ削減器70の入力とする複数の物品検査装置30を用意し、物品12の異常検知試験を行えばよいと考える。更に、本発明者らは、各試験結果を比較し、精度が最も高い物品検査装置30を特定し、その物品検査装置30で出力部62とされている畳み込み層54を、実際に使用する出力部62として決定すればよいと考える。
なお、深層学習モデルとしては、VGG16の代わりに、所定のデータセットで学習済みの他の畳み込みニューラルネットワーク、例えばAlexNetやResNetが使用されてもよい。
データ削減器70は、演算部34が記憶部36に記憶される所定のプログラムを実行することにより実現される。所定のプログラムは、特徴抽出器50から出力される複数の特徴データ94を取り込み、複数の特徴データ94の統計値を演算することにより、取り込んだ特徴データ94の数よりも少ない数の統計データ96(図4、図5)を算出するように構成される。特徴データ94を削減するということは、次元数を少なくすることと同義である。
識別器80は、演算部34が記憶部36に記憶される第2学習モデルを実行することにより実現される。第2学習モデルは、外れ値検知を行う機械学習モデルにより構成される。機械学習モデルとしては、公知の教師なし学習の外れ値検知モデル、例えば1クラスサポートベクターマシンが使用される。識別器80は、物品12の画像データ90を用いる教師なし学習により物品12の特徴ベクトルxのパターンを予め学習し、良品と不良品とを識別するための閾値tを設定する。閾値tは、超平面h(図6参照)からの符号付き距離として設定される。本発明者らは、数十サンプル程度の事前学習により精度の高い閾値tが得られることを確認している。
なお、機械学習モデルとしては、1クラスサポートベクターマシンの代わりに、他の教師なし学習の外れ値検知モデル、例えばマハラノビス距離を用いる手法が使用されてもよい。
[2.物品検査装置30の動作]
図3に示されるように、物品検査装置30は、特徴抽出器50が行う特徴抽出処理(ステップS1)、データ削減器70が行うデータ削減処理(ステップS2)、識別器80が行う識別処理(ステップS3)の順で処理を進める。
図3に示されるように、物品検査装置30は、特徴抽出器50が行う特徴抽出処理(ステップS1)、データ削減器70が行うデータ削減処理(ステップS2)、識別器80が行う識別処理(ステップS3)の順で処理を進める。
図2を用いて図3のステップS1で示される特徴抽出処理を説明する。特徴抽出器50の入力層52は、通信部32を介して、入力装置20が取得した画像データ90を取り込む。特徴抽出器50の各畳み込み層54は、上位層から伝搬されるデータの特徴を抽出する。具体的には、各畳み込み層54は、上位層から伝搬されるデータ(画像データ90または特徴マップ92)にフィルタをかけて、その層に応じたサイズおよび枚数の特徴マップ92を生成する。各プーリング層56は、上位層の畳み込み層54から出力される特徴マップ92のサイズを縮小する。例えば、出力部62は、サイズがa×b、枚数がcの特徴マップ92を出力する。
図4を用いて図3のステップS2で示されるデータ削減処理の一例を説明する。データ削減器70は、入力した特徴マップ92毎に、特徴マップ92に含まれる各画素の特徴データ94の統計データ96、ここでは算術平均を演算する。すなわち、データ削減器70は、特徴マップ92の枚数をそのままにして、各特徴マップ92のサイズを1×1にする。その結果、入力した各特徴マップ92に含まれるa×bの特徴データ94は1つの統計データ96に圧縮される。このようにしてデータ削減器70はデータ数をa×b×cからcまで削減する。なお、データ削減器70は、特徴マップ92のサイズを1×1にする他の手法として、各特徴マップ92に含まれる複数の特徴データ94の中から中間値を示す特徴データ94を選択してもよい。
図5を用いて図3のステップS2で示されるデータ削減処理の他の例を説明する。データ削減器70は、入力した全ての特徴マップ92の同一画素の特徴データ94に対して統計データ96、ここでは算術平均を演算する。すなわち、データ削減器70は、特徴マップ92のサイズをそのままにして、特徴マップ92の数を1にする。その結果、入力した全ての特徴マップ92の同一画素の特徴データ94は1つの統計データ96に圧縮される。このようにしてデータ削減器70はデータ数をa×b×cからa×bまで削減する。なお、データ削減器70は、特徴マップ92の数を1にする他の手法として、入力した全ての特徴マップ92の同一画素に位置する複数の特徴データ94の中から中間値を示す特徴データ94を選択してもよい。
図6を用いて図3のステップS3で示される識別処理を説明する。識別器80は、データ削減器70から出力される統計データ96に基づいて特徴ベクトルx(x1、x2、…xn)(n=cまたはa×b)を演算し、カーネルを用いて特徴空間に写像する。物品12が良品である場合、特徴ベクトルxは特徴空間の原点から離れた位置に分布する。一方、物品12が不良品である場合、特徴ベクトルxは原点付近に集まる。識別器80は、超平面hを基準とする特徴ベクトルxの符号付き距離を求める。識別器80は、求めた距離がプラスであるか、または、求めた距離がマイナスであってその絶対値が閾値t未満である場合に、特徴ベクトルxが物品12のパターンに含まれると判定し、その物品12を良品と判定する。また、識別器80は、求めた距離がマイナスであってその絶対値が閾値t以上である場合に、特徴ベクトルxが物品12のパターンから外れると判定し、その物品12を不良品と判定する。識別器80は、物品12が良品か不良品かを示す検査データ98を出力装置40または外部記憶装置(不図示)に出力する。
