JP2021025174A - 運動用衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】筋肉の運動を妨げ難く効果的に筋振動を抑制できる運動用衣服を提供する。【解決手段】運動用衣服1は、本体部2と、本体部2よりも大きな緊締力を着用者に与える強緊締部3と、本体部2よりも大きく強緊締部3よりも小さな緊締力を着用者に与える中緊締部4とを備える。強緊締部2が、骨盤を支持するとともに、大腿四頭筋及びふくらはぎを挟むように配置されるため、下肢全体が安定して、効果的に大腿四頭筋及びふくらはぎの筋肉の振動を抑制できる。また、大腿四頭筋の前面及びふくらはぎの後面には、本体部2が連続して延在するため、大腿四頭筋及びふくらはぎの筋肉の伸縮が妨げられ難い。中緊締部4は、大腿四頭筋の前面に強緊締部と連結せずに配置されるため、大腿四頭筋の振動を抑制するが、大腿四頭筋の伸縮を妨げ難い。【選択図】図1

Description

本開示は、少なくとも着用者の腰部から下腿部にかけての部分を覆い、着用者に部分的に強い緊締力を与えるように構成された運動用衣服に関する。
運動用衣服として、運動を補助し又は関節を保護するため、着用者に密着して部分的に強い緊締力を与えるタイツ等の衣服が知られている。
例えば特許文献1に記載のタイツ形状の運動用衣服は、着用者の大腿部を1周して、前面において着用者の腰部まで延びる第一緊締部と、着用者の脚部前面の内側に沿って第一緊締部から下方に向かって延在する第二緊締部と、膝下において第二緊締部に連結してそこから大腿部の外側を通って第一緊締部に連結する第3緊締部とを備える。このように緊締部が配置されることにより、運動時に足が上げやすく、膝のぶれを抑制することができる。
また、特許文献2に記載のタイツ形状の運動用衣服は、股下から足首近傍にかけて着用者の脚部の内側に沿って配置された内側サポートラインと、腰部から足首にかけて着用者の脚部の外側に沿って配置された外側サポートラインと、膝下を通って内側サポートライン及び外側サポートラインに連結する膝下サポートラインと、腓腹筋を下方から支持して内側サポートライン及び外側サポートラインに連結する腓腹筋サポートラインと、腰部後面の上部を通って左右の外側サポートラインに連結する腰部サポートラインとを含む緊締部を備える。このように緊締部が配置されることにより、腓腹筋の運動が補助され、膝のぶれが抑制される。
特開2016−69764号公報 特開2019−81989号公報
特許文献1に記載の運動用衣服では、第一緊締部が大腿部を前方に押し出すように緊締力を与えるため足をあげやすくなるが、第一緊締部が大腿二等筋を横切るように配置されているため、大腿二等筋の伸縮を妨げていた。また、特許文献1に記載の運動用衣服の緊締部は、着用者の腰部を安定させていないため、大腿部や膝を個別に補助又は支持するのみであった。
特許文献2に記載の運動用衣服の緊締部は、着用者の腰部を安定させた状態で膝及び腓腹筋を支持するため、運動の補助及び膝関節の保護が効率的に行われる。しかし、腓腹筋サポートラインが腓腹筋の下部を横切るため、腓腹筋を伸長させる運動が妨げられていた。
このような問題に鑑み、本発明は、筋肉の運動を妨げ難く効果的に筋振動を抑制できる運動用衣服を提供することを目的とする。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、少なくとも着用者の腰部から下腿部にかけての部分を覆う運動用衣服(1)であって、本体部(2)と、前記着用者に前記本体部よりも大きな緊締力を与えるように構成された強緊締部(3)とを備え、前記強緊締部は、左右のそれぞれにおいて、大腿四頭筋の内側、及びふくらはぎの内側を通るように上下に連続して配置された内側部(9)と、左右のそれぞれにおいて、前記腰部の側部、前記大腿四頭筋の外側、及び前記ふくらはぎの外側を通るように上下に連続して配置された外側部(10)と、仙骨の後方を通り左右の前記外側部に連結する骨盤サポート部(11)とを含み、前記本体部は、前記着用者の大腿部の前面において、前記内側部及び前記外側部の間を通るように股関節から膝蓋骨の近傍まで延在する大腿前面部(16)と、前記下腿部の後面において、前記内側部及び前記外側部の間を通るように膝裏からふくらはぎの下方又は当該運動用衣服の下端まで延在する下腿後面部(19)と、前記骨盤サポート部の下縁に連結し、かつ左右の前記外側部に連結して前記着用者の臀部の下部を覆う臀下部(20)とを含むことを特徴とする。ここで、「前面」とは、運動用衣服が立位の着用者に着用された時に正面から見える範囲を意味し、「後面」とは、運動用衣服が立位の着用者に着用された時に背面から見える範囲を意味する。
