JP2021021573A - イメージング装置 - Google Patents

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松田 和之
Kazuyuki Matsuda
和之 松田
紘之 妻鳥
Hiroyuki Tsumadori
紘之 妻鳥
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Abstract

【課題】被写体の可視画像と蛍光画像とを合成した合成画像において蛍光領域を容易に識別可能とすることができるイメージング装置を提供する。【解決手段】画像処理装置31は、被写体の可視画像および被写体に注入された蛍光色素から発生した蛍光を検出することによって生成された蛍光画像とを記憶する記憶部52と、可視画像の明度を減少させることによって生成される、可視画像の明度よりも低い明度を有する補正可視画像と、蛍光画像とを合成する画像合成部54とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、イメージング装置に関する。
従来から、近赤外蛍光イメージング装置が知られている。たとえば、特許文献1には、インドシアニングリーンが投与された生体の被検臓器に対して、インドシアニングリーンの励起光を照射して得られた、近赤外蛍光の強度分布イメージと、インドシアニングリーン投与前の被検臓器に対して、X線、核磁気共鳴又は超音波を作用させて得られた、癌病巣分布イメージと、を比較し、近赤外蛍光の強度分布イメージで検出されるが、癌病巣分布イメージでは検出されない領域のデータを、癌の副病巣領域データとして収集することが記載されている。
特許文献2には、血管造影剤が投与された被検体に対して励起光と可視光とを交互に照射し、撮像手段によって励起光が照射された蛍光画像と可視画像とを交互に取得するとともに、蛍光画像を所定の閾値により閾値処理し、可視画像と閾値処理した蛍光画像とを重畳させた合成画像を作成する手術支援方法が開示されている。
特開2009−226072号公報
特許文献2には、可視画像と、蛍光画像とを合成することが記載されているが、可視画像の下地の色と蛍光画像の色とが混ざり合うことがある。その結果、蛍光領域の色が本来の色とかけ離れてしまい、合成画像において蛍光領域を判別することが困難になる場合がある。
それゆえに、本発明の目的は、被写体の可視画像と蛍光画像とを合成した合成画像において蛍光領域を容易に識別可能とすることができるイメージング装置を提供することである。
本発明のイメージング装置は、被写体に注入された蛍光色素を励起させるための励起光を被写体に向けて照射する励起用光源と、被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、
励起光が照射されることにより蛍光色素から発生した蛍光を検出することによって蛍光画像を生成し、被写体の表面で反射した可視光を検出することによって可視画像を生成するカメラと、画像処理装置とを備える。画像処理装置は、可視画像および蛍光画像を記憶する記憶部と、可視画像の明度を減少させることによって生成される可視画像の明度よりも低い明度を有する補正可視画像と、蛍光画像とを合成する画像合成部とを含む。
好ましくは、画像合成部は、可視画像の明度および彩度を減少させることによって生成される可視画像の明度よりも低い明度を有し、かつ可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像と、蛍光画像とを合成する。
本発明のイメージング装置は、被写体に注入された蛍光色素を励起させるための励起光を被写体に向けて照射する励起用光源と、被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、励起光が照射されることにより蛍光色素から発生した蛍光を検出することによって蛍光画像を生成し、被写体の表面で反射した可視光を検出することによって可視画像を生成するカメラと、画像処理装置とを備える。画像処理装置は、可視画像および蛍光画像を記憶する記憶部と、可視画像の彩度を減少させることによって生成される可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像と、蛍光画像とを合成する画像合成部とを含む。
好ましくは、画像合成部は、可視画像の色相と蛍光画像を着色する色の色相との差が閾値以下のときに、補正可視画像と蛍光画像とを合成し、可視画像の色相と蛍光画像を着色する色の色相との差が閾値を超えるときに、可視画像と蛍光画像とを合成する。
好ましくは、画像合成部は、補正可視画像と蛍光画像とを用いて演算することにより得られる減算画像と、蛍光画像を着色することによって得られる補正蛍光画像とをスクリーン合成する。
好ましくは、画像合成部は、補正可視画像の画素値から、蛍光画像の画素値に0より大きく1より小さい係数を乗算した値を減算することによって、減算画像を生成する。
