JP2021099556A - 情報処理装置、方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】様々なIoTシステムを容易に構築できるようにする技術が必要とされている。【解決手段】情報処理装置であって、制御部と、記憶部とを備え、記憶部において、IoTシステムを構成するセンサ一式または各センサの仕様の情報を記憶するように構成されており、制御部は、ユーザに対し、IoTシステムに関する1以上の質問項目を提示して、当該質問項目に対するユーザの回答の入力を受け付けるステップと、受け付けた回答の内容と、仕様の情報とに基づいて、回答の内容に対応するセンサの仕様を特定するステップと、特定したセンサの仕様をユーザに提示するステップと、を行う、情報処理装置。【選択図】図10
Description
本明細書における開示は、情報処理装置、方法、プログラムに関する。
センサ装置を配置して、センサ装置のセンシング結果を蓄積することで、様々なIoT(Internet of Things)サービスが展開されている。
IoTサービスの一例として、防犯システムがある。特開2019−020948号公報(特許文献1)には、家族に負担をかけることなく安心して高齢者を見守りつつ、防犯性を高めることを可能とする見守りシステムを提供することを目的とした技術が記載されている。具体的には、特許文献1には、見守る対象のユーザの生体情報を検出し、生体情報に基づいてユーザの健康状態を監視し、ユーザの健康状態が以上であると判断した場合に通報することが記載されている。
IoTは、様々な業態の事業者において、業務上の課題を解決すること、また、さらなる事業上の収益機会を獲得することが期待されている。
多くの場合、まず、各種センサ装置からなるIoTシステムを構築するにあたり、実装することで得られる効果について実証試験(PoC:Proof of Concept)が行われる。例えば、IoTシステムにより、各種センサ装置のセンシング結果に基づきデータを取得して、取得したデータを可視化し、分析した場合に、事業上のどのような価値をもたらすのかを判断するためにPoCが行われる。
しかしながら、PoCを実施するにあたり、まず、IoTシステムを具体的に実装するためのハードウェア構成を定義すること、センシングの仕様を定義することなど様々な調整が必要となり、PoCを開始すること自体が容易ではないという課題がある。
したがって、様々なIoTシステムの構成を容易に定義できるようにし、IoTシステムの実装をよりいっそう促す技術が必要とされている。
一実施形態によると、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、制御部と、記憶部とを備え、前記記憶部において、IoTシステムを構成するセンサ一式または各センサの仕様の情報を記憶するように構成されており、前記制御部は、ユーザに対し、IoTシステムに関する1以上の質問項目を提示して、当該質問項目に対する前記ユーザの回答の入力を受け付けるステップと、前記受け付けた回答の内容と、前記仕様の情報とに基づいて、前記回答の内容に対応するセンサの仕様を特定するステップと、前記特定した前記センサの仕様を前記ユーザに提示するステップと、を行う。
一実施形態によると、様々なIoTシステムの構成を容易に定義できるようにし、IoTシステムの実装をよりいっそう促すことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<概要>
以下の実施形態の概要を説明する。サーバ20は、ユーザに対し、複数の質問項目を提示して、当該ユーザから回答の入力を受け付ける。サーバ20は、ユーザの回答内容に基づいて、IoTセンサの仕様を特定する。
以下の実施形態の概要を説明する。サーバ20は、ユーザに対し、複数の質問項目を提示して、当該ユーザから回答の入力を受け付ける。サーバ20は、ユーザの回答内容に基づいて、IoTセンサの仕様を特定する。
IoTシステムを構築しようとするユーザは、上記のように、サーバ20から提示される質問項目に対して回答を入力する。これにより、当該ユーザは、IoTシステムのPoC(PoC:Proof of Concept)に必要なハードウェア構成、ダッシュボードを利用することができ、また、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを利用することができる。BIツールにおいて、データの分析を行うとともに、分析結果を可視化してユーザに提示する。
ここで、IoTシステムのハードウェア構成には、複数の通信方式を候補とできるよう、複数の通信ユニットが採用され得る。また、当該ハードウェア構成には、複数種類のセンサ、カメラ、電源、筐体が含まれる。サーバ20は、これらハードウェア構成の候補と、ハードウェア構成を組み合わせたキット(例えば、監視用、検査用、防犯用など特定の用途に向けて予め構築されたセンサの組み合わせ)の候補を記憶している。
