JP2020536300A - 3dシーンの点の属性を修正するための方法及び装置 - Google Patents

3dシーンの点の属性を修正するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

3Dシーンの1つ又は複数の点の属性を修正するための方法及び装置。属性は深度画像及びテクスチャ画像内にそれぞれ記憶される深度属性及びテクスチャ属性を含む。その目標を達成するために、深度画像内の少なくとも第1の点の近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有する3Dシーンの少なくとも第1の点を識別する。次いで、深度画像及びテクスチャ画像内の少なくとも第1の点の近傍を分析することにより、少なくとも第1の点の属性が訂正可能かどうかを判定する。訂正可能な属性を有する第1の点ごとに、深度画像及び/又はテクスチャ画像内に記憶される属性を深度画像及び/又はテクスチャ画像内の近傍に応じて修正する。

Description

1.技術分野
本明細書は、3Dシーンを処理する分野に関する。排他的ではないが、とりわけ本原理の技術分野は、3Dオブジェクトのジオメトリ及びテクスチャを表す点群の点を処理することに関する。本原理の技術分野は、テクスチャ及び深度投影スキームを使用する3D画像データの符号化/復号にも関し得る。
2.背景
この節は、以下に記載の及び/又は特許請求の範囲に記載の本明細書の様々な態様に関係し得る技術の様々な側面を読者に紹介することを目的とする。この解説は、本発明の様々な態様をより良く理解するのを助けるための背景情報を読者に与えるのに有用だと考えられる。従って、これらの記述は従来技術の承認としてではなくかかる観点から読まれるべきである。
点群又はメッシュを用いて3Dオブジェクトを表すことはよく知られている。
メッシュは、頂点及び頂点を接続するエッジでそれぞれ表されるメッシュ要素(例えば三角形)を含む。メッシュは3Dオブジェクトの外面を表すように通常意図される。
点群は3Dオブジェクトの外面、更にはメッシュのような他のデータ形式によって効率的に表現できない可能性がある毛髪、毛皮等のより複雑なジオメトリも表すことを通常意図する1組の点である。点群の各点は、しばしば3D空間位置(3D空間内のX、Y、及びZ座標)によって定められ、場合によっては例えばRGB又はYUV色空間内で表される色、透明度、反射率、2成分法線ベクトル等の他の関連属性によって定められる。有色の点群、即ち1組の6成分の点(X,Y,Z,R,G,B)又は等価に(X,Y,Z,Y,U,V)を検討することができ、(X,Y,Z)は3D空間内の点の空間位置を定め、(R,G,B)又は(Y,U,V)はその点の色又はテクスチャを定める。
点群は、画像ベースの点群表現に対応するテクスチャ及び深度投影で表すことができる。
エンドユーザに伝送する前にテクスチャ及び深度の両方を圧縮することができる。更に、より優れた圧縮性能及び標準的なビデオ配信ワークフローとの後方互換性を得るために、テクスチャのクロマを圧縮前に4:4:4形式から4:2:0形式にダウンサンプリングすることができる。クロマエッジを平滑化する傾向があるクロマ圧縮と共に、これは異なる色を有する2つのオブジェクトの境界線において強いクロマアーティファクトをもたらす。従って、点群を再構築するときオブジェクトのエッジ付近の一部の点が不適当な色を示し、それはそれらの点の真の色がオブジェクトの(エッジの反対側に位置する)別の部分の色で平均されるからであり、このことは3Dオブジェクトの表示品質を変える。
深度圧縮の後、3Dオブジェクトの「エッジにおける」一部の点が、3Dオブジェクトの一部と3Dオブジェクトの別の部分との間に空間的に位置することがあり、それはそれらの2つの部分間で深度値が平均される可能性があり、真の3Dオブジェクトから離れて浮く点がもたらされるからである。かかる点が発生することは、深度画像を圧縮するとき低ビットレートで不可避である深度のぼけ/拡散が原因である。かかるぼけ/拡散は3Dオブジェクトをレンダリングするとき視覚的なアーティファクトを発生させる。
3.概要
本明細書での「一実施形態」、「或る実施形態」、「一実施形態例」、「特定の実施形態」への言及は、記載される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施形態がそれらの特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含まなくてもよいことを意味する。更に、かかる語句は必ずしも同じ実施形態を指すものではない。更に、或る実施形態に関連して特定の特徴、構造、又は特性が記載される場合、明確に記載されていようがいまいが、かかる特徴、構造、又は特性を他の実施形態に関連して影響させることが当業者の知識の範囲に含まれると考えられる。
本明細書は、3Dシーンの1つ又は複数の点の属性を修正する方法であって、属性は深度画像及びテクスチャ画像内にそれぞれ記憶される深度属性及びテクスチャ属性を含み、
深度画像内の少なくとも第1の点の近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有する3Dシーンの少なくとも第1の点を識別すること、
深度画像及びテクスチャ画像内の少なくとも第1の点の近傍を分析することにより、少なくとも第1の点の属性が訂正可能かどうかを判定すること、及び
訂正可能な属性を有する第1の点ごとに、深度画像及び/又はテクスチャ画像内に記憶される属性を深度画像及び/又はテクスチャ画像内の近傍に応じて修正すること
を含む、方法に関する。
本明細書は、3Dシーンの1つ又は複数の点の属性を修正するように適合される装置/機器であって、属性は深度画像及びテクスチャ画像内にそれぞれ記憶される深度属性及びテクスチャ属性を含み、
深度画像内の少なくとも第1の点の近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有する3Dシーンの少なくとも第1の点を識別すること、
深度画像及びテクスチャ画像内の少なくとも第1の点の近傍を分析することにより、少なくとも第1の点の属性が訂正可能かどうかを判定すること、及び
訂正可能な属性を有する第1の点ごとに、深度画像及び/又はテクスチャ画像内に記憶される属性を深度画像及び/又はテクスチャ画像内の近傍に応じて修正すること
を行うように構成される少なくとも1つのプロセッサに関連するメモリ
を含む、装置/機器にも関する。
本明細書は、3Dシーンの1つ又は複数の点の属性を修正するように適合される装置/機器であって、属性は深度画像及びテクスチャ画像内にそれぞれ記憶される深度属性及びテクスチャ属性を含み、
深度画像内の少なくとも第1の点の近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有する3Dシーンの少なくとも第1の点を識別するための手段と、
深度画像及びテクスチャ画像内の少なくとも第1の点の近傍を分析することにより、少なくとも第1の点の属性が訂正可能かどうかを判定するための手段と、
訂正可能な属性を有する第1の点ごとに、深度画像及び/又はテクスチャ画像内に記憶される属性を深度画像及び/又はテクスチャ画像内の近傍に応じて修正するための手段と
を含む、装置/機器にも関する。
或る特性によれば、識別することは、少なくとも第1の点の近傍の第2の点と呼ばれるどの点が、少なくとも第1の点に対して第1の決定値を上回る深度差を有するのかを深度画像内で明らかにすることを含み、少なくとも第1の点は第2の点の数が第2の決定値を上回る場合に識別される。
特定の特性によれば、属性が訂正可能かどうかを判定することが、
少なくとも第1の点の近傍の第3の点と呼ばれるどの点が、少なくとも第1の点に対して第3の決定値を下回る深度差を有するのかを深度画像内で明らかにすること、及び
少なくとも第1の点の近傍の第4の点と呼ばれるどの点が、少なくとも第1の点の属性を修正するために使用可能かをテクスチャ画像内で明らかにすること
を含み、
属性は、第3の点の数が第5の決定値を上回る場合、及び第4の点の数が1以上である場合に訂正可能だと判定される。
別の特性によれば、第4の点を明らかにすることが、テクスチャ画像内の少なくとも第1の点の第4の点候補と呼ばれる近傍の点の中で、深度画像内の第4の点候補の近傍の第5の点と呼ばれるどの点が第4の点候補に対して第4の決定値を下回る深度差を有するのかを明らかにすることを含み、第4の点候補は第5の点の数が第6の決定値を上回る場合に第4の点になる。
更なる特性によれば、属性は少なくとも1つの第4の点の属性に基づいて修正される。
更なる特性によれば、この方法は(この装置は)、深度画像内の自らの近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有するものとして識別された3Dシーンの更なる点の属性を修正するために使用可能な属性を有する点のリストに、修正済みの属性を有する少なくとも第1の点を追加することを含む(そのように更に構成される)。
別の特性によれば、深度画像及びテクスチャ画像が受信ビットストリームから復号される。
更なる特性によれば、3Dシーンの1つ又は複数の点が点群の一部である。
本明細書は、プログラムがコンピュータ上で実行されるとき、属性を修正する上記の方法を少なくとも1つのプロセッサによって実行するためのプログラムコードの命令を含むコンピュータプログラム製品にも関する。