好ましくは、イメージング装置は、ユーザによって減少させる明度および彩度のうちの少なくとも1つを設定可能な入力部を備える。
好ましくは、励起光および蛍光は、近赤外光である。
本発明によれば、被写体の可視画像と蛍光画像とを合成した合成画像において蛍光領域を容易に識別可能とすることができる。
本発明の実施形態のイメージング装置の概要図である。 照明および撮影部12の斜視図である。 図1のイメージング装置の主要な制御系を示すブロック図である。 本発明の実施形態のイメージング装置による画像生成の動作手順を表わすフローチャートである。 第1の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。 図5の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。 第2の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。 図7の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。 第3の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。 図9の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。 第4の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。 図11の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。 第5の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。 図13の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態のイメージング装置の概要図である。このイメージング装置は、入力部11と、本体10と、アーム13と、照明および撮影部12と、表示部14と、治療台16とを備える。
入力部11は、タッチパネルなどで構成される。
照明および撮影部12は、アーム13により移動可能に支持される。表示部14は、液晶表示パネルなどによって構成される。治療台16には、患者17が載置される。照明および撮影部12はアーム13によって支持されたものに限定されず、術者が手に携帯するものであってもよい。
図2は、照明および撮影部12の斜視図である。照明および撮影部12は、カメラ21と、可視光源22と、励起用光源23とを備える。
カメラ21は、励起光が照射されることにより蛍光色素から発生した蛍光を検出することによって蛍光画像を生成し、被写体の表面で反射した可視光を検出することによって可視画像を生成する。
可視光源22は、カメラ21の外周部に配設された多数のLEDより構成される。可視光源22は、被写体である患者17の一部に向けて可視光を照射する。
励起用光源23は、可視光源22の外周部に配設された多数のLEDより構成される。励起用光源23は、被写体である患者17の一部に注入された蛍光色素であるインドシアニングリーンを励起させるための励起光を被写体である患者17の一部に向けて照射する。励起光は、波長が760nmの近赤外光とすることができる。
図3は、図1のイメージング装置の主要な制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、本体10は、制御装置30、および画像処理装置31を備える。
制御装置30は、制御プログラムを格納するROM(Read Only Program)、制御時に一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、および制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)などを含む。
制御装置30は、画像処理装置31、入力部11、表示部14、照明および撮影部12、アーム13を制御する。
画像処理装置31は、画像記憶部52と、画像合成部54とを備える。画像合成部54は、たとえば、CPUがROMに記憶された画像処理プログラムを実行することによって実現される。
画像記憶部52は、カメラ21によって生成された蛍光画像および被写体の可視画像を記憶する。画像記憶部52は、画像合成部54によって生成された合成画像、および合成画像生成のために中間的に生成される画像を記憶する。
第1の実施形態では、画像合成部54は、画像記憶部52内の可視画像の彩度を減少させた補正可視画像と、画像記憶部52内の蛍光画像とを合成する。
図4は、本発明の実施形態のイメージング装置による画像生成の動作手順を表わすフローチャートである。以下の説明においては、患者17に対して乳癌の手術を行う場合について説明する。治療台16上の仰臥した患者17の患部である乳房にインドシアニングリーンを注射により注入されているものとする。
ステップS101において、制御装置30は可視光源22を起動して、可視光源22は、患者17の患部を含む被写体に向けて可視光を照射させる。
