JP2021060738A - プログラム、画像処理システム、通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】追加情報の表示を制御することができるプログラム等を提供すること。【解決手段】広角画像を含む画面の画面情報を送信する情報処理システム5,6とネットワーク9を介して通信する通信端末3を、前記情報処理システムから受信した前記画面情報に基づいて前記画面を表示する表示制御部33と、前記広角画像の表示状態の変更を受け付ける操作入力受付部32と、前記操作入力受付部が受け付けた表示状態に応じて、追加情報を表示する制御部34、として機能させるためのプログラムを提供する。【選択図】図37
Description
本発明は、上記課題に鑑み、プログラム、画像処理システム、及び通信端末に関する。
一度の撮像操作で、360°の全天球パノラマ画像(以下、全天球画像という)を得る特殊な撮像装置が提供されている。このような広角画像では、通信端末が画角の全てを一度に表示すると画像が歪むため、ユーザが操作で定めた一部の所定範囲を表示できるようになっている。
また、ユーザの操作履歴に応じて、全天球画像の表示範囲を適切に提示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来の技術では、追加情報の表示を制御することができないという問題がある。例えば、広角画像の表示状態に応じて表示させる追加情報を変化させたり、内容を変えたり、表示させるか否かを制御したりすることができなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、追加情報の表示を制御することができるプログラム等を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、広角画像を含む画面の画面情報を送信する情報処理システムとネットワークを介して通信する通信端末を、前記情報処理システムから受信した前記画面情報に基づいて前記画面を表示する表示制御部と、前記広角画像の表示状態の変更を受け付ける操作入力受付部と、前記操作入力受付部が受け付けた表示状態に応じて、追加情報を表示する制御部、として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、追加情報の表示を制御することができるプログラム等を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<用語について>
広角画像とは、通信端末が表示するディスプレイなどの領域に一度に表示できない画角で撮像された画像をいう。本実施形態では全天球画像という用語で説明する。
広角画像とは、通信端末が表示するディスプレイなどの領域に一度に表示できない画角で撮像された画像をいう。本実施形態では全天球画像という用語で説明する。
表示状態とは、通信端末が表示している、又は、表示したことがある所定領域である。
追加情報は、広角画像の表示中又は表示後、追加して表示される何らかの情報である。広角画像に関連した情報である場合がある。例えば、広角画像の一部を説明する情報、ボタンの押下で表示される情報、ボタンを押し下げられて表示や実行される内容、ボタンの押し下げで実行されるアプリ、又は、アプリの実行内容等である。
<<実施形態の概略>>
まずは、図1乃至図15を用いて、本実施形態の概略を説明する。なお、図1は、本実施形態に係る画像処理システムの概略図である。
まずは、図1乃至図15を用いて、本実施形態の概略を説明する。なお、図1は、本実施形態に係る画像処理システムの概略図である。
図1に示されているように、本実施形態の画像処理システムは、撮像装置1、複数の通信端末(3a,3b)、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7によって構築されている。各通信端末(3a,3b)は、それぞれユーザ(A,B)によって利用される。また、本実施形態では、撮像装置1は、ユーザAによって操作される場合を示している。なお、以下では、複数の通信端末(3a,3b)のうち、任意の通信端末を「通信端末3」として表す。画像管理システム5は、管理者Xによって管理されている。リンク情報管理システム7は、管理者Yによって管理されている。例えば、ユーザAは、地域の各不動産業者である。ユーザBは、不動産物件の購入、売買、賃貸等の対象物件を探している一般ユーザである。管理者Xは、画像処理システムにおいて、ユーザAから取得した画像データをユーザBに提供するサービスを行なう画像(全天球画像)の提供者である。管理者Yは、インターネット等の通信ネットワーク9を介して、ユーザBに物件情報を提供する不動産情報のサービス提供者である。
また、撮像装置1は、全天球画像を得るためのデジタルカメラである。なお、この撮像装置1は、一般的なデジタルカメラであっても良く、通信端末3にカメラが付いている場合は、通信端末3がデジタルカメラとなりうる。本実施形態では、説明を分かりやすくするために全天球画像を得るためのデジタルカメラとして説明を行う。通信端末3は、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン、又はPDA(Personal Data Assistance)等のコンピュータである。ここでは、一例として、通信端末3aがスマートフォン、通信端末3bがノートPC(Personal Computer)として、表わされている。更に、画像管理システム5及びリンク情報管理システム7は、それぞれサーバコンピュータである。
また、撮像装置1は、通信端末3とNFC(Near Field Communication)規格、BlueTooth(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)等による短距離無線技術によって通信することができる。更に、通信端末3は、通信ネットワーク9を介して、画像管理システム5及びリンク情報管理システム7と通信することができる。この通信ネットワーク9は、3G(3rd Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信網及び各基地局(9a,9b)、並びにインターネットによって構築される。なお、撮像装置1と通信端末3との間、及び通信端末3と通信ネットワーク9との間は、それぞれ有線による通信を行ってもよい。
なお、通信端末3aは第2の通信端末の一例であり、通信端末3bは第1の通信端末の一例である。
次に、図2―1〜図2―3を用いて、撮像装置1の外観を説明する。なお、図2―1は撮像装置の左側面図であり、図2―2は撮像装置の正面図であり、図2―3は撮像装置の平面図である。
図2―1に示されているように、撮像装置1は、人間が片手で持つことができる大きさである。また、図2―1、図2―2、図2―3に示されているように、撮像装置1の上部には、正面側(前側)に撮像素子103a及び背面側(後側)に撮像素子103bが設けられている。また、図2―2に示されているように、撮像装置1の正面側には、シャッターボタン等の操作部115が設けられている。
次に、図3を用いて、撮像装置1の使用状況を説明する。なお、図3は、撮像装置の使用イメージ図である。撮像装置1は、図3に示されているように、ユーザが手に持ってユーザの周りの被写体を撮像するために用いられる。この場合、図2―1〜図2―3に示されている撮像素子103a及び撮像素子103bによって、それぞれユーザの周りの被写体が撮像されることで、2つの半球画像を得ることができる。
次に、図4―1〜図4―3を用いて、撮像装置1で撮像された画像及び合成された画像を説明する。なお、図4―1は撮像装置で撮像された半球画像(前側)、図4―2は撮像装置で撮像された半球画像(後側)、図4―3は正距円筒図法により表された画像(以下、「正距円筒射影画像」という)を示した図である。
図4―1に示されているように、撮像素子103aによって得られた画像は、後述の魚眼レンズ102aによって湾曲した半球画像(前側)となる。また、図4―2に示されているように、撮像素子103bによって得られた画像は、後述の魚眼レンズ102bによって湾曲した半球画像(後側)となる。そして、半球画像(前側)と、180度反転された半球画像(後側)とは、撮像装置1によって合成され、図4―3に示されているように、正距円筒射影画像が作成される。
次に、図5―1、図5―2及び図6を用いて、撮像装置1から通信端末3に送信される共有選択用画像データについて説明する。なお、図5―1は正距円筒図法により表された画像と共有選択用画像の部分を示した図、図5―2は共有選択用画像を示した図である。また、図6は、共有選択用画像を示した撮像画像選択リストの図である。
撮像装置1によって、図5―1に示されているように、正距円筒射影画像上の破線で示された部分が利用されることで、図5―2の共有選択用画像データが作成される。この共有選択用画像データは、撮像装置1から通信端末3aに送信される。そして、通信端末3aのディスプレイ315上には、図6に示されているように、各共有選択用画像CEが示された共有画像選択リストSLが表示される。例えば、共有選択用画像CEとして商業地域のビルが表示され、この共有選択用画像CEの元画像(図5―1に示された撮像画像)が撮像された日時(2011年9月20日 11時21分)が表示される。
次に、図6乃至図14を用いて、本実施形態における画像データの登録及び取得の処理の概略を説明する。なお、図6は、共有選択用画像を示した撮像画像選択リストの図である。また、図7は、画像データの登録及び取得の処理を示した図である。なお、図7では、全天球画像の閲覧ソフトウェアが、通信端末3aにはインストールされているが、通信端末3bにはインストールされていない状態である。
まず、ユーザAが図6に示されている所望の共有選択用画像CEを選択すると、通信端末3aが撮像装置1から、上記の選択された共有選択用画像CEに係る元画像(撮像画像)を取得する(ステップS1)。そして、通信端末3aでは、OpenGL ES(Open Graphics Library for Embedded Systems)が利用されることで、図5―1に示されている撮像画像(正距円筒射影画像)から、図8に示されているような全天球画像が作成される(ステップS2)。なお、OpenGL ESは、2D(2−Dimensions)及び3D(3−Dimensions)のデータを視覚化するために使用するグラフィックスライブラリである。また、図8は、全天球画像を示した図である。全天球画像は、静止画であっても動画であってもよい。例えば、立体球に対して、図5―1で示される正距円筒射影画像を貼り付けることで、図8のような全天球画像が作成される。
次に、図7、図8、図9、図10―1及び図10―2を用いて、全天球画像における所定領域の画像(以下、「所定領域画像」という)の作成及び表示の処理について説明する。なお、図9は、全天球画像を3次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。仮想カメラICは、3次元の立体球として表示されている全天球画像に対して、その画像を見るユーザの視点の位置に相当するものである。また、図10―1は図9の立体斜視図、図10―2はディスプレイに所定領域画像が表示された通信端末を示す図である。また、図8に示されている全天球画像が、3次元の立体球CSで表わされている。このように生成された全天球画像が、立体球CSであるとすると、図9に示されているように、仮想カメラICが全天球画像の中心に位置し、この中心から上下左右の回転と、この中心からの視点での回転(ROLL)の3軸の回転を行うことができる。全天球画像における所定領域Tは、この全天球画像における仮想カメラICの位置の所定領域情報によって特定される。この所定領域情報は、座標x(rH)、座標y(rV)、及び画角α(angle)によって示される。また、所定領域Tのズームは、画角αの範囲(円弧)を広げたり縮めたりすることで表現することができる。
