JP2021005044A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被写体の移動変化に対してより精度良くフォーカスレンズを駆動させること。【解決手段】 被写体像を撮像するための撮像素子の出力信号から生成されて前記被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する対の位相差像信号を用いて、フォーカスレンズの位置を制御するための焦点検出情報を生成する生成手段と、レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報を取得する取得手段と、前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した複数の前記データに基づいて被写体の将来の像面位置を予測する予測手段を有し、前記予測手段は、撮影周波数に基づき、予測演算に使用する予測点数を可変にして予測することを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、位相差検出方式による焦点検出を行うフォーカス制御に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置には、被写体像を撮像するための撮像素子からの出力信号を用いて位相差検出方式による焦点検出を行う撮像面位相差検出方式を採用するものがある。撮像面位相差検出方式を含む位相差検出方式では、オートフォーカスにおいて高速かつ滑らかなフォーカスレンズの駆動制御を実施している。
また、近年、移動している被写体の動きを予測するための手段が提案されている。特許文献1には、将来の時刻における被写体の位置に対応する像面位置を予測する予測演算処理を実行する。そして、予測された像面位置に基づいて補正された像面位置に対応する位置にフォーカスレンズを移動させる。
特許文献1では第1連写モードと、第1の連写モードよりも単位時間あたりに得られる焦点検出結果が少ない第2の連写モードとが開示されている。第2の連写モードでは第1の連写モードと比較して、実際に算出された被写体の像面位置に重みを置くように予測された像面位置に基づいて補正を行う。
特開2014−74855号公報
特許文献1では、上述のように予測演算処理における演算方法を変えることで、単位時間あたりに得られる焦点検出結果が少ない場合であっても焦点検出結果の誤差を低減することができる。
しかしながら、特許文献1では、焦点検出結果が得られる周期と予測演算処理に用いる焦点検出結果の数との関係が考慮してされていない。このため、被写体の移動変化に対して好適なフォーカシング制御が行えずにピント性能が低下してしまう場合が存在する。
そこで、本発明は、被写体の移動変化に対してより精度良くフォーカスレンズを駆動させることができる撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置の一側面として、被写体像を撮像するための撮像素子の出力信号から生成されて前記被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する対の位相差像信号を用いて、フォーカスレンズの位置を制御するための焦点検出情報を生成する生成手段と、レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報を取得する取得手段と、前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した複数の前記データに基づいて被写体の将来の像面位置を予測する予測手段を有し、前記予測手段は、撮影周波数に基づき、予測演算に使用する予測点数を可変にして予測するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の別の側面は、被写体像を撮像するための撮像素子の出力信号から生成されて前記被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する対の位相差像信号を用いて、フォーカスレンズの位置を制御するための焦点検出情報を生成する生成手段と、レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報を取得する取得手段と、前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した複数の前記データに基づいて被写体の将来の像面位置を予測する予測手段を有し、前記予測手段は、撮影周波数に基づき、予測演算に使用する予測点数の時間間隔を可変にして予測するよう構成したことを特徴とする。
本発明によれば、位被写体の移動変化に対してより精度良くフォーカスレンズを駆動させることができる。
本発明の実施形態におけるカメラ及びレンズの構成を示すブロック図 本発明における撮像面位相差方式の画素構成を示す図 本発明の実施形態で用いる2像の相関変化量に関する評価値の説明図 本発明の実施形態に係る予測処理を説明するフローチャート 本発明の実施形態に係る撮影処理例を説明するフローチャート 本発明の実施形態に係る焦点検出処理例を説明するフローチャート
