JP2020533504A - 鉄道用ジオエンジニアリング構造物 - Google Patents
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Abstract
Description
同じ試験の同様の報告が、GSSにより2017年2月15日付けのウェブサイト(GSS1)で提供され、以下のように述べている。
「GSSはCoffeyと共同で、Tensar Internationalの形成物剛性に対するジオグリッド構造の影響について試験を実施した。CSWは、高速列車の道床にとって重要な懸念事項であるレイリー波速度を直接測定する。この高度な測定技術を用いて、形成物設計におけるジオグリッドの利点を設計最適化のために正しく確認することができる。
軌道平面に位置する軌道を画定する道床(任意選択でレールを含む道床)と、
軌道平面の下に位置する層を形成する粒子状物質の塊と、
粒子層内及び/又は粒子層の下に位置する少なくとも1つのジオグリッドと
を備え、
少なくとも1つのジオグリッドは、軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)に位置し、軌道平面と少なくとも1つのジオグリッド平面との間の、両方の平面に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は、0.65メートルよりも大きい。
Drは、有益には5m以下、より有益には4m以下、さらに有益には3m以下、最も有益には2m以下である。
Drは、0.65〜5メートル、好都合には0.7〜5メートル、より好都合には0.8〜4メートル、さらに好都合には0.9〜3メートル、最も好都合には1〜2メートルであることができる。
軌道平面に位置する軌道を画定する道床(任意選択でレールを備える道床)を提供するステップと、
軌道平面の下にある粒子層に、粒子層内に及び/又は粒子層に隣接して配置されるジオグリッドを提供するステップと
を含み、
ジオグリッドは軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)内に位置し、軌道平面とジオグリッド平面との間の、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は0.65メートルより大きい。
i)少なくとも100kN/m、好ましくは200〜800kN/m、より好ましくは220〜700kN/m、最も好ましくは250〜600kN/mの0.5%ひずみでの半径方向の割線剛性、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差。
ii)少なくとも80kN/m、好ましくは150〜600kN/m、より好ましくは170〜500kN/m、最も好ましくは200〜450kN/mの2%ひずみでの半径方向の割線剛性(kN/m)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差。
iii)少なくとも0.5、好ましくは0.6〜0.9、最も好ましくは0.70〜0.85、最も好ましくは0.75〜0.80の半径方向の割線剛性比(無次元)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)0.10〜マイナス(−)0.20、より任意選択でマイナス(−)0.15の許容差。
iv)少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも97%、最も好ましくは少なくとも99%、例えば100%の接合効率、さらに任意選択でいずれの場合にも少なくともマイナス(−)10の許容差。
v)少なくとも30mm、好ましくは40〜150mm、より好ましくは50〜140mm、最も好ましくは65〜125mmのピッチ(好ましくは六角形ピッチ)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差。
vi)少なくとも0.100kg/m2、好ましくは0.120〜0.400kg/m2、より好ましくは0.150〜0.350kg/m2、最も好ましくは0.170〜0.310kg/m2、例えば0.180〜0.300kg/m2の製品重量、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)0.025〜マイナス(−)0.040、より任意選択でマイナス(−)0.030〜0.035の許容差。
Vs(又はVs)は、弾性材料を通過するせん断波の速度を示し、
νは、ポアソン比(無次元の軸ひずみに対する横ひずみの符号付きの比率)を示し、好ましくは0.1〜0.5、より好ましくは0.2〜0.4、さらに好ましくは0.2〜0.35、最も好ましは0.22〜0.30、例えば0.26であり、
A及びBは、無次元定数を表し、