この構成によれば、第1に、骨盤の背面において、強緊締部の骨盤サポート部が骨盤の上部に比較的強い緊締力を与え、本体部の臀下部が骨盤の下部に比較的弱い緊締力を与えるため、骨盤がやや前傾して股関節が安定する。第2に、強緊締部の内側部及び外側部が、大腿部の前面においては大腿四頭筋を挟み、下腿部の後面においてはふくらはぎを挟むため、これらの筋肉の筋振動が抑制されて疲労が軽減されるとともに、内側部及び外側部の間に、比較的緊締力の小さな大腿前面部及び下腿後面部が延在するため、大腿四頭筋及びふくらはぎの筋肉の伸縮を妨げる力が運動用衣服から加わることが抑制される。第3に、内側部、外側部及び骨盤サポート部が協働することにより下肢全体が安定し、上記の筋振動の抑制及び疲労軽減の効果が高まる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記構成において、前記外側部において、腸骨を覆う部分の横方向幅は、前記大腿部及び前記下腿部を覆う部分の横方向幅よりも広いことを特徴とする。ここで、「横方向」とは、腰部においては、運動用衣服が立位の着用者に着用された時の上下方向を軸とする周方向を意味し、脚部においては、運動用衣服が立位の着用者に着用された時の脚部の延在方向を軸とする周方向を意味する。
この構成によれば、比較的動きの少ない腰部の側部で外側部が安定し、外側部における大腿部及び下腿部に配置された部分は、この腰部の部分に連続しているため、外側部の全体が安定するとともに、比較的動きの大きい脚部では外側部の横方向幅が比較的狭いため不必要に筋肉の動きを妨げることを抑制できる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記構成の何れかにおいて、前記強緊締部から離間し、前記着用者に前記本体部よりも大きくて前記強緊締部よりも小さな緊締力を与えるように、前記本体部を構成する生地に伸縮可能な樹脂を印刷することによって構成された中緊締部(4)を更に備え、前記中緊締部は、前記大腿部の前面において縫工筋に交差するように配置された第1中緊締部(12)を含むことを特徴とする。
この構成によれば、第1中緊締部は、大腿四頭筋の伸縮及び弛緩を妨げ難いように配置されるとともに、大腿四頭筋の振動を抑制する。また、第1中緊締部が縫工筋に交差するように配置されたことによって、着用者の脚部が外側に開くことを抑制できる。また、中緊締部は、樹脂を印刷することにより形成されるため、生地を縫製して作成する場合に比べて容易に作成できる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記構成において、前記内側部及び前記外側部は、前記膝蓋骨を下方から支持するべく、前記着用者の前面において前記膝蓋骨の下部で又は下方の近傍で互いに連結しており、前記中緊締部は、前記膝蓋骨を上方から支持するべく、前記着用者の前面において前記膝蓋骨の上部に又は上方の近傍に配置され、前記第1中緊締部から離間した第2中緊締部(13)を更に含むことを特徴とする。
この構成によれば、内側部、外側部及び第2中緊締部が膝を上下から支持するため、膝が安定し、また、第1中緊締部及び第2中緊締部は、互いに離間しているため大腿四頭筋の伸縮を妨げ難い。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記構成の何れかにおいて、前記内側部は、前記大腿部において前記着用者の後面の内側に至る横幅を有し、前記外側部は、前記大腿部において前記着用者の後面の外側に至る横幅を有し、前記本体部は、前記着用者の後面において、前記股関節から前記膝裏まで延在する部分を更に含むことを特徴とする。
この構成によれば、内側部及び外側部が大腿二等筋を挟むため、大腿二等筋の筋振動が抑制されるとともに、比較的緊締力の小さい本体部が大腿二等筋の後面を覆っているため、大腿二等筋の伸縮を妨げる力が運動用衣服から加わることが抑制される。
本発明によれば、筋肉の運動を妨げ難く効果的に筋振動を抑制できる運動用衣服を提供できる。
実施形態に係る運動用衣服の正面図 実施形態に係る運動用衣服の左側面図 実施形態に係る運動用衣服の背面図 図1におけるA−A線に沿った断面図(実施形態に係る運動用衣服の左側の内側面図) 実施形態に係る運動用衣服の平面図 実施形態に係る運動用衣服の底面図 実施形態に係る運動用衣服と骨との相対位置を示す説明図(A:正面図、B:背面図)
