JP2021049476A - 加湿器 - Google Patents

加湿器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021049476A
JP2021049476A JP2021004078A JP2021004078A JP2021049476A JP 2021049476 A JP2021049476 A JP 2021049476A JP 2021004078 A JP2021004078 A JP 2021004078A JP 2021004078 A JP2021004078 A JP 2021004078A JP 2021049476 A JP2021049476 A JP 2021049476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
heating
heating element
humidifier
heating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021004078A
Other languages
English (en)
Inventor
ツオ・ラン・タン
zhuo-ran Tang
ロナルド・ジェームズ・ヒュービー
Ronald James Huby
ハルゴパル・ヴァーマ
Verma Hargopal
アンドリュー・ロデリック・バス
Andrew Roderick Bath
ロジャー・メルヴィン・ロイド・フート
Mervyn Lloyd Foote Roger
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resmed Pty Ltd
Original Assignee
Resmed Pty Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2011902350A external-priority patent/AU2011902350A0/en
Application filed by Resmed Pty Ltd filed Critical Resmed Pty Ltd
Publication of JP2021049476A publication Critical patent/JP2021049476A/ja
Priority to JP2024014095A priority Critical patent/JP2024032940A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】既知の加熱アッセンブリは、その意図される目的にとって適切である可能性があるが、複雑な、コストのかかる、および、手動で集中的な製造プロセスを必要とする。【解決手段】電力を熱エネルギーに変換する加熱エレメント(48)と、第1の表面および第2の表面を有する加熱可能なエレメント(44)と、加熱エレメントと加熱可能なエレメントの第1の表面との間の誘電ラミネート層(46)とを含む加熱装置であって、誘電ラミネート層(46)は、加熱エレメント(48)から加熱可能なエレメント(44)へ熱エネルギーを伝達するために熱伝導性であり、加熱可能なエレメントの第2の表面は、容器の中の液体を加熱するように構成されている。【選択図】図3

Description

出願の相互参照
本出願は、2011年6月16に出願されたオーストラリア仮出願第2011902350号、および、2011年11月3日に出願された米国仮出願第61/628,622号の利益を請求する。上述されているそれぞれの出願は、全体として、参照により本明細書に組み込まれている。
本発明技術は、電気ヒーターに関し、とりわけ、容器の中の流体を加熱するために使用されるヒーターに関する。より詳細には、本発明技術は、呼吸可能なガスの加湿などのような、加湿で使用される電気ヒーターに関し、そのような電気ヒーターを含むデバイス、およびそのような電気ヒーターを使用する方法に関する。電気ヒーターは、侵襲的および非侵襲的な換気と、持続的気道陽圧法(CPAP)と、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)などのような睡眠呼吸障害(SDB)状態のための、および、様々な他の呼吸器障害および呼吸器疾患のためのバイレベル療法および処置とを含む、すべての形式の呼吸換気系を含むデバイスの範囲において使用することが可能である。
呼吸器は、呼吸可能なガスの湿気を変更し、患者の気道の乾燥、および、結果として生じる患者の不快感、および、関連の合併症を低減させる能力を一般に有する。フロー発生器と患者のマスクとの間に設置される加湿器の使用は、加湿されたガスを生成し、加湿されたガスは、鼻粘膜の乾燥を最小限に抑え、患者の気道の快適性を向上させる。より寒冷な気候では、マスクの中の、および、マスクの周りの顔面領域に全体的に加えられる暖かい空気が、冷たい空気を加えるよりも快適である可能性がある。
多くの加湿器タイプが、利用可能であり、関連の呼吸器と一体化されるか、または、関連の呼吸器に連結されるように構成されているものを含む。受動的な加熱されない加湿器は、多少快適にすることが可能であるが、加熱される加湿器は、一般に、より高い湿気および温度を空気に提供し、患者の快適性を増加させる。加熱される加湿器は、典型的に、数百ミリリットルの水を保持する容量を有するウォータータブと、タブの中の水を加熱するための加熱アッセンブリと、加湿のレベルを変化させることを可能にする制御システムと、フロー発生器からのガスを受け入れるガス入口部と、加湿された加圧ガスを患者のマスクに送達する患者導管に接続されるように適合されているガス出口部とを含む。
既知の加熱アッセンブリは、その意図される目的にとって適切である可能性があるが、複雑な、コストのかかる、および、手動で集中的な製造プロセスを必要とする。特許文献1は、例示的な電気加熱プレート構造を記載している。
米国特許第6,660,977号明細書
本発明技術の一態様は、呼吸療法機器で使用するための加熱される加湿器に関する。
本発明技術の別の態様は、呼吸療法デバイスのための加熱装置または加熱アッセンブリに関し、それは、加熱エレメントおよびホットプレートを含む。加熱エレメントおよびホットプレートは、分離エレメントによって分離されており、分離エレメントは、高熱伝導性および高電気絶縁性、例えば、低い電気伝導度を有する。例では、分離エレメントは、加熱エレメントの上へ印刷するのに適した所定の形式、例えば、適切な基板を有する。ホットプレートは、呼吸療法デバイスの中に含まれる容器の中の水を加熱することが可能である。
本発明技術の別の態様は、呼吸療法デバイスのための加熱装置に関し、加熱装置は、加熱エレメントおよびホットプレートを含み、加熱エレメントおよびホットプレートは、加熱エレメントおよびホットプレートを電気的に絶縁する層によって間隔を置いて配置されており、加熱装置は、加熱エレメントとホットプレートとの間の熱伝達を可能にする。
例では、加熱装置は、(i)熱伝導性の材料、例えば、ホットプレート、金属プレート、熱伝導性の基板層、(ii)熱伝導性の誘電ラミネート層、(iii)加熱エレメント、および(iv)保護層の積層体を含む。誘電ラミネート層は、加熱エレメントとホットプレートとの間の電気絶縁を提供し、例えば、加熱エレメントおよびホットプレートの中を流れる電流の間の電気的な短絡を回避する。加熱エレメントは、プリント基板(PCB)製造および組み立てで使用される従来の印刷技術によって、ラミネート層の上に印刷されるか、または、その他の方法で、ラミネート層に適用されることが可能である。代替的に、加熱エレメントは、シートとして、ラミネート層に、および、加熱エレメントのトラックを形成するようにエッチングされているシートの一部分に適用されることが可能である。加熱エレメントは、蛇行(serpentine)パターンで配置されている伝導性材料の狭いストリップ(例えば、銅箔)であることが可能である。加熱エレメントの厚さ、および、蛇行パターンの配置は、加湿器タブの底部の形状、および、加湿器タブに伝達されることとなる熱エネルギーの量などのような、様々な設計検討に基づいて選択されることが可能である。
本発明技術の別の態様は、加熱装置に関し、加熱装置は、電力を熱エネルギーに変換する加熱エレメントと、第1の表面および第2の表面を有する加熱可能なエレメントと、加熱エレメントと加熱可能なエレメントの第1の表面との間の誘電ラミネート層とを含み、誘電ラミネート層は、加熱エレメントから加熱可能なエレメントへ熱エネルギーを伝達するために熱伝導性であり、加熱可能なエレメントの第2の表面は、容器の中の液体を加熱するように構成されている。
例では、保護層は、加熱エレメントの外側表面と、誘電ラミネート層の外側表面とをカバーすることが可能である。保護層は、加熱エレメントおよび誘電ラミネート層の周囲縁部を覆って延在することが可能であり、かつ、加熱エレメントおよび誘電ラミネート層を越えて延在する加熱可能なエレメントの第1の表面の周囲部分の上に延在することが可能である。
例では、誘電ラミネート層が、例えば、Teflon(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、窒化ホウ素、アルミナ、酸化ベリリウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、エポキシ複合材、および強化ガラス繊維のうちの少なくとも1つを含む薄い層であることが可能である。誘電ラミネート層の厚さは、約20μmから160μm、例えば、60〜120μmの範囲にあることが可能である。誘電基板は、約2kVを超える電圧に耐えるのに適切であることが可能である。加熱可能なエレメントは、伝導性金属製のプレートを含むことが可能であり、第1および第2の表面が、プレートの対向する表面である。加熱可能なエレメントは、金属製のプリント基板(PCB)であることが可能であり、加熱エレメントは、PCBの上に配置されている伝導性金属製の箔のトラックを含むことが可能である。
例では、加熱エレメントは、誘電ラミネート層の上に蛇行パターンで配置されている伝導性金属製の箔、例えば、銅箔を含むことが可能である。加熱エレメントは、室温において約5オームから25オーム、例えば、5〜15オームの範囲にある直流電流(DC)抵抗を有することが可能である。加熱エレメントのそれぞれのトラックの厚さは、例えば、約0.4mmから1mmの範囲にあることが可能である。
本発明技術の別の態様は、プリント基板ヒーターに関し、プリント基板ヒーターは、加熱エレメントトラック層と、熱伝導性の誘電層と、容器の中へ熱を伝達するように適合されている第1の表面、および、第2の表面を有する基板ボードであって、第2の表面は、第1の表面の反対側にあり、第2の表面の上で、熱伝導性の誘電層が、ボードとトラック層との間に挟まれている、基板ボードとを含み、電気的な電流端子が、トラック層に設けられ、トラック層の抵抗加熱を生じさせる加熱エレメントトラック層への電気的なエネルギーの適用を可能にしており、トラック層からの熱エネルギーは、熱伝導性の誘電層を通して基板ボードに伝達され、基板ボードは、容器に熱エネルギーを伝達する。基板ボードは、金属ボード、または、他のプリント回路タイプのボードを含むことが可能であり、例えば、熱伝導性のボードを形成する。
本発明技術の別の態様は、加熱装置を形成する方法に関し、方法は、容器の中の液体を加熱するように適合されている第1の表面を有する金属プレートを提供するステップと、金属プレートの第2の表面に熱伝導性の誘電層を適用するステップであって、第2の表面は、第1の表面の反対側にある、ステップと、熱伝導性の誘電層が金属プレートの第2の表面と加熱エレメント層との間に挟まれるように、熱伝導性の誘電層に加熱エレメント層を適用するステップとを含む。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、加湿器は、所定量の液体を保持するように適合されているタブと、PCBタイプの基板を含む加熱装置とを含む。例では、基板は、金属製の層、銅層、および、金属製の層と銅層との間の誘電ラミネート層を含むことが可能である。金属製の層は、アルミニウム、ステンレス鋼、他の熱伝導性金属、または他のタイプのPCB基板で構成されることが可能である。誘電ラミネート層は、セラミック材料またはポリマー材料で構成されることが可能である。加熱トラックは、銅または加熱合金層の中にエッチングされることが可能である。保護層は、少なくとも銅層の上に印刷されることが可能である。
例では、加熱装置は、タブを受け入れるように適合されている加湿器チャンバーに設けられている。別の例では、加熱装置は、タブと一体的である。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、液体を保持するように適合されているタブと、加熱装置とを含み、加熱装置は、金属製のホットプレートと、液体を加熱するために熱を提供するための、銅、加熱合金、もしくは正温度係数(PTC)の加熱トラック(例えば、加熱トラックは、銅、加熱合金、またはPTC材料の層の中にエッチングされるか、または、その他の方法で設けられることが可能であり、例えば、PTC層を形成する)、または、それらの組み合わせを備える加熱エレメントと、ホットプレートと加熱エレメントとの間で、例えば、セラミック材料、ポリマー材料、または、セラミックおよびポリマーの混合物材料で構成されている熱伝導性のラミネート層と、少なくとも加熱トラックをカバーするためのプリント保護層とを含む。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、加湿器は、液体を保持するように適合されているタブと、熱伝導性のホットプレート、加熱エレメント、ホットプレートと加熱エレメントとの間の熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも加熱エレメントをカバーするための保護層を含む加熱装置とを含む。加熱エレメントは、銅または合金またはPTCの加熱トラック、または、それらの組み合わせを含み、液体を加熱するために熱を提供することが可能である。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、加湿器は、液体を保持するように適合されているタブと、熱伝導性のホットプレート、加熱エレメント、ホットプレートと加熱エレメントとの間の熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも加熱エレメントをカバーするための保護層を含む加熱装置とを含む。ラミネート層は、セラミック材料、またはポリマー材料、またはポリマー混合物材料で構成されている誘電ラミネート層である。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、加湿器は、液体を保持するように適合されているタブと、熱伝導性のホットプレート、加熱エレメント、ホットプレートと加熱エレメントとの間の熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも加熱エレメントをカバーするための保護層を含む加熱装置とを含む。保護層は、少なくとも加熱エレメントの上に印刷されるか、または、塗り広げられるか、または、成形される。
