JP2020531089A - 重み調整可能なクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

本明細書は、1つまたは複数のウェイトを受け入れ可能な複数の離散した取り付け位置を有する調整可能な重み付けシステムを備えるゴルフクラブヘッドの実施形態を記載する。本明細書に記載されたゴルフクラブヘッドは、高い慣性モーメントおよび低後方の重心位置を維持しながら、ボールの飛行を調節するためのクラブヘッドの重心の調節可能性をユーザに提供する。

Description

(関連出願への相互参照)
本出願は、2017年8月15日出願の米国特許仮出願62/545,770号と、2018年2月9日出願の米国特許仮出願62/628,803号の優先権の利益を主張するものであり、上記出願に開示されるすべての内容は参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示はゴルフクラブヘッドに関する。より具体的には、調整可能な重み付けシステムを有するゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブの様々な特性は、ゴルフクラブの性能に影響を及ぼす可能性がある。例えば、ゴルフクラブヘッドの重心および慣性モーメントは、性能に影響を及ぼし得る特性である。
ゴルフクラブヘッドの重心および慣性モーメントは、ゴルフクラブヘッドの質量分布に左右される。特に、クラブヘッドの質量をクラブヘッドのソール部により近く、クラブヘッドの打撃フェースにより近く、および/またはクラブヘッドのトウ部およびヒール部により近くなるように分配することにより、クラブヘッドの重心および/または慣性モーメントを変えることができる。クラブヘッドの慣性モーメントを変えることにより、ゴルフクラブの寛容性、ゴルフボールの飛行方向、および/またはゴルフボールの飛行角度を変えることができる。
既存のゴルフクラブヘッドにおける重み付けシステムの多くは、クラブヘッドの慣性モーメントを減少させ、クラブヘッドの重心を上方(クラウンに向かって)および前方(フェースに向かって)に移動させてしまう大きく複雑な内部構造を必要とする。当技術分野では、慣性モーメントまたは重心位置に悪影響を及ぼすことなく、ボールの飛行(軌道および/またはスピン)に影響を及ぼすように、ユーザがクラブヘッドの重み付けおよび重心位置を調整可能であるクラブヘッドが必要とされている。
ゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 y軸を示す図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。 x軸およびz軸を示す図1のゴルフクラブヘッドの上面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの側断面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの底面図である。 別のゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。 図6のゴルフクラブヘッドの底面図である。 図6の別の実施例の底面斜視図である。 別のゴルフクラブヘッドの背面図である。 図9のゴルフクラブヘッドの後部の拡大斜視図である。 別のゴルフクラブヘッドの底面斜視図である。 図11のゴルフクラブヘッドの別の底面斜視図である。 図11のゴルフクラブヘッドの開口およびテンショナの断面図である。 図11のゴルフクラブヘッドのテンショナの正面斜視図である。 ゴルフクラブヘッドの別の実施形態の底面図である。 図15のゴルフクラブヘッドの底面斜視図である。
調整可能な重み付けシステムを有するゴルフクラブヘッドの様々な実施形態が本明細書に記載される。調整可能な重み付けシステムは、1つまたは複数のウェイトを受け入れることができる複数の離散した取り付け位置を含む。各ウェイトは、クラブヘッド上の離散した取り付け位置のいずれかに結合可能であり、任意の取り付け位置間で移動可能である。したがって、この調整可能な重み付けシステムにより、ユーザがクラブヘッドの重み付けおよび重心位置を調整可能となり、ボールの飛行(すなわち、ボールのスピンまたは軌道)を変更できる。
多くの実施形態では、本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムは、クラブヘッドの外部輪郭から突出しているか、またはクラブヘッドの外部輪郭から最小限に差し込まれている。さらに、多くの実施形態では、本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムが、クラブヘッドの外縁付近に配置される。調整可能な重み付けシステムをこのように配置することにより、外縁への重み付け、および低後方のウェイト配置を最大化できる。それによって、中心が外れた打撃に対する寛容性に関するクラブヘッドの慣性モーメントを最大にし、クラブヘッドの重心を低後方に配置することができ、打ち出し角を大きくし、バックスピンを低減することができる。したがって、本明細書に記載のゴルフクラブヘッドは、最適な設計および性能特性(高慣性モーメントならびに低後方の重心位置)を維持しながら、ボールの飛行を調節するために、ユーザがクラブヘッドの重心を調節可能である。
本明細書に記載される実施形態の多くは、慣性モーメントおよびヘッド重心位置に悪影響を及ぼす著しい内部構造を必要とすることなく、1つまたは複数のプラットフォーム、レッジ、凹部、またはチャネルを有する調整可能な重み付けシステムを含む。
本明細書および特許請求の範囲において、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」などの用語がある場合、それらは、類似の要素を区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序または時系列的順序を説明するために使用されるものではない。そのように使用される上記の用語は、適宜入れ替え可能であり、本明細書で説明される実施形態は、例えば、本明細書に説明または図示されたものと異なる順序でも実施可能であることを理解されたい。さらに、「含む」および「有する」という用語、並びにこれらの類義語は、非排他的包含を含めることを意図しており、列挙される要素を含むプロセス、方法、システム、物品、機器または装置は、必ずしもこれらの要素に限定されるわけではなく、明示的に列挙されていない他の要素、またはこのようなプロセス、方法、システム、物品、機器もしくは装置に本来備わっている他の要素を含んでもよい。
明細書および特許請求の範囲において、「左」、「右」、「前」、「後」、「上部」、「底部」、「上」、「下」などという用語がある場合には、それらは、説明目的のために使用されており、必ずしも永続的な相対的位置を説明するためのものではない。そのように使用されている上記の用語は、適宜入れ替え可能であり、本明細書で説明されている装置、方法、および/または物品の実施形態が、例えば、本明細書に図示または説明されている以外の他の配向でも実施可能であるということが理解されるべきである。
「結合する」、「結合される」、「結合」、「結合している」などの用語は、広義に解釈されるべきであり、2つ以上の要素を機械的に、または別の方法で結合することを指す。結合(機械的またはその他の方法によるものであるかに関わらず)は、例えば、永続的、半永続的、または瞬間のみといった任意の期間にわたるものであってよい。
他の特徴および態様は、以下の詳細な説明および添付の図面を考慮することによって、明らかになる。本明細書で開示する実施形態を詳細に説明する前に、本開示の適用は、以下の説明に記載されているような、または図面に図示されているような、コンポーネントの詳細または実施形態および配置に限定されないということが理解されるべきである。本開示は、他の実施形態をサポートすることが可能であり、さまざまに実践または実施され得る。特定の実施形態の説明は、本開示の趣旨および範囲の中に入るすべての変形例、均等物、および代替例をカバーしており、本開示を限定することを意図していないということが理解されるべきである。また、本明細書で使用されている表現法および用語は、説明目的のためのものであり、限定するものとして見なされるべきではないということが理解されるべきである。
説明および理解を容易にするため、ならびに説明のみを目的として、以下の詳細な説明では、ゴルフクラブヘッド100、11010、12010、13010、および6810をウッドとして例示する。当然のことながら、これらのウッドは、本明細書に開示されるような調整可能な重み付けシステムの1つまたは複数の実施形態を例示する目的で提示されていることを理解されたい。しかしながら、本明細書に開示される調整可能な重み付けシステムの実施形態は、調整可能な重み付けが望まれる所望のウッド、アイアン、ハイブリッド、または他のゴルフクラブのいずれにも使用され得る。例えば、クラブヘッドは、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、1番アイアン、2番アイアン、3番アイアン、4番アイアン、5番アイアン、6番アイアン、7番アイアン、8番アイアン、9番アイアン、ピッチングウェッジ、ギャップウェッジ、ユーティリティウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジ、および/またはパターを含んでもよいが、これらに限定されない。
図1から図3は、ゴルフクラブヘッド100を示す。ゴルフクラブヘッド100は、ヒール(またはヒール端部)22の反対側に位置するトウ(またはトウ端部)18を有する本体14を含む。本体14はまた、ソール(またはボトム)30の反対側に位置するクラウン(またはトップ)26と、クラブフェース(またはフェース、打撃フェース、打撃プレート)38の反対側に位置するバック(またはリア、後端部)34と、を含む。クラブヘッドは、ヒール22付近からトウ18付近まで延びるクラウン26とソール30との間の接合部または交差部に位置する縁(またはスカート、後縁部)24をさらに含む。クラブヘッド100は、調整可能な重み付けシステムをさらに含む。調節可能な重み付けシステムの少なくとも一部は、ソール30、スカート24、ヒール22、トウ18、またはこれらの位置の任意の組み合わせに配置される。
ゴルフクラブヘッド100はまた、ホーゼル42を含んでおり、ホーゼル42は、ホーゼル42の中心を通って延びるホーゼル軸46(図2参照)を有する。ホーゼル42は、グリップ(図示省略)を支持するゴルフクラブシャフト(図示省略)を受け入れるように構成される。ゴルファーは、ゴルフクラブをスイングする際、グリップ(図示省略)を把持する。
多くの実施形態では、ゴルフクラブヘッド100は、ドライバータイプのクラブヘッドを備える。これらの実施形態では、クラブヘッド100のロフト角は、約16°未満、約15°未満、約14°未満、約13°未満、約12°未満、約11°未満、または約10°未満であってよい。さらに、これらの実施形態では、クラブヘッド100の体積は、約400ccより大きく、約425ccより大きく、約450ccより大きく、約475ccより大きく、約500ccより大きく、約525ccより大きく、約550ccより大きく、約575ccより大きく、約600ccより大きく、約625ccより大きく、約650ccより大きく、約675ccより大きく、または約700ccより大きくてよい。いくつかの実施形態では、クラブヘッドの体積は、約400から600cc、約500から600cc、約500から650cc、約550から700cc、約600から650cc、約600から700cc、または約600から800ccであってよい。
いくつかの実施形態では、クラブヘッドは、フェアウェイウッドタイプのクラブヘッドを備えてよい。これらの実施形態では、クラブヘッド100のロフト角は、約35°未満、約34°未満、約33°未満、約32°未満、約31°未満、または約30°未満であってよい。さらに、これらの実施形態では、クラブヘッド100のロフト角は、約12°より大きく、約13°より大きく、約14°より大きく、約15°より大きく、約16°より大きく、約17°より大きく、約18°より大きく、約19°より大きく、または約20°より大きくてよい。さらに、これらの実施形態では、クラブヘッド100の体積は、約400cc未満、約375cc未満、約350cc未満、約325cc未満、約300cc未満、約275cc未満、約250cc未満、約225cc未満、または約200cc未満であってよい。例えば、クラブヘッドの体積は、約300から400cc、約325から400cc、約350から400cc、約250から400cc、約250から350cc、または約275から375ccであってよい。
いくつかの実施形態では、クラブヘッドは、ハイブリッドタイプのクラブヘッドを備えてよい。これらの実施形態では、クラブヘッド100のロフト角は、約40°未満、約39°未満、約38°未満、約37°未満、約36°未満、約35°未満、約34°未満、約33°未満、約32°未満、約31°未満、または約30°未満であってよい。さらに、これらの実施形態では、クラブヘッド100のロフト角は、約16°より大きく、約17°より大きく、約18°より大きく、約19°より大きく、約20°より大きく、約21°より大きく、約22°より大きく、約23°より大きく、約24°より大きく、または約25°より大きくてよい。さらに、これらの実施形態では、クラブヘッド100の体積は、約200cc未満、約175cc未満、約150cc未満、約125cc未満、約100cc未満、または約75cc未満であってよい。例えば、クラブヘッドの体積は、約100から150cc、約75から150cc、約100から125cc、または約75から125ccであってよい。他の実施形態では、ゴルフクラブヘッド100は、任意のタイプのゴルフクラブヘッドを備えてよい。
複数の溝(または主溝)40(図2参照)が、クラブフェース38上に配置されている。クラブヘッド100の打撃フェース38は、幾何学的中心140を画定する。いくつかの実施形態では、幾何学的中心140は、打撃フェースの周縁の幾何学的中心点、かつフェース高さの中間点に位置してよい。同一または他の例では、幾何学的中心140は、打撃フェース上の溝の領域によって画定され得る設計インパクトゾーンの中心に置かれてもよい。別のアプローチとして、打撃フェースの幾何学的中心は、米国ゴルフ協会(USGA)のようなゴルフ運営組織の定義に従って配置されてよい。例えば、打撃フェース38の幾何学的中心140は、USGAによるゴルフクラブヘッドの可撓性を測定するための手順(USGA−TPX3004、Rev.1.0.0、2008年5月1日)(http://www.usga.org/equipment/testing/protocols/Procedure−For−Measuring−The−Flexibility−Of−A−Golf−Club−Head/)(「可撓性手順」)の6.1節に従って決定されてよい。
クラブヘッド100は、打撃フェース38の幾何学的中心140に接するロフト平面10102を画定する。クラブヘッド100は、打撃フェース38の幾何学的中心140に位置する原点を有する座標系をさらに画定する。この座標系は、x軸10106、y軸10104、およびz軸10108を有する。x軸10106は、打撃フェース38の幾何学的中心140を通って、クラブヘッド100のヒール22からトウ18の方向に延びる。y軸10104は、打撃フェース38の幾何学的中心140を通って、クラブヘッド100のクラウン26からソール30の方向に延び、x軸10106に垂直である。z軸10108は、打撃フェース38の幾何学的中心140を通って、クラブヘッド100のフェース38から後端部34の方向に延び、x軸10106およびy軸10104に垂直である。
座標系は、x軸10106およびy軸10104の間を延びるxy平面10124と、x軸10106およびz軸10108の間を延びるxz平面10126と、y軸10104およびz軸10108の間を延びるyz平面10128と、を画定し、xy平面10124、xz平面10126、およびyz平面10128はそれぞれ、互いに垂直であり、打撃フェース38の幾何学的中心140に位置する座標系の原点で交差する。xy平面10124は、ホーゼル軸46に平行に延び、ロフト平面10102からのクラブヘッド100のロフト角に対応する角度で配置される。さらに、xy平面10124に垂直な方向から見たとき、x軸10106は、ホーゼル軸46に対して60度の角度で配置される。
上述のまたは他の実施形態では、打撃フェース38をxy平面10124に垂直な方向から見ると、クラブヘッド100を正面図(図2)で見ることができる。さらに、上述のまたは他の実施形態では、ヒール22をyz平面10128に垂直な方向から見ると、クラブヘッド100を側面図または側面断面図(図4)で見ることができる。
図2および図3を参照すると、ゴルフクラブヘッド100は、x軸54、y軸58、およびz軸62を含む座標系の原点を画定する重心(またはCG)50(図3、図4、および図5参照)をさらに含む。y軸58(図2および図4参照)は、クラブヘッド100の重心50を通って、クラウン(またはトップ)26からソール(またはボトム)30まで延び、側面図で見たときにホーゼル軸46に平行であり、正面図(図2)で見たときにホーゼル軸46から30度の角度で配置される。x軸54(図3および図5参照)は、クラブヘッドの重心50を通って、トウ(またはトウ端部)18からヒール(またはヒール端部)22まで延び、正面図で見たときにy軸58に垂直であり、xy平面10124に平行である。z軸62(図3から図5参照)は、クラブヘッド100の重心50を通って、クラブフェース38から後端部34まで延び、x軸54およびy軸58に垂直である。x軸54は、ヘッドCG50を通って、トウ(またはトウ端部)18からヒール(またはヒール端部)22まで延び、x軸10106に平行である。y軸58は、ヘッドCG50を通って、クラウン(またはトップ)26からソール(またはボトム)30まで延び、y軸10104に平行である。z軸62は、ヘッドCG50を通って、クラブフェース38から後端部34まで延び、z軸10108に平行である。
図4に示すように、クラブヘッド100は、ヘッド深さ平面10120と、ヘッド深さ軸10122と、をさらに備える。ヘッド深さ平面10120は、打撃フェース38の幾何学的中心140を通って、クラブヘッド100のヒール22からトウ18の方向にロフト平面10102に垂直に延び、ヘッド深さ軸10122は、打撃フェース38の幾何学的中心140を通って、ロフト平面10102に垂直に延びる。多くの実施形態では、ヘッドCG50は、xy平面10124に垂直な方向に測定して、xy平面10124からヘッドCG深さ10130の位置に配置されてよい。いくつかの実施形態では、ヘッドCG50は、ロフト平面10102に垂直な方向に測定して、ロフト平面10102からヘッドCG深さ10130の位置に配置されてよい。ヘッドCG50は、ヘッド深さ平面10120に垂直な方向に測定して、ヘッド深さ平面10120からヘッドCG高さ10132の位置にさらに配置される。さらに、ヘッドCG高さ10132は、ヘッド深さ平面10120に垂直な方向におけるヘッド深さ平面10120からクラウン26またはソール30へのヘッドCG50のオフセット距離として測定される。
本明細書における発明を説明する際の追加の手引きとして、x軸54およびz軸62は、図3のアナログ時計上の数字と一致するように配置される。z軸62は、12時(クラブフェース38を通る「12」)と6時(バック34を通る「6」)との間に延び、x軸54は、3時(トウ端部18を通る「3」)と9時(ヒール端部22を通る「9」)との間に延びる。
クラブヘッドの慣性モーメント、クラブヘッドの重心位置、およびクラブヘッドの重心の調節性などの所望の性能特性を達成するには、ゴルフクラブヘッドの様々なパラメータが重要である。クラブヘッドの慣性モーメントが高いと、中心を外れた打撃に対するクラブヘッドの寛容性が高くなる。クラブヘッドの重心が低後方に(すなわち、クラブヘッドのソールおよびリアに向かって)配置されると、有益なことに、慣性モーメントが増大し、バックスピンが減少し、インパクト時のゴルフボールの打ち出し角が大きくなる。クラブヘッドの重心の調整性により、エンドユーザは、クラブヘッドの軌道を望むように調整することができる。所望のまたは最適な性能特性を達成するために、これらのパラメータのそれぞれは、ゴルフクラブの設計において重要である。しかしながら、既存の重心調節機構の多くは、(1)クラブヘッドの慣性モーメントを低下させてしまう、および/または(2)内部ウェイト構造および/または大きなウェイト構造、および/またはウェイト構造の最適でない配置に起因して、クラブヘッドの重心をクラブヘッドの上前方に移動させてしまうため、ゴルフクラブヘッドの上記パラメータ全てを含むには、設計上の課題がある。
以下に記載されるゴルフクラブヘッドの実施形態は、クラブヘッドの慣性モーメントの著しい減少、および低後方のクラブヘッドの重心の配置を維持または防止しながら、調整可能な重み付けシステムを含む。例えば、以下の多くの実施形態は、ボールの飛行および/または軌道の調整性をユーザへ提供しながら、調整可能な重み付けシステムを欠くクラブヘッドと同様に、クラブヘッドの高い慣性モーメント、および低後方にクラブヘッドの重心位置を維持するための、低プロファイルの調整可能な重み付けシステムおよび/または最適に配置された調整可能な重み付けシステムを説明する。クラブヘッドCGの周りにクラブヘッドの高い慣性モーメントを維持することにより、中心を外れた打撃に対する寛容性が増し、ホーゼル軸の周りにクラブヘッドの高い慣性モーメントを維持することにより、スイング中の回転安定性が増す。さらに、低後方にクラブヘッドの重心を維持することにより、ヘッドCGの周りのクラブヘッドの慣性モーメントが有利に増加し、バックスピンが減少する。
クラブヘッド100は、x軸の周りの慣性モーメントIxx(すなわち、クラウン―ソール慣性モーメント)、y軸の周りの慣性モーメントIyy(すなわち、ヒール―トウ慣性モーメント)、およびホーゼル軸46の周りの慣性モーメントIhhを備える。