サーバ20は、PoCを開始するための申し込みを、ユーザの端末(後述する端末装置10等)から受け付ける。これにより、サーバ20は、PoCを行う期間中、様々なIoTシステムの組み合わせをテストするとともに、ユーザに対し、上記のPoCの期間中、BIツールを提供する。つまり、サーバ20は、ユーザから、PoCの申し込みのための操作を受け付けることに応答して、PoCの期間中(例えば、数カ月程度)、IoTセンサの仕様を特定するための上記の複数の質問項目をユーザに提示し、当該ユーザは、これら複数の質問項目に基づき特定されるIoTシステムの特定結果を繰り返し利用でき、さらに、BIツールにより、IoTシステムにより収集されるデータの可視化をも利用できるようにしてもよい。
IoTシステムを構成する各種センサ装置として、様々なセンサがあるが、例えば、温度、湿度、気圧、照度、騒音、二酸化炭素濃度等を測定するセンサがある。また、センサ装置として、カメラ等によりセンシングを行うものもある。
例えば、IoTシステムとして、ゲートウェイ通信機器、環境用IoTシステム、見守り用IoTシステム、屋外産業用IoTシステム等の様々なシステムがある。
IoTシステムとしてのゲートウェイ通信機器は、複数のデバイスからのデータ送信を受け付けて、サーバ20へ送信することでサーバ20にデータを蓄積させる。
IoTシステムとしての環境用IoTシステム32は、様々な環境に各種センサ装置を設置することで、環境のセンシングを行う。例えば、温度、湿度、気圧、照度、騒音などのセンシングを行い、センシング結果をサーバ20に蓄積させる。環境としては、例えば、オフィスの環境、店舗の環境、部屋の環境等、様々なものがある。
IoTシステムとしての見守り用IoTシステムは、例えば人物、動物、植物など、見守り対象を遠隔から見守れるようにするためのシステムである。例えば、人感センサ、人物が装着する物品に搭載するセンサ(生体情報センサ等)等により、見守り対象の人物の動き、生体情報その他の情報をセンシングできるようにする。
IoTシステムとしての屋外産業用IoTシステムは、例えば屋外で使用される装置、機械等の動作状況等をセンシングし、センシング結果をサーバ20へ蓄積させるものである。例えば、トラックなどの移動体、建設現場における建設機械、作業場における人員の動き等をセンサ装置によってセンシングする。
以上のように、様々な事業者が、それぞれの用途に応じて適切なIoTシステムを構築しようとする。これらIoTシステムは、多数のセンサ装置により構成されており、センサ装置でセンシングされたデータが、ネットワークを介してサーバ20へとアップロードされる。
<システム構成>
図1は、本実施形態にかかるシステム構成の一例を示す図である。
図1は、本実施形態にかかるシステム構成の一例を示す図である。
システム1は、端末装置10と、サーバ20と、端末装置30とにより構成される。
サーバ20は、ユーザに対し、IoTシステムを特定するための質問項目を提示して、当該質問項目への回答内容に基づいて、ユーザが必要とするIoTシステムを特定する。
サーバ20は、通信IF(Interface)22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、および、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
端末装置10は、IoTシステムを構築しようとするユーザが操作する端末である。端末装置10は、例えばラップトップPC(Personal Computer)、移動体通信システムに対応したスマートフォン、タブレット等の携帯端末などにより実現される。端末装置10は、据え置き型のPCにより構成されることとしてもよい。
端末装置10は、通信IF12と、入出力IF13と、ディスプレイ14と、メモリ15と、ストレージ16と、位置情報センサ17と、カメラ18と、プロセッサ19とを備える。
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20等と通信可能に接続される。端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局、IEEE802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ等の通信機器と通信することによりネットワーク80に接続される。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるためのデバイス(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。
