JP2021033892A - 管理装置、サーバシステム、および、管理方法 - Google Patents

管理装置、サーバシステム、および、管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クラウドシステムにおけるソフトウェアに関わる変更が原因となって不具合が生じた場合でも、当該不具合がサービスに及ぼす悪影響を抑制することができる技術を提供する。【解決手段】管理装置は、複数のローカルサーバとネットワークを介して接続されるセンタ装置が有する複数の情報処理装置を管理する。管理装置は、前記複数の情報処理装置のソフトウェアに関わる変更が必要である場合に、前記複数のローカルサーバを所定の条件に従って複数のグループにグループ分けするグループ分け部と、前記複数のグループのうちの一部のグループを前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当て、残りのグループを前記変更が行われない前記情報処理装置に割り当てる割当部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、管理装置、サーバシステム、および、管理方法に関する。
従来、ネットワークを介してサーバ、ストレージ、アプリケーション等の計算機資源を利用するクラウドコンピューティングが知られる。クラウドコンピューティングのサービスを提供するクラウドサービス提供者は、ユーザにクラウドシステムの可用性(availability)の目標値とその価格を示し、それに従いサービスを提供することがある。
クラウドサービス提供者は、可用性の目標値を達成できない場合に、例えばペナルティの支払いを行う等の不利益を被る可能性がある。このために、従来、可用性の目標値の未達の可能性を抑制することができる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1の構成では、サービスレベルに応じたサービスの停止可能時間と、記憶手段に記憶された稼働実績が示すサービス停止時間との差分が算出される。複数のソフトウェアが更新対象として存在する場合に、ソフトウェアの更新の失敗の際のサービス停止による前記差分への影響度に応じて、複数の更新対象ソフトウェアの更新順序を算出し、更新順序に従って複数の更新対象ソフトウェアの更新を行う。
特開2012−168733号公報
ところで、アプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと記載する)の更新、又は、アプリケーションの追加は、複数ではなく、単独で行われることがある。例えば、クラウドシステムの想定外の使われ方や、想定外の環境変化等によって、単独或いは複数のアプリケーションの追加によってクラウドシステムに障害が発生する可能性はゼロとは言えないのが現状である。
本発明は、上記の課題に鑑み、クラウドシステムにおけるソフトウェアに関わる変更が原因となって不具合が生じた場合でも、当該不具合がサービスに及ぼす悪影響を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の管理装置は、複数のローカルサーバとネットワークを介して接続されるセンタ装置が有する複数の情報処理装置を管理する管理装置であって、前記複数の情報処理装置のソフトウェアに関わる変更が必要である場合に、前記複数のローカルサーバを所定の条件に従って複数のグループにグループ分けするグループ分け部と、前記複数のグループのうちの一部のグループを前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当て、残りのグループを前記変更が行われない前記情報処理装置に割り当てる割当部と、を備える構成(第1の構成)になっている。
また、上記第1の構成の管理装置において、前記割当部は、前記複数のグループのうちの1つのグループを前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当てる構成(第2の構成)であることが好ましい。
また、上記第2の構成の管理装置は、前記複数のグループのうち、前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当てられる前記グループは、当該グループに含まれる前記ローカルサーバの数が最小である構成(第3の構成)であることが好ましい。
また、上記第1から第3のいずれかの構成の管理装置は、前記変更が行われた後に、所定のタイミングで前記グループ分けを見直す見直し部を更に備える構成(第4の構成)であることが好ましい。
また、上記第4の構成の管理装置は、前記情報処理装置の動作の異常の有無を監視する監視部を更に備え、前記所定のタイミングは、前記変更が行われた前記情報処理装置について前記異常が認められることなく所定期間が経過したタイミングである構成(第5の構成)であることが好ましい。
また、上記第4又は第5の構成の管理装置において、前記見直し部は、前記変更が前記複数の情報処理装置の全てに対して行われた後に、定期的に前記グループ分けを見直す構成(第6の構成)であってよい。
また、上記第6の構成の管理装置において、前記見直し部は、前記ローカルサーバ毎の、稼働率の目標値と実績値との差分に基づき定期的に前記グループ分けの見直しを行う構成(第7の構成)であってよい。
また、上記目的を達成するための本発明のサーバシステムは、前記複数の情報処理装置と、上記第1から第7のいずれかの構成の管理装置と、を備える構成(第8の構成)になっている
また、上記目的を達成するために本発明の管理方法は、複数のローカルサーバとネットワークを介して接続されるセンタ装置が有する複数の情報処理装置を管理する管理方法であって、前記複数の情報処理装置のソフトウェアに関わる変更が必要である場合に、前記複数のローカルサーバを所定の条件に従って複数のグループにグループ分けするグループ分け工程と、前記複数のグループのうちの一部のグループを前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当て、残りのグループを前記変更が行われない前記情報処理装置に割り当てる割当工程と、を備える構成(第9の構成)になっている。
