JP2021023166A - 耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板 - Google Patents

耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板 Download PDF

Info

Publication number
JP2021023166A
JP2021023166A JP2019142268A JP2019142268A JP2021023166A JP 2021023166 A JP2021023166 A JP 2021023166A JP 2019142268 A JP2019142268 A JP 2019142268A JP 2019142268 A JP2019142268 A JP 2019142268A JP 2021023166 A JP2021023166 A JP 2021023166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plate
handle
scoop
fan
soil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019142268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6820503B1 (ja
Inventor
英美 三田
Hidemi Mita
英美 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mita Hidemi
Original Assignee
Mita Hidemi
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Hidemi filed Critical Mita Hidemi
Priority to JP2019142268A priority Critical patent/JP6820503B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820503B1 publication Critical patent/JP6820503B1/ja
Publication of JP2021023166A publication Critical patent/JP2021023166A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

【課題】本願発明の耕耘用の農具は、耕耘作業においての土を掘り起こす作業と同時に、元肥を混ぜ合わせることができる耕耘用の農具で、梃子の支点となる部分の支え板を新しい発想の形状にすることにより、作業者の労力の軽減を目的とする。【解決手段】耕耘用の農具としてのスコップ100は、直線状部を有する柄部20と、柄部20の下部に固定された堀り起こし部10と、扇形状の平面部31、及び扇形状の平面部31における弧の部分に設けられた沈み込み防止部32を有する支え板30と、を備える。支え板30は、沈み込み防止部32の側が下部側に位置し、扇形状の平面部31おける辺が柄部20の直線状部と実質的に平行になるように、柄部20及び掘り起こし部10の少なくとも一方に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本開示は、スコップ等の耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板に関する。
耕作を行うにおいて、耕耘と畝作りは欠かせない作業である。環境等の問題で耕耘機を使用しない菜園等では、スコップや鍬を使用してその作業を行っていた。特に耕耘作業にはスコップを使用しての大きい力を必要としていて、そのような状況の中で、スコップに梃子の原理を応用しようとする発明や考案がなされている。しかしながら、今一大きい力の減少に繋がる新しい技術は見られていないのが現状である。
本願の文中において、「大きい力」「小さい力」との表現は、梃子の原理を応用して土を掘り起こすときの梃子の作用点となる部位においての土との接触面で発生する圧力の度合いと、土を持ち上げるときの重力の度合いが、梃子の力点で必要とする力の強弱を表現している。また、圧力の主意は垂直に押し合うことであるが、本願では横方向に押し合う力を意味する場合もある。以下、先行技術の問題点を検討する。
特許文献1の段落0006の(ロ)が示している梃子(5)の材質は金属製で、その形状は特許文献1の図3に示すように湾曲部(7)を有する。この場合、特許文献1の図4に示すように土を掘り起こそうとするとき、梃子(5)の湾曲部(7)の突端が梃子の支点となり、梃子の作用点となるスコップ板(3)には一気にほぼ100%の圧力が掛かるため、梃子の力点ではかなり大きい力が必要と考えられるが、特許文献1においては、力点での力の減少に関する説明はされていない。
特許文献2の手動耕運器は、土を掘り起こすときには、ペダル30を踏み込んで、支持部10Sまでホーク10の爪11〜15を特許文献2の図5のように土中に差し込むことになるが、この場合においても、爪11〜15を土中に差し込んでから土を堀り起こそうとする直後、梃子の作用点のホーク10には、一気にほぼ100%の圧力が掛かるため、梃子の力点ではかなり大きい力が必要となる。
