JP2021068961A - 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定値の変更に制限を設けること。【解決手段】装置設定情報121で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置110であって、装置設定情報121を更新するための更新設定値を示す設定値情報を記憶するNFCユニット115と、NFCユニット115に設定値情報が記憶されている場合に、情報処理装置110の状態を検知し、情報処理装置110の状態が予め定められた状態である場合には、その設定値情報を装置設定情報121に反映しないCPU111とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
従来から、電磁界又は電波等を用いた近距離での無線通信によって情報をやり取りするNFC(Near Field Communication)が使用されている。
例えば、特許文献1には、NFCを用いて設定値の設定を行うことのできる画像形成装置が記載されている。
特開2007−160903号公報
しかしながら、NFCは、専用アプリケーションプログラムを入手すれば、容易に設定を行うことができるため、例えば、IPアドレスの設定等のように、本来であれば管理者権限が必要な設定値の設定を、権限を有しない者が容易に行うことができる。
そこで、本発明は、設定値の変更に制限を設けることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置であって、前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に前記設定値情報が記憶されている場合に、前記情報処理装置の状態を検知する検知部と、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映する情報設定部と、を備え、前記情報設定部は、前記情報処理装置の状態が予め定められた状態である場合には、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る情報処理装置は、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置であって、前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報及び認証を行うための認証情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が成功した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映し、前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が失敗した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しない情報設定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係るプログラムは、コンピュータを、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報を記憶する記憶部、前記記憶部に前記設定値情報が記憶されている場合に、前記情報処理装置の状態を検知する検知部、及び、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映する情報設定部、として機能させ、前記情報設定部は、前記情報処理装置の状態が予め定められた状態である場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係るプログラムは、コンピュータを、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報及び認証を行うための認証情報を記憶する記憶部、及び、前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が成功した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映し、前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が失敗した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しない情報設定部、として機能させることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理方法は、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報が記憶されているか否かを判断し、前記設定値情報が記憶されている場合に、前記情報処理装置の状態を検知し、前記情報処理装置の状態が予め定められた状態である場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る情報処理方法は、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報及び認証を行うための認証情報が記憶されているか否かを判断し、前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が成功した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映し、前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が失敗した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないことを特徴とする。
本発明の一又は複数の態様によれば、設定値の変更に制限を設けることができる。
実施の形態1に係る情報処理装置を含む情報処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 情報処理装置のNFCユニットの構成を概略的に示すブロック図である。 携帯端末のNFCユニットの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係る情報処理装置のCPU及びホストコントローラにより実現される機能を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1〜3における携帯端末のCPUにより実現される機能を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、NFCタグに書き込まれる情報を説明するための概略図である。 (A)及び(B)は、装置設定情報を説明するための概略図である。 設定情報選択画面画像の一例を示す概略図である。 設定値送信画面画像の第1の例を示す概略図である。 設定値送信画面画像の第2の例を示す概略図である。 設定値送信画面画像の第3の例を示す概略図である。 実施の形態1における携帯端末の専用アプリケーション部が起動された際に行われる動作を示すフローチャートである。 設定選択エラー画面画像の一例を示す概略図である。 設定選択情報の一例を示す概略図である。 実施の形態1における携帯端末が情報処理装置に設定値情報を書き込む際の動作を示すフローチャートである。 書き込みエラー表示画面画像の一例を示す概略図である。 実施の形態1において情報処理装置において設定値情報が書き込まれた際の動作を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、ディスプレイに表示されるメッセージを示す概略図である。 実施の形態1において設定値情報を利用する設定条件を示す概略図である。 設定項目の対応関係を示す対応情報の概略図である。 実施の形態2に係る情報処理装置を含む情報処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における情報処理装置のCPU及びホストコントローラにより実現される機能を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における携帯端末の専用アプリケーション部が起動された際に行われる動作を示すフローチャートである。 