JP2021064907A - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過電流検知の精度向上を図った負荷駆動装置を提供する。【解決手段】負荷駆動装置4は、MOSFET10(スイッチング素子)と、第1電流検出回路30と、第2電流検出回路40と、制御回路20と、を備える。MOSFET10は、オン作動することでバッテリ1から負荷2へ電力を供給する。第1電流検出回路30は、MOSFET10のターンオン期間において、MOSFET10のドレインソース間電圧が所定値以上となっている場合に、MOSFET10を流れる電流(スイッチ電流)の大きさに応じた第1検出値を出力する。第2電流検出回路40は、MOSFET10のターンオン期間において、上記ドレインソース間電圧が所定値未満となっている場合に、上記スイッチ電流の大きさに応じた第2検出値を出力する。【選択図】図1

Description

この明細書における開示は、過電流時の保護機能を備えた負荷駆動装置に関する。
特許文献1に記載の負荷駆動装置は、オン作動することで電源から負荷へ電力供給するスイッチング素子と、過電流検出回路とを備える。この過電流検出回路は、センス素子およびセンス抵抗を有する。センス素子は、スイッチング素子に並列接続され、スイッチング素子に流れる電流に比例した電流を流す。センス抵抗は、センス素子および負荷に直列接続される。そして、センス抵抗で検出される電流値が基準値より高い場合に、スイッチング素子に過電流が流れたとみなされ、スイッチング素子はオフ作動される。これにより、例えば短絡等の異常が生じた場合に、スイッチング素子に過電流が流れ続けることを回避でき、スイッチング素子を保護できるようになる。
特開2017−152923号公報
さて、上記負荷駆動装置は、スイッチング素子のターンオン期間に、過電流を検知してスイッチング素子をオフ作動させることを想定した装置である。しかしながら、スイッチング素子がターンオン状態からフルオン状態に近づくにつれて、スイッチング素子の高電位側と低電位側との電位差(スイッチ電位差)が小さくなっていく。そうすると、先述した基準値が減少してしまい、誤検知の懸念が生じる。つまり、ターンオン状態からフルオン状態に切り替わる直前では過電流検知の精度が悪くなり、スイッチング素子を十分に保護できないことがある。
本開示は、かかる問題を鑑みてなされたもので、過電流検知の精度向上を図った負荷駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、開示された第1の態様は、
電源(1)と負荷(2)との間および負荷(2)とグランドとの間の一方に配置され、オン作動することで電源から負荷へ電力を供給するスイッチング素子(10)と、
スイッチング素子のターンオン期間において、スイッチング素子の高電位側と低電位側との電位差であるスイッチ電位差(Vds)が所定値以上となっている場合に、スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じた第1検出値を出力する第1電流検出回路(30)と、
ターンオン期間において、スイッチ電位差が所定値未満となっている場合に、スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じた第2検出値を出力する第2電流検出回路(40)と、
第1検出値および第2検出値に基づきスイッチング素子に過電流が流れていると判定された場合に、スイッチング素子をオフ作動させる制御部(20)と、
を備える負荷駆動装置とされる。
ここで、スイッチング素子をオン作動させると、ターンオン期間においてはスイッチ電位差が時間経過とともに徐々に低下していく。そして、スイッチ電位差が所定値以上の場合と所定値未満の場合とで、上記第1の態様によれば第1電流検出回路と第2電流検出回路とを使い分けることができる。よって、ターンオン期間の全域に亘って、スイッチング素子を流れる電流(スイッチ電流)の大きさを高精度で検出できる。
上記目的を達成するため、開示された第2の態様は、
電源(1)と負荷(2)との間および負荷(2)とグランドとの間の一方に配置され、オン作動することで電源から負荷へ電力を供給するスイッチング素子(10)と、
スイッチング素子のターンオン期間において、スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じたターンオン検出値を出力するターンオン電流検出回路(40)と、
ターンオン期間経過後のオン期間において、スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じたフルオン検出値を出力するフルオン電流検出回路(50)と、
ターンオン検出値およびフルオン検出値に基づきスイッチング素子に過電流が流れていると判定された場合に、スイッチング素子をオフ作動させる制御部(20)と、
を備え、
ターンオン電流検出回路は、
スイッチング素子に並列接続されてスイッチング素子に流れる電流に比例した電流を流すセンス素子(41)と、
センス素子に直列接続かつ負荷に並列接続されたセンス抵抗(44)と、
センス素子の高電位側と低電位側との電位差を、スイッチング素子の高電位側と低電位側との電位差に一致させるようにセンス素子の低電位側の電圧を調整する調整回路(42、43)と、を有するとともに、
