JP2021059996A - Turbocharger - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ターボチャージャに関する。 The present invention relates to a turbocharger.
特許文献1のターボチャージャは、タービンホイールとコンプレッサホイールとを接続するシャフトと、そのシャフトを収容するためのベアリングハウジングとを備えている。ベアリングハウジングは全体として筒状になっており、その内部には、円筒状のフロートベアリングが挿入されている。そして、フロートベアリングの内部には、上記シャフトにおけるシャフト本体が挿入されている。このシャフト本体の軸線方向両端は、フロートベアリングの外部に突出している。シャフト本体の端部における外周面からは、径方向外側に向かってスリンガが突出している。スリンガは、シャフト本体の周方向全域に亘って延びている。また、ベアリングハウジングには、シャフトのスリンガを径方向外側から囲むようにオイル飛散空間が区画されている。また、ベアリングハウジングには、オイル飛散空間とベアリングハウジングの外部とを連通するオイル排出空間が区画されている。 The turbocharger of Patent Document 1 includes a shaft that connects a turbine wheel and a compressor wheel, and a bearing housing for accommodating the shaft. The bearing housing has a tubular shape as a whole, and a cylindrical float bearing is inserted inside the bearing housing. The shaft body of the shaft is inserted inside the float bearing. Both ends of the shaft body in the axial direction project to the outside of the float bearing. A slinger protrudes outward in the radial direction from the outer peripheral surface at the end of the shaft body. The slinger extends over the entire circumferential direction of the shaft body. Further, in the bearing housing, an oil scattering space is partitioned so as to surround the slinger of the shaft from the outside in the radial direction. Further, the bearing housing is divided into an oil discharge space that communicates the oil scattering space with the outside of the bearing housing.
特許文献1のターボチャージャにおいては、フロートベアリングの内周面とシャフトの外周面との間、及びフロートベアリングの外周面とベアリングハウジングの内周面との間にオイルが供給される。仮に、これら2箇所に供給されたオイルが速い流速で合流してしまうと、その合流の際に互いにぶつかりあってオイル内の気泡率が上昇してしまうおそれがある。 In the turbocharger of Patent Document 1, oil is supplied between the inner peripheral surface of the float bearing and the outer peripheral surface of the shaft, and between the outer peripheral surface of the float bearing and the inner peripheral surface of the bearing housing. If the oils supplied to these two locations merge at a high flow velocity, they may collide with each other at the time of the merge and the bubble ratio in the oil may increase.
上記課題を解決するためのターボチャージャは、内部に挿入孔が区画されているベアリングハウジングと、前記挿入孔に挿入されている筒状のフロートベアリングと、前記フロートベアリングの内部に挿入され、タービンホイール及びコンプレッサホイールを接続するシャフトとを備えるターボチャージャであって、前記シャフトは、軸線方向の中央部が前記フロートベアリングの内部に挿入されているとともに軸線方向の両端部が前記フロートベアリングから突出しているシャフト本体と、前記シャフト本体の端部における外周面から径方向外側に向かって突出する環状のスリンガとを備え、前記ベアリングハウジングには、前記スリンガを径方向外側から囲むように配置されたオイル飛散空間と、前記オイル飛散空間から前記ベアリングハウジングの外部までを連通するオイル排出空間と、前記挿入孔の内周面のうち、前記軸線方向において前記フロートベアリングの端よりも中央側の箇所から前記オイル排出空間へと延びるオイル通路とが区画されている。 The turbocharger for solving the above problems includes a bearing housing in which an insertion hole is partitioned, a tubular float bearing inserted in the insertion hole, and a turbine wheel inserted inside the float bearing. A turbocharger including a shaft connecting the compressor wheel and a shaft, the shaft having a central portion in the axial direction inserted inside the float bearing and both end portions in the axial direction protruding from the float bearing. The bearing housing includes an annular slinger that protrudes radially outward from the outer peripheral surface at the end of the shaft body, and oil splashes are arranged so as to surround the slinger from the radial outside in the bearing housing. The oil from the space, the oil discharge space communicating from the oil scattering space to the outside of the bearing housing, and the inner peripheral surface of the insertion hole, in the axial direction from the center side of the end of the float bearing. The oil passage extending to the discharge space is partitioned.
