JP2021082324A - 管理装置、情報処理装置、管理方法、およびプログラム - Google Patents

管理装置、情報処理装置、管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数種類のメモリに対するデータの割当てに用いる情報を提供する。【解決手段】管理装置18は、処理回路12による複数種類の記憶部14に対するアクセスを管理する。記憶部14は、複数の第1領域を含み、第1領域は複数の第2領域を含む。管理装置18は、管理部22を備える。管理部22は、管理テーブル30Aを管理する。管理テーブル30Aは、第1領域の識別情報と、第1領域に含まれる複数の第2領域の各々ごとに、第2領域が処理回路12によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応付けたテーブルである。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、管理装置、情報処理装置、管理方法、およびプログラムに関する。
MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、ReRAM(Resistive RAM)、PCM(Phase−Change Memory)などの各種のストレージクラスメモリ(SCM)が開発されている。SCMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)に比べてアクセス速度は遅いが、集積度が高い。一方、DRAMは、SCMに比べて集積度は低いが、アクセス速度が速い。このため、複数種類のメモリを搭載したシステムの場合、これらのメモリを使い分けて用いる必要がある。
しかし、従来では、DRAMのみをメインメモリに用いることを前提としていたため、複数の種類のメモリに対するデータの割当てに用いる情報が管理されていなかった。例えば、アクセス済であるか否かを示す情報を、ページ単位でページテーブルに記録する方法が開示されている。しかし、従来では、ページ内の何れの領域にアクセスがなされたかの管理がなされておらず、従来管理されている情報では、複数種類のメモリに対するデータの割当てを定めることは困難であった。
Computer Organization and Design RISC−V Edition, David A. Patterson & John L. Hennessy, Morgan Kaufmann Publishers, ISBN 978−0−12−812275−4, 5.7 Virtual Memory.
本発明が解決しようとする課題は、複数種類のメモリに対するデータの割当てに用いる情報を提供することの可能な、管理装置、情報処理装置、管理方法、およびプログラムを提供することである。
実施形態の管理装置は、処理回路による複数種類の記憶部に対するアクセスを管理する。前記記憶部は複数種類の前記記憶部間のデータの転送の単位である複数の第1領域を含み、前記第1領域は複数の第2領域を含む。複数種類の前記記憶部は、第1の記憶部と、第1の記憶部より前記処理回路によるアクセス速度が遅い第2の記憶部と、を含む。管理装置は、管理テーブルを管理する管理部を備える。管理テーブルは、前記第1領域の識別情報と、前記第1領域に含まれる複数の前記第2領域の各々ごとに、前記第2領域が前記処理回路によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応付ける。前記管理部は、前記管理テーブルにおける前記アクセス管理情報に基づいて、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、複数種類の前記記憶部のいずれかに決定し、前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報を規定された前記第2領域が前記第1領域内のアドレス順に第3閾値以上隣接し且つ連続する前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、前記第1の記憶部に決定する決定部を有する。
情報処理装置の模式図。 物理アドレス空間を示す模式図。 管理テーブルのデータ構成を示す模式図。 情報処理の手順のフローチャート。 管理テーブルのデータ構成を示す模式図。 情報処理装置の模式図。 情報処理装置の模式図。
以下に添付図面を参照して、本実施の形態の詳細を説明する。
図1は、本実施の形態の情報処理装置10の構成の一例を示す模式図である。情報処理装置10は、処理回路12と、管理装置18と、キャッシュメモリ16と、記憶部14と、を備える。
処理回路12とキャッシュメモリ16、処理回路12と管理装置18、キャッシュメモリ16と管理装置18、および管理装置18と記憶部14の各々は、データや信号を授受可能に接続されている。
処理回路12は、1または複数のプロセッサを有する。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサは、1または複数のCPUコアを含んでいてもよい。処理回路12は、プログラムの実行に応じて、記憶部14からのデータ読出しや、記憶部14へのデータ書込みを行う。
処理回路12および後述する管理装置18は、記憶部14に記憶されているデータをキャッシュメモリ16に一時的に記憶し、処理に用いる。
記憶部14は、処理回路12による作業領域として用いられるメインメモリである。本実施の形態の情報処理装置10は、複数種類の記憶部14を備える。すなわち、本実施の形態の情報処理装置10は、複数種類の記憶部14を、メインメモリとして用いる。
複数種類の記憶部14は、処理回路12によるアクセス速度が互いに異なる。なお、以下では、処理回路12によるアクセス速度を、単にアクセス速度と称して説明する場合がある。また、アクセス速度は、アクセス遅延とも呼ばれることもある。アクセス速度が速いというのは、アクセス遅延時間が短いことである。
本実施の形態では、情報処理装置10は、アクセス速度の異なる複数種類の記憶部14として、第1記憶部14Aと、第2記憶部14Bと、を備える。なお、情報処理装置10は、3種類以上の記憶部14を備えた構成であってもよい。