Aは、0.8〜1.0、好ましくは0.85〜0.90、より好ましくは0.87〜0.88、最も好ましくは0.872〜0.876、例えば0.874(小数点以下3桁まで)であり、
Bは、1.0〜1.2、好ましくは1.05〜1.20、より好ましくは1.10〜1.15、最も好ましくは1.112〜1.120、例えば1.117(小数点以下3桁まで)である。
ρは弾性材料の密度である。
式1及び式2を用いて、鉄道軌道が敷設されている下層で生じるレイリー波の速度を、下層の特性のみから、すなわち、式3を用いて、予測することができる。
軌道平面に位置する軌道を画定する道床(任意選択でレールを含む道床)と、
軌道平面の下にある粒子層と、
粒子層内に及び/又は粒子層に隣接して配置されるジオグリッドと
を備え、
ジオグリッドは、粒子層の特性が式4Aを満たすように、ジオグリッドが粒子層を安定化するように、軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)内に配置される。
νは、好ましくは0.1〜0.5、より好ましくは0.2〜0.4、最も好ましくは0.2〜0.35である、粒子層のポアソン比を示し、
G0は粒子層の微小ひずみ剛性であり、
ρは粒子層の密度であり、
任意選択で、軌道平面とジオグリッド平面との間の、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は、0.65メートルよりも大きく、より好ましくは、Drは、本明細書に記載される本発明に望ましい及び/又は好適な値及び/又は範囲のいずれかを有しかつ/又はその中にある。
道床(任意選択でレールを含む道床)が配置される道床平面を画定することと、
軌道平面の下の粒子層に、粒子層内に及び/又は粒子層に隣接して配置されるジオグリッドを提供することと
を含み、
ジオグリッドは、粒子層の特性が式4Aを満たすようにジオグリッドが粒子層を安定化するように、軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)内に配置される。
νは、好ましくは0.1〜0.5、より好ましくは0.2〜0.4、最も好ましくは0.2〜0.35である、粒子層のポアソン比を示し、
G0は粒子層の微小ひずみ剛性であり、
ρは粒子層の密度であり、
任意選択で、軌道平面とジオグリッド平面との間の、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は0.65メートルよりも大きく、より好ましくは、Drは、本明細書に記載される本発明に望ましい及び/又は好適な値及び/又は範囲のいずれかを有しかつ/又はその中にある。
道床(任意選択でレールを含む道床)が配置される道床平面を画定することと、
粒子層内に及び/又は粒子層に隣接して配置されるジオグリッドを有する軌道平面の下にある粒子層を画定することと
を含み、
ジオグリッドは、軌道平面に実質的に平行な面(ジオグリッド平面)に配置され、このような平面は、粒子層の特性が式4Aを満たすようにジオグリッドが粒子層を安定させるように計算されるように定義される。
νは、好ましくは0.1〜0.5、より好ましくは0.2〜0.4、最も好ましくは0.2〜0.35である、粒子層のポアソン比を示し、
G0は粒子層の微小ひずみ剛性であり、
ρは粒子層の密度であり、
任意選択で、軌道平面とジオグリッド平面との間の、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は0.65メートルよりも大きく、より好ましくは、Drは、本明細書に記載される本発明に望ましい及び/又は好適な値及び/又は範囲のいずれかを有しかつ/又はその中にある。
ジオグリッドは、ジオエンジニアリング構造物における粒子状物質(例えば、土壌又は粒子)を安定化又は補強するために使用される、高張力メッシュ構造体である。より詳細には、ジオグリッドは、粒子状物質がジオグリッドの開いたメッシュ内に嵌まり込むことができるように、構造物の粒子状物質内に埋め込まれる。ジオグリッドは、多くの異なる方法で、例えば、ポリマーフィラメントから作られたファブリックをスティッチボンディングし、PVC又はビチューメンのような可撓性コーティングを施すことによって、又は織ること又は編むことによって、又は配向されたプラスチックストランドを互いに結合することによっても製造されることができる。ジオグリッドは、メッシュを土木工学での使用、特に本明細書に記載される高速列車で使用する鉄道軌道の安定化での使用に適したものにするための固有の構造的な制限を有する。本明細書に記載される使用に好ましいジオグリッドは、分子配向ポリマーを含む一体化されたメッシュ構造体の形態であり、ジオグリッドは一軸配向又は二軸配向されている。一実施形態において、本明細書に記載される使用のためのジオグリッドは、細長い引張要素を含む相互に接続するメッシュ画定要素から形成される、一体化され、分子配向されたプラスチックメッシュ構造体の形態であることができる。
