JP2021002289A - 動線分析装置及びプログラム - Google Patents

動線分析装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021002289A
JP2021002289A JP2019116607A JP2019116607A JP2021002289A JP 2021002289 A JP2021002289 A JP 2021002289A JP 2019116607 A JP2019116607 A JP 2019116607A JP 2019116607 A JP2019116607 A JP 2019116607A JP 2021002289 A JP2021002289 A JP 2021002289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
area
worker
flow line
determination unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019116607A
Other languages
English (en)
Inventor
竹内 正樹
Masaki Takeuchi
正樹 竹内
翔 岩男
Sho Iwao
翔 岩男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2019116607A priority Critical patent/JP2021002289A/ja
Publication of JP2021002289A publication Critical patent/JP2021002289A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

【課題】人物を特定し得る情報を実質的に利用することなく、人物の動作を分析すること。【解決手段】動線分析装置は、人物が移動した動線を示す動線情報を取得する取得部と、動線に基づいて、人物が存在したエリアを判断するエリア判断部と、動線に基づいて、人物が存在したエリアにおける人物の振舞いを判断する振舞い判断部と、人物が存在したエリアと人物が存在したエリアにおける人物の振舞いとの組み合わせに基づいて、動線に沿って移動した人物の行動を分類する分類部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、動線分析装置及びプログラムに関する。
作業者の複数の部分動線データを結びつけて一つの動線データを生成する動線データ解析装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 国際公開第2013/145632号
例えば個人情報の保護の観点から、カメラ画像、人物識別情報等のような人物を特定し得る情報を利用することができない場合がある。人物を特定し得る情報を実質的に利用することなく、人物の動作を分析することが望まれている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、動線分析装置が提供される。動線分析装置は、人物が移動した動線を示す動線情報を取得する取得部を備える。動線分析装置は、動線に基づいて、人物が存在したエリアを判断するエリア判断部を備える。動線分析装置は、動線に基づいて、人物が存在したエリアにおける人物の振舞いを判断する振舞い判断部を備える。動線分析装置は、人物が存在したエリアと人物が存在したエリアにおける人物の振舞いとの組み合わせに基づいて、動線に沿って移動した人物の行動を分類する分類部を備える。
人物は、作業を行う作業者であってよい。分類部は、作業者が存在したエリアと作業者が存在したエリアにおける作業者の振舞いとの組み合わせに基づいて、動線に沿って移動した作業者が行った作業を分類してよい。
動線情報は、各時刻における作業者の位置を示す情報を含んでよい。エリア判断部は、動線に基づいて、1つの作業工程における主作業を行うための主作業エリアに作業者が存在したか、1つの作業工程における副作業を行うための副作業エリアに作業者が存在したかを判断してよい。振舞い判断部は、人物が存在したエリアにおいて作業者が停止していたか移動していたかを、作業者の振舞いとして判断してよい。分類部は、作業者が存在したエリアと作業者が存在したエリアにおける作業者の振舞いとの組み合わせに基づいて、作業者が行った作業を、主作業又は副作業に分類してよい。
分類部は、エリア判断部が主作業エリアに作業者が存在したと判断し、振舞い判断部が主作業エリアにおいて作業者が停止していたと判断した場合に、作業者が行った作業を主作業に分類してよい。
分類部は、エリア判断部が主作業エリアに作業者が存在したと判断し、振舞い判断部が主作業エリアにおいて作業者が移動していたと判断した場合に、作業者が行った作業を副作業に分類してよい。
エリア判断部は、動線に基づいて、第1の作業工程の作業を行うための第1の作業エリアに作業者が存在したか、及び、第2の作業工程を行うための第2の作業エリアに作業者が存在したかを判断してよい。動線分析装置は、動線に基づいて、第1の作業エリアから第2の作業エリアに作業者が移動していたか否かを判断する移動順序判断部をさらに備えてよい。第2の作業工程が第1の作業工程の後に行われる作業工程である場合に、分類部は、移動順序判断部が、第1の作業エリアから第2の作業エリアに作業者が移動していたと判断し、エリア判断部が、第2の作業エリア内の主作業エリアに作業者が存在したと判断し、かつ、振舞い判断部が、第2の作業エリア内の主作業エリアで作業者が停止したと判断したことを条件として、第2の作業エリア内において作業者が行った作業を主作業に分類してよい。
第2の作業工程が第1の作業工程の次に行われる作業工程である場合に、分類部は、移動順序判断部が、第1の作業エリアから第2の作業エリアに作業者が移動していたと判断し、エリア判断部が、第2の作業エリア内の主作業エリアに作業者が存在したと判断し、かつ、振舞い判断部が、第2の作業エリア内の主作業エリアで作業者が停止したと判断したことを条件として、第2の作業エリア内において作業者が行った作業を主作業に分類してよい。
作業は、製品を製造するための作業であってよい。エリア判断部は、製品、製品の製造途中の中間製品及び製品の資材の少なくとも一つを保管するための保管エリアに作業者が存在したか否かを判断してよい。分類部は、保管エリアに存在した作業者が行った作業を、保管作業に分類してよい。
振舞い判断部は、複数の動線に基づいて、複数の作業者の存在位置が近接していた場合に、存在位置が近接していたエリアにおいて作業者が会話していたと判断してよい。分類部は、作業者が存在したエリアにおいて作業者が会話していたと判断されたた場合に、作業者が行った作業を、主作業及び副作業以外の作業に分類してよい。
エリア判断部は、複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者が存在したそれぞれのエリアを特定してよい。振舞い判断部は、複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者のそれぞれの振舞いを特定してよい。分類部は、複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者が行ったそれぞれの作業を分類してよい。動線分析装置は、分類部による複数の作業の分類結果に基づいて、主作業が行われた時間及び副作業が行われた時間を集計する作業時間集計部を備えてよい。動線分析装置は、主作業が行われた時間の集計値及び副作業が行われた時間の集計値を出力する出力部を備えてよい。
エリア判断部は、動線に基づいて、互いに異なる作業工程を行うための複数の作業エリアのそれぞれに作業者が存在したかを判断してよい。分類部は、複数の作業エリアの間の作業者の移動順序と、エリア判断部が判断したエリアと、振舞い判断部が判断した振舞いとの組み合わせに基づいて、作業者が行った作業を分類してよい。
