JP2021008710A - Wall structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、壁構造に関し、より詳細には、機能部材を有する機能壁を備える壁構造に関する。 The present invention relates to a wall structure, and more particularly to a wall structure including a functional wall having a functional member.
特許文献1には、猫用遊具が記載されている。この猫用遊具は、複数のステップが壁体から突出するようにして設けられて形成されている(請求項1参照)。各ステップは、係止金具により壁体に取り付けられている。係止金具は、断面がコ字状に形成されており、ネジで壁体に固定され、ステップと係止金具とをネジで固定するようにしている([0034]、[0035]、[図8]参照)。
しかし、特許文献1に記載された猫用遊具では、壁体に取り付ける際に、壁面を係止金具やネジで擦って傷つけやすい、という問題があった。
However, the playground equipment for cats described in
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、壁面が傷つきにくく、機能性のある壁を形成することができる壁構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above reasons, and an object of the present invention is to provide a wall structure in which a wall surface is not easily scratched and a functional wall can be formed.
本発明の一態様に係る壁構造は、機能部材を備えた機能壁を有する。前記機能部材は、前記機能壁の壁面の一部を構成する固定部と、前記固定部に形成される機能部と、を有する。 The wall structure according to one aspect of the present invention has a functional wall provided with a functional member. The functional member has a fixing portion forming a part of a wall surface of the functional wall and a functional portion formed on the fixing portion.
本発明によれば、機能部材の固定部を機能壁の壁面に固定することがなく、機能壁の壁面が傷つけにくく、機能性のある壁を形成することができる、という利点がある。 According to the present invention, there is an advantage that the fixing portion of the functional member is not fixed to the wall surface of the functional wall, the wall surface of the functional wall is not easily damaged, and a functional wall can be formed.
(実施形態1)
図1に示すように、実施形態1に係る壁構造1は、機能部材30を備えた機能壁10を有している。機能壁10は機能部材30により特定の機能が付与された壁である。壁構造1は屋内の壁(内壁)の構造である。すなわち、壁構造1は、天井62と床61との間にあり、床61から垂直に立ち上がった部分(壁)の構造である。本実施形態に係る壁構造1は、例えば、リビングルームの壁、寝室の壁及び廊下の壁などとして形成することができる。
(Embodiment 1)
As shown in FIG. 1, the
機能部材30は特定の機能を有する。本実施形態に係る壁構造1では、機能部材30は棚の機能を有する棚部材である。すなわち、機能部材30は、写真立てや花瓶などの物品Mを載せる機能を有する。機能部材30は、機能壁10の表面の一部を構成する固定部31と、固定部31に形成される機能部32と、を有する。すなわち、機能部材30は、固定部31と機能部32とを有し、固定部31が機能壁10の壁面の一部を構成する部分として形成され、機能部32が機能部材30としての主たる機能を発揮する部分として形成されている。本実施形態では、機能部32が物品Mを載せる部分として形成されている。
The