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
〔第一の実施形態〕
図1は、本発明の第一の実施の形態におけるレンズ及びカメラ本体からなるレンズ交換式カメラの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態はレンズ10及びカメラ20から構成されており、レンズ全体の動作を統括制御するレンズ制御部105と、カメラ全体の動作を統括するカメラ制御部212が情報を通信している。
まず、レンズ10の構成について説明する。レンズ10は、固定レンズ101、絞り102、フォーカスレンズ103、絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105、レンズ駆動を106、レンズ操作部107を備えている。101から103は撮影光学系であり、101は固定されている第1群レンズ、102は絞り、103はフォーカスレンズを表している。絞り102は、絞り制御部104によって駆動され、後述する撮像素子201への入射光量を制御する。フォーカスレンズ103はフォーカスレンズ駆動部105によって駆動され、後述する撮像素子201に結像する焦点の調節を行う。絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105はレンズ制御部106によって制御され、絞り102の開口量や、フォーカスレンズ103の位置を決定する。レンズ操作部107によってユーザの操作があった場合には、レンズ制御部106がユーザ操作に応じた制御を行う。レンズ制御部106は、後述するカメラ制御部212から受信した制御命令・制御情報に応じて絞り駆動部104やフォーカスレンズ駆動部105の制御を行い、また、レンズ制御情報をカメラ制御部212に送信する。
次に、カメラ20の構成について説明する。カメラ20はレンズ10の撮影光学系を通過した光束から撮像信号を取得できるように構成されている。カメラ20はバス21、撮像素子201、CDS/AGC/AD202、画像入力コントローラ203、AF信号処理部204、表示制御部205、表示部206、記録媒体制御部207、記録装置208、SDRAM209、ROM210、フラッシュROM211、カメラ制御部212、合焦停止判定部213、カメラ操作部214を備えている。201はCCDやCMOSセンサにより構成される撮像素子である。レンズ側の撮影光学系を通ってきた光束を撮像素子201の受光面上に結像し、フォトダイオードによって入射光量に応じた信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、カメラ制御部212の指令に従ってタイミングジェネレータ215から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号として撮像素子201から順次読み出される。
撮像素子201は、撮像面位相差AFを行うために、一つの画素に2つのフォトダイオードを保持している(図2)。光束をマイクロレンズで分離し、この2つのフォトダイオードで結像することで、撮像用とAF用の2つの信号が取り出せるようになっている。2つのフォトダイオードの信号を加算した信号(A+B)が撮像信号であり、個々のフォトダイオードの信号(A、B)がAF用の2つの像信号になっている。AF用信号を基に、後述するAF信号処理部204で2つの像信号に対して相関演算を行い、像ずれ量や各種信頼性情報を算出する。
撮像素子201から読み出された撮像信号及びAF用信号はCDS/AGC/ADコンバータ202に入力され、リセットノイズを除去する為の相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGC/ADコンバータ202は、撮像信号を画像入力コントローラ203に、撮像面位相差AF用の信号をAF信号処理部204にそれぞれ出力する。
画像入力コントローラ203は、CDS/AGC/ADコンバータ202から出力された撮像信号をSDRAM209に格納する。SDRAM209に格納した画像信号は、バス21を介して、表示制御部205によって表示部206に表示される。また、撮像信号の記録を行うモードの時には、記録媒体制御部207によって記録媒体208に記録される。また、バス21を介して接続されたROM210には、カメラ制御部212が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、フラッシュROM211には、ユーザ設定情報等のカメラ20の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
AF信号処理部204はCDS/AGC/ADコンバータ202から出力されたAF用の2つの像信号を基に、相関演算を行い、像ずれ量、信頼性情報(二像一致度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を算出する。算出した像ずれ量と、信頼性情報をカメラ制御部212へ出力する。また、カメラ制御部212は、取得した像ずれ量や信頼性情報を基に、これらを算出する設定の変更をAF信号処理部204に通知する。例えば、像ずれ量が大きい場合に相関演算を行う領域を広く設定したり、コントラスト情報に応じてバンドパスフィルタの種類を変更したりする。