本明細書で使用される鉄道又は鉄道軌道(同義語である「鉄道線路」とも呼ばれる)は、列車、路面電車又は他の同様の搬送車両がそれに沿って走行する経路を画定する軌道であって、車両が軌道をたどるのを支援する方向ガイド手段も提供される軌道を意味する。列車とは、鉄道線路に沿って走行することができ、方向ガイド手段により案内されることができる車両を意味する。好ましくは、本発明の一態様では、方向ガイド手段は、一定の距離(この距離はゲージを示す)だけ離れて設定された平行なレール(鋼又は他の適当な材料で作られる)を含む。列車の車軸は、同じ一定のゲージを有するため、レールに沿って走るときに列車を支えかつ線路に沿って案内されることができる。一般的に使用されているゲージは、標準ゲージ、幅広ゲージ又は幅狭ゲージであり、1435mmの標準ゲージは、世界の鉄道の55%を占めている。通常、任意の好適な材料、一般に木材又はコンクリートの枕木が、レールを一定のゲージで離しておくために縦方向に軌道を横切って軌道方向に等間隔に配置される。しかしながら、レールのない他の軌道構成も、本発明の範囲内であると想定される。これらは、例えば、レールが鉄筋コンクリートスラブに取り付けられているスラブ軌道、レールは車両を機械的に支えるために任意選択で必要とされるだけであり、車両は代わりに又は同様に列車と軌道との間の摩擦を低減又は実質的に排除するために磁気又は他の場の能動的又は受動的制御によって支えられることができる磁気浮上(マグレブ)軌道を含む。列車がこのような軌道に沿って高速で走行する場合、列車の高速運動は、列車がレールに支持されているか否かにかかわらず、軌道を支える地盤にレイリー波を発生させる可能性がある。したがって、本発明のジオグリッドエンジニアリング構造物は、レールがなくてもレイリー波の影響が防止されないので、レールを有さない鉄道軌道を建設するのに依然として有用であることが理解されるであろう。したがって、本明細書で使用される鉄道の定義は、ガイド手段を含むが、それ自体ではレールを含まない、いくつかの軌道を包含することを当業者は理解するであろう。
高速列車(HST)は、本明細書では、高速用に設計又は改良された軌道を使用することにより従来の列車よりも高速で走行できる列車を指す。欧州指令96/48/ECは、高速鉄道を、高速用に特別に建設された軌道での少なくとも時速250km(kph)(約時速155マイル(mph)又は約69ms-1)、及び既存の軌道から改良された軌道での少なくとも時速200km(約124mph又は約55ms-1)の最低速度と定義している。これらよりもはるかに高い速度が、本発明の軌道を走行する列車に対して可能であり、本発明の範囲内であると想定される。典型的なHSTは、200〜500kph(約124〜約310mph又は約55〜139ms-1)の速度で走ることができる。高速鉄道用の軌道(本明細書では高速軌道とも呼ばれる)は、本明細書で定義されるようにHSTが高速で走行するのに適した軌道を意味する。好ましい高速軌道は、従来の鉄道軌道よりも浅い勾配及び緩いカーブを有するように特別に設計される。
本発明の鉄道ジオエンジニアリング構造物の鉄道軌道及び/又は本発明の鉄道ジオエンジニアリング構造物で使用される鉄道軌道は、1つ以上のジオグリッドによって安定化され、任意選択で機械的に安定化され得る粒子状物質の1つ以上の層(粒子層)に(直接的又は間接的に)敷設されることができる。「粒状盛土材料」という用語は、本明細書においては、粒子状物質と同義で使用される。本発明の構造物において使用されるジオグリッドは、主に本明細書に記載されるレイリー波及び/又は臨界軌道速度の問題に対処するために使用され、任意選択で上記道床を支えることもできることが認識されるであろう。このため、道床のための支持体は、Vr及び/又はVcを増加させるためにはるかに深く配置されるジオグリッドに加えて機械的に安定化された層(MSL)を形成するために従来技術の鉄道構造物のジオグリッドで一般に使用される浅い深さ(例えば、200〜300mm)に敷設された1つ以上のさらなるジオグリッドによって、代わりに及び/又は付加的に提供されることができる。
プラスチック材料は、好ましくは、本明細書に記載される用途で使用するジオグリッドに所望の特性を提供するのに十分な高分子量を有するが、加えられる熱、圧力、及び/又は機械的作用によって処理されて本明細書に記載されるように配向されることもできる、1つ以上のポリマーを任意選択で含む材料を意味する。様々なポリマー材料が、プラスチックシートの出発材料(したがって、ジオグリッド前駆体要素)に使用されることができ、ポリマーが熱可塑性であり得る好適なポリマーの非限定的な例が本明細書に記載されている。
次に、例示のみを目的とする以下の非限定的な実施例を参照して本発明を詳細に説明する。
Vrは地面を通過するレイリー波の速度であり、
