JP2021019373A - 積層コア及び回転電機 - Google Patents

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浩志 藤村
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Abstract

【課題】本発明は、積層コアの磁気特性を劣化させることなく、積層固定強度を向上させることを目的とする。【解決手段】互いに積層され、両面が絶縁被膜により被覆された複数の電磁鋼板40と、積層方向に隣り合う電磁鋼板40同士の間に設けられ、電磁鋼板40同士をそれぞれ接着する接着部41と、電磁鋼板40同士がそれぞれ溶接された溶接部42と、を備える、積層コア21。【選択図】図3

Description

本発明は、積層コア及び回転電機に関する。
従来から、下記特許文献1に記載されているような積層コアが知られている。この積層コアでは、積層方向に隣り合う電磁鋼板が接着されている。
特開2011−023523号公報
前記従来の積層コアには、磁気特性を劣化させることなく、積層固定強度を向上させることについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、積層コアの磁気特性を劣化させることなく、積層固定強度を向上させることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
[1]互いに積層され、両面が絶縁被膜により被覆された複数の電磁鋼板と、積層方向に隣り合う前記電磁鋼板同士の間に設けられ、前記電磁鋼板同士をそれぞれ接着する接着部と、前記電磁鋼板同士がそれぞれ溶接された溶接部と、を備える、積層コア。
[2]前記電磁鋼板は、環状のコアバック部と、前記コアバック部から径方向に向けて突出するとともに、前記コアバック部の周方向に間隔をあけて配置された複数のティース部と、を備え、前記ティース部に前記接着部が設けられ、前記コアバック部に前記溶接部が設けられる、[1]に記載の積層コア。
[3]前記溶接部が、前記コアバック部の外周縁に沿って設けられている、[2]に記載の積層コア。
[4]前記接着部が、平均直径3〜7mmの点状である、[2]又は[3]に記載の積層コア。
[5]前記接着部による前記電磁鋼板の接着面積率が、1〜40%である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の積層コア。
[6]前記電磁鋼板のアルミニウム含有量が0.001〜2.0質量%である、[1]〜[5]のいずれか一項に記載の積層コア。
[7][1]〜[6]のいずれか一項に記載の積層コアを備える、回転電機。
本発明によれば、積層コアの磁気特性を劣化させることなく、積層固定強度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る積層コアを備えた回転電機の平面図である。 図1に示す積層コアの側面図である。 本発明の一実施形態に係る積層コアにおいて、電磁鋼板の第1面の部分平面図である。 本発明の他の実施形態に係る積層コアにおいて、電磁鋼板の第1面の部分平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る積層コアと、この積層コアを備えた回転電機とについて説明する。なお、本実施形態では、回転電機として電動機、具体的には交流電動機、より具体的には同期電動機、より一層具体的には永久磁石界磁型電動機を一例に挙げて説明する。この種の電動機は、例えば、電気自動車等に好適に採用される。
図1に示すように、回転電機10は、ステータ20と、ロータ30と、ケース50と、回転軸60と、を備える。ステータ20およびロータ30は、ケース50に収容される。ステータ20は、ケース50に固定される。
本実施形態では、回転電機10として、ロータ30がステータ20の内側に位置するインナーロータ型を採用している。しかしながら、回転電機10として、ロータ30がステータ20の外側に位置するアウターロータ型を採用してもよい。また、本実施形態では、回転電機10が、12極18スロットの三相交流モータである。しかしながら、極数やスロット数、相数等は適宜変更することができる。
