JP2021049995A - 蓋体および蓋体付きカップ状容器 - Google Patents

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恒 相澤
Hisashi Aizawa
恒 相澤
亀田 克巳
Katsumi Kameda
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Abstract

【課題】リクローズすることができるとともに、プラスチック材料の使用量を低減することが可能な、蓋体および蓋体付きカップ状容器を提供する。【解決手段】蓋体50は、底面部51と、底面部51から上方に延びる内周壁52と、内周壁52の上部に設けられた天面部53と、天面部53から下方に延びるとともに、内周壁52の径方向外側に位置する外周壁54とを備えている。外周壁54の内面に、カップ状容器10のフランジ部17に嵌合する嵌合部56が設けられている。底面部51には、カップ状容器10の段部35にシールされるシール領域55が設けられている。【選択図】図6

Description

本開示は、蓋体および蓋体付きカップ状容器に関する。
近年、海洋汚染の問題等から、プラスチック製品に対して厳しい目が向けられており、飲料メーカーや飲食店等で、飲料カップ用のストローを削減したり材質を変更したりすることが進められている。
ストローを用いないで飲料が飲める飲料カップとして、フランジ部に蓋材をヒートシールすることにより密閉したものが知られている(例えば、特許文献1)。この場合、使用者は、まず蓋材を剥がし、フランジ部に口を付けてカップ内部の飲料を飲むことができる。
一方、特許文献1に示す飲料カップでは、蓋材が剥がされた後のフランジ部は粗いため、口当たりが悪く、飲料を飲みにくいという課題がある。また、特許文献1に示す飲料カップでは、蓋材によってフランジ部の端面を覆うことができず、フランジ部の端面が露出している。このため、飲食時までに飲み口が汚れてしまい、衛生性を保つことが困難な可能性がある。
これに対して、特許文献2では、飲料を飲みやすくするための飲み口部材を備えた飲料詰めカップ状容器を開示している。また、特許文献2に示す飲料詰めカップ状容器では、飲み口部材の上から保護キャップ等を被せることにより、衛生性を保つことができるようになっている。
特開2006−327650号公報 特開2013−52920号公報
しかしながら、特許文献1、2に示す容器では、中身を残してしまった際に、飲料カップをリクローズすることができないという課題がある。また、上述したように、プラスチック製品に対して厳しい目が向けられており、プラスチック製品におけるプラスチック材料の使用量を低減することが求められている。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、リクローズすることができるとともに、プラスチック材料の使用量を低減することが可能な、蓋体および蓋体付きカップ状容器を提供することを目的とする。
本実施の形態による蓋体は、飲み口部と、胴部と、底部とを備え、前記飲み口部がフランジ部を有し、前記飲み口部と前記胴部との間に段部が形成されたカップ状容器を密閉するための蓋体であって、底面部と、前記底面部から上方に延びる内周壁と、前記内周壁の上部に設けられた天面部と、前記天面部から下方に延びるとともに、前記内周壁の径方向外側に位置する外周壁とを備え、前記外周壁の内面に、前記フランジ部に嵌合する嵌合部が設けられ、前記底面部には、前記段部にシールされるシール領域が設けられている、蓋体である。
本実施の形態による蓋体において、前記外周壁には、径方向外方に突出する開封摘まみ部が設けられていてもよい。
本実施の形態による蓋体において、前記嵌合部は、周方向に沿って複数設けられていてもよい。
本実施の形態による蓋体において、前記嵌合部は、前記外周壁の内面の全周にわたって形成されていてもよい。
本実施の形態による蓋体付きカップ状容器は、飲み口部と、胴部と、底部とを備えたカップ状容器と、前記カップ状容器に取り付けられた本実施の形態による蓋体とを備える蓋体付きカップ状容器であって、前記飲み口部は、フランジ部を有し、前記飲み口部と前記胴部との間に段部が形成され、前記蓋体の前記嵌合部が、前記フランジ部に嵌合し、前記蓋体の前記底面部の前記シール領域が、前記段部にシールされている、蓋体付きカップ状容器である。
