JP2021029024A - 複数の周波数バンドの中から周波数バンドが選択される接続制御を実行する端末装置、基地局装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の重複する周波数バンドが使用されうる環境において、効率的に接続を確立すること。【解決手段】端末装置は、基地局装置に対して、その基地局装置との接続を要求するメッセージであって、その端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めたメッセージを送信し、そのメッセージへの応答であって、基地局装置との通信で用いる周波数バンドを示す応答を基地局装置から受信して基地局装置と接続を確立する。【選択図】 図5
Description
本発明は、複数の周波数バンドの中から周波数バンドが選択される接続制御技術に関する。
第5世代のセルラ通信規格として、NR(New Radio)規格が策定されている。NR規格では、動作可能な周波数バンドが規定されており、これらの周波数バンドには、その周波数バンドを特定する識別番号が付与されている。なお、これらの周波数バンドの中には、異なる識別番号の周波数バンドであっても、その少なくとも一部が他の識別番号の周波数バンドと重なるものがある。例えば、バンドn77は、3300MHz〜4200MHzの周波数バンドを示し、バンドn78は、3300MHz〜3800MHzの周波数バンドを示しており、バンドn78の周波数バンドはバンドn77の周波数バンドの一部である。
基地局装置は、自装置が対応している周波数バンドの情報を、報知情報として、端末装置へ報知する(非特許文献1参照)。基地局装置は、例えば3300MHz〜3800MHzの周波数帯の所定のチャネルにおいてn77及びn78をサポートしていることを示す報知情報を送出する。また、基地局装置は、例えば3800MHz〜4200MHzの周波数帯の所定のチャネルにおいてn77をサポートしていることを示す報知情報を送出する。端末装置は、通信を行いたい場合、接続確立を要求するためのメッセージを、例えば報知情報を受信した周波数チャネルを用いて基地局装置へ送信する。その後、基地局装置は、接続を確立するためのメッセージを端末装置へ送信する。このとき、基地局装置は、そのメッセージにおいて、通信に使用する周波数バンドを示す情報を端末装置へ通知する。
3GPP TS38.331 V15.6.0、2019年6月
端末装置は、一部重複している周波数バンドのうち、いずれか一方のみをサポートしていることが想定される。このとき、端末装置は、基地局装置から、通信に使用する周波数バンドとして、自装置がサポートしていない周波数バンドの通知を受けることがありうる。例えば、n78しかサポートしていない端末装置が、n77とn78とが重複している周波数チャネルにおいて、n77とn78とをサポートする基地局装置との接続を確立した結果、基地局装置からn77を使用することが通知されうる。この場合、端末装置は、n77をサポートしていないため、基地局装置から受信したメッセージを無視することが想定される。この場合、基地局装置は、使用する周波数バンドをn78に変更して再度メッセージを送信しうる。また、基地局装置は、メッセージが無視された理由を特定できずに、n77を使用することを示すメッセージを複数回送信してしまうことも想定されうる。このため、このようなメッセージの繰り返し送信により、無線リソースが浪費され、また、接続確立までに要する時間も長期化してしまいうる。
本発明は、複数の重複する周波数バンドが使用されうる環境での、効率的な接続確立手法を提供する。
本発明の一態様による端末装置は、基地局装置に対して、当該基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めた前記メッセージを送信する送信手段と、前記メッセージへの応答であって、前記基地局装置との通信で用いる周波数バンドを示す前記応答を前記基地局装置から受信して前記基地局装置と接続を確立する確立手段と、を有する。
本発明の一態様による基地局装置は、端末装置から、前記基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す第1の情報を含んだ前記メッセージを受信する受信手段と、当該第1の情報によって示される周波数バンドを用いて通信を行うことを示す第2の情報を含んだ応答を前記端末装置へ送信して前記端末装置と接続を確立する確立手段と、を有する。
本発明によれば、複数の重複する周波数バンドが使用されうる環境において、効率的に接続を確立することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち2つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る通信システムの例を示す。通信システムは、例えば第5世代のNR(New Radio)規格に準拠したセルラ通信システムでありうる。通信システムは、基地局装置101と端末装置102とを含んで構成される。端末装置102は、通常時には基地局装置101と接続していない状態となることにより消費電力を抑制し、一方で、通信する必要のある場合に、基地局装置101に対して接続の確立を要求することにより、基地局装置101との接続を確立することができる。例えば、端末装置102は、無線リソース制御(RRC)レイヤのメッセージであるRRCSetupRequestを基地局装置101に対して送信することにより、接続確立処理を開始する。そして、基地局装置101は、このメッセージに対して、RRCSetupメッセージで応答し、その後に端末装置102からRRCSetupCompleteメッセージを送信することにより、接続が確立される。
図1に、本実施形態に係る通信システムの例を示す。通信システムは、例えば第5世代のNR(New Radio)規格に準拠したセルラ通信システムでありうる。通信システムは、基地局装置101と端末装置102とを含んで構成される。端末装置102は、通常時には基地局装置101と接続していない状態となることにより消費電力を抑制し、一方で、通信する必要のある場合に、基地局装置101に対して接続の確立を要求することにより、基地局装置101との接続を確立することができる。例えば、端末装置102は、無線リソース制御(RRC)レイヤのメッセージであるRRCSetupRequestを基地局装置101に対して送信することにより、接続確立処理を開始する。そして、基地局装置101は、このメッセージに対して、RRCSetupメッセージで応答し、その後に端末装置102からRRCSetupCompleteメッセージを送信することにより、接続が確立される。