そして、図10―1で示されているように、全天球画像における所定領域Tの画像は、図10―2に示されているように、通信端末3aのディスプレイ315に、所定領域画像として表示される。従って、所定領域Tは通信端末3が表示する表示領域である。この場合の所定領域画像は、全天球画像の一部を示す部分画像P0である。この部分画像P0は、図8に示された全天球画像において、初期設定(デフォルト)された所定領域情報(x(座標x(rH)),y(座標y(rV)),α)=(0,0,34)によって表された画像である。
なお、ディスプレイ315上には、所定領域画像を表示する画像表示領域3110、所定領域画像のサムネイルを表示するサムネイル表示領域3120、物件名やユーザAの名称等を表示するコメント表示領域3130が表示されている。
次に、ユーザAがディスプレイ315上に、注目した所定領域画像を表示させたい場合、通信端末3aがタッチパネルによる操作が可能なものであれば、ディスプレイ315上に指を触れた状態で、指を上下左右に移動させることで、図11に示されているような所望の所定領域画像を表示させることができる。また、通信端末3aがパソコン等のようなものであれば、マウス等による入力操作を行い、上下左右に移動させることで、図11に示されているような所望の所定領域画像を表示させることもできる。この場合の所定領域画像は、先の部分画像POを含む全天球画像の他の一部を示す部分画像P1である。
ここで、図12を用いて、所定領域情報と所定領域画像の関係について説明する。なお、図12は、所定領域情報と所定領域画像との関係を示した図である。
図12に示されているように、仮想カメラICの画角αによって表される所定領域Tの対角線画角2Lとした場合の中心点CPが、所定領域情報の(x,y)パラメータとなる。本実施形態では、ユーザAが指でディスプレイ315を触れながら操作して、図11に示されているような所定領域画像(部分画像P1)を表わしたことにより、例えば、所定領域情報(x,y,α)=(230,439,35)となる。
なお、fは仮想カメラICから中心点CPまでの距離である。そして、図12では、一般的に以下の式(1)で示される三角関数が成り立つ。
Lf=tan(α/2)・・・(式1)
次に、図7に示されているように、通信端末3aは通信ネットワーク9を介して、画像管理システム5に画像データ及び関連情報を送信した後、所定領域情報も送信する(ステップS3)。ここで、所定領域情報は、ユーザAが通信端末3aを用いて、図11に示すような所定領域画像を指定することで設定された情報を意味する。この画像データは、図4―3に示されている正距円筒射影画像の画像データである。関連情報は、例えば、物件名、価格、面積、築年数、住所等の物件に関連する情報である。所定領域情報は、図11に示されている所定領域画像(部分画像P1)を示す所定領域情報(x=230,y=439,α=35)である。これにより、画像管理システム5は、画像データに対して、この画像データを識別するための画像ID(Identification)を付与すると共に、画像データと画像IDとを関連付けて管理する(ステップS4)。また、画像管理システム5は、リンク情報を作成する(ステップS4)。このリンク情報は、図13に示されているように、画像管理システム5のURL、画像ID、及び所定領域情報が含まれている。更に、画像管理システム5は、画像データのサムネイルデータを作成する(ステップS4)。また、画像管理システム5は、閲覧スクリプトを管理している。この閲覧スクリプトは、近年のWebサービスによる特殊な画像の見栄えや操作性を上げるため、JavaScript(登録商標)に対応している、又は、JavaScript(登録商標)以外で他のスクリプトが実行できるブラウザであっても、画像を表示させることができるプログラムである。本実施形態では、特殊な画像の一例として、全天球画像が示されている。
次に、図7に示されているように、通信端末3aは通信ネットワーク9を介して、画像管理システム5に画像データ及び関連情報を送信した後、所定領域情報も送信する(ステップS3)。ここで、所定領域情報は、ユーザAが通信端末3aを用いて、図11に示すような所定領域画像を指定することで設定された情報を意味する。この画像データは、図4―3に示されている正距円筒射影画像の画像データである。関連情報は、例えば、物件名、価格、面積、築年数、住所等の物件に関連する情報である。所定領域情報は、図11に示されている所定領域画像(部分画像P1)を示す所定領域情報(x=230,y=439,α=35)である。これにより、画像管理システム5は、画像データに対して、この画像データを識別するための画像ID(Identification)を付与すると共に、画像データと画像IDとを関連付けて管理する(ステップS4)。また、画像管理システム5は、リンク情報を作成する(ステップS4)。このリンク情報は、図13に示されているように、画像管理システム5のURL、画像ID、及び所定領域情報が含まれている。更に、画像管理システム5は、画像データのサムネイルデータを作成する(ステップS4)。また、画像管理システム5は、閲覧スクリプトを管理している。この閲覧スクリプトは、近年のWebサービスによる特殊な画像の見栄えや操作性を上げるため、JavaScript(登録商標)に対応している、又は、JavaScript(登録商標)以外で他のスクリプトが実行できるブラウザであっても、画像を表示させることができるプログラムである。本実施形態では、特殊な画像の一例として、全天球画像が示されている。
次に、画像管理システム5は、リンク情報管理システム7へリンク情報及びサムネイルデータを送信する(ステップS5)。これに対して、リンク情報管理システム7は、リンク情報、サムネイルデータ、及び関連情報を関連付けて管理する(ステップS6)。なお、関連情報だけでなく、関連画像も関連付けて管理されている。この関連画像には、物件の間取り図、フロアマップや地図、その他、物件の住所、価格、専有面積、その他ファシリティーに関する情報や営業活動に関する情報(以下、ユーザ個人情報ともいう)などが含まれる。この間取り図は、ユーザA又は管理者Yによって作成される。例えば、ユーザAが間取り図を作成した場合は、ユーザAから管理者Yに間取り図のデータが提供される。提供方法としては、電子メール、又は画像処理システムを利用して関連情報と共に画像管理システム5経由で提供される。
そして、ユーザBの通信端末3bが、リンク情報管理システム7に接続し、物件詳細画面の表示を要求すると、リンク情報管理システム7は、ユーザBの通信端末3bへ、関連情報、リンク情報、及びサムネイルデータを送信する(ステップS7)。
この場合、通信端末3bには、図14に示されているような物件詳細画面3200が表示される。この物件詳細画面3200には、ユーザ個人情報(ここでは、「不動産事業者名」、不動産業者の「住所」及び「電話番号」)3210a及び物件の関連情報3210b、物件の関連画像としての間取り図3220、全天球画像の表示領域3230、サムネイル表示領域3240、及び1つの物件における複数のサムネイル(3240a,3240b,3240c)が表示される。即ち、先に示した所定領域情報に基づいて、表示範囲が特定された画像領域から作成された各サムネイル(3240a、3240b,3240c)は、図11に示されている所定領域画像(部分画像P1)が縮小された画像であり、図10―2に示されている所定領域画像(部分画像P0)が縮小された画像ではない。
次に、ユーザBが通信端末3bを操作し、所望のサムネイル(ここでは、サムネイル3240a)を選択すると、通信端末3bは、画像管理システム5へリンク情報を送信する(ステップS8)。これに対して、画像管理システム5は、リンク情報から抽出した画像IDに対応する画像データ、リンク情報から抽出した所定領域情報、及び閲覧スクリプトを、通信端末3bへ送信する(ステップS9)。そして、通信端末3bでは、閲覧スクリプトを利用して、画像データにおける所定領域Tを特定する処理が行われる。これにより、通信端末3bでは、図8に示されているような全天球画像ではなく、図15の全天球画像の表示領域3230に示されているように、全天球画像における所定領域画像が表示されることになる。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、図16乃至図18を用いて、本実施形態の撮像装置、通信端末、及び画像管理システムのハードウェア構成を詳細に説明する。
次に、図16乃至図18を用いて、本実施形態の撮像装置、通信端末、及び画像管理システムのハードウェア構成を詳細に説明する。
まず、図16を用いて、撮像装置1のハードウェア構成を説明する。なお、図16は、撮像装置のハードウェア構成図である。以下では、撮像装置1は、2つの撮像素子を使用した全方位撮像装置とするが、撮像素子は3つ以上のいくつでもよい。また、必ずしも全方位撮像専用の装置である必要はなく、通常のデジタルカメラやスマートフォン等に後付けの全方位撮像ユニットを取り付けることで、実質的に撮像装置1と同じ機能を有するようにしてもよい。
図16に示されているように、撮像装置1は、撮像ユニット101、画像処理ユニット104、撮像制御ユニット105、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、SRAM(Static Random Access Memory)113、DRAM(Dynamic Random Access Memory)114、操作部115、ネットワークI/F116、通信部117、アンテナ117a、及び電子コンパス118によって構成されている。
このうち、撮像ユニット101は、各々半球画像を結像するための180°以上の画角を有する広角レンズ(いわゆる魚眼レンズ)102a,102bと、各広角レンズに対応
させて設けられている2つの撮像素子103a,103bを備えている。撮像素子103a,103bは、魚眼レンズによる光学像を電気信号の画像データに変換して出力するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサなどの画像センサ、この画像センサの水平又は垂直同期信号や画素クロックなどを生成するタイミング生成回路、この撮像素子の動作に必要な種々のコマンドやパラメータなどが設定されるレジスタ群などを有している。
させて設けられている2つの撮像素子103a,103bを備えている。撮像素子103a,103bは、魚眼レンズによる光学像を電気信号の画像データに変換して出力するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサなどの画像センサ、この画像センサの水平又は垂直同期信号や画素クロックなどを生成するタイミング生成回路、この撮像素子の動作に必要な種々のコマンドやパラメータなどが設定されるレジスタ群などを有している。
撮像ユニット101の撮像素子103a,103bは、各々、画像処理ユニット104とはパラレルI/Fバスで接続されている。一方、撮像ユニット101の撮像素子103a,103bは、撮像制御ユニット105とは別に、シリアルI/Fバス(I2Cバス等)で接続されている。画像処理ユニット104及び撮像制御ユニット105は、バス110を介してCPU111と接続される。更に、バス110には、ROM112、SRAM113、DRAM114、操作部115、ネットワークI/F116、通信部117、及び電子コンパス118なども接続される。