機能部材30は、機能壁10を構成する壁材40と同じ材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。本実施形態では、機能部材30は木製であり、壁材40は無機質板(窯業系サイディング材)で形成されている。機能壁10は一つの機能部材30を備えていてもよいし、複数の機能部材30を備えていてもよい。各機能部材30の大きさ及び形状は同じであってもよいし、異なっていてもよい。また各機能部材30を配置する位置もほぼ制限がない。機能部材30は縦方向よりも横方向に長く延びて形成されている。
The
機能部材30の固定部31は、正面視(機能壁10と向き合う位置から見た場合)において、矩形状に形成されている。また固定部31は縦方向よりも横方向に長く延びている。固定部31は後実部311と前実部312とを有している。後実部311及び前実部312は機能部材30の横方向の全長にわたって形成されている。後実部311は固定部31の上部に形成され、厚み方向の後ろ側に偏っている。前実部312は固定部31の下部に形成され、厚み方向の前側に偏っている。また固定部31には、前実部312の後方において溝部313が形成されている。溝部313は下方に開放されており、機能部材30の横方向の全長にわたって形成されている。
The
機能部材30の機能部32は、平面視(上方から見た場合)において、矩形状に形成されている。また機能部32は縦方向よりも横方向に長く延びている。また機能部32は機能部材30の横方向の全長にわたって形成されている。機能部32は前実部312の位置から前方に向かって突出している。すなわち、機能部32は前実部312の前面よりも前方に垂直に突出している。
The
本実施形態において、機能部材30は、留め具50に引っ掛けられて、壁下地60に取り付けられている。すなわち、機能部材30は、機能壁10の表面を構成する壁材40ではなく、壁材40の後方に位置する壁下地60に留め具50により取り付けられる。したがって、機能部材30は壁材40には固定されない。留め具50は金具などであって、固定板501と、固定板501から前方に向かって突出する支持部502と、支持部502の前端から上方に向かって突出する上向き片503と、支持部502の前端から下方に向かって突出する下向き片504とを有している。留め具50は、横方向に長い長尺物であってもよいし、横方向に短い短尺物(ピース物)であってもよい。留め具50は、固定板501をビス等の固定具63で壁下地60に固定することによって、壁下地60の前面に配置されている。壁下地60は、壁材40及び機能部材30が取付可能な下地であればよく、例えば、縦胴縁、横胴縁、柱、梁、石膏ボード又は合板などの下地板などが挙げられる。
In the present embodiment, the
機能部材30は、固定部31が留め具50に引っ掛けられて、壁下地60に取り付けられている。機能部材30は、縦方向に並んで配置される複数の留め具50により取り付けられる。複数の留め具50のうち、上側に配置される留め具51は、固定部31の上部の後実部311に引っ掛かっている。この場合、上側に配置される留め具51の下向き片504が固定部31の後実部311の前側に位置している。また複数の留め具50のうち、下側に配置される留め具52は、固定部31の下部の溝部313内に引っ掛かっている。この場合、下側に配置される留め具52の上向き片503が固定部31の溝部313に差し込まれている。
The
本実施形態において、機能壁10は、機能部材30と隣り合って配置される壁材40を更に備える。すなわち、機能壁10は、機能部材30と壁材40とを備えて形成されている。壁材40は正面視で矩形状であり、また板状に形成されている。本実施形態において、機能壁10を構成する壁材40は無機質板を含む。すなわち、壁材40は無機質板であって、窯業系サイディング材である。無機質板はセメントを主成分とする水硬性材料の硬化物である。水硬性材料には、セメントの他に、骨材、補強繊維及び水などが含まれている。この水硬性材料を板状に成形した後、オートクレーブ養生などの養生で硬化させることにより、壁材40が形成される。壁材40の表面は塗装により化粧されていてもよい。無機質板の硬度は、JIS K 5600により測定した鉛筆硬度でHB以上であることが好ましい。ここで、硬度とは無機質板の表面の硬度であり、これにより、壁材40の表面で構成される壁面11が傷つきにくくなる。したがって、猫などのペットが壁面11を引っ掻いても傷つきにくくなる。なお、無機質板の硬度は高いほど好ましいので、上限は特に設定されない。
In the present embodiment, the
壁材40は、機能部材30の上側に隣り合って配置される壁材41と、機能部材30の下側に隣り合って配置される壁材42とを含む。すなわち、壁材41と壁材42とが、機能部材30の上側と下側の両方に隣り合って配置されることがあり、この場合、壁材41と壁材42との間に固定部31が配置されることになる。