本発明によれば、クラウドシステムにおけるソフトウェアに関わる変更が原因となって不具合が生じた場合でも、当該不具合がサービスに及ぼす悪影響を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る配車システムの構成を示す図 タクシー会社装置の構成を示す図 情報処理装置の構成を示す図 管理装置の構成を示す図 アプリケーションに関わる変更が行われる場合の管理装置の動作例を示すフローチャート アプリケーションに関わる変更を行う前の配車システムの状態を示す図 アプリケーションに関わる変更を行うためのグループ分けおよび情報処理装置の割当てが行われた後の配車システムの状態を示す図 グループ分けの第1回目の見直しが行われた後の配車システムの状態を示す図 グループ分けの第2回目の見直しが行われた後の配車システムの状態を示す図 全ての情報処理装置に対してアプリケーションに関わる変更が行われた後に実行される定期的なグループ分けの見直し動作の動作例を示すフローチャート 図6Dの状態で配車システムの運用が開始されてから所定時間が経過するまでの、稼働率の目標値と実績値との差分値を示す図 図8Aに示す実績値と目標値との差分に基づいてグループ分けの見直しを行った結果を示す図 本発明の実施形態に係る配車システムの変形例の構成を示す図
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、本発明が配車システムに適用される場合を例に挙げて説明する。ただし、本発明が適用されるシステムは、配車システムに限られない。本発明は、複数のローカルサーバと、複数のローカルサーバとネットワークを介して接続されるセンタ装置とを備えるシステムに広く適用可能である。
<1.配車システム>
図1は、本発明の実施形態に係る配車システム100の構成を示す図である。配車システム100は、クラウドコンピューティングを利用するクラウドシステムである。配車システム100は、複数のタクシー会社装置1と、センタ装置2とを備える。配車システム100は、タクシーの配車を行う配車システムである。ただし、配車システム100は、例えば運送用のトラック等、タクシー以外の車両の配車を行う配車システムであってよい。
各タクシー会社装置1は、ネットワーク3を介してセンタ装置2と接続される。すなわち、各タクシー会社装置1は、ネットワーク3を介してセンタ装置2と通信可能である。なお、ネットワーク3は、公衆網でもよいが専用網であることが好ましい。本実施形態では、ネットワーク3は、VPN(Virtual Private Network)である。VPNは、インターネットVPNでもIP−VPNでもよい。
図2は、タクシー会社装置1の構成を示す図である。図2に示すように、各タクシー会社装置1は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略す)11と、ローカルサーバ12とを備える。
PC11は、情報を入力する入力端末である。各タクシー会社装置1が備えるPC11の数は1つでもよいが、通常は複数である。各タクシー会社装置1が備えるPC11の数は、全て同じに統一されてもよいが、通常は、タクシー会社毎に決められ、その数はまちまちである。
ローカルサーバ12は、PC11に接続される。タクシー会社装置1が複数のPC11を備える場合には、ローカルサーバ12は、複数のPC11に接続される。ローカルサーバ12は、PC11からの命令に応じて、配車指示を不図示のルータおよびネットワーク3を介してセンタ装置2に送信する。なお、各タクシー会社装置1には、ローカルサーバ12が備えられる。したがって、センタ装置2は、複数のローカルサーバ12とネットワーク3を介して接続される。
センタ装置2は、不図示のルータを含んで構成され、複数のタクシー会社装置1および不図示の車載端末と通信を行う。車載端末は、タクシーに定常的又は一時的に搭載される端末である。センタ装置2は、例えば不図示の公衆網を介して車載端末と通信を行う。
図1に示すように、センタ装置2は、複数の情報処理装置20を有する。本実施形態では、情報処理装置20の数は3つであるが、この数は適宜変更されてよい。図1に示す例では、複数のタクシー会社装置1が3つのグループG1〜G3に分けられている。各グループG1〜G3において、グループに属するタクシー会社装置1の数は単数でも複数でもよい。各グループG1〜G3間で、グループに属するタクシー会社装置1の数は同じとしてもよいが、異なってもよい。情報処理装置20は、グループG1〜G3毎に1つずつ設けられる。
第1情報処理装置21は、第1グループG1に属するタクシー会社装置1からの配車指示に対応して処理を実行する。第2情報処理装置22は、第2グループG2に属するタクシー会社装置1からの配車指示に対応して処理を実行する。第3情報処理装置23は、第3グループG3に属するタクシー会社装置1からの配車指示に対応して処理を実行する。本実施形態のように、複数のタクシー会社装置1をグループ分けし、グループ毎に別々の情報処理装置20で対応する構成とすると、情報処理装置20に加わる負荷を分散させることできる。また、グループG1〜G3毎に別々の情報処理装置20が対応する構成とすることにより、何らかの不具合が生じた時に全てのタクシー会社装置1の配車処理が止まる可能性を低減することができる。
図3は、情報処理装置20の構成を示す図である。本実施形態では、情報処理装置20は、仮想サーバ群を備える仮想サーバ装置である。ただし、各情報処理装置20は、仮想サーバ群を備える物理サーバ装置であってもよい。情報処理装置20は、仮想サーバとして、FW/LBサーバ201と、ADサーバ202と、WEB/APサーバ203と、DBサーバ204とを備える。
FW/LBサーバ201は、ファイヤーウォールおよびロードバランサ(負荷分散装置)として機能する。ロードバランサとして機能により、情報処理装置20を構成する仮想サーバに対する処理負荷が分散される。ADサーバ202は、認証サーバとして機能する。WEB/APサーバ203は、WEBサーバとAPサーバとの機能を併せ持つ。WEB/APサーバ203は、各タクシー会社装置1からの要求を受け取り、要求に対してアプリケーションを実行する。DBサーバ204は、WEB/APサーバ203のアプリケーションで利用するデータを格納し操作する。DBサーバ204は、センタ装置2が受信するデータ等に基づいてデータベースを更新する。センタ装置2が受信するデータには、データベースに格納されている各車載端末の位置情報が含まれる。
なお、FW/LBサーバ201と、ADサーバ202と、WEB/APサーバ203と、DBサーバ204とのうちの少なくとも1つは、冗長構成とされることが好ましい。本実施形態では、これらの仮想サーバ201〜204の全てが冗長構成とされている。