本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを含むクラブヘッドのx軸の周りの慣性モーメントIxxは、3100g・cmより大きく、3200g・cmより大きく、3300g・cmより大きく、3400g・cmより大きく、3500g・cmより大きく、3600g・cmより大きく、3700g・cmより大きく、3800g・cmより大きく、3900g・cmより大きく、4000g・cmより大きく、4100g・cmより大きく、4200g・cmより大きく、4300g・cmより大きく、4400g・cmより大きく、または4500g・cmより大きくてよい。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドのx軸の周りの慣性モーメントIxxは、3100から4000g・cm、3100から3800g・cm、3200から4000g・cm、3200から4000g・cm、3300から4000g・cm、3400から4000g・cm、または3500から4000g・cmである。
さらに、本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを含むクラブヘッドのy軸周りの慣性モーメントIyyは、4700g・cmより大きく、4800g・cmより大きく、4900g・cmより大きく、5000g・cmより大きく、5100g・cmより大きく、5200g・cmより大きく、5300g・cmより大きく、5400g・cmより大きく、5500g・cmより大きく、5600g・cmより大きく、5700g・cmより大きく、5800g・cmより大きく、5900g・cmより大きく、または6000g・cmより大きくてよい。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドのy軸周りの慣性モーメントIyyは、4800から6000g・cm、4900から6000g・cm、5000から6000g・cm、5100から6000g・cm、5200から6000g・cm、5300から6000g・cm、または5400から6000g・cmである。
さらにまた、本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドのホーゼル軸の周りの慣性モーメントIhhは、7500g・cmより大きく、8000g・cmより大きく、8250g・cmより大きく、8500g・cmより大きく、8750g・cmより大きく、9000g・cmより大きく、9050g・cmより大きく、または10000g・cmより大きくてよい。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドのホーゼル軸の周りの慣性モーメントIhhは、7500から10000g・cm、8000から10000g・cm、8500から10000g・cm、または9000から10000g・cmである。
以下の関係式1を参照すると、調整可能な重み付けシステムを有するクラブヘッドの多くの実施形態は、x軸の周りの慣性モーメントとy軸の周りの慣性モーメントとの合計として定義される、ヘッドCGの周りの結合慣性モーメント(MOICG)を備える。
Figure 2020531089
ヘッド重心の周りの結合慣性モーメントMOICGは、7600g・cmより大きく、7700g・cmより大きく、7800g・cmより大きく、7900g・cmより大きく、8000g・cmより大きく、8100g・cmより大きく、8200g・cmより大きく、8300g・cmより大きく、8400g・cmより大きく、8500g・cmより大きく、8600g・cmより大きく、8700g・cmより大きく、8800g・cmより大きく、8900g・cmより大きく、9000g・cmより大きく、9100g・cmより大きく、9200g・cmより大きく、または9300g・cmより大きくてよい。例えば、クラブヘッド重心の周りの結合慣性モーメントMOICGは、7700から9500g・cm、7800から9500g・cm、7900から9500g・cm、8000から9500g・cm、8100から9500g・cm、8200から9500g・cm、または8300から9500g・cmであってよい。
以下の関係式2を参照すると、調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドの多くの実施形態は、x軸周りの慣性モーメント、y軸周りの慣性モーメント、およびホーゼル軸周りの慣性モーメントの合計として定義される、ヘッドCGおよびホーゼル周りの結合慣性モーメント(MOICG−H)を備える。
Figure 2020531089
ヘッドCGおよびホーゼルの周りの結合慣性モーメントMOICG−Hは、14800g・cmより大きく、14900g・cmより大きく、15000g・cmより大きく、15100g・cmより大きく、15200g・cmより大きく、15300g・cmより大きく、15400g・cmより大きく、15500g・cmより大きく、15600g・cmより大きく、15700g・cmより大きく、15800g・cmより大きく、15900g・cmより大きく、16000g・cmより大きく、16200g・cmより大きく、16400g・cmより大きく、16600g・cmより大きく、16800g・cmより大きく、17000g・cmより大きく、17200g・cmより大きく、17400g・cmより大きく、17600g・cmより大きく、17800g・cmより大きく、18000g・cmより大きく、18400g・cmより大きく、18800g・cmより大きく、19000g・cmより大きく、19200g・cmより大きく、または19400g・cmより大きくてよい。例えば、ヘッドCGおよびホーゼルの周りの結合慣性モーメントMOICG−Hは、15000から19500g・cm、15000から19000g・cm、15000から18000g・cm、16000から19500g・cm、16000から19000g・cm、または16000から18000g・cmでよい。これらの実施形態では、425から450立方センチメートル(cc)の体積を有する調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドでは、ヘッドCGおよびホーゼルの周りの結合慣性モーメントMOICG−Hは、15000g・cmより大きくてよく、450から500立方センチメートル(cc)の体積を有する調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドでは、ヘッドCGおよびホーゼルの周りの結合慣性モーメントMOICG−Hは、17000g・cmより大きくてよい。
本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドのヘッドCG深さ10130は、1.6インチより大きく、1.65インチより大きく、1.7インチより大きく、1.75インチより大きく、1.8インチより大きく、1.85インチより大きく、1.9インチより大きく、1.95より大きく、または2.0インチより大きくてよい。例えば、調整可能な重み付けシステムを有するクラブヘッドのヘッドCG深さ10130は、1.61から2.0インチ、1.65から2.0インチ、1.7から2.0インチ、1.8から2.0インチ、1.61から3.0インチ、1.65から3.0インチ、1.7から3.0インチ、1.8から3.0インチ、1.9から3.0インチ、または2.0から3.0インチであってよい。
さらに、本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドは、ヘッド深さ平面10120の下に位置する(すなわち、ヘッド深さ平面10120とクラブヘッドのソール30との間に位置する)ヘッドCG高さ10132を有してよい。さらに、本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドのヘッドCG高さ10132は、クラブヘッドのクラウン26またはソール30に向かって、ヘッド深さ平面10120の0.10インチ以内、0.09インチ以内、0.08インチ以内、0.07インチ以内、0.06インチ以内、0.05インチ以内、または0.04インチ以内に位置してよい。
多くの実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、ヘッドCGの位置を調整するために、クラブヘッドの複数の離散した部分または取り付け位置に配置変更可能な1つまたは複数のウェイトを含む。本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを使用してヘッドCGの位置を調整することにより、クラブヘッドの高い慣性モーメントを維持しながら、ボールの軌道および/またはインパクト時のクラブヘッドのスピン特性に影響を及ぼすことができる。
多くの実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、1つまたは複数のウェイトを受け入れるための2つ以上の離散した取り付け位置を備えてよい。多くの実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、2つ、3つ、4つ、または5つの離散した取り付け位置を含む。例えば、2つの離散した取り付け位置を有する調整可能な重み付けシステムの実施形態では、これらの取り付け位置は、クラブヘッドの後端部34およびトウ18に向かって配置された第1の取り付け位置と、後端部34およびヒール22に向かって配置された第2の取り付け位置と、を含んでよい。これらの実施形態では、第1の取り付け位置と第2の取り付け位置との間の距離は、0.8インチより大きく、0.9インチより大きく、1.0インチより大きく、1.1インチより大きく、1.2インチより大きく、または1.3インチより大きくてよい。例えば、第1の取り付け位置と第2の取り付け位置との間の距離は、0.8から1.3インチ、0.9から1.3インチ、1.0から1.3インチ、または1.1から1.3インチであってよい。
さらなる例として、3つの離散した取り付け位置(例えば、図5)を有する調整可能な重み付けシステムの実施形態では、これらの取り付け位置は、後端部34およびトウ18に向かって配置された第1の取り付け位置Aと、後端部34およびヒール22に向かって配置された第2の取り付け位置Cと、第3の取り付け位置Bと、を含んでよい。これらの実施形態では、第3の取り付け位置Bは、中心におよびクラブヘッドの後端部34に向かって配置されてよく、一般にはヘッド深さ軸10122と一列に並んでいるか、またはヘッド深さ軸10122に隣接しており、および/または第1および第2の取り付け位置A、Cの間に配置されてよい。これらの実施形態では、隣接する取り付け位置の間の距離(例えば、第1の取り付け位置Aと第3の取り付け位置Bとの間の距離、または第2の取り付け位置Cと第3の取り付け位置Bとの間の距離)は、0.5インチより大きく、0.6インチより大きく、0.7インチより大きく、0.8インチより大きく、0.9インチより大きく、1.0インチより大きくてよい。例えば、隣接する取り付け位置の間の距離(例えば、第1の取り付け位置Aと第3の取り付け位置Bとの間の距離、または第2の取り付け位置Cと第3の取り付け位置Bとの間の距離)は、0.5から1.0インチ、0.6から1.0インチ、0.7から1.0インチ、または0.8から1.0インチであってよい。
他の実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、例えば2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、またはそれ以上の数など、1つよりも多い任意の数の離散した取り付け位置を含んでよい。調整可能な重み付けシステムが4つの離散した取り付け位置を含む実施形態では、隣接する取り付け位置の間の距離は、0.4インチより大きく、0.5インチより大きく、0.6インチより大きく、0.7インチより大きく、0.8インチより大きく、または0.9インチより大きくてよい。例えば、4つの離散した取り付け位置を含む実施形態では、隣接する取り付け位置の間の距離は、0.4から0.9インチ、0.5から0.9インチ、0.6から0.9インチ、または0.7から0.9インチであってよい。調整可能な重み付けシステムが5つの離散した取り付け位置を含む実施形態では、隣接する取り付け位置の間の距離は、0.3インチより大きく、0.4インチより大きく、0.5インチより大きく、0.6インチより大きく、0.7インチより大きく、または0.8インチより大きくてよい。例えば、4つの離散した取り付け位置を含む実施形態では、隣接する取り付け位置の間の距離は、0.3から0.8インチ、0.4から0.8インチ、0.5から0.8インチ、または0.6から0.8インチであってよい。
本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを備えるクラブヘッドの複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れ可能な突出体、開口、凹部またはポート、ノッチ、タブまたはカットアウト領域、リブまたは溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取り付け手段を含む様々なフィーチャ(features)を備えることができる。締結具を受け入れ可能な開口、凹部またはポートを有する多くの実施形態では、締結具は、本体と同じ材料、または本体よりも軽い密度を有する材料を有してよく、これにより、締結具は、クラブヘッドの調整可能な重み付けの特性に寄与しない。さらに、いくつかの実施形態では、開口、凹部またはポートは、ねじ切りされた締結具を受け入れるようにねじ切りされてよい。多くの実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、ポートまたは凹部内に1つまたは複数のウェイトを固定するために必要とされる顕著な内部構造を必要とする複数のおよび/または深いポートまたは凹部を有さない。
調整可能な重み付けシステムは、複数の離散した取り付け位置に配置可能な1つまたは複数のウェイトをさらに備える。1つまたは複数のウェイトは、ウェイトが1つまたは複数の取り付け位置に結合されている状態において、y軸58に平行にクラウンからソール方向に測定される高さ10152と、ウェイトが1つまたは複数の取り付け位置に結合されている状態において、x軸54に平行にヒールからトウ方向に測定される幅10154と、ウェイトが1つまたは複数の取り付け位置に結合されている状態において、z軸62に平行に前後方向に測定される深さ10156と、を有してよい。多くの実施形態では、高さ10152は、0.5インチ未満、0.4インチ未満、0.3インチ未満、0.25インチ未満、0.2インチ未満、0.18インチ未満、0.16インチ未満、0.14インチ未満、0.12インチ未満、または0.10インチ未満であってよい。多くの実施形態では、幅10154は、1.3インチ未満、1.2インチ未満、1.1インチ未満、1.0インチ未満、0.9インチ未満、0.8インチ未満、0.7インチ未満、0.6インチ未満、0.5インチ未満、または0.4インチ未満であってよい。多くの実施形態では、深さ10156は、1.0インチ未満、0.9インチ未満、0.8インチ未満、0.7インチ未満、0.6インチ未満、0.5インチ未満、0.4インチ未満、0.3インチ未満、0.2インチ未満、または0.1インチ未満であってよい。多くの実施形態では、1つまたは複数のウェイトは、取り付け位置のいずれかに結合されたときにクラブヘッドの本体に当接する表面積を有してよい。多くの実施形態では、クラブヘッドに当接するウェイトの表面積は、0.75inch未満、0.7inch未満、0.65inch未満、0.6inch未満、0.55inch未満、0.5inch未満、0.45inch未満、0.4inch未満、0.35inch未満、0.3inch未満、または0.25inch未満であってよい。
多くの実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、クラブヘッド上の複数の離散した取り付け位置に配置可能な第1のウェイトWを含む。いくつかの実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、クラブヘッド上の複数の離散した取り付け位置に配置可能である第2のウェイト、第3のウェイト、第4のウェイト、および第5のウェイトなどの追加のウェイトをさらに備えてよい。これらの実施形態では、複数のウェイトの各ウェイトは、クラブヘッド上の異なる離散した取り付け位置に配置されてよい。さらに、これらの実施形態では、複数のウェイトの各ウェイトは、取り外されてよく、クラブヘッド上の異なる離散した取り付け位置において、置き換えられ、または配置変更されてよい。本明細書に記載される調整可能なウェイトシステムの実施形態は、最大5つまでウェイトを含むが、他の実施形態は、任意の数のウェイトを有する調整可能な重み付けシステムを含んでよい。
多くの実施形態では、第1のウェイトは、残りのウェイト(例えば、第2のウェイト、第3のウェイト、第4のウェイト、および/または第5のウェイト)より重い。第1のウェイトは、10グラムより大きい、12グラムより大きい、14グラムより大きい、16グラムより大きい、18グラムより大きい、20グラムより大きい、22グラムより大きい、24グラムより大きい、26グラムより大きい、28グラムより大きい、または30グラムより大きい質量を備えてよい。例えば、第1のウェイトは、6から50グラム、10から50グラム、15から50グラム、20から50グラム、15から40グラム、20から40グラム、25から35グラム、10から25グラム、15から25グラム、10から20グラム、または15から20グラムの質量を備えてよい。残りのウェイト(例えば、第2のウェイト、第3のウェイト、第4のウェイト、および/または第5のウェイト)は、20グラム未満、18グラム未満、16グラム未満、14グラム未満、12グラム未満、10グラム未満、8グラム未満、6グラム未満、4グラム未満、または2グラム未満の質量を備えてよい。例えば、残りのウェイトは、0.10から15グラム、0.25から10グラム、0.5から7グラム、または1から10グラムの質量を備えてよい。
第1のウェイトは、離散した取り付け位置のうち任意の取り付け位置に配置されてよい。2つの離散した取り付け位置を含む調整可能な重み付けシステムを有する実施形態では、第1のウェイトは、トウ18付近に配置される第1の取り付け位置、またはヒール22付近に配置される第2の取り付け位置に配置されてよい。これらの実施形態では、第1のウェイトを第1の取り付け位置から第2の取り付け位置に移動させると、ヘッドCGが、ヒール22に向かって移動し、第1のウェイトを第2の取り付け位置から第1の取り付け位置に移動させると、ヘッドCGが、トウ18に向かって移動する。これらの実施形態では、残りの取り付け位置には、ウェイトが無くてもよく、または残りの取り付け位置が、追加のウェイト(例えば、第2のウェイト)有していてよい。
3つの離散した取り付け位置を備える調整可能な重み付けシステムを有する実施形態では、第1のウェイトWは、中央に配置される第3の取り付け位置Bに配置されてよく、それによってニュートラルなヘッドCGの位置を生成することができる。第1のウェイトは、第3の取り付け位置Bから、トウ18に向かって配置されている第1の取り付け位置Aに移動されてよく、それによって、ヘッドCG50がトウ18に向かってある距離だけ移動する。第1のウェイトWは、第3の取り付け位置Bから、ヒール22に向かって配置されている第2の取り付け位置Cに移動されてよく、それによって、ヘッドCG50がヒール22に向かってある距離だけ移動する。これらの実施形態では、残りの位置には、ウェイトが無くてもよく、または残りの位置が、追加のウェイト(例えば、第2のウェイトおよび/または第3のウェイト)を有してもよい。
トウ18に最も近い取り付け位置からヒール22に最も近い取り付け位置に第1のウェイトWを移動させることにより、ヘッドCG50を、x軸54に平行に延びる方向に、少なくとも0.10インチ、少なくとも0.15インチ、少なくとも0.20インチ、少なくとも0.25インチ、または少なくとも0.30インチの距離だけ移動させることができる。例えば、多くの実施形態では、トウ18に最も近い取り付け位置からヒール22に最も近い取り付け位置に第1のウェイトWを移動させることにより、ヘッドCG50を、0.10から0.30インチ、0.15から0.30インチ、0.20から0.30インチ、0.15から0.25インチ、または0.20から0.25インチの距離だけ移動させることができる。
これらの実施形態または他の実施形態では、ヘッドCG50をトウ18に向かって移動させることにより、フェードを発生させるか、またはフックを補正することができる。逆に、ヘッドCG50をヒール22に向かって移動させることにより、ドローを発生させるか、またはスライスを補正することができる。以下に説明する調整可能な重み付けシステムの実施形態では、x軸54に平行に延びる方向に、0.10インチから0.30インチだけヘッドCG50を移動させることにより、4.6ヤードから13.9ヤードのショット曲がりの変化をもたらすことができる。
他の実施形態は、クラブヘッド100の打撃フェース38に向かって配置される1つまたは複数の離散した取り付け位置を含んでよい。これらの実施形態では、1つまたは複数のウェイトを、打撃フェース38付近の取り付け位置からクラブヘッド100の後端部34付近の取り付け位置に移動させることにより、ヘッドCGの周りのクラブヘッドの慣性モーメントMOLCGを増大させ、ゴルフボールのダイナミックロフトまたは打ち出し角を大きくすることができる。逆に、1つまたは複数のウェイトを、後端部34付近の取り付け位置からクラブヘッド100の打撃フェース38付近の取り付け位置に移動させることにより、ゴルフボールのダイナミックロフトまたは打ち出し角を小さくすることができる。
本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを有するクラブヘッドの実施形態は、ヘッドCG深さ10130およびクラブヘッドの慣性モーメントを最大化する(または調整不可能なクラブヘッドと比較して、一般的に調整性を導入することと関連するヘッドCG深さ10130およびクラブヘッドの慣性モーメントの低減を最小化する)。多くの実施形態では、比較的軽い質量を有する第1の調節可能なウェイトにより、ヘッドCG深さおよびクラブヘッドの慣性モーメントの最大化が達成されるため、クラブヘッドの性能特性(例えば、寛容性、低バックスピン、高い打ち上げ)を維持するための設計効率が上がるだけでなく、ユーザによるボールスピンおよび/または軌道の調整も可能である。