特許文献3に開示の考案についても、梃子となる湾曲杆4の形状を考察すると前述の特許文献1、2で検討したように、土を掘り起し時には、梃子の力点ではかなり大きい力が必要と考えられるが、特許文献3においてもその力点での力の減少に関する説明は見られない。
特許文献4に開示の考案についても、特許文献1〜3と同様であるが、梃子の力点の力を減少させる方法については示されていない。
特許文献1〜4で総じて同様であるのは、本願発明に係る梃子の形状や使用方法によって梃子の力点(把手)で必要となる力の減少方法については示されておらず、いずれも本願発明の目的とする効果は得られない。
以上、先行技術の検討を終えたが、それぞれの発明、考案は耕耘作業を梃子の応用によって、楽に行い得るための方法として考えられているが、梃子の原理を応用しても、その材質、特に形状によっては、苦楽に差(ときには大差)がある。既に述べたが、これまでの先行技術では、その梃子の形状により、梃子の作用点で発生する圧力が、ほぼ瞬間的にほぼ100%の確率で梃子の力点に掛かるため、力点では非常に大きい力を要することとなる。
特開2005−226434号公報 特開2015−171349号公報 実願昭53−016038号(実開昭54−120402号)のマイクロフィルム 実公昭11−5516号公報
耕耘作業において、梃子を応用するスコップやフォークを使用しても、土の掘り起こしには非常に大きい力を必要とすることは既に説明した。本願発明は、その力作業をより軽微に行うことを目的としている。
本開示の耕耘用の農具は、直線状部を有する柄部と、柄部の下部に固定された堀り起こし部と、扇形状の平面部、及び扇形状の平面部における弧の部分に設けられた沈み込み防止部を有する支え板と、を備える。支え板は、沈み込み防止部の側が下部側に位置し、扇形状の平面部おける辺が柄部の直線状部と実質的に平行になるように、柄部、及び掘り起こし部の少なくとも一方に取り付けられる。
本開示の耕耘用の農具の支え板は、扇形状の平面部と、扇形状の平面部における弧の部分に設けられた沈み込み防止部と、を備え、扇形状の平面部における辺が耕耘用の農具の柄部と実質的に平行になるように、耕耘用の農具に取り付けられる。
耕耘作業を行うにおいて、本願発明の耕耘用の農具を使用して耕せば、従来のように大きい力を要することなく、より小さい力で快適に耕耘作業を行うことができる。
実施の形態1に係るスコップの斜視図 実施の形態1に係るスコップの正面図 実施の形態1に係るスコップの側面図 実施の形態1に係るスコップの上面図 実施の形態1に係るスコップの背面図 実施の形態1に係るスコップの掘り起こし部の斜視図 実施の形態1に係るスコップの支え板の拡大斜視図 実施の形態1に係るスコップの使用図 実施の形態2に係るフォークの斜視図 実施の形態3に係るスコップの支え板の拡大斜視図 実施の形態1〜3に係る支え板の平面形状を説明する図 実施の形態1〜3に係る支え板の作用効果を説明する図 発明の効果を検証するために行った実験1−1の様子を説明する図 発明の効果を検証するために行った実験1−2の様子を説明する図 発明の効果を検証するために行った実験2−1の様子を説明する図 発明の効果を検証するために行った実験2−2の様子を説明する図
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るスコップの斜視図、図2は、スコップの正面図、図3は、スコップの側面図、図4は、スコップの上面図、図5はスコップの背面図、図6は、スコップの掘り起こし部の斜視図、図7は、スコップの支え板の拡大斜視図である。
図1〜5に示すように、耕耘用の農具であるスコップ100は、掘り起こし部10と、柄部20と、支え板30を有する。
掘り起こし部10は、図6に示すように、スコップ部11と、踏み込み部12と、柄取り付け部13と、支え板差し込み溝14とを有する。支え板差し込み溝14には支え板30を取り付けて固定するためのねじ穴15が設けられている。なお、スコップ部11は前方に湾曲した形状を有し、踏み込み部12はスコップ部11に上部に平面部を形成するように後方に曲げられた形状を有する。柄取り付け部13は、スコップ部11の上部の中央部から上方に伸びている。支え板差し込み溝14は、柄取り付け部13に設けられ、柄取り付け部13に沿って上方かつ後方に伸び、互いに平面部が対向する2つの矩形状の部分により構成される(図6参照)。
柄部20は、柄A21と、柄B22と、把手23とを有する。柄A21の上部には継ぎ手A24が設けられ、柄B22の上部には継ぎ手B25が設けられている。柄B22は継ぎ手A24に差し込まれて柄A21に取り付けられ、把手23は継ぎ手B25に差し込まれて柄B22に取り付けられる。柄B22、把手23は、それぞれ継ぎ手A24、継ぎ手B25に螺合により取り付けてもよい。また、柄B22を使用しない場合は、把手23を継ぎ手A24に差し込んで、把手23を柄A21に接続して使用することができる。
柄A21は直線状に伸びた円柱形状を有し、柄部20の直線状部の一例である。柄B22は柄A21に対して全体として前方に湾曲した形状(湾曲部)を有し、具体的には柄A21と接続される円柱形状部分に対して把手23が接続される円柱形状部分が前方に湾曲しながら繋がった形状を有する。
柄部20の柄A21の下部には掘り起こし部10が取り付けられる。具体的には、掘り起こし部10の柄取り付け部13に柄A21の一部を差し込み、ねじ止めすることにより、柄部20の下部に掘り起こし部10が固定される。