本実施の形態による蓋体付きカップ状容器において、前記飲み口部と前記胴部との間に、前記飲み口部および前記胴部よりも細い縮径部が形成され、前記縮径部は、円筒状の側面を有し、前記段部は、前記縮径部の上面に形成されていてもよい。
本実施の形態による蓋体付きカップ状容器において、前記段部の幅は、3.0mm以上8.0mm以下であってもよい。
本実施の形態による蓋体付きカップ状容器において、前記フランジ部の幅は、0.5mm以上2.0mm以下であってもよい。
本実施の形態によれば、リクローズすることができるとともに、プラスチック材料の使用量を低減することができる。
図1は、本実施の形態による蓋体付きカップ状容器を示す部分垂直断面図である。 図2は、本実施の形態による蓋体付きカップ状容器のカップ状容器を示す斜視図である。 図3は、本実施の形態による蓋体付きカップ状容器のカップ状容器を示す垂直断面図(図2のIII−III線断面図)である。 図4は、本実施の形態による蓋体を示す斜視図である。 図5は、本実施の形態による蓋体を示す平面図である。 図6は、本実施の形態による蓋体を示す断面図(図5のVI-VI線断面図)である。 図7は、本実施の形態による蓋体を構成する積層体の一例を示す側断面図である。 図8は、カップ状容器を作製するためのプリフォームを示す垂直断面図である。 図9(a)−(d)は、カップ状容器の製造方法を示す断面図である。 図10(a)−(c)は、蓋体付きカップ容器の製造方法を示す断面図である。 図11は、蓋体の変形例を示す平面図である。 図12は、カップ状容器の第1変形例を示す垂直断面図である。 図13は、カップ状容器の第2変形例を示す垂直断面図である。
以下、本実施の形態について、図1乃至図10を用いて説明する。図1乃至図10は、一実施の形態を示す図である。なお、本明細書中、「上」及び「下」とは、それぞれ蓋体付きカップ状容器40を正立させた状態(図1)における上方及び下方のことをいう。また、「水平面」とは、カップ状容器10の中心軸に対して垂直な面であって、フランジ部17が存在する面に対して平行な面をいう。また、「径方向」とは、カップ状容器10の中心軸に対して垂直な方向をいう。
(蓋体付きカップ状容器)
図1に示すように、蓋体付きカップ状容器40は、カップ状容器10と、カップ状容器10に取り付けられた蓋体50とを備えている。ここでは、まず、カップ状容器10について説明する。
(カップ状容器)
図1乃至図3に示すように、カップ状容器10は、飲み口部15と、飲み口部15の下方に設けられた胴部20と、胴部20の下端に設けられた底部25とを備えている。このうち飲み口部15と胴部20との間には、飲み口部15及び胴部20よりも細い縮径部30が形成されている。縮径部30の上面31には、蓋体50の後述するシール領域55がシールされる段部35が形成されている。
次に、図1乃至図3を参照して、カップ状容器10の構成について更に説明する。
飲み口部15は、使用者が口を付けて飲料を飲む際に用いられる。飲み口部15は、筒状の第1側面16と、第1側面16の上端に設けられたフランジ部17とを有している。
飲み口部15には、使用者が飲料を飲むための平面視円形状の開口18が形成されている。飲み口部15全体の幅(径方向距離)W1は、50mm以上100mm以下とすることが好ましく、飲み口部15全体の高さ(上下方向距離)H1は、4.0mm以上20mm以下とすることが好ましい(図3参照)。
第1側面16は、水平断面が円形状であり、上方から下方に向けてその径が徐々に狭くなっている。このように、飲み口部15が第1側面16を有することにより、飲料を飲む際に、飲料が滑らかに流れ出るので、飲料を飲みやすくすることができる。なお、これに限らず、第1側面16は、円筒状であっても良い。また、第1側面16の水平断面は、楕円形状、または四角形形状等の多角形形状であっても良い。
フランジ部17は、カップ状容器10の天面を構成する部分であり、飲料を飲む際に直接口を付ける部分である。このフランジ部17は、平面視円環形状であり、第1側面16から水平方向に向けて突出している。フランジ部17の幅(径方向距離)W2は、0.5mm以上2.0mm以下とすることが好ましく、フランジ部17の高さ(上下方向距離)H2は、0.5mm以上2.0mm以下とすることが好ましい(図3参照)。フランジ部17の幅W2及び高さH2を上記範囲とすることにより、飲み口部15の口当たりや飲み心地を良好にすることかできる。とりわけ本実施の形態において、フランジ部17には蓋体50が貼付されることがないので、フランジ部17の幅W2を広くする必要がなく、飲料を飲む際に、飲料が口の横からこぼれ落ちることを抑制することができる。
