JP2021004110A - Derailment/falling prevention device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、脱輪・落下防止装置に関する。 The present invention relates to a derailment / fall prevention device.
天井クレーンや門型クレーン等の機械(軌条走行機械や無軌条走行機械等、以下単に機械という)は、機械の下端に設けられた車輪(鉄製車輪やウレタン車輪等)によって倉庫等の天井や地面に設置されたレールやランウェイガーダ等の上を走行して移動する。しかし、車輪はレール等に載せられているだけであり、地震等によって機械に対してレール等の幅方向に沿った力が加わると、車輪が脱輪してしまう可能性がある。 Machines such as overhead cranes and portal cranes (rail traveling machines, non-rail traveling machines, etc., hereinafter simply referred to as machines) use wheels (iron wheels, urethane wheels, etc.) provided at the lower end of the machine to reach the ceiling or ground of warehouses, etc. It travels on rails and runway girders installed in. However, the wheels are only mounted on rails or the like, and if a force is applied to the machine along the width direction of the rails or the like due to an earthquake or the like, the wheels may come off.
かかる脱輪を防止するために、機械にラグを設けることが行われている(例えば特許文献1等)。ラグは、機械に一端が固定され他端がレール等の側方に位置するように配置された部材であり、通常は、レール等との間に所定の隙間を有するように配置される。このようなラグを設けておけば、機械がレール等の幅方向に移動した際に、ラグがレール等に接触し、機械がそれ以上移動できなくなるので、脱輪や機械の落下を防ぐことができる。
In order to prevent such derailment, a lug is provided on the machine (for example,
しかるに、地震による力が機械に加わった場合、機械の移動は不規則になりその移動を制御することは難しい。ラグがレール等に接触すればある程度は機械の移動が制限できるものの、機械の落下や脱輪を十分に防ぐことは難しい。 However, when the force of an earthquake is applied to the machine, the movement of the machine becomes irregular and it is difficult to control the movement. Although the movement of the machine can be restricted to some extent if the lug comes into contact with the rail or the like, it is difficult to sufficiently prevent the machine from falling or derailing.
しかも、レールやランウェイガーダとラグとが衝突した際に発生する衝撃はそのままレールやランウェイ、ラグに加わることになる。すると、衝撃によってレールやランウェイ、ラグが損傷する可能性がある。この場合、機械の脱輪は防止できても、レール等の損傷が生じれば、レール等の補修や交換が必要になる。
また、ラグに加わった衝撃はラグを介して機械に加わるので、機械自体が損傷する可能性もある。
Moreover, the impact generated when the rail or runway girder collides with the lug will be directly applied to the rail, runway or lug. The impact can then damage the rails, runways and lugs. In this case, even if the derailment of the machine can be prevented, if the rail or the like is damaged, the rail or the like needs to be repaired or replaced.
In addition, since the impact applied to the lug is applied to the machine through the lug, the machine itself may be damaged.
本発明はかかる事情に鑑み、脱輪や機械の落下を防止しつつ機械や設備の損傷を防止できる脱輪・落下防止装置を提供することを目的とする。 In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a derailment / fall prevention device capable of preventing damage to a machine or equipment while preventing derailment or fall of the machine.
第1発明の脱輪・落下防止装置は、車輪によって走行する機械の脱輪・落下防止装置であって、該脱輪・落下防止装置が、先端が前記車輪の走行径路の側方に配置された接触部材と、該接触部材に対して前記車輪の回転軸方向に沿って加わる力を吸収する吸収部と、を備えていることを特徴とする。 The derailing / falling prevention device of the first invention is a derailing / falling prevention device for a machine traveling by wheels, and the tip of the derailing / falling prevention device is arranged on the side of the traveling path of the wheel. It is characterized by including a contact member and an absorbing portion that absorbs a force applied to the contact member along the rotation axis direction of the wheel.
第1発明によれば、接触部材と走行径路が接触した際の衝撃力を吸収部で吸収できるので、車輪が走行径路から脱輪したり機械が落下したりすることを防止できる。しかも、吸収部によって接触部材と走行径路が接触した際の衝撃力を吸収できるので、衝撃力に起因する走行径路や接触部材、機械の損傷を防止できる。 According to the first invention, since the impact force when the contact member and the traveling route come into contact with each other can be absorbed by the absorbing portion, it is possible to prevent the wheels from coming off the traveling route and the machine from falling. Moreover, since the absorbing portion can absorb the impact force when the contact member and the traveling path come into contact with each other, it is possible to prevent damage to the traveling path, the contact member, and the machine due to the impact force.