本明細書は、属性を修正する少なくとも上記の方法をプロセッサに実行させるための命令を内部に記憶している(非一時的)プロセッサ可読媒体にも関する。
4.図面一覧
以下の説明を読めば本明細書がよりよく理解され、他の特定の特徴及び利点が現れ、説明は付属図面を参照する。
本原理の一例による、3Dオブジェクトの一例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図1の3Dオブジェクトに関連する属性画像の一例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図1の3Dオブジェクトに関連する属性画像の一例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図2A及び図2Bの属性画像を得るための第1の例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図2A及び図2Bの属性画像を得るための第2の例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図1の3Dオブジェクトの点に関連する深度画像の(又はテクスチャ画像の)ピクセルを示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図1の3Dオブジェクトの点の属性を修正するための方法を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、属性を修正するための候補である図1の3Dオブジェクトの点を識別するための方法を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、属性を修正するための候補である図1の3Dオブジェクトの点の属性が修正可能かどうかを判定するための方法を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図6、図7、及び/又は図8の方法を実施するための機器のアーキテクチャの一例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図1の3Dオブジェクトを表す点群の符号化/復号スキームの一例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図10のスキームによって得られるビットストリームを搬送する信号の構文の一例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図1の3Dオブジェクトを表す点群を符号化する際に実施されるプロセスの一例を示す。 本原理の非限定的な実施形態による、図1のオブジェクト図1の3Dオブジェクトを表す復号済みの点群を得るためにビットストリームを復号するためのプロセスの一例を示す。
5.実施形態の詳細な説明
次に本内容を図面に関して説明し、図面では全体を通して同様の要素を指すために同様の参照番号を使用する。以下の説明では、本内容の完全な理解を与えるために多数の具体的詳細を説明目的で記載する。但し本内容の実施形態はそれらの具体的詳細なしに実践できることが明白であり得る。
本明細書の非限定的な実施形態によれば、3Dオブジェクトの1つ又は複数の点の属性を修正するための方法及び装置が開示される。
以下、画像は画像(又はビデオ)のピクセル値に関する全ての情報、並びに例えば画像(又はビデオ)を視覚化し及び/又は復号するためにディスプレイ及び/又は他の任意の装置によって使用され得る全ての情報を規定する特定の画像/ビデオ形式にあるサンプル(ピクセル値)の1つ又は幾つかのアレイを含む。画像は、サンプルの第1のアレイの形を取る、通常は輝度(又はルミナンス)成分である少なくとも1つの成分と、場合によるとサンプルの少なくとも1つの他のアレイの形を取る、通常は色成分である少なくとも1つの他の成分とを含む。又は同等に、同じ情報が従来の三色RGB表現等の色サンプルの1組のアレイによって表現される場合もある。
以下、ピクチャは画像、即ちサンプルのアレイとして、又は画像の集合として考えることができる。
ピクセル値はnv値のベクトルによって表され、nvは成分の数である。ベクトルのそれぞれの値は、ピクセル値の最大ダイナミックレンジを定めるビット数で表される。
本原理は、三次元(3D)オブジェクトの1つ又は複数の点の属性を修正するための方法(及びそのように構成される機器)の特定の実施形態に関して説明する。属性は点群の点に関連し、テクスチャ情報(テクスチャ属性)及び/又は深度情報(深度属性)に対応する。深度(又は距離)属性は深度画像内に記憶され(即ち深度画像のピクセルに関連し)、テクスチャ(又は色)属性はテクスチャ画像内に記憶される(即ちテクスチャ画像のピクセルに関連する)。属性を修正する(深度及び/又はテクスチャ)ための候補である3Dオブジェクトの1つ又は複数の点(第1の点と呼ぶ)を識別する。属性を修正するための候補である点は、深度画像内のこの候補点の近傍に関連する深度情報と比較して矛盾した関連深度属性を有する点である。深度属性間の比較は深度画像内で行うことができ、深度画像の各ピクセルは3Dオブジェクトの1つの対応する点に関連する。識別済みの第1の点の近傍を深度画像及びテクスチャ画像の両方において分析して、この識別済みの第1の点の属性が訂正可能かどうか、即ち識別済みの第1の点の属性を修正するために使用可能な信頼できる情報が深度及び/又はテクスチャ画像内にあるかどうかを判定する。識別済みの第1の点の属性が訂正可能だと判定される場合、深度画像及び/又はテクスチャ画像内のこの第1の点の近傍を使用して属性(深度及び/又はテクスチャ属性)を修正する。
深度画像(個々にテクスチャ画像)内の3Dオブジェクトの点の近傍は、前述の3Dオブジェクトの点に対応する深度画像(個々にテクスチャ画像)のピクセルの近傍に位置する深度画像(個々にテクスチャ画像)のピクセルに対応する。ピクセルの近傍は、例えばこの例に限定されないが、前述のピクセルに隣接する全てのピクセルを包含し得る。例えば近傍は、前述のピクセルに隣接するピクセル、及び前述のピクセルに隣接する各ピクセルに隣接する全てのピクセル、又は更に多くのピクセルを包含し得る。
属性が訂正可能かどうかを判定することは、属性を確実に訂正できない点を迅速に破棄することを可能にし、したがって処理時間及び資源を節約する。(3Dオブジェクトの3D空間の代わりに)深度画像を使用することは、どの点が誤っている可能性があるのか(例えば自らが属するオブジェクトに対応しないテクスチャをどの点が有し得るのか)を迅速に識別することを可能にし、深度画像及びテクスチャ画像の両方を使用することは、識別済みの第1の点(誤った又は疑わしい点)の属性を訂正するためにどの点を使用することができるのかを確実に判定することを可能にする。
3Dオブジェクトの深度画像及び関連するテクスチャ画像の単一の対に関して説明したとしても、本原理は深度及び関連するテクスチャ画像の複数の対に同様に適用される。
図1は、非限定的な実施形態による、3Dオブジェクト又はその一部の2つの異なる表現を示す。3Dオブジェクトは、例えば複数の3Dオブジェクトを含む3Dシーンに属することができる。図1の例によれば、オブジェクトは例えばシーン内で移動する人物であり、頭部に対応するオブジェクトの一部が図1に示されている。図1は、オブジェクト10の三次元(3D)モデル及び3Dモデル10に対応する点群11の点も示し得る。モデル10は3Dメッシュ表現とすることができ、点群11の点はメッシュの頂点であり得る。点11は、メッシュの面の表面に広がる点とすることもできる。モデル10は群の点11のスプラットされたバージョンとして表すこともでき、モデル10の表面は群の点11の点をスプラットすることによって作成される。モデル10は、ボクセル又はスプライン等の多くの異なる表現によって表すことができる。図1は、3Dオブジェクトの表面表現から点群を定めることが常に可能であること、及び逆に群の点から3Dオブジェクトの表面表現を作成することが常に可能であることを示す。本明細書で使用するとき、3Dオブジェクトの点を(3Dシーンの拡張点によって)画像に投影することは、この3Dオブジェクトの任意の表現をオブジェクトに投影することと等価である。
オブジェクトの一部の第1の表現10は点群である。点群はオブジェクト、例えばオブジェクトの外面又は外部形状を表す点の大きな集合に相当する。点群はベクトルベースの構造として見ることができ、各点はその座標(例えば三次元座標XYZ又は所与の視点からの深度/距離)と、成分とも呼ばれる1つ又は複数の属性とを有する。成分の一例は様々な色空間、例えばRGB(赤色、緑色、及び青色)又はYUV(Yは輝度成分でありUVは2つのクロミナンス成分である)内で表すことができる色成分である。点群は、所与の視点又は一連の視点から見たオブジェクトの表現である。点群は様々なやり方、例えば
・深度アクティブ検知装置によって任意選択的に補完されるカメラのリグによって撮像された現実オブジェクトの捕捉から、
・モデリングツール内の仮想カメラのリグによって撮像された仮想/合成オブジェクトの捕捉から、
・現実オブジェクト及び仮想オブジェクトの両方の混合から
得ることができる。
