JP2021072042A - 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遠く離れた参加者同士の映像および音声の通信を用いた食事会の設定を容易にすることを目的とする。
ここで、前記提示手段は、前記第1の参加者および前記第2の参加者に対して共通する料理をそれぞれ提供可能な前記第1の店舗および前記第2の店舗を提示することを特徴とすることができる。
また、前記受付手段は、映像および音声の通信を行うための機器の貸し出しの要望を前記参加者から受け付けることを特徴とすることができる。
そして、前記第1の店舗で前記第1の参加者が参照している料理のメニュー画像に対応する画像を、前記第2の店舗にて前記第2の参加者に対して表示するメニュー表示手段を備えることを特徴とすることができる。
さらに、前記第1の店舗で前記第1の参加者が注文した料理の注文履歴を、前記第2の店舗における前記第2の参加者に対して表示する履歴表示手段を備えることを特徴とすることができる。
また、かかる目的のもと、本発明は、互いに遠隔にいる少なくとも第1の参加者と第2の参加者とが映像および音声の通信を用いて会話をしながら飲食を行うイベントの参加者の情報と当該イベントの実施時間の情報とを受け付ける受付手段と、前記参加者の場所に関する位置情報および前記実施時間の情報に基づいて特定された、前記第1の参加者に料理を提供可能な第1の店舗と前記第2の参加者に料理を提供可能な第2の店舗とを画面に表示させる表示手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また、かかる目的のもと、本発明は、コンピュータに、互いに遠隔にいる少なくとも第1の参加者と第2の参加者とが映像および音声の通信を用いて会話をしながら飲食を行うイベントの参加者の情報と当該イベントの実施時間の情報とを受け付ける機能と、前記参加者の場所に関する位置情報を取得する機能と、前記位置情報および前記実施時間の情報に基づいて特定される、前記第1の参加者に料理を提供可能な第1の店舗と前記第2の参加者に料理を提供可能な第2の店舗とを画面に表示させる機能と、を実現させるプログラムである。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の情報処理システム1の一例の全体図である。
図1に示すように、第1実施形態の情報処理システム1は、映像および音声による相互通信を可能にするビデオ通話機器10と、ユーザが情報通信に用いる端末装置20と、食べ物や飲み物(以下、料理という)を提供可能な店舗に設置される店舗端末装置30と、複数の装置との間で相互に通信が可能なサーバ装置40を備えている。
また、図1に示す例では、一つのサーバ装置40が示されているが、サーバ装置40は、単体のサーバマシンに限定されない。サーバ装置40は、ネットワーク上に設けられた複数のサーバマシンに分散させてサーバ装置40の機能を実現しても良い(いわゆるクラウド環境等)。
なお、以下の説明において、遠隔地にいる複数のユーザが、食事の時間を共有することを「遠隔パーティー」という。また、遠隔パーティーの設定を行う幹事であるユーザのことを「代表ユーザ」と称し、遠隔パーティーに参加するユーザのことを参加ユーザと称する。
以下、本実施形態の遠隔パーティーを実現する情報処理システム1について詳細に説明する。
ビデオ通話機器10は、被写体を撮影するカメラと、撮影された映像を表示するモニタとを有している。また、ビデオ通話機器10は、音声を収集するマイクと、音声を出力するスピーカとを有している。そして、本実施形態において、ビデオ通話機器10は、A会場およびB会場にそれぞれ設置されている。
A会場のビデオ通話機器10は、A会場にいる参加ユーザを撮影するとともにA会場にいる参加ユーザの声を収集する。さらに、A会場のビデオ通話機器10は、B会場の映像を表示するとともにB会場の音声を出力する。一方、B会場のビデオ通話機器10は、B会場にいる参加ユーザを撮影するとともにB会場にいる参加ユーザの声を収集する。さらに、B会場のビデオ通話機器10は、A会場の映像を表示するとともにA会場の音声を出力する。
また、ビデオ通話機器10には、例えば全方位の画像を撮影することが可能な360°カメラを用いても良い。360°カメラを用いる場合には、例えば、A会場を撮影したカメラの画像を、B会場にいる参加ユーザが任意の撮影角度で見ることができる。そのため、例えば一方向のみから撮影された映像よりも、臨場感のある映像を共有することができる。