本実施形態の脱輪・落下防止装置は、走行径路を車輪によって走行する機械に取り付けられ、車輪の脱輪や機械の落下を防止するためのものであり、車輪の回転軸方向から力が加わった場合でも車輪が走行径路から脱輪したり機械が落下したりすることを防止できるようにしたことに特徴を有している。 The derailing / falling prevention device of the present embodiment is attached to a machine traveling on a traveling route by wheels to prevent derailing of the wheels and falling of the machine, and a force is applied from the direction of the rotation axis of the wheels. It is characterized in that it is possible to prevent the wheels from coming off the traveling path and the machine from falling even in the case of such a case.
本実施形態の脱輪・落下防止装置が設けられる機械は、走行径路上を車輪(鉄製車輪やウレタン車輪等)によって走行する機械であればとくに限定されない。例えば、天井クレーンや門型クレーン、片門型クレーン等であって車輪によって走行径路を走行する機械を挙げることができる。 The machine provided with the derailment / fall prevention device of the present embodiment is not particularly limited as long as it is a machine that travels on the traveling path by wheels (iron wheels, urethane wheels, etc.). For example, an overhead crane, a gantry crane, a single gantry crane, and the like, which are machines that travel on a traveling path by wheels.
本実施形態の脱輪・落下防止装置が走行する走行径路は、車輪が脱輪し機械が落下する可能性が有る径路であればよく、とくに限定されない。走行径路として、例えば、レールやランウェイガーダ等を挙げることができる。 The traveling route on which the derailing / falling prevention device of the present embodiment travels is not particularly limited as long as it is a route on which the wheels may derail and the machine may fall. Examples of the traveling route include rails and runway girders.
以下では、代表として、本実施形態の脱輪・落下防止装置をランウェイガーダ上を走行する天井クレーンに採用した場合を説明する。また、以下で説明する天井クレーンの各部構造は一般的な構造を示しており、本実施形態の脱輪・落下防止装置を採用する天井クレーンの構造は、以下の構造に限定されない。 In the following, as a representative, a case where the derailing / falling prevention device of the present embodiment is adopted for an overhead crane traveling on a runway girder will be described. Further, the structure of each part of the overhead traveling crane described below shows a general structure, and the structure of the overhead traveling crane that employs the derailing / falling prevention device of the present embodiment is not limited to the following structure.
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。 Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
<天井クレーン1>
図1(A)において符号Gは、工場や倉庫等の建物の天井に設けられたランウェイガーダを示している。また、符号1は、一対のランウェイガーダG,G間に設けられた天井クレーンを示している。この天井クレーン1は、走行部2を介して一対のランウェイガーダG,G上に載せられている(図1(B))。
<
