JP2021021938A - 画像形成装置 - Google Patents

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行生 久保
悠 深澤
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悠 深澤
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Abstract

【課題】メモリ媒体が設けられた現像カートリッジをカートリッジトレイに装着する方式の画像形成装置において、装置本体とメモリ媒体の電気的接続を、装置大型化を抑えつつ実現する。【解決手段】本発明の画像形成装置は、本体と、メモリ媒体と現像剤担持体を有する現像カートリッジと、収容位置と引き出し位置の間で移動可能であり移動方向に側面を有し現像カートリッジを装着可能な枠体、現像カートリッジ装着時に現像剤担持体と対向する像担持体、側面に設けられカートリッジ装着時にメモリ媒体と電気的に接続するトレイ側金属端子、および、側面の移動方向に沿ったトレイガイド部を有するトレイと、トレイ収容時にトレイ側金属端子と対向する本体側金属端子と、各側金属端子を介してメモリ媒体と通信する制御部と、トレイガイド部と対向するレール部とを備え、トレイ側金属端子はトレイガイド部よりも下側である。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。それらの画像形成装置において、トナーなどの現像剤を収容する現像カートリッジを着脱可能とする方式が知られている。そして、このような画像形成装置に、現像カートリッジを取り付けるためのカートリッジトレイを設ける場合がある。カートリッジトレイには、現像カートリッジが装着されると現像カートリッジが有する現像ローラと対向する位置に、感光ドラムが設けられている。帯電後に選択的な露光により静電潜像が形成された感光体ドラムに、現像ローラを介して現像カートリッジ内のトナーを供給することで、現像が行われる。
現像カートリッジとカートリッジトレイを備える画像形成装置を用いると、ユーザが装置本体からカートリッジトレイを引き出して簡単に現像カートリッジを交換できるようになる。特許文献1には、このような、カートリッジトレイに現像カートリッジを装着する方式の画像形成装置が記載されている。他にも、感光体ドラムと現像カートリッジを一体的にユニット化したプロセスカートリッジをカートリッジトレイに着脱可能な画像形成装置も知られている。
ここで、画像形成装置本体の制御部による装置制御や、現像カートリッジの寿命管理のために、現像カートリッジに関する情報が必要となる場合がある。現像カートリッジに関する情報として例えば、印刷可能枚数などのイールド情報や、現像剤の残量を示す情報などがある。このような情報を記憶しておくために、現像カートリッジに接触式ICチップなどのメモリ媒体を設けておく方法が知られている。そして、メモリ媒体が有する電気的接触面と、カートリッジトレイまたは装置本体が有する電気接点とを接触させることで、カートリッジに関する情報をユーザに通知できる。特許文献2には、このようなカートリッジに関する情報を記憶するメモリ媒体についての記載がある。
特開2016−008977号公報 特開2015−062053号公報
現像カートリッジがメモリ媒体を有する画像形成装置において、カートリッジトレイにメモリとの電気接点を設ける場合、カートリッジトレイの電気接点と本体とを電気的に接続する必要がある。例えば、代表的なカートリッジの装着形態として、カートリッジトレイの装置本体への引き出し/装着方向と垂直に交差するようカートリッジをカートリッジトレイに装着する場合がある。この場合、カートリッジトレイの装置本体への引き出し/装着方向に直行する面で、且つ挿入方向最下流の面にコネクタを設け、そのコネクタを本体側コネクタに接続するようなことが考えられる。
しかしながら、このような構成では、コネクタを設ける部品スペースが必要となる。その結果、部品スペースの分だけ画像形成装置のサイズが大きくなってしまったり、部品スペースを確保するために現像カートリッジ内の現像剤容量が小さくなってしまったりすると
いう課題があった。
また、本体側コネクタを介して現像カートリッジの記憶媒体から情報を本体に電気的に伝送するには、更に本体側コネクタを電気的に本体側電気基板に電気的に接続させる必要がある。その場合にも、配線のはい回しが必要になり、配線が複雑になったり、場合によっては、はい回しスペース確保のために装置の大型化を招いたりしてしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、メモリ媒体が設けられた現像カートリッジをカートリッジトレイに装着する方式の画像形成装置において、装置本体とメモリ媒体の電気的接続を、装置大型化を抑えつつ実現することを目的とする。
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
画像形成装置であって、
本体と、
現像剤が収納される現像カートリッジであって、
筐体と、
前記筐体に設けられ、前記現像カートリッジに関する情報を記憶するメモリ媒体と、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
を有する現像カートリッジと、
前記本体の収容部に収容された収容位置と、前記本体から引き出された引き出し位置との間で移動可能なトレイであって、
前記トレイの移動方向に延在する二つの側面を有し、前記現像カートリッジを装着可能な枠体と、
帯電手段と、
前記枠体に前記現像カートリッジが装着されると前記現像剤担持体と対向するように設けられており、前記帯電手段により帯電され、前記現像剤担持体から前記現像剤の供給を受けて、表面に静電潜像が形成される、像担持体と、
二つの前記側面のいずれか一方に設けられ、前記枠体に前記現像カートリッジが装着されると前記メモリ媒体と電気的に接続される、トレイ側金属端子と、
二つの前記側面に、前記トレイの移動方向に沿って設けられたトレイガイド部と、
を有するトレイと、
前記本体に設けられ、前記トレイが前記収容位置にあるときには前記トレイ側金属端子と対向して電気的に接続される、本体側金属端子と、
前記本体側金属端子および前記トレイ側金属端子を介して、前記メモリ媒体との間で前記情報の読み出しまたは書き込みを行う制御部と、
前記本体に前記トレイガイド部と対向するように設けられて前記トレイの移動を可能にするレール部と、
を備えており、
前記トレイ側金属端子は、前記トレイガイド部よりも下側に設けられている
ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、メモリ媒体が設けられた現像カートリッジをカートリッジトレイに装着する方式の画像形成装置において、装置本体とメモリ媒体の電気的接続を、装置大型化を抑えつつ実現することができる。
実施例1のカートリッジトレイの斜視図 実施例1の画像形成装置の断面概略図 実施例1の画像形成装置のトレイを引き出した状態の斜視図 実施例1の画像形成装置のトレイを外した状態の斜視図 実施例1の画像形成装置のトレイを外した状態の別の斜視図 実施例1のカートリッジトレイ、現像カートリッジの斜視図 実施例1のカートリッジトレイ、現像カートリッジの断面概略図 実施例1のカートリッジトレイの構成図および断面概略図 実施例1の現像カートリッジの非駆動側を示す斜視図 実施例1の現像カートリッジの駆動側の拡大斜視図および構成図 実施例1の現像カートリッジのメモリタグユニットの構成図 実施例1の現像カートリッジ装着時の挙動を示す断面概略図 実施例1の現像カートリッジ装着時の挙動を示す続きの断面概略図 実施例1の現像カートリッジ装着時の挙動を示す続きの断面概略図 実施例1の現像カートリッジ装着時の挙動を示す続きの断面概略図 実施例1のカートリッジトレイの斜視図 実施例1のカートリッジトレイの別の斜視図 実施例1のカートリッジトレイの引き出しと挿入時の状態遷移図 実施例1のカートリッジトレイの引き出しと挿入時の状態遷移図 実施例1のカートリッジトレイの引き出し時と挿入時の状態図 実施例1のカートリッジトレイの非駆動側の側面図 実施例1の別の実施系態のカートリッジトレイの斜視図 実施例2のカートリッジトレイの斜視図 実施例2の画像形成装置の斜視図 実施例2のカートリッジトレイの引き出し時と挿入時の状態図 実施例2のカートリッジトレイの引き出しと挿入時の状態遷移図 実施例3のカートリッジトレイの斜視図 実施例3のカートリッジトレイの引き出し時と挿入時の状態図
以下の説明では、図面および実施例を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の機能、材質、寸法、形状、その相対配置などは、特定の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての機能、材質、寸法、形状、その相対配置などは、特に改めて記載しない限りは初めの説明と同様のものである。
以下の説明では、画像形成装置に関して、前ドアを設けた側を正面(前面)、正面と反対側の面を背面(後面)と称する。さらに、画像形成装置を正面から見て左側を駆動側、右側を非駆動側と称する。
また、カートリッジトレイが有する感光体ドラムのドラム軸線上に延びる方向を「第1方向」または「長手方向」または「長手」と称する。また、第1方向に対して交差する方向(本実施例では、カートリッジトレイに現像カートリッジを装着する方向またはカートリッジトレイから現像カートリッジを取り出す方向、すなわちカートリッジの着脱方向)を「第2方向」と称する。また、カートリッジトレイを画像形成装置本体内に収容する方向またはカートリッジトレイを本体内から引き出す方向、すなわちカートリッジトレイの移動方向を「第3方向」と称する。第1方向と第2方向とは、互いに交差し、好ましくは直交する。第2方向と第3方向とは、互いに交差し、好ましくは直交する。第3方向と第1方向とは、互いに交差し、好ましくは直交する。
[実施例1]
実施例1に係る画像形成装置1、現像カートリッジ8、カートリッジトレイ3について説明する。
≪画像形成装置の構成≫
図1は、本実施例に係るカートリッジトレイ3の斜視図である。図2は、本実施例に係る画像形成装置1の断面概略図である。図3A〜図3Cは、本実施例に係る画像形成装置1の斜視図である。図4は、本実施例に係るカートリッジトレイ3、および現像カートリッジ8の斜視図である。