(現実オブジェクトの捕捉に由来する)第1の事例では、1組のカメラが異なるビュー(異なる視点)に対応する1組の画像又は一連の画像(ビデオ)を生成する。各カメラ中心からオブジェクト表面までの距離を意味する深度情報が、例えば赤外領域内で及び構造化光分析又は飛行時間に基づくアクティブ深度検知装置によって、又は視差アルゴリズムに基づいて取得される。何れの場合にも、全てのカメラを内的に及び外的に較正する必要がある。視差アルゴリズムは、典型的には1次元ライン沿いに作成される1対の補正されたカメラ画像上の同様の視覚的特徴を探索することで構成され、ピクセル列の差が大きくなるほどこの特徴の表面が近くなる。カメラアレイの場合、複数のカメラの対の利点を利用し、複数のピア視差情報を組み合わせることによってグローバル深度情報を得ることができ、それにより信号対雑音比を改善する。
第2の事例(合成オブジェクト)では、モデリングツールが深度情報を直接提供する。
点群10は時間と共に進化する動的な点群とすることができ、即ち点の数は時間と共に変化する可能性があり、及び/又は1つ又は複数の点の位置(例えば座標X、Y、及びZの少なくとも1つ)が経時変化し得る。点群の進化は、点群によって表されるオブジェクトの動き及び/又はオブジェクト若しくはオブジェクトの一部の任意の形状変化に対応し得る。
点群10は、ピクチャ内で又は時間的に連続したピクチャの1つ又は複数のグループ内で表すことができ、各ピクチャは決定された時点「t」における点群の表現を含む。時間的に連続したピクチャの1つ又は複数のグループは、点群10の少なくとも一部を表すビデオを形成することができる。
オブジェクトの一部の第2の表現11は点群表現10から取得することができ、この第2の表現は表面表現に相当する。その表面を計算するために点群を処理することができる。そのために、点群の所与の点について、この所与の点における局所表面に対する法線を計算するためにこの所与の点の近傍の点を使用し、この所与の点に関連する表面要素は法線から導出される。このプロセスは表面を得るために全ての点に対して繰り返される。点群から表面を再構築するための方法は、例えば“State of the Art In Surface Reconstruction from Point Clouds”, State of the Art Report, 2014の中でMatthew Bergerらによって記載されている。改変形態によれば、点群の所与の点に関連する表面要素は、この所与の点にスプラットレンダリングを適用することによって得られる。オブジェクトの表面(オブジェクトの陰面又は外面とも呼ばれる)は、点群の点に関連する全てのスプラット(例えば楕円面)を混合することによって得られる。
特定の実施形態では、点群がオブジェクト全体ではなくオブジェクトの部分的なビューしか表さず、かかる部分的なビューは、オブジェクトがレンダリング側、例えば映画のシーン内でどのように見られるべきかに対応する。例えば平面カメラアレイの方を向いているキャラクタを撮像することはリグ側の点群だけを生成する。キャラクタの背後は存在すらしておらず、オブジェクト自体が閉じておらず、従ってオブジェクトの幾何学的特性はリグの方を向いている1組の全ての表面である(各局所表面の法線と取得装置に戻る光線との間の角度は例えば90°未満である)。
図2A及び図2Bは、本原理の特定の非限定的な実施形態による、点群10のピクチャをそれぞれ示す。
図2Aは、点群のピクチャ20、例えば点群のGOP(ピクチャ群:Group of Pictures)のピクチャの第1の例を示す。ピクチャ20は1組のn個の画像201、202、203、20nで構成され、nは2以上の整数である。画像201から20nのそれぞれはピクセルのアレイに対応し、そのサイズ及び/又は定義は画像ごとに異なり得る。例えば画像201及び20nの定義は同じであるのに対し、画像202、203の定義は互いに及び画像201及び20nの定義と異なる。図2Aの例では、画像201から20nは、画像間の重複なしにピクチャ20の全体を覆うように空間的に配置されている。改変形態によれば、画像201から20nがピクチャ全体を覆うことはなく、画像201から202の間に又はそれらの少なくとも一部の間に空間が存在し、即ち隣接する2つの画像のエッジが接触しない場合がある。画像201から20nの各ピクセルにデータ、例えばテクスチャ情報及び/又は深度情報が関連し得る。テクスチャ情報は、例えば色空間(例えばRGB色空間又はYUV色空間)の各チャネルに関連するグレーレベルの形で記憶することができ、各チャネルのグレーレベルは例えば第1の決定されたビット数、例えば8ビット、10ビット、又は12ビットで表される。深度情報は、第2の決定されたビット数、例えば8ビット、10ビット、又は12ビットを用いて例えばαチャネル内の値の形で記憶することができる。従って、決定された時点「t」における点群を表すために、4つの成分RGBα又はYUVα(例えば4つの10ビットチャネル)が例えばピクチャ20内の各ピクセルに関連し得る。改変形態によれば、第1のピクチャ20はテクスチャ情報(例えば3つの成分RGB又はYUV)を記憶するために使用され、画像の同じ配置を有する第2のピクチャが深度情報を記憶するために使用され、どちらのピクチャも時点「t」における点群を表す。ピクチャ20を形成する1組の画像は、例えば投影、例えば図3に示すように第1の画像につき異なる投影に従って点群の点を投影することによって得ることができる。
図3は、本原理の非限定的な例による、点群10の少なくとも一部に境界をつける立方体31を示す。
立方体31は、例えば第1の細分レベルにおいて8個の下位の立方体へと細分される(明瞭にするために8個の下位の立方体のうちの1個の下位の立方体32だけを示す)。下位の立方体32は、第2の細分レベルにおいて更に8個の下位の立方体へと細分される(明瞭にするために8個の下位の立方体のうちの1個の下位の立方体33だけを示す)。各細分レベルにおいて、点群の点の一部を立方体の1つ又は複数の面(例えば灰色で埋めた面)上に(例えば正投影に従って)投影することができる。例えば点群の点は、立方体31の面301上に、立方体32の面302上に、及び立方体33の面303上に投影される。立方体の細分レベルに依存する定義/サイズを有するピクセルのアレイを形成するために、これらの面を例えば離散化する。例えば立方体の面のピクセルに関して、前述のピクセル上に投影される点群の点は、前述のピクセルからの及び前述のピクセルを含む面に対して直角な光線を追跡するとき前述のピクセルから最も近い点群の点に対応する。前述のピクセルに関連する属性は、前述のピクセル上に投影される点の属性(テクスチャ及び/又は深度)に対応する。
面301は、例えば画像201を形成するために使用され、面302は画像302を形成するために使用され、面303は画像303を形成するために使用される。
図2Bは、点群のピクチャ21、例えば点群のGOPのピクチャの第2の例を示す。ピクチャ21は、1組のm個の画像211、212、213、214、21mで構成され、mは2以上の整数である。画像211から21mの配置はピクチャ20の配置と異なることができ、例えば画像211から21mの間には空き空間がある。画像211から21mは様々なサイズ及び/又は定義を有し得る。各ピクチャは点群の点から属性を受け取ることができ、前述の属性は各画像211から21mのピクセルの少なくとも一部に関連する。例えば点群から属性を受け取る各画像の一部を灰色の領域として示す一方、点群から属性を受け取らない画像の一部を白い領域として示し、前述の白い領域は画像間の空き空間のように既定値で埋めることができる。図2Aのピクチャ20と同様に、画像211から21nのピクセルに関連するデータはテクスチャ情報及び/又は深度情報に対応し得る。改変形態では、第1のピクチャ21はテクスチャ情報(例えば3つの成分RGB又はYUV)を記憶するために使用され、画像211から21mの同じ配置を有する第2のピクチャ21が深度情報を記憶するために使用され、どちらのピクチャも時点「t」における点群を表す。
ピクチャ21を形成する1組の画像は、例えば1つ又は複数の第1の画像、及びことによると1つ又は複数の第2の画像を含むことができる。第1の画像(それぞれの第1の画像の少なくとも灰色の領域)は、例えば第1の投影、例えば図4に示すように第1の画像につき異なる第1の投影に従って点群の点を投影することによって得ることができる。
図4は、本原理の非限定的な例による、ピクチャ21を形成する1組の画像の第1の画像を取得することを示す。3Dオブジェクト4を表す点群は複数の3D部分、例えば50個、100個、1000個以上の3D部分に分割され、これらのうちの3個、即ち3D部分42、43、及び44を図4に示し、3D部分44は(例えば図1の点群10に対応する)人物の頭部の一部を表す点群の点を含み、3D部分42は人物の脇を表す点群の点を含み、3D部分43は人物の手を表す点群の点を含む。各3D部分を二次元で、即ち2Dパラメータ化に従って表すために、各3D部分の又は3D部分の一部の1つ又は複数の画像を生成する。例えば2Dパラメータ化401が3D部分44について得られ、2Dパラメータ化402が3D部分42について得られ、2つの異なる2Dパラメータ化403及び404が3D部分43について得られる。2Dパラメータ化は3D部分ごとに異なり得る。例えば3D部分41に関連する2Dパラメータ化401は線遠近法投影であるのに対し、3D部分42に関連する2Dパラメータ化402はLLEであり、3D部分43に関連する2Dパラメータ化403及び404はどちらも異なる視点による正投影である。改変形態によれば、全ての3D部分に関連する全ての2Dパラメータ化が同じ種類、例えば線遠近法投影又は正投影のものである。改変形態によれば、同じ3D部分に異なる2Dパラメータ化を使用することができる。