図2に、基地局装置101及び端末装置102のハードウェア構成例を示す。これらの装置は、一例において、プロセッサ201、ROM202、RAM203、記憶装置204、及び通信回路205を含んで構成される。プロセッサ201は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、装置の全体の処理や、後述の各処理を実行する。ROM202は、基地局装置101や端末装置102が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM203は、プロセッサ201がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置204は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路205は、例えば、無線通信用の回路によって構成される。基地局装置101は、端末装置102との通信のための通信回路205として、例えばセルラ通信用のベースバンド回路及びRF回路等とアンテナとを含んで構成される。同様に、端末装置102は、基地局装置101との通信のための通信回路205として、例えばセルラ通信用のベースバンド回路及びRF回路等とアンテナとを含んで構成される。なお、基地局装置101の通信回路205は、例えば、コアネットワークやネットワーク上の他のノードとの通信のための無線又は有線通信を行うための回路を含んでもよい。また、端末装置102の通信回路205は、無線LANやBluetooth(登録商標)などセルラ通信以外の無線通信を行うための回路及びアンテナを含んでもよい。なお、図2では、1つの通信回路205が図示されているが、各装置は、複数の通信回路を有しうる。
(処理の概要)
基地局装置101は、例えば、RRCSetupメッセージによって、自装置がサポートしている周波数バンドのうちのいずれか(例えばn77又はn78)に関連する情報を端末装置102へ送信する。このとき、端末装置102は、自装置がサポートしている周波数バンドに関連する情報を含んだRRCSetupメッセージを受信した場合には、処理を継続して、RRCSetupCompleteメッセージを送信して接続を確立することができる。一方、端末装置102は、自装置がサポートしていない周波数バンドのみに関連する情報を含んだRRCSetupメッセージを受信した場合には、その周波数バンドでの通信を行うことはできないため、そのメッセージを無視しうる。この場合、基地局装置101は、端末装置102がサポートしている周波数バンドに関連する情報を含むように、RRCSetupメッセージの内容を変更して再送する。また、このとき、基地局装置101は、RRCSetupメッセージが無視された理由を特定できずに、同じ周波数バンドに関連する情報を含んだメッセージを複数回送信してしまうことも想定されうる。このため、このようなメッセージの繰り返し送信や内容変更により、無線リソースが浪費され、また、接続確立までに要する時間も長期化してしまいうる。
基地局装置101は、例えば、RRCSetupメッセージによって、自装置がサポートしている周波数バンドのうちのいずれか(例えばn77又はn78)に関連する情報を端末装置102へ送信する。このとき、端末装置102は、自装置がサポートしている周波数バンドに関連する情報を含んだRRCSetupメッセージを受信した場合には、処理を継続して、RRCSetupCompleteメッセージを送信して接続を確立することができる。一方、端末装置102は、自装置がサポートしていない周波数バンドのみに関連する情報を含んだRRCSetupメッセージを受信した場合には、その周波数バンドでの通信を行うことはできないため、そのメッセージを無視しうる。この場合、基地局装置101は、端末装置102がサポートしている周波数バンドに関連する情報を含むように、RRCSetupメッセージの内容を変更して再送する。また、このとき、基地局装置101は、RRCSetupメッセージが無視された理由を特定できずに、同じ周波数バンドに関連する情報を含んだメッセージを複数回送信してしまうことも想定されうる。このため、このようなメッセージの繰り返し送信や内容変更により、無線リソースが浪費され、また、接続確立までに要する時間も長期化してしまいうる。
本実施形態では、このような接続確立までに要する時間の長期化を防ぐための手法を提供する。これらの手法のうちの第1の手法は、端末装置102が、RRCSetupRequestメッセージにより、自装置がサポートしている周波数バンドを特定する情報を基地局装置101へ通知する。なお、端末装置102は、基地局装置101との再接続を試行する際や他の基地局装置から基地局装置101への接続の切り替えを試行する際に、RRCReestablishmentRequestメッセージにより、自装置がサポートしている周波数バンドを特定する情報を基地局装置101へ通知してもよい。これにより、基地局装置101は、端末装置102がサポートしていない周波数バンドに関連する情報を含んだRRCSetupメッセージ(又はRRCReestablishmentメッセージ)を送信することを防ぐことができる。
また、上述の手法のうちの第2の手法は、基地局装置101が、自装置がサポートしている(例えば2つ以上の)周波数バンドのそれぞれに関連する情報(例えば通信用のパラメータ)を、端末装置102へ通知する。なお、基地局装置101は、この情報を、RRCSetupメッセージによって端末装置102へ通知してもよいし、例えば報知信号によって定期的に送信しうる。そして、端末装置102は、基地局装置101がサポートしている周波数バンドのうちから、自装置がサポートしている周波数バンドに基づいて使用する周波数バンドを選択し、その選択した周波数バンドを例えばRRCSetupCompleteメッセージによって基地局装置101へ通知する。
以下では、これらの手法について、詳細に説明する。
<第1の手法>
第1の手法では、上述のように、端末装置102が、RRCSetupRequestメッセージにより、自装置がサポートしている周波数バンドを特定する情報を基地局装置101へ通知する。なお、端末装置102は、RRCReestablishmentRequestメッセージを用いて、同様の通知を行うことができる。以下では、RRCSetupRequestメッセージが用いられる場合の例について説明するが、RRCReestablishmentRequestメッセージが用いられる際(再接続時等の場合)にも同様にして、端末装置102がサポートしている周波数バンドを通知することができる。
第1の手法では、上述のように、端末装置102が、RRCSetupRequestメッセージにより、自装置がサポートしている周波数バンドを特定する情報を基地局装置101へ通知する。なお、端末装置102は、RRCReestablishmentRequestメッセージを用いて、同様の通知を行うことができる。以下では、RRCSetupRequestメッセージが用いられる場合の例について説明するが、RRCReestablishmentRequestメッセージが用いられる際(再接続時等の場合)にも同様にして、端末装置102がサポートしている周波数バンドを通知することができる。