なお、本実施形態は撮像信号及びAF用像信号の2つの計3つの信号を撮像素子201から取り出しているが、このような方法に限定されない。撮像素子201の負荷を考慮し、例えば撮像信号とAF用像信号一つの計2つを取り出し、撮像信号とAF用信号の差分を取ることでもう一つのAF用像信号を生成するような制御にしても良い。
カメラ制御部212は、カメラ20内全体と情報をやり取りして制御を行う。カメラ20内の処理だけでなく、カメラ操作部214からの入力に応じて、電源のON/OFF、設定の変更、記録の開始、AF制御の開始、記録映像の確認等の、ユーザが操作したさまざまなカメラ機能を実行する。また、先述したようにレンズ10内のレンズ制御部106と情報をやり取りし、レンズの制御命令・制御情報を送り、またレンズ内の情報を取得する。
カメラ制御部212内にあるAF制御部213は、本発明の特徴的な部分であり、被写体に対してピント追従するための予測演算制御を行う。
次に、図5のフローチャートを参照して、本実施形態の撮影処理を説明する。なお、本実施例において説明するフローチャートの処理は、ROM210に格納された制御プログラムによってカメラ制御部212が実行し、必要に応じて各構成を制御することによって実現される。
S501では、焦点検出処理を行う。詳細は後述する。
S502では、S101の焦点検出処理で算出した信頼度を用いて、焦点検出結果の信頼性が高いか否かの判定を行う。信頼性が高い場合はS503へ進み、信頼性が低い場合は、被写体が大ボケ状態であることが考えられるため、S508へ進み、被写体の位置を探すためのサーチ動作へ移る。
S503では、S501の焦点検出処理で検出したデフォーカス量から被写体の像面位置を算出し、算出された被写体の像面位置を用いて予測演算を行い、将来の像面位置を算出する。ここで、被写体の過去複数回の像面位置と、デフォーカス量算出時刻の変化から、将来の像面位置を予測するための予測演算について説明する。なお、像面位置は、後ろ側焦点にピントが合う像面の位置である。像面位置は、レンズの位置に依存することから、間接的なレンズの位置情報であるといえる。
本第一の実施形態では、図4のフローチャートを用い、統計演算を用いて予測を行う。
まず、S401では、データ(デフォーカス量算出時刻、被写体像面位置)の数(以下、予測点数とする)が第1の所定値以上であるかどうかを判定する。予測点数が第1の所定値より少ないと、統計演算を行うことができないためである。予測点数が第1の所定値以上であると判定された場合にはS402へ進み、統計演算による予測の決定を行う。予測点数が第1の所定値未満である場合には、S406へと進む。
S402では、統計演算による予測を行うために使用する予測点数を決定する。本実施形態では、使用する予測点数が最も多い予測点数P1を用いた第1の予測演算、使用する予測点数が2番目に多い予測点数P2を用いた第2の予測演算、3番目に予測点数の多い予測点数P3を用いた第3の予測演算を行う。ここで、予測点数P1、予測点数P2、予測点数P3は、フレームレートまたはコマ速に基づいて決定される撮影周波数に線形的に変化させる。例えば、撮影周波数が2倍になれば、予測点数P1、予測点数P2、予測点数P3をそれぞれ2倍にする。また、撮影周波数が所定値Fmax以上の場合には、所定値Pmaxよりも大きい予測点数を使用せず所定値Pmaxにし、撮影周波数が所定値Fmin以下の場合には、所定値Pminよりも小さい予測点数を使用せず所定値Pminにしてもよい。また、ここで予測点数を可変にする代わりに、撮影周波数に基づいて、予測点数の時間間隔を可変にしてもよい。例えば、撮影周波数が増加した場合には、予測点数の時間間隔を増加させて、予測に使用する期間を増加させる。
S403では、式(1)に示すような予測関数f(t)において、重回帰分析によって各係数α、β、γを、3種類の予測演算に対してそれぞれ統計的に決定する。また、式(1)におけるnは複数の代表的な動体予測撮影シーンのサンプルに対して予測を行ったとき、その予測誤差が最小となるnの値を求めている。
f(t)=α+βt+γtn ・・・式(1)
S403で、3種類の予測演算に対してそれぞれ予測式を算出した後はS404に進み、データ(デフォーカス量算出時刻、被写体像面位置)を用いて、将来の被写体像面位置を3種類の予測演算に対してそれぞれ算出する。
S405では、算出した3種類の将来の被写体像面位置から撮影周波数に応じて適切に将来の被写体像面位置を決定する。例えば、撮影周波数が増加した場合には、予測点数の多い予測演算結果である被写体像面位置を優先的に使用する。また、撮影周波数が増加した場合には、予測点数の多い第1の予測点数の結果である被写体像面位置のみを使用してもよい。また、撮影周波数が増加した場合には、予測点数の少ない第3の予測点数の結果である被写体像面位置を使用しないようにしてもよい。
