JP2021060853A - 保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像を取得するためのシステム、方法、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】保険に関する必要項目の入力作業を省力化するため、保険に関する文書の文字認識に用いられる該文書の画像を取得する。【解決手段】保険関連文書の文字認識用画像取得システムにおいて、サーバ１０は、ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムと、撮影開始ボタン及び画像をウェブブラウザ画面に表示するための情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムと、を含むウェブコンテンツを、ウェブブラウザがインストールされたカメラを備える端末３０に送信するウェブコンテンツ送信部と、撮影動作によって取得した撮影画像を記憶部に記憶する撮影画像記憶処理部と、を備える。端末は、カメラを起動し、撮像動作を行わせ、カメラにより撮像されている画像を、撮影開始ボタンと共にウェブブラウザ画面に表示し、ユーザによる撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように撮影動作を行わせる。【選択図】図１

Description

本発明は、保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像を取得するためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記憶媒体に関する。

自動車保険等の保険契約を締結するためには、個人や車両・物件等に関わる多数の情報が必要であるが、これまでは、保険会社や代理店の社員もしくは契約する本人が、保険会社の情報処理システムに必要な項目を入力することが必要であった（例えば、下記特許文献１参照）。

特開２０１０−２５７２６８号公報

そのため、容易に保険契約の締結や保険料の計算を行うことが困難であった。

そこで、本発明は、保険に関する必要項目の入力作業を省力化する、保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像の取得ためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的の１つとする。

本発明の１つの態様は、保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像の取得システムであって、ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムと、撮影開始ボタン及び画像をウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムとを含むウェブコンテンツを、カメラを備え、ウェブブラウザがインストールされた端末に送信するウェブコンテンツ送信部と、前記カメラ制御プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、且つ、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、前記端末のカメラを起動し、撮像動作を行わせ、前記カメラにより撮像されている画像を、前記撮影開始ボタンと共にウェブブラウザ画面に表示し、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように前記端末のカメラに撮影動作を行わせる端末と、前記撮影動作によって取得された撮影画像を記憶部に記憶する撮影画像記憶処理部とを備えるシステムを提供するものである。

前記ウェブコンテンツは、読み取りガイドをウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムを更に含み、前記端末は、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、前記カメラにより撮像されている画像及び前記撮影開始ボタンに加えて、前記読み取りガイドを更に前記ウェブブラウザ画面に表示するものとすることができる。

前記システムは、画像取得対象の文書の種類の選択画面を前記端末に送信する文書種類選択画面送信部を更に備え、前記端末は、前記端末に表示された前記選択画面に基づいて前記ユーザにより入力された、選択された前記画像取得対象の文書の種類のひな形を前記端末のウェブブラウザ画面に表示するものとすることができる。

ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせることは、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせることであるものとすることができる。

前記ウェブコンテンツは、前記ユーザに前記第１の期間にわたって前記端末を動かさないようにとの趣旨の指示をウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムを更に含み、前記端末は、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせる際に、更に、前記端末のウェブブラウザ画面に、前記ユーザに前記第１の期間にわたって前記端末を動かさないようにとの趣旨の指示を表示するものとすることができる。

前記システムは、前記記憶部に記憶された前記撮影動作によって取得された撮影画像に基づいて、前記画像取得対象の文書の静止画像を複数枚取得する静止画像取得部と、前記複数枚の前記静止画像の中から所定の条件を満たす静止画像を１枚選択する文字認識対象画像選択部とを更に備えるものとすることができる。

前記システムは、前記撮影動作による撮影画像に基づいて取得又は選択された１枚の前記静止画像に基づいて、前記画像取得対象の文書の所定の項目について、文字認識を行う文字認識部を更に備えるものとすることができる。