実施の形態2において表示される設定値送信画面画像の第1の例を示す概略図である。 実施の形態2における認証情報入力画面画像の一例を示す概略図である。 実施の形態2における設定値送信画面画像の第2の例を示す概略図である。 実施の形態2における携帯端末が情報処理装置に設定値情報を書き込む際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2においてNFCタグに書き込まれる情報の例を示す概略図である。 実施の形態2に係る情報処理装置において設定値情報が書き込まれた際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2において設定値情報を利用する設定条件を示す概略図である。 実施の形態3に係る情報処理装置を含む情報処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3における情報処理装置のCPU及びホストコントローラにより実現される機能を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3に係る情報処理装置において設定値情報が書き込まれた際の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置110を含む情報処理システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理システム100は、情報処理装置110と、携帯端末150とを備える。
情報処理システム100では、携帯端末150を情報処理装置110に近づけた場合に、携帯端末150は、情報をNFC101で情報処理装置110に書き込みすること、及び、情報をNFC101で情報処理装置110から読み出すことができる。NFC101では、情報処理装置110の電源をオンにする必要がなく、電源と、搬送波の源振とが携帯端末150から供給される。給電方法は、電磁誘導方式でも、電波反射方式でもよい。
情報処理装置110は、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)111と、不揮発性メモリとしてのROM(Read Only Memory)112と、揮発性メモリとしてのRAM(Random Access Memory)113と、ディスプレイ114と、NFCユニット115と、記憶装置としてのストレージ120とを備える。
CPU111は、各種演算を行い、プログラム(例えば、通信制御プログラム)を実行することで、情報処理装置110を制御する。
ROM112は、情報処理装置110での処理に必要なプログラム及び情報を記憶する。
RAM113は、CPU111が各種プログラムを実行する際に使用するワークエリアを提供する。
ディスプレイ114は、各種画面画像を表示する表示部として機能する。
NFCユニット115は、NFC101を行う近距離無線通信部として機能する。
ストレージ120は、情報処理装置110での処理に必要な情報を記憶する補助記憶部として機能する。例えば、ストレージ120は、装置設定情報121と、運用状態情報122とを備える。
装置設定情報121は、情報処理装置110での処理に必要な設定項目毎の設定値を示す。情報処理装置110は、装置設定情報121で示されている設定値に従って処理を行う。
運用状態情報122は、情報処理装置110の状態を示す。ここでは、運用状態情報122は、情報処理装置110が運用状態であるか否かを示す。
図2は、NFCユニット115の構成を概略的に示すブロック図である。
NFCユニット115は、NFCタグ116と、ホストコントローラ119とを備える。
NFCタグ116は、アンテナ117と、LSI(Large−Scale Integrated circuit)118とを備える。
アンテナ117は、電波(電磁波)を送受信する。
LSI118は、信号の変調を行う変調回路、信号の復調を行う復調回路、電源回路、符号化及び復号化等を行う制御回路及びメモリ118a等の回路を有する無線通信制御部である。LSI118は、情報処理装置110に電源がオンにされている場合には、情報処理装置110から供給される電力で処理を行う。一方、情報処理装置110の電源がオフにされている場合には、アンテナ117で受信された電波(電磁波)により発生する起電力で処理を行う。このため、LSI118のメモリ118aには、情報処理装置110の電源がオフにされていても、情報を書き込むことができ、また、メモリ118aから情報を読み出すこともできる。
ホストコントローラ119は、NFCタグ116を介して行うNFC101を制御するホスト制御部である。
図1に戻り、携帯端末150は、CPU151と、RAM152と、タッチパネル153と、NFCユニット154と、ストレージ157とを備える。
CPU151は、プログラムを実行することで、各種演算を行い、携帯端末150を制御する。
RAM152は、CPU151が各種プログラムを実行する際に使用するワークエリアを提供する。
タッチパネル153は、各種画面画像を表示する表示部、及び、操作の入力を受け付ける入力部として機能する入出力装置である。
NFCユニット154は、NFC101を行う近距離無線通信部として機能する。携帯端末150のNFCユニット154は、情報処理装置110に供えられたNFCユニット115に含まれているNFCタグ116(図2)に対して、情報を読み書きすることのできるリーダ/ライタとして機能する。
ストレージ157は、携帯端末150での処理に必要な情報を記憶する記憶部である。
例えば、ストレージは、OS(Operating System)、各種制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、及び、各アプリケーションプログラムの管理情報を記憶する。
また、ストレージ157は、設定選択情報158を記憶する。
設定選択情報158は、情報処理装置110の設定項目毎に、情報処理装置110に設定することのできる複数の設定値を示す。
図3は、NFCユニット154の構成を概略的に示すブロック図である。
NFCユニット154は、アンテナ155と、LSI156とを備える。
アンテナ155は、電波(電磁波)を送受信する。
LSI156は、信号の変調を行う変調回路、信号の復調を行う復調回路、電源回路、符号化及び復号化等を行う制御回路及びメモリ等の回路を有する無線通信制御部である。携帯端末150に備えられているLSI156は、携帯端末150から電力の供給を受けて、CPU151からの制御に応じて、NFC101を実行する。
図4は、情報処理装置110のCPU111及びホストコントローラ119により実現される機能を概略的に示すブロック図である。
図4に示されている機能ブロックは、CPU111及びホストコントローラ119が、対応するプログラムを実行することで実現される。
情報処理装置110は、初期化処理部130と、表示処理部131と、装置設定管理部132と、タグ情報解析部133と、運用状態管理部134と、NFC処理部135と、制御部138とを備える。
初期化処理部130は、情報処理装置110を起動する際に、最初に呼ばれ、情報処理装置110の初期化処理を行う。例えば、初期化処理部130は、情報処理装置110の電源がオンにされたときに、NFC処理部135を介して、NFCタグ116のメモリ118aに設定値情報が記憶されているか否かを判断する。設定値情報は、装置設定情報121を更新するための新たな設定値である更新設定値を示す。NFCタグ116のメモリ118aは、記憶部として機能する。
表示処理部131は、ディスプレイ114にエラー等処理の結果を表示する処理を行う。
装置設定管理部132は、ストレージ120に格納されている情報処理装置110の装置設定情報121を管理する。
タグ情報解析部133は、NFCタグ116に記憶されている情報の内容を解析する。
運用状態管理部134は、情報処理装置110の状態に応じて、ストレージ120に格納されている運用状態情報122を管理する。