第1記憶部14Aは、第2記憶部14Bに比べてアクセス速度が速い。また、本実施の形態では、第1記憶部14Aは、第2記憶部14Bより集積度が低い。
第1記憶部14Aは、例えば、揮発性メモリである。具体的には、第1記憶部14Aは、DRAM(Dynamic Random Acces Memory)である。なお、第1記憶部14Aは、DRAMと同様に高速アクセスが可能な、MRAM(Magnetoresistive Random Acces Memory)等の不揮発メモリであってもよい。
一方、第2記憶部14Bは、第1記憶部14Aに比べてアクセス速度が遅い。また、本実施の形態では、第2記憶部14Bは、第1記憶部14Aより容量が大きい。
第2記憶部14Bは、例えば、不揮発性メモリである。具体的には、第2記憶部14Bは、DRAMより大容量な大容量高速不揮発メモリ(Non−volatile Memory)である。
更に具体的には、第2記憶部14Bは、MRAM、PCM(Phase Change Memory)、PRAM(Phase Random Access Memory)、PCRAM(Phase Change Random Access Memory)、ReRAM(Resistance Change Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、3DXPointまたはMemristorなどである。
また、第2記憶部14Bは、いわゆるストレージクラスメモリ(SCM)と呼ばれるメモリであってもよい。また、第2記憶部14Bは、複数の半導体装置を1つの基板または筐体等に設けたモジュールであってもよい。
本実施の形態では、第1記憶部14AがDRAMであり、第2記憶部14BがSCMである場合を、一例として説明する。なお、第1記憶部14Aのアクセス速度が第2記憶部14Bより速ければよく、これらの組合せは、第1記憶部14AがDRAMであり第2記憶部14BがSCMである形態に限定されない。例えば、第1記憶部14AがMRAMであり、第2記憶部14BがReRAMであってもよい。
なお、第1記憶部14Aおよび第2記憶部14Bを総称して説明する場合には、単に、記憶部14と称して説明する。
記憶部14は、複数の第1領域を含む。第1領域は、複数の第2領域を含む。言い換えると、本実施の形態では、処理回路12および管理装置18が、第1記憶部14Aおよび第2記憶部14Bを、第1領域毎に管理すると共に、第1領域内の第2領域ごとに管理する。
図2は、処理回路12から見た物理アドレス空間を示す模式図である。
図2に示すように、第1記憶部14Aおよび第2記憶部14Bは、それぞれ、複数の第1領域を含む。
第1領域は、例えば、処理回路12によるデータの管理単位(例えば、ページ)である。なお、第1領域は、処理回路12によるデータの管理単位の所定数倍の単位などであってもよい。本実施の形態では、第1領域が、ページに相当する場合を、一例として説明する。
第2領域は、第1領域より小さい領域である。例えば、第2領域は、処理回路12による記憶部14に対するアクセスに伴うデータの書き換え単位である。具体的には、第2領域は、キャッシュラインと呼ばれる単位である。キャッシュラインは、キャッシュメモリ16に対するデータの書き換え単位に対応する。すなわち、処理回路12からのメモリアクセス要求を受けた管理装置18は、キャッシュラインの単位で、第1記憶部14Aまたは第2記憶部14Bにアクセスする。
キャッシュラインは、例えば、64バイトである。なお、第2領域は、キャッシュラインよりも小さい単位(例えば、バイト単位)であってもよい。また、第2領域は、キャッシュラインのサイズの所定数倍の単位などであってもよい。
本実施の形態では、処理回路12および管理装置18は、図2に示す物理アドレス空間15にマッピングされた第1記憶部14Aおよび第2記憶部14B内の領域を、第1領域のサイズ(例えば、ページサイズ)に区切って管理する。そして、処理回路12および管理装置18は、ページテーブルを用いて論理アドレスから物理アドレスに変換することで、仮想記憶を実現する。
また、本実施の形態では、処理回路12および管理装置18は、第1領域内を第2領域のサイズ(例えば、キャッシュライン)に区切って管理する。
このように、本実施の形態の情報処理装置10は、複数種類の記憶部14の各々を、第1領域(例えばページ単位)より細かい単位である第2領域(例えばキャッシュライン)ごとに、管理可能に構成されている。
図1に戻り、説明を続ける。管理装置18は、処理回路12による、複数種類の記憶部14(第1記憶部14A、第2記憶部14B)に対するアクセスを管理する。管理装置18は、メモリ管理ユニット(MMU:Memory Management Unit)と称される場合がある。
管理装置18は、アクセス制御部20と、管理部22と、を有する。管理部22は、更新部24と、決定部26と、転送部28と、管理情報記憶部30と、を有する。
更新部24、決定部26、および転送部28は、例えば、ハードウェア(論理回路)により実現される。また、更新部24、決定部26、および転送部28は、1または複数のプロセッサにより実現してもよい。例えば、更新部24、決定部26、および転送部28の少なくとも1つは、CPUなどのプロセッサにプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよい。また、更新部24、決定部26、および転送部28の少なくとも1つは、専用のIC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよい。また、更新部24、決定部26、および転送部28は、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。複数のプロセッサを用いる場合、各プロセッサは、これらの更新部24、決定部26、および転送部28のうち1つを実現してもよいし、各部のうち2以上を実現してもよい。
アクセス制御部20は、処理回路12から受付けたメモリアクセス要求を処理する。メモリアクセス要求は、処理回路12から記憶部14に対するアクセス要求である。メモリアクセス要求は、記憶部14へのデータ書込み、または記憶部14からのデータ読出しを示す。メモリアクセス要求は、アクセス対象の記憶部14の第1領域のアドレス情報および第2領域のアドレス情報を含む。これらのアドレス情報は、論理アドレスによって表される。