本発明技術の別の態様は、液体を保持するためのタブを含む加湿器のための加熱装置を作成するプロセスに関し、プロセスは、液体に熱的接触するように適合されている第1側、および、第2側を有する基板を提供するステップと、基板の第2側の加熱トラックをエッチングするステップと、加熱トラックを少なくともカバーするために、基板の第2側に保護層を適用するステップとを含む。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、加湿器は、液体を保持するように適合されているタブと加熱装置とを含み、加熱装置は、第1側および第2側を有する加熱エレメントであって、加熱トラックを含む加熱エレメントと、加熱エレメントの第1側に設けられている第1の熱伝導性のラミネート層と、加熱エレメントの第2側に設けられている第2の熱伝導性のラミネート層とを含む。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、加湿器は、液体を保持するように適合されている内側部分を有するタブと、熱伝導性のホットプレート、および、ホットプレートの第1側に設けられている加熱エレメントを含む加熱装置と、タブの内側部分に形成されるオーバーモールドであって、オーバーモールドは、加熱装置がオーバーモールドの中に埋め込まれるように、加熱装置を完全に取り囲んでいる、オーバーモールドとを含む。熱伝導性のホットプレートは、アルミニウム、ステンレス鋼、または、他の熱伝導性の金属などのような金属製の材料、または、熱伝導性のプラスチックから形成されることが可能である。
本発明技術の別の態様は、加湿器に関し、加湿器は、液体を保持するように適合されている内側部分を有するタブおよび加熱装置をふくみ、加熱装置は、支持基板と、支持基板の第1側に設けられる加熱エレメントと、支持基板は、タブの内側部分より遠位にあり、加熱エレメントは、タブの内側部分より近位にあり、加熱エレメントに設けられている第1の熱伝導性の保護層とを含む。
本技術の他の態様、特徴、および利点は、添付の図面と併用して、以下の詳細な説明から明らかになることとなり、図面は、本開示の一部であり、例として、本技術の原理を図示している。
添付の図面は、本技術の様々な例の理解を促進する。
フロー発生器および本発明技術の例による加湿器を含む呼吸器の斜視図である。 本発明技術の例による、図1に示されている加湿器の加湿器タブの直立した斜視図である。 本発明技術の例による、図1に示されている加湿器の加湿器タブの反転した斜視図である。 本発明技術の例による、図1に示されている加湿器の加湿器チャンバーの分解組立図である。 本発明技術の例による、図3に示されている加湿器チャンバーの加熱装置の概略断面図である。 本発明技術の例による、図3に示されている加湿器チャンバーの加熱装置の概略断面図である。 本発明技術の例による、図3および図4−1に示されている加熱装置の回路レイアウトの概略図である。 本発明技術の例による、加熱装置を含む加湿器タブの概略断面図である。 本発明技術の例による、加熱装置の回路レイアウトの概略図である。 本発明技術の例による、加熱装置および電気接点構造体の概略図である。 図8−1に示されている加熱装置および電気接点構造体の一部分の拡大図である。 本発明技術の例による、加熱装置および電気接点構造体の概略図である。 本発明技術の例による、加熱装置および電気接点構造体の概略図である。 図8−1に示されている加熱装置および電気接点構造体の概略平面図である。 本発明技術の例による、加湿器タブの概略断面図である。 本発明技術の例による、加湿器タブの概略断面図である。 本発明技術の例による、加湿器タブの概略断面図である。 本発明技術の例による、加熱装置を含む加湿器タブの概略断面図である。 本発明技術の例による、加熱装置および電気接点構造体の概略図である。 本発明技術の例による、加熱装置および電気接点構造体の概略図である。 本発明技術の例による、加湿器タブの概略断面図である。 本発明技術の例による、加湿器タブの概略断面図である。
以下の説明は、共通の特性および特徴を有し得るいくつかの例(そのうちのほとんどは図示されており、そのうちのいくつかは図示されていない可能性がある)に関連して提供されている。任意の1つの例の1つまたは複数の特徴は、他の例の1つまたは複数の特徴と組み合わせ可能であるということが理解されるべきである。加えて、任意の単一の特徴、または、任意の1つまたは複数の例の中の特徴の組み合わせは、特許可能な主題を構成することが可能である。
本明細書では、語句「備える(comprising)」は、その「オープン」の意味、すなわち、「含む(including)」という意味であり、したがって、その「クローズド」の意味、すなわち、「のみから構成される(consisting only of)」の意味には限定されないということが理解されるべきである。対応する意味は、それらが出現する場所で、対応する語句「備える(comprise)」、「備えられる(comprised)」、および「備える(comprises)」に起因することとなる。
用語「空気」は、呼吸可能なガス、例えば、酸素補給を伴う空気を含むように考慮されることとなる。
呼吸器
図1は、フロー発生器12と加湿器14とを含む呼吸器10を示している。加湿器14は、加湿器チャンバー16と、チャンバーのための蓋部18とを含む。蓋部は可動であり、例えば、開位置と閉位置との間で枢動可能である。ウォーターチャンバー、または加湿器タブ20は、加湿器チャンバー16の中に着座させられているか、または、その他の方法で設けられており、かつ、蓋部18が閉位置にあるときには、蓋部18によってカバーされている。別の例では、加湿チャンバーは、可動な/枢動可能な蓋部であるというよりも、固定された蓋部を有することが可能である。別の例では、加湿チャンバーは、蓋部を有さないことも可能である。
タブ20は、呼吸可能なガスに湿分を加えるように使用される水などのような液体を保持するように構成および配置されている。タブ20は、タブ蓋部22を含み、タブ蓋部22は、フロー発生器12によって発生させられた呼吸可能なガスのフロー(空気ストリーム)を、チャネル24に沿って、および、ガスをタブ20の中へ方向付けるチャネル24の出口部26を通るように構成される。タブ20は、加湿された呼吸可能なガスのフローのためのガス出口部28を含む。ガス出口部28は、チューブ(図示せず)に接続可能であり、チューブは、加湿されたガスフローを患者用インターフェース、例えば、マスクに送達するように構成されている。タブは、異なる構成を有することが可能であり、例えば、異なる場所に入口部および/または出口部を有する。
図2Aおよび図2Bは、加湿器チャンバー16から分離されている例示的な加湿器タブ20を示している。タブは、加湿器チャンバー16から取り外し可能であり、タブを水で満たすこと、またはタブを洗浄することが可能である。タブの蓋部22は、タブ底部または底部容器30に接続し、蓋部22およびタブ底部30は、組み合わせられてタブ20を形成する。タブ20が加湿器チャンバー16の中に設置されているときに、タブ底部30は、図3に示されている加湿器チャンバー16の加熱装置または加熱アッセンブリ36に熱的接触する。タブ底部30は、例えば、アルミニウム、銅、黄銅、もしくはステンレス鋼などのような金属材料、または、任意の他の合金、または、加熱装置36から受け取った熱をタブ20の内側に含有されている液体に伝導するための熱伝導性の適切な材料などの、熱伝導性材料を含む。例では、タブ底部は、完全に金属から形成されている。代替的に、タブ底部は、熱伝導性材料から形成された底部プレート32を有することが可能であり、一方、タブの残りの部分は、別の材料、例えば、プラスチック材料から形成されている。代替的に、タブ底部および加熱装置は、一体的であることが可能であり、例えば、底部プレートおよび加熱装置は、一体的であることが可能である。すなわち、加熱装置が、タブ底部を形成し、かつ、タブの内側に含有されている液体を直接的に加熱することが可能である。図3では、加熱装置は、平面的であり、チャンバー16の底部にあるものとして示されているが、加熱装置は、他の形式を有し、チャンバーおよびタブに対して他の位置にあることが可能である。別の例では、加熱装置は、タブの側壁部の上などのような他の領域に位置付けられ、加熱されることとなる液体に直接的に接触することが可能である。別の例では、加熱装置は、加湿器チャンバー16の側壁部34に適合するように形状付けされ、加熱装置がタブの側壁部の金属部分に対して当接するようになっていることが可能である。別の例では、加熱装置が、タブの中に設けられ、かつ、タブ底部30から上昇させられ、水が、加熱装置の上部表面および底部表面を覆って提供されるようになっていることが可能である。本明細書で説明されているタブの設計、形状、および構成は、例示的であり、他のタブおよび液体容器が、本発明技術にとって適切であり得る。
図3に示されているように、クレードル(cradle)底部40が、加熱装置36の下に設けられており、断熱層38が、加熱装置36とクレードル底部40との間に設けられている。クレードル底部40は、加湿器チャンバー16に対して解放可能な底部プレートであることが可能である。クレードル底部40は、断熱層38および加熱装置36のための着座部を形成するように構造化された平坦な表面41を含むことが可能である。断熱層38は、クレードル底部および加熱装置から分離可能であるか、または、クレードル底部および/または加熱装置に接合されることが可能である。断熱層は、クレードル底部40への過度の熱伝達を防止し、底部クレードルに触れる人をやけどさせること、または、加湿器チャンバーが着座させられる家具を損傷することを回避するように構造化されている。代替的な例では、加熱装置36からタブ底部30への熱伝達は、実質的に効果的である可能性があり、クレードル底部40に向かう熱放散は、重要でない可能性があるので、断熱層38は、設けられないことも可能である。
電気リード線42が、加熱装置36に接続され、加熱装置36の電気的コンポーネントに電力を供給する。電気リード線42は、加湿器チャンバー16の中または外部にある電気的連結部へ延在することが可能である。電気リード線は、加熱装置を制御装置43へ接続することが可能であり、制御装置43は、電気的な壁コンセントなどのような電力供給源に接続可能であり得る。制御装置は、加熱装置に加えられる電圧または電流を調整することが可能である。例では、制御装置は、以下のうちの1つまたは複数を提供することが可能である:電力スイッチ、温度検出、故障検出(例えば、PCB、CPU、電力デバイス、電力スイッチへの断線、短絡、過熱、接続不良、センサー、水の浸入)、故障保護、および/または、ヒーターへの電気的なインターフェース。
加熱装置
図4および図5は、本発明技術の例による加熱装置または加熱アッセンブリ36を示している。図示されているように、加熱装置36は、ホットプレート44(また、加熱可能なエレメント、金属ボード、または基板とも称される)と、熱伝導性のラミネート層46と、加熱エレメント48と、保護層50と、少なくとも1つの電気的コンポーネント52(温度検出および/または保護)と、加熱エレメント48と少なくとも1つの電気的コンポーネント52とに電気を供給する電気リード線42とを含む。
下記に説明されているように、本技術の例による加熱装置は、処理することがより簡単で、より効率的で信頼性が高く、かつより低コストであるアッセンブリを提供する。
ホットプレート
ホットプレート44は、アルミニウム(例えば、陽極酸化されたアルミニウム)、ステンレス鋼、銅、または、任意の他の適切な金属もしくは金属合金などのような熱伝導性材料を含み、例えば、アルミニウムプレート、ステンレス鋼プレート、または銅プレートなどのような金属合金プレートを形成している。金属製のホットプレートは、耐腐食性がある保護酸化物層を形成するように陽極酸化されるなどのような、表面処理を有することが可能である。ホットプレートは、約0.6mmから1.6mm、例えば、1.0mmから1.5mmの範囲にある厚さを有するなどのように薄いことが可能である。例では、ホットプレートは、加熱装置の全体厚さのかなりの割合を構成することが可能である。例えば、加熱装置は、ホットプレートと、熱伝導性のラミネート層と、加熱エレメントと、保護層とを含み、加熱装置は、同様に薄く、約0.5mmから1.7mm、例えば、1.1mmから1.6mmの範囲にある厚さを有することが可能であり、約0.1mmから0.2mmを除いたすべての加熱装置の厚さは、ホットプレートに起因している。代替的な例では、ホットプレートは、セラミック材料および熱伝導性プラスチックなどのような熱伝導性の非金属材料などのような、他の適切な材料から形成されることが可能である。
熱伝導性のラミネート層
