JP2021007974A - 溶接用チップ - Google Patents

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Abstract

【課題】送給方向によらず、溶接ワイヤへ安定して給電可能な溶接用チップを提供する。【解決手段】溶接用チップ100は、チップケース20と、その内部に収容されたチャック10と、チャック10に設けられた板バネ収容部13に収容された板バネ40と、を備えている。チャック10は、対向配置された2つの分割チャック11からなる。チップケース20の内周面には円環状の溝部23が、分割チャック11の外周面には凸部12がそれぞれ設けられており、溝部23に凸部12を係合させる。板バネ40が分割チャック11の上側を径方向外側に向かって付勢することで、下側は径方向内側に変位し、分割チャック11の第8の面11hが溶接ワイヤ3000への給電点として構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、消耗電極方式のアーク溶接で用いられる溶接用チップに関する。
消耗電極方式のアーク溶接で用いられる溶接トーチの内部には、溶接ワイヤに溶接電流を供給するための溶接用チップが設けられている。溶接用チップには貫通孔が設けられており、貫通孔の内周面が溶接ワイヤに接触し溶接ワイヤへの給電点として機能する。
例えば、特許文献1には、円筒状の溶接用チップの下端部にスリットを形成することにより、スリ割り部を設けた構成が開示されている。また、溶接用チップの上端部及び下端部をそれぞれ円錐形状の凸部としている。この構成では、溶接用チップの上端側に、バネを含む加圧機構を設け、溶接用チップを溶接ワイヤの送給方向に加圧することで、凸部とトーチボディに設けられた円錐形状の凹部とが当接して、溶接用チップの下端部が軸心方向に押される。このことにより、スリ割り部が軸心方向に変形して、貫通孔の内周面と溶接ワイヤとが確実に接触される。
特公平02−027024号公報
特許文献1に開示された従来の構成は、貫通孔の内周面が摩耗した場合でも、溶接ワイヤが溶接用チップに安定して接触するため、安定した強制給電機構を実現できる。
ところで、アーク溶接において、溶接ワイヤをワークに向けて送給する、いわゆる正送と、ワークから離れるように送給する、いわゆる逆送と、を繰り返して溶接を行う場合がある。
しかし、特許文献1に開示された従来の構成では、溶接用チップを溶接ワイヤの正送方向にのみ加圧しているため、逆送時に溶接ワイヤを十分に把持できない可能性があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、溶接ワイヤの送給方向によらず、溶接ワイヤへ安定して給電可能な溶接用チップを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る溶接用チップは、溶接ワイヤが挿通される第1の開口及び第2の開口が上下方向に所定の間隔をあけて設けられた筒状のチップケースと、前記チップケースの内部に収容されたチャックと、前記チャックの上部に設けられた板バネ収容部に収容された板バネと、を少なくとも備え、前記チャックは、複数の分割チャックが前記チップケースの半径方向に沿って配置されることで構成され、前記チップケースの内周面には内周方向に沿って円環状の溝部が設けられ、前記分割チャックの外周面には外周方向に沿って凸部が設けられ、前記溝部に前記凸部を係合させることで、前記チップケースに前記チャックが位置決めされて取り付けられ、前記板バネが前記複数の分割チャックの上側を前記チップケースの半径方向外側に向かってそれぞれ付勢することで、前記複数の分割チャックの下側は前記チップケースの半径方向内側に変位し、前記複数の分割チャックの隙間に前記溶接ワイヤが挿通されたときに、前記分割チャックの下側の内側面が前記溶接ワイヤへの給電点として構成されることを特徴とする。
この構成によれば、溶接ワイヤの送給方向によらず、給電点の位置、ひいては溶接ワイヤへの給電性能を安定させることができる。
本発明の溶接用チップによれば、溶接ワイヤへの給電性能を安定させることができる。
本発明の一実施形態に係る溶接トーチの断面模式図である。 溶接用チップの分解斜視図である。 チャックの側面図である。 分割チャックの斜視図である。 第1のチップケースの側面図である。 図4AのIVB−IVB線での断面図である。 第2のチップケースの断面図である。 絶縁ガイドの断面図である。 板バネの斜視図である。 溶接用チップの組立手順を説明する断面模式図である。 図8Aに続く工程を説明する断面模式図である。 図8Bに続く工程を説明する断面模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態)