In FIG. 1A, reference numeral G indicates a runway girder provided on the ceiling of a building such as a factory or a warehouse.
図1(B)に示すように、天井クレーン1の走行部2は、つば付車輪やつばの無い車輪等の公知の車輪3が回転可能に設けられており、この車輪3はランウェイガーダG上に載せられている。
As shown in FIG. 1 (B), the traveling
天井クレーン1は上記のような走行部2を有しているので、走行部2の車輪3を転動させてランウェイガーダG上を移動させれば、天井クレーン1をランウェイガーダGの長手方向(図1(B)の左右方向)に沿って移動させることができる。
Since the
なお、図5(A)に示すように、天井クレーン1はレールR上を車輪3が走行するようになっていてもよい。レールR上を走行する場合には、本実施形態の脱輪・落下防止装置10に加えて、車輪3としてつば付き車輪を使用すれば脱輪や機械の落下を防止する効果を高くできる。
As shown in FIG. 5A, the
<本実施形態の脱輪・落下防止装置10>
さて、本実施形態の脱輪・落下防止装置10を説明する。
図1(B)に示すように、天井クレーン1の走行部2の両端部には、本実施形態の脱輪・落下防止装置10が設けられている。図1および図2に示すように、本実施形態の脱輪・落下防止装置10は、本体ケース11と、接触部材12と、接触部材に対して車輪3の回転軸方向に沿って加わる力を吸収する吸収部15と、を備えている。
<Derailment /
Now, the derailment /
As shown in FIG. 1 (B), the derailing / falling
<本体ケース11>
図2に示すように、本体ケース11は中空な箱状の構造物であり、天井クレーン1の走行部2に固定される部材である。つまり、本実施形態の脱輪・落下防止装置10を天井クレーン1の走行部2に設置する際に天井クレーン1の走行部2と連結される部材である。本体ケース11は、その内部に接触部材12および吸収部15が設置されており、その下面には外部と連通する開口11aが設けられている。このため、接触部材12は、本体ケース11内に収容された状態で、その先端が本体ケース11外に突出した状態とすることができる。
<
As shown in FIG. 2, the
なお、本体ケース11の開口11aの形状および大きさはとくに限定されない。本体ケース11を天井クレーン1の走行部2に取り付けた際に、後述するように接触部材12が揺動した際に、接触部材12の揺動を妨げない程度の大きさに形成されていればよい。
The shape and size of the opening 11a of the
<接触部材12>
図2に示すように、接触部材12は、軸方向(図2(A)では上下方向)に長い棒状や短冊状の部材である。この接触部材12は、その先端が本体ケース11の開口11aから突出するように本体ケース11内に設けられている。具体的には、接触部材12は、本体ケース11を天井クレーン1の走行部2に取り付けた際に、その先端がランウェイガーダG等の側方に位置するように設けられている。この接触部材12は、その先端部と基端との間の部分が軸12pによって軸支された状態で本体ケース11に取り付けられている。より詳しくいえば、接触部材12は、軸12pを支点として、その先端が車輪3の回転軸方向に沿って揺動できるように本体ケース11に取り付けられている。例えば、図2(A)の場合であれば、本体ケース11が右方向に移動して接触部材12の先端がランウェイガーダGに接触して左方向に移動されると、接触部材12の基端は右方向に移動するように設けられている。
<Contact
As shown in FIG. 2, the
<吸収部15>
図2に示すように、本体ケース11内において、接触部材12の側方かつ軸12pをよりも上方には、吸収部15が設けられている。この吸収部15は、接触部材12の基端が接触すると、接触部材12から加わる力を吸収する機能を有している。また、吸収部15は、接触部材12から加わる力が除去されると元の状態に復元する機能も有している。例えば、図2に示すように、吸収部15としてダンパを使用することができる。
<
As shown in FIG. 2, in the
図2に示すように、吸収部15としてダンパを使用した場合には、吸収部15は、その伸縮方向が接触部材12の基端が揺動する方向に沿うように設けられる。言い換えれば、本体ケース11を天井クレーン1の走行部2に取り付けた際に、吸収部15の伸縮方向が車輪3の回転軸方向(図2では左右方向)と平行になるように吸収部15は設置される。
As shown in FIG. 2, when a damper is used as the absorbing