縮径部30は、上面31と、上面31から下方に延びる円筒状の第2側面32と、第2側面32の下端に設けられた下面33とを有している。
上面31は、平面視円環形状であり、第1側面16の下端から径方向内側に向けて形成されている。上面31は、カップ状容器10の中心軸に対して垂直に位置する平坦面からなる。上面31から上述したフランジ部17までの高さ(上下方向距離)H3は、3.0mm以上19mm以下とすることが好ましい(図3参照)。また、上面31は、上述したように、蓋体50のシール領域55がシールされるための領域となる段部35を形成する。段部35の幅(径方向距離)W3は、3.0mm以上8.0mm以下とすることが好ましい(図3参照)。段部35の幅W3を上記範囲とすることにより、段部35に蓋体50のシール領域55をシールしやすくすることができる。
第2側面32は、円筒形状であり、その上端が上面31に連結され、下端が下面33に連結されている。また第2側面32は、垂直断面において、上面31に対して垂直に配置されている。第2側面32の高さ(上下方向距離)H4は、5.0mm以上20mm以下とすることが好ましく、第2側面32の内径(水平方向距離)D1は、20mm以上90mm以下とすることが好ましい(図3参照)。縮径部30が円筒状の第2側面32を有することにより、飲料を飲む際に、飲料が一時的に縮径部30の下面33側に留められ、大量の飲料が一度に飲み口部15まで運ばれないようにすることができる。これにより、飲料を飲む量をコントロールしやすくすることができる。
下面33は、平面視円環形状であり、第2側面32の下端から径方向外側に向けて形成されており、径方向外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面からなる。この下面33と水平面とがなす角は、0°超60°以下としても良い。下面33が傾斜面からなることにより、カップ状容器10の飲料が下面33と胴部20との間のコーナー部に溜まりにくく、飲料をスムーズに飲むことができる。なお、これに限らず、下面33は水平面に対して平行な平坦面からなっても良い。
胴部20は、縮径部30の下面33に連結され、下面33から下方に向けて延びている。この場合、胴部20は、上方から下方に向けて徐々に縮径する筒形状を有している。また、胴部20の水平断面は、その上端から下端までの任意の箇所において円形となっている。しかしながら、これに限られるものではなく、胴部20が楕円筒形状、または四角形筒形状等の多角形筒形状等の筒形状を有していても良い。また、胴部20は円筒形状であっても良い。胴部20の高さ(上下方向距離)H5は、40mm以上200mm以下とすることが好ましく、胴部20の厚みT1は、0.1mm以上2.0mm以下とすることが好ましい(図3参照)。
胴部20の上部は、縮径部30よりも太い径を有している。これにより、胴部20の径が縮径部30の径よりも狭くなる場合と比較して、カップ状容器10の容量を十分に確保することができる。
底部25は、平面視円形状であり、胴部20の下端に連結されている。底部25は、平面視円環形状の接地部26と、接地部26の径方向内側に位置する凹部27とを有している。凹部27は、接地部26から上方に向かって凹んでいる。底部25の幅(外径)W4は、20mm以上100mm以下とすることが好ましい(図3参照)。なお、底部25の平面形状は、楕円形状、または四角形形状等の多角形形状であっても良い。
これら胴部20、縮径部30、フランジ部17、及び底部25は、射出成形により得られたプリフォーム10A(後述)を二軸延伸ブロー成形することにより作製される。この胴部20、縮径部30、フランジ部17、及び底部25は、互いに一体的に形成されている。なお、カップ状容器10の全高(上下方向距離)H6は、50mm以上250mm以下とすることが好ましい。
カップ状容器10を形成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂を用いることができる。また、カップ状容器10のリサイクル性を考慮した場合、カップ状容器10は無色透明であることが好ましい。