NFC処理部135は、NFCユニット115を介したNFC101を制御する。上述のように、NFC処理部135は、情報処理装置110の電源をオンにしなくても携帯端末150から供給される電源で処理を実行することができる。
NFC処理部135は、NFC通信部136と、NFCタグ制御部137とを備える。
NFC通信部136は、NFCユニット115を制御することで、NFC101で情報を送受信する処理を実行する。
NFCタグ制御部137は、NFCタグ116から情報を読み出し、又は、NFCタグ116に情報を書き込む処理を制御する。
制御部138は、初期化処理部130、表示処理部131、装置設定管理部132、タグ情報解析部133、運用状態管理部134及びNFC処理部135の動作を制御することで、情報処理装置110での処理を制御する。
例えば、制御部138は、検知部139と、情報設定部140と、情報削除部141とを備える。
検知部139は、情報処理装置110の起動時に、NFCタグ116のメモリ118aに設定値情報が記憶されていると初期化処理部130が判断すると、情報処理装置110の状態を検知する。例えば、検知部139は、運用状態管理部134を介して、運用状態情報122を参照することで、情報処理装置110が運用状態であるか否かを検知する。
情報設定部140は、NFCタグ116のメモリ118aに記憶された設定値情報を装置設定情報121に反映する。例えば、情報設定部140は、情報処理装置110の状態が予め定められた状態ではない場合には、設定値情報を装置設定情報121に反映し、情報処理装置110の状態が予め定められた状態である場合には、設定値情報を装置設定情報121に反映しない。
具体的には、情報設定部140は、検知部139による検知結果に従って、情報処理装置110が運用状態でなければ、装置設定管理部132を介して、設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映する。一方、情報設定部140は、情報処理装置110が運用状態であれば、設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映しない。
情報削除部141は、情報設定部140が設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映した場合、又は、情報設定部140が設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映しないと判断した場合に、NFCタグ116のメモリ118aに記憶されている設定値情報を削除する。
ここで、初期化処理部130、表示処理部131、装置設定管理部132、タグ情報解析部133、運用状態管理部134及び制御部138は、CPU111が対応するプログラムを実行することで実現される。NFC処理部135は、ホストコントローラ119が対応するプログラムを実行することで実現される。
図5は、携帯端末150のCPU151により実現される機能を概略的に示すブロック図である。
図5に示されている機能ブロックは、CPU151が対応するプログラムを実行することで実現される。
携帯端末150は、NFC通信処理部161と、専用アプリケーション部162とを備える。
NFC通信処理部161は、NFCユニット154を制御することで、NFC101で情報を送受信する処理を実行する。
専用アプリケーション部162は、情報処理装置110に所望の設定値を設定するための専用のアプリケーションをCPU151が実行することで実現される機能ブロックである。
例えば、専用アプリケーション部162は、ストレージ157に記憶されている設定選択情報158からユーザが選択した設定情報に基づいて、NFCタグ116へ予め定められたフォーマットで設定値情報を書き込む。
専用アプリケーション部162は、表示処理部163と、入力処理部164と、設定情報解析部165と、旧タグ情報解析部166と、新タグ情報生成部167と、制御部168とを備える。
表示処理部163は、タッチパネル153に各種画面画像を表示させる。
入力処理部164は、タッチパネル153を介して、情報処理装置110の設定に関する指示の入力を受け付ける。例えば、入力処理部164は、タッチパネル153の特定の領域をユーザがタッチした場合に、その領域に対応する指示をユーザが入力したものとする。
設定情報解析部165は、ユーザが選択した設定情報を解析して、後述する設定値送信画面画像を生成して、表示処理部163を介して、その画面画像をタッチパネル153に表示させる。
旧タグ情報解析部166は、NFC通信処理部161を介して、情報処理装置110のNFCタグ116から読み込まれた情報の解析を行い、既に設定値情報が書き込まれているか否かを判断する。
新タグ情報生成部167は、設定値情報が書き込まれていないと旧タグ情報解析部166が判断した場合に、設定値情報を生成する。
制御部168は、表示処理部163、入力処理部164、設定情報解析部165、旧タグ情報解析部166、新タグ情報生成部167の動作を制御することで、携帯端末150での処理を制御する。
例えば、制御部168は、新タグ情報生成部167で生成された設定値情報を、NFC通信処理部161を介して、情報処理装置110のNFCタグ116に書き込む。
以下、実施の形態1の動作について説明する。
一般的に、情報処理装置の設定値を変更するには、ユーザは、その情報処理装置の電源をオンにして、その情報処理装置が待機状態になったら、ディスプレイ等に該当する設定項目の設定値を表示させて、その設定値の変更操作を行う。
これに対して、情報処理装置にNFCタグを有するNFCユニットを搭載すれば、その情報処理装置の電源をオンにすることなく携帯端末からその情報処理装置のNFCタグに設定値を書き込むことが可能となる。その情報処理装置は、電源がオンにされると、NFCタグに書き込まれた設定値を適用することができる。電源がオンにされていない状態で設定値を設定できるため、複数台の情報処理装置に対して、従来のように一台ずつ箱から取り出して設定値を設定する工数の時間を短縮することができる。
例えば、情報処理装置が、画像形成装置としてのプリンタである場合、プリンタに設定したい設定値(例えば、用紙サイズ又は言語情報)が記憶された携帯端末を、電源がオンにされていないプリンタのNFCタグの近傍にかざすと、携帯端末に記憶された設定値が、プリンタのNFCタグに書き込まれる。
その後、プリンタの電源がオンにされると、プリンタは、NFCタグに書き込まれた設定値を読み出し、プリンタ自身の装置設定情報に反映する。
NFCタグを用いる場合は、作業の効率は上がるが、一方で、無条件で設定値が情報処理装置に適用されてしまい、セキュリティにおいて問題になる可能性がある。特に、管理者権限が必要な設定項目は、管理者として認証しないと変更されてはいけない。限られたユーザにしか提供しない専用アプリでも、漏洩等で権限のないユーザが入手するおそれがある。
本実施の形態は、このような問題に対処するため、設定値を情報処理装置110へ適用する前に、設定変更が認められるか否かを確認する。
以下に、実施の形態1における情報処理システム100での動作の詳細を説明する。
まず、情報処理装置110について説明する。
NFCタグ116を有するNFCユニット115は、情報処理装置110内に接続されるとともに、NFCユニット154を具備する携帯端末150が近距離に近づけられた(かざされたという)場合に、NFCタグ116に記憶されている情報を携帯端末150が読み込め、かつ、携帯端末150がNFCタグ116に情報を書き込める部品である。
また、NFCユニット115には、電源と、搬送波の源振とを携帯端末150から供給することができるため、NFCタグ116における読み書き時に、情報処理装置110の電源をオンにする必要がない。
工場等において、情報処理装置110の初回起動時に、情報処理装置110に関して収集された各種情報が、NFCタグ116に書き込まれる。NFCタグ116に書き込まれる情報には、例えば、図6(A)に示されているように、情報処理装置に関する情報170が含まれる。
情報処理装置に関する情報170には、例えば、情報処理装置110の名称又はシリアル番号等のように、情報処理装置110を識別するための情報が含まれる。