アクセス制御部20は、処理回路12から受付けたメモリアクセス要求によって示されるアクセス対象のデータがキャッシュメモリ16に格納されていない場合、記憶部14へアクセスする。この場合、アクセス制御部20は、処理回路12から受付けたメモリアクセス要求によって示される、アクセス対象の記憶部14における第1領域内の第2領域にアクセスする。そして、管理装置18は、アクセスした該第2領域に対して、メモリアクセス要求によって示される処理(書込みや読出し)を実行する。
具体的には、処理回路12から受付けたメモリアクセス要求が特定の第2領域への書込みを示す場合がある。この場合、アクセス制御部20は、メモリアクセス要求に示される、アクセス対象の記憶部14における、アクセス対象の第1領域内の第2領域に、メモリアクセス要求に示されるデータを書込む。また、処理回路12から受付けたメモリアクセス要求が特定の第2領域からのデータ読出しを示す場合がある。この場合、アクセス制御部20は、メモリアクセス要求に示される、アクセス対象の記憶部14における、アクセス対象の第1領域内の第2領域からデータを読出し、キャッシュメモリ16に格納するとともに、処理回路12へ出力する。
次に、管理部22について説明する。管理部22は、管理テーブル30Aを管理する。図3は、管理テーブル30Aのデータ構成の一例を示す模式図である。
管理テーブル30Aは、第1領域の識別情報と、アクセス管理情報と、を対応付けたテーブルである。第1領域の識別情報は、第1記憶部14Aおよび第2記憶部14Bの各々の第1領域を識別するための情報である。
本実施の形態では、上述したように第1領域がページに相当する場合を説明する。このため、本実施の形態では、第1領域の識別情報が、ページ番号である場合を一例として説明する。
また、本実施の形態では、管理テーブル30Aに登録されている第1領域の識別情報は、論理アドレスによって表される。すなわち、本実施の形態では、第1領域の識別情報は論理アドレス空間におけるページ番号で表される。このため、情報処理装置10では、ページテーブルにおける論理アドレスに対応する物理アドレスを特定することで、管理テーブル30Aに示されるページ番号が、何れの種類の記憶部14(第1記憶部14A、第2記憶部14B)におけるページ番号を示すかを特定可能である。
アクセス管理情報は、対応するページ番号によって識別される第1領域に含まれる複数の第2領域の各々ごとに、アクセス情報を規定したものである。
アクセス情報は、第2領域が処理回路12によってアクセス済であるか否かを示すフラグである。図3に示す例では、アクセス情報“0”は、処理回路12によるアクセス未の第2領域を示す。また、アクセス情報“1”は、処理回路12によるアクセス済の第2領域を示す。
図3には、一例として、1ページ(1つの第1領域)に対して、16個の第2領域としてのキャッシュラインが割り当てられた例を示した。例えば、1ページ(第1領域)のサイズが4Kバイトであると仮定する。また、第2領域であるキャッシュラインのサイズが64バイトであると仮定する。この場合、1つの第1領域は、64個の第2領域を有することとなる。また、管理テーブル30Aには、ページ番号によって識別される第1領域ごとに、64個の第2領域の各々のアクセス情報を規定したアクセス管理情報が、規定された状態となる。
図1に戻り説明を続ける。管理部22は、更新部24と、決定部26と、転送部28と、管理情報記憶部30と、を有する。管理情報記憶部30は、管理テーブル30Aを記憶する。
更新部24は、処理回路12からメモリアクセス要求を受付けたときに、管理テーブル30Aを更新する。詳細には、更新部24は、管理テーブル30Aにおける、メモリアクセス要求に示されるアクセス対象の第1領域を示すページ番号に対応する、該メモリアクセス要求に示されるアクセス対象の第2領域のアクセス情報を、アクセス済“1”に更新する。
具体的には、処理回路12から受付けたメモリアクセス要求に示されるアクセス対象のデータが、キャッシュメモリ16に格納されていなかったと仮定する。この場合、アクセス制御部20が、該メモリアクセス要求に基づいて記憶部14へアクセスする。すると、更新部24は、アクセス制御部20から該メモリアクセス要求を受付ける。
そして、更新部24は、受付けたメモリアクセス要求に基づいて、処理回路12によってアクセスされた第2領域のアクセス情報を、アクセス未“0”からアクセス済“1”に更新する。
なお、更新部24は、メモリアクセス要求が記憶部14へのデータ書込みを示す場合にのみ、処理回路12によってアクセスされた第2領域のアクセス情報を、アクセス未“0”からアクセス済“1”に更新してもよい。また、更新部24は、メモリアクセス要求が記憶部14からのデータ読出しを示す場合にのみ、処理回路12によってアクセスされた第2領域のアクセス情報を、アクセス未“0”からアクセス済“1”に更新してもよい。また、更新部24は、メモリアクセス要求が記憶部14へのデータ書込みまたは記憶部14からのデータ読出しを示す場合に、処理回路12によってアクセスされた第2領域のアクセス情報を、アクセス未“0”からアクセス済“1”に更新してもよい。
このように、更新部24は、処理回路12によって記憶部14からデータの読出しや、データの書込み、などのアクセスが実行されるごとに、管理テーブル30Aのアクセス情報を更新する。
このため、管理テーブル30Aには、処理回路12がどのようなメモリアクセス要求を発行したかを示すアクセスパターンが、登録されることとなる。
なお、メモリアクセス要求に示される第1領域のアドレス情報によって示されるページ番号が、管理テーブル30Aに存在しない場合がある。すなわち、メモリアクセス要求に示される、アクセス対象の第1領域のエントリが、管理テーブル30Aに存在しない場合がある。
この場合、更新部24は、新たなエントリ(ページ番号とアクセス管理情報との対)を作成し、管理テーブル30Aに登録する必要がある。ここで、管理テーブル30Aに登録されるエントリの数には、上限がある。このため、管理テーブル30Aに空のエントリが無い場合には、更新部24は、管理テーブル30Aに登録されている何れかのエントリを解放し、新たなエントリを作成すればよい。