センス抵抗で生じた電圧降下量に応じた値をターンオン検出値として出力する負荷駆動装置とされる。
ここで、スイッチング素子がターンオンの状態では、その後のフルオン状態に比べてスイッチ電位差が大きい。そして、ターンオン期間とフルオン期間とで、上記第2の態様によれば、ターンオン電流検出回路とフルオン電流検出回路とを使い分けることができる。よって、ターンオン期間とフルオン期間の両方に亘って、スイッチング素子を流れる電流(スイッチ電流)の大きさを高精度で検出できる。
また、上記第2の態様に係るターンオン電流検出回路は、センス素子、センス抵抗および調整回路を有し、センス抵抗で生じた電圧降下量に応じた値をターンオン検出値として出力する。そして、センス素子の電位差は、スイッチング素子の電位差に一致するように調整回路によって調整される。そのため、センス抵抗を負荷に並列接続させて大きい値に設定しても、これら両電位差がずれることを回避でき、センス素子を流れる電流(センス電流)を精度良く検出できる。そして、センス抵抗を大きい値に設定できると言う事は、センス電流が小さくても高精度で検出できることを意味する。よって、ターンオン期間のうち、フルオン直前のセンス電流が小さくなっている期間においても、センス電流が小さくても高精度で検出できる。つまり、センス電流に比例するスイッチ電流の大きさを、フルオン直前でも高精度で検出できる。
尚、上記括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
第1実施形態に係る負荷駆動装置の概略構成を示す図である。 スイッチング素子を流れる電流と、スイッチング素子の両端電位差の、オン作動時の時間変化を示す図である。 第2実施形態に係る負荷駆動装置の概略構成を示す図である。 第3実施形態に係る負荷駆動装置の概略構成を示す図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、本実施形態に係る負荷駆動装置の概略構成を説明する。
図1に示す負荷駆動装置4は、車両に搭載され、直流電源であるバッテリ1を用いて、負荷2を駆動させる装置である。負荷駆動装置4は、ヘッドライトなどのランプ、ヒータ、モータなどの負荷2に適用される。なかでも、ラッシュ電流が大きい負荷2、たとえばランプに好適である。本実施形態では、負荷2がランプである例を示す。バッテリ1が、電源に相当する。
負荷駆動装置4は、外部接続用の端子として、電源端子4a、出力端子4b、および入力端子4cを備えている。また、負荷駆動装置4は、MOSFET10、制御回路20、第1電流検出回路30、第2電流検出回路40、第3電流検出回路50、および基準生成部60を備えている。
電源端子4aは、ワイヤハーネスなどの配線1aを介して、バッテリ1の正極端子に接続されている。電源端子4aは、バッテリ1からバッテリ電圧VBが入力される端子である。図1では、配線1aのインダクタンスを1L、抵抗を1Rと示している。
出力端子4bは、ワイヤハーネスなどの配線2aを介して、負荷2に接続されている。出力端子4bは、負荷駆動装置4から負荷2へ出力するための端子である。図1では、配線2aのインダクタンスを2L、抵抗を2Rと示している。負荷2の他端は、バッテリ1の負極端子(グランド)に接続されている。
入力端子4cは、マイクロコンピュータ(マイコン3)から負荷2を駆動するための制御指令が入力される端子である。マイコン3は、負荷駆動装置4の外部に設けられたものである。マイコン3は、プログラム等が記憶されたメモリ3bと、そのプログラムにしたがって演算処理を実行するプロセッサ3aとを有する。本実施形態では、負荷2であるランプの制御指令が、マイコン3から入力端子4cへ入力される。
MOSFET10は、バッテリ1と負荷2との間に配置され、オン作動することでバッテリ1から負荷2へ電力を供給する「スイッチング素子」に相当する。MOSFET10は、負荷2に対してハイサイド側に配置されている。MOSFET10が、スイッチング素子に相当する。本実施形態では、MOSFET10としてnチャネル型を採用している。MOSFET10のドレインは電源端子4aに接続され、ソースは出力端子4bに接続されている。スイッチング素子としては、nチャネル型のMOSFET10に限定されず、pチャネル型のMOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタを採用することもできる。
第1電流検出回路30は、MOSFET10に流れる電流(スイッチ電流)を検出する。第1電流検出回路30は、第1センスMOS31、第1センス抵抗32およびコンパレータ33を有する。図1に示す第1センスMOS31はnチャネル型のMOSFETであるが、pチャネル型のMOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタを採用することもできる。第1センスMOS31が第1センス素子に相当する。