The
機能部材30と、機能部材30と隣り合って配置される壁材40とは、実接合により接続されている。すなわち、機能部材30の上側の壁材41の下部と、機能部材30の上部とが実接合により接続され、機能部材30の下側の壁材42の上部と、機能部材30の下部とが実接合により接続される。壁材40の上部は後実部401として形成されている。後実部401は固定部31の後実部311と断面形状が同じである。壁材40の下部は前実部402として形成されている。前実部402は固定部31の前実部312と断面形状が同じである。
The
そして、固定部31の後実部311の前側に、上側の壁材41の前実部402を配置することにより、機能部材30と上側の壁材41とが実接合により接続される。また機能部材30の前実部312の後側に、下側の壁材42の後実部401を配置することにより、機能部材30と下側の壁材42とが実接合により接続される。
Then, by arranging the front
また壁材40は留め具50により壁下地60に取り付けられている。機能部材30の後実部311が引っ掛かる上側の留め具51には、上側の壁材41が引っ掛けられる。すなわち、壁材40の下部には機能部材30の溝部313と同様の溝部403が形成されており、上側の壁材41の溝部403に上側の留め具51の上向き片503が差し込まれることで、溝部403内に上向き片503が引っ掛かっている。また、機能部材30の溝部313が引っ掛かる下側の留め具52には、下側の壁材42が引っ掛けられる。すなわち、壁材40の下部には機能部材30の後実部311と同様の後実部401が形成されており、下側の壁材42の後実部401の前側に下側の留め具52の下向き片504が位置することで、後実部401に下向き片504が引っ掛かっている。
Further, the
なお、機能壁10は、機能部材30及び壁材40以外にも壁材70を備える。壁材70は機能部材30及び壁材40以外の位置に設けられる。壁材70は壁材40と同様に無機質板で形成されており、壁材40と同等の外観及び形状を有する。また壁材70も壁材40と同様にして壁下地60に設けた複数の留め具50により引っ掛けられて壁下地60に取り付けられる。壁材40及び70は横張りにより施工されているが、縦張りにより施工されていてもよく、あるいは横張りと縦張りを混在させてもよい。
The
本実施形態の機能壁10は、機能部材30の固定部31が機能壁10の一部を構成している。すなわち、固定部31は壁材40と同様に機能壁10の壁面11の一部を構成している。したがって、機能部材30は壁面11の外観を損なわない程度の意匠機能を有し、かつ、機能部32による物理的な機能性も有する。例えば、機能部材30の表面は、化粧されていることが好ましい。化粧としては、例えば、金属のようなメタル調のものであったり、ビンテージのような古材調のものであってもよく、メタル調の場合、例えば機能部32の表面に薄い金属板を貼り付けてもよく、また、古材調の場合、機能部32が木質であってその表面がビンテージ調に処理されていてもよい。
In the
本実施形態において、機能部材30の少なくとも一部は、機能壁10の壁面11よりも突出している。すなわち、機能部材30は一部分が機能壁10の壁面11よりも前方に突出している。本実施形態では、壁面11は壁材40の前面と固定部31の前面とを含んでいる。壁材40の前面と固定部31の前面とは、ほぼ段差がなくて面一に形成されている。したがって、機能部32は壁面11よりも前方に突出していることになる。
In the present embodiment, at least a part of the
本実施形態に係る壁構造1は、機能部材30を備えていない基準壁20を更に有する。すなわち、壁構造1は、機能部材30を備えている機能壁10と、機能部材30を備えていない基準壁20とを含んでいる。図1に示すように、基準壁20は機能壁10と隣り合って配置されている。すなわち、基準壁20も天井62と床61との間に形成され、機能壁10の横に隣接して形成されている。図1に示すように、基準壁20の壁面21は、基準壁面211と垂直壁面212とを有している。基準壁面211は、機能壁10の壁面11に対して平行な壁面である。垂直壁面212は、機能壁10の壁面11に対して垂直な壁面である。したがって、垂直壁面212は基準壁面211とも垂直である。垂直壁面212は機能壁10の壁面11よりも前方に位置している。したがって、基準壁面211は壁面11よりも前方に位置し、垂直壁面212から壁面11と反対側の方に向かって広がるように形成されている。機能壁10の壁面11は垂直壁面212と隣接して形成されている。すなわち、壁面11は垂直壁面212と横方向に連続して形成されている。
The