前記文字認識部は、取得又は選択された前記１枚の前記静止画像を複数の部分に分割し、前記複数の部分の各々について文字認識を行うものとすることができる。

前記システムは、前記文字認識から得られた前記所定の項目のデータに基づいて、保険金額の見積もりを生成する見積もり部を更に備えるものとすることができる。

本発明の１つの態様は、保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像の取得方法であって、ウェブコンテンツ送信部が、ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムと、撮影開始ボタン及び画像を、ウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムとを含むウェブコンテンツを、カメラを備え、ウェブブラウザがインストールされた端末に送信するステップと、前記端末が、前記カメラ制御プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、且つ、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、前記端末のカメラを起動し、撮像動作を行わせ、前記カメラにより撮像されている画像を、前記撮影開始ボタンと共にウェブブラウザ画面に表示するステップと、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップと、撮影画像記憶処理部が、前記撮影動作によって取得された撮影画像を記憶部に記憶するステップとを含む方法を提供するものである。

本発明の１つの態様は、前記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供するものである。

本発明の１つの態様は、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するものである。

本発明の１つの態様は、保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像を取得するための、ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムであって、カメラを備え、ウェブブラウザがインストールされた端末において、前記端末のカメラを起動し、撮像動作を行わせるステップと、前記カメラ制御プログラムと共に送信されるプログラム及び／又は情報によってウェブブラウザ画面に表示される撮影開始ボタンの押下に応じて、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップとを前記端末に実行させるカメラ制御プログラムを提供するものである。

ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップは、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップであるものとすることができる。

上記構成を有する本発明によれば、保険に関する必要項目の入力作業を省力化する、保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像の取得ためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。

本発明の１つの実施形態に係る保険関連文書の文字認識用画像取得システムの構成図である。 本発明の１つの実施形態に係るサーバのハードウエア構成図の例を示す図である。 保険関連文書の文字認識用画像取得処理の一例のフローチャートである。 保険関連文書の文字認識用画像取得処理の一例のフローチャートである。 保険関連文書の文字認識用画像取得処理の一例のフローチャートである。 保険関連文書の文字認識用画像取得処理の一例のフローチャートである。 保険見積もり申し込み画面の一例を示す図である。 選択画面の一例を示す図である。 ウェブブラウザ画面の一例を示す図である。 ウェブブラウザ画面の一例を示す図である。 ウェブブラウザ画面の一例を示す図である。 ウェブブラウザ画面の一例を示す図である。 見積もり表示画面の一例を示す図である。

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

図１は、本発明の１つの実施形態に係る保険関連文書の文字認識用画像取得システムの全体構成を示す図である。保険関連文書の文字認識用画像取得システム１は、サーバ１０、端末３０を備え、サーバ１０と端末３０は、ネットワーク２０を介して接続されている。サーバ１０は、１つの物理的な装置として構成される必要はなく、複数の物理的な装置から構成されてもよい。

端末３０としては、スマートフォン、タブレット端末、ＰＣ等の任意の適切な端末を用いることができる。端末３０は、カメラを備え、ウェブブラウザがインストールされている。

サーバ１０は、文書種類選択画面送信部１０１、ウェブコンテンツ送信部１０３、撮影画像記憶処理部１０４、撮影画像チェック部１０５、静止画像取得部１０７、文字認識対象選択部１０９、文字認識部１１１、見積もり部１１３、記憶部１１５を備える。

文書種類選択画面送信部１０１は、画像取得対象の文書の種類の選択画面を端末３０に送信する。

ウェブコンテンツ送信部１０３は、ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムと、撮影開始ボタン及び画像をウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムとを含むウェブコンテンツを、端末３０に送信する。

撮影画像記憶処理部１０４は、ユーザによる撮影開始ボタン６０４の押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように端末３０のカメラ３１により行われた撮影動作によって取得された撮影画像を記憶部１１５に記憶する。

撮影画像チェック部１０５は、記憶部１１５に記憶された文書の撮影画像について、撮影画像の文書が、ユーザが選択画面５００で選択した文書であるか、文字認識が可能であるか等の適格条件をチェックし、適格条件を満たさない場合は、端末３０に再撮影を指示する画面を送信する。