解放対象のエントリの特定方法には、公知の方法を用いればよい。例えば、更新部24は、LRU(Least Recently Used)などのアルゴリズムを用いて、解放対象のエントリを特定することが好ましい。この方法を用いることで、更新部24は、最も使われていないエントリや、長期間使われていないエントリや、参照頻度の低いエントリを、解放対象のエントリとして特定することができる。
そして、更新部24は、新たに作成したエントリ(以下、新エントリと称する場合がある)に、受付けたメモリアクセス要求に示される第1領域のページ番号を登録し、対応するアクセス管理情報における全ての第2領域のアクセス情報として、アクセス未“0”を登録する。そして、更新部24は、管理テーブル30Aにおける新たに作成した新エントリにおける、該メモリアクセス要求に示されるアクセス対象の第2領域のアクセス情報を、アクセス済“1”に更新すればよい。
決定部26は、管理テーブル30Aにおけるアクセス管理情報に基づいて、該管理テーブル30Aにおけるページ番号によって識別される第1領域内のデータの、転送先を決定する。なお、本実施の形態では、“転送”とは、コピーを意味する。
すなわち、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、ページ番号の各々に対応するアクセス管理情報を用いて、対応するページ番号によって識別される第1領域内のデータの最適な管理方法を決定する。
例えば、決定部26は、所定時間ごとに、アクセス管理情報に基づいて第1領域の各々のデータの転送先を決定する。また、決定部26は、更新部24が管理テーブル30Aのエントリを解放するときに、解放対象のエントリのページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、該エントリのアクセス管理情報に基づいて決定してもよい。また、決定部26は、所定時間ごと、および、管理テーブル30Aのエントリの解放時、の双方のタイミングで、データの転送先を決定してもよい。
本実施の形態では、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第1閾値以上のアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、現在記憶されている記憶部14より処理回路12によるアクセス速度の速い他の種類の記憶部14に決定する。なお、現在データの記憶されている記憶部14が最もアクセス速度の速い記憶部である場合がある。この場合、決定部26は、データの記憶されている現在の記憶部14を、データの転送先として決定すればよい。本実施の形態では、具体的には、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第1閾値以上のアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、第1記憶部14Aに決定する。
第1閾値は、予め定めればよい。第1閾値は、例えば、1ページ(第1領域)内に含まれる第2領域の数の1/2以上の値であることが好ましく、2/3以上の値であることが好ましい。
アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第1閾値以上の第1領域は、処理回路12によるメモリアクセスのローカリティ(局所性)が高いと推測される。このため、決定部26は、このような第1領域内のデータについて、現在記憶されている記憶部14より、処理回路12によるアクセス速度の速い他の記憶部14を、転送先として決定する。
例えば、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第1閾値以上の第1領域内のデータが、第2記憶部14Bに記憶されていると仮定する。この場合、決定部26は、第2記憶部14Bよりアクセス速度の速い第1記憶部14Aを、該データの転送先として決定する。該データを第1記憶部14Aへ転送した場合、処理回路12は、第2記憶部14Bに比べてよりアクセス速度の速い第1記憶部14Aにアクセスすることで、該データへアクセスすることが可能となる。
一方、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第2閾値未満のアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、現在記憶されている記憶部14、または現在記憶されている記憶部14より処理回路12によるアクセス速度の遅い他の種類の記憶部14に決定する。なお、現在データの記憶されている記憶部14が最もアクセス速度の遅い記憶部である場合がある。この場合、決定部26は、データの記憶されている現在の記憶部14を、データの転送先として決定すればよい。本実施の形態では、具体的には、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第2閾値未満のアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、第2記憶部14Bに決定する。
第2閾値は、第1閾値以下の値である。第2閾値は、予め定めればよい。第2閾値は、例えば、1ページ(第1領域)内に含まれる第2領域の数の1/2以下の値であることが好ましく、1/3以下の値であることが好ましい。
アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第2閾値未満の第1領域は、処理回路12によるメモリアクセスのローカリティが低いと推測される。このため、決定部26は、このような第1領域内のデータについて、現在記憶されている記憶部14、または、現在記憶されている記憶部14より処理回路12によるアクセス速度が遅い他の記憶部14を、転送先として決定する。
例えば、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第2閾値未満の第1領域内のデータが、第1記憶部14Aに記憶されていると仮定する。この場合、決定部26は、第1記憶部14Aよりアクセス速度の遅い第2記憶部14Bを、該データの転送先として決定する。該データを第2記憶部14Bへ転送した場合、処理回路12は、第1記憶部14Aに比べてよりアクセス速度の遅い第2記憶部14Bへアクセスすることで、該データへアクセスすることが可能となる。