[3.検査結果]
図7を用いて本発明者らが物品検査装置30を用いて実際に行った物品12の良品検査の検査結果を説明する。この検査で、本発明者らは、110個の良品と傷が存在する34個の不良品を用意し、各物品12の画像データ90を物品検査装置30に入力した。物品検査装置30は、110個の良品のうち108個を良品と判定し、2個を不良品と判定した。また、物品検査装置30は、34個の不良品のうち1個を良品と判定し、33個を不良品と判定した。この検査結果において、正解率は約98%であった。
図7を用いて本発明者らが物品検査装置30を用いて実際に行った物品12の良品検査の検査結果を説明する。この検査で、本発明者らは、110個の良品と傷が存在する34個の不良品を用意し、各物品12の画像データ90を物品検査装置30に入力した。物品検査装置30は、110個の良品のうち108個を良品と判定し、2個を不良品と判定した。また、物品検査装置30は、34個の不良品のうち1個を良品と判定し、33個を不良品と判定した。この検査結果において、正解率は約98%であった。
一方、本発明者らは、特許文献1および非特許文献「2018年7月・SEIテクニカルレビュー・第193号 違和感を察知するDeep Learning技術“Sense Learning”」に基づき、物品12の良品検査を行ったが、正解率は20〜30%であった。以上の結果から、物品検査装置30の識別精度は従来技術の識別精度よりも高いということが証明された。
[4.本実施形態の使用範囲]
本実施形態は、あらゆる物品12の良品検査に使用することができる。例えば、磁粉探傷試験に用いることができる。また、本実施形態は、コネクタ等のように特徴的なパターンを有する物品12は勿論のこと、特徴的なパターンを有さない物品12の良品検査も行うことができる。
本実施形態は、あらゆる物品12の良品検査に使用することができる。例えば、磁粉探傷試験に用いることができる。また、本実施形態は、コネクタ等のように特徴的なパターンを有する物品12は勿論のこと、特徴的なパターンを有さない物品12の良品検査も行うことができる。
[5.実施形態から得られる発明]
上記実施形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
上記実施形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
本発明の態様において、
物品12の画像データ90に基づいて前記物品12が良品か不良品かを識別する物品検査装置30であって、
前記物品12とは異なる物体の前記画像データ90により事前学習された深層学習モデルのうち、入力層52から予め決められた中間層(出力部62)までの複数層のみを含む第1学習モデルが記憶されており、前記入力層52が前記画像データ90を取り込み、前記中間層(出力部62)が複数の特徴データ94を順次伝搬させる特徴抽出器50と、
特徴抽出器50から出力される複数の前記特徴データ94を取り込み、複数の前記特徴データ94の統計値を求めることにより前記特徴データ94の数よりも少ない数の統計データ96を求めるデータ削減器70と、
良品に対応する複数の前記統計データ96に基づく特徴ベクトルxのパターンを学習する第2学習モデルが記憶されており、前記データ削減器70により求められる複数の前記統計データ96に基づいて前記特徴ベクトルxを求め、前記特徴ベクトルxが前記パターンから外れるか否かの判定を行うことにより、前記物品12が良品か不良品かを識別する識別器80と、
を備える。
物品12の画像データ90に基づいて前記物品12が良品か不良品かを識別する物品検査装置30であって、
前記物品12とは異なる物体の前記画像データ90により事前学習された深層学習モデルのうち、入力層52から予め決められた中間層(出力部62)までの複数層のみを含む第1学習モデルが記憶されており、前記入力層52が前記画像データ90を取り込み、前記中間層(出力部62)が複数の特徴データ94を順次伝搬させる特徴抽出器50と、
特徴抽出器50から出力される複数の前記特徴データ94を取り込み、複数の前記特徴データ94の統計値を求めることにより前記特徴データ94の数よりも少ない数の統計データ96を求めるデータ削減器70と、
良品に対応する複数の前記統計データ96に基づく特徴ベクトルxのパターンを学習する第2学習モデルが記憶されており、前記データ削減器70により求められる複数の前記統計データ96に基づいて前記特徴ベクトルxを求め、前記特徴ベクトルxが前記パターンから外れるか否かの判定を行うことにより、前記物品12が良品か不良品かを識別する識別器80と、
を備える。
上記構成によれば、物品12とは異なる物体の画像データ90により事前学習された深層学習モデルの出力層でなく、中間層(出力部62)の出力を後続のデータ削減器70の入力とする。このため、良品の画像データ90と不良品の画像データ90を用意して事前学習をする必要がない。また、上記構成によれば、識別器80が使用する特徴ベクトルxの次元数を少なくすることができるため、良品と不良品の判定基準となる閾値tを精度良く設定することができる。このため、良品と不良品との識別精度が向上する。