静止画像取得部１０７は、記憶部１１５に記憶された、撮影動作によって取得された撮影画像に基づいて、画像取得対象の文書の静止画像を複数枚取得する。

文字認識対象画像選択部１０９は、複数枚の静止画像の中から所定の条件を満たす静止画像を１枚選択する。

文字認識部１１１は、選択された１枚の静止画像に基づいて、画像取得対象の文書の所定の項目について、文字認識を行う。文字認識は、例えば、ＯＣＲ(Optical Character Recognition)や機械学習によって行うことができる。

見積もり部１１３は、文字認識部１１１による文字認識から得られた所定の項目のデータに基づいて、保険金額の見積もりを生成する。

記憶部１１５は、各種のプログラムやデータを記憶する。記憶部１１５は、１つの物理的な装置として構成されてもよいし、複数の物理的な装置に分散して配置されてもよい。また、記憶部１１５は、ブロックチェーンで構成されてもよい。

端末３０は、カメラ制御プログラムがウェブブラウザ上で実行されることにより、且つ、アイテムをウェブブラウザ画面に表示するための情報に基づいてウェブブラウザが実行するか、及び／又は表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、端末３０のカメラ３１を起動し、撮像動作を行わせ、カメラ３０により撮像されている画像を、撮影開始ボタン６０４と共にウェブブラウザ画面６００に表示し、ユーザによる撮影開始ボタン６０４の押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように前記端末のカメラに撮影動作を行わせる。

図２は、本実施形態に係る保険関連文書の文字認識用の画像取得システム１０のハードウエア構成の例を示す図である。サーバ１０は、ＣＰＵ１０ａ、ＲＡＭ１０ｂ、ＲＯＭ１０ｃ、外部メモリ１０ｄ、入力部１０ｅ、出力部１０ｆ、通信部１０ｇを含む。ＲＡＭ１０ｂ、ＲＯＭ１０ｃ、外部メモリ１０ｄ、入力部１０ｅ、出力部１０ｆ、通信部１０ｇは、システムバス１０ｈを介して、ＣＰＵ１０ａに接続されている。

ＣＰＵ１０ａは、システムバス１０ｈに接続される各デバイスを統括的に制御する。

ＲＯＭ１０ｃや外部メモリ１０ｄには、ＣＰＵ１０ａの制御プログラムであるＢＩＯＳやＯＳ、コンピュータが実行する機能を実現するために必要な各種プログラムやデータ等が記憶されている。

ＲＡＭ１０ｂは、ＣＰＵの主メモリや作業領域等として機能する。ＣＰＵ１０ａは、処理の実行に際して必要なプログラム等をＲＯＭ１０ｃや外部メモリ１０ｄからＲＡＭ１０ｂにロードして、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。

外部メモリ１０ｄは、例えば、フラッシュメモリ、ハードディスク、ＤＶＤ−ＲＡＭ、ＵＳＢメモリ等から構成される。

入力部１０ｅは、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける。入力部１０ｅは、例えば、入力ボタン、キーボード、ポインティングデバイス、マイクロフォン、カメラ等の入力デバイスから構成される。

出力部１０ｆは、ＣＰＵ１０ａで処理されるデータや、ＲＡＭ１０ｂ、ＲＯＭ１０ｃや外部メモリ１０ｄに記憶されるデータを出力する。出力部１０ｆは、例えば、ＣＲＴディスプレイ、ＬＣＤ、有機ＥＬパネル、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスから構成される。

通信部１０ｇは、ネットワークを介して又は直接、外部機器と接続・通信するためのインタフェースである。通信部１０ｇは、例えばシリアルインタフェース、ＬＡＮインタフェース等のインタフェースから構成される。