回転電機10は、例えば、各相に実効値10A、周波数100Hzの励磁電流を印加することにより、回転数1000rpmで回転することができる。
ステータ20は、ステータコア21と、図示しない巻線と、を備える。
ステータコア21は、環状のコアバック部22と、複数のティース部23と、を備える。コアバック部22は、コアバック部の外周縁22aと、コアバック部の内周縁22b(図3に示す破線)とで囲まれた領域のことである。以下では、ステータコア21(又はコアバック部22)の中心軸線O方向を軸方向といい、ステータコア21(又はコアバック部22)の径方向(中心軸線Oに直交する方向)を径方向といい、ステータコア21(又はコアバック部22)の周方向(の中心軸線O周りに周回する方向)を周方向という。
コアバック部22は、ステータ20を軸方向から見た平面視において円環状に形成されている。
複数のティース部23は、コアバック部22から径方向の内側に向けて(径方向に沿ってコアバック部22の中心軸線Oに向けて)突出する。複数のティース部23は、周方向に同等の間隔をあけて配置されている。本実施形態では、中心軸線Oを中心とする中心角20度おきに18個のティース部23が設けられている。複数のティース部23は、互いに同等の形状で、かつ同等の大きさに形成されている。複数のティース部23の間隔には、略台形状のスロット24が放射状に18個形成されている。
前記巻線は、ティース部23に巻き回されている。前記巻線は、集中巻きされていてもよく、分布巻きされていてもよい。
ロータ30は、ステータ20(ステータコア21)に対して径方向の内側に配置されている。ロータ30は、ロータコア31と、複数の永久磁石32と、を備える。
ロータコア31は、ステータ20と同軸に配置される環状(円環状)に形成されている。ロータコア31内には、前記回転軸60が配置されている。回転軸60は、ロータコア31に固定されている。
複数の永久磁石32は、ロータコア31に固定されている。本実施形態では、2つ1組の永久磁石32が1つの磁極を形成している。複数組の永久磁石32は、周方向に同等の間隔をあけて配置されている。本実施形態では、中心軸線Oを中心とする中心角30度おきに12組(全体では24個)の永久磁石32が設けられている。
本実施形態では、永久磁石界磁型電動機として、埋込磁石型モータが採用されている。ロータコア31には、ロータコア31を軸方向に貫通する複数の貫通孔33が形成されている。複数の貫通孔33は、複数の永久磁石32に対応して設けられている。各永久磁石32は、対応する貫通孔33内に配置された状態でロータコア31に固定されている。各永久磁石32のロータコア31への固定は、例えば永久磁石32の外面と貫通孔33の内面とを接着剤により接着すること等により、実現することができる。なお、永久磁石界磁型電動機として、埋込磁石型モータに代えて表面磁石型モータを採用してもよい。
ステータコア21及びロータコア31は、いずれも積層コアである。図2に示すように、ステータ20は、複数の電磁鋼板40が積層されることで形成されている。ステータ20の外周面には、溶接部42が形成されている。溶接部42は、積層方向に隣り合う電磁鋼板40同士をそれぞれ接合している。
なおステータコア21及びロータコア31それぞれの積厚は、例えば、50.0mmとされる。ステータコア21の外径は、例えば、250.0mmとされる。ステータコア21の内径は、例えば、165.0mmとされる。ロータコア31の外径は、例えば、163.0mmとされる。ロータコア31の内径は、例えば、30.0mmとされる。ただし、これらの値は一例であり、ステータコア21の積厚、外径や内径、及びロータコア31の積厚、外径や内径はこれらの値に限られない。ここで、ステータコア21の内径は、ステータコア21におけるティース部23の先端部を基準としている。ステータコア21の内径は、全てのティース部23の先端部に内接する仮想円の直径である。