第1センスMOS31は、MOSFET10と同じ半導体チップに形成されており、MOSFET10と同一構造を有しつつ、その面積がMOSFET10に流れる電流と第1電流検出回路30にて検出する電流に応じて設定されている。たとえば第1センスMOS31の面積が、MOSFET10の面積の数千〜数万分の一となっている。第1センスMOS31のドレインは、電源端子4aに接続されている。第1センスMOS31のソースは、第1センス抵抗32の一端に接続されている。第1センス抵抗32の他端は、出力端子4bに接続されている。すなわち、第1センス抵抗32の他端は、MOSFET10のソースに接続されている。MOSFET10のゲートと第1センスMOS31のゲートは、同一のゲートドライバ21の出力端子に接続されている。
第1センスMOS31には、MOSFET10に流れる電流に比例した電流が流れる。第1センス抵抗32は、第1センスMOS31に流れる電流を電圧に変換する。
コンパレータ33は、第1センスMOS31を流れる電流と、過電流判定の閾値とを比較し、MOSFET10に過電流が流れているか否かを判定する。過電流とは、MOSFET10が負荷2を介さずにバッテリ1又はグランドに短絡した際に流れる短絡電流を示す。本実施形態では、ハイサイド駆動なので、MOSFET10が負荷2を介さずにグランドに短絡(グランドショート)した際に流れる電流が、上記過電流に相当する。
コンパレータ33の非反転入力端子には、第1センスMOS31と第1センス抵抗32との接続点が接続されている。すなわち、非反転入力端子には、第1センスMOS31に流れる電流が第1センス抵抗32により変換されてなる電圧値が入力される。この電圧値は、MOSFET10を流れる電流の大きさに応じた検出値であって、第1センスMOS31を流れる電流の大きさに応じた検出値である「第1検出値」に相当する。コンパレータ33の反転入力端子には、後述する接続点P4の電位が、過電流閾値として入力される。
コンパレータ33は、過電流が流れているか否かを示す判定信号を制御回路20に出力する。コンパレータ33は、電流検出値が過電流閾値以上の場合に、過電流が流れていることを示すハイレベルの信号を出力する。一方、電流検出値が過電流閾値よりも小さい場合に、過電流が流れていないことを示すローレベルの信号を出力する。
基準生成部60は、トランジスタ61,62および定電流源63を有し、バッテリ電圧VBに比例する基準電圧V1を過電流閾値として生成する。過電流閾値は、バッテリ電圧VBが高いほど大きい値に設定される。
トランジスタ61のエミッタは電源端子4aに接続され、ベースおよびコレクタは定電流源63に接続されている。トランジスタ62は、トランジスタ61とカレントミラー回路を構成しており、負荷駆動時において常時オンする。トランジスタ62のエミッタは電源端子4aに接続されている。トランジスタ62のベースは、トランジスタ61のベースおよびコレクタに接続されている。
第1電流検出回路30に設けられている抵抗34の一端は、トランジスタ62のコレクタに接続され、他端は、出力端子4bに接続されている。すなわち、抵抗34の他端は、MOSFET10のソースに接続されている。また、トランジスタ62のコレクタと抵抗34との接続点P4が、コンパレータ33の反転入力端子に接続されている。
2つのトランジスタ61,62の特性が同じとなっている。このため、トランジスタ62には、トランジスタ61と同じコレクタ電流が流れる。これにより、抵抗34にも、基準電圧V1を変換してなる電流、すなわちバッテリ電圧VBに比例した電流が流れる。したがって、接続点P4の電位、すなわち過電流閾値は、バッテリ電圧VBに比例した値となる。
第2電流検出回路40は、MOSFET10に流れる電流(スイッチ電流)を検出する。第2電流検出回路40は、第2センスMOS41、オペアンプ42、トランジスタ43および第2センス抵抗44を有する。図1に示す第2センスMOS41はnチャネル型のMOSFETであるが、pチャネル型のMOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタを採用することもできる。第2センスMOS41が第2センス素子に相当する。第2センスMOS41には、MOSFET10に流れる電流に比例した電流が流れる。
第2センスMOS41は、MOSFET10と同じ半導体チップに形成されており、MOSFET10と同一構造を有しつつ、その面積がMOSFET10に流れる電流と第1電流検出回路30にて検出する電流に応じて設定されている。たとえば第2センスMOS41の面積が、MOSFET10の面積の数千〜数万分の一となっている。第2センスMOS41のドレインは電源端子4aに接続されている。第2センスMOS41のソースは、オペアンプ42の非反転入力端子に接続されている。
オペアンプ42の反転入力端子は出力端子4bに接続されている。すなわち、オペアンプ42の反転入力端子は、MOSFET10のソースに接続されている。MOSFET10のゲートと第2センスMOS41のゲートは、同一のゲートドライバ21の出力端子に接続されている。要するに、オペアンプ42には、MOSFET10のソース電位と第2センスMOS41のソース電位が入力される。オペアンプ42は、これらのソース電位の差分に応じた値であって例えば差分に比例した値を、トランジスタ43のベースに出力する。
図1に示すトランジスタ43には、npn型のバイポーラトランジスタが採用されている。トランジスタ43のエミッタは第2センス抵抗44の高電位側に接続され、その第2センス抵抗44の低電位側はグランドに接続されている。要するに、トランジスタ43のゲートに入力される電流に応じた(比例した)電流が、第2センス抵抗44を通じてグランドに流れる。