以下の関係式3を参照すると、調整可能な重み付けシステムを有するクラブヘッドは、第1のウェイトWの質量に対するヘッドCG深さ10130の深さ質量比を備える。多くの実施形態では、クラブヘッドの深さ質量比は、0.060インチ/グラムより大きく、0.070インチ/グラムより大きく、0.080インチ/グラムより大きく、0.090インチ/グラムより大きく、0.100インチ/グラムより大きく、0.110インチ/グラムより大きく、0.120インチ/グラムより大きく、または0.130インチ/グラムより大きくてよい。いくつかの実施形態では、深さ質量比は、0.070から0.13インチ/グラム、0.080から0.13インチ/グラム、0.090から0.13インチ/グラム、0.070から0.11インチ/グラム、0.080から0.11インチ/グラム、または0.090から0.11インチ/グラムであってよい。これらの実施形態では、第1のウェイトの質量は、25グラム未満、24グラム未満、23グラム未満、22グラム未満、20グラム未満、19グラム未満、18グラム未満、17グラム未満、16グラム未満、または15グラム未満であってよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイトの質量は、10から20グラム、12から20グラム、14から20グラム、16から20グラム、10から18グラム、12から18グラム、または14から18グラムであってよい。
Figure 2020531089
以下の関係式4を参照すると、調整可能な重み付けシステムを有するクラブヘッドは、第1のウェイトWの質量に対するヘッドCGの周りの結合慣性モーメントMOICGとして定義される第1の慣性質量比を備えてよい。多くの実施形態では、第1の慣性質量比は、400cmより大きく、410cmより大きく、420cmより大きく、430cmより大きく、440cmより大きく、450cmより大きく、460cmより大きく、470cmより大きく、480cmより大きく、490cmより大きく、500cmより大きく、510cmより大きく、520cmより大きく、530cmより大きく、540cmより大きく、または550cmより大きくてよい。いくつかの実施形態では、第1の慣性質量比は、400から550cm、410から550cm、420から550cm、430から550cm、440から550cm、450から550cm、400から500cm、410から500cm、420から500cm、430から500cm、440から500cm、または450から500cmであってよい。これらの実施形態では、第1のウェイトの質量は、25グラム未満、24グラム未満、23グラム未満、22グラム未満、20グラム未満、19グラム未満、18グラム未満、17グラム未満、16グラム未満、または15グラム未満であってよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイトの質量は、10から20グラム、12から20グラム、14から20グラム、16から20グラム、10から18グラム、12から18グラム、または14から18グラムであってよい。
Figure 2020531089
本明細書に記載される調整可能な重み付けシステムを有するクラブヘッドの実施形態は、1つまたは複数のウェイトを複数の離散した取り付け位置に調整することによって達成可能なヘッドCGの総移動を最大化する。多くの実施形態では、比較的軽い質量を有する第1の調整可能なウェイトにより、ヘッドCGの総移動の最大化が達成されるため、クラブヘッド性能特性(例えば、寛容性、低バックスピン、高い打ち上げ)を維持するための設計効率が上がるだけでなく、ユーザによるボールスピンおよび/または軌道の調整も可能である。
以下の関係式5を参照すると、調整可能な重み付けシステムを有するクラブヘッドは、第1のウェイトの質量に対するヘッドCGの総移動量またはヘッドCGの最大移動量として定義されるヘッドCG質量比を備える。多くの実施形態では、ヘッドCG質量比は、0.008インチ/グラムより大きく、0.009インチ/グラムより大きく、0.010インチ/グラムより大きく、0.011インチ/グラムより大きく、0.012インチ/グラムより大きく、0.013インチ/グラムより大きく、0.014インチ/グラムより大きく、または0.015インチ/グラムより大きくてよい。いくつかの実施形態では、ヘッドCG質量比は、0.008から0.015インチ/グラム、0.009から0.015インチ/グラム、0.010から0.015インチ/グラム、0.008から0.013インチ/グラム、0.009から0.013インチ/グラム、または0.010から0.013インチ/グラムとしてよい。これらの実施形態では、第1のウェイトの質量は、25グラム未満、24グラム未満、23グラム未満、22グラム未満、20グラム未満、19グラム未満、18グラム未満、17グラム未満、16グラム未満、または15グラム未満としてよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイトの質量は、10から20グラム、12から20グラム、14から20グラム、16から20グラム、10から18グラム、12から18グラム、または14から18グラムとしてよい。
Figure 2020531089
調整可能な重み付けシステムの1つまたは複数のウェイトは、ウェイトCG10134を備える。多くの実施形態では、ウェイトCGは、上面図または底面図(図5)で見たときにクラブヘッドのリア周縁(またはスカート)10136の近くに配置され、打撃フェース38の幾何学的中心140から最大距離10138に配置される。ウェイトCG10134をクラブヘッド100のリア周縁10136の近く、または打撃フェース38から離して配置することにより、周縁の重みおよびクラブヘッドの慣性モーメントを増加させることができ、それによって、打撃フェース付近に調整可能なウェイトを配置する場合と比較して、中心を外れた打撃に対するクラブヘッドの寛容性を高めることができる。さらに、ウェイトCG10134をリア周縁10136の近く、または打撃フェース38から離して配置することにより、ヘッドCGの位置をより低後方とすることができ、それによって、打撃フェース付近に調整可能なウェイトを配置する場合と比較して、クラブヘッドの慣性モーメントを増大し、バックスピンを低減することができる。
これらの実施形態では、ウェイトがクラブヘッド100上の複数の離散した取り付け位置のうちの1つまたは複数に配置された状態において、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、クラブヘッド100のリア周縁10136から距離10142に配置される。距離10142は、ウェイトがクラブヘッド100上の複数の離散した取り付け位置のうちの1つ以上に配置された状態において、クラブヘッドをxz平面10126に垂直な底面図で見たときに、ウェイトCGから周縁10136までの投影距離として測定することができる。さらに、距離10142は、ウェイトがクラブヘッド100上の複数の離散した取り付け位置のうちの1つ以上に配置された状態において、xz平面10126に平行な方向に測定することができる。例えば、1つまたは複数のウェイトのうちのウェイトCG10134は、クラブヘッド100のリア周縁10136から0.7インチ以内、0.65インチ以内、0.6インチ以内、0.55インチ以内、0.5インチ以内、0.45インチ以内、0.4インチ以内、0.35インチ以内、0.3インチ以内、0.25インチ以内、または0.2インチ以内に配置されてよい。さらなる例として、1つまたは複数のウェイトのうちのウェイトCG10134は、クラブヘッド100のリア周縁10136から、0.10から0.50インチ、0.25から0.5インチ、0.10から0.25インチ、0.10から0.35インチ、または0.10から0.45インチの間に配置されてよい。
さらに、これらの実施形態では、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、ウェイトがクラブヘッド100上の複数の離散した取り付け位置のうちの1つ以上に配置された状態において、クラブヘッド100の打撃フェース38の幾何学的中心140から距離10138に配置される。例えば、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、打撃フェースの幾何学的中心から、2.0インチより大きい、2.25インチより大きい、2.5インチより大きい、2.75インチより大きい、3.0インチより大きい、3.25インチより大きい、3.5インチより大きい、または3.75インチより大きい距離10138に配置されてよい。さらなる例として、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、打撃フェース38の幾何学的中心140から、2.0から3.5インチ、2.5から3.5インチ、2.0から3.0インチ、2.5から3.0インチ、2.5から4.0インチ、3.0から3.75インチ、3.0から4.0インチ、3.2から4.0インチ、または3.5から4.0インチの距離10138に配置されてよい。打撃フェース38の幾何学的中心140から離れるようにウェイトCG10134を配置することにより、周縁の重みおよびクラブヘッドの慣性モーメントを増大させることができ、それにより、打撃フェース付近に調整可能なウェイトを配置する場合と比較して、中心を外れた打撃に対するクラブヘッドの寛容性を高めることができる。さらに、打撃フェース38の幾何学的中心140から離れるようにウェイトCG10134を配置することにより、ヘッドCG位置をより低後方にすることができ、それによって、打撃フェース付近に調整可能なウェイトを配置する場合と比較して、クラブヘッドの慣性モーメントを増大し、バックスピンを低減することができる。
多くの実施形態では、ウェイトCG10134は、ソール30の外部輪郭(または外面)10146から突出し、ソール30の外部輪郭10146と同一平面に配置され、および/またはソール30の外部輪郭10146に対して最小限に差し込まれて配置される。ウェイトCG10134をソール30の外部輪郭10146に対して最小限に差し込まれるように、外部輪郭10146と同一平面に、または外部輪郭10146の外部に配置することにより、1つまたは複数のウェイトを受け入れるために必要な構造支持材料を少なくすることができ、それによって、低プロファイルの調整可能な重み付けシステムが維持される。したがって、ウェイトCG10134をソール30の外部輪郭10146に対して最小限に差し込まれるように、外部輪郭10146と同一平面に、または外部輪郭10146の外部に配置することにより、周縁の重みおよびクラブヘッドの慣性モーメントを増加させることができ、それによって、調整可能なウェイトを内部に設ける、またはクラブヘッドに埋め込む場合と比較して、中心を外れた打撃に対するクラブヘッドの寛容性を高めることができる。さらに、ウェイトCG10134をソール30の外部輪郭10146に対して最小限に差し込まれるように、外部輪郭10146と同一平面に、または外部輪郭10146の外部に配置することにより、ヘッドCGの位置をより低後方にすることができ、それによって、調整可能なウェイトを内部に設ける、またはクラブヘッドに埋め込む場合と比較して、クラブヘッドの慣性モーメントを増大し、バックスピンを低減することができる。
これらの実施形態では、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、ウェイトがクラブヘッド100上の複数の離散した取り付け位置のうちの1つ以上に配置された状態において、ソール30の外部輪郭10146から距離10148に配置され、距離10148は、y軸58に平行な方向に測定される。例えば、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、ソールの外部輪郭10146から、0.10インチまで、0.15インチまで、0.20インチまで、0.25インチまで、または0.30インチまで突出してよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、ソール30の外部輪郭10146から、0.10から0.25インチ、0.15から0.25インチ、または0.15から0.30インチだけ突出する。さらなる例として、ウェイトCG10134は、ソール30の外部輪郭10146に対して、0.15インチ未満、0.14インチ未満、0.13インチ未満、0.125インチ未満、0.12インチ未満、0.11インチ未満、0.10インチ未満、0.09インチ未満、0.08インチ未満、または0.07インチ未満の距離10148だけ差し込まれてよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のウェイトのウェイトCG10134は、ソール30の外部輪郭10146に対して、0.05から0.15インチ、0.05から0.125インチ、0.05から0.15インチ、0.10から0.15インチ、0.10から0.125インチ、または0.10から0.15インチの間の距離10148だけ差し込まれる。
図6および図7は、上述のクラブヘッド100と同様のクラブヘッド11010を示す。クラブヘッド本体11014を有するクラブヘッド11010は、様々な状況下での所望の性能特性(例えば、寛容性、スピン、軌道)を達成するように、クラブヘッド11010の重心、および/または慣性モーメント、および/またはヒール/トウバイアスを変更するためにエンドユーザによって調整可能であり、ソール11030上に配置される調整可能な重み付けシステム11066を含む。クラブヘッド11010は、多くの点でクラブヘッド100と同様であり、同様または同一の番号により、同様または同一の要素を指す。調整可能な重み付けシステム11066は、低プロファイルのシステムであるため、調整可能な重み付けシステム11066を有さないクラブヘッドと比較して、クラブヘッド11010のMOIを著しく移動または変化させない。さらに、低プロファイルの調整可能な重み付けシステム11066は、クラブヘッド11010の全体的なCGを低後方の位置に保つように、クラブヘッド11010のCGの移動が主にヒール端部11022からトウ端部11018の方向に起こることを確実にする。クラブヘッド11010の重心位置およびMOIは、上述のクラブヘッド100の重心位置およびMOIと同様または同一であってよい。
図6および図7を参照すると、調整可能な重み付けシステム11066は、凹部11080を備えてよい。凹部11080は、複数の離散した取り付け位置を含むように構成された凹面11081を備える。複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れ可能な突出体、開口、凹部またはポート、ノッチまたはタブまたはカットアウト領域、リブまたは溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取り付け手段を含む様々なフィーチャを備えることができる。図示の実施形態では、調整可能な重み付けシステム11066は、3つの離散した取付け位置11070A、11070B、および11070Cを備える凹面11081を含む。3つの離散した取り付け位置は、フィーチャ11070A、11070B、および11070Cを含む。フィーチャ11070A、11070B、および11070Cは、上述のフィーチャのいずれを備えてもよい。取り付け位置および対応するフィーチャ11070A、11070B、および11070Cは、1つまたは複数のウェイト11082を受けるように構成される。
再び図6および図7を参照すると、凹部11080は、溝、チャネル、および/または凹状トラックを画定しており、この溝、チャネル、および/または凹状トラックは、クラブヘッド11010のソール(またはボトム)11030に沿って延び、後縁部11072またはリア周縁10136に隣接し、トウ(またはトウ端部)11018からヒール(またはヒール端部)11020までほぼ弓形状に延びる。凹部11080は、後縁部11072の輪郭にほぼ追従しているが、凹部11080は、ヒール端部11022とトウ端部11018との間で後縁部11072またはリア周縁10136からわずかにオフセットされていてよい。凹部11080は、第1の壁11083によってクラブヘッド11010のソール11030からオフセットされた凹面11081を含む。凹面11081の一部は、第2の壁11084によってさらにソール11030からオフセットされてよく、第2の壁11084は、第1の壁11083に対向し、後縁部11072またはリア周縁10136に近接している。概して、凹面11081は、クラブヘッド11010のソール11030に略平行に延びる一方、第1の壁11083および第2の壁11084は、凹面11081および/またはソール11030に略垂直に延びる。他の実施形態では、第1の壁11083および第2の壁11084は、凹面11081とソール11030との間で、垂直でない角度で延びてもよい。
凹部11080は、凹面11081と平行な方向における凹面11081からソール11030までの距離として測定される深さを含む。図示の実施形態では、凹部11080は、様々な深さを有しており、ある領域において他の領域より深くなっている(例えば、連続的または断続的に変化する深さを有していてもよい)。例えば、いくつかの実施形態では、凹部11080は、トウ端部11018からヒール端部11022までの長さに沿って、深くなる、浅くなる、および/または一定である深さを有してよい。したがって、ウェイト11082が凹部11080のある領域でクラブヘッド11010に結合されると、ウェイト11082は、壁11083によって隠され、ソール11030と面一になる場合がある。ウェイト11082が凹部11080の別の領域でクラブヘッド11010に結合されると、ウェイト11082の一部は、壁11083から外側に突出する場合がある。図6から図8に示すように、凹部11080は、クラブヘッド11010のトウ端部11018に設けられる第1の領域11077と、クラブヘッド11010のヒール端部11022に設けられる第2の領域11076と、後端部11034に沿って、または後端部11034付近で、ヒール端部11022とトウ端部11022との間に配置される第3の領域11078と、を備える。図6を参照すると、凹部11080の第1の領域11077における深さ(および同様に、第2の領域11076における深さ)は、第3の領域における深さよりも小さい。したがって、凹部11080の深さは、第1および第2の領域11077、11076から第3の領域11078に向かって増大し、第3の領域11078は、第1および第2の領域11077、11076よりも大きい一定の深さを有する。この例示的な実施形態では、ウェイト11082は、第3の領域11078に結合されると、第1の壁11083によって隠され(例えば、図2のy軸58に沿った図からわかる)、第1および第2の領域11077、11076では、ソール11030の輪郭から少なくとも部分的に露出するか、または少なくとも部分的に突出し得る。他の実施形態では、第1の領域11077、第2の領域11076、および第3の領域11078は、一定の深さを有してよく、その結果、ウェイト11082が第1、第2、および/または第3の領域11077、11076、11078のいずれかに結合されると、ウェイト11082は、壁11083によって隠される。他の実施形態では、凹部11080は、図示されたものとは異なる数および位置の領域を含む。例えば、いくつかの実施形態では、凹部11080は、ウェイト11082が結合されたときに、ウェイト11082が隠される領域を2つ以上含んでよい。例えば、凹部11080は、1つの領域、2つの領域、3つの領域、4つの領域、5つの領域、6つの領域、7つの領域、または8つの領域を備えてよい。
多くの実施形態では、凹部11080は、調整可能な重み付けシステム11066が低プロファイルであることを保証するように、浅い深さを有する。例えば、いくつかの実施形態では、凹部11080は、0.25インチの最大深さを有する。他の実施形態では、凹部11080は、1.5インチ、1.25インチ、1.0インチ、0.9インチ、0.8インチ、0.7インチ、0.6インチ、0.5インチ、0.4インチ、0.3インチ、0.2インチ、または0.1インチの最大深さを有してよい。他の実施形態では、凹部11080の深さは、0.05から0.25インチ、0.1から0.4インチ、0.1から0.6インチ、0.1から0.8インチ、0.2から0.4インチ、0.2から0.6インチ、0.2から0.8インチ、0.3から0.7インチ、0.3から0.9インチ、0.4から0.8インチ、0.4から1.2インチ、0.5から1.0インチ、0.5から1.5インチ、または1.0から1.5インチの範囲内で変化してよい。さらに、凹部11080は、第1の壁11083と後縁部11072または第2の壁11084との間の距離として測定される幅を含む。図示の実施形態では、凹部11080は、様々な幅を含む。いくつかの実施形態では、第1の領域11077の幅は、トウ端部11018から中央または第3の領域11078に向かって増加し、第2の領域11076の幅は、ヒール端部11022から中央および/または第3の領域11078に向かって増加し、第3の領域11078の幅は、第1および/または第2の領域11077、11076の幅の平均よりも小さい一定の幅である。図6から図8に示す他の実施形態では、凹部11080の幅は、中央または第3の領域11078から第1の領域11077および第2の領域11076に向かって増加してよい。他の実施形態では、凹部11080は、増加する、減少する、および/または一定である幅を有してよい。多くの実施形態では、幅は、2.0インチ未満であってよい。例えば、いくつかの実施形態では、幅は、2.0インチ、1.75インチ、1.5インチ、1.25インチ、1.0インチ、0.9インチ、0.8インチ、0.7インチ、0.6インチ、0.5インチ、0.4インチ、0.3インチ、または0.2インチ未満であってよい。他の実施形態では、幅は、0.1から0.5インチ、0.3から0.7インチ、0.5から0.9インチ、0.7から1.1インチ、0.9から1.3インチ、1.1から1.5インチ、1.3から1.7インチ、または1.5から2.0インチの間で変化してよい。