ディスプレイ14は、ユーザに対し情報を提示するためのデバイス(ディスプレイ)である。なお、端末装置10は、出力装置として、図示しないスピーカ等を含む。
メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
ストレージ16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
位置情報センサ17は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ等であり、端末装置10の位置を取得する。端末装置10は、無線基地局、無線LANアクセスポイント等から、端末装置10の位置情報を取得することとしてもよい。
カメラ18は、受光素子等に入射した光に基づき画像を生成する装置である。カメラ18は、例えば、深度カメラ等の、撮影画像とともに距離を取得できる装置であってもよい。
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
端末装置30は、構築されているIoTシステムを利用するために購入等の操作を行うユーザの端末である。端末装置30のハードウェア構成は、端末装置10と同等であるとしてよいため、説明を繰り返さない。
端末装置30は、構築されているIoTシステムを利用するために購入等の操作を行うユーザの端末である。端末装置30のハードウェア構成は、端末装置10と同等であるとしてよいため、説明を繰り返さない。
<機能構成>
図2は、サーバ20の機能を示すブロック図である。
図2は、サーバ20の機能を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、IoTセンサ・IoTキットデータベース281と、質問項目データベース282と、入力結果データベース283と、ユーザ情報データベース284等を記憶する。
IoTセンサ・IoTキットデータベース281は、各種センサ装置の仕様、および、これらセンサ装置を複数組み合わせた当該組み合わせ(センサキット)の仕様を示す。詳細は後述する。
質問項目データベース282は、サーバ20が、端末装置10のユーザに対して提示する複数の質問項目のそれぞれの内容を示す。詳細は後述する。
入力結果データベース283は、各ユーザが、サーバ20が提示する複数の質問項目に対して回答した回答内容と、当該内容により特定されたIoTセンサの組み合わせを示す。詳細は後述する。
ユーザ情報データベース284は、IoTシステムを構築しようとするユーザ(端末装置10のユーザ)の情報を示す。詳細は後述する。
ユーザ情報データベース284は、IoTシステムを構築しようとするユーザ(端末装置10のユーザ)の情報を示す。詳細は後述する。
制御部203は、サーバ20のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして示す機能を発揮する。
操作内容取得モジュール2041は、ユーザが端末装置10に対して入力した操作の内容、端末装置30のユーザが行った操作の内容等を取得する。操作内容取得モジュール2041は、例えば、端末装置10のブラウザに表示される情報に対してユーザが行った入力操作の内容を取得する。
センサ仕様特定モジュール2042は、端末装置10のユーザに対し複数の質問項目を提示したことに応答して当該ユーザが入力した回答内容に基づいて、当該ユーザに提示するセンサの組み合わせ(予め規定されたセンサキット、各センサの組み合わせを含む)を特定する。例えば、センサ仕様特定モジュール2042は、複数の質問項目への回答内容として、各質問項目において指定された選択肢の組み合わせに基づいて、記憶部202に記憶されるIoTセンサ・IoTキットデータベース281に示される各センサ一式または各センサのうち、候補となるセンサ一式またはセンサの仕様を特定する。
例えば、サーバ20は、複数の質問項目の選択肢の選択結果に対し、予め、各種センサの組み合わせを対応付けて保持しておくこととしてもよい。
また、サーバ20は、各種センサの候補の中から、複数の質問項目の選択肢の選択結果により、一部の候補を除外することにより、候補の絞り込みを行うこととしてもよい。または、サーバ20は、複数の質問項目の選択肢の選択結果により、各種センサの候補の中から抽出をすることを繰り返すことにより、候補の絞り込みを行うこととしてもよい。
送受信モジュール2043は、サーバ20が、端末装置10などの外部の装置と信号を送受信する処理を行う。
図3は、サーバ20に記憶されるIoTセンサ・IoTキットデータベース281、質問項目データベース282のデータ構造を示す図である。
IoTセンサ・IoTキットデータベース281の各レコードは、項目「センサID」と、項目「センサ仕様」と、項目「センサカテゴリ」と、項目「センサ用途」とを含む。