第1の手法では、従来通り、基地局装置101が、報知信号によって、サポートしている周波数バンドの情報を1つ以上の端末装置102に報知する。一例において、基地局装置101は、2つ以上の周波数バンドに共通する周波数リソースにおいて、報知信号を送信する際に、その2つ以上の周波数バンドのうちのいずれをサポートしているかの情報を報知する。例えば、基地局装置101は、n77及びn78の両方に属する周波数チャネルにおいて報知信号を送信する場合に、その報知信号内に、n77とn78とのいずれをサポートしているかを示す情報(又はその両方をサポートしていることを示す情報)を含めて送信する。一方、基地局装置101は、n77のみに属する周波数チャネルにおいて報知信号を送信する場合には、n77をサポートしていることを示す情報を含めた報知信号を送信しうる。端末装置102は、自装置がサポートしている周波数バンドが基地局装置101によってサポートされていることに少なくとも基づいて、その基地局装置101に対してRRCSetupRequestメッセージを送信することによって、接続確立処理を開始することができる。また、端末装置102は、一例において、2つ以上の周波数バンドをサポートしていることを示す報知信号を受信した場合に、自装置がサポートしている周波数バンドを指定する情報をRRCSetupRequestメッセージに含めて送信する。なお、端末装置102は、基地局装置101からの報知信号に複数の周波数バンドをサポートしていることを示す情報が含まれている場合に、端末装置102自身がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めたRRCSetupRequestメッセージを送信するようにしうる。この場合、端末装置102は、基地局装置101からの報知信号に1つの周波数バンドのみをサポートしていることを示す情報が含まれている場合には、端末装置102自身がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めずにRRCSetupRequestメッセージを送信するようにしてもよい。
このために、一例において、RRCSetupRequestメッセージに、端末装置102がサポートしている周波数バンドを指定するための所定のOptionalビットが追加される。一例において、このOptionalビットが「0」の場合は、例えば、周波数バンドを指定する能力がないことが示される。また、このOptionalビットが「0」に設定されることにより、端末装置が2つ以上の周波数バンドの全てをサポートしていることを示してもよい。また、Optionalビットが「1」の場合、そのOptionalビットに続く1つ以上のビットによって、端末装置がどの周波数バンドをサポートしているかが示される。例えば、Optionalビットに続く1ビットが「0」に設定されることにより、端末装置がn77をサポートしていることが示され、その1ビットが「1」に設定されることにより、端末装置がn78をサポートしていることが示される。なお、端末装置は、n77とn78との両方をサポートしている場合は、例えば事前設定された優先順位に基づいて、優先順位の高い方の周波数バンドをサポートしていることを示すRRCSetupRequestメッセージを送信してもよい。例えば、端末装置102は、n77とn78との両方をサポートしており、かつ、n78を優先する場合、Optionalビットを1とすると共に、その次の1ビットを「1」に設定したRRCSetupRequestメッセージを基地局装置101へ送信しうる。なお、基地局装置101は、例えば接続の確立後に、端末装置102に対してサポートしている周波数バンドを問い合わせることができる。この場合には、接続が確立されているため、端末装置102が十分な通信容量を用いて情報を送信することができる。このため、端末装置102は、全てのサポートしている周波数バンドの情報を基地局装置101へ通知することができる。このため、この場合、RRCSetupRequestメッセージにより、接続処理のために使用すべき周波数バンドが通知されると言える。
また、Optionalビットが「1」の場合、そのOptionalビットに続く2ビットによって、端末装置がn77のみをサポートしていること、n78のみをサポートしていること、n77とn78との両方をサポートすることを示してもよい。例えば、ビット「00」によりn77のみをサポートしていることが示され、ビット「01」によりn78のみをサポートしていることが示され、ビット「10」によりn77とn78の両方をサポートしていることが示されうる。なお、3つ以上の周波数バンドについて、端末装置がいずれの周波数バンドをサポートしているかを示すために、Optionalビットに続いて2ビット以上の情報が通知されてもよい。このように、Optionalビットを用いることによって、例えば端末装置がサポートしている周波数バンドの情報がない場合に、メッセージのビット数を削減することができる。一方で、Optionalビットを用いずに、RRCSetupRequestメッセージ内に、サポートしている周波数バンドの情報を示すための所定のビットフィールドを新たに設けてもよい。
基地局装置101は、端末装置102から、端末装置102がサポートしている周波数バンドの情報を含んだRRCSetupRequestメッセージを受信すると、その情報に基づいて、通信に使用する周波数バンドを決定する。そして、基地局装置101は、決定した周波数バンドをRRCSetupメッセージに含めて、端末装置102へ送信する。
(基地局装置の機能構成)
第1の手法が実行される場合の、基地局装置101の機能構成例を図3に示す。基地局装置101は、通信部301、情報取得部302、使用バンド決定部303、及び接続制御部304を含む。これらの機能部は、例えば、基地局装置101のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部301は、例えばNR規格等の端末装置102と共通の規格に準拠した制御により、端末装置102との間で通信を行うための機能部である。通信部301は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを示す情報を含んだ報知信号を定期的に送出する。また、通信部301は、端末装置102との間で接続を確立した後に、ユーザデータの通信を行う。情報取得部302は、通信部301を介して、端末装置102からの、接続確立メッセージ(RRCSetupRequestメッセージ又はRRCReestablishmentRequestメッセージ)を受信すると、そのメッセージから情報を取得する。この情報は、端末装置102がサポートしている周波数バンドの情報を含む。使用バンド決定部303は、取得した情報に基づいて、端末装置102がサポートしている周波数バンドの中から1つの周波数バンドを選択して、通信に使用する周波数バンドとして決定する。例えば、n77とn78とでは、端末装置102が満たすべきハードウェアの要求が異なり、通信性能も異なりうる。このため、基地局装置101は、端末装置102が複数の周波数バンドをサポートしている場合、例えば、端末装置102との通信条件(端末装置102との距離や、送受信されるデータ量など)に応じて、使用すべき周波数バンドを決定しうる。接続制御部304は、決定した周波数バンドを示す情報をRRCSetupメッセージ又はRRCReestablishmentメッセージに含めて、端末装置102へ送信する。これにより、基地局装置101は、端末装置102との接続を確立することができる。なお、基地局装置101は、端末装置102との接続が確立された後に、例えば端末装置102がサポートしている周波数バンドの情報を要求し、端末装置102から、サポートしている周波数バンドに関する詳細な情報を取得するようにしてもよい。
