JP2021090478A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021090478A JP2021090478A JP2019221276A JP2019221276A JP2021090478A JP 2021090478 A JP2021090478 A JP 2021090478A JP 2019221276 A JP2019221276 A JP 2019221276A JP 2019221276 A JP2019221276 A JP 2019221276A JP 2021090478 A JP2021090478 A JP 2021090478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- circuit
- washing machine
- rotation speed
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
【課題】回路部品の増加を抑制しつつ、洗濯運転に必要な駆動電圧を確保できる洗濯機を提供する。【解決手段】実施形態の洗濯機は、洗濯運転を行うための回転駆動力を発生させるモータと、このモータを駆動するインバータ回路と、このインバータ回路に供給する駆動用電源を昇圧する昇圧回路と、この昇圧回路による昇圧を制御すると共に、前記インバータ回路を介して前記モータを駆動制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、洗い運転を行う際には前記モータの始動を開始する前に前記昇圧回路による昇圧制御を開始し、脱水運転を行う際には前記モータの始動を開始した後に前記昇圧回路による昇圧制御を開始する。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、インバータ回路に供給する駆動用電源を昇圧する昇圧回路を備えた洗濯機に関する。
一般に、洗濯運転を行うモータをインバータ回路により駆動する際には、高い駆動電圧を供給するため、交流電源を倍電圧整流し、更に昇圧制御を行う電源回路を採用するものが多い。
しかしながら、上記のような電源回路は回路部品が多くなるため、回路基板に占める面積が大きくなり、総じて回路基板が大型化するという問題がある。
そこで、回路部品の増加を抑制しつつ、洗濯運転に必要な駆動電圧を確保できる洗濯機を提供する。
そこで、回路部品の増加を抑制しつつ、洗濯運転に必要な駆動電圧を確保できる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、洗濯運転を行うための回転駆動力を発生させるモータと、
このモータを駆動するインバータ回路と、
このインバータ回路に供給する駆動用電源を昇圧する昇圧回路と、
この昇圧回路による昇圧を制御すると共に、前記インバータ回路を介して前記モータを駆動制御する制御回路とを備え、
前記制御回路は、洗い運転を行う際には前記モータの始動を開始する前に前記昇圧回路による昇圧制御を開始し、脱水運転を行う際には前記モータの始動を開始した後に前記昇圧回路による昇圧制御を開始する。
このモータを駆動するインバータ回路と、
このインバータ回路に供給する駆動用電源を昇圧する昇圧回路と、
この昇圧回路による昇圧を制御すると共に、前記インバータ回路を介して前記モータを駆動制御する制御回路とを備え、
前記制御回路は、洗い運転を行う際には前記モータの始動を開始する前に前記昇圧回路による昇圧制御を開始し、脱水運転を行う際には前記モータの始動を開始した後に前記昇圧回路による昇圧制御を開始する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の洗濯機1は、縦型の全自動洗濯機であり、家電機器に相当する。図1において、洗濯機1の外殻は、外箱2と、外箱2の上部に装着されたトップカバー3とにより構成されている。トップカバー3には、図示しない洗濯物出入口を開閉する洗濯蓋4が開閉可能に設けられている。外箱2内には、水槽5が配設されている。水槽5は、底部が閉塞され且つ上面が開口した円筒容器状をなしていて、外箱2の四隅に設けられた吊り棒6aと図示しないコイルばねを主体に構成された防振装置6を介して弾性的に吊り下げ支持されている。水槽5の中心軸線は上下方向に指向している。
図1に示すように、本実施形態の洗濯機1は、縦型の全自動洗濯機であり、家電機器に相当する。図1において、洗濯機1の外殻は、外箱2と、外箱2の上部に装着されたトップカバー3とにより構成されている。トップカバー3には、図示しない洗濯物出入口を開閉する洗濯蓋4が開閉可能に設けられている。外箱2内には、水槽5が配設されている。水槽5は、底部が閉塞され且つ上面が開口した円筒容器状をなしていて、外箱2の四隅に設けられた吊り棒6aと図示しないコイルばねを主体に構成された防振装置6を介して弾性的に吊り下げ支持されている。水槽5の中心軸線は上下方向に指向している。