機能壁10の壁面11には、基準壁20の壁面21にある複数の目地22の各々に連続する目地12が形成されている。すなわち、基準壁20の壁面21には、横方向に直線状に延びる目地22が複数形成されている。各目地22は、基準壁面211と垂直壁面212とに沿って形成されている。したがって、各目地22は基準壁面211と垂直壁面212と境界で前後方向に折れ曲がっている。そして、機能壁10の壁面11にも横方向に直線状に延びる目地12が複数形成されているが、基準壁20の壁面21に形成された各目地22の機能壁10側の端部と連続する目地12が、機能壁10の壁面11に形成されている。これにより、基準壁20の壁面21と機能壁10の壁面11とが目地22と目地12とで統一感のある外観を呈することになる。
On the
基準壁20の壁面21に形成される目地22は、基準壁20を構成する複数の壁材80により形成される。すなわち、目地22は基準壁20において縦方向に隣接して配置される壁材80の継目により形成されている。壁材80は機能壁10を構成する壁材40と同様の無機質板である。
The joint 22 formed on the
壁材80は、基準壁面211を構成する基準壁材81と、垂直壁面212を構成する垂直壁材82とを含んでいる。基準壁材81と垂直壁材82とは側端部同士が横方向に隣接して配置されている。また垂直壁材82と、機能部材30に隣り合って配置される壁材40とは、側端部同士が横方向に隣接して配置されている。そして、垂直壁面212を構成する複数の壁材80の接続部分85の位置と、機能壁10の壁面11を構成する複数の壁材40の接続部分45の位置とが、揃っている。すなわち、垂直壁面212では、垂直壁材82と、その上側に隣接する壁材80との接続部分85が形成されている。この接続部分85は目地22と同じ位置である。また機能壁10の壁面11では、機能部材30の上側に隣り合って配置される壁材41と、その上側に隣接する壁材40との接続部分45が形成されている。この接続部分45は目地12と同じ位置である。そして、接続部分85の床61からの高さ位置と、接続部分45の床61からの高さ位置とが揃っている。したがって、壁材80及び壁材40を施工する際に、接続部分85又は45を目安にすることができ、施工の省力化を図ることができる。
The
また機能部材30と隣り合って配置される壁材40は、図3に示すように、基準壁材81の働き幅h1よりも小さい働き幅h2を有する調整壁材46を含む。ここで、調整壁材46は、機能部材30の上側に隣り合って配置される壁材41のことである。また働き幅は、施工した状態の調整壁材46と基準壁材81とを正面視したときに見える部分の縦方向の寸法である。そして、調整壁材46の働き幅h2の整数倍と、機能部材30の働き幅(正面視したときに見える部分の縦方向の寸法)h3の整数倍と、の合計が、基準壁材81の働き幅h1と同じであることが好ましい。すなわち、mは縦方向に並ぶ調整壁材46の個数であり、nは縦方向に並ぶ機能部材30の個数であって、h1=h2×m+h3×nの関係を満たすことが好ましい(m、nは1以上の整数である)。このような関係を満たすことにより、基準壁20の壁面21の目地22と、機能壁10の壁面11の目地12とが横方向に一直線上に並びやすくなり、機能壁10と基準壁20とが統一感のある外観を呈することになる。
Further, the
なお、本実施形態において、「平行」とは厳密な意味での平行ではなく、略平行も含む概念である。また本実施形態において、「垂直」とは厳密な意味での垂直ではなく、略垂直も含む概念である。また本実施形態において、「同じ」とは厳密な意味での垂直ではなく、略同じも含む概念である。また本実施形態において、「全長」とは厳密な意味での全長ではなく、略全長も含む概念である。 In the present embodiment, "parallel" is not a concept in a strict sense but a concept including substantially parallel. Further, in the present embodiment, "vertical" is not a concept in a strict sense but a concept including substantially vertical. Further, in the present embodiment, "same" is not a vertical in a strict sense, but a concept including substantially the same. Further, in the present embodiment, the "total length" is not a total length in a strict sense, but a concept including a substantially total length.
