JP2021056676A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび菓子 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび菓子 Download PDF

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悠 ▲高▼田
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Abstract

【課題】詰め合わせの菓子に施されたパターンから複数の電子データを出力することができる。【解決手段】複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンを示す第一のパターンの集合により構成された一つのパターンである第二のパターンをARマーカとして読み取る読取部と、読取部により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせによりARマーカを識別する識別部と、識別部により識別されたARマーカに対応する電子データを出力する出力部と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび菓子に関する。
従来、菓子の販売において、包装や箱詰めなどの方法にエンターテイメント的な要素が取り入れられることで、菓子そのものだけでなく、菓子に付随する多様な楽しみを提供する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
例えば、特許文献1では、装飾的効果を有する菓子詰め方法として、本体に入れた菓子の上にカラーシートを被せた状態で、貫通孔により模様が構成された蓋で被覆することにより菓子詰め箱に蓋をした状態で外側からカラー模様が表れる方法を開示している。
特許文献1の方法のような装飾的要素を取り入れた包装により提供される菓子の詰め合わせは、とりわけ、菓子の詰め合わせを贈答用として求める需要者にとって魅力的な商品となる。
特開2006−206131号公報
また、菓子の詰め合わせが購入されるケースとして、記念日、お見舞い、感謝、または応援などの意味合いを込めて購入されるケースや、お土産として、または、日常的な嗜好品として購入されるケースなど多岐に渡る。通常、これらのいずれの場合であっても、菓子は生活必需品ではなく嗜好品としての要素が強いことから、菓子そのものに加えたエンターテイメント的な要素が含まれることで、菓子を味わう一時をより楽しい時間とすることができる。例えば、贈答品として菓子が購入される場合には、贈り主の気持ちを示すメッセージ的要素を、また、お土産や日用品として購入される場合には、ゲーム的な要素を持つ映像などを提供することでよりバラエティに富んだエンターテイメントを併せ持つ菓子を購入者に提供することができる。
そこで、本発明は、詰め合わせの菓子に施されたパターンから複数の電子情報を出力可能な情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび菓子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、AR(Augmented Reality)マーカを読み取って電子データを出力する情報処理装置であって、複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンを示す第一のパターンの集合により構成された一つのパターンである第二のパターンをARマーカとして読み取る読取部と、読取部により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせによりARマーカを識別する識別部と、識別部により識別されたARマーカに対応する電子データを出力する出力部と、を備える。
また、本発明に係る情報処理方法は、複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンを示す第一のパターンの集合により構成された一つのパターンである第二のパターンをARマーカとして読み取る読取ステップと、読取ステップにより読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせによりARマーカを識別する識別ステップと、識別ステップにより識別されたARマーカに対応する電子データを出力する出力ステップと、を含む。
また、本発明に係る情報処理プログラムは、複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンを示す第一のパターンの集合により構成された一つのパターンである第二のパターンをAR(Augmented Reality)マーカとして読み取る読取機能と、読取機能により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせによりARマーカを識別する識別機能と、識別機能により識別されたARマーカに対応する電子データを出力する出力機能、とを備える。
また、本発明に係る菓子は、複数の菓子が組み合わされた表面に一つの図柄が表れるように、各菓子の表面に前記図柄のパーツが施されている。
本実施形態によれば、複数の菓子それぞれに付されたパターンの集合により構成されるARマーカに電子データを対応付けるので、詰め合わせの菓子に施されたパターンから複数の電子データを出力することができる。