或るタクシー会社装置1が配車指示を出すと、対応する情報処理装置20の仮想サーバ群が機能する。これにより、配車指示に含まれるタクシー会社および配車先に関する情報に基づいて、配車先の周辺に位置する該当タクシー会社のタクシーが搭載する車載端末に配車指示が送信される。なお、配車先の周辺に該当タクシー会社のタクシーが複数存在する場合、複数のタクシーの車載端末に配車指示が送信される。情報処理装置20は、配車指示を受信した車載端末から最も早く返ってきた配車指示応答を、配車指示を行ったタクシー会社装置1に送信する。これにより、1つの配車が完了する。
<2.管理装置>
図1に示すように、センタ装置2は、管理装置24を更に備える。管理装置24は、複数の情報処理装置20を管理する。管理装置24は、例えば、情報処理装置20のアプリケーションの更新や追加を管理する。管理装置24は、仮想サーバ又は物理サーバである。センタ装置2は、サーバシステムSYSを備える。サーバシステムSYSは、複数の情報処理装置20と、管理装置24とを備える。管理装置24を含むサーバシステムSYSが構成されることにより、情報処理装置20におけるアプリケーションの更新や追加が原因となって不具合が生じた場合でも、当該不具合が配車システム100におけるサービスに及ぼす悪影響を抑制することが可能になっている。アプリケーションは、本発明のソフトウェアの実施形態である。
図4は、管理装置24の構成を示す図である。図4に示すように、管理装置24は、例えばCPUで構成される演算部240を備える。図4に示すグループ分け部241、割当部242、見直し部243、および、監視部244は、不図示の記憶部に記憶されるコンピュータプログラムの実行により実現される演算部240の機能である。換言すると、管理装置24は、グループ分け部241と、割当部242とを備える。管理装置24は、見直し部243を更に備える。管理装置24は、監視部244を更に備える。
なお、演算部240が備える各機能部241〜244の少なくともいずれか1つは、管理装置24が物理サーバ装置である場合、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。また、演算部240が備える各機能部241〜244は、概念的な構成要素である。1つの構成要素が実行する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてよい。
グループ分け部241は、複数の情報処理装置20のアプリケーション(ソフトウェア)に関わる変更が必要である場合に、複数のローカルサーバ12を所定の条件に従って複数のグループにグループ分けする。アプリケーションに関わる変更には、例えば、アプリケーションの一部または全部を変更するアプリケーションの更新が含まれる。また、アプリケーションに関わる変更には、例えば、新しいアプリケーションの追加が含まれる。ここでの複数のローカルサーバ12は、センタ装置2とネットワーク3を介して接続される全てのローカルサーバ12を指す。
所定の条件は、タクシー会社毎に設定される条件である。所定の条件は、例えば、タクシー会社毎に設定される目標稼働率である。本実施形態において、稼働率は、情報処理装置20が動作すべき時間から、当該動作すべき時間に情報処理装置20が停止した時間を差し引いた値(時間)を、情報処理装置20が動作すべき時間で除して得られる値に100を掛けたものである。稼働率の計算に際して、メンテナンス時間は、動作すべき時間から除外されてもよいし、動作すべき時間中に発生した停止時間に組み込まれてもよい。
グループ分け部241によって形成されるグループの数は、グループ分けを行う前のグループ数と同じであってもよいし、グループ分けを行う前のグループ数とは異なってもよい。例えば、グループ分け部241によって形成されたグループ数は、グループ分け前のグループ数よりも増えてよい。この場合には、センタ装置2が有する情報処理装置20の数を増やす必要がある。
割当部242は、グループ分け部241によって分けられた複数のグループのうち、一部のグループをアプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20(複数の情報処理装置20から選択される)に割り当て、残りのグループをアプリケーションに関わる変更が行われない情報処理装置20(複数の情報処理装置20のうち、アプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20に選択されなかった残りの情報処理装置20)に割り当てる。アプリケーションに関わる変更が行われないとは、例えば、アプリケーションの更新が必要であるにもかかわらず、とりあえず、現在のアプリケーションの使用が維持されることが該当する。また、アプリケーションに関わる変更が行われないとは、例えば、アプリケーションの追加が必要であるにもかかわらず、とりあえず、アプリケーションの追加が行われないことが該当する。より詳細には、本実施形態では、センタ装置2が有する複数の情報処理装置20に対しアプリケーションに関わる変更を行う場合、まず1の情報処理装置20(例えば情報処理装置21)に対して変更が行われる。割当部242は、変更が行われた1の情報処理装置20に一部のグループを割り当てる。なお、割当部242の動作は、グループ分け部241の動作と並行して行われてよい。すなわち、グループ分け部241によるグループ分けが行われながら、対応する情報処理装置20の割当てが行われてよい。
本実施形態の構成によれば、複数の情報処理装置20のうち、一部の情報処理装置20のみがアプリケーションに関わる変更が行われるために、アプリケーションに関わる変更によって不具合が生じた場合においても、当該不具合の影響が全てのローカルサーバ12(すなわち、全てのタクシー会社)に及ぶことを抑制することができる。すなわち、アプリケーションに関わる変更が原因となって不具合が生じた場合でも、当該不具合がサービスに及ぼす悪影響を抑制することが可能になる。そして、変更を行った1の情報処理装置20で所定期間異常がなければ残りの報処理装置20に対して同様にアプリケーションに関わる変更が行われる。
なお、グループ分け部241が、グループ分け前よりもグループ数を増やしてグループ分けを行った場合には、割当部242は、仮想サーバ装置である情報処理装置20の数を増やして、各グループに対する情報処理装置20の割り当てを行えばよい。情報処理装置20の数を増やすことにより、各情報処理装置20に加わる負荷を分散させ易くすることができる。