熱伝導性のラミネート層46は、ホットプレートに接合されているコーティング、層、またはボードであることが可能である。熱伝導性のラミネート層46は、良好な熱伝導特性を有するが、電気的なコンダクタンスが低い(例えば、比較的に高い電気抵抗の)材料を含み、したがって、誘電ラミネート層と称することが可能である。熱伝導性のラミネート層は、樹脂などのような充填材料の中に埋め込まれた誘電体粒子の複合層であることが可能である。例えば、ラミネート層46は、セラミック、ポリマー、ポリマーおよびセラミック、無機粒子が混合されたポリマー、例えば、Teflon(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、窒化ホウ素、アルミナ、酸化ベリリウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、エポキシ複合材、および強化ガラス繊維でコーティングされたセラミックなどのような、電気的に絶縁する誘電材料を含み、電気的な絶縁層を形成するように配置されることが可能である。例では、ラミネート層の絶縁破壊電圧は、2kVを超えることが可能である。さらに、ラミネート層46は、剛体であるか、または、可撓性であることが可能であり、かつ、平面的であるか、または、タブの底部および/または側部に適合することが可能ないくつかの他の形状を有することが可能である。
熱伝導性のラミネート層46は、加熱エレメント48とホットプレート44との間に電気絶縁を提供する。また、熱伝導性のラミネート層は、加熱エレメント48によって発生させられた熱の効率的な伝導体でもあり、ホットプレート44に熱を伝達する。加熱エレメント48によって発生させられた熱は、熱伝導性のラミネート層を通って、および、ホットプレート44を通って、タブへ、および、タブの中に含有されている水へ効率的に流れる。したがって、加熱エレメント48よって発生させられる熱は、加熱エレメント48から引き離され、または消散され、ホットプレート44に向けて伝達される。すなわち、ラミネート層46およびホットプレート44の高熱伝導性は、効果的な熱伝導性勾配を提供し、熱伝導性勾配によって、加熱エレメント48から、ラミネート層46、ホットプレート44を通って、タブ20へ効率的に流れることが可能になる。ホットプレート44は、ヒートシンクとして機能し、ヒートシンクは、加熱エレメント48の中で発生させられた熱エネルギーを引き抜き、タブの中の水を加熱するためにエネルギーを分配する。熱は、タブ底部30を加熱するときに使用するために、ホットプレート44において収集および蓄積される。熱伝導性のタブ底部30は、ホットプレート44に熱的接触しており、熱を受け取り、タブ20の内側に含有されている液体を加熱するためにその熱を使用し、それによって、タブを通過する加圧ガス(例えば、4〜20cmH2O)に湿気を加える。
例では、ラミネート層46は、0.5から4ワット毎メートル・ケルビン(W/m.k)の範囲、例えば、約0.5から1.00以上の範囲にある誘電性の熱伝導性を有している。ラミネート層は、例えば、20マイクロメートル(μm)から160μm、例えば、60〜120μmの薄い層であることが可能である。ラミネート層の薄さは、ラミネート層を通る熱貫流に対する最小限の抵抗に貢献する。
例では、加熱装置は、別々のホットプレート44を含まないことも可能である。むしろ、熱伝導性のラミネート層46自身が、加熱表面を形成することが可能である。この構成は、柔軟な回路配置を提供することが可能である。例では、加熱エレメント48は、図4−2に示されているように、熱伝導性のラミネート材料(例えば、Kapton(商標登録)などのような可撓性のポリイミドフィルム)の2つの層57、58の間に配設されることが可能である。金属基板、パッド、接触部、またはピン(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、銅などから作製される)などのような、1つまたは複数の熱伝導性の基板、パッド、ピン、または接触部61は、加熱エレメント48の一部分(例えば、縁部部分)に接合され、接続部59を形成することが可能である。基板61に隣接する加熱エレメント48の露出された部分は、電気接点63を形成し、電力を受け入れることが可能である。加熱エレメント48の上部に追加的にオーバーモールドされる保護層(後述されるようなもの)を形成する前に、接続部59が形成されることが可能である。接続部59の配置は、行列コネクターを提供し、行列コネクターは、加熱エレメント48に直接的に電気的におよび/または熱的に接触することを可能にし、追加的な機能(例えば、加熱エレメントの温度検出)を実行することが可能であるようになっている。
加熱エレメント
加熱エレメント48は、銅などのような電気抵抗加熱材料、鉄−ニッケル合金、銅−ニッケル合金、鉄−クロム−アルミニウム合金、ニッケル−クロム合金などのような電気加熱合金、ならびに、PTCインク材料、カーボンインク材料、銅箔などのような他の材料、および、比較的に低い電気抵抗を有する他の材料、または、それらの組み合わせから、形成されることが可能である。加熱エレメント48は、列のように(例えば、図5参照)蛇行パターンに配置される金属製の箔、トラック、またはストリップを含むことが可能である。図5の加熱エレメント48のそれぞれのラインが、「トラック」を表すということが留意される。加熱エレメント48は、図5に示されているように、熱伝導性のラミネート層46に印刷されるか、または適用されることが可能である。加熱エレメントのレイアウト、および、蛇行パターンの形状は、タブの底部プレート32の形状に依存することが可能である。使用時に、加熱エレメントは、電力を熱エネルギーに変換する。
例では、加熱エレメント48のトラックは、ラミネート層を横切って均一に分配され、均一な加熱プロファイルをホットプレート44に提供することが可能である。目標の加熱性能のために、加熱エレメントのトラック設計は、多数の要因に依存する。例えば、加熱エレメント材料の抵抗率は、トラックレイアウト設計、および、ラミネート層46およびホットプレート44のトラック被覆率に影響を及ぼす。別の例では、加熱合金は、銅と比較して、より良好な電気抵抗ヒーター材料である。したがって、同様の加熱プロファイルを達成するために、銅製の加熱トラックは、加熱合金またはアルミニウム製の加熱トラックと比較して、幅がより小さく(例えば、約0.3mmから2mmの範囲にある、例えば、0.4mmから1mm)、長さがより長いことが可能である。そのような構成では、加熱装置のより多くの範囲が、カバーされて、同様の所望の加熱プロファイルを達成することが可能である。当業者は、他のトラック構成が、異なる加熱プロファイルを生成するために提供されることが可能であるということを理解することとなる。
図7は、トラックレイアウトまたはパターンの代替的な例を含む加熱エレメント248を示している。図示されているように、トラックまたはストリップは、同心円状のリングのような様式で配置されている。このレイアウトの利点には、改善された熱的分布、および、トラックが加熱/冷却されるときのトラックの熱膨張/収縮のための改善された許容度が含まれる。また、このレイアウトは、加熱プロセスの間の抵抗精度を改善する。
保護層
保護層50は、例えば、ポリマーまたはアクリルなど、「ソルダーマスク」として一般に使用される材料を含むことが可能である。ソルダーマスクは、PCBおよびメタルコアプリント基板(MCPCB)の製造プロセスの間に、プリント基板(PCB)、熱伝導性のラミネート層、および、加熱エレメントの伝導性トレースに従来式に印刷されるか、または、その他の方法で、コーティングするように適用される。加熱装置との関連において、保護層は、加熱エレメント48、および、熱伝導性のラミネート層46に印刷されるか、または、その他の方法で、コーティングするように適用されることが可能である。加熱エレメントは、保護層50と熱伝導性のラミネート層46との間に挟まれている。保護層50は、加熱エレメント48の周囲縁部を越えて延在し、熱伝導性のラミネート層46の部分を直接的にコーティングすることが可能である(例えば、図4−1に示されている装置の右側縁部を参照)。
保護層50のための例示的な材料には、例えば、スクリーン印刷可能なエポキシマスク、液体感光性ソルダーマスク(IPSM)、およびドライフィルム感光性ソルダーマスク(DFSM)が含まれる。保護層50は、加熱装置36をシールし、漏洩電流を防止し、かつ、腐食および物理的な引っ掻きなどのような環境要因に対して、ラミネート層46および加熱エレメント48を保護する。保護層50は、ラミネート層によってカバーされていないホットプレート44の表面に印刷されるか、または、その他の方法で、直接的にコーティングするように適用されることが可能である。また、保護層50は、加熱エレメント48と、加湿器チャンバー16のクレードル底部40の絶縁層38との間に、電気絶縁材およびいくつかの断熱材を提供することも可能である。
ソルダーマスクなどのような保護層50は、スクリーン印刷によって、周知のマスク印刷技術によって、または、加熱エレメントおよびラミネート層に接着剤で接合されるシートとして、ラミネート層46および加熱エレメント48を覆って適用されることが可能である。さらに、ステンシルが、加熱エレメントおよびラミネート層の上の特定の場所にわたって位置付けされ、接触パッド、および、場合により他の場所が、保護層によってコーティングされないようになっていることが可能である。保護層が、加熱エレメントおよびラミネート層に印刷され、適用され、または、その他の方法で接合された後に、ステンシルが除去され、接触パッド、および、露出されることとなる他の場所を露出させることが可能である。
接触パッド、および/または、加熱エレメントの他の伝導性部分は、保護層50を通して露出されることが可能であり、例えば、表面実装技術によって、加熱エレメントへの電気リード線の接続を可能にする。接触パッドのための保護層の中のこれらの開口部は、自動化された印刷またはコーティングプロセスの間に、自動的に適用されることが可能である。
電気リード線
電気リード線42は、加熱エレメント48に加えられることとなる、電力供給源からの電力のための伝導性パスを提供する。電気リード線は、変圧器もしくはインバーターなどのような、電力供給源に適合する電線に、または、適当な絶縁を介して、電力用壁コンセントに適合する電線に連結されることが可能である。電気リード線42を通して電力が加えられると、加熱エレメント48の電気抵抗加熱によって熱が発生させられる。加熱エレメント48によって発生させられた熱は、熱伝導性のラミネート層46、ホットプレート44を通して、加湿器タブ20の底部プレート32に伝達され、加湿器タブ20の中の水を加熱する。
接触パッド
加熱エレメントは、伝導性または接触パッド53、54を含むことが可能であり、伝導性または接触パッド53、54は、ラミネート層46の上に印刷されるか、または設置されている。伝導性パッドは、電気リード線42のための電気的な接続点、例えば、正の電力端子を提供する伝導性パッド53、および、負の電力端子を提供する伝導性パッド54などを提供する。電力は、電力供給源から、リード線と、電力端子と、加熱エレメント48とを通って流れる。追加的な接触パッドは、(1つまたは複数の)他の電気的なデバイスまたは接触部(例えば、1つまたは複数のばね接点)への電気的な接続をラミネート層46の上に提供するために使用することが可能である。例えば、図5に示されているように、図4−1に関して述べられている電気的コンポーネント52は、サーモセンサー52Aおよびサーモヒューズ52Bを含むことが可能であり、サーモセンサー52Aおよびサーモヒューズ52Bは、加熱エレメント48のトラックに接続されている。接触パッド56(例えば、サーモセンサー正端子)によって提供される電気的な接続は、サーモセンサー52Aと、サーモセンサー52Aに電力を別々に提供するために異なるセットのリード線によって提供される別の電力の供給源との間にあることが可能である。(1つまたは複数の)他の電気的なデバイス(例えば、サーモセンサー52A)の所要電力が、加熱エレメントのための所要電力と異なる場合には、別の電力の供給源が提供されることが可能である。サーモヒューズ52Bは、ソルダーマスクの上部に実装され、加熱エレメントに電気的な接触をしている接触パッドに接続されることが可能である。熱が過度になる場合には、サーモヒューズが、加熱エレメントを通る電流フローを停止させる。接触パッドと電気リード線またはセンサーワイヤとの間の電気的な接続は、はんだ付けによって、または、任意の他の既知の電気的な接続プロセス、例えば自動化された表面実装技術によって、作られることが可能である。
例では、(8Vから40Vの間などのような)12ボルト(V)から36Vの間の公称電圧の供給源が、加熱エレメント48に電力を提供する。他の電圧は、加熱エレメント48の適切な運転パラメーターにしたがって、使用することが可能である。コーティング処理プロセスの中のクランピングのための余白部が、プリント保護層50を適用すること(例えば、ソルダーマスクを適用すること)を可能にしながら、加熱エレメント48は、ラミネート層の全体範囲を実質的にカバーすることが可能である。
アッセンブリ
加熱装置36は、メタルコアプリント基板(MCPCB)技術などのような、金属PCBを作るための既知のプリント基板(PCB)製造技術を使用して、形成されることが可能である。これらの技術は、高度に自動化されており、金属PCBの上に伝導性トラックを適用するように適合されている。MCPCBでは、金属プレートは、プリント基板ベース部として、および、プレートの上に実装される電子コンポーネントのためのヒートシンクとして、両方の役割を果たす。電子コンポーネントからの熱は、金属プレートによって消散させられ、電子コンポーネントの過熱を回避する。金属プレートは、任意の適当な熱伝導金属(例えば、アルミニウム(アルミニューム)、ステンレス鋼、もしくは他の熱伝導金属、または、熱伝導ポリマーもしくはプラスチック)から形成されることが可能である。
例えば、加熱エレメント48は、金属PCBを作製するためのMCPCB製造技術を使用して、熱伝導性のラミネート層46に適用されることが可能である。加熱エレメントは、ラミネート層46の上に伝導性トラックを印刷することによって、適用されることが可能である。また、伝導性シートをラミネート層に適用することによって、加熱エレメントの所望のパターンの鏡像として形状付けされるシートにマスクを適用することによって、および、マスクによってカバーされていない伝導性シートの部分をエッチングすることによって、加熱エレメントを形成することも可能である。また、加熱エレメント48は、真空蒸着技術によって、ラミネート層46の上に形成されることも可能である。さらに、加熱エレメントの蛇行パターンは、ウォータータブの底部の形状、および、タブに送達されることとなる熱エネルギーの量に基づいて、選択することが可能である。