本実施形態における情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図2(a)は、本実施形態におけるARマーカの一例を示す図である。図2(b)は、本実施形態における電子データの一例を示す図である。 図3(a)は、本実施形態におけるARマーカ情報の一例を示す図である。図3(b)は、本実施形態における第一のパターンの組み合わせ情報の一例を示す図である。 図4(a)は、複数の第一のパターンで構成される第二のパターンの一例を示す図であり、図4(b)は、第二のパターンに対応付けられた電子データの一例である。 図5(a)は、複数の第一のパターンで構成される第二のパターンの一例を示す図であり、図5(b)は、第二のパターンに対応付けられた電子データの一例である。 図6(a)は、複数の第一のパターンで構成される第二のパターンの一例を示す図であり、図6(b)は、第二のパターンに対応付けられた電子データの一例である。 図7(a)は、複数の第一のパターンで構成される第二のパターンの一例を示す図であり、図7(b)は、第二のパターンに対応付けられた電子データの一例である。 図8(a)は、複数の第一のパターンで構成される第二のパターンの一例を示す図であり、図8(b)は、第二のパターンに対応付けられた電子データの一例である。 図9(a)は、複数の第一のパターンで構成される第二のパターンの一例を示す図であり、図9(b)は、第二のパターンに対応付けられた電子データの一例である。 図10は、一部の第一のパターンが反転した状態で構成された第二のパターンを示す図である。 図11(a)は、一部の第一のパターンが反転した状態で構成された第二のパターンを示す図であり、図11(b)は、反転する第一のパターンを含まない第二のパターンとそれにより出力される電子データの一例を示す図である。 本実施形態における情報処理装置によるARマーカの識別処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における情報処理装置を実現可能なコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、図面を用いて本発明に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび菓子の実施の形態を説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態における情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。以下、図1を用いて情報処理装置100の機能構成について説明する。本実施形態における情報処理装置は、情報処理可能な装置であればいずれであってもよく、例えば、スマートフォンなどの携帯電話や、ノートパソコンやヘッドマウントディスプレイのような携帯可能な端末であってもよい。
図1に示すように、情報処理装置100は、制御部110と、通信制御部120と、撮像部130と、入出力部140と、記憶部150とを備えている。なお、本実施形態では、制御部110を情報処理装置100が備える構成とするが、これに限定されない。例えば、情報処理装置100は、外部の端末(不図示)に後述する読取部が読み取った情報を送信し、その外部の端末から読み取ったARマーカに対応する電子データを受信して表示するものであってもよい。この場合、外部の端末が制御部110のうち後述する読取部以外の各部と、通信制御部(不図示)とを備え、情報処理装置100は通信制御部120を介して外部の端末との通信により出力する画像情報を処理する構成としてもよい。ここで、電子データとは、ARマーカにより識別される電子データであって、画像、映像、音楽などの電子データである。また、ARマーカとは、ARコンテンツ等の各種コンテンツ情報の内容や、当該コンテンツ情報を表示する位置等を指定するための標識となるものである。例えば、ARマーカは、二次元コード等のように、所定の領域内に所定の模様や文字パターン等が形成された画像等である。例えば、図2(a)は、ARマーカの一例を示す図である。図2(a)に示すように、ARマーカ1は、枠線で正方形を構成するパターンである。また、図2(b)は、電子データの一例を示す図である。図2(b)に示す電子データ2は、太陽の画像を示す。ARマーカ情報データベース151に格納されるARマーカ情報は、複数のARマーカを、複数の電子データとそれぞれ一意に対応付けており、例えば、図2(a)および図2(b)に示したARマーカ1と、電子データ2とが対応付けられている。
記憶部150は、ARマーカ情報データベース151を記憶する。また、ARマーカ情報データベース151には、ARマーカ情報が格納されている。ここで、ARマーカ情報とは、ARマーカと、当該ARマーカにより識別される電子データに関する情報であって、ARマーカのパターンと、当該パターンにより識別される電子データと、ARマーカを構成するパターンの組み合わせとが対応付けて格納されている。ARマーカのパターンとは、本発明における第二のパターンであり、第二のパターンは、複数の第一のパターンの集合で構成されるパターンである。また、第一のパターンには、異なる種類のパターンが複数あり、文字、図柄、色彩などが付されている。図3(a)は、本実施形態におけるARマーカ情報の一例を示す図である。図3(a)では、第一のパターンの組み合わせの識別情報を示す組み合わせID「A0001」に、第二のパターンID「P200」と、電子データID「d0001」とが対応付けられている。組み合わせIDとは、第二のパターンを構成する複数の第一のパターンの組み合わせ情報を識別する情報である。また、第一のパターンの組み合わせ組み合わせ情報には、少なくとも、第一のパターンの識別情報と、配置の識別情報とが含まれる。ここで、第一のパターンの識別情報とは、複数の種類がある第一のパターンを識別する情報であり、配置の識別情報とは、第一のパターンそれぞれの配置を識別する情報であって、例えば、第一のパターンの配置を示す画像や、座標情報などを識別する情報である。図3(b)は、本実施形態における第一のパターンの組み合わせ情報の一例を示す図である。図3(b)では、第一のパターンの組み合わせの識別情報を示す組み合わせID「A0001」に、第一のパターンID「p201、p202、p203、p204」と、第一のパターンの配置の識別情報を示す配置ID「pict001」とが対応付けられている。