割当部242は、グループ分け部241のグループ分けにより得られた複数のグループのうちの1つのグループをアプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20に割り当てることが好ましい。この場合、グループ分け部241によって形成された複数のグループのうち、1つを除く残りのグループは、アプリケーションに関わる変更が行われない情報処理装置20に割り当てられる。これによれば、アプリケーションに関わる変更によって不具合が生じた場合においても、当該不具合の影響が及ぶ可能性があるローカルサーバ12(タクシー会社)の数を更に減らすことができる。
また、複数のグループのうち、アプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20に割り当てられるグループは、当該グループに含まれるローカルサーバ12の数が最小であることが好ましい。当該グループに含まれるローカルサーバ12の数は、1つであることが好ましい。これによれば、アプリケーションに関わる変更によって不具合が生じた場合においても、当該不具合の影響が及ぶ可能性があるローカルサーバ12(タクシー会社)の数を更に減らすことができる。
見直し部243は、アプリケーションに関わる変更が行われた後に、所定のタイミングでグループ分けを見直す。詳細には、見直し部243は、一部の情報処理装置20においてアプリケーションに関わる変更が行われた後に、所定のタイミングでグループ分けを見直す。例えば、見直し部243は、割当部242によるグループの割当てが行われ、アプリケーションに関わる変更の対象となった情報処理装置20にてアプリケーションに関わる変更が行われた後に、所定のタイミングでグループ分けを見直す。
所定のタイミングは、例えば、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20が予め決められた時間、正常に動作した時点等である。見直し部243による見直しには、各ローカルサーバ12が割り当てられる情報処理装置20の変更も含まれる。見直し部243は、グループ分けの見直しにあたって、例えば、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20に割り当てたグループを構成するローカルサーバ12の数を増やす。
なお、見直し部243は、グループ分けの見直しに応じて、適宜、アプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20の数を増やしてよい。具体的には、アプリケーションに関わる変更が行われていない残りの情報処理装置20対してアプリケーションに関わる変更が行われる。また、見直し部243は、グループ分けの見直しを行うことなく、所定のタイミングでアプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20の数を増やすといった見直しを行ってもよい。
見直し部243が設けられることにより、アプリケーションに関わる変更が原因となって生じる不具合が多くのローカルサーバ12に及ぶことを抑制しつつ、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20によって処理が行われるローカルサーバ12の数を徐々に増やしていくことができる。
なお、見直し部243は、グループ分けの見直しに際して、グループ分けの見直しの前後で、グループ数を同じとしてもよいし、グループ数を変更してもよい。例えば、見直し部243は、グループ分けの見直しによって、見直し前に比べてグループ数を減らしてもよい。グループ数を減らすことにより、情報処理装置20の数を減らすことができ、センタ装置2における管理コスト等を抑制することができる。
また、見直し部243は、センタ装置2が有する複数の情報処理装置20の全てに対してアプリケーションに関わる変更が行われるまでに、1回又は複数回のグループ分けの見直しを行ってよい。言い換えると、見直し部243は、センタ装置2とネットワーク3を介して接続される複数のローカルサーバ12の全てが、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20で処理が行われる状態になるまでに、1回又は複数回のグループ分けの見直しを行ってよい。
また、見直し部243は、センタ装置2が有する複数の情報処理装置20の全てに対してアプリケーションに関わる変更が行われた後に、定期的にグループ分けを見直してもよい。言い換えると、見直し部243は、センタ装置2とネットワーク3を介して接続される複数のローカルサーバ12の全てが、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20で処理が行われた状態になった後に、定期的にグループ分けを見直してもよい。このような構成とすることで、各タクシー会社が要求する稼働率に、稼働率の実績値を近づけることが可能になる。この点の詳細については後述する。
監視部244は、情報処理装置20の動作の異常の有無を監視する。詳細には、監視部244は、センタ装置2が有する複数の情報処理装置20の全ての動作の異常の有無を監視する。例えば、見直し部243は、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20について、監視部244にて異常が認められることなく所定期間が経過したタイミングで、グループ分けの見直しを行う。このような構成では、アプリケーションに関わる変更が原因となって生じる不具合(異常)を的確なタイミングで検出することができ、多くのローカルサーバ12に不具合の影響が出ることを抑制することができる。
監視部244は、例えば、各情報処理装置20の動作が正常であるか否かを確認する信号を所定周期(例えば数十秒周期等)で送信する。監視部244は、例えば、各情報処理装置20に、当該情報処理装置20が対応するタクシー会社のデータを要求する。そして、監視部244は、当該要求に対して所定時間(例えば数秒等)内に情報処理装置20から返答がない場合、当該情報処理装置20の動作が異常であると判断する。
<3.管理装置の動作例>
次に、以上のように構成される管理装置24の動作例について説明する。
(3−1.アプリケーションに関わる変更が行われる場合の動作)
まず、センタ装置2が有する各情報処理装置20に対してアプリケーションに関わる変更を行う場合の管理装置24の動作例について説明する。図5は、アプリケーションに関わる変更が行われる場合の管理装置24の動作例を示すフローチャートである。
