JP2020532029A - ファイナンシャルプランニング、アドバイス及び管理のためのシステム及び方法 - Google Patents

ファイナンシャルプランニング、アドバイス及び管理のためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

ファイナンシャルプランニングシステムは、いずれの目標に資金を割り当てるか、及び目標資金割り当てを可能にするためにいずれの資産を清算するかを自動的に選択する。ユーザは、関連する優先度と共に、場合により可変時間枠及び/又は変動費と共にその目標を指定する。シミュレーションシナリオにおけるユーザの資産が、ユーザのファイナンシャル状況に基づいた基準値を超えていると特定することにより、目標が達成可能なものであるとシステムが判断すると、システムは、その目標を専念される人生活動に変更する。ユーザの投資配分は、ユーザの年齢、人生活動及び総資産の1つ以上に応じて自動的に変化し得る。シミュレーションシナリオが容認可能な計画をもたらす場合及びユーザが許可を与えた場合、ファイナンシャルプランニングシステムは、口座間で資金を移動するか又は証券取引を行うこと等により、この計画に従って行動する。システムは、資産管理、資金管理及び消費アドバイスのために使用され得る。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、本明細書と共通の発明者及び本明細書と共通の譲受人を有する2017年8月19日出願の米国仮特許出願第62/547,786号明細書に対する優先権を主張し、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、自動的に動作するソフトウェアを介して第三者実体における依頼人のアカウントに影響を及ぼすファイナンシャルプランニングシステムに関する。
ファイナンシャルプランナーは、その依頼人に対して、その財政目標を達成するように投資方法について助言する。ファイナンシャルプランナーによって通常行われる計算及び予測を自動化するコンピュータベースのシステムが存在する。
図1は、従来型ファイナンシャルプランニング(CFP)システムのための構成を示す。
単独のファイナンシャルプランナーは、自らのパーソナルコンピュータ50でソフトウェアを実行し得、インターネット10を用いて銀行20又は証券会社30の依頼人アカウントにアクセスし得る。ファイナンシャルプランナーは、情報サービス40を用いて、例えば依頼人の投資の現在の市場評価に対する相場を取得し得る。
代替として、依頼人情報55がローカルに格納されたパーソナルコンピュータ50を有する単独のファイナンシャルプランナーは、ファイナンシャルプランニングサーバ60で動作するCFPシステムを用いることができる。パーソナルコンピュータの代わりに、ファイナンシャルプランナーは、タブレットコンピュータ又はスマートフォンを用いることができる。一般に、パーソナルコンピュータ50は、インターネット10等の公衆ネットワークを用いてサーバ60と通信する。software−as−a−service(SaaS)と称する一構成において、パーソナルコンピュータ50は、オペレーティングシステム及びブラウザを有するが、専用のソフトウェアを欠いている。クライアントサーバ構成と称する別の構成において、パーソナルコンピュータ50は、最初に専用のクライアントソフトウェアをダウンロードしなければならず、このクライアントソフトウェアを実行してファイナンシャルプランニングサーバ60のプログラムに対するアクセスを取得しなければならない。
従業員のファイナンシャルプランナーは、通常、その雇用主の敷地内でパーソナルコンピュータ70を用い、ファイナンシャルプランニングサーバ60を操作する。ローカルエリアネットワーク(LAN)62は、パーソナルコンピュータ70からファイナンシャルプランニングサーバ60への物理的接続を提供する。依頼人情報は、LAN62に接続されるストレージデバイス75に格納される。ファイナンシャルプランニングサーバ60は、インターネットを用いて銀行又は証券会社の依頼人の口座にアクセスし得る。
代替として、従業員のファイナンシャルプランナーは、SaaS又はクライアントサーバ構成においてファイナンシャルプランニングサーバ60を用いることができる。
CFPソフトウェアは、目標ベース(CFP−GB)、キャッシュフローベース(CFP−CF)又はハイブリッド(CFP−HY)として特徴付けることができる。
目標ベースシステムにおいて、CFP−GBシステムは、特定の目標を達成することに向けて特定の資金を明示的に割り当て、次いでシミュレーション下で目標を達成できるかどうかを予測する。目標は、個別に資金を割り当てられ、それらの達成の可能性は、各目標に向けて確保された投資のモンテカルロ分析に基づいて評価される。純粋な目標ベースシステムにおいて、所得及び支出の計算はないが、代わりに、設定した目標を達成するために必要な不可欠の貯蓄レベルについての仮定が存在する。家計の実際のキャッシュフローは、貯蓄を達成できるかどうかを確認するために、別の課題においてアドバイザーにより依然として特定される。
CFP−GBシステムの結果は、目標ベースのファイナンシャルプランニング(FP−GB)であり、それは、顧客の目標を達成するために合計でどの程度継続した貯蓄が必要であるか、及びこれらの貯蓄を目標全体にどの程度配分するか、並びにいずれの投資商品の割り当てが、これらの貯蓄を目標に向けて投資するために推奨されるかの概要を示す。
図2Aは、単一目標のCFP−GBアカウントを示すグラフである。目標は、1個の宝石等の1回限りの固定金額の支出を含むと仮定する。曲線Aは、依頼人が目標アカウントに追加することを期待する期間当たりの貯蓄額を示す。曲線Bは、アカウントの貯蓄額に対する累積投資利益を示す。曲線Cは、アカウント内の全ての資産が目標に費やされることを示す。曲線Dは、アカウント内の残高、すなわち貯蓄+投資利益−支出を示す。
図2Bは、住宅購入、1人の子供のための大学授業料、退職後のための蓄え、ボート等のCFP−GBシステムにおける3つの目標に対する3つのアカウントを示すグラフである。各アカウントは、図2Aのように動作する。重要なことに、アカウントは、独立して維持される。
システムの設定中(図示せず)、ファイナンシャルプランニングシステムは、依頼人の見積税額を自動的に計算することができるような税率表及び退職年数を推定できるような予想寿命表と共に構成される。
図2Cは、CFP−GBシステムにおける依頼人設定を示すフローチャートである。
ステップ105において、ユーザ、その依頼人に代わって行動するファイナンシャルプランナー又は依頼人自身のいずれか一方は、依頼人のためのアカウントを開き、それに依頼人の年齢を入力する。システムは、次いで、依頼人の予想寿命を調べ、ユーザの年齢を減算し、現在の月から依頼人の予想寿命の終わりまでのファイナンシャルプランニングのための期間Tを月単位で特定する。ユーザは、依頼人のための初期預金残高(ISB)、毎月の予想月間貯蓄額及び目標額のセットG$[g]、g=1...G並びに対応する目標終了日GT[g]を提供する。
ステップ110において、ユーザは、銀行又は証券会社等の第三者システムによる依頼人の口座を識別し、アクセス(読み取り)及び/又は変更許可を提供する。ほとんどの証券会社は、ファイナンシャルアドバイザーが依頼人の口座を取引することができるが、そこから資金を引き出すことができないように設定されている。
ステップ115において、ファイナンシャルプランニングシステムは、依頼人のアカウントに依頼人の第三者アカウントからの情報を入力する。
ステップ120において、ファイナンシャルプランニングシステムは、依頼人のアカウントに対する市場環境のための初期値を取得する。一般に、これは、ユーザが保有する金融商品及び保有することを望み得る金融商品の現在の価格及び金融商品当たりのボラティリティを導出するために、これらの金融商品の価格履歴を含む。市場環境は、プランニングシステムが予測を信用する場合、利回り及びリスクに対するかかる将来の予測も含み得る。
図2Dは、CFP−GBシステムにおける動作を示すフローチャートである。
ステップ150において、ファイナンシャルプランナーは、ファイナンシャルプランニングで用いられる投資INV v=1...V及びそれらのリスクパラメータを識別する。例えば、考慮される投資は、INV={債券1,債券2,債券3,株式1,株式2,株式3}であり得、ここで、各投資は、ミューチュアルファンド又は上場投資信託である。債券1及び株式1は、低リスクを有し、債券2及び株式2は、中程度のリスクを有し、債券3及び株式3は、高リスクを有すると仮定する。
ステップ155において、ファイナンシャルプランニングシステムは、一連のモンテカルロシミュレーションを事前計算して、シナリオ数n=1...N(ここで、Nは、通常、1,000等の大きい数として選択される)、期間t=1...T(ここで、Tは、図2Cのステップ105において計算される)及びステップ150で選択された投資v=1....Vに基づいてシナリオ投資利益配列SIR[n,t,v]を作成する。
モンテカルロシミュレーションは、乱数を用いて市場の挙動をシミュレートする。例えば、低リスクの投資は、−10%〜+10%の範囲内の月間利回りを有するように定義され得、中リスクの投資は、−20%〜+20%の範囲内の月間利回りを有するように定義され得、高リスクの投資は、−30%〜+30%の範囲内の月間利回りを有するように定義され得る。各投資に対する確率分布は、低リスク投資に対して2%、中リスク投資に対して6%、高リスク投資に対して12%を中心とするガウス分布(ベル型)として定義され得る。各期間について、0〜1の範囲内の疑似乱数が生成され、分布は、蓋然性が等しくなる。次いで、生成された数は、投資種類に適した確率分布を用いて範囲にマッピングされる。モンテカルロシミュレーション等の他の手法を用いてシナリオ投資利益配列SIR[n,t,v]を生成し得る。
ステップ160において、ファイナンシャルプランナーは、目標毎に1つの目標アカウントを作成する。
ステップ165において、ファイナンシャルプランナーは、目標アカウント間にISBを割り当て、目標アカウント間に(図2Cのステップ105から)毎月の貯蓄額Sを割り当てるための重みws[g]を設定し、各目標アカウントに対する投資のk=1...Kを選択し、目標アカウントにおける投資の重みw[g,k]を設定することにより、試行ファイナンシャルプランとも称する開始条件を設定する。以下の表1は、ISB=100,000ドルと想定した例示的な試行ファイナンシャルプランを示す。
Figure 2020532029
ステップ170において、ファイナンシャルプランニングシステムは、試行ファイナンシャルプラン及びモンテカルロシミュレーションからのシナリオ投資利益SIR[n,t,v]に基づいてN個のシナリオを作成する。各シナリオ、各期間、各目標アカウントについて、ファイナンシャルプランニングシステムシステムは、目標アカウント利益GAR[n,t,g]:
Figure 2020532029

を計算し、目標アカウント差引額GA[n,t,g]:
GA[n,t,g]=(1+GAR[n,t,g])×GA[n,t−1,g]+S[t,g] (数式2)