上記構成によれば、シャフトの外周面とフロートベアリングの内周面との間に供給されたオイルは、オイル飛散空間を経てオイル排出空間へ至る。一方で、フロートベアリングの端よりも中央側の箇所にオイル通路が接続されているので、フロートベアリングの外周面とベアリングハウジングにおける挿入孔の内周面との間に供給されたオイルの多くは、スリンガ及びオイル飛散空間へと至ることなく、オイル通路を介してオイル排出空間へと至る。このようにオイル排出空間に至る前に、それぞれ別の空間を経ているため、オイルの流速が相応に低減した後に、合流することになる。したがって、高い流速でオイルがぶつかりあって気泡率が上昇することは抑制できる。 According to the above configuration, the oil supplied between the outer peripheral surface of the shaft and the inner peripheral surface of the float bearing reaches the oil discharge space through the oil scattering space. On the other hand, since the oil passage is connected to the center side of the end of the float bearing, most of the oil supplied between the outer peripheral surface of the float bearing and the inner peripheral surface of the insertion hole in the bearing housing is It reaches the oil discharge space through the oil passage without reaching the slinger and the oil scattering space. Since they pass through different spaces before reaching the oil discharge space in this way, they merge after the flow velocity of the oil is appropriately reduced. Therefore, it is possible to prevent the oil from colliding with each other at a high flow velocity and increasing the bubble ratio.
以下、実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、内燃機関100は、当該内燃機関100の外部からの吸気が流通する吸気通路11を備えている。吸気通路11には、燃料を吸気と混合して燃焼させる気筒12が接続されている。気筒12には、当該気筒12から排気を排出するための排気通路13が接続されている。
Hereinafter, embodiments will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
As shown in FIG. 1, the
内燃機関100は、排気の流れを利用して吸気を圧縮するためのターボチャージャ20を備えている。ターボチャージャ20のコンプレッサハウジング21は、吸気通路11の途中に取り付けられている。また、ターボチャージャ20のタービンハウジング22は、排気通路13の途中に取り付けられている。コンプレッサハウジング21及びタービンハウジング22は、ターボチャージャ20におけるベアリングハウジング30を介して接続されている。このように、ターボチャージャ20全体としては、吸気通路11及び排気通路13に跨るようにして取り付けられている。
The
タービンハウジング22の内部には、排気の流れによって回転するタービンホイール52が収容されている。タービンホイール52には、シャフト60の一端部が接続されている。シャフト60の軸線方向中央部分は、ベアリングハウジング30の内部に収容されており、回転可能に支持されている。シャフト60の他端部には、コンプレッサホイール51が接続されている。コンプレッサホイール51は、コンプレッサハウジング21の内部に収容されている。
Inside the turbine housing 22, a
次に、ターボチャージャ20におけるベアリングハウジング30及びその関連構成について具体的に説明する。なお、以下の説明では、内燃機関100が車両に搭載されているものとし、車両の上下方向をターボチャージャ20の上下方向とする。
Next, the bearing housing 30 and its related configuration in the
図2に示すように、ベアリングハウジング30は、全体として円柱形状になっている。ベアリングハウジング30の径方向の中央部には、略円柱形状の挿入孔31が区画されている。挿入孔31は、ベアリングハウジング30を軸線方向に貫通している。なお、挿入孔31の軸線方向の中央部には、図示しないオイル導入路を介して外部からオイルが導入される。
As shown in FIG. 2, the bearing
ベアリングハウジング30における挿入孔31の内部には、略円筒状のフロートベアリング70が挿入されている。フロートベアリング70の軸線方向の寸法は、ベアリングハウジング30の軸線方向の寸法よりも小さくなっている。フロートベアリング70は、ベアリングハウジング30の軸線方向中央部に配置されている。すなわち、フロートベアリング70の両端部は、ベアリングハウジング30の外部に突出していない。
A substantially cylindrical float bearing 70 is inserted inside the
フロートベアリング70の外径は、挿入孔31の内径よりも僅かに小さくなっている。なお、フロートベアリング70には、図示しない位置決め用のピンが径方向外側から挿入されている。このピンによって、フロートベアリング70は、ベアリングハウジング30に対して回転不可能且つ軸線方向に位置決めされている。