第2の形態において、プログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、上記のいずれか一項に記載の動線分析装置として機能させる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態に係るシステム10の全体構成を概略的に示す。 動線分析装置40の機能ブロック構成の一例を示す。 格納部48が格納するエリア情報のデータ構造の一例を示す。 作業現場内において動線分析の対象エリアの模式的なエリア配置図である。 格納部48が格納する作業情報のデータ構造の一例を示す。 作業者20の動線の一例を、作業現場のエリア配置図上に示す。 作業者20の動線の一例を、作業現場のエリア配置図上に示す。 作業者20の動線の一例を、作業現場のエリア配置図上に示す。 動線分析装置40が実行する処理を示すフローチャートである。 管理者端末50から表示される動線分析結果を模式的に示す。 管理者端末50から表示される動線分析結果の他の例を模式的に示す。 本実施形態に係るコンピュータ2000の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係るシステム10の全体構成を概略的に示す。システム10は、複数の3Dセンサ110a〜fと、動線検出装置30と、動線分析装置40と、管理者端末50とを備える。実施形態の説明において、3Dセンサ110a〜fを、「3Dセンサ110」と総称する場合がある。
作業者20a及び作業者20bは、作業現場で作業を行う人物である。本実施形態の説明において、作業者20a及び作業者20bを、「作業者20」と総称する場合がある。システム10は、作業現場における作業者20が実際に移動した動線を取得して、作業者20の作業動作を分類する。本実施形態において、作業者20が行う作業は、板金の曲げ加工に関する作業であるものとする。
3Dセンサ110のそれぞれは、作業現場内の3次元計測を行う。動線検出装置30は、3Dセンサ110のそれぞれが計測した3次元情報の時系列データを取得する。動線検出装置30は、3次元情報の時系列データに基づいて、作業者20の動線を検出する。動線分析装置40は、作業者20の動線情報を生成して、動線分析装置40に出力する。動線情報は、例えば、作業者20の位置の時系列データを含む。
作業現場は、「曲げ工程エリア」、「検査工程エリア」、「付随ストレージエリア」を含む複数のエリアに区分けされている。「曲げ工程エリア」は、板金の曲げ工程を行うためのエリアである。「検査工程エリア」は、曲げ工程を経て製造された製造物の検査工程を行うためのエリアである。「付随ストレージエリア」は、板金等の資材、中間製造物、及び検査済みの製品を保管するためのエリアである。
「曲げ工程エリア」は、「主作業エリア」及び「付属作業エリア」に区分けされている。「曲げ工程エリア」の「主作業エリア」は、作業者20が素材を曲げる作業を行うためのエリアである。「曲げ工程エリア」の「主作業エリア」は、例えば、プレスブレーキ等の曲げ加工機が設置されたエリア及び曲げ加工機の周辺エリアを含む。「曲げ工程エリア」の「付随作業エリア」は、曲げ工程のために作業者20が付随作業を行うエリアである。「曲げ工程エリア」の「付随作業エリア」は、例えば、資材となる板金の載置台や加工用治具の収納棚が設置されたエリアと、載置台及び収納棚の周辺エリアである。
「検査工程エリア」は、「主作業エリア」及び「付随作業エリア」に区分けされている。「検査工程エリア」の「主作業エリア」は、作業者20が製造物を検査する作業を行うためのエリアである。「検査工程エリア」の「主作業エリア」は、例えば、検査台又は検査器具が設置されたエリア及びその周辺エリアである。「検査工程エリア」の「付随作業エリア」は、例えば、測定治具の収納棚が載置されたエリア及び収納棚の周辺エリアである。
動線分析装置40は、「曲げ工程エリア」の「主作業エリア」及び「付属作業エリア」、「検査工程エリア」の「主作業エリア」及び「付属作業エリア」、並びに、「付随ストレージエリア」が作業現場内で占める範囲を示すエリア情報を予め記憶している。動線分析装置40は、動線検出装置30から取得した動線情報と、エリア情報とに基づいて、作業者20の作業を分類する。
例えば、動線分析装置40は、動線情報に基づいて、作業者20が存在したエリアを特定する。動線分析装置40は、動線情報に基づいて、作業者20が「歩行」していたか「停止」していたかを判断する。例えば、動線分析装置40は、動線情報から作業者20の位置の単位時間あたりの変化量を算出して、当該位置の単位時間あたりの変化量が予め定められた値未満の場合に、作業者20が「停止」していたと判断し、作業者20の位置の単位時間あたりの変化量が予め定められた値以上の場合に、作業者20が「歩行」していたと判断する。
動線分析装置40は、作業者20が「曲げ工程エリア」の「主作業エリア」において「停止」していた期間の作業者20の作業を、「曲げ工程」の「主作業」に分類する。動線分析装置40は、作業者20が「曲げ工程エリア」の「主作業エリア」において「歩行」していた期間の作業者20の作業を、「曲げ工程」の「付随作業」に分類する。また、動線分析装置40は、作業者20が「曲げ工程エリア」の「付随作業エリア」に存在していた期間の作業者20の作業を、「付随作業」に分類する。
同様に、動線分析装置40は、作業者20が「検査工程エリア」の「主作業エリア」において「停止」していた期間の作業者20の作業を、「検査工程」の「主作業」に分類する。動線分析装置40は、作業者20が「検査工程エリア」の「主作業エリア」において「歩行」していた期間の作業者20の作業を、「検査工程」の「付随作業」に分類する。また、動線分析装置40は、作業者20が「検査工程エリア」の「付随作業エリア」に存在していた期間の作業者20の作業を、「付随作業」に分類する。
また、動線分析装置40は、作業者20aが「付随ストレージエリア」に存在していた期間の作業者20の作業を、「付随ストレージ作業」に分類する。
動線分析装置40は、それぞれの作業が行われた時間を示す情報を、工程毎及び作業種別毎に集計して、管理者端末50に出力する。管理者端末50は、各工程の作業時間や各作業種別の作業時間をグラフ化して表示する。これにより、作業現場の管理者は、管理者端末50に表示された情報を用いて、作業効率の改善案を作成することができる。例えば、管理者は、曲げ工程の主作業に時間がかかっている場合には、曲げ加工機用の治具を改善する等の対策を立てることができる。
システム10によれば、動線情報を用いて作業者20の各エリアでの振舞いを判断して、エリアと振舞いの組み合わせに基づいて、作業者20が行った作業を分類することができる。これにより、作業者20の作業を、より適切に分類することができる。例えば、動線分析装置40によれば、「主作業エリア」で歩行していた期間の作業を、「付随作業」に分類するので、作業者20が実質的に停止して主作業に費やした時間を、より適切に算出することができる。
また、システム10によれば、動線分析装置40は、動線情報およびエリア情報を用いて、作業者20が行った作業を分類する。したがって、動線分析装置40は、作業者20個人を特定する情報を実質的に用いることなく、作業者20が行った作業を分類することができる。そのため、作業者20のプライバシーを保護しつつ、作業者20の作業を分析することができる。
図2は、動線分析装置40の機能ブロック構成の一例を示す。動線分析装置40は、処理部42と、格納部48とを備える。処理部42は、エリア判断部200と、振舞い判断部210と、分類部220と、集計部230と、移動順序判断部240と、取得部250と、出力部280とを備える。
処理部42は、マイクロプロセッサ等の演算装置により実現されてよい。格納部48は、揮発性及び不揮発性の記憶媒体を含んでよい。処理部42は、格納部48に記憶された情報を用いて処理を行う。
取得部250は、人物が移動した動線を示す動線情報を取得する。取得部250は、動線検出装置30から、導線情報を取得する。格納部48は、取得部250が取得した動線情報を格納する。格納部48は、上述したエリア情報を予め格納している。
エリア判断部200は、動線に基づいて、人物が存在したエリアを判断する。例えば、エリア判断部200は、格納部48に格納されているエリア情報と、動線とに基づいて、人物が存在したエリアを判断する。振舞い判断部210は、動線に基づいて、人物が存在したエリアにおける人物の振舞いを判断する。分類部220は、人物が存在したエリアと人物が存在したエリアにおける人物の振舞いとの組み合わせに基づいて、動線に沿って移動した人物の行動を分類する。