を計算する。ファイナンシャルプランニングシステムは、試行ファイナンシャルプランにおける重み付け割り当てに適合するように目標アカウント投資のリバランスを行う。目標の期限GT[g]に到達した場合、ファイナンシャルプランニングシステムは、目標に対する目標アカウントを終了させ、目標アカウントの最終値GAFV[n,g]=GA[n,t=GT[g],g]を格納し、比例再割り当て又は重み付け再割り当て等の適切な方法により、目標のために用いられた貯蓄を他の目標に割り当てる。比例再割り当てにおいて、それぞれ調整された貯蓄重みws_adj[g]は、同じ額だけ増加される。目標1(g=1)に到達したと仮定すると、g=2...Gに対して、
ws_adj[g]=ws[g]+ws[1]/(g−1) (数式3)
である。重み付け再割り当てにおいて、それぞれ調整された貯蓄重みws_adj[g]:
Figure 2020532029

(ここで、g=2...Gである)は、その貯蓄割合が一定に保たれるように増加される。
ステップ175において、ファイナンシャルプランニングシステムは、格納されたGAFV[n,g]に基づいて、全てのシナリオにわたる目標成功可能性を特定する。シナリオ全体のGAFV[n,g]が、図2Cのステップ105において指定された目標額G$[g]と少なくとも等しい場合、目標は、成功している。ヘヴィサイドの階段関数1(・)は、正の引数に対して1、負の引数に対して0の値を有する。
Figure 2020532029
ステップ180において、ファイナンシャルプランニングシステムは、試行ファイナンシャルプランが容認されるかどうか、すなわち数式4が全ての目標g=1...Gに対して真であるかどうかを判断する。その場合、処理は、ステップ185において続行される。そうでない場合、処理は、ステップ165に戻り、ファイナンシャルプランナーは、試行ファイナンシャルプランを調整する。
ステップ185において、ファイナンシャルプランニングシステムは、推奨ファイナンシャルプランを、ステップ180において容認可能と見なされた第1の試行ファイナンシャルプランとして定義する。
ステップ190において、顧客が許可を与えた場合、ファイナンシャルプランニングシステムは、資金をアカウント間で自動的に移動させ、且つ/又は取引を行う。資金移動は、ISBがアカウント間に割り当てられる場合、毎月の貯蓄がアカウント間に割り当てられる場合及びアカウントがファイナンシャルプランに適合するようにリバランスが行われる場合に発生する。
キャッシュフローベースのシステムにおいて、CFP−CFシステムは、むしろ将来に向けた会計システムのように機能する。それは、計画された所得、支出、税金及び他の源泉徴収に対する明細を計算し、シミュレートされた投資ポートフォリオ所得を予測する。CFP−CFシステムにおける目標は、現在から5年後に第2の家を購入する計画又は子供が18歳に達した場合にその大学の費用を支払う計画等、将来の特定の時間に対して計画される特定のキャッシュフロー支出としても表される。システムは、キャッシュフローを予測し、アドバイザーのファイナンシャルプランの想定下でキャッシュフローに不足又は余剰がある場合、アドバイザーに警告する。
CFP−CFシステムの結果は、キャッシュフローベースのファイナンシャルプラン(FP−CF)であり、これは、顧客の所得及び支出の仮定並びに選択した目標を達成するために推奨される投資アカウント全体及びアカウント内の投資商品全体にわたる純貯蓄の割り当てを考慮して達成可能な目標のパラメータの概要を示す。
図3Aは、CFP−CFシステムにおける3つの目標を個別に示すグラフである。曲線Aは、依頼人が目標アカウントに追加することを期待する期間当たりの計算される貯蓄を示し、ここで、貯蓄=所得−支出−税金である。曲線Bは、1人の子供のための大学の授業料等の短期間の支出を伴う第1の目標を示す。曲線Cは、宝石の購入等の1回限りの支出を伴う第2の目標を示す。曲線Dは、退職等の長期にわたる支出を伴う第3の目標を示す。
図3Bは、CFP−CFシステムにおけるイベントを示すグラフである。曲線A〜Dは上記の通りである。曲線Eは、アカウントの貯蓄に関する累積投資利益を示し、金銭が目標に費やされた後、アカウント残高は、減少し、そのため、投資利益は、減額されて計算され、従って小さくなる。曲線Fは、アカウント内の残高、すなわち貯蓄+投資利益−支出を示す。
図3Cは、CFP−CFシステムにおける依頼人設定を示すフローチャートである。
ステップ205は、図2Cのステップ105と類似しているが、毎月の貯蓄S[t]を提供する代わりに、ユーザは、毎月の所得INC[t]及び毎月の支出EXP[t]を提供する。
ステップ210、215及び220は、図2Cのステップ110、115及び120と類似している。
図3Dは、CFP−CFシステムにおける動作を示すフローチャートである。
ステップ250及び255は、図2Dのステップ150及び155と類似している。
ステップ260において、ファイナンシャルプランナーは、依頼人の単一アカウントに対してk=1...K投資を選択し、単一ポートフォリオアカウントにおける投資に対して重みw[k]を設定する。全ての目標は、この単一アカウントから資金を割り当てられる。選択された投資k=1...K及び重みw[k]は、試行ファイナンシャルプランを構成する。
ステップ270において、ファイナンシャルプランナーは、初期アカウント残高B[t=0]をISBに設定する。
ステップ275において、ファイナンシャルプランニングシステムは、試行ファイナンシャルプラン及びモンテカルロシミュレーションからのシナリオ投資利益SIR[n,t,v]に基づいてN個のシナリオを作成する。各シナリオ、各期間、単一のポートフォリオアカウントに対して、ファイナンシャルプランニングシステムシステムは、純貯蓄NS[t]:
Figure 2020532029

を計算し、ここで、GCF[t,g]は、時間tにおける目標gに対する目標キャッシュフロー支出を表す。次いで、シナリオのポートフォリオ利益PR[n,t]:
Figure 2020532029

を計算する。次いで、アカウント残高B[n,t]
B[n,t]=(1+PR[n,t])×B[n,t−1]+NS[t] (数式8)
を計算する。ファイナンシャルプランニングシステムは、図2Dのステップ170におけるように、試行ファイナンシャルプランにおける重み付け割り当てに適合するように目標アカウント投資のリバランスを行う。ファイナンシャルプランに関係なく、市場の成長が異なる投資に対して異なる可能性があり、ポートフォリオが望ましい残高に対して不釣り合いになるため、リバランスが必要である。シナリオの終わりに、ファイナンシャルプランニングシステムは、アカウント残高B[n,t=T]を格納する。
ステップ280において、ファイナンシャルプランニングシステムは、格納されたB[n,T]に基づいて、全てのシナリオにわたる目標成功可能性を特定する。B[n,T]が正の場合、シナリオは、成功である。
Figure 2020532029
ステップ285において、ファイナンシャルプランニングシステムは、試行ファイナンシャルプランが容認されるかどうか、すなわち成功_メトリックが0より大きいかどうかを特定する。その場合、処理は、ステップ290において続行される。そうでない場合、処理は、ステップ260に戻り、ファイナンシャルプランナーは、試行ファイナンシャルプランを調整する。
ステップ290において、ファイナンシャルプランニングシステムは、推奨ファイナンシャルプランを、ステップ285において容認可能と見なされた第1の試行ファイナンシャルプランとして定義する。
ステップ295において、顧客が許可を与えた場合、ファイナンシャルプランニングシステムは、資金をアカウント間で自動的に移動させ、且つ/又は取引を行う。資金移動は、ISBがアカウント間に割り当てられる場合、毎月の貯蓄がアカウント間に割り当てられる場合及びアカウントがファイナンシャルプランに適合するようにリバランスが行われる場合に発生する。
ハイブリッドシステムにおいて、CFP−HYシステムは、CFP−GBシステムの場合のように目標に基づくが、純貯蓄のレベルに関する仮定に依存する代わりに、CFP−CFシステムの場合のようにキャッシュフローのためのより詳細な計算法を用いる。CFP−HYシステムにおいて、全ての目標は、全体の正味キャッシュフローから総合して資金を割り当てられる。
CFP−HYシステムの結果は、ハイブリッドファイナンシャルプラン(FP−HY)であり、これは、純貯蓄の推奨レベル(すなわち顧客の所得仮定を考慮した場合の支出の推奨レベル)と共にかかる貯蓄レベルを考慮した場合に達成可能な目標のパラメータ並びに選択した目標を達成するために推奨される投資アカウント全体及びアカウント内の投資商品全体にわたる純貯蓄の割り当ての概要を示す。
図4Aは、単一目標のCFP−HYアカウントを示すグラフである。図4Aの曲線A〜Dは、図2Aの曲線A〜Dと類似しているが、図4Aにおいて、曲線Aは、依頼人又はファイナンシャルプランナーから直接提供されるのではなく計算され、曲線Cは、1回限りの支出急増ではなく、大学の授業料等の短期間の支出を伴う目標を示す。
図4Bは、CFP−HYシステムにおける3つの目標に対する3つのアカウントを示すグラフである。CFP−GBシステムの場合と同様に、各目標は、個別に資金が割り当てられる目標アカウントを有する。CFP−CFシステムの場合と同様に、各目標に対する貯蓄の割り当ては、依頼人の所得、支出及び税金に基づく。目標の支出が終了すると、貯蓄割り当ては、CFP−GBシステムについて上で検討したように、適切な再割り当て方法に従って残りの目標アカウント間で分割される。
図4Cは、CFP−HYシステムにおける依頼人設定を示すフローチャートである。CFP−HY依頼人設定ステップ305、310、315、320は、上で検討したCFP−CF設定ステップ205、210、215、220と類似している。
図4Dは、CFP−HYシステムにおける動作を示すフローチャートである。
ステップ350、355、360、365は、図2Dのステップ150、155、160、165と類似している。
ステップ370は、図2Dのステップ170と類似しているが、ステップ370の開始時、純貯蓄は、図3Dの数式6のステップ275のように計算される。次いで、純貯蓄が目標アカウント間で割り当てられる。
S[t,g]=ws[g]×NS[t] (数式10)
ステップ375、380、385、380は、図2Dのステップ175、180、185、190と類似している。
しかし、ファイナンシャルプランニングシステムには改善の余地がある。
本発明の一態様によれば、ユーザのためのファイナンシャルプランニングの方法及びシステムであって、ユーザから、人生活動、目標、投資戦略及び容認可能性閾値を受け取ることと、人生活動及び目標に基づいて基準値を生成することと、投資戦略及び人生活動に基づいて資産を特定することと、特定された資産が基準値を超える場合、目標を人生活動に変換することと、目標成功可能性が容認可能性閾値を超える場合、ファイナンシャル戦略が容認可能であることを決定することであって、目標成功可能性は、それぞれの目標が人生活動に変換された確率である、決定することとを含み、ファイナンシャル戦略は、人生活動、目標、投資戦略、容認可能性閾値及び基準値を含む、方法及びシステムが提供される。
本発明は、全体としてここに要約されることを意図していない。むしろ、本発明の更なる特徴、態様及び利点は、以下の説明及び図面に記載されるか又はそれらから明らかである。