[溶接トーチの構成]
図1は、本実施形態に係る溶接トーチの断面模式図を示す。なお、説明の便宜上、図1において、溶接トーチ1000の先端部分のみを図示し、それ以外の箇所の図示を省略している。
また、以降の説明において、第1のチップケース21と第2のチップケース22との配列方向を軸方向と、チップケース20の外周方向を周方向と、チップケース20の半径方向を径方向とそれぞれ呼ぶことがある。また、軸方向において、板バネ40が配置された側を上または上側と、その反対側、つまり、絶縁ガイド30が配置された側を下または下側とそれぞれ呼ぶことがある。径方向において、チップケース20の中心側を内側と、その反対側である外周側を外側とそれぞれ呼ぶことがある。
図1に示すように、溶接トーチ1000は、トーチボディ200とチップボディ300とオリフィス400と絶縁筒500と溶接用チップ100とノズル600とを有している。
トーチボディ200は筒状の金属製部品であり、内部にチップボディ300を収容するとともに、下端にオリフィス400が取り付けられている。また、トーチボディ200の下側に絶縁筒500が取り付けられ、絶縁筒500を介してトーチボディ200にノズル600が取り付けられている。また、トーチボディ200の図示しない上側には、トーチケーブル(図示せず)が接続されている。トーチケーブルは、溶接ワイヤ3000とアーク溶接時にワーク2000に吹き付けられるガスを流すためのガス配管(図示せず)とがまとめられた複合ケーブルである。
チップボディ300は筒状の金属製部品であり、軸心に溶接ワイヤ3000を挿通するための貫通孔310と、その周囲にガス通過孔320とを有している。ガス配管を通ったガスはガス通過孔320とチップボディ300及びオリフィス400のそれぞれの側面に設けられた開口330,410を通ってノズル600からワーク2000に向かって吹き付けられる。
また、チップボディ300の下端部は袋ナットになっていて、第2のチップケース22に設けられたネジ山(図示せず)が螺合されることで、第2のチップケース22がチップボディ300に取り付け固定されている。
溶接用チップ100は、チャック10とチップケース20と板バネ40と絶縁ガイド30とを有している。また、チップケース20は第1のチップケース21と第2のチップケース22とが接続されて構成される。溶接用チップ100の構成については後で詳述する。
ノズル600は筒状の金属部品であり、トーチボディ200の下部とチップボディ300とオリフィス400と溶接用チップ100とを内部に収容している。なお、溶接用チップ100の下端部はノズル600から下方に突出して配置されている。ノズル600は、アーク溶接時に発生するアークや熱から内部に収容された部品を保護している。また、ノズル600の内部空間はトーチケーブルから供給されたガスの通り道となる。
チップボディ300の貫通孔310と第2のチップケース22の第2の開口22d(図5参照)と第1のチップケース21の第1の開口21d(図4B参照)及び絶縁ガイド30の貫通孔31(図6参照)をそれぞれ通過して、溶接ワイヤ3000の先端が溶接用チップ100から飛び出して、ノズル600の下側に配置される。実際のアーク溶接を行う場合は、溶接ワイヤ3000の先端とワーク2000の被溶接面との距離が所定の範囲となるように溶接ワイヤ3000が送給される。なお、図示しないが、溶接ワイヤ3000は、表面に銅等のメッキが施されている。
[溶接用チップの構成]
図2は、溶接用チップの分解斜視図を示す。図3Aは、チャックの側面図を、図3Bは、分割チャックの斜視図をそれぞれ示す。図4Aは、第1のチップケースの側面図を、図4Bは、図4AのIVB−IVB線での断面図をそれぞれ示す。図5は、第2のチップケースの断面図を、図6は、絶縁ガイドの断面図を、図7は、板バネの斜視図をそれぞれ示す。
図1,2に示すように、溶接用チップ100は、チャック10とチップケース20と板バネ40と絶縁ガイド30とを有しており、図2,3Aに示すように、チャック10は、2つの分割チャック11をチップケース20内で径方向に対向させて配置することで構成されている。
分割チャック11は、銅または銅系合金からなる部品であり、図2,3A,3Bに示すように、分割チャック11の外周面は円筒面の一部をなしており、周方向に沿って径方向外側に突出する凸部12が形成されている。一方、内側面は傾斜が異なる複数の平面で構成されている。