項目「センサID」は、IoTシステムを構成する候補となるセンサ装置またはセンサキットそれぞれを識別するための情報である。
項目「センサ仕様」は、センサの仕様に関する情報を含む。項目「センサ仕様」において、」センサの種類(人感センサ、測距センサ、温度センサ、湿度センサ、二酸化炭素濃度のセンサ、加速度センサ、角速度センサなど)、センサの諸元(大きさなど)、センサのセンシング性能(センシングの頻度、センシング可能な距離、センシングの対象など)などの情報を含む。
項目「センサカテゴリ」は、各レコードに示されるセンサが、センサ装置単独のものであるか、複数のセンサ装置からなるセンサキットであるかの分類を示す。
項目「センサ用途」は、各レコードにおけるIoTシステムの用途の情報を示す。例えば、IoTシステムの用途としては、移動体(人物、車両など)の検知をするためのもの、また、構造体にひび割れなどの異常が発生していること、などがあり得る。
質問項目データベース282の各レコードは、項目「質問ID」と、項目「質問カテゴリ」と、項目「質問本文/選択肢」とを含む。
項目「質問ID」は、サーバ20がユーザに対して提示する複数の質問項目のそれぞれを識別するための情報である。
項目「質問カテゴリ」は、質問項目それぞれを識別するための情報である。質問項目それぞれの種類としては、「センサを設置する態様」に関する質問項目、「センサを設置する環境」に関する質問項目、「センシング」に関する質問項目、「コスト要因」にかかる質問項目、「設置面積」に関する質問項目などが種類としてあり得る。例えば、「コスト要因」に係る質問項目として、「防水」に関する質問項目、「防爆」に関する質問項目があり得る。また、「設置面積」に関する質問項目として、「小型化」に関する質問項目(つまり、IoTシステムをどの程度小型にする必要があるか)があり得る。
項目「質問本文/選択肢」は、質問項目それぞれについて、回答のために予め用意された選択肢の情報を含む。例えば、複数の選択肢のいずれか(または複数)について、質問項目への回答としてユーザが選択可能であるとする。
図4は、サーバ20に記憶される入力結果データベース283、ユーザ情報データベース284のデータ構造を示す図である。
入力結果データベース283の各レコードは、項目「回答結果ID」と、項目「ユーザID」と、項目「回答日時」と、項目「回答内容」と、項目「特定されるセンサ構成」とを含む。
項目「回答結果ID」は、ユーザが複数の質問項目に対し回答内容を入力したそれぞれの回答結果を識別するための情報である。
項目「ユーザID」は、質問項目への回答を行ったユーザを識別するための情報である。
項目「回答日時」は、当該ユーザが質問項目への回答を行ったタイミングを示す。
項目「回答内容」は、当該ユーザが質問項目への回答を行った内容を示す。例えば、複数の質問項目それぞれについて、ユーザが選択した選択肢の情報を、回答の内容としてサーバ20において保持する。
項目「特定されるセンサ構成」は、ユーザが行った回答内容に基づき特定されるIoTシステムを示す。つまり、サーバ20は、項目「特定されるセンサ構成」において、センサキットを識別するための情報、または、各種センサ装置それぞれの識別情報の組み合わせを保持する。
ユーザ情報データベース284の各レコードは、項目「ユーザID」と、項目「回答実績」と、項目「購入実績」と、項目「販売実績」等を含む。
項目「ユーザID」は、ユーザそれぞれを識別するための情報である。
項目「回答実績」は、ユーザが回答を行った実績を示す。
項目「購入実績」は、ユーザがIoTシステムについて購入した実績を示す。
項目「販売実績」は、ユーザが構築したIoTシステムについて、サーバ20等において販売を行った結果、端末装置30等のユーザにより購入が行われた実績を示す。
<動作>
以下、ユーザがIoTシステムを構築するためにサーバ20を利用して質問項目に回答し、回答内容に基づいてサーバ20がIoTシステムを特定する動作について説明する。
以下、ユーザがIoTシステムを構築するためにサーバ20を利用して質問項目に回答し、回答内容に基づいてサーバ20がIoTシステムを特定する動作について説明する。
図5は、サーバ20がユーザに対し質問項目を提示することにより、IoTセンサの仕様を特定する処理を示すフローチャートである。
ステップS501において、端末装置10は、ブラウザ等により、質問項目に回答をするためのウェブサイト(例えば、サーバ20)へアクセスする。
ステップS551において、サーバ20は、質問項目データベース282を参照することにより、複数の質問項目へのユーザの回答を受け付けるための画面を端末装置10に表示させるための情報を生成し、生成した情報を端末装置10へ応答する。