本実施形態において、人物は、作業を行う作業者20である。本実施形態において、作業は、製造物を製造するための作業である。分類部220は、作業者20が存在したエリアと作業者20が存在したエリアにおける作業者20の振舞いとの組み合わせに基づいて、動線に沿って移動した作業者20が行った作業を分類する。
動線情報は、各時刻における作業者20の位置を示す情報を含む。エリア判断部200は、動線に基づいて、1つの作業工程における主作業を行うための主作業エリアに作業者20が存在したか、1つの作業工程における副作業を行う副作業エリアに作業者20が存在したかを判断する。本実施形態の「付随作業」は、副作業の一例である。振舞い判断部210は、人物が存在したエリアにおいて作業者20が停止していたか移動していたかを、作業者20の振舞いとして判断する。例えば、振舞い判断部210は、動線が示す作業者20の位置の単位時間あたりの変化量が予め定められた値以上である場合に、作業者20が移動していたと判断し、作業者20の位置の単位時間あたりの変化量が予め定められた値未満である場合に、作業者20が停止していたと判断する。分類部220は、作業者20が存在したエリアと作業者20が存在したエリアにおける作業者20の振舞いとの組み合わせに基づいて、作業者20が行った作業を、主作業又は副作業に分類する。なお、本実施形態の「歩行」は、「移動」の振舞いの一例である。
例えば、分類部220は、エリア判断部200が主作業エリアに作業者20が存在したと判断し、振舞い判断部210が主作業エリアにおいて作業者20が停止していたと判断した場合に、作業者20が行った作業を主作業に分類する。分類部220は、エリア判断部200が主作業エリアに作業者20が存在したと判断し、振舞い判断部210が主作業エリアにおいて作業者20が移動していたと判断した場合に、作業者20が行った作業を副作業に分類する。
エリア判断部200は、動線に基づいて、互いに異なる作業工程を行うための複数の作業エリアのそれぞれに作業者20が存在したかを判断してよい。分類部220は、複数の作業エリアの間の作業者20の移動順序と、エリア判断部200が判断したエリアと、振舞い判断部210が判断した振舞いとの組み合わせに基づいて、作業者20が行った作業を分類してよい。
例えば、エリア判断部200は、動線に基づいて、第1の作業工程の作業を行うための第1の作業エリアに作業者20が存在したか、及び、第2の作業工程を行うための第2の作業エリアに作業者20が存在したかを判断する。移動順序判断部240は、動線に基づいて、第1の作業エリアから第2の作業エリアに作業者20が移動していたか否かを判断する。第2の作業工程が第1の作業工程の後に行われる作業工程である場合に、分類部220は、移動順序判断部240が、第1の作業エリアから第2の作業エリアに作業者20が移動していたと判断し、エリア判断部200が、第2の作業エリア内の主作業エリアに作業者20が存在したと判断し、かつ、振舞い判断部210が、第2の作業エリア内の主作業エリアで作業者20が停止していたと判断したことを条件として、作業者20が行った作業を主作業に分類する。なお、第2の作業工程が第1の作業工程の次に行われる作業工程である場合に、分類部220は、移動順序判断部240が、第1の作業エリアから第2の作業エリアに作業者20が移動していたと判断し、エリア判断部200が、第2の作業エリア内の主作業エリアに作業者20が存在したと判断し、かつ、振舞い判断部210が、第2の作業エリア内の主作業エリアで作業者20が停止していたと判断したことを条件として、作業者20が行った作業を主作業に分類してよい。
エリア判断部200は、保管エリアに作業者20が存在したか否かを判断する。保管エリアは、例えば、製品、製造途中の中間製造物、及び製造物の資材の少なくとも一つを保管するためのエリアである。分類部220は、保管エリアに存在した作業者20が行った作業を、保管作業に分類する。本実施形態の「付随ストレージ作業」は、保管作業の一例である。
振舞い判断部210は、複数の動線に基づいて、複数の作業者20の存在位置が近接していた場合に、存在位置が近接していたエリアにおいて作業者20が会話していたと判断する。分類部220は、作業者20が存在したエリアにおいて作業者20が会話していたと判断された場合に、作業者20が行った作業を、主作業及び副作業以外の作業に分類する。なお、振舞い判断部210は、作業者20が移動していた場合でも、複数の動線に基づいて、複数の作業者20の存在位置が近接した状態で作業者20が移動していたと判断されるときは、作業者20が会話していたと判断してよい。
エリア判断部200は、複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者20が存在したそれぞれのエリアを特定する。振舞い判断部210は、複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者20のそれぞれの振舞いを特定する。分類部220は、複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者20が行ったそれぞれの作業を分類する。作業時間集計部230は、分類部220による複数の作業の分類結果に基づいて、主作業が行われた時間及び副作業が行われた時間を集計する。出力部280は、主作業が行われた時間の集計値及び副作業が行われた時間の集計値を出力する。
図3は、格納部48が格納するエリア情報のデータ構造の一例を示す。図4は、作業現場内において動線分析の対象エリアの模式的なエリア配置図である。
図3に示すように、エリア情報は、「エリア」と、「作業種別」と、「工程種別」とを対応づける。「エリア」は、作業現場内の2次元的な範囲を示す情報である。
「作業種別」は、対応するエリアで行われる作業の種別を表す。「作業種別」は、「主作業」、「付随作業」、「付随ストレージ」を含む。
「工程種別」は、対応するエリアで行われる工程の種別を表す。「工程種別」は、曲げ工程に関する「曲げ」、検査工程に関する「検査」、資材の保管に関する「資材管理」、及び、製品の保管に関する「製品管理」を含む。
図3及び図4を参照して、「エリア1」は、主作業エリア411に対応する。「エリア2」は、付随作業エリア412に対応する。「エリア3」は、主作業エリア421に対応する。「エリア4」は、付随作業エリア422に対応する。「エリア5」は、付随ストレージエリア400に対応する。「エリア6」は、付随ストレージエリア430に対応する。「エリア7」は、付随ストレージエリア430に対応する。
エリア判断部200は、動線情報に含まれる位置情報と、エリア情報とに基づいて、作業者20が存在したエリアを判断する。具体的には、エリア判断部200は、動線情報に含まれる位置情報と、エリア情報とに基づいて、各時刻において作業者20が存在したエリアと、当該エリアに対応づけられた作業種別及び工程種別を判断する。
図4を参照して、動線分析の対象エリアは、主作業エリア411、付随作業エリア412、主作業エリア421、付随作業エリア422、付随ストレージエリア400及び付随ストレージエリア430、並びに、その他エリア450を含む。出入口480及び出入口490は、動線分析の対象エリアに作業者20が出入りするための出入口である。
主作業エリア411は、曲げ工程エリア内の主作業エリアである。付随作業エリア412は、曲げ工程エリア内の付随作業エリアである。主作業エリア421は、検査工程エリア内の主作業エリアである。付随作業エリア422は、検査工程エリア内の付随作業エリアである。付随ストレージエリア400は、資材置場を含む。付随ストレージエリア430は、製品置場を含む。付随ストレージエリア400及び付随ストレージエリア430は、保管エリアの一例である。その他エリア450は、作業者20が通行する通路等を含む。
図5は、格納部48が格納する作業情報のデータ構造の一例を示す。対応情報は、作業種別及び振舞いの複数の組み合わせを、作業に対応づけるための情報である。「作業種別」は、「主作業」、「付随作業」、「付随ストレージ」、及び「その他」が含まれる。