画像処理ユニット104は、撮像素子103a,103bから出力される画像データをパラレルI/Fバスを通して取り込み、それぞれの画像データに対して所定の処理を施した後、これらの画像データを合成処理して、図4―3に示されているような正距円筒射影画像のデータを作成する。
撮像制御ユニット105は、一般に撮像制御ユニット105をマスタデバイス、撮像素子103a,103bをスレーブデバイスとして、I2Cバスを利用して、撮像素子103a,103bのレジスタ群にコマンド等を設定する。必要なコマンド等は、CPU111から受け取る。また、該撮像制御ユニット105は、同じくI2Cバスを利用して、撮像素子103a,103bのレジスタ群のステータスデータ等を取り込み、CPU111に送る。
また、撮像制御ユニット105は、操作部115のシャッターボタンが押下されたタイミングで、撮像素子103a,103bに画像データの出力を指示する。撮像装置によっては、ディスプレイによるプレビュー表示機能や動画表示に対応する機能を持つ場合もある。この場合は、撮像素子103a,103bからの画像データの出力は、所定のフレームレート(フレーム/分)によって連続して行われる。
また、撮像制御ユニット105は、後述するように、CPU111と協働して撮像素子103a,103bの画像データの出力タイミングの同期をとる同期制御手段としても機能する。なお、本実施形態では、撮像装置1には表示部が設けられていないが、表示部を設けてもよい。
CPU111は、撮像装置1の全体の動作を制御すると共に必要な処理を実行する。ROM112は、CPU111のための種々のプログラムを記憶している。SRAM113及びDRAM114はワークメモリであり、CPU111で実行するプログラムや処理途中のデータ等を記憶する。特にDRAM114は、画像処理ユニット104での処理途中の画像データや処理済みの正距円筒射影画像のデータを記憶する。
操作部115は、種々の操作ボタンや電源スイッチ、シャッターボタン、表示と操作の機能を兼ねたタッチパネルなどの総称である。ユーザは操作ボタンを操作することで、種々の撮像モードや撮像条件などを入力する。
ネットワークI/F116は、SDカード等の外付けのメディアやパーソナルコンピュータなどとのインターフェース回路(USBI/F等)の総称である。また、ネットワークI/F116としては、無線、有線を問わずにネットワークインタフェースである場合も考えられる。DRAM114に記憶された正距円筒射影画像のデータは、このネットワークI/F116を介して外付けのメディアに記録されたり、必要に応じてネットワークI/FとなるネットワークI/F116を介して通信端末3等の外部装置に送信されたりする。
通信部117は、撮像装置1に設けられたアンテナ117aを介して、WiFi(wireless fidelity)やNFC等の短距離無線技術によって、通信端末3等の外部装置と通信を行う。この通信部117によっても、正距円筒射影画像のデータを通信端末3の外部装置に送信することができる。
電子コンパス118は、地球の磁気から撮像装置1の方位及び傾き(Roll回転角)を算出し、方位・傾き情報を出力する。この方位・傾き情報はExifに沿ったメタデータの一例であり、撮像画像の画像補正等の画像処理に利用される。なお、メタデータには、画像データのサムネイル、画像の撮像日時、及び画像データのデータ容量の各データも含まれている。
次に、図17を用いて、通信端末3aのハードウェア構成を説明する。なお、図17は、スマートフォンの場合の通信端末3aのハードウェア構成図である。
図17に示されているように、通信端末3aは、通信端末3a全体の動作を制御するCPU301、基本入出力プログラムを記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)303、CPU301の制御に従ってデータの読み出し又は書き込みを行うEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)304、CPU301の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る撮像素子としてのCMOSセンサ305、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種加速度・方位センサ306、フラッシュメモリ等の記録メディア307に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ308を備えている。そして、メディアドライブ308の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され、又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア307が着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM304には、CPU301が実行するオペレーティングシステム(OS)、その他のプログラム、及び、種々データが記憶されている。また、CMOSセンサ305の代わりにCCDセンサを用いてもよい。
更に、通信端末3aは、音声を音声信号に変換する音声入力部311、音声信号を音声に変換する音声出力部312、アンテナ313a、このアンテナ313aを利用して無線通信信号により、最寄りの基地局9a等と通信を行う通信部313、GPS(Global Positioning Systems)衛星又は屋内GPSとしてのIMES(Indoor MEssaging System)によって通信端末3aの位置情報(緯度、経度、及び高度)を含んだGPS信号を受信するGPS受信部314、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機ELなどのディスプレイ315、このディスプレイ315上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ315上におけるタッチ位置を検出するタッチパネル316、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン310を備えている。
なお、音声入力部311は、音声を入力するマイクが含まれ、音声出力部312には、音声を出力するスピーカが含まれている。
次に、図18を用いて、ノートPCの場合の通信端末3b、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7のハードウェア構成を説明する。なお、図18は、ノートPCの場合の通信端末、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7のハードウェア構成図である。通信端末3b、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7は、ともに一般のコンピュータであるため、以下では、画像管理システム5の構成について説明し、通信端末3b及びリンク情報管理システム7の構成の説明は省略する。
画像管理システム5は、画像管理システム5全体の動作を制御するCPU501、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、画像管理システム5用のプログラム等の各種データを記憶するHD504、CPU501の制御に従ってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)505、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ507、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ508、通信ネットワーク9を利用してデータ通信するためのネットワークI/F509、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード511、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス512、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD―ROM(Compact Disc Read Only Memory)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD―ROMドライブ514、及び、上記各構成要素を図18に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン510を備えている。
<<実施形態の機能構成>>
次に、図19を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図19は、本実施形態の画像処理システム100の一部を構成する通信端末3、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7の各機能ブロック図である。図19では、通信端末3、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7が、通信ネットワーク9を介してデータ通信することができる。
次に、図19を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図19は、本実施形態の画像処理システム100の一部を構成する通信端末3、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7の各機能ブロック図である。図19では、通信端末3、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7が、通信ネットワーク9を介してデータ通信することができる。
<通信端末の機能構成>
図19に示されているように、通信端末3は、送受信部31、操作入力受付部32、表示制御部33、制御部34、表示履歴情報記憶部35、及び記憶・読出部39を有している。これら各部は、図16に示されている各構成要素のいずれかが、SRAM113からDRAM114上に展開された通信端末3用のプログラムに従ったCPU111からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
図19に示されているように、通信端末3は、送受信部31、操作入力受付部32、表示制御部33、制御部34、表示履歴情報記憶部35、及び記憶・読出部39を有している。これら各部は、図16に示されている各構成要素のいずれかが、SRAM113からDRAM114上に展開された通信端末3用のプログラムに従ったCPU111からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、通信端末3は、図16に示されているROM112、SRAM113、及びDRAM114によって構築される記憶部3000を有している。記憶部3000には、ボタン定義DB3001とアクション定義DB3002が構築されている。これらの詳細は後述するが、ボタン定義DB3001とアクション定義DB3002は閲覧スクリプトと共に画像管理システム5から送信されてもよいし、閲覧スクリプトが画像管理システム5から取得してもよい。
(通信端末の各機能構成)
次に、図17及び図19を用いて、通信端末3の各機能構成について更に詳細に説明する。
次に、図17及び図19を用いて、通信端末3の各機能構成について更に詳細に説明する。
