JP2021039854A - Discharge lamp - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、放電ランプに関する。 Embodiments of the present invention relate to discharge lamps.
例えば、半導体の露光工程や、UV(ultraviolet)インクやUV塗料の乾燥工程、樹脂の硬化工程等では、紫外線によって光化学反応を行うために、紫外線を発する光源として水銀ランプやメタルハライドランプといった放電ランプが用いられている。 For example, in a semiconductor exposure process, a UV (ultraviolet) ink or UV paint drying process, a resin curing process, etc., a discharge lamp such as a mercury lamp or a metal halide lamp is used as a light source that emits ultraviolet rays because a photochemical reaction is carried out by ultraviolet rays. It is used.
放電ランプでは、発光管の内部から引き出された内部リード線と、電源装置に接続される外部リード線との接続には、信頼性向上のために接続部分の周囲を覆う円筒状のスリーブが用いられる場合がある。 In the discharge lamp, a cylindrical sleeve that covers the circumference of the connection part is used to connect the internal lead wire drawn from the inside of the arc tube and the external lead wire connected to the power supply device to improve reliability. May be done.
しかしながら、省スペース化のために外部リード線の取り回しスペースを減らそうとすると、例えばスリーブから配線が外れる、あるいは、スリーブの内部に充填されたろう材が漏出する、といった面で懸念があった。 However, if an attempt is made to reduce the space for arranging the external lead wire in order to save space, there is a concern that the wiring may come off from the sleeve or the brazing material filled inside the sleeve may leak out.
本発明が解決しようとする課題は、内部リード線と外部リード線とを適切に接続することができる放電ランプを提供することである。 An object to be solved by the present invention is to provide a discharge lamp capable of appropriately connecting an internal lead wire and an external lead wire.
実施形態の放電ランプは、発光管と、封止部と、金属箔と、内部リード線と、外部リード線と、スリーブとを具備する。発光管は、内部に電極が設けられている。封止部は、発光管の両端に配置され、電極の端部を封止する。金属箔は、封止部に封止され、一端部が電極に接続されている。内部リード線は、一端側が金属箔の他端部に接続され、他端側が封止部から引き出されている。外部リード線は、封止部から引き出された内部リード線に接続される。スリーブは、収容部と、第1貫通口と、第2貫通口とを有する。収容部は、内部リード線と外部リード線との接続部分を収容する。第1貫通口は、収容部と第1方向に連通し、内部リード線および外部リード線のうち、一方が挿通される。第2貫通口は、収容部と第1方向に交差する第2方向に連通し、内部リード線および外部リード線のうち、他方が挿通される。 The discharge lamp of the embodiment includes an arc tube, a sealing portion, a metal foil, an internal lead wire, an external lead wire, and a sleeve. The arc tube is provided with an electrode inside. Sealing portions are arranged at both ends of the arc tube to seal the ends of the electrodes. The metal foil is sealed in a sealing portion, and one end thereof is connected to an electrode. One end of the internal lead wire is connected to the other end of the metal foil, and the other end is pulled out from the sealing portion. The external lead wire is connected to the internal lead wire drawn from the sealing portion. The sleeve has an accommodating portion, a first through-hole, and a second through-hole. The accommodating portion accommodates the connection portion between the internal lead wire and the external lead wire. The first through port communicates with the accommodating portion in the first direction, and one of the internal lead wire and the external lead wire is inserted. The second through hole communicates with the accommodating portion in the second direction intersecting with the accommodating portion in the first direction, and the other of the internal lead wire and the external lead wire is inserted.
本発明によれば、内部リード線と外部リード線とを適切に接続することができる。 According to the present invention, the internal lead wire and the external lead wire can be appropriately connected.