分割チャック11の内側面は、その上端部から軸方向に沿って下側に延びる第1の面11aと、第1の面11aの下辺から径方向外側に延びる第2の面11bと、第2の面11bの径方向外側の端辺から下側に向かって延びる第3の面11cとを有している。第3の面11cは、下側に向かうにつれて径方向内側に向かうように傾斜している傾斜面である。
分割チャック11の内側面は、第3の面11cの下辺に連続して軸方向に沿って延びる第4の面11dと、第4の面11dを挟んでその両側に設けられた第5の面11e及び第6の面11fとをさらに有している。第5の面11eは第4の面11dに対して所定の角度で傾斜して分割チャック11の外周面に連続している。また、第6の面11fは、径方向の断面視で第5の面11eと対称に設けられ、分割チャック11の外周面に連続している。
分割チャック11の内側面は、第4の面11dの下辺に連続した傾斜面である第7の面11gと、第7の面11gの下辺に連続して軸方向に沿って延びる第8の面11hと、をさらに有している。第7の面11gは、下側に向かうにつれて径方向内側に向かうように傾斜している傾斜面である。第8の面11hの下辺が分割チャック11の下端に相当する。また、第5の面11e及び第6の面11fは第7の面11g及び第8の面11hにもそれぞれ連続しており、第5の面11eの下辺及び第6の面11fの下辺も分割チャック11の下端に相当する。
また、図3Aに示すように、2つの分割チャック11は、チップケース20内で径方向に関して所定の間隔を開けて対向して配置される。それぞれの分割チャック11に形成された第2の面11b及び第3の面11cで挟まれた部分に板バネ収容部13を構成する空間が形成される。
分割チャック11にそれぞれ設けられ、互いに対向する第1の面11a同士の間隔は、第4の面11d同士の間隔よりも広く、また、第4の面11d同士の間隔は、第8の面11h同士の間隔よりも広くなっている。後で述べるように、2つの分割チャック11の隙間に挿通された溶接ワイヤ3000は、互いに対向する第8の面11hに挟持される。つまり、分割チャック11にそれぞれ設けられた第8の面11hは、溶接ワイヤ3000と接触し、溶接ワイヤ3000に溶接電流を供給する給電点として機能する。
また、2つの分割チャック11の隙間のうち、一方の分割チャック11に形成された第5の面11eと他方の分割チャック11に形成された第6の面11fとが対向する部分は、径方向外側に向かうにつれて周方向の幅が広くなっている。
図1,2に示すように、チップケース20は、第1のチップケース21と、その上側に配置された第2のチップケース22とが互いに着脱可能に接続されて構成される部品であり、その材質は分割チャック11と同様である。また、チップケース20の内部に前述のチャック10が位置決めされて取り付けられる。
図4A,4Bに示すように、第1のチップケース21は、円筒状の第1の部分21aと、第1の部分21aに連続してその下側に設けられた円筒状の第2の部分21bと、第2の部分21bに連続してその下側に設けられた円錐台状の第3の部分21cとを有している。第1の部分21aと第2の部分21bとは内径が同じである一方、第2の部分の外径21bは第1の部分21aの外径よりも長くなっている。
第1の部分21aの上端面の内周側に第1の切り欠き部21gが円環状に形成されている。第1の切り欠き部21gは、軸方向の断面視で、面取りされた形状となっている。なお、第1の部分21aの外周面には図示しないネジ山が設けられており、第1の部分21aは、後で述べる第2のチップケース22に螺合する雄ネジとして構成される。
第2の部分21bの側面には、第2の部分21bをその厚さ方向に貫通する排出口21fが径方向に対向して2箇所設けられている。2つの排出口21fは、2つの分割チャック11の隙間と側面視でそれぞれ重なるように設けられている。アーク溶接時に給電点近傍で発生する摩耗粉やメッキカスは、2つの分割チャック11の隙間から排出口21fを通じて溶接用チップ100の外部に排出される。
第3の部分21cは下面が開口しており、内部に絶縁ガイド30を収容するための空間が設けられている。また、第2の部分21bと第3の部分21cとは軸心に溶接ワイヤ3000が挿通される第1の開口21dが形成された隔壁21eにより区画されており、第2の部分21bの内部空間にチャック10の下部、具体的には、凸部12から下側の部分が収容される(図1,8C参照)。