別の例では、金属層、誘電層、および銅層を含むPCBは、サイズ/性能特性要件に基づいて選択することが可能である。銅製の加熱トラックは、例えば、エッチングによって、トラック仕様にしたがって、銅層の中に作り出される。プリント保護層(例えば、ソルダーマスク)が、加熱トラックをカバーするように適用される。トラック/プリント保護層は、電気的コンポーネント(例えば、サーモヒューズ、サーモセンサー)を表面実装する(または、はんだ付けする)ための電気的な接続点に適応することが可能である。
加熱装置に関して本明細書で開示されている組み立てプロセスは、完全に、または、ほとんど完全に自動化されており、そのことは、高品質および均一な一貫性を有する加熱装置の生成を可能にする。また、本明細書で開示されている組み立てプロセスは、自動化に起因して、加熱エレメントについての組み立てコストの低減、および、修理または交換コストの低減を結果として生じさせることが可能である。加えて、そのようなPCB技術は、進歩した熱伝達構造、材料、および技術を使用し、非常に簡単な構造を提供し、優れた熱的性能を提供し、非常に少ない安全性に対する懸念を伴い、容易な品質制御および高収率を提供し、かつ/または、容易な大量生産の容量増加および多数供給を提供する。
図5は、金属プリント基板印刷および製造プロセスによって形成された加熱装置36の例を示している。図5は、熱伝導性のラミネート層46の上に列を成して配置されている加熱エレメント48を示している。ラミネート層46は、ホットプレート44と一致する、または同一の広がりを持つことが可能であり(例えば、図5に示されているように、ラミネート層46の下方のホットプレート44を示している)、または、ホットプレート44の周囲部は、(例えば、図4−1に示されているように)ラミネート層46の周囲部をわずかに越えて延在することが可能である。
上述されている図3から図5では、加熱装置は、加湿器タブから区別される別々の構造として提供されており、それは、タブに接触し、タブの内側に含有されている液体を加熱するように適合されている。代替的に、加熱装置は、タブと一体的であり、タブ底部を形成し、タブの内側に含有されている液体を直接的に加熱するようになっていることが可能である。そのような直接的な加熱装置の例が、以下に説明されている。
図6は、本発明技術の例にしたがって、水62を加熱するための加湿器タブまたはウォータータブ60を示している。タブは、加湿器チャンバーの中に着座するのに適切であることが可能であり、または、独立型のデバイスとして提供されることが可能である。タブ60は、タブの全体周囲部の周りに延在する側壁部64、または側壁部部分、またはタブ側壁部と、側壁部に接合する底壁部66とを含む。加熱装置または加熱アッセンブリ68は、底壁部66の中に組み込まれている。例では、側壁部64および底壁部66(例えば、プラスチックから形成されている)は、加熱装置68の上にオーバーモールドされている。図示されている例では、底壁部66は、誘電層72、加熱エレメント74、および保護層76の周囲縁部を覆って成形されている。代替的な例では、上述のように、保護層は、加熱装置の1つまたは複数の層をカバーすることが可能である。
加熱装置68は、ホットプレート70、熱伝導性の誘電層72、加熱エレメント74、および保護層76の積層体として形成されている。ホットプレートは、陽極酸化されたコーティングを備える第1側を有する金属プレートであることが可能であり、それは、水62に露出されているタブの底部内部表面を形成するように適合されている。ホットプレートの反対側の側部は、熱伝導性の誘電層72を受け入れており、誘電層72は、上述されているように、誘電体粒子を備える樹脂であることが可能である。
加熱エレメント74は、金属製の箔の蛇行したトラックであることが可能であり、例えば、伝導性箔の蛇行したトラックを形成しており、それは、ホットプレート70の反対側で、誘電層72の側部に印刷されるか、または、その他の方法で適用されている。接触パッド78は、加熱エレメントのトラックの端部のそれぞれに、または、ホットプレートの縁部の近くに配置されることが可能であり、ばね式電気接点を可能にする。接触パッド78は、保護層76を通して露出されることが可能である。さらに、接触パッドは、タブの底壁部66からわずかに突出する隆起した端子によって形成されることが可能である。そのような配置によって、接触パッド78が、例えば、加熱エレメントに電力を供給する加湿器チャンバーの底部において、電力端子と係合することが可能になる。例えば、図13は、加熱装置668を含む直接加熱式の加湿器タブを図示しており、加熱装置668が、タブの底壁部を形成している(例えば、加熱装置は、オーバーモールドまたはクリップイン(clip−in)によって、タブの底部に設けられている)。図13は、加熱装置のホットプレート670、加熱エレメント674、および保護層676を示しており、接触パッド678が、保護層676を通して露出されている。使用時には、タブが加湿器チャンバーに係合されるとき(例えば、押し下げ式の電気接点接続構成)、露出されている接触パッド678は、加湿器チャンバーの底部において、電力端子またはばね式電気接点682に係合することが可能である。
ホットプレート70の周囲部における縁部80は、側壁部64の下側縁部において、溝部の中に適合する(例えば、スナップ嵌合する)ことが可能である。縁部80は、保護層76、加熱エレメント74、および誘電層72の縁部を越えて延在することが可能である。ホットプレート70の縁部80と側壁部64との間の接合部がシールされて、加熱アッセンブリを側壁部に固定し、タブからの水の漏洩を防止することが可能である。例では、上記に述べられているように、側壁部64は、ホットプレート70の縁部80にオーバーモールドされることが可能である。
図11および図12に示されているように、加熱アッセンブリは、ホットプレートを覆って設けられている保護コーティング469、569を含むことが可能である。保護コーティングは、ホットプレートを覆ってオーバーモールドされ、加熱表面の全体にわたって、水および/または蒸気シールされた保護層を提供することが可能である。保護コーティングは、熱伝導性であり、ホットプレートからタブの中の水へ熱を効果的に伝達するようになっている。そのうえ、保護コーティングは、好ましくは、生体適合性材料から形成されており、シリコーン、Teflon(登録商標)、UV硬化性ポリマー、または、CoolPoly(商標)製品などのような他の熱伝導性のプラスチック材料から形成されることが可能である。また、保護コーティングは、容易に洗浄可能な表面を提供することも可能である。
そのうえ、保護コーティングは、ヒーターアッセンブリが、ウォータータブ本体部に挿入され、または、ウォータータブ本体部の中に直接的に位置付けられることを可能にすることができ、そのことは、向上した熱的性能を提供することが可能である。オーバーモールドされた保護コーティングの使用は、2012年3月15日に出願された米国出願第61/611,137号にさらに説明されており、それは、その全体として参照により本明細書に組み込まれている。
図11は、開口したベース部または底部を備える加湿器タブの例を示している。図示されているように、タブ460は、プラスチック成形された側壁部464と加熱装置468とを含み、それらは、ウォーターチャンバー、または、水462のための区画を画定するように協働する。加熱装置は、オーバーモールドされた保護コーティング469と、熱伝導性のホットプレート470(例えば、金属ホットプレート)と、ホットプレート470に当接する加熱トラックを有する加熱エレメント474とを含む。図示されているように、加熱装置は、側壁部464の下側端部から上方に間隔をあけて配置されている。側壁部は、底壁部または底部保護層なしで、加熱装置の上にオーバーモールドされることが可能である。高断熱性を備える他の材料は、オーバーモールドのために使用することが可能である。また、絶縁体または底壁部(図示せず)が、加熱エレメント474の下方のタブに設けられることが可能である。
図12−1は、閉じたベース部または底部を備える加湿器タブの例を示している。図示されているように、タブ560は、プラスチック成形された側壁部564と、プラスチック成形された底壁部566と、加熱装置568とを含み、それらは、ウォーターチャンバー、または、水562のための区画を画定するように協働している。加熱装置は、オーバーモールドされた保護コーティング569と、熱伝導性のホットプレート570(例えば、金属ホットプレート)と、加熱トラックを提供する加熱エレメント574とを含む。側壁部および底壁部は、加熱装置の上にオーバーモールドされることが可能である。
図12−2に示されている別の例では、タブ560の内側部分は、熱伝導性のプラスチックによってオーバーモールドされることが可能であり、ホットプレート570および加熱エレメント574が、オーバーモールドの中に埋め込まれ、加熱装置868を形成するようになっている。オーバーモールド861は、タブの底壁部566の上にオーバーモールドされた底壁部867と、ホットプレート570をカバーする中間壁部872とを含む。また、オーバーモールド861は、タブ側壁部564の上にオーバーモールドされた側壁部863を含むことも可能である。この配置は、生体適合性の洗浄可能な水/蒸気シールされた保護層を形成することが可能である。
ヒーターアッセンブリの代替的な配置では、全体のアッセンブリは、異なる構成で形成され、熱伝導性のホットプレートが、図15−1および図15−2に示されているように、もはや必要ではないようになっていることが可能である。図15−1を参照すると、支持基板990が、タブの下側表面の上に設けられており、その上には、加熱エレメント974が、加熱エレメント48をホットプレート44に適用することに関して上述されているのと同じ様式で接合され、または、適用されている。別の例では、ヒーターアッセンブリは、底部表面などのような、ウォータータブの表面の中へ直接的に組み立てられることが可能である。
熱伝導性の保護コーティング969は、上述のように、加熱エレメント974を覆ってオーバーモールドされ、電気絶縁性、腐食抵抗性、および/または損傷保護性を提供する。この配置では、加熱エレメント974は、加熱されることとなる水に向かって位置付けされており、支持基板990は、水から相対的に離れて位置付けされている。支持基板990は、主として、プリント回路を受け入れるためのベース部としての役割を果たし、ヒートシンク、または、水を加熱するための伝導性手段としては機能しない。この配置では、ヒーターアッセンブリは、金属ホットプレートを使用して上述されている実施形態と比較して、逆さまにひっくり返されており、熱伝達が反対方向に生じるようになっている。加熱エレメント974は、本質的に水に露出されており、結果的に、改善された熱伝導性および熱効率を提供することが可能である。また、そのような配置は、より正確なまたは直接的な水の温度検出を提供することが可能である。
支持基板990は、異なるグレード(例えば、CEM3)の複合エポキシ材料(CEM)などのような、より低コストのPCBタイプの材料から、FR−4などのようなガラス繊維強化エポキシラミネートから、または、他のそのようなPCBタイプの材料から形成されることが可能である。また、支持基板990は、タブの外側表面に断熱材を提供するように構成されることも可能である。
そのような配置では、電気的な接続が、タブの内部表面の上に位置付けられる。温度検出のための電気的な接続部、または、安全スイッチは、タブの中に加熱エレメント974をオーバーモールドする前に、加熱エレメント974に直接的に連結されることが可能である。
図15−2に示されているように、保護コーティングまたは保護層1073は、加熱エレメント1074を覆って適用されるステンレス鋼の薄い層を含むことが可能である。ステンレス鋼製の層は、ステンレス鋼と加熱エレメントとの間に熱的接触を提供する任意の適切な様式で適用されることが可能である。ステンレス鋼の薄い層は、1.2mmよりも小さい(例えば、0.05から1mm)厚さを有することが可能である。熱伝導性のラミネート層1075(例えば、Kapton(商標)フィルム)が、保護コーティング1073と加熱エレメント1074との間に提供され、電気絶縁を提供することが可能である。また、熱伝導性のラミネート層1075は、熱接着剤(例えば、両面接着剤)を含み、保護層1073を取り付けることも可能である。
ステンレス鋼製の層は、以下の利益のうちの1つまたは複数を提供することが可能である: 加熱エレメントに対する保護カバー、耐腐食保護、および、ヒーターアッセンブリに対する高い剛性(例えば、ステンレス鋼製の層は、ヒーターアッセンブリを高剛性の構造に形成させることが可能である)。
別の例では、加熱エレメント1074は、厚い支持基板1090なしで形成されることが可能であり、ステンレス鋼の薄い層が、ウォータータブの形状に適合するように構成されることが可能である、より柔軟なヒーターアッセンブリも提供しながら、可撓性のヒーターエレメントに対する支持を提供するようになっている。
電気接点
上記に述べられているように、加熱装置68は、露出された接点(すなわち、露出された接触パッド78)を有することが可能であり、加湿器チャンバーの底部の上にタブが設置されているときに、電力を供給するように適合される相手側の接点が係合するようになっている。そのような例では、加湿器チャンバーの中の接点は、ばね荷重を加えられることが可能であり、そのような接点は、電気的な接続を有効にするために押圧されなければならないようになっており、例えば、加湿器の蓋部が、加湿器チャンバーの中に加湿器タブを保持するために閉じられるときにだけ、加湿器チャンバーの中の接点が係合するようになっている。
図8から図10は、加熱装置のための電気的な接続の別の例を示している。この例では、加湿器タブ360の底部の中に一体化されている加熱装置368は、露出された部分371を含み、露出された部分371は、タブが加湿器チャンバーの中の作動位置へスライドされるとき、すなわち、スライドインタイプの電気的な接続であるとき、加湿器チャンバーに設けられている電気接点構造体380に係合するように適合されている。