「主作業」は、作業工程において主となる作業である。「付随作業」は、主作業に付随する作業である。「付随ストレージ作業」は、資材、製造物、及び製品の保管に関する作業である。「その他」は、主作業、付随作業及び「付随ストレージ作業」以外の作業である。
例えば、板金の曲げ工程における「主作業」は、板金を曲げる作業を含み得る。板金の曲げ工程における「主作業」は、曲げ加工機を操作する作業を含み得る。板金の曲げ工程における「付随作業」は、曲げ加工機に使用する治具を取り出す作業や、治具を調整する作業を含み得る。板金の曲げ工程における「付随作業」は、板金の載置台から板金を取り上げる作業を含み得る。板金の曲げ工程における「付随ストレージ作業」は、資材置場から曲げ工程エリアまで板金を運ぶ作業や、曲げ工程エリアから製造物置場まで製造物を運ぶ作業を含み得る。
検査工程における「主作業」は、製品を検査する作業を含み得る。例えば、検査工程における「主作業」は、検査治具、測定治具、測定器具等の検査機器を用いて製品を検査する作業を含み得る。検査工程における「付随作業」は、検査機器を収納棚から取り出す作業を含み得る。検査工程における「付随ストレージ作業」は、製造物置場から製造物を検査台まで運ぶ作業や、検査済みの製造物を製品置場に運ぶ作業を含み得る。
「その他」は、「その他」のエリアに含み得る。例えば、作業者20が通路を通行する行動を含み得る。本実施形態において、「その他」は、作業者20の会話行動を含み得る。
分類部220は、作業情報を参照して、エリア判断部200が判断したエリアと、振舞い判断部210が判断した振舞いとの組み合わせに対応づけられた作業を特定する。分類部220は、作業者20が行った作業を、特定した作業に分類する。
例えば、分類部220は、作業者20が存在したエリアの作業種別が「主作業」であり、当該エリアにおける作業者20の振舞いが「停止」であった場合に、作業者20が行った作業を「主作業」に分類する。例えば、作業者20が曲げ加工機の近傍で板金を曲げ加工機に設置する作業や、曲げ加工機を操作して板金を曲げる作業は、「主作業」に分類され得る。
一方、分類部220は、作業者20が存在したエリアの作業種別が「主作業」であり、当該エリアにおける作業者20の振舞いが「歩行」であった場合には、作業者20が行った作業を「付随作業」に分類する。例えば、作業者20が曲げ加工機を点検するために曲げ加工機の近傍を歩く作業は、「付随作業」に分類される。したがって、作業者20が曲げ加工機の近傍に存在していた場合であっても、作業者20が歩行していた場合は、その作業は「付随作業」に分類される。これにより、「主作業」に要した時間をより適切に特定することができる。
なお、作業工程によっては、停止せずに主作業が行われる場合がある。このような工程については、作業者20が存在したエリアの作業種別が「主作業」であり、当該エリアにおける作業者20の振舞いが「歩行」であった場合も、作業者20の作業を「主作業」に分類してよい。
分類部220は、作業者20が存在したエリアの作業種別が「付随作業」であり、当該エリアにおける作業者20の振舞いが「停止」であった場合に、作業者20が行った作業を「付随作業」に分類する。また、分類部220は、作業者20が存在したエリアの作業種別が「付随作業」であり、当該エリアにおける作業者20の振舞いが「歩行」である場合に、作業者20が行った作業を「付随作業」に分類する。例えば、作業者20が曲げ加工機から少し離れた「不随作業エリア」で治具を調整する作業は、作業者20の振舞いが「停止」であるか「歩行」であるか否かにかかわらず、「付随作業」に分類される。
分類部220は、作業者20が存在したエリアの作業種別が「付随ストレージ」であった場合、当該エリアにおける作業者20の振舞いが「停止」であるか「歩行」であるか否かにかかわらず、「付随ストレージ作業」に分類する。これにより、作業者20が資材、製造物及び製品の保管に関する作業に要した時間を、より適切に特定することができる。
分類部220は、作業者20が存在したエリアの作業種別が「その他」であった場合、当該エリアにおける作業者20の振舞いが「停止」であるか「歩行」であるか否かにかかわらず、「その他」に分類する。したがって、作業者20が通路を通って持ち場へと向かう行動を、「主作業」、「付随作業」及び「付随ストレージ作業」以外の作業として特定することができる。これにより、「主作業」、「付随作業」及び「付随ストレージ作業」に要した時間の中に、作業者20が通路を通っている時間が含まれないようにすることができる。
分類部220は、作業者20の振舞いが「会話」であった場合、作業者20が存在したエリアの作業種別にかかわらず、作業者20が行った作業を「その他」に分類する。これにより、「主作業」、「付随作業」及び「付随ストレージ作業」に要した時間の中に、作業者20同士が会話している時間が含まれないようにすることができる。例えば、曲げ加工機の近傍で作業者20同士が雑談していた時間が、「主作業」の時間に含まれないようにすることができる。
図6は、作業者20の動線の一例を、作業現場のエリア配置図上に示す。動線情報は、作業者20の位置の時系列データを含む。動線600に示されるように、作業者20は、出入口480から動線分析の対象エリア内に入り、その他エリア450、曲げ工程エリアの付随作業エリア412、曲げ工程エリアの主作業エリア411、曲げ工程エリアの付随作業エリア412、検査工程エリアの付随作業エリア422、その他エリア450を順に通過して、出入口490から動線分析の対象エリア外に出ている。
分類部220は、主作業エリア411及び主作業エリア421のうち、作業者20が存在した時間が最も長い主作業エリアで行われる工程を、作業者20の担当工程と判定する。図6の動線600の例では、分類部220は、「曲げ工程」を作業者20の担当工程と判定する。なお、分類部220は、主作業エリア411及び主作業エリア421のうち、作業者20が停止していた時間が最も長い主作業エリアで行われる工程を、作業者20の担当工程と判定してもよい。また、分類部220は、主作業エリア内で作業者20が停止していた時間が予め定められた時間以上であることを条件として、当該主作業エリアで行われる工程を、作業者20の担当工程と判定してよい。分類部220は、主作業エリア内において作業者20が停止していた時間が予め定められた時間より短い場合、当該主作業エリアで行われる工程を、作業者20の担当工程と判定しなくてよい。
分類部220は、曲げ工程エリアの主作業エリア411において作業者20が停止していたときの作業を、「主作業」に分類する。分類部220は、曲げ工程エリアの主作業エリア411において作業者20が歩行していたときの作業を、「付随作業」に分類する。また、分類部220は、曲げ工程エリアの付随作業エリア412における作業者20の作業を、「付随作業」に分類する。
なお、分類部220は、検査エリア内の付随作業エリア422における作業者20の作業を、「その他」に分類してよい。このように、作業者20の担当工程が「曲げ工程」と判定されている場合、分類部220は、担当工程以外の作業工程を行うためのエリアにおける作業者20の作業を、「その他」に分類してよい。分類部220は、その他エリア450における作業者20の作業を、「その他」に分類する。
図7は、作業者20の動線の一例を作業現場のエリア配置図上に示す。動線700に示されるように、作業者20は、出入口480から動線分析の対象エリア内に入り、その他エリア450、付随ストレージエリア400、曲げ工程エリアの付随作業エリア412、曲げ工程エリアの主作業エリア411、曲げ工程エリアの付随作業エリア412、検査工程エリアの主作業エリア421、検査工程エリアの付随作業エリア422、その他エリア450、付随ストレージエリア430、その他エリア450を順に通過して、出入口490から動線分析の対象エリア外に出ている。
曲げ板金の製造工程は、資材置場から板金を取り出す資材管理工程、板金を曲げる工程、曲げ板金を検査する工程、曲げ板金を製品として保管する製品管理工程の順で進行する。作業者20が、これらの工程の全てを担当するケースでは、この工程順で作業を進める場合がある。動線700に示す例では、移動順序判断部240によって、作業者20が、資材の付随ストレージエリア400、主作業エリア411及び付随作業エリア412を含む曲げ工程エリア、主作業エリア421及び付随作業エリア422を含む検査工程エリア、製品の付随ストレージエリア430の順に移動したと判断される。分類部220は、移動順序判断部240によって判断されたエリア間の作業者20の移動順序が、曲げ板金の製造工程の進行順序と整合していると判断する。