第1の手法が実行される場合の、基地局装置101の機能構成例を図3に示す。基地局装置101は、通信部301、情報取得部302、使用バンド決定部303、及び接続制御部304を含む。これらの機能部は、例えば、基地局装置101のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部301は、例えばNR規格等の端末装置102と共通の規格に準拠した制御により、端末装置102との間で通信を行うための機能部である。通信部301は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを示す情報を含んだ報知信号を定期的に送出する。また、通信部301は、端末装置102との間で接続を確立した後に、ユーザデータの通信を行う。情報取得部302は、通信部301を介して、端末装置102からの、接続確立メッセージ(RRCSetupRequestメッセージ又はRRCReestablishmentRequestメッセージ)を受信すると、そのメッセージから情報を取得する。この情報は、端末装置102がサポートしている周波数バンドの情報を含む。使用バンド決定部303は、取得した情報に基づいて、端末装置102がサポートしている周波数バンドの中から1つの周波数バンドを選択して、通信に使用する周波数バンドとして決定する。例えば、n77とn78とでは、端末装置102が満たすべきハードウェアの要求が異なり、通信性能も異なりうる。このため、基地局装置101は、端末装置102が複数の周波数バンドをサポートしている場合、例えば、端末装置102との通信条件(端末装置102との距離や、送受信されるデータ量など)に応じて、使用すべき周波数バンドを決定しうる。接続制御部304は、決定した周波数バンドを示す情報をRRCSetupメッセージ又はRRCReestablishmentメッセージに含めて、端末装置102へ送信する。これにより、基地局装置101は、端末装置102との接続を確立することができる。なお、基地局装置101は、端末装置102との接続が確立された後に、例えば端末装置102がサポートしている周波数バンドの情報を要求し、端末装置102から、サポートしている周波数バンドに関する詳細な情報を取得するようにしてもよい。
(端末装置の機能構成)
第1の手法が実行される場合の、端末装置102の機能構成例を図4に示す。端末装置102は、例えば、通信部401、メッセージ生成部402、及び、接続制御部403を含む。なお、これらの機能部は、例えば、端末装置102のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部301は、例えば基地局装置101と共通の規格に準拠した制御により、基地局装置101との間で通信を行うための機能部である。メッセージ生成部402は、端末装置102がサポートしている周波数バンドを示す情報を含んだメッセージ(例えばRRCSetupRequestメッセージ又はRRCReestablishmentRequestメッセージ)を生成する。なお、メッセージ生成部402は、基地局装置101が複数の周波数バンドをサポートしていることを示す報知信号を通信部401が受信している状態で接続の確立を試行する際に、端末装置102がサポートしている周波数バンドを含んだメッセージを生成しうる。一方、メッセージ生成部402は、基地局装置101が1つの周波数バンドのみをサポートしていることを示す報知信号を通信部401が受信している状態で接続の確立を試行する際には、端末装置102がサポートしている周波数バンドを含まないメッセージを生成してもよい。メッセージ生成部402によって生成されたメッセージは、通信部401を介して基地局装置101へ送信される。接続制御部403は、メッセージ生成部402によって生成されて通信部401を介して送信されたメッセージに対する応答メッセージ(RRCSetupメッセージ又はRRCReestablishmentメッセージ)を、通信部401を介して受信し、基地局装置101との接続を確立する。端末装置102は、基地局装置101との接続を確立した後に、例えばユーザデータの通信を実行することができる。
第1の手法が実行される場合の、端末装置102の機能構成例を図4に示す。端末装置102は、例えば、通信部401、メッセージ生成部402、及び、接続制御部403を含む。なお、これらの機能部は、例えば、端末装置102のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部301は、例えば基地局装置101と共通の規格に準拠した制御により、基地局装置101との間で通信を行うための機能部である。メッセージ生成部402は、端末装置102がサポートしている周波数バンドを示す情報を含んだメッセージ(例えばRRCSetupRequestメッセージ又はRRCReestablishmentRequestメッセージ)を生成する。なお、メッセージ生成部402は、基地局装置101が複数の周波数バンドをサポートしていることを示す報知信号を通信部401が受信している状態で接続の確立を試行する際に、端末装置102がサポートしている周波数バンドを含んだメッセージを生成しうる。一方、メッセージ生成部402は、基地局装置101が1つの周波数バンドのみをサポートしていることを示す報知信号を通信部401が受信している状態で接続の確立を試行する際には、端末装置102がサポートしている周波数バンドを含まないメッセージを生成してもよい。メッセージ生成部402によって生成されたメッセージは、通信部401を介して基地局装置101へ送信される。接続制御部403は、メッセージ生成部402によって生成されて通信部401を介して送信されたメッセージに対する応答メッセージ(RRCSetupメッセージ又はRRCReestablishmentメッセージ)を、通信部401を介して受信し、基地局装置101との接続を確立する。端末装置102は、基地局装置101との接続を確立した後に、例えばユーザデータの通信を実行することができる。
(処理の流れ)
図5に、第1の手法の処理の流れの例を示す。なお、本処理では、初期的に、端末装置102は、基地局装置101などのいずれの基地局装置とも接続を確立しておらず、端末装置102は、基地局装置101との初期接続の確立を試行するものとする。すなわち、端末装置102は、接続を確立するために、RRCSetupRequestメッセージを送信するものとする。ただし、これは一例に過ぎず、基地局装置101との再接続確立の試行の際や基地局装置101へのハンドオーバ時(RRCReestablishmentRequestメッセージが送信される場合)にも同様の処理が実行されうる。この場合は、RRCSetupRequestメッセージに代えてRRCReestablishmentRequestメッセージが用いられ、RRCSetupメッセージに代えて、RRCReestablishmentメッセージが使用される点が異なり、他の点は同様である。
図5に、第1の手法の処理の流れの例を示す。なお、本処理では、初期的に、端末装置102は、基地局装置101などのいずれの基地局装置とも接続を確立しておらず、端末装置102は、基地局装置101との初期接続の確立を試行するものとする。すなわち、端末装置102は、接続を確立するために、RRCSetupRequestメッセージを送信するものとする。ただし、これは一例に過ぎず、基地局装置101との再接続確立の試行の際や基地局装置101へのハンドオーバ時(RRCReestablishmentRequestメッセージが送信される場合)にも同様の処理が実行されうる。この場合は、RRCSetupRequestメッセージに代えてRRCReestablishmentRequestメッセージが用いられ、RRCSetupメッセージに代えて、RRCReestablishmentメッセージが使用される点が異なり、他の点は同様である。