点群の或る所与の3D部分に関連する2Dパラメータ化は、所与の3D部分のサンプリングを可能にする点群の所与の3D部分の2次元での閲覧に対応し、即ちこの所与の3D部分のコンテンツ(即ち点)の2D表現は(第1の画像のピクセルに対応し得る)複数のサンプルを含み、その数は適用されるサンプリングステップに依存する。2Dパラメータ化は様々なやり方で、例えば以下の方法の何れか1つを実施することによって得ることができる:
−視点に関連する平面上に点群の3D部分の点を線遠近法投影すること。線遠近法投影を代表するパラメータは仮想カメラの位置、空間的なサンプリングのステップ、及び2次元での視野を含む。
−点群の3D部分の点を表面上に正投影すること。正投影を代表するパラメータは投影表面のジオメトリ(形状、サイズ、及び方向)及び空間的なサンプリングのステップを含む。
−本明細書では3Dから2Dに変換/変形するために適用される次元縮小の数学演算に相当するLLE(局所線形埋め込み:Locally-Linear Embedding)。LLEを代表するパラメータは変換係数を含む。
ピクチャ21に対するパッキングプロセスを容易にするために、各画像は有利には矩形の形状を有する。
図5は、本原理の非限定的な例による、3Dオブジェクトの点と3Dオブジェクトに関連する深度マップのピクセルとの間の関連付けを示す。図5は深度マップの一例を示すが、3Dオブジェクトに関連するテクスチャ画像にも同じことが当てはまる。3Dオブジェクトに関連する深度画像と3Dオブジェクトに関連するテクスチャ画像との唯一の違いは、深度画像及びテクスチャ画像が含むデータにある。深度画像は深度(距離)情報を(深度画像のピクセルごとに)含むのに対し、テクスチャ画像はテクスチャ(色)情報を(テクスチャ画像のピクセルごとに)含む。図5は、点51を含む1組の点5を示す。1組の点5は、例えば図1の点群10の点の部分集合又は3Dオブジェクト10、11の少なくとも一部を含む3Dシーンの1組の点である。深度画像500は3Dオブジェクトに関連し、図5には深度画像500の一部しか図示しておらず、深度画像はピクセルのアレイを含む矩形画像に概して対応する。2つの異なる灰色の陰影を使い、深度画像500の2つの異なる領域5001及び5002を図5に示す。第1の領域5001は灰色の濃い陰影を使って図示するのに対し、第2の領域5002は灰色の薄い陰影を使って図示している。破線で示すエッジ5003により、第1の領域5001と第2の領域5002とが互いに隔てられている。第1の領域5001は例えば3Dオブジェクトの第1の部分に関連し、第2の領域は3Dオブジェクトの第2の部分に関連し、第1の部分は例えば第2の部分に対して前景に位置する。別の例によれば、第1の領域5001が3Dシーンの第1のオブジェクトに関連し、第2の領域5002が、第1のオブジェクトに対して前景に位置する3Dシーンの第2のオブジェクトに関連する。どちらの例でも、第1の領域5001に関連する深度情報が第2の領域5002に関連する深度情報と異なる。テクスチャ画像に適用される場合、前のどちらの例も第1の領域5001に関連するテクスチャ情報が第2の領域5002に関連するテクスチャ情報と異なることを含意する。
図5の例によれば、1組の点5の点51は深度画像500のピクセル501に関連する。深度画像500(個々にテクスチャ画像)内の点51の近傍は、点51に対応するピクセル501の近傍に位置する深度画像(個々にテクスチャ画像)のピクセルに対応する。ピクセル501の近傍は、例えばピクセル501に隣接する(及びその周りに位置する)1組のピクセル502から509に対応し得る。この例によれば、近傍はピクセル501を中心とした9ピクセルのブロックのピクセル501を除くピクセルに対応し、即ち近傍はピクセル501を取り囲むブロックの8ピクセルを含む。別の例によれば、ピクセル501の近傍は、前述のピクセル502から509に隣接するピクセル510から525と共に、前述のピクセル501に隣接するピクセル502から509を含む。この例によれば、近傍はピクセル501を中心とした25ピクセルのブロックのピクセル501を除くピクセルに対応し、即ち近傍はピクセル501を取り囲むブロックの24ピクセルを含む。別の例によれば、ピクセル501の近傍は、前述のピクセル501を含むが前述のピクセル501を中心としないピクセルのブロック、例えばピクセル501から518を含むピクセルのブロック又はピクセル501を含む任意の形状のスーパーピクセルに対応し得る。
図6は、本原理の非限定的な実施形態による、例えば(図9に関して説明した)装置9内で実施される3Dシーンの点の属性を修正する方法を示す。
最初の操作61で、3Dシーンに関連する深度画像、又は図2A、図2B、及び/又は図4に関して説明したように幾つかの深度画像が3Dシーンに関連する場合は3Dシーンに関連する深度画像の1つを分析することにより、3Dシーンの1つ又は複数の点(例えば点群10の1つ又は複数の点)を識別する。識別した3Dシーンの点を第1の点と呼ぶ。深度画像の各ピクセルは3Dシーンの1つの点に対応し、3Dシーンの点に関連する深度情報を含む。3Dシーンの第1の点を識別するために、深度画像内のこの第1の点の近傍を分析する。図5に関して説明したように、深度画像内の3Dシーンの点の近傍は3Dシーンの前述の点に関連する深度画像のピクセルの近傍に対応する。第1の点を識別することは、3Dシーンのどの点が深度画像内のそれらの点の近傍に対して矛盾しているのかを明らかにすることを目指し、第1の点は、それらの点のそれぞれに関連する深度に関して疑いがあるので疑わしい点とも呼ばれる。2つの領域5001及び5002がエッジ5003によって隔てられている図5の例にあるような、異なる深度にある異なるオブジェクト間のエッジ又はオブジェクトの異なる部分間のエッジ上に又はかかるエッジ付近に位置する点に対して例えば間違った深度が割り当てられる場合がある。第1の点(又は疑わしい点)は、(深度画像内の第1の点の対応するピクセルに関連する)第1の点の深度情報が、第1の点の近傍に関連する深度と深度情報の正確さが疑われるほど異なる場合に識別することができる。第1の点は、例えば第1の点の深度情報を第1の点の近傍に関連する深度情報と比較することによって識別することができ、第1の点の深度情報と第1の点の近傍の深度情報(例えば平均深度)との差が第1の決定値を上回る場合、第1の点であるものとして点を識別する。
第2の操作62で、操作61の間に識別した第1の点の属性(即ち深度情報及び/又はテクスチャ情報)が訂正可能かどうかを判定する。この判定は、深度画像内の識別済みのそれぞれの第1の点の近傍を分析すること、及びテクスチャ画像内の前述の識別済みのそれぞれの第1の点の近傍を分析することに基づく。深度画像及びテクスチャ画像の所与の第1の点に対応するピクセルに対して同じ位置にある同数のピクセル(例えば深度画像及びテクスチャ画像内の前述の所与の第1の点に対応するピクセルを中心とした9ピクセルのブロック(即ちかかるピクセルを取り囲む8ピクセル))をどちらの近傍も含む場合、深度画像内の3Dシーンの前述の所与の第1の点の近傍は3Dシーンの1組の点を指し、テクスチャ画像内の3Dシーンの前述の所与の第1の点の近傍は3Dシーンの同じ1組の点を指す。
第3の操作63で、深度画像及び/又はテクスチャ画像内の前述の第1の点の近傍の属性を使用し、操作62の間に訂正可能だと判定した第1の点の属性を修正する。前述の第1の点に関して、深度情報は例えば深度画像内の近傍の深度情報を使用することによって修正することができ、テクスチャ情報はテクスチャ画像内の前述の第1の点の少なくとも1つの点のテクスチャ情報を使用することによって修正することができる。操作63は、操作62で訂正可能だと判定した属性を有する第1の点ごとに繰り返すことができる。
図7は、本原理の非限定的な実施形態による、3Dシーンの点の中の1つ又は複数の第1の点を識別する方法を示す。操作61は、例えば疑わしい点と呼ぶ第1の点を識別するための図7の方法に基づくことができる。3Dシーンの現在の点に関して(即ち深度画像の空間内の3D点に対応する深度画像の現在のピクセルを用いて)図7の方法を説明する。当然ながら、前述の現在の点に適用される操作は、疑わしい点を識別するために3Dシーンの各点に又は3Dシーンの少なくとも一部に適用することができる。例えば図7の方法の操作は、3Dシーンに関連する深度画像の全てのピクセル又はピクセルの一部に適用することができる。例えば9ピクセル又は25ピクセルのスライディングブロックを深度画像の複数のピクセルの各ピクセルの周りで決定し、分析を行って3Dシーンの第1の点(疑わしい点)にそれらのピクセルが対応するかどうかを判定することができる。図7の方法の操作についての説明は、図5の点51及び深度画像500の点51の対応するピクセル501の例を使用して記載する。
最初の操作71で、深度画像内の点51の近傍の第2の点を決定する。近傍は、例えば点51に対応するピクセル501を中心とした深度画像500のピクセル、例えばピクセル502から509又はピクセル502から525のブロックとして定義する。第2の点は、(深度画像内に記憶され深度画像内のその対応するピクセルに関連する)第2の点の深度情報を(同じく深度画像内に記憶されピクセル501に関連する)点51の深度情報と比較することによって点51の近傍で決定される。深度差をth_dubiousと呼ぶ第1の決定値と比較し、深度差が第1の決定値を上回る場合、近傍の点を所謂第2の点であるものとして決定する。実際的に、各ピクセル502から509(個々に502から525)の深度情報をピクセル501の深度情報と比較し、深度差が第1の決定値を上回る場合、3Dシーンの対応する点を第2の点として識別し又はラベル付けする。第1の決定値は、例えば5、10、20、又は50に等しくあり得る。