The outer diameter of the float bearing 70 is slightly smaller than the inner diameter of the
フロートベアリング70におけるタービンホイール52側の一端部の外周面においては、径方向内側に向かって溝部71が窪んでいる。溝部71は、フロートベアリング70の周方向全域に延びており、全体として円環状になっている。
On the outer peripheral surface of one end of the float bearing 70 on the
フロートベアリング70の外周面と挿入孔31の内周面との間には、ベアリングハウジング30のオイル導入路を介してオイルが導入される。したがって、フロートベアリング70は、フロートベアリング70の外周面と挿入孔31の内周面との間に導入されたオイルの中で浮いたような状態で、ベアリングハウジング30に支持される。なお、フロートベアリング70には、径方向に貫通した図示しないオイル供給孔が設けられている。このオイル供給孔を介して、フロートベアリング70の径方向外側からフロートベアリング70の内部にはオイルが供給される。
Oil is introduced between the outer peripheral surface of the float bearing 70 and the inner peripheral surface of the
フロートベアリング70の内部には、シャフト60におけるシャフト本体61が挿入されている。シャフト本体61は、円棒状になっている。シャフト本体61の外径は、フロートベアリング70の内径よりも僅かに小さくなっている。また、シャフト本体61の軸線方向の寸法は、フロートベアリング70の軸線方向の寸法よりも大きくなっている。ベアリングハウジング30の軸線方向において、シャフト本体61の中央部分はフロートベアリング70に挿入され、シャフト本体61の両端部はフロートベアリング70よりも外側に突出している。シャフト本体61の外周面とフロートベアリング70の内周面との間には、フロートベアリング70のオイル供給孔を介してオイルが導入される。シャフト本体61は、シャフト本体61の外周面とフロートベアリング70の内周面との間に供給されたオイルを介して回転可能に支持される。
The
シャフト本体61におけるタービンハウジング22側の一端からは、軸線方向一端側に向かって円柱状の大径部63が延びている。大径部63は、シャフト本体61と同軸になっている。大径部63の外径は、シャフト本体61の外径よりも大きく、ベアリングハウジング30における挿入孔31の内径よりも小さくなっている。大径部63の一部は、ベアリングハウジング30からタービンハウジング22側に飛び出ている。
From one end of the
シャフト60における大径部63の外周面には、環状のシールリング81が取り付けられている。シールリング81の内径は、大径部63の外径と略同じになっている。また、シールリング81の外径は、挿入孔31の内径と略同じになっている。したがって、シールリング81は、タービンハウジング22の内部を流通する排気がベアリングハウジング30の内部に漏れ出ることを抑制する。また、シャフト60における大径部63の端面には、上述したタービンホイール52が接続されている。
An
シャフト本体61におけるタービンホイール52側の一端部の外周面からは、径方向外側に向かってスリンガ62が突出している。スリンガ62は、シャフト本体61の周方向全域に延びており、全体として円環状になっている。
A
図2に示すように、ベアリングハウジング30には、スリンガ62を径方向外側から囲むようにオイル飛散空間32が区画されている。オイル飛散空間32は、ベアリングハウジング30の軸線方向から視たときに、全体として円形状になっている。
As shown in FIG. 2, the bearing
また、ベアリングハウジング30には、オイル飛散空間32に接続するオイル排出空間33が区画されている。オイル排出空間33は、オイル飛散空間32及び挿入孔31よりも下側に配置されている。また、ベアリングハウジング30の軸線方向におけるオイル排出空間33の寸法は、フロートベアリング70の軸線方向の寸法よりも大きくなっている。具体的には、オイル排出空間33は、スリンガ62よりもタービンホイール52側からコンプレッサホイール51側に延びている。
Further, the bearing
オイル排出空間33は、ベアリングハウジング30の軸線方向において、中央部に向かうほど下側に位置するように広がっている。このオイル排出空間33における軸線方向の中央部の最も下側に位置する部分は、ベアリングハウジング30の外部に連通する排出口33aになっている。したがって、オイル排出空間33は、オイル飛散空間32からベアリングハウジング30の外部までを連通している。
The
ベアリングハウジング30には、挿入孔31の内周面のうちの軸線方向においてフロートベアリング70の端よりも中央側の箇所からオイル排出空間33へと延びるオイル通路35が区画されている。オイル通路35は、挿入孔31よりも下側に位置している。そして、オイル通路35の上端は、フロートベアリング70の溝部71と向かい合う位置で開口している。オイル通路35は、下側に向かうほどシャフト60の軸線方向における中央側に向かうように直線状に斜めに延びている。そして、オイル通路35の中心軸線J上に、オイル排出空間33の排出口33aが位置している。ただし、この実施形態では、排出口33aの中心は、オイル通路35の中心軸線Jよりもタービンホイール52側に位置している。
The bearing
本実施形態の作用について説明する。
内燃機関100全体を循環するオイルの一部は、フロートベアリング70の内周面とシャフト本体61の外周面との間に供給され、シャフト本体61の端側へと流れていく。そして、オイルがシャフト60のスリンガ62へと至ると、図2において実線矢印で図示するように、遠心力によって径方向外側へと吹き飛ばされてオイル飛散空間32内に飛散する。オイル飛散空間32内に飛散したオイルは、重力に従ってオイル排出空間33内を下側へと伝っていき、排出口33aからベアリングハウジング30の外部へと排出される。
The operation of this embodiment will be described.