基地局装置101は、端末装置102との接続が確立されていない状態であっても、自装置がサポートしている周波数バンドの情報を含んだ報知信号を周期的に送出する(S501)。ここでは、基地局装置101は、n77とn78との両方をサポートしていることを示す報知信号を送信しているものとする。端末装置102は、この報知信号を受信する。その後、端末装置102は、基地局装置101との接続の確立を試行することを決定したものとする。この場合、端末装置102は、例えば報知信号が送信されている周波数チャネルにおいて、自装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含んだRRCSetupRequestメッセージを送信する(S502)。ここでは、端末装置102は、n77をサポートしていることを示す情報を含めたRRCSetupRequestメッセージを送信したものとする。基地局装置101は、この情報に基づいて、端末装置102が使用可能な周波数バンドであるn77を通信に使用する周波数バンドとして含んだRRCSetupメッセージを、応答として端末装置102へ送信する(S503)。この場合、端末装置102は、自装置がサポートしているn77が指定されたRRCSetupメッセージを受信するため、このメッセージに対して、RRCSetupCompleteメッセージを送信して(S504)、接続の確立を完了する。
これによれば、基地局装置101は、端末装置102がサポートしていない(又は端末装置102がサポートしているか不明な)n78を指定したRRCSetupメッセージを送信することはない。このため、端末装置102がn78をサポートしていない場合であっても、RRCSetupメッセージが端末装置102に無視されることを防ぐことができる。これにより、基地局装置101と端末装置102との間で接続の確立に要する時間が不必要に長期化することを防ぐことができる。
<第2の手法>
第2の手法では、基地局装置101が、自装置がサポートしている(例えば2つ以上の)周波数バンドのそれぞれに関連する情報を、端末装置102へ通知する。ここで、周波数バンドに関連する情報は、その周波数バンドでの通信を可能とする情報であり、例えば通信用のパラメータである。なお、2つ以上の周波数バンドに関連する情報が、その2つ以上の周波数バンドにおける通信で共通して使用される情報(パラメータ等)であってもよい。パラメータは、例えば、Bandwidth Part、プロトコルタイマの値、再送時の再送回数、MIMOのレイヤ数などの設定値を含みうる。基地局装置101は、例えば、自装置がサポートしている周波数バンドのそれぞれに関連する情報を、RRCSetupメッセージ(又はRRCReestablishmentメッセージ)に格納して送信する。すなわち、基地局装置101は、端末装置102から接続確立のためのメッセージ(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)を受信したことに応じて、自装置がサポートしている周波数バンドの情報を端末装置102へ通知する。また、基地局装置101は、報知信号に、自装置がサポートしている周波数バンドのそれぞれに関連する情報であって、それらの周波数バンドのそれぞれにおける通信で使用される情報を含めて定期的に送出してもよい。
第2の手法では、基地局装置101が、自装置がサポートしている(例えば2つ以上の)周波数バンドのそれぞれに関連する情報を、端末装置102へ通知する。ここで、周波数バンドに関連する情報は、その周波数バンドでの通信を可能とする情報であり、例えば通信用のパラメータである。なお、2つ以上の周波数バンドに関連する情報が、その2つ以上の周波数バンドにおける通信で共通して使用される情報(パラメータ等)であってもよい。パラメータは、例えば、Bandwidth Part、プロトコルタイマの値、再送時の再送回数、MIMOのレイヤ数などの設定値を含みうる。基地局装置101は、例えば、自装置がサポートしている周波数バンドのそれぞれに関連する情報を、RRCSetupメッセージ(又はRRCReestablishmentメッセージ)に格納して送信する。すなわち、基地局装置101は、端末装置102から接続確立のためのメッセージ(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)を受信したことに応じて、自装置がサポートしている周波数バンドの情報を端末装置102へ通知する。また、基地局装置101は、報知信号に、自装置がサポートしている周波数バンドのそれぞれに関連する情報であって、それらの周波数バンドのそれぞれにおける通信で使用される情報を含めて定期的に送出してもよい。
端末装置102は、基地局装置101がサポートしている周波数バンドのうちから、自装置がサポートしている周波数バンドに基づいて使用する周波数バンドを決定し、その決定した周波数バンドを例えばRRCSetupCompleteメッセージによって基地局装置101へ通知する。例えば、端末装置102は、n77のみをサポートしている場合、RRCSetupメッセージによって通知された情報のうち、n77に関連する情報を使用して通信を行うことを決定し、n77を使用することをRRCSetupCompleteメッセージによって基地局装置101へ通知する。これにより、接続処理が完了し、基地局装置101と端末装置102との間で接続が確立され、これらの装置間の通信を実行することが可能となる。
このような基地局装置101がサポートしている周波数バンドのそれぞれについて、通信用のパラメータ等の情報が通知されることにより、端末装置102は、自装置がサポートしている周波数バンドでの通信のための接続を確立することができる。例えば、基地局装置101が、RRCSetupメッセージによって、自装置がサポートしているn77及びn78について、それらの周波数バンドのそれぞれで通信を行うために使用されるパラメータを端末装置に通知することで、端末装置102は、それらのいずれかをサポートしていれば、RRCSetupメッセージを受け付けて、RRCSetupCompleteメッセージを送信して、接続を確立することができる。
なお、端末装置102は、基地局装置101がサポートしている2つ以上の周波数バンドのうちの複数の周波数バンドを自装置がサポートしている場合、使用する周波数バンドを選択してもよい。この場合、端末装置102が自律的に使用する周波数バンドを決定してもよいし、基地局装置101から使用する周波数バンドを選択するための選択基準の情報を取得し、端末装置102は、その選択基準に従って使用する周波数を決定してもよい。選択基準は、例えば、RRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージによって端末装置102に通知されてもよいし、報知情報として通知されてもよい。選択基準は、例えば、複数の周波数バンドのいずれを優先すべきかを示す情報や、端末装置102の状況(無線品質や要求通信量等)を引数とした関数などによって与えられうるが、これら以外の形式で端末装置102に通知されてもよい。また、選択基準として用いられる情報は、無線品質を表すRSRP(Reference Signal Received Power)やRSRQ(Reference Signal Received Quality)であってもよい。また、端末装置102は、基地局装置101から通知される事業者識別情報や端末装置102が保持している契約事業者識別情報に基づいて、使用する周波数バンドを選択してもよい。