通信端末3の送受信部31は、主に、図17に示されている通信部313及びCPU301の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して画像管理システム5、又はリンク情報管理システム7と各種データ(又は情報)の送受信を行う。
操作入力受付部32は、主にタッチパネル316及びCPU301による処理によって実現され、ユーザから各種の選択又は入力を受け付ける。
表示制御部33は、主にCPU301の処理によって実現され、ディスプレイ315に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
表示履歴情報記憶部35は、主にRAM303やEEPROM304によって実現され、ユーザが表示した所定領域Tの表示履歴を保持する。表示履歴情報記憶部35としてはWebブラウザによって管理されるローカル保存領域などを利用してもよいし、サーバなどの外部の装置によって実現してもよい。
制御部34は、主にCPU301の処理によって実現され、全天球画像の表示状態に応じて追加情報を表示する。ボタン又は所定領域Tに関係した情報そのものが表示される。予めボタン表示されているか、又は、ボタンが表示された場合、該ボタンが押下されると所定領域Tに関係した情報が表示される。また、制御部34は表示履歴情報記憶部35に所定領域Tの表示履歴を記録し、表示履歴に基づいて追加情報を表示する。表示状態とは、通信端末3が表示している、又は、表示したことがある所定領域Tである。
記憶・読出部39は、記憶部3000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<画像管理システムの機能構成>
次に、図18及び図19を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。画像管理システム5は、送受信部51、識別情報割当部52、サムネイル作成部53、リンク情報作成部54、抽出部55、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図18に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された画像管理システム5用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
次に、図18及び図19を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。画像管理システム5は、送受信部51、識別情報割当部52、サムネイル作成部53、リンク情報作成部54、抽出部55、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図18に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された画像管理システム5用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、画像管理システム5は、図18に示されているRAM503、及びHD504によって構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、後述の画像管理テーブルによって構成されている画像管理DB5001が構築されている。また、記憶部5000には、後述のサムネイル管理テーブルによって構成されているサムネイル管理DB5002が構築されている。更に、記憶部5000には、上記の閲覧スクリプトが記憶されている。
(画像管理テーブル)
図20は、画像管理テーブルを示す概念図である。この画像管理テーブルでは、ユーザを識別するためのユーザID、画像データを識別するための画像ID、及び画像データのファイル名が関連付けて記憶されて管理されている。この画像データは、全天球画像のデータである。なお、ユーザIDはユーザを一意に識別できるユーザ識別情報の一例である。そして、ユーザ識別情報には、サービス利用番号、従業員番号、学籍番号、国民総背番号制に基づく国民番号等も含まれる。また、画像IDは画像識別情報の一例である。
図20は、画像管理テーブルを示す概念図である。この画像管理テーブルでは、ユーザを識別するためのユーザID、画像データを識別するための画像ID、及び画像データのファイル名が関連付けて記憶されて管理されている。この画像データは、全天球画像のデータである。なお、ユーザIDはユーザを一意に識別できるユーザ識別情報の一例である。そして、ユーザ識別情報には、サービス利用番号、従業員番号、学籍番号、国民総背番号制に基づく国民番号等も含まれる。また、画像IDは画像識別情報の一例である。
(サムネイル管理テーブル)
図21は、サムネイル管理テーブルを示す概念図である。このサムネイル管理テーブルでは、サムネイルを識別するためのサムネイルID、画像ID、及びサムネイルデータのファイル名が関連付けて記憶されて管理されている。なお、サムネイルIDはサムネイル識別情報の一例である。
図21は、サムネイル管理テーブルを示す概念図である。このサムネイル管理テーブルでは、サムネイルを識別するためのサムネイルID、画像ID、及びサムネイルデータのファイル名が関連付けて記憶されて管理されている。なお、サムネイルIDはサムネイル識別情報の一例である。
(画像管理システムの各機能構成)
次に、図18及び図19を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。
次に、図18及び図19を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。
画像管理システム5の送受信部51は、主に、図18に示されているネットワークI/F509及びCPU501の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して通信端末3、又はリンク情報管理システム7と各種データ(又は情報)の送受信を行う。
識別情報割当部52は、主に、図18に示されているCPU501の処理によって実現され、送受信部51によって受信された例えば、正距円筒射影画像の画像データを管理するために、この画像データに対して画像IDを割り当て、この画像データのヘッダ部分に画像IDを付与する。また、識別情報割当部52は、サムネイル作成部53によって作成されたサムネイルデータに対してサムネイルIDを割り当て、このサムネイルデータのヘッダ部分にサムネイルIDを付与する。
サムネイル作成部53は、主に、図18に示されているCPU501の処理によって実現され、送受信部51によって受信された画像IDで示される画像データ、及び送受信部51によって受信された所定領域情報で示される所定領域Tに基づいて、図9乃至図12に示されているように、画像データにおける所定領域Tからサムネイルデータを作成する。
リンク情報作成部54は、主に、図18に示されているCPU501の処理によって実現され、送受信部51によって受信された画像IDで示される画像データのURL、識別情報割当部52によって割り当てられた画像ID、及び送受信部51によって受信された所定領域情報を連結して、図13に示されているリンク情報を作成する。
抽出部55は、主に、図18に示されているCPU501の処理によって実現され、送受信部51によって受信されたリンク情報から、画像IDと所定領域情報とを抽出する。
記憶・読出部59は、記憶部5000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<リンク情報管理システムの機能構成>
次に、図18及び図19を用いて、リンク情報管理システム7の機能構成について詳細に説明する。リンク情報管理システム7は、送受信部71、画面作成部72、及び、記憶・読出部79を有している。これら各部は、図18に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開されたリンク情報管理システム7用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
次に、図18及び図19を用いて、リンク情報管理システム7の機能構成について詳細に説明する。リンク情報管理システム7は、送受信部71、画面作成部72、及び、記憶・読出部79を有している。これら各部は、図18に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開されたリンク情報管理システム7用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、リンク情報管理システム7は、図18に示されているRAM503、及びHD504によって構築される記憶部7000を有している。この記憶部7000には、後述のユーザ管理テーブルによって構成されているユーザ管理DB7001、関係者管理テーブルによって構成されている関係者管理DB7002、及び物件管理テーブルによって構成されている物件管理DB7003が構築される。
(ユーザ管理テーブル)
図22は、ユーザ管理テーブルを示す概念図である。このユーザ管理テーブルは、ユーザID、ユーザ認証に用いられるパスワード、ユーザの画像を示すユーザ画像(店舗等の画像)、及びユーザ個人情報(ユーザの名称、住所、電話番号等)が関連付けて管理されている。
図22は、ユーザ管理テーブルを示す概念図である。このユーザ管理テーブルは、ユーザID、ユーザ認証に用いられるパスワード、ユーザの画像を示すユーザ画像(店舗等の画像)、及びユーザ個人情報(ユーザの名称、住所、電話番号等)が関連付けて管理されている。
(物件管理テーブル)
図23は、物件管理テーブルを示す概念図である。この物件管理テーブルでは、物件ID毎に、ユーザID、リンク情報、サムネイルデータのファイル名、及び上記の関連情報が関連付けて管理されている。物件IDは、物件を特定するための物件識別情報の一例である。
図23は、物件管理テーブルを示す概念図である。この物件管理テーブルでは、物件ID毎に、ユーザID、リンク情報、サムネイルデータのファイル名、及び上記の関連情報が関連付けて管理されている。物件IDは、物件を特定するための物件識別情報の一例である。
(リンク情報管理システムの各機能構成)
次に、図19を用いて、リンク情報管理システム7の各機能構成について詳細に説明する。
次に、図19を用いて、リンク情報管理システム7の各機能構成について詳細に説明する。
リンク情報管理システム7の送受信部71は、主に、図18に示されているネットワークI/F509及びCPU501の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して通信端末3、又は画像管理システム5と各種データ(又は情報)の送受信を行う。
画面作成部72は、主に、図18に示されているCPU501の処理によって実現され、物件管理テーブルに基づいて、図14に示されているような物件詳細画面の画面情報を作成する。
記憶・読出部79は、記憶部7000に画像データ等の各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部7000から画像データ等の各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<<実施形態の処理又は動作>>
次に、図24を用いて、ユーザAが通信端末3aから、図4―3に示されている撮像画像の画像データをアップロードする処理を説明する。図24は、画像データのアップロードの処理を示したシーケンス図である。
次に、図24を用いて、ユーザAが通信端末3aから、図4―3に示されている撮像画像の画像データをアップロードする処理を説明する。図24は、画像データのアップロードの処理を示したシーケンス図である。