画像形成装置1は、主要な構成要素として、装置本体2、カートリッジトレイ3、および現像カートリッジ8を有する。本実施例の画像形成装置1は、図2、図3に示すように、電子写真画像形成プロセスを用いた4色フルカラーレーザプリンタである。画像形成装置1は、カートリッジトレイ3を本体内部の収容部に収容可能である。カートリッジトレイ3は、4つの現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)を装着可能である。画像形成装置1は、現像カートリッジ8から供給される現像剤(例えば、トナー)により、記録媒体M(例えば、印刷用紙)に画像を形成する。
これ以降の記載では、各色(Y、M、C、K)それぞれに同様の部材が備えられている場合に、参照符号の末尾に色名を付けて区別することがある。また、左右に同様の部材が備えられている場合、参照符号の末尾にRまたはLを付けて区別することがある。
本実施例では、1つのカートリッジトレイ3に、4つの現像カートリッジ8を装着可能である。4つの現像カートリッジ8は、互いに異なる色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色)の現像剤を収容する。ただし、カートリッジトレイ3に装着される現像カートリッジ8の数はこれに限定されず、3つ以下でも5つ以上でもよい。また、色の種類もこれに限定されない。また、色の配置順番も図2の例に限定されない。例えば、図2中で、左側からYMCKの順に現像カートリッジを配置しても良い。
図2〜図4に示すように、画像形成装置1は、露光手段としてのレーザスキャナユニットLBと、転写手段としての転写ベルトユニット11と、給送手段としての給紙ユニット18と、定着手段としての定着ユニット21と、排出手段としての排出ユニット22とを有する。現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)と、カートリッジトレイ3の上方には、露光手段としてのレーザスキャナユニットLBが設けられている。
レーザスキャナユニットLBは、画像情報に対応するレーザー光Zを出力する。レーザー光Zは、露光窓部10を通過して、像担持体としての感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)の表面を走査露光する。これにより感光体ドラム上に静電潜像が形成される。現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)と、カートリッジトレイ3の下方には、転写手段としての転写ベルトユニット11が設けられている。この転写ベルトユニット11は、駆動ローラ13、テンションローラ14、15を有し、可塑性を有する転写ベルト12を掛け渡している。
カートリッジトレイ3に設けられた感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)は、転写ベルト12の上面に接している。この接触部が転写部である。転写ベルト内側には、感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)に対向するように、転写ローラ16が設けられている。転写ローラ16には、転写時に所定のバイアスが印加されて、電荷が転写ベルト12を介して記録媒体Mに印加される。このとき生じた電界により、感光ドラム4に接触中の記録媒体Mに、感光ドラム4上の現像剤像が転写される。
転写ベルトユニット11の下方には、給紙ユニット18を設けている。この給紙ユニット18は、記録媒体Mを積載して収納した給紙トレイ19と、給紙ローラ20を有する。装
置本体2の上方には定着ユニット21と排出ユニット22が設けられている。現像剤像を転写された記録媒体Mは、定着ユニット21で定着され、排出ユニット22を介して排出トレイ23へ排出される。
また、画像形成装置本体内に、あるいは画像形成装置本体と接続されて、電源部としての電源装置Pが配置されている。電源装置Pは不図示の電気配線により、本体帯電接点部としての帯電接点94、本体クリーナ接点部としてのクリーナ接点95、および、本体現像接点部としての現像接点96に電力を供給する。これら各接点がそれぞれ、トレイ帯電接点部としてのトレイ帯電接点44、トレイクリーナ接点部としてのトレイクリーナ接点45、および、トレイ現像接点部としてのトレイ現接点46と電気的に接続することにより、現像カートリッジ8に電力が供給される。また、帯電接点94、クリーナ接点95、および現像接点96に電力を供給する電源装置を構成する電源回路基板は、図3Cに示される右側壁2Rに沿うように、右側壁2Rの内部に配置されている。すなわち、右側壁2Rは、電源装置を配置できる空間を有する程度の厚みを持っている。なお、この電源回路基板には電源の電気部品のみでなく、その他の処理の為の各種電気部品が実装されていても良い。
図3Aに示すように、カートリッジトレイ3は、画像形成装置1の前ドア40を開けた後、装置本体2に設けられたレール41に沿って第3方向に移動可能に設置されている。現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)は、カートリッジトレイ3に対して、個別に交換可能である。
図4に示すように、カートリッジトレイ3に設けられた4つのスロットそれぞれに、現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)が着脱される。ここでは1つの現像カートリッジ8Cが取り出されている。さらに、カートリッジトレイ3には、現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)に対応して感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)が設けられる。加えて、カートリッジトレイ3は、感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)に作用するプロセス手段としての帯電手段である帯電ローラと、クリーング手段であるクリーニングローラ7を備えている。カートリッジトレイ3の詳細は後述する。
現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)は、感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)上に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体である現像ローラ6、およびメモリ媒体であるメモリタグ81が取り付けられたメモリタグユニット80を備えている。メモリタグ81は、例えば、電気的接点部を有する接触式ICチップである。メモリタグ81の電気的接点部がカートリッジトレイ3に設けられたトレイメモリ接点32と接触することで、画像形成装置1と通信し、現像剤の残量などの情報をユーザに知らせることが可能となる。現像カートリッジ8およびメモリタグユニット80については後述する。
さらに画像形成装置1は、制御部43、本体側金属端子9、および表示部42を有する。制御部43は、本体側金属端子9と電気的に接続されており、CPU等のプロセッサおよび各種のメモリを有する。制御部43は、例えば回路基板により構成され、プログラムに従ってプロセッサが動作することにより、画像形成装置1における諸処理を実行する。また、本体側金属端子9およびカートリッジトレイ3に設けられたトレイ側金属端子47を介して、現像カートリッジ8のメモリタグ81の情報処理を行う。これにより、例えば現像剤残量など、メモリタグ81が記憶している現像カートリッジ8に関する情報を読み出して、画像形成装置1に設けられた表示部42によってユーザに表示可能となる。また、メモリタグ81に情報を書き込むことが可能になる。なお、以下では金属端子という用語を用いて説明を行っていくが、電気接点/電気接点部、電極/電極部或いは情報伝達部などと言い換えることもできる。
≪画像形成動作≫
図2〜図5を用いて画像形成動作について説明する。図5は、本実施例に係るカートリッジトレイ3、および現像カートリッジ8の部分的な断面概略図である。
フルカラー画像を形成するための画像形成動作は次のとおりである。現像カートリッジ8(8Y、8M、8C、8K)が装着された状態のカートリッジトレイ3が、装置本体の内部に挿入され、前ドア40が閉じられる。前ドア40が閉じられると、画像形成装置1に設けられたドラム駆動カップリング52(52Y、52M、52C、52K)が、カートリッジトレイ3に設けられた感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)に接続されているドラム駆動入力カップリング54(54Y、54M、54C、54K)と係合する。
画像形成装置1の不図示のモーターおよびギアを介して、ドラム駆動ギア53(53Y、53M、53C、53K)が回転駆動される。なお、図3Bに示すように、現像駆動カップリング51およびドラム駆動カップリング52を駆動させる1又は複数のモーター及びそのドライバ回路が設けられた回路基板は、左側壁2Lに沿うように、左側壁2Lの内部に配置されている。すなわち、左側壁2Lは、電源装置を配置できる空間を有する程度の厚みを持っている。なお、この回路基板には、駆動用の電気部品のみでなく、その他の処理の為の各種電気部品が実装されていても良い。
ドラム駆動ギアを介して、感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)が所定の速度で回転駆動される(図2、図5の矢印D方向)。転写ベルト12も感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)速度に対応した速度で回転駆動される(図2の矢印C方向)。このとき、レーザスキャナユニットLBも駆動される。レーザスキャナユニットLBの駆動に同期して、帯電ローラ5によって感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)表面が所定の極性・電位に一様に帯電される。レーザスキャナユニットLBは各感光体ドラム4の表面を各色の画像信号に応じてレーザー光Zで走査露光する。これにより、感光体ドラム4(4Y、4M、4C、4K)の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。
感光体ドラム上に形成された静電潜像は、所定の速度で回転駆動(図5矢印E方向)される現像ローラ6により現像される。このような電子写真画像形成プロセスにより、感光体ドラム4Yにはフルカラー画像のイエロー成分に対応するイエロー色の現像剤像が形成される。同様に感光体ドラム4M、4C、4Kにはフルカラー画像のマゼンタ色、シアン色、ブラック色に対応する現像剤像が形成される。