水槽5の内部には、洗濯槽と脱水槽を兼ねた回転槽7が収容配置されている。回転槽7も底部が閉塞され上面が開口した円筒容器状をなしている。回転槽7は、中心軸線を上下方向に指向させた状態で、その中心軸線を中心に回転可能とされている。回転槽7は、周壁部に多数の脱水孔8を有するとともに、上端部にバランスリング9を備えている。各脱水孔8は、回転槽7の周壁部を厚さ方向に貫通していて、回転槽7の内外を連通させている。回転槽7には、トップカバー3の洗濯物出入口を通して洗濯物が出し入れされる。回転槽7内の底部には、撹拌体10が回転可能に配設されている。この場合、水槽5と回転槽7で槽体30を構成している。
水槽5の下方には、洗濯および脱水用の洗濯機モータ11およびクラッチ機構12が設けられている。洗濯機モータ11は、例えばアウターロータ型の3相のDCブラシレスモータである。洗濯機モータ11が有するロータの回転位置は、ロータ位置検知部に相当する図示しない回転センサ,例えば3つの磁気的な位置センサにより検出される。
クラッチ機構12は、洗濯機モータ11により撹拌体10だけを回転させる場合と、撹拌体10と回転槽7を一体的に回転させる場合とを切り替えるためのものである。水槽5の底部に形成された排水口13には、排水弁14を介して排水ホース15が接続されている。排水弁14が開放されると、回転槽7内および水槽5内の水が排水ホース15を通して機外へ排出される。
この場合、クラッチ機構12と排水弁14は、水槽5の底部下面に設けられた切替用モータ16により連動して切り替え操作される。具体的には、切替用モータ16により排水弁14を開放動作させた場合には、クラッチ機構12は、洗濯機モータ11により撹拌体10と回転槽7を一体的に回転させるように切り替えられる。また、排水弁14を閉鎖動作させた場合には、クラッチ機構12は、洗濯機モータ11により撹拌体10だけを独立させて回転させるように切り替えられる。なお、切替用モータ16の代わりに電磁ソレノイドを用いる構成とすることもできる。
外箱2内の下部には、運転制御部を構成する制御装置18が設けられている。また、トップカバー3の内部には、安全レバー19によって操作される安全スイッチ20が設けられている。安全レバー19は、トップカバー3の下部から水槽5の外周面と外箱2の内面との間に位置するように垂下する状態に設けられている。安全スイッチ20は、水槽5が揺れて水槽5の外面が安全レバー19に当接することに伴い操作されることで、水槽5の揺れが大きいことを検出する。
トップカバー3の上面における前部,図1中の左側には、操作パネル21が設けられている。操作パネル21には、表示部や操作入力部23が設けられている。トップカバー3内には、回転槽7内および水槽5内へ給水するための給水弁や、水槽5内の水位を検出するための水位センサが設けられている。給水弁には、図示はしないが水道の蛇口に接続された給水ホースが接続されていて、その給水弁が開放されると、水道水が、図示しない注水口を通して回転槽7内ひいては水槽5内に供給される。
図2は、洗濯機1に搭載され、昇圧回路を備えるインバータ装置31の構成を示す。100Vの商用交流電源には、一端側にリアクトル32を介して、4つのダイオードをブリッジ接続してなる整流ブリッジ回路33が接続される。整流ブリッジ回路33の出力端子間には、スイッチング素子であるIGBT34のコレクタ,エミッタと、ダイオード35及び平滑コンデンサ36の直列回路とが並列に接続されている。IGBT34のコレクタ,エミッタ間には、フリーホイールダイオード37が接続されている。
平滑コンデンサ36の両端には、インバータ回路40が接続されている。インバータ回路40は、6個のIGBT41を3相ブリッジ接続して構成されている。IGBT11のコレクタ,エミッタ間には、フリーホイールダイオード42が接続されている。インバータ回路40の各相出力端子は、洗濯機モータ11のスター結線されている各相固定子巻線の一端にそれぞれ接続されている。
インバータ回路40の負側とグランドとの間には、シャント抵抗44が接続されている。シャント抵抗44の両端は、図示しないがマイクロコンピュータ45の入力端子にそれぞれ接続されている。以下、マイコン45と称す。シャント抵抗44は、インバータ回路40を介してモータ11に通電される相電流を検出するもので、本実施形態では1シャント電流検出方式を採用している。マイコン45は、シャント抵抗44の端子電圧を所定のタイミングでA/D変換して読み込むことで、U,V,Wの各相電流を検出する。そして、マイコン45は、検出した電流に基づいてPWM信号を生成し、インバータ回路40を構成する各IGBT41にゲート信号として出力する。
マイコン45は、制御装置18に含まれており、IGBT34にもゲート信号を出力する。そして、リアクトル32,整流ブリッジ回路33,IGBT34,ダイオード35,平滑コンデンサ36及びマイコン45により、昇圧回路47が構成されている。昇圧回路47は、リアクトル42を用いた昇圧動作を行わない場合には、100Vの交流電源を全波整流し、約140Vの直流電圧をインバータ回路40等に供給する。
IGBT34のオンオフ制御は、マイコン45からのパルス指令により制御される。IGBT34がONすると、交流電源からリアクトル42,整流ブリッジ回路43,IGBT34を介して短絡電流が流れ,このとき短絡電流が磁気エネルギーとしてリアクタ42に蓄えられる。IGBT34がOFFすると、蓄えられた磁気エネルギーが解放され、ダイオード35を介してインバータ回路40に供給される電圧が昇圧される。IGBT34への指令パルスをコントロールすることにより昇圧レベルが変更可能となる。