(変形例)
実施形態1は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(Modification example)
実施形態1では、屋内における壁構造1について説明したが、これに限られず、壁構造1は、屋外の壁構造(外壁構造)であってもよい。
In the first embodiment, the
実施形態1では、壁材40が無機質板である場合について説明したが、これに限られず、壁材40は、合板などの木板、金属板、プラスチック板、石膏ボード、及び中密度繊維板などの成型品の板材であってもよい。
In the first embodiment, the case where the
実施形態1では、機能部材30と壁材40とを接続する実接合としては、相じゃくりを使用したが、これに限られない。例えば、本実、雇い実であってもよい。また機能部材30と壁材40とは、いもつぎ、そぎつぎ、やはずつぎなどで接続してもよい。
In the first embodiment, as the actual joining for connecting the
実施形態1では、機能部材30は木製であったが、これに限られず、機能部材30は、金属製、プラスチック製などであってもよい。また複数の機能部材30を備える場合は、各々が、異なる機能部32を有していてもよいし、同じ機能部32を有していてもよい。
In the first embodiment, the
実施形態1では、機能部材30は物品を載せる棚であったが、これに限られない。例えば、機能部32は、発光する照明、手すり、レールなどであってもよい。また機能部32は複数の機能を有していてもよい。
In the first embodiment, the
図5は、機能部材30として、照明装置を使用した変形例を示す。この機能部材30は、図2のものと同様の固定部31を有している。また固定部31の前側に機能部本体320と照明部33、34とを備えた機能部32が形成されている。機能部本体は320は固定部31に一体的に形成され、固定部31の前面から突出している。機能部本体320の上面及び下面には、各々、収納凹部321、322が機能部32の全長に亘って設けられており、各収納凹部321、322に照明部33,34が収容されている。照明部33,34はLED、有機EL及び蛍光灯などで形成されている。このような機能部材30では、収納凹部321,322の前方側に突条部321a,322aが照明部33,34よりも若干高く形成されていて、照明部33,34からの光が突条部321a,322aに当たる一方、照明部33,34で壁面11を照らすことができ、間接照明のような照明器具となる。なお、上記の突条部321a,322aには、例えば物品を引掛けるためのフック等の係止具が設けられていてもよい。
FIG. 5 shows a modified example in which a lighting device is used as the
図6は、機能部材30として、ルーバーを使用した変形例を示す。この機能部材30は、縦方向に延びる複数の羽板35を横方向に所定の間隔を介して配置することにより形成されている。隣り合う羽板35の間には壁材40が設けられている。壁材40は縦張りにより施工されており、留め具50により壁下地60に取り付けられている。
FIG. 6 shows a modified example in which a louver is used as the
各羽板35は四角柱状に形成され、各羽板35の後部は固定部31として形成されていて壁下地60に固定されている。固定部31は壁材40の表面よりも少し前側に突出しており、機能壁10の壁面11の一部を構成している。また固定部31の前側には機能部32が突出して形成されている。機能部32は風や光の向きを変えたり遮断したりする機能を有する。
Each
(実施形態2)
本実施形態に係る壁構造1aは、機能部材30aの構成が実施形態1に係る壁構造1と相違する。
(Embodiment 2)
The
以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。 Hereinafter, the same configurations as those in the first embodiment will be designated by a common reference numeral and description thereof will be omitted as appropriate.
実施形態2で説明した構成は、実施形態1で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて適用可能である。 The configuration described in the second embodiment can be applied in appropriate combination with the configuration (including a modification) described in the first embodiment.
図4に示すように、機能部材30aは、機能壁10に複数設けられている。複数の機能部材30aはキャットウォークを形成している。すなわち、複数の機能部材30aは猫Pの通路であって、猫が飛び跳ねて移動する玩具のようなものである。したがって、複数の機能部材30aは、各々、床61からの高さの異なる位置に設けられている。
As shown in FIG. 4, a plurality of
また各機能部材30aの機能部32は、猫Pが載ることができる足場(ステップ)として形成されており、機能壁10の壁面11から前方に突出している。また、最も下方に形成される機能部材30aは、上記の棚である機能部材30と同様に形成されているが、上方の2つの機能部材30aは、固定部31が棒状に形成され、棚である機能部材30の固定部31よりも縦方向の寸法が短くなっている。
Further, the
(実施形態3)
本実施形態に係る壁構造1bは、機能部材30bの構成が実施形態1及び2に係る壁構造1、1aと相違する。
(Embodiment 3)
The
以下、実施形態1及び2と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。 Hereinafter, the same configurations as those of the first and second embodiments will be designated by common reference numerals and the description thereof will be omitted as appropriate.
実施形態3で説明した構成は、実施形態1及び2で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて適用可能である。 The configuration described in the third embodiment can be applied in appropriate combination with the configuration (including a modification) described in the first and second embodiments.