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<構成>
図1〜図7に示すように、実施形態に係る運動用衣服1は、着用者の腰部から下腿部にかけての部分を覆うタイツ形状の衣服であり、着用者のウエスト及び左右の足首に対応する位置で開口している。運動用衣服1は、着用された時に着用者に密着して伸長し、着用者に緊締力を与えるように構成されている。運動用衣服1は、正面視及び背面視で概ね左右対称形をなす。
運動用衣服1は、伸縮性を有する生地によって構成された本体部2と、着用者に本体部2よりも大きな緊締力を与える強緊締部3と、着用者に本体部2よりも大きく、かつ強緊締部3よりも小さな緊締力を与える中緊締部4とを備える。ある部分の緊締力が大きいということは、その部分の弾性係数が大きく、着用時にその部分が伸長していることを意味する。強緊締部3は、本体部2とは別体の生地であって、本体部2の生地よりも弾性係数の大きな生地によって構成され、本体部2に縫製によって連結される。なお、強緊締部3は、本体部2を構成する生地に他の生地を重ねることによって構成されてもよい。中緊締部4は、本体部2を構成する生地に伸縮可能な樹脂を印刷することによって構成される。
また、運動用衣服1は、ウエストの開口に沿って配置されたウエスト部5を備える。ウエスト部5は、折り返されて縫製された生地と、折り返された生地の間にウエストの開口に沿って延在するゴム6及び紐7とを含み、紐7の両端部は生地から突出している。ゴム6の弾力及び/又は紐7の両端部を互いに結ぶことによって運動用衣服1のずり落ちが防止される。ウエスト部5の生地が折り返された部分は、本体部2を構成する生地による部分と、強緊締部3を構成する生地による部分とを含むが、本体部2及び強緊締部3の何れか一方の生地のみによって構成されてもよい。
運動用衣服1は、足首の開口に沿って配置された下端部8を備える。下端部8は、本体部2を構成する生地を折り返し縫製することにより形成されるが、下端部8の緊締力は強緊締部3よりも小さいことが好ましい。なお、運動用衣服1の丈が短く、下端部8が足首よりも上方に位置して着用者のふくらはぎを横切る場合は、下端部8は、本体部2の一部とみなせるように構成される。すなわち、下端部8は、周長を長くすること等により、下端部8の緊締力が強緊締部3の緊締力よりも小さくなるように構成され、好ましくは中緊締部4の緊締力よりも小さくなるように構成され、更に好ましくは、本体部2の緊締力と同程度になるように構成される。
強緊締部3は、左右それぞれにおいて、脚部の内側に配置された内側部9と、腰部の側部及び脚部の外側に配置された外側部10と、腰部の後面に配置された骨盤サポート部11とを含む。強緊締部3は、1枚の布によって全体が構成されてもよいが、複数の布を接合することによって構成されてもよい。
内側部9は、股から大腿部の下部まで下方に向かい、そこから膝蓋骨の正面の下部に又は下方の近傍に向けて斜め前下方に向かい、そこから内側における斜め後下方に向かい、下腿部の上下方向の中間部であって後面の内側(ふくらはぎの内側)に至るように延在する。大腿部においては、内側部9の前縁は運動用衣服1の前面に位置し、内側部9の後縁は、膝の近傍を除いて運動用衣服1の後面に位置する。下腿部における内側部9の横方向の幅は、大腿部における内側部9の上下に延在する部分の幅よりも狭く、内側部9の下端は、運動用衣服1の後面にのみ存在する。
外側部10は、ウエスト部5の側部の下縁から大腿部の下部まで下方に向かい、そこから膝蓋骨の正面の下部に又は近傍の下方に向けて斜め前下方に向かい、膝蓋骨の正面の下部で又は近傍の下方で内側部9に連結し、そこから外側における斜め後下方に向かい、下腿部の上下方向の中間部であって後面の外側(ふくらはぎの外側)に至るように延在する。腰部における外側部10の横方向の幅は、大腿部における外側部10の幅よりも広い。大腿部においては、外側部10の前縁は運動用衣服1の前面に位置し、外側部10の後縁は、膝の近傍を除いて運動用衣服1の後面に位置する。下腿部における外側部10の幅は、大腿部における外側部10の上下に延在する部分の幅よりも狭く、外側部10の下端は、運動用衣服1の後面にのみ存在する。