従来型ファイナンシャルプランニング(CFP)システムのための構成を示す。 単一目標のCFP−GBアカウントを示すグラフである。 CFP−GBシステムにおける3つの目標に対する3つのアカウントを示すグラフである。 CFP−GBシステムにおける依頼人設定を示すフローチャートである。 CFP−GBシステムにおける動作を示すフローチャートである。 CFP−CFシステムにおける3つの目標を個別に示すグラフである。 CFP−CFシステムにおけるイベントを示すグラフである。 CFP−CFシステムにおける依頼人設定を示すフローチャートである。 CFP−CFシステムにおける動作を示すフローチャートである。 単一目標のCFP−HYアカウントを示すグラフである。 CFP−HYシステムにおける3つの目標に対する3つのアカウントを示すグラフである。 CFP−HYシステムにおける依頼人設定を示すフローチャートである。 CFP−HYシステムにおける動作を示すフローチャートである。 本発明によるファイナンシャルプランニングシステムのための構成を示す。 時間及び費用変動を伴う優先順位が付けられた目標を示す図である。 価値のばらつきを有する目標を示す。 MWAG曲線の生成を示すグラフである。 本発明によるファイナンシャルプランニングシステムにおけるシステム設定を示すフローチャートである。 本発明によるファイナンシャルプランニングシステムにおける依頼人登録を示すフローチャートである。 本発明によるファイナンシャルプランニングシステムにおける動作を示すフローチャートである。 MWAG曲線と比較したユーザの経済的生活のモンテカルロシミュレーションを示すグラフである。
本明細書中及び特許請求の範囲内で用いられるような「人生活動」とは、ユーザのファイナンシャルプランに影響を及ぼすイベントであり、人生活動は、1回限りの影響、周期的な影響又はそれらの組み合わせを有し得る。人生活動は、ユーザの経済的生活の現実を表す。人生活動の例は、仕事からの給与、将来の予想される相続財産、ユーザの家主への家賃支払い、ユーザの財産からの家賃収入等を含む。
本明細書中及び特許請求の範囲内で用いられるような「目標」とは、不確定の人生活動である。目標は、ユーザが望んでいるものを表す。ユーザがそのファイナンシャルプランにおける目標に専念する場合、目標は、人生活動となる。目標は、費用又は費用範囲を有し、特定の開始日及び特定の期間として又は開始日及び特定の期間の範囲として表される所望の時間枠を有する。目標の例は、退職、ユーザの子供のための授業料、住宅購入、慈善寄付又は寄贈等を含む。「相続目標」とは、相続財産を残す等のユーザの死亡時に発生する1回限りの費用である。
本明細書中及び特許請求の範囲内で用いられるような「人生目的」とは、「人生活動」又は「目標」のいずれか一方である。
先行技術のファイナンシャルプランニングシステムによる1つの問題は、システムが全ての目標に資金を割り当てようとすることであり、これは、多くの場合、全ての目標が資金提供されないことにつながる。
本発明の利点は、ファイナンシャルプランニングシステムがいずれの目標に資金を割り当てるかを選択できることである。これは、全ての目標に資金が割り当てられない代わりに、少なくともいくつかの成功して資金が割り当てられる目標を有する結果につながるため、大きい改善である。この利点は、関連する優先度により、ユーザに全てのその目標を指定させる手法から結果として生じる。最初に、システムは、全ての目標を「不確定なもの」として見なす。目標が達成可能なものであるとシステムが判断すると、システムは、その目標を「誓約済み」に変更する。
目標は、初期費用としてモデル化され、任意に、場合により特定の日付で終了する定期的に繰り返される費用が続く。各目標は、ユーザ指定の優先度を有し、優先度の低い目標よりも優先度の高い目標に資金を割り当てる。少なくとも1つの最高優先度の目標を指定する必要がある。現在のシステムは、退職、住宅購入(初期、住宅ローン支払い、固定資産税支払い、売却価格又は年次増加、事業に用いる割合)、車両購入(車両費用、車両寿命、初期支払い、ローン支払い、保険料支払い、運用費支払い、ローン期間、年次減少、事業に用いる割合)、車両リース、子供の大学、子供の結婚等の目標をモデル化するためのテンプレート及び自由形式のテンプレートを提供し、非自由形式のテンプレートは、開始日が終了日に先行することを必要とする等の「合理性」を自動的にチェックする。
いくつかの実施形態において、目標テンプレートは、この目標と別の人生目的との間の関係を指定することができる。例えば、退職テンプレートは、仕事人生目的を識別し、退職後の生活が始まる場合に職務が終了することを指定できる。
先行技術のファイナンシャルプランニングシステムによる別の問題は、全ての目標が同じ優先度であり、それにより最初に最も優先度の高い目標でシステムを実行し、これらが成功した後でのみ、ユーザが他の目標に進むことができること等により、ユーザに手動で優先度を課すことを強要することである。これは、非効率的である。
本発明の別の利点は、ユーザが目標に対して優先度を割り当てることが可能であるため、システムがユーザの優先度に従って自動的に目標を達成し、ユーザがシステムを複数回繰り返し実行して、いくつの目標が達成可能であるかを突き止める手間を省くことである。一実施形態において、複数の目標を同じ優先度で指定することができる。別の実施形態において、1つの目標のみを各優先度で指定し、ユーザに対し、その目標を優先順位に入れることを強要することができる。いくつかの実施形態において、目標の時間又は価値部分を異なる優先レベルで指定することができ、システムは、次いで、これらを異なる目標として表す。
従来技術のファイナンシャルプランニングシステムによる更なる問題は、目標を固定期間及び特定の費用に対してのみ指定できることである。ユーザは、時間及び/又は費用が変化する可能性のある目標に対して達成可能なものを手動で見出さなければならず、ユーザにファイナンシャルプランニングシステムを複数回実行させなければならないため、これは、ユーザにとって非常に非効率的である。
本発明の更なる利点は、ユーザが可変時間枠及び/又は変動費を有する目標を指定することが可能であるため、システムがシミュレーション結果及び/又はユーザの目標の柔軟性に応じて自動的に贅沢又は質素になり得ることである。
先行技術のファイナンシャルプランニングシステムによる更に別の問題は、投資配分がユーザの生涯にわたって一定のままであることである。
本発明の更に別の利点は、投資配分がユーザの生涯にわたって変化する可能性があることである。一実施形態において、所望の投資配分は、ユーザの人生活動とは無関係に定義される。別の実施形態において、所望の投資配分は、ユーザの年齢、人生活動及び総資産の1つ以上に応じて変化する。
本ファイナンシャルプランニングシステムは、各優先レベルにおける目標に基づいて、「目標を達成するための最低限の資産」(MWAG)等の優先レベル基準値を計算する。基準値は、曲線族であり、各目標優先レベルに対して1つの曲線がある。最低値の曲線は、最も優先度の高い目標支出に対応する。2番目に低い値の曲線は、最も高い優先度の曲線に、2番目に高い優先度の目標支出を加えたものに対応する。3番目に低い値の曲線は、2番目に低いレベルの曲線に、3番目に高い優先度の目標支出を加えたものに対応する。この実施形態において、目標を達成するための最低限の資産基準値は、時間範囲を有する目標に対して、目標が可能な限り最新の時間に開始すると仮定し、値範囲を有する目標に対して、最小値が用いられると仮定する。
目標が値範囲を有する場合、範囲値は、副目標に分割され、各副目標のための目標を達成するための最低限の資産を有する。
投資利益の1つの可能性のある将来のシナリオに対応する各モンテカルロシナリオに対して、システムは、目標を達成するための最低限の資産との現在の資産の比較に基づいて、いずれの目標に資金を割り当てるかを選択し、優先度の低い目標は、優先度の高い全ての目標に資金を割り当てるために総資産が十分な場合にのみ、資金が割り当てられる。次いで、各目標に対する成功の可能性が全てのシナリオにわたって合計される。
これらのシナリオが結果として許容可能な計画となった場合及びユーザが許可を与えた場合、ファイナンシャルプランニングシステムは、口座間で資金を移動するか又は証券取引を行うこと等により、この計画に従って行動する。
これらのシナリオが結果として許容可能な計画にならない場合、ユーザは、その目標又は所得予想を変更しなければならない。有利には、システムは、既存の目標で行うことができる最善を既に行っているため、ユーザは、既存の目標を並べ替えたシナリオを実行する時間を消費しない。
本システムは、少なくとも3つの目的、すなわち資産管理、資金管理及び消費アドバイスのために使用され得る。
資産管理は、より良好な投資成果を追求する裕福な人々に役立つ。
資金管理は、日々のファイナンシャルプランニングに役立ち、いずれの支出の流れを調整又は順序付けすべきかを示す。特に、目標が完了すると、最適な資産配分が変わる可能性がある。
消費アドバイスは、住宅又は車等、ユーザにとって大きい経済的価値を有する品目を売買することに役立つ。本システムは、ユーザがその資産に適した、安すぎず、高すぎないものを購入することを保証するのに役立つ。
図5は、本発明によるファイナンシャルプランニングシステムのための構成を示す。ファイナンシャルプランニングシステムの5つの構成が示されている。
ネットワーク10は、インターネット等の任意の適切な通信ネットワークである。ファイナンシャルプランニングシステム500、ファイナンシャルプランナー550、ファイナンシャルプランニングサーバ560、580、銀行20、証券会社30、情報サービス40及びユーザ551は、それぞれ適切な通信チャネルを介してネットワーク10に結合される。一般に、ファイナンシャルプランナー550は、ファイナンシャルプランニングシステムを構成し、次いでその依頼人若しくは顧客に代わってファイナンシャルプランニングシステムを用いるか、又はその依頼人若しくは顧客がファイナンシャルプランニングシステムを直接用いることを可能にする。ユーザ551は、ファイナンシャルプランナー550によって構成されたようなファイナンシャルプランニングシステムを直接用いるファイナンシャルプランナー550の依頼人又は顧客である。本明細書中で用いられるように、「ユーザ」とは、文脈から明らかなように、ファイナンシャルプランナー550及び/又はユーザ551のいずれか一方を意味する。
第1に、単独のファイナンシャルプランナーは、ローカルに格納された依頼人情報555を有するそのパーソナルコンピュータ550上でプランニングソフトウェア610を実行し得、インターネット10を用いて銀行20又は証券会社30の依頼人アカウントにアクセスし得る。ファイナンシャルプランナーは、情報サービス40を用いて、例えば依頼人の投資の現在の市場評価に対する相場を取得し得る。
第2に、クライアントサーバ構成において、ローカルに格納された依頼人情報555により、そのパーソナルコンピュータ550上で実行するクライアントプランニングプログラム610(フルプランニングシステムの代わり)を有する単独のファイナンシャルプランナーは、サーバプランニングプログラム520を実行するファイナンシャルプランニングサーバ500を用いることができる。変形形態において、ファイナンシャルプランニングサーバ500は、ファイナンシャルプランナーが、その依頼人の情報を、ファイナンシャルプランニングサーバ500に結合される依頼人情報ストレージ540に格納することを可能にする。パーソナルコンピュータの代わりに、ファイナンシャルプランナーは、タブレットコンピュータ若しくはスマートフォン又は他の適切なデバイスを用いることができる。一般に、パーソナルコンピュータ550は、インターネット10等の公衆ネットワークを用いてサーバ500と通信する。