A part of the oil circulating in the entire
一方、挿入孔31の内周面とフロートベアリング70の外周面との間に供給されたオイルは、フロートベアリング70の端側へと流れていく。ここで、シャフト60の軸線方向においてタービンホイール52側へと流れていくオイルは、フロートベアリング70の端に至る前に、溝部71にトラップされる。溝部71にトラップされたオイルは、図2において破線矢印で図示するように、重力によってオイル通路35へと導かれる。そして、オイル通路35を介してオイルがオイル排出空間33へと至り、排出口33aからベアリングハウジング30の外部へと排出される。
On the other hand, the oil supplied between the inner peripheral surface of the
本実施形態の効果について説明する。
(1)フロートベアリング70の内周面とシャフト本体61の外周面との間からスリンガ62へと至ったオイルは、遠心力によってオイル飛散空間32内に相応の流速で吹き飛ばされる。そのため、オイル飛散空間32内に多量のオイルが存在していると、スリンガ62から吹き飛ばされてきたオイルがオイル飛散空間32内のオイルに衝突して気泡が生じることがある。この点、上記実施形態では、挿入孔31の内周面とフロートベアリング70の外周面との間に供給されたオイルの多くは、オイル飛散空間32を介することなく、オイル通路35を介して、オイル排出空間33へと至る。したがって、オイル飛散空間32内に至るオイルの量を少なくすることができる。そのため、オイル飛散空間32内に存在する多量のオイルに飛散したオイルがぶつかって気泡が生じてしまうことは抑制できる。
The effect of this embodiment will be described.
(1) The oil that reaches the
(2)上記実施形態では、オイル飛散空間32内に飛び散ったオイルは、当該オイル飛散空間32及びオイル排出空間33の内壁を伝っていく間に流速が低下する。同様に、オイル通路35内に案内されたオイルは、当該オイル通路35及びオイル排出空間33の内壁を伝っていく間に流速が低下する。したがって、オイル飛散空間32からのオイルとオイル通路35からのオイルがオイル排出空間33において合流するときには、相応にオイルの流速が低下しているはずである。したがって、これらのオイルがオイル排出空間33において合流するときにぶつかって多量の気泡が生じることはない。
(2) In the above embodiment, the flow velocity of the oil scattered in the
(3)上記実施形態では、フロートベアリング70に溝部71が設けられており、この溝部71にオイルをトラップできる。そして、トラップされたオイルは、溝部71に向けて開口するオイル通路35内へと流れる。そのため、挿入孔31の内周面とフロートベアリング70の外周面との間に供給されたオイルの大部分をオイル通路35へと案内できる。
(3) In the above embodiment, the float bearing 70 is provided with a groove 71, and oil can be trapped in the groove 71. Then, the trapped oil flows into the
(4)上記実施形態では、オイル通路35の中心軸線J上に排出口33aが位置しており、オイル通路35からそのままオイルが直線的に流れていけば、そのまま排出口33aを介して外部に排出される。したがって、オイル通路35から流出したオイルがオイル排出空間33内のオイルに衝突して気泡が生じることは抑制できる。しかも、上記実施形態では、排出口33aの中心がオイル通路35の中心軸線Jよりもタービンホイール52側に位置している。すなわち、図2において破線矢印で図示するように、オイル通路35からのオイルが、重力によって中心軸線J上よりもやや下向きに流れるであろうことを考慮して、排出口33aの位置を設定している。したがって、オイル通路35からのオイルが直接的に排出口33aへと至りやすい。
(4) In the above embodiment, the
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、オイル通路35の延設構成は、上記実施形態の例に限らない。例えば、オイル通路35は、直線状に延びている構成に限らず、湾曲するように延びていてもよい。また、例えば、オイル通路35の中心軸線J上に排出口33aが位置していなくてもよい。
This embodiment can be modified and implemented as follows. The present embodiment and the following modified examples can be implemented in combination with each other within a technically consistent range.