なお、図5に示すフローチャートの理解を容易とするために、図6A〜図6Dを適宜参照して説明する。図6A〜図6Dは、あくまでも動作の一例を示すものにすぎない。図6Aは、アプリケーションに関わる変更を行う前の配車システム100の状態を示す図である。図6Bは、アプリケーションに関わる変更を行うためのグループ分け及び情報処理装置20の割当てが行われた後の配車システム100の状態を示す図である。図6Cは、グループ分けの第1回目の見直しが行われた後の配車システム100の状態を示す図である。図6Dは、グループ分けの第2回目の見直しが行われた後の配車システム100の状態を示す図である。
図6A〜図6Dにおいて、PC数は、各タクシー会社のタクシー会社装置1が有するPC11の数である。目標稼働率は、各タクシー会社が配車システム100を構成するセンタ装置2の管理者に要求する稼働率である。適用装置は、各タクシー会社のタクシー会社装置1に適用される情報処理装置20を指し、丸で囲んだ数字の「1」は第1情報処理装置21を、丸で囲んだ数字の「2」は第2情報処理装置22を、丸で囲んだ数字の「3」は第3情報処理装置23を指す。適用装置毎のPC数は、各情報処理装置21〜23が対応するPC11の総数を示す。各情報処理装置21〜23が対応できるPC11の総数には上限がある。この上限数のことを、以下、PC上限数と呼び、図6A〜図6Dに示す例(以下、単に図6に示す例という)ではPC上限数は50台である。PC上限数は、例えば実験等により求められる。
ステップS1では、演算部240は、グループ分け部241の機能により、センタ装置2にネットワーク3を介して接続される全てのタクシー会社装置1のローカルサーバ12を、複数のグループにグループ分けする。演算部240は、目標稼働率に従ってグループ分けを行う。演算部240は、グループ分けを完了すると、次のステップS2に処理を進める。
図6に示す例では、図6Bに示すように、演算部240は、目標稼働率が低い順にローカルサーバ12を並べ、目標稼働率が最も低いタクシー会社T1のローカルサーバ12を第1グループG1とする。なお、この例では、第1グループG1を構成するタクシー会社のローカルサーバ12の数は1つであるが、目標稼働率が最も低いタクシー会社が複数ある場合には、第1グループG1を構成するローカルサーバ12の数は複数となってよい。ただし、目標稼働率が最も低いタクシー会社が複数ある場合でも、第1グループG1を構成するローカルサーバ12の数は単数としてよい。
また、演算部240は、第1グループG1を決めると、残りのローカルサーバ12につき、目標稼働率が低いタクシー会社のローカルサーバ12から順に、PC上限数を超えない範囲でPC上限数の近くとなるまで同じグループに入れていき、第2グループG2とする。図6Bに示すように、第2グループG2には、タクシー会社T2〜T7、T10の7つのローカルサーバ12が属する。演算部240は、残りのタクシー会社T8、T9の2つのローカルサーバ12を第3グループG3とする。第3グループG3は、第2グループG2に比べて、平均的にみて、目標稼働率が高いタクシー会社のローカルサーバ12が属する。
なお、本例では、第2グループG2のローカルサーバ12の数の方が、第3グループG3のローカルサーバ12より多くしているが、これは例示にすぎない。第2グループG2と第3グループG3とで、所属するローカルサーバ12の数を同じとしてもよい。ただし、平均的にみて目標稼働率が高いタクシー会社のローカルサーバ12が属するグループ方が、所属するローカルサーバ12の数を少なくすることが好ましい。また、グループの数は、図6Aのグループ数(3つ)より増やしてもよい。グループ数を増やすことにより、情報処理装置20を増やすことになり、情報処理装置20毎の負荷を分散させることができる。また、ステップS1の段階では、第1グループG1に属するローカルサーバ12のみを決め、残りのローカルサーバ12については、第2グループG2と第3グループG3のいずれに入るかまでは決めなくてもよい。すなわち、ステップS1では、グループ分けにより2つのグループのみを形成する構成としてもよい。
ステップS2では、演算部240は、割当部242の機能により、グループ分けにより得られた各グループに情報処理装置20を割り当てる。詳細には、演算部240は、目標稼働率が最も低いタクシー会社のローカルサーバ12が属するグループに、アプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20を割り当てる。演算部240は、残りのグループにアプリケーションに関わる変更が行われない情報処理装置20を割り当てる。すなわち、全ての情報処理装置20について同時にアプリケーションに関わる変更が行われるのではなく、1つの情報処理装置20に対してのみ先行してアプリケーションに関わる変更が行われる。アプリケーションに関わる変更が先行して行われる1つの情報処理装置20には、最も目標稼働率が低いタクシー会社で構成されるグループ(本例では第1グループG1)が割当てられる。当該情報処理装置20において、アプリケーションに関わる変更によって異常が生じないか否かの様子を見、異常が生じない場合には、アプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20が増やされる。なお、演算部240は、グループ分けを行いながら情報処理装置20の割当てを行ってよい。演算部240は、情報処理装置20の割当てを完了すると、次のステップS3に処理を進める。
図6に示す例では、図6Bに示すように、演算部240は、目標稼働率が最も低いタクシー会社T1のローカルサーバ12が属する第1グループG1に第1情報処理装置21を割り当てる。第1情報処理装置21は、この段階でアプリケーションに関わる変更が行われることが決定している唯一の情報処理装置である。演算部240は、第2グループG2に第2情報処理装置22を割り当て、第3グループG3に第3情報処理装置23を割り当てる。
なお、各グループG1〜G3に情報処理装置21〜23が割り当てられると、管理装置24又は管理装置24と連携する他の装置によって、第1情報処理装置21におけるアプリケーションに関わる変更が実行される。本例では、アプリケーションに関わる変更で不具合が生じても、当該不具合の影響を受けるローカルサーバ12を1つにできる。そして、不具合の影響を受けるローカルサーバ12を有するタクシー会社の目標稼働率が低いために、目標稼働率に未達となる可能性を低く抑えることができる。