更に、情報処理装置110が多様な環境で各種機能を提供するために、図7(A)に示されているような、設定項目毎の設定値を示す装置設定情報121が情報処理装置110の内部のストレージ120に記憶されている。
装置設定情報121は、例えば、どの言語でユーザインタフェースをディスプレイ114に表示するかといった言語の設定項目等を備えている。
各種設定項目には、工場出荷時にデフォルトの値が設定値として設定され、出荷後にユーザは、必要に応じてその設定値を変更することができる。
しかし、全ての設定値が誰でも変更できるものではなく、例えば、ネットワーク通信に関する設定項目の設定値が不正に変更されると、第三者による不正利用の危険性がある。そのため、管理権限を持っているユーザしか変更できない設定項目も存在する。
また、情報処理装置110の運用状態を示す運用状態情報122が、情報処理装置110のストレージ120に記憶されている。
運用状態情報122は、工場出荷時に運用未開始という状態を示すように初期化され、ユーザが情報処理装置110を使い始めると、運用状態情報122は、運用開始済みを示すようになる。例えば、運用状態情報122は、情報処理装置110がNFCタグ116に記憶された設定値情報を装置設定情報121に反映した後に、運用開始済みに変えられる情報である。
運用状態情報122が、「運用未開始」から「運用開始済み」に変更されるトリガは、例えば、装置設定情報121に含まれている予め定められた設定値が変更されたことであってもよい。例えば、管理者パスワード(設定項目)をデフォルト値(設定値)から変更しない限り情報処理装置110を利用開始できないポリシーにすると、管理者パスワードがデフォルト値以外になったら、運用が開始されたこととみなすことができる。
また、そのトリガは、情報処理装置110が予め定められた処理を行った場合であってもよい。例えば、情報処理装置110がプリンタである場合、画像形成ジョブとしての印刷ジョブを取得したこと、又は、印刷ジョブによる画像形成である印刷を行ったことが、そのトリガであってもよい。
さらに、ユーザが情報処理装置110に運用開始の指示を入力したことが、そのトリガであってもよい。
なお、運用状態情報122は、設定項目の一つとして装置設定情報121に含まれてもよい。
情報処理装置110は、起動された際に、NFCタグ116に所定のフォーマットで、図6(B)に示されているような設定値情報171が書き込まれていた場合、設定変更が要求されたとみなす。この場合、情報処理装置110は、運用未開始の状態であれば、設定値情報171で示されている設定値により、装置設定情報121に示されている設定値を変更する。設定変更後に設定値情報171は、不要になるため、設定値情報171は、削除され、NFCタグ116に記憶されている情報は、図6(A)に示されているような状態になる。
次に、携帯端末150について説明する。
携帯端末150に、専用アプリケーションプログラムを予めインストールすることで、携帯端末150に専用アプリケーション部162が構成される。
専用アプリケーション部162を起動すると、図8に示されている設定情報選択画面画像172がタッチパネル153に表示される。
ユーザが、設定情報選択画面画像172において、設定情報を選択すると、専用アプリケーション部162は、まず、図9に示されている設定値送信画面画像173Aをタッチパネル153に表示させる。なお、ユーザは、選択された設定情報内において、設定値を変更する場合には、タッチパネル153に予め定められた操作を行うことで、タッチパネル153に図10に示されている設定値送信画面画像173B又は図11に示されている設定値送信画面画像173Cを表示させることができる。
設定値送信画面画像173A〜173Cは、それぞれ、設定値が異なっている。なお、設定値送信画面画像173A〜173Cのそれぞれには、携帯端末150を情報処理装置110にかざすようにユーザに要求するメッセージが含まれている。
設定値送信画面画像173A〜173Cの何れかが表示された状態で、携帯端末150が情報処理装置110のNFCユニット115にかざされると、携帯端末150のNFCユニット154は、NFC101で、表示されている何れかの設定値送信画面画像173A〜173Cに含まれている設定値を示す設定値情報を、予め定められたフォーマットでNFCタグ116に書き込む。
図12は、携帯端末150の専用アプリケーション部162が起動された際に行われる動作を示すフローチャートである。
まず、制御部168は、既に設定情報が選択されたか否かを確認する(S10)。
そして、既に設定情報が選択された場合(S11でYes)には、処理はステップS15に進み、未だ設定情報が選択されていない場合(S11でNo)には、処理はステップS12に進む。設定情報が一度選択されると、専用アプリケーション部162は、選択されたことを示す情報及び選択された設定情報を記憶するため、専用アプリケーション部162が次回起動された時には、選択済みとなる。
ステップS12では、制御部168は、ユーザに設定情報の選択を要求する。例えば、制御部168は、表示処理部163に指示することで、タッチパネル153に、図8に示されている設定情報選択画面画像172を表示させる。
図8に示されているように、設定情報選択画面画像172は、設定情報選択領域172aと、キャンセル指示入力領域172bとを備える。
設定情報選択領域172aには、複数の設定情報を識別するための情報が表示されており、ユーザが複数の設定情報の何れか一つを識別するための情報が表示されている領域をタッチすることで、対応する設定情報を選択することができる。
キャンセル指示入力領域172bは、設定情報の選択をキャンセルする指示を入力する領域である。ユーザは、キャンセル指示入力領域172bをタッチすることで、設定情報の選択をキャンセルすることができる。
図12に戻り、ステップS13では、制御部168は、ステップS12で表示された設定情報選択画面画像172において設定情報が選択されたか否かを判断する。設定情報の選択がキャンセルされた場合(S13でNo)には、処理はステップS14に進み、設定情報が選択された場合(S13でYes)には、処理はステップS15に進む。
ステップS14では、設定情報の指定がなければ専用アプリケーション部162の処理を進めることができないため、制御部168は、表示処理部163に指示することで、設定選択エラー画面画像をタッチパネル153に表示させる。
図13は、設定選択エラー画面画像の一例を示す概略図である。
図13に示されているように、設定選択エラー画面画像174は、設定選択エラー表示領域174aと、OK指示入力領域174bとが、設定情報選択画面画像に重畳されている。
そして、ユーザは、OK指示入力領域174bをタッチすることで、専用アプリケーション部162での処理を終了することができる。
図12に戻り、ステップS15では、制御部168からの指示に従って、設定情報解析部165は、設定値送信画面画像を生成するために、ストレージ157に記憶されている設定選択情報158を参照して、選択された設定情報を解析する。
ここでは、設定選択情報158における選択された設定情報が、図14に示されているような設定テーブル158aである場合を例にして説明する。
設定テーブル158aでは、設定項目である「設定Key1」、「設定Key2」及び「設定Key3」の各々に、設定値が対応付けられている。
ここで、設定テーブル158aの一つの行が、一つの情報処理装置用の設定値となっている。図14では、三台の情報処理装置に設定する設定値が格納されている。
設定テーブル158aを解析することで、例えば、設定情報解析部165は、設定値送信画面画像173A〜173Cの設定値表示領域173Aa〜173Ca、現ページ表示領域173Ab〜173Cb、前ページ表示領域173Ac〜173Cc及び次ページ表示領域173Ad〜173Cdに表示する内容を特定して、メッセージ表示領域Ae〜Ce及び開くボタン表示領域173Af〜173Cfを追加することで、設定値送信画面画像173A〜173Cを生成する。
具体的には、設定テーブル158aの各々の行には、上から順番に、1から順番に1ずつ増える番号が割り当てられている。