図5に示すように、第2のチップケース22は、円筒状の第4の部分22aと、第4の部分22aに連続してその下側に設けられた円筒状の第5の部分22b及び第6の部分22cとを有しており、第4の部分22aは軸心に溶接ワイヤ3000を挿通するための第2の開口22dを有している。
第5の部分22bは第4の部分22aに連続する一方、その外径は第4の部分22aの外径よりも長くなっている。第5の部分22bの内部空間は第4の部分22aに設けられた第2の開口22dに連通している。また、第5の部分22bの内部空間にチャック10の上部、具体的には、凸部12から上側の部分と板バネ40とが収容される(図1,8C参照)。また、第4の部分22aの外周面には図示しないネジ山が設けられており、袋ナットであるチップボディ300の下端部に螺合される。
第6の部分22cは第5の部分22bに連続し、その外径は第5の部分22bの外径と同じである一方、内径は第5の部分22bの内径よりも長くなっている。また、第6の部分22cの下面は開口している。また、第5の部分22bの内周面と第6の部分22cの内周面との間にはテーパー部22eが形成されている。
第5の部分22bの内径は第1のチップケース21に設けられた第1及び第2の部分21a,21bの内径と略同じ長さである。また、第6の部分22cの内径は第1の部分21aの外径と略同じ長さである。
なお、本願明細書において、「略同じ」または「略同一」とは溶接用チップ100を構成する各部品の製造公差や組立公差を含んで比較対象となる各部が同じまたは同一であるという意味であり、当該各部が厳密に同じまたは同一であることを意味するものではない。
第6の部分22cの内周面には図示しないネジ山が形成されており、第6の部分22cは袋ナットを構成している。この袋ナットに雄ネジとなる第1のチップケース21の第1の部分21aが螺合されて、第1のチップケース21と第2のチップケース22とが互いに締結固定される。
テーパー部22eは、第2のチップケース22の内周面に円環をなすように設けられ、第5の部分22bの内周面と第6の部分22cの内周面とに連続している。テーパー部22eは、軸方向の断面視で、面取りされた形状となっている。つまり、軸方向に対して傾斜した面である。また、第2のチップケース22の下端面の内周が面取りされて、第2の切り欠き部22fが円環状に形成されている。第2の切り欠き部22fは、第2のチップケース22を第1のチップケース21に挿入しやすくするために設けられている。
図6に示すように、絶縁ガイド30は、絶縁性セラミックからなり、軸心に溶接ワイヤ3000を挿通するための貫通孔31を有する部品であり、前述したとおり、第1のチップケース21の第3の部分21cの内側に収容されている。絶縁ガイド30は、アーク溶接時に発生するスパッタ等からチャック10や板バネ40を保護するために設けられている。また、スパッタの付着により、本来の給電点以外の場所でチャック10から溶接ワイヤ3000に給電されるのを防止している。
図7に示すように、板バネ40は、平板状の金属部材がV字形状に折り曲げられてなり、その中央に溶接ワイヤ3000を通過させる第3の開口41が形成されている。板バネ40は、チャック10やチップケース20を構成する銅または銅系合金よりも耐熱性が高い材料を用いて形成されており、本実施形態における板バネ40の材質はインコネルである。ただし、これに特に限定されない。
なお、第1のチップケース21に設けられた第1の開口21dや第2のチップケース22に設けられた第2の開口22dや絶縁ガイド30に設けられた貫通孔31及び板バネ40に設けられた第3の開口41は、それぞれの直径または径方向の寸法が、溶接ワイヤ3000の直径よりも長くなっている。このことにより、溶接ワイヤ3000が軸方向へ容易に移動できるようになっている。同様に、チップボディ300に設けられた貫通孔310の直径も、溶接ワイヤ3000の直径よりも長くなっている。
このように構成された溶接用チップ100の内部に溶接ワイヤ3000が挿通されて、図示しないワイヤ送給機構により、正送と逆送とを繰り返しながら、ワーク2000(図1参照)に対してアーク溶接が行われる。
[溶接用チップの組立手順]
図8A〜8Cは、溶接用チップの組立手順を説明する断面模式図を示す。なお、説明の便宜上、図8A〜8Cにおいて、第1のチップケース21及び第2のチップケース22は一部のみを図示している。