一方、S401においてデータ数が第1の所定値より少ないとCPU110が判定した場合はS406へと進み、統計演算によらず、算出したデフォーカス量に基づいて被写体の像面位置を算出する。また、被写体の像面速度が所定値よりも小さい場合には、統計演算によらず、算出したデフォーカス量に基づいて被写体の像面位置を算出してもよい。
S504では、S503で算出された像面位置を基に、現在のレンズの像面位置との差分を算出して、レンズ駆動量を算出する。
S505では、被写体の像面位置にレンズの像面位置を合わせるようにレンズ駆動するため、S504で算出されたレンズ駆動量から、レンズ駆動時間で除算することにより、レンズ駆動速度を算出する。
S506では、S504で算出されたレンズ駆動量、及びS505で算出されたレンズ駆動速度を指定してレンズ駆動制御を行う。このようにレンズ駆動量とレンズ駆動速度を指定して制御することにより、高速に動く被写体に対してピント追従することが可能になるとともに、加減速のある被写体に対してピント追従することが可能になる。
S507では、撮影が終了されたと判断された場合には一連のAF動作を終了させ、撮影が終了されたと判断されなかった場合にはS501へ戻り、再び焦点検出処理を開始する。
S508では、被写体を探すためのサーチ動作を開始する。あらかじめ設定されているサーチ用のレンズ駆動速度でフォーカスレンズを駆動させるように、レンズへ命令する。サーチ用のレンズ駆動速度は、カメラ内であらかじめ設定された固定値でもよいし、ユーザが事前に設定した値でもよい。レンズ駆動を開始したら、S501へ戻り、再び焦点検出処理を開始する。
次に、図6に示すフローチャートを用いて、図5のS501で行う焦点検出処理について説明する。
S601において、AF制御部213は、AF信号処理部204に撮像素子201から取得した対の被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する位相差像信号に対する相関演算を行わせる。そして、AF信号処理部204から受け取った相関量が極小値となるシフト量Shiftである像ずれ量に基づいてデフォーカス量を算出する。また、AF制御部213は、AF信号処理部204に対の位相差像信号の相関量をシフト量Shiftごとに算出させる。AF制御部213は、AF信号処理部204から受け取ったシフト量Shiftごとの相関量の波形を生成する。ここで、像ずれ量及びデフォーカス量を焦点検出情報とも称する。これらに対応するものであれば、これに限らない。
次にS602では、2像の相関変化量を算出する。図3は、撮像面位相差AFにおいて、暈けの度合が大きい状態から合焦点付近までフォーカスレンズを駆動する際の、相関変化量を例示したグラフである。横軸は被写体の暈けの度合を表し、縦軸は相関変化量MAXDERを表す。相関変化量MAXDERは、下式(2)で算出することができる。
MAXDER(k)=(COR[k‐3]‐COR[k‐1])
−(COR[k‐2]‐COR[k]) (2)
上式中のkは位置を特定するための整数の変数であり、COR[k]は位置kでの2像の相関量である。撮像面位相差AFでは暈けの度合が大きい状態から合焦点での状態に近づくにつれて、相関変化量の値が大きくなる。
S603では、相関変化量MAXDERを基にデフォーカス量の標準偏差Defocus3σを算出する。デフォーカス量の標準偏差Defocus3σは、下式(3)で算出することができる。
Defocus3σ= K ×(A×MAXDER^B) (3)
上式中のKは像ずれ量をデフォーカス量に変換する変換係数であり、AとBは相関変化量MAXDERから像ずれ量の標準偏差に変換する変換式の係数である。このとき、S603で算出された、相関変化量MAXDERを代入することで、3種類のデフォーカス量の標準偏差Defocus3σを算出する。
S604では、デフォーカス量の信頼性を表す信頼性評価値を算出するために、デフォーカス量の標準偏差Defocus3σの閾値を算出する。
S605では、算出されたデフォーカス量の信頼性を表す信頼性評価値Relを算出し、処理を終了する。信頼性評価値Relは、信頼性の高い順に信頼性評価値Rel3、信頼性評価値Rel2、信頼性評価値Rel1、信頼性評価値Rel0の4段階で決定され、下式(4)で算出することができる。
Rel= Rel3 if(Defocus3σ≦Def3σTH3)
Rel2 if(Def3σTH3<Defocus3σ≦Def3σTH2)
Rel1 if(Def3σTH2<Defocus3σ≦Def3σTH1)
Rel0 if(Def3σTH1≦Defocus3σ) (4)
上式中のDef3σTH3、Def3σTH2、Def3σTH1はデフォーカス量の標準偏差Defocus3σの閾値であり、Def3σTH3はS604で算出したものである。
上述の処理を行うことで、高速に動く被写体に対してピント追従することを可能にするとともに、加減速のある被写体に対してピント追従することを可能にする好適なフォーカシングを実現することが可能となる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 レンズ
20 カメラ
101 固定レンズ
102 絞り
103 フォーカスレンズ
104 絞り駆動部
105 フォーカスレンズ駆動部
106 レンズ制御部