一方、所定の制御タイミングで、記録媒体Mが1枚ずつ分離されて給送される。また、感光ドラム4周面上の現像剤像の先端が、転写ベルト12との対向点である転写部に移動する。そこで、記録媒体Mが転写部に搬送されるタイミングと感光ドラム4の回転を同期させ、その転写部において印字開始位置が一致するように、所定の制御タイミングで転写ベルト12へ搬送される。転写ベルト12に静電吸着されて搬送される記録媒体Mには、各感光ドラム4と転写ローラ16との間に形成される電界によって、各感光ドラム4の現像剤像が順次転写される。4色の現像剤像を転写された記録媒体Mは、定着ユニット21で
定着され、排出ユニット22を介して排出トレイ23へ排出される。
≪カートリッジトレイの構成≫
次に、図1、図5、図6、図11A、図11B、および図12を用いて、カートリッジトレイ3の詳細な構成について説明する。図1は、本実施例に係るカートリッジトレイ3の斜視図である。図6は、本実施例に係るカートリッジトレイ3の構成図(図6(a))および断面概略図(図6(b))である。図11Aおよび図11Bは、本実施例にかかるカートリッジトレイ3の現像カートリッジ装着部周辺の拡大斜視図である。図12は、本実施例にかかるカートリッジトレイ3の右側面の拡大斜視図である。
カートリッジトレイ3は、トレイ枠体30、トレイ貫通軸55、感光体ドラム4、帯電手段としての帯電ローラ5、クリーニング手段を備えたクリーニング枠体27、などにより構成されている。カートリッジトレイ3は、トレイプロセス接点としてのトレイ帯電接点44とトレイクリーナ接点45およびトレイ現像接点46と、トレイ側金属端子47を備えている。
図1に示すように、トレイ枠体30は、トレイ右側面30R、トレイ左側面30L、トレイ前面30F、トレイ背面30Bの4つの面からなる枠体である。トレイ右側面30Rは、カートリッジトレイ3の第1方向における外側に位置し、右側を覆う側面である。同様に、トレイ左側面30Lは、カートリッジトレイ3の第1方向における外側に位置し、左側を覆う側面である。また、トレイ右側面30Rとトレイ左側面30Lを繋ぐ面で、カートリッジトレイ3の前側に位置する面がトレイ前面30F、背面側に位置する面がトレイ背面30Bである。なお「右側」、「左側」とはそれぞれ、カートリッジトレイ3を装置本体に挿入しようとするユーザから見た右手側、左手側を指す。ただし、以下の記載における左右前後の記載は一例に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。二つの側面であるトレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lは、カートリッジトレイ3の移動方向に延在して設けられている。
図1に示すように、トレイ貫通軸55は、トレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lに支持された貫通軸で、両端部がトレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lよりも外側に突出している。また、トレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lの背面側には、トレイ位置決め部56(56R、56L)が設けられている。トレイ貫通軸55は、図3に示した装置本体2のトレイ軸係合部57(57R、57L)に支持され、トレイ位置決め部56は、図2および図3に示した装置本体2のトレイ位置決め軸24に支持される。これにより、カートリッジトレイ3と装置本体2が位置決めされる。加えて、後述するようにトレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lによって感光体ドラム4を支持することで、感光体ドラム4と装置本体2を精度よく位置決めすることが出来る。
図1、図6に示すように、感光体ドラム4は、トレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lに支持され、第1方向に延びる回転軸について回転可能に取り付けられている。
図5に示すように、感光体ドラム4は、画像形成時において矢印D方向に回転する。感光体ドラム4の駆動側には、図4などに示すように、感光体ドラム4に駆動力を伝達するためのドラム駆動入力カップリング54が設けられている。
帯電ローラ5は、第1方向に延びる回転軸について回転可能であり、感光体ドラム4に対し接触して従動回転できるように、クリーニング枠体27に支持されている。クリーニング枠体27は、トレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lによって支持される。また、クリーニング枠体27におけるトレイ右側面30Rの側面には、トレイ帯電接点44が設けられており、帯電ローラ5と電気的に接続している。トレイ帯電接点44は、カートリッジトレイ3の右側面に露出しており、装置本体2の帯電接点94と接触することで、帯電ローラ5が装置本体2と電気的に導通する。そして、電源部から電力が供給される。これによって感光体ドラム4の表面が所定の極性・電位に一様に帯電される。ここで、本実施例においては帯電手段として帯電ローラ5を用いているが、感光体ドラム4への帯電手段はこれに限定されるものではなく、コロナ帯電器等の別の手段であってもよい。
トレイ枠体30に設けられているクリーニング枠体27は、クリーニング手段としてのクリーニングローラ7を収納する枠体である。クリーニングローラ7は、感光体ドラム4と接触した位置でクリーニング枠体27に支持され、第1方向に延びる回転軸について回転可能に取り付けられている。
また、クリーニング枠体27におけるトレイ右側面30Rの側面には、トレイクリーナ接点45が設けられており、クリーニングローラ7と電気的に接続している。トレイクリーナ接点45は、カートリッジトレイ3の右側面に露出しており、装置本体2のクリーナ接点95と接触することで、クリーニングローラ7が装置本体2と電気的に接続する。そして、電源から電力が供給される。これによってクリーニングローラ7が画像形成時に転写がされずに残った感光体ドラム4表面の廃現像剤を効果的に除去する。ここで、本実施例においては、クリーニング手段としてクリーニングローラ7を用いているが、ゴムブレード、シート等の別の手段であってもよい。また、必ずしもクリーニング手段を設ける必要はない。
図11Aと11Bに示すように、現像ローラ位置決め部35、現像加圧部材91、離間部材92は、複数の現像カートリッジそれぞれに対応して、トレイ右側面30R、トレイ左側面30Lの両方に設けられている。
現像ローラ位置決め部35は、図7と図8に示す現像カートリッジ8の現像ローラ6の同軸上に配置された現像ローラカバー位置決め部68aと現像ローラ軸受位置決め部71aを支持する。
現像加圧部材91は、トレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lに回転可能に支持されており、図7と図8に示す現像カートリッジ8の両側面に設けられた現像回転止めボス28a、28bと接触することで、現像ローラ位置決め部35と合わせて現像カートリッジ8を支持している。またこのとき、現像加圧部材91は、現像加圧バネ90によって矢印H方向に引っ張られることで、現像ローラ6を感光体ドラム4に接触させている。
離間部材92は、トレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lに回転可能に支持されており、装置本体2の離間押圧部材60により力を受けることで、図6(b)、図10Dの矢印J方向に回転する。これにより、離間部材92は、現像剤収納枠体28の両端部に設けられた現像回転止めボス28a、28bと接触し、現像加圧バネ90の引張り力に抗して現像カートリッジ8を移動させ、現像ローラ6と感光体ドラム4を離間させる。画像形成を行わない際は、現像ローラ6と感光体ドラム4を離間させることで、現像カートリッジ8の寿命の消耗を抑制できる。
トレイ現像接点46は、トレイ右側面30Rに設けられている。図11Bに示すトレイ現像接点46の第1方向における一端側は、現像カートリッジ8の現像ローラ接点64に対応した位置に設けられている。また、図1に示すトレイ現像接点46の第1方向における他端側は、カートリッジトレイ3の右側面に露出している。これにより、カートリッジトレイ3が画像形成位置にあるときに、装置本体2の現像接点96と接触する。その結果、現像カートリッジ8と装置本体2が電気的に接続する。そして、電源部から電気が供給される。
図11Aに示す、トレイメモリ接点部としてのトレイメモリ接点32は、現像カートリッジ8がトレイに収容されたときに、メモリタグ81に対応する位置に設けられる。このとき、トレイメモリ接点32がメモリタグ81の電気接点部と接触する。また、トレイメモリ接点32は、不図示の配線部によって、トレイ枠体30の非駆動側側面に設けられたトレイ側金属端子47と接続している。トレイ側金属端子47は、カートリッジトレイ3の右側面に露出しており、カートリッジトレイ3が画像形成位置にあるときに、装置本体2の本体側金属端子9と接触する。これにより、装置本体2とメモリタグ81が電気的に接続する。
≪現像カートリッジの構成≫
次に図5、図7、図8を用いて、現像カートリッジ8について説明する。図7は、本実施例に係る現像カートリッジ8の非駆動側から見た斜視図である。図8は、本実施例に係る現像カートリッジ8の駆動側の斜視図(図8(a))および分解した様子を示す構成図(図8(b))である。各図に示すように、現像カートリッジ8は、現像剤収納枠体28、現像ローラ6、端部封止部材25、撹拌ローラ26、現像剤規制ブレード29、カートリッジ軸受(駆動側)70、カートリッジ軸受(非駆動側)71、カートリッジサイドカバー68、現像ローラギア61、駆動入力カップリングギア62、撹拌ローラギア63、現像ローラ接点64、メモリタグユニット80で構成される。
現像剤収納枠体28は、現像剤を収容可能な筐体であり、現像ローラ6に現像剤を供給する。撹拌ローラ26は、現像剤収納枠体28の現像剤を撹拌すると共に、現像ローラ6に現像剤を塗布する機能を有する。現像ローラ6と撹拌ローラ26は、第1方向に延びる回転軸について回転可能なローラである。現像ローラ6および撹拌ローラ26は、ローラ本体とローラ軸によって構成される。ローラ本体の材料には、例えば、弾性を有するゴムやスポンジ部材が用いられる。ローラ軸の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。図7、図8(a)に示すように、現像ローラ6および撹拌ローラ26は、カートリッジ軸受(駆動側)70とカートリッジ軸受(非駆動側)71によって、回転可能に支持される。カートリッジ軸受(駆動側)70は、現像剤収納枠体28にカートリッジサイドカバー68と共締めでビス99a〜99cにより固定される。