本実施形態において、機能部材30bは、図7A及び図7Bに示すように、柱材37で形成されている。柱材37は、固定部31としての作用を有する柱材本体371と、機能部32としての作用を有する支持孔372とを有している。柱材本体371はスチールなどの金属製であって、縦方向に延びるように形成されている。柱材本体371は、一対の固定片373と、一対の固定片373の間に架け渡された連結片374とを有し、断面略「コ」字状に形成されている。支持孔372は縦方向に延びる長孔であって、連結片374を厚み方向で貫通して形成されている。連結片374には複数の支持孔372が縦方向に並んで形成されている。支持孔372は部材を差し入れて、その部材を支持孔372の開口縁部で支持するという機能を有する。
In the present embodiment, the
機能壁10には複数の柱材37が所定の間隔をあけて横方向に並べて配置されている。隣り合う柱材37の間には壁材40が縦張り等で施工されている。柱材37は一対の固定片373が壁下地60に固定されている。また連結片374は壁材40の表面と略面一(段差なく平坦)に形成されており、機能壁10の壁面11の一部を構成している。
A plurality of
このような機能壁10では、柱材37に各種の部材を取り付けることができる。例えば、柱材37には板材38を取り付けることができる。この場合、板材38には一対の引掛け具39が設けられており、図7Bに示すように、この引掛け具39を支持孔372に差し込んで孔縁部に引っ掛けることにより、板材38が複数の柱材37に支持されて取り付けられる。この板材38は、例えば、棚板として用いたり、キャットウォークとして用いたりすることができる。
In such a
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る壁構造1は、機能部材30を備えた機能壁10を有する。機能部材30は、機能壁10の壁面11の一部を構成する固定部31と、固定部31に形成される機能部32と、を有する。
(Summary)
As described above, the
この態様によれば、固定部31を機能壁10の壁面11に固定することがなく、機能壁10の壁面11が傷つけにくくて機能性のある壁を形成することができる、という利点がある。
According to this aspect, there is an advantage that the fixing
第2の態様に係る壁構造1は、第1の態様において、機能壁10は、機能部材30と隣り合って配置される壁材40を更に備える。機能部材30と壁材40とは実接合により接続されている。
In the
この態様によれば、機能部材30と壁材40とを実接合により見栄え良く接続しやすくなって、外観よくすることができ、スタイリッシュな外観にすることができる、という利点がある。
According to this aspect, there is an advantage that the
第3の態様に係る壁構造1は、第2の態様において、機能部材30と隣り合って配置される壁材40は、基準壁材81の働き幅h1よりも小さい働き幅h2を有する調整壁材46を含む。調整壁材46の働き幅h2の整数倍と、機能部材30の働き幅h3の整数倍と、の合計が、基準壁材81の働き幅h1と同じである。
In the
この態様によれば、調整壁材46及び機能部材30の接続部分と、基準壁材81の接続部分とが位置合わせしやすくなって、統一感のある外観にすることができる、という利点がある。
According to this aspect, there is an advantage that the connecting portion of the adjusting
第4の態様に係る壁構造1は、第1〜3の態様のいずれか1つの態様において、機能部材30を備えていない基準壁20を更に有する。基準壁20は機能壁10と隣り合って配置されている。機能壁10の壁面11には、基準壁20の壁面21にある複数の目地22の各々に連続する目地12が形成されている。
The
この態様によれば、目地12及び22により基準壁20と機能壁10との一体感が得やすくなり、統一感のある外観にすることができる、という利点がある。
According to this aspect, there is an advantage that the
第5の態様に係る壁構造1は、第1〜4の態様のいずれか1つの態様において、機能部材30を備えていない基準壁20を更に有する。基準壁20の壁面21を構成する複数の壁材80の接続部分85の位置と、機能壁10の壁面11を構成する複数の壁材40の接続部分45の位置とが、揃っている。
The
この態様によれば、接続部分45,85を目安にして壁材40、80を施工することができ、施工の省力化を図ることができる、という利点がある。
According to this aspect, the
第6の態様に係る壁構造1は、第1〜5の態様のいずれか1つの態様において、機能壁10を構成する壁材40は無機質板を含む。無機質板の硬度はは、JIS K 5600により測定した鉛筆硬度でHB以上である。
In the
この態様によれば、機能壁10の壁面11の傷つきを低減することができ、例えば、猫の爪とぎでも傷つきにくくなる、という利点がある。
According to this aspect, it is possible to reduce the damage to the
第7の態様に係る壁構造1は、第1〜6の態様のいずれか1つの態様において、機能部材30の少なくとも一部は、機能壁10の壁面11よりも突出している。
In the
この態様によれば、機能部材30の壁面11から突出する部分を利用することができ、例えば、キャットウォークなどのペットの玩具を容易に形成することができる、という利点がある。
According to this aspect, there is an advantage that a portion of the
第8の態様に係る壁構造1は、第1〜7の態様のいずれか1つの態様において、機能部材30は、留め具50に引っ掛けられて、壁下地60に取り付けられている。
In the
この態様によれば、機能部材30の壁下地60への取り付けを容易にすることができ、施工の省力化を図ることができる、という利点がある。
According to this aspect, there is an advantage that the
1 壁構造
10 機能壁
11 壁面
20 基準壁
30 機能部材
31 固定部
32 機能部
40 壁材
46 調整壁材
45 接続部分
50 留め具
60 壁下地
80 壁材
81 基準壁材
85 接続部分
1
Claims (8)
前記機能部材は、前記機能壁の壁面の一部を構成する固定部と、前記固定部に形成される機能部と、を有する、
壁構造。 A wall structure having a functional wall with functional members.