Vsは地面を通るS波の速度であり、
νはポアソン比(軸ひずみに対する横ひずみの符号付きの比率)である。
S波の速度プロファイルは、式2で定義される地盤密度との単純な関係を使用して、微小ひずみせん断弾性率(G0)に変換することができる。地盤密度(例えば、土壌の場合)との関係の性質及び地盤密度の分散が限られていることを考えると、G0の導出は、不明な場合の想定地盤密度に比較的影響されない。
ρは地盤の密度である。
剛性は、特定の地盤の深さのおおよその平均剛性を表す。地盤が土壌である場合、土壌密度は一般にほとんどの地盤条件で1.6Mg/m3から2.1Mg/m3の間で異なるため(24%のばらつき)、G0の導出は、(不明な場合の)想定土壌密度に比較的影響されず、控えめな土壌密度(すなわち、下限)が想定される。
これらの試験で使用された表1の実施例1〜4及び構成Cは、図3に示すように建設され、ジオグリッドは、MSLと表示された層のすぐ下で粒状盛土材料と表示された層の上の水平面に配置された。使用されたジオグリッドは、ジオグリッドのない同じ構造物を使用した構成Cを除き、表1に示される取引上の表示と共にTriAx(登録商標)の登録商標でTensar International社から市販されているそれぞれのジオグリッド製品であった。
2回目の試験から得られた結果は、1回目の試験の結果に比べて表面付近(約0.4〜0.5m)のせん断速度(Vs)が減少していることを示した。これは、2つの試験の間の約2ヶ月の合間にひずみ軟化を引き起こす風化によるものと考えられるが、実際には、この粒子状物質は使用中の約600mmの構造物で覆われ、このようなに露出されることはないであろう。対照標準築堤と試験築堤の両方に対する縦剛性(図4から)は、横剛性(図5から)よりも約25%大きかった。これは、試験築堤の幅方向の拘束が長さ方向に比べて小さいためと考えられる。これらの影響はいずれも試験の人為結果であり、実際の使用のために建設された現実世界の鉄道軌道では遭遇する可能性が低いため、これらの違いは特に実際的な意味があると考えられない。
実施例2(TX130S)は、層の上部で実施例3(TX170)と同様の効果があった。
実施例3(TX170)は、築堤の縦剛性を20%〜60%増加させた。
使用したジオグリッドのうち最も剛性の高いものを使用した実施例4(TX190L)は、縦剛性が30%から70%の間で最も改善したことを示した。
実施例1の僅かに厚いバージョンである実施例5(TX150L)も、築堤の剛性の許容可能な増加をもたらし、本明細書に記載される試験における実施例1〜4について本明細書に示されるものと同様の結果を生じる。
(1)EOTAテクニカルレポートTR41 B.1に従って測定。
(2)EOTAテクニカルレポートTR41 B.2に従って測定。
(3)EOTAテクニカルレポートTR41 B.4に従って測定。
(4)EOTAテクニカルレポートTR41 B.3に従って測定。
(5)EN 12224に従って評価されたジオグリッドの耐候性。保持強度は80%を超えており、設置後1か月の最大曝露時間が得られる。
(6)耐酸化性はEN ISO 13438に従って決定される。推定される50年の耐用年数については、EN ISO 12438の方法A2の原理に従っているが、曝露温度は120℃、曝露時間は28日である。その根拠はETA Certificate 12/0530に記載されている。
(7)酸性液体及びアルカリ性液体に対する耐性は、EN 14030に従って決定される。
Claims (28)
- 鉄道用ジオグリッドエンジニアリング構造物(鉄道ジオグリッド構造物)であって、
軌道平面に位置する軌道を画定する道床(任意選択でレールを含む道床)と、
前記軌道平面の下に位置する層を形成する粒子状物質の塊、と、
前記粒子層内及び/又は前記粒子層の下に位置する少なくとも1つのジオグリッドと
を備え、
前記少なくとも1つのジオグリッドは、前記軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)に位置し、前記軌道平面と前記ジオグリッド平面との間の、両方の平面に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は、0.65メートルよりも大きい、鉄道ジオグリッド構造物。 - 前記粒子層が前記道床の直下に位置する、請求項1に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記粒子層の平均厚さがDr未満、好ましくは0.5m未満、より好ましくは0.4m未満、最も好ましくは0.1m〜0.35mである、請求項1又は2に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- Drは0.7メートル以上、より好ましくは0.8メートル以上、さらに好ましくは0.9メートル以上、最も好ましくは1メートル以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- Drは5m以下、より有益には4m以下、さらに有益には3m以下、最も有益には2m以下である、請求項1から4のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- Drは0.65〜5m、好都合には0.7〜5m、よち好都合には0.8〜4m、さらに好都合には0.9〜3m、最も好都合には1〜2mである、請求項1から5のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記粒子層は少なくとも1つの他の機械的に安定化された層及び/又は化学的に安定化された層によって追加的に安定化されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドは、実質的に少なくとも1つの方向に分子配向されているポリマーを含む、一体化され、分子配向されたメッシュの形態である、請求項1から7のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドのポリマーは少なくとも2つの実質的に垂直な方向に分子配向(二軸配向)されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドは、細長い引張要素を含む、相互接続するメッシュ画定要素を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドは、実質的に直線的に配向されたストランドによって相互接続された横棒を備え、前記ストランドの少なくともいくつかが、前記横棒に対して直角の方向への実質的な角度で1つの横棒から次の横棒まで延び、このように角度を付けられた交互のストランドが、前記ジオグリッドの幅を横切って前記方向に対して等しい角度及び反対の角度で角度を付けられている、請求項1から10のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドは、一体化され、分子配向されたプラスチックメッシュ構造体の形態である、請求項1から11のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドの厚さが0.1m〜5mm、好ましくは0.2mm〜2mmである、請求項1から12のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ポリマージオグリッドを構成する分子配向ポリマーは、前記ポリマーグリッド(及び/又はグリッドがそれから形成されるポリマーウェブ)が少なくとも2:1、好ましくは少なくとも2:1〜12:1、より好ましくは2:1〜6:1の伸張比で少なくとも1つの方向に引き延ばされたことによって配向されている、請求項1から13のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドは少なくとも10kN/mの引張強度を有する、請求項1から14のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 前記ジオグリッドは、2〜100mmの幅を有するメッシュ画定要素を有し、前記メッシュ画定要素は、5〜400mmの平均長さ及び/又は平均幅を有するメッシュ開口(任意選択で同じサイズ及び/又は形状であることができるメッシュ開口)を画定する、請求項1から15のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 少なくとも55ms-1(≒125mph又は≒200kph)、より好ましくは69ms-1(≒155mph又は≒250kph)以上のレイリー波速度(Vr)を内部に有する、請求項1から16のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- レールを有する鉄道軌道をさらに備え、前記レールは、少なくとも140ms-1(≒310mph又は≒500kph)、より好ましくは少なくとも150ms-1(≒335mph又は≒540kph)の臨界軌道速度を有する、請求項1から17のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物。
- 請求項1から18のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物であって、以下の(i)〜(vi)から選択される特性、
i)少なくとも100kN/m、好ましくは200〜800kN/m、より好ましくは220〜700kN/m、最も好ましくは250〜600kN/mの0.5%ひずみでの半径方向の割線剛性、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差と、