以下で説明する実施形態に係る放電ランプ5は、発光管6と、封止部11と、金属箔10と、内部リード線12と、外部リード線14と、スリーブ13とを具備する。発光管6は、内部に電極7が設けられている。封止部11は、発光管6の両端に配置され、電極7の端部を封止する。金属箔10は、封止部11に封止され、一端部が電極7に接続されている。内部リード線12は、一端12a側が金属箔10の他端部に接続され、他端12b側が封止部11から引き出されている。外部リード線14は、封止部11から引き出された内部リード線12に接続される。スリーブ13は、収容部16と、第1貫通口と、第2貫通口とを有する。収容部16は、内部リード線12と外部リード線14との接続部分を収容する。第1貫通口は、収容部16と第1方向に連通し、内部リード線12および外部リード線14のうち、一方が挿通される。第2貫通口は、収容部16と第1方向に交差する第2方向に連通し、内部リード線12および外部リード線14のうち、他方が挿通される。
The
また、以下で説明する実施形態に係る放電ランプ5は、内部リード線12および外部リード線14のうち、少なくとも一方が収容部16で屈曲している。
Further, in the
また、以下で説明する実施形態に係る放電ランプ5は、内部リード線12および外部リード線14のうち、少なくとも一方が収容部16の中心に対してオフセットした位置に配設される。
Further, the
また、以下で説明する実施形態に係るスリーブ13は、収容部16を覆う筒状部13cと、筒状部13cを厚み方向に貫通する貫通孔13c1、13c2とを有する。第1貫通口および第2貫通口のうち、一方が筒状部13cの端部に位置する開口部13a、13bであり、他方が貫通孔13c1、13c2である。
Further, the
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下に示す各実施形態は、本発明が開示する技術を限定するものではない。また、以下に示す各実施形態及び各変形例は、矛盾しない範囲で適宜組合せることができる。また、各実施形態の説明において、同一構成には同一符号を付与して後出の説明を適宜省略する。 Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, each embodiment shown below does not limit the technique disclosed by this invention. In addition, each embodiment and each modification shown below can be appropriately combined within a consistent range. Further, in the description of each embodiment, the same reference numerals are given to the same configurations, and the following description will be omitted as appropriate.
[実施形態]
図1は、実施形態に係る放電ランプを示す模式図である。図1に示すように、実施形態に係る放電ランプ5は、例えば、紫外線照射装置1が備える装着部3に装着されて、被照射体へ紫外線を照射するために使用される。装着部3は、放電ランプ5を保持する一対の保持部材(不図示)を有しており、一対の保持部材によって、放電ランプ5が有する一対の口金部材18が保持される。口金部材18の内部には、スリーブ13を備える。
[Embodiment]
FIG. 1 is a schematic view showing a discharge lamp according to an embodiment. As shown in FIG. 1, the
なお、説明を分かりやすくするために、図1には、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向きを負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後出の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。 For the sake of clarity, FIG. 1 illustrates a three-dimensional Cartesian coordinate system including a Z-axis having a vertically upward direction as a positive direction and a vertically downward direction as a negative direction. Such a Cartesian coordinate system may also be shown in other drawings used in the later description.
(放電ランプの構成)
実施形態に係る放電ランプ5は、ロングアーク型の水銀ランプあるいはロングアーク型のメタルハライドランプといったロングアーク型の放電ランプであり、いわゆる高輝度放電灯(HID:High Intensity Discharge lamp)である。図1に示すように、放電ランプ5は、発光管6と、電極7と、スリーブ13と、外部リード線14とを備える。
(Discharge lamp configuration)
The