また、カップ状容器10の周囲に、図示しないシュリンクフィルム等のフィルムやストレッチラベル等のラベルが貼着されていても良い。このフィルムやラベルには、カップ状容器10に収容される内容物に関する情報(文字、図柄等)が印刷されていても良い。
(蓋体)
次に、本実施の形態による蓋体50について説明する。蓋体50は、蓋体付きカップ状容器40において、カップ状容器10を初期密封するとともに、開封後のカップ状容器10を再度封止(リクローズ)するものである。
図4乃至図6に示すように、本実施の形態による蓋体50は、底面部51と、底面部51から上方に延びる内周壁52と、内周壁52の上部に設けられた天面部53と、天面部53から下方に延びるとともに、内周壁52の径方向外側に位置する外周壁54とを備えている。
このうち底面部51は、平面視円形状であり、蓋体50において最も下方に位置している。この底面部51には、カップ状容器10の段部35にシールされるシール領域55(図4乃至図6において梨地で示す領域)が設けられている。ここで、本明細書中、「シール領域」とは、蓋体50がカップ状容器10に取り付けられた際に、カップ状容器10の段部35に当接する領域であり、段部35にシールが可能な領域である。このシール領域55の下面は平坦面からなっている。シール領域55は、平面視円環形状であり、底面部51の全周にわたって設けられている。このため、蓋体50は、カップ状容器10の段部35に対して全周にわたってシールされる。そして、蓋体50が段部35にシールされることにより、カップ状容器10の内部が気密に保持されている。このシール領域55は、底面部51と区別できなくてもよく、区別できてもよい。シール領域55が底面部51と区別できる場合、シール領域55が線等で区画されていてもよく、絵柄や色により底面部51と区別できるようになっていてもよい。シール領域55の幅(径方向距離)W5は、2.0mm以上5.0mm以下とすることが好ましく、一例として4.0mmであってもよい(図6参照)。シール領域55の幅W5が2.0mm以上であることにより、シール領域55の面積を大きくすることができる。このため、蓋体付きカップ状容器40の密封性を向上させることができる。また、シール領域55の幅W5が5.0mm以下であることにより、シール領域55の面積が大きくなり過ぎることを抑制することができる。このため、使用者が、開封前のカップ状容器10から蓋体50を剥離する際に、蓋体50がカップ状容器10から剥離しにくくなることを抑制することができる。
内周壁52は、底面部51の全周にわたって設けられており、筒状に形成されている。内周壁52は、水平断面が円形状であり、上方から下方に向けてその径が徐々に狭くなっている。この内周壁52の外面形状は、カップ状容器10の飲み口部15の第1側面16の内面形状に対応している(図6参照)。これにより、蓋体50が開封後のカップ状容器10を再度封止(リクローズ)した際に、カップ状容器10の飲み口部15と蓋体50の内周壁52との間から内容物が漏れ出すことを抑制することができる。内周壁52の上下方向距離(高さ)H7は、上面31からフランジ部17までの高さH3よりも、わずかに長くなっている(図6参照)。これにより、蓋体50をカップ状容器10に被せた際に、蓋体50の底面部51とカップ状容器10の段部35とが当接することができるようになっている。内周壁52の高さH7は、3.5mm以上22mm以下とすることが好ましい。
天面部53は、蓋体50の天面を構成する部分である。この天面部53は、平面視円環形状であり、内周壁52から水平方向に向けて突出している。この天面部53の幅(径方向距離)W6は、カップ状容器10のフランジ部17の幅W2よりも広くなっている(図6参照)。これにより、蓋体50をカップ状容器10に被せた際に、蓋体50の内周壁52、天面部53および外周壁54によって、カップ状容器10のフランジ部17を覆うことができるようになっている。天面部53の幅W6は、1.0mm以上3.0mm以下とすることが好ましい。
外周壁54は、天面部53の全周にわたって設けられており、筒状に形成されている。外周壁54は、水平断面が円形状であり、上方から下方に向けてその径が徐々に広くなっている。