インバータ回路40の入力端子間には、図示しない分圧抵抗回路が接続されており、その分圧点はマイコン45の入力端子に接続されている。これにより、マイコン45は、インバータ回路40に供給される駆動電源電圧を検知する。シャント抵抗44には、下側の3相のうち1相のIGBT41がONしており、且つ他の2相のIGBT41がOFFしているタイミングでモータ11の巻線と同じ電流が発生するので、正負の電圧が発生する。この正負の電圧は、図示しないレベルシフト用分圧抵抗によりプラス側にレベルシフトされて、マイコン45のA/D端子に入力される。
マイコン45は、PWMの搬送波周期毎に下相のIGBT41がオンするタイミングで、最低2相分の電圧を変換する。またマイコン45の内部には、インバータ回路40の上下アームが短絡した場合に、回路の破壊を防止するために過電流検出を行なう機能がある。過電流として、例えば15Aに相当する比較電圧を検知すると、PWM信号の出力が直ちに遮断されて回路部品の破損を防ぐ。マイコン45は、前述した3つの位置センサの情報からモータ11の現在のロータの位置を推測してベクトル制御を行い、PWM信号の出力を制御してモータ11のd軸,q軸電流を適切に発生させる。また、マイコン45は、推測したロータ位置を微分することでモータ11の回転速度についても推測する。マイコン45は、制御回路及び回転速度検出部に相当する。
次に、本実施形態の作用について図3から図5を参照して説明する。洗い運転時には、水を含んだ衣類が回転槽7の内底部にある撹拌体10の凹凸形状部分に引っ掛かるため、モータ11に大きな負荷がかかる。すると、モータ11に通電される電流量が増加するので電源電圧が低下する。本実施形態の構成では倍電圧整流回路を用いていないので、昇圧回路47が昇圧動作を行わない場合の電源電圧は、DC140V程度である。電源電圧の不足によるモータエラーを防止するため、本実施形態では、洗い運転時にはモータ11の起動前に昇圧動作を行い、モータ11の負荷が小さい脱水運転時にはモータ11の起動後に昇圧動作を行う。
図3は、洗濯及び脱水運転中における昇圧制御を中心に示すフローチャートである。洗い運転においてモータ11の駆動命令が入力されると(S1;YES,S2)、マイコン45は昇圧回路47による昇圧動作を開始させ(S3)、それからモータ11の駆動を開始させる(S4)。運転中においてモータ11の回転速度が所定回転速度,例えば20rpm以下になると(S5;YES)、高い電圧は不要となるので昇圧動作を停止させる(S6)。その後、モータ11の回転が停止すると(S7)ステップS1に戻る。
一方、脱水運転においてモータ11の駆動命令が入力されると(S1;NO,S8;YES,S9)、マイコン45はモータ11の駆動を開始させてから(S10)昇圧回路47による昇圧動作を開始させる(S11)。以降のステップS12〜S14は、ステップS5〜S7と同様である。
図4に示すように、洗い運転では、ステップS3で昇圧動作を開始すると0.5秒後に電源電圧を280Vまで昇圧させて、そのタイミングでステップS4にてモータ11の駆動を開始する。そして、電源電圧が280Vに維持された状態でモータ11の回転速度を0.5秒後に150rpmまで上昇させる。
一方、図5に示す脱水運転では、ステップS10でモータ11の駆動を開始すると、その1秒後にステップS11で昇圧動作を開始させる。脱水運転では、モータ11の回転速度を6秒後に130rpmまで上昇させるのに併せて、電源電圧を280Vまで昇圧させる。その後、モータ11の回転速度を130rpmに維持する期間をある程度継続させた後に、300rpmまで上昇させる。
以上のように本実施形態によれば、インバータ回路40は、洗濯運転を行うための回転駆動力を発生させるモータ11を駆動する。昇圧回路47は、インバータ回路40に供給する駆動用電源を昇圧する。マイコン45は、昇圧回路47による昇圧動作を制御すると共に、インバータ回路40を介してモータ11を駆動制御する際に、洗い運転を行う場合はモータ11の始動を開始する前に昇圧回路47による昇圧制御を開始し、脱水運転を行う場合はモータ11の始動を開始した後に昇圧制御を開始する。
このように構成すれば、モータ11の負荷が比較的大きい洗濯運転時には、電源電圧の不足を防止しつつ運転を行うことができる。また、モータ11の負荷が比較的小さい脱水運転時には、昇圧制御を行う時間を削減して昇圧回路47における電力損失を抑制することができる。
また、マイコン45は、モータ11の回転速度が所定値以下に低下すると昇圧制御を停止するので、昇圧制御を行う時間を更に削減できる。特に、洗濯運転時には、モータ11の正転,停止,反転,停止を数秒〜数10秒周期で繰り返し実行するので、モータ11の回転速度低下時及び停止時に昇圧制御を停止することで、昇圧制御を行う時間を大幅に削減できる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図6に示す第2実施形態では、ステップS5,S6の間とステップS12,S13の間に、それぞれモータ11のロック判定(S21,S22)を行う。すなわち、昇圧動作の実行中にモータ11の回転速度が低下しても、それがモータロックによるものであれば、それぞれステップS5,S12に戻って昇圧制御を継続する。モータロックによるものでなければ(S21;YES,S22;YES)それぞれステップS6,S13に移行する。