支え板30は、図7に示すように、平面部31と、沈み込み防止部32と、取り付け部33とを有する。取り付け部33には、支え板30を掘り起こし部10の支え板差し込み溝14に差し込んでねじ止めにより固定するためのねじ穴34が設けられている。平面部31は扇形状を有し、この場合、扇形状の中心角は90°(直角)である。扇形状の平面部31の弧の部分には沈み込み防止部32が設けられる。取り付け部33は、扇形状の平面部31における半径に対応する2つの辺の一方に設けられる。
沈み込み防止部32は、平面部31と交差するように弧の部分から左右両側に伸びた2つの曲面で構成される。沈み込み防止部32は、耕耘作業において、支え板30が土に沈み込むのを防止するためのものである。平面部31に対する沈み込み防止部32の形成角度C(図7参照)は、80°から120°の範囲で設定されるが、この場合、100°に設定した。形成角度Cを90°に設定した場合に比べると、鈍角(例えば、100°)に設定した方が、掘り起こし部10に土を載せて持ち上げたとき(図8参照)、左右の揺れが小さくスコップ100の姿勢が安定する傾向を示す。
また、沈み込み防止部32の片側の幅(平面部31との交点からの沈み込み防止部32の端部までの距離)は約3cmに設定したが、2cm〜6cmの範囲で設定してもよい。沈み込み防止部32の幅が小さいと、耕耘作業において、支え板30が土中に沈み込みやすくなる一方、沈み込み防止部32の幅が大き過ぎると、スコップ100が全体として重くなるとともに、沈み込み防止部32が耕耘作業の邪魔になりやすくなる。
支え板30は、掘り起こし部10に設けた支え板差し込み溝14に取り付け部33を差し込んで、ねじ止めにより取り付ける。この場合、沈み込み防止部32が下方に平面部31の扇形状における中心が上方に位置するように取り付ける。また、支え板30は、取り付け部33が設けられている平面部31おける辺(即ち、扇形状の半径に対応する辺)が柄部20の直線状部である柄A21と実質的に平行になるように、取り付けられる。支え板30は、柄部20の柄A21に対し後方に取り付けられており、柄部20の湾曲した方向(前方)とは反対側(後方)に取り付けられる。
次に、図8を参照してスコップ100の使用例を説明する。まず、柄部20を持って、掘り起こし部10の踏み込み部12を踏み込んでスコップ部11を耕土に差し込む。
次に、把手23を持って、支え板30の沈み込み防止部32が転がるように沈み込み防止部32の接地面を点A〜点Bへと移動させながら把手23を腰付近まで引き下げることにより、図8に示すようにスコップ部11が土と元肥を持ち上げる。
続いて、把手23を持ってスコップ部11に適度な振動を加えることにより、スコップ部11上の土と元肥が適度に混ざり合いながら落下する。
このように、支え板30が扇形状を有し梃子の支点となる沈み込み防止部32が扇形状における弧の形状を有することにより、耕耘作業において、土の掘り起こしに伴う梃子の作用点の圧力と重力を分散させ、梃子の力点で必要とする力の減少を図ることができる。
スコップ部11で、掘り起こした土と元肥は、連続動作で支え板30を軸として持ち上げるとき、支え板30における弧状の形状と支え板30の沈み込み防止部32を転がせて使用する使用方法によって、スコップ部11から滑り落ちることなく持ち上げることができる。耕耘作業の作業者は、持ち上げた土と元肥をスコップ部11からふるい落としながら簡易に混ぜ合わせることができる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係るフォークの斜視図である。実施の形態1では耕耘用の農具の一例としてスコップ100を説明したが、実施の形態2では耕耘用の農具の別の一例としてフォーク200を説明する。なお、重複する部分は同じ符号を付して説明を省略する。
フォーク200は、掘り起こし部50と、柄部20と支え板30とを有する。フォーク200は、掘り起こし部10に代えて掘り起こし部50を有する点で、実施の形態1のスコップ100と異なる。即ち、掘り起こし部50はフォークの形状を有するフォーク部51を有する。他の構成は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。フォーク200も支え板30を有することから、実施の形態1のスコップ100と同様の効果を奏する。
なお、実施の形態1のスコップ100では、掘り起こし部10のスコップ部11が土と元肥を持ち上げ、振動を加えることにより土と元肥が適度に混ざり合いながら落下した。フォーク200の場合は、掘り起こし部50のフォーク部51を土に差し込み、把手23を持って、支え板30の沈み込み防止部32が転がるように沈み込み防止部32の接地面を点A〜点Bへと移動させながら把手23を腰付近まで引き下げることにより、フォーク部51が土から引き上げられる段階で土と元肥が混ざる。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3に係るスコップの支え板の拡大斜視図である。実施の形態1、2では、支え板30は掘り起こし部10又は掘り起こし部50の支え板差し込み溝14に差し込まれて取り付けられているが、図10に示すように、スコップ300の支え板60は取り付け部63によって柄部20の柄A21(直線状部)に取り付けられてもよい。
支え板60の取り付け部63は、図10に示すように円柱形状を有する直線状の柄A21の円弧に沿う形状を有し、ねじ穴64を介し柄A21にねじ99によって固定されている。
なお、柄部20への支え板の取り付けは、図10に示す方式に限られず、例えば、柄に支え板差し込み溝を設け、そこに支え板を差し込んでねじ止めしてもよい。また、支え板は、柄部又は掘り起こし部の一方だけでなく、柄部及び掘り起こし部の双方に跨るように、固定してもよい。