第2の操作72で、操作71の間に決定した第2の点を数え上げ、第2の点の数N2nd pointsをN_dubiousと呼ぶ第2の決定値と比較する。第2の点の数N2nd pointsが第2の決定値N_dubious以上である場合は点51を第1の点、即ち疑わしい点であるものとして識別する。第2の点の数N2nd pointsが第2の決定値N_dubiousを下回る場合は点51を第1の点ではないものとして、即ち関連する深度がその近傍と矛盾しておらず、従って正しい3Dシーンの点であるものとして識別する。第2の決定値は、例えば第1の点を識別するために検討される近傍の点の数に依存し得る。例えば検討する近傍が8個の点を含む場合、第2の決定値N_dubiousは例えば2、3、又は4に等しくあり得る。検討する近傍が24個の点を含む場合、第2の決定値N_dubiousは例えば5、8、又は10に等しくあり得る。
第1の点であるものとして点51を識別したら、3Dシーンの識別済みの第1の点を含むリストに第1の点51を追加することができ、このリストは例えば以下の操作(例えば操作62)に使用される。
第1の点は、シーンの2つのオブジェクト間のエッジ又はシーンの同じ3Dオブジェクトの2つの異なる部分間のエッジに又はかかるエッジ付近に位置する点に対応する。第1の点は、例えばピクセル523、509、508、501、506、505、517、及び516に対応する3Dシーンの点に対応し得る。これらの点523、509、508、501、506、505、517、及び516について、その深度及び/又はテクスチャについて疑いがある場合がある。例えばかかる第1の点に関連する深度は、第1の領域5001の深度と第2の領域5002の深度との間の値に相当し得る。同じように、かかる第1の点に関連するテクスチャは第1の領域5001に関連するテクスチャと第2の領域5002に関連するテクスチャとの混合に相当し得る。深度及び/又はテクスチャの誤りは、例えば3Dオブジェクトのデータを符号化するとき及び/又は3Dオブジェクトのデータを復号するとき発生する誤りによって現れ得る。
図8は、本原理の非限定的な実施形態による、第1の点の属性を訂正できるかどうかを判定するための方法を示す。操作62及び63は、例えば図8の方法の操作に基づく又はかかる操作を含むことができる。
最初の操作81で、(例えば図7に関して説明したように生成されている)リスト801の第1の点を選択する。選択される第1の点は、まだ処理されていないリストの第1の点に対応する。一例として、選択される第1の点は第1の点51に対応する。
第2の操作82で、選択した第1の点51の近傍のどの点が、選択した第1の点51に対してth_repair_geoと呼ぶ第3の決定値を下回る深度差を有するのかを深度画像内で明らかにする。後者の不等性を満たす選択した第1の点51の近傍の点を第3の点と呼ぶ。その目標を達成するために、選択した第1の点51に対応するピクセル501の近傍を分析する。この近傍は、第1の点を識別するために使用する近傍と同じであり得る(例えば操作71参照)。改変形態によれば、この近傍は第1の点を識別するために使用する近傍と異なる。ピクセル501の近傍の各ピクセル(例えばピクセル502から509又はピクセル502から525)の深度情報をピクセル501の深度情報と比較し、深度差が第3の決定値を下回る場合、3Dシーンの対応する点を第3の点として識別し又はラベル付けする。第3の決定値th_repair_geoは、例えば3、5、又は10に等しくあり得る。第3の点を決定することは、選択した第1の点51の近傍のどの点が3Dシーンの同じオブジェクトに(又は3Dオブジェクトの同じ部分に)属する可能性が高いのかを識別することを可能にする。図5の例によれば、ピクセル501はエッジ5003上だが第1の領域5001の側に位置するので、第3の点はピクセル509、502、503、504、及び505に対応する点に相当することができ、ピクセル509、502、503、504、及び505も第1の領域5001に属する。
第3の操作83で、操作82の間に決定した第3の点509、502、503、504、及び505を数え上げ、第3の点の数Nthird pointsをN_repair_geoと呼ぶ第5の決定値と比較する。第3の点の数Nthird pointsが第5の決定値N_repair_geoを上回る場合、訂正可能又は修復可能なジオメトリ(深度情報)を有するものとして点51を識別し又はラベル付けし、即ち選択した第1の点51の近傍には第1の点51の深度に十分近い深度を有する十分な点があり、即ち点51の深度及び/又はテクスチャを必要に応じて訂正し又は修復するために使用することができる近傍の十分な点がある。この場合、選択した第1の点51を以下の操作84によって更に処理する。
第3の点の数Nthird pointsが第5の決定値N_repair_geoを下回る場合、訂正又は修復することができない属性を有するものとして点51を識別し又はラベル付けし、別の第1の点をリスト801内で選択し、その新たに選択した第1の点に対して操作82及び83を繰り返す。
第3の決定値は、例えば第3の点を決定するために検討される近傍の点の数に依存し得る。例えば検討する近傍が8個の点を含む場合、第3の決定値N_repair_geoは例えば2又は3に等しくあり得る。検討する近傍が24個の点を含む場合、第3の決定値N_repair_geoは例えば5、6、7、又は8に等しくあり得る。
第4の操作84で、選択した第1の点51に関連するテクスチャを訂正/修復するために使用可能な第4の点と呼ばれる少なくとも1つの点が選択した第1の点51の近傍にあるかどうかを判定する(選択した第1の点51が訂正可能だと操作83で識別している場合)。その目標を達成するために、操作82の間に決定した第3の点の1つが、選択した第1の点51のテクスチャ情報を訂正するために使用可能な点のリスト802に属するかどうかを判定する。疑わしい点のテクスチャ情報を訂正するために使用可能な点、即ち第4の点は、例えば同じオブジェクトに(又はオブジェクトの同じ部分に)属する点(即ち第3の点である点、即ち疑わしい点の深度に近い深度を有する点)であり、且つそれ自体が疑わしい点ではない点(即ちエッジ上にない点)である。操作82で決定した第3の点、即ち第3の点509、502、503、504、及び505のうち、点502、503、及び504は第1の領域5001の中に完全に位置し且つエッジ5003上に位置しないので、点502、503、及び504は点501のテクスチャを訂正するために使用可能な適格点であり得る。
選択した第1の点51の属性を訂正するために使用可能な少なくとも1つの点が選択した第1の点51の近傍にある場合、選択した第1の点51を操作85によって更に処理する。選択した第1の点51の属性を訂正するために使用可能な点が選択した第1の点51の近傍にない場合はこのプロセスは終了し、操作82から84によって処理されるようにリスト81から更なる第1の点を選択する。
第5の操作85で、選択した第1の点51の属性を修正する。例えば深度属性は、例えば第3の点509、502、503、504、及び505に関連する深度値を平均することにより、第3の点509、502、503、504、及び505に関連する深度情報を使用することによって修正され、深度情報は深度画像内に記憶される。別の例によれば、深度属性はリスト802に属する第3の点502、503、及び/又は504の深度属性を使用することによって修正される。例えばリスト802内に含まれる第3の点502、503、及び/又は504に関連するテクスチャ情報を使用することにより、選択した第1の点51のテクスチャ属性も修正することができ、これらの第3の点502、503、及び/又は504のテクスチャ情報はテクスチャ画像内に記憶される。
選択した第1の点51の属性を修正、即ち修復し又は訂正したら、選択した第1の点51を疑わしい点のリスト801から除去し、更なる疑わしい点のテクスチャ情報を訂正するために使用可能な点のリスト802に追加する。
次いで、更なる第1の点(疑わしい点)をリスト801から選択し、その更なる第1の点に対して操作81から85を繰り返すことができる。
任意選択的な操作86では、テクスチャ画像内の選択した第1の点51の近傍の点を検査して、選択した第1の点51の属性、例えばテクスチャ属性を訂正するためにそれらの点が使用可能かどうかを確認する。テクスチャ画像内の選択した第1の点の近傍の各点を検査することができ、又は操作82で識別した第3の点だけを検査する。テクスチャ画像内の選択した第1の点51の近傍の点に対して行う検査は、テクスチャを訂正するためにその点が使用可能かどうかを判定することを目的とする。テクスチャ画像内の選択した第1の点51の近傍の候補点について、深度画像内のこの候補点の近傍のどの点が候補点に対してth_repair_colorと呼ぶ第4の決定値を下回る深度差を有するのかを明らかにする。th_repair_colorの値は、第1の決定値th_dubiousと同じでも異なってもよい。候補点に対して第4の決定値を下回る深度差を有する深度画像内のこの候補点の近傍の点を第5の点と呼ぶ。