再び図6および図7を参照すると、凹部11080は、ウェイト11082をクラブヘッド11010に固定するための1つまたは複数の離散した取り付け位置を画定する1つまたは複数のフィーチャ11070を含んでよい。1つまたは複数の離散した取り付け位置を有するクラブヘッド11010は、他の調整可能な重み付けシステムと異なり、ウェイトを、クラブヘッド上の任意の位置、無限の位置、または限定されない数の位置で結合可能である。図6および図7を参照すると、図示の実施形態では、凹部11080は、3つのフィーチャまたは取り付け位置11070A、B、Cを含んでよい。フィーチャ11070A、B、Cは、ねじ締結具11085を受け入れるように構成された開口として示されている。ねじ締結具11085は、クラブヘッド11010の密度以下の密度を有する材料から構成されてよい。他の実施形態では、フィーチャ11070A、B、Cは、締結具を受け入れ可能な突出体、開口、凹部、ポート、ノッチ、タブ、切り欠き領域、リブ、溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取り付け手段であってよい。他の実施形態では、凹部11080は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または10個のフィーチャ11070を備えてよい。
図示されるように、フィーチャ11070A、B、Cは、凹部11080内で凹面11081に沿って配置されており、この結果、1つまたは複数のウェイト11082が凹部11080に沿ってクラブヘッド11010に解放可能にまたは取り外し可能に結合されてよい。より具体的には、第1のフィーチャ11070Aは、トウ端部11018付近の凹部11080の第1の領域11077に沿って配置され、第2のフィーチャ11070Cは、ヒール端部11022付近の凹部の第2の領域11076に沿って配置され、第3のフィーチャ11070Bは、トウ端部11018とヒール端部11022との間の凹部11080の第3の領域11078に沿って配置される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ11070A、B、Cは、凹部11080の第1の壁11083、第2の壁11084、および/または凹面11081上に配置することができる。
引き続き図6から図8を参照すると、ウェイト11082は、ほぼ台形の形状を有してよい。他の実施形態では、ウェイト11082は、円形、楕円形、三角形、台形、多角形、または凹部11080内に嵌合するように構成された任意の他の適切な形状を有してよい。図示の実施形態では、調整可能な重み付けシステム11066は、フィーチャ11070A、B、Cに取り外し可能に結合可能な1つのウェイト11082を備える。他の実施形態では、調整可能な重み付けシステム11066は、フィーチャ11070A、B、Cの数に対応する任意の数のウェイト11082を備えてよい。他の実施形態では、調整可能な重み付けシステム11066は、フィーチャ11070A、B、Cの数よりも多いまたは少ないウェイト11082を備えてよい。例えば、調整可能な重み付けシステム11066は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または10個のウェイト11082を備えてよい。
図示の実施形態では、ウェイト11082は、ウェイト11082を完全に貫通して延びる開口を備え、この開口は、ねじ付き締結具またはねじ締結具11085を受け入れるような大きさおよび構成になっている。ねじ締結具11085は、ウェイト11082を通って対応するフィーチャ11070A、B、Cにねじ込まれ、こうすることで、ウェイト11082を凹部11080に固定することができる。いくつかの実施形態では、ウェイト11082は、ねじ締結具11085の上部を受け入れるための凹部または差込部を備えてよく、したがって、ねじ締結具11085は、ウェイト11082の外側部と同一平面に位置することができる。他の実施形態では、ウェイト11082は、摩擦嵌め、スナップ嵌め機構、止めねじ、または任意の他の適切な構造によって、フィーチャ11070 A、B、Cに結合するように構成されてよい。
調節可能な重み付けシステム11066が2つ以上のウェイト11082を備える実施形態では、ウェイト11082の各々は、同じ形状および大きさを有してよい。他の実施形態では、ウェイト11082は、異なる形状および大きさを有していてよく、その結果、ウェイト11082は、異なる質量を有する。さらに、いくつかの実施形態では、ウェイト11082は、異なる材料を含んでよく、それにより、質量が異なってよい。例えば、1つのウェイト11082は、タングステンなどの高密度材料を備えてよく、残りのウェイト11082は、ポリウレタンまたは別のプラスチックなどの低密度材料を備えてよい。他の実施形態では、ウェイト11082は、同じまたは異なる材料を備え、異なるサイズまたは体積を有してよく、その結果、質量が異なってよい。例えば、1つのウェイト11082は、残りのウェイト11082よりも大きな体積を有してよい。いくつかの実施形態では、ウェイト11082の各々は、互いに体積が異なってもよく、それにより、質量が異なってよい。いくつかの実施形態では、ウェイト11082は、体積および材料の両方が互いに異なってよい。いくつかの実施形態では、11082が付されている構造のうちの1つは、ウェイトではなく、むしろ、フィーチャ11070A、B、Cのうちの1つにスナップ嵌合するか、またはそうでなければ結合する軽量(例えば、軽量プラスチック)カバーである。
いくつかの実施形態では、ウェイト11082は、0.1から50gの間で変化してよい。例えば、複数のウェイト11082を有する実施形態では、1つまたは複数のウェイト11082は、0から10gの間、10から20gの間、20から30gの間、30から40gの間、40から50gの間で変化してよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイト11082は、0から10gの間で変化してよく、第2のウェイト11082は、10から20gの間で変化してよく、第3のウェイト11082は、20から30gの間で変化してよい。他の実施形態では、第1のウェイト11082は、1から5gの間で変化してよく、第2および第3のウェイト11082は、5から30gの間で変化してよい。他の実施形態では、第1のウェイト11082は、40から50gの間で変化してよく、第2のウェイト11082は、30から40gの間で変化してよく、第3のウェイトは、20から30gの間で変化してよい。他の実施形態では、第1および第2のウェイト11082は、1から10gの間で変化してよく、第3のウェイト11082は、5から25gの間で変化してよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイト11082は、8.5グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト11082は、それぞれ1.5グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイト11082は、12グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト11082は、それぞれ1.5グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイト11082は、8.5グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト11082は、それぞれ0.75グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイトは、10から20g、10から25g、または15から25gの質量を有してよく、残りのウェイト(例えば、第2、第3、第4、第5のウェイト)は、0.25から2.5g、0.25から5g、0.25から7.5g、または0.25から10gの質量を有してよい。他の実施形態では、第1のウェイトは、10g、11g、12g、13g、14g、15g、16g、17g、18g、19g、20g、21g、22g、23g、24g、25g、26g、27g、28g、29gまたは30gの質量を有してよく、残りのウェイトは、1g、2g、3g、4g、5g、6g、7g、8g、9gまたは10gの質量を有してよい。他の実施形態では、任意の数のウェイトが、同じ質量を有してもよく、または任意の数のウェイトが、0.1から50gの間の様々な質量を有していてもよい。
引き続き図6を参照すると、図示された実施形態では、フィーチャ11070A、B、Cのうちの1つは、ウェイト11082を受け入れてよく、残りのフィーチャ11070A、B、Cは、空であって覆われていないか、ウェイトを有さないか、または別の材料または構造で覆われていてもよい。図7に示すような他の実施形態では、フィーチャ11070A、B、Cの各々は、ウェイト11082を受け入れてよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ11070A、B、Cは、ウェイト11082を受け入れてよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ11070A、B、Cは、クラブヘッド11010の外形を越えて延びておらず、その結果、フィーチャ11070A、B、Cが空のままで覆われていない場合であっても、フィーチャ11070A、B、C、および/または凹部11080は、ゴルファーのスイングに干渉しない、またはゴルファーのスイングを妨害しない。
クラブヘッド11010の所望の重心位置および/または慣性モーメントおよび/またはヒール/トウバイアスを達成するために、ウェイト11082は、フィーチャ11070A、B、Cに戦略的に配置されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、より重いウェイト11082が、トウ端部11018とヒール端部11022との間に位置するフィーチャ11070Bに配置され、より軽いウェイトが、トウ端部11018およびヒール端部11022で、フィーチャ11070Aおよびフィーチャ11070Cに配置される。このウェイト11082の配置により、重心がクラブヘッド11010の後端部11034に向かって移動する一方、重心が中心に保たれる。いくつかの実施形態では、より重いウェイト11082が、ヒール端部11022においてフィーチャ11070Cに配置されてよく、より軽いウェイト11082が、トウ端部11018の近く、およびトウ端部6318とヒール端部6322の間に位置する中央で、フィーチャ6270A、Bに配置されてよい。このウェイト11082の配置により、クラブヘッド11010のヒール端部11022に向かって重心を移動することができる。いくつかの実施形態では、より重いウェイト11082が、トウ(またはトウ端部)11018でフィーチャ11070Aに配置され、より軽いウェイト11082が、ヒール端部11022でフィーチャ6270C、およびトウ端部11018とヒール端部11022の間に位置するフィーチャ11070Bに配置される。このウェイト11082の配置により、クラブヘッド11010のトウ端部11018に向かって重心を移動することができる。多くの実施形態では、フィーチャ11070A、B、Cのうちの1つ以上は、等しい大きさおよび形状であってよく、これにより、1つのウェイトをフィーチャ11070A、B、Cのそれぞれに対して交換可能に使用してもよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ11070A、B、C上は、異なる大きさおよび形状を有してよく、これにより、各フィーチャ11070A、B、Cは、自身に対応するウェイト11082または1組のウェイト11082を有してもよい。さらに、フィーチャ11070 A、B、Cにおけるウェイト11082の位置を調整することにより、インパクト後にボールに与えられるスピンに影響を及ぼすこともできる。
図8を参照すると、いくつかの実施形態では、クラブヘッド11010は、ソール11030に配置された輪郭付けされた凹部11031をさらに備えてよい。輪郭付けされた凹部11031は、複数の離散した取り付け位置を有する凹部11080よりも高い高さ(すなわち、小さい深さ)を備えてよい。輪郭付けされた凹部11031は、凹部11080からゴルフクラブヘッド11010の打撃フェース38に向かって延びる。
ゴルフクラブヘッド11010の調整可能な重み付けシステム11066は、調整可能な重み付けシステムを有さないクラブヘッドと比較して、クラブヘッドの慣性モーメントの大幅な低減、および低後方のクラブヘッドの重心位置を維持または防止する。ゴルフクラブヘッド11010の調整可能な重み付けシステム11066は、重み付けシステムが低プロファイルであること、および1つまたは複数のウェイトが周縁に位置にしていることに起因して、クラブヘッドの高い慣性モーメント、および低後方のクラブヘッドCG位置を維持する。調整可能な重み付けシステム11066を有するクラブヘッド11010は、上述のクラブヘッド100と同様のまたは同一のパラメータおよび測定値を有してよい。
図9および図10は、上述のクラブヘッド100と同様のクラブヘッド12010を示す。クラブヘッド本体12014を有するクラブヘッド12010は、様々な状況下で所望の性能特性(例えば、寛容性、スピン、軌道)を達成するために、エンドユーザがクラブヘッド12010の重心、および/または慣性モーメント、および/またはヒール/トウバイアスを変更するために調整される調整可能な重み付けシステム12066を含む。クラブヘッド12010は、多くの点でクラブヘッド100および11010と同様であってよく、同様または同一の番号は、同様または同一の要素を指す。調整可能な重み付けシステム12066は、低プロファイルシステムであるため、調整可能な重み付けシステム12066がないクラブヘッドと比較して、クラブヘッド12010のMOIを著しく移動または変化させない。さらに、低プロファイルの調整可能重み付けシステム12066は、クラブヘッド12010のCGの移動が主にヒール端部12022からトウ端部12018の方向に生じることを確実にし、クラブヘッド12010全体のCGを低後方の位置に維持する。クラブヘッド12010の重心位置およびMOIは、上述のクラブヘッド100および11010の重心位置およびMOIと類似または同一であってよい。
図9および図10を参照すると、調整可能な重み付けシステム12066は、クラブヘッド12010のソール12030または後縁部12072に配置されたチャネルまたは凹部12013を備えてよい。凹部12013は、複数の離散した取り付け位置を備えてよい。複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れ可能な突出体、開口、凹部またはポート、ノッチまたはタブまたはカットアウト領域、リブまたは溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取り付け手段を含む様々なフィーチャを備えてよい。図示の実施形態では、調整可能な重み付けシステム12066は、3つの離散した取り付け位置を含む。3つの離散した取り付け位置は、フィーチャ12070A、12070B、および12070Cを備える。フィーチャ12070A、12070B、および12070Cは、上述のフィーチャのいずれを備えてもよい。取り付け位置および対応するフィーチャ12070A、12070B、12070Cは、1つまたは複数のウェイト12082を受けるように構成される。
いくつかの実施形態では、凹部12080は、溝、チャネル、および/または凹状トラックを画定し、この溝、チャネル、および/または凹状トラックは、スカート(または後縁部)12072またはリア周縁部10136内およびそれに沿って延び、トウ(またはトウ端部)12018からヒール(またはヒール端部)12020までほぼ弓形状で延びる。チャネル12013は、第1の表面12073(図9)と、第1の表面12073の反対側に配置された第2の表面12074(図9および図10)と、第1の表面12073と第2の表面12074との間に垂直に延びる第3の表面12075(図9および図10)とによって画定される。多くの実施形態では、第1の表面12073は、チャネル12013の上壁を備え、第2の表面12074は、チャネル12013の下壁を備え、第3の表面12075は、チャネル12013の基部または底壁を備える。いくつかの実施形態では、第1の表面12073は、第2の表面12074に平行に、かつ第3の表面12075に垂直に延びる。さらに、いくつかの実施形態では、凹部12080の第1および第2の表面12073、12074は、クラブヘッド12010のロフト平面に略垂直な方向に延び、凹部12080の第3の表面12075は、クラブヘッド12010のロフト平面に略平行な方向に延びる。チャネル12013は、第1の表面12073、第2の表面12074、および第3の表面12075と直接交差する追加の端面12079によって、部分的にさらに画定される。端面12079は、追加的なサポートを提供してよく、および/またはウェイト12082が当接することができる当接領域または縁部を提供してよい。いくつかの実施形態では、端面12079によって、ウェイト12082がクラブヘッドの外面12090と面一に見えてもよい。面一表面は、スイング中の空気流の特性を改善し、クラブヘッド12010の空気力学を改善することができる。
チャネル12013は、第3の表面12075に垂直な方向において第3の表面12075からソール12030まで測定される深さを含む。図示された実施形態では、チャネル12013は、様々な深さを有してよく、ある領域において他の領域よりも深い(例えば、連続的または断続的に変化する深さを有してよい)。他の実施形態では、チャネル12013の深さは、トウ端部12018からヒール端部12022までの長さに沿って、増加する、減少する、および/または一定である深さを有してよい。したがって、ウェイト12082が、チャネル12013のある領域においてクラブヘッド12010に結合されると、ウェイト12082は、チャネル12013において面一に嵌合し、および/または第1および/または第2の表面12073、12074によって隠される場合がある。ウェイト12082が、チャネル12013の別の領域でクラブヘッド12010に結合されると、ウェイト12082の一部は、第1および/または第2の表面12073、12074を超えて突出する場合がある。他の実施形態では、ウェイト12082は、任意の位置において、チャネル12013内に奥まっていてよく、チャネル12013内で面一に位置してよく、またはチャネル12013を越えて突出してよい。
図9に示すように、チャネル12013は、クラブヘッド12010のトウ端部12018にある第1の領域12077と、クラブヘッド12010のヒール端部12022にある第2の領域12076と、リア(または後端部)12034に沿って、ヒール(またはヒール端部)12022とトウ(またはトウ端部)12018との間に配置された第3の領域12078とを備えてよい。いくつかの実施形態では、第1の領域12077、第2の領域12076、および第3の領域12078は、後縁部12072の輪郭に平行であってよい。他の実施形態では、第1、第2、および/または第3の領域12077、12076、および/または12078のいずれかが、後縁部12072の輪郭に対して平行および/または傾斜していてよい。図9に示す一例では、第1の領域12077および第2の領域12076は、第3の領域12078に向かって、後縁部12072に対して上向きに傾斜してよく、第3の領域は、後縁部12072の輪郭と平行である。この実施形態では、第1の領域12077、第3の領域12078、第2の領域12076との間の推移は、滑らかであり、きついエッジを有さない。
いくつかの実施形態では、チャネル12013の第1の領域12077(同様に第2の領域12076)は、浅い深さを有してよく、その結果、ウェイト12082が第1の領域12077に結合されると、ウェイト12082の一部が第1の表面12073および第2の表面12074を越えて突出する。しかしながら、端面12079のおかげで、ウェイト12082は、クラブヘッド12010のソール12030の残りの部分、トウ端部12018、またはヒール端部12022と面一に見える場合がある。対照的に、第3の領域12078は、より大きな深さを有してよく、その結果、ウェイト12082が第3の領域12078に結合されると、ウェイト12082が第1の表面12073および第2の表面12074によって(例えば、図2のy軸58に沿って見たとき)隠される。他の実施形態では、第1、第2、および第3の領域12077、12076、および12078の深さは、同じ深さであってよい。さらに、第1および第3の領域12077、1278間の推移領域と、第2および第3の領域12076、12078間の推移領域は、第1、第2、および第3の領域12077、12076、12078の深さよりも浅くてよい。他の実施形態では、チャネル12013は、図示されたものとは異なる数および位置の領域を含んでよい。例えば、いくつかの実施形態では、チャネル12013は、ウェイト12082が結合されると、ウェイト12082が隠れてしまう2つ以上の領域を含んでよい。いくつかの実施形態では、チャネル12013は、ウェイト12082が結合されると、ウェイト12082が隠れてしまう1つまたは複数の領域を、ヒール端部12022および/またはトウ端部12018に、含んでよい。いくつかの実施形態では、チャネル12013は、ウェイト12082が結合されると、ウェイト12082の一部が第1の表面12073および/または第2の表面12074を超えて突出する1つまたは複数の領域を、リア(または後端部)12034に含む。