107 レンズ操作部
21 バス
201 撮像素子
202 CDS/AGC/AD
203 画像入力コントローラ
204 AF信号処理部
205 表示制御部
206 表示部
207 記録媒体制御部
208 記録媒体
209 SDRAM
210 ROM
211 フラッシュROM
212 カメラ制御部
213 AF制御部
214 カメラ操作部
215 タイミングジェネレータ

Claims (13)

  1. 被写体像を撮像するための撮像素子の出力信号から生成されて前記被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する対の位相差像信号を用いて、フォーカスレンズの位置を制御するための焦点検出情報を生成する生成手段と、
    レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報を取得する取得手段と、
    前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した複数の前記データに基づいて被写体の将来の像面位置を予測する予測手段を有し、
    前記予測手段は、撮影周波数に基づき、予測演算に使用する予測点数を可変にして予測することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影周波数は、フレームレートまたはコマ速に基づくことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記予測手段は、前記予測点数を変えて複数回予測演算をし、前記撮影周波数に応じた適切な予測点数を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記予測手段は、前記撮影周波数の増加に基づき、前記予測点数の多い予測演算結果を優先的に使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記予測手段は、前記撮影周波数の増加に基づき、前記予測点数の少ない予測を使用しないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記予測手段は、前記撮影周波数の増加に基づき、前記予測点数の多い予測のみを使用することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記予測手段は、前記撮影周波数の増加に基づき、演算する前記予測点数を増やすことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記予測手段は、前記撮影周波数の変化に対して、所定の前記撮影周波数では線形的に前記予測点数を変化させないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記予測手段は、前記撮影周波数が所定値以上であれば、所定値以上の前記予測点数を使用しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記予測手段は、前記撮影周波数が所定値未満であれば、所定値未満の前記予測点数を使用しないことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記予測手段は、前記撮影周波数が所定値以上であれば、撮影を間引いて撮影周波数を低減することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記像面位置を基にレンズの駆動量を算出し、前記駆動量を基にレンズの駆動速度を算出する算出手段を有し、
    前記予測手段により予測された被写体の将来の像面位置に向けてレンズ駆動をする場合には、時間の変化に対する前記被写体の動きにレンズの像面位置の変化を合わせてレンズ駆動させるような前記レンズの駆動速度を算出し、前記レンズの駆動速度及び前記レンズの駆動量を指定してレンズ駆動を行うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 被写体像を撮像するための撮像素子の出力信号から生成されて前記被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する対の位相差像信号を用いて、フォーカスレンズの位置を制御するための焦点検出情報を生成する生成ステップと、
    レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報を取得する取得ステップと、
    前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶手段に記憶した複数の前記データに基づいて被写体の将来の像面位置を予測する予測ステップを有し、
    前記予測ステップでは、撮影周波数に基づき、予測演算に使用する予測点数の時間間隔を可変にして予測することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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