現ページ表示領域173Ab〜173Cbには、設定テーブル158aの各々の行に割り当てられている番号を分子とし、行の総数を示す数字を分母とする分数が示されており、前ページ表示領域173Ac〜173Ccには、一つ上の行の番号及び次ページ表示領域173Ad〜173Cdには、一つ下の行の番号が表示される。なお、一つ上の行がない場合には、前ページ表示領域173Acのように空欄とされ、一つ下の行がない場合には、次ページ表示領域173Cdのように空欄とされる。
設定値表示領域173Aa〜173Caは、現ページ表示領域173Ab〜173Cbの番号に対応する行の設定項目及び設定値が表示される。
図12に戻り、ステップS16では、設定情報解析部165は、生成した設定値送信画面画像173A〜173Cを表示処理部163に与えて、表示処理部163は、その設定値送信画面画像173A〜173Cをタッチパネル153に表示させる。ここでは、番号1に対応する設定値送信画面画像173Aが最初に表示される。
なお、ユーザは、タッチパネル153に触れた状態で指を滑らせる操作であるスワイプ操作を行うことで、ページを変えることができる。例えば、設定値送信画面画像173Aにおいて右から左へスワイプ操作を行うと、設定値送信画面画像173Bが表示され、設定値送信画面画像173Bにおいて、再び右から左へスワイプ操作を行うと、設定値送信画面画像173Cが表示される。
逆方向のスワイプ操作でページを逆パターンで切り替えることもできる。例えば、設定値送信画面画像173Cにおいて左から右へスワイプ操作を行うと、設定値送信画面画像173Bが表示され、設定値送信画面画像173Bにおいて、再び左から右へスワイプ操作を行うと、設定値送信画面画像173Aが表示される。
なお、ユーザが開くボタン表示領域173Af〜173Cfをタッチすると、図8に示されている設定情報選択画面画像172がタッチパネル153に表示され、別の設定情報を選択することができる。ここで、設定情報選択画面画像172において、ユーザが、別の設定情報を選択せずに、キャンセル指示入力領域172bをタッチすると、設定情報が既に指定されたため、設定情報選択画面画像172が閉じて、タッチパネル153の表示は、開くボタン表示領域173Af〜173Cfがタッチされる前の状態に戻る。
最後に、設定値送信画面画像173A〜173Cの何れかが表示された状態で、ユーザが携帯端末150を情報処理装置110にかざすと、対応する設定値を示す設定値情報がNFCタグ116に書き込まれる。詳細は、図15で説明する。
図15は、携帯端末150が情報処理装置110に設定値情報を書き込む際の動作を示すフローチャートである。
図15に示されているフローチャートは、タッチパネル153に設定値送信画面画像173A〜173Cの何れかが表示された際に開始される。
まず、入力処理部164は、携帯端末150が情報処理装置110にかざされるまで待機する(S20)。そして、携帯端末150が情報処理装置110にかざされると(S21でYes)、処理はステップS22に進む。
ステップS22では、制御部168は、NFC通信処理部161を介して、NFCタグ116に書き込まれている情報を読み込む。
次に、旧タグ情報解析部166は、制御部168からの指示に応じて、NFCタグ116から読み込まれた情報を解析して、既に設定値情報が書き込まれているか否かを判断する(S23)。旧タグ情報解析部166は、例えば、読み込まれた情報に設定値情報が含まれている場合には、既に設定値情報が書き込まれていると判断する。そして、設定値情報が既に書き込まれている場合(S23でYes)には、処理はステップS24に進み、設定値情報が書き込まれていない場合(S23でNo)には、処理はステップS25に進む。
ステップS24では、制御部168からの指示に応じて、表示処理部163は、図16に示されているような書き込みエラー表示画面画像175をタッチパネル153に表示させる。
なお、書き込みエラー表示画面画像175は、書き込みエラー表示領域175aが、設定値送信画面画像に重畳されている。
書き込みエラー表示領域175aは、書き込みエラーのメッセージを表示するとともに、OKボタン領域175bを備えている。
OKボタン領域175bがタッチされると、処理はステップS20に戻り、書き込みエラー表示画面画像175が表示される前の設定値送信画面画像が表示される。
ステップS25では、制御部168からの指示に応じて、新タグ情報生成部167は、表示されている設定値送信画面画像に含まれている設定値に基づいて、予め定められたフォーマットで設定値情報を生成する。そして、制御部168は、NFC通信処理部161を介して、生成された設定値情報をNFCタグ116に書き込む。
ここで、ステップS25において、設定値情報が書き込まれると、NFCタグ116に書き込まれる情報は、例えば、図6(A)の状態から、図6(B)の状態になる。
なお、NFCタグ116に書き込まれた状態が図6(B)のようになると、図15に示されている動作が始めから再び行われると、ステップS23において、既に設定値情報が書き込まれていると判断され、処理はステップS24に進む。
図17は、情報処理装置110において設定値情報が書き込まれた際の動作を示すフローチャートである。
図17に示されているフローチャートは、情報処理装置110の起動時に開始される。
まず、初期化処理部130は、NFCタグ制御部137を介して、NFCタグ116に書き込まれている情報を読み込み、読み込まれた情報を解析して、設定値情報が書き込まれているか否かを判断する(S30)。
そして、設定値情報が書き込まれている場合(S31でYes)には、処理はステップS32に進み、設定値情報が書き込まれていない場合(S31でNo)には、処理は終了する。
ステップS32では、検知部139は、運用状態管理部134から情報処理装置110の運用状態を示す運用状態情報122を取得して、情報処理装置110の運用状態を確認する。
そして、運用状態が運用開始前である場合(S33でNo)には、処理はステップS34に進み、運用状態が運用開始済みである場合(S33でYes)には、処理はステップS35に進む。
ステップS34では、情報設定部140は、装置設定管理部132を介して、タグ情報解析部133が解析した設定値情報で示されている設定値に基づいて、装置設定情報121の該当する設定項目の設定値を変更する。ここで、情報設定部140は、表示処理部131に指示することで、図18(A)に示されているような変更成功メッセージをディスプレイ114に表示させて、ユーザに設定変更処理の結果を通知する。そして、処理はステップS36に進む。
ステップS35では、設定変更が許されないため、情報設定部140は、表示処理部131に指示することで、図18(B)に示すような変更エラーメッセージをディスプレイ114に表示させて、ユーザに設定変更処理の結果を通知する。そして、処理はステップS36に進む。
ステップS36では、情報削除部141は、NFCタグ制御部137を経由してNFCタグ116に書き込まれている設定値情報を削除する。このため、例えば、NFCタグ116に記憶されている情報は、図6(B)の状態から、図6(A)の状態に戻る。
ここで、情報設定部140は、図19に示されている設定条件に従って、設定値の変更を行う。具体的には、NFCタグ116に設定値情報が書き込まれており(設定値情報有り=TRUE)、かつ、情報処理装置110の運用が開始されていない(装置運用未開始=TRUE)場合にのみ、設定値情報に基づいて装置設定情報121の内容が変更される(適用=TRUE)。
これにより、例えば、情報処理装置110を起動する前の装置設定情報121が図7(A)に示されているような状態であった場合に、設定値情報により、図7(B)のような状態に変更される。
なお、情報設定部140は、例えば、図20に示されているような対応情報に基づいて、装置設定情報121のどの設定項目を変更対象にするかを決める。
以上のように、実施の形態1によれば、装置出荷時の状態で誰でも(システムインテグレーター等)、情報処理装置110の設定値を変更することができるが、情報処理装置110の運用が開始された後では、設定値を容易に変更することができなくなる。これにより、情報処理装置110の電源をオンにすることなくNFC101を用いた設定値の不正変更を予防することができる。
実施の形態2.