骨盤サポート部11は、背面視でX字状をなし、左右各2箇所で対応する外側部10の腰部に延在する部分に連結する。骨盤サポート部11は、X字状の形状の交差部において仙骨の後方を通るように配置される。背面視で、骨盤サポート部11の上部は腸骨稜の上端又はその近傍を覆い、骨盤サポート部11の下部は大転子の上方の近傍を覆うことが好ましい。なお、骨盤サポート部11は、左右両端部において外側部10に連結し、かつ仙骨の後方を通るように配置されれば、他の形状、例えば帯状であってもよい。
中緊締部4は大腿部の前面に配置される。大腿部の前面において内側部9と外側部10の間には本体部2が延在するが、本体部2を構成する生地に伸縮性を有する樹脂を印刷することにより、その部分が中緊締部4となっている。中緊締部4は、該当部位の全体に樹脂が印刷された構成でもよく、網目状に樹脂が印刷された構成でもよい。中緊締部4は強緊締部3に連結していない。中緊締部4は、正面視で縫工筋を横切るように内側部9の近傍から斜め下外側に向かって外側部10の近傍まで延在する第1中緊締部12と、第1中緊締部12の下部の斜め下内側に配置された第2中緊締部13と、第1中緊締部12の上部の斜め上外側に配置された第3中緊締部14と、第3中緊締部14の斜め上外側に配置された第4中緊締部15とを含む。第2中緊締部13は、下片が湾曲するように凹んだ三角形状をなし、膝蓋骨の上方の近傍に配置される。第2中緊締部13の下部が正面視で膝蓋骨の上部に重なるように配置されてもよい。
本体部2は、強緊締部3、中緊締部4、ウエスト部5及び下端部8以外の部分に配置される。従って、本体部2は、大腿部の前面において、内側部9及び外側部10の間で股関節から膝蓋骨の近傍まで延在する大腿前面部16と、下腿部の前面において、内側部9及び外側部10に配置された下腿前面部17と、大腿部の後面において、内側部9及び外側部10の間で股関節から膝裏まで延在する大腿後面部18と、下腿部の後面において、膝裏から下端部8まで延在する下腿後面部19と、臀部の後面において、骨盤サポート部11の下縁及び左右の外側部10に連結して着用者の臀部の下部を覆う臀下部20と、骨盤の前面において、左右の外側部10に挟まれウエスト部5から股関節まで延在する下腹部21とを含む。下腿後面部19の上下方向の中間部分は、内側部9の下端と外側部10の下端との間を通るように配置されている。
<作用効果>
骨盤の背面において、強緊締部3の骨盤サポート部11が骨盤の上部に比較的大きい緊締力を与え、本体部2の臀下部20が骨盤の下部に比較的小さい緊締力を与えるため、骨盤がやや前傾して股関節が安定する。
強緊締部3の内側部9及び外側部10が、大腿部の前面においては大腿四頭筋を、大腿部の後面においては大腿二等筋を、下腿部の後面においてはふくらはぎ(腓腹筋における比較的太い部分)を挟むため、これらの筋肉の筋振動が抑制されて疲労が軽減される。更に、互いに協働してこれらの筋肉を挟み込む内側部9及び外側部10の間には、本体部2の大腿前面部16、大腿後面部18及び下腿後面部19が延在して、これらの筋肉を横切る方向に強緊締部3が存在しないため、これらの筋肉の伸縮が妨げられ難い。更に、内側部9及び外側部10の配置に加えて、内側部9及び外側部10に連結した骨盤サポート部11によって骨盤が安定するため、下肢全体が安定して、筋振動の抑制及び疲労軽減の効果が高まる。
強緊締部3の内側部9及び外側部10が膝蓋骨の下部で又は下方の近傍で連結しているため、この部分が膝の前への倒れ込みを引き上げるように作用し、大腿四頭筋への負担が軽減される。更に、内側部9及び外側部10が膝を下方から支持することに加えて、第2中緊締部13が膝を上方から支持するため、膝関節が安定する。更に、骨盤サポート部11によって骨盤が安定しているため、これらの作用効果が高まる。
中緊締部4が、大腿部の前面に存在するため、大腿四頭筋の振動が抑制される。また、中緊締部4は、複数に分割されて延在するとともに強緊締部3に連結していないため、すなわち、第1〜第4中緊締部12〜15の間、及び中緊締部4と強緊締部3との間に比較的緊締力の小さい本体部2が存在するため、大腿四頭筋の伸縮が阻害され難い。
第1中緊締部12が縫工筋を横切るように配置されているため、縫工筋の伸縮が抑制され、脚部の外側への開きが抑制される。
中緊締部4は、伸縮可能な樹脂を印刷することによって形成されるため、生地を縫製して作成する場合に比べて容易に作成できる。
外側部10において、腸骨を覆う部分の横方向幅は、大腿部及び下腿部を覆う部分の横方向幅よりも広い。このため、比較的動きの少ない腰部の側部で外側部10が安定し、外側部10における大腿部及び下腿部に配置された部分は、この腰部の部分に連続しているため、外側部10の全体が安定するとともに、比較的動きの大きい脚部では外側部10の横方向幅が比較的狭いため不必要に筋肉の動きを妨げることを抑制できる。