ステップS3では、演算部240は、監視部244の機能により、アプリケーションに関わる変更が行われた後、当該変更が行われた情報処理装置20について所定期間の間、異常が無いか否かを監視する。すなわち、アプリケーションに関わる変更が先行して行われる1つの情報処理装置20において、異常が生じないか否かの様子を見る。異常があった場合には(ステップS3でNo)、アプリケーションに関わる変更処理に問題があると判断され、一旦、処理が終了され、問題の生じた情報処理装置20に対するメンテナンス等が行われる。異常がない場合には(ステップS3でYes)、ステップS4に処理が進められる。なお、図6に示す例では、演算部240は、アプリケーションに関わる変更が行われた第1情報処理装置21について所定期間の間、異常が無いか否かを監視する。
ステップS4では、演算部240は、見直し部243の機能により、ステップS1で行ったグループ分けの見直しを行う。演算部240は、目標稼働率とPC上限数とに基づいてグループ分けの見直しを行う。演算部240は、当該見直しにより、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20によって処理が行われるローカルサーバ12の数を増やす。この段階では、まだ、アプリケーションに関わる変更を行う情報処理装置20の数は増やされていない。まずは、アプリケーションに関わる変更が先行して行われる1つの情報処理装置20において、対応するローカルサーバ12の数が増えても異常が生じないか否かを確認する趣旨である。演算部240は、グループ分けの見直しを完了すると、次のステップS5に処理を進める。
図6に示す例では、図6Cに示すように、演算部240は、第2グループG2に所属する目標稼働率が低いタクシー会社のローカルサーバ12から順に、PC上限数の半分(本例では25台)程度となるまで、ローカルサーバ12を第1グループG1の所属に変更する。これにより、グループ分けの見直し前に第2グループG2に所属していたタクシー会社T3、T5、T6のローカルサーバ12が第1グループG1の所属となる。すなわち、グループ分けの見直しにより、タクシー会社T1のローカルサーバ12だけでなく、タクシー会社T3、T5、T6のローカルサーバ12もアプリケーションに関わる変更が行われた第1情報処理装置21で処理が行われるようになる。これによれば、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20で処理されるローカルサーバ12の数が徐々に増やされるために、不具合が一度に多くのローカルサーバ12に及ぶことを抑制できる。
第2グループG2には、タクシー会社T7、T4、T2、T10のローカルサーバ12が所属し、これらのローカルサーバ12は、アプリケーションに関わる変更が行われていない第2情報処理装置22を用いて処理が実行される。第3グループG3には、見直し前と同じタクシー会社T8、T9のローカルサーバ12が所属し、これらのローカルサーバ12は、アプリケーションに関わる変更が行われていない第3情報処理装置23を用いて処理が実行される。
なお、本例では、第1グループG1と第2グループG2とのローカルサーバ12の所属が見直される構成であるが、これらに加えて第3グループG3の見直しも行われてよい。また、本例では、PC上限数の半分程度となるまで第2グループG2から第1グループG1へとローカルサーバ12の所属を移動する構成としたが、これも例示である。例えば、PC上限数となるまで第2グループG2から第1グループG1へとローカルサーバ12の所属を変更する構成としてもよい。
ステップS5では、演算部240は、監視部244の機能により、グループ分けの見直し後、情報処理装置20について所定期間の間、異常が無いか否かを監視する。異常があった場合には(ステップS5でNo)、一旦、処理が終了され、異常を解消するための処置が行われる。異常がない場合には(ステップS5でYes)、ステップS6に処理が進められる。なお、図6に示す例では、演算部240は、グループ分けの見直し後、第1情報処理装置21について所定期間の間、異常が無いか否かを監視する。
ステップS6では、演算部240は、見直し部243の機能により、ステップS4で見直したグループ分けを再度見直す。演算部240は、目標稼働率とPC上限数とに基づいてグループ分けの再見直しを行う。演算部240は、当該再見直しにより、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20によって処理が行われるローカルサーバ12の数を増やす。すなわち、アプリケーションに関わる変更が先行して行われた1つの情報処理装置20において、異常が生じないと判断されたために、残りの情報処理装置20の少なくとも1つに対してアプリケーションに関わる変更が実行され、アプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20の数が増やされる。
なお、図5に示すフローチャートでは、ステップS6の再見直しによって、全てのローカルサーバ12が、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20によって処理が行われるようになる。すなわち、アプリケーションに関わる変更が先行して行われた1つの情報処理装置20において、異常が生じないと判断されたために、残りの情報処理装置20の全てに対してアプリケーションに関わる変更が行われる。このために、ステップS6の完了により、アプリケーションに関わる変更が行われる場合に実行される一連の処理は終了する。
ただし、この段階では、全てのローカルサーバ12の処理が、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20によって行われるようにしなくてもよい。ステップS6の後に、更なる見直しが少なくとも1回行われたのちに、全てのローカルサーバ12の処理が、アプリケーションに関わる変更が行われた情報処理装置20によって行われるようにしてもよい。更なる見直しは、グループ分けの再設定を行うことなく、単に、アプリケーションに関わる変更が行われる情報処理装置20の数を増やす構成であってもよい。
図6に示す例では、図6Dに示すように、演算部240は、第2グループG2に所属する目標稼働率が低いタクシー会社のローカルサーバ12から順に、PC上限数を超えない範囲でPC上限数の近くとなるまで、ローカルサーバ12を第1グループG1の所属に変更する。これにより、グループ分けの見直し前に第2グループG2に所属していたタクシー会社T7、T4、T2のローカルサーバ12が第1グループG1の所属となる。