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図6に示す第2実施形態では、ステップS5,S6の間とステップS12,S13の間に、それぞれモータ11のロック判定(S21,S22)を行う。すなわち、昇圧動作の実行中にモータ11の回転速度が低下しても、それがモータロックによるものであれば、それぞれステップS5,S12に戻って昇圧制御を継続する。モータロックによるものでなければ(S21;YES,S22;YES)それぞれステップS6,S13に移行する。
モータ11のロック判定については様々な周知技術があるが、例えば回転指令が有効であるにもかかわらず、マイコン45が推定しているモータ11の回転速度が一定時間,例えば1秒程度変化しなければモータ11のロックと判定できる。また、例えばモータ11に回転センサを取り付けて、同様に回転センサの出力信号が一定時間変化しなければロックと判定できる。マイコン45は、モータロック検出部に相当する。
すなわち、モータ11がロック状態となった場合には、その状態を脱してモータ11を再度回転させるためにトルクを出力し続ける必要があるので、回転速度が低下しても昇圧制御を継続する。これにより、モータ11のロック状態を解消できる。
(第3実施形態)
図7に示す第3実施形態では、第1実施形態のステップS5,S12に替わるステップS23,S24において、モータ11に通電している電流の平均値が、所定値,例えば0.5A以下か否かを判断する。すなわち、モータ11の回転速度が低下すれば通電される電流値も低下するので、第1実施形態と同様の判断を行うことができる。尚、ステップS5,S12の判断を併せて行っても良い。
図7に示す第3実施形態では、第1実施形態のステップS5,S12に替わるステップS23,S24において、モータ11に通電している電流の平均値が、所定値,例えば0.5A以下か否かを判断する。すなわち、モータ11の回転速度が低下すれば通電される電流値も低下するので、第1実施形態と同様の判断を行うことができる。尚、ステップS5,S12の判断を併せて行っても良い。
(第4実施形態)
図8に示す第4実施形態では、最初に回転槽7内の布負荷を検知する処理を行う(S0)。そして、ステップS3の実行後に、布の負荷量が小さいか否かを判断する(S25)。図9に示すように、例えば推定重量として検知した布の負荷量が1kg以下であれば「負荷量小」と判定してステップS4に移行する。負荷量が1kgを超えていれば、ステップS26に移行して所定時間待機する。ここでは、負荷量が4kg以下か、又は10kg以下かによって、例えば待ち時間をそれぞれ0.2秒,1秒に設定する。それから、ステップS4に移行する。
図8に示す第4実施形態では、最初に回転槽7内の布負荷を検知する処理を行う(S0)。そして、ステップS3の実行後に、布の負荷量が小さいか否かを判断する(S25)。図9に示すように、例えば推定重量として検知した布の負荷量が1kg以下であれば「負荷量小」と判定してステップS4に移行する。負荷量が1kgを超えていれば、ステップS26に移行して所定時間待機する。ここでは、負荷量が4kg以下か、又は10kg以下かによって、例えば待ち時間をそれぞれ0.2秒,1秒に設定する。それから、ステップS4に移行する。
すなわち、負荷量が小さい場合は、昇圧制御を開始してから待ち時間なしでモータ11の駆動を開始しても問題は無い。負荷量が大きい場合は、その負荷量に応じて待ち時間を設定することで、電源電圧がある程度昇圧された段階でモータ11の駆動を開始する。これにより、電源電圧の不足による駆動エラーの発生を防止する。
また、第4実施形態では、ステップS10,S11の間で、モータ11の回転速度が所定回転速度,例えば20rpm以上か否かを判断する(S27)。脱水運転時には、モータ11の回転速度がある程度上昇した時点で昇圧制御を開始すれば良いので、これにより昇圧制御を行う時間を削減して、電力損失を抑制することができる。
(その他の実施形態)
所定回転速度は、20rpmに限ることはない。
電流の平均値に対する所定値にも、0.5Aに限ることはない。
図9に示す待ち時間は、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
回転槽がドラムであるドラム式洗濯機に適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
所定回転速度は、20rpmに限ることはない。
電流の平均値に対する所定値にも、0.5Aに限ることはない。
図9に示す待ち時間は、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
回転槽がドラムであるドラム式洗濯機に適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、11は洗濯機モータ、40はインバータ回路、45はマイクロコンピュータ、47は昇圧回路を示す。