なお、吸収部15としてダンパを使用した場合、その伸縮方向が上下方向となるように吸収部15を設けてもよい。この場合、脱輪・落下防止装置10における車輪3の回転軸方向の長さ(脱輪・落下防止装置10の幅)を短くできるので、脱輪・落下防止装置10を小型化でき、脱輪・落下防止装置10の設置位置の自由度を高くできる。かかる構成の場合、接触部材12の基端が揺動した際に、基端の移動(車輪3の回転軸方向)を上下方向の移動に変換して吸収部15に力を加えるようにする必要がある。例えば、接触部材12の基端と吸収部15との間に、接触部材12の基端が揺動すると吸収部15に対して上下方向から接触するように移動する押圧部材を備えたリンク機構を設ける方法を採用することができる。また、接触部材12にその軸方向と交差する方向(つまり車輪3の回転軸方向)に延びる部分(押圧部)を設けて、その先端が吸収部15の上方または下方に位置するように接触部材12を配置してもよい。この場合も、接触部材12の基端が揺動した際に、上方または下方から押圧部を吸収部15に対して接触させることができる。
When a damper is used as the absorbing
<本実施形態の脱輪・落下防止装置10>
本実施形態の脱輪・落下防止装置10は以上のような構造を有するので、以下のように機能する。なお、以下の説明では、吸収部15としてダンパを使用した場合を説明する。
<Derailment /
Since the derailing / falling
まず、図3に示すように、本実施形態の脱輪・落下防止装置10の本体ケース11が天井クレーン1の走行部2に取り付けられているとする。具体的には、接触部材12の先端がランウェイガーダGの左側方に位置し、わずかに隙間を空けた状態となるように取り付けられているとする。この場合、天井クレーン1の走行部2がランウェイガーダGの軸方向(図3では紙面と直交する方向)に沿って正常に移動していれば、接触部材12とランウェイガーダGは接触しない状態で、天井クレーン1は移動する。
First, as shown in FIG. 3, it is assumed that the
一方、地震等によって、車輪3の回転軸方向に沿って天井クレーン1を図3(B)における右方向(矢印Aの方向)に移動させる力が加わると、ランウェイガーダGに接触部材12の先端が接触する。すると、接触部材12は、その先端が軸12pを支点として左方向に揺動する。一方、接触部材12の基端は、軸12pを支点として右方向に揺動する。接触部材12の基端の右側には吸収部15が設けられているので、接触部材12の基端は吸収部15に接触する。
On the other hand, when a force for moving the
接触部材12の基端が吸収部15に接触すると、吸収部15は接触部材12の基端の移動抵抗となるので、天井クレーン1の移動をある程度制限することができる。このとき、天井クレーン1を移動させる力がそれほど大きくない場合には、接触部材12と吸収部15とが接触した際の抵抗だけで天井クレーン1の移動を停止することができる。したがって、天井クレーン1の車輪3がランウェイガーダGから脱輪することを防止することができる。
When the base end of the
一方、天井クレーン1を移動させる力が大きく、接触部材12の基端が吸収部15に接触しただけでは天井クレーン1の移動を停止できない場合には、ランウェイガーダGに接触部材12の先端が接触した後も、接触部材12と天井クレーン1はさらに右方向に移動する。すると、接触部材12の先端部はさらに左側に移動し、接触部材12の基端部はさらに右方向に移動するので、吸収部15が収縮することによってその力を吸収することができる。したがって、天井クレーン1の移動を制限するととともに、ランウェイガーダGと接触部材12の先端との接触により発生する衝撃を軽減することができる。
On the other hand, when the force for moving the
以上のように、本実施形態の脱輪・落下防止装置10を設けておけば、車輪3の回転軸方向に沿って天井クレーン1を移動させる力が加わっても、天井クレーン1の車輪3がランウェイガーダGから脱輪したり天井クレーン1が落下したりすることを防止することができる。
As described above, if the derailing / falling
しかも、ランウェイガーダGと接触部材12の先端とが接触した際の衝撃力を吸収部15で吸収できるので、衝撃力に起因する天井クレーン1やランウェイガーダGの損傷を防止できる。
Moreover, since the impact force when the runway girder G and the tip of the
なお、地震等が収まり天井クレーン1を移動させる力がなくなり接触部材12から加わっていた力がなくなると、吸収部15は元の状態に復帰するようになっている。したがって、ランウェイガーダGと接触部材12の先端とが接触した際の衝撃力が小さい場合には、本実施形態の脱輪・落下防止装置10は、ランウェイガーダGと接触部材12の先端とが接触する前の状態に復帰する。したがって、地震等によって天井クレーン1を移動させる力がある程度の範囲内であれば、本実施形態の脱輪・落下防止装置10や天井クレーン1等の修理などを行わなくても、天井クレーン1の操業を復帰することができる。
When the force for moving the
<接触部材12について>
接触部材12が軸12pによって軸支される位置は、接触部材12の先端が車輪3の回転軸方向に沿って揺動できるようになる位置であればよく、とくに限定されない。しかし、接触部材12が吸収部15に連結(または接触)している位置から軸12pまでの距離L1が、接触部材12がランウェイガーダGと接触する位置までの距離L2よりも長くなる位置で軸支されていることが望ましい(図3(A)参照)。そのような位置で接触部材12を軸12pによって軸支すれば、吸収部15に加わる力は、ランウェイガーダGから接触部材12に加わる力よりも小さくなる、すると、接触部材12に加わる力よりも吸収能力が小さい吸収部15を使用することも可能となる。すると、吸収部15を小型化できるから、本実施形態の脱輪・落下防止装置10も小型化が可能となる。