次に、本実施形態における第二のパターンを例示する。図4〜図9に示す各図は、複数の第一のパターンで構成される第二のパターンの一例と、第二のパターンに対応付けられた電子データの一例を示す図である。図4〜図9において示す各第一のパターンは、菓子(不図示)に付されるパターンである。第一のパターンは、菓子本体の色と異なる色でパターンが施されてもよい。一例として、菓子がブラックチョコレートである場合には、パターンはホワイトチョコレートで施されたり、菓子がクッキーである場合には、パターンの焼き跡が残るように焼き上げられたりしてもよい。また、パターンの色は菓子本体の色と同じ色であっても、型押しなどによりパターンが菓子本体と識別可能に施されていればよい。図4〜図9においてそれぞれ示す第二のパターンは、複数の種類の第一のパターンで構成されている。また、図4〜図8において、それぞれ示す第二のパターンを構成する第一のパターンとして、異なる色彩の組み合わせを例示する。なお、ここで、色彩とは、第一のパターンの表面積において最も大きい割合を占める色をいい、パターン部分に対して背景となる部分の色をいう。
図4(a)に示す第二のパターン200は、第一のパターン201、第一のパターン202、第一のパターン203、第一のパターン204の4種類の組み合わせで構成されている。また、図4(a)では、第一のパターン201として、白地ハート形の模様が、第一のパターン202として、白地に顔マークが、第一のパターン203として、白地にクマの模様が、第一のパターン204として、プラスマークの模様がそれぞれ施されている。また、図4(b)は、第二のパターン200に対応付けられた電子データの一例である。図4(b)に示す電子データ300は、人形のアイコンにお誕生日のお祝いの言葉「Happy Birthday!!!」を画像、動画、または音声などにより出力されるデータである。
図5(a)に示す第二のパターン210は、第一のパターン211、第一のパターン204、第一のパターン212の3種類の組み合わせで構成されている。図5(a)では、第一のパターン211として、黒地にハートマークの模様が、また、第一のパターン212として、黒地にプラスマークの模様がそれぞれ施されている。なお、第一のパターン204は、図4と同様である。ここで、第二のパターン210は、第一のパターン211、第一のパターン204、第一のパターン212を白地と黒字が交互に配置された組み合わせからなる。また、図5(b)は、第二のパターン210に対応付けられた電子データの一例を示す図である。図5(b)に示す電子データ310は、母の日に贈る感謝の言葉として「Mother‘s DAY・・・」がハート型のアイコンとともに表示される電子データである。
図6(a)に示す第二のパターン220は、第一のパターン211、第一のパターン212、第一のパターン203の3種類の組み合わせで構成されている。また、第二のパターン220は、第一のパターン211と、2つの第一のパターン212との3つが黒地であり、第一のパターン203の1つが白地で構成されている。また、図6(b)は、第二のパターン220に対応付けられた電子データの一例を示す図である。図6(b)に示す電子データ320は、プレゼントのアイコンとともに「For you」の文字の表示情報が出力される電子データである。なお、表示情報とともに、楽曲の音声情報が出力されることとしてもよい。
図7(a)に示す第二のパターン230は、第一のパターン211、第一のパターン202、第一のパターン212、第一のパターン203の4種類の組み合わせで構成されている。また、第二のパターン230は、黒字でなる第一のパターン211と、第一のパターン212とが縦列に配置されており、白地でなる第一のパターン202と、第一のパターン203とが縦列に配置されている。また、図7(b)は、第二のパターン230に対応付けられた電子データの一例を示す図である。図7(b)に示す電子データ330は、人形のアイコンに労いの言葉である「いつもお仕事お疲れ様です」という文字の表示情報または音声情報が出力される電子データである。
図8(a)に示す第二のパターン240は、第一のパターン212、第一のパターン202、第一のパターン203の3種類の組み合わせで構成されている。また、第二のパターン240は、2つの第一のパターン202と、第一のパターン203の3つが白地であり、第一のパターン212の1つが黒地で構成されている。また、図8(b)は、第二のパターン240に対応付けられた電子データの一例を示す図である。図8(b)に示す電子データ340は、もみの木の画像とともにクリスマスのお祝いを示す「Merry Christmas!!!」の文字が表示され、さらにクリスマスソングの音声情報が出力される電子データである。