なお、通信端末3、画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7間の通信ネットワーク9を介する通信プロトコルは、ハイパーテキスト通信プロトコル(HTTP)によるHTTP通信である。通信端末3aはHTTPクライアントに相当し、画像管理システム5及びリンク情報管理システム7はHTTPサーバに相当する。
まず、ユーザAは、図4―3に示されている撮像画像の画像データを撮像装置1から通信端末3aの記憶部3000に取り込んでおく。そして、ユーザAがアップロードする画像データを選択することにより、通信端末3aの操作入力受付部32は、アップロードされる画像データの選択を受け付ける(ステップS11)。
次に、通信端末3aの送受信部31は、通信ネットワーク9を介して画像管理システム5へ、ユーザAのユーザID及びアップロードする画像データを送信することにより、画像の登録要求を行う(ステップS12)。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、ユーザID及び画像データを受信する。
次に、画像管理システム5の識別情報割当部52は、ステップS12によって受信された画像データに対して画像IDを割り当て、この画像データのヘッダ部分に画像IDを付与する(ステップS13)。
次に、記憶・読出部59は、ステップS12によって受信されたユーザID及び画像データのファイル名、並びに、ステップS13によって割り当てられた画像IDを関連付けて、画像管理テーブル(図20参照)に記憶して管理すると共に、画像データを記憶部5000に記憶して管理する(ステップS14)。
次に、送受信部51は、通信ネットワーク9を介して通信端末3aへ、ステップS13によって割り当てられた画像IDを送信することで、登録が完了した旨の通知を行う(ステップS15)。これにより、通信端末3aの送受信部31は、画像IDを受信する。そして、通信端末3aの記憶・読出部39は、画像IDを記憶して管理する(ステップS16)。なお、この状態で、ユーザAやユーザBが画像データをダウンロードした場合には、各ディスプレイ315上に、図10―2に示されるような所定領域画像(部分画像P0)が表示され、ユーザAやユーザBはどのような画像データをダウンロードしたかを直ちに認識することができない。そこで、ユーザAは、下記ステップS21以降の処理によって、ダウンロードした画像データを分かり易くする。
続いて、図25を用いて、サムネイルの作成及びアップロードの処理を説明する。なお、図25は、サムネイルの作成及びアップロードの処理を示したシーケンス図である。
図25に示されているように、通信端末3aでは、ユーザAがダウンロードする画像データを選択することにより、通信端末3aの操作入力受付部32は、ダウンロードされる画像データの選択を受け付ける(ステップS21)。これにより、記憶・読出部39は、記憶部3000から、選択された画像データの画像IDを読み出す。
次に、通信端末3aの送受信部31は、通信ネットワーク9を介して画像管理システム5へ、要求する画像データの画像IDを送信することにより、画像の要求を行う(ステップS22)。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、画像IDを受信する。
次に、画像管理システム5の記憶・読出部59は、ステップS22によって受信された画像IDを検索キーとして画像管理テーブル(図20参照)を検索することにより、対応する画像データのファイル名を抽出し、更に、このファイル名の画像データを記憶部5000から読み出す(ステップS23)。
次に、送受信部51は、通信ネットワーク9を介して通信端末3aへ、上記ステップS23によって読み出された画像データと上記ステップS22によって受信された画像IDとを送信する(ステップS24)。これにより、通信端末3aの送受信部31は、画像データ及び画像IDを受信することで、画像データのダウンロードが完了する。なお、この状態では、依然として、通信端末3aには、図10―2に示されるようなデフォルトの所定領域画像(部分画像P0)が表示される。
そこで、通信端末3aでは、操作入力受付部32がユーザAによる操作を受け付けることにより、表示制御部33が、図10―2に示されているような所定領域画像(部分画像P0)から、図11に示されているような所定領域画像(部分画像P1)に変更する(ステップS25)。この際、操作入力受付部32は、ユーザAから上記の関連情報の入力も受け付けると共に、図11に示された所定領域画像をデフォルト表示とする要求も受け付ける(ステップS25)。
次に、送受信部31は、通信ネットワーク9を介して画像管理システム5へ、画像ID、部分画像P1を示す所定領域情報、関連情報、及びユーザIDを送信することにより、画像管理システム5へリンク情報の登録を指示する(ステップS26)。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、画像ID、部分画像P1を示す所定領域情報、関連情報、及びユーザIDを受信する。
次に、記憶・読出部59は、ステップS26によって受信された画像IDを検索キーとして画像管理テーブル(図20参照)を検索することにより、対応する画像データのファイル名を抽出し、このファイル名に基づいて記憶部5000から画像データを読み出す(ステップS27)。そして、サムネイル作成部53は、ステップS27によって読み出された画像データ、及びステップS26によって受信された所定領域情報で示される所定領域Tに基づいて、図9乃至図12に示されているように、画像データにおける所定領域Tからサムネイルデータを作成する(ステップS28)。
次に、識別情報割当部52は、ステップS28によって作成されたサムネイルデータに対してサムネイルIDを割り当て、このサムネイルデータのヘッダ部分にサムネイルIDを付与する(ステップS29)。そして、記憶・読出部59は、サムネイル管理テーブル(図21参照)に、ステップS29によって割り当てられたサムネイルID、上記ステップS26によって受信された画像ID、及び上記ステップS28によって作成されたサムネイルデータを関連付けて記憶することで管理する(ステップS30)。
次に、リンク情報作成部54は、ステップS26によって受信された画像IDで示される画像データのURL、ステップS26によって受信された画像ID、及びステップS26によって受信された所定領域情報を連結して、図13に示されているリンク情報を作成する(ステップS31)。
続いて、図26を用いて、サムネイル及びリンク情報をアップロードする処理を説明する。なお、図26は、サムネイル及びリンク情報をアップロードする処理を示したシーケンス図である。
まず、画像管理システム5の送受信部51は、通信ネットワーク9を介してリンク情報管理システム7へ、上記ステップS31によって作成されたリンク情報、並びに、上記ステップS26によって受信された関連情報及びユーザIDを送信することにより、リンク情報管理システム7へリンク情報の登録を要求する(ステップS41)。これにより、リンク情報管理システム7の送受信部71は、リンク情報、関連情報、及びユーザIDを受信する。
次に、リンク情報管理システム7の記憶・読出部79は、物件管理テーブル(図23参照)において、物件ID毎に、上記ステップS41によって受信されたユーザID、リンク情報、及び関連情報を関連付けて記憶することにより登録(管理)する(ステップS42)。なお、関連画像は、上記のように、ユーザA又は管理者Yによって作成され、記憶・読出部79によって物件IDに関連付けられる。但し、この状態では、リンク情報管理システム7で、サムネイルデータの管理が行われていない。そこで、送受信部71が、リンク情報に含まれるURLで示される画像管理システム5に対してアクセスすることにより、サムネイルデータのURLを要求する(ステップS43)。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、サムネイルデータのURLの要求を受け付ける。
次に、画像管理システム5の送受信部51は、通信ネットワーク9を介してリンク情報管理システム7へ、サムネイルデータのURLを送信する(ステップS44)。これにより、リンク情報管理システム7の送受信部71は、サムネイルデータのURLを受信する。
次に、リンク情報管理システム7の送受信部71は、サムネイルデータのURLで示される画像管理システム5に対してアクセスすることにより、サムネイルデータを要求する(ステップS45)。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、サムネイルデータの要求を受け付ける。
次に、画像管理システム5の送受信部51は、通信ネットワーク9を介してリンク情報管理システム7へ、サムネイルデータを送信する(ステップS46)。これにより、リンク情報管理システム7の送受信部71は、サムネイルデータを受信する。そして、記憶・読出部79は、物件管理テーブル(図23参照)のサムネイルデータのファイル名のフィールド部分に、上記ステップS46によって受信されたサムネイルデータのファイル名を追加して記憶すると共に、このサムネイルデータを記憶部7000に記憶して管理する(ステップS47)。
続いて、図27を用いて、画像データのダウンロードの処理を説明する。なお、図27は、画像データのダウンロードの処理を示したシーケンス図である。
まず、通信端末3bの操作入力受付部32が、ユーザBから物件リストの要求を受け付けると、送受信部31はリンク情報管理システム7に対して物件リストの要求を送信する
(ステップS51)。これにより、リンク情報管理システム7の送受信部71は、物件リストの要求を受信する。
(ステップS51)。これにより、リンク情報管理システム7の送受信部71は、物件リストの要求を受信する。
次に、リンク情報管理システム7の記憶・読出部79は、ユーザ管理テーブル(図22参照)から各ユーザ個人情報(不動産事業者名等)を読み出すと共に、物件管理テーブル(図23参照)から各物件ID、各関連情報、及び各関連画像を読み出す(ステップS52)。そして、画面作成部72が、ステップS52によって読み出された各データに基づき、物件リストを作成する(ステップS53)。この物件リストのデータには、物件毎に物件IDが埋め込まれている。その後、送受信部71が、ステップS53によって作成された物件リストのデータを通信端末3bに送信する(ステップS54)。これにより、通信端末3bの送受信部31が、物件リストのデータを受信する。
次に、通信端末3bでは、表示制御部33が物件リストを表示して、ユーザBから所望の物件の選択を受け付ける(ステップS55)。そして、通信端末3bの送受信部31は、リンク情報管理システム7に対して、物件詳細画面の要求を送信する(ステップS56)。この際、通信端末3bの送受信部31は、ステップS55によって選択を受け付けた物件の物件IDを送信する。これにより、リンク情報管理システム7の送受信部71は、物件IDと共に物件詳細画面の要求を受信する。
次に、画面作成部72は、図14に示されているような物件詳細画面の画面情報を作成する(ステップS57)。ここで、物件詳細画面の作成方法について説明する。まず、記憶・読出部79は、上記ステップS56によって送られた物件IDを検索キーとして物件管理テーブル(図23参照)を検索することにより、対応するユーザID、リンク情報、サムネイルデータのファイル名、関連情報及び関連画像を読み出す。また、記憶・読出部79は、上記ユーザIDを検索キーとしてユーザ管理テーブル(図22参照)を検索することにより、対応するユーザ個人情報を読み出す。そして、画面作成部72が、リンク情報、サムネイルデータのファイル名、関連情報及び関連画像、並びにユーザ個人情報を用いて、図14に示されているような上記の物件詳細画面3200を作成する。なお、各サムネイル(3240a,3240b,3240c)には、上記リンク情報が埋め込まれ、ハイパーリンクが張られている。