端末３０のハードウエア構成も同様である。

図１に示されるサーバ１０の各部は、ＲＯＭ１０ｃや外部メモリ１０ｄに記憶された各種プログラムが、ＣＰＵ１０ａ、ＲＡＭ１０ｂ、ＲＯＭ１０ｃ、外部メモリ１０ｄ、入力部１０ｅ、出力部１０ｆ、通信部１０ｇ等を資源として使用することで実現される。

以上のシステム構成を前提に、本発明の１つの実施形態に係る保険関連文書の文字認識用画像取得システムの保険関連文書の文字認識用の画像取得処理の例を、図１〜１０等を参照して、以下に説明する。図３Ａ〜図３Ｄは、保険関連文書の文字認識用画像取得処理の一例のフローチャートである。図４は、保険見積もり申し込み画面の一例を示す図である。図５は、選択画面の一例を示す図である。図６〜図９は、ウェブブラウザ画面の一例を示す図である。図１０は、見積もり表示画面の一例を示す図である。

ユーザが、ユーザの端末３０に表示された保険見積もり申し込み画面４００に表示された申し込みボタン４０１を押下すると、端末３０が、見積もり要求をサーバ１０へ送信する（Ｓ１０１）。

すると、サーバ１０の文書種類選択画面送信部１０１は、画像取得対象の文書の種類である、どの保険会社の保険証券を画像取得対象の保険証券として選択するかの選択画面５００を端末３０に送信する（Ｓ１０３）。本実施形態では、選択画面５００は、「ＡＢＣ保険」、「ＤＥＦ火災」、「ＧＨＩ海上」、「ＪＫＬ損保」、「上記以外の保険会社」を選択肢として構成されている。

端末３０は、受信した選択画面５００と「次に進む」ボタン５０１を画面に表示する（Ｓ１０５）。ユーザが、選択画面５００に表示された保険会社の中から「ＡＢＣ保険」を選択し、「次に進む」ボタン５０１を押下すると（Ｓ１０７）、端末３０が、次のウェブコンテンツ要求をサーバ１０に送信する（Ｓ１０９）。

すると、サーバ１０のウェブコンテンツ送信部１０３は、ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムと、撮影開始ボタンや画像等のアイテムを、ウェブブラウザ画面６００に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムとを含むウェブコンテンツである、JavaScript(登録商標)で記述されたプログラムが埋め込まれたHTMLファイルを端末３０に送信する（Ｓ１１１）。

端末３０は、受信したウェブコンテンツに基づいて、選択された保険会社であるＡＢＣ保険の保険証券のひな形６０１と「撮影に進む」ボタン６０２を表示する（Ｓ１１３）。

ユーザは、表示された保険証券のひな形が、読み取り対象のＡＢＣ保険の保険証券６０６と同じであることを確認すると、「撮影に進む」ボタン６０２を押下する（Ｓ１１５）。「撮影に進む」ボタン６０２の押下に応じて、JavaScript(登録商標)で記述されたカメラ制御プログラムが、WebRTCのライブラリをコールして、端末３０のカメラ３１を起動し、撮像動作を行わせる。そして、ウェブブラウザは、HTMLファイルの記述に基づいて、カメラ３１により撮像されている画像を、読み取りガイド６０３、撮影開始ボタン６０４、保険証券６０６を読み取りガイド６０３に合わせることや撮影中に端末３０を動かさないようにとの旨の文書の撮影に関する指示６０５と共にウェブブラウザ画面６００に表示する（Ｓ１１７）。