また、外周壁54の内面に、フランジ部17に嵌合する嵌合部56が設けられている。これにより、蓋体50が、開封後のカップ状容器10を再度封止(リクローズ)することができるようになっている。この嵌合部56は、外周壁54の内面から径方向内方に突出している。また、嵌合部56は、周方向に沿って複数設けられている。この場合、周方向に沿って互いに離間した6つの嵌合部56が設けられている(図5参照)。このように、周方向に沿って互いに離間した嵌合部56を設けることにより、蓋体50の外周壁54を弾性的に変形させて、カップ状容器10から蓋体50を取り外す際に、嵌合部56がフランジ部17を乗り越えやすくすることができる。このため、カップ状容器10から蓋体50を取り外しやすくすることができる。なお、嵌合部56は、周方向に沿って互いに等間隔で配置されていることが好ましい。
また、外周壁54には、径方向外方に突出する開封摘まみ部57が設けられている、この開封摘まみ部57は、使用者が、開封前のカップ状容器10から蓋体50を剥離しやすくするとともに、開封後のカップ状容器10から蓋体50を取り外しやすくするためのものである。開封摘まみ部57は、外周壁54の下端に設けられている。
外周壁54の上下方向距離(高さ)H8は、内周壁52の上下方向距離(高さ)H7よりも短くなっている(図6参照)。外周壁54の高さH8は、2.0mm以上4.0mm以下とすることが好ましい。外周壁54の高さH8が2.0mm以上であることにより、蓋体50をカップ状容器10に被せた際に、外周壁54がカップ状容器10のフランジ部17を確実に覆うことができる。また、外周壁54の高さH8が4.0mm以下であることにより、外周壁54を弾性的に変形させやすくすることができ、カップ状容器10から蓋体50を取り外す際に、嵌合部56がフランジ部17を乗り越えやすくすることができる。また、外周壁54の高さH8が4.0mm以下であることにより、プラスチック材料の使用量を低減することができる。
このような蓋体50は、フランジ部17にはシールされていない。このため、蓋体50をカップ状容器10から剥がした後に、蓋体50の一部やシール材がフランジ部17に残ることがない。このため、フランジ部17に口を付けてカップ状容器10の内部の飲料を飲む際に、口当たりが悪くなったり飲みづらくなったりするおそれがない。
また、蓋体付きカップ状容器40において、蓋体50は、カップ状容器10のフランジ部17の周縁に取り付けられる(図6参照)。これにより、蓋体50の内周壁52、天面部53および外周壁54によって、カップ状容器10のフランジ部17が覆われる。このため、カップ状容器10に蓋体50を取り付けることにより、初期開封前にフランジ部17を衛生的に保持することができる。
このような蓋体50はシート成形で成形される。この場合、蓋体50を作製するシートは、図7に示すような層構成をもつ積層体50aから構成されている。
すなわち、図7に示すように、蓋体50を構成する積層体50aは、外側から順次配置された基材層51aと、中間層52aと、バリア層53aと、接着層54aとを含んでいる。基材層51aは、例えば、接着層54aを支持するとともに積層体50a全体の強度を高めるための層である。中間層52aは、例えば、積層体50aの厚みを調整するための層である。バリア層53aは、蓋体50のガスバリア性を高めるための層である。接着層54aは、蓋体50をカップ状容器10の段部35に接着させるための層である。
具体的には、蓋体50を構成する積層体50aとして、例えば以下の層構成の積層体を用いることができる。
(外側)ポリカーボネート(PC)80μm/未延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)50μm/エチレンビニルアルコール共重合体層(EVOH)25μm/ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)30μm(内側)
なお、接着層54aの材料としては、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料を用いることが好ましい。また、上記各層は常法に従い、ドライラミネーション法、押出ラミネーション法、押出コーティング法その他のコーティング法によって形成される。
そして、このように構成されたシート状の積層体50aに対して真空成形、圧空成形または真空圧空成形を施すことにより、蓋体50を得ることができる。
(プリフォーム)
次に図8により、上述したカップ状容器10を製造する際に用いられるプリフォームの構成について説明する。