図9(a)に示す第二のパターン250は、第一のパターン251、第一のパターン252、第一のパターン253、第一のパターン254の4種類の組み合わせで一つのクマの模様が構成されている。また、図9(b)は、第二のパターン250に対応付けられた電子データの一例を示す図である。図9(b)に示す電子データ350は、クマのアイコンの表示情報であるが、例えば、クマが物語を話す映像や、歌を歌う映像などが出力されるものであってもよい。なお、これら図4〜図9に示す第二のパターンが識別されることにより、第二のパターンそれぞれに対応付けてARマーカ情報データベース151に登録されている電子データが出力されることとなる。このため、第二のパターンそれぞれに異なる電子データが出力されることとなるが、異なる第二のパターンであっても、同じ電子データが対応付けられることにより同じ電子データが出力されることとしてもよい。なお、図9(a)に示すように、第二のパターン250を構成する第一のパターン251、第一のパターン242、第一のパターン253、第一のパターン254からなるクマの図柄が背景色(図9(a)において白)と対比してコントラストが鮮明な色(図9(a)において黒)であるほど、パターンの識別が容易となる。
通信制御部120は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、撮像部130は、カメラなどの撮像機能を有するインターフェースであり、レンズを備える。また、入出力部140は、各種情報が入力および出力されるインターフェースであり、タッチパネルなどのように、表示画面と入力部を兼ね備える構成としてもよいし、入力部と出力部を分けて備える構成としてもよい。
制御部110は、読取部111と、マーカ識別部112と、入出力制御部113と、送受信部114とを備える。なお、マーカ識別部112は、本発明における識別部に相当し、入出力制御部113は、本発明における出力部に相当する。
読取部111は、撮像部130を介して、第二のパターンをARマーカとして読み取る。前述の図4〜図9において例示したように、第二のパターンは複数の第一のパターンで構成されており、読取部111は、第一のパターンを順次読み取る。具体的には、読取部111は、入出力部140にARマーカを写す位置をガイドする枠などのポインターなどを出力し、ポインター内に焦点があてられた第二のパターンを構成する第一のパターンを順次読み取る。例えば、読取部111は、図4に示す第二のパターン200を読み取る場合、第一のパターン201、第一のパターン202、第一のパターン202、第一のパターン203、第一のパターン204を順次読み取るとともに、これら第一のパターンの配置を読み取る。
マーカ識別部112は、ARマーカ情報データベース151を参照し、読取部111により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせを識別し、識別した第一のパターンの組み合わせにより生成される第二のパターンを特定する。例えば、マーカ識別部116は、まず、読取部111により、図4に示す第二のパターン200が読み取られた場合、第一のパターン201、第一のパターン202、第一のパターン203、第一のパターン204の組み合わせを識別する。ここで、第一のパターン201、第一のパターン202、第一のパターン203、第一のパターン204には、それぞれ、第一のパターンIDとして、「p201」、「p202」、「p203」、「p204」が付与されており、図4に示す第二のパターン200が示す配置として配置ID「pict001」が付与されていたとする。この場合、マーカ識別部112は、読取部111に読み取られた第一のパターンのパターンID「p201、p202、p203、p204」と、配置ID「pict001」とに対応する第一のパターンの組み合わせIDを、ARマーカ情報データベース151を参照し、特定する。例えば、ARマーカ情報データベース151に、図3(a)に示すARマーカ情報と、図3(b)に示す組み合わせ情報が記憶されていた場合、マーカ識別部112は、第一のパターンID「p201、p202、p203、p204」と、配置ID「pict001」とに対応付けられた組み合わせID「A0001」を取得する。そして、マーカ識別部112は、組み合わせID「A0001」に対応付けられた第二のパターンID「P200」を特定する。なお、図4〜図8に示した第二のパターン200、第二のパターン210、第二のパターン220、第二のパターン230、第二のパターン240は、縦列および横列それぞれ2列で構成される配置において、色彩の配置パターンがそれぞれ重複しない配置の組み合わせとなっている。本実施形態においては、第一のパターンが菓子に付される例、および、縦列および横列それぞれ2列で構成される配置を例に用いたが、これに限定されない。例えば、複数のピースから構成される集合物などに適用されてもよい。また、縦列および横列に2×2以外の数の列を有する配置において、色彩の組み合わせが異なるパターンを用いてもよい。
また、読取部111により読み取られる各第一のパターンの向きは、図4〜図9に示したような、ARマーカ情報データベース151に登録されている配置IDが示す配置と同じ向きであってもよいし、異なる向きであってもよい。図10は、一部の第一のパターンが反転した状態で構成された第二のパターンを示す図である。図10が示す第二のパターン260が含む第一のパターン201は、図4に示す第一のパターン201と比較すると、90度左に反転している。このように、第二のパターンに含まれる第一のパターンの向きが異なる場合において、マーカ識別部112は、第一のパターン201が反転した状態で構成された第二のパターン260を、反転していない状態の第二のパターン200と同一のARマーカと識別することとしてもよいし、同一でないARマーカと識別することとしてもよい。例えば、第二のパターンが、反転している第一のパターンを含む場合には、電子データが出力されないこととする条件が規定されてもよい。図11(a)は、一部の第一のパターンが反転した状態で構成された第二のパターンを示す図であり、図11(b)は、反転する第一のパターンを含まない第二のパターンとそれにより出力される電子データの一例を示す図である。図11(a)のように、第二のパターン250を構成する一部の第一のパターンである第一のパターン252が反転している場合には、電子データは出力されない。一方、図11(b)のように、第二のパターン250に反転する第一のパターンが一つも含まれない場合、すなわち、ARマーカ情報データベース151に登録されている第一のパターンの配置と同一である場合には、電子データ350が出力される。