ユーザは、ウェブブラウザ画面６００に表示された画像を見ながら、撮された保険証券６０６の位置を読み取りガイド６０３に合わせ、撮影開始ボタン６０４を押下する。ユーザによる撮影開始ボタン６０４の押下に応じて、カメラ制御プログラムが、WebRTCのライブラリをコールして、カメラ３１に、第１の期間である３秒間、撮像動作を行わせ、保険証券６０６の動画を撮影する（Ｓ１１９）。その際、ウェブコンテンツに含まるJavaScript(登録商標)で記述された表示プログラムによって、撮影残り時間をカウントダウンする表示６０７をウェブブラウザ画面６００に表示する。すなわち、Ｓ１１７で表示された、撮影中に端末３０を動かさないようにとの旨の指示と併せて、ユーザに３秒間端末３０を動かさないようにとの趣旨の指示をウェブブラウザ画面に表示する（Ｓ１２１）。ユーザに第１の期間にわたって端末３０を動かさないようにとの趣旨の指示の表示は、このような態様に限定されるものではなく、他の任意の適切な態様の表示とすることができる。

カメラ制御プログラムは、撮像動作によって取得された撮影画像である、撮影した保険証券６０６の動画をサーバ１０に送信し（Ｓ１２３）、サーバ１０の撮影画像記憶処理部１０４は、受信した保険証券６０６の動画を記憶部１１５に記憶する（Ｓ１２５）。

サーバ１０の撮影画像チェック部１０５は、記憶部１１５に記憶された保険証券６０６の動画について、動画の保険証券６０６が、ユーザが選択画面５００で選択したＡＢＣ保険の保険証券６０６であるか、文字認識が可能であるか等の適格条件をチェックし（Ｓ１２７）、適格条件を満たさない場合は、端末３０に再撮影を指示する画面を送信する（Ｓ１２９）。

サーバ１０の静止画像取得部１０７は、記憶部１１５に記憶された保険証券６０６の動画に基づいて、保険証券６０６の静止画像を複数枚、例えば３枚取得する（Ｓ１３１）。そして、サーバ１０の文字認識対象選択部１０９は、その３枚の保険証券６０６の静止画像の中から、画像のぼけが最も小さい等の所定の条件を満たす、最も文字認識処理に適すると考えられる静止画像を１枚選択する（Ｓ１３３）。この所定の条件は、画像のぼけが最も小さいことに限定されるものではなく、複数枚の静止画像の中で最も文字認識処理に適するものを選択するための他の任意の適切な条件とすることができる。

サーバ１０の文字認識部１１１は、文字認識対象選択部１０９により選択されたＡＢＣ保険の保険証券６０６の静止画像に基づいて、ＡＢＣ保険の保険証券６０６に記載の項目の中の保険の見積もりに必要な項目について、文字認識を行う（Ｓ１３５）。この文字認識処理において、文字認識対象のＡＢＣ保険の保険証券６０６の静止画像を複数の部分、例えば３つの部分に分割し、複数の部分の各々について文字認識を行うようにすると、文字認識の精度を高くすることができる。

サーバ１０の見積もり部１１３は、文字認識から得られた、保険の見積もりに必要な項目のデータに基づいて、保険金額の見積もりを生成し、端末３０に送信する（Ｓ１３７）。

端末３０は、受信した保険金額の見積もりを表示する（Ｓ１３９）。

上記実施形態においては、画像取得対象の保険に関する文書が、保険証券であったが、これに限定されるものではなく、自動車検査証、免許証、保険内容が表示された画面等他の任意の適切な文書とすることができる。

上記実施形態においては、ユーザによる撮影開始ボタンの押下に応じて、撮影開始ボタンの押下から第１の期間にわたって端末のカメラに画像取得対象の文書の動画の撮影動作を行わせ、その動画から複数の静止画像を取得したが、ユーザによる撮影開始ボタンの押下に応じて、撮影開始ボタンの押下から第１の期間において端末のカメラに画像取得対象の文書の複数の静止画像の撮影動作を行わせることにより、画像取得対象の文書の複数の静止画像を取得するようにしてもよい。

上記実施形態においては、ユーザによる撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、撮影開始ボタンの押下から第１の期間において端末のカメラに撮影動作を行わせ、その撮影画像から複数の静止画像を取得したが、ユーザによる撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が１枚取得できるように端末のカメラに撮影動作を行わせてもよい。