ステップS503において、端末装置10は、サーバ20からの応答結果に基づいて、質問項目への回答を受け付ける画面を表示する。端末装置10は、複数の質問項目を表示しつつ、ユーザから、順次、回答の入力を受け付ける。端末装置10は、受け付けた回答結果をサーバ20へ送信する。
ステップS553において、サーバ20は、複数の質問項目への回答結果を端末装置10から受信して入力結果データベース283を更新する。サーバ20は、ユーザの回答結果に基づいて、IoTセンサの仕様(IoTシステムを構成するハードウェア)を特定する。サーバ20は、特定したIoTセンサの仕様を端末装置10へ応答する。
ステップS505において、端末装置10は、サーバ20により特定されたIoTセンサの仕様をディスプレイ14等により表示する。端末装置10は、ユーザから、特定されたIoTセンサの仕様について、購入する処理、販売の代理をサーバ20の事業者等に依頼する処理を受け付ける。
ステップS555において、サーバ20は、ユーザの操作に従って、入力結果データベース283、ユーザ情報データベース284等のデータベースを更新する。
図6は、IoTセンサを購入するユーザの端末の操作に応答して、購入のための処理をサーバ20が行う流れを示すフローチャートである。例えば、端末装置30が、サーバ20にアクセスすることにより、図6に示す処理を行う。
ステップS631において、端末装置30は、サーバ20にアクセスすることにより、IoTセンサを購入するための画面を要求する。
ステップS651において、サーバ20は、端末装置30に対し、入力結果データベース283に保持される、端末装置10のユーザによって構成されたIoTセンサの組み合わせを購入するための画面を端末装置30に応答する。
ステップS633において、端末装置30は、IoTセンサを購入するための操作を受け付ける。
ステップS653において、サーバ20は、端末装置30のユーザの操作に応答して、当該ユーザが、IoTセンサの組み合わせを購入する処理を実行する。
ステップS655において、サーバ20は、ユーザ情報データベース284を参照することにより、IoTセンサの販売者の販売データを更新する。
<画面例>
図7〜図10を参照して、画面の表示例について説明する。
図7〜図10を参照して、画面の表示例について説明する。
図7、図8、図9、図10は、ユーザに対し質問項目を提示して回答の入力を受け付ける局面の画面例を示す。
図7に示すように、端末装置10は、ディスプレイ14において、ユーザに対し、IoTセンサの構成を特定するための複数の質問項目への回答を受け付ける。
図7に示すように、端末装置10は、項目Q01において、IoTセンサの設置形態についての質問項目を表示する。当該項目Q01において、ユーザに対し、IoTセンサの設置形態として、図示するように、選択肢として「据え置き」、「携行」、「車内等」のいずれかの選択を受け付ける。例えば、IoTセンサの設置の形態が、据え置きであるか、移動体(車両)に設置するものである場合、電源から電力の供給を受けられる可能性があり、IoTセンサの下部に電源を設置することができる。一方、IoTセンサの設置の形態が、携行するものである場合、電源から電力の供給を受けることができないことがありうる。この場合、電力を供給するための代替手段(例えば、バッテリー)を必要とすることがあり得る。以上により、サーバ20は、設置形態の質問項目への回答結果に基づいて、IoTセンサの組み合わせを特定する。
端末装置10は、項目Q02において、ユーザに対し、IoTセンサの設置環境として、選択肢として、「屋外」、「屋内(部屋の中)」、「屋内(過酷な環境)」、「車両内」、「IoTセンサを携帯する、または、身に着ける」のいずれかの選択を受け付ける。
端末装置10は、項目Q03において、ユーザに対し、IoTセンサの電源の種類として、「家庭用電源」、「業務用電源」、「単一電池」、「単三電池」、「リチウムイオン平形充電池」、「鉛シールドバッテリー」のいずれかの選択を受け付ける。例えば、家庭用であれば100ボルト程度の電力の供給が受けられる可能性がある。また、鉛蓄電池等であれば、他の電池(シールドバッテリー等)と比較してコストを低下させられる等の事情があり得る。
端末装置10は、項目Q04において、ユーザに対し、IoTセンサの稼働を持続させたい時間として、テキスト入力により受け付ける。
端末装置10は、項目Q05において、ユーザに対し、IoTセンサによりセンシングデータを取得する頻度として、「できるだけ頻繁に」、「1秒に1回」、「1分に1回」、「10分に1回」、「1時間に1回」、「6時間に1回」、「1日1回」のいずれかの選択を受け付ける。
以上のように、複数の要因が複合することにより、IoTセンサの仕様が定まることがあり得る。複数の要因としては、電池の容量、センシング結果の送信の頻度、センシングの頻度、IoTセンサを筐体に格納して固定するか否か、等である。これらの要因は、お互いに干渉することがあり得る。例えば、送信の頻度、センシングの頻度を高めるのであれば、電力の消費量が大きくなることが想定されるため、電池の容量も影響を受けうる。