-In the above embodiment, the extension configuration of the
・上記実施形態において、オイル通路35は複数設けられていてもよい。オイル通路35を複数設ける場合、オイル通路35を、シャフト60の周方向に並設してもよいし、シャフト60の軸線方向に並設してもよい。
-In the above embodiment, a plurality of
・上記実施形態において、溝部71をシャフト60の軸線方向に並設してもよい。この場合、オイル通路35が、溝部71に連通されていることが好ましい。
・上記実施形態において、溝部71を省略してもよい。溝部71を省略しても、オイル通路35が、フロートベアリング70の端よりも中央側において開口していれば、挿入孔31の内周面とフロートベアリング70の外周面との間のオイルが、オイル通路35へと流入する。
-In the above embodiment, the groove portions 71 may be arranged side by side in the axial direction of the
-In the above embodiment, the groove 71 may be omitted. Even if the groove 71 is omitted, if the
・上記実施形態において、ベアリングハウジング30のオイル排出空間33の形状は、オイル通路35やオイル飛散空間32からのオイルを外部に排出できる形状であれば問わない。なお、排出口33aの位置を上記実施形態の例から変更する場合には、それに合わせて、オイル通路35の延設方向や位置を変更することが好ましい。
In the above embodiment, the shape of the
・上記実施形態のフロートベアリング70の溝部71及びベアリングハウジング30のオイル通路35に関する構成を、コンプレッサホイール51側の構成として採用してもよい。この場合も、上記実施形態と同様の効果が得られる。
The configuration relating to the groove portion 71 of the float bearing 70 and the
11…吸気通路、12…気筒、13…排気通路、20…ターボチャージャ、21…コンプレッサハウジング、22…タービンハウジング、30…ベアリングハウジング、31…挿入孔、32…オイル飛散空間、33…オイル排出空間、33a…排出口、35…オイル通路、51…コンプレッサホイール、52…タービンホイール、60…シャフト、61…シャフト本体、62…スリンガ、63…大径部、70…フロートベアリング、71…溝部、81…シールリング、100…内燃機関。 11 ... Intake passage, 12 ... Cylinder, 13 ... Exhaust passage, 20 ... Turbocharger, 21 ... Compressor housing, 22 ... Turbine housing, 30 ... Bearing housing, 31 ... Insert hole, 32 ... Oil scattering space, 33 ... Oil discharge space , 33a ... Discharge port, 35 ... Oil passage, 51 ... Compressor wheel, 52 ... Turbine wheel, 60 ... Shaft, 61 ... Shaft body, 62 ... Slinger, 63 ... Large diameter part, 70 ... Float bearing, 71 ... Groove part, 81 ... Seal ring, 100 ... Internal combustion engine.
Claims (1)
前記挿入孔に挿入されている筒状のフロートベアリングと、
前記フロートベアリングの内部に挿入され、タービンホイール及びコンプレッサホイールを接続するシャフトと
を備えるターボチャージャであって、
前記シャフトは、
軸線方向の中央部が前記フロートベアリングの内部に挿入されているとともに軸線方向の両端部が前記フロートベアリングから突出しているシャフト本体と、
前記シャフト本体の端部における外周面から径方向外側に向かって突出する環状のスリンガとを備え、
前記ベアリングハウジングには、
前記スリンガを径方向外側から囲むように配置されたオイル飛散空間と、
前記オイル飛散空間から前記ベアリングハウジングの外部までを連通するオイル排出空間と、
前記挿入孔の内周面のうち、前記軸線方向において前記フロートベアリングの端よりも中央側の箇所から前記オイル排出空間へと延びるオイル通路とが区画されている
ターボチャージャ。 Bearing housing with insertion holes inside and
A tubular float bearing inserted into the insertion hole and
A turbocharger that is inserted inside the float bearing and includes a shaft that connects a turbine wheel and a compressor wheel.
The shaft
A shaft body in which the central portion in the axial direction is inserted inside the float bearing and both ends in the axial direction protrude from the float bearing.
An annular slinger that protrudes radially outward from the outer peripheral surface at the end of the shaft body is provided.
The bearing housing has
An oil scattering space arranged so as to surround the slinger from the outside in the radial direction,
An oil discharge space that communicates from the oil scattering space to the outside of the bearing housing,
A turbocharger in which an oil passage extending from a portion central to the end of the float bearing to the oil discharge space in the axial direction of the inner peripheral surface of the insertion hole is partitioned.
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