<About the
The position where the
<吸収部15ついて>
吸収部15は、接触部材12に加わる力を吸収できる機能と、力が除去された際に元の状態に復元する機能と、を有していることが好ましく、種々の装置等を採用することができる。例えば、一般的な油圧ダンパ等を使用することができる。
<About
The absorbing
また、吸収部15は、一般的な油圧ダンパ等などのように、力が除去された際に元の状態に戻すためのある程度の反力を発生させるものだけでなく、力が加わると変形するが力が除去されても強い反力は発生させず徐々に元の形状に復帰するようなものを採用してもよい。
Further, the
さらに、吸収部15は、力が加わると変形するが元の形状に復帰しないものを採用してもよい。
Further, as the absorbing
さらに、吸収部15は、接触部材12の基端が吸収部15と接触した際に、加わる力に応じた量だけ収縮するもの(例えば、リニアタイプのダンパ)に限らず、所定の力が加わるまでは収縮量が少なく、所定の力以上の力が加わると大きく収縮して力を吸収する機能を発揮するようなもの(例えば、バイリニアタイプのダンパ)を使用してもよい。この場合、天井クレーン1に対して(言い換えれば吸収部15に対して)加わる力が所定の力よりも小さい場合には、本実施形態の脱輪・落下防止装置10を従来のラグを同等の機能を発揮させることができる一方、天井クレーン1に対して加わる力が所定の力よりも大きくなった場合には、その力を吸収部15によって吸収することができる。かかる吸収部15を使用すれば、天井クレーン1に対して加わる力が小さい状態から吸収部15が力を吸収する場合に比べて、天井クレーン1の脱輪や落下を防止しやすくなる。
Further, the absorbing
<脱輪・落下防止装置10の他の例>
上述した脱輪・落下防止装置10では、接触部材12が軸12pを支点として揺動できる構成としたが、接触部材12は必ずしも揺動できる構成としなくてもよい。例えば、図4(A)の右側の図に示すように、本体ケース11内に車輪3の回転軸方向と平行な案内軸13を設けて、この案内軸13に沿って接触部材12が移動できるようにしてもよい。この場合、案内軸13と平行な方向の力を吸収するように、接触部材12の基端と本体ケース11内面との間に吸収部15を設ける。かかる構造の場合、接触部材12の先端がランウェイガーダGと接触して移動されると接触部材12の基端は案内軸13に沿って車輪3の回転軸方向と平行に移動する(図4(A)では右向きに移動する)。すると、その移動によって吸収部15を収縮させる力が吸収部15に加わるので、ランウェイガーダGから接触部材12に加わる力、つまり、天井クレーン1に加わる力を吸収部15に吸収させることができる。そして、吸収部15が復元力を有している場合には、天井クレーン1に加わる力が除去されると、接触部材12を元の位置に戻すことができる。
<Other examples of derailment /
In the derailment /
また、図4(A)の左側の図に示すように、接触部材12を本体ケース11に固定し、接触部材12の先端に吸収部15を設けてもよい。この場合には、ランウェイガーダGから接触部材12に加わる力を吸収部15が直接吸収することになる。かかる構成の場合には、接触部材12を揺動させる構成や接触部材12を移動させる構成等のような可動する構造を設けないので、脱輪・落下防止装置10の構造をより簡素化することができる。
Further, as shown in the figure on the left side of FIG. 4A, the
<接触部材12を両側に設けた例>
上記例では、本実施形態の脱輪・落下防止装置10がランウェイガーダGの片側に接触する接触部材12を有している場合を説明した。天井クレーン1がランウェイガーダG上に設けられたレールR上を走行する場合等のように、レールR等の走行径路の両側に接触部材12を設けることができる場合には、レールR等の走行径路を両側から挟むように接触部材12を設けてもよい。この場合、車輪3の回転軸方向に沿って天井クレーン1を移動させる力がいずれの方向から加わった場合でも、脱輪・落下防止装置10によって天井クレーン1に加わる力を吸収することができる。
<Example of providing
In the above example, the case where the derailing / falling
例えば、図4(B)に示すように、2本の接触部材12を天井クレーン1の走行方向と平行な面に対して対称に設けて、2本の接触部材12の基端間に両ロッドダンパを吸収部15として設ける。例えば、一本の軸の両端がシリンダケースの両端から突出するように設けられた両ロッドダンパを吸収部15として設け、その軸の両端がそれぞれ2本の接触部材12の基端に接触した状態となるように設ける。この場合、車輪3の回転軸方向のどちらの方向から力が加わっても、天井クレーン1に加わる力を吸収部15によって吸収することができる。