発光管6は、光透過性を有する石英ガラスによって円筒状に形成されており、内部に放電空間6aを有する。放電空間6aには、例えば、アルゴンガス等の希ガス、高蒸気圧の水銀が封入され、これらに加えて、鉄、錫、ヨウ素等を含む金属ハロゲン化物が封入されている。
The
図2は、図1に示す領域P1の拡大図である。図2(a)は、領域P1を図1と同じ方向から見た図であり、図2(b)は、領域P1をX軸正方向側から見た図である。なお、図2では、図1に示す口金部材18の図示を省略している。
FIG. 2 is an enlarged view of the region P1 shown in FIG. FIG. 2A is a view of the region P1 viewed from the same direction as that of FIG. 1, and FIG. 2B is a view of the region P1 viewed from the positive direction side of the X-axis. In FIG. 2, the
図2(a)に示すように、電極7は、電極軸8と、コイル9とを有する。電極軸8は、一端部側が放電空間6a側に向けられており、他端部が金属箔10に溶接されて接合されている。コイル9は、電極軸8の一端部に巻回して設けられている。電極軸8およびコイル9は、トリエーテッドタングステンを主成分とする金属材料によって形成されている。
As shown in FIG. 2A, the
金属箔10は、モリブデンによって矩形状に形成されている。また、金属箔10の他端部には、内部リード線12の一端部が接合されている。
The
発光管6の両端部には、図1および図2(a)に示すように、金属箔10を覆うように放電空間6aを封止した円柱状の封止部11が形成されている。図2(a)に示すように、封止部11は、電極軸8の他端部及び金属箔10、内部リード線12の一端12a側を封止している。内部リード線12の他端12b側は、封止部11から引き出されている。封止部11から引き出された内部リード線12の他端12b側は、スリーブ13の内部に挿通されている。内部リード線12は、モリブデンによって、例えば、直径がφ2[mm]の棒状に形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2A,
スリーブ13は、内部リード線12および外部リード線14を収容し、内部リード線12および外部リード線14を接続して導通させるための部材である。スリーブ13は、開口部13a、13bと、筒状部13cと、貫通孔13c1、13c2と、収容部16とを有する。
The
図2(a)に示すように、開口部13aは、スリーブ13の発光管6側、すなわち、X軸負方向側の端部に設けられる。開口部13bは、筒状部13cおよび収容部16を挟んで開口部13aとは反対側に位置するスリーブ13のX軸正方向側の端部に設けられる。開口部13a、13bは、収容部16と第1方向としてのX軸方向に連通する第1貫通口の一例である。開口部13aには、封止部11から引き出された内部リード線12の他端12b側が挿通されており、他端12bは、開口部13bからスリーブ13の外部に突出している。
As shown in FIG. 2A, the
貫通孔13c1、13c2は、収容部16を挟み、X軸方向に交差するZ軸方向に向かい合うように配置されている。貫通孔13c1、13c2は、筒状部13cを厚み方向に貫通する。貫通孔13c1、13c2は、収容部16と第2方向としてのZ軸方向に連通する第2貫通口の一例である。貫通孔13c1には、外部リード線14、具体的には外部リード線14の芯線14aが挿通されており、芯線14aの端部に位置する露出部分14a2は、貫通孔13c2からスリーブ13の外部に突出している。貫通孔13c1、13c2は、Z方向から見て円形または正方形の開口を有する。例えば、貫通孔13c1、13c2は、直径が0.2[mm]以上4[mm]以下、または、一辺が0.2[mm]以上4[mm]以下となるように形成される。具体的には、貫通孔13c1、13c2は、一辺が2[mm]の正方形とすることができる。
The through holes 13c1 and 13c2 are arranged so as to sandwich the
収容部16は、開口部13a、13bの間に形成される円柱状の空間であり、収容部16の外側を覆う筒状部13cによってスリーブ13の外部と区画されている。収容部16では、X軸方向およびZ軸方向に沿うように延びる内部リード線12および外部リード線14の芯線14aが交差しており、内部リード線12および芯線14aが交差部分で接触することで接続され、導通している。
The
また、内部リード線12および芯線14aは、ろう材15によって収容部16の内部で接合されている。ろう材15は、例えば、銀ろう、などの硬ろうであり、内部リード線12および芯線14aの接続部分における導通の信頼性を高めることができる。図2(a)、(b)に示すように、ろう材15は、収容部16の両端に位置する開口部13a、13bの間に行き渡るようにスリーブ13の全体に充填されてもよく、内部リード線12および芯線14aの接触部分、およびその近傍のみに部分的に配置されてもよい。
Further, the