ステップS102において、制御装置30はカメラ21を起動して、カメラ21は、被写体の表面で反射した可視光を検出することによって、可視画像を生成して、画像処理装置31の画像記憶部52に出力する。
ステップS103において、制御装置30は、励起用光源23を起動して、励起用光源23は、患者17の患部を含む被写体に向けて、励起光として波長が760nmの近赤外光を照射させる。これによって、患部に注入されたインドシアニングリーンは、約810nmをピークとする近赤外領域の蛍光を発生する。
ステップS104において、制御装置30は、カメラ21を起動して、カメラ21は、患者17の患部に注入されたインドシニアグリーンからの蛍光を検出し、蛍光画像を生成して、画像処理装置31の画像記憶部52に出力する。
ステップS105において、画像合成部54は、可視画像と蛍光画像とを合成した合成画像を作成する。
ステップS106において、画像処理装置31は、可視画像、蛍光画像および合成画像を、領域を分けて同時に、あるいは、選択的に表示部14に表示する。
次に、ステップS105における合成画像の作成手順について説明する。
図5は、第1の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。図6は、図5の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。
画像記憶部52に記憶されている可視画像および蛍光画像のデータは、RGB形式のデータとする。RGB形式の可視画像の各画素のRGB値を(Rv1,Gv1,Bv1)とする。RGB形式の蛍光画像の各画素のRGB値を(Rf1,Gf1,Bf1)とする。ただし、蛍光画像は白色、すなわち、以下の式(1)が成り立つものとする。
Rf1=Gf1=Bf…(1)
図5および図6を参照して、ステップS201において、画像合成部54は、可視画像の彩度を減少させることによって、可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像を生成する。
具体的には、画像合成部54は、RGBデータ形式の可視画像データの各画素のRGB値(Rv1,Gv1,Bv1)をHSV形式の可視画像データの各画素のHSV値(Hv1,Sv1,Vv1)に変換する。
画像合成部54は、以下の式(2)〜(4)に示すように、HSV形式の可視画像データの各画素のHSV値(Hv1,Sv1,Vv1)における彩度Sv1を一定値ΔSだけ減少させて、HSV形式の補正可視画像の各画素のHSV値(HV2,SV2,Vv2)を得る。
Hv2=Hv1…(2)
Sv2=Sv1-ΔS…(3)
Vv2=Vv1…(4)
画像合成部54は、HSV形式の補正可視画像データの各画素のHSV値(Hv2,Sv2,Vv2)をRGB形式の補正可視画像データの各画素のRGB値(Rv2,Gv2,Bv2)に変換する。
ステップS202において、画像合成部54は、補正可視画像から蛍光画像を重み付き減算することによって、減算画像を生成する。
具体的には、画像合成部54は、以下の式(5)に示すように、RGB形式の補正可視画像データの各画素のRGB値(Rv2,Gv2,Bv2)から、所定係数αと蛍光画像の各画素のRGB値(Rf1,Gf1,Bf1)との積を減算して、RGB形式の減算画像の各画素のRGB値(Rd,Gd,Bd)を算出する。ただし、0<α<1である。
(Rd,Gd,Bd)=(Rv2,Gv2,Bv2)-α×(Rf1,Gf1,Bf1)…(5)
ステップS203において、画像合成部54は、蛍光画像を着色することによって、補正蛍光画像を生成する。
具体的には、画像合成部54は、以下の式(6)〜(8)に従って、蛍光画像の各画素のRGB値(Rf1,Gf1,Bf1)を緑色に変換して、補正蛍光画像の各画素のRGB値(Rf2,Gf2,Bf2)を生成する。
Rf2=0…(6)
Gf2=Gf1…(7)
Bf2=0…(8)
ステップS204において、画像合成部54は、減算画像と補正蛍光画像とをスクリーン合成して、合成画像を生成する。
具体的は、画像合成部54は、以下の式(9)に従って、減算画像の各画素のRGB値(Rd,Gd,Bd)と補正蛍光画像の各画素のRGB値(Rf2,Gf2,Bf2)とを合成して、スクリーン合成画像の各画素のRGB値(Rd,Gd,Bd)を生成する。
(Rd,Gd,Bd)= (Rd,Gd,Bd)+(Rf2,Gf2,Bf2)-(Rd,Gd,Bd)×(Rf2,Gf2,Bf2)…(9)
本実施の形態によれば、彩度を減少させた可視画像と蛍光画像と合成することによって、合成画像において蛍光領域を容易に識別することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、画像合成部54は、画像記憶部52内の可視画像の彩度を減少させた補正可視画像と、画像記憶部52内の蛍光画像とを合成する。