ii)少なくとも80kN/m、好ましくは150〜600kN/m、より好ましくは170〜500kN/m、最も好ましくは200〜450kN/mの2%ひずみでの半径方向の割線剛性(kN/m)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差と、
iii)少なくとも0.5、好ましくは0.6〜0.9、最も好ましくは0.70〜0.85、最も好ましくは0.75〜0.80の半径方向の割線剛性比(無次元)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)0.10〜マイナス(−)0.20、より任意選択でマイナス(−)0.15の許容差と、
iv)少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも97%、最も好ましくは少なくとも99%、例えば100%の接合効率、さらに任意選択でいずれの場合にも少なくともマイナス(−)10の許容差と、
v)少なくとも30mm、好ましくは40〜150mm、より好ましくは50〜140mm、最も好ましくは65〜125mmのピッチ(好ましくは六角形ピッチ)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差と、
vi)少なくとも0.100kg/m2、好ましくは0.120〜0.400kg/m2、より好ましくは0.150〜0.350kg/m2、最も好ましくは0.170〜0.310kg/m2、例えば0.180〜0.300kg/m2の製品重量、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)0.025〜マイナス(−)0.040、より任意選択でマイナス(−)0.030〜0.035の許容差と
のいずれかのうち、1つ以上、好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上、さらに好ましくは4つ以上、最も好ましくは5つ以上、例えば6つ全てを有する、鉄道ジオグリッド構造物。 - 鉄道用ジオグリッドエンジニアリング構造物(鉄道ジオグリッド構造物)、任意選択で請求項1から19のいずれか一項に記載の鉄道ジオグリッド構造物を建設する方法であって、
軌道平面に位置する軌道を画定する道床(任意選択でレールを含む道床)を提供するステップと、
前記軌道平面の下にある粒子層に、前記粒子層内に及び/又は粒子層に隣接して配置されたジオグリッドを提供するステップと
を含み、
前記ジオグリッドは、前記軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)内に位置し、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される、前記軌道平面と前記ジオグリッド平面との間の平均距離は0.65メートルより大きい、方法。 - 請求項1から19のいずれか一項に記載の鉄道ジオエンジニアリング構造物及び/又は請求項20に記載の方法で使用するのに適したジオグリッドであって、以下の(i)〜(vi)から選択される特性、
i)少なくとも100kN/m、好ましくは200から800kN/m、より好ましくは220から700kN/m、最も好ましくは250から600kN/mの0.5%ひずみでの半径方向の割線剛性、さらに任意に各ケースでマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差と、
ii)少なくとも80kN/m、好ましくは150〜600kN/m、より好ましくは170〜500kN/m、最も好ましくは200〜450kN/mの2%ひずみでの半径方向の割線剛性(kN/m)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差と、
iii)少なくとも0.5、好ましくは0.6〜0.9、最も好ましくは0.70〜0.85、最も好ましくは0.75〜0.80の半径方向の割線剛性比(無次元)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)0.10〜マイナス(−)0.20、より任意選択でマイナス(−)0.15の許容差と、
iv)少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも97%、最も好ましくは少なくとも99%、例えば100%の接合効率、さらに任意選択でいずれの場合にも少なくともマイナス(−)10の許容差と、
v)少なくとも30mm、好ましくは40〜150mm、より好ましくは50〜140mm、最も好ましくは65〜125mmのピッチ(好ましくは六角形ピッチ)、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)60〜マイナス(−)100の許容差と、