作業者20の移動順序が曲げ板金の製造工程の進行順序と整合している場合、分類部220は、主作業エリア411に作業者20が存在した時間及び主作業エリア421に作業者20が存在した時間が予め定められた値以上であることを条件として、「曲げ工程」及び「検査工程」の両方を、作業者20の担当工程と判定する。分類部220は、主作業エリア411において作業者20が停止していたときの作業者20の作業を、曲げ工程の「主作業」に分類する。また、分類部220は、主作業エリア411において作業者20が歩行していたときの作業者20の作業を、曲げ工程の「付随作業」に分類する。また、分類部220は、付随作業エリア412に作業者20が存在していたときの作業者20の作業を、曲げ工程の「付随作業」に分類する。
また、分類部220は、付随ストレージエリア400に作業者20が存在していたときの作業者20の作業を、曲げ工程の「付随ストレージ作業」に分類する。また、分類部220は、付随ストレージエリア400に入る前に作業者20がその他エリア450に存在していたときの作業者20の作業を、曲げ工程の「その他」に分類する。
また、分類部220は、主作業エリア421において作業者20が停止していたときの作業者20の作業を、検査工程の「主作業」に分類する。また、分類部220は、主作業エリア421において作業者20が歩行していたときの作業者20の作業を、検査工程の「付随作業」に分類する。また、分類部220は、付随作業エリア422において作業者20が存在していたときの作業者20の作業を、検査工程の「付随作業」に分類する。
また、分類部220は、付随作業エリア422から付随ストレージエリア430に移動する間に作業者20がその他エリア450に存在していたときの作業者20の作業を、検査工程の「その他」に分類する。なお、分類部220は、付随作業エリア422から付随ストレージエリア430に移動する間に作業者20がその他エリア450に存在していたときの作業者20の作業を、検査工程の「付随作業」に分類してもよい。また、分類部220は、付随ストレージエリア430から出た後にその他エリア450を移動していたときの作業者20の作業を、検査工程の「その他」に分類する。これにより、作業者20が曲げ工程及び検査工程を通して担当する場合にも、各工程に関する作業を適切に分類することができる。
また、分類部220は、主作業エリア411において作業者20が停止していた時間及び主作業エリア421において作業者20が停止していた時間が予め定められた値以上であることを条件として、「曲げ工程」及び「検査工程」の両方を作業者20の担当工程として判定してもよい。分類部220は、作業者20が主作業エリア411及び主作業エリア421の両方に存在していたと判断された場合であっても、主作業エリア内において作業者20が停止していた時間が予め定められた時間より短い場合、当該主作業エリアに対応づけられた工程を、作業者20の担当工程と判定しなくてもよい。
このように、分類部220は、作業者20が複数の作業工程の主作業エリアのそれぞれにおいて存在した時間、作業者20が複数の作業工程の主作業エリアのそれぞれにおいて停止していた時間、作業者20によるエリア間の移動順序、及び、予め定められた工程の進行順序に基づいて、作業者20の担当工程の判定と、作業者20の作業の分類とを行う。
図8は、作業者20の動線の一例を、作業現場のエリア配置図上に示す。動線800に示されるように、作業者20は、出入口490から動線分析の対象エリア内に入り、その他エリア450、検査工程エリアの付随作業エリア422、検査工程エリアの主作業エリア421、曲げ工程エリアの付随作業エリア412、曲げ工程エリアの主作業エリア411、曲げ工程エリアの付随作業エリア412、その他エリア450を順に通過して、出入口480から動線分析の対象エリア外に出ている。
検査工程は、曲げ工程の後に行われる工程である。例えば、作業者20が曲げ工程と検査工程を続けて行う工程を担当するケースでは、検査工程を行った後に曲げ工程を行うことはない。そのため、動線800のように移動している作業者20の作業について、分類部220は、エリア判断部200により判断されたエリア及び移動順序判断部240が判断した移動順序に基づいて、「曲げ工程」のみを、作業者20の担当工程と判定する。この場合、分類部220は、主作業エリア411において作業者20が停止していたときの作業者20の作業を「主作業」に分類し、主作業エリア411内で歩行していたときの作業者20の作業を「付随作業」に分類する。また、分類部220は、付随作業エリア412における作業者20の作業を「付随作業」に分類する。また、分類部220は、その他エリア450における作業者20の作業と、主作業エリア421における作業者20の作業と、付随作業エリア422における作業者20の作業とを、「その他」に分類する。
このように、分類部220は、複数の作業エリアの間の作業者20の移動順序と、エリア判断部200が判断したエリアと、振舞い判断部210が判断した振舞いとの組み合わせに基づいて、作業者20が行った作業を分類する。これにより、予め定められた作業順序を考慮して、作業者20が作業を適切に主作業に分類することができる。
なお、検査工程が曲げ工程の次に行われる工程である場合、作業者20の担当工程が「曲げ工程」と判定されたときは、分類部220は、検査工程エリアの主作業エリア421に作業者20が存在したときの作業者20の作業又は検査工程エリアの付随作業エリア422に作業者20が存在したときの作業者20の作業を、「付随作業」に分類してもよい。このように、分類部220は、検査工程が曲げ工程に関連する工程である場合、作業者20が検査工程エリアに存在したときの作業者20の作業を、曲げ工程の「付随作業」に分類してよい。このように、分類部220は、作業者20が担当する第2の工程に関連する第2の工程を行うための主作業エリアにおける作業者20の作業を、「付随作業」に分類してもよい。
図9は、動線分析装置40が実行する処理を示すフローチャートである。S900において、取得部250は、動線検出装置30から動線情報を取得する。取得部250は、取得した動線情報を格納部48に格納する。例えば、取得部250は、1日分の動線情報を動線検出装置30から取得する。
S902からS914は、複数の動線のそれぞれを処理するループ処理を表す。S904において、処理部42は、処理対象となる1つの動線情報を取得する。具体的には、処理部42は、格納部48に格納された動線情報の中から1つの動線情報を読み出す。
S906において、エリア判断部200は、動線情報に基づいて作業者20が存在したエリアを判断する。また、振舞い判断部210は、動線情報に基づいて、作業者20の振舞いを判断する。また、移動順序判断部240は、動線情報に基づいて、エリア判断部200が判断した複数のエリア間の作業者20の移動順序を判断する。
S908において、分類部220は、作業者の担当工程を判定する。具体的には、分類部220は、作業者20が存在したエリアと、複数のエリア間の作業者20の移動順序に基づいて、作業者20の担当工程を判定する。上述したように、分類部220は、作業者20が存在した時間が予め定められた時間を超える主作業エリアに対応づけられた工程の中から、作業者20の担当工程を選択する。
S910において、分類部220は、作業者20の担当工程が判定できたか否かを判断する。作業者20の担当工程を判定できた場合、S912において、分類部220は作業者20の作業を分類する。例えば、分類部220は、作業者20の作業を、「主作業」、「付随作業」、「付随ストレージ作業」、「その他」に分類する。S910の判断において、作業者20の担当工程を判定できなかったと判断した場合、ループ処理の先頭に戻る。これにより、例えば主作業エリアを通過していない動線を、作業者20の作業を分類する処理対象から外すことができる。
動線についてのループ処理が終了すると、S916において、集計部230は、作業者20の作業に要した時間を工程種別及び/又は作業種別毎に集計する。S918において、出力部280は、S916の集計処理により得られた集計データを、管理者端末50に出力する。