そして、第2センス抵抗44とトランジスタ43との接続点が、外部機器であるマイコン3に接続される。これにより、第2センス抵抗44の高電位側の電圧値が、第2電流検出回路40からマイコン3へ出力される。この電圧値は、MOSFET10を流れる電流の大きさに応じた検出値であって、第2センスMOS41を流れる電流の大きさに応じた検出値である「第2検出値」に相当する。第2センス抵抗44は、第2センスMOS31に流れる電流に応じた電流を電圧に変換していると言える。第2センス抵抗44は、第1センス抵抗32より大きい抵抗値に設定されている。
トランジスタ43のコレクタは、オペアンプ42の非反転入力端子に接続されている。そのため、センスMOS41のソース電位がMOSFET10のソース電位より大きくなると、オペアンプ42の出力が大きくなる。その結果、トランジスタ43のエミッタコレクタ間を流れる電流が増大して、センスMOS41のソース電位が低くなる。一方、センスMOS41のソース電位がMOSFET10のソース電位より小さくなると、オペアンプ42の出力が小さくなる。その結果、トランジスタ43のエミッタコレクタ間を流れる電流が減少して、センスMOS41のソース電位が高くなる。
このように、オペアンプ42およびトランジスタ43は、MOSFET10のソース電位とセンスMOS41のソース電位を一致させるフィードバック回路として機能する。換言すれば、このフィードバック回路により、第2センスMOS41のドレインソース間電圧は、MOSFET10のドレインソース間電圧Vdsに揃えられる。MOSFET10のドレインソース間電圧Vdsは、MOSFET10の「スイッチ電位差」に相当する。オペアンプ42およびトランジスタ43は、第2センスMOS41のドレインソース間電圧をMOSFET10のスイッチ電位差に一致させるように調整する「調整回路」に相当する。
マイコン3は、第2電流検出回路40からの第2検出値が、メモリ3bに記憶されている過電流閾値より大きい場合に、MOSFET10に過電流が流れていると判定する。過電流と判定された場合、MOSFET10をオフ作動させる指令信号を、マイコン3は制御回路20に出力する。
さらにマイコン3は、過電流判定の他の用途にも第2検出値を用いる。例えば、負荷2の作動内容を第2検出値に応じて変更させたり、第2検出値に応じてバッテリ1の充放電状態を制御させたりする。
第3電流検出回路50は、MOSFET10に流れる電流(スイッチ電流)を検出する。第3電流検出回路50は、コンパレータ51、抵抗52および定電流源53を有する。
コンパレータ51は、MOSFET10のソース電位と、定電流源53によって生成される過電流閾値とを比較し、MOSFET10に過電流が流れているか否かを判定する。この過電流閾値としての電位は、コンパレータ51の非反転入力端子に入力される。コンパレータ51の反転入力端子には、MOSFET10のソース電位が入力される。このソース電位は、MOSFET10を流れる電流の大きさに応じた検出値である「第3検出値」に相当する。
コンパレータ51は、過電流が流れているか否かを示す判定信号を制御回路20に出力する。コンパレータ33は、電流検出値が過電流閾値以上の場合に、過電流が流れていることを示すハイレベルの信号を出力する。一方、電流検出値が過電流閾値よりも小さい場合に、過電流が流れていないことを示すローレベルの信号を出力する。
なお、MOSFET10がターンオンした後のフルオン状態では、ドレインソース間電圧Vds(スイッチ電位差)はゼロである。この状態では、コンパレータ51に入力されるMOSFET10のソース電位は、MOSFET10を流れる電流に比例する。よって、コンパレータ51は、MOSFET10のフルオン状態において、スイッチ電流が過電流閾値を超えて大きくなっている過電流状態であるか否かを判定していると言える。
上記したように、負荷駆動装置4は、MOSFET10や配線1a,2aを過電流から保護するための過電流保護回路を有していると言える。過電流保護回路は、第1電流検出回路30、第2電流検出回路40、第3電流検出回路50および制御回路20を有している。
制御回路20は、入力端子4cを介して、外部機器であるマイコン3より与えられる制御指令およびコンパレータ33,51の判定信号を論理的に処理する。この処理結果に従い制御回路20は、ゲートドライバ21を介して、MOSFET10、第1センスMOS31および第2センスMOS41のゲートに駆動信号を出力する。
制御回路20は、制御指令として、ランプの点灯を指示するハイレベルの信号が入力されると、MOSFET10をオン作動させる。また、制御指令がハイレベルの信号であっても、各々の電流検出回路30,40,50の少なくとも1つにて過電流が検出された場合には、MOSFET10をオフ作動させる。これにより、バッテリ1および負荷2間の電流が遮断される。制御指令がハイレベルで継続している場合、制御回路20は、オフさせてから所定時間が経過すると、MOSFET10が再びオンするように制御する。