人生目的ライブラリ530は、目標テンプレート及び人生活動テンプレートを含む。各テンプレートは、優先度、日付及びキャッシュフローを含むその種類の目標又は人生目的のファイナンシャルモデリングのためのフィールドを提供する。人生目的の例は、仕事(定期的な給与、定期的な賞与、社会保障の収入)、信託基金所得、扶養所得、予想される相続財産、社会保障支払い及び生命保険を含む。
いくつかの実施形態において、システムは、車両ローン、住宅ローンの借り換え、セカンドカー等の優先度の低い人生目的を売買して優先度の高い目標を達成する良好な時期等の資金調達オプションを提案する。
第3に、クライアントサーバ構成と他の点で類似するsoftware−as−a−service(SaaS)構成において、単独のファイナンシャルプランナーは、オペレーティングシステム及びブラウザを有するパーソナルコンピュータ550を用いるが、特別なソフトウェアを欠いており、依頼人データは、ローカルストレージ555内又はサーバ依頼人ストレージ540内に格納することができる。パーソナルコンピュータの代わりに、ファイナンシャルプランナーは、タブレットコンピュータ若しくはスマートフォン又は他の適切なデバイスを用いることができる。
第4に、従業員のファイナンシャルプランナーは、その雇用主の敷地内でパーソナルコンピュータ590を用い、ファイナンシャルプランニングプログラム620を実行するファイナンシャルプランニングサーバ580を操作する。ローカルエリアネットワーク(LAN)582は、パーソナルコンピュータ590からファイナンシャルプランニングサーバ580への物理的接続を提供する。依頼人情報は、LAN582に接続されるストレージデバイス595に格納される。ファイナンシャルプランニングサーバ580は、インターネットを用いて銀行又は証券会社の依頼人口座にアクセスし得る。パーソナルコンピュータの代わりに、ファイナンシャルプランナーは、タブレットコンピュータ若しくはスマートフォン又は他の適切なデバイスを用いることができる。ファイナンシャルプランニングプログラム620は、SaaS構成によって動作し、変形形態において、ファイナンシャルプランニングプログラム620は、クライアントサーバ構成によって動作する。
更なる変形形態において、従業員のファイナンシャルプランナーは、その雇用者の敷地内におらず、インターネット10を用いて、ファイナンシャルプランニングプログラム620を実行するファイナンシャルプランニングサーバ580と通信する。
第5に、従業員のファイナンシャルプランナーは、その雇用主の敷地内でパーソナルコンピュータ570を用い、ファイナンシャルプランニングサーバ560を操作する。ローカルエリアネットワーク(LAN)562は、パーソナルコンピュータ570からファイナンシャルプランニングサーバ560への物理的接続を提供する。依頼人情報は、LAN562に接続されるストレージデバイス575に格納される。ファイナンシャルプランニングサーバ560は、インターネットを用いて銀行又は証券会社の依頼人口座にアクセスし得る。パーソナルコンピュータの代わりに、ファイナンシャルプランナーは、タブレットコンピュータ若しくはスマートフォン又は他の適切なデバイスを用いることができる。
ファイナンシャルプランニングサーバ560は、本質的に代理であるため、従業員のファイナンシャルプランナーは、ファイナンシャルプランニングサーバ500上で実行するファイナンシャルプランニングプログラム520を用いることができる。ファイナンシャルプランニングプログラム520は、SaaS構成によって動作し、変形形態において、ファイナンシャルプランニングプログラム520は、クライアントプログラムがファイナンシャルプランニングサーバ560又はファイナンシャルプランナーコンピューティングデバイス570に位置する状態でクライアントサーバ構成によって動作する。変形形態において、ファイナンシャルプランニングサーバ500は、ファイナンシャルプランナーが、その依頼人の情報を、ファイナンシャルプランニングサーバ500に結合される依頼人情報ストレージ540に格納することを可能にする。
更なる変形形態において、従業員のファイナンシャルプランナーは、その雇用者の敷地内におらず、インターネット10を用いてファイナンシャルプランニングサーバ560と通信する。
パーソナルコンピュータ550、570、590及びサーバ500、560、580のそれぞれは、本発明に従ってプログラミングされた汎用コンピュータである。インターネット10への接続は、有線又は無線であり得る。
図6は、時間及び費用変動を伴う優先順位が付けられた目標を示す図である。重要なことに、本発明は、従来技術のシステムよりも多くの情報をユーザから自動的に収集することから開始する。ユーザは、各優先レベルにおいて少なくとも1つの目標と共にユーザが希望する数だけの目標優先度を定義することができる。優先度1の目標は、最も重要であり、少なくとも1つの優先度1の目標が存在しなければならない。
各目標は、少なくとも開始時間、支出期間及び支出額を有する。ファイナンシャルプランニングシステムは、月毎の粒状化を有し、すなわち、モンテカルロシミュレーションは、月毎に実行されるため、目標当たりに費やされる金額は、期間の月毎に指定することができる。しかし、通常、ユーザは、生涯プランに関心があるため、目標支出は、年毎に指定される。目標の期間にわたって支出を変更する必要がある場合、目標は、同じ優先レベルでの2つの目標として定義するべきであり、この優先レベルに他の目標がないことが好ましい。
加えて、目標の開始時間を範囲として指定することができ、且つ/又は目標の費用を範囲として指定することができる。
図6は、5つの例示的な目標を示す。
優先度1において、子供のための大学の授業料等の目標Aは、数年の期間と、(a)将来の授業料に関する不確実性、及び(b)親が支払う授業料が何パーセントであるかに関する不確実性に対応する範囲として指定される費用とを有する。
また、優先度1において、退職等の目標Bは、固定年間費用と共に開始日の柔軟性を示す。
優先度2において、住宅頭金等の目標Cは、開始日及び費用に柔軟性を示し、住宅を所有したいが、時期又はその種類について選り好みしないというユーザの希望に対応する。
また、優先度2において、慈善寄付等の目標Dは、開始日及び費用に柔軟性を示し、その将来の状況に適したものを寄付したいというユーザの希望に対応する。
優先度3〜(n−1)の目標は、示されていない。
優先度(n)において、ボート等の目標Eは、開始日及び費用に柔軟性を示す。これを最も優先度の低い目標として指定することにより、ユーザは、ユーザが予想外に裕福になった場合にのみ、この目標を望んでいることを示す。
目標における時間変動性をここで検討する。
目標がその開始日に対して指定される時間範囲を有する場合、基準値計算(目標を達成するための最低限の資産計算等)は、範囲内の最新の時間が目標の開始日であると仮定する。モンテカルロシミュレーション毎に、時間変動目標予算は、様々な手法に従って行うことができる。1つの手法において、ユーザの資産が、その目標に対する目標を達成するための最低限の資産を超えると直ちに、その資金が割り当てられる。別の手法において、目標の最新の開始日が常に用いられる。目標にも価値のばらつきがある場合、以下で検討する更なる手法を用いることができる。
目標における価値のばらつきをここで検討する。
図7は、個別の副目標に分割される価値のばらつきを有する目標を示す。一実施形態において、ユーザは、いくつの副目標を目標に関連付けるべきかを指定し、ファイナンシャルプランニングシステムは、範囲を副目標の数に均等に分割する。別の実施形態において、ユーザは、いくつの副目標及び各副目標の価値を指定する。更なる実施形態において、ファイナンシャルプランニングシステムは、各範囲を3つ等の所定数の副目標に自動的に分割する。他の手法が他の実施形態において用いられる。
モンテカルロシミュレーション毎に、変動価値目標予算は、様々な手法に従って行うことができる。1つの手法において、ユーザの資産が、最も低い価値の副目標に対する目標を達成するための最低限の資産を超えると直ちに、その資金が割り当てられる。目標も時間変動を有する場合、次の手法を用い得る。最低価値の副目標に資金を割り当てることができる最短時間で、ファイナンシャルプランニングシステムは、資金割り当ての最も遅い時間まで待機することの利益を予測し、予想される利益が所定の閾値を超えた場合、ファイナンシャルプランニングシステムは、(a)最も価値の高い副目標に資金を割り当てることができる時期、及び(b)資金割り当ての最も遅い時期のいずれか早い時点まで待機して、この目標に資金を割り当てる時期及びレベルを特定する。
基準値曲線の作成をここで検討する。
本明細書中及び特許請求の範囲内で用いられるような基準値とは、目的が達成可能であるか否かを示す特定の時間における値であり、目的は、1つの目標又は同じ優先度を有する目標の組のいずれか一方である。本ファイナンシャルプランニングシステムは、基準値を用いて、いずれのユーザ目標に資金を割り当てるかを選択する。
この実施形態において、「目標を達成するための最低限の資産」(MWAG)技法が用いられて基準値曲線を特定する。他の実施形態において、他の手法が用いられて基準値を特定する。
第2の基準値手法は、全ての投資で最も控えめな利益を想定し、次いで全てのキャッシュフローを予測し、試行錯誤を介して、初期開始資産を調整して最高優先レベルで目標を達成することである。このプロセスは、次の基準値に対する初期開始資産を達成するように、最も高い及び次に高い優先レベルの目標と共に繰り返される。これは、全ての基準値曲線を達成するように全ての優先レベルに対して繰り返される。
第3の基準値手法は、死亡時のユーザの資産がゼロであるように、モンテカルロシミュレーションのセットの全てを再実行することである。
図8A〜8Hは、MWAG曲線の生成を示すグラフである。図8A〜8Dは、ユーザの予測される仮想金融活動を表す一方、図8E〜8Hは、MWAG曲線がどのように仮想金融活動から取得されるかを示す。
ユーザが1つの優先度1の目標:退職、1つの優先度2の目標:ユーザの唯一の子供の授業料、及び1つの優先度3の目標:複数の国へのスキー旅行を有すると仮定する。退職時、ユーザの唯一の支出は、退職後の支出である。更に、ユーザは、仕事及び投資からのみ所得があると仮定する。
図8Aは、現在から始まり、ユーザの死亡で終了するユーザの経済的生活にわたる総所得、総支出、総課税及び総貯蓄を得るように合計された、ユーザの人生活動及び優先度1の目標の退職を示す。
貯蓄[t,p]=所得[t,p]−支出[t,p]−税金[t,p] (数式11)
ここで、t=現在...死亡であり、
p=優先レベルである。
図8Bは、ユーザの初期預金残高(ISB)、ユーザの経済的生活にわたるユーザの累積貯蓄額、ユーザの投資所得及びユーザの仮想資産を示す。
Figure 2020532029

投資_所得[t,p]=投資_利益×(ISB+累積_貯蓄[t−1,p]) (数式13)
資産[t,p]=ISB+累積_貯蓄[t,p]+投資_所得[t,p] (数式14)
仮想資産は、従来のファイナンシャルプランニングシステムのように、プランニング期間の投資に対する固定利益率を前提とする投資所得を含む。この固定利益率は、それぞれ異なる利益率を有するいくつかの投資の利益率の合計を表し得る。