上記実施形態においては、撮影開始ボタンの押下から第１の期間において端末のカメラに撮影動作を行わせ、その撮影画像から複数の静止画像を取得し、その静止画像の文字認識を行い、その結果得られたデータに基づいて保険金額の見積もりを生成する構成として、端末において、第１の期間にわたる動画を撮影し、その撮影画像をサーバに送信し、サーバにおいて、その撮影画像を記憶し、その撮影画像から複数の静止画像を取得し、その静止画像の文字認識を行い、その結果得られたデータに基づいて保険金額の見積もりを生成したが、第１の期間にわたる動画の撮影以外の各過程は、端末側、サーバ側のいずれにおいて行われてもよい。

例えば、端末側で、撮影画像の記憶及びその撮影画像から複数の静止画像の取得を行い、サーバ側で静止画像の文字認識及び保険金額の見積もりの生成を行ってもよいし、端末側で、撮影画像の記憶、その撮影画像から複数の静止画像の取得、静止画像の文字認識を行い、サーバ側で保険金額の見積もりの生成を行ってもよいし、また、端末側ですべての過程を行ってもよい。この場合、撮影画像記憶処理部、撮影画像チェック部、静止画像取得部、文字認識対象選択部、文字認識部、見積もり部、記憶部は、それぞれの形態に応じて端末が有することになる。

本実施形態によれば、保険に関する必要項目の一例である保険金額の見積もりに必要な項目のデータの入力作業を省力化することができる。

本実施形態によれば、ウェブブラウザ上で文書の撮影が行われるため、端末に特定のアプリケーションをインストールする必要がない。そのため、アプリケーションのインストール作業を省略することができ、またアプリケーションのインストール作業を好まないユーザも手軽に使用することができる。

本実施形態によれば、撮影時に撮影ガイド用の読み取りガイドを表示することで、より文字認識の精度が高い画像を撮像することができる。

また、所定の時間の撮影時間を設け、複数枚の静止画像を取得し、その中から最も文字認識に適した静止画像を採用することにより、文字認識の精度を高めることができる。

以上、本発明について、例示のためにいくつかの実施形態に関して説明してきたが、本発明はこれに限定されるものでなく、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、形態及び詳細について、様々な変形及び修正を行うことができることは、当業者に明らかであろう。

１ システム
１０ サーバ
１０１ 文書種類選択画面送信部
１０３ ウェブコンテンツ送信部
１０４ 撮影画像記憶処理部
１０５ 撮影画像チェック部
１０７ 静止画像取得部
１０９ 文字認識対象選択部
１１１ 文字認識部
１１３ 見積もり部
１１５ 記憶部
２０ ネットワーク
３０ 端末
３１ カメラ
４００ 保険見積もり申し込み画面
４０１ 申し込みボタン
５００ 選択画面
５０１ 「次に進む」ボタン
６００ ウェブブラウザ画面
６０１ 保険証券のひな形
６０２ 「撮影に進む」ボタン
６０３ 読み取りガイド
６０４ 撮影開始ボタン
６０５ 文書の撮影に関する指示
６０６ 保険証券
６０７ 撮影残り時間カウントダウン表示
７００ 見積もり表示画面

Claims (14)