図8に示すように、プリフォーム10Aは、プリフォーム飲み口部15Aと、プリフォーム飲み口部15Aの下方に設けられたプリフォーム胴部20Aと、プリフォーム胴部20Aの下端に設けられたプリフォーム底部25Aとを備えている。
このうちプリフォーム飲み口部15Aとプリフォーム胴部20Aとの間には、プリフォーム飲み口部15Aよりも細いプリフォーム縮径部30Aが形成されている。
プリフォーム飲み口部15Aおよびプリフォーム縮径部30Aは、それぞれ上述したカップ状容器10の飲み口部15および縮径部30に対応するものであり、飲み口部15および縮径部30と略同一の形状を有している。ここでは、プリフォーム飲み口部15Aおよびプリフォーム縮径部30Aの構成についての詳細な説明を省略する。
また、プリフォーム胴部20A及びプリフォーム底部25Aは、それぞれ上述したカップ状容器10の胴部20及び底部25に対応するものである。プリフォーム胴部20A及びプリフォーム底部25Aは、全体として、断面視略円弧形状を有している。
プリフォーム胴部20A及びプリフォーム底部25Aの合計高さ(上下方向距離)H9は、5.0mm以上30mm以下とすることが好ましい。また、プリフォーム10Aの全高(上下方向距離)H10は、10mm以上60mm以下とすることが好ましい。
このプリフォーム10Aは、合成樹脂製ペレットを射出成形することにより作製されたものである。このような合成樹脂材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いることができる。
(蓋体付きカップ状容器の製造方法)
次に図9(a)−(d)および図10(a)−(c)により、蓋体付きカップ状容器40の製造方法について述べる。
まず、シート状の積層体50aに対して真空成形、圧空成形または真空圧空成形を施すことにより、蓋体50を得る。
また、蓋体50を作製することと並行して、図8に示すプリフォーム10Aを準備する(図9(a)参照)。
続いて、プリフォーム10Aを加熱し、その後、プリフォーム10Aをブロー成形用の成形型であるブロー成形金型60に装着する(図9(b)参照)。このブロー成形金型60は、互いに分割された一対の胴部金型61、62と、底部金型63とを有している。この胴部金型61、62及び底部金型63は、それぞれカップ状容器10の胴部20及び底部25に対応する形状を有する。
次に、図9(c)に示すように、延伸ロッド64がプリフォーム10Aのプリフォーム飲み口部15Aに位置するブローノズル65を貫通してプリフォーム10A内に挿入される。続いて、ブロー用エアが延伸ロッド64を介してプリフォーム10A内に吹き込まれることによって、ブロー成形金型60のキャビティ内でプリフォーム10Aが成形品のカップ状容器10となるまで膨張する。このようにブロー成形金型60内でカップ状容器10が成形された後、型開きし、カップ状容器10の完成品がブロー成形金型60外へ取り出される。
このようにして、図1乃至図3に示すカップ状容器10が得られる(図9(d)参照)。
次に、カップ状容器10内へ飲料等の内容物が充填される。その後、カップ状容器10に蓋体50を取り付ける。この際、図10(a)−(b)に示すように、蓋体50を上方からカップ状容器10に被せて、蓋体50の嵌合部56をカップ状容器10のフランジ部17に嵌合させる。これにより、蓋体50がカップ状容器10に取り付けられる。この場合、図10(b)に示すように、蓋体50の底面部51に設けられたシール領域55が、カップ状容器10の段部35に当接する。次いで、図10(c)に示すように、カップ状容器10の段部35に蓋体50がシールされる。この際、シール熱板70およびバケット71によって、カップ状容器10の段部35および蓋体50を挟み込む。ここで、シール熱板70は、下方に突出する凸部72を含んでいる。この凸部72は底面視円環形状であり、カップ状容器10の段部35および蓋体50をシール熱板70およびバケット71によって挟み込んだ際に、蓋体50のシール領域55に当接する。そして、シール熱板70の凸部72からの熱と圧力により、蓋体50のシール領域55がカップ状容器10の段部35にシールされる。これによりカップ状容器10が密閉される。なお、蓋体50のシール領域55は、例えば超音波シールによって、カップ状容器10の段部35にシールされてもよい。このようにして、図1に示す蓋体付きカップ状容器40が得られる。