図21は、実施の形態2に係る情報処理装置210を含む情報処理システム200の構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理システム200は、情報処理装置210と、携帯端末250とを備える。
情報処理装置210は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、ディスプレイ114と、NFCユニット115と、ストレージ120とを備える。
実施の形態2に係る情報処理装置210は、ストレージ120に運用状態情報122の代わりに登録認証情報223が記憶されている点と、CPU111で行われる処理の点とにおいて、実施の形態1に係る情報処理装置110と異なっている。
登録認証情報223は、認証を行うために登録された情報を示す。ここでは、登録認証情報223は、登録されたユーザを識別するためのユーザ識別情報であるユーザ名と、そのユーザのパスワードとを対応付けて記憶する。
携帯端末250は、CPU151と、RAM152と、タッチパネル153と、NFCユニット154と、ストレージ157とを備える。
実施の形態2における携帯端末250は、CPU151での処理において、実施の形態1における携帯端末150と異なっている。
図22は、実施の形態2における情報処理装置210のCPU111及びホストコントローラ119により実現される機能を概略的に示すブロック図である。
図22に示されている機能ブロックは、CPU111及びホストコントローラ119が、対応するプログラムを実行することで実現される。
情報処理装置210は、初期化処理部230と、表示処理部131と、装置設定管理部132と、タグ情報解析部133と、NFC処理部135と、制御部238と、認証部242とを備える。
実施の形態2における情報処理装置210は、運用状態管理部134の代わりに認証部242が設けられている点、初期化処理部230での処理の点、及び、制御部238での処理の点において、実施の形態1における情報処理装置110と異なっている。
初期化処理部230は、情報処理装置210を起動する際に、最初に呼ばれ、情報処理装置210の初期化処理を行う。例えば、初期化処理部230は、情報処理装置210の電源がオンにされたときに、NFC処理部135を介して、NFCタグ116のメモリ118aに設定値情報及び認証情報が記憶されているか否かを判断する。認証情報は、認証を行うための情報である。
認証部242は、制御部238からの指示に応じて、制御部238から与えられる認証情報を、ストレージ120に記憶されている登録認証情報223を用いて認証する。例えば、認証部242は、その認証情報で示されるユーザ名及びパスワードが、登録認証情報223に含まれているか否かにより認証を行う。認証部242は、その認証の結果である、認証の成功又は失敗を制御部238に回答する。
制御部238は、初期化処理部230、表示処理部131、装置設定管理部132、タグ情報解析部133、NFC処理部135及び認証部242の動作を制御することで、情報処理装置210での処理を制御する。
例えば、制御部238は、情報設定部240と、情報削除部141とを備える。
実施の形態2における制御部238の情報削除部141は、実施の形態1における制御部138の情報削除部141と同様である。
情報設定部240は、初期化処理部230がNFCタグ116に設定値情報及び認証情報が記憶されていると判断すると、NFC処理部135を介して、NFCタグ116から認証情報を取得する。そして、情報設定部240は、取得された認証情報を、認証部242に与えて、その認証を指示する。
情報設定部240は、認証部242での認証が成功した場合には、装置設定管理部132を介して、検知された設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映する。一方、情報設定部240は、認証部242での認証に失敗した場合には、検知された設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映しない。
以上の初期化処理部230、制御部238及び認証部242は、CPU111が対応するプログラムを実行することにより実現される機能である。
図5に示されているように、実施の形態2における携帯端末250のCPU151により実現される機能は、NFC通信処理部161と、専用アプリケーション部262とを備える。
実施の形態2における携帯端末250のNFC通信処理部161は、実施の形態1におけるNFC通信処理部161と同様である。
専用アプリケーション部262は、情報処理装置210に所望の設定値を設定するための専用のアプリケーションをCPU151が実行することで実現される機能ブロックである。
専用アプリケーション部262は、表示処理部163と、入力処理部164と、設定情報解析部265と、旧タグ情報解析部166と、新タグ情報生成部167と、制御部268とを備える。
実施の形態2における専用アプリケーション部262の表示処理部163、入力処理部164、旧タグ情報解析部166及び新タグ情報生成部167は、実施の形態1における専用アプリケーション部162の表示処理部163、入力処理部164、旧タグ情報解析部166及び新タグ情報生成部167と同様である。
設定情報解析部265は、ユーザが選択した設定情報を解析して、後述する設定値送信画面画像を生成して、表示処理部163を介して、その画面画像をタッチパネル153に表示させる。
ここで、設定情報解析部265は、設定値送信画面画像を介して、認証情報の入力を受け付ける。
制御部268は、表示処理部163、入力処理部164、設定情報解析部265、旧タグ情報解析部166、新タグ情報生成部167の動作を制御することで、携帯端末250での処理を制御する。
例えば、制御部268は、新タグ情報生成部167で生成された設定値情報及び設定情報解析部265で入力を受けた認証情報を、NFC通信処理部161を介して、情報処理装置110のNFCタグ116に書き込む。
以下、実施の形態2の動作について説明する。
図23は、携帯端末250の専用アプリケーション部262が起動された際に行われる動作を示すフローチャートである。
なお、図23に示されているフローチャートで示されている処理の内、図12に示されているフローチャートと同様の処理については、図12と同じ符号を付すことで、詳細な説明を省略する。
図23に示されているフローチャートのステップS10〜S14までの処理は、図12に示されているフローチャートのステップS10〜S14までの処理と同様である。
但し、図23においては、ステップS13の処理でYesと判断された場合、言い換えると、設定情報が選択された場合には、処理はステップS40に進む。
ステップS40では、制御部268からの指示に従って、設定情報解析部265は、設定値送信画面画像を生成するために、ストレージ157に記憶されている設定選択情報158を参照して、選択された設定情報を解析し、設定値送信画面画像を生成する。
実施の形態1では、設定情報解析部165は、図9〜11に示されているような設定値送信画面画像173A〜173Cを生成しているが、実施の形態2では、実施の形態1における設定値送信画面画像に、認証情報入力領域を追加する。
図24は、実施の形態2において表示される設定値送信画面画像の一例を示す概略図である。
図24に示されている設定値送信画面画像273は、図9に示されている設定値送信画面画像173Aの代わりに表示される画像である。
図24に示されているように、設定値送信画面画像273には、認証情報入力指示領域273gが含まれている。
図23に戻り、ステップS41では、設定情報解析部265は、生成した設定値送信画面画像273を表示処理部163に与え、表示処理部163は、その設定値送信画面画像273をタッチパネル153に表示させる。
次に、設定情報解析部265は、ユーザが認証情報の入力を行うか否かを判断する(S42)。例えば、設定値送信画面画像273において、ユーザが認証情報入力指示領域273gをタッチした場合には、設定情報解析部265は、ユーザが認証情報の入力を行うと判断する。ユーザが認証情報の入力を行う場合(S42でYes)には、処理はステップS43に進み、ユーザが認証情報の入力を行わない場合(S42でNo)には、処理は終了する。
ステップS43では、設定情報解析部265は、認証情報入力画面画像を表示処理部163に与えて、表示処理部163は、その認証情報入力画面画像をタッチパネル153に表示させる。
図25は、認証情報入力画面画像の一例を示す概略図である。
図25で示されているように、認証情報入力画面画像276は、認証情報入力領域276aと、OK指示入力領域276bと、キャンセル指示入力領域276cとを備える。
図23に戻り、ステップS44では、設定情報解析部265は、認証情報の入力が終了したか否かを判断する。例えば、ユーザが、タッチパネル153を用いて、認証情報入力領域276aに認証情報として、ユーザ名及びパスワードの入力を行い、OK指示入力領域276bをタッチした場合には、設定情報解析部265は、認証情報の入力が終了したと判断する。また、認証情報の入力の有無にかかわらずに、ユーザがキャンセル指示入力領域276cをタッチした場合にも、設定情報解析部265は、認証情報の入力が終了したと判断する。
認証情報の入力が終了した場合(S44でYes)には、処理は終了する。
ここで、OK指示入力領域276bがタッチされた場合には、設定情報解析部265は、入力された認証情報を制御部268に通知する。この場合、図26に示されている設定値送信画面画像273#のように、認証情報入力指示領域273g#に入力されたユーザ名が表示される。
一方、キャンセル指示入力領域276cがタッチされた場合には、設定情報解析部265は、設定情報が入力されなかったことを情報設定部240に通知する。