なお、決定部26によるデータの転送先の決定方法は、上記に限定されない。
例えば、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報が第3閾値以上連続するアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、現在記憶されている記憶部14よりアクセス速度の速い他の種類の記憶部14に決定してもよい。なお、上記と同様に、現在データの記憶されている記憶部14が最もアクセス速度の速い記憶部である場合がある。この場合、決定部26は、データの記憶されている現在の記憶部14を、データの転送先として決定すればよい。本実施の形態では、具体的には、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報が第3閾値以上連続するアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、第1記憶部14Aに決定する。
アクセス済“1”を示すアクセス情報が第3閾値以上連続する、とは、アクセス済“1”を示すアクセス情報を規定された第2領域が、第1領域内のアドレス順に第3閾値以上隣接且つ連続して配置された状態を示す。
第3閾値は、予め定めればよい。第3閾値は、例えば、1ページ(第1領域)内に含まれる第2領域の数の1/4以上の値であることが好ましい。
一方、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報の連続数が第4閾値未満のアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、現在記憶されている記憶部14または現在記憶されている記憶部14よりアクセス速度の遅い他の種類の記憶部14に決定してもよい。なお、上記と同様に、現在データの記憶されている記憶部14が最もアクセス速度の遅い記憶部である場合がある。この場合、決定部26は、データの記憶されている現在の記憶部14を、データの転送先として決定すればよい。本実施の形態では、具体的には、決定部26は、管理テーブル30Aにおける、アクセス済“1”を示すアクセス情報の連続数が第4閾値未満のアクセス管理情報に対応する、ページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、第2記憶部14Bに決定する。
第4閾値は、第3閾値以下の値である。第4閾値は、予め定めればよい。第4閾値は、例えば、1ページ(第1領域)内に含まれる第2領域の数の1/8以下の値であることが好ましい。
次に、転送部28について説明する。転送部28は、決定部26によって決定された記憶部14へ、決定部26によって該記憶部14を転送先として決定された第1領域内のデータを転送する。
転送部28がデータを転送するタイミングは、限定されない。例えば、転送部28は、決定部26によって転送先が決定されるごとに、決定された記憶部14へ、該記憶部14を転送先として決定された第1領域内のデータを転送してもよい。
また、転送部28は、決定部26による転送先の記憶部14の決定から所定期間経過した後の所定のタイミングで、データを転送してもよい。例えば、転送部28は、処理回路12による記憶部14へのアクセスが少ない期間に、データの転送を行ってもよい。
このように、転送部28が、決定部26によって決定された記憶部14へ、決定部26によって該記憶部14を転送先として決定された第1領域内のデータを転送することで、以下の効果が得られる。すなわち、転送部28は、決定部26によって決定された転送先の記憶部14に、ユーザの作業を介することなく、自動的にデータを転送(すなわち、割当てる)ことができる。
そして、転送部28は、ページテーブルにおける、転送した第1領域の論理アドレスに対応する物理アドレスを、転送先の記憶部14の格納先を示す物理アドレスに更新する。このため、処理回路12は、転送先の記憶部14に直接アクセスすることが可能となる。なお、ページテーブルの更新は、決定部26が行ってもよい。
次に、本実施の形態の情報処理装置10が実行する情報処理の手順の一例を説明する。図4は、情報処理装置10が実行する情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、更新部24が、処理回路12からアクセス制御部20を介してメモリアクセス要求を受付けたか否かを判断する(ステップS100)。ステップS100で否定判断すると(ステップS100:No)、本ルーチンを終了する。ステップS100で肯定判断すると(ステップS100:Yes)、ステップS102へ進む。
ステップS102では、更新部24が、ステップS100で受付けたメモリアクセス要求に示される第1領域のアドレス情報によって示されるページ番号を含むエントリが、管理テーブル30Aにあるか否かを判断する(ステップS102)。更新部24は、ステップS100で受付けたメモリアクセス要求に含まれる、アクセス対象の第1領域のページ番号が管理テーブル30Aに登録されているか否かを判別することで、ステップS102の判断を行う。
ステップS102で肯定判断すると(ステップS102:Yes)、後述するステップS126へ進む。ステップS102で否定判断すると(ステップS102:No)、ステップS104へ進む。
ステップS104では、更新部24が、管理テーブル30Aにおける、解放対象のエントリを特定する(ステップS104)。
次に、決定部26が、ステップS104で特定したエントリにおけるアクセス管理情報について、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第1閾値以上であるか否かを判断する(ステップS106)。
アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第1閾値以上である場合(ステップS106:Yes)、ステップS108へ進む。ステップS108では、決定部26が、ステップS104で特定したエントリに含まれるページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、現在記憶されている記憶部14(例えば、第2記憶部14B)より処理回路12によるアクセス速度の速い他の種類の記憶部14(例えば、第1記憶部14A)に決定する(ステップS108)。