多くの実施形態では、チャネル12013は、浅い深さを有し、調整可能な重み付けシステム12066が低プロファイルであることを保証する。例えば、いくつかの実施形態では、チャネル12013は、0.25インチの最大深さを有する。他の実施形態では、チャネル12013は、1.5インチ、1.25インチ、1.0インチ、0.9インチ、0.8インチ、0.7インチ、0.6インチ、0.5インチ、0.4インチ、0.3インチ、0.2インチ、または0.1インチの最大深さを有してよい。他の実施形態では、チャネル12013の深さは、0.05から0.25インチの範囲、0.1から0.4インチの範囲、0.1から0.6インチの範囲、0.1から0.8インチの範囲、0.2から0.4インチの範囲、0.2から0.6インチの範囲、0.2から0.8インチの範囲、0.3から0.7インチの範囲、0.3から0.9インチの範囲、0.4から0.8インチの範囲、0.4から1.2インチの範囲、0.5から1.0インチの範囲、0.5から1.5インチの範囲、または1.0から1.5インチの範囲内で変化してよい。さらに、チャネル12013は、第1の表面12073と第2の表面12074との間の距離として測定される幅を含む。図示の実施形態では、チャネル12013は、一定の幅を含む。他の実施形態では、チャネル12013は、増加する、減少する、および/または一定である幅を有してよい。多くの実施形態では、幅は、2.0インチ未満であってよい。例えば、いくつかの実施形態では、幅は、2.0インチ未満、1.75インチ未満、1.5インチ未満、1.25インチ、1.0インチ未満、0.9インチ未満、0.8インチ未満、0.7インチ未満、0.6インチ未満、0.5インチ未満、0.4インチ未満、0.3インチ未満、または0.2インチ未満であってよい。他の実施形態では、幅は、0.1から2.0インチ、0.1から0.5インチ、0.3から0.7インチ、0.5から0.9インチ、0.7から1.1インチ、0.9から1.3インチ、1.1から1.5インチ、1.3から1.7インチ、または1.5から2.0インチの間で変化してよい。
再び図9および10を参照すると、チャネル12013は、ウェイト12082をクラブヘッド12010に固定するための1つまたは複数の離散した取り付け位置を画定する1つまたは複数のフィーチャ12070A、B、Cを含んでよい。1つまたは複数の離散した取り付け位置を有するクラブヘッド12010は、他の調整可能な重み付けシステムとは異なり、ウェイトを、クラブヘッド上の任意の位置、または無限の位置、または限定されない数の位置で結合することができる。図示の実施形態では、調整可能な重み付けシステム12066は、3つのフィーチャ12070A、B、Cを備えてよい。いくつかの実施形態では、フィーチャ12070A、B、Cは、締結具を受け入れ可能な突出体、開口、凹部、ポート、ノッチ、タブ、切り欠き領域、リブ、溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取り付け手段のうちの1つであってよい。他の実施形態では、チャネル12013は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または10個のフィーチャ12070を備えてよい。図9に示されるように、チャネル12013の第3面12075は、3つの離散した取り付け位置フィーチャ12070A、B、Cを備えてよい。フィーチャ12070A、B、Cは、上記のいずれのフィーチャであってよい。他の実施形態では、フィーチャ12070A、B、Cは、チャネル12013の第1、第2、および/または第3の表面12073、12074、12075に配置されてよい。
この例の目的のために、図示の実施形態では、フィーチャ12070A、B、Cは、ねじを受け入れるように構成される開口であってよい。ねじは、クラブヘッド12010の密度以下の密度を有する材料から構成されてよい。図示されるように、フィーチャ12070A、B、Cは、第3の表面12075に沿ってチャネル12013内に配置されるため、1つまたは複数のウェイト12082がチャネル12013に沿ってクラブヘッド12010に解放可能にまたは取り外し可能に結合されてもよい。より具体的には、第1のフィーチャ12070Aは、トウ端部12018付近のチャネル12013の第1の領域12077に沿って配置され、第2のフィーチャ12070Cは、ヒール端部12022付近のチャネル12013の第2の領域12076に沿って配置され、第3のフィーチャ12070Bは、トウ端部12018とヒール端部12022との間のチャネル12013の第3の領域12078に沿って配置される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ12070A、B、Cは、第1の壁12083、第2の壁12084、および/または凹部11080の凹面12081に配置されてよい。
引き続き図9および図10を参照すると、ウェイト12082は、チャネル12013の形状に対応する概ね細長い楕円形状を有してよい。他の実施形態では、ウェイト12082は、円形、楕円形、長方形、三角形、台形、多角形、またはチャネル12013内に嵌合するように構成された任意の他の適切な形状を有してよい。図9に示す実施形態では、調整可能な重み付けシステム12066は、任意の構成でフィーチャ12070A、B、Cに取り外し可能に結合することができる3つのウェイト12082を備える。この実施形態では、ウェイト12082の数は、フィーチャ12070A、B、Cの数に対応する。図10に図示の実施形態では、調節可能な重み付けシステム12066は、フィーチャ12070A、B、Cのいずれかに取り外し可能に結合することができる1つのウェイト12082を備える。他の実施形態では、調節可能な重み付けシステム12066は、フィーチャ12070A、B、Cの数よりも多いまたは少ない数のウェイト12082を備えてよい。例えば、調節可能な重み付けシステム12066は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または10個のウェイト12082を備えてよい。
図示の実施形態では、ウェイト12082は、ウェイト12082を完全に貫通して延びる開口を備え、この開口は、ねじ付き締結具またはねじ(図示せず)を受け入れるような大きさおよび構成を有する。ねじは、ウェイト12082を通って対応するフィーチャ12070A、B、Cにねじ込まれ、ウェイト12082をチャネル12013に固定することができる。いくつかの実施形態では、ウェイト12082は、ねじの上部を受け入れるための凹部または差込部を備えてよく、したがって、ねじは、ウェイト12082の外側部と面一に位置することができる。他の実施形態では、ウェイト12082は、ウェイト12082を完全には貫通しないブラインド開口を備えてもよい。他の実施形態では、ウェイト12082は、開口を有していなくてもよい。他の実施形態では、ウェイト12082は、摩擦嵌め、スナップ嵌め機構、止めねじ、または任意の他の適切な構造によってフィーチャ12070A、B、Cに結合するように構成されてよい。
再び図9を参照すると、図示された実施形態では、フィーチャ12070A、B、Cの各々は、ウェイト12082を受け入れることができる。他の実施形態では、フィーチャ12070A、B、Cのうちの1つ以上は、ウェイト12082を受け入れることができる一方、残りのフィーチャ12070A、B、Cは、空であって覆われていないか、ウェイトを有していないか、または別の材料または構造で覆われている。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ12070A、B、Cは、ウェイト12082を受け入れる。いくつかの実施形態では、フィーチャ12070A、B、Cのうちの1つまたは複数は、クラブヘッド12010の外形を越えて延びていないので、フィーチャ12070A、B、Cが空のままで覆われていない場合であっても、フィーチャ12070A、B、Cおよび/またはチャネル12013は、ゴルファーのスイングと干渉しない、またはスイングを妨害しない。
図示の実施形態では、ウェイト12082の各々は、同じ形状および大きさを有するように図示されている。他の実施形態では、ウェイト12082は、形状および大きさが異なってよく、その結果、ウェイト12082は、異なる質量を有する。さらに、いくつかの実施形態では、ウェイト12082は、異なる材料を備えてよく、その結果、質量が異なる。例えば、ある1つのウェイト12082は、タングステンなどの高密度材料を備えてよく、残りのウェイト12082は、ポリウレタンまたは別のプラスチックなどのより低密度の材料を備えてよい。他の実施形態では、ウェイト12082は、同じまたは異なる材料を備え、異なる大きさまたは体積を備えていてよく、その結果、質量が異なってもよい。例えば、1個のウェイト12082は、残りのウェイト12082よりも大きな体積を備えてよい。いくつかの実施形態では、ウェイト12082の各々は、互いに体積が異なってよく、その結果、質量が異なる。いくつかの実施形態では、ウェイト12082は、体積および材料の両方が互いに異なってよい。いくつかの実施形態では、12082を付された構造のうちの1つは、ウェイトではなく、むしろ、1つまたは複数のフィーチャ12070A、B、Cにスナップ嵌合するか、またはそうでなければ結合する軽重量の(例えば、軽量プラスチック)カバーである。
いくつかの実施形態では、ウェイト12082は、0.1から50gの間で変化してよい。例えば、複数のウェイト12082を有する実施形態では、ウェイト12082のうちの1つまたは複数は、0から10gの間、10から20gの間、20から30gの間、30から40gの間、40から50gの間で変化してよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイト12082は、0から10gの間で変化してよく、第2のウェイト12082は、10から20gの間で変化してよく、第3のウェイト12082は、20から30gの間で変化してよく、第4のウェイト12082は、30から40gの間で変化してよく、第5のウェイト12082は、40から50gの間で変化してよい。他の実施形態では、第1のウェイト12082は、1から5gの間で変化してよく、第2および第3のウェイト12082は、5から30gの間で変化してよい。他の実施形態では、第1および第2のウェイト12082は、1から10gの間で変化してよく、第3および第4のウェイト12082は、5から25gの間で変化してよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイト12082は、8.5グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト12082は、それぞれ1.5グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイト12082は、12グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト12082は、それぞれ1.5グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイト12082は、8.5グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト12082は、それぞれ0.75グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイトは、10から20g、10から25g、または15から25gの質量を有してよく、残りのウェイト(例えば、第2、第3、第4、第5のウェイト)は、0.25から2.5g、0.25から5g、0.25から7.5g、または0.25から10gの質量を有してよい。他の実施形態では、第1のウェイトは、10g、11g、12g、13g、14g、15g、16g、17g、18g、19g、20g、21g、22g、23g、24g、25g、26g、27g、28g、29gまたは30gの質量を有してよく、残りのウェイトは、1g、2g、3g、4g、5g、6g、7g、8g、9gまたは10gの質量を有してよい。他の実施形態では、任意の数のウェイトは、同じ質量を有してよい、または0.1から50gの間の様々な質量を有してよい。
クラブヘッド12010の所望の重心位置および/または慣性モーメントおよび/またはヒール/トウバイアスを達成するために、ウェイト12082は、フィーチャ12070A、B、Cに戦略的に配置されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、より重いウェイト12082が、トウ(またはトウ端部)12018とヒール(またはヒール端部)12022との間に位置するフィーチャ12070Bに配置される一方、より軽いウェイトが、トウ(またはトウ端部)12018およびヒール(またはヒール端部)12022付近のフィーチャ12070A、Cに配置される、またはウェイトは、フィーチャ12070A、Cに配置されない。このウェイト12082の配置は、クラブヘッド12010の後端部12034に向かって重心を移動しつつ、重心を中心に保つことができる。いくつかの実施形態では、より重いウェイト12082が、ヒール(またはヒール端部)12022付近のフィーチャ12070Cに配置される一方、より軽いウェイト12082が、トウ(またはトウ端部)12018付近のフィーチャ12070A、およびトウ(またはトウ端端)12018とヒール(またはヒール端部)12022との間に位置するフィーチャ12070Bに配置さる、またはウェイトは、フィーチャ12070A、Bに配置されない。このウェイト12082の配置は、クラブヘッド12010のヒール端部12022に向かって重心を移動させることができる。いくつかの実施形態では、より重いウェイト12082が、トウ(またはトウ端部)12018付近のフィーチャ12070Aに配置される一方、より軽いウェイト12082が、ヒール(またはヒール端部)12022付近のフィーチャ12070C、およびトウ(またはトウ端部)12018とヒール(またはヒール端部)12022との間に位置するフィーチャ12070Bに配置される、またはウェイトは、フィーチャ12070C、Bに配置されない。このウェイト12082の配置は、クラブヘッド12010のトウ端部12018に向かって重心を移動させることができる。多くの実施形態では、フィーチャ12070A、B、Cの1つ以上は、同一の大きさおよび形状を有してよく、ウェイトは、フィーチャ12070A、B、Cのそれぞれにおいて交換可能に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ12070A、B、Cは、異なる大きさおよび形状を有してよく、そのため、フィーチャ12070A、B、Cのそれぞれは、自身に対応するウェイト12082またはウェイト12082のセットを有する。
ゴルフクラブヘッド12010の調整可能な重み付けシステム12066は、調整可能な重み付けシステムを有さないクラブヘッドと比較して、クラブヘッドの慣性モーメントの大幅な減少および低後方のクラブヘッドの重心の位置を維持または防止する。ゴルフクラブヘッド12010の調整可能な重み付けシステム12066は、重み付けシステムが低プロファイルであること、および1つまたは複数のウェイトが周縁に配置されることにより、クラブヘッドの高い慣性モーメント、および低後方のクラブヘッドのCG位置を維持する。調整可能な重み付けシステム12066を有するクラブヘッド12010は、上述のクラブヘッド100と同様のまたは同一のパラメータおよび計測値を有してよい。
図15および16は、クラブヘッド本体6814を有するクラブヘッド6810を示す。クラブヘッド本体6814は、様々な状況下で所望の性能特性(例えば、寛容性、スピン、軌道)を達成するために、エンドユーザがクラブヘッド6810の重心および/または慣性モーメントおよび/またはヒール/バックバイアスを変更するために調整される調整可能な重み付けシステム6866を含む。クラブヘッド6810は、多くの点で、クラブヘッド100、11010、および12010と同様であってよく、類似または同一の要素を類似または同一の番号で示す。調整可能な重み付けシステム6866は、低プロファイルシステムであるため、調整可能な重み付けシステム6866がないクラブヘッドと比較して、クラブヘッド6810の慣性モーメントを著しく移動または変化させない。さらに、低プロファイルの調整可能重み付けシステム6866は、クラブヘッド6810のCGの移動が、後端部6834において主に下向きに生じ、ヒール端部6822の方向へわずかに移動することを確実にする。それによって、クラブヘッド6810全体のCGを低後方の位置に維持することができる。クラブヘッド6810の重心位置およびMOIは、上述のクラブヘッド100の重心位置およびMOIと類似または同一であってよい。
図15および図16を参照すると、調整可能な重み付けシステム6866は、凹部6880を備えてよい。凹部6880は、複数の離散した取り付け位置を含むように構成された凹面6881を備える。複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れ可能な突出体、開口、凹部またはポート、ノッチまたはタブまたはカットアウト領域、リブまたは溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取り付け手段を含む様々なフィーチャを備えてよい。図示の実施形態では、調整可能な重み付けシステム6866は、3つの離散した取り付け位置を備える凹面6881を含む。3つの異なる取り付け位置は、それぞれフィーチャ6870A、B、Cを含んでよい。フィーチャ6870A、B、Cは、上述のフィーチャのいずれであってもよい。取り付け位置および対応するフィーチャ6870A、B、Cは、1つまたは複数のウェイト6882を受け入れるように構成される。
再び図15および16を参照すると、凹部6880は、クラブヘッド6810のソールまたはボトムに沿って延びる溝、チャネル、および/または凹状トラックを画定する。凹部6880は、後端部6834(標準位置)からソール中心6832(低スピン位置)まで延び、そこからヒール端部6822(スライスに有効である直線飛行位置)まで、V字形状で延びる。このV字形状は、ゴルフクラブ本体6814のトウ端部6818よりもヒール端部6822の近くに位置する。凹部6880は、凹面6881がソール6830に彫り込まれるまたは嵌め込まれることによって、画定される。凹部6880は、凹部6880の全長にわたって延びる外壁(または第1の壁)6883と、凹部6880の全長にわたって延びる内壁(または第2の壁)6884と、をさらに含む。図示の実施形態では、第1の壁6883および第2の壁6884は、凹面6881および/またはソール6830に対して略垂直に延びる。他の実施形態では、第1の壁6883および第2の壁6884は、凹面6881および/またはソール6830の間を傾斜して延びてもよい。
図15および図16に示すように、凹部6880は、クラブヘッド6810の後端部6834およびリア周縁10136(標準位置)付近にある第1の領域6877と、クラブヘッド6810のソール中心6832(低スピン位置)付近にある第2の領域6876と、ヒール端部6822およびリア周縁10136(スライスに有効な直線飛行位置)付近にある第3の領域6878と、を備える。しかしながら、これらの領域は、取り付け手段の存在がない限り、区分けされておらず、概して区別することができない。ウェイト6882が凹部6880のある領域でクラブヘッド6810に結合されると、ウェイト6882は、ソール6830と面一となる場合がある。ウェイト6882が凹部6880の別の領域でクラブヘッド6810に結合されると、ウェイト6882の一部がソール6830から外に突出したり、ウェイト6882の一部がソール6830から内側に沈んだり、または凹んだり、またはウェイト6882の一部がソール6830と面一になる場合がある。
凹部6880は、凹面6881に垂直な方向における凹面6881からソール6830までの距離として測定される深さを含む。図示の実施形態では、凹部6880は、一定の深さを有する。他の実施形態では、凹部6880は、後端部6834からソール中心6832までの長さに沿って、および/またはソール中心6832からヒール端部6822までの長さに沿って、増加する、減少する、変化する、および/または一定である深さを有してよい。
多くの実施形態では、凹部6880は浅い深さを有し、これにより調整可能な重み付けシステム6866が低プロファイルであることを保証する。凹部6880は、第1の領域6877と第2の領域6876との間、および/または第2の領域6876と第3の領域6878との間において、増加する、減少する、変化する、および/または一定である深さを有してよい。例えば、いくつかの実施形態では、凹部6880は、0.50インチの最大深さを有する。他の実施形態では、凹部6880は、1.5インチ、1.25インチ、1.0インチ、0.9インチ、0.8インチ、0.7インチ、0.6インチ、0.5インチ、0.4インチ、0.3インチ、0.2インチ、または0.1インチの最大深さを有してよい。他の実施形態では、凹部6880の深さは、0.05から0.25インチの範囲、0.1から0.4インチの範囲、0.1から0.6インチの範囲、0.1から0.8インチの範囲、0.2から0.4インチの範囲、0.2から0.6インチの範囲、0.2から0.8インチの範囲、0.3から0.7インチの範囲、0.3から0.9インチの範囲、0.4から0.8インチの範囲、0.4から1.2インチの範囲、0.5から1.0インチの範囲、0.5から1.5インチの範囲、または1.0から1.5インチの範囲内で変化してよい。
また、凹部6880は、断面形状および断面積を有する。いくつかの実施形態では、チャネル6813の断面形状は、円筒形、円形、長方形、三角形、多角形、または台形を含んでよい。凹部6880は、第1の領域6877と第2の領域6876との間、および/または第2の領域6876と第3の領域6878との間で、異なるおよび/または一定の断面形状を有してよい。凹部6880は、第1の領域6877と第2の領域6876との間、および/または第2の領域6876と第3の領域6878との間で、増加する、減少する、変化する、および/または一定である断面積を有してよい。