入出力制御部113は、各種データを入出力部140に出力可能なデータに変換し、入出力部140に出力したり、入出力部140から入力されたデータを受け付け入力受付可能なデータに変換し入力を受け付けたりする。また、入出力制御部113は、ARマーカ情報データベース151を参照し、マーカ識別部112により識別されたARマーカ、すなわち第二のパターンIDに対応する電子データを取得し、入出力部140に出力する。例えば、ARマーカ情報データベース151に、図3(a)に示すARマーカ情報が記憶されており、マーカ識別部112により第二のパターンとして第二のパターンID「P200」が特定されたとする。この場合、入出力制御部113は、第二のパターンID「P200」に対応付けられた電子データID「d0001」を特定し、特定した電子データIDにより識別される電子データを取得し、取得した電子データを入出力部140に出力する。
送受信部115は、ネットワーク(不図示)を介して、外部装置と各種情報を送受信する。例えば、本実施形態の他、マーカ識別部112、ARマーカ情報データベース151が外部装置(不図示)に備えられ、各機能が実行される構成であるような場合には、送受信部115は、通信制御部120を介して、読取部111により読み取られたARマーカを当該外部装置に送信する構成としてもよい。この場合、送受信部115は、外部装置に送信したARマーカに対応する電子データを当該外部装置から受信することとなる。
次に、情報処理装置100によるARマーカの識別処理について説明する。図12は、本実施形態における情報処理装置100によるARマーカの識別処理の流れを示すフローチャートである。
読取部111は、ARマーカを読み取る(ステップS1)。マーカ識別部112は、ステップS1において読み取られたARマーカを構成する第一のパターンの組み合わせを識別する(ステップS2)。マーカ識別部112は、ARマーカ情報データベース151を参照し、ステップS2において識別した第一のパターンの組み合わせに対応する第二のパターンを特定する(ステップS3)。入出力制御部113は、ステップS3において特定された第二のパターンに対応付けられた電子データをARマーカ情報データベース151から取得する(ステップS4)。入出力制御部113は、ステップS4において取得した電子データを出力する(ステップS5)。
図13は、本実施形態における情報処理装置100を実現可能なコンピュータ20の一例を示すハードウェア構成図である。図13に示すように、コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)23、HDD(Hard Disk Drive)24、通信インターフェース(I/F)25、入出力インターフェース(I/F)26、およびメディアインターフェース(I/F)27を備える。
CPU21は、ROM23またはHDD24に格納されたプログラムにより動作し、各部の制御を行う。ROM23は、コンピュータ20の起動時にCPU21によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ20のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD24は、CPU21によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェース25は、通信回線を介して外部機器から受信したデータをCPU21に送り、CPU21が生成したデータを、通信回線を介して外部機器に送信する。
CPU21は、入出力インターフェース26を介して、入出力部140などの出力装置、および、電源ボタン(図示せず)などの入力装置を制御する。CPU21は、入出力インターフェース26を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU21は、生成したデータを、入出力インターフェース26を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェース27は、記憶媒体(不図示)に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM22を介してCPU21に提供する。CPU21は、当該プログラムを、メディアインターフェース27を介して記憶媒体からRAM22上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記憶媒体は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等の光学記憶媒体、磁気記憶媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ20が本実施形態における情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ20のCPU21は、RAM22上にロードされたプログラムを実行することにより、読取部111、マーカ識別部112、入出力制御部113、送受信部114の各機能を実現する。また、HDD24にはARマーカ情報データベース151などのデータが格納される。