別の実施形態において、投資に対する固定利益率の代わりに、投資利益率モンテカルロシミュレーションのセットがファイナンシャルプランニング期間に対して生成され、各期間における平均シミュレート利益率が投資に対して用いられる。
最終値[p]とは、死亡時におけるユーザの資産、資産[t=死亡,p]を指す。この場合、ISB及び資産P1の最終値[p=1]は、プラスである。しかし、他の場合、ISB及び/又は最終値は、マイナスになる可能性がある。ISBは、ユーザが借金している場合(例えば、学生ローン)、マイナスである可能性がある。ユーザが貧窮しているか又はここで定義するような資産内に含まれない非流動資産を資産内に有する場合、最終値は、マイナスになる可能性がある。
図8Cは、優先度1の目標を組み込んだユーザの資産に優先度2の目標 − 子供の大学授業料 − を追加し、優先度1及び優先度2の目標を組み込んだユーザの資産を得る効果、資産P2=資産P1+目標[p=2]を示す。ユーザの資産は、優先度2の目標への支出により減少するため、最終値[p=2]は、マイナスになる。
図8Dは、優先度1及び2の目標を組み込んだユーザの資産に優先度3の目標 − スキー旅行 − を追加し、優先度1、優先度2及び優先度3の目標を組み込んだユーザの資産を得る効果、資産P3=資産P2+目標[p=3]を示す。ユーザの資産は、優先度3の目標への支出により減少するため、最終値[p=3]は、最終値[p=2]よりもマイナスになる。
図8Eは、資産P1に基づくMWAG P1を示す。MWAG曲線は、MWAG曲線の最終値がゼロであるように、y軸(値)に沿って上下にスライドさせた資産曲線と近似している。スライドは、初期預金残高を調整することに対応し、これは、生涯の投資所得にも影響を与え、垂直スライドが近似に過ぎない理由を説明する。二分法又はニュートン法等の任意の適切な手法を用いてISBを特定し得る。
二分法は、期間を二等分し、次いで更に処理するために部分期間を選択する。この実施例において、MWAG曲線は、資産曲線を下にスライドさせることによって略生じるため、二分法は、資産P1のISB及びゼロによって定義される期間で開始し、反復し、「資産」曲線の最終値が、資産P1の最終値の2%等のゼロの所定の閾値内となるまで、各反復において「資産」曲線を生成し、次いで、この「資産」曲線は、MWAG P1曲線となる。
ニュートン法は、第2の推測を得るように最初の推測の関数の1次導関数で除算した最初の推測の関数を減算することによって最初の推測を調整し、次いで「資産」曲線の最終値が、資産P1の最終値の2%等のゼロの所定の閾値内となるまで、連続する推測を調整することによって反復することに基づいて連続的に良好な近似を求め、次いで、この「資産」曲線は、MWAG P1曲線となる。
図8Fは、資産P2曲線に基づくMWAG P2曲線を示す。MWAG P2は、MWAG P1が資産P1から取得されたのと同様の方法で資産P2から取得される。資産P2の最終値は、マイナスであるため、資産P2曲線は、略上方にスライドしてMWAG P2曲線を得ることに留意されたい。
図8Gは、資産P2曲線に基づくMWAG P3曲線を示す。MWAG P3は、MWAG P1が資産P1から取得されたのと同様の方法で資産P3から取得される。資産P3の最終値は、マイナスであるため、資産P3曲線は、略上方にスライドしてMWAG P3曲線を得ることに留意されたい。
図8Hは、図8E〜8GからのMWAG P1、P2、P3曲線を1つのグラフ上に示す。初期点は、上昇し続け、連続した優先レベルにおける目標に必要な金額を反映する。MWAG曲線の形状は、ユーザの金融活動、すなわち人生活動及び目標に大きく依存することが理解されるであろう。
図9は、本発明によるファイナンシャルプランニングシステムにおけるシステム設定を示すフローチャートである。設定中に作成される情報は、図5に示す依頼人ストレージ540、555、575、595及び目的ライブラリ530等の適切なストレージに格納される。
ステップ700において、ファイナンシャルプランナーは、利用可能な投資v=1...V及びそれらに関連するリスクパラメータを手動で識別する。これは、図3Dのステップ250に類似している。
ステップ710において、ファイナンシャルプランナーは、Y個までの戦略を定義する。各戦略y、y=1...Yについて、ファイナンシャルプランナーは、Kの投資を選択し、初期投資重み、すなわち各投資に割り当てられる貯蓄部分を設定する。各初期投資重みは、0〜1の間の小数部であり、重みの合計は、1.0となる。例えば、K=3の場合、初期投資重みは、均一な重み付けに対して[0.33 0.33 0.34]又は不均一な重み付けに対して[0.2 0.2 0.6]であり得る。
本システムは、投資配分が時間と共に変化することを可能にする。典型的な戦略は、依頼人が若い場合にはリスクの高い投資を優先し、依頼人が年配の場合にはリスクの低い投資を優先する。従来の「目標期日資金割り当て」は、資金割り当ての目標期日までの残り時間に基づいてポートフォリオの投資配分を自動的に変更し、投資家は、その希望する退職に近い目標期日を選択するように想定される。先行技術のファイナンシャルプランニングシステムは、モンテカルロシミュレーションシナリオの代わりに、約50のシナリオ等の事前定義されたシナリオの束を介して目標期日資金割り当て(存在する場合)を適応させる。
本ファイナンシャルプランニングシステムは、ユーザに対し、そのニーズに最も近い資金割り当てを選択することを要求するのではなく、基本的にユーザに合わせて目標期日資金割り当てをカスタマイズする。ユーザの退職日は、柔軟である可能性があるのに対して、従来の目標期日資金割り当ては、目標期日における時間変動を欠いている。
本ファイナンシャルプランニングシステムは、約1,000のシナリオ等のモンテカルロシミュレーションシナリオを介して目標期日資金割り当てを適合させ、投資のポートフォリオの重みが時間と共に変化し、それによって良好なリスクのモデル化を適合させる。例えば、k=1の投資は、リスクが高く、k=2の投資は、リスクが中程度であり、k=3の投資は、リスクが低く、tは、ファイナンシャルプランニングの年(t=0は、初期条件である)を示すと仮定する。以下のシステム投資戦略y(1)は、依頼人が年齢を重ねるにつれて高リスクから低リスクに変化する:[t=0,1.0 0 0]、[t=10,0.8 0.2 0]、[t=20,0.5 0.5 0]、[t=30,0.2 0.5 0.3]、[t=40,0 0.3 0.7]。以下のシステム投資戦略y(2)は、依頼人が年齢を重ねるにつれて中程度から低リスクに変化する:[t=0,0.3 0.7 0]、[t=10,0.2 0.7 0.1]、[t=20,0.1 0.5 0.4]、[t=30,0 0.3 0.7]、[t=40,0 0 1.0]。
別の実施形態において、所望の投資配分は、ユーザの年齢、人生活動(目標完了)及び総資産の1つ以上に応じて変化する。例えば、子供の大学の授業料を支払うという目標が達成された後、ユーザは、授業料になったその所得でより多くのリスクを負うことを厭わない可能性がある。
ステップ715において、ファイナンシャルプランナーは、人生活動テンプレート及び目標テンプレートを含む人生目的テンプレートを定義して、ユーザが利用できるようにする。目標テンプレートは、優先レベルに対するフィールドを有する。人生活動テンプレートは、優先レベルを欠いている。通常、ファイナンシャルプランナーは、人生目的テンプレートのライブラリから選択する。ファイナンシャルプランナーは、カスタマイズされた人生目的テンプレートも作成し得る。人生目的テンプレートは、開始日が終了日より前にあることを必要とすること等の「合理性」を自動的にチェックする。
清算可能な資産は、人生活動の一種である。
表2は、一般的な人生目的テンプレートを示し、他のフィールドが追加され得る。人生目的テンプレートは、各フィールドのための行を有する。各行は、フィールド番号、フィールド状態(必須又は任意)、フィールド名及びテンプレート作成者又はユーザによって指定されるフィールド値を含む。所得フィールド8A〜8Bは、キャッシュフローフィールド9A〜9Eと同等であり、すなわち、所得を用いるテンプレートは、キャッシュフローを用いない一方、キャッシュフローを用いるテンプレートは、所得を用いない。
Figure 2020532029
Figure 2020532029
Figure 2020532029
表3は、人生目的テンプレート内に表される予想される相続人生活動を示す。フィールド1は、ファイナンシャルプランナーによって指定され、予想される相続物を示す。フィールド2は、ファイナンシャルプランナーによって指定され、人生活動ライブラリ530等のライブラリ内のテンプレート番号を示す。ファイナンシャルプランナーは、この人生活動に対して他のフィールドを選択した。ユーザは、フィールド値を提供する。フィールド3は、ユーザが名付けたこの人生活動「Maryおばさんの遺産」を示す。フィールド4は、ユーザがこの遺産を「Kahlo絵画」と説明したことを示す。優先レベルはなく(フィールド5はない)、これは、これが人生活動であり、目標ではないことを意味する。フィールド6は、この相続が2025年1月1日〜2030年12月31日(Maryおばさんが亡くなればいつでも)に始まることをユーザが予想することを示し、フィールド7は、この相続が同じ日に終了することをユーザが予想することを示す。フィールド8Aは、相続が800,000ドルの価値を有することをユーザが予想することを示す。フィールド14は、ユーザがこの相続を売却するのに1年かかると予想することを示す。フィールド15は、ユーザがこの資産を清算して優先度1又は2の目標を達成する意思があるが、優先度の低い目標に対してではないことを示す。ユーザは、MaryおばさんのKahloの絵画には感傷的な価値があると考えるが、絵画を清算してその優先順位の高い目標を達成する意思がある。
Figure 2020532029
表4は、人生目的テンプレート内に表される授業料目標を示す。フィールド1は、ファイナンシャルプランナーによって指定され、授業料を示す。フィールド2は、ファイナンシャルプランナーによって指定され、人生活動ライブラリ530等のライブラリ内のテンプレート番号を示す。ファイナンシャルプランナーは、この人生活動に対して他のフィールドを選択した。ユーザはフィールド値を提供する。フィールド3は、ユーザが名付けたこの人生活動「Juliet授業料」を示す。フィールド5は、ユーザがこの目標に優先度「2」を与えたことを示す。フィールド6は、この目標が2024年9月1日(Julietが3年で高校を卒業する可能性がある)〜2026年9月1日(Julietが4年で高校を卒業してから1年休む可能性がある)に始まることをユーザが予想することを示す。フィールド7は、この目標が4年の期間を有することを示す。フィールド10Bは、この目標が年間30,000〜年間120,000の値の範囲を有することを示し、これは、Julietが自宅に住んで州立の学校に通うか、一流大学に通い、そこに住むかどうか又はその間のものに関するユーザの不確実性に対応する。フィールド10Bはまた、この目標が3つの段階を有することを示し、ユーザが優先度2の目標として年間30,000、年間75,000(最低値と最高値との中間点)又は年間120,000の授業料を効果的に指定することを意味する。
Figure 2020532029