カートリッジ軸受(非駆動側)71は、現像剤収納枠体28にビス99dで固定される。図8(b)に示すように、現像ローラ6および撹拌ローラ26のローラ軸は、カートリッジ軸受(駆動側)70を貫通し、各ローラ軸は、現像ローラギア61と撹拌ローラギア63に連結されている。現像ローラギア61は、本体からの駆動力を現像ローラ6に伝え、撹拌ローラギア63は、本体からの駆動力を撹拌ローラ26に伝える。
駆動入力カップリングギア62は、カートリッジ軸受(駆動側)70とカートリッジサイドカバー68に回転可能に支持されるギアである。駆動入力カップリングギア62は、本体からの駆動力を受けるための係合カップリング部を有し、本体からの駆動力を現像ローラギア61と撹拌ローラギア63に伝える。係合カップリングの形状としては、駆動力を伝えられれば任意の形状で良い。ここでは、現像カートリッジ側は三角形の凹形状の穴を有している。一方の本体側の係合カップリング部の形状は、三角凹形状に対応した凸形状の三角リブを有している。
現像剤規制ブレード29は、現像ローラ6と当接し、現像ローラ6に担持される現像剤の厚みを規制するブレードである。現像剤規制ブレード29は、現像剤収納枠体28にビス等によって固定され、現像ローラ25との当接角度や侵入量を管理することで、現像ローラ上の現像剤の厚みを一定に規制する。現像剤規制ブレード29の材料としては、一般的にSUS板やゴム材が用いられる。
現像ローラ接点64は、カートリッジ軸受(非駆動側)71に設けられた金属製の部材で、現像カートリッジ8の非駆動側の側面に露出し、現像ローラ6および現像剤規制ブレード29と電気的に接続している。現像ローラ接点64の露出部は、第1方向にバネ性を有しており、現像カートリッジ8をカートリッジトレイ3に装着することで第1方向において現像カートリッジ内側に変形し、カートリッジトレイ3のトレイ現像接点46に所定の接触圧をもって接触する。
本実施例において、現像ローラ接点64は、現像ローラ6および現像剤規制ブレード29の両方に接続するとしている。しかし、現像ローラ接点64は複数の部材で構成されてもよい。例えば、現像ローラ接点64を、現像ローラ6のみと接続する部材と現像剤規制ブ
レード29のみと接続する部材とで構成し、カートリッジトレイ3のトレイ現像接点46と装置本体2の現像接点96も、現像ローラ6と現像剤規制ブレード29のそれぞれに対応した独立の部材とすることもできる。これにより、現像ローラ6と現像剤規制ブレード29がそれぞれ独立に装置本体2と接続し、異なる電圧の供給を受けることができる。
カートリッジサイドカバー68は、現像ローラギア61と駆動入力カップリングギア62の一端を回転可能に支持している。さらに、カートリッジサイドカバー68は、現像カートリッジ8をカートリッジトレイ3に装着する際、カートリッジトレイ3に設けられたガイドおよび固定部と、摺動当接する現像ローラカバー位置決め部68aと、駆動入力カバー位置決め部68bを有する。現像ローラカバー位置決め部68aは、現像ローラ6および現像ローラギア61と同軸であり円柱外形である。駆動入力カバー位置決め部68bは、駆動入力カップリングギア62と同軸であり円柱外形(突出部)である。
図8からも読み取れるように、第1方向(長手方向)における、カートリッジサイドカバー68の端部(最外殻部)は、突出部である現像ローラカバー位置決め部68aよりも外側に位置する。言い換えれば、メモリタグユニット80を、現像ローラカバー位置決め部68aよりも長手方向内側に配置する場合よりも、現像カートリッジ8をより大型化させることができる効果を得ることができる。
前述したように、現像ローラカバー位置決め部68aと駆動入力カバー位置決め部68bと現像剤収納枠体28に設けられた現像回転止めボス(駆動側)28aによって、現像カートリッジ8はカートリッジトレイ3に装着後、位置決め固定される。
図7に示すように、現像カートリッジ8の非駆動側において、カートリッジ軸受(非駆動側)71と、現像剤収納枠体28の現像回転止めボス(非駆動側)28bによって、現像カートリッジ8は、カートリッジトレイ3に設けられたカートリッジガイドと摺動当接し、装着完了される。駆動側と同様に、それぞれのボス形状を円柱形状にすることで、滑らかにガイドされる。現像ローラ軸受位置決め部71aは、現像ローラ6軸上であり、駆動側の現像ローラギア61およびに現像ローラカバー位置決め部68aと同軸に配置される。現像回転止めボス(非駆動側)28bは、現像回転止めボス(駆動側)28aと同軸である。
≪メモリ媒体の構成≫
図9を参照して、現像カートリッジ8に関する情報を記憶するメモリ媒体の構成について説明する。現像カートリッジ8は、メモリタグユニット80を有する。図9(a)に示すようにメモリタグユニット80は、メモリタグ81、メモリタグ押圧部材82、メモリタグ押圧バネ83、および、押圧バネ受け部材84で構成される。
メモリタグ押圧部材82は、メモリタグ81を設置固定するためのメモリ設置溝87を有しており、接着や両面テープや熱かしめ等の任意の方法によりメモリタグ81を固定する。図9(b)に示すように、メモリタグ押圧部材82と、メモリタグ押圧バネ83と、押圧バネ受け部材84は一体的なユニットとして、メモリタグユニット80を構成する。
メモリタグ押圧バネ83は、圧縮バネであり、メモリタグ押圧部材82のバネ受け面(不図示)と押圧バネ受け部材84のバネ受け面(不図示)にそれぞれ当接し、バネの自然状態から圧縮された状態となる。メモリタグ押圧バネ83のバネ力により、メモリタグ押圧部材82のバネ受け部規制部82aと押圧バネ受け部材84のバネ受け部材被規制部84aとが当接し、メモリタグユニットは一体的なユニットとして保持される。圧縮バネ以外の弾性部材を用いても良い。また、メモリタグユニット80は、図9(b)の状態よりもさらに、メモリタグ押圧バネ83の圧縮方向へ押し込むことが可能である。すなわち、メ
モリタグ押圧部材82のバネ受け部規制部82bと押圧バネ受け部材84のバネ受け部材被規制部84bとが当接する位置まで圧縮可能である。
メモリタグ押圧部材82は、姿勢規制ボス85(85a、85b、85c)を有している。図8に示すように、現像カートリッジ8にメモリタグユニット80を組み付ける際、メモリタグユニット80は、長手方向において、カートリッジ軸受(駆動側)70とカートリッジサイドカバー68に挟み込まれるように組まれ、長手方向である第1方向の移動が規制される。この時、姿勢規制ボス85a、85bは、カートリッジサイドカバー68の姿勢規制穴86a、86bにはまり込み、姿勢規制ボス85cは、カートリッジ軸受(駆動側)70の姿勢規制穴86cにはまり込む。
ここで、姿勢規制ボス85のボス径よりも姿勢規制穴86の穴径の方が大きい関係となるように設計されている。例えば、ボス径φ3mmの円柱であり、穴径がφ8mmの穴であれば、φ5mmの隙間ガタを持ち、円柱ボスが可動できることとなる。これにより、メモリタグユニット80は、姿勢規制ボス85(85a、85b、85c)および姿勢規制穴86(86a、86b、86c)によって、第2方向および第3方向の移動を、ある程度の隙間ガタを持って規制される。
ここでは、メモリタグ81はメモリタグ押圧部材82に固定されているため、カートリッジトレイ3との位置決め時に部品公差が有利になるように、姿勢規制ボス85をメモリタグ押圧部材82に設けている。しかし、姿勢規制ボス85を押圧バネ受け部材84に設けても良い。また、メモリタグユニット80の動きを規制する第1、第2、第3方向の隙間の取り方や姿勢規制ボス85と姿勢規制穴86の関係は、後述するカートリッジトレイ3とメモリタグユニット80の係合がスムーズに動作できるように調整すれば良い。例えば、姿勢規制ボス85と姿勢規制穴86の形状は必ずしも真円形状でなくてよい。
さらに、メモリタグユニット80は、カートリッジ軸受(駆動側)70とカートリッジサイドカバー68によって第1、第2、第3方向の位置をある程度の隙間ガタを持って規制する構成になっている。しかし、現像カートリッジにおいてメモリタグユニット80を任意の方向に移動できるのであれば、本実施例の構成には限らない。
また、本実施例ではメモリタグユニット80を現像カートリッジ8の駆動側に構成しているが、非駆動側に構成しても良い。
≪カートリッジトレイへの現像カートリッジの装着≫
図10A−Dの概略断面図を用いて、本実施例に係るカートリッジトレイ3に現像カートリッジ8を装着するときの挙動について説明する。本図は、現像カートリッジ8の駆動側の側面と、それに対応するカートリッジトレイ3の断面概略図である。
図10Aは、装置本体2から引き出された状態のカートリッジトレイ3の任意のスロットに、現像カートリッジ8を入れる直前の断面概略図である。図10Aの状態において、カートリッジトレイ3は、図6の現像カートリッジ8が無い状態と同じである。このとき、現像加圧部材91は現像加圧バネ90に引っ張られカートリッジトレイ3によって位置が規制されている状態である。また、現像カートリッジ8は図7、図8(a)と同じであり、メモリタグユニット80は、現像カートリッジ8の姿勢規制穴86(86a、86b、86c)と、メモリタグユニット80の姿勢規制ボス85(85a、85b、85c)の隙間ガタの範囲内で位置が規制されている状態である。
図10Bは、現像カートリッジ8のカートリッジトレイ3への装着途中状態の断面概略図である。本図では、現像カートリッジ8の現像ローラカバー位置決め部68aがカートリッジトレイ3のカートリッジガイド部33と当接し、メモリタグユニット80のメモリタ
グ押圧部材82と押圧バネ受け部材84が、それぞれカートリッジトレイ3のメモリガイド部31と受け部材ガイド部39と当接している状態である。図10Bの装着途中状態において、現像カートリッジ8の現像ローラカバー位置決め部68aは、カートリッジトレイ3の各ガイド部(メモリガイド部31、カートリッジガイド部33、現像ローラ位置決めガイド部36、駆動入力ガイド部38、受け部材ガイド部39)によって、カートリッジトレイ3の現像ローラ位置決め部35にガイドされる。
現像カートリッジ8を装着するときの挿入軌跡が、各ユーザにより異なったとしても、現像ローラカバー位置決め部68aおよび駆動入力カバー位置決め部68bが各ガイド部(メモリガイド部31、カートリッジガイド部33、現像ローラ位置決めガイド部36、駆動入力ガイド部38、受け部材ガイド部39)に当接することで、現像カートリッジ8は装着完了位置である図10C状態まで滑らかにガイドされる。
さらに、図10Bの状態において、カートリッジトレイ3のメモリガイド部31と受け部材ガイド部39に設けられた斜面と、メモリタグユニット80側のメモリタグ押圧部材82と押圧バネ受け部材84に設けられた斜面が当接する。そして、現像カートリッジ8の装着動作に合わせて、メモリタグユニット80が圧縮しながら図10Cの状態までガイドされる。図10では、不図示の姿勢規制ボスおよび姿勢規制穴によってメモリタグユニット80は位置を規制されてガイドされる。