また、演算部240は、第3グループG3に所属していたタクシー会社T8のローカルサーバ12を第2グループG2に移動させる。これにより、第2グループG2と第3グループG3とに属するPC11の数を互いに同程度にでき、目標稼働率が高いタクシー会社のローカルサーバ12に対応する情報処理装置20の負荷を分散することができる。ただし、第3グループG3に所属するローカルサーバ12は変更しなくてもよい。目標稼働率が高いタクシー会社のローカルサーバ12が所属するグループにおいては、PC上限数の半分(本例では25台)以下となるようにグループ分けが行われることが好ましい。また、第3グループG3に所属するローカルサーバ12を全て第2グループG2に移動させてもよい。このようにすることで、センタ装置2が有する情報処理装置20の数を減らすことができ、低コスト化を図ることができる。
本例では、再見直しに伴い、第2グループG2に対応する第2情報処理装置22、および、第3グループG3に対応する第3情報処理装置23を、アプリケーションに関わる変更を行う対象とする。ただし、これは例示であり、今回の見直しでは、第2グループG2に対応する第2情報処理装置22をアプリケーションに関わる変更を行う対象とし、次回の見直しで、第3グループG3に対応する第3情報処理装置23をアプリケーションに関わる変更を行う対象としてもよい。
(3−2.アプリケーションに関わる変更後の定期的な見直し)
次に、センタ装置2が有する全ての情報処理装置20に対してアプリケーションに関わる変更が行われた後に実行される定期的なグループ分けの見直し動作の動作例について説明する。図7は、全ての情報処理装置20に対してアプリケーションに関わる変更が行われた後に実行される定期的なグループ分けの見直し動作の動作例を示すフローチャートである。図7に示す処理は、演算部240が見直し部243としての機能を発揮することにより実行される。
ステップS11では、演算部240は、全ての情報処理装置20に対してアプリケーションに関わる変更が行われてからの配車システム100の稼働時間が所定時間を経過したか否かを確認する。当該確認は、所定時間を経過するまで行われる。所定時間は、実験等によって適宜決められ、例えば数時間等であってよい。なお、ステップS15の後にステップS11に戻ってきた場合には、ステップS14のグループ分けの見直しが行われてから所定時間が経過したか否かが確認される。演算部240は、所定時間を経過したことを確認すると(ステップS11でYes)、ステップS12に処理を進める。
ステップS12では、演算部240は、各情報処理装置20の稼働率の実績値を取得する。稼働率の実績値は、例えば、監視部244の監視結果から得られる。各情報処理装置20に対して、監視部244によって異常が認められた場合、その情報処理装置20は停止していたと判断される。一方、監視部244によって異常が認められない場合、その情報処理装置20は稼働していたと判断される。このために、監視部244の監視結果から各情報処理装置20の停止時間が得られ、これと各情報処理装置20が動作すべき時間とから、各情報処理装置20に対して稼働率の実績値を求めることができる。演算部240は、稼働率の実績値を求めると次のステップS13に処理を進める。
ステップS13では、演算部240は、ローカルサーバ12毎(タクシー会社毎)の、稼働率の目標値と実績値との差分を算出する。差分は、実績値から目標値を差し引いて得られる構成でも、目標値から実績値を差し引いて得られる構成であってもよい。演算部240は、差分を求めるとステップS14に処理を進める。
ここで、図8Aに、稼働率の目標値と実績値との差分を例示する。図8Aは、図6Dの状態となって配車システム100が稼働を開始してから所定時間が経過するまでの、稼働率の目標値と実績値との差分を示した図である。なお、図8Aは、図6Dの図に、稼働率の実績値と、実績値から目標値を差し引いた差分とを追加した図である。
図8Aに示すように、差分はプラスの値と、マイナスの値とを取り得る。図8Aに示す例では、差分がプラス又はゼロである場合には、実績値が目標値以上であり、各タクシー会社は、自社の要求が満たされ、満足が行く状態である。センタ装置2を基準とすると、プラスの値の絶対値が大きいほど、要求に対する余裕度が大きい。一方、差分がマイナスである場合には、実績値が目標値を下回っており、各タクシー会社は、自社の要求が満たされず、不満な状態となる。センタ装置2を基準とすると、マイナスの値の絶対値が大きいほど、タクシー会社の要求を満たすように設定変更の緊急度が高い。なお、以下、差分の大小について、差分がプラスである場合には、差分の絶対値が大きいものほど差分が大きいと表現し、差分がマイナスである場合、差分の絶対値が大きいものほど差分は小さいと表現する。
ステップS14では、演算部240は、算出した差分に基づいてグループ分けの見直しを行う。演算部240は、例えば実績値から目標値を差し引いて得られた差分に基づいて、複数のローカルサーバ12のグループ分けの見直しを行う。演算部240は、グループ分けの見直しを行うとステップS15に処理を進める。
ここで、図8Aおよび図8Bを参照して、グループ分けの見直し処理の一例を説明する。なお、図8Bは、図8Aに示す実績値と目標値との差分に基づいてグループ分けの見直しを行った結果を示す図である。演算部240は、図8Bに示すように、図8Aの差分算出結果に基づいて、各ローカルサーバ12(タクシー会社)を差分が大きいものから小さいものとなるように順に並べる。演算部240は、各ローカルサーバ12(タクシー会社)について、差分が大きいものから順に、PC上限数を超えない範囲でPC上限数の近くとなるまで同じグループに入れていき、第1グループG1とする。図8Bに示す例では、タクシー会社T2、T10、T9のローカルサーバ12が第1グループG1に属し、これらは、第1情報処理装置21によって処理が行われる。
演算部240は、第1グループG1に入らなかった残りのローカルサーバ12について、第2情報処理装置22が対応するPC11の数と第3情報処理装置23が対応するPC11の数とが予め決められた配分に近くなり、且つ、差分が大きなものが第2グループG2に入り、差分の小さなものが第3グループG3に入るように割り振る。差分が小さいものが入るグループの方が、グループに属するPC11の数が少なくなるように、前述の配分は決められる。図8Bに示す例では、第2情報処理装置22が対応するPC11の数と、第2情報処理装置22が対応するPC11の数との比か3:2に近くなるように配分されている。