次に、転送部28が、ステップS108で決定された記憶部14(例えば、第1記憶部14A)へ、ステップS104で特定したエントリに含まれるページ番号によって識別される第1領域内のデータを転送する(ステップS110)。
次に、転送部28が、ページテーブルにおける、ステップS110で転送した第1領域の論理アドレスに対応する物理アドレスを、ステップS110で転送した転送先の記憶部14(例えば、第1記憶部14A)の格納先を示す物理アドレスに更新する(ステップS112)。このため、処理回路12は、該データにアクセスする場合には、第1記憶部14Aにアクセスすることで、該データにアクセスすることが可能となる。そして、後述するステップS122へ進む。
なお、ステップS112のページテーブルの更新は、決定部26がステップS108の処理の後に実行してもよい。また、ステップS112では、転送部28は、処理回路12が該データにアクセスする場合に第1記憶部14Aに直接アクセスすることが可能となる処理を実行すればよく、ページテーブルを更新する処理に限定されない。
一方、上記ステップS106の判断により、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第1閾値未満と判断すると(ステップS106:No)、ステップS114へ進む。そして、決定部26は、ステップS104で特定したエントリにおけるアクセス管理情報について、アクセス済“1”を示すアクセス情報の数が第2閾値未満であるか否かを判断する(ステップS114)。第2閾値以上である場合(ステップS114:No)、後述するステップS122へ進む。第2閾値未満である場合(ステップS114:Yes)、ステップS116へ進む。
ステップS116では、決定部26が、ステップS104で特定したエントリに含まれるページ番号によって識別される第1領域内のデータの転送先を、現在記憶されている記憶部14(例えば、第2記憶部14B)に決定する(ステップS116)。なお、上述したように、該ページ番号によって識別される第1領域内のデータが第1記憶部14Aに記憶されている場合には、決定部26は、第2記憶部14Bを転送先に決定すればよい。
そして、転送部28は、ステップS116で決定された記憶部14(例えば、第2記憶部14B)へ、ステップS104で特定したエントリに含まれるページ番号によって識別される第1領域内のデータを転送する(ステップS118)。
次に、転送部28が、ページテーブルにおける、ステップS118で転送した第1領域の論理アドレスに対応する物理アドレスを、ステップS118で転送した転送先の記憶部14(例えば、第2記憶部14B)の格納先を示す物理アドレスに更新する(ステップS120)。
このため、処理回路12は、該データにアクセスする場合には、第2記憶部14Bにアクセスすることで、該データにアクセスすることが可能となる。そして、ステップS122へ進む。なお、ステップS118の処理前に、既に第2記憶部14Bに該データが記憶されている場合には、ステップS118およびステップS120の処理は省略してよい。
なお、ステップS120のページテーブルの更新は、決定部26がステップS116の処理の後に実行してもよい。また、ステップS120では、転送部28は、処理回路12が該データにアクセスする場合に第2記憶部14Bに直接アクセスすることが可能となる処理を実行すればよく、ページテーブルを更新する処理に限定されない。
ステップS122では、更新部24が、管理テーブル30Aにおける、ステップS104で特定したエントリを解放する(ステップS122)。そして、更新部24は、新エントリを管理テーブル30Aに登録する(ステップS124)。ステップS124では、更新部24は、ステップS100で受付けたメモリアクセス要求に示される第1領域のページ番号と、全ての第2領域のアクセス情報をアクセス未“0”としたアクセス管理情報と、を対応づけた、新エントリを登録する。
次に、更新部24は、管理テーブル30Aにおける、ステップS100で受付けたメモリアクセス要求に示されるアクセス対象の第1領域を示すページ番号に対応する、該メモリアクセス要求に示されるアクセス対象の第2領域のアクセス情報を、アクセス済“1”に更新する(ステップS126)。そして、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の管理装置18は、処理回路12による複数種類の記憶部14に対するアクセスを管理する。記憶部14は、複数の第1領域を含み、第1領域は複数の第2領域を含む。管理装置18は、管理部22を備える。管理部22は、管理テーブル30Aを管理する。管理テーブル30Aは、第1領域の識別情報(ページ番号)と、第1領域に含まれる複数の第2領域の各々ごとに、第2領域が処理回路12によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応付けたテーブルである。
このように、本実施の形態の管理装置18では、複数種類の記憶部14の各々について、第1領域より細かい単位である第2領域ごとに、処理回路12によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を管理する。このため、複数種類の記憶部14の各々について、ページなどの第1領域内の、何れの第2領域に処理回路12によるアクセスがなされたか、を容易に管理することができる。
従って、本実施の形態の管理装置18は、複数種類のメモリ(記憶部14)に対するデータの割当てに用いる情報を提供することができる。
ここで、複数種類の記憶部14をメインメモリとして用いる場合、処理回路12によるアクセスのパターンに応じて、複数種類の記憶部14の各々にデータを割当てて用いることが要求される場合があった。
例えば、SCMはDRAMより大容量であるが、アクセス速度が遅い。このため、処理回路12によるアクセスの特性に合わせて、データを複数種類の記憶部14に割当てて格納すれば、処理回路12は、効率よくデータ処理を行うことが可能となる。
例えば、処理回路12によるアクセスのローカリティが低くサイズの大きいデータを、SCMに配置し、処理回路12がSCMにダイレクトにアクセスする。すると、処理回路12は、効率よくデータ処理を行うことが可能となる。また、アクセスのローカリティの高いデータを、SCMよりアクセス速度の速いDRAMに配置し、処理回路12がDRAM上のデータにアクセスする。すると、処理回路12は、効率よくデータ処理を行うことが可能となる。