図10Cは、現像カートリッジ8をカートリッジトレイ3に装着完了した断面概略図である。図10Cの状態において、カートリッジトレイ3の現像ローラ位置決め部35と駆動入力位置決め部37に、現像カートリッジ8の現像ローラカバー位置決め部68aと駆動入力カバー位置決め部68bがそれぞれ当接している。
さらに、現像カートリッジ8の現像回転止めボス28aは、カートリッジトレイ3の現像加圧部材91に設けられた回転止めボス誘い込み部91bの円弧面に当接した後、現像カートリッジ8の装着動作に合わせて、現像加圧部材91を矢印K方向に回転させ、カートリッジ加圧部91cと当接している。現像加圧バネ90のバネ力により現像回転止めボス28aを介して現像カートリッジ8は加圧され、現像ローラカバー位置決め部68aと駆動入力カバー位置決め部68bがカートリッジガイド部33に当接し、図10Cの位置に安定的に位置決めされ位置決めされる。これにより現像ローラ6と感光体ドラム4は当接し、画像形成が可能となる。なお、図10Cの状態において、現像回転止めボス28aは、離間部材92とは当接せず隙間を持った状態である。
また、図10Cに示すように、メモリタグユニット80の押圧バネ受け部材84と、カートリッジガイド部33のメモリ固定部34aは当接し、メモリタグ押圧バネ83のバネ力によってメモリタグ81はトレイメモリ接点32方向へ押圧される。さらにカートリッジガイド部33のトレイメモリ接点32に設けられたメモリ固定凹部34bによって、メモリタグ81を固定しているメモリタグ押圧部材82の位置が規制される。つまり、装着前には、メモリタグユニット80は、現像カートリッジ8に対して隙間ガタを有していたが、カートリッジガイド部33のメモリ固定部34a、メモリ固定凹部34bによって、メモリタグユニット80が嵌合することになり、第2方向、第3方向の移動が規制された状態となる。なお、第1方向である長手方向においても、メモリ固定凹部34bにメモリタグ押圧部材82が嵌合する関係になっており、メモリタグユニット80の移動が規制される。
これによりメモリタグ81の電気的接点部とトレイメモリ接点32は接触固定され、メモリタグユニット80は装着完了される。メモリタグ81の接点部の接触圧は、安定的に位置決めされる圧になれば良く、トレイメモリ接点32に設けられた凹部形状またはメモリ
タグ押圧部材82の形状によって決めれば良い。または、メモリタグ押圧部材82を凹部に突き当てる構成では無く、メモリタグ81とトレイメモリ接点32の接触により位置を決める構成でも良い。
図10Dは、現像カートリッジ8の現像ローラ6を、カートリッジトレイ3の感光体ドラム4から離間した状態の断面概略図である。本実施例でのカートリッジガイドは、現像ローラ6と感光体ドラム4の部品寿命を延ばす目的などで、両者の位置関係を接触状態をと離間状態の間で移動可能にした構成である。図6に示すように、現像カートリッジ8を離間するため、カートリッジトレイ3の駆動側、非駆動側に離間部材92、93が構成されている。図6(b)のW-W断面において示すように、駆動側の離間部材92は、離間部
材回転中心92aを中心に回転可能に取り付けられている。非駆動側の離間部材93も対称の位置に回転中心を持つ構成であり同一の動作のため説明を省略する。離間部材92は、画像形成装置1の不図示の離間部材押圧により、離間部材押圧力Fを受ける。これより矢印J方向に回転が可能となる。
図10Dは、10Cの状態から、離間部材92が離間部材押圧力Fを受けて、矢印J方向に回転した状態を示した図である。ここで、現像カートリッジ8の現像回転止めボス(駆動側)28aは、現像加圧部材91を矢印K方向に回転させ、離間部材92の回転に合わせて移動し持ち上げられる。これにより現像ローラ6は感光体ドラム4より離間する。
このときメモリタグユニット80の姿勢規制ボス85(85a、85b、85c)は現像カートリッジ8の姿勢規制穴86(86a、86b、86c)に当接しておらず、メモリタグユニット80の位置は図10Cの状態のままであり、メモリタグユニット80はカートリッジガイド部33に位置決めされており、現像カートリッジ8に対しては隙間ガタを持っている。従ってトレイメモリ接点32とメモリタグ81の電気接点部の接触に影響は無い。よって、離間動作の前後でも現像カートリッジ8のメモリタグ81と装置本体2の制御部43の電気的な接続は維持されている。
≪装置本体からのカートリッジトレイの引き出しと挿入≫
次に、図1、図3、図12を用いて、装置本体2からのカートリッジトレイ3の引き出し動作について説明する。図12は、装置本体2からのカートリッジトレイ3の引き出し時の挙動を示す画像形成装置1の断面概略図であり、画像形成装置1の右側面から見たカートリッジトレイ3と装置本体2の状態の遷移を示している。
トレイ枠体30の両側面には、図1に示したように、側面からトレイ枠体30の外側に突出した、トレイガイド49が形成されている。トレイガイド49の画像形成装置における背面側には、トレイ枠体30に対して回転可能に支持されたガイドコロ50が設けられている。トレイガイド部としてのトレイガイド49は、カートリッジトレイ3が挿入されまたは引き出されるときの移動方向に沿って設けられている。
ここで、図12(a)に示したように、装置本体2にカートリッジトレイ3が収容されたときのトレイ位置を第一位置とする。第一位置は、収容部内へのカートリッジトレイ3の収容位置である。この第一位置において、ガイドコロの最下部50aは、トレイガイド下面49aよりも第2方向において下にある。また、トレイガイド49の画像形成装置における正面側の端部には、トレイガイド傾斜面49bが形成されている。ここで、トレイガイド傾斜面49bは、トレイガイド49の正面側の終端に近づくにつれて第2方向における上向きに傾斜している。
また、図3B、図3Cに示したように、装置本体2におけるカートリッジトレイ3の収容部の両側面には、レール41が設けられている。レール部としてのレール41は、トレイ
ガイド49と同様に、カートリッジトレイ3が挿入されまたは引き出されるときの移動方向に沿って設けられている。そして、レール41はトレイガイド49と協働して、カートリッジトレイ3を移動可能に支持する。レール41の下側にはカートリッジトレイ3と第2方向において対向するレール下面41aが設けられている。さらに、レール下面41aの画像形成装置における背面側には、背面側の終端に近づくにつれて第2方向における下向きに傾斜したレール傾斜面41bが設けられている。また、レール41の画像形成装置における正面側の端部には、レール下面41aから第2方向における上向きに突出したトレイストッパ41cが形成されている。
現像カートリッジ8の交換の際には、ユーザは、画像形成装置の前ドア40を開け、装置本体2に収容されているカートリッジトレイ3を、第一位置から正面側に引き出す。このとき、図12(b)に示したように、トレイガイド傾斜面49bとトレイストッパ41cが接触するとともに、ガイドコロ50とレール傾斜面41bが接触することで、カートリッジトレイ3は正面側に引き出されるにつれて装置本体2に対して第2方向における上側に移動する。これにより、感光体ドラム4と転写ベルト12が離れ、感光体ドラム4の表面を傷つけることなくカートリッジトレイ3を引き出すことができる。
ユーザがさらにトレイを引き出して、図12(c)に示したように、カートリッジトレイ3が第2方向において上側に上昇しきったときのカートリッジトレイ3の位置を、第二位置とする。カートリッジトレイ3が第二位置または第二位置よりも正面側に引き出された位置にあるときは、トレイガイド下面49aとトレイストッパ41cが接触しており、かつ、ガイドコロ50とレール下面41aが接触した状態となる。すなわち、カートリッジトレイ3を第二位置に持ち上げて以降の引き出し動作においては、カートリッジトレイ3の第2方向における高さは維持されたままである。そして、カートリッジトレイ3は、同じ高さを保ちながら装置本体2の正面側に引き出されていく。
カートリッジトレイ3をさらに引き出していくと、図12(d)に示したように、ガイドコロ50がトレイストッパ41cに突き当たって停止する。このときのカートリッジトレイ3の位置を第三位置とする。この第三位置において、現像カートリッジ8の取り出し方向である上側が開放された状態となるため、ユーザは現像カートリッジ8を容易に交換できる。第二位置および第三位置は、カートリッジトレイが本体の収容部から引き出された位置であるため、引き出し位置と呼べる。
また、カートリッジトレイ3を第三位置から装置本体2に挿入する場合は、カートリッジトレイ3は引き出し時と逆順に、第三位置と同じ第2方向の高さを維持しながら第二位置に到達する。そして、第二位置からは、第2方向における高さを低くしながら、第一位置まで移動する。この場合も、カートリッジトレイ3が第一位置に収まるまで感光体ドラム4と転写ベルト12が離れているため、感光体ドラム4の表面を傷つけることなくカートリッジトレイ3の挿入を完了することができる。
≪装置本体とカートリッジトレイの接点部の構成≫
次に、装置本体2とカートリッジトレイ3の接点部の構成について図1、図12、図13〜図15を用いて説明する。図13、図14は、装置本体2からのカートリッジトレイ3の引き出し時の挙動を示す画像形成装置1の断面概略図であり、画像形成装置1の正面側から見たカートリッジトレイ3と装置本体2の状態の遷移を示している。また、図15はカートリッジトレイ3の右側面図である。
図1に示したように、トレイ右側面30Rには、帯電ローラ5、クリーニングローラ7、現像カートリッジ8およびメモリタグ81のそれぞれに対応して、トレイ帯電接点44(44Y、44M、44C、44K)、トレイクリーナ接点45(45Y、45M、45C
、45K)、トレイ現像接点46(46Y、46M、46C、46K)、トレイ側金属端子47(47Y、47M、47C、47K)が設けられている。ここで、トレイ帯電接点44、トレイクリーナ接点45、トレイ現像接点46、トレイ側金属端子47は、第2方向において、離間部材93およびトレイガイド49よりも下側の領域に配置されている。
また、トレイ右側面30Rには、トレイ帯電接点44およびトレイ現像接点46、トレイクリーナ接点45、トレイ側金属端子47のそれぞれに対して第1方向において左側(画像形成装置1の内側)に位置する、接点逃げ面30Vが設けられている。この接点逃げ面30Vは、トレイ帯電接点44、トレイクリーナ接点45、トレイ現像接点46、トレイ側金属端子47のそれぞれに対して、第2方向において下側、かつ第3方向において背面側に延びる領域を含んでいる。接点逃げ面30Vは、トレイ右側面30Rの他の領域よりも一段低く凹んだ領域である。