図示されているように、電気接点構造体380は、ソケットの形式であり、その中に金属製のスプリングアーム382を含む。使用時には、ヒーター装置の露出された部分371は、電気接点構造体380の中の金属製のスプリングアーム382に係合し、電気的な接続を有効にする。この接続の利点は、「自己洗浄」局面が存在するということであり、「自己洗浄」局面では、毎回のスライドイン/スライドアウトが、一方の表面を別の表面に対して擦り合わせ、任意の酸化物の蓄積物を拭き取るので、接続点の上の金属酸化物の蓄積物が除去される。
図14Aおよび図14Bは、加熱装置のためのスライドインタイプ電気的な接続の別の例を示している。この例では、金属製のスプリングアーム782は、電気接点構造体780の中に枢動可能に実装されている。使用時には、加熱装置786の端部部分は、接点構造体780の中へスライドし、スタブ785に対して当接することが可能であり、スタブ785は、枢動して、加熱装置の底部に露出されている接触パッド778を備える電気接点の中へスプリングアーム782を持ち上げることとなり、例えば、枢動タイプのスライドイン接続である。そのような枢動式接続は、使用時に、スプリングアーム782だけが、露出された接触パッドに接触し、すなわち、スプリングアームが、加熱装置の底部における保護表面の接触および潜在的な摩耗を回避することを確実にする。
図9−1に示されているように、ヒーターアッセンブリの少なくとも一部分の周りに、追加的な外側保護コーティング1192をオーバーモールドすることによって、保護接触縁部1183が、コネクター領域に形成されることが可能である。図9−1を参照すると、ヒーターアッセンブリは、支持基板1190と、加熱エレメント1174(例えば、銅層)と、加熱エレメント1174の上部のオーバーモールドされた保護コーティング1193と、外側保護コーティング1192とを含み、外側保護コーティング1192は、支持基板1190の底部表面に、および、ヒーターアッセンブリの外側縁部の周りにオーバーモールドされ、ヒーターアッセンブリのコネクター領域の縁部に沿って保護コーティングを提供している。加熱エレメントは、コネクター領域の中の外側保護コーティング1192から露出されており、電気接点アーム1182のための接触部分を提供することが可能である。接触部分には、ニッケルの層(例えば、20μmから80μm)と、ニッケルを覆う金の層(例えば、20μmから50μm)とが設けられ、この範囲を保護することが可能である。外側保護コーティング1192は、剛体の、または、半剛体の支持をヒーターアッセンブリに提供することが可能である。また、外側保護コーティング1192は、水の放出から、電気的な接続を保護することも可能である。
温度検出
加熱装置の温度検出は、故障軽減および温度フィードバック制御のために設けられることが可能である。例えば、加熱装置または水の温度を決定することが可能であり、次いで、温度が高すぎる場合には、加熱エレメントへの電力が止められることが可能である。温度フィードバックに関して、加熱装置または水の温度が、電力供給プロファイルをより良好に制御し、蒸発/加湿の必要なレベルを調和させるために、決定されることが可能である。
加熱装置または水の温度は、代替的な様式で決定されることが可能である。加熱装置の温度を決定するためのセンサーの代替的な例が、以下に説明される。
非接触センサー
非接触タイプのセンサーは、加熱装置の温度を決定するために設けられることが可能である。そのような非接触タイプのセンサーは、加熱装置の加熱表面または加熱トラックから間隔を置いて配置されている。
例では、赤外線(IR)センサーが、加熱装置の加熱表面の近くに位置付けられ、加熱装置から生じる放射(熱)を感知し、加熱装置の温度を決定することが可能である。そのような配置の例が、図8−1Aに示されており、図8−1Aは、加熱装置の露出された部分371の加熱表面の近くのIRセンサー383を示している。
別の例では、対流センサーが、加熱装置の加熱表面の近くに位置付けられ(例えば、図8−1Aに示されているセンサーと同様に位置付けされる)、対流センサーと加熱装置との間のギャップの中の空気の温度を感知し、加熱装置の温度を決定することが可能である。
接触センサー
接触タイプのセンサーが、加熱装置の温度を決定するために設けられることが可能である。そのような接触タイプのセンサーは、加熱装置の加熱表面または加熱トラックに接触している。
例では、センサーは、温度が変化するのにしたがって材料抵抗が変化する熱抵抗性材料を含むことが可能である。抵抗変化を測定することによって、温度を決定することが可能である。
別の例では、センサーは、サーモマグネットスイッチを含むことが可能であり、サーモマグネットスイッチでは、温度の変化とともに磁界強度が変化する。磁界強度変化を測定することによって、温度を決定することが可能である。
別の例では、センサーは、バイメタルストリップ材料を含むことが可能であり、バイメタルストリップ材料では、金属の形状または弾力性が、温度ともに変化する。形状または弾力性変化を測定することによって、温度を決定することが可能である。この例の例示的な利点は、ストリップ材料が、特定の温度において接続を切り、したがって、システムのためのサーモヒューズを提供することが可能であるということである。また、そのようなオフヒーターセンサー構成体は、センサーと手動とを併用したリセット可能なスイッチであることが可能である。
オンボード温度検出およびサーモヒューズ
例では、図5に示されているように、また、上記に述べられているように、サーモセンサー52Aが、加熱エレメントに設けられ、加熱トラックの温度を測定することが可能であり、サーモヒューズ52Bは、熱が過度になった場合に、加熱エレメントを通る電流フローを停止されるように設けられることが可能である。また、加熱トラック自身が、温度センサーであることも可能である。
温度検出能力
本発明技術では、加熱装置は、MCPCB技術などのような、金属PCBを作成するための既知のPCB製造技術を使用して形成されることが可能である。本発明技術によるそのような加熱装置は、ヒーター装置にわたって実質的に均一に分配される加熱プロファイルを提供する。例えば、昇温時のホットプレートを横切る温度差(ΔT)は、非常に小さく、(非常に高い熱伝導性、および、急速な熱伝達を示し、)温度上昇時および運転時のホットプレートおよび取り囲まれた材料の低い熱応力、温度上昇時および運転時のホットプレートおよび取り囲まれた材料の低い熱応力/機械的応力、ケーシング底部を昇温させなることとはならない低い背面温度を示す。
加熱トラックから金属ホットプレートへの温度伝達は効率的であり、したがって、ホットプレートの表面の温度は、加熱トラックの表面の温度と同様になる可能性が高い(低い温度勾配/ヒートシンク)。トラック抵抗は、トラック温度に関して変化するので、電流(I)および電圧(V)回路測定は、トラックの抵抗(R)を計算し(R=V/I)、R対Tのプロファイルを知るために使用することが可能であり、ホットプレートの温度を、単にRを決定することによって決定することが可能である。このように、別々のNTC(負温度係数)サーミスター構成部品は、温度を感知するために必要でないことが可能である。また、そのような変換回路は、ヒーター過熱、開口した回路、または、接続不良もしくは短絡などのような、故障検出および保護のために使用することが可能である。
温度制限/過熱保護
例では、本発明技術による加熱装置は、選ばれた所定の入力電力に関して所定の最大温度に到達することしかできない加熱表面温度を提供することが可能である。これは、加熱トラックから加熱表面への効率的な熱伝達、加熱表面からの効果的な熱放散、および、所与の電力入力によって制限温度に到達する銅製の加熱トラックに起因する。これが与えられると、加熱装置が過熱自己保護能力を有することとなるので、(過熱に対抗して軽減するための)サーモヒューズは、場合により、除去されることが可能である。サーモヒューズの除去は、構成部品および組み立てコストの節約をもたらすことが可能である。
図9−2に示されているさらなる例では、加熱トラックは、銅伝導体(例えば、加熱トラック)1295と組み合わせてポリマー厚膜(PTF)1274から形成されることが可能であり、銅伝導体1295は、ホットプレート(例えば、上記の例で説明されているホットプレート44)または支持基板1190の上に印刷されている。銅伝導体1295およびPTF1274は、加熱エレメントを横切る加熱の変化を提供するために、適当な量で設けられる。PTF1274は、正の温度係数(PTC)を含み、検出および熱的保護機能を提供することが可能である。銅伝導体1295は、接触部分を形成し、電気接点アーム1182からの電気のための伝導体としての役目を果たし、PTF1274は、ヒーターとしての役目を果たしている。接触部分には、この範囲を保護するために、ニッケルの層(例えば、20μmから80μm)と、ニッケルを覆う金の層(例えば、20μmから50μm)が設けられることが可能である。また、ヒーターは、PTF1274と組み合わせて銅トラック1295によって形成され、要求される加熱特性および保護特性を達成することも可能である。例では、PTF1274の1つまたは複数のセクションに、連続して、銅トラック1295が設けられ、温度ヒューズを形成することが可能である。
例示的な製造ステップでは、加熱装置は、加熱装置を腐食から保護する利点をもたらすステンレス鋼で、囲まれるか、または、その他の方法でカバーされることが可能である。このプロセスは、代替例として、またはホットプレートを陽極酸化するステップと併用して、使用することが可能である。この製造ステップの結果は、ステンレス鋼で囲まれるか、または、その他の方法でカバーされる加熱装置ということとなる。ステンレス鋼の代替例として、陽極酸化された型打ちした固いアルミニュームなどのような、引っ掻きに抵抗し、かつ、耐腐食性がある、別の熱伝導性の材料を、囲むまたはカバーするために使用することが可能である。
本発明技術は、より低い温度加熱用途(例えば、100℃より低いか、または、80℃より低いか、または、70℃より低い)において、とりわけ有用である。そのうえ、電力出力は、約5W/cm2より小さいか、または、約2W/cm2より小さいか、または、約1W/cm2より小さいか、例えば、おおよそ0.6W/cm2であることが可能である。より高い温度用途は、おおよそ60W/cm2の電力出力を必要とする可能性がある。そのうえ、本発明技術は、より高い温度用途に必要とされ得るものよりも、より低コストの材料およびより低コストのプロセスの使用を促進する。例えば、本発明技術では、エッチングの製造プロセスを、熱伝導性インクの印刷の代わりに使用することが可能である。エッチングプロセスは、印刷プロセスよりも正確な加熱トラックを生じさせることが可能である。そのうえ、高温プロセスおよび用途は、無機誘電体、ならびに、付随するより高い材料コストおよびプロセスコストを必要とするが、本発明技術は、有機材料などの、より安価な誘電材料の使用を可能にする。そのうえ、本発明技術は、より低コストのホットプレート、例えば、アルミニュームまたはより低コストの別の材料から作製されたホットプレートの使用を可能にする。
いくつかの例に関連して本技術が説明されてきたが、本技術は、開示されている例に限定されるべきではなく、対照的に、本技術の精神および範囲の中に含まれる様々な修正例および均等物構成をカバーすることが意図されているということが理解されるべきである。また、上述されている様々な例は、他の例と併用して実施されることが可能であり、例えば、1つの例の1つまたは複数の態様が、別の例の1つまたは複数の態様と組み合わせられ、さらなる他の例を実現することが可能である。さらに、任意の所与のアッセンブリのそれぞれの独立した特徴またはコンポーネントは、追加的な例を構成することが可能である。加えて、本技術は、OSAを患う患者に対する特定の用途を有するが、他の病気(例えば、鬱血性心不全、糖尿病、病的肥満、脳卒中、肥満手術など)を患う患者が、上記の教示から利益を得ることが可能であるということが認識されるべきである。そのうえ、上記の教示は、非医学的な用途でも同様に、患者、および、患者でない者への適用可能性を有する。
10 呼吸器、12 フロー発生器、14 加湿器、16 加湿器チャンバー、18 蓋部、20 加湿器タブ、22 タブ蓋部、24 チャネル、26 出口部、28 ガス出口部、30 タブ底部、底部容器、32 底部プレート、36,68,368,468,568,668,786,868 加熱装置、38 断熱層、40 クレードル底部、42 電気リード線、43 制御装置、44,70,470,570,670 ホットプレート、46 ラミネート層、48,74,248,474,574,674,974,1074,1174 加熱エレメント、50 保護層,プリント保護層、52 電気的コンポーネント、52A サーモセンサー、52B サーモヒューズ、53,54,56,678,778 接触パッド、59 接続部、60,360,560 タブ、61 接触部、62,462,562 水、63 電気接点、72 誘電層、76 保護層、78 接触パッド、80 縁部、380 電気接点構造体、382,782 スプリングアーム、383 IRセンサー、469,569,969,1073,1193 保護コーティング、676 保護層、682 ばね式電気接点、780 電気接点構造体、785 スタブ、990 支持基板、1075 ラミネート層、1090 支持基板、1182 電気接点アーム、1183 保護接触縁部、1190 支持基板、1192 外側保護コーティング、1274 ポリマー厚膜(PTF)、1295 銅トラック,銅伝導体
いくつかの例に関連して本技術が説明されてきたが、本技術は、開示されている例に限定されるべきではなく、対照的に、本技術の精神および範囲の中に含まれる様々な修正例および均等物構成をカバーすることが意図されているということが理解されるべきである。また、上述されている様々な例は、他の例と併用して実施されることが可能であり、例えば、1つの例の1つまたは複数の態様が、別の例の1つまたは複数の態様と組み合わせられ、さらなる他の例を実現することが可能である。さらに、任意の所与のアッセンブリのそれぞれの独立した特徴またはコンポーネントは、追加的な例を構成することが可能である。加えて、本技術は、OSAを患う患者に対する特定の用途を有するが、他の病気(例えば、鬱血性心不全、糖尿病、病的肥満、脳卒中、肥満手術など)を患う患者が、上記の教示から利益を得ることが可能であるということが認識されるべきである。そのうえ、上記の教示は、非医学的な用途でも同様に、患者、および、患者でない者への適用可能性を有する。
[付記項1]