本発明の態様において、
予め決められた前記中間層(出力部62)から出力される複数の前記特徴データ94は、上位層から出力される複数の特徴マップ92に含まれる複数の画素値であり、
前記データ削減器70は、前記特徴マップ92毎に、複数の画素値の前記統計値に基づいて1つの画素値を求め前記統計データ96としてもよい。
予め決められた前記中間層(出力部62)から出力される複数の前記特徴データ94は、上位層から出力される複数の特徴マップ92に含まれる複数の画素値であり、
前記データ削減器70は、前記特徴マップ92毎に、複数の画素値の前記統計値に基づいて1つの画素値を求め前記統計データ96としてもよい。
本発明の態様において、
予め決められた前記中間層(出力部62)から出力される複数の前記特徴データ94は、上位層から出力される複数の特徴マップ92に含まれる複数の画素値であり、
前記データ削減器70は、複数の前記特徴マップ92において、前記統計値に基づいて1つの前記特徴マップ92を求め前記統計データとしてもよい。
予め決められた前記中間層(出力部62)から出力される複数の前記特徴データ94は、上位層から出力される複数の特徴マップ92に含まれる複数の画素値であり、
前記データ削減器70は、複数の前記特徴マップ92において、前記統計値に基づいて1つの前記特徴マップ92を求め前記統計データとしてもよい。
本発明の態様において、
前記第1学習モデルは、VGG16またはAlexNetであってもよい。
前記第1学習モデルは、VGG16またはAlexNetであってもよい。
本発明の態様において、
前記第2学習モデルは、1クラスサポートベクターマシンまたはマハラノビス距離を用いる手法であってもよい。
前記第2学習モデルは、1クラスサポートベクターマシンまたはマハラノビス距離を用いる手法であってもよい。
第1学習モデルとしてVGG16を使用し、第2学習モデルとして1クラスサポートベクターマシンを使用することにより、画像データ90から抽出する画像サイズを大きくすることができる。このため、画像の分割数を少なくすることができる。VGG16と1クラスサポートベクターマシンを組み合わせた場合、画像の分割数が多くなる場合と比較して、誤検知数が少なくなる。
なお、本発明に係る物品検査装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
12…物品 30…物品検査装置
50…特徴抽出器 52…入力層
62…出力部(予め決められた中間層) 70…データ削減器
80…識別器 90…画像データ
92…特徴マップ 94…特徴データ
96…統計データ
50…特徴抽出器 52…入力層
62…出力部(予め決められた中間層) 70…データ削減器
80…識別器 90…画像データ
92…特徴マップ 94…特徴データ
96…統計データ
Claims (5)
- 物品の画像データに基づいて前記物品が良品か不良品かを識別する物品検査装置であって、
前記物品とは異なる物体の前記画像データにより事前学習された深層学習モデルのうち、入力層から予め決められた中間層までの複数層のみを含む第1学習モデルが記憶されており、前記入力層が前記画像データを取り込み、前記中間層が複数の特徴データを順次伝搬させる特徴抽出器と、
前記特徴抽出器から出力される複数の前記特徴データを取り込み、複数の前記特徴データの統計値を求めることにより前記特徴データの数よりも少ない数の統計データを求めるデータ削減器と、
良品に対応する複数の前記統計データに基づく特徴ベクトルのパターンを学習する第2学習モデルが記憶されており、前記データ削減器により求められる複数の前記統計データに基づいて前記特徴ベクトルを求め、前記特徴ベクトルが前記パターンから外れるか否かの判定を行うことにより、前記物品が良品か不良品かを識別する識別器と、
を備える、物品検査装置。 - 請求項1に記載の物品検査装置であって、
予め決められた前記中間層から出力される複数の前記特徴データは、上位層から出力される複数の特徴マップに含まれる複数の画素値であり、
前記データ削減器は、前記特徴マップ毎に、複数の画素値の前記統計値に基づいて1つの画素値を求め前記統計データとする、物品検査装置。 - 請求項1に記載の物品検査装置であって、
予め決められた前記中間層から出力される複数の前記特徴データは、上位層から出力される複数の特徴マップに含まれる複数の画素値であり、
前記データ削減器は、複数の前記特徴マップにおいて、前記統計値に基づいて1つの前記特徴マップを求め前記統計データとする、物品検査装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品検査装置であって、
前記第1学習モデルは、VGG16またはAlexNetである、物品検査装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品検査装置であって、
前記第2学習モデルは、1クラスサポートベクターマシンまたはマハラノビス距離を用いる手法である、物品検査装置。
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2019
- 2019-12-26 JP JP2019235583A patent/JP2021105758A/ja active Pending
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