For example, as shown in FIG. 4B, two
なお、2本の接触部材12をレールR等の走行径路の両側に設けた場合には、上述したような両ロッドダンパを吸収部15として設けてもよいが、各接触部材12に対応する吸収部15をそれぞれ設けてもよい。しかし、吸収部15として両ロッドダンパを使用すれば、吸収部15を一つにできるので、装置の構造を簡素かつ小型にできるという利点が得られる。
When the two
また、接触部材12が一つの場合には、天井クレーン1の一方向に加わる力を一方の走行部2に設けられた脱輪・落下防止装置10によって吸収することになる。例えば、図1において、天井クレーン1を右向きに移動させる力が加わると、右側の走行部2に設けられた脱輪・落下防止装置10だけで天井クレーン1に加わる力を吸収することになる。しかし、レールR等を両側から挟むように配置される接触部材12を有する脱輪・落下防止装置10を設けた場合には、左右両方の走行部2に設けられた脱輪・落下防止装置10で天井クレーン1を右向きに移動させる力を吸収することができる。逆に、天井クレーン1を左向きに移動させる力も、左右両方の走行部2に設けられた脱輪・落下防止装置10で吸収することができる。すると、天井クレーン1に加わる力を吸収する性能を高くできるので、レールR等からの脱輪を効果的に防止できる。
Further, when there is only one
<本実施形態の脱輪・落下防止装置10の設置について>
上記例では、本実施形態の脱輪・落下防止装置10を天井クレーン1の走行部2の両端部に設けた場合を説明した。この場合、脱輪・落下防止装置10の点検や修理を作業者が行いやすくなるという利点が得られる。
<About the installation of the derailment /
In the above example, the case where the derailing / falling
しかし、天井クレーン1において、本実施形態の脱輪・落下防止装置10を設置する場所はとくに限定されない。車輪3の回転軸方向に沿って天井クレーン1を移動させる力が加わった際に、接触部12がランウェイガーダRと接触してその衝撃を吸収できるように設けられていればよい。例えば、天井クレーン1の走行部2の端部よりも内方に設けてもよいし、走行部2の走行方向の中間に設けてもよい。また、天井クレーン1の走行部2以外の部分、例えば、天井クレーン1のガーダ等に本実施形態の脱輪・落下防止装置10を設けてもよい(図5(B)参照)。
However, in the
また、上記例では、本実施形態の脱輪・落下防止装置10が本体ケース11を有する場合を説明したが、本体ケース11は必ずし設けなくてもよい。接触部12や吸収部15を直接天井クレーン1の走行部2等に設置してもよい(図5(B)参照)。しかし、上述したように、本体ケース11を設けて本体ケース11内に接触部12や吸収部15が収容された状態としておけば、本体ケース11を天井クレーン1の走行部2等に取り付けるだけで、本実施形態の脱輪・落下防止装置10を天井クレーン1の走行部2等に設置できる。つまり、天井クレーン1の走行部2等に対する本実施形態の脱輪・落下防止装置10の設置が容易になる。しかも、脱輪・落下防止装置10が損傷した際に、本体ケース11ごと脱輪・落下防止装置10を取り外して、新たな脱輪・落下防止装置10を設置することができる。すると、脱輪・落下防止装置10が損傷しても、脱輪・落下防止装置10を交換するだけで天井クレーン1の操業を復帰させることができる。しかも、天井クレーン1から取り外して脱輪・落下防止装置10を修理点検できるので、脱輪・落下防止装置10のメンテナンス性を向上できる。
Further, in the above example, the case where the derailing / falling
<本実施形態の脱輪・落下防止装置10の他の例>
また、本実施形態の脱輪・落下防止装置10として、天井クレーン1のクレーンガーダに吸収部15を直接設置して、脱輪・落下防止装置10としてもよい(図6参照)。この場合には、既存の天井クレーン等のクレーンガーダにダンパなどの吸収部15を設けるだけで本実施形態の脱輪・落下防止装置10を形成できる。すると、本実施形態の脱輪・落下防止装置10の構造も簡単になるし、本実施形態の脱輪・落下防止装置10の設置も容易になる。
<Another example of the derailing / falling
Further, as the derailment /
本発明の脱輪・落下防止装置は、車輪によってレールやランウェイガーダ上を走行する機械、例えば、天井クレーンや門型クレーン、片門型クレーン等の脱輪・落下防止装置として適している。 The derailing / falling prevention device of the present invention is suitable as a derailing / falling prevention device for machines traveling on rails and runway girders by wheels, for example, overhead cranes, portal cranes, and single-gate cranes.