代替として、ユーザは、優先度2の目標として年間30,000の授業料、優先度3の目標として75,000−30,000=45,000の授業料、優先度4の目標として120,000−75,000=45,000の授業料を指定し得、このシナリオは、ユーザが優先度2の目標として授業料を支払うが、優先度2及び3の他の目標が全て満たされた場合にのみ、最も高価な授業料の全てを支払いたいという願望に対応する。ユーザが他の目標を有する場合、Julietは、学生ローン又は仕事を必要とし得る。
表5は、人生目的テンプレート内に表される学生ローンの人生活動を示す。
Figure 2020532029
表6は、人生目的テンプレート内に表される賃貸物件の人生活動を示す。
Figure 2020532029
図10は、本発明によるファイナンシャルプランニングシステムにおける依頼人登録を示すフローチャートである。ステップを実行する人は、ユーザと称され、ファイナンシャルプランナー又は依頼人自身である可能性がある。依頼人登録中に作成される情報は、図5に示す依頼人ストレージ540、555、575、595等の適切なストレージに格納される。
ステップ720において、ユーザは、自らのためのアカウントを作成し、ユーザの現在の年齢、初期預金残高ISB(ユーザが学生ローン及び/又は住宅ローン等の未払いのローンを有する場合にはマイナスになる可能性がある)を含むユーザ記述情報をそれに入力する。この実施形態において、ファイナンシャルプランニングシステムは、次いで、格納された表からユーザの予想寿命を調べ、ユーザがその予想寿命を調整することを可能にする。ファイナンシャルプランは、T=12×(予想寿命(年)−現在の年齢(年))により、T月の期間になる。
ステップ725において、ユーザは、ステップ715で定義された人生活動テンプレートを用いて、ファイナンシャルプランの期間に対して所得、支出又は税金をもたらすその人生活動を指定する。人生活動とは、ユーザの学生ローンの返済等、ユーザが既に関与しているものである。
ステップ730において、ユーザは、ステップ715で定義された目標テンプレートを用いてその目標を定義する。目標とは、無理なく手が届くのであれば傾注したいとユーザが望むものである。
ステップ735において、ユーザは、ステップ715で定義された人生活動テンプレートを用いてその清算可能な資産を定義する。例えば、ユーザは、既に家を所有している可能性があり、退職時にこれを清算する意思がある。いくつかの実施形態において、ステップ725及び735は、組み合わされる。
ステップ740において、ユーザは、ステップ710で定義された戦略からその中核となるシステム_戦略を選択し、その過剰閾値ETを定義し、ステップ710で定義された戦略からその衛星的なシステム_戦略を選択する。システムは、ユーザの過剰資産が過剰閾値を超えるまで中核システム_戦略を用い、この時点において、システムは、衛星的なシステム_戦略に切り替わる。初期設定は、過剰閾値までの資産に対して中核システム_戦略を用い、次いで過剰閾値を超える資産に対して衛星的なシステム_戦略を用いるが、しかし、いくつかの実施形態において、ユーザは、衛星システム_戦略が全ての資産に対して用いられることを指定し得る。
いくつかの実施形態において、ユーザは、第1の中核システム_戦略を指定し、次いで、ETに到達した後、ETまでの資産に対して第1の代わりに第2の中核システム_戦略を、次いでETを超える資産に対して第3のシステム_戦略を指定する。例えば、ユーザは、株式インデックス投資等の第1の中リスク戦略をその中核システム_戦略として選択し、次いで、過剰資産がETを超えた後、ETまでのその資産に対するその中核システム_戦略として国債ファンド等の低リスク戦略及び外国の小型株投資等のETを超える過剰資産に対する高リスク戦略に切り替え得る。
いくつかの実施形態において、ユーザは、それぞれのシステム_戦略により複数の過剰閾値ET_1、ET_2、ET_3、...を指定することができる。
いくつかの実施形態において、ファイナンシャルプランニングシステムは、過剰閾値の値に基づいてシステム_戦略を提案する。例えば、300万ドルの過剰資産閾値に対して、システムは、ビットコイン投資を提案する可能性があるか、又は1000万ドルの過剰資産閾値に対して、システムは、原物の芸術品又は比較的予測不能な利益を有する他の投資を提案する可能性がある。
ステップ745において、ユーザは、そのシナリオ容認可能性閾値を定義する。この事前定義される容認可能性は、ファイナンシャルプランニングシステムが、ファイナンシャルプランが容認可能であるかどうかを自動的に特定することを可能にするのに対して、従来のファイナンシャルプランニングシステムは、その特定をユーザに任せ、ユーザがしばらくの間反復することを期待する。例えば、ユーザは、容認可能性=[p1 80%,p2 60%,p3 40%]として容認可能性を定義し得、これは、優先度1の目標を達成する可能性が少なくとも80%、優先度2の目標を達成する可能性が少なくとも60%、優先度3の目標を達成する可能性が少なくとも40%ある場合、ファイナンシャルプランが容認されることを意味する。
ユーザが全ての目標を達成することに関心がある場合、目標成功の可能性は、図3Dのステップ280のように定義され、容認可能性は、0.85等のユーザが満足できるその全ての目標を達成する最小の可能性であり、すなわちユーザが全ての目標を達成する可能性が85%ある。代替として、ユーザは、特定の優先レベルpAcceptまでの目標を容認可能にする必要があることを指定でき、その結果、目標成功の可能性は、それらの優先レベルのみを考慮する一方、重要度の低い優先レベルの目標は、容認可能性に対して無視される。
Figure 2020532029

他の実施形態において、容認可能性を定義するための他の手法が用いられる。
ステップ750において、ユーザは、銀行又は証券会社等の第三者システムによる依頼人の口座を識別し、アクセス(読み取り)及び/又は変更許可を提供する。
ステップ760において、ファイナンシャルプランニングシステムは、依頼人のアカウントに依頼人の第三者アカウントからの情報を入力する。
ステップ770において、ファイナンシャルプランニングシステムは、依頼人のアカウントに対する市場環境のための初期値を取得する。
図11A〜11Cは、本発明によるファイナンシャルプランニングシステムにおける動作を示すフローチャートである。一実施形態を示し、他の実施形態を考察する。動作中に作成される情報は、図5に示す依頼人ストレージ540、555、575、595等の適切なストレージに格納される。
ステップ810は、図3Dのステップ255に類似している。通常、約N=1,000のモンテカルロシミュレーションが実行されるが、シナリオ間の統計的分布が現実的であるように十分に大きい限り、任意の数が用いられ得る。
ステップ820において、各優先レベルに対して基準値曲線が特定される。一実施形態において、図8A〜8Hに関して検討した仮想資産に基づくMWAG曲線を基準値曲線として用いる。
図11Bは、基準値曲線としてのMWAG曲線の生成を示すフローチャートである。
ステップ910において、投資重みw(k)が選択される。投資重みは、時間と共に変化せず、各投資の利益率も時間と共に変化しない。通常、ステップ740からの中核システム_戦略は、w(k)を特定するための選択された_戦略として用いられ、各投資に対する固定利益は、最も控えめに予想される利益である。
ステップ920において、現在の優先レベルが「1」に設定される。
ステップ930において、累積_貯蓄は、ステップ720からのISBに初期化される。
ステップ940において、現在の優先レベルにおける全ての目標が人生活動に変換される。目標が時間範囲を有する場合、最新の開始日が用いられる。目標が値の範囲を有する場合、それは、副目標に分割され、その結果、MWAG曲線が各副目標に対して生成される。
ステップ950において、ユーザの資産(累積_貯蓄)がファイナンシャルプランの各期間に対して計算され、それにより現在の優先レベルに対する資産曲線を生成する。
ステップ960において、ファイナンシャルプランニングシステムは、現在の優先レベルに対する資産曲線に対応するMWAG曲線を特定する。
ステップ970において、現在の優先レベルが1だけ増分される。
ステップ980において、ファイナンシャルプランニングシステムは、現在の優先レベルが、ステップ730において定義された最大優先レベルPを超えるかどうかをチェックする。そうでない場合、処理は、ステップ930に戻る。そうである場合、処理は、完了し、すなわち基準値曲線が特定される。
図11Aに戻ると、ステップ830において、通常、ステップ740で選択された中核システム_戦略であるシステム_戦略y(i)は、初期投資重みを指定する。この戦略により、ユーザは、ファイナンシャルプランの期間にわたってその投資配分を変更することが可能となる。対照的に、従来のファイナンシャルプランは、図3Dのステップ260に示したように、ファイナンシャルプランの期間に対して同じ投資配分を用いる。
ステップ840において、ファイナンシャルプランニングシステムは、初期アカウント残高B[t=0]をステップ720で定義されたISBであるように設定する。
ステップ850において、ファイナンシャルプランニングシステムは、選択されたシステム投資戦略、基準値曲線、ユーザの目標及び人生活動並びにモンテカルロシミュレーションからのシナリオ投資利益SIR[n,t,v]に基づいてN個のシナリオを作成する。
各シナリオn、各期間t、各優先レベルp及び各副目標s(任意の目標が副目標として表される値の変動を有する場合)について、
・ファイナンシャルプランニングシステムは、最初に、ユーザの現在の貯蓄残高B[n,t−1]がこの優先レベルに対する基準値曲線よりも小さいかどうか、すなわちユーザがこの優先度における全ての目標を達成する余裕がないかどうかを特定する。そうである場合、システムは、資産流動化がこの時点でこの優先レベルにおいて可能であり、結果としてユーザの現在の貯蓄残高が基準値曲線を超えることになるかどうかを特定し、かかる任意の資産は、「適切な資産」であり、システムによって自動的に清算される。資産流動化の事実及びそれが発生する日付は、ファイナンシャルプランの一部を形成する。従来のファイナンシャルプランニングシステムは、いつ資産を清算するか及びそれを行うかどうかを自動的に決定することができない。
・次に、ファイナンシャルプランニングシステムは、資産流動化からの任意の調整によるユーザの現在の貯蓄残高B[n,t−1]がこの優先レベルに対する基準値曲線と少なくとも等しいかどうか、すなわちユーザがこの優先順位における目標を達成する余裕があるかどうかを特定する。そうである場合、システムは、かかる目標を人生活動に変換し、これは、多くの場合、かかる目標に「専念」すると称される。目標専念の事実、それが発生する日付及び目標の値(目標が値の範囲により指定される場合)は、ファイナンシャルプランの一部を形成する。従来のファイナンシャルプランニングシステムは、かかるシステムが全ての目標を必要とすると想定するため、目標にいつ専念するか及び目標に専念するかどうかを自動的に決定することができない。本ファイナンシャルプランニングシステムは、ユーザの状況に基づいて、いずれの目標が達成可能であるかを自動的に決定する際、目標の優先度として表されるユーザの目標選好に従うため、従来のファイナンシャルプランニングシステムよりもはるかに効率的である。