<意匠>
運動用衣服1の意匠について説明する。意匠に係る物品はスポーツ用タイツである。右側面図は左側面図と対称である。図1〜図7では、本体部2と強緊締部3とを区別するため、強緊締部3にドットパターンを付して表示したが、本体部2と強緊締部3とは、無模様で互いに同色であってよい。すなわち、運動用衣服1の意匠に着目して図1〜図7を作図するならば、強緊締部3に付したドットパターンは削除されるべきものである。中緊締部4は、伸縮性を有する樹脂を本体部2の生地に網目状に印刷したものであり、図1〜図7における中緊締部4内の実線は、その網目状の模様を示す。図1〜図7において、本体部2間、強緊締部3間、及び本体部2と強緊締部3の間に示された実線は縫製ライン又はステッチを示す。ウエスト部5及び下端部8の破線は縫製ラインを示す。縫製ライン又はステッチにより本体部2と区切られた強緊締部3によって、腰部背面及び左右の膝部の3箇所でX字形状の模様が形成されている。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。運動用衣服は、上衣と下衣とが一体になった衣服でもよく、足首に相当する位置に開口がなく、タイツと靴下とが一体になった下衣でもよい。
1:運動用衣服
2:本体部
3:強緊締部
4:中緊締部
9:内側部
10:外側部
11:骨盤サポート部
12:第1中緊締部
13:第2中緊締部
16:大腿前面部
19:下腿後面部
20:臀下部

Claims (5)

  1. 少なくとも着用者の腰部から下腿部にかけての部分を覆う運動用衣服であって、
    本体部と、前記着用者に前記本体部よりも大きな緊締力を与えるように構成された強緊締部とを備え、
    前記強緊締部は、
    左右のそれぞれにおいて、大腿四頭筋の内側、及びふくらはぎの内側を通るように上下に連続して配置された内側部と、
    左右のそれぞれにおいて、前記腰部の側部、前記大腿四頭筋の外側、及び前記ふくらはぎの外側を通るように上下に連続して配置された外側部と、
    仙骨の後方を通り左右の前記外側部に連結する骨盤サポート部とを含み、
    前記本体部は、
    前記着用者の大腿部の前面において、前記内側部及び前記外側部の間を通るように股関節から膝蓋骨の近傍まで延在する大腿前面部と、
    前記下腿部の後面において、前記内側部及び前記外側部の間を通るように膝裏からふくらはぎの下方又は当該運動用衣服の下端まで延在する下腿後面部と、
    前記骨盤サポート部の下縁に連結し、かつ左右の前記外側部に連結して前記着用者の臀部の下部を覆う臀下部とを含むことを特徴とする運動用衣服。
  2. 前記外側部において、腸骨を覆う部分の横方向幅は、前記大腿部及び前記下腿部を覆う部分の横方向幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の運動用衣服。
  3. 前記強緊締部から離間し、前記着用者に前記本体部よりも大きくて前記強緊締部よりも小さな緊締力を与えるように、前記本体部を構成する生地に伸縮可能な樹脂を印刷することによって構成された中緊締部を更に備え、
    前記中緊締部は、前記大腿部の前面において縫工筋に交差するように配置された第1中緊締部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の運動用衣服。
  4. 前記内側部及び前記外側部は、前記膝蓋骨を下方から支持するべく、前記着用者の前面において前記膝蓋骨の下部で又は下方の近傍で互いに連結しており、
    前記中緊締部は、前記膝蓋骨を上方から支持するべく、前記着用者の前面において前記膝蓋骨の上部に又は上方の近傍に配置され、前記第1中緊締部から離間した第2中緊締部を更に含むことを特徴とする請求項3に記載の運動用衣服。
  5. 前記内側部は、前記大腿部において前記着用者の後面の内側に至る横幅を有し、前記外側部は、前記大腿部において前記着用者の後面の外側に至る横幅を有し、
    前記本体部は、前記着用者の後面において、前記股関節から前記膝裏まで延在する部分を更に含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の運動用衣服。
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