図7は、第2の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。図8は、図7の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。
図7のフローチャートと図5のフローチャートとが相違する点は、図7のフローチャートは、ステップS201の代わりに、ステップS301を含む点である。以下、ステップS301について説明する。
ステップS301において、画像合成部54は、可視画像の明度を減少させることによって、可視画像の明度よりも低い明度を有する補正可視画像を生成する。
具体的には、画像合成部54は、第1の実施形態と同様に、RGBデータ形式の可視画像データの各画素のRGB値(Rv1,Gv1,Bv1)をHSV形式の可視画像データの各画素のHSV値(Hv1,Sv1,Vv1)に変換する。
画像合成部54は、以下の式(10)〜(12)に示すように、HSV形式の可視画像データの各画素のHSV値(Hv1,Sv1,Vv1)における明度Vv1を一定値ΔVだけ減少させて、HSV形式の補正可視画像の各画素のHSV値(HV2,SV2,Vv2)を得る。
Hv2=Hv1…(10)
Sv2=Sv1…(11)
Vv2=Vv1-ΔV…(12)
画像合成部54は、第1の実施形態と同様に、HSV形式の補正可視画像データの各画素のHSV値(Hv2,Sv2,Vv2)をRGB形式の補正可視画像データの各画素のRGB値(Rv2,Gv2,Bv2)に変換する。
本実施の形態によれば、明度を減少させた可視画像と蛍光画像と合成することによって、合成画像において蛍光領域を容易に識別することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、画像合成部54は、画像記憶部52内の可視画像の明度および彩度を減少させた補正可視画像と、画像記憶部52内の蛍光画像とを合成する。
図9は、第3の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。図10は、図9の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。
図9のフローチャートと図5のフローチャートとが相違する点は、図9のフローチャートは、ステップS201の代わりに、ステップS401を含む点である。以下、ステップS401について説明する。
ステップS401において、画像合成部54は、可視画像の明度および彩度を減少させることによって、可視画像の明度よりも低い明度を有し、かつ可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像を生成する。
具体的には、画像合成部54は、第1の実施形態と同様に、RGBデータ形式の可視画像データの各画素のRGB値(Rv1,Gv1,Bv1)をHSV形式の可視画像データの各画素のHSV値(Hv1,Sv1,Vv1)に変換する。
画像合成部54は、以下の式(13)〜(15)に示すように、HSV形式の可視画像データの各画素のHSV値(Hv1,Sv1,Vv1)における明度Vv1を一定値ΔVだけ減少させるともに彩度Sv1を一定値ΔSだけ減少させて、HSV形式の補正可視画像の各画素のHSV値(HV2,SV2,Vv2)を得る。
Hv2=Hv1…(13)
Sv2=Sv1-ΔS…(14)
Vv2=Vv1-ΔV…(15)
画像合成部54は、第1の実施形態と同様に、HSV形式の補正可視画像データの各画素のHSV値(Hv2,Sv2,Vv2)をRGB形式の補正可視画像データの各画素のRGB値(Rv2,Gv2,Bv2)に変換する。
本実施の形態によれば、明度および彩度を減少させた可視画像と蛍光画像と合成することによって、合成画像において蛍光領域を容易に識別することができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、画像合成部は、可視画像の色相と蛍光画像の色相との差が閾値以下のときに、補正可視画像と蛍光画像とを合成し、可視画像の色相と蛍光画像の色相との差が閾値を超えるときに、可視画像と蛍光画像とを合成する。
図11は、第4の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。図12は、図11の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。
図11および図12を参照して、ステップS801において、画像合成部54は、可視画像の色相と蛍光画像の色相との差ΔHを算出する。
具体的には、画像合成部54は、RGBデータ形式の可視画像データの各画素のRGB値(Rv1,Gv1,Bv1)をHSV形式の可視画像データの各画素のHSV値(Hv1,Sv1,Vv1)に変換する。画像合成部54は、可視画像データ内の全画素の色相Hv1の平均値HVを算出する。画像合成部54は、RGBデータ形式の蛍光画像データの各画素のRGB値(Rf1,Gf1,Bf1)をHSV形式の蛍光画像データの各画素のHSV値(Hf1,Sf1,Vf1)に変換する。画像合成部54は、蛍光画像を着色する色の色相HFを特定する。画像合成部54は、HVとHFの差の絶対値を計算して、色相の差ΔHとする。