液体を保持するように適合されているタブと、
エッチングされた加熱トラックを有する基板を備える加熱装置と
を備える加湿器。
[付記項2]
前記基板が、熱伝導性の基板層と、銅または合金または正温度係数(PTC)の層と、前記熱伝導性の基板層と前記銅または合金またはPTCの層との間の誘電ラミネート層とを含む、付記項1に記載の加湿器。
[付記項3]
前記熱伝導性の基板層が、金属で構成されている、付記項2に記載の加湿器。
[付記項4]
前記誘電ラミネート層が、セラミック材料、ポリマー材料、または、セラミックとポリマーとの混合物材料で構成されている、付記項2から3のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項5]
前記加熱トラックが、前記銅または合金またはPTCの層にエッチングされている、付記項2から4のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項6]
前記加熱トラックが、電気リード線および少なくとも1つの電気的コンポーネントのための接触パッドに関連付けされている、付記項5に記載の加湿器。
[付記項7]
前記加熱トラックが、約0.4mmから2mmの範囲にある幅を含む、付記項5から6のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項8]
前記加熱装置の温度が、前記加熱トラックの抵抗を決定することによって決定される、付記項5から7のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項9]
少なくとも前記銅または合金またはPTCの層の上に印刷されている保護層をさらに含む、付記項2から8のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項10]
前記加熱装置が、選択された入力電力に対する最大温度のみに到達することができる加熱表面温度を提供する、付記項1から9のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項11]
前記加熱装置が、前記タブを受け入れるように適合されている加湿器チャンバーに設けられている、付記項1から10のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項12]
前記加熱装置が、前記タブと一体的である、付記項1から10のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項13]
液体を保持するように適合されているタブと、
金属製のホットプレート、前記液体を加熱するために熱を提供する銅または合金またはPTCの加熱トラックを備える加熱エレメント、前記ホットプレートと前記加熱エレメントとの間にセラミック材料またはポリマー材料で構成されている熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも前記加熱トラックをカバーするためのプリント保護層を含む加熱装置と
を備える加湿器。
[付記項14]
液体を保持するように適合されているタブと、
ホットプレート、加熱エレメント、前記ホットプレートと前記加熱エレメントとの間の熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも前記加熱エレメントをカバーするための保護層を含む加熱装置と
を備える加湿器であって、
前記加熱エレメントが、前記液体を加熱するために熱を提供するための加熱トラックを有する銅または合金またはPTCの層を含む、加湿器。
[付記項15]
前記加熱トラックが、前記加熱装置の前記銅または合金またはPTCの層にエッチングされている、付記項14に記載の加湿器。
[付記項16]
前記加熱トラックが、電気リード線またはばね接点および少なくとも1つの電気的コンポーネントのための接触パッドに関連付けされている、付記項14から15のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項17]
前記加熱トラックが、約0.3mmから2mmの範囲にある幅を含む、付記項14から16のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項18]
前記加熱装置の温度が、前記加熱トラックの抵抗を決定することによって決定される、付記項14から17のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項19]
前記ホットプレートが、アルミニューム、ステンレス鋼、および銅のうちの少なくとも1つを含む金属または金属合金から形成されている、付記項14から18のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項20]
液体を保持するように適合されているタブと、
ホットプレート、加熱エレメント、前記ホットプレートと前記加熱エレメントとの間の熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも前記加熱エレメントをカバーするための保護層を含む加熱装置と
を備える加湿器であって、
前記保護層が、少なくとも前記加熱エレメントの上に印刷されている、加湿器。
[付記項21]
前記ラミネート層が、セラミック材料、ポリマー材料、または、ポリマーの混合物材料から構成されている誘電ラミネート層である、付記項20に記載の加湿器。
[付記項22]
前記保護層が、前記ラミネート層の上に印刷されている、付記項20から21のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項23]
前記保護層が、前記加熱エレメントの周囲縁部を覆って、および、前記ラミネート層の一部分の上に延在している、付記項22に記載の加湿器。
[付記項24]
前記保護層が、ソルダーマスクを含む、付記項20から23のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項25]
前記熱伝導性のラミネート層が、約20μm〜160μmの範囲にある厚さを含む、付記項20から24のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項26]
前記ホットプレートが、アルミニューム、ステンレス鋼、または銅を含む金属または金属合金から形成されている、付記項20から25のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項27]
接触パッド、および/または、前記加熱エレメントの他の伝導性部分が、前記保護層を通り露出されている、付記項20から26のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項28]
液体を保持するためのタブを含む加湿器のための加熱装置を製作するプロセスであって、
前記液体に熱的接触するように適合されている第1側、および第2側を有する基板を提供するステップと、
前記基板の前記第2側の加熱トラックをエッチングするステップと、
前記加熱トラックを少なくともカバーするために、前記基板の前記第2側に保護層を適用するステップと
を備える、プロセス。
[付記項29]
前記基板を提供するステップが、前記第1側を提供する金属製の層と、前記第2側を提供する銅、合金、またはPTCの層と、前記金属製の層と前記銅、合金、またはPTCの層との間の誘電層とを含む基板を提供するステップを含む、付記項28に記載のプロセス。
[付記項30]
前記保護層を適用するステップが、前記基板の前記第2側に前記保護層を印刷するステップを含む、付記項28から29のいずれか一項に記載のプロセス。
[付記項31]
前記保護層を適用するステップが、前記加熱トラックに関連付けされている、接触パッド、および/または、他の伝導性部分を前記保護層を通り露出するステップを含む、付記項28から30のいずれか一項に記載のプロセス。
[付記項32]
電力を熱エネルギーに変換する加熱エレメントと、
第1の表面および第2の表面を有する加熱可能なエレメントと、
前記加熱エレメントと前記加熱可能なエレメントの前記第1の表面との間の誘電ラミネート層と
を含む加熱装置であって、
前記誘電ラミネート層は、前記加熱エレメントから前記加熱可能なエレメントへ熱エネルギーを伝達するために熱伝導性であり、前記加熱可能なエレメントの前記第2の表面は、容器の中の液体を加熱するように構成されている、加熱装置。
[付記項33]
前記加熱エレメントの外側表面と、前記誘電ラミネート層の外側表面とをカバーする保護層をさらに備える、付記項32に記載の加熱装置。
[付記項34]
前記保護層は、前記加熱エレメントおよび誘電ラミネート層の周囲縁部を覆って延在しており、かつ、前記加熱エレメントおよび誘電ラミネート層を越えて延在する前記加熱可能なエレメントの前記第1の表面の周囲部分の上に延在している、付記項33に記載の加熱装置。
[付記項35]
前記誘電ラミネート層が、例えば、Teflon(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、窒化ホウ素、アルミナ、酸化ベリリウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、エポキシ複合材、および強化ガラス繊維のうちの少なくとも1つを備える薄い層である、付記項32から34のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項36]
前記誘電ラミネート層の厚さが、20μmから160μmの範囲にある、付記項32から35のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項37]
前記誘電ラミネート層の絶縁破壊電圧が、2kVを超える、付記項32から36のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項38]
前記加熱可能なエレメントは、伝導性金属製のプレートを含み、前記第1および第2の表面が、前記プレートの対向する表面である、付記項32から37のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項39]
前記加熱エレメントが、前記誘電ラミネート層の上に蛇行パターンで配置されている伝導性金属製の箔を含む、付記項32から38のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項40]
前記加熱エレメントが、金属製のプリント基板(PCB)であり、前記加熱エレメントが、前記PCBの上に配置されている伝導性金属製の箔のトラックを含む、付記項32から39のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項41]
前記装置の厚さが、1.5mmよりも大きくはない、付記項32から40のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項42]
前記第2の表面が平坦である、付記項32から41のいずれか一項に記載の加熱装置。
[付記項43]
加熱エレメントトラックと、
熱伝導性の誘電層と、
容器の中へ熱を伝達するように適合されている第1の表面、および、前記第1の表面の反対側の第2の表面を有する熱伝導性のボードであって、前記第2の表面の上で、前記熱伝導性の誘電層が、前記ボードと前記加熱エレメントトラックとの間に挟まれている、熱伝導性のボードと
を含むプリント基板ヒーターであって、
前記加熱トラックへの電気的な電流端子は、前記加熱トラックの抵抗加熱を生じさせる前記加熱エレメントトラックへの電気的なエネルギーの適用を提供しており、前記加熱エレメントトラックからの熱エネルギーは、前記熱伝導性の誘電層を通して前記ボードに伝達され、前記ボードは、前記容器に前記熱エネルギーを伝達する、プリント基板ヒーター。
[付記項44]
前記プリント基板ヒーターが、前記容器の表面と一体的である、付記項43に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項45]
前記第1の表面が、前記容器の底部表面を受け入れるように形状付けされている、付記項44に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項46]
前記加熱エレメントトラック層および前記誘電層をカバーする保護層をさらに含む、付記項43から45のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項47]
前記保護層が、前記加熱エレメントトラックおよび誘電層の周囲縁部を覆って延在しており、かつ、前記加熱エレメントトラックおよび前記誘電層を越えて延在する前記ボードの前記第1の表面の周囲部分の上に延在している、付記項46に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項48]
前記熱伝導性の誘電層が、例えば、Teflon(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、窒化ホウ素、アルミナ、酸化ベリリウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、エポキシ複合材、および強化ガラス繊維のうちの少なくとも1つを含む薄い層である、付記項43から47のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項49]
前記熱伝導性の誘電層の厚さが、20μmから160μmの範囲にある、付記項43から48のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項50]
前記熱伝導性の誘電層の絶縁破壊電圧が、2kVを超える、付記項43から49のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項51]
前記熱伝導性のボードが、アルミニウム、ステンレス鋼、または銅プレートを含む金属または金属合金プレートから形成されている、付記項43から50のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項52]