さらに、ビデオ通話機器10には、AR(拡張現実)技術を利用しても良い。AR技術を利用する場合には、例えば、B会場にいる参加ユーザがA会場に存在するように見えたり、A会場にいる参加ユーザがB会場に存在するように見えたりする映像を作ることができる。そのため、参加ユーザの一体感がより高まる。また、AR技術を利用する場合には、例えば、A会場にいる参加ユーザが飲食している料理の撮影画像に対して料理名や食材や価格などの付加情報を付加した映像を重畳させ、B会場にいる参加ユーザに見せたりすることができる。
そして、ビデオ通話機器10には、VR技術、AR技術、および技術360°カメラを、組み合わせて利用しても良い。
端末装置20には、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット型端末などの携帯端末機器など、ユーザが携行することが可能な装置を用いることができる。本実施形態の端末装置20は、タッチパネルが設けられており、画面をユーザがタッチすることで画面に表示される画像に対する操作および指示を行う。なお、端末装置20は、設置型のパーソナルコンピュータ(PC)でも良い。
また、以下では、端末装置20は、遠隔パーティーを設定する代表ユーザが所有する例として説明する。ただし、端末装置20は、遠隔パーティーに参加する他のユーザが所有していても良く、後述する遠隔パーティーの設定は、他のユーザが所有する端末装置20を介して行うこともできる。
店舗端末装置30は、本システムにおいて料理を提供する店舗にそれぞれ設置される。店舗端末装置30は、例えば設置型のパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。なお、店舗端末装置30は、上述した携帯型の端末機器であっても良い。
そして、店舗端末装置30は、店舗の住所などの位置情報、店舗の営業日(休業日)、営業時間、繁忙状況などの情報をサーバ装置40に送信する。
また、本実施形態の店舗端末装置30は、サーバ装置40から遠隔パーティーの注文に関する情報を受信する。店舗では、店舗端末装置30にて受信した注文や予約に応じて、料理の調理や料理の配達や店舗におけるテーブルの確保などを行う。
図2は、第1実施形態のサーバ装置40の機能構成を示す図である。
図2に示すように、サーバ装置40は、本システムを利用するユーザのユーザ情報を管理するユーザ管理部41と、複数の店舗に関する店舗情報を管理する店舗管理部42と、代表ユーザから受け付けた遠隔パーティーの設定を行う会食設定部43と、参加ユーザ同士のビデオ通話を管理するビデオ通話部44と、を備える。
なお、本実施形態において、会食設定部43が「受付手段」、「取得手段」、「提示手段」および「表示手段」の一例である。
図3は、第1実施形態のユーザ情報管理テーブル100の一例である。
図4は、第1実施形態の店舗情報管理テーブル200の一例である。
店舗管理部42は、遠隔パーティーにおける料理の提供を行う店舗に関する店舗情報を、店舗情報管理テーブル200を用いて管理する。第1実施形態において、遠隔パーティーとして料理の提供を行う店舗には、レストラン、居酒屋、料理の配達店などを例示することができる。
会食設定部43は、会食の幹事である代表ユーザから受け付けた遠隔パーティーの開催希望に基づいて、遠隔パーティーに参加するユーザの会場に、料理を提供するための支援を行う。本実施形態の会食設定部43は、代表ユーザから、遠隔パーティーの開催時間の情報である時間情報、遠隔パーティーを構成する複数の会場の情報である位置情報、および遠隔パーティーで利用する料理に関する料理情報を受け付ける。
そして、会食設定部43は、代表ユーザから受け付けた各種の情報に基づいて、各会場に提供する料理の手配を行う。
ビデオ通話部44は、遠隔パーティーの会場に設けられるビデオ通話機器10にて、相互に通信が行われるようにする。例えば、ビデオ通話部44は、代表ユーザが指定する開始時間から終了時間までの間、ビデオ通話機器10を介して、異なる会場の参加ユーザ同士が通信できるようにする。
図5は、第1実施形態の情報処理システム1の動作フロー図である。
図5に示すように、代表ユーザの端末装置20からサーバ装置40に対するログインを受け付ける(ステップ101)。ログインの承認は、サーバ装置40のユーザ管理部41によって行われる。
図6、図7および図8は、第1実施形態の端末装置20の画面20Dに表示される画像の説明図である。