(基地局装置の機能構成)
第2の手法が実行される場合の、基地局装置101の機能構成例を図6に示す。基地局装置101は、通信部601、パラメータ通知部602、使用バンド取得部603、及び、接続制御部604を含む。また、基地局装置101は、オプションとして、選択基準通知部605を有してもよい。これらの機能部は、例えば、基地局装置101のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部601は、例えばNR規格等の端末装置102と共通の規格に準拠した制御により、端末装置102との間で通信を行うための機能部である。通信部601は、端末装置102との間で接続を確立した後に、ユーザデータの通信を行う。パラメータ通知部602は、基地局装置101がサポートしている(例えば2つ以上の)周波数バンドでの通信に使用されるパラメータの情報を、通信部601を介して、端末装置102へ通知する。なお、パラメータ通知部602は、各周波数バンドに関連する情報であって、パラメータ以外の情報を、端末装置102へ通知してもよい。パラメータ通知部602は、端末装置102からの接続要求信号(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)への応答メッセージ(例えばRRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージ)に、パラメータの情報を含めて端末装置102へ送信するようにしうる。また、パラメータ通知部602は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを通知する報知信号によって、その周波数バンドを示す情報と共に、パラメータの情報を、端末装置102へ通知してもよい。
第2の手法が実行される場合の、基地局装置101の機能構成例を図6に示す。基地局装置101は、通信部601、パラメータ通知部602、使用バンド取得部603、及び、接続制御部604を含む。また、基地局装置101は、オプションとして、選択基準通知部605を有してもよい。これらの機能部は、例えば、基地局装置101のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部601は、例えばNR規格等の端末装置102と共通の規格に準拠した制御により、端末装置102との間で通信を行うための機能部である。通信部601は、端末装置102との間で接続を確立した後に、ユーザデータの通信を行う。パラメータ通知部602は、基地局装置101がサポートしている(例えば2つ以上の)周波数バンドでの通信に使用されるパラメータの情報を、通信部601を介して、端末装置102へ通知する。なお、パラメータ通知部602は、各周波数バンドに関連する情報であって、パラメータ以外の情報を、端末装置102へ通知してもよい。パラメータ通知部602は、端末装置102からの接続要求信号(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)への応答メッセージ(例えばRRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージ)に、パラメータの情報を含めて端末装置102へ送信するようにしうる。また、パラメータ通知部602は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを通知する報知信号によって、その周波数バンドを示す情報と共に、パラメータの情報を、端末装置102へ通知してもよい。
使用バンド取得部603は、端末装置102からの通知により、端末装置102との間での通信において使用すべき周波数バンドの情報を取得する。使用バンド取得部603は、例えば、端末装置102からのRRCSetupCompleteメッセージやRRCReestablishmentCompleteメッセージにより、この情報を取得する。接続制御部604は、接続処理のための各種メッセージの送受信を制御し、端末装置102との接続を確立する。なお、基地局装置101は、端末装置102との接続が確立された後に、例えば端末装置102がサポートしている周波数バンドの情報を要求し、端末装置102から、サポートしている周波数バンドに関する詳細な情報を取得するようにしてもよい。
選択基準通知部605は、基地局装置101がサポートしている2つ以上の周波数バンドのうちの複数の周波数バンドを端末装置102がサポートしている場合に端末装置102に使用する周波数バンドを選択させるための選択基準の情報を、端末装置102へ通知する。選択基準通知部605は、端末装置102からの接続要求信号(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)への応答メッセージ(例えばRRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージ)に、選択基準の情報を含めて端末装置102へ送信するようにしうる。また、選択基準通知部605は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを通知する報知信号によって、選択基準の情報を、端末装置102へ通知してもよい。
(端末装置の機能構成)
第2の手法が実行される場合の、端末装置102の機能構成例を図7に示す。端末装置102は、例えば、通信部701、パラメータ取得部702、使用バンド決定部703、使用バンド通知部704、及び、接続制御部705を含む。また、端末装置102は、さらに、選択基準取得部706を含んでもよい。なお、これらの機能部は、例えば、端末装置102のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部701は、例えば基地局装置101と共通の規格に準拠した制御により、基地局装置101との間で通信を行うための機能部である。パラメータ取得部702は、基地局装置101がサポートしている周波数バンドのそれぞれに関連する情報であって、その周波数バンドのそれぞれにおける通信で使用されるパラメータの情報を取得する。なお、パラメータ取得部702は、それら以外の情報を取得してもよい。パラメータ取得部702は、端末装置102からの接続要求信号(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)への応答メッセージ(例えばRRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージ)から、パラメータの情報を抽出しうる。また、パラメータ取得部702は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを通知する報知信号にその周波数バンドを示す情報と共に含まれるパラメータの情報を取得してもよい。