さらに、凹部6880は、第1の壁6883と第2の壁6884との間の距離として測定される幅を含む。いくつかの実施形態では、第1の領域6877と第2の領域6876との間の幅は、第2の領域6876と第3の領域6878との間の幅と異なる。いくつかの実施形態では、第1の領域6877と第2の領域6876との間の幅は、第2の領域6876と第3の領域6878との間の幅よりも大きい。他の実施形態では、第1の領域6877と第2の領域6876との間の幅は、第2の領域6876と第3の領域6878との間の幅よりも小さい。他の実施形態では、凹部6880は、第1の領域6877と第2の領域6876との間、および/または第2の領域6876と第3の領域6878との間で、増加する、減少する、変化する、および/または一定である幅を有してよい。多くの実施形態では、幅は、2.0インチ未満であってよい。例えば、いくつかの実施形態では、幅は、2.0インチ未満、1.75インチ未満、1.5インチ未満、1.25インチ未満、1.0インチ未満、0.9インチ未満、0.8インチ未満、0.7インチ未満、0.6インチ未満、0.5インチ未満、0.4インチ未満、0.3インチ未満、または0.2インチ未満であってよい。他の実施形態では、幅は、0.1から0.5インチの範囲、0.3から0.7インチの範囲、0.5から0.9インチの範囲、0.7から1.1インチの範囲、0.9から1.3インチの範囲、1.1から1.5インチの範囲、1.3から1.7インチの範囲、または1.5から2.0インチの間で変化してよい。
再び図15および16を参照すると、凹部6880は、ウェイト6882をクラブヘッド6810に固定するための離散した取り付け位置を画定する1つまたは複数のフィーチャ6870A、B、Cを含んでよい。1つまたは複数の離散した取り付け位置を有するクラブヘッド6810は、他の調整可能な重み付けシステムとは異なり、ウェイトを、クラブヘッド上の任意の位置、または無限の位置、または限定されない数の位置に連結させることができる。図15および図16を参照すると、図示の実施形態では、凹部6880は、3つのフィーチャ6870A、B、Cを含む。フィーチャ6870A、B、Cは、ねじ付き締結具またはねじ締結具6885を受け入れるように構成された開口として示されている。ねじ締結具6885の重量は、フィーチャ6870A、B、Cを形成するために除去された重量以下であってよい。さらに、ねじ締結具6885は、クラブヘッド本体の材料の密度以下の密度を有する材料を含んでよい。ねじ締結具6885は、フィーチャ6870A、B、Cにウェイト6882を取り付けるように構成される。他の実施形態では、フィーチャ6870A、B、Cは、締結具を受け入れ可能な突出体、開口、凹部、ポート、ノッチ、タブ、切り欠き領域、リブ、溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取り付け手段であってよい。図示の実施形態では、調整可能な重み付けシステム6866は、3つのフィーチャ6870A、B、Cを含む。他の実施形態では、凹部6880は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つまたは10個のフィーチャ6870を含む任意の数のフィーチャを備えてよい。
図示されるように、フィーチャ6870A、B、Cは、凹面6881に沿って凹部6880内に配置されているため、1つまたは複数のウェイト6882は、凹部6880に沿ってクラブヘッド6810に解放可能にまたは取り外し可能に結合されてよい。より具体的には、第1のフィーチャ6870Aは、後端部6834付近の凹部6880の第1の領域6877に配置され、第2のフィーチャ6870Bは、ソール中心6832付近の凹部6876の第2の領域6876に配置され、第3のフィーチャ6870Cは、ヒール端部6822付近の凹部6880の第3の領域6878に配置される。他の実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ6870A、B、Cのは、凹部6880の第1の壁6883、第2の壁6884、および/または凹面6881に配置されてよい。
引き続き図15および図16を参照すると、ウェイト6882は、略長方形の形状を有する。他の実施形態では、ウェイト6882は、円形、楕円形、三角形、台形、多角形、または凹部6880内に嵌合するように構成された任意の他の適切な形状を有してよい。図示の実施形態では、調整可能な重み付けシステム6866は、1つのウェイト6882を備える。ウェイト6882は、0.1から50gの間で変化してよい。いくつかの実施形態では、ウェイト6882は、0.1から0.5g、0.5から1g、1から5g、5から10g、10から20g、20から30g、30から40g、40から50gの間で変化してよい。例えば、ウェイト6882は、0.1g、0.5g、1g、2g、3g、4g、5g、6g、7g、8g、9g、10g、20g、30g、40g、または50gであってよい。他の実施形態では、調整可能な重み付けシステム6866は、フィーチャ6870A、B、Cの数に対応する3つのウェイト6882を備えてよい。他の実施形態では、調整可能な重み付けシステム6866は、フィーチャ6870A、B、Cの数よりも多いまたは少ない数のウェイト6882を備えてもよい。例えば、調整可能な重み付けシステム6866は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または10個のウェイト6882を備えてよい。
図示の実施形態では、ウェイト6882は、ウェイト6882を完全に貫通して延びる開口を備え、この開口は、ねじ付き締結具またはねじ締結具6885を受け入れるような大きさおよび構成になっている。ねじ締結具6885は、ウェイト6882を通って対応するフィーチャ6870A、B、Cにねじ込まれ、これによって、ウェイト6882を凹部6880に固定することができる。いくつかの実施形態では、ウェイト6882は、ねじ締結具6885の上部を受け入れるための凹部または差込部を備えてよく、これにより、ねじ締結具6885は、ウェイト6882の外側部と面一に位置することができる。他の実施形態では、ウェイト6882は、摩擦嵌め、スナップ嵌め機構、止めねじ、または任意の他の適切な構造によってフィーチャ6870A、B、Cに結合するように構成されてよい。
調整可能な重み付けシステム6866が2つ以上のウェイト6882を備える実施形態では、ウェイト6882の各々は、同じ形状および大きさを有してよい。他の実施形態では、ウェイト6882は、異なる形状および大きさを有してよく、その結果、ウェイト6882は、異なる質量を有する。さらに、いくつかの実施形態では、ウェイト6882は、異なる材料から作製されており、その結果、質量が異なる。例えば、1つのウェイト6882は、タングステンなどの高密度材料から作製されてもよく、残りのウェイト6882は、ポリウレタンまたは別のプラスチックなどのより低密度の材料から作製されてもよい。他の実施形態では、ウェイト6882は、同じまたは異なる材料を備え、異なる大きさまたは体積を有してよく、その結果、質量が異なる。例えば、1つのウェイト6882は、残りのウェイト6882よりも大きな体積を有してよい。いくつかの実施形態では、ウェイト6882の各々は、互いに異なる体積を有してよく、その結果、質量が異なってよい。いくつかの実施形態では、ウェイト6882は、体積および材料の両方が互いに異なってもよい。いくつかの実施形態では、6882を付された構造のうちの1つは、ウェイトではなく、むしろ、フィーチャ6870A、B、Cのうちの1つにスナップ嵌合するか、そうでなければ結合する軽量(例えば、軽量プラスチック)カバーである。
いくつかの実施形態では、ウェイト6882は、0.1から50gの間で変化してもよい。例えば、複数のウェイト6882を有する実施形態では、ウェイト6882のうちの1つまたは複数は、0から10gの間、10から20gの間、20から30gの間、30から40gの間、40から50gの間で変化してもよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイト6882は、0から10gの間で変化してもよく、第2のウェイト6882は、10から20gの間で変化してもよく、第3のウェイト6882は、20から30gの間で変化してもよい。他の実施形態では、第1のウェイト6882は、1から5gの間で変化してもよく、第2および第3のウェイト6882は、5から30gの間で変化してもよい。他の実施形態では、第1および第2のウェイト6882は、1から10gの間で変化してもよく、第3および第4のウェイト6882は、5から25gの間で変化してもよい。いくつかの実施形態では、第1のウェイト6882は、8.5グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト6882はそれぞれ、1.5グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイト6882は、12グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト6882はそれぞれ、1.5グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイト6882は、8.5グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト6882はそれぞれ、0.75グラムの質量を有する。他の実施形態では、第1のウェイトは、10から20g、10から25g、または15から25gの質量を有してよく、残りのウェイト(例えば、第2および第3のウェイト)は、0.25から2.5g、0.25から5g、0.25から7.5g、0.25から10gの質量を有してよい。他の実施形態では、第1のウェイトは、10g、11g、12g、13g、14g、15g、16g、17g、18g、19g、20g、21g、22g、23g、24g、25g、26g、27g、28g、29gまたは30gの質量を有してよく、残りのウェイトは、1g、2g、3g、4g、5g、6g、7g、8g、9gまたは10gの質量を有してよい。他の実施形態では、任意の数のウェイトが、同じ質量を有してもよい、または0.1から50gの間の様々な質量を有していてもよい。
引き続き図15および図16を参照すると、図示された実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ6870A、B、Cは、ウェイト6882を受け入れる一方、残りのフィーチャ6870A、B、Cは、空で覆われていないか、ウェイトを有さないか、または別の材料または構造で覆われている。他の実施形態では、フィーチャ6870A、B、Cの各々は、ウェイト6882を受け入れる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ6870A、B、Cは、ウェイト6882を受け入れてよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ6870A、B、Cは、クラブヘッド6810の外形を越えて延びておらず、したがって、フィーチャ6870A、B、Cが空のままで覆われていない場合であっても、フィーチャ6870A、B、Cおよび/または凹部6880がゴルファーのスイングと干渉しない、またはスイングを妨害しない。
クラブヘッド6810の所望の重心位置および/または慣性モーメントおよび/またはヒール/バックバイアスを達成するために、ウェイト6882は、フィーチャ6870A、B、Cに戦略的に配置されてよい。例えば、いくつかの実施形態では、より重いウェイト6882が、後端部6834付近に位置するフィーチャ6870Aに配置される一方、より軽いウェイトが、ソール中心6832およびヒール端部6822付近のフィーチャ6870B、Cに配置される。このウェイト6882の配置により、クラブヘッド6810の後端部6834に向かって重心を移動させることができる。
いくつかの実施形態では、より重いウェイト6882が、ヒール端部6822付近のフィーチャ6870Cに配置される一方、より軽いウェイト6882が、後端部6834付近のフィーチャ6270Aおよびソール中心6832付近に位置するフィーチャ6870Bに配置される。このウェイト6882の配置により、クラブヘッド6810のヒール端部6822に向かって重心を移動させることができる。
いくつかの実施形態では、より重いウェイト6882が、ソール中心6832に位置するフィーチャ6870Bに配置される一方、より軽いウェイト6882が、後端部6834付近のフィーチャ6870A、およびヒール端部6822付近のフィーチャ6870Cに配置される。このウェイト6882の配置により、クラブヘッド6810の中心に重心を位置付けることができる。
多くの実施形態において、フィーチャ6870A、B、Cのうちの1つ以上は、同一の大きさおよび形状であり、したがって、ウェイトは、フィーチャ6870A、B、Cの各々に対して交換可能に使用されてよい。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のフィーチャ6870A、B、Cは、異なる大きさおよび形状を有してよく、したがって、フィーチャ6870A、B、Cの各々は、自身に対応するウェイト6882、または一組のウェイト6882を有する。さらに、フィーチャ6870A、B、Cにおけるウェイト6882の位置調整により、インパクト後にボールに与えられるスピンに影響を及ぼすこともできる。
ゴルフクラブヘッド6810の調整可能な重み付けシステム6866は、調整可能な重み付けシステムを有さないクラブヘッドと比較して、クラブヘッドの慣性モーメントの著しい減少、および、低後方のクラブヘッドの重心位置を維持または防止する。ゴルフクラブヘッド6810の調整可能な重み付けシステム6866は、重み付けシステムが低プロファイルであること、および1つまたは複数のウェイトが周縁位置にあることに起因して、クラブヘッドの高い慣性モーメント、および低後方のクラブヘッドのCG位置を維持する。
図11および12は、上述のゴルフクラブヘッド100と同様のクラブヘッド13010を示し、同様または同一の番号により、同様または同一の要素を示す。クラブヘッド本体13014を有するクラブヘッド13010は、ケーブル13069と、テンショナ13067と、を備える調整可能な重み付けシステム13066を含み、テンショナ13067は、様々な状況下で、所望の性能特性(例えば、寛容性、スピン、軌道)を達成するために、エンドユーザがクラブヘッド13010の重心および/または慣性モーメントおよび/またはヒール/トウバイアスを変更するために調整可能である。調整可能な重み付けシステム13066は、低プロファイルシステムであるため、調整可能な重み付けシステム13066を含まないクラブヘッドと比較して、クラブヘッド13010のMOIを著しく移動または変化させない。さらに、低プロファイルの調整可能な重み付けシステム13066は、クラブヘッド13010のCGの移動が、主にヒール端部13022からトウ端部13018の方向に生じることを確実にし、クラブヘッド13010全体のCGを低後方の位置に維持することができる。クラブヘッド13010の重心位置およびMOIは、上述のクラブヘッド100の重心位置およびMOIと類似または同一であってよい。
調整可能な重み付けシステム13066は、クラブヘッド13010のソール13030に配置される。図11および図12に示すように、ソール13030は、凹面13081を有する凹部13080を備える。凹部13080は、略長方形状であってよく、トウ端部13018およびリア周縁10136の付近からヒール端部13022およびリア周縁10136の付近まで延びるリア13023付近に配置されてよい。図示の実施形態では、凹部13080は、打撃フェース38に略平行に延びる。他の実施形態では、凹部13080は、ソール13030の任意の場所に配置され、任意の形状であってよい。凹部13080は、壁13083によって、ソール13030の外面13074から凹んでいる。図示の実施形態では、壁13083は、凹面13081またはソール13030の外面13074に対して垂直である。他の実施形態では、壁13083は、凹面13081またはソール13030の外面13074に対して垂直でない角度で上向きに傾斜、または下向きに傾斜してよい。図11および図12に示す実施形態では、壁13083は、凹部13080の周縁全体に接してよい。他の実施形態では、壁13083は、凹部13080の一部に接してよい。
多くの実施形態では、壁13083は、クラブヘッド13010の打撃フェース38に向かって配置された第1の壁部13089と、第1の壁部13089に対向してクラブヘッド13010のリア端部13023に向かって配置された第2の壁部13090と、クラブヘッド13010のトウ端部13018に向かって配置された第1の端壁13091と、第1の端壁13091に対向してクラブヘッド13010のヒール端部13022に向かって配置された第2の端壁13092と、を含んでよい。概して、凹面13081は、クラブヘッド13010のソール13030に略平行に延びる一方、第1および第2の壁部13083、13084、および第1および第2の端壁13091、13092は、凹面13081および/またはソール13030に略垂直に延びる。他の実施形態では、第1および第2の壁部13083、13084、および/または、第1および第2の端壁13091、13092は、凹面13081とソール13030との間で、垂直でない角度で延びてもよい。
図11および図12に示すような多くの実施形態では、ソール13030は、ソール13030の外面13074からクラブヘッド本体内および凹部13080内へ延びる1つまたは複数の開口13085をさらに備えてよい。いくつかの実施形態では、ソール13030は、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの開口13085を備えてよい。図11および図12に示す実施形態では、ソール13030は、2つの開口13085を備える。図示の実施形態では、開口13085は、凹部13080の両側に配置される。開口13085は、ソールの外面13074に配置され、調整可能な重み付けシステムの凹部13080内へ延びる。図示の実施形態では、開口13085は、凹部13080の第1および第2の端壁13091、13092内へ延びる。開口13085は、調整可能な重み付けシステム13066のテンショナ13067を収容するように構成される。図13に示すように、開口13085は、凹部13080に隣接するねじ端部13086と、ソール13030の外面13074に隣接するヘッドまたは受け端部13087と、を備える。
図示の実施形態では、凹部13080は、複数の離散した取り付け位置をさらに備えてよい。複数の離散した取付け位置は、締結具、ノッチまたはタブまたはカットアウト領域、リブまたは溝、ペグ、フック、磁石、プログラマブル磁石、または任意の他の適切な取付け手段を受け入れ可能な突出体、開口、凹部またはポートを含む様々なフィーチャ13070を備えてよい。フィーチャ13070は、1つまたは複数のウェイト13082をクラブヘッド13010に固定するための離散した取り付け位置を画定する。1つまたは複数の離散した取り付け位置を有するクラブヘッド13010は、他の調整可能な重み付けシステムとは異なり、ウェイトを、クラブヘッド上の任意の位置、または無限の位置、または限定されない数の位置に連結できる。図示の実施形態では、フィーチャ13070は、凹部13080から打撃フェース38に対して略垂直に延びる直線壁状の突起またはリブ13070である。他の実施形態では、フィーチャ13070は、凹部13080から任意の角度で延びる突起であってよく、任意の形状(例えば、円形ペグ、砂時計形ペグ、正方形ペグなど)であってもよい。
図11および図12に示すように、凹部13080は、5つのフィーチャ13070を備えている。具体的には、トウ端部13018付近の第1のフィーチャ13070Aと、ヒール端部13022付近の第2のフィーチャ13070Eと、第1のフィーチャ13070Aと第2のフィーチャ13070Eとの間の第3のフィーチャ13070Cと、第1のフィーチャ13070Aと第3のフィーチャ13070Cとの間の第4のフィーチャ13070Bと、第2のフィーチャ13070Eと第3のフィーチャ13070Cとの間の第5のフィーチャ13070Dと、を備える。他の実施形態では、凹部13080は、任意の数のフィーチャ13070を備えてよい。例えば、凹部13080は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、または8つのフィーチャ13070を備えてもよい。いくつかの実施形態では、フィーチャ13070の各々は、互いに略等距離に離間される。他の実施形態では、フィーチャ13070の各々は、互いに任意の距離だけ離間されてよい。いくつかの実施形態では、フィーチャ13070は、フィーチャ13070それぞれの間に正方形の開口(またはポケット)を形成する。他の実施形態では、フィーチャ13070は、フィーチャ13070それぞれの間に任意の形状のポケット(例えば、多角形、または少なくとも1つの曲面を有する任意の形状)を形成してよい。
ウェイト13082は、凹部13080内のフィーチャ13070によって受け入れられるように構成される。ウェイト13082の各々は、凹部13080の断面形状に対応する一般的な断面形状および大きさ(例えば、円筒形、正方形、長方形、台形など)を有する。図11および図12に示すように、ウェイト13082は、長方形の断面形状を有してよい。ウェイト13083は、ウェイト13083の底面に配置されたノッチ13084をさらに備えてよい。ウェイト13083のノッチ13084は、凹部13080内のフィーチャ13070と嵌合するように構成される。多くの実施形態では、ウェイト13082のノッチ13084の形状は、凹部13080内のフィーチャ13070の形状に対応する。
ウェイト13082は、調整可能な重み付けシステム13066のケーブル13069を収容するように構成された貫通孔13071をさらに備えてよい。ウェイト13082が凹部13080内に配置された状態において、貫通孔13071は、クラブヘッド13010のヒール端部13022からトウ端部13018の方向にウェイト13082を貫通していてよい。組み付けられた状態では、貫通孔13071は、凹面13081に平行である。他の実施形態では、ウェイト13082は、貫通孔13071を有していなくてもよい。これらの実施形態または他の実施形態では、ウェイト13082は、ケーブル13069を受け入れるように構成され、ウェイト13082の上面に配置された溝(図示省略)を備えてもよい。