(効果等)
次に、本願発明の耕耘用の農具が、先行技術とは異なり、耕耘作業をより小さい力で行える技術であることを、実施の形態1で示したスコップ100を例に説明する。図11は、スコップ100の支え板30の平面形状を説明する図である。支え板30は、図11に示すように、半径30cmの真円を4等分した扇形状を有し、その中心角は90°(直角)である。実施の形態1においては扇形状の支え板30の中心角を90°(直角)でとしたが、60°〜120°の範囲で設定してもよい。
図12は、支え板30の沈み込み防止部32における接地面が、点Aから点Bへと耕土の表面を転がりながら接地点が移動していく途上、梃子の作用点である掘り起こし部10に掛かる圧力と重力が細やかに分散されることを示している。
梃子の作用点に掛かる圧力と重力に0%から100%まで連続的に梃子の原理を応用することにより、圧力と重力の分散が図られる。つまり、支え板30は、土の掘り起こし作業において梃子の支点となるその接地面が点Aから点Bへと連続的に移動することにより、あたかも連続的に「梃子に梃子を掛ける」という作用を実現した形状といえる。
実際の耕耘作業では、まず掘り起こし部10の踏み込み部12を足で踏み、掘り起こし部10のスコップ部11を耕土に差し込む。この後、土を掘り起こそうとする動作に伴い、梃子の作用点となるスコップ部11に圧力が掛かり始めるが、前述のようにその圧力は支え板30が転がりその沈み込み防止部32の接地面が点Aから点Bへと移動することによって、細やかに分散される。これにより、作用点に掛かる圧力は緩やかで小さく、力点となる把手23で必要とする力を小さくすることができる。図12に示す抵抗度aは土を掘り起こそうとする動作において、土の圧力と重力による抵抗を模式的に示しており、範囲bは、圧力による抵抗が主となる範囲を示し、範囲cは土の重力による抵抗が主となる範囲を示し、範囲dは、圧力と重力とが拮抗している範囲を示している。
以上が本願発明の主眼であるが、スコップ部11によって掘り起こされた土を持ち上げようとするとき、その土をスコップ部11から滑り落さないようにする方法においても、支え板30の沈み込み防止部32が転がってその接地面が点Aから点Bへと移動する動きは、あたかも作業者が従来のスコップで土をすくい上げるときに、土が滑り落ちないように腕を曲げる動作に匹敵し、土は滑り落ちない。
本願の支え板30の実質効果を表す力学的計算方法は非常に難解を極め、補完として、本願の耕耘用の農具の作業動態を実験によって表現し連写による写真撮影で記録した。その実験の図13A〜図14Bに示す。
図13Aに示す写真(FSC_0052.jpg〜DSC_0061,jpg)は、柄部20を持って、掘り起こし部10の踏み込み部12を踏み込んでスコップ部11を耕土に差し込んでいる様子を示す。
図13A及び図13Bに示す写真(FSC_0062.jpg〜DSC_0075,jpg)は、把手23を持って、支え板30の沈み込み防止部32が転がるように沈み込み防止部32の接地面を点A〜点Bへと移動させながら把手23を腰付近まで引き下げることにより、図6に示すようにスコップ部11が土と元肥を持ち上げている様子を示す。
図13Bに示す写真(FSC_0076.jpg〜DSC_0090,jpg)は、把手23を持ってスコップ部11に適度な振動を加えることにより、スコップ部11上の土と元肥が適度に混ざり合いながら落下する様子を示す。
同様に、図14Aに示す写真(FSC_0097.jpg〜DSC_0110,jpg)は、柄部20を持って、掘り起こし部10の踏み込み部12を踏み込んでスコップ部11を耕土に差し込んでいる様子を示す。
図14A及び図14Bに示す写真(FSC_0111.jpg〜DSC_0120,jpg)は、把手23を持って、支え板30の沈み込み防止部32が転がるように沈み込み防止部32の接地面を点A〜点Bへと移動させながら把手23を腰付近まで引き下げることにより、図6に示すようにスコップ部11が土と元肥を持ち上げている様子を示す。
図14Bに示す写真(FSC_0121.jpg〜DSC_0135,jpg)は、把手23を持ってスコップ部11に適度な振動を加えることにより、スコップ部11上の土と元肥が適度に混ざり合いながら落下する様子を示す。
以上、連続2回の実験結果は、共通して本願発明の目的とする効果が得られた。実験に使用した試作品はスコップ100の柄部20に対応する部分が異なるが、支え板30の作用効果に関わりはない。
畑を耕すにあたっては、耕土を掘り起こして元肥を混入したり、土を捌いて軟らかくしたりする耕耘作業は、欠かすことはできない。従来から行われている大きい力を必要とする耕耘作業を改変して、本開示の耕耘用の農具を用いて行えば、耕作作業での最も労力を費やす耕耘作業がより小さい力で行える。
本開示の耕耘用の農具は、畑を耕したり、耕土を掘り起こして元肥を混入したり、土を捌いて軟らかくしたりする耕耘作業に用いられる。
10,50 掘り起こし部
11 スコップ部
12 踏み込み部
13 柄取り付け部
14 支え板差し込み溝
15 ねじ穴
20 柄部
21 柄A
22 柄B
23 把手
24 継ぎ手A
25 継ぎ手B
30,60 支え板
31 平面部
32 沈み込み防止部
33,63 取り付け部
34,64 ねじ穴
51 フォーク部
99 ねじ
100,300 スコップ
200 フォーク
A 支え板の回転始点
B 支え板の回転終点