また、図3Cに示したように、装置本体2のカートリッジトレイ3の収容部において、トレイ右側面30Rと対向する面である本体右側壁2Rには、トレイ帯電接点44、トレイクリーナ接点45、トレイ現像接点46、トレイ側金属端子47のそれぞれに対応して、帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9が設けられている。帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9はいずれも金属の部材で、第1方向に対してばね性を有している。
ここで、図13(a)は、第一位置にあるカートリッジトレイ3を第1方向に向かって見た側面図であり、装置本体側の各接点を投影して重畳表示している。図13(b)は、図13(a)のYY断面図である。図13に示したように、カートリッジトレイ3が第一位置にあるとき、帯電接点94はトレイ帯電接点44に、クリーナ接点95はトレイクリーナ接点45に、現像接点96はトレイ現像接点46に、本体側金属端子9はトレイ側金属端子47に、それぞれ所定の接触圧をもって接触している。本実施例においては、帯電接点94、現像接点96、トレイ帯電接点44、トレイ現像接点46は第2方向においてほぼ同じ高さに配置されている。従って、図13(b)においては、帯電接点94と現像接点96を、またトレイ帯電接点44とトレイ現像接点46を、それぞれ重なって図示している。
次に、図14は、カートリッジトレイ3が第一位置から第二位置へ移動して、カートリッジトレイ3が第2方向において上側に移動した様子を示している。図14(a)はカートリッジトレイ3を第1方向から見た図、図14(b)はYY断面図である。図14では、接点逃げ面30Vが帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9と第1方向において対向する。
図13で示した第一位置では、帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9のそれぞれは、所定の接触圧でカートリッジトレイ3に接触していた。一方、図14で示す第二位置では、帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9のそれぞれは第1方向内側に変位して突出する。すなわち、本実施例においては、帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9が、第1方向において弾性変形していない自由状態となる。このとき、接点逃げ面30Vが装置本体側から見て一段低く凹んでいるために、接点逃げ面30Vと、突出した状態の帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96および本体側金属端子9とは、第1方向において接触しない。
また、第二位置に対応する図12(c)に示したように、接点逃げ面30Vは、帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9のそれぞれと第1方向において対向する位置から第3方向において背面側に延びた領域を有している。従って、カート
リッジトレイ3が第二位置から第三位置へ移動する間には、帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9が、カートリッジトレイ3に接触することがない。
以上の構成により、装置本体2からカートリッジトレイ3を引き出す際に、装置本体2の帯電接点94、クリーナ接点95、現像接点96、本体側金属端子9がカートリッジトレイ3の一部と接触して、変形や破損してしまうことを防止できる。
≪カートリッジトレイのさらに有利な構成≫
(トレイ側金属端子と他の接点の位置関係)
本実施例においては、図15に示したように、トレイ側金属端子47は、トレイ右側面30Rの第1方向における投影面から見たときに、トレイ帯電接点44、トレイクリーナ接点45、トレイ現像接点46に囲まれた領域S(SY、SM、SC、SK)の外側に配置されている。
ここで、画像形成に用いる接点部であるトレイ帯電接点44、トレイクリーナ接点45、トレイ現像接点46には、接地部から数百〜1000ボルト程度の電位差の電圧が印加される。一方、トレイ側金属端子47を介した装置本体2とメモリタグ81の通信は、3.3ボルト、12ボルトなど、画像形成に用いる接点部の電圧よりも低い電圧を使用して行われる。つまり、トレイ側金属端子47と画像形成に用いる接点部の電位差が大きい。従って、トレイ側金属端子47を画像形成に用いる接点部の近傍に配置すると、漏電によるメモリタグ81の破損や、電磁ノイズによる通信不良などが発生する恐れがある。本実施例では、画像形成に用いる接点部の近傍を避けてトレイ側金属端子47を配置しているため、漏電によるメモリタグ81の破損や電磁ノイズによる通信不良の発生を防止する事ができる。
なお、上述したように、クリーニング手段を設けない場合や、クリーニング手段としてゴムブレードやシートを用いる場合のように、トレイクリーナ接点45を設けないことがある。これらの場合でも、トレイ帯電接点44やトレイ現像接点46からの漏電や電磁ノイズが、トレイ側金属端子47に与える悪影響を防止するような位置関係とすることが好ましい。かかる位置関係を実現するために、例えば、トレイ側金属端子47を、トレイ帯電接点44とトレイ現像接点46の間の領域以外に配置するとよい。また、トレイ側金属端子47とトレイ帯電接点44の距離、および、トレイ側金属端子47とトレイ現像接点46の間の距離の何れもが、トレイ帯電接点44とトレイ現像接点46の間の距離よりも長くなるようにしても良い。
またさらに、本実施例においては、トレイ側金属端子47は、第3方向から見たときに第2方向において画像形成に用いる接点部と異なる領域に設けられている。しかし、本発明は、この構成に限定されない。すなわち、第3方向から見たときに第2方向において、トレイ側金属端子47を、いずれかの画像形成に用いる接点部と重なる領域に設けることもできる。
例えば、図16では、トレイ側金属端子147を、第3方向から見たときに第2方向においてトレイ帯電接点144およびトレイ現像接点146と重なる領域に設けている。これにより、トレイ右側面130Rを第1方向から見たときに、カートリッジトレイ103を装置本体2から引き出していく間に、接点逃げ面130Vのうち、帯電接点94および現像接点96と対向する領域と、本体側金属端子9と対向する領域を共通とすることができる。
ここで、トレイ右側面130Rにおいて、接点逃げ面130Vの領域が広くなると、トレ
イ右側面130Rの第1方向における厚みが損なわれるため、トレイ枠体130の強度が低下する。しかし図16のように、トレイ側金属端子147と、画像形成に用いる接点部のうち少なくとも1つとを、第2方向において重なる領域に設けることで、接点逃げ面130Vの領域を狭くすることができる。そのため、トレイ枠体130の強度を損なうことなく、トレイ側金属端子147を設けることができる。
また、図16において、第1方向から見て、トレイ側金属端子147を、トレイ帯電接点144、トレイクリーナ接点145、トレイ現像接点146と充分に離した位置に配置している。これにより、画像形成に用いる接点部の電磁ノイズ等の、トレイ側金属端子147への影響を低減できる。
なお、図16においては、トレイ側金属端子147を、トレイ帯電接点144およびトレイ現像接点146と第2方向において重なる領域に設けた。しかし、トレイ側金属端子147を、トレイクリーナ接点145と第2方向において重なる領域に設けても同様に、接点逃げ面が広くなることを防止する効果を得ることができる。すなわち、トレイ側金属端子147と、他の接点のうち少なくとも1つの第2方向での高さが揃っていればよい。
(トレイ側金属端子と離間部材の位置関係)
また、本発明においては、トレイ側金属端子47を、第2方向において離間部材93よりも下側に配置している。ここで言う下側とは、装置を画像形成動作時と同じように設置した場合の、第2方向における下方を言う。
ここで、離間動作の詳細を説明する。図3Cに示すように、本体右側壁2Rには、離間部材93の外側に、可動機構である離間押圧部材60が配置されている。離間押圧部材60は、第3方向に延伸する板状バックアップ部材に、離間押圧小片60K、60C、60M、および、枠体に隠れている60Yが設けられた構成である。離間動作時には、離間押圧部材60全体が第3方向の装置奥側に(紙面で左側に)移動する。
一方、離間部材93(93K、93C、93M、93Y)について、図11Bに示す離間部材93Cを代表として説明する。離間部材93Cは、本体右側壁2Rに向かって突出する離間部材突出部93Ca1を有しており、離間部材突出部93Ca1には装置の前ドア40側に傾いた傾斜部93Ca2が設けられている。
そして、離間押圧部材60全体が第3の方向の装置奥側に移動すると、離間押圧小片60Cが傾斜部93Ca2と当接する。さらに離間押圧部材60が奥に押し込まれると、離間部材93Cが離間回転中心を中心に回転して、現像ローラ6Cと感光体ドラム4Cが離間状態となる。同時に、他の離間部材93K、93M、93Yについても同様の離間動作が行われる。
かかる構成において、トレイ側金属端子47を離間部材93と同じ高さに設けた場合、トレイ側金属端子47に対向する本体側金属端子9と、離間部材93に対向する離間押圧部材60も、同じ高さに設ける必要がある。しかしこの構成では、離間押圧部材60が第3方向に移動したときに本体側金属端子9と擦れてしまうおそれがあった。擦れの発生を防ぐために例えば、離間押圧部材60に本体側金属端子9を配置するための開口部を設けることも考えられるが、その場合は離間押圧部材60の強度が低下する。
そこで本発明では、上述したようにトレイ側金属端子47を第2方向において離間部材93よりも下側に配置している。これにより、離間押圧部材60全体が第3方向に移動しても擦れないような位置に本体側金属端子9を設けることができる。そのため、離間押圧部材60の強度低下を招くことなく、装置本体2と現像カートリッジ8のメモリタグ81を電気的に接続するための構成を搭載できる。
なお、図1や図11Bに示すように、離間部材93は第2方向にある程度の高さを持っている。ここで言う「トレイ側金属端子47が離間部材93より下側」となる位置関係を満たすためには、少なくとも、図1に示すように、第2方向においてトレイ側金属端子47の上端が、離間部材93のうちトレイ右側面30Rに露出している領域の下端よりも下方に来るような関係を満たすことが望ましい。これにより、第2方向において離間押圧部材60と本体側金属端子9の高さをずらすことができるので、擦れの発生を防止できる。
(トレイ側金属端子とトレイガイドの位置関係)