ウェイト13082は、質量をさらに備える。ウェイト13082の質量は、3から35グラム、3から12グラム、5から18グラム、8から23グラム、12から25グラム、18から27グラム、20から30グラム、25から33グラム、または28から35グラムの範囲であってよい。例えば、ウェイト13082は、1グラム、2グラム、3グラム、6グラム、9グラム、12グラム、15グラム、18グラム、21グラム、24グラム、27グラム、30グラム、33グラム、または35グラムであってよい。クラブヘッド13010が複数のウェイト13082を含む実施形態では、ウェイト13082は、すべて同じ質量、または、すべて異なる質量を有してよい。例えば、クラブヘッド13010は、3つのウェイト13082を備えており、第1のウェイト13082は、12グラムの質量を有し、第2および第3のウェイト13082は両方とも5グラムの質量を有する。別の例では、クラブヘッド13010は、5つのウェイト13082を備えており、第1のウェイト13082は、20グラムの質量を有し、第2のウェイト13082は、15グラムの質量を有し、第3のウェイト13082は、10グラムの質量を有し、第4のウェイト13082は、7グラムの質量を有し、第5のウェイト1082は、3グラムの質量を有する。
テンショナ13067およびケーブル13069を備える調整可能な重み付けシステム13066は、ウェイト13082をクラブヘッド13010に結合するように構成される。調整可能な重み付けシステム13066のテンショナ13067は、締結具13067Aと、ワッシャ13067Bと、を備える。図14に示すいくつかの実施形態では、テンショナ13067は、クラッチブレーキケーブルアジャスタであってよく、ノッチ13068が、締結具13067A(締結具13067Aの全長にわたって延びる)およびワッシャ13067Bに切り込まれている。締結具13067Aおよびワッシャ13067Bのノッチ13068により、ケーブル13069が締結具13067に結合される。他の実施形態では、テンショナ13067は、ケーブル13069を受け入れるように構成されたノッチを有する任意のタイプの締結具およびワッシャであってよい。
図12および図13に示すように、テンショナ13067は、ソール13030の開口13085内に受け入れられるように構成されている。テンショナ13067は、開口の受け端部13087に挿入され、締結具13067Aのねじ端部が、開口13085のねじ端部13086と嵌合し、ワッシャ13067Bは、開口の受け端部13087に留まる。いくつかの実施形態では、調整可能な重み付けシステム13066は、2つ以上のテンショナ13067を備えてよい。例えば、調整可能な重み付けシステム13066は、1つ、2つ、3つ、または4つのテンショナ13067を備えてよい。多くの実施形態では、テンショナ13067の数は、テンショナ13067を受け入れるように構成された開口13085の数に対応する。例えば、図11および図12に示すように、ソール13030は、第1のテンショナ13067を受け入れるように構成されたトウ端部13018付近にある第1の開口13085と、第2のテンショナ13067を受け入れるように構成されたヒール端部13022付近にある第2の開口13085と、を備える。多くの実施形態では、テンショナ13067が開口13085内に収容されると、テンショナ13067は、ソール13030の外面13074を越えて延びない。
調整可能な重み付けシステム13066のケーブル13069は、テンショナ13067によって受け入れられ、凹部13080内に配置されるように構成される。ケーブル13069は、締結具13067Aおよびワッシャ13067Bのノッチ13068を介してテンショナ13067に結合されてよく、ワッシャ13067Bが回転することで、ケーブル13069が締結具13067A内に固定される。ケーブル13069の端部の幅は、ノッチ13068の幅よりも大きいので、ケーブル13069に張力が加えられたときに、ケーブル13069が締結具13067Aから外れることを防止できる。いくつかの実施形態では、調整可能な重み付けシステム13066は、1つのテンショナ13067を備えており、ケーブル13069の一端部は、テンショナ13067に結合されるように構成され、ケーブル13069の他端部は、テンショナ13067に対して反対側のクラブヘッド13010の端部に取り付けられる/固定されるように構成される。他の実施形態では、調整可能な重み付けシステムは、2つのテンショナ13067を備えており、ケーブル13069の一端部は、第1のテンショナ13067に結合するように構成されてよく、ケーブル13069の他端部は、第2のテンショナ13067に結合するように構成されてよい。例えば、図11および図12に示すように、ケーブル13069の一端部は、ヒール端13022付近で第1のテンショナ13067に結合されてよく、ケーブル13069の他端部は、トウ端13018付近で第2のテンショナ13067に結合されてよい。
ケーブル13069は、金属材料(例えば、スチールワイヤロープ、アルミニウムワイヤロープ、銅ワイヤロープ、タングステンワイヤロープ、ニッケルワイヤロープ、銀ワイヤロープ、または任意の他の金属ワイヤロープ)、または繊維、ポリマー、プラスチック、もしくは複合タイプのロープなどの非金属材料であってよい。例えば、ケーブル13069は、ベーリングツイン(baling twine)、パラシュートコード材料、ナイロン、ケブラー(Kevlar)、ポリマーツイード、ポリマーコーティングされたスチールワイヤ、ポリマーコーティングされた任意の金属ワイヤ、高弾性ポリエチレン繊維、ポリカーボネート、ポリオキシメチレン、および/またはポリアミドを有するナイロンを含んでよい。
テンショナ13067は、ソール13030の開口13085内に受け入れられると、ケーブル13069の張力を調整するために回転されてよい(すなわち、ねじられてよい)。テンショナ13067のノッチ13068によって、テンショナ13067が回転しても、ケーブル13069は静止したままであり、テンショナ13067と共に回転しないように、ケーブル13069をテンショナ13067に結合することができる。テンショナ13067のワッシャ13067Bは、開口13085内でストッパとして作用し、テンショナ13067の締結具13067Aが、スイングおよび/またはインパクト中に開口13085内で移動するのを防止する。テンショナ13067が時計回りに回転されると、テンショナ13067は、開口13085の奥へより深く後退し、ケーブルが緩められる。ケーブル13069を緩めた状態では、ウェイト13082を、凹部13080内のフィーチャ13070から持ち上げ、別のフィーチャ13070に移動することができる(または、貫通孔13071を有するウェイト13082をケーブル13069に沿って摺動することができる)。さらに、ケーブル13069が緩められている状態では、溝(図示省略)を備える追加のウェイト13082を、フィーチャ部13070上およびケーブル13069の下に配置して、重量を増加させることができる。ウェイト13082の配置を変えることで、クラブヘッド13010のCGは再構成される。例えば、ウェイト13082は、トウ端部13018付近の第1のフィーチャ13070Aからヒール端部13022付近の第2のフィーチャ13070Eに配置変えされてよく、CGがヒール端部13022に向けて移動することにより、ボールをスライスおよび/またはドローする傾向があるプレーヤのボール軌道を修正する一助となる。他の実施形態では、ケーブル13069は、テンショナ13067以外の他の手段によって緩められてもよい。
テンショナ13067は、ケーブル13069の張力を強めるために反時計回りに回転されてよく(すなわち、ねじられてよく)、ワッシャ13067Bは、テンショナ13067の締結具13067Aが開口13085内で移動することを防止する。テンショナ13067が反時計回りに回転されると、開口13085内に配置されたテンショナ13067は、ソール13030の外面13074に向かって外向きに延び、外面13074と面一となり、ケーブル13069が最大張力に到達したことを示す。図12に示すように、ケーブル13069が締め付けられ、ウェイト13082を押圧する(すなわち、貫通孔13071または溝を押圧する)と、凹部13080のフィーチャ13070に対して力が生じ、ウェイト13082が固定される。ウェイト13082がフィーチャ13070に当接すると、ウェイト13082は、ソール13030の外面13074と面一になる。他の実施形態では、ウェイト13082がフィーチャ3270に当接すると、ウェイト13082は、ソール13030の外面13074を越えて延びる場合があるが、アドレス時にクラブヘッド13010の最下点を越えて延びることはない。その他の実施形態では、ウェイト13082がフィーチャ13070に当接すると、ウェイト13082は、ソール13030の外面13074から凹み、ソール13030の外面13074まで延びない、または、ソール13030の外面13074を超えて延びない。他の実施形態では、ケーブル13069は、テンショナ13067以外の手段によって、後退させられてよい。
テンショナ13067(または他のケーブル調整手段)およびケーブル13069を備える調整可能な重み付けシステム13066を有する上述のクラブヘッド13010は、ゴルフクラブの性能を最適化することができる。調整可能な重み付けシステムを有していないクラブヘッドと同様に、調整可能な重み付けシステム13066によって、高い慣性モーメント(MOI)を犠牲にすることなく、クラブヘッド13010によるx軸(ヒール−トウ端)の周りに低い重心を有するクラブヘッドの重量調整が可能である。x軸の周りでCGを移動させることにより、プレーヤは、ボール軌道のスライスまたはフックを補正することができる。
ウェイトを収容するためのより複雑な構造(例えば、深いウェイトポート、複数のウェイトポート、レールシステム、ウェイトカバー/キャップ)を有するクラブヘッドと比較して、テンショナ13067およびケーブル13069を有する調整可能な重み付けシステム13066を有するクラブヘッド13010は、製造の容易さという点でさらに有用性を有する。クラブヘッド本体13014に結合されたウェイト13082は、ケーブル13069の張力によって固定されているため、クラブヘッド13010のフィーチャ13070上のウェイト13082に力がかかる。張力によって生じる力により、ウェイト13082を固定するための複雑な内部/外部形状を有するウェイトハウジング構造を有するようにクラブヘッド13010を製造する必要性をなくすことができる。したがって、複雑なウェイトハウジング構造に関連する材料および質量を低減することができる。そして、低プロファイルの調整可能な重み付けシステムを使用することにより低減された質量は、強度および/またはMOIを増大させるため、およびCG位置を改善するために、クラブヘッドの他の場所に配置されてよい。ケーブル13069の張力によって生じた力によって、ねじ締結具の必要性をさらになくすことができ、したがって、ウェイト13082およびクラブヘッド13010には、締結具を受け入れるためのねじ穴および受け入れ形状を製造する必要がない。締結具およびねじ穴がないことにより、製造コストが低減され、製造の容易さが向上する。
さらに、調整可能な重み付けシステム13066のケーブル13069は、軽量で、強く、クラブヘッド13010の凹部13080の多数の異なるパターンに組み込むことができる。ウェイト13082が、特定のウェイトハウジング構造に限定されないので、異なるパターンによって、ウェイト13082をソール13030の多数の異なる位置に配置することが可能である。様々なウェイトの位置により、CG配置を微調整することができ、個々のプレーヤに対するボールのスピンおよび軌道調整ができる。ケーブル13069はさらに、ケーブルがクラブヘッド13010の特定の位置を補強できるようなパターンで、戦略的に配置されてよい。ケーブル13069の材料およびパターンはさらに、サウンドダンパーとして作用し、インパクト中にクラブヘッド13010が受ける振動を吸収してよく、それによって、試合中の望ましくない音および望ましくない応力を低減することができる。
ゴルフクラブヘッド13010の調整可能な重み付けシステム13066は、調整可能な重み付けシステムを有さないクラブヘッドと比較して、クラブヘッドの慣性モーメントの大幅な低減、および低後方のクラブヘッドの重心の位置を維持または防止する。ゴルフクラブヘッド13010の調整可能な重み付けシステム13066は、重み付けシステムが低プロファイルであること、および1つまたは複数のウェイトが周縁に位置することに起因して、クラブヘッドの高い慣性モーメント、および低後方のクラブヘッドのCG位置を維持する。調整可能な重み付けシステム13066を有するクラブヘッド13010は、上述のクラブヘッド100と同様または同一のパラメータおよび測定値を有してよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される他の調節可能なウェイト(例えば、ウェイト11082、6882、12082、および/または13082)の1つ以上は、約1.0から2.6インチ(例えば、約1.0インチ、約1.2インチ、約1.4インチ、約1.6インチ、約1.8インチ、約2.0インチ、約2.2インチ、約2.4インチ、または約2.6インチ)の範囲で、対応するクラブヘッドの重心(CG)から最小距離に配置されてよい。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される他の調節可能なウェイト(例えば、ウェイト11082、6882、12082、および/または13082)のうちの1つ以上はまた、上面または側面から見たときに、対応するクラブヘッドの周縁から内側に約0.450インチから約0.550インチの最大距離内に配置されてよい(例えば、周縁からの最大距離は、約0.450インチ、約0.460インチ、約0.470インチ、約0.480インチ、約0.490インチ、約0.500インチ、約0.510インチ、約0.520インチ、約0.530インチ、約0.540インチ、または約0.550インチであってよい)。他の実施形態は、異なる値および範囲を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される1つまたは複数のウェイト(例えば、11082、6882、12082、および/または13082)は、少なくとも部分的に、高密度金属、金属合金、または任意の他の材料(例えば、高密度金属ビーズまたは粉末を有するプラスチックまたは複合材料)を備えてよい。いくつかの実施形態では、ウェイト11082、6882、12082、および/または13082は、少なくとも部分的に、鋼、タングステン、アルミニウム、チタン、バナジウム、クロム、コバルト、ニッケル、他の金属、金属合金、またはこれらの任意の組合せを、備えてよい。
多くの実施形態では、ケーブル13069は、0.020から0.125インチの厚さを備えてよい。例えば、いくつかの実施形態では、ケーブル13069の厚さは、0.021から0.041インチ、0.037から0.057インチ、0.053から0.073インチ、0.068から0.088インチ、0.084から0.104インチ、0.099から0.119インチ、または0.115から0.135インチであってよい。
いくつかの実施形態では、ケーブルは、1500ニュートン(N)までの引張荷重に耐えることができる。例えば、多くの実施形態では、ケーブルは、200Nから1500Nの引張荷重に耐えることができる。例えば、いくつかの実施形態では、ケーブルは、200Nまで、300Nまで、400Nまで、500Nまで、600Nまで、700Nまで、800Nまで、900Nまで、1000Nまで、1100Nまで、1200Nまで、1300Nまで、1400Nまで、または1500Nまでの引張荷重に耐えることができる。他の実施形態は、異なる範囲および値を含んでよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のクラブヘッドのうちの1つまたは複数は、2つ以上のテンショナを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、クラブヘッド13010は、各々が1つまたは複数のケーブルに連結される2つ以上のテンショナを(例えば、クラブヘッドの単一の凹部または別個の凹部に沿って)含んでもよい。いくつかの実施形態では、1つのテンショナが、ケーブルの第1のセットに張力を加えてクラブヘッドに対して1つまたは複数のウェイトを保持し、別のテンショナが、ケーブルの第2のセットに張力を加えてクラブヘッドに対して1つまたは複数のウェイトを保持する。
本明細書に記載の実施形態のいくつかは、単一のケーブルを含むが、他の実施形態は、複数のケーブルを含み、本明細書に記載の任意の実施形態は、1つまたは複数のテンショナに対応する単一または複数のケーブルを含んでもよい。
本明細書に記載の実施形態のいくつかは、ケーブルを案内し、および/または1つまたは複数のウェイトを配置するための1つまたは複数のフィーチャを提供する単一のチャネルまたは凹部を含み、上述の他の実施形態は、1つまたは複数のケーブルを案内し、および/または1つまたは複数のウェイトを配置するためのフィーチャを提供する異なるチャネルのネットワークを含むが、本明細書に記載する任意の実施形態は、単一のチャネルまたはチャネルのネットワークを含んでもよい。さらに、特定のチャネルのネットワークが図示されているが、本明細書に記載されているすべてのクラブヘッドは、任意のチャネル配置、パターン、またはサイズを有してもよい。
ウェイトの様々な溝(図示省略)が上述されているが、他の実施形態は、ケーブルを収容するため、様々な数、大きさ、および形状の溝を含む。例えば、いくつかの実施形態では、ウェイト13082のうちの1つまたは複数は、C字形の輪郭(U字形またはV字形の輪郭とは対照的に)を有する溝またはトラックを含んでおり、その結果、1つまたは複数のケーブルが、溝内に「スナップ」し、概して溝の所定の位置に保持されると共に、ウェイトがケーブルに沿って摺動することも可能である。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のケーブル用のチャネルのうちの1つまたは複数は、C字形(または他の形状)の輪郭またはトラック(U字形またはV字形の輪郭とは対照的に)を有し、その結果、1つまたは複数のケーブルが、チャネルに「スナップ」し、概してチャネル内の所定の位置に保持されると共に、ケーブルがチャネル内で移動することも可能である。いくつかの実施形態では、チャネルは、例えばチャネルがクラブヘッドボディに沿って湾曲するときにケーブルを保持または拘束するトラックまたは他の輪郭を含んでおり、ケーブルに張力がかかっている間でもケーブルがチャネルから出ない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される1つまたは複数のウェイト(例えば、11082、6882、12082、および/または13082)は、磁力によってクラブヘッド11010、12010、および13010に引き付けられ、その結果1つまたは複数のウェイトが、少なくとも部分的に磁力によってクラブヘッドに保持されてよい。例えば、いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィーチャ11070、6870、および12070は、少なくとも部分的に金属材料から構成される突出体またはノッチであり、1つまたは複数のウェイト11082、6882、12082、および/または13082は、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。1つまたは複数のウェイトは、少なくとも部分的に1つまたは複数の磁石と1つまたは複数のフィーチャとの間の磁気引力によって、および本明細書で説明する他の構造(例えば、ねじ山付き突出ポスト、リブなど)のうちの1つまたは複数によっても、所定の位置に保持されてよい。いくつかの実施形態では、ウェイトは、突出体上またはノッチ中の所定の位置にスナップ嵌合してよく、少なくとも部分的に摩擦力によって、および磁力によってもクラブヘッドに対して保持される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のウェイトは、磁力のみによって所定の位置に保持されてよい。さらに他の実施形態では、ウェイト11082、6882、12082、および/または13082の1つまたは複数は、少なくとも部分的に金属材料から構成され、フィーチャ11070、6870、12070、および13070のうちの1つ以上は、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されたウェイトの1つまたは複数(例えば、13082)は、1つまたは複数のケーブルにおける張力のみでクラブヘッド13010に押し付けられ、保持される。したがって、少なくともいくつかの実施形態では、クラブヘッドは、単一のウェイトを収容するような大きさおよび形状を有する離間したノッチまたは突出部または他のフィーチャを含まない。むしろ、クラブヘッドは、より大きな表面(例えば、凹面)と、テンショナと、1つまたは複数のウェイトに結合される(例えば、押し付けられる)1つまたは複数のケーブルと、を含む。テンショナの作動によって1つまたは複数のケーブルにかかる張力があれば、クラブヘッドに対して1つまたは複数のウェイトを所望の位置または配置に保持するのに十分である。テンショナにおいて張力が解放されると、1つまたは複数のウェイトは、表面に沿って異なる位置に移動されてもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される1つまたは複数のウェイト(例えば、11082、6882、12082、および/または13082)は、ウェイトの一部分に沿う1つまたは複数のレール(例えば、T字形レールなど)を含む。さらに、レールを受け入れるような大きさおよび形状を有する1つまたは複数のチャネル(例えば、チャネルのネットワーク)が、クラブヘッドに形成されてよく、その結果、1つまたは複数のウェイトが、クラブヘッドに沿ってある位置から別の位置にチャネルに沿って移動してよい。いくつかの実施形態では、クラブヘッドに沿って(例えばチャネルに沿って)1つまたは複数のウェイトを種々の位置に固定しやすくするために、少なくとも1つのテンショナおよびケーブル、および/または少なくとも1つの磁石が、提供されてもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるウェイト(例えば、11082、6882、12082、および/または13082)の1つまたは複数は、クラブヘッドボディから突起を受け入れるためのポートまたは穴を含んでよく、または、ウェイトは、クラブヘッドボディの穴またはポート(例えば、クラブヘッドボディの凹領域)に受け入れられる突起またはねじを含む。