前記加熱エレメントトラック層が、前記誘電層の上に蛇行パターンで配置されている伝導性金属製の箔を含む、付記項43から51のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
[付記項53]
所定量の液体を保持するための容器と、付記項32から52のいずれか一項に記載の加熱装置とを含む加湿器であって、前記加熱装置は、前記液体に熱的接触して前記液体に熱を送達し、前記液体の蒸発から空気流を生じさせる、加湿器。
[付記項54]
容器の中の液体を加熱するように適合されている第1の表面を有する基板を提供するステップと、
前記基板の第2の表面に熱伝導性の誘電層を適用するステップであって、前記第2の表面は、前記第1の表面の反対側にある、ステップと、
前記熱伝導性の誘電層が前記基板の前記第2の表面と加熱エレメント層との間に挟まれるように、前記熱伝導性の誘電層に前記加熱エレメント層を適用するステップと
を備える、加熱装置を形成する方法。
[付記項55]
前記加熱エレメント層および前記熱伝導性の誘電層に保護層を適用するステップをさらに含む、付記項54に記載の方法。
[付記項56]
前記基板が、金属プレートであり、前記方法が、メタルコアプリント基板のプロセッシングを使用して実施される、付記項54または55に記載の方法。
[付記項57]
前記加熱エレメント層が、前記熱伝導性の誘電層の上の伝導性箔の蛇行したトラックとして適用されている、付記項54から56のいずれか一項に記載の方法。
[付記項58]
前記熱伝導性の誘電層が、誘電体粒子および樹脂の複合層として適用されている、付記項54から57のいずれか一項に記載の方法。
[付記項59]
形成された加熱プレートを液体容器の底部と一体化させるステップをさらに含む、付記項54から58のいずれか一項に記載の方法。
[付記項60]
前記熱伝導性の誘電層の上の蛇行パターンとして前記加熱エレメント層を印刷するステップをさらに含む、付記項54から59のいずれか一項に記載の方法。
[付記項61]
液体を保持するように適合されているタブと、
第1側および第2側を有する加熱エレメントを含む加熱装置であって、前記加熱エレメントは、加熱トラックを含む、加熱装置と、
前記加熱エレメントの前記第1側に設けられている第1の熱伝導性のラミネート層と、
前記加熱エレメントの前記第2側に設けられている第2の熱伝導性のラミネート層と
を備える加湿器。
[付記項62]
基板が、前記加熱エレメントの端部部分に設けられ、接続部を形成している、付記項61に記載の加湿器。
[付記項63]
前記加熱エレメントの前記端部部分が、電力を受け入れるための電気接点を形成している、付記項62に記載の加湿器。
[付記項64]
液体を保持するように適合されている内側部分を有するタブと、
ホットプレート、および、前記ホットプレートの第1側に設けられている加熱エレメントを含む加熱装置と、
前記タブの前記内側部分に形成されるオーバーモールドであって、前記オーバーモールドは、前記加熱装置が前記オーバーモールドの中に埋め込まれるように、前記加熱装置を完全に取り囲んでいる、オーバーモールドと
を備える加湿器。
[付記項65]
前記オーバーモールドが、熱伝導性のプラスチックを含む、付記項64に記載の加湿器。
[付記項66]
前記タブが、側壁部を含み、前記オーバーモールドが、前記タブの側壁部の上に形成されている側壁部部分を含む、付記項64から65のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項67]
前記ホットプレートが、金属、金属合金、アルミニューム、ステンレス鋼、銅、または、熱伝導性のプラスチックを含む、熱伝導性の材料から形成されている、付記項64から66のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項68]
液体を保持するように適合されている内側部分を有するタブと、
支持基板、および、前記支持基板の第1側に設けられる加熱エレメントを含む加熱装置であって、前記支持基板は、前記タブの前記内側部分より遠位にあり、前記加熱エレメントは、前記タブの前記内側部分より近位にある、加熱装置と、
前記加熱エレメントに設けられている第1の熱伝導性の保護層と
を備える加湿器。
[付記項69]
前記第1の保護層が、前記加熱エレメントを覆ってオーバーモールドされている、付記項68に記載の加湿器。
[付記項70]
前記支持基板が、複合エポキシ材料(CEM)およびガラス繊維強化エポキシラミネートのうちの少なくとも1つを備える、付記項68から69のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項71]
前記第1の保護層が、ステンレス鋼を備える、付記項68から70のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項72]
前記第1の保護層と前記加熱エレメントとの間に電気的な絶縁層をさらに備える、付記項68から71のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項73]
前記支持基板の第2側に、および、前記支持基板の縁部部分に設けられている第2の熱伝導性の保護層をさらに備える、付記項68から72のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項74]
前記加熱エレメントの端部部分が、前記第1の保護層から露出され、電力を受け入れるための電気接点を提供する、付記項68から73のいずれか一項に記載の加湿器。
[付記項75]
前記加熱エレメントが、ポリマー厚膜(PTF)を備える、付記項68から74のいずれか一項に記載の加湿器。

Claims (75)

  1. 液体を保持するように適合されているタブと、
    エッチングされた加熱トラックを有する基板を備える加熱装置と
    を備える加湿器。
  2. 前記基板が、熱伝導性の基板層と、銅または合金または正温度係数(PTC)の層と、前記熱伝導性の基板層と前記銅または合金またはPTCの層との間の誘電ラミネート層とを含む、請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記熱伝導性の基板層が、金属で構成されている、請求項2に記載の加湿器。
  4. 前記誘電ラミネート層が、セラミック材料、ポリマー材料、または、セラミックとポリマーとの混合物材料で構成されている、請求項2から3のいずれか一項に記載の加湿器。
  5. 前記加熱トラックが、前記銅または合金またはPTCの層にエッチングされている、請求項2から4のいずれか一項に記載の加湿器。
  6. 前記加熱トラックが、電気リード線および少なくとも1つの電気的コンポーネントのための接触パッドに関連付けされている、請求項5に記載の加湿器。
  7. 前記加熱トラックが、約0.4mmから2mmの範囲にある幅を含む、請求項5から6のいずれか一項に記載の加湿器。
  8. 前記加熱装置の温度が、前記加熱トラックの抵抗を決定することによって決定される、請求項5から7のいずれか一項に記載の加湿器。
  9. 少なくとも前記銅または合金またはPTCの層の上に印刷されている保護層をさらに含む、請求項2から8のいずれか一項に記載の加湿器。
  10. 前記加熱装置が、選択された入力電力に対する最大温度のみに到達することができる加熱表面温度を提供する、請求項1から9のいずれか一項に記載の加湿器。
  11. 前記加熱装置が、前記タブを受け入れるように適合されている加湿器チャンバーに設けられている、請求項1から10のいずれか一項に記載の加湿器。
  12. 前記加熱装置が、前記タブと一体的である、請求項1から10のいずれか一項に記載の加湿器。
  13. 液体を保持するように適合されているタブと、
    金属製のホットプレート、前記液体を加熱するために熱を提供する銅または合金またはPTCの加熱トラックを備える加熱エレメント、前記ホットプレートと前記加熱エレメントとの間にセラミック材料またはポリマー材料で構成されている熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも前記加熱トラックをカバーするためのプリント保護層を含む加熱装置と
    を備える加湿器。
  14. 液体を保持するように適合されているタブと、
    ホットプレート、加熱エレメント、前記ホットプレートと前記加熱エレメントとの間の熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも前記加熱エレメントをカバーするための保護層を含む加熱装置と
    を備える加湿器であって、
    前記加熱エレメントが、前記液体を加熱するために熱を提供するための加熱トラックを有する銅または合金またはPTCの層を含む、加湿器。
  15. 前記加熱トラックが、前記加熱装置の前記銅または合金またはPTCの層にエッチングされている、請求項14に記載の加湿器。
  16. 前記加熱トラックが、電気リード線またはばね接点および少なくとも1つの電気的コンポーネントのための接触パッドに関連付けされている、請求項14から15のいずれか一項に記載の加湿器。
  17. 前記加熱トラックが、約0.3mmから2mmの範囲にある幅を含む、請求項14から16のいずれか一項に記載の加湿器。
  18. 前記加熱装置の温度が、前記加熱トラックの抵抗を決定することによって決定される、請求項14から17のいずれか一項に記載の加湿器。
  19. 前記ホットプレートが、アルミニューム、ステンレス鋼、および銅のうちの少なくとも1つを含む金属または金属合金から形成されている、請求項14から18のいずれか一項に記載の加湿器。
  20. 液体を保持するように適合されているタブと、
    ホットプレート、加熱エレメント、前記ホットプレートと前記加熱エレメントとの間の熱伝導性のラミネート層、および、少なくとも前記加熱エレメントをカバーするための保護層を含む加熱装置と
    を備える加湿器であって、
    前記保護層が、少なくとも前記加熱エレメントの上に印刷されている、加湿器。
  21. 前記ラミネート層が、セラミック材料、ポリマー材料、または、ポリマーの混合物材料から構成されている誘電ラミネート層である、請求項20に記載の加湿器。
  22. 前記保護層が、前記ラミネート層の上に印刷されている、請求項20から21のいずれか一項に記載の加湿器。
  23. 前記保護層が、前記加熱エレメントの周囲縁部を覆って、および、前記ラミネート層の一部分の上に延在している、請求項22に記載の加湿器。
  24. 前記保護層が、ソルダーマスクを含む、請求項20から23のいずれか一項に記載の加湿器。
  25. 前記熱伝導性のラミネート層が、約20μm〜160μmの範囲にある厚さを含む、請求項20から24のいずれか一項に記載の加湿器。
  26. 前記ホットプレートが、アルミニューム、ステンレス鋼、または銅を含む金属または金属合金から形成されている、請求項20から25のいずれか一項に記載の加湿器。
  27. 接触パッド、および/または、前記加熱エレメントの他の伝導性部分が、前記保護層を通り露出されている、請求項20から26のいずれか一項に記載の加湿器。
  28. 液体を保持するためのタブを含む加湿器のための加熱装置を製作するプロセスであって、
    前記液体に熱的接触するように適合されている第1側、および第2側を有する基板を提供するステップと、
    前記基板の前記第2側の加熱トラックをエッチングするステップと、
    前記加熱トラックを少なくともカバーするために、前記基板の前記第2側に保護層を適用するステップと
    を備える、プロセス。
  29. 前記基板を提供するステップが、前記第1側を提供する金属製の層と、前記第2側を提供する銅、合金、またはPTCの層と、前記金属製の層と前記銅、合金、またはPTCの層との間の誘電層とを含む基板を提供するステップを含む、請求項28に記載のプロセス。
  30. 前記保護層を適用するステップが、前記基板の前記第2側に前記保護層を印刷するステップを含む、請求項28から29のいずれか一項に記載のプロセス。
  31. 前記保護層を適用するステップが、前記加熱トラックに関連付けされている、接触パッド、および/または、他の伝導性部分を前記保護層を通り露出するステップを含む、請求項28から30のいずれか一項に記載のプロセス。
  32. 電力を熱エネルギーに変換する加熱エレメントと、
    第1の表面および第2の表面を有する加熱可能なエレメントと、
    前記加熱エレメントと前記加熱可能なエレメントの前記第1の表面との間の誘電ラミネート層と
    を含む加熱装置であって、
    前記誘電ラミネート層は、前記加熱エレメントから前記加熱可能なエレメントへ熱エネルギーを伝達するために熱伝導性であり、前記加熱可能なエレメントの前記第2の表面は、容器の中の液体を加熱するように構成されている、加熱装置。
  33. 前記加熱エレメントの外側表面と、前記誘電ラミネート層の外側表面とをカバーする保護層をさらに備える、請求項32に記載の加熱装置。
  34. 前記保護層は、前記加熱エレメントおよび誘電ラミネート層の周囲縁部を覆って延在しており、かつ、前記加熱エレメントおよび誘電ラミネート層を越えて延在する前記加熱可能なエレメントの前記第1の表面の周囲部分の上に延在している、請求項33に記載の加熱装置。
  35. 前記誘電ラミネート層が、例えば、Teflon(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、窒化ホウ素、アルミナ、酸化ベリリウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、エポキシ複合材、および強化ガラス繊維のうちの少なくとも1つを備える薄い層である、請求項32から34のいずれか一項に記載の加熱装置。
  36. 前記誘電ラミネート層の厚さが、20μmから160μmの範囲にある、請求項32から35のいずれか一項に記載の加熱装置。
  37. 前記誘電ラミネート層の絶縁破壊電圧が、2kVを超える、請求項32から36のいずれか一項に記載の加熱装置。
  38. 前記加熱可能なエレメントは、伝導性金属製のプレートを含み、前記第1および第2の表面が、前記プレートの対向する表面である、請求項32から37のいずれか一項に記載の加熱装置。