Claims (5)

  1. 直線状部を有する柄部と、
    前記柄部の下部に固定された堀り起こし部と、
    扇形状の平面部、及び前記扇形状の平面部における弧の部分に設けられた沈み込み防止部を有する支え板と、を備え、
    前記支え板は、前記沈み込み防止部の側が下部側に位置し、前記扇形状の平面部おける辺が前記柄部の前記直線状部と実質的に平行になるように、前記柄部、及び前記掘り起こし部の少なくとも一方に取り付けられる、
    耕耘用の農具。
  2. 前記柄部は、前記直線状部より上部に湾曲部を有し、
    前記湾曲部は、前記支え板が取り付けられた側とは反対側に湾曲している、
    請求項1に記載の耕耘用の農具。
  3. 前記掘り起こし部は、支え板差し込み溝を有し、
    前記支え板は、前記支え板差し込み溝に取り付けられる、
    請求項1又は2に記載の耕耘用の農具。
  4. 前記支え板は、前記柄部の前記直線状部に取り付けられる、
    請求項1又は2に記載の耕耘用の農具。
  5. 扇形状の平面部と、
    前記扇形状の平面部における弧の部分に設けられた沈み込み防止部と、を備え、
    前記扇形状の平面部における辺が耕耘用の農具の柄部と実質的に平行になるように、前記耕耘用の農具に取り付けられる、
    耕耘用の農具の支え板。