ステータコア21及びロータコア31を形成する各電磁鋼板40は、例えば、母材となる電磁鋼板を打ち抜き加工すること等により形成される。
電磁鋼板40は、元素として炭素(C)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)、アルミニウム(Al)、リン(P)、硫黄(S)、窒素(N)、スズ(Sn)を含有し、残部が鉄(Fe)及び不純物からなる。不純物とは、原材料に含まれる成分、又は、製造の過程で混入する成分であって、意図的に鋼板に含有させたものではない成分を指す。
電磁鋼板40の炭素の含有量(C含有量ともいう。)は、電磁鋼板40の質量に対して、0超0.01質量%以下が好ましい。
電磁鋼板40のケイ素の含有量(Si含有量ともいう。)は、電磁鋼板40の質量に対して、2.0〜4.0質量%が好ましい。
電磁鋼板40のマンガンの含有量(Mn含有量ともいう。)は、電磁鋼板40の質量に対して、0.1〜4.0質量%が好ましい。
電磁鋼板40のアルミニウムの含有量(Al含有量ともいう。)については、後述する。
電磁鋼板40のリンの含有量(P含有量ともいう。)は、電磁鋼板40の質量に対して、0超0.2質量%以下が好ましい。
電磁鋼板40の硫黄の含有量(S含有量ともいう。)は、電磁鋼板40の質量に対して、0超0.006質量%以下が好ましい。
電磁鋼板40の窒素の含有量(N含有量ともいう。)は、電磁鋼板40の質量に対して、0超0.005質量%以下が好ましい。
電磁鋼板40のスズの含有量(Sn含有量ともいう。)は、電磁鋼板40の質量に対して、0超0.10質量%以下が好ましい。
電磁鋼板40のAl含有量は、電磁鋼板40の質量に対して、0.001〜2.0質量%が好ましく、0.01〜2.0質量%がより好ましく、0.03〜2.0質量%がさらに好ましい。電磁鋼板40のAl含有量が上記下限値以上であると、電磁鋼板40を溶接する際の溶融池の脱酸を促進し、溶接ブローホールの発生を抑制しやすい。このため、溶接のビード幅を広くでき、溶接欠陥の発生を抑制しやすい。電磁鋼板40のAl含有量が上記上限値以下であると、電磁鋼板40の機械強度を向上しやすい。
電磁鋼板40に含まれる元素の含有量は、一般的な分析方法によって測定できる。例えば、ICP−AES(Inductively Coupled Plasma−Atomic Emission Spectrometry)を用いて測定できる。C含有量及びS含有量は、燃焼−赤外線吸収法を用いて測定できる。N含有量は、不活性ガス融解−熱伝導度法を用いて測定できる。
電磁鋼板の加工性や、積層コアの鉄損を改善するため、電磁鋼板40の両面は、絶縁被膜で被覆されている。絶縁被膜を構成する物質としては、例えば、(1)無機化合物、(2)有機樹脂、(3)無機化合物と有機樹脂との混合物、等が適用できる。無機化合物としては、例えば、(1)重クロム酸塩とホウ酸の複合物、(2)リン酸塩とシリカの複合物、等が挙げられる。有機樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アクリルスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
有機樹脂は、後述する接着剤に含まれる有機樹脂と同じでもよく、異なっていてもよい。
互いに積層される電磁鋼板40間での絶縁性能を確保するために、絶縁被膜の厚さ(電磁鋼板40片面あたりの厚さ)は0.1μm以上とすることが好ましい。
一方で、絶縁被膜が厚くなるに連れて絶縁効果が飽和する。また、絶縁被膜が厚くなるに連れて占積率が低下し、積層コアとしての性能が低下する。したがって、絶縁被膜は、絶縁性能が確保できる範囲で薄い方がよい。絶縁被膜の厚さ(電磁鋼板40片面あたりの厚さ)は、0.1μm以上5μm以下が好ましく、0.1μm以上2μm以下がより好ましい。
絶縁被膜の厚さは、例えば、電磁鋼板40を厚さ方向に切断した切断面を顕微鏡等により観察することで測定できる。
電磁鋼板40が薄くなるに連れて次第に鉄損の改善効果が飽和する。また、電磁鋼板40が薄くなるに連れて電磁鋼板40の製造コストは増す。そのため、鉄損の改善効果及び製造コストを考慮すると、電磁鋼板40の厚さは0.10mm以上とすることが好ましい。