Claims (6)
- 洗濯運転を行うための回転駆動力を発生させるモータと、
このモータを駆動するインバータ回路と、
このインバータ回路に供給する駆動用電源を昇圧する昇圧回路と、
この昇圧回路による昇圧を制御すると共に、前記インバータ回路を介して前記モータを駆動制御する制御回路とを備え、
前記制御回路は、洗い運転を行う際には前記モータの始動を開始する前に前記昇圧回路による昇圧制御を開始し、脱水運転を行う際には前記モータの始動を開始した後に前記昇圧回路による昇圧制御を開始する洗濯機。 - 前記モータの回転速度を検出する回転速度検出部を備え、
前記制御回路は、前記モータの回転速度が所定値以下に低下すると、前記昇圧制御を停止する請求項1記載の洗濯機。 - 前記モータの回転がロック状態になったことを検出するモータロック検出部を備え、
前記制御回路は、前記モータの回転速度が所定値以下に低下しても、前記モータの回転がロック状態になると前記昇圧制御を継続する請求項2記載の洗濯機。 - 前記モータに通電される電流を検出する電流検出部を備え、
前記制御回路は、前記電流が所定値以下に低下すると、前記昇圧制御を停止する請求項1から3の何れか一項に記載の洗濯機。 - 前記モータに加わる負荷量を検出する負荷量検出部を備え、
前記制御回路は、前記洗い運転において昇圧制御を開始するタイミングを、前記負荷量に応じて決定する請求項1から4の何れか一項に記載の洗濯機。 - 前記モータの回転速度を検出する回転速度検出部を備え、
前記制御回路は、前記脱水運転において昇圧制御を開始するタイミングを、前記回転速度に応じて決定する請求項1から5の何れか一項に記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019221276A JP2021090478A (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019221276A JP2021090478A (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021090478A true JP2021090478A (ja) | 2021-06-17 |
Family
ID=76311028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019221276A Pending JP2021090478A (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021090478A (ja) |
-
2019
- 2019-12-06 JP JP2019221276A patent/JP2021090478A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5813069A (en) | Motor control method for automatic clothes washer | |
JP6407556B2 (ja) | 洗濯機 | |
US5979194A (en) | Motor speed control for washing machine | |
JP3319380B2 (ja) | モータ駆動制御装置 | |
JP5784431B2 (ja) | 負荷駆動装置および洗濯機 | |
JP2021090478A (ja) | 洗濯機 | |
JP2021093778A (ja) | インバータ装置及び洗濯機 | |
JP3661395B2 (ja) | 動力発生装置とこれを用いた電気洗濯機 | |
JP2001046777A (ja) | 電気洗濯機 | |
JP2017070541A (ja) | 洗濯機 | |
JP3841412B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP2020174498A (ja) | インバータ装置及び洗濯機 | |
KR102161630B1 (ko) | 회생 제동을 수행하는 모터 구동 장치 | |
JP4409144B2 (ja) | 洗濯機 | |
KR100382013B1 (ko) | 전기 세탁기 | |
JP2001046780A (ja) | 電気洗濯機 | |
EP3819419A1 (en) | Laundry machine | |
JP2001252494A (ja) | 洗濯機及びインバータ装置 | |
JP6634603B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP2004008547A (ja) | 洗濯機 | |
JP6403418B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP7449847B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP3434811B2 (ja) | モータ駆動制御装置及び洗濯機 | |
JP2000024366A (ja) | 洗濯機 | |
JPH11276781A (ja) | インバータ洗濯機 |