1. 保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像の取得システムであって、
   ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムと、
   撮影開始ボタン及び画像をウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムと、
   を含むウェブコンテンツを、カメラを備え、ウェブブラウザがインストールされた端末に送信するウェブコンテンツ送信部と、
   前記カメラ制御プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、且つ、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、
   前記端末のカメラを起動し、撮像動作を行わせ、前記カメラにより撮像されている画像を、前記撮影開始ボタンと共にウェブブラウザ画面に表示し、
   ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように前記端末のカメラに撮影動作を行わせる、
   端末と、
   前記撮影動作によって取得された撮影画像を記憶部に記憶する撮影画像記憶処理部と、
   を備えるシステム。
2. 前記ウェブコンテンツは、読み取りガイドをウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムを更に含み、
   前記端末は、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、前記カメラにより撮像されている画像及び前記撮影開始ボタンに加えて、前記読み取りガイドを更に前記ウェブブラウザ画面に表示する請求項１に記載のシステム。
3. 画像取得対象の文書の種類の選択画面を前記端末に送信する文書種類選択画面送信部を更に備え、
   前記端末は、前記端末に表示された前記選択画面に基づいて前記ユーザにより入力された、選択された前記画像取得対象の文書の種類のひな形を前記端末のウェブブラウザ画面に表示する請求項１又は２に記載のシステム。
4. ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせることは、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせることである請求項１〜３のいずれか１項に記載のシステム。
5. 前記ウェブコンテンツは、前記ユーザに前記第１の期間にわたって前記端末を動かさないようにとの趣旨の指示をウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムを更に含み、
   前記端末は、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせる際に、更に、前記端末のウェブブラウザ画面に、前記ユーザに前記第１の期間にわたって前記端末を動かさないようにとの趣旨の指示を表示する請求項４に記載のシステム。
6. 前記記憶部に記憶された前記撮影動作によって取得された撮影画像に基づいて、前記画像取得対象の文書の静止画像を複数枚取得する静止画像取得部と、
   前記複数枚の前記静止画像の中から所定の条件を満たす静止画像を１枚選択する文字認識対象画像選択部と、
   を更に備える請求項４又は５に記載のシステム。
7. 前記撮影動作による撮影画像に基づいて取得又は選択された１枚の前記静止画像に基づいて、前記画像取得対象の文書の所定の項目について、文字認識を行う文字認識部を更に備える請求項１〜６のいずれか１項に記載のシステム。
8. 前記文字認識部は、取得又は選択された前記１枚の前記静止画像を複数の部分に分割し、前記複数の部分の各々について文字認識を行う請求項７に記載のシステム。
9. 前記文字認識から得られた前記所定の項目のデータに基づいて、保険金額の見積もりを生成する見積もり部を更に備える請求項８に記載のシステム。
10. 保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像の取得方法であって、
    ウェブコンテンツ送信部が、
    ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムと、
    撮影開始ボタン及び画像を、ウェブブラウザ画面に表示するための、情報及び／又はウェブブラウザ上で動作する表示プログラムと、
    を含むウェブコンテンツを、カメラを備え、ウェブブラウザがインストールされた端末に送信するステップと、
    前記端末が、
    前記カメラ制御プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、且つ、前記情報に基づいて前記ウェブブラウザが実行するか、及び／又は前記表示プログラムが前記ウェブブラウザ上で実行されることにより、
    前記端末のカメラを起動し、撮像動作を行わせ、前記カメラにより撮像されている画像を、前記撮影開始ボタンと共にウェブブラウザ画面に表示するステップと、
    ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップと、
    撮影画像記憶処理部が、前記撮影動作によって取得された撮影画像を記憶部に記憶するステップと、
    を含む方法。
11. 請求項１０に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
12. 請求項１１に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
13. 保険に関する文書の文字認識のために用いられる該文書の画像を取得するための、ウェブブラウザ上で動作するカメラ制御プログラムであって、
    カメラを備え、ウェブブラウザがインストールされた端末において、
    前記端末のカメラを起動し、撮像動作を行わせるステップと
    前記カメラ制御プログラムと共に送信されるプログラム及び／又は情報によってウェブブラウザ画面に表示される撮影開始ボタンの押下に応じて、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップと、
    を前記端末に実行させるカメラ制御プログラム。
14. ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップは、ユーザによる前記撮影開始ボタンの押下に応じて、画像取得対象の文書の複数の静止画像が取得できるように、前記撮影開始ボタンの押下から第１の期間において前記端末のカメラに撮影動作を行わせるステップである請求項１３に記載のカメラ制御プログラム。

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