第5の点を数え上げ、第5の点の数Nfifth pointsをN_eligible_colorと呼ぶ第6の決定値と比較する。N_eligible_colorの値は、第2の決定値N_dubiousと同じでも異なってもよい。第5の点の数Nfifth pointsが第6の決定値N_eligible_colorを上回る場合、選択した第1の点51のテクスチャ属性を訂正するために使用可能なものとして候補点を識別し、この候補点をリスト802に追加する。第5の点の数Nfifth pointsが第6の決定値N_eligible_colorを下回る場合、テクスチャ属性を訂正するために使用できないものとして候補点を識別し、この候補点をリスト802に追加しない。
改変形態によれば、操作86は、操作81から84の前に又はそれらの操作と並行してリスト802を生成するためにテクスチャ画像全体に適用される。
図9は、本原理の非限定的な実施形態による、図6、図7、及び図8に関して記載した方法の少なくとも1つを実装するように適合された機器9のアーキテクチャの一例を示す。
機器9は、データ及びアドレスバス91によってつながれる以下の要素、つまり
−例えばDSP(即ちデジタル信号プロセッサ)であるマイクロプロセッサ92(又はCPU)、
−ROM(即ち読取専用メモリ)93、
−RAM(即ちランダムアクセスメモリ)94、
−記憶域インタフェース95、
−アプリケーションから伝送するためのデータを受信するためのI/Oインタフェース96、及び
−電源、例えば電池
を含む。
一例によれば、電源が装置の外部にある。言及したメモリのそれぞれにおいて、本明細書で使用する「レジスタ」という用語は小容量(数ビット)の領域又は非常に大きい領域(例えば全プログラム又は大量の受信データ若しくは復号データ)に対応し得る。ROM93は、少なくともプログラム及びパラメータを含む。ROM93は、本原理による技法を実行するためのアルゴリズム及び命令を記憶し得る。オンにされるとき、CPU92がプログラムをRAM内にアップロードし、対応する命令を実行する。
RAM94は、CPU92によって実行され、機器9がオンにされた後でアップロードされるプログラム、レジスタ内の入力データ、レジスタ内の本方法の様々な状態の中間データ、及びレジスタ内の本方法の実行に使用される他の変数をレジスタ内に含む。
本明細書に記載した実装形態は、例えば方法若しくはプロセス、機器、コンピュータプログラム製品、データストリーム、又は信号によって実装され得る。単一形式の実装形態の脈絡でしか論じられていなくても(例えば方法又は装置としてしか論じられていなくても)、論じられた特徴の実装形態は他の形式(例えばプログラム)でも実装することができる。機器は、例えば適切なハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアによって実装することができる。方法は例えばプロセッサ等の機器によって実装することができ、プロセッサは例えばコンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、又はプログラム可能論理装置を含む処理装置全般を指す。プロセッサは、例えばコンピュータ、携帯電話、ポータブル/携帯情報端末(「PDA」)、及びエンドユーザ間の情報の通信を助ける他の装置等の通信装置も含む。
3Dシーンの点(例えば点群の点)及び関連するデータ/属性(例えば点の深度及びテクスチャ)が情報源から得られる。例えば情報源は、
−ローカルメモリ(93又は94)、例えばビデオメモリ又はRAM(即ちランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(即ち読取専用メモリ)、ハードディスク、
−記憶域インタフェース(95)、例えば大容量記憶域、RAM、フラッシュメモリ、ROM、光ディスク、又は磁気支持とのインタフェース、
−通信インタフェース(96)、例えば有線インタフェース(例えばバスインタフェース、広域ネットワークインタフェース、ローカルエリアネットワークインタフェース)又は無線インタフェース(IEEE 802.11インタフェース又はBluetooth(登録商標)インタフェース等)、及び
−ユーザがデータを入力することを可能にするグラフィカルユーザインタフェース等のユーザインタフェース
を含む組に属する。
復号/レンダリング又は復号器/レンダラの例によれば、復号済みの点又は再構築済みの3Dシーンが宛先に送信され、とりわけその宛先は、
−ローカルメモリ(93又は94)、例えばビデオメモリ又はRAM、フラッシュメモリ、ハードディスク、
−記憶域インタフェース(95)、例えば大容量記憶域、RAM、フラッシュメモリ、ROM、光ディスク、又は磁気支持とのインタフェース、及び
−通信インタフェース(96)、例えば有線インタフェース(例えばバスインタフェース(例えばUSB(即ちユニバーサルシリアルバス))、広域ネットワークインタフェース、ローカルエリアネットワークインタフェース、HDMI(高精細度マルチメディアインタフェース)インタフェース)又は無線インタフェース(IEEE 802.11インタフェース、WiFi(登録商標)インタフェース、又はBluetooth(登録商標)インタフェース等)
を含む組に属する。
例によれば、機器9は図6から図8の少なくとも1つに関して説明した方法を実装するように構成され、
−モバイル装置、
−通信装置、
−ゲーム機、
−タブレット(又はタブレットコンピュータ)、
−ラップトップ、
−静止画像カメラ、
−ビデオカメラ、
−符号化チップ、
−サーバ(例えばブロードキャストサーバ、ビデオオンデマンドサーバ、又はウェブサーバ)、
−セットトップボックス、
−TVセット、及び
−ディスプレイ(例えばHMD等)
を含む組に属する。
図10は、本原理の特定の及び非限定的な実施形態による、3Dシーン、例えば点群103の符号化/復号スキームの図を概略的に示す。
点群103は、モジュールM101内で実施される符号化プロセス101により、ビットストリーム104の形で符号化データへと符号化される。このビットストリームは、復号済みの点群105を得るために符号化データを復号するための復号プロセス102を実施するモジュールM102に伝送される。モジュールM101及びM102はハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせであり得る。
点群103はオブジェクト、例えばオブジェクトの外面又は外部形状を表す点の大きな集合に相当する。点群はベクトルベースの構造として見ることができ、各点はその座標(例えば三次元座標XYZ又は所与の視点からの深度/距離)と、1つ又は複数の成分とを有する。成分の一例は様々な色空間、例えばRGB(赤色、緑色、及び青色)又はYUV(Yは輝度成分でありUVは2つのクロミナンス成分である)内で表すことができる色成分である。点群は、1つ又は複数の視点から見たオブジェクトの表現であり得る。点群は様々なやり方、例えば
・深度アクティブ検知装置によって任意選択的に補完される1つ又は複数のカメラによって撮像された現実オブジェクトの捕捉から、
・モデリングツール内の1つ又は複数の仮想カメラによって撮像された仮想/合成オブジェクトの捕捉から、
・現実オブジェクト及び仮想オブジェクトの両方の混合から
得ることができる。
点群103は時間と共に進化する動的な点群とすることができ、即ち点の数は時間と共に変化する可能性があり、及び/又は1つ又は複数の点の位置(例えば座標X、Y、及びZの少なくとも1つ)が経時変化し得る。点群の進化は、点群によって表されるオブジェクトの動き及び/又はオブジェクト若しくはオブジェクトの一部の任意の形状変化に対応し得る。
点群103は、ピクチャ内で又は時間的に連続したピクチャの1つ又は複数のグループ内で表すことができ、各ピクチャは決定された時点「t」における点群の表現を含む。時間的に連続したピクチャの1つ又は複数のグループは、点群103の少なくとも一部を表すビデオを形成することができる。
符号化プロセス101は、例えばイントラピクチャコード化及び/又はインタピクチャコード化を実施することができる。イントラピクチャコード化は、効果的なデルタコーディングのために既にコード化されたピクセルから外挿によって予測値を計算することにより、空間的冗長性、即ち1つのピクチャ内のピクセル間の相関を活用するイントラピクチャ予測に基づく。インタピクチャコード化は、時間的冗長性を活用するインタピクチャ予測に基づく。時間的に独立にコード化される所謂イントラピクチャ「I」は、イントラコード化だけを使用する。時間的にコード化される予測ピクチャ「P」(又は「B」)はイントラピクチャ予測及びインタピクチャ予測を使用することができる。
符号化プロセスによって符号化されたデータを復号するために、復号プロセス102は、例えば符号化プロセス101の逆の操作に相当し得る。
図11は、データがパケットベースの伝送プロトコル上で伝送されるとき、例えば2つの遠隔装置間で伝送される信号の構文の一例を示す。各伝送パケットPは、ヘッダH及びペイロードデータPAYLOADを含む。
実施形態によれば、ペイロードPAYLOADは以下の要素の少なくとも1つを含み得る:
−決定された時点tにおける点群を表す少なくとも1つのピクチャを表すビット。例えばこのビットは少なくとも1つのピクチャのピクセルに関連するテクスチャ情報及び/又は深度情報を表し得る。