図6(A)に示すように、端末装置20の画面20Dに表示される飲食チェーン店のホームページの画像には、遠隔パーティーの予約を受け付ける受付ボタン501が表示される。
そして、代表ユーザは、本システムにログインを行ったうえで、受付ボタン501を押下することで、遠隔パーティーの予約を進める。
そして、会食設定部43は、日付欄502および時間欄503にて受け付けた日時を時間情報として扱う。また、会食設定部43は、第1住所欄521および第2住所欄522にて受け付けた住所を位置情報として扱う。
そして、会食設定部43は、第1共通料理欄505、第2共通料理欄506および第3共通料理欄507にて受け付けた料理の内容を料理情報として扱う。なお、料理の数は、上述した第1人数欄511および第2人数欄512に基づいて特定することができる。
なお、貸し出された機器は、例えば遠隔パーティーの開始時間の前に配達することで会場に届けたり、料理の配達の際に料理とともにビデオ通話機器10を届けたりすることができる。
続いて、第2実施形態の情報処理システム1について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9に示すように、第2実施形態の情報処理システム1は、映像および音声による相互通信を可能にするビデオ通話機器10と、代表ユーザが情報通信に用いる端末装置20と、飲食を提供可能な店舗に設置される店舗端末装置30と、複数の装置との間で相互に通信が可能なサーバ装置40と、店舗において参加ユーザが注文を行うための注文端末装置80と、を備えている。
なお、第2実施形態において、注文端末装置80が「メニュー表示手段」および「履歴表示手段」の一例である。
まず、注文端末装置80について説明する。注文端末装置80は、飲食店において、料理の注文を受け付けるための端末装置である。注文端末装置80は、設置される飲食店で注文可能なメニューが表示される。また、注文端末装置80は、来店客や来店グループごとに準備され、来店客や来店グループごとに料理の注文を受け付ける。さらに、第2実施形態の注文端末装置80は、注文履歴の閲覧や、会計に関する表示や操作を受け付けることが可能になっている。
なお、図9に示すように、店舗端末装置30および注文端末装置80は、A会場である第1飲食店およびB会場である第2飲食店にそれぞれ設けられる。そして、以下では、A会場に設けられる注文端末装置80を第1注文端末装置81と称し、B会場に設けられる注文端末装置80を第2注文端末装置82と称して説明を行う。
図10に示すように、第2実施形態のサーバ装置40は、本システムを利用するユーザのユーザ情報を管理するユーザ管理部41と、複数の店舗に関する店舗情報を管理する店舗管理部42と、代表ユーザから受け付けた遠隔パーティーの設定を行う会食設定部43と、参加ユーザ同士のビデオ通話を管理するビデオ通話部44と、遠隔パーティーにおける注文を管理する注文共有部45と、を有する。
図11および図12は、第2実施形態の端末装置20の画面20Dに表示される画像の説明図である。
図11(A)に示すように、端末装置20の画面20Dに表示される飲食店グループの例えばホームページの画像には、遠隔パーティーを受け付ける受付ボタン601が表示される。
そして、代表ユーザは、本システムにログインを行ったうえで、受付ボタン601を押下することで、遠隔パーティーの予約を進める。
そして、会食設定部43は、日付欄602および時間欄603にて受け付けた日時を時間情報として扱う。また、会食設定部43は、第1駅名欄621および第2駅名欄622にて受け付けた駅の情報を位置情報として扱う。
図13および図14は、第2実施形態の注文端末装置80の画面80Dに表示される画像の説明図である。なお、図13(A)には、A会場としての第1飲食店で用いられる第1注文端末装置81が図示され、図13(B)には、B会場としての第2飲食店で用いられる第2注文端末装置82が図示されている。また、図14(A)には、注文履歴の画像の一例が図示され、図14(B)には、会計の画像の一例が図示されている。
なお、メニュー画像801が共有された場合に、A会場である第1飲食店の第1注文端末装置81にて選択された料理が、A会場の第1飲食店のみならず、B会場の第2飲食店にても注文されるようにしても良い。
注文履歴画像805には、第1飲食店と第2飲食店とのそれぞれの注文履歴が表示される。この注文履歴画像805は、A会場の第1飲食店の第1注文端末装置81とB会場の第2飲食店の第2注文端末装置82とのいずれの履歴ボタン画像802の操作に応じて表示される。従って、一方の会場の参加ユーザは、他方の会場の参加ユーザの料理の注文状況を把握することができるため、異なる会場において、例えば既に注文した料理などを話題にして会話を楽しむことができる。