一方で、電磁鋼板40が厚すぎると、電磁鋼板40のプレス打ち抜き作業が困難になる。そのため、電磁鋼板40のプレス打ち抜き作業を考慮すると電磁鋼板40の厚さは0.65mm以下とすることが好ましい。
また、電磁鋼板40が厚くなると鉄損が増大する。そのため、電磁鋼板40の鉄損特性を考慮すると、電磁鋼板40の厚さは0.35mm以下が好ましく、0.25mm以下がより好ましく、0.20mm以下がさらに好ましい。
上記の点を考慮し、各電磁鋼板40の厚さは、例えば、0.10mm以上0.65mm以下が好ましく、0.10mm以上0.35mm以下がより好ましく、0.10mm以上0.25mm以下がさらに好ましく、0.10mm以上0.20mm以下が特に好ましい。なお電磁鋼板40の厚さには、絶縁被膜の厚さも含まれる。
電磁鋼板40の厚さは、例えば、マイクロメータ等により測定できる。
本実施形態の電磁鋼板40には、接着部41を形成するための接着剤注入用溝は設けられていない。このため、積層コアを製造する際における電磁鋼板40を打ち抜き加工するときや電磁鋼板40を積層して接着するときの煩雑さを低減できる。
電磁鋼板40同士に大きい張力を付与して鉄損の低減を図る観点から、電磁鋼板40の算術平均粗さ(Ra)は、0.5μm以下が好ましく、0.3μm以下がより好ましい。電磁鋼板40のRaの下限値は、特に限定されないが、例えば、0.1μmが好ましい。
電磁鋼板40のRaは、JIS B0601:2013に記載の方法に準じて測定できる。
図2に示すように、ステータコア21を形成する複数の電磁鋼板40は、厚さ方向に積層されている。厚さ方向とは、電磁鋼板40の厚さ方向であって、電磁鋼板40の積層方向に相当する。
図3に示すように、ステータコア21を形成する複数の電磁鋼板40同士は、電磁鋼板40の表面(第1面)40aに設けられた接着部41及び溶接部42によって固定されている。図3は、ステータ20の平面図のおよそ半分を示している。
接着部41は、積層方向に隣り合う電磁鋼板40同士の間に設けられ、分断されることなく硬化した一連の接着剤である。接着剤としては、例えば、重合結合による熱硬化型の接着剤等が用いられる。
接着剤の組成物としては、(1)アクリル系樹脂、(2)エポキシ系樹脂、(3)アクリル系樹脂及びエポキシ系樹脂を含んだ組成物等が適用可能である。
接着剤の引張弾性率は、2500MPa〜5000MPaが好ましく、3000MPa〜4000MPaがより好ましい。接着剤の引張弾性率が上記下限値以上であると、積層コアの剛性の低下を抑制しやすい。接着剤の引張弾性率が上記上限値以下であると、電磁鋼板40に付与する応力歪が大きくなることを抑制し、積層コアの磁性の劣化を抑制しやすい。
接着剤の硬化物、すなわち、接着部41の引張弾性率は、共振法により測定される。具体的には、JIS R1602:1995に準拠して引張弾性率を測定する。
接着剤の硬化物の引張弾性率は、接着剤に含まれる樹脂の種類、物性、分子量、添加量等によって調整できる。例えば、接着剤に含まれる樹脂の分子量を小さくすると、引張弾性率が大きくなる傾向がある。
接着方法としては、例えば、電磁鋼板40に接着剤を塗布した後、加熱及び圧着のいずれか又は両方により接着する方法が採用できる。
加熱手段は、例えば、高温槽や電気炉内での加熱、又は直接通電する方法等、どのような手段でもよい。
安定して十分な接着強度を得るために、接着部41の厚さは1μm以上が好ましい。
一方で、接着部41の厚さが100μmを超えると接着力が飽和する。また、接着部41が厚くなるに連れて占積率が低下し、積層コアの鉄損等の磁気特性が低下する。したがって、接着部41の厚さは1μm以上100μm以下が好ましく、1μm以上10μm以下がより好ましい。
接着部41の厚さは、絶縁被膜の厚さと同様の方法により測定できる。
接着部41の厚さは、電磁鋼板40に塗布する接着剤の種類や塗布量により調整できる。