The functional member has a fixing portion forming a part of a wall surface of the functional wall and a functional portion formed on the fixing portion.
Wall structure.
前記機能壁は、前記機能部材と隣り合って配置される壁材を更に備え、
前記機能部材と前記壁材とは実接合により接続されている、
壁構造。 In claim 1,
The functional wall further comprises a wall material arranged adjacent to the functional member.
The functional member and the wall material are connected by actual joining.
Wall structure.
前記機能部材と隣り合って配置される壁材は、基準壁材よりも働き幅が小さい調整壁材を含み、
前記調整壁材の働き幅の整数倍と、前記機能部材の働き幅の整数倍と、の合計が、前記基準壁材の働き幅と同じである、
壁構造。 In claim 2,
The wall material arranged adjacent to the functional member includes an adjustment wall material having a working width smaller than that of the reference wall material.
The total of an integral multiple of the working width of the adjusting wall material and an integral multiple of the working width of the functional member is the same as the working width of the reference wall material.
Wall structure.
前記機能部材を備えていない基準壁を更に有し、
前記基準壁は前記機能壁と隣り合って配置され、
前記機能壁の前記壁面には、前記基準壁の壁面にある複数の目地の各々に連続する目地が形成されている、
壁構造。 In any one of claims 1 to 3,
Further having a reference wall without the functional member
The reference wall is arranged adjacent to the functional wall and
On the wall surface of the functional wall, continuous joints are formed at each of the plurality of joints on the wall surface of the reference wall.
Wall structure.
前記機能部材を備えていない基準壁を更に有し、
前記基準壁の壁面を構成する複数の壁材の接続部分の位置と、前記機能壁の前記壁面を構成する複数の壁材の接続部分の位置とが、揃っている、
壁構造。 In any one of claims 1 to 3,
Further having a reference wall without the functional member
The positions of the connecting portions of the plurality of wall materials constituting the wall surface of the reference wall and the positions of the connecting portions of the plurality of wall materials constituting the wall surface of the functional wall are aligned.
Wall structure.
前記機能壁を構成する壁材は無機質板を含み、
前記無機質板の硬度は、JIS K 5600により測定した鉛筆硬度でHB以上である、
壁構造。 In any one of claims 1 to 5,
The wall material constituting the functional wall includes an inorganic plate and contains an inorganic plate.
The hardness of the inorganic plate is HB or more, which is the pencil hardness measured by JIS K 5600.
Wall structure.
前記機能部材の少なくとも一部は、前記機能壁の前記壁面よりも突出している、
壁構造。 In any one of claims 1 to 6,
At least a part of the functional member protrudes from the wall surface of the functional wall.
Wall structure.
前記機能部材は、留め具に引っ掛けられて、壁下地に取り付けられている、
壁構造。 In any one of claims 1 to 7,
The functional member is hooked on a fastener and attached to a wall base.
Wall structure.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019121436A JP2021008710A (en) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | Wall structure |
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Country | Link |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59106661A (en) * | 1982-12-13 | 1984-06-20 | ナショナル住宅産業株式会社 | Tile |
JPS60170435U (en) * | 1984-04-21 | 1985-11-12 | 大洋製鋼株式会社 | interior panel |
JP2006118119A (en) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Omi Yogyo Kk | Wall surface structure |
-
2019
- 2019-06-28 JP JP2019121436A patent/JP2021008710A/en active Pending
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