このように、第1電流検出回路30、第2電流検出回路40および第3電流検出回路50の検出結果に基づき、MOSFET10に過電流が流れていると判定された場合には、制御回路20はMOSFET10をオフ作動させる。したがって、制御回路20が制御部に相当する。
次に、図2に基づき、MOSFET10をオン作動させた直後における、ドレインソース間電圧Vds(スイッチ電位差)とスイッチ電流Ioutの時間変化を説明する。また、図2は、グランドショート等の異常が発生していない場合の例を示す。
ドレインソース間電圧Vdsは、MOSFET10をオン作動させたt1時点では、バッテリ1の解放電圧Vccと同じである。その後、ドレインソース間電圧Vdsは直ぐにはゼロにならず、MOSFET10が電気抵抗として作用するターンオン期間T10において、徐々に低下していく。ドレインソース間電圧Vdsが所定値(例えば0.2V)にまで低下したt3時点以降では、MOSFET10はフルオン状態と言える。t1時点からt3時点までは、MOSFET10はフルオン状態と言える。また、スイッチ電流Ioutはt1時点で上昇を開始し、ピークに達した後に下降していき、その後、負荷2に応じた値に飽和する。
制御回路20は、フルオン状態においては、第3電流検出回路50による過電流判定結果に基づき、過電流検知時にMOSFET10を緊急停止させる。例えば、フルオン状態においては、第1電流検出回路30と第2電流検出回路40による過電流判定結果をマスクして、これらの判定結果に基づくMOSFET10の緊急停止を、制御回路20は禁止してもよい。
さて、ターンオン期間T10のうちドレインソース間電圧Vdsが所定値(例えば0.5V)以上の場合、つまりt1時点からt2時点までの期間を第1ターンオン期間T11と呼ぶ。また、ターンオン期間T10のうちドレインソース間電圧Vdsが所定値(例えば0.5V)未満の場合、つまりt2時点からt3時点までの期間を第2ターンオン期間T12と呼ぶ。
そして、第1ターンオン期間T11には、第1電流検出回路30による過電流判定結果に基づき、過電流検知時にMOSFET10を緊急停止させる。例えば、第1ターンオン期間T11においては、第2電流検出回路40と第3電流検出回路50による過電流判定結果をマスクして、これらの判定結果に基づくMOSFET10の緊急停止を、制御回路20は禁止してもよい。
また、第2ターンオン期間T12には、第2電流検出回路40による過電流判定結果に基づき、過電流検知時にMOSFET10を緊急停止させる。例えば、第2ターンオン期間T12においては、第1電流検出回路30と第3電流検出回路50による過電流判定結果をマスクして、これらの判定結果に基づくMOSFET10の緊急停止を、制御回路20は禁止してもよい。
次に、本実施形態に係る負荷駆動装置4の効果について説明する。
負荷駆動装置4は、第1電流検出回路30に加えて第2電流検出回路40を備える。そして、ターンオン期間T10において、MOSFET10のドレインソース間電圧Vds(スイッチ電位差)が所定値以上の場合には第1電流検出回路30によって過電流を検知する。また、スイッチ電位差が所定値未満の場合には第2電流検出回路40によって過電流を検知する。このように、ターンオン期間T10において、スイッチ電位差の大きさに応じて第1電流検出回路30と第2電流検出回路40とを使い分けることができる。よって、ターンオン期間T10の全域に亘って、過電流検知を高精度で実現できる。
<第1電流検出回路30と基準生成部60による効果>
負荷2であるランプのフィラメントの抵抗は、点灯開始直前の常温状態で小さく、点灯中の高温状態で大きい。したがって、点灯開始直後はラッシュ電流が流れる。ラッシュ電流が流れるラッシュ時には、出力端子4bからグランドまでの間に、配線2aと負荷2が介在する。一方、グランドショート時には、出力端子4bからグランドまでの間に、負荷2が介在しない。よって、ラッシュ時の方が、グランドショート時よりも、出力端子4bからグランドまでの間の抵抗が大きい。
ラッシュ時とグランドショート時とで、バッテリ1や負荷2と負荷駆動装置4との接続状態や、バッテリ1の劣化状態が同じであれば、グランドショート時のほうがラッシュ時よりも、バッテリ電圧VBが低くなる。これに対し、本実施形態では、基準生成部60が、バッテリ電圧VBが高いほど過電流閾値として大きい値を設定する。
このため、ラッシュ時には、過電流閾値として突入電流よりも大きい値が設定される。たとえばバッテリ電圧VBが18Vで、100Aのラッシュ電流が流れるとすると、バッテリ電圧VBが18Vのときに、過電流閾値として100Aよりも大きい値が設定される。これにより、ラッシュ電流はラッシュ時に設定される過電流閾値を下回り、コンパレータ33で過電流と判定されない。したがって、ラッシュ電流での誤遮断を防ぎ、負荷2の応答性を向上することができる。具体的には、ランプのフィラメントが早く温まるため、ランプの点灯遅延を抑制することができる。
一方、グランドショート時には、バッテリ電圧VBがラッシュ時よりも低くなるため、過電流閾値としてラッシュ時よりも小さい値、具体的には短絡電流以下の値が設定される。これにより、短絡電流はグランドショート時に設定される過電流閾値以上の値となり、コンパレータ33で過電流と判定される。グランドショート時の過電流閾値が小さいため、グランドショート時にMOSFET10をオフすることで、配線1a,14のインダクタンス1L,2Lに生じる逆起電力エネルギを小さくすることができる。よって、MOSFET10や配線1a,14を安全に保護することができる。