使用に際しては、まず、使用者が、蓋体付きカップ状容器40から蓋体50を取り外す。この際、蓋体50の外周壁54が弾性的に変形し、嵌合部56が、カップ状容器10のフランジ部17を乗り越える。また、蓋体50のシール領域55が、カップ状容器10の段部35から剥離される。この場合、蓋体50は、カップ状容器10の段部35にシールされているので、仮に蓋体50の一部や蓋体50に付着していたシール材が段部35に残ったとしても、フランジ部17に影響が及ぶことはない。このため、蓋体50によってフランジ部17の口当たりが悪化することがなく、内容物を飲みやすくなっている。その後、使用者はカップ状容器10を傾けて、フランジ部17を口にあてて内容物を飲み口部15から飲む。
また、内容物をすべて飲み干さない場合、カップ状容器10内に内容物を残しておき、蓋体50を上方からカップ状容器10に被せて、蓋体50の嵌合部56をカップ状容器10のフランジ部17に嵌合させる。これにより、カップ状容器10を容易かつ簡単に再度封止(リクローズ)させることができる。
以上のように本実施の形態によれば、蓋体50が、底面部51と、底面部51から上方に延びる内周壁52と、内周壁52の上部に設けられた天面部53と、天面部53から下方に延びるとともに、内周壁52の径方向外側に位置する外周壁54とを備えている。また、外周壁54の内面に、カップ状容器10のフランジ部17に嵌合する嵌合部56が設けられている。これにより、カップ状容器10を容易かつ簡単に再度封止(リクローズ)することができる。また、蓋体50の内周壁52、天面部53および外周壁54によって、カップ状容器10のフランジ部17を覆うことができる。このため、初期開封前にフランジ部17を衛生的に保持することができる。
また、底面部51には、カップ状容器10の段部35にシールされるシール領域55が設けられている。これにより、カップ状容器10の初期密封をすることができる。また、段部35は、カップ状容器10の天面(フランジ部17)よりも一段低い場所に位置する。このように、蓋体50がシールされる箇所と、飲用時に口を付ける箇所とを異ならせることにより、蓋体50の一部や蓋体50に付着していたシール材によってフランジ部17の口当たりが悪化することを防止することができる。さらに、フランジ部17に蓋体50をシールすることがないため、フランジ部17の幅を広く確保する必要がない。これにより、飲料を飲む際に、飲料が口の横からこぼれ落ちたり、フランジ部17の幅が広すぎて口当たりが悪くなったりするおそれもない。
このように、本実施の形態による蓋体50は、単一の部材によって、カップ状容器10を初期密封するとともに、カップ状容器10を再度封止(リクローズ)することができる。このため、プラスチック材料の使用量を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、外周壁54には、径方向外方に突出する開封摘まみ部57が設けられている。これにより、使用者が、開封前のカップ状容器10から蓋体50を剥離しやすくすることができる。また、使用者が、再度封止(リクローズ)されたカップ状容器10から蓋体50を取り外しやすくすることができる。
また、本実施の形態によれば、嵌合部56が、周方向に沿って複数設けられている。これにより、蓋体50の外周壁54を弾性的に変形させて、カップ状容器10から蓋体50を取り外す際に、嵌合部56がフランジ部17を乗り越えやすくすることができる。このため、カップ状容器10から蓋体50を取り外しやすくすることができる。
また、本実施の形態によれば、飲み口部15と胴部20との間に、飲み口部15および胴部20よりも細い縮径部30が形成され、縮径部30が、円筒状の第2側面32を有している。これにより、カップ状容器10を傾けて飲料を飲む際に、大量の飲料が飲み口部15に向けて急に流れ込むことが抑えられ、飲み口部15から飲む飲料の量をコントロールしやすくすることができる。また、胴部20の径が縮径部30の径よりも大きいので、カップ状容器10の容量を十分に確保することができる。
(変形例)
次に、図11乃至図13により本実施の形態の変形例について説明する。図11乃至図13において、図1乃至図10に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(蓋体の変形例)