次に、リンク情報管理システム7の送受信部71は、通信ネットワーク9を介して通信端末3bへ、ステップS57によって作成された物件詳細画面のデータを送信する(ステップS58)。これにより、通信端末3bの送受信部31は、物件詳細画面のデータを受信する。そして、通信端末3bのディスプレイ508上には、図14に示されているような物件詳細画面が表示される。
次に、通信端末3bの操作入力受付部32は、ユーザBから所望のサムネイルの選択を受け付けることによって、結果的にリンク情報の選択を受け付ける(ステップS59)。
次に、通信端末3bの送受信部31は、画像管理システム5に対して、上記ステップS59によって選択されたリンク情報を送信することにより、画像データを要求する(ステップS60)。これにより、画像管理システム5の送受信部51は、リンク情報を受信する。
次に、画像管理システム5の抽出部55は、上記ステップS60によって受信されたリンク情報から、画像IDと所定領域情報とを抽出する(ステップS61)。そして、記憶・読出部59は、ステップS61によって抽出された画像IDを検索キーとして画像管理テーブル(図20参照)を検索することにより、対応する画像データのファイル名を抽出すると共に、このファイル名の画像データを記憶部5000から読み出す(ステップS62)。更に、記憶・読出部59は、記憶部5000から閲覧スクリプトも読み出す(ステップS62)。
次に、送受信部51は、通信ネットワーク9を介して通信端末3bへ、ステップS62によって読み出された画像データ及び閲覧スクリプト、並びに、ステップS61によってリンク情報から抽出された画像ID及び所定領域情報を送信する(ステップS63)。これにより、通信端末3bの送受信部31は、画像データ、閲覧スクリプト、画像ID、及び所定領域情報を受信する。
次に、通信端末3bの表示制御部33は、ステップS63によって受信された閲覧スクリプトを起動させ、画像データ及び所定領域情報に基づいて、図15に示されているように、画像データにおける所定領域Tから所定領域画像(部分画像P1)を作成して表示する(ステップS64)。
<イベントハンドラーの登録>
本実施形態の通信端末3bの制御部34はWebブラウザにイベントハンドラーを登録して、閲覧スクリプトの実行時にイベントハンドラーを実行する。イベントハンドラーとは、予め定めた操作をイベントして決まった処理を呼び出すことをいう。
本実施形態の通信端末3bの制御部34はWebブラウザにイベントハンドラーを登録して、閲覧スクリプトの実行時にイベントハンドラーを実行する。イベントハンドラーとは、予め定めた操作をイベントして決まった処理を呼び出すことをいう。
図28は、通信端末3bの制御部34がWebブラウザにイベントハンドラーを登録する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、図27にて説明したように、送受信部31はユーザBの閲覧要求に応じて、リンク情報管理システム7の送受信部71が送信したWebページ(物件詳細画面の画面情報)を取得する(S101)。
次に、制御部34はWebページを解析して、HTMLなどに記述されたリンク先の情報を特定する(S102)。
次に、制御部34はWebページの解析後に、リンク先の情報に基づいて画像管理システム5から閲覧スクリプト等を取得する(S103)。
次に、制御部34は、閲覧スクリプトの実行を開始する(S104)。
次に、制御部34は、閲覧スクリプトの実行により画像管理システム5より全天球画像の画像データを取得する(S105)。
次に、制御部34は、イベントハンドラーと呼ばれる処理をWebブラウザに設定する(S106)。イベントハンドラーの設定は、Webブラウザが予め備えている機能である。イベントハンドラーにより操作入力受付部32がイベントを受け付けた場合に実行する処理を設定できる。制御部34は閲覧スクリプトの実行により、中心点CPの変更、画角の変更、及び、ボタン押下に対するイベントハンドラーを登録する。イベントハンドラーの処理については後述する。
制御部34は、閲覧スクリプトの実行により全天球画像の表示を開始する(S107)。
全天球画像の表示は、Webブラウザの終了や、別ページへの遷移などWebページ閲覧が終了するまで行われる(S108)。
図29は、中心点CP及び画角の変更により実行されるイベントハンドラーの処理を説明するフローチャート図の一例である。中心点CP又は画角が変更されるたびに図29の処理が実行される。
制御部34は操作入力受付部32からの入力値を取得する(S111)。入力値とは上記の所定領域情報(x,y,α)である。以下、中心点CP(x,y)を(θc, φc)とする。
次に、表示制御部33は、入力値に応じて、中心点CP、及び、画角の少なくとも一方を変更する(S112)。これにより、全天球画像の所定領域Tが変更され、中心点CPを示す座標(θc, φc) 及び所定領域Tを示す座標(θs,φs)、(θe,φe)も変更される。座標(θs,φs)、(θe,φe)は画角αによって決まる左上コーナーと右下コーナーの座標である。
制御部34は、(θc, φc)、(θs,φs)、(θe,φe)の座標によってボタンの表示態様を変更する(S113)。ボタンの一例は図37にて説明する。
図30,図31を用いてボタンの表示態様の変更方法を説明する。ボタンの表示態様を変更するとは、ボタンを表す表示部品(画像)を変更することである。
図30は、画像管理システム5から送信されたボタン定義情報を模式的に示す。ボタン定義情報はボタン定義DB3001に記憶される。ボタンの表示態様を変更する方法としては、図30に示すように、事前に定義されているルールに従って制御部34が変更する方法が考えられる。図30のボタン定義情報は閲覧スクリプトに含めて記述されていてもよいし、定義ファイルとしてJSON形式などで画像管理システム5が用意しておき、閲覧スクリプトが画像管理システム5から取得してもよい。
ボタンの表示態様は、例えば色、形状、文字、及び大きさの1つ以上で変わるため表示態様を変更するとは、色、形状、文字、及び大きさの1つ以上を変更することをいう。
図30に示すようにボタン定義情報には、(θ1, φ1)、(θ2, φ2)で表される領域n(nは1,2などの整数)と、それに対応するボタン画像URLが対応づけられている。つまり、通信端末3bは領域1又は領域2のどちらを所定領域Tとするかによって、ボタンを表す画像を変更できる。なお、デフォルトとは、領域1及び領域2で定義された領域以外が所定領域Tの場合のボタン画像URLを表す。
なお、ボタンが追加情報となる場合もある。この場合、領域nにボタンの画像データが対応付けられており、通信端末3bは所定領域Tに応じてボタンを表示する。また、ボタンにはボタン画像URLが対応づけられている。
図31は、領域1,領域2を正距円筒射影画像で表した図である。正距円筒射影画像であるため緯度が高い及び低い領域で歪みがあるが、通信端末3bが領域1,領域2を表示した場合は矩形になる。
制御部34は、通信端末3bが表示する所定領域Tが各領域1、領域2を表示しているかを判断して、表示している場合にボタン定義情報に基づいて領域1,2に対応する処理(ボタン画像を取得する)を行う。
図32は、通信端末3bが表示する所定領域Tに対応する表示態様でボタンを表示する手順を示すフローチャート図の一例である。図32の処理はイベントハンドラーの実行によりスタートする。
制御部34は、内部変数nを1に初期化する(S121)。
制御部34は、通信端末3bが表示する所定領域Tが領域nを表示しているか否かを判断する(S122)。所定領域Tと領域nが完全に一致することは少ないため判断方法は後述する。
領域nを表示している場合、制御部34はボタン定義情報において領域nに対応する処理を行い終了する(S126)。すなわち、領域nに対応するボタン画像URLに接続してボタン画像を取得し、ボタン画像を変更して表示する。これにより図32の処理は終了する。
領域nを表示していない場合、制御部34はnをインクリメントして(S123)、再度、領域nを表示しているか否かを判断する(S122)。
制御部34はnが領域数を超えている場合(S124のYes)、制御部34はボタン定義情報においてデフォルトに対応する処理を行い終了する(S125)。すなわち、デフォルトのボタン画像に変更して終了する。デフォルトのボタン画像URLに接続してボタン画像を取得し、ボタン画像を表示する。全天球画像を初めて取得した場合はデフォルトのボタン画像が表示される場合が多い。
なお、制御部はボタン画像をブラウザのローカル保存領域に保存しておき、再度、同じ領域nをユーザが表示したり、デフォルトの領域を表示したりした場合、保存してあるボタン画像を表示する。
以上の処理により、通信端末3bが領域1を表示している場合、制御部34は「https://example.com/button1.jpg」、領域2を表示している場合は「https://example.com/button2.jpg」、領域1,2を表示していない場合は「https://example.com/default.jpg」のボタン画像を表示すると判断する。ボタン表示が変更されれば、ユーザはボタンを押下して得られる情報も変わると予想できるので、ユーザがボタンを押下する機会を多くすることができる。
なお、ボタン定義情報にデフォルトのボタン画像が定義されていなければ、制御部34はボタン画像を非表示にすることも可能である。
所定領域Tが領域nを表示しているかどうかの判断は、中心点CPを用いて行える。制御部34は、中心点CP(θc, φc)の座標が、領域nの内部に入っている場合は、表示制御部33が領域nを表示していると判断する。
あるいは、図33に示すように、所定領域Tと領域nの重複面積201を計算し、重複面積201が閾値を超えている場合に、所定領域Tが領域nを含んでいると判断する方法でもよい。図33は所定領域Tと領域nの重複面積の一例を示す図である。斜線部の重複領域が閾値以上(例えば50%など)の場合に所定領域Tが領域nを表示していると判断する。
以上により、通信端末3bはユーザの興味(閲覧した所定領域T)に応じてボタンの表示態様に変更することができる。なお、ボタン表示を変更する必要がない場合は、ボタン表示変更の処理は実施しなくてもよい。ここで、ボタン表示変更の処理について記載されいないが、ボタンの押し下げによるアクションの変更については後述する。
<ボタン押下の場合のイベントハンドラーの実行>
次に、図34に基づいて、ボタンが押下された場合のイベントハンドラーの実行について説明する。ボタンの押下により通信端末3bは追加情報を全天球画像に重ねて表示する。図34は、ボタンの押下より実行されるイベントハンドラーの処理を説明するフローチャート図の一例である。ボタンが押下されるたびに図34の処理が実行される。
次に、図34に基づいて、ボタンが押下された場合のイベントハンドラーの実行について説明する。ボタンの押下により通信端末3bは追加情報を全天球画像に重ねて表示する。図34は、ボタンの押下より実行されるイベントハンドラーの処理を説明するフローチャート図の一例である。ボタンが押下されるたびに図34の処理が実行される。
ステップS141において、制御部34は中心点CP(θc, φc)の座標又は所定領域Tを定める座標(θs,φs)、(θe,φe)によってアクションを決定し、決定したアクションを実行する。