  39. 前記加熱エレメントが、前記誘電ラミネート層の上に蛇行パターンで配置されている伝導性金属製の箔を含む、請求項32から38のいずれか一項に記載の加熱装置。
  40. 前記加熱エレメントが、金属製のプリント基板(PCB)であり、前記加熱エレメントが、前記PCBの上に配置されている伝導性金属製の箔のトラックを含む、請求項32から39のいずれか一項に記載の加熱装置。
  41. 前記装置の厚さが、1.5mmよりも大きくはない、請求項32から40のいずれか一項に記載の加熱装置。
  42. 前記第2の表面が平坦である、請求項32から41のいずれか一項に記載の加熱装置。
  43. 加熱エレメントトラックと、
    熱伝導性の誘電層と、
    容器の中へ熱を伝達するように適合されている第1の表面、および、前記第1の表面の反対側の第2の表面を有する熱伝導性のボードであって、前記第2の表面の上で、前記熱伝導性の誘電層が、前記ボードと前記加熱エレメントトラックとの間に挟まれている、熱伝導性のボードと
    を含むプリント基板ヒーターであって、
    前記加熱トラックへの電気的な電流端子は、前記加熱トラックの抵抗加熱を生じさせる前記加熱エレメントトラックへの電気的なエネルギーの適用を提供しており、前記加熱エレメントトラックからの熱エネルギーは、前記熱伝導性の誘電層を通して前記ボードに伝達され、前記ボードは、前記容器に前記熱エネルギーを伝達する、プリント基板ヒーター。
  44. 前記プリント基板ヒーターが、前記容器の表面と一体的である、請求項43に記載のプリント基板ヒーター。
  45. 前記第1の表面が、前記容器の底部表面を受け入れるように形状付けされている、請求項44に記載のプリント基板ヒーター。
  46. 前記加熱エレメントトラック層および前記誘電層をカバーする保護層をさらに含む、請求項43から45のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
  47. 前記保護層が、前記加熱エレメントトラックおよび誘電層の周囲縁部を覆って延在しており、かつ、前記加熱エレメントトラックおよび前記誘電層を越えて延在する前記ボードの前記第1の表面の周囲部分の上に延在している、請求項46に記載のプリント基板ヒーター。
  48. 前記熱伝導性の誘電層が、例えば、Teflon(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、窒化ホウ素、アルミナ、酸化ベリリウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、エポキシ複合材、および強化ガラス繊維のうちの少なくとも1つを含む薄い層である、請求項43から47のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
  49. 前記熱伝導性の誘電層の厚さが、20μmから160μmの範囲にある、請求項43から48のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
  50. 前記熱伝導性の誘電層の絶縁破壊電圧が、2kVを超える、請求項43から49のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
  51. 前記熱伝導性のボードが、アルミニウム、ステンレス鋼、または銅プレートを含む金属または金属合金プレートから形成されている、請求項43から50のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
  52. 前記加熱エレメントトラック層が、前記誘電層の上に蛇行パターンで配置されている伝導性金属製の箔を含む、請求項43から51のいずれか一項に記載のプリント基板ヒーター。
  53. 所定量の液体を保持するための容器と、請求項32から52のいずれか一項に記載の加熱装置とを含む加湿器であって、前記加熱装置は、前記液体に熱的接触して前記液体に熱を送達し、前記液体の蒸発から空気流を生じさせる、加湿器。
  54. 容器の中の液体を加熱するように適合されている第1の表面を有する基板を提供するステップと、
    前記基板の第2の表面に熱伝導性の誘電層を適用するステップであって、前記第2の表面は、前記第1の表面の反対側にある、ステップと、
    前記熱伝導性の誘電層が前記基板の前記第2の表面と加熱エレメント層との間に挟まれるように、前記熱伝導性の誘電層に前記加熱エレメント層を適用するステップと
    を備える、加熱装置を形成する方法。
  55. 前記加熱エレメント層および前記熱伝導性の誘電層に保護層を適用するステップをさらに含む、請求項54に記載の方法。
  56. 前記基板が、金属プレートであり、前記方法が、メタルコアプリント基板のプロセッシングを使用して実施される、請求項54または55に記載の方法。
  57. 前記加熱エレメント層が、前記熱伝導性の誘電層の上の伝導性箔の蛇行したトラックとして適用されている、請求項54から56のいずれか一項に記載の方法。
  58. 前記熱伝導性の誘電層が、誘電体粒子および樹脂の複合層として適用されている、請求項54から57のいずれか一項に記載の方法。
  59. 形成された加熱プレートを液体容器の底部と一体化させるステップをさらに含む、請求項54から58のいずれか一項に記載の方法。
  60. 前記熱伝導性の誘電層の上の蛇行パターンとして前記加熱エレメント層を印刷するステップをさらに含む、請求項54から59のいずれか一項に記載の方法。
  61. 液体を保持するように適合されているタブと、
    第1側および第2側を有する加熱エレメントを含む加熱装置であって、前記加熱エレメントは、加熱トラックを含む、加熱装置と、
    前記加熱エレメントの前記第1側に設けられている第1の熱伝導性のラミネート層と、
    前記加熱エレメントの前記第2側に設けられている第2の熱伝導性のラミネート層と
    を備える加湿器。
  62. 基板が、前記加熱エレメントの端部部分に設けられ、接続部を形成している、請求項61に記載の加湿器。
  63. 前記加熱エレメントの前記端部部分が、電力を受け入れるための電気接点を形成している、請求項62に記載の加湿器。
  64. 液体を保持するように適合されている内側部分を有するタブと、
    ホットプレート、および、前記ホットプレートの第1側に設けられている加熱エレメントを含む加熱装置と、
    前記タブの前記内側部分に形成されるオーバーモールドであって、前記オーバーモールドは、前記加熱装置が前記オーバーモールドの中に埋め込まれるように、前記加熱装置を完全に取り囲んでいる、オーバーモールドと
    を備える加湿器。
  65. 前記オーバーモールドが、熱伝導性のプラスチックを含む、請求項64に記載の加湿器。
  66. 前記タブが、側壁部を含み、前記オーバーモールドが、前記タブの側壁部の上に形成されている側壁部部分を含む、請求項64から65のいずれか一項に記載の加湿器。
  67. 前記ホットプレートが、金属、金属合金、アルミニューム、ステンレス鋼、銅、または、熱伝導性のプラスチックを含む、熱伝導性の材料から形成されている、請求項64から66のいずれか一項に記載の加湿器。
  68. 液体を保持するように適合されている内側部分を有するタブと、
    支持基板、および、前記支持基板の第1側に設けられる加熱エレメントを含む加熱装置であって、前記支持基板は、前記タブの前記内側部分より遠位にあり、前記加熱エレメントは、前記タブの前記内側部分より近位にある、加熱装置と、
    前記加熱エレメントに設けられている第1の熱伝導性の保護層と
    を備える加湿器。
  69. 前記第1の保護層が、前記加熱エレメントを覆ってオーバーモールドされている、請求項68に記載の加湿器。
  70. 前記支持基板が、複合エポキシ材料(CEM)およびガラス繊維強化エポキシラミネートのうちの少なくとも1つを備える、請求項68から69のいずれか一項に記載の加湿器。
  71. 前記第1の保護層が、ステンレス鋼を備える、請求項68から70のいずれか一項に記載の加湿器。
  72. 前記第1の保護層と前記加熱エレメントとの間に電気的な絶縁層をさらに備える、請求項68から71のいずれか一項に記載の加湿器。
  73. 前記支持基板の第2側に、および、前記支持基板の縁部部分に設けられている第2の熱伝導性の保護層をさらに備える、請求項68から72のいずれか一項に記載の加湿器。
  74. 前記加熱エレメントの端部部分が、前記第1の保護層から露出され、電力を受け入れるための電気接点を提供する、請求項68から73のいずれか一項に記載の加湿器。
  75. 前記加熱エレメントが、ポリマー厚膜(PTF)を備える、請求項68から74のいずれか一項に記載の加湿器。
JP2021004078A 2011-06-16 2021-01-14 加湿器 Pending JP2021049476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024014095A JP2024032940A (ja) 2011-06-16 2024-02-01 加湿器

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2011902350A AU2011902350A0 (en) 2011-06-16 Heating Apparatus
AU2011902350 2011-06-16
US201161628622P 2011-11-03 2011-11-03
US61/628,622 2011-11-03

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018139257A Division JP2018161539A (ja) 2011-06-16 2018-07-25 加湿器および層状の加熱エレメント

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024014095A Division JP2024032940A (ja) 2011-06-16 2024-02-01 加湿器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021049476A true JP2021049476A (ja) 2021-04-01

Family

ID=75156267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021004078A Pending JP2021049476A (ja) 2011-06-16 2021-01-14 加湿器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021049476A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4432340A (en) * 1980-11-14 1984-02-21 Intertec Associates Inc. Energy saving heating vessel
JP2004031340A (ja) * 2003-05-12 2004-01-29 Ibiden Co Ltd ヒータ
EP1817990A1 (en) * 2006-01-27 2007-08-15 Strix Limited Heaters for liquid heating vessels
CN200950674Y (zh) * 2006-09-13 2007-09-19 张君奎 半导体制热的暖水瓶热水器
JP2010529400A (ja) * 2007-06-05 2010-08-26 レスメド・リミテッド 加湿および流体加温のための特定の適用による電気ヒーター

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4432340A (en) * 1980-11-14 1984-02-21 Intertec Associates Inc. Energy saving heating vessel
JP2004031340A (ja) * 2003-05-12 2004-01-29 Ibiden Co Ltd ヒータ
EP1817990A1 (en) * 2006-01-27 2007-08-15 Strix Limited Heaters for liquid heating vessels
CN200950674Y (zh) * 2006-09-13 2007-09-19 张君奎 半导体制热的暖水瓶热水器
JP2010529400A (ja) * 2007-06-05 2010-08-26 レスメド・リミテッド 加湿および流体加温のための特定の適用による電気ヒーター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11504495B2 (en) Humidifier and layered heating element
US11125451B2 (en) Humidifier arrangements and control systems
EP2168403B1 (en) Electrical heater with particular application to humidification and fluid warming
JP2021049476A (ja) 加湿器
NZ738579B2 (en) Humidifier and layered heating element
NZ756506B2 (en) Humidifier and layered heating element
NZ723636B2 (en) Humidifier and layered heating element
NZ710939B2 (en) Humidifier and layered heating element
NZ618941B2 (en) Humidifier and layered heating element

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231002