第2の手法が実行される場合の、端末装置102の機能構成例を図7に示す。端末装置102は、例えば、通信部701、パラメータ取得部702、使用バンド決定部703、使用バンド通知部704、及び、接続制御部705を含む。また、端末装置102は、さらに、選択基準取得部706を含んでもよい。なお、これらの機能部は、例えば、端末装置102のプロセッサ201が、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。通信部701は、例えば基地局装置101と共通の規格に準拠した制御により、基地局装置101との間で通信を行うための機能部である。パラメータ取得部702は、基地局装置101がサポートしている周波数バンドのそれぞれに関連する情報であって、その周波数バンドのそれぞれにおける通信で使用されるパラメータの情報を取得する。なお、パラメータ取得部702は、それら以外の情報を取得してもよい。パラメータ取得部702は、端末装置102からの接続要求信号(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)への応答メッセージ(例えばRRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージ)から、パラメータの情報を抽出しうる。また、パラメータ取得部702は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを通知する報知信号にその周波数バンドを示す情報と共に含まれるパラメータの情報を取得してもよい。
使用バンド決定部703は、基地局装置から取得したパラメータの情報を用いて接続処理を継続し、基地局装置101がサポートしている周波数バンドの中から、通信に使用すべき周波数バンドを決定する。使用バンド決定部703は、端末装置102がサポートしている周波数バンドが使用されるように、使用する周波数バンドを決定する。なお、端末装置102が、基地局装置101がサポートしている周波数バンドのうちの複数の周波数バンドをサポートしており、かつ、選択基準取得部706が基地局装置101から選択基準の情報を取得していた場合、使用バンド決定部703は、その選択基準によって使用する周波数バンドを選択しうる。使用バンド通知部704は、使用バンド決定部703によって決定された使用する周波数バンドを、通信部701を介して基地局装置101へ通知する。使用バンド通知部704は、例えば、RRCSetupCompleteメッセージやRRCReestablishmentCompleteメッセージにより、この情報を基地局装置101へ通知する。接続制御部705は、接続処理のための各種メッセージの送受信を制御し、基地局装置101との接続を確立する。
選択基準取得部706は、基地局装置101がサポートしている2つ以上の周波数バンドのうちの複数の周波数バンドを端末装置102がサポートしている場合に端末装置102に使用する周波数バンドを選択させるための選択基準の情報を、基地局装置101から取得する。選択基準取得部706は、端末装置102からの接続要求信号(例えばRRCSetupRequestメッセージやRRCReestablishmentRequestメッセージ)への応答メッセージ(例えばRRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージ)により、選択基準の情報を取得しうる。また、選択基準取得部706は、例えば、基地局装置101がサポートしている周波数バンドを通知する報知信号に選択基準の情報が含められる場合、その報知鍼法から、選択基準の情報を取得してもよい。
(処理の流れ)
図8に、第2の手法の処理の流れの例を示す。なお、本処理では、初期的に、端末装置102は、基地局装置101などのいずれの基地局装置とも接続を確立しておらず、端末装置102は、基地局装置101との初期接続の確立を試行するものとする。すなわち、端末装置102は、接続を確立するために、RRCSetupRequestメッセージを送信するものとする。ただし、これは一例に過ぎず、基地局装置101との再接続確立の試行の際や基地局装置101へのハンドオーバ時(RRCReestablishmentRequestメッセージが送信される場合)にも同様の処理が実行されうる。この場合は、RRCSetupRequestメッセージに代えてRRCReestablishmentRequestメッセージが用いられ、RRCSetupメッセージに代えて、RRCReestablishmentメッセージが使用される点が異なり、他の点は同様である。また、図8の例では、基地局装置101は、RRCSetupメッセージによって、基地局装置101がサポートしている周波数バンド(n77、n78)に関連する情報(例えば各周波数バンドでの通信に使用されるパラメータ)と、端末装置102がそれらの周波数バンドのうちの複数の周波数バンドをサポートしている場合の、使用する周波数バンドの選択基準の情報とを通知するものとする。なお、これらの情報は、報知信号を用いて基地局装置101から端末装置102へ通知されてもよい。
図8に、第2の手法の処理の流れの例を示す。なお、本処理では、初期的に、端末装置102は、基地局装置101などのいずれの基地局装置とも接続を確立しておらず、端末装置102は、基地局装置101との初期接続の確立を試行するものとする。すなわち、端末装置102は、接続を確立するために、RRCSetupRequestメッセージを送信するものとする。ただし、これは一例に過ぎず、基地局装置101との再接続確立の試行の際や基地局装置101へのハンドオーバ時(RRCReestablishmentRequestメッセージが送信される場合)にも同様の処理が実行されうる。この場合は、RRCSetupRequestメッセージに代えてRRCReestablishmentRequestメッセージが用いられ、RRCSetupメッセージに代えて、RRCReestablishmentメッセージが使用される点が異なり、他の点は同様である。また、図8の例では、基地局装置101は、RRCSetupメッセージによって、基地局装置101がサポートしている周波数バンド(n77、n78)に関連する情報(例えば各周波数バンドでの通信に使用されるパラメータ)と、端末装置102がそれらの周波数バンドのうちの複数の周波数バンドをサポートしている場合の、使用する周波数バンドの選択基準の情報とを通知するものとする。なお、これらの情報は、報知信号を用いて基地局装置101から端末装置102へ通知されてもよい。
端末装置102は、基地局装置101との接続の確立を試行することを決定すると、例えば報知信号が送信されている周波数チャネルにおいて、RRCSetupRequestメッセージを送信する(S801)。なお、第1の処理と異なり、ここでは、端末装置102は、自装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含まないRRCSetupRequestメッセージを送信する。基地局装置101は、この情報を受信すると、続いて、基地局装置101がサポートしている周波数バンド(n77及びn78)のそれぞれの関連情報(例えば各周波数バンドでの通信用のパラメータ)と、必要に応じて選択基準の情報とを含めたRRCSetupメッセージを、応答として端末装置102へ送信する(S802)。なお、基地局装置101は、RRCSetupRequestメッセージが送信された周波数チャネルが属している周波数バンドに関連している情報のみを、端末装置102へ通知してもよい。すなわち、RRCSetupRequestメッセージが送信された周波数チャネルがn77のみに属する周波数チャネルにおいて送信された場合、基地局装置101は、n77の関連情報のみを端末装置102へ通知しうる。同様に、RRCSetupRequestメッセージが送信された周波数チャネルがn77及びn78の両方に属する周波数チャネルにおいて送信された場合、基地局装置101は、n77の関連情報とn78の関連情報とを端末装置102へ通知しうる。端末装置102は、この情報に基づいて、通信に使用する周波数バンドを決定し、その決定した周波数バンドを示す情報を含んだRRCSetupCompleteメッセージを送信して(S803)、接続の確立を完了する。