vi)少なくとも0.100kg/m2、好ましくは0.120〜0.400kg/m2、より好ましくは0.150〜0.350kg/m2、最も好ましくは0.170〜0.310kg/m2、例えば0.180〜0.300kg/m2の製品重量、さらに任意選択でいずれの場合にもマイナス(−)0.025〜マイナス(−)0.040、より任意選択でマイナス(−)0.030〜0.035の許容差と
のいずれかのうち、1つ以上、好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上、さらに好ましくは4つ以上、最も好ましくは5つ以上、例えば6つ全てを有する、鉄道ジオグリッド構造物。 - 請求項1から19のいずれか一項に記載の鉄道ジオエンジニアリング構造物及び/又は請求項20に記載の方法で使用するのに適したジオグリッド安定化粒子層であって、請求項21に記載のジオグリッドを使用して得られた及び/又は得られる、ジオグリッド安定化粒子層。
- その中のレイリー波の速度(Vr)を増大させかつ/又はその上に敷設される軌道のレールに沿った臨界軌道速度(Vc)を、少なくとも55ms-1、好ましくは69ms-1以上であるVtで表記される最大許容列車速度よりも増大させるためのジオグリッド及び/又はその構成要素の使用。
- 鉄道用ジオグリッドエンジニアリング構造物(鉄道ジオグリッド構造物)あって、
軌道平面に位置する軌道を画定する道床(任意選択でレールを含む道床)と、
前記軌道平面の下にある粒子層と、
前記粒子層内に及び/又は粒子層に隣接して配置されたジオグリッドと
を備え、
前記ジオグリッドは、前記粒子層の特性が式4Aを満たすように、前記ジオグリッドが前記粒子層を安定化するように、前記軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)内に配置され、
νは、好ましくは0.1〜0.5、より好ましくは0.2〜0.4、最も好ましくは0.2〜0.35である、前記粒子層のポアソン比を示し、
G0は前記粒子層の微小ひずみ剛性であり、
ρは前記粒子層の密度であり、
任意選択で、前記軌道平面と前記ジオグリッド平面との間の、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は0.65メートルより大きい、構造物。 - 鉄道用ジオグリッドエンジニアリング構造物(鉄道ジオグリッド構造物)を建設する方法であって、
道床(任意選択でレールを含む道床)が配置される道床平面を画定することと、
前記軌道平面の下の粒子層に、前記粒子層内に及び/又は前記粒子層に隣接して配置されるジオグリッドを提供することと
を含み、
前記ジオグリッドは、前記粒子層の特性が式4Aを満たすように、前記ジオグリッドが前記粒子層を安定化するように、前記軌道平面に実質的に平行な平面(ジオグリッド平面)に配置され、
νは、好ましくは0.1〜0.5、より好ましくは0.2〜0.4、最も好ましくは0.2〜0.35である、前記粒子層のポアソン比を示し、
G0は前記粒子層の微小ひずみ剛性であり、
ρは前記粒子層の密度であり、
任意選択で、前記軌道平面と前記ジオグリッド平面との間の、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は0.65メートルより大きい、方法。 - 鉄道用ジオグリッドエンジニアリング構造物(鉄道ジオグリッド構造物)を建設する方法におけるジオグリッドの使用法であって、
道床(任意選択でレールを含む道床)が配置される道床平面を画定することと、
前記軌道平面の下にある粒子層を画定することと
を含み、
前記粒子層内に及び/又は前記粒子層に隣接してジオグリッドが配置され、
前記ジオグリッドは、前記軌道平面に実質的に平行な面(ジオグリッド平面)に配置され、このような平面は、前記粒子層の特性が式4Aを満たすように、前記ジオグリッドが前記粒子層を安定させるように計算されるように画定され、
νは、好ましくは0.1〜0.5、より好ましくは0.2〜0.4、最も好ましくは0.2〜0.35である、前記粒子層のポアソン比を示し、
G0は前記粒子層の微小ひずみ剛性であり、
ρは前記粒子層の密度であり、
任意選択で、前記軌道平面と前記ジオグリッド平面との間の、両方に対して垂直に測定されかつ本明細書でDrと表記される平均距離は0.65メートルよりも大きく、より好ましくは、Drは、本明細書に記載される本発明に望ましい及び/又は好適な値及び/又は範囲のいずれかを有しかつ/又はその中にある、使用法。 - 請求項20又は25に記載の方法によって硬化及び/又は強化された粒子状物質。
- 請求項1から27のいずれかに記載されたジオグリッドを埋め込むことによって強化された粒子状物質の塊を含む鉄道ジオエンジニアリング構造物。
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