図8Aに示すように、まず、2つの分割チャック11を準備し、これらを径方向で対向させて第1のチップケース21に配置する。このとき、分割チャック11に設けられた凸部12が第1のチップケース21に設けられた第1の切り欠き部21gに当接するように、2つの分割チャック11を第1のチップケース21の内部に配置する。また、2つの分割チャック11の間に設けられた板バネ収容部13に板バネ40が収容される。
この時点で、チャック10は下側に押されて、第1のチップケース21に押し付けられている。また、板バネ40が挟み込まれて収容された分割チャック11のそれぞれの上側が径方向内側に押されて、板バネ40が縮められている。図8Aに示すように、第1の切り欠き部21gに凸部12が当接した状態でチャック10の外径は第1のチップケース21の第1及び第2の部分21a,21bの内径よりも短くなるように設定されている。従って、チャック10の外周面と第1及び第2の部分21a,21bの内周面とは径方向に所定の間隔をあけて配置されている。なお、第1のチップケース21の第1及び第2の部分21a,21bの内径と第2のチップケース22の第5の部分22bの内径はチップケース20の内径に相当する。
次に、図8Bに示すように、チャック10を下側に押した状態で、分割チャック11のそれぞれに対し、径方向内側に加えていた荷重を開放すると、板バネ40の復元力により、分割チャック11のそれぞれの上側が付勢されて径方向外側に開く。このとき、第1の切り欠き部21gに当接した凸部12を支点として、分割チャック11のそれぞれの下側が径方向内側に変位して近づくように分割チャック11が傾動する。その結果、分割チャック11のそれぞれに設けられた第8の面11h同士の間隔が縮まる。
図8Cに示すように、第1のチップケース21に第2のチップケース22を取り付ける。具体的には、袋ナットを構成する第2のチップケース22の第6の部分22cを、雄ネジを構成する第1のチップケース21の第1の部分21aに螺合して第1のチップケース21と第2のチップケース22とが接続される。このとき、第2のチップケース22の第6の部分22cに第1のチップケース21の第1の部分21aが収容されるとともに、第1のチップケース21の第1及び第2の部分21a,21bの内部空間と第2のチップケース22の第5の部分22bの内部空間とにチャック10及び板バネ40が収容される。
また、第1のチップケース21に設けられた第1の切り欠き部21gと第2のチップケース22に設けられたテーパー部22eとが軸方向に対向して配置されることで、チップケース20の内周面、具体的には、第1のチップケース21と第2のチップケース22との接続部の内周面に溝部23が設けられる。この溝部23にチャック10の外周面に設けられた凸部12が係合することで、チャック10がチップケース20に位置決めされて取り付けられる。
また、図8Cに示す状態において、分割チャック11のそれぞれは、板バネ40に付勢されているため、溝部23に係合された凸部12を支点として、上側が径方向外側に開く一方、下側が径方向内側に寄せられている。
なお、溝部23のサイズは凸部12のサイズよりも若干大きくなるように設定されている。特に、軸方向の幅は凸部12よりも溝部23のほうが広くなっている。このため、凸部12は溝部23の内部で変位可能となっている。このことにより、図8Cに示す状態で、チャック10は、その凸部12がチップケース20の溝部23に係合された状態で所定の範囲の傾動が可能となっている。
このように組み立てられた溶接用チップ100をさらに溶接トーチ1000に組み込んだ後に、チップボディ300の貫通孔310及び溶接用チップ100の内部に溶接ワイヤ3000が挿通される。
分割チャック11のそれぞれの上側が径方向外側に開くことで、チャック10の上側の隙間は溶接ワイヤ3000の直径よりも確実に広くなるように設定される。一方、分割チャック11のそれぞれの下側が径方向内側に寄せられて変位しているため、チャック10の下側の隙間、具体的には第8の面11h同士の間隔は、溶接ワイヤ3000の直径よりも若干狭くなるように設定される。
従って、溶接用チップ100の上側から送り込まれた溶接ワイヤ3000は、第2のチップケース22の第2の開口22dと板バネ40に設けられた第3の開口41とを通過して、2つの分割チャック11の隙間に挿入される。このとき、2つの分割チャック11の上側の隙間は押し拡げられているため、溶接ワイヤ3000を容易に通過させることができる。
溶接ワイヤ3000をさらに下側に送り込むと、分割チャック11のそれぞれに設けられた第8の面11hに接触し、さらに、第1のチップケース21の第1の開口21d及び絶縁ガイド30の貫通孔31を通過して、溶接ワイヤ3000の先端が溶接用チップ100から飛び出して、その下側に配置される。