図27は、実施の形態2における携帯端末250が情報処理装置210に設定値情報を書き込む際の動作を示すフローチャートである。
図27に示されているフローチャートに含まれている処理の内、図15に示されているフローチャートに含まれている処理と同様の処理については、図15と同じ符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
図27のステップS20〜S24までの処理は、図15のステップS20〜S24までの処理と同様である。但し、ステップS23で、Noの場合、言い換えると、情報処理装置210のNFCタグ116に設定値情報が書き込まれていない場合には、処理はステップS50に進む。
ステップS50では、制御部268からの指示に応じて、新タグ情報生成部167は、表示されている設定値送信画面画像に含まれている設定値に基づいて、予め定められた設定値情報を生成するとともに、制御部268から与えられた認証情報のフォーマットをNFCタグ116に書き込むフォーマットに変換する。そして、制御部268は、NFC通信処理部161を介して、生成された設定値情報及び変換された認証情報をNFCタグ116に書き込む。
ここで、ステップS50において、設定値情報及び認証情報が書き込まれると、NFCタグ116に書き込まれる情報は、例えば、図6(A)の状態から、図28の状態になる。
なお、図24に示されているように、認証情報が入力される前の設定値送信画面画像273が表示されている状態で携帯端末250が情報処理装置210にかざされた場合には、図28に示されている認証情報では、認証情報が存在しないことを示す。
図29は、情報処理装置210において設定値情報が書き込まれた際の動作を示すフローチャートである。
図29に示されているフローチャートは、情報処理装置210の起動時に開始される。
なお、図29に示されているフローチャートに含まれている処理の内、図17に示されているフローチャートに含まれている処理と同様の処理については、図17と同様の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
まず、初期化処理部230は、NFCタグ制御部137を介して、NFCタグ116に書き込まれている情報を読み込み、読み込まれた情報を解析して、設定値情報及び認証情報が書き込まれているか否かを判断する(S60)。
そして、設定値情報及び認証情報が書き込まれている場合(S61でYes)には、処理はステップS62に進み、設定値情報が書き込まれていない場合(S61でNo)には、処理は終了する。
ステップS62では、認証部242は、制御部238からの指示に応じて、制御部238から与えられる認証情報を、ストレージ120に記憶されている登録認証情報223を用いて認証する。
そして、認証部242による認証の結果、認証に成功した場合(S63でYes)には、処理はステップS34に進み、認証に失敗した場合(S63でNo)には、処理はステップS35に進む。
図29のステップS34〜S36の処理は、図17のステップS34〜S36の処理と同様である。
以上のように、実施の形態2では、図30に示すように、NFCタグ116に設定値情報が書き込まれている場合(設定値情報有り=TRUE)、かつ、NFCタグ116に書き込まれている認証情報で認証が成功した場合(認証成功=TRUE)にのみ、NFCタグ116に書き込まれている設定値情報が装置設定情報121に反映される。なお、NFCタグ116に書き込まれた認証情報が、認証情報が存在しないことを示している場合には、認証が失敗する。
以上のように、実施の形態2によれば、認証の結果によって、情報処理装置210の電源をオンにすることなくNFC101による装置設定情報121の変更を制限することができる。権限があれば装置設定情報121を変更することができるため、装置設定情報121の不正変更を予防しながら利便性の向上を図ることができる。
実施の形態3.
図31は、実施の形態3に係る情報処理装置310を含む情報処理システム300の構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理システム300は、情報処理装置310と、携帯端末250とを備える。
実施の形態3における携帯端末250は、実施の形態2における携帯端末250と同様である。
情報処理装置310は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、ディスプレイ114と、NFCユニット115と、ストレージ120とを備える。
実施の形態3に係る情報処理装置310は、ストレージ120に、登録認証情報223が記憶されている点と、CPU111で行われる処理の点とにおいて、実施の形態1に係る情報処理装置110と異なっている。
登録認証情報223は、実施の形態2と同様に、認証を行うために登録された情報を示す。ここでは、登録認証情報223は、登録されたユーザを識別するためのユーザ識別情報であるユーザ名と、そのユーザのパスワードとを対応付けて記憶する。
図32は、実施の形態3における情報処理装置310のCPU111及びホストコントローラ119により実現される機能を概略的に示すブロック図である。
図32に示されている機能ブロックは、CPU111及びホストコントローラ119が、対応するプログラムを実行することで実現される。
情報処理装置310は、初期化処理部130と、表示処理部131と、装置設定管理部132と、タグ情報解析部133と、運用状態管理部134と、NFC処理部135と、制御部338と、認証部242とを備える。
実施の形態3における情報処理装置310は、認証部242が設けられている点、及び、制御部338での処理の点において、実施の形態1における情報処理装置110と異なっている。
なお、実施の形態3における情報処理装置310の認証部242は、実施の形態2における情報処理装置210の認証部242と同様である。
制御部338は、初期化処理部130、表示処理部131、装置設定管理部132、タグ情報解析部133、運用状態管理部134、NFC処理部135及び認証部242の動作を制御することで、情報処理装置310での処理を制御する。
例えば、制御部338は、検知部139と、情報設定部340と、情報削除部141とを備える。
実施の形態3における制御部338の検知部139及び情報削除部141は、実施の形態1における制御部138の検知部139及び情報削除部141と同様である。
情報設定部340は、検知部139による検知結果に従って、情報処理装置110が運用状態でなければ、NFC処理部135を介して、NFCタグ116から認証情報を取得する。そして、情報設定部340は、取得された認証情報を、認証部242に与えて、その認証を指示する。
情報設定部340は、認証部242での認証が成功した場合には、装置設定管理部132を介して、検知された設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映する。
一方、情報設定部340は、情報処理装置110が運用状態である場合、又は、認証部242での認証に失敗した場合には、検知された設定値情報で示される設定値を装置設定情報121に反映しない。
以上に記載された制御部338は、CPU111が対応するプログラムを実行することで実現される。
以下、実施の形態3の動作について説明する。
図33は、情報処理装置310において設定値情報が書き込まれた際の動作を示すフローチャートである。
図33に示されているフローチャートは、情報処理装置310の起動時に開始される。
なお、図33に示されているフローチャートに含まれている処理の内、図17に示されているフローチャートに含まれている処理と同様の処理については、図17と同様の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
図33のステップS30〜S33の処理については、図17のステップS30〜S33の処理と同様である。但し、ステップS33においてNoの場合、言い換えると、情報処理装置310が運用状態ではない場合には、処理はステップS70に進む。ここでは、情報設定部340は、NFC処理部135を介して、NFCタグ116から認証情報を取得して、認証部242に与える。
ステップS70では、認証部242は、制御部338からの指示に応じて、制御部338から与えられる認証情報を、ストレージ120に記憶されている登録認証情報223を用いて認証する。
そして、認証部242による認証の結果、認証に成功した場合(S71でYes)には、処理はステップS34に進み、認証に失敗した場合(S71でNo)には、処理はステップS35に進む。
図33のステップS34〜S36の処理は、図17のステップS34〜S36の処理と同様である。
以上のように、実施の形態3によれば、情報処理装置310が運用状態ではない場合でも、認証が行われるため、より強固に装置設定情報121の不正変更を予防することができる。
以上に記載された情報処理装置110は、NFCタグを備える装置であれば、どのような装置であってもよい。例えば、情報処理装置110は、プリンタ、ファクシミリ装置若しくは複合装置等の画像形成装置、カメラ若しくはビデオカメラ等の撮像装置、テレビ、冷蔵庫、空調機若しくは掃除機等の家電機器、又は、コンピュータ等の装置であってもよい。