スリーブ13は、例えば、ろう材15を用いたろう付け作業の処理温度よりも融点の高い金属材料、例えば、銅、鉄、ニッケル、ステンレス鋼、モリブデン、タングステン等によって形成される。必要に応じて、スリーブ13の表面を、錫、ニッケル、銀、金等によってメッキ処理し、スリーブ13の耐酸化性を高めてもよい。具体的には、銅の表面を錫でメッキ処理した錫メッキ銅をスリーブ13の材料として用いることができる。また、スリーブ13は、筒状部13cの外径をφ6[mm]、内径をφ5[mm]、全長(X軸方向の寸法)を6[mm]とすることができる。ろう材15は、例えば、銀5[%]、銅85[%]、リン5[%]、錫5[%]を含有する銀ろうであり、ろう付けの作業温度を620〜660[℃]の範囲とすることができる。
The
外部リード線14は、発光管6の外部に配置されている。外部リード線14の一端部は、スリーブ13の内部に挿通されている。外部リード線14は、例えば、内部に芯線14aを有しており、周囲をフッ素樹脂などの絶縁材料によって被覆された、いわゆるワイヤーハーネスが用いられている。外部リード線14は、芯線14aを露出させた状態でスリーブ13の収容部16に挿通されている。芯線14aは、スリーブ13の貫通孔13c1を通り、スリーブ13の収容部16内へ突出し、さらに貫通孔13c2を介してスリーブ13の外部まで延びている。芯線14aと内部リード線12とは、スリーブ13の収容部16内で導通するように接続されている。外部リード線14は、例えば、被覆部分の外径をφ4[mm]、芯線14aの外径をφ2[mm]とすることができる。芯線14aは、例えば、複数の錫めっき軟銅線で構成される撚り線である。
The
また、外部リード線14は、貫通孔13c1の外側に位置する芯線14aの露出部分14a1の長さL1を1[mm]以上とすることができる。これにより、ろう付け時に外部リード線14の被覆部分が焼損する不具合を抑えることができる。一方、外部リード線14は、長さL1を10[mm]以下とすることができる。これにより、露出部分14a1から漏電する不具合を抑えることができる。
Further, the
また、外部リード線14は、貫通孔13c2の外側に位置する芯線14aの露出部分14a2の長さL2を0.5[mm]以上とすることができる。これにより、ろう付け作業が適切に実施されたか否かを目視にて確認しやすくなる。一方、外部リード線14は、露出部分14a2の長さL2を10[mm]以下とすることができる。これにより、放電ランプ5に取り付けられる口金部材30(図1参照)と露出部分14a2とが干渉し、放電ランプ5が損傷または破損する不具合を抑えることができる。なお、露出部分14a2は、ろう付け作業後に切断し、貫通孔13c2に対して面一(すなわち、長さL2=0)としてもよい。
Further, the
(内部リード線および外部リード線の装着)
ここで、スリーブ13に対する内部リード線12および外部リード線14の装着手法の一例について、図3を用いて説明する。図3は、装着治具を用いた外部リード線の装着手法の一例を示す図である。図3(a)は、スリーブ13をZ軸正方向側から見た平面図であり、図3(b)は、スリーブ13をX軸正方向側から見た側面図である。
(Installation of internal lead wire and external lead wire)
Here, an example of a method of attaching the
図3に示すように、スリーブ13には、まず、外部リード線14の芯線14aが挿通される。次いで、開口部13b(または開口部13a)に、装着治具20をX軸に沿って挿入すると、装着治具20の形状に応じて芯線14aが筒状部13cの内壁側に屈曲した屈曲部14aaが形成される。これにより、開口部13a、13bの中央部分に内部リード線12の他端12b側(図2(a)参照)を挿通させるためのスペースができるため、内部リード線12の装着が容易になる。
As shown in FIG. 3, first, the
次に、外部リード線14の芯線14aを屈曲させるために用いられる装着治具20について、図4を用いて説明する。図4は、装着治具の一例を示す図である。図4(a)は、Z軸正方向側から見た装着治具20の平面図、図4(b)は、Y軸正方向側から見た装着治具20の側面図である。
Next, the mounting
図4に示すように、装着治具20は、開口部13b(または開口部13a)に挿入可能な外径寸法の周面23を有する円柱状の部材であり、X軸負方向側の端面21が周面23に対し傾斜して形成されている。装着治具20の材料は、例えば、タングステン、モリブデン等とすることができる。
As shown in FIG. 4, the mounting
また、装着治具20の長さ方向(X軸方向)に対する端面21の傾斜角θは、例えば、45[度]未満、具体的には、30[度]とすることができる。これにより、装着治具20が芯線14aと干渉することで、スリーブ13の長さ方向(X軸方向)に芯線14aを押し込むことなく、径方向(Y軸方向)に芯線14aを屈曲させやすくなる。なお、芯線14aの損傷を防止する観点から、装着治具20の先端部22および端面21の周縁部24は、面取り加工することができる。かかる場合、先端部22および周縁部24は、曲率半径Rを0.1[mm]以上、例えば0.1〜0.5[mm]とすることができる。
Further, the inclination angle θ of the
なお、装着治具20の形状は、図4に示したものに限らない。例えば、貫通孔13c1、13c2に挿通させた芯線14aと筒状部13cの内壁との隙間に挿入可能な程度の外径を有する棒状の部材を装着治具20としてもよい。かかる場合、装着治具20を開口部13bから挿入させて、芯線14aを筒状部13cの内壁に押し当てるように移動させた状態を維持したまま内部リード線12をスリーブ13の開口部13aおよび開口部13bに挿通させ、その後、装着治具20を開口部13bから取り出すことにより、内部リード線12および外部リード線14を装着させてもよい。