なお、溶接ワイヤ3000が、分割チャック11のそれぞれに設けられた第8の面11hの間を通過する際に、チャック10の下側が径方向外側に若干押し拡げられるが、板バネ40の復元力により、すぐに元の位置に戻ろうとするため、溶接ワイヤ3000が分割チャック11の第8の面11hに確実に挟持されるようになっている。
なお、内部のクリーニングや部品交換等のメンテナンスのために、溶接用チップ100を分解する場合には、前述したのと逆の手順で行えばよい。例えば、第2のチップケース22を第1のチップケース21から取り外して、さらに、チャック10を第1のチップケース21から取り出して、板バネ40を外し、2つの分割チャック11に分ける。そうした上で、個々の部品の点検やクリーニングを行い、必要に応じて、部品を交換する。
[効果等]
以上説明したように、本実施形態に係る溶接用チップ100は、溶接ワイヤ3000が挿通される第1の開口21d及び第2の開口22dが上下方向に所定の間隔をあけて設けられた筒状のチップケース20と、チップケース20の内部に収容されたチャック10と、チャック10の上部に設けられた板バネ収容部13に収容された板バネ40と、を少なくとも備えている。
チャック10は、2つの分割チャック11がチップケース20の半径方向に対向して配置されることで構成されている。
チップケース20の内周面には内周方向に沿って円環状の溝部23が設けられている。また、分割チャック11の外周面には外周方向に沿って凸部12が設けられている。溝部23に凸部12を係合させることで、チップケース20にチャック10が位置決めされて取り付けられている。
板バネ収容部13に収容された板バネ40が2つの分割チャック11の上側をチップケース20の半径方向外側に向かってそれぞれ付勢することで、2つの分割チャック11の下側はチップケース20の半径方向内側に変位し、2つの分割チャック11の隙間に溶接ワイヤ3000が挿通されたときに、分割チャック11の下側の内側面である第8の面11hが溶接ワイヤ3000への給電点として構成される。
溶接用チップ100をこのように構成することで、溶接ワイヤ3000の送給方向によらず、給電点の位置、ひいては溶接ワイヤ3000への給電性能を安定させることができる。
例えば、特許文献1に開示された従来の構成では、溶接用チップを溶接ワイヤの正送方向に加圧することで、溶接用チップの先端部に設けられたスリ割り部が軸心方向に変形して、貫通孔の内周面と溶接ワイヤとを確実に接触させている。このことにより、貫通孔の内周面が摩耗した場合にも、給電点の位置が変化することなく、溶接ワイヤに安定して給電することができる。
しかし、上記の場合、溶接用チップが溶接ワイヤの正送方向にのみ加圧されているため、溶接ワイヤに加わる送給抵抗が、溶接ワイヤの正送時と逆送時とで異なってしまう。よって、溶接ワイヤと溶接用チップとの接触状態が正送時と逆送時とで変化するおそれがあった。また、溶接用チップにおける溶接ワイヤとの接触位置、つまり、給電点の位置も変化するおそれがあった。このようなことが生じると、溶接ワイヤへの給電性能が安定せず、ひいては、良好なアーク溶接を行えない可能性があった。
一方、本実施形態によれば、板バネ40が2つの分割チャック11の上側を径方向外側に向かってそれぞれ付勢することで、溝部23に係合された凸部12を支点として、2つの分割チャック11の下側が径方向内側に寄せられるようにそれぞれ変位し、2つの分割チャック11で溶接ワイヤ3000が把持される。
また、分割チャック11が板バネ40から径方向に付勢される一方、溶接ワイヤ3000は軸方向に移動する。このため、溶接ワイヤ3000の正送時と逆送時とで溶接ワイヤ3000に加わる送給抵抗があまり変化せず、溶接ワイヤ3000と溶接用チップ100との接触状態、ひいては、給電点の位置を安定させることができる。このことにより、溶接ワイヤ3000への給電性能が安定し、良好なアーク溶接を行うことができる。
チップケース20は、第1の開口21dが設けられた筒状の第1のチップケース21と第2の開口22dが設けられた筒状の第2のチップケース22とが互いに着脱可能に接続されてなり、第1のチップケース21と第2のチップケース22との接続部の内周面に溝部23が設けられている。
チップケース20をこのように構成することで、チップケース20の内部に収容されたチャック10や板バネ40を容易に取り出すことができる。また、チップケース20から取り出されたチャック10は、板バネ40を取り外して2つの分割チャック11に容易に分けられる。このことにより、個々の部品のクリーニングや交換が容易に行える。つまり、メンテナンス性が向上した溶接用チップ100を実現できる。