図3に示すように、接着部41は、円形をなす複数の点状に形成されている。より具体的に言うと、接着部41は、各ティース部23において、平均直径が5mmの点状に形成されている。
ここで示した平均直径は、一例である。点状の接着部41の平均直径は、3〜7mmとすることが好ましい。平均直径が上記下限値以上であると、電磁鋼板40同士を充分に接着しやすい。平均直径が上記上限値以下であると、積層コアの鉄損を抑制しやすい。
平均直径は、電磁鋼板40同士を剥離した接着部41の接着剤跡の直径を定規により測定することで求められる。接着剤跡の平面視形状が真円でない場合、その直径は平面視での接着剤跡の外接円(真円)の直径とする。
図3の接着部41の形成パターンは一例であり、電磁鋼板40同士の間に設けられる接着部41の数、形状、及び配置は、必要に応じて適宜変更できる。
一般に、接着剤を硬化させる際には、硬化収縮が生じる。この硬化収縮により、電磁鋼板40に圧縮応力や引張応力が加わる。これら応力が電磁鋼板40に加わることにより、歪が生じる。特に熱硬化型接着剤の場合、電磁鋼板40と接着部との熱膨張係数の差により、加わる応力が大きくなる。電磁鋼板40の歪は、回転電機10の鉄損を増大させる。
ステータコア21を構成する電磁鋼板40の歪が鉄損に与える影響は、ロータコア31を構成する鋼板の歪が与える影響よりも大きい。
本実施形態では、接着部41が部分的に設けられているので、接着部41が全面に設けられている場合に比べて、硬化収縮により電磁鋼板40に加わる応力が低減されている。
接着部41による電磁鋼板40の接着面積率は、1〜40%が好ましく、1〜30%がより好ましく、1〜20%がさらに好ましい。接着面積率が上記下限値以上であると、積層コアの機械強度が確保される。接着面積率が上記上限値以下であると、鉄損の抑制効果がより優れる。
接着部41による電磁鋼板40の接着面積率とは、電磁鋼板40の前記第1面の面積に対する、第1面のうちの接着部41が設けられた領域(接着領域)の面積の割合である。接着部41が設けられた領域とは、電磁鋼板40の第1面のうち、分断されることなく硬化した一連の接着剤が設けられている領域(接着領域)である。接着部41が設けられた領域の面積は、例えば、剥離後の電磁鋼板40の第1面を撮影し、その撮影結果を画像解析することによって求められる。
なお、電磁鋼板40の第1面の面積は、後述する溶接部42の面積も含むものとする。
図3に示すように、電磁鋼板40のコアバック部22の外周縁22aに沿って溶接部42が設けられている。すなわち、電磁鋼板40同士は、接着部41と溶接部42との併用により接合されている。接着部41と溶接部42とを併用することにより、同じ範囲を接着のみによって固定する場合に比べて、ステータ20の積層固定強度をより向上できる。加えて、接着部41と溶接部42とを併用することにより、電磁鋼板40同士を精度よく積層できる。このため、積層コアの磁気特性をより向上できる。
溶接部42は、溶接金属で形成される。ここで、溶接金属とは、電磁鋼板40と溶接ワイヤとが溶けて、混ざり合った金属を意味する。
溶接部42は、例えば、電磁鋼板40同士を、溶接ワイヤを用いてアーク溶接することにより形成される。溶接ワイヤとしては、種々の成分系のソリッドワイヤを用いることができる。
本実施形態において、溶接部42は、電磁鋼板40の第1面40aのコアバック部22の外周縁22aの外側に形成されている。
図3では、コアバック部22の外周縁22aの外側において、溶接部42が外周縁22aに沿って間欠的に設けられている。溶接部42は、その一部がコアバック部22の外周縁22aの内側に食い込んでいる。
図3に示す例では、溶接部42は、周方向に沿って6箇所形成されている。溶接部42は、ティース部23に対応する位置に形成されている。溶接部42は、ティース部23の3箇所おきに1箇所形成されている。すなわち、中心軸線Oを中心とする中心角60度おきに6箇所の溶接部42が設けられている。