−投影情報データ及び投影と少なくとも1つのピクチャの画像との間のマッピングを表すビット。
図12は、本原理の特定の及び非限定的な実施形態による、3Dシーン、例えば点群103を符号化するための操作を示す。この操作は符号化プロセス101の一部とすることができ、図9の機器9によって実施され得る。
操作120で、点群のピクチャ20のデータを符号器ENC1によって符号化する。ピクチャ20は例えばピクチャ群(GOP)の一部であり、決定された時点「t」における点群を表すデータを含む。ピクチャ20は1組の画像を含むことができ、その組の画像の少なくとも1つはピクチャ20のデータの少なくとも一部に対応する属性を含む。属性は、各画像内の点群の一部を決定済みの投影に従って投影することによって得ることができ、属性は前述の各画像上に投影される点群の一部の点の属性に対応する。属性は、テクスチャ(又は色)情報及び/又は深度(又は視点までの距離)情報に対応し得る。符号器ENC1は、例えば以下のような旧来型の符号器に準拠する:
・JPEG仕様 ISO/CEI 10918−1 UIT−T勧告T.81、https://www.itu.int/rec/T-REC-T.81/en
・MPEG−4 AVC又はh264とも名付けられているAVC。UIT−T H.264及びISO/CEI MPEG−4 Part10(ISO/CEI 14496−10)の両方の中で規定されている。http://www.itu.int/rec/T-REC-H.264/en
・HEVC(その仕様はITUのウェブサイト、T勧告Hシリーズh265で見つかる。http://www.itu.int/rec/T-REC-H.265-201612-l/en)又は
・3D−HEVC(その仕様がITUのウェブサイト、T勧告Hシリーズh265で見つかるHEVCの拡張。http://www.itu.int/rec/T-REC-H.265-201612-l/en付録G及びI)
ピクチャ20の符号化データは記憶し及び/又はビットストリーム104内で伝送することができる。
操作121で、ピクチャ20の符号化データを復号器DEC1によって復号する。復号器DEC1は符号器ENC1に準拠し、例えば
・JPEG、
・MPEG−4 AVC又はh264とも名付けられているAVC
・HEVC、又は
・3D−HEVC(HEVCの拡張)
等の旧来型の復号器に準拠する。
ピクチャ20に関連する参照ピクチャ125を生成する際に使用するために、操作120で符号化した属性を操作121で復号及び取得し、例えばバッファメモリ内に記憶する。
モジュールM122が実施する操作122で、例えば符号化プロセス120/復号プロセス121から生じ得る疑わしい点の属性を修正/訂正するために、各画像を図6、図7、及び/又は図8に関して記載したように処理する。
参照ピクチャ125は、モジュールM122から得られる訂正済みの画像から得ることができる。
参照ピクチャ125は、モジュールM124が実施する操作124内で使用することができる。操作124は、例えばピクチャ20と異なる点群の1つ又は複数のピクチャ(例えばピクチャ20の時点「t」と異なる決定された時点における点群のピクチャ)をコード化するためのインタ予測用の予測子を生成することを含む。次いで参照ピクチャ125を参照することにより、点群103又は点群を表すピクチャを符号化することができる。改変形態によれば、モジュールM124が符号器ENC1の一部である。
当然ながら、参照ピクチャ125と同じやり方で複数の参照ピクチャを得ることができ、それらの複数のうちの各参照ピクチャは点群を表す特定のピクチャから得られ、点群103の符号化は1つ又は幾つかの参照ピクチャを参照する。
図13は、本原理の特定の及び非限定的な実施形態による、ビットストリーム104から点群103の符号化バージョンを復号するための操作を示す。この操作は復号プロセス102の一部とすることができ、図9の機器9によって実施され得る。
操作131で、点群の1つ又は複数のピクチャ(例えば1つ又は複数のGOPの又はintra periodのピクチャ)の符号化データを受信ビットストリーム104から復号器DEC2によって復号する。ビットストリーム104は1つ又は複数のピクチャの符号化データを含む。各ピクチャは1組の画像を含み、その組の画像の少なくとも1つは符号化されているピクチャのデータの少なくとも一部に対応する属性を含む。属性は、それぞれの第1の画像内の点群の一部を第1の投影に従って投影することによって得ることができ、属性は前述のそれぞれの第1の画像上に投影される点群の一部の点の属性に対応する。属性は、テクスチャ(又は色)情報及び/又は深度(又は視点までの距離)情報に対応し得る。復号器DEC2は図12の復号器DEC1に対応することができ、例えば
・JPEG、
・MPEG−4 AVC又はH264とも名付けられているAVC
・HEVC、又は
・3D−HEVC(HEVCの拡張)
等の旧来型の復号器に準拠する。
1つ又は複数の参照ピクチャ135を生成する際に使用するために、操作131で復号した属性を取得し、例えばバッファメモリ内に記憶し、各参照ピクチャは1つのピクチャに関連する。以下、明瞭にするために及び簡潔にする目的で1つのピクチャに関連する1つの参照ピクチャだけを検討する。
(図12のモジュールM122と同一であり得る)モジュールM132が実施する操作132で、例えば符号化プロセス120/復号プロセス131から生じ得る疑わしい点の属性を修正/訂正するために、復号済みの属性を図6、図7、及び/又は図8に関して記載したように処理する。
(図12の参照ピクチャ125と同一であり得る)参照ピクチャ135は、操作121で得た復号済みの第1の属性を操作123で得た第2の属性と融合することによってピクチャから得ることができる。参照ピクチャはピクチャと同じ構造、即ち1組の画像の同じ空間的配置を含むことができるが、異なるデータ、即ち復号済みの第1の属性及び取得済みの第2の属性を伴う。参照ピクチャを得るためのプロセスの一例の詳細な説明は図9の説明によって上記で行った。
参照ピクチャ135は、モジュールM134が実施する操作134内で使用することができる。操作134は、例えばビットストリーム内に含まれる符号化データを復号することにより、インタ予測用の予測子を生成することを含む。予測子を生成することに関連するこれらのデータは、
−予測の種類、例えば予測モードがイントラかインタかを示すフラグ、
−動きベクトル、及び/又は
−参照ピクチャのリストからの或る参照ピクチャを示すためのインデックス
を含み得る。
当然ながら、参照ピクチャ135と同じやり方で複数の参照ピクチャを得ることができ、それらの複数のうちの各参照ピクチャは点群を表す特定のピクチャの復号済みのデータから得られ、ビットストリーム104のデータの復号は復号済みの点群105を得るための1つ又は幾つかの参照ピクチャに基づくことができる。
当然ながら本明細書は先に記載した実施形態に限定されない。
本明細書は点群を符号化及び/又は復号する方法に限定されず、点群を符号化することによって得られるビットストリームを伝送するための方法及び装置、及び/又は点群を符号化することによって得られるビットストリームを受信するための方法及び装置にも及ぶ。本明細書は、復号済みの点群、即ち復号済みの点群によって表される3Dオブジェクトの画像をレンダリング及び/又は表示するための方法及び装置にも及び、各画像には視点が関連する。
本明細書に記載した実装形態は、例えば方法若しくはプロセス、機器、ソフトウェアプログラム、データストリーム、又は信号によって実装され得る。単一形式の実装形態の脈絡でしか論じられていなくても(例えば方法又は装置としてしか論じられていなくても)、論じられた特徴の実装形態は他の形式(例えばプログラム)でも実装することができる。機器は、例えば適切なハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアによって実装することができる。方法は例えばプロセッサ等の機器によって実装することができ、プロセッサは例えばコンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、又はプログラム可能論理装置を含む処理装置全般を指す。プロセッサは、例えばスマートフォン、タブレット、コンピュータ、携帯電話、ポータブル/携帯情報端末(「PDA」)、及びエンドユーザ間の情報の通信を助ける他の装置等の通信装置も含む。
本明細書に記載した様々なプロセス及び特徴の実装形態は、多岐にわたる異なる機器又は応用、とりわけ例えばデータの符号化、データの復号、ビュー生成、テクスチャ処理、並びに画像及び関係するテクスチャ情報及び/又は深度情報の他の処理に関連する機器又は応用によって具体化することができる。かかる機器の例は、符号器、復号器、復号器からの出力を処理する後処理系、符号器に入力を与える前処理系、ビデオ符号器、ビデオ復号器、ビデオコーデック、ウェブサーバ、セットトップボックス、ラップトップ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、スマートグラス、及び他の通信装置を含む。明白であるように、機器は可搬式とすることができ、移動車両内に設置することさえできる。