図10は、管理者端末50から表示される動線分析結果を模式的に示す。管理者端末50は、動線分析装置40から取得した集計データに基づいて、各工程における「主作業」、「付随作業」、「付随ストレージ作業」及び「その他」に要した時間を含むテーブル1010及び積み上げグラフ1020を表示する。
図11は、管理者端末50から表示される動線分析結果の他の例を模式的に示す。管理者端末50は、動線分析装置40から取得した集計データに基づいて、複数の工程にわたる「主作業」、「付随作業」、「付随ストレージ作業」及び「その他」に要した時間の割合を示す円グラフ1110を表示する。また、管理者端末50は、動線分析装置40から取得した集計データに基づいて、各工程で要した時間の割合を示す円グラフ1120を表示する。
管理者端末50は、動線分析装置40から取得した集計データに基づいて、図10及び図11に示す動線分析結果を、予め定められた期間毎に集計して表示する。例えば、管理者端末50は、週毎に集計した動線分析結果を、並べて表示する。管理者は、管理者端末50に表示された動線分析結果を参照して、作業工程を効率化するための対策を立てることができる。例えば、管理者は、曲げ工程の主作業に要した時間が想定作業時間より長い場合、曲げ工程で使用する治具を改良する等の対策を立てることができる。
以上に説明したように、システム10によれば、作業者20を特定する情報を実質的に用いることなく、動線情報及びエリア情報に基づいて、作業者20の作業を分類することができる。そのため、作業者20のプライバシーを保護しつつ、作業を効率化するための情報を得ることができる。
以上において、システム10による動線分析の対象として、曲げ板金の製造作業を取り上げた。システム10が対象とする動線分析の対象として、曲げ板金製造作業以外に、水冷銅板配線の製造作業、曲げ銅パイプの製造作業、溶接作業等、様々な作業を例示することができる。例えば、水冷銅板配線の製造作業には、溶接により銅板銅パイプを作成する工程、溶接痕を除去するためのみがき工程等を含み得る。曲げ銅パイプの製造作業には、銅パイプへの砂入れ工程、銅パイプのあぶり曲げ工程、及び銅パイプから砂を排出する工程等を含み得る。溶接作業には、対象ワークの接合面を研磨する工程と、対象ワークにフラックスを塗布する工程と、対象ワークを固定して溶接する工程と、溶接ビードの仕上げ工程等を含み得る。その他、システム10による動線分析の対象として、塗装作業や製品の組立作業等を適用できる。システム10によれば、これら様々な作業や、複数の作業を連続して行う作業についても、上記実施形態で説明した曲げ板金の製造作業に係る動線分析手法と同様の手法を適用することにより、作業者の作業を適切に分類することができる。
また、上述したシステム10による動線分析手法は、製造現場や工場における各種の作業の以外に、商店等の店舗内における顧客の動線分析、店舗内における店員の動線分析、複数の店舗を含む商店街における人物の動線分析、オフィスの室内における従業員の動線分析、学校等の校内における生徒や教師の動線分析、電車内の人物の動線分析等、様々な場所における人物の動線分析に適用できる。
図12は、本実施形態に係るコンピュータ2000の例を示す。コンピュータ2000にインストールされたプログラムは、コンピュータ2000に、実施形態に係る動線分析装置40又は動線分析装置40の各部として機能させる、当該装置又は当該装置の各部に関連付けられるオペレーションを実行させる、及び/又は、実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2000に、本明細書に記載の処理手順及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU2012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2000は、CPU2012、及びRAM2014を含み、それらはホストコントローラ2010によって相互に接続されている。コンピュータ2000はまた、ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040を含む。ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040は、入力/出力コントローラ2020を介してホストコントローラ2010に接続されている。
CPU2012は、ROM2026及びRAM2014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース2022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。フラッシュメモリ2024は、コンピュータ2000内のCPU2012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ROM2026は、アクティブ化時にコンピュータ2000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ2000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入力/出力チップ2040はまた、キーボード、マウス及びモニタ等の様々な入力/出力ユニットをシリアルポート、パラレルポート、キーボードポート、マウスポート、モニタポート、USBポート、HDMI(登録商標)ポート等の入力/出力ポートを介して、入力/出力コントローラ2020に接続してよい。
プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、又はメモリカードのようなコンピュータ可読媒体又はネットワークを介して提供される。RAM2014、ROM2026、又はフラッシュメモリ2024は、コンピュータ可読媒体の例である。プログラムは、フラッシュメモリ2024、RAM2014、又はROM2026にインストールされ、CPU2012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2000に読み取られ、プログラムと上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ2000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、コンピュータ2000及び外部デバイス間で通信が実行される場合、CPU2012は、RAM2014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2022は、CPU2012の制御下、RAM2014及びフラッシュメモリ2024のような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取った送信データをネットワークに送信し、ネットワークから受信された受信データを、記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2012は、フラッシュメモリ2024等のような記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM2014に読み取られるようにし、RAM2014上のデータに対し様々な種類の処理を実行してよい。CPU2012は次に、処理されたデータを記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理にかけられてよい。CPU2012は、RAM2014から読み取られたデータに対し、本明細書に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々な種類のオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々な種類の処理を実行してよく、結果をRAM2014にライトバックする。また、CPU2012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2012は、第1の属性の属性値が指定されている、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ2000上又はコンピュータ2000近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能である。コンピュータ可読媒体に格納されたプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2000に提供してよい。