端末装置10は、項目Q06において、ユーザに対し、IoTセンサについて防水の仕様とするか否かについて、「防水」、「防滴(生活防水レベル)」、「不要(つまり、防水、防滴のいずれも必要ではない)」のいずれかの選択を受け付ける。
端末装置10は、項目Q07において、ユーザに対し、IoTセンサについて防爆の仕様とするか否かについて、「必要」、「不要」のいずれかの選択を受け付ける。例えば、大規模な工場設備(プラントなど)にIoTセンサが設置される場合に、専用設計を必要とすることがあり得る。
以上のように、IoTセンサを設置する環境によっては、雨風にさらされることがあり得る。例えば、IoTセンサを屋外に設置するか、屋内に設置するかによって、防水対応とするか否かが特定され得る。なお、室内であっても、防水の仕様とすることはあり得る。
端末装置10は、項目Q08において、ユーザに対し、IoTセンサの目的又は用途について、「(何らかの検知対象物を)発見して発報する」、「一通りセンシングデータを可視化する」、「リアルタイムで確認し、目視の代わりにする」、「何らかの事象を予知したい」のいずれかの選択を受け付ける。例えば、発報であれば、人感センサを用いることがあり得る。ユーザにとっては、IoTセンサの用途を指定することはできても、必要なセンサ装置の組み合わせまでは想起できないことがあり得る。
以上のように、IoTセンサの用途によっては、IoTセンサに対する充電が不定期になされることがあり得る。例えば、港湾などにIoTセンサを設置する場合、不定期に充電がされ得る。また、IoTセンサが人通りのない地域に設置する場合、不定期ではあるが巡回する人員が配置されることがあり、当該人員により、充電又は電池の交換がなされ得る。よって、電池の交換がなされる可能性がある場合、IoTセンサの電池の容量を大型化することが必須ではなくなることがあり、IoTセンサを小型化することができ得る。
また、IoTセンサを設置する事業者によっては、電池を持続させたい時間が異なり得る。これにより、電池の選択肢(永久に電力が供給されるもの(太陽電池等)、一定時間であれば電池の規格など)が特定され得る。
端末装置10は、項目Q09において、ユーザに対し、IoTセンサと、センシングデータを受信するゲートとの距離について、「400m以上」、「400m以下」のいずれかの選択を受け付ける。例えば、400m以上の距離となると、特定の通信規格(LPWAやWiSUN)を使用した通信ではセンシングデータが届かないことがあり得るため、通信距離に対応した通信規格を採用する必要がある。通信規格をいずれにするかにより、消費電力が大きく異なり得るため、電源の仕様が影響を受けうる。また、通信規格により、センシングデータのセンシングの頻度、送信頻度も規定され得る。
端末装置10は、項目Q10において、ユーザに対し、IoTセンサに対する遮蔽の有無について、「無し」、「有り」のいずれかの選択を受け付ける。例えば、倉庫の内部にIoTセンサが設置される場合、遮蔽があることになり、通信距離等が影響を受けうる。また、農園など、水分を含む農作物が多い環境であれば、通信距離に影響を受けうるため、天井などの所定の箇所に、通信を中継する(マルチホップさせる)ための機器を設置する必要が生じうる。
端末装置10は、項目Q11において、ユーザに対し、IoTセンサを構成するセンサを特定するための、図示するような各種選択肢のいずれかの選択を受け付ける。例えば、ユーザ側が、いずれのセンサ装置を使用するのがよいか把握している場合に、当該ユーザの指定を受け付ける。
端末装置10は、項目Q12において、ユーザに対し、IoTセンサを小型化するか否かについて、「必須である」、「できれば小型化する」、「不要である」、「大きくしたい」のいずれかの選択を受け付ける。
端末装置10は、項目Q13において、ユーザに対し、当該ユーザが構成するIoTセンサについて、サーバ20の運営者による代理販売を「希望する」、「不可とする」、「代理販売とするか否かを相談する」のいずれかの選択を受け付ける。
端末装置10は、項目Q14において、ユーザに対し、PoCの段階から、ユーザが当該IoTセンサの構成について事業化する(案件化する)までのコンサルティングについて「必要とする」、「不要である」のいずれかの選択を受け付ける。
端末装置10は、項目Q15において、ユーザに対し、その他の当該ユーザからの要望の入力を受け付ける。
図11は、ユーザが質問項目に対する回答を入力することに応答して特定されるIoTセンサの仕様をユーザに提示する局面の画面例を示す。ステップS505の処理に対応する。