情報処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。コンピュータ20のCPU21は、これらのプログラムを、メディアインターフェース27を介して上記の記憶媒体から読み取って実行するが、他の例として、外部装置から、通信回線を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、取引管理プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Swift、Java(登録商標)などのコンパイラ言語などを用いて実装できる。
このように、本実施形態における情報処理装置100によれば、複数の菓子それぞれに付されたパターンの集合により構成されるARマーカに電子データを対応付けるので、詰め合わせの菓子に施されたパターンから複数の電子データを出力することができる。
100 情報処理装置
110 制御部
111 読取部
112 マーカ識別部
113 入出力制御部
114 送受信部
120 通信制御部
130 撮像部
140 入出力部
150 記憶部
151 ARマーカ情報データベース

Claims (8)

  1. AR(Augmented Reality)マーカを読み取って電子データを出力する情報処理装置であって、
    複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンを示す第一のパターンの集合により構成された一つのパターンである第二のパターンをARマーカとして読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせによりARマーカを識別する識別部と、
    前記識別部により識別されたARマーカに対応する電子データを出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第一のパターンには複数の種類があり、
    異なる種類の第一のパターンの組み合わせにより生成される複数の第二のパターンそれぞれに電子データを対応付けて記憶する記憶部、
    をさらに備え、
    前記識別部は、前記読取部により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせを識別し、識別した第一のパターンの組み合わせにより生成される第二のパターンを特定し、
    前記出力部は、前記識別部により特定された第二のパターンに対応付けられた電子データを前記記憶部から取得し、取得した電子データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第一のパターンには異なる色彩を有する複数の種類があり、
    前記記憶部は、第一のパターンの色彩の組み合わせにより生成される複数の第二のパターンそれぞれに電子データを対応付けて記憶し、
    前記識別部は、前記読取部により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの色彩の組み合わせを識別し、識別した第一のパターンの色彩の組み合わせにより生成される第二のパターンを特定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記読取部は、菓子の表面に表れる複数の第一のパターンにより構成された第二のパターンをARマーカとして読み取り、
    前記識別部は、前記読取部により読み取られた第二のパターンを構成する前記第一のパターンの配置により前記ARマーカを識別すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. AR(Augmented Reality)マーカを読み取って電子データを出力する情報処理方法であって、
    複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンを示す第一のパターンの集合により構成された一つのパターンである第二のパターンをARマーカとして読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップにより読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせによりARマーカを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップにより識別されたARマーカに対応する電子データを出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. コンピュータを、
    複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンを示す第一のパターンの集合により構成された一つのパターンである第二のパターンをAR(Augmented Reality)マーカとして読み取る読取機能と、
    前記読取機能により読み取られた第二のパターンを構成する第一のパターンの組み合わせによりARマーカを識別する識別機能と、
    前記識別機能により識別されたARマーカに対応する電子データを出力する出力機能、
    として実行することを特徴とする情報処理プログラム。
  7. 複数の菓子それぞれの表面に付されたパターンの集合によりAR(Augmented Reality)マーカが構成されるように配置された菓子。
  8. 複数の菓子が組み合わされた表面に一つの図柄が表れるように、各菓子の表面に前記図柄のパーツが施されていること、
    を特徴とする請求項7に記載の菓子。
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