<第2電流検出回路40による効果>
さて、第1電流検出回路30では、第1ターンオン期間T11においては上述した効果を十分に奏するものの、第2ターンオン期間T12においては以下の懸念が生じる。すなわち、出力端子4bにおける出力電圧は、MOSFET10のターンオン中からフルオン時に近づくにつれて電源端子4aにおける電源電圧に近づいていく。つまり、図2の上段に示すように、MOSFET10のドレインソース間電圧Vdsがゼロに近づいていく。そうすると、トランジスタ61,62によるカレントミラー回路の電流が減少する。その結果、過電流閾値が減少してしまい、第1電流検出回路30による過電流検知が誤検知する懸念が生じる。つまり、第1電流検出回路30による過電流検知は、第1ターンオン期間T11では正常に機能するものの、第2ターンオン期間T12では誤検知するおそれがある。
この懸念に対し、本実施形態に係る負荷駆動装置4は、第1電流検出回路30とは別に第2電流検出回路40を備える。この第2電流検出回路40による過電流検知は、第2ターンオン期間T12でも正常に機能するので、上記懸念を解消できる。以下、第2電流検出回路40が第2ターンオン期間T12でも正常に過電流検知できる理由について、説明する。
フルオン期間ではドレインソース間電圧Vdsがゼロになっているため、MOSFET10のソース電位を直接検知すれば、過電流を検知できる。MOSFET10のソース電位とMOSFET10に流れる電流(スイッチ電流)との相関が高いからである。これに対しターンオン期間T10では、ドレインソース間電圧Vdsがゼロになっていないため、MOSFET10のソース電位からは過電流を検知できない。
そこで第1電流検出回路30および第2電流検出回路40では、センスMOSとセンス抵抗を用いてスイッチ電流を検知している。すなわち、センスMOSを用いてスイッチ電流と比例したセンス電流を流し、そのセンス電流をセンス抵抗で電圧に変換し、その電圧からスイッチ電流を推定する。これにより、ターンオン期間T10における過電流検知を可能にしている。
但し、第1電流検出回路30では、第1センス抵抗32の抵抗値を以下の理由で大きい値に設定できないため、小さいセンス電流については高精度で検出できない。すなわち、第1センス抵抗32の抵抗値を大きくすると、第1センスMOS31とMOSFET10とでドレインソース間電圧が揃わなくなる。そうすると、センス電流とスイッチ電流との比率がずれてくるので、センス電流からスイッチ電流の過電流を検知する精度が悪くなる。このように、第1電流検出回路30では、小さいセンス電流については高精度で検出できないため、第2ターンオン期間T12での過電流誤検知が懸念される。
これに対し、第2電流検出回路40では、第2センス抵抗44の抵抗値を以下の理由で大きい値に設定できるため、小さいセンス電流についても高精度で検出できる。すなわち、第2電流検出回路40は、オペアンプ42およびトランジスタ43によるフィードバック回路を備える。そのため、第2センス抵抗44の抵抗値を小さくしても、MOSFET10のソース電位とセンスMOS41のソース電位が一致することとなる。つまり、センス電流とスイッチ電流との比率の大きなずれを生じさせることなく、第2センス抵抗44の抵抗値を小さくでき、小さいセンス電流についても高精度で検出可能となる。よって、第2電流検出回路40では、フィードバック回路を備えるので、第2ターンオン期間T12についても過電流を高精度で検知できる。
<第1電流検出回路30と第2電流検出回路40による相乗効果>
第2電流検出回路40は、フィードバック回路を備えることにより、第2ターンオン期間T12でも過電流を高精度で検知できることは先述した通りである。しかしその背反として、フィードバック回路を備えることにより過電流検知の応答性が悪化する。そのため、グランドショートが発生してからMOSFET10を緊急停止させるまでの時間が長くなる。
これに対し第1電流検出回路30では、フィードバック回路を用いることなく過電流を検知できるので、過電流検知の応答性を第2電流検出回路40に比べて向上できる。そのため、グランドショートが発生してから短時間でMOSFET10を緊急停止させることができる。
これらの点を鑑み、本実施形態では、第1ターンオン期間T11では第1電流検出回路30を用いて過電流検知するので、検知の応答性を向上できる。その一方で、第2ターンオン期間T12では第2電流検出回路40を用いて過電流検知するので、検知の応答性については第1ターンオン期間T11に比べて低下するものの、過電流の誤検知のおそれを低減できる。
<その他の効果1>
さらに本実施形態では、MOSFET10および第1センスMOS31は、同一の半導体チップに形成されている。これに対し、本実施形態に反して、MOSFET10および第1センスMOS31が別々の半導体チップに形成され、各々の半導体チップをワイヤや基板等で接続してもよい。しかしその場合には、ワイヤや基板で生じるインダクタンスや抵抗の影響をセンス比が受けるので、センス比を所望の値に高精度で製造することに限界がある。上記センス比とは、MOSFET10に流れる電流と第1センスMOS31に流れる電流の比率である。