コンピュータ2000にインストールされ、コンピュータ2000を動線分析装置40として機能させるプログラムは、CPU2012等に働きかけて、コンピュータ2000を、動線分析装置40の各部としてそれぞれ機能させてよい。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ2000に読込まれることにより、ソフトウエアと上述した各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段であるエリア判断部200、振舞い判断部210、分類部220、集計部230、移動順序判断部240、取得部250、及び出力部280として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ2000の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の動線分析装置40が構築される。
様々な実施形態が、ブロック図等を参照して説明された。ブロック図において各ブロックは、(1)オペレーションが実行されるプロセスの段階又は(2)オペレーションを実行する役割を持つ装置の各部を表わしてよい。特定の段階及び各部が、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウエア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理オペレーション、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウエア回路を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく実行され得る命令を含む製品の少なくとも一部を構成する。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はプログラマブル回路に対し、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、説明された処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム
20 作業者
30 動線検出装置
40 動線分析装置
42 処理部
48 格納部
50 管理者端末
110 3Dセンサ
200 エリア判断部
210 判断部
220 分類部
230 集計部
240 移動順序判断部
250 取得部
280 出力部
400 付随ストレージエリア
411 主作業エリア
412 付随作業エリア
421 主作業エリア
422 付随作業エリア
430 付随ストレージエリア
450 他エリア
480 出入口
490 出入口
600 動線
700 動線
800 動線
1010 テーブル
1020 グラフ
1110 円グラフ
1120 円グラフ
2000 コンピュータ
2010 ホストコントローラ
2012 CPU
2014 RAM
2020 入力/出力コントローラ
2022 通信インタフェース
2024 フラッシュメモリ
2026 ROM
2040 入力/出力チップ

Claims (12)

  1. 人物が移動した動線を示す動線情報を取得する取得部と、
    前記動線に基づいて、人物が存在したエリアを判断するエリア判断部と、
    前記動線に基づいて、前記人物が存在したエリアにおける人物の振舞いを判断する振舞い判断部と、
    前記人物が存在したエリアと前記人物が存在したエリアにおける人物の振舞いとの組み合わせに基づいて、前記動線に沿って移動した人物の行動を分類する分類部と
    を備える動線分析装置。
  2. 前記人物は、作業を行う作業者であり、
    前記分類部は、前記作業者が存在したエリアと前記作業者が存在したエリアにおける作業者の振舞いとの組み合わせに基づいて、前記動線に沿って移動した作業者が行った作業を分類する
    請求項1に記載の動線分析装置。
  3. 前記動線情報は、各時刻における作業者の位置を示す情報を含み、
    前記エリア判断部は、前記動線に基づいて、1つの作業工程における主作業を行うための主作業エリアに作業者が存在したか、前記1つの作業工程における副作業を行うための副作業エリアに作業者が存在したかを判断し、
    前記振舞い判断部は、前記人物が存在したエリアにおいて作業者が停止していたか移動していたかを、作業者の振舞いとして判断し、
    前記分類部は、前記作業者が存在したエリアと前記作業者が存在したエリアにおける作業者の振舞いとの組み合わせに基づいて、前記作業者が行った作業を、主作業又は副作業に分類する
    請求項2に記載の動線分析装置。
  4. 前記分類部は、前記エリア判断部が前記主作業エリアに作業者が存在したと判断し、前記振舞い判断部が前記主作業エリアにおいて作業者が停止していたと判断した場合に、前記作業者が行った作業を主作業に分類する
    請求項3に記載の動線分析装置。
  5. 前記分類部は、前記エリア判断部が前記主作業エリアに作業者が存在したと判断し、前記振舞い判断部が前記主作業エリアにおいて作業者が移動していたと判断した場合に、前記作業者が行った作業を副作業に分類する
    請求項3又は4に記載の動線分析装置。
  6. 前記エリア判断部は、前記動線に基づいて、第1の作業工程の作業を行うための第1の作業エリアに前記作業者が存在したか、及び、第2の作業工程を行うための第2の作業エリアに前記作業者が存在したかを判断し、
    前記動線分析装置は、
    前記動線に基づいて、前記第1の作業エリアから前記第2の作業エリアに作業者が移動していたか否かを判断する移動順序判断部
    をさらに備え、
    前記第2の作業工程が前記第1の作業工程の後に行われる作業工程である場合に、前記分類部は、
    前記移動順序判断部が、前記第1の作業エリアから前記第2の作業エリアに作業者が移動していたと判断し、
    前記エリア判断部が、前記第2の作業エリア内の前記主作業エリアに作業者が存在したと判断し、かつ、
    前記振舞い判断部が、前記第2の作業エリア内の前記主作業エリアで作業者が停止したと判断したことを条件として、
    前記第2の作業エリア内において前記作業者が行った作業を主作業に分類する
    請求項4又は5に記載の動線分析装置。
  7. 前記第2の作業工程が前記第1の作業工程の次に行われる作業工程である場合に、前記分類部は、
    前記移動順序判断部が、前記第1の作業エリアから前記第2の作業エリアに作業者が移動していたと判断し、
    前記エリア判断部が、前記第2の作業エリア内の前記主作業エリアに作業者が存在したと判断し、かつ、
    前記振舞い判断部が、前記第2の作業エリア内の前記主作業エリアで作業者が停止したと判断したことを条件として、
    前記第2の作業エリア内において前記作業者が行った作業を主作業に分類する
    請求項6に記載の動線分析装置。
  8. 前記作業は、製品を製造するための作業であり、
    前記エリア判断部は、前記製品、前記製品の製造途中の中間製品及び前記製品の資材の少なくとも一つを保管するための保管エリアに前記作業者が存在したか否かを判断し、
    前記分類部は、前記保管エリアに存在した作業者が行った作業を、保管作業に分類する
    請求項3から7のいずれか一項に記載の動線分析装置。
  9. 前記振舞い判断部は、複数の動線に基づいて、複数の作業者の存在位置が近接していた場合に、前記存在位置が近接していたエリアにおいて作業者が会話していたと判断し、
    前記分類部は、前記作業者が存在したエリアにおいて作業者が会話していたと判断されたた場合に、前記作業者が行った作業を、前記主作業及び前記副作業以外の作業に分類する
    請求項3から8のいずれか一項に記載の動線分析装置。