溶接部42の周方向の幅(ビード幅)は、例えば、1〜10mmが好ましく、2〜8mmがより好ましく、3〜6mmがさらに好ましい。溶接部42のビード幅が上記下限値以上であると、ステータ20の積層固定強度をより向上できる。溶接部42のビード幅が上記上限値以下であると、ステータ20の磁気特性を維持しやすい。図3における溶接部42のビード幅は、4mmである。溶接部42のビード幅は、例えば、定規により測定できる。
溶接部42が図3に示すように設けられている場合、電磁鋼板40の第1面40aのコアバック部22の外周縁22aの長さ100%に対する溶接部42の大きさ(ビード幅)の割合は、例えば、3%である。
外周縁22aの長さは、例えば、ステータコア21の外径から求められる。
図4に示すように、溶接部42は、コアバック部22の外周縁22aの外側において、溶接部42が外周縁22aに沿って、中心軸線Oを中心とする中心角20度おきに18箇所の溶接部42が設けられている。図4は、ステータ20Aの平面図のおよそ半分を示している。溶接部42は、その一部がコアバック部22の外周縁22aの内側に食い込んでいる。図4に示す例では、溶接部42は、周方向に沿ってティース部23とは位置がずらされている。溶接部42は、コアバック部22の外周縁22aのうち、スロット24に対応する位置に設けられている。すなわち、コアバック部22の外周縁22aのうち、ティース部23の径方向の外側に位置する部分には、溶接部42が設けられていない。
溶接部42が、コアバック部22の外周縁22aに沿って18箇所設けられることにより、ステータ20に比べて、ステータ20Aの積層固定強度をさらに向上できる。
溶接部42が図4に示すように設けられている場合、電磁鋼板40の第1面40aのコアバック部22の外周縁22aの長さ100%に対する溶接部42の大きさ(ビード幅)の割合は、例えば、9%である。
図3、図4の溶接部42の形成パターンは一例であり、電磁鋼板40同士の間に設けられる溶接部42の数、形状、及び配置は、必要に応じて適宜変更できる。
溶接方法としては、例えば、電磁鋼板40を接着剤で固定した後、電磁鋼板40の積層方向に沿ってコアバック部22の外周縁22aに溶接ワイヤを配置し、アーク溶接により溶接する方法が採用できる。
溶接方法は、例えば、電磁鋼板40に接着剤を塗布した後、電磁鋼板40のコアバック部22の外周縁22aに溶接ワイヤを配置し、加熱及び圧着のいずれか又は両方により接着するとともに、アーク溶接により溶接する方法であってもよい。
溶接方法としては、このほか、レーザー溶接によって溶接する方法が挙げられる。
本実施形態では、ロータコア31を形成する方の複数の電磁鋼板40は、かしめC(ダボ)によって互いに固定されている。しかしながら、ロータコアを形成する複数の電磁鋼板が、接着部及び溶接部のいずれか又は両方によって互いに接着されていてもよい。
なお、ステータコア21やロータコア31等の積層コアは、いわゆる回し積みにより形成されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るステータコア21(積層コア)は、ティース部23に複数の接着部41が設けられ、コアバック部22の外周縁22aに沿って溶接部42が間欠的に設けられている。
この構成により、ステータ20の積層固定強度をより向上できる。加えて、接着部41と溶接部42とを併用することにより、電磁鋼板40同士を精度よく積層できる。このため、積層コアの磁気特性の劣化を抑制できる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
ステータコアの形状は、前記実施形態で示した形状に限定されるものではない。具体的には、ステータコアの外径および内径の寸法、積厚、スロット数、ティース部23の周方向と径方向の寸法比率、ティース部23とコアバック部22との径方向の寸法比率等は、所望の回転電機の特性に応じて任意に設計可能である。
前記実施形態におけるロータでは、2つ1組の永久磁石32が1つの磁極を形成しているが、本発明はこれに限られない。例えば、1つの永久磁石32が1つの磁極を形成していてもよく、3つ以上の永久磁石32が1つの磁極を形成していてもよい。
前記実施形態では、回転電機として、永久磁石界磁型電動機を一例に挙げて説明したが、回転電機の構造は、以下に例示するようにこれに限られず、さらには以下に例示しない種々の公知の構造も採用可能である。