1 天井クレーン
2 走行部
3 車輪
10 脱輪・落下防止装置
11 本体ケース
11a 開口
12 接触部材
12p 軸
13 案内軸
15 吸収部
16 ラグ
G ランウェイガーダ
R レール
1
Claims (10)
該脱輪・落下防止装置が、
先端が前記車輪の走行径路の側方に配置された接触部材と、
該接触部材に対して前記車輪の回転軸方向に沿って加わる力を吸収する吸収部と、を備えている
ことを特徴とする脱輪・落下防止装置。 It is a derailment / fall prevention device for machines that run on wheels.
The derailment / fall prevention device
A contact member whose tip is arranged on the side of the traveling path of the wheel,
A derailing / falling prevention device comprising an absorbing portion that absorbs a force applied to the contact member along the direction of the rotation axis of the wheel.
前記車輪の回転軸方向に沿って前記接触部材に加わる力が除去されると、該接触部材を元の状態に復帰する機能を有している
ことを特徴とする請求項1記載の脱輪・落下防止装置。 The absorption part
The derailment according to claim 1, wherein when the force applied to the contact member is removed along the direction of the rotation axis of the wheel, the contact member has a function of returning to the original state. Fall prevention device.
先端が前記車輪の回転軸方向に沿って移動可能となるように機械に取り付けられており、
前記吸収部は、
前記車輪の回転軸方向に沿った前記接触部材の先端の移動を制限するように配設されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の脱輪・落下防止装置。 The contact member
The tip is attached to the machine so that it can move along the direction of rotation of the wheel.
The absorption part
The derailment / fall prevention device according to claim 1 or 2, wherein the contact member is arranged so as to limit the movement of the tip of the contact member along the rotation axis direction of the wheel.
先端が前記車輪の回転軸方向に沿って揺動可能となるように機械に取り付けられている
ことを特徴とする請求項3記載の脱輪・落下防止装置。 The contact member
The derailment / fall prevention device according to claim 3, wherein the tip is attached to the machine so that the tip can swing along the rotation axis direction of the wheel.
前記走行径路の幅方向における両側に設けられている
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の脱輪・落下防止装置。 The contact member
The derailment / fall prevention device according to claim 1, 2, 3 or 4, wherein the device is provided on both sides in the width direction of the traveling path.
ことを特徴とする請求項5記載の脱輪・落下防止装置。 The derailing / falling prevention device according to claim 5, wherein the absorbing portion includes both rod dampers.
該ダンパは、
その伸縮方向が前記車輪の回転軸方向と平行に設けられている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の脱輪・落下防止装置。 The absorption part is provided with a damper.
The damper is
The derailment / fall prevention device according to any one of claims 1 to 6, wherein the expansion / contraction direction is provided parallel to the rotation axis direction of the wheel.
該ダンパは、
その伸縮方向が上下方向となるように設けられている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の脱輪・落下防止装置。 The absorption part is provided with a damper.
The damper is
The derailment / fall prevention device according to any one of claims 1 to 6, wherein the expansion / contraction direction is provided in the vertical direction.
ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の脱輪・落下防止装置。 The derailment / fall prevention device according to any one of claims 1 to 8, wherein the traveling path of the wheel is a rail.
機械の走行方向の端部に設けられている
ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の脱輪・落下防止装置。 The derailment / fall prevention device
The derailment / fall prevention device according to any one of claims 1 to 9, wherein the device is provided at the end of the machine in the traveling direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019118195A JP2021004110A (en) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | Derailment/falling prevention device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Family
ID=74097507
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117208753A (en) * | 2023-09-07 | 2023-12-12 | 山东神州机械有限公司 | Adjusting device of crane |
-
2019
- 2019-06-26 JP JP2019118195A patent/JP2021004110A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117208753A (en) * | 2023-09-07 | 2023-12-12 | 山东神州机械有限公司 | Adjusting device of crane |
CN117208753B (en) * | 2023-09-07 | 2024-04-05 | 山东神州机械有限公司 | Adjusting device of crane |
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