  10. 前記エリア判断部は、複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者が存在したそれぞれのエリアを特定し、
    前記振舞い判断部は、前記複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者のそれぞれの振舞いを特定し、
    前記分類部は、前記複数の動線のそれぞれに基づいて、それぞれの動線に沿って移動した作業者が行ったそれぞれの作業を分類し、
    前記動線分析装置は、
    前記分類部による複数の前記作業の分類結果に基づいて、前記主作業が行われた時間及び前記副作業が行われた時間を集計する作業時間集計部と、
    前記主作業が行われた時間の集計値及び前記副作業が行われた時間の集計値を出力する出力部と
    をさらに備える請求項3から9のいずれか一項に記載の動線分析装置。
  11. 前記エリア判断部は、前記動線に基づいて、互いに異なる作業工程を行うための複数の作業エリアのそれぞれに作業者が存在したかを判断し、
    前記分類部は、前記複数の作業エリアの間の作業者の移動順序と、前記エリア判断部が判断したエリアと、前記振舞い判断部が判断した振舞いとの組み合わせに基づいて、前記作業者が行った作業を分類する
    請求項2から5のいずれか一項に記載の動線分析装置。
  12. コンピュータを、請求項1から11のいずれか一項に記載の動線分析装置として機能させるためのプログラム。
JP2019116607A 2019-06-24 2019-06-24 動線分析装置及びプログラム Pending JP2021002289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019116607A JP2021002289A (ja) 2019-06-24 2019-06-24 動線分析装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019116607A JP2021002289A (ja) 2019-06-24 2019-06-24 動線分析装置及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021002289A true JP2021002289A (ja) 2021-01-07

Family

ID=73995416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019116607A Pending JP2021002289A (ja) 2019-06-24 2019-06-24 動線分析装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021002289A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7245941B1 (ja) 2022-03-22 2023-03-24 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 進捗管理装置、進捗管理方法及び進捗管理プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7245941B1 (ja) 2022-03-22 2023-03-24 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 進捗管理装置、進捗管理方法及び進捗管理プログラム
JP2023139342A (ja) * 2022-03-22 2023-10-04 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 進捗管理装置、進捗管理方法及び進捗管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11354759B2 (en) Method for integrated management including building construction and maintenance of based on video
Hernández-López et al. Software engineering job productivity—a systematic review
Yarmohammadi et al. Automated performance measurement for 3D building modeling decisions
US20220137609A1 (en) Production information management system and production information management method
Solke et al. Analysis of relationship between manufacturing flexibility and lean manufacturing using structural equation modelling
CN104950834B (zh) 生产计划准备支持方法和生产计划准备支持设备
US20210374647A1 (en) Production management support system and production management support method
Borkowski et al. Challenges faced in modern quality inspection
JP2021002289A (ja) 動線分析装置及びプログラム
Kábele et al. Increasing the efficiency of the production process due to using methods of industrial engineering
JP6802122B2 (ja) 原因推定方法およびプログラム
Obeidat et al. Lean manufacturing implementation in the sewing industry
JP7019339B2 (ja) 不良原因抽出システム及びその方法
WO2019087275A1 (ja) 作業分析装置、及び作業分析方法
Erdoğan et al. More effective sprint retrospective with statistical analysis
JPWO2019016892A1 (ja) 品質分析装置及び品質分析方法
US8260593B2 (en) System and method for simulating human movement
US20210182762A1 (en) Work instruction system and work instruction method
US10346202B2 (en) Task circumstance processing device and method
JP2011204098A (ja) プロジェクト管理における遅延情報可視化装置
US11068716B2 (en) Information processing method and information processing system
Wang et al. Automated ergonomics-based productivity analysis for intelligent manufacturing in industrialized construction
US20230280730A1 (en) Production management system, production management method, and production management program
WO2022259690A1 (ja) 作業分析装置及び方法
US20230280731A1 (en) Production management system, production management method, and production management program