端末装置10は、ディスプレイ14において、表示部A01に、サーバ20が特定したIoTセンサの組み合わせを表示する。同様に、端末装置10は、表示部A02に、サーバ20が特定したIoTセンサの、別の組み合わせを表示する。表示部A01および表示部A02において、端末装置10は、ユーザから、当該IoTセンサの組み合わせを購入するための操作を、操作受付部A011またはA021において受け付ける。端末装置10は、操作受付部A012およびA022において、サーバ20により特定されたIoTセンサの組み合わせについて、サーバ20の事業者に、販売の代理を依頼するための操作を受け付ける。
端末装置10は、操作受付部B01への入力操作を受け付けることにより、図7〜図10で説明したような各質問項目への回答内容を修正する操作を受け付ける。
端末装置10は、表示部B02において、ユーザが複数の質問項目について回答した回答内容を表示する。
10 端末装置、20 サーバ、30 端末装置、281 IoTセンサ・IoTキットデータベース、282 質問項目データベース、283 入力結果データベース、284 ユーザ情報データベース。
Claims (6)
- 情報処理装置であって、制御部と、記憶部とを備え、
前記記憶部において、IoTシステムを構成するセンサ一式または各センサの仕様の情報を記憶するように構成されており、
前記制御部は、
ユーザに対し、IoTシステムに関する1以上の質問項目を提示して、当該質問項目に対する前記ユーザの回答の入力を受け付けるステップと、
前記受け付けた回答の内容と、前記仕様の情報とに基づいて、前記回答の内容に対応するセンサの仕様を特定するステップと、
前記特定した前記センサの仕様を前記ユーザに提示するステップと、を行う、情報処理装置。 - 前記受け付けるステップにおいて、前記ユーザに対し、それぞれ異なる複数の質問項目を提示し、当該質問項目において複数の選択肢を前記ユーザに提示して当該複数の選択肢の少なくともいずれかの指定を受け付け、
前記特定するステップにおいて、当該複数の質問項目への回答内容として、各質問項目において指定された前記選択肢の組み合わせに基づいて、前記記憶部に記憶される各センサ一式または各センサのうち、候補となる前記センサ一式または前記センサの仕様を特定する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記複数の質問項目には、センサを設置する態様についての質問項目、センサを設置する環境についての質問項目、センサによるセンシングの仕様に関する質問項目、センサを設置することへのコスト要因に関する質問項目、センサを設置できる面積の条件に関する質問項目、センサに供給する電源に関する質問項目、の少なくともいずれかが含まれる、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記ユーザに対し、前記特定した前記センサの仕様について、当該センサを購入するための操作、または、当該センサの販売代理を依頼するための操作の少なくともいずれかを提示する、請求項1から3のいずれかに記載の情報処理装置。
- 情報処理装置により実行される方法であって、前記情報処理装置は、制御部と、記憶部とを備え、
前記記憶部において、IoTシステムを構成するセンサ一式または各センサの仕様の情報を記憶するように構成されており、
前記方法は、前記制御部が、
ユーザに対し、IoTシステムに関する1以上の質問項目を提示して、当該質問項目に対する前記ユーザの回答の入力を受け付けるステップと、
前記受け付けた回答の内容と、前記仕様の情報とに基づいて、前記回答の内容に対応するセンサの仕様を特定するステップと、
前記特定した前記センサの仕様を前記ユーザに提示するステップと、を行う、方法。 - 情報処理装置において実行されるプログラムであって、前記情報処理装置は、プロセッサと、記憶部とを備え、
前記記憶部において、IoTシステムを構成するセンサ一式または各センサの仕様の情報を記憶するように構成されており、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザに対し、IoTシステムに関する1以上の質問項目を提示して、当該質問項目に対する前記ユーザの回答の入力を受け付けるステップと、
前記受け付けた回答の内容と、前記仕様の情報とに基づいて、前記回答の内容に対応するセンサの仕様を特定するステップと、
前記特定した前記センサの仕様を前記ユーザに提示するステップと、を実行させる、プログラム。
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JP2019229821A JP2021099556A (ja) | 2019-12-20 | 2019-12-20 | 情報処理装置、方法、プログラム |
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