ステップS802において、色相の差ΔHが閾値TH以下のときに、処理がステップS803に進み、色相の差ΔHが閾値THを超えるときに、処理がステップS805に進む。閾値THは、たとえば、0<TH<180に設定することができる。
ステップS803において、画像合成部54は、可視画像の明度および彩度を減少させることによって、可視画像の明度よりも低い明度を有し、かつ可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像を生成する。
ステップS804において、画像合成部54は、補正可視画像から蛍光画像を重み付き減算することによって、減算画像を生成する。
ステップS805において、画像合成部54は、可視画像から蛍光画像を重み付き減算することによって、減算画像を生成する。
ステップS806において、画像合成部54は、蛍光画像を着色することによって、補正蛍光画像を生成する。
ステップS807において、画像合成部54は、減算画像と補正蛍光画像とをスクリーン合成して、合成画像を生成する。
本実施の形態によれば、可視画像の色相と蛍光画像の色相の差が小さいため、単純に合成した場合に、合成画像において蛍光領域を識別することが極めて困難となる場合において、明度および彩度を減少させた可視画像と蛍光画像と合成することによって、合成画像において蛍光領域を容易に識別することができる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、入力部11を通じて、ユーザが減少させる明度および彩度のうちの少なくとも1つを設定することができる。
図13は、第5の実施形態の画像合成工程を表わすフローチャートである。図14は、図13の画像合成工程において生成される画像を表わす図である。
図13および図14を参照して、ステップS701において、画像合成部54は、蛍光画像を着色することによって、補正蛍光画像を生成する。
ステップS702において、画像合成部54は、可視画像から蛍光画像を重み付き減算することによって、減算画像を生成する。
ステップS703において、画像合成部54は、減算画像と補正蛍光画像とをスクリーン合成して、合成画像を生成する。
ステップS704において、ユーザから入力部11を通じて、彩度の減少量ΔSの入力があった場合に、処理がステップS705に進む。
ステップS705において、画像合成部54は、可視画像の彩度をΔSだけ減少させて、可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像を生成する。
ステップS706において、ユーザから入力部11を通じて、明度の減少量ΔVの入力があった場合に、処理がステップS707に進む。
ステップS707において、画像合成部54は、可視画像の明度をΔVだけ減少させて、可視画像の明度よりも低い明度を有する補正可視画像を生成する。
ステップS708において、ユーザから入力部11を通じて、彩度の減少量ΔSおよび明度の減少量ΔVの入力があった場合に、処理がステップS707に進む。
ステップS709において、画像合成部54は、可視画像の彩度をΔSだけ減少させるとともに可視画像の明度をΔVだけ減少させて、可視画像の明度よりも低い明度を有し、かつ可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像を生成する。
ステップS710において、画像合成部54は、補正可視画像から蛍光画像を重み付き減算することによって、減算画像を生成する。
ステップS710の後、処理がS703に進む。
本実施の形態によれば、ユーザによって、可視画像の彩度の減少量ΔSおよび明度の減少量ΔVの少なくとも1つを任意の値に設定することができるので、ユーザは、合成画像を見ながら、蛍光領域が識別可能となるようにΔS、ΔVを調整することができる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、たとえば、以下のような変形例も含む。
(1)上述した実施形態においては、画像合成部は、減算画像と補正蛍光画像とをスクリーン合成することによって、合成画像を作成するものとしたが、これに限定されるものではない。画像合成部は、スクリーン合成の代わりに、加算合成などのその他の合成手法を使用してもよい。
(2)(上述した実施形態においては、励起用光源23として、波長が760nmの近赤外光を照射するものを使用しているが、励起用光源23としては、インドシアニングリーンを励起させて励起光を発生させることが可能な750nm〜810nm程度の近赤外光を照射させるものを使用してもよい。