アクションとしては、通信端末3bが予め定められているURLに接続し、制御部34は所定領域Tを示す座標をパラメータとしてURLに埋め込んで通知する方法がある。例えば、θs, φs, θe, φeの各座標をそれぞれts, ps, te, peというパラメータに対応させ、
https://example.com/contact?ts=10&ps=40&te=70&pe=80
のように、URLにURLクエリパラメータとしてパラメータ(所定領域T)を画像管理システム5等に通知できる。
https://example.com/contact?ts=10&ps=40&te=70&pe=80
のように、URLにURLクエリパラメータとしてパラメータ(所定領域T)を画像管理システム5等に通知できる。
画像管理システム5は、遷移先の問い合わせフォームなどでパラメータを受け取ることで、問い合わせ者がどこを閲覧した状態で問い合わせたかを知ることができる。制御部34はパラメータに対応した情報を取得して表示できる。
あるいは、中心点CP又は所定領域Tの変更の場合と同様に、事前に定義されているルールに従ってボタンが押下された場合のアクションを変更する方法がある。
図35は、画像管理システム5から送信されたアクション定義情報を模式的に示す。アクション定義情報はアクション定義DB3002に記憶されている。図35のアクション定義情報は閲覧スクリプトに記載されていてもよいし、定義ファイルとしてJSON形式などで画像管理システム5が保持しておき、閲覧スクリプトが画像管理システム5から取得してもよい。
図35では行ごとに、 (θ1, φ1)、(θ2, φ2)の座標で表される領域nと、ボタン押下時に追加して表示されるWebページのURLが登録されている。従って、このWebページが追加情報となる。デフォルトの行は、領域1、領域2で定義された領域以外を示している。
領域1を表示している時にボタンが押下された場合、制御部34は「https://example.com/contact1」に接続し、領域2を表示している場合は「https://example.com/contact2」に接続し、定義された領域を表示していない場合「https://example.com/contact」のURLを開く。
なお、領域nに対応する処理を実行するかフローチャート図は、ボタンの表示態様の変更の場合(図32)と同様のため、説明を省略する。
以上により、制御部34は領域に関連するページを開くことができ、ユーザBの興味に応じたアクションを実行することが可能となる。
なお、以上はhttpスキーム又はhttpsスキームでURLに接続することで所定領域Tに関連するWebページを表示しているが、他のスキームを利用することも可能である。例えば、mailtoスキームを利用することで、通信端末3bはメールアプリを起動することができ、所定領域Tによってメールの送信先、件名、本文などを変更することが可能となる。
telスキームを利用することで、電話アプリを起動することができ、所定領域Tによって電話の発信先を変更することが可能となる。これらの場合、起動したアプリも追加情報である。ここでボタンの表示の変更例と、アプリケーションの変更例とについて説明する。まず、ボタンの表示とアプリケーションの両方を変更する場合について説明する。例えば、アクション定義情報では、表示領域に応じて、「メールでの問合せ」という問合せボタンと、「電話での問合せ」という問合せボタンが対応付けられている。これにより、制御部34は表示領域に応じて起動するアプリケーションを変更することができる。
次に、ボタンの表示変更は無いが、アプリケーションが変更される場合について説明する。「問合せ」ボタンの表示自体は変更されないが、起動させるアプリケーションを変更させることも追加情報の変更である。例えば、電話アプリケーションの起動からメールアプリケーションの起動への変更や、メールから電話等の変更も追加情報の変更である。また、同様に、ボタンの表示自体の変更は無いが、操作の結果、送信先、件名、本文などに含める情報が変化される場合も、追加情報の変更である。具体的には、例えば、表示領域がキッチン回りの場合(ユーザがキッチン回りを見ている場合、制御部34は「キッチンに関する問い合わせ」をメールの件名に設定する。表示領域がリビング周りの場合(ユーザがリビング周りを見ている場合、制御部34は「リビングに関する問い合わせ」をメールの件名に設定する。この場合は、アクション定義情報には、表示領域に応じて、件名が対応付けられている。
また、この表示領域に応じて、送信先も物件の担当者なのか、当該物件を管理する営業所の窓口などに変更されるようにしても良い。このように、広角画像の表示領域に応じて、追加情報を変更することができ、ユーザが求める情報やアクションを容易に提供することができ、利便性に寄与する。この表示の際には、制御部34は必ずしも広角画像と共に追加情報を表示する必要は無く、別のサイトに遷移したり、別のタブで表示したりしてもよい。また、他のアプリケーションが起動されて、広角画像のブラウザがバックグラウンドになるなど、広角画像が表示されていなくてもよい。ただし、広角画像が表示されている方が、当該広角画像を確認しながら、情報の確認や、アクションを実行することができるので、ユーザの操作性や利便性が高まるが、装置やシステムの制限があるため、いずれであっても良い。
<ボタン押下時に領域nに対応して表示される情報について>
図36を用いて、アクション定義情報の別の例を説明する。図36は領域nに対応づけられる追加情報の一例を示す。すなわち、ボタンが押下された場合に通信端末3bが表示する追加情報を示す。図36では、例えば領域nごとに、所定領域Tに領域nが含まれている場合に、ポップアップなどで表示される追加情報が定義されている。
図36を用いて、アクション定義情報の別の例を説明する。図36は領域nに対応づけられる追加情報の一例を示す。すなわち、ボタンが押下された場合に通信端末3bが表示する追加情報を示す。図36では、例えば領域nごとに、所定領域Tに領域nが含まれている場合に、ポップアップなどで表示される追加情報が定義されている。
例えば不動産の閲覧では建物などの説明をユーザAがテキストとして定義しておき、ユーザBのボタン押下時に表示させる。
図37は、ボタン202が押下された場合に表示されるポップアップ画面203の一例を示す。図37(a)の「詳細を表示」ボタン202が押下されると、図37(b)のポップアップ画面203が表示される。ポップアップ画面203が表示する情報が追加情報である。所定領域TのパラメータをURLクエリパラメータで画像管理システム5等に送信した場合、又は、図35のアクション定義情報の場合も図37と同様に追加情報を表示できる。
このように、制御部34は、所定領域TのパラメータをURLクエリパラメータで画像管理システム5等に渡してポップアップ表示のための情報を取得するか、領域nで決まるURLにアクセスするか(図35)、又は、領域nで決まるテキストをポップアップ表示する(図36)。これにより、ボタン202が同じでもユーザが興味ある所定領域Tに関する詳細な情報を通信端末3bが表示することができる。
なお、領域nの定義をボタン定義情報とアクション定義情報で同じにしておけば、ボタンの表示態様が変わると追加情報も変わることになり、ユーザがボタンの表示態様で追加情報を表示すべきどうか(ボタンを押下すべきか)判断できるようになる。
また、図34ではユーザがボタンを押下した場合に、通信端末3bが追加情報を表示しているが、ボタンの押下なしに追加情報を表示してもよい。例えば、所定領域Tが領域nを含む場合に追加情報を表示することができる。
追加情報はポップアップ表示の他、新しい画面に遷移して表示してもよいし、全天球画像に重ならないように別の領域に表示してもよい。また、ポップアップ表示する場合、半透明にして表示してもよい。
<表示履歴を用いたイベントハンドラーの実行>
表示履歴を用いたイベントハンドラーの実行方法について説明する。表示履歴を用いて同様の処理を通信端末3bが行うことができる。表示履歴とは、1つの全天球画像において表示された所定領域Tを複数回、記録したものである。
表示履歴を用いたイベントハンドラーの実行方法について説明する。表示履歴を用いて同様の処理を通信端末3bが行うことができる。表示履歴とは、1つの全天球画像において表示された所定領域Tを複数回、記録したものである。
図38は、通信端末3bの制御部34が閲覧スクリプトにイベントハンドラーを登録する手順を示すフローチャート図の一例である。図38の説明では主に図28との違いを説明する。
図38では、ステップS107−2にタイマー処理の登録が追加されている。Webブラウザの機能を使って、制御部34は定期的に実行するタイマー処理を登録することができる。例えば、1秒に1回登録したタイマー処理を実行することができる。
図39は、タイマー処理の内容を説明するフローチャート図の一例である。制御部34は、図38で設定されたタイマーの間隔で所定領域Tを表す所定領域情報(中心点CPはなくてよい)を表示履歴情報記憶部35に記録する(S151)。
図40は、表示履歴情報記憶部35に記憶されている表示履歴情報を模式的に示す。表示履歴情報は、時刻、表示画像URL(全天球画像の識別情報)、及び所定領域Tを1つのレコードとし、レコードが時系列に記憶された情報である。従って、ユーザBがどのような履歴で全天球画像を閲覧したが分かる。
制御部34は、タイマーに設定される時間ごとに、記録した時刻、表示画像URL、及び、所定領域Tを表す所定領域情報、を表示履歴情報記憶部35に記録する。
一方、すべての所定領域Tを制御部34が時間ごとに記録していくと、データ量が増大してしまうため、以下のように閲覧頻度で記録する方法も考えられる。
図41は、閲覧頻度により所定領域Tの表示履歴が記録された表示履歴情報の一例を示す。例えば、制御部34は全天球画像を144(緯度方向に12、経度方向に12)のセルに分割し、各セルの閲覧頻度を更新する。閲覧頻度の初期値を0としておく。制御部34はタイマー処理のたびに中心点CP(θc, φc)の座標が含まれるセルの値をインクリメントする。図41では、(Θ7, Φ4)のセルの回数が15で一番多く閲覧されている場合の例となっている。こうすれば、ユーザBが1つの全天球画像を閲覧する時間が長くなっても、表示履歴情報のデータ量を抑制できる。
<表示履歴を利用する場合のイベントハンドラーの実行方法>
表示履歴を利用する場合のイベントハンドラーの実行方法について説明する。表示履歴を使用する場合、ボタン定義情報とボタン画像URLの決定方法が異なる。
表示履歴を利用する場合のイベントハンドラーの実行方法について説明する。表示履歴を使用する場合、ボタン定義情報とボタン画像URLの決定方法が異なる。
図42は、表示履歴に応じてボタン画像URLを決定するためのボタン定義情報の一例である。図30と異なり、セルを表す座標(Θ、Φ)にボタン画像URLが対応づけられている。その他は図30と同じである。
図43は、通信端末3bが表示した所定領域Tの表示履歴に基づいてボタンの表示態様を決定する手順を示すフローチャート図の一例である。図43の説明では図32との相違を主に説明する。
図43ではステップS122−2において、制御部34が領域nを最も多く表示しているかを判断し、表示している場合に領域nに対応する処理を行う。領域nを最も多く表示しているかどうかは、領域nに対応する(Θ,Φ)のセルの閲覧頻度が最も大きいかどうかを確認することで行う。例えば、(Θ2,Φ3)の閲覧頻度が最も大きい場合、制御部34は領域1のボタン画像を表示する。こうすることで、閲覧頻度が最も大きい所定領域Tに対応づけられているボタン画像を表示できる。
<表示履歴を利用する場合のボタン押下時のイベントハンドラーの実行方法>