・次に、この期間に対する投資重みw[n,t,k]は、現在の貯蓄残高B[n,t−1]、基準値曲線及びこの時点で選択された戦略y(i)に対する重みに基づいて自動的に特定される。中核システム_戦略は、(B[n,t−1]−基準値)として定義されるユーザの「過剰資産」が、この時点で衛星システム_戦略が投資重みを提供するステップ740において定義された過剰閾値ETを超えるまで投資重みを提供する。例えば、目標を達成するための最低限の資産が基準値として用いられる場合、重要度の最も低い優先度の目標に対する曲線の値が現在の資産から減算されて過剰資産を生じる。過剰資産が過剰閾値ETを超える場合、システム_戦略は、衛星システム_戦略に変わる。
・次に、ファイナンシャルプランニングシステムは、全ての人生活動に対する純貯蓄NS[t]:
NS[t]=INC[t]−EXP[t]−TAXES[t] (数式16)
を計算し、ここで、
Figure 2020532029

である。
・次に、ファイナンシャルプランニングシステムは、図3Dのステップ275と類似して、シナリオのポートフォリオ利益PR[n,t]:
Figure 2020532029

を計算し、且つ図3Dのステップ275と類似して口座残高B[n,t]:
B[n,t]=(1+PR[n,t])×B[n,t−1]+NS[t] (数式21)
を計算する。
・ファイナンシャルプランニングシステムは、選択されたシステム_戦略における重み付け割り当てに適合するように目標アカウント投資のリバランスを行う。異なる投資が異なる成長を経験する可能性があるため、ポートフォリオをリバランスする必要があることが想起される。
・ファイナンシャルプランニングシステムは、リバランスにより結果として資本利得又は損失を被った任意の取引が生じるかどうかを特定し、そうである場合、次の期間t+1に対するユーザの納税義務を適宜調整する。従来のファイナンシャルプランニングシステムは、これを行わない。
・シナリオの終わりに、ファイナンシャルプランニングシステムは、アカウント残高B[n,t=T]を格納し、これは、資産又は累積貯蓄とも称する。
ステップ860において、ファイナンシャルプランニングシステムは、全てのシナリオにわたる目標成功可能性を特定する。本明細書中及び特許請求の範囲内で用いるように、目標が成功するには、ファイナンシャルプランニングシステムは、その目標に専念し、その目標に問題なく資金を割り当てなければならない。成功した資金割り当ては、通常、目標期間にMWAG曲線を上回ったままであるユーザの資産に相当する。
目標成功可能性を特定する実施例を、図8HのMWAG曲線と共に、投資パフォーマンスを特定するために用いられるモンテカルロシミュレーションによる5つの資産シミュレーションシナリオMC01...MC05を示す図12を参照してここで検討する。
この実施例における唯一の優先度1の目標は、MWAG P1曲線に対応する退職である。垂直破線として示す退職目標の開始時、5つのシミュレーションシナリオの4つがMWAG P1曲線より上にあり、そのため、退職目標が達成される確率は、4/5=80%である。
この実施例における唯一の優先度2の目標は、MWAG P2曲線に対応する授業料である。垂直破線として示す授業料目標の開始時、5つのシミュレーションシナリオの2つがMWAG P2曲線より上にあり、そのため、授業料目標が達成される確率は、2/5=40%である。
この実施例における唯一の優先度3の目標は、MWAG P3曲線に対応するスキー旅行である。垂直破線として示すスキー旅行目標の開始時、5つのシミュレーションシナリオの4つがMWAG P3曲線より上にあり、そのため、スキー旅行目標が達成される確率は、4/5=80%である。
一般に、優先度2の目標は、優先度3の目標よりも高い成功可能性を有することが望ましい。しかし、図12のシナリオにおいて、優先度3の目標は、タイミングのためにより成功し、それは、優先度2の目標よりもユーザの人生においてはるかに後に発生し、その時期により、ユーザは、優先度3の目標に対して十分に貯蓄することが可能であった。
ステップ870において、ファイナンシャルプランニングシステムは、ファイナンシャルプランがステップ745に従って容認可能であるかどうかを特定する。そうである場合、処理は、ステップ890において続行される。例えば、ユーザの容認可能性閾値が容認可能性=[p1 80%,p2 60%,p3 40%]であった場合、目標成功率=[p1 80%,p2 40%,p3 80%]である図12の実施例は、p2の目標可能性が40%であるが、p2の容認可能性閾値が60%であるため、容認できない。
ファイナンシャルプランが容認できない場合、ステップ880において、ユーザは、目標、及び/又は優先度、及び/又は投資配分戦略、及び/又は容認可能性閾値を修正し、処理は、ステップ820に戻る。ステップ880において、ファイナンシャルプランニングシステムは、ユーザの資産及び目標に基づく提案と共に戦略又は投資をユーザに提案し得る。ファイナンシャルプランニングシステムによって行われる例示的な提案は、以下の通りであり得る。
・資産を定義する際にユーザが容認可能な清算優先度と見なしたものを超える資産流動化、
・ユーザの目標に資金を割り当てるためにローンを取得すること、及び/又は
・より高い利益を期待して、よりリスクの高い中核システム_戦略を選択すること、及び/又は
・容認可能性閾値を調整すること。
更なる実施例として、一実施形態において、一意の「固有優先レベル」フィールドがファイナンシャルプランナーによって定義される各目標テンプレートに追加され(表1のフィールド2Aを参照されたい)、ステップ880において、ファイナンシャルプランニングシステムは、その固有優先レベルに従って目標の優先度を変更することを提案する。
ステップ890において、ファイナンシャルプランニングシステムは、ステップ870において容認可能と見なされた目標成功可能性に通じるパラメータとしてユーザのファイナンシャル戦略を定義する。これらのパラメータは、ステップ720において指定された初期預金残高、ステップ725において指定された人生活動、ステップ730において指定された目標及び優先レベル、ステップ735において指定された清算可能資産、ステップ740において指定されたシステム_戦略、ステップ745において指定された容認可能性閾値及びステップ820において特定された基準値曲線を含む。
従来のファイナンシャルプランニングシステムは、ファイナンシャルプランを生成し、ユーザに目標達成に関する誤った確実性を誤って導く可能性がある。対照的に、本ファイナンシャルプランニングシステムは、目標に対する成功可能性を有するファイナンシャル戦略を生成し、ユーザに対して将来の不確実性をより正確に表す。
ステップ895において、ファイナンシャルプランニングシステムは、図11Cに示すように、ステップ870において容認可能と見なされたファイナンシャル戦略を実施又は適用する。
図11Cを参照すると、ステップ1010において、ファイナンシャルプランニングシステムは、現在の時間を、ステップ870で容認可能と見なされたファイナンシャル戦略の時間t=1と同期させる。
ステップ1020において、ユーザ又は依頼人とも称する顧客が許可を与えた場合、ファイナンシャルプランニングシステムは、ファイナンシャル戦略に従ってアカウント間で資金を自動的に移動させ、且つ/又は取引を行う。資金移動は、ISBがアカウント間に割り当てられる場合、毎月の貯蓄がアカウント間に割り当てられる場合及びアカウントがファイナンシャルプランに適合するようにリバランスが行われる場合に発生する。
ステップ1030において、自動的に達成できないファイナンシャル戦略で指定されたこれらの活動に対して、ファイナンシャルプランニングシステムは、顧客にいずれの活動を実行するかを通知する。例えば、絵画等の資産が清算される場合、顧客は、通知される。
ステップ1040において、ユーザは、任意に情報を更新するか又は新しい情報を追加する。情報を更新する実施例とは、人生活動又は目標のパラメータを変更すること又は人生活動又は目標を削除することである。新しい情報を追加する実施例とは、新しい人生活動を追加すること、新しい目標又は金融口座を追加することである。
ステップ1050において、ファイナンシャルプランニングシステムは、ファイナンシャル戦略の次の期間t+1が到来したように十分な時間が経過したことを特定する。通常、ステップ720において、ファイナンシャル期間は、月次として定義されるが、場合により週、隔週、四半期、年又は他の適切な時間枠であり得る。
ステップ1060において、ファイナンシャルプランニングシステムは、ユーザが依然として存命であるかどうか、又はファイナンシャル戦略の終わりに別の条件が発生したかどうかをチェックする。そうである場合、処理は、完了する。そうでない場合、処理は、ステップ1070へ継続する。
ステップ1070において、ステップ770と類似して、ファイナンシャルプランニングシステムは、依頼人のアカウントの市場環境に対する現在の価値を取得する。
ステップ1080において、ファイナンシャルプランニングシステムは、新しいファイナンシャル戦略が必要であるかどうかを特定する。一般に、新しいファイナンシャル戦略は、ユーザによって指定されるような、時間の経過と共に資産に対する変化を示す以下のイベントの少なくとも1つが発生する場合に必要である。
・人生活動の変化、
・目標の変更、
・システム_戦略の変更、
・容認可能性閾値の変更、
・新しいユーザアカウント情報、特に401(k)アカウント等の新しい種類のアカウント。
上記のイベントのいずれも発生しない場合、すなわちイベントがないか、又は現在の資産若しくは人生活動の清算価値の更新等、資産状態に対する変化を示すイベントのみである場合、新しいファイナンシャル戦略は、不要であり、処理は、ステップ1090において継続される。新しいファイナンシャル戦略が必要である場合、処理は、図11Aのステップ820に戻るが、初期預金残高は、現在の資産、すなわちISB=B[t]にリセットされる。
ステップ1090において、既存のファイナンシャル戦略の期間t+1のみが計算され、ステップ1070からの現在の市場環境及びステップ1040においてユーザによって行われた現在の位置への変更を反映する。ステップ1090における処理は、ステップ850における処理と類似しているが、n=現実(N個のシミュレーションシナリオの1つではなく)及びt=t+1(t=1〜Tではなく)のみに対してであり、簡潔にするために詳細に検討しない。ステップ1090は、期間毎に活動を特定することにより容認可能なファイナンシャル戦略を実施することを含む。次に、処理は、ステップ1020において継続される。
本ファイナンシャルプランニングシステムの利点は、最後の期間以降にユーザの状況に重大な変更がなかった場合、現在の期間のみをステップ1090において計算する必要があることであり、対照的に、従来のファイナンシャルプランニングシステムは、1つの期間に対するプランのみを提供し、次の期間において完全に再実行する必要がある。本ファイナンシャルプランニングシステムは、ユーザの状況に重大な変化があった期間にのみ完全に再実行する必要がある(丸で囲まれたAAによって示すステップ1080からステップ820への「yes」分岐)。
本発明の例示的な実施形態及びその種々の修正形態を、添付図面を参照して本明細書中で詳細に説明してきたが、本発明は、この正確な実施形態及び説明した修正形態に限定されず、それらに対する種々の変更形態及び更なる修形態正は、添付の特許請求の範囲に定義されるような本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、当業者によって実施され得ることが理解される。