また、第1のチップケース21と第2のチップケース22との接続部の内周面に溝部23を設けるため、チップケース20内でのチャック10の軸方向の位置が自動的に定まる。このことにより、給電点となる分割チャック11の第8の面11hの位置が軸方向で容易に定まり、安定して溶接ワイヤ3000に給電することができる。
第1のチップケース21の側面には、第1のチップケース21をその厚さ方向に貫通し、溶接時に給電点の近傍で発生する摩耗粉やメッキカスを外部に排出する2つの排出口21fが径方向に対向して設けられている。
排出口21fをこのように形成することで、磨耗粉やメッキカスを溶接用チップ100の外部に容易に排出でき、2つの分割チャック11の隙間に溜まるのを抑制できる。このことにより、溶接用チップ100のメンテナンス頻度を低減でき、ひいては、溶接コストを低減できる。
また、2つの分割チャック11の隙間に磨耗粉やメッキカスが所定以上に溜まると、チャック10が溶接ワイヤ3000を把持する力が弱まり、溶接ワイヤ3000への給電性能が安定しなくなるおそれがあった。
一方、本実施形態によれば、給電点が収容される第1のチップケース21に排出口21fを設けることで、磨耗粉やメッキカスを溶接用チップ100の外部に排出して、チャック10が溶接ワイヤ3000を把持する力が弱まるのを抑制できる。このことにより、溶接ワイヤ3000への給電性能が安定し、良好なアーク溶接を行うことができる。
排出口21fは、2つの分割チャック11の隙間と側面視で重なるように設けられているのが好ましい。また、2つの分割チャック11の隙間は、径方向外側に向かうにつれて周方向の幅が広くようにするのがより好ましい。
このようにすることで、磨耗粉やメッキカスを溶接用チップ100の外部に効率良く排出できる。
また、第1のチップケース21の内部に、溶接ワイヤ3000を通過させる貫通孔31が設けられた絶縁ガイド30が取り付けられている。
絶縁ガイド30を設けることで、アーク溶接時に発生するスパッタ等からチャック10や板バネ40を保護し、本来の給電点以外の場所でチャック10から溶接ワイヤ3000に給電されるのを防止できる。
また、板バネ40には、溶接ワイヤ3000を通過させる第3の開口41が設けられている。板バネ40はチャック10を構成する材料よりも耐熱性の高い材料からなることが好ましい。
板バネ40に第3の開口41を設けることで、2つの分割チャック11を径方向外側に付勢しながら、溶接ワイヤ3000を通過させることができる。
また、板バネ40の材質を高耐熱性の材料とすることで、アーク溶接時に発生する熱で板バネ40が変形するのを抑制できる。溶接ワイヤ3000の先端とワーク2000の表面との間に発生するアークは非常に高温であり、一部が輻射や熱伝導によりチャック10に伝搬される。また、2つの分割チャック11の隙間を通じて板バネ40にも伝搬される。板バネ40は、分割チャック11に比べて体積が小さく、また厚さが非常に薄くなっているため、板バネ40の耐熱性がチャックと同程度であると、アーク熱によって変形してしまうことがある。このような変形が生じると、板バネ40がチャック10を付勢する付勢力が弱まり、ひいては、溶接ワイヤ3000への給電性能が安定しなくなるおそれがある。
一方、本実施形態によれば、板バネ40の耐熱性を前述のようにすることで、アーク熱による変形、ひいては板バネ40がチャック10を付勢する付勢力が低下するのを抑制できる。このことにより、溶接ワイヤ3000への給電性能が安定し、良好なアーク溶接を行うことができる。
(その他の実施形態)
なお、前述の実施形態では、溶接ワイヤ3000が正送と逆送とを繰り返す場合について説明したが、溶接ワイヤ3000の送給方向は正送のみであってもよい。この場合にも、本願明細書に開示された溶接用チップ100や溶接トーチ1000を適用できる。
また、3つ以上の分割チャック11をチップケース20内で径方向に沿って配列して、チャック10を構成するようにしてもよい。この場合も実施形態に示すのと同様に、板バネ40が複数の分割チャック11の上側をそれぞれ径方向外側に付勢することで、これらの下側が径方向内側に変位し、複数の分割チャック11の隙間に溶接ワイヤ3000が挿通されたときに、分割チャック11の下側の内側面が溶接ワイヤ3000への給電点として構成される。また、この場合、板バネ40は、例えば、円板状の板材を円錐状に折り曲げて先端を除去することで第3の開口41を設けるようにしてもよい。なお、分割チャック11の個数は、少ないほうが、溶接用チップ100の組立や分解、メンテナンスが容易となる。