図8Bに示す例では、タクシー会社T8、T1、T3、T5のローカルサーバ12は第2グループG2に属し、これらは、第2情報処理装置22によって処理が行われる。タクシー会社T6、T7、T4のローカルサーバ12は第3グループG3に属し、これらは、第3情報処理装置23によって処理が行われる。これによれば、タクシー会社が不満を抱くことが予想される場合に、当該タクシー会社のローカルサーバ12を負荷が少ない情報処理装置20で処理を行うようにすることができる。定期的にグループ分けが見直されるために、稼働率の実績値を目標値に近づけていくことができる。
ステップS15では、演算部240は終了イベントが発生しているか否かを確認する。終了イベントは、例えば、予定された或いは緊急のメンテナンスが行われる場合等、定期的な見直しを中断せざるを得ない事態が生じた場合等である。演算部240は、終了イベントが発生している場合には(ステップS15でYes)、図7に示すフローチャートを終了する。演算部240は、終了イベントが発生していない場合には(ステップS15でNo)、ステップS11に戻って処理を続ける。
以上のように、本実施形態では、見直し部243は、ローカルサーバ12毎の、稼働率の目標値と実績値との差に基づいて定期的にグループ分けを見直す。このために、本実施形態によれば、稼働率の目標値に実績値が未達となるローカルサーバ12(タクシー会社
の発生を抑制することができる。また、目標値と実績値との差を管理することができるために、情報処理装置20の能力の適否に関する検討を行うことも可能になる。例えば、情報処理装置20の能力が低いと判断される場合に、情報処理装置20のCPUを能力の高いものに変更するといった対処を行うことができる。
<3.留意事項>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。また、本明細書中に示される複数の実施形態及び変形例は可能な範囲で適宜組み合わせて実施されてよい。
例えば、配車システム100は、図9の構成であってもよい。図9においては、管理装置24は、ネットワーク3に繋がっている。このために、管理装置24は、例えば、情報処理装置20の動作の異常の有無を監視するに際して、ネットワーク3を介して情報処理装置20にデータを要求することができる。この場合、ネットワーク3に不具合が発生している場合にも不具合を検出することができる。このために、システムのサービスレベルを顧客(例えばタクシー会社)が要求するレベルにより近づけることができる。
また、図9の構成とする場合には、管理装置24がネットワーク3を介して各ローカルサーバ12に対して指示を行う構成とすることができる。このために、図9の構成とすることにより、管理装置24がローカルサーバ12毎の稼働率を把握することも可能になる。この結果、配車システム100のサービスレベルを顧客(例えばタクシー会社)が要求するレベルに更に近づけ易くすることができる。
2・・・センタ装置
3・・・ネットワーク
12・・・ローカルサーバ
20・・・情報処理装置
21・・・第1情報処理装置
22・・・第2情報処理装置
23・・・第3情報処理装置
24・・・管理装置
241・・・グループ分け部
242・・・割当部
243・・・見直し部
244・・・監視部
SYS・・・サーバシステム

Claims (9)

  1. 複数のローカルサーバとネットワークを介して接続されるセンタ装置が有する複数の情報処理装置を管理する管理装置であって、
    前記複数の情報処理装置のソフトウェアに関わる変更が必要である場合に、前記複数のローカルサーバを所定の条件に従って複数のグループにグループ分けするグループ分け部と、
    前記複数のグループのうちの一部のグループを前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当て、残りのグループを前記変更が行われない前記情報処理装置に割り当てる割当部と、
    を備える、管理装置。
  2. 前記割当部は、前記複数のグループのうちの1つのグループを前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当てる、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記複数のグループのうち、前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当てられる前記グループは、当該グループに含まれる前記ローカルサーバの数が最小である、請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記変更が行われた後に、所定のタイミングで前記グループ分けを見直す見直し部を更に備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の管理装置。
  5. 前記情報処理装置の動作の異常の有無を監視する監視部を更に備え、
    前記所定のタイミングは、前記変更が行われた前記情報処理装置について前記異常が認められることなく所定期間が経過したタイミングである、請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記見直し部は、前記変更が前記複数の情報処理装置の全てに対して行われた後に、定期的に前記グループ分けを見直す、請求項4又は5に記載の管理装置。
  7. 前記見直し部は、前記ローカルサーバ毎の、稼働率の目標値と実績値との差分に基づき定期的に前記グループ分けの見直しを行う、請求項6に記載の管理装置。
  8. 前記複数の情報処理装置と、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の管理装置と、
    を備える、サーバシステム。
  9. 複数のローカルサーバとネットワークを介して接続されるセンタ装置が有する複数の情報処理装置を管理する管理方法であって、
    前記複数の情報処理装置のソフトウェアに関わる変更が必要である場合に、前記複数のローカルサーバを所定の条件に従って複数のグループにグループ分けするグループ分け工程と、
    前記複数のグループのうちの一部のグループを前記変更が行われる前記情報処理装置に割り当て、残りのグループを前記変更が行われない前記情報処理装置に割り当てる割当工程と、
    を備える、管理方法。
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