The shape of the mounting
(スリーブのろう付けおよびかしめ)
図3に示すように外部リード線14の芯線14aに屈曲部14aaが形成され、次いでスリーブ13の開口部13aおよび開口部13bに内部リード線12が挿通された後、上述したように、スリーブ13の収容部16に収容された芯線14aおよび内部リード線12との接続部分にろう付けを行う。ろう付け作業は、放電ランプ5から離れた開口部13b側から行われる。具体的には、例えば、開口部13bにフラックスを塗布した後、水素酸素バーナーを用いてスリーブ13、内部リード線12、および外部リード線14の芯線14aを700[℃]程度に加熱し、開口部13b側からろう材15を流し込むことで、ろう付けを行う。このとき、開口部13aが開放していると、ろう材15の一部が放電ランプ5に接触または近接し、放電ランプ5の封止部11が損傷する場合がある。
(Sleeve brazing and caulking)
As shown in FIG. 3, a bent portion 14aa is formed in the
そこで、ろう付けを行う前に、開口部13a側をかしめるとよい。図5(a)は、図2のA−A断面図である。図5(a)に示すように、スリーブ13は、内部リード線12と開口部13aとの間が隙間なくかしめられている。このようにスリーブ13の開口部13a側を、図示しない工具等を用いて予めかしめることにより、ろう材15の漏出に伴う封止部11の損傷が抑えられる。
Therefore, it is advisable to crimp the
図5(b)は、図2のB−B断面図である。図5(b)に示すように、スリーブ13の内部にろう材15が充填された後、スリーブ13、内部リード線12および外部リード線14の芯線14aを、図示しない工具等を用いてかしめたかしめ部P2を有することで、外部リード線14の芯線14aと内部リード線12との接続をより確実なものとすることができる。このとき、芯線14aを含む外部リード線14の向きを固定することで、放電ランプ5の周方向に対する外部リード線14の向きが予め想定した箇所からずれてしまう不具合の発生も抑えられる。
FIG. 5B is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. As shown in FIG. 5B, after the
[変形例]
図6は、実施形態の変形例に係る放電ランプを示す模式図である。図2に示す放電ランプ5を図6と比較すると、スリーブ13を配置させる向きが異なる。すなわち、図2では、開口部13aおよび開口部13bに内部リード線12が挿通され、貫通孔13c1、13c2に外部リード線14の芯線14aが挿通されているのに対し、図6に示す例では、開口部13aおよび開口部13bに外部リード線14の芯線14aが挿通され、貫通孔13c1、13c2に内部リード線12が挿通される。かかる場合、図3に示すように装着治具20を用いて屈曲部14aaを形成する作業工程が不要となる。
[Modification example]
FIG. 6 is a schematic view showing a discharge lamp according to a modified example of the embodiment. Comparing the
図7は、実施形態の変形例に係るスリーブを示す平面図である。図7(a)に示す例では、Z軸方向に延びる外部リード線14の芯線14aが、スリーブ13の収容部16(図6参照)の中心Cに対してY軸負方向側にオフセットした位置に配設されている。一方、図7(b)に示す例では、X軸方向に延びる内部リード線12が、中心Cに対してY軸正方向側にオフセットした位置に配設されるように貫通孔13c1、13c2が形成されている。このように、内部リード線12および外部リード線14のうち、少なくとも一方を中心Cに対してオフセットした位置に配設させると、内部リード線12および外部リード線14がスリーブ13の内部で干渉しにくくなる。このため、スリーブ13を用いた内部リード線12と外部リード線14との適切な接続が容易になる。なお、図6、図7に示した例におけるスリーブ13のろう付けおよびかしめは、まず、開口部13a側をかしめ、次いで芯線14aを内部リード線12に接触させた状態でろう付けを行い、さらにスリーブ13、内部リード線12および外部リード線14の芯線14aをかしめるとよい。
FIG. 7 is a plan view showing a sleeve according to a modified example of the embodiment. In the example shown in FIG. 7A, the position where the
[スリーブの形状と不良発生率との関係]
次に、図8、図9を用いて、スリーブの形状と不良発生率との関係について説明する。
図8は、参考例に係る放電ランプを示す模式図である。図8(a)、(b)はそれぞれ、図2(a)、(b)と同じ視点で図示したものに相当する。
[Relationship between sleeve shape and defect rate]
Next, the relationship between the shape of the sleeve and the defect occurrence rate will be described with reference to FIGS. 8 and 9.