加えて、これらの方法はプロセッサによって実行される命令によって実装されてもよく、かかる命令(及び/又は実装形態によって作り出されるデータ値)は例えばハードディスク、コンパクトディスケット(「CD」)、光ディスク(例えばデジタル多用途ディスク又はデジタルビデオディスクとしばしば呼ばれるDVD等)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、又は読取専用メモリ(「ROM」)等、例えば集積回路、ソフトウェア担体、又は他の記憶装置等のプロセッサ可読媒体上に記憶され得る。命令は、プロセッサ可読媒体上で有形に具体化されるアプリケーションプログラムを形成し得る。命令は、例えばハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は組み合わせの中にあり得る。命令は、例えばオペレーティングシステム、別個のアプリケーション、又はその2つの組み合わせの中で見つけることができる。従ってプロセッサは、例えばプロセスを実行するように構成される装置及びプロセスを実行するための命令を有するプロセッサ可読媒体(記憶装置等)を含む装置の両方として特徴付けることができる。更にプロセッサ可読媒体は、実装形態によって作り出されるデータ値を命令に加えて又は命令の代わりに記憶し得る。
当業者に明らかなように、実装形態は例えば記憶され又は伝送され得る情報を運ぶようにフォーマットされる多岐にわたる信号を作り出し得る。かかる情報は、例えば方法を実行するための命令、又は記載した実装形態の1つによって作り出されるデータを含み得る。例えば信号は、記載した実施形態の構文を読み書きするための規則をデータとして運ぶように、又は記載した実施形態によって書かれる実際の構文値をデータとして運ぶようにフォーマットされ得る。かかる信号は、例えば電磁波として(例えばスペクトルの無線周波数部分を用いて)、又はベースバンド信号としてフォーマットされ得る。フォーマットすることは、例えばデータストリームを符号化し、符号化データストリームで担体を変調することを含み得る。信号が運ぶ情報は、例えばアナログ情報又はデジタル情報とすることができる。信号は、知られているように様々な異なる有線リンク又は無線リンク上で伝送され得る。信号はプロセッサ可読媒体上に記憶され得る。
幾つかの実装形態を記載してきた。それでもなお、様々な修正が加えられ得ることが理解されよう。例えば、他の実装形態を作り出すために別の実装形態の要素が組み合わせられ、補われ、修正され、又は除去され得る。更に、開示した構造及びプロセスを他の構造及びプロセスが置換してもよく、その結果生じる実装形態が開示した実装形態と少なくともほぼ同じ結果を実現するために、少なくともほぼ同じ機能を少なくともほぼ同じやり方で実行することを当業者なら理解されよう。従って、これらの及び他の実装形態も本願によって予期される。

Claims (15)

  1. 3Dシーンの1つ又は複数の点の属性を修正する方法であって、前記属性は深度画像及びテクスチャ画像内にそれぞれ記憶される深度属性及びテクスチャ属性を含み、
    前記深度画像内の前記少なくとも第1の点の近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有する前記3Dシーンの少なくとも第1の点を識別すること、
    前記深度画像及び前記テクスチャ画像内の前記少なくとも第1の点の近傍を分析することにより、前記少なくとも第1の点の前記属性が訂正可能かどうかを判定すること、及び
    訂正可能な属性を有する第1の点ごとに、前記深度画像及び/又はテクスチャ画像内に記憶される前記属性を前記深度画像及び/又は前記テクスチャ画像内の前記近傍に応じて修正すること
    を含む、方法。
  2. 前記識別することは、前記少なくとも第1の点の前記近傍の第2の点と呼ばれるどの点が、前記少なくとも第1の点に対して第1の決定値を上回る深度差を有するのかを前記深度画像内で明らかにすることを含み、前記少なくとも第1の点は第2の点の数が第2の決定値を上回る場合に識別される、請求項1に記載の方法。
  3. 属性が訂正可能かどうかを前記判定することが、
    前記少なくとも第1の点の前記近傍の第3の点と呼ばれるどの点が、前記少なくとも第1の点に対して第3の決定値を下回る深度差を有するのかを前記深度画像内で明らかにすること、及び
    前記少なくとも第1の点の前記近傍の第4の点と呼ばれるどの点が、前記少なくとも第1の点の前記属性を修正するために使用可能かを前記テクスチャ画像内で明らかにすること
    を含み、
    前記属性は、第3の点の数が第5の決定値を上回る場合、及び第4の点の数が1以上である場合に訂正可能だと判定される、
    請求項1及び2の何れか一項に記載の方法。
  4. 前記第4の点を前記明らかにすることが、前記テクスチャ画像内の前記少なくとも第1の点の第4の点候補と呼ばれる前記近傍の前記点の中で、前記深度画像内の前記第4の点候補の前記近傍の第5の点と呼ばれるどの点が前記第4の点候補に対して第4の決定値を下回る深度差を有するのかを明らかにすることを含み、第4の点候補は第5の点の数が第6の決定値を上回る場合に第4の点になる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記属性が前記少なくとも1つの第4の点の前記属性に基づいて修正される、請求項3及び4の何れか一項に記載の方法。
  6. 前記深度画像内の自らの近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有するものとして識別された前記3Dシーンの更なる点の属性を修正するために使用可能な属性を有する点のリストに、修正済みの属性を有する前記少なくとも第1の点を追加することを更に含む、請求項1乃至5の何れか一項に記載の方法。
  7. 前記深度画像及び前記テクスチャ画像が受信ビットストリームから復号される、請求項1乃至6の何れか一項に記載の方法。
  8. 前記3Dシーンの前記1つ又は複数の点が点群の一部である、請求項1乃至7の何れか一項に記載の方法。
  9. 3Dシーンの1つ又は複数の点の属性を修正するように構成される装置あって、前記属性は深度画像及びテクスチャ画像内にそれぞれ記憶される深度属性及びテクスチャ属性を含み、
    前記深度画像内の前記少なくとも第1の点の近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有する前記3Dシーンの少なくとも第1の点を識別すること、
    前記深度画像及び前記テクスチャ画像内の前記少なくとも第1の点の近傍を分析することにより、前記少なくとも第1の点の前記属性が訂正可能かどうかを判定すること、及び
    訂正可能な属性を有する第1の点ごとに、前記深度画像及び/又はテクスチャ画像内に記憶される前記属性を前記深度画像及び/又は前記テクスチャ画像内の前記近傍に応じて修正すること
    を行うように構成される少なくとも1つのプロセッサに関連するメモリ
    を含む、装置。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも第1の点の前記近傍の第2の点と呼ばれるどの点が、前記少なくとも第1の点に対して第1の決定値を上回る深度差を有するのかを前記深度画像内で明らかにするように更に構成され、前記少なくとも第1の点は第2の点の数が第2の決定値を上回る場合に識別される、請求項9に記載の装置。
  11. 属性が訂正可能かどうかを判定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが
    前記少なくとも第1の点の前記近傍の第3の点と呼ばれるどの点が、前記少なくとも第1の点に対して第3の決定値を下回る深度差を有するのかを前記深度画像内で明らかにすること、及び
    前記少なくとも第1の点の前記近傍の第4の点と呼ばれるどの点が、前記少なくとも第1の点の前記属性を修正するために使用可能かを前記テクスチャ画像内で明らかにすること
    を行うように更に構成され、
    前記属性は、第3の点の数が第5の決定値を上回る場合、及び第4の点の数が1以上である場合に訂正可能だと判定される、
    請求項9及び10の何れか一項に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記テクスチャ画像内の前記少なくとも第1の点の第4の点候補と呼ばれる前記近傍の前記点の中で、前記深度画像内の前記第4の点候補の前記近傍の第5の点と呼ばれるどの点が前記第4の点候補に対して第4の決定値を下回る深度差を有するのかを明らかにするように更に構成され、第4の点候補は第5の点の数が第6の決定値を上回る場合に第4の点になる、請求項11に記載の装置。
  13. 前記属性が前記少なくとも1つの第4の点の前記属性に基づいて修正される、請求項11及び12の何れか一項に記載の装置。
  14. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記深度画像内の自らの近傍に関連する深度情報に対して矛盾した深度情報を有するものとして識別された前記3Dシーンの更なる点の属性を修正するために使用可能な属性を有する点のリストに、修正済みの属性を有する前記少なくとも第1の点を追加するように更に構成される、請求項9乃至13の何れか一項に記載の装置。
  15. 前記少なくとも1つのプロセッサが、受信ビットストリームから前記深度画像及び前記テクスチャ画像を復号するように更に構成される、請求項9乃至14の何れか一項に記載の装置。
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