しかし、従来では、複数種類の記憶部14に対して、どのようにデータを分散させて格納すれば効率が良いかを判断するのは困難な作業であり、複雑なプログラミングが必要であった。
また、アクセス済であるか否かを示す情報を、ページ単位でページテーブルに記録する方法では、複数種類のメモリに対するデータの割当てに用いる情報としては不十分であり、処理回路12によるアクセスのパターンを詳細に検出することの可能な情報を提供することは困難であった。
一方、本実施の形態の管理装置18では、複数種類の記憶部14の各々について、第1領域より細かな粒度(例えば、64バイトのキャッシュラインのサイズなど)である第2領域ごとに、処理回路12によるアクセスのパターンを示すアクセス管理情報を管理する。
このため、本実施の形態の管理装置18は、複数種類のメモリに対するデータの割当てに用いる情報を提供することができる。
(変形例1)
なお、上記実施の形態では、管理テーブル30Aが、論理アドレスによって表される第1領域の識別情報(ページ番号)と、アクセス管理情報と、を対応づけたものである場合を説明した。
しかし、管理テーブル30Aは、更に、物理アドレスを対応づけたものであってもよい。
図5は、本実施の形態の管理テーブル30Bのデータ構成の一例を示す模式図である。管理テーブル30Bは、第1領域の識別情報としての論理アドレスと、記憶部14における該第1領域の物理アドレスと、アクセス管理情報と、を対応づけた構成であってもよい。この場合、管理情報記憶部30は、管理テーブル30Aに代えて管理テーブル30Bを記憶すればよい(図1参照)。
管理テーブル30Bを、図5に示すデータ構成とすることで、管理テーブル30Aに、ページテーブルのキャッシュとして機能するTLB(Translation Lookaside Buffer)を統合して管理することができる。すなわち、論理アドレスを検索キーとして用いることで、TLBの有する物理アドレスと、アクセス管理情報と、の双方を検索することが可能となる。このため、管理テーブル30Bを用いることで、論理アドレスによって表されるページ番号を検索キーとしてエントリを検索する、連想記憶のためのハードウェアを共有することが可能となる。
(変形例2)
図6は、本変形例の情報処理装置10Aの一例を示す模式図である。図6に示すように、情報処理装置10Aの処理回路12Aが、キャッシュメモリ16および管理装置18を備えた構成であってもよい。処理回路12Aは、内部にキャッシュメモリ16および管理装置18を備えた点以外は、上記実施の形態の処理回路12と同様である。
(変形例3)
図7は、本変形例の情報処理装置10Bの一例を示す模式図である。図7に示すように、管理装置18Aが、キャッシュメモリ16、アクセス制御部20、管理部22、および記憶部14を備えた構成であってもよい。
以上、本発明の実施の形態および変形例を説明したが、これらの実施の形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、10A、10B 情報処理装置
12、12A 処理回路
14 記憶部
18,18A 管理装置
22 管理部
24 更新部
26 決定部
28 転送部

Claims (12)

  1. 処理回路による複数種類の記憶部に対するアクセスを管理する管理装置であって、
    前記記憶部は、複数種類の前記記憶部間のデータの転送の単位である複数の第1領域を含み、前記第1領域は複数の第2領域を含み、
    複数種類の前記記憶部は、第1の記憶部と、第1の記憶部より前記処理回路によるアクセス速度が遅い第2の記憶部と、を含み、
    前記第1領域の識別情報と、前記第1領域に含まれる複数の前記第2領域の各々ごとに、前記第2領域が前記処理回路によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応付けた管理テーブルを管理する管理部、を備え、
    前記管理部は、
    前記管理テーブルにおける前記アクセス管理情報に基づいて、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、複数種類の前記記憶部のいずれかに決定し、前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報を規定された前記第2領域が前記第1領域内のアドレス順に第3閾値以上隣接し且つ連続する前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、前記第1の記憶部に決定する決定部を有する、
    管理装置。
  2. 前記管理部は、
    前記処理回路からメモリアクセス要求を受付けたときに、
    前記管理テーブルにおける、
    前記メモリアクセス要求に示される、アクセス対象の前記第2領域の前記アクセス情報を、アクセス済に更新する更新部を有する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 複数種類の前記記憶部は、
    前記処理回路によるアクセス速度が互いに異なる、
    請求項1または請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記決定部は、
    前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報の数が第1閾値以上の前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、前記第1の記憶部に決定する、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の管理装置。
  5. 前記決定部は、
    前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報の数が第2閾値未満の前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、前記第2の記憶部に決定する、