Claims (40)

  1. ユーザのためのファイナンシャルプランニングの方法であって、
    前記ユーザから、人生活動、目標、投資戦略及び容認可能性閾値を受け取ることと、
    前記人生活動及び前記目標に基づいて基準値を生成することと、
    前記投資戦略及び前記人生活動に基づいて資産を特定することと、
    前記特定された資産が前記基準値を超える場合、目標を人生活動に変換することと、
    目標成功可能性が前記容認可能性閾値を超える場合、ファイナンシャル戦略が容認可能であることを決定することであって、前記目標成功可能性は、前記それぞれの目標が人生活動に変換された確率である、決定することと
    を含み、前記ファイナンシャル戦略は、前記人生活動、前記目標、前記投資戦略、前記容認可能性閾値及び前記基準値を含む、方法。
  2. 前記目標のそれぞれは、優先度を有し、目標を人生活動に変換することも前記目標の前記優先度に基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記人生活動の少なくとも1つは、清算優先度を有し、目標を人生活動に変換することは、前記人生活動の前記清算優先度及び前記目標の前記優先度に基づいて、前記人生活動のいずれかが清算されるべきであるかどうかを特定することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記容認可能性閾値は、各優先度のための容認可能性値を含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記基準値は、各優先度のための優先基準値を含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記目標は、それぞれの開始日を有し、及び前記変換することは、前記それぞれの開始日に発生する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記目標の開始日は、範囲内にあり、前記生成することは、前記範囲内の最新の日付を想定し、及び前記変換することは、前記範囲内で発生する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記目標の少なくとも1つは、変動費を有し、及び前記方法は、変動費目標を、固定費を有する副目標に分割することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記投資戦略は、過剰資産閾値までの資産のための中核戦略と、前記過剰資産閾値を超える資産のための衛星戦略とを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 受け取ることは、前記ファイナンシャル戦略がいくつの一時的期間を包含するべきかに関する情報を受け取ることを含み、特定することは、前記一時的期間のそれぞれについて発生する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記一時的期間のそれぞれについて、投資戦略のためのシミュレーションのセットを生成することを更に含み、前記特定すること及び変換することは、前記シミュレーションのそれぞれについて発生し、前記決定することは、前記シミュレーションの全てに基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 特定することは、現在の一時的期間中、前記投資戦略に従って資産のリバランスを行うことに基づいて、次の一時的期間のための税金を調整することを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記基準値は、
    プランニング期間の終了時に仮想資産がゼロであるように、前記プランニング期間の開始時に前記仮想資産を調整すること
    によって得られる、目標を達成するための最低限の資産である、請求項1に記載の方法。
  14. 前記仮想資産は、固定利益率に基づく、請求項13に記載の方法。
  15. 前記プランニング期間は、一時的期間を含み、及び前記仮想資産は、シミュレーションから得られる各一時的期間の平均利益率に基づく、請求項13に記載の方法。
  16. 前記目標成功可能性が前記容認可能性閾値よりも小さい場合、前記目標、前記投資戦略及び前記容認可能性閾値の少なくとも1つを修正し、且つ前記生成すること、特定すること、変換すること及び決定することを繰り返すことを更に含む、請求項1に記載の方法。
  17. 受け取ることは、ユーザアカウント情報を含み、及び前記方法は、前記容認可能なファイナンシャル戦略に従って、前記ユーザアカウント情報において指定されるアカウント間で資金を移動することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記容認可能なファイナンシャル戦略に従って前記資産の一部について取引を行うことを更に含む、請求項1に記載の方法。
  19. 期間毎に活動を特定することにより、前記容認可能なファイナンシャル戦略を実施することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記ユーザから受け取られる新しい情報が、新しいファイナンシャル戦略が必要とされることを示すまで、前記容認可能なファイナンシャル戦略に従うことによって前記容認可能なファイナンシャル戦略を実施することと、
    前記ユーザから受け取られた前記新しい情報によって更新されるように、前記ユーザから受け取られた前記人生活動、目標、投資戦略及び容認可能性閾値に基づいて、前記生成すること、特定すること、変換すること及び決定することを繰り返すことと
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  21. ユーザのためのファイナンシャルプランニングのためのシステムであって、
    前記ユーザから、人生活動、目標、投資戦略及び容認可能性閾値を受け取るための通信チャネルと、
    前記人生活動、目標、投資戦略及び容認可能性閾値を格納するためのデータストレージと、
    プロセッサであって、
    (a)前記人生活動及び前記目標に基づいて基準値を生成することと、
    (b)前記投資戦略及び前記人生活動に基づいて資産を特定することと、
    (c)前記特定された資産が前記基準値を超える場合、目標を人生活動に変換することと、
    (d)目標成功可能性が前記容認可能性閾値を超える場合、ファイナンシャル戦略が容認可能であることを決定することであって、前記目標成功可能性は、前記それぞれの目標が人生活動に変換された確率である、決定することと
    のためのプロセッサと
    を含み、
    前記ファイナンシャル戦略は、前記人生活動、前記目標、前記投資戦略、前記容認可能性閾値及び前記基準値を含み、及び
    前記データストレージは、前記基準値及び前記容認可能なファイナンシャル戦略を格納するためのものでもある、システム。
  22. 前記目標のそれぞれは、優先度を有し、目標を人生活動に変換することも前記目標の前記優先度に基づく、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記人生活動の少なくとも1つは、清算優先度を有し、目標を人生活動に変換することは、前記人生活動の前記清算優先度及び前記目標の前記優先度に基づいて、前記人生活動のいずれかが清算されるべきであるかどうかを特定することを含む、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記容認可能性閾値は、各優先度のための容認可能性値を含む、請求項22に記載のシステム。
  25. 前記基準値は、各優先度のための優先基準値を含む、請求項22に記載のシステム。
  26. 前記目標は、それぞれの開始日を有し、及び前記変換することは、前記それぞれの開始日に発生する、請求項21に記載のシステム。
  27. 前記目標の開始日は、範囲内にあり、前記生成することは、前記範囲内の最新の日付を想定し、及び前記変換することは、前記範囲内で発生する、請求項26に記載のシステム。
  28. 前記目標の少なくとも1つは、変動費を有し、及び前記システムは、変動費目標を、固定費を有する副目標に分割することを更に含む、請求項21に記載のシステム。
  29. 前記投資戦略は、過剰資産閾値までの資産のための中核戦略と、前記過剰資産閾値を超える資産のための衛星戦略とを含む、請求項21に記載のシステム。
  30. 受け取ることは、前記ファイナンシャル戦略がいくつの一時的期間を包含するべきかに関する情報を受け取ることを含み、特定することは、前記一時的期間のそれぞれについて発生する、請求項21に記載のシステム。
  31. 前記一時的期間のそれぞれについて、投資戦略のためのシミュレーションのセットを生成することを更に含み、前記特定すること及び変換することは、前記シミュレーションのそれぞれについて発生し、前記決定することは、前記シミュレーションの全てに基づく、請求項30に記載のシステム。
  32. 特定することは、現在の一時的期間中、前記投資戦略に従って資産のリバランスを行うことに基づいて、次の一時的期間のための税金を調整することを含む、請求項30に記載のシステム。
  33. 前記基準値は、
    プランニング期間の終了時に仮想資産がゼロであるように、前記プランニング期間の開始時に前記仮想資産を調整すること
    によって得られる、目標を達成するための最低限の資産である、請求項21に記載のシステム。
  34. 前記仮想資産は、固定利益率に基づく、請求項33に記載のシステム。
  35. 前記プランニング期間は、一時的期間を含み、及び前記仮想資産は、シミュレーションから得られる各一時的期間の平均利益率に基づく、請求項33に記載のシステム。
  36. 前記目標成功可能性が前記容認可能性閾値よりも小さい場合、前記目標、前記投資戦略及び前記容認可能性閾値の少なくとも1つを修正し、且つ前記生成すること、特定すること、変換すること及び決定することを繰り返すことを更に含む、請求項21に記載のシステム。
  37. 受け取ることは、ユーザアカウント情報を含み、及び前記システムは、前記容認可能なファイナンシャル戦略に従って、前記ユーザアカウント情報において指定されるアカウント間で資金を移動することを更に含む、請求項21に記載のシステム。
  38. 前記容認可能なファイナンシャル戦略に従って前記資産の一部について取引を行うことを更に含む、請求項21に記載のシステム。
  39. 期間毎に活動を特定することにより、前記容認可能なファイナンシャル戦略を実施することを更に含む、請求項21に記載のシステム。
  40. 前記ユーザから受け取られる新しい情報が、新しいファイナンシャル戦略が必要とされることを示すまで、前記容認可能なファイナンシャル戦略に従うことによって前記容認可能なファイナンシャル戦略を実施することと、
    前記ユーザから受け取られた前記新しい情報によって更新されるように、前記ユーザから受け取られた前記人生活動、目標、投資戦略及び容認可能性閾値に基づいて、前記生成すること、特定すること、変換すること及び決定することを繰り返すことと
    を更に含む、請求項21に記載のシステム。
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