前記実施形態では、同期電動機として、永久磁石界磁型電動機を一例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、回転電機がリラクタンス型電動機や電磁石界磁型電動機(巻線界磁型電動機)であってもよい。
前記実施形態では、交流電動機として、同期電動機を一例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、回転電機が誘導電動機であってもよい。
前記実施形態では、電動機として、交流電動機を一例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、回転電機が直流電動機であってもよい。
前記実施形態では、回転電機として、電動機を一例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、回転電機が発電機であってもよい。
前記実施形態では、本発明に係る積層コアをステータコアに適用した場合を例示したが、ロータコアに適用することも可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図3に示すように、電磁鋼板の第1面のティース部に点状に接着剤を塗布し、複数の電磁鋼板を積層し、圧着することにより積層体を得た。得られた積層体の積層方向に沿ってコアバック部の外周縁の6箇所に溶接ワイヤを配置し、アーク溶接することにより溶接部を設けて、積層コアを得た。
電磁鋼板の第1面の面積に対する接着面積率を1%とした。
電磁鋼板の第1面のコアバック部の外周の長さ100%に対する溶接部の大きさ(ビード幅)の割合を3%とした。
電磁鋼板としては、以下の化学組成を有し、板厚0.20mmの電磁鋼板を用いて積層コアを得た。
<電磁鋼板の化学組成>
・C含有量:電磁鋼板の質量に対して、0.002質量%。
・Si含有量:電磁鋼板の質量に対して、3.2質量%。
・Mn含有量:電磁鋼板の質量に対して、0.5質量%。
・Al含有量:電磁鋼板の質量に対して、0.5質量%。
・P含有量:電磁鋼板の質量に対して、0.01質量%。
・S含有量:電磁鋼板の質量に対して、0.0015質量%。
・N含有量:電磁鋼板の質量に対して、0.002質量%。
・Sn含有量:電磁鋼板の質量に対して、0.03質量%。
[実施例2]
電磁鋼板の第1面の面積に対する接着面積率を20%とした以外は、実施例1と同様にして、積層コアを得た。
[実施例3]
電磁鋼板として、電磁鋼板の質量に対するSi含有量が3.5質量%、Al含有量が0.001質量%である電磁鋼板を用いた以外は、実施例2と同様にして、積層コアを構成した。
[実施例4]
電磁鋼板として、電磁鋼板の質量に対するSi含有量が1.7質量%、Al含有量が2.0質量%である電磁鋼板を用いた以外は、実施例2と同様にして、積層コアを構成した。
[比較例1]
電磁鋼板の第1面の面積に対する接着面積率を0%、すなわち、接着部を設けなかった以外は、実施例2と同様にして、積層コアを構成した。
[比較例2]
電磁鋼板の第1面のコアバック部の外周の長さ100%に対する溶接部の大きさ(ビード幅)の割合を0%、すなわち、溶接部を設けなかった以外は、実施例2と同様にして、積層コアを構成した。
<剛性の評価>
各例で用いた電磁鋼板から矩形状の鋼板(幅25mm×長さ100mm)を切り出し、重ね長さ12.5mmとなるように2枚の鋼板を重ね合わせ、重ね合わせ部を形成した。各例で得られた積層コアの接着面積率及び溶接部の大きさの割合となるように、前記重ね合わせ部に接着剤を塗布し、溶接ワイヤを配置し、圧着しつつアーク溶接を行って、試験片を得た。
各例の試験片について、JIS K6850:1999に準じて引張せん断接着強さ試験を行い、破断応力(MPa)を測定した。引張試験環境は常温(25℃)とした。試験速度は3mm/分とした。試験片のn数は3とした。3つの試験片の破断応力の平均値を算出し、下記評価基準に基づいて、剛性を評価した。結果を表1に示す。