FIG. 8 is a schematic view showing a discharge lamp according to a reference example. 8 (a) and 8 (b) correspond to those illustrated from the same viewpoint as in FIGS. 2 (a) and 2 (b), respectively.
図8に示す例では、図2に示すスリーブ13に代えて、開口部113a、113bを有するスリーブ113を使用した。また、外部リード線14の取り回しスペースを減らすために、露出した芯線14aの先端に曲折部14bを設け、内部リード線12と同様に開口部113a側から曲折部14bを挿通させ、スリーブ113をY軸方向にかしめた後で開口部113b側からろう付けを行った。
In the example shown in FIG. 8, a
図9は、スリーブの形状と不良発生率との関係を示す図である。図9中、「実施例1」は、第1の実施形態に係る放電ランプ5を作製した場合、すなわち、スリーブ13をかしめた後にろう付けした場合、「実施例2」は、スリーブ13をかしめのみ行いろう付けしなかった場合、「実施例3」は、スリーブ13をかしめずにろう付けのみ行った場合、「参考例」は、図8に示す放電ランプを作製した場合をそれぞれ示したものである。その他の条件を同じにして30本の放電ランプ5をそれぞれ作製し、不良発生率を比較した。
FIG. 9 is a diagram showing the relationship between the shape of the sleeve and the defect occurrence rate. In FIG. 9, "Example 1" is the case where the
図9に示すように、実施例1〜3に係る放電ランプ5では、不良は発生しなかった。すなわち、上記した実施形態および変形例では、スリーブ13のかしめおよびろう付けによるろう材15の充填の両方を行った放電ランプ5について説明したが、これに限らず、いずれか一方のみを行った放電ランプ5であってもよい。一方、参考例に係る放電ランプでは、30本中2本においてろう材15が開口部113a側から漏出し、封止部11に付着した。開口部113a側に内部リード線12および外部リード線14の両方が配置されているため、かしめによって開口部113a側の隙間が完全には埋まらず、ろう材15が漏出してしまう可能性があることが示唆された。
As shown in FIG. 9, no defect occurred in the
[その他の変形例]
なお、上記した実施形態では、外部リード線14がスリーブ13の収容部16で屈曲しているとして説明したが、これに限らず、例えば、内部リード線12が屈曲していてもよく、内部リード線12および外部リード線14の両方が屈曲していてもよい。
[Other variants]
In the above embodiment, the
また、上記した実施形態および変形例では、スリーブ13は、円柱状の収容部16を有するとして図示されたが、これに限らず、例えば楕円柱状または角柱状であってもよい。
Further, in the above-described embodiment and modification, the
また、上記した実施形態および変形例では、内部リード線12の他端12bは、スリーブ13の外部に露出しているとして図示されたが、これに限らず、例えばスリーブ13の開口部13bまたは貫通孔13c2と面一であってもよい。
Further, in the above-described embodiment and modification, the
また、上記した実施形態および変形例では、開口部13bおよび貫通孔13c2は、必須の構成であるとして説明したが、これに限らず、開口部13bおよび貫通孔13c2のうち一方、または両方は有さなくてもよい。
Further, in the above-described embodiments and modifications, the
上述したように、実施形態に係る放電ランプ5は、発光管6と、封止部11と、金属箔10と、内部リード線12と、外部リード線14と、スリーブ13とを具備する。発光管6は、内部に電極7が設けられている。封止部11は、発光管6の両端に配置され、電極7の端部を封止する。金属箔10は、封止部11に封止され、一端部が電極7に接続されている。内部リード線12は、一端12a側が金属箔10の他端部に接続され、他端12b側が封止部11から引き出されている。外部リード線14は、封止部11から引き出された内部リード線12に接続される。スリーブ13は、収容部16と、第1貫通口と、第2貫通口とを有する。収容部16は、内部リード線12と外部リード線14との接続部分を収容する。第1貫通口は、収容部16から第1方向に延び、内部リード線12および外部リード線14のうち、一方が挿通される。第2貫通口は、収容部16から第1方向に交差する第2方向に延び、内部リード線12および外部リード線14のうち、他方が挿通される。これにより、内部リード線12と外部リード線14とを適切に接続することができる。
As described above, the
また、実施形態に係る放電ランプ5は、内部リード線12および外部リード線14のうち、少なくとも一方が収容部16で屈曲している。これにより、内部リード線12および外部リード線14のうち、他方の挿通が容易になり、内部リード線12と外部リード線14とを適切に接続することができる。
Further, in the
また、実施形態に係る放電ランプ5は、内部リード線12および外部リード線14のうち、少なくとも一方が収容部16の中心に対してオフセットした位置に配設される。これにより、内部リード線12および外部リード線14のうち、他方の挿通が容易になり、内部リード線12と外部リード線14とを適切に接続することができる。
Further, the