これによれば、基地局装置101は、自装置がサポートしている周波数バンドに関連すると共に、その周波数バンドでの通信に使用される情報を端末装置102へ通知するため、自装置がサポートしている周波数バンドのいずれかを端末装置102がサポートしている場合には、その端末装置102がRRCSetupメッセージやRRCReestablishmentメッセージを無視しなくなる。これにより、基地局装置101と端末装置102との間で接続の確立に要する時間が不必要に長期化することを防ぐことができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
Claims (13)
- 端末装置であって、
基地局装置に対して、当該基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めた前記メッセージを送信する送信手段と、
前記メッセージへの応答であって、前記基地局装置との通信で用いる周波数バンドを示す前記応答を前記基地局装置から受信して前記基地局装置と接続を確立する確立手段と、
を有することを特徴とする端末装置。 - 前記送信手段は、前記端末装置が再接続を試行する場合または前記端末装置が他の基地局装置から前記基地局装置へ接続を切り替える場合に、前記基地局装置へ、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めた第2のメッセージを送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
- 前記送信手段は、前記基地局装置から報知された報知情報に、前記基地局装置が複数の周波数バンドをサポートしていることを示す情報が含まれる場合に、前記メッセージに、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めて送信し、
前記送信手段は、前記基地局装置から報知された報知情報に、前記基地局装置が1つの周波数バンドのみをサポートしていることを示す情報が含まれる場合には、前記メッセージに、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めずに送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。 - 前記基地局装置との接続を要求するメッセージは、RRCSetupRequestメッセージである、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記第2のメッセージは、RRCReestablishmentRequestメッセージである、ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
- 基地局装置であって、
端末装置から、前記基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す第1の情報を含んだ前記メッセージを受信する受信手段と、
当該第1の情報によって示される周波数バンドを用いて通信を行うことを示す第2の情報を含んだ応答を前記端末装置へ送信して前記端末装置と接続を確立する確立手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。 - 前記受信手段は、前記端末装置が再接続を試行する場合にまたは前記端末装置が他の基地局装置から前記基地局装置へ接続を切り替える場合に送信する第2のメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す第3の情報を含む前記第2のメッセージを受信し、
前記確立手段は、当該第3の情報によって示される周波数バンドを用いて通信を行うことを示す第4の情報を含んだ応答を前記端末装置へ送信して前記端末装置と接続を確立する
ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。 - 前記端末装置が前記基地局装置との接続を要求するメッセージは、RRCSetupRequestメッセージである、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の基地局装置。
- 前記第2のメッセージは、RRCReestablishmentRequestメッセージである、ことを特徴とする請求項7に記載の基地局装置。
- 端末装置によって実行される制御方法であって、
基地局装置に対して、当該基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めた前記メッセージを送信することと、
前記メッセージへの応答であって、前記基地局装置との通信で用いる周波数バンドを示す前記応答を前記基地局装置から受信して前記基地局装置と接続を確立することと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - 基地局装置によって実行される制御方法であって、
端末装置から、前記基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す第1の情報を含んだ前記メッセージを受信することと、
当該第1の情報によって示される周波数バンドを用いて通信を行うことを示す第2の情報を含んだ応答を前記端末装置へ送信して前記端末装置と接続を確立することと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - 端末装置に備えられたコンピュータに、
基地局装置に対して、当該基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す情報を含めた前記メッセージを送信させ、
前記メッセージへの応答であって、前記基地局装置との通信で用いる周波数バンドを示す前記応答を前記基地局装置から受信して前記基地局装置と接続を確立させる、
ためのプログラム。 - 基地局装置に備えられたコンピュータに、
端末装置から、前記基地局装置との接続を要求するメッセージであって、前記端末装置がサポートしている周波数バンドを示す第1の情報を含んだ前記メッセージを受信させ、
当該第1の情報によって示される周波数バンドを用いて通信を行うことを示す第2の情報を含んだ応答を前記端末装置へ送信して前記端末装置と接続を確立させる、
ためのプログラム。
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