《評価基準》
A:破断応力の平均値が10MPa以上。
B:破断応力の平均値が5MPa以上10MPa未満。
C:破断応力の平均値が5MPa未満。
<磁気特性の評価>
次に、上記した作用効果を検証する検証試験を実施した。なお本検証試験は、実際のモータを用いた実機評価により実施した。
実機評価に用いたモータは、図1に示す形状であり、ステータコア21及びロータコア31それぞれの積厚は、50.0mmとした。ステータコア21の外径は、250.0mmとした。ステータコア21の内径は、165.0mmとした。ロータコア31の外径は、163.0mmとした。ロータコア31の内径は、30.0mmとした。ステータコア21の巻線は、スロット24に10ターンを集中巻で施した。各相に実効値10A、周波数100Hzの励磁電流を印加することにより、回転数1000rpmで回転させ、その際の入力電力から出力、ステータコアの巻線による銅損を減ずることで、鉄損を算出した。
各例の積層コアの鉄損を、前記試験により求めた。
また、比較対象として、複数の電磁鋼板が全層かしめられている積層コアの鉄損も求めた。各例の積層コアの鉄損を、上記比較対象となる積層コアの鉄損で割った値(鉄損比)を求めた。各例の積層コアの鉄損が、上記比較対象となる積層コアの鉄損と同等であると、鉄損比が100%になる。鉄損比が小さいほど、各例の積層コアの鉄損が小さく、積層コアとしての磁気特性に優れる。
各例の積層コアの鉄損比を算出し、下記評価基準に基づいて各例の積層コアの磁気特性を評価した。結果を表1に示す。
《評価基準》
A:鉄損比が100%未満。
C:鉄損比が100%以上。
Figure 2021019373
表1に示すように、本発明を適用した実施例1〜4では、破断応力の平均値が10MPa以上で、かつ、鉄損比が100%未満であり、磁気特性を劣化させることなく、積層固定強度を向上できていた。
一方、接着部を備えない比較例1は、鉄損比が100%以上だった。
溶接部を備えない比較例2は、破断応力の平均値が5MPa未満だった。
以上の結果から、本発明の積層コアによれば、積層固定強度を向上させるとともに、鉄損を抑制できており、積層コアの磁気特性を劣化させることなく、積層固定強度を向上できることが分かった。
20 ステータ
21 ステータコア(積層コア)
22 コアバック部
22a コアバック部の外周縁
22b コアバック部の内周縁
23 ティース部
24 スロット
40 電磁鋼板
40a 電磁鋼板の表面(第1面)
41 接着部
42 溶接部

Claims (7)

  1. 互いに積層され、両面が絶縁被膜により被覆された複数の電磁鋼板と、
    積層方向に隣り合う前記電磁鋼板同士の間に設けられ、前記電磁鋼板同士をそれぞれ接着する接着部と、
    前記電磁鋼板同士がそれぞれ溶接された溶接部と、を備える、積層コア。
  2. 前記電磁鋼板は、環状のコアバック部と、前記コアバック部から径方向に向けて突出するとともに、前記コアバック部の周方向に間隔をあけて配置された複数のティース部と、を備え、
    前記ティース部に前記接着部が設けられ、
    前記コアバック部に前記溶接部が設けられる、請求項1に記載の積層コア。
  3. 前記溶接部が、前記コアバック部の外周縁に沿って設けられている、請求項2に記載の積層コア。
  4. 前記接着部が、平均直径3〜7mmの点状である、請求項2又は3に記載の積層コア。
  5. 前記接着部による前記電磁鋼板の接着面積率が、1〜40%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層コア。
  6. 前記電磁鋼板のアルミニウム含有量が0.001〜2.0質量%である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層コア。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の積層コアを備える、回転電機。
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