なお、第2実施形態では、注文端末装置80にて、カード決済や端末装置20を用いた電子決済などを用いて、支払いをすることができるようになっている。
ビデオ通話機器10、端末装置20、店舗端末装置30、および注文端末装置80は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)と、主記憶装置(ワーキングメモリ)と、例えばHDDやSSD等の補助記憶装置と、を備える。CPUは、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行する。また、主記憶装置は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域である。補助記憶装置は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
また、ビデオ通話機器10、端末装置20、店舗端末装置30、および注文端末装置80は、それぞれ、外部との通信を行うための通信インターフェースと、ディスプレイやスピーカ等からなる出力機構と、タッチパネルやキーボード等の入力デバイスとを備える。
また、第1実施形態および第2実施形態において、A会場とB会場との2箇所の会場において遠隔パーティーを実施する例を用いて説明しているが、遠隔パーティーを構成する会場の数が3以上であっても実施することができる。
Claims (7)
- 互いに遠隔にいる少なくとも第1の参加者と第2の参加者とが映像および音声の通信を用いて会話をしながら飲食を行うイベントの参加者の情報と当該イベントの実施時間の情報とを受け付ける受付手段と、
前記参加者の場所に関する位置情報を取得する取得手段と、
前記位置情報および前記実施時間の情報に基づいて、前記第1の参加者に料理を提供可能な第1の店舗と前記第2の参加者に料理を提供可能な第2の店舗とを提示する提示手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 前記提示手段は、前記第1の参加者および前記第2の参加者に対して共通する料理をそれぞれ提供可能な前記第1の店舗および前記第2の店舗を提示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記受付手段は、映像および音声の通信を行うための機器の貸し出しの要望を前記参加者から受け付けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記第1の店舗で前記第1の参加者が参照している料理のメニュー画像に対応する画像を、前記第2の店舗にて前記第2の参加者に対して表示するメニュー表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記第1の店舗で前記第1の参加者が注文した料理の注文履歴を、前記第2の店舗における前記第2の参加者に対して表示する履歴表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 互いに遠隔にいる少なくとも第1の参加者と第2の参加者とが映像および音声の通信を用いて会話をしながら飲食を行うイベントの参加者の情報と当該イベントの実施時間の情報とを受け付ける受付手段と、
前記参加者の場所に関する位置情報および前記実施時間の情報に基づいて特定された、前記第1の参加者に料理を提供可能な第1の店舗と前記第2の参加者に料理を提供可能な第2の店舗とを画面に表示させる表示手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータに、
互いに遠隔にいる少なくとも第1の参加者と第2の参加者とが映像および音声の通信を用いて会話をしながら飲食を行うイベントの参加者の情報と当該イベントの実施時間の情報とを受け付ける機能と、
前記参加者の場所に関する位置情報を取得する機能と、
前記位置情報および前記実施時間の情報に基づいて特定される、前記第1の参加者に料理を提供可能な第1の店舗と前記第2の参加者に料理を提供可能な第2の店舗とを画面に表示させる機能と、
を実現させるプログラム。
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