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の管理装置。
  6. 前記決定部は、
    前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報の連続数が第4閾値未満の前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、該データの記憶されている前記記憶部または該データの記憶されている前記記憶部より前記処理回路によるアクセス速度の遅い他の種類の前記記憶部に決定する、
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の管理装置。
  7. 前記管理部は、
    前記決定部によって決定された前記記憶部へ、該記憶部を転送先として決定された前記第1領域内のデータを転送する転送部を有する、
    請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の管理装置。
  8. 前記管理テーブルは、
    前記第1領域の識別情報としての論理アドレスと、前記記憶部における前記第1領域の物理アドレスと、前記第1領域に含まれる複数の前記第2領域の各々ごとに、前記第2領域が前記処理回路によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応づけてなる、
    請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の管理装置。
  9. 前記第1領域は、前記処理回路によるデータの管理単位であり、
    前記第2領域は、前記処理回路による前記記憶部に対するデータの書き換え単位である、
    請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の管理装置。
  10. 処理回路と、
    複数種類の記憶部と、
    前記処理回路による前記記憶部に対するアクセスを管理する管理装置と、
    を備え、
    前記記憶部は、複数種類の前記記憶部間のデータの転送の単位である複数の第1領域を含み、前記第1領域は複数の第2領域を含み、
    複数種類の前記記憶部は、第1の記憶部と、第1の記憶部より前記処理回路によるアクセス速度が遅い第2の記憶部と、を含み、
    前記管理装置は、
    前記第1領域の識別情報と、前記第1領域に含まれる複数の前記第2領域の各々ごとに、前記第2領域が前記処理回路によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応付けた管理テーブルを管理する管理部を有し、
    前記管理部は、
    前記管理テーブルにおける前記アクセス管理情報に基づいて、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、複数種類の前記記憶部のいずれかに決定し、前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報を規定された前記第2領域が前記第1領域内のアドレス順に第3閾値以上隣接し且つ連続する前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、前記第1の記憶部に決定する決定部を有する、
    情報処理装置。
  11. 処理回路による複数種類の記憶部に対するアクセスを管理する管理装置における管理方法であって、
    前記記憶部は、複数種類の前記記憶部間のデータの転送の単位である複数の第1領域を含み、前記第1領域は複数の第2領域を含み、
    複数種類の前記記憶部は、第1の記憶部と、第1の記憶部より前記処理回路によるアクセス速度が遅い第2の記憶部と、を含み、
    前記第1領域の識別情報と、前記第1領域に含まれる複数の前記第2領域の各々ごとに、前記第2領域が前記処理回路によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応付けた管理テーブルを管理する管理ステップと、
    前記管理テーブルにおける前記アクセス管理情報に基づいて、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、複数種類の前記記憶部のいずれかに決定し、前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報を規定された前記第2領域が前記第1領域内のアドレス順に第3閾値以上隣接し且つ連続する前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、前記第1の記憶部に決定する決定ステップと、を含む、
    管理方法。
  12. 処理回路による複数種類の記憶部に対するアクセスを管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶部は、複数種類の前記記憶部間のデータの転送の単位である複数の第1領域を含み、前記第1領域は複数の第2領域を含み、
    複数種類の前記記憶部は、第1の記憶部と、第1の記憶部より前記処理回路によるアクセス速度が遅い第2の記憶部と、を含み、
    前記第1領域の識別情報と、前記第1領域に含まれる複数の前記第2領域の各々ごとに、前記第2領域が前記処理回路によってアクセス済であるか否かを示すアクセス情報を規定したアクセス管理情報と、を対応付けた管理テーブルを管理する管理ステップと、
    前記管理テーブルにおける前記アクセス管理情報に基づいて、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、複数種類の前記記憶部のいずれかに決定し、前記管理テーブルにおける、アクセス済を示す前記アクセス情報を規定された前記第2領域が前記第1領域内のアドレス順に第3閾値以上隣接し且つ連続する前記アクセス管理情報に対応する、前記識別情報によって識別される前記第1領域内のデータの転送先を、前記第1の記憶部に決定する決定ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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