次に、表示履歴を利用する場合のボタン押下時のイベントハンドラーの実行方法について説明する。制御部34はボタン押下時に表示履歴を使用して表示する追加情報を決定する。通信端末3bがボタン押下時の追加情報を取得する方法として、予め定められているURLに対して、表示履歴を送信する方法がある。
次に、表示履歴を利用する場合のボタン押下時のイベントハンドラーの実行方法について説明する。制御部34はボタン押下時に表示履歴を使用して表示する追加情報を決定する。通信端末3bがボタン押下時の追加情報を取得する方法として、予め定められているURLに対して、表示履歴を送信する方法がある。
図44はボタン押下時に予め定められているURLに対して送信される表示履歴情報の一例を示す。図44ではJSON形式で、表示した全天球画像のURLと共に図40の表示履歴情報が示されている。画像管理システム5などの予め定められているURLでは問い合わせフォームなどでJSON形式のデータを受け取ることで、ユーザBが広角画像コンテンツをどのように閲覧していたかを知ることができる。制御部34は表示履歴情報に対応した追加情報を取得して表示できる。
図45に示すように、制御部34は図41の閲覧頻度を予め定められているURLに対して送信することもできる。図45は、ボタン押下時に予め定められているURLに対して送信される閲覧頻度を含む表示履歴情報の一例を示す。図45では、通信端末3bが表示した全天球画像のURL、閲覧の開始時刻、終了時刻、及び、閲覧頻度が1以上のセルの座標 (Θ,Φ)がJSON形式で示されている。
なお、図44、図45は通信端末3bが「https://example.com/photo1.jpg」及び「https://example.com/photo2.jpg」を閲覧した場合の例である。複数の全天球画像について閲覧履歴が必要ない場合は、最後に閲覧していた全天球画像に対応する表示履歴情報だけをJSONデータに含めればよい。
あるいは、制御部34は事前に定義しておいたルールに従って追加情報を変更してもよい。図46は閲覧頻度が最も大きい領域nに対応するページURLが定義されたアクション定義情報の一例である。領域nに対応づけて、 (Θ, Φ)の組み合わせで表されるセルと、それに対応するWebページのURLが登録されている。ページURLはボタン押下時にポップアップで表示するWebページのURL(追加情報)を表している。デフォルトの行は、領域1、領域2で定義されたセル以外を示している。
図46ではページURLがアクション定義情報に登録されているが、図36と同様に追加情報が直接、アクション定義情報に登録されていてもよい。なお、通信端末3bが追加情報を表示する処理の流れは図43のフローチャート図と同様でよい。
通信端末3bが領域1を表示している場合は、制御部34は「https://example.com/contact1」、領域2を表示している場合は「https://example.com/contact2」、定義された領域を表示していない場合は「https://example.com/contact」のURLの追加情報を表示する。
<主な効果>
以上説明したように、本実施形態の画像処理システム100は、通信端末3bが表示する所定領域Tに応じて、追加情報を変更させることができる。具体的には、情報の内容やボタンの表示態様、ボタンの押し下げによるアクションや、アプリケーションの起動を変更でき、また、所定領域Tに関連するWebページを開くことでユーザの興味に応じたアクションを実行することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の画像処理システム100は、通信端末3bが表示する所定領域Tに応じて、追加情報を変更させることができる。具体的には、情報の内容やボタンの表示態様、ボタンの押し下げによるアクションや、アプリケーションの起動を変更でき、また、所定領域Tに関連するWebページを開くことでユーザの興味に応じたアクションを実行することが可能となる。
〔実施形態の補足〕
上記実施形態では、図13に示されているように、リンク情報には、通信ネットワーク9上の画像管理システム5の場所を示すURLが含まれているが、これに限るものではない。例えば、リンク情報には、このURLが含まれず、画像ID及び所定領域情報のみによって表わされるようにしてもよい。この場合、ユーザが通信端末3を操作して、このURLを入力する。
上記実施形態では、図13に示されているように、リンク情報には、通信ネットワーク9上の画像管理システム5の場所を示すURLが含まれているが、これに限るものではない。例えば、リンク情報には、このURLが含まれず、画像ID及び所定領域情報のみによって表わされるようにしてもよい。この場合、ユーザが通信端末3を操作して、このURLを入力する。
更に、上記実施形態における画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能、手段、又は記憶部)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。単一のコンピュータで構築された画像管理システム5、及びリンク情報管理システム7を情報処理システムという。
また、上記実施形態の各プログラムが記憶されたCD―ROM等の記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD504は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
1 撮像装置
3a 通信端末
3b 通信端末
5 画像管理システム
7 リンク情報管理システム
100 画像処理システム
3a 通信端末
3b 通信端末
5 画像管理システム
7 リンク情報管理システム
100 画像処理システム
Claims (12)
- 広角画像を含む画面の画面情報を送信する情報処理システムとネットワークを介して通信する通信端末を、
前記情報処理システムから受信した前記画面情報に基づいて前記画面を表示する表示制御部と、
前記広角画像の表示状態の変更を受け付ける操作入力受付部と、
前記操作入力受付部が受け付けた表示状態に応じて、追加情報を表示する制御部、
として機能させるためのプログラム。 - 前記表示制御部が表示していた前記広角画像の表示状態が予め定められている表示状態となった場合に、前記制御部は、予め定められている表示状態に対応づけられている前記追加情報を表示することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
- 前記表示制御部が表示していた前記広角画像の表示状態が予め定められている表示状態となった場合に、前記制御部は、予め定められている表示状態に対応づけられているURL(Uniform Resource Locator)に接続して前記追加情報を取得して表示することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
- 前記制御部は、所定のボタンが押下された時、前記表示制御部が表示していた前記広角画像の表示状態が予め定められている表示状態か否かを判断することを特徴とする請求項2又は3に記載のプログラム。
- 前記制御部は、前記広角画像に重ねて前記追加情報をポップアップ表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記制御部は、前記操作入力受付部が受け付けた表示状態に応じて、前記追加情報としてボタンを表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記制御部は、前記操作入力受付部が受け付けた表示状態に応じて、前記追加情報としてアプリを起動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記制御部は、複数回、前記広角画像の前記表示状態の履歴を記録しておき、
予め定められている表示状態と同じ表示状態が前記履歴に最も多く記録されている場合、予め定められている表示状態に対応づけられている前記追加情報を表示することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記制御部は、複数回、前記広角画像の前記表示状態の履歴を記録しておき、
予め定められている表示状態と同じ表示状態が前記履歴に最も多く記録されている場合、予め定められている表示状態に対応づけられているURL(Uniform Resource Locator)に接続して前記追加情報を取得して表示することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記表示制御部が表示していた前記広角画像の表示状態が予め定められている表示状態となった場合に、前記制御部は、押下を受け付けるボタンの表示態様を変更することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプログラム。
- 広角画像を含む画面の画面情報を通信端末に送信する情報処理システムと、前記情報処理システムとネットワークを介して通信する前記通信端末と、を有する画像処理システムであって、
前記通信端末は、前記情報処理システムから受信した前記画面情報に基づいて前記画面を表示する表示制御部と、
前記広角画像の表示状態の変更を受け付ける操作入力受付部と、
前記操作入力受付部が受け付けた表示状態に応じて、追加情報を表示する制御部と、
を有することを特徴とする画像処理システム。 - 広角画像を含む画面の画面情報を送信する情報処理システムとネットワークを介して通信する通信端末であって、
前記情報処理システムから受信した前記画面情報に基づいて前記画面を表示する表示制御部と、
前記広角画像の表示状態の変更を受け付ける操作入力受付部と、
前記操作入力受付部が受け付けた表示状態に応じて、追加情報を表示する制御部と、
を有することを特徴とする通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019183970A JP2021060738A (ja) | 2019-10-04 | 2019-10-04 | プログラム、画像処理システム、通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019183970A JP2021060738A (ja) | 2019-10-04 | 2019-10-04 | プログラム、画像処理システム、通信端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021060738A true JP2021060738A (ja) | 2021-04-15 |
Family
ID=75380185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019183970A Pending JP2021060738A (ja) | 2019-10-04 | 2019-10-04 | プログラム、画像処理システム、通信端末 |
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Country | Link |
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-
2019
- 2019-10-04 JP JP2019183970A patent/JP2021060738A/ja active Pending
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