また、本発明においては、トレイ側金属端子47は、トレイガイド49よりも第2方向において下側に配置している。ここで言う下側とは、装置を画像形成動作時と同じように設置した場合の、第2方向における下方を言う。
トレイガイド49は、装置本体2のレール41と係合し、カートリッジトレイ3の引き出しおよび挿入に伴って、レール41と摺擦する。従って、トレイ側金属端子47をトレイガイド49と同じ高さに設けると、レール41との摺擦によりトレイ側金属端子47および対応する本体側金属端子9が摩耗や損傷を起こす恐れがあった。しかしながら本発明によれば、トレイガイド49とレール41の摺擦部を避けてトレイ側金属端子47および本体側金属端子9を設けることができるため、トレイ側金属端子47および本体側金属端子9の摩耗や損傷を防止することが出来る。
なお、本実施例では、トレイガイド49をカートリッジトレイ3のトレイ右側面30Rおよびトレイ左側面30Lに設ける位置を、第2方向において比較的高い位置としている。そのため、トレイ側金属端子47をトレイガイド49よりも下側に配置することで、高さをずらしている。しかし、トレイガイド49が第2方向において低い位置に設けられている場合は、トレイ側金属端子47をトレイガイド49よりも上側に配置しても、両者の高さをずらすことが可能である。
以上、本実施例によれば、トレイ右側面30Rにトレイ側金属端子47を、またそれに対向する形で本体側金属端子9を配置したので、右側壁2Rに沿うように、右側壁2Rの内部に配置されている電源回路基板と本体側金属端子9と短距離で接続できる。例えば、トレイ背面30Bにトレイ側金属端子47を、またそれに対向する形で本体側金属端子9を配置すると、電源回路基板まで配線をはい回す必要があるが、本実実施例ではそのような必要もない。また、電気的接続のためにコネクタをカートリッジトレイ側、本体側に新規に設ける場合に比べて、装置大型化を抑制できる効果も得られる。
また、現像剤の残量等を記録させたメモリ媒体を搭載した現像カートリッジをカートリッジトレイに着脱可能な画像形成装置において、メモリ媒体と装置本体の通信を安定させることができる。またその際、カートリッジトレイや装置本体の摩耗等を起こすことなく、かつ、画像形成装置の各部材の強度を損なうことがない。
[実施例2]
次に、実施例2について説明する。以下では、実施例1と構成が同じ部分については説明を省略し、実施例1と異なる部分について図17、図18を用いて説明する。図17は第2の実施例に係るカートリッジトレイ203の斜視図である。図18は第2の実施例に係る装置本体202の斜視図である。
本実施例においては、図17に示したように、トレイ側金属端子247(247Y、247M、247C、247K)は、カートリッジトレイ203の左側面であるトレイ左側面230Lに設けられている。トレイ側金属端子247は、第2方向において、離間部材292(292Y、292M、292C、292K)およびトレイガイド249よりも下側の領域に配置されている。
また、トレイ左側面230Lには、トレイ側金属端子247に対して第1方向において右側(画像形成装置201の内側)に位置する接点逃げ面230Vが設けられている。さらに、接点逃げ面230Vは、トレイ側金属端子247に対して、第2方向において下側、かつ第3方向において背面側に延びる領域を含んでいる。接点逃げ面230Vは、カートリッジトレイ203の左側面230Lにおいて、対向する装置本体202側から見て第1方向の奥行き側に向かって一段低く凹んでいる。
また、図18に示したように、装置本体202のカートリッジトレイ203の収容部において、トレイ左側面230Lと対向する面である本体左側壁202Lには、トレイ側金属端子247に対応して、本体側金属端子209(209Y、209M、209C、209K)が設けられている。本体側金属端子209は金属の部材で、第1方向に対してばね性を有している。すなわち本実施例では、トレイ側金属端子247と、画像形成に用いる接点部とが、同一ではなく、異なる他方の側面に配置されている。なお、実施例1の場合と同様に、現像駆動カップリング51およびドラム駆動カップリング52を駆動させる1又は複数のモーター及びそのドライバ回路が設けられた回路基板は、左側壁202Lに沿うように、左側壁2Lの内部に配置されている。すなわち、左側壁202Lも、実施例1と同様に、電源装置を配置できる空間を有する程度の厚みを持っている。
図19(a)はカートリッジトレイ203が装置本体202に収容された第一位置にあるときの断面図であり、図19(b)はZZ断面図である。このとき、本体側金属端子209はトレイ側金属端子247に所定の接触圧をもって接触している。ここで、カートリッジトレイ203を装置本体202から引き出す際には、まず画像形成装置201の前ドア240を開ける。このとき、前ドア240を開ける動作に連動して、現像駆動カップリング51およびドラム駆動カップリング52が、第1方向において左側(画像形成装置の外側)に移動し、カートリッジトレイ203に接触しない位置になる。
図20(a)はカートリッジトレイ203が装置本体202から引き出され、第二位置まで移動したときの断面図であり、図20(b)はZZ断面図である。この第一位置から第二位置への移動時に、カートリッジトレイ203が第2方向において上側に移動することで、接点逃げ面230Vが本体側金属端子209と第1方向において対向する。このとき、本体側金属端子209は、第一位置において所定の接触圧でカートリッジトレイ203に接触した位置から、第1方向内側に変位する。すなわち、本実施例においても実施例1と同様に、本体側金属端子209が、第1方向において弾性変形していない自由状態となる。このとき、接点逃げ面230Vがあることにより、該接点逃げ面230Vと本体側金属端子209は、第1方向において接触しない。
さらに、接点逃げ面230Vは、本体側金属端子209と第1方向において対向する位置から第3方向において背面側に延びた領域を有している。従って、カートリッジトレイ203が第二位置から第三位置へ移動する間には、本体側金属端子209が、カートリッジトレイ203に接触することがない。
以上により、本実施例においても実施例1と同様に、カートリッジトレイ203を引き出す途中での部材の変形や破損を防止する効果が得ることができる。さらに本実施例では、トレイ側金属端子247を、高電圧を用いる画像形成に用いる接点部とは逆の駆動側に配置することで、漏電によるメモリ媒体の破損を防止する効果を高めることができる。
また、実施例1と同様に、左側壁202Lにトレイ側金属端子247を、またそれに対向する形で本体側金属端子209を配置している。これにより、左側壁202Lに沿うように、左側壁202Lの内部に配置されている回路基板と本体側金属端子209と短距離で
接続できる。例えば、トレイ背面30Bにトレイ側金属端子247を、またそれに対向する形で本体側金属端子209を配置すると、回路基板まで配線をはい回す必要があるが、本実実施例ではそのような必要もない。また、電気的接続のためにコネクタをカートリッジトレイ側、本体側に新規に設ける場合に比べて、装置大型化を抑制できる効果も得られる。
[実施例3]
次に、本発明の実施例3を説明する。以下では、実施例2と構成が同じ部分については説明を省略し、実施例2と異なる部分について図21、図22を用いて説明する。
図21に示したように、本実施例においても実施例2と同様に、トレイ側金属端子347はカートリッジトレイ303の左側面330Lに設けられている。また、本実施例においても、トレイ側金属端子347の第2方向における位置は、離間部材392(392Y、392M、392C、392K)およびトレイガイド349よりも下側である。
また、図18に示した実施例2の場合と同様に、トレイ側金属端子347に対応して、装置本体202の左側面202Lに本体側金属端子309が設けられている。本体側金属端子309は金属の部材で、第1方向に対してばね性を有している。
さらに、本実施例においては、図22(a)に示したように画像形成装置301の前ドア340が開けられると、その動作に連動して、図22(b)のZ−Z図に示したように、本体側金属端子309が、第1方向において左側(画像形成装置の外側、カートリッジトレイ303から離れる方向)に移動し、カートリッジトレイ303に接触しない位置になる。このとき、現像駆動カップリング51およびドラム駆動カップリング52も同時に、第1方向において左側(画像形成装置の外側)に移動し、カートリッジトレイ303に接触しない位置になる。
このように本実施例では、ドア部としての前ドア340を開ける動作に連動して、本体側金属端子309等がカートリッジトレイ303と摺擦する位置から退避する、退避動作が行われる。このような退避手段を設けることにより、装置本体からカートリッジトレイ303を引き出す際に、本体側金属端子309が、カートリッジトレイ303に接触することがない。従って、トレイ左側面330Lに、カートリッジトレイ303を引き出す際に本体側金属端子309を避けるための接点逃げ面を設ける必要がない。即ち、トレイ左側面330Lの第1方向における厚みを減らす必要が無くなるため、トレイ左側面330Lの強度を損なう恐れがない。
本実施例においても、実施例2と同様の効果を得ることができる。さらに本実施例では、トレイ枠体330の強度を損なうことなく、かつ、本体側金属端子309とカートリッジトレイ303が擦れることなく、装置本体302とメモリ媒体の通信を安定させることができる。
なお本実施例では、トレイ側金属端子347と、トレイ側の各電気接点(トレイ帯電接点、トレイクリーナ接点、トレイ現像接点)とは、カートリッジトレイ303の異なる側面に設けられている。そのため、本体側金属端子309と、本体側の各電気接点(帯電接点、クリーナ接点、現像接点)とは、本体の収容部の異なる側面に設けられている。そこで、本体側の各電気接点についても、前ドア340が開けられると退避させるような退避手段を設けてもよい。
また、実施例1のように、トレイ側金属端子とトレイ側の各電気接点がカートリッジトレイの同一の側面に配置されている場合も、前ドア340が開けられることに伴ってそれらを退避させる退避手段を設けてもよい。
1:画像形成装置,2:装置本体,3:カートリッジトレイ,4:感光体ドラム,5:帯電ローラ,6:現像ローラ,8:現像カートリッジ,9:本体側金属端子,30:トレイ枠体,30R:トレイ右側面,30L:トレイ左側面,41:ガイドレール,43:制御部,44:トレイ帯電接点,46:トレイ現像接点,47:トレイ側金属端子,49:トレイガイド,81:メモリタグ,94:帯電接点,96:現像接点

Claims (22)

  1. 画像形成装置であって、
    本体と、
    現像剤が収納される現像カートリッジであって、
    筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記現像カートリッジに関する情報を記憶するメモリ媒体と、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
    を有する現像カートリッジと、
    前記本体の収容部に収容された収容位置と、前記本体から引き出された引き出し位置との間で移動可能なトレイであって、
    前記トレイの移動方向に延在する二つの側面を有し、前記現像カートリッジを装着可能な枠体と、
    帯電手段と、
    前記枠体に前記現像カートリッジが装着されると前記現像剤担持体と対向するように設けられており、前記帯電手段により帯電され、前記現像剤担持体から前記現像剤の供給を受けて、表面に静電潜像が形成される、像担持体と、
    二つの前記側面のいずれか一方に設けられ、前記枠体に前記現像カートリッジが装着されると前記メモリ媒体と電気的に接続される、トレイ側金属端子と、
    二つの前記側面に、前記トレイの移動方向に沿って設けられたトレイガイド部と、
    を有するトレイと、
    前記本体に設けられ、前記トレイが前記収容位置にあるときには前記トレイ側金属端子と対向して電気的に接続される、本体側金属端子と、
    前記本体側金属端子および前記トレイ側金属端子を介して、前記メモリ媒体との間で前記情報の読み出しまたは書き込みを行う制御部と、
    前記本体に前記トレイガイド部と対向するように設けられて前記トレイの移動を可能にするレール部と、
    を備えており、
    前記トレイ側金属端子は、前記トレイガイド部よりも下側に設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トレイの前記側面のいずれか一方には、前記帯電手段と電気的に接続されたトレイ帯電接点部、および、前記現像剤担持体と電気的に接続されたトレイ現像接点部が設けられており、
    前記本体には、前記トレイが前記収容位置にあるときに前記トレイ帯電接点部に対向して電力を供給する本体帯電接点部、および、前記トレイが前記収容位置にあるときに前記トレイ現像接点部に対向して電力を供給する本体現像接点部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部は、前記トレイガイド部よりも下側に設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トレイ側金属端子、前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部は、同一の前記側面に設けられており、
    前記トレイ側金属端子は、前記トレイ帯電接点部と前記トレイ現像接点部の間の領域以外の位置に配置される
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記トレイが前記引き出し位置と前記収容位置の間を移動する間は、前記トレイ側金属端
    子と前記本体側金属端子の高さが異なっており、前記トレイが前記収容位置に収容されると、前記トレイ側金属端子と前記本体側金属端子の高さが揃って互いに対向する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記トレイが前記引き出し位置と前記収容位置の間を移動する間は、前記トレイ帯電接点部と前記本体帯電接点部の高さ、および、前記トレイ現像接点部と前記本体現像接点部の高さが異なっており、前記トレイが前記収容位置に収容されると、前記トレイ帯電接点部と前記本体帯電接点部の高さ、および、前記トレイ現像接点部と前記本体現像接点部の高さが揃って互いに対向する
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記収容位置にあるときの前記トレイの高さは、前記引き出し位置にあるときの前記トレイの高さよりも低く、
    前記レール部は、前記トレイが前記収容位置から前記引き出し位置に移動する際に、前記収容位置にあるときの高さから前記引き出し位置にあるときの高さに移動するように前記トレイをガイドしたのち、移動した後の高さを保って前記引き出し位置まで前記トレイをガイドする
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記本体側金属端子は、弾性を有する部材を備えており、前記トレイが前記収容位置にあるときには、前記トレイ側金属端子に当接して弾性変形し、前記トレイが前記収容位置にないときには、弾性変形しない自由状態となり、前記収容部に向かって突出する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記トレイの側面のうち前記トレイ側金属端子が設けられた側面には、前記トレイが前記収容位置から前記引き出し位置に移動する間に、前記本体側金属端子の前記突出した部分が前記側面に接触しないように、凹んだ領域が設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記本体帯電接点部および前記本体現像接点部は、弾性を有する部材を備えており、前記トレイが前記収容位置にあるときには、それぞれ、前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部に当接して弾性変形し、前記トレイが前記収容位置にないときには、弾性変形しない自由状態となり、前記収容部に向かって突出する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 前記トレイの側面のうち前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部が設けられた側面には、前記トレイが前記収容位置から前記引き出し位置に移動する間に、前記本体帯電接点部および前記本体現像接点部の前記突出した部分が前記側面に接触しないように、凹んだ領域が設けられている
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記トレイ側金属端子、前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部は、前記トレイの側面のうち同一の側面に設けられている
    ことを特徴とする請求項2〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記トレイ側金属端子は、前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部のうち少なくとも一つと、高さにおいて重なる位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記トレイ側金属端子は、前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部とは、前記
    トレイの側面のうち異なる側面に設けられている
    ことを特徴とする請求項2〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記トレイは、前記現像カートリッジが前記トレイに装着された状態で、前記現像剤担持体と前記像担持体とを離間させるための離間部材を備えており、
    前記離間部材は、当該トレイの側面に設けられており、
    前記本体は、前記離間部材と当接したのち、前記離間部材を前記トレイの移動方向に押圧することにより、前記現像剤担持体と前記像担持体とを離間させる、離間押圧部材を備えており、
    前記トレイ側金属端子は、前記離間部材よりも下側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記トレイは、前記現像カートリッジが前記トレイに装着された状態で、前記現像剤担持体と前記像担持体とを離間させるための離間部材を備えており、
    前記離間部材は、当該トレイの側面に設けられており、
    前記本体は、前記離間部材と当接したのち、前記離間部材を前記トレイの移動方向に押圧することにより、前記現像剤担持体と前記像担持体とを離間させる、離間押圧部材を備えており、
    前記トレイ帯電接点部および前記トレイ現像接点部は、前記離間部材よりも下側に配置されている
    ことを特徴とする請求項2〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記トレイは、前記像担持体の表面から前記現像剤を除去するクリーニング手段を有しており、
    前記トレイの前記側面には、前記クリーニング手段と電気的に接続されたトレイクリーナ接点部が設けられており、
    前記本体には、前記トレイが前記収容位置にあるときに前記トレイクリーナ接点部に対向して電力を供給する本体クリーナ接点部が設けられており、
    前記トレイクリーナ接点部は、前記トレイガイド部よりも下側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記トレイは、前記現像カートリッジが装着されたときに前記メモリ媒体と対向して電気的に接続されるトレイメモリ接点部を有し、前記トレイメモリ接点部と前記トレイ側金属端子が配線で接続されている
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記トレイは、複数の前記現像カートリッジを、前記現像剤担持体の長手方向が前記トレイの移動方向と直交するように装着可能である
    ことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記本体は、前記トレイが前記収容位置から前記引き出し位置に移動する間は、前記本体側金属端子の前記突出した部分が前記側面に接触しないように、前記本体側金属端子を退避させる退避動作を行う、退避手段を有している
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  21. 前記本体は、前記トレイが前記収容位置から前記引き出し位置に移動する間は、前記本体帯電接点部および前記本体現像接点部の前記突出した部分が前記側面に接触しないように、前記本体帯電接点部および前記本体現像接点部を退避させる退避動作を行う、退避手段を有している
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  22. 前記本体は、前記収容部に設けられた、前記トレイを引き出す際に開けられるドア部を有し、
    前記退避手段は、前記ドア部が開けられたときに前記退避動作を行う
    ことを特徴とする請求項20または21に記載の画像形成装置。
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