(3)上述した実施形態においては、蛍光色素を含む材料としてインドシアニングリーンを使用し、励起光を760nmの近赤外光としたが、これに限定されるものではない。たとえば、蛍光色素として、5−ALA(5−アミノレブリン酸/5−Aminolevulinic Acid)を使用することができる。5−ALAは、患者17の体内に侵入しすると、蛍光物質であるプロトポルフィリン(protoporphyrinIX/PpIX)に変化する。このプロトポルフィリンに向けて400nm程度の可視光を照射すると、プロトポルフィリンから赤色の可視光が蛍光として照射される。したがって、蛍光色素として5−ALAを使用する場合には、励起用光源とて、波長が400nm程度の可視光を照射するものを使用すればよい。
(4)なお、蛍光画像の明度および彩度の少なくとも1つを調整して可視画像と合成する方法も考えられるが、この方法で蛍光画像と可視画像とを合成した場合に、視認性が向上しない。なぜなら、蛍光画像の明度および彩度の少なくとも1つを減少させて合成すると蛍光位置が黒っぽくなり、蛍光画像の明度および彩度の少なくとも1つを増加させて合成すると蛍光位置が白っぽくなるからである。上述の実施の形態のように、可視画像の明度および彩度の少なくとも1つを減少させて蛍光画像と合成する場合には、このようなことが発生しないので、蛍光位置を特定するのが容易となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 本体、11 入力部、12 照明および撮影部、13 アーム、14 表示部、16 治療台、17 患者、21 カメラ、22 可視光源、23 励起用光源、30 制御装置、31 画像処理装置、52 画像記憶部、54 画像合成部。

Claims (8)

  1. 被写体に注入された蛍光色素を励起させるための励起光を前記被写体に向けて照射する励起用光源と、
    前記被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、
    前記励起光が照射されることにより前記蛍光色素から発生した蛍光を検出することによって蛍光画像を生成し、前記被写体の表面で反射した前記可視光を検出することによって可視画像を生成するカメラと、
    画像処理装置とを備え、
    前記画像処理装置は、
    前記可視画像および前記蛍光画像を記憶する記憶部と、
    前記可視画像の明度を減少させることによって生成される前記可視画像の明度よりも低い明度を有する補正可視画像と、前記蛍光画像とを合成する画像合成部とを含む、イメージング装置。
  2. 前記画像合成部は、前記可視画像の明度および彩度を減少させることによって生成される前記可視画像の明度よりも低い明度を有し、かつ前記可視画像の彩度よりも低い彩度を有する前記補正可視画像と、前記蛍光画像とを合成する、請求項1記載のイメージング装置。
  3. 被写体に注入された蛍光色素を励起させるための励起光を前記被写体に向けて照射する励起用光源と、
    前記被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、
    前記励起光が照射されることにより前記蛍光色素から発生した蛍光を検出することによって蛍光画像を生成し、前記被写体の表面で反射した前記可視光を検出することによって可視画像を生成するカメラと、
    画像処理装置とを備え、
    前記画像処理装置は、
    前記可視画像および前記蛍光画像を記憶する記憶部と、
    前記可視画像の彩度を減少させることによって生成される前記可視画像の彩度よりも低い彩度を有する補正可視画像と、前記蛍光画像とを合成する画像合成部とを含む、イメージング装置。
  4. 前記画像合成部は、前記可視画像の色相と前記蛍光画像を着色する色の色相との差が閾値以下のときに、前記補正可視画像と前記蛍光画像とを合成し、前記可視画像の色相と前記蛍光画像を着色する色の色相との差が前記閾値を超えるときに、前記可視画像と前記蛍光画像とを合成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイメージング装置。
  5. 前記画像合成部は、前記補正可視画像と前記蛍光画像とを用いて演算することにより得られる減算画像と、前記蛍光画像を着色することによって得られる補正蛍光画像とをスクリーン合成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイメージング装置。
  6. 前記画像合成部は、前記補正可視画像の画素値から、前記蛍光画像の画素値に0より大きく1より小さい係数を乗算した値を減算することによって、前記減算画像を生成する、請求項5記載のイメージング装置。
  7. ユーザによって前記減少させる明度および彩度のうちの少なくとも1つを設定可能な入力部を備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のイメージング装置。
  8. 前記励起光および前記蛍光は、近赤外光である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のイメージング装置。
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