図11は、一変形例による蓋体を示す平面図である。図11に示す蓋体50において、嵌合部56が、外周壁54の内面の全周にわたって形成されていても良い。これにより、カップ状容器10を再度封止(リクローズ)した際に、蓋体50をカップ状容器10にしっかりと取り付けることができる。このため、蓋体50に対して意図しない力が加えられた場合に、蓋体50がカップ状容器10から取り外されてしまうことを抑制することができる。
なお、このほかの構成は、図4乃至図6に示す蓋体50の構成と略同様である。
(カップ状容器の第1変形例)
図12は、一変形例によるカップ状容器を示す断面図である。図12に示すカップ状容器10において、縮径部30の下面33は、平面視円環形状であり、第2側面32の下端から径方向外側に向けて形成されており、径方向外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面からなる。また、下面33は、垂直断面において径方向外側に向けて湾曲している。この場合、カップ状容器10の飲料が下面33と胴部20との間のコーナー部により溜まりにくくなり、飲料をスムーズに飲むことができる。
なお、このほかの構成は、図1乃至図3に示すカップ状容器10の構成と略同様である。
(カップ状容器の第2変形例)
図13は、一変形例によるカップ状容器を示す断面図である。図13に示すカップ状容器10において、飲み口部15と胴部20との間には、蓋体50のシール領域55がシールされる段部35が形成されている。この場合、図1乃至図3に示すカップ状容器10と異なり、縮径部30は設けられておらず、胴部20は、段部35に直接連結されている。この場合、胴部20は円筒形形状であっても良い。
なお、このほかの構成は、図1乃至図3に示すカップ状容器10の構成と略同様である。
本開示は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 カップ状容器
15 飲み口部
17 フランジ部
20 胴部
25 底部
30 縮径部
31 上面
32 第2側面
35 段部
40 蓋体付きカップ状容器
50 蓋体
51 底面部
52 内周壁
53 天面部
54 外周壁
55 シール領域
56 嵌合部
57 開封摘まみ部

Claims (8)

  1. 飲み口部と、胴部と、底部とを備え、前記飲み口部がフランジ部を有し、前記飲み口部と前記胴部との間に段部が形成されたカップ状容器を密閉するための蓋体であって、
    底面部と、
    前記底面部から上方に延びる内周壁と、
    前記内周壁の上部に設けられた天面部と、
    前記天面部から下方に延びるとともに、前記内周壁の径方向外側に位置する外周壁とを備え、
    前記外周壁の内面に、前記フランジ部に嵌合する嵌合部が設けられ、
    前記底面部には、前記段部にシールされるシール領域が設けられている、蓋体。
  2. 前記外周壁には、径方向外方に突出する開封摘まみ部が設けられている、請求項1に記載の蓋体。
  3. 前記嵌合部は、周方向に沿って複数設けられている、請求項1または2に記載の蓋体。
  4. 前記嵌合部は、前記外周壁の内面の全周にわたって形成されている、請求項1または2に記載の蓋体。
  5. 飲み口部と、胴部と、底部とを備えたカップ状容器と、
    前記カップ状容器に取り付けられた、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の蓋体とを備える蓋体付きカップ状容器であって、
    前記飲み口部は、フランジ部を有し、
    前記飲み口部と前記胴部との間に段部が形成され、
    前記蓋体の前記嵌合部が、前記フランジ部に嵌合し、
    前記蓋体の前記底面部の前記シール領域が、前記段部にシールされている、蓋体付きカップ状容器。
  6. 前記飲み口部と前記胴部との間に、前記飲み口部および前記胴部よりも細い縮径部が形成され、前記縮径部は、円筒状の側面を有し、前記段部は、前記縮径部の上面に形成されている、請求項5に記載の蓋体付きカップ状容器。
  7. 前記段部の幅は、3.0mm以上8.0mm以下である、請求項5または6に記載の蓋体付きカップ状容器。
  8. 前記フランジ部の幅は、0.5mm以上2.0mm以下である、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の蓋体付きカップ状容器。
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