100,200,300 情報処理システム、 110,210,310 情報処理装置、 111 CPU、 112 ROM、 113 RAM、 114 ディスプレイ、 115 NFCユニット、 116 NFCタグ、 117 アンテナ、 118 LSI、 119 ホストコントローラ、 120 ストレージ、 130,230 初期化処理部、 131 表示処理部、 132 装置設定管理部、 133 タグ情報解析部、 134 運用状態管理部、 135 NFC処理部、 136 NFC通信部、 137 NFCタグ制御部、 138,238,338 制御部、 139 検知部、 140,240,340 情報設定部、 141 情報削除部、 242 認証部、 150,250 携帯端末、 151 CPU、 152 RAM、 153 タッチパネル、 154 NFCユニット、 155 アンテナ、 156 LSI、 157 ストレージ、 161 NFC通信処理部、 162,262 専用アプリケーション部、 163 表示処理部、 164 入力処理部、 165,265 設定情報解析部、 166 旧タグ情報解析部、 167 新タグ情報生成部、 168,268 制御部。

Claims (18)

  1. 装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置であって、
    前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記設定値情報が記憶されている場合に、前記情報処理装置の状態を検知する検知部と、
    前記設定値情報を前記装置設定情報に反映する情報設定部と、を備え、
    前記情報設定部は、前記情報処理装置の状態が予め定められた状態である場合には、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないこと
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、前記情報処理装置の電源がオフであっても、前記設定値情報の書き込みを受けることができるようにされていること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. NFC(Near Field Communication)タグをさらに備え、
    前記記憶部は、前記NFCタグに備えられているメモリであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置の電源がオンにされたときに、前記記憶部に前記設定値情報が記憶されているか否かを判断する初期化処理部をさらに備え、
    前記検知部は、前記記憶部に前記設定値情報が記憶されていると前記初期化処理部が判断した場合に、前記情報処理装置の状態を検知すること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記予め定められた状態は、前記情報処理装置が既に運用されている運用状態であること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記装置設定情報に含まれる予め定められた設定値が変更された場合に、前記情報処理装置は前記運用状態となること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記予め定められた設定値は、管理者パスワードであること
    を特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置の状態を示す運用状態情報を記憶する補助記憶部をさらに備え、
    前記検知部は、前記運用状態情報を参照することで、前記情報処理装置の状態を検知すること
    を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報設定部は、前記情報処理装置の状態が前記予め定められた状態ではない場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映すること
    を特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記記憶部は、認証を行うための認証情報をさらに記憶し、
    前記情報設定部は、前記情報処理装置の状態が前記予め定められた状態ではなく、かつ、前記認証情報による認証が成功した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映すること
    を特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の情報処理装置。
  11. 装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置であって、
    前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報及び認証を行うための認証情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が成功した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映し、前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が失敗した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しない情報設定部と、を備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  12. 前記記憶部は、前記情報処理装置の電源がオフであっても、前記設定値情報及び前記認証情報の書き込みを受けることができるようにされていること
    を特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. NFC(Near Field Communication)タグをさらに備え、
    前記記憶部は、前記NFCタグに備えられているメモリであること
    を特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理装置。
  14. 前記情報処理装置の電源がオンにされたときに、前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されているか否かを判断する初期化処理部と、
    前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されていると前記初期化処理部が判断した場合に、前記認証情報の認証を行う認証部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項11から13の何れか一項に記載の情報処理装置。
  15. コンピュータを、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置として機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報を記憶する記憶部、
    前記記憶部に前記設定値情報が記憶されている場合に、前記情報処理装置の状態を検知する検知部、及び、
    前記設定値情報を前記装置設定情報に反映する情報設定部、として機能させ、
    前記情報設定部は、前記情報処理装置の状態が予め定められた状態である場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないこと
    を特徴とするプログラム。
  16. コンピュータを、装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置として機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報及び認証を行うための認証情報を記憶する記憶部、及び、
    前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が成功した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映し、前記記憶部に前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が失敗した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しない情報設定部、として機能させること
    を特徴とするプログラム。
  17. 装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報が記憶されているか否かを判断し、
    前記設定値情報が記憶されている場合に、前記情報処理装置の状態を検知し、
    前記情報処理装置の状態が予め定められた状態である場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないこと
    を特徴とする情報処理方法。
  18. 装置設定情報で示される設定値に従って処理を行う情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記装置設定情報を更新するための更新設定値を示す設定値情報及び認証を行うための認証情報が記憶されているか否かを判断し、
    前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が成功した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映し、
    前記設定値情報及び前記認証情報が記憶されており、かつ、前記認証情報による認証が失敗した場合に、前記設定値情報を前記装置設定情報に反映しないこと
    を特徴とする情報処理方法。
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