また、実施形態に係るスリーブ13は、収容部16を覆う筒状部13cと、筒状部13cを厚み方向に貫通する貫通孔13c1、13c2とを有する。第1貫通口および第2貫通口のうち、一方が筒状部13cの端部に位置する開口部13a、13bであり、他方が貫通孔13c1、13c2である。これにより、スリーブ13を用いた内部リード線12と外部リード線14との適切な接続が容易になる。
Further, the
本発明の実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。本実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although embodiments of the present invention have been described, the present embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. This embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the gist of the invention. The present embodiment and its modifications are included in the scope and gist of the invention, as well as in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
1 紫外線照射装置
5 放電ランプ
6 発光管
6a 放電空間
7 電極
11 封止部
12 内部リード線
13 スリーブ
13a、13b 開口部
13c 筒状部
13c1、13c2 貫通孔
14 外部リード線
15 ろう材
16 収容部
18 口金部材
1
Claims (4)
前記発光管の両端に配置され、前記電極の端部を封止する封止部と;
前記封止部に封止され、一端部が前記電極に接続された金属箔と;
一端側が前記金属箔の他端部に接続され、他端側が前記封止部から引き出された内部リード線と;、
前記封止部から引き出された前記内部リード線に接続される外部リード線と;
前記内部リード線と前記外部リード線との接続部分を収容する収容部と、前記収容部と第1方向に連通し、前記内部リード線および前記外部リード線のうち、一方が挿通される第1貫通口と、前記収容部と前記第1方向に交差する第2方向に連通し、前記内部リード線および前記外部リード線のうち、他方が挿通される第2貫通口とを有するスリーブと;
を具備する、放電ランプ。 With an arc tube with electrodes inside;
With a sealing portion arranged at both ends of the arc tube and sealing the end of the electrode;
With a metal foil sealed in the sealing portion and one end connected to the electrode;
One end side is connected to the other end of the metal foil, and the other end is an internal lead wire drawn from the sealing portion;
With an external lead wire connected to the internal lead wire drawn from the sealing portion;
A first accommodating portion that accommodates a connecting portion between the internal lead wire and the external lead wire, and a first accommodating portion that communicates with the accommodating portion in the first direction and one of the internal lead wire and the external lead wire is inserted. A sleeve having a through-hole and a second through-hole that communicates with the accommodating portion in a second direction intersecting the first direction and is inserted with the other of the internal lead wire and the external lead wire;
Equipped with a discharge lamp.
前記第1貫通口および前記第2貫通口のうち、一方が前記筒状部の端部に位置する開口部であり、他方が前記貫通孔である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の放電ランプ。 The sleeve has a tubular portion that covers the accommodating portion and a through hole that penetrates the tubular portion in the thickness direction.
The first through hole and the second through hole, one of which is an opening located at the end of the tubular portion and the other of which is the through hole, according to any one of claims 1 to 3. The described discharge lamp.
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