これに対し本実施形態では、MOSFET10および第1センスMOS31は、同一の半導体チップに形成されているので、ワイヤや基板による上記影響を無くすことができ、第1センスMOS31に係るセンス比を高精度で製造できる。さらに本実施形態では、第2センスMOS41についてもMOSFET10と同一の半導体チップに形成されている。そのため、第2センスMOS41に係るセンス比についても高精度で製造できる。
<その他の効果2>
さらに本実施形態では、第2電流検出回路40は、外部機器であるマイコン3へ第2検出値を出力する。そして、マイコン3が過電流有無を判定して、緊急停止の指令信号を制御回路20へ出力する。そのため、マイコン3は、スイッチ電流つまり負荷2に流れる電流(負荷電流)を常時取得できる。よって、マイコン3は、負荷電流に応じた各種制御を実現可能となる。各種制御の具体例としては、負荷電流に応じて負荷2の作動内容を変更させたり、バッテリ1の充放電制御内容を変更させたりする等が挙げられる。
(第2実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した負荷駆動装置4と共通する部分についての説明は省略する。
上記第1実施形態に係る負荷駆動装置4は3つの電流検出回路30,40,50を備える。これに対し、本実施形態に係る負荷駆動装置4は、図3に示すように第1電流検出回路30を廃止して、第2電流検出回路40と第3電流検出回路50で過電流を検知している。本実施形態では、第1ターンオン期間T11と第2ターンオン期間T12の両期間において、第2電流検出回路40が過電流を検知する。
このように、本実施形態でも負荷駆動装置4は第2電流検出回路40を備える。そのため、ドレインソース間電圧Vdsが所定値未満となる第2ターンオン期間T12であっても、上記第1実施形態と同様にして高精度で過電流を検知できる。
(第3実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した負荷駆動装置4と共通する部分についての説明は省略する。
上記第2実施形態に係る負荷駆動装置4は、3つの電流検出回路30,40,50のうち、第1電流検出回路30を廃止している。これに対し、本実施形態に係る負荷駆動装置4は、図4に示すように第3電流検出回路50を廃止して、第2電流検出回路40と第1電流検出回路30で過電流を検知している。本実施形態では、第1ターンオン期間T11と第2ターンオン期間T12の両期間において、第2電流検出回路40が過電流を検知する。
このように、本実施形態でも上記各実施形態と同様にして、負荷駆動装置4は第2電流検出回路40を備える。そのため、ドレインソース間電圧Vdsが所定値未満となる第2ターンオン期間T12であっても、上記第1実施形態と同様にして過電流を高精度で検知できる。
なお、本実施形態においては、第2電流検出回路40が「ターンオン電流検出回路」に相当し、第3電流検出回路50が「フルオン電流検出回路」に相当する。また、第2センスMOS41が「センス素子」に相当し、第2センス抵抗44が「センス抵抗」に相当する。また、第2電流検出回路40による第2検出値が「ターンオン検出値」に相当し、第3電流検出回路50による第3検出値が「フルオン検出値」に相当する。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
上記第1実施形態では、制御回路20は、第2電流検出回路40による過電流検知を、第1ターンオン期間T11でマスクしている。これに対し、第1ターンオン期間T11での上記マスクを廃止してもよい。この場合、第1ターンオン期間T11において、第1電流検出回路30と第2電流検出回路40の両方で過電流を検知することになる。例えば、2つの電流検出回路30,40の少なくとも一方で過電流が検知された場合に、制御回路20がMOSFET10を緊急停止させてもよい。或いは、2つの電流検出回路30,40の両方で過電流が検知された場合に、制御回路20がMOSFET10を緊急停止させてもよい。
上記各実施形態では、スイッチング素子(MOSFET10)は、バッテリ1と負荷2との間、すなわち負荷2に対してハイサイド側に配置されている。これに対し、MOSFET10は、負荷2とグランドとの間、すなわち負荷2に対してローサイド側に配置されていてもよい。
上記第1実施形態では、第1センスMOS31および第2センスMOS41は、MOSFET10と同一の半導体チップに形成されている。これに対し、第1センスMOS31および第2センスMOS41の少なくとも一方が、MOSFET10とは別の半導体チップに形成されていてもよい。
上記各実施形態では、第2電流検出回路40は、外部機器であるマイコン3へ第2検出値を出力し、マイコン3が過電流有無を判定している。これに対し、第2電流検出回路40が、過電流判定の閾値と第2検出値とを比較して、過電流の有無を判定するようにしてもよい。例えば、コンパレータ33と同様のコンパレータを第2電流検出回路40が備えることで、過電流有無を第2電流検出回路40が判定してもよい。