JP2019142268A 2019-08-01 2019-08-01 耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板 Active JP6820503B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142268A JP6820503B1 (ja) 2019-08-01 2019-08-01 耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142268A JP6820503B1 (ja) 2019-08-01 2019-08-01 耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6820503B1 JP6820503B1 (ja) 2021-01-27
JP2021023166A true JP2021023166A (ja) 2021-02-22

Family

ID=74200277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019142268A Active JP6820503B1 (ja) 2019-08-01 2019-08-01 耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6820503B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023103683A (ja) * 2022-01-14 2023-07-27 満 大崎 木質培土基材及びその製造方法、木質分解資材及びその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE618712C (de) * 1933-12-12 1935-09-16 Ewald Schmidt An Spaten anzubringende, das Ausheben der Scholle erleichternde Stuetze
FR1237812A (fr) * 1959-06-22 1960-08-05 Outil de jardinage perfectionné
GB2232047A (en) * 1989-06-01 1990-12-05 Irvine Platt Digging or like implements
US5871058A (en) * 1996-12-16 1999-02-16 Leverage Digger Incorporated Lever action yard and garden implement
WO2008151365A1 (en) * 2007-06-12 2008-12-18 Glenn Raymond Dalby Manual digging tool

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE618712C (de) * 1933-12-12 1935-09-16 Ewald Schmidt An Spaten anzubringende, das Ausheben der Scholle erleichternde Stuetze
FR1237812A (fr) * 1959-06-22 1960-08-05 Outil de jardinage perfectionné
GB2232047A (en) * 1989-06-01 1990-12-05 Irvine Platt Digging or like implements
US5871058A (en) * 1996-12-16 1999-02-16 Leverage Digger Incorporated Lever action yard and garden implement
WO2008151365A1 (en) * 2007-06-12 2008-12-18 Glenn Raymond Dalby Manual digging tool

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023103683A (ja) * 2022-01-14 2023-07-27 満 大崎 木質培土基材及びその製造方法、木質分解資材及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6820503B1 (ja) 2021-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5109930A (en) Earth splitter
US5791708A (en) Trenching tool and method
JP6820503B1 (ja) 耕耘用の農具及び耕耘用の農具の支え板
CN204560128U (zh) 多功能挖掘工具
JP2007000013A (ja) 耕起・整地装置の砕土作業具およびこれを取り付けた耕起・整地装置
KR101730543B1 (ko) 발 디딤판과 보조 손잡이를 구비한 삽
CN109362287A (zh) 一种新型播种农用铲
JP6629902B2 (ja) 耕作用の農具
CN203457496U (zh) 一种整畦机的地垄犁结构
RU137175U1 (ru) Устройство для ручного вскапывания и рыхления почвы
JP3171581U (ja) 除草用具
KR101869607B1 (ko) 작업율이 향상되는 쇠스랑
US20210076551A1 (en) Hand Tool for Removing Loose Dirt from a Hole in the Ground
RU115146U1 (ru) Ручное устройство для обработки почвы
JP3242029U (ja) フの字形梃子を取り付けたシャベル
RU2390981C2 (ru) Рыхлитель почвы
RU115145U1 (ru) Ручное устройство для обработки почвы
JP2018033331A (ja) ホーおよびホー部材
CN207260214U (zh) 一种带有辅助推土刀的推土机
CN212064773U (zh) 一种农田翻土铲
CN203896681U (zh) 一种多功能人力农具
RU2275772C1 (ru) Ручное орудие
KR20120131140A (ko) 다용도 호미
CN107548581A (zh) 一种铧式犁结构
CN202931746U (zh) 一种碎土平土锄具

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250