また、第1のチップケース21と第2のチップケース22との接続構造は、実施形態に示したものに限定されない。例えば、第1のチップケース21の第1の部分21aの側面と、第2のチップケース22の第6の部分22cの側面にそれぞれ貫通孔(図示せず)を設け、図示しないビス等を挿通して、第1のチップケース21と第2のチップケース22とを接続するようにしてもよい。
本発明の溶接用チップは、溶接ワイヤの送給方向によらず、溶接ワイヤへの給電性能を安定にできるため、種々の方式でアーク溶接を行うアーク溶接装置に適用する上で有用である。
10 チャック
11 分割チャック
11a〜11h 第1〜第8の面
12 凸部
13 板バネ収容部
20 チップケース
21 第1のチップケース
21a〜21c 第1〜第3の部分
21d 第1の開口
21f 排出口
21g 第1の切り欠き部
22 第2のチップケース
22a〜22c 第4〜第6の部分
22d 第2の開口
22e テーパー部
23 溝部
30 絶縁ガイド
31 貫通孔
40 板バネ
41 第3の開口
200 トーチボディ
300 チップボディ
400 オリフィス
500 絶縁筒
600 ノズル
1000 溶接トーチ
2000 ワーク
3000 溶接ワイヤ

Claims (7)

  1. 溶接ワイヤが挿通される第1の開口及び第2の開口が上下方向に所定の間隔をあけて設けられた筒状のチップケースと、
    前記チップケースの内部に収容されたチャックと、
    前記チャックの上部に設けられた板バネ収容部に収容された板バネと、を少なくとも備え、
    前記チャックは、複数の分割チャックが前記チップケースの半径方向に沿って配置されることで構成され、
    前記チップケースの内周面には内周方向に沿って円環状の溝部が設けられ、
    前記分割チャックの外周面には外周方向に沿って凸部が設けられ、
    前記溝部に前記凸部を係合させることで、前記チップケースに前記チャックが位置決めされて取り付けられ、
    前記板バネが前記複数の分割チャックの上側を前記チップケースの半径方向外側に向かってそれぞれ付勢することで、前記複数の分割チャックの下側は前記チップケースの半径方向内側に変位し、
    前記複数の分割チャックの隙間に前記溶接ワイヤが挿通されたときに、前記分割チャックの下側の内側面が前記溶接ワイヤへの給電点として構成されることを特徴とする溶接用チップ。
  2. 請求項1に記載の溶接用チップにおいて、
    前記チップケースは、前記第1の開口が設けられた筒状の第1のチップケースと前記第2の開口が設けられた筒状の第2のチップケースとが互いに着脱可能に接続されてなり、
    前記第1のチップケースと前記第2のチップケースとの接続部の内周面に前記溝部が設けられていることを特徴とする溶接用チップ。
  3. 請求項2に記載の溶接用チップにおいて、
    第1のチップケースの側面には、前記第1のチップケースをその厚さ方向に貫通し、溶接時に前記給電点の近傍で発生する摩耗粉やメッキカスを外部に排出するための排出口が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする溶接用チップ。
  4. 請求項3に記載の溶接用チップにおいて、
    前記排出口は、前記複数の分割チャックの隙間と側面視で重なるように設けられていることを特徴とする溶接用チップ。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項に記載の溶接用チップにおいて、
    前記第1のチップケースの内側に、前記溶接ワイヤを通過させる貫通孔が設けられた絶縁ガイドが取り付けられていることを特徴とする溶接用チップ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の溶接用チップにおいて、
    前記板バネには、前記溶接ワイヤを通過させる第3の開口が設けられていることを特徴とする溶接用チップ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の溶接用チップにおいて、
    前記板バネは前記チャックを構成する材料よりも耐熱性の高い材料からなることを特徴とする溶接用チップ。
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