1 電源、 10 スイッチング素子、 2 負荷、 20 制御部、 3 コンピュータ、 30 第1電流検出回路、 31 第1センス素子、 32 第1センス抵抗、 3a プロセッサ、 3b メモリ、 40 第2電流検出回路、 40 ターンオン電流検出回路、 41 第2センス素子、 41 センス素子、 42、43 調整回路、 44 第2センス抵抗、 44 センス抵抗、 50 第3電流検出回路、 50 フルオン電流検出回路、 Vds スイッチ電位差。

Claims (7)

  1. 電源(1)と負荷(2)との間および負荷(2)とグランドとの間の一方に配置され、オン作動することで前記電源から前記負荷へ電力を供給するスイッチング素子(10)と、
    前記スイッチング素子のターンオン期間において、前記スイッチング素子の高電位側と低電位側との電位差であるスイッチ電位差(Vds)が所定値以上となっている場合に、前記スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じた第1検出値を出力する第1電流検出回路(30)と、
    前記ターンオン期間において、前記スイッチ電位差が前記所定値未満となっている場合に、前記スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じた第2検出値を出力する第2電流検出回路(40)と、
    前記第1検出値および前記第2検出値に基づき前記スイッチング素子に過電流が流れていると判定された場合に、前記スイッチング素子をオフ作動させる制御部(20)と、
    を備える負荷駆動装置。
  2. 前記第1電流検出回路は、
    前記スイッチング素子に並列接続されて前記スイッチング素子に流れる電流に比例した電流を流す第1センス素子(31)と、前記第1センス素子および前記負荷に直列接続された第1センス抵抗(32)と、を有するとともに、前記第1センス抵抗で生じた電圧降下量に応じた値を前記第1検出値として出力し、
    前記第2電流検出回路は、
    前記スイッチング素子に並列接続されて前記スイッチング素子に流れる電流に比例した電流を流す第2センス素子(41)と、前記第2センス素子に直列接続かつ前記負荷に並列接続された第2センス抵抗(44)と、前記第2センス素子の高電位側と低電位側との電位差を前記スイッチ電位差に一致させるように前記第2センス素子の低電位側の電圧を調整する調整回路(42,43)と、を有するとともに、前記第2センス抵抗で生じた電圧降下量に応じた値を前記第2検出値として出力する、請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記スイッチング素子および前記第1センス素子は、同一の半導体チップに形成されている、請求項2に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記スイッチング素子および前記第2センス素子は、同一の半導体チップに形成されている、請求項2または3に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記ターンオン期間経過後のフルオン期間において、前記スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じた第3検出値を出力する第3電流検出回路(50)を備える、請求項1〜4のいずれか1つに記載の負荷駆動装置。
  6. 前記第2電流検出回路は、プロセッサ(3a)およびメモリ(3b)を有するコンピュータ(3)へ前記第2検出値を出力し、
    前記第2検出値に基づき前記スイッチング素子に過電流が流れていると前記コンピュータによって判定された場合には、前記制御部は、前記コンピュータから出力される指令信号に従って前記スイッチング素子をオフ作動させる請求項1〜5のいずれか1つに記載の負荷駆動装置。
  7. 電源(1)と負荷(2)との間および負荷(2)とグランドとの間の一方に配置され、オン作動することで前記電源から前記負荷へ電力を供給するスイッチング素子(10)と、
    前記スイッチング素子のターンオン期間において、前記スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じたターンオン検出値を出力するターンオン電流検出回路(40)と、
    前記ターンオン期間経過後のフルオン期間において、前記スイッチング素子を流れる電流の大きさに応じたフルオン検出値を出力するフルオン電流検出回路(50)と、
    前記ターンオン検出値および前記フルオン検出値に基づき前記スイッチング素子に過電流が流れていると判定された場合に、前記スイッチング素子をオフ作動させる制御部(20)と、
    を備え、
    前記ターンオン電流検出回路は、
    前記スイッチング素子に並列接続されて前記スイッチング素子に流れる電流に比例した電流を流すセンス素子(41)と、
    前記センス素子に直列接続かつ前記負荷に並列接続されたセンス抵抗(44)と、
    前記センス素子の高電位側と低電位側との電位差を、前記スイッチング素子の高電位側と低電位側との電位差に一致させるように前記センス素子の低電位側の電圧を調整する調整回路(42,43)と、を有するとともに、
    前記センス抵抗で生じた電圧降下量に応じた値を前記ターンオン検出値として出力する負荷駆動装置。
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