加えて、上述の実施形態のいくつかは、クラブヘッドボディのソールに凹領域および/または凹面を有するという文脈で説明されているが、いくつかの実施形態では、クラブヘッドボディはまた、クラブヘッドのクラウンまたはトップに沿って、凹面を含む凹領域を含んでもよい。したがって、概してクラブヘッドのソールに主に配置されるものとして上記で説明されているが、いくつかの実施形態では、調整可能な重み付けシステム11066、6866、12066、および13066は、代わりに、クラブヘッドのクラウン、スカート、ヒール、トウ、またはトウ上に主に配置されてもよい。
様々な突起が、ウェイトをクラブヘッドに結合するために使用されるものとして本明細書で図示され、説明されているが、突起の特定の形状および大きさは、限定されるものではない。したがって、円筒形、長方形、正方形、螺旋形、台形、ピラミッド形などを含む、突起の様々な形状(例えば、テーパ付き突起、または様々なサイズおよび形状の突起)が使用されてよい。突起および/または対応する開口は、互いに嵌合するように適合されていてもよい。突起が、クラブヘッドから離れて延びるウイングまたはタブであってもよく、またはポストであってもよい。様々な他のタイプの突起もまた使用されてよい。
様々なカバー、ソールプレート、幾何学的パターン、テンショナ、ケーブル、ガイド、クリップ、細長いチャネル、追加のチャネル、ねじ開口、および他のフィーチャが、特定の1つまたは複数の実施形態に関連して上記で説明されているが、さらに他の実施形態では、これらのフィーチャの1つまたは複数が、ゴルフクラブヘッド上で、異なる実施形態または本明細書で説明する他の1つまたは複数のフィーチャと組み合わされてもよい。
図示されていないが、いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるクラブヘッドの1つまたは複数はまた、追加の重み付けのためにポリマー接着剤または他の材料で充填することができる追加の開口を含んでよい。
いくつかの実施形態では、工具を使用して、本明細書に記載のウェイトのうちの1つまたは複数が締め付けられ、緩められ、および/または取り外されてよい。例えば、いくつかの実施形態では、1つまたは複数のウェイトは、工具(例えば、トルクレンチ)の一部分と係合するのに十分な大きさを有する、特別に設計またはカスタマイズされた穴、または特別に設計されたソケットを含んでもよく、これにより、トルクレンチとウェイトとの係合が容易になる。穴またはソケットは、星形、三角形、正方形、スロット、Phillips(登録商標)、Torx(登録商標)、POSIDRIV(登録商標)、SUPADRIVE(登録商標)、五角形、六角形、または任意の他の適切な多角形もしくは他のキー形状などの任意の適切な形状であってよい。
(例1 ドライバー用の調整可能な重み付けシステム)
図9および10に示されるゴルフクラブヘッド12010の一例によれば、クラブヘッド12010は、457立方センチメートル(cc)の体積を備える。例示的なクラブヘッド12010は、リア周縁10136に沿って後縁部12072に配置されるチャネルを備える凹部12013を含む。凹部12013は、ねじ切りされた開口を備える3つの取り付け位置(またはフィーチャ)を有する底壁(または第3の表面)12075を備える。取り付け位置は、トウ端部12018付近の第1の取り付け位置(またはフィーチャ)12070A、ヒール端部12022付近の第2の取り付け位置(またはフィーチャ)12070C、および、トウ端部12018とヒール端部12022との間の第3の取り付け位置(またはフィーチャ)12070Bを含む。
例示的なクラブヘッド12010の調整可能な重み付けシステム12066は、18グラムの質量を有する第1のウェイト12082をさらに備える。第1のウェイト12082は、0.33インチの高さ10152と、1.18インチの幅10154と、0.29インチの深さを有する。第1のウェイト12082は、クラブヘッド12010上の離散した取り付け位置を画定する複数の開口に対応する開口を備える。第1のウェイト12082の開口およびクラブヘッド12010の開口を通って配置される締結具を使用して、第1のウェイト12082は、離散した取り付け位置に固定される。締結具は、本体と同じ材料または本体の密度よりも低い密度を有する材料を含むため、クラブヘッドの重み付けにあまり寄与しない。
第1のウェイト12082は、トウ付近の第1の取り付け位置、ヒール付近の第2の取り付け位置、またはトウとヒールとの間の第3の取り付け位置に配置可能である。以下の表1を参照すると、第1のウェイトが第1、第2、または第3の取り付け位置に配置された場合、第1のウェイトの重心10134は、クラブヘッド6810のリア周縁10136から0.19インチから0.22インチの距離10142に配置される。さらに、第1のウェイトが第1、第2、または第3の取り付け位置に配置された場合、第1のウェイトの重心10134は、打撃フェース38の幾何学的中心140から3.26インチから4.41インチの距離10138に配置される。
さらに以下の表1を参照すると、クラブヘッド6810は、1.59インチから1.71インチのヘッドCG深さ10130と、ヘッド深さ平面10120の上方0.088インチから0.108インチのヘッドCG高さ10132と、を含む。例示的なクラブヘッド6810はさらに、3,090〜3,770g・cmのx軸周りの慣性モーメントIxxと、4,936〜5,383g・cmのy軸周りの慣性モーメントIyyと、8,815〜10,359g・cmのホーゼル軸周りの慣性モーメントIhhと、を含む。クラブヘッドCGを中心とする例示的なクラブヘッド6766の結合慣性モーメント(すなわち、x軸の周りの慣性モーメントとy軸の周りの慣性モーメントとの合計)は、8,023〜9,153g・cmである。例示的なクラブヘッド6766のクラブヘッドCGおよびホーゼル軸の周りの結合慣性モーメント(すなわち、x軸の周りの慣性モーメント、y軸の周りの慣性モーメント、およびホーゼル軸の周りの慣性モーメントの合計)は、16,841〜19,237g・cmである。
さらに以下の表1を参照すると、調整可能な重み付けシステム6766を有する例示的なクラブヘッドは、第1のウェイトの質量に対するクラブヘッドCGの深さについての深さ質量比を有し、深さ質量比は、0.099インチから0.106インチである。さらに、調整可能な重み付けシステム6766を有する例示的なクラブヘッドは、第1のウェイトの質量に対するヘッドCGの周りのクラブヘッドの結合慣性モーメントについての第1の慣性質量比を有し、慣性質量比は、446cmから508cmである。さらに、調整可能な重み付けシステム6766を有する例示的なクラブヘッドは、第1のウェイトの質量に対するヘッドCGの最大移動量についてのヘッドCG重量比を有し、ヘッドCG重量比は、0.015インチ/グラムである。したがって、例示的なクラブヘッド6810の調整可能な重み付けシステム6766は、かなりの重量構造を伴う大きくて重いウェイトを使用することなく、ユーザがヘッドCG深さ、慣性モーメント、およびヘッドCG移動量を最大にするとこと可能にする。
Figure 2020531089
第1、第2、および第3の離散した取付け位置の間でウェイトを移動させることにより、クラブヘッドの重心の最大移動量は、0.27インチとなる。例示的なクラブヘッド6810の重心の最大移動量は、12.4ヤードまでの全体的な軌道変化をもたらす(すなわち、第1のウェイトを第1の取付け位置から第2の取付け位置に、または第2の取付け位置から第1の取付け位置に移動した場合)。したがって、ウェイトを第3の取り付け位置から第2の取り付け位置に移動させることにより、ゴルフボールの軌道を6.2ヤード変化させて、スライスを補正すること、またはドローを生成することができる。さらに、ウェイトを第3の取り付け位置から第1の取り付け位置に移動させることにより、ゴルフボールの軌道を6.2ヤード変化させて、フックを補正すること、またはフェードを発生することができる。
(条項1)
ゴルフクラブヘッドであって、
トウ端部と、前記トウ端部の反対側に位置するヒール端部と、クラウンと、前記クラウンの反対側に位置するソールと、打撃フェースと、前記打撃フェースの反対側に位置する後端部と、前記ヒール端部付近から前記トウ端部付近に延びる前記クラウンと前記ソールとの間の接合部に位置する周縁と、を有するクラブヘッドボディと、
前記ソール、前記周縁、またはそれらの組み合わせに位置する調整可能な重み付けシステムと、を備えており、
前記調整可能な重み付けシステムは、
概して前記ゴルフクラブヘッドの前記周縁の輪郭に沿って弓形状を有する凹部であって、0.25インチの最大深さを備える前記凹部と、
前記凹部に配置される複数の離散した取り付け位置と、
1つまたは複数のウェイトと、を備えており、
前記1つまたは複数のウェイトのそれぞれは、ウェイト重心を有しており、前記複数の離散した取り付け位置のうちの1つに結合されるように構成され、前記クラブヘッドの重心を移動するように前記複数の離散した取付け位置の間で移動可能であるように構成されており、
前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイトが少なくとも1つの前記離散した取り付け位置に結合された状態において、前記クラブヘッドの前記周縁の0.50インチ以内に配置されており、
前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイト各々の前記ウェイト重心が前記クラブヘッドの前記外部輪郭から0.125インチ未満の距離だけ差し込まれるように配置されており、
クラウン−ソール慣性モーメントとヒール−トウ慣性モーメントとの合計として定義される結合慣性モーメントであって、前記クラブヘッドの前記重心の周りの前記クラブヘッドの前記結合慣性モーメントは、8,000g・cmより大きい、ゴルフクラブヘッド。
(条項2)
前記複数の離散した取り付け位置は、複数の突出体、複数の凹部、複数の開口、複数のノッチ、複数のタブ、複数の切り欠き領域、複数のリブ、複数の溝、および複数のフックからなる群から選択される、条項1に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項3)
前記複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れるように構成される複数のねじ切り開口を備えている、条項2に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項4)
前記1つまたは複数のウェイトは、10グラムから20グラムの第1のウェイトを備える、条項1に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項5)
前記調整可能な重み付けシステムは、
前記後端部および前記トウ端部に向かって配置されている第1の取り付け位置と、
前記後端部および前記ヒール端部に向かって配置されている第2の取り付け位置と、
中央におよび前記後端部に向かって配置されている第3の取り付け位置と、をさらに備えている、条項1に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項6)
前記第1のウェイトを前記第1の取り付け位置から前記第2の取り付け位置に移動させることにより、前記クラブヘッドの前記重心が少なくとも0.10インチの距離だけ移動する、条項5に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項7)
前記第1のウェイトが、前記第1の取り付け位置、前記第2の取り付け位置、および前記第3の取り付け位置のいずれかに配置されている状態において、前記クラブヘッドの前記重心は、1.65インチより大きい、条項6に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項8)
前記第1のウェイトの質量に対する前記結合慣性モーメントの比として定義される深さ質量比をさらに備えており、
前記深さ質量比は、0.060インチ/グラムより大きい、条項1に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項9)
前記凹部は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近の方向に延びるチャネルを備えている、条項1に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項10)
前記チャネルの深さは、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、条項9に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項11)
前記チャネルの幅は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、条項9に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項12)
ゴルフクラブヘッドであって、
トウ端部と、前記トウ端部の反対側に位置するヒール端部と、クラウン、前記クラウンの反対側に位置するソールと、打撃フェースと、前記打撃フェースの反対側に位置する後端部と、前記ヒール端部付近から前記トウ端部付近に延びる前記クラウンと前記ソールとの間の接合部に位置する周縁と、を有するクラブヘッドボディと、
前記ソール、前記周縁、またはそれらの組み合わせに位置する調整可能な重み付けシステムと、を備えており、
前記調整可能な重み付けシステムは、
V形状に延びており、0.25インチの最大深さを備える凹部と、
前記凹部に配置される複数の離散した取り付け位置と、
1つまたは複数のウェイトと、を備えており、
前記1つまたは複数のウェイトのそれぞれは、ウェイト重心を有しており、前記複数の離散した取り付け位置のうちの1つに結合されるように構成され、前記クラブヘッドの重心を移動するように前記複数の離散した取付け位置の間で移動可能であるように構成されており、
前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイトが少なくとも1つの前記離散した取り付け位置に結合されている状態において、前記クラブヘッドの前記周縁の0.50インチ以内に配置されており、
前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイト各々の前記ウェイト重心が前記クラブヘッドの前記外部輪郭から0.125インチ未満の距離だけ差し込まれるように配置されており、
クラウン−ソール慣性モーメントとヒール−トウ慣性モーメントとの合計として定義される結合慣性モーメントであって、前記クラブヘッドの前記重心の周りの前記クラブヘッドの前記結合慣性モーメントは、8,000g・cmより大きい、ゴルフクラブヘッド。
(条項13)
前記複数の離散した取り付け位置は、複数の突出体、複数の凹部、複数の開口、複数のノッチ、複数のタブ、複数の切り欠き領域、複数のリブ、複数の溝、および複数のフックからなる群から選択される、条項12に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項14)
前記複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れるように構成される複数のねじ切り開口を備えている、条項13に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項15)
前記1つまたは複数のウェイトは、10グラムから20グラムの第1のウェイトを備える、条項12に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項16)
前記調整可能な重み付けシステムは、
前記後端部付近に配置されている第1の取り付け位置と、
前記ソールの中心に配置されている第2の取り付け位置と、
前記ヒール端部付近に配置されている第3の取り付け位置と、をさらに備えている、条項12に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項17)
前記第1のウェイトを前記第1の取り付け位置から前記第2の取り付け位置に移動させることにより、前記クラブヘッドの前記重心が少なくとも0.10インチの距離だけ移動する、条項16に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項18)
前記第1のウェイトが前記第1の取り付け位置、前記第2の取り付け位置、および前記第3の取り付け位置のいずれかに配置されている状態において、前記クラブヘッドの前記重心は、1.65インチより大きい、条項17に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項19)
前記第1のウェイトの質量に対する前記結合慣性モーメントの比として定義される深さ質量比をさらに備えており、
前記深さ質量比は、0.060インチ/グラムより大きい、条項12に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項20)
前記凹部は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近の方向に延びるチャネルを備えている、条項12に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項21)
前記チャネルの深さは、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、条項20に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項22)
前記チャネルの幅は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、条項20に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項23)
ゴルフクラブヘッドであって、
トウ端部と、前記トウ端部の反対側に位置するヒール端部と、クラウンと、前記クラウンの反対側に位置するソールと、打撃フェースと、前記打撃フェースの反対側に位置する後端部と、前記ヒール端部付近から前記トウ端部付近に延びる前記クラウンと前記ソールとの間の接合部に位置する周縁と、を有するクラブヘッドボディと、
前記ソール、前記周縁、またはそれらの組み合わせに位置する調整可能な重み付けシステムと、を備えており、
前記調整可能な重み付けシステムは、
長方形形状を有しており、前記トウ端部から前記ヒール端部に延びている凹部であって、0.25インチの最大深さを備える凹部と、
前記凹部に配置される複数の離散した取り付け位置と、
ケーブルと、
前記ソールの開口内に配置されており、前記ケーブルの張力を増加または減少させるテンショナと、
前記ケーブルに結合される1つまたは複数のウェイトと、を備えており、
前記1つまたは複数のウェイトのそれぞれは、ウェイト重心を有しており、前記複数の離散した取り付け位置のうちの1つに結合されるように構成され、前記クラブヘッドの重心を移動するように前記複数の離散した取付け位置の間で移動可能であるように構成されており、
前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイト各々の前記ウェイト重心が前記クラブヘッドの前記外部輪郭から0.125インチ未満の距離だけ差し込まれるように配置されており、
クラウン−ソール慣性モーメントとヒール−トウ慣性モーメントとの合計として定義される結合慣性モーメントであって、前記クラブヘッドの前記重心の周りの前記クラブヘッドの前記結合慣性モーメントは、8,000g・cmより大きい、ゴルフクラブヘッド。
(条項24)
前記トウ端部付近に配置されている第1の取り付け位置と、
前記ヒール端部付近に配置されている第2の取り付け位置と、
前記第1および前記第2の取り付け位置との間に配置されている第3の取り付け位置と、をさらに備えている、条項23に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項25)
前記テンショナは、前記ケーブルを受け入れるノッチを有する締結具を備えている、条項23に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項26)
前記ケーブルは、スチールワイヤロープ、アルミニウムワイヤロープ、銅ワイヤロープ、タングステンワイヤロープ、ニッケルワイヤロープ、ポリマーコーティングされたスチールワイヤ、および銀ワイヤロープからなる群から選択される金属材料を備えている、条項23に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項27)
前記ケーブルは、ベーリングツイン(baling twine)、パラシュートコード材料、ナイロン、ケブラー、およびポリマーツイードからなる群から選択される非金属材料を備えている、条項23に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項28)
前記1つまたは複数のウェイトは、前記ケーブルを収容するように構成される貫通孔を備えている、条項23に記載のゴルフクラブヘッド。
(条項29)
前記テンショナは、前記ケーブルが最大張力に達した状態において、前記ソールの外面と面一である、請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
1つまたは複数の特許請求されている要素の交換は、再構築を構成し、修理を構成しない。さらに、利益、他の利点、および、課題に対する解決策が、特定の実施形態に関して説明されてきたが、これらの利益、利点、課題に対する解決策、および、任意の利益、利点、または解決策をもたらし得るまたはより顕著にする任意の要素は、そのような利益、利点、解決策、または要素が請求項の中に明示的に述べられていない限り、請求項のいずれかまたはすべてに重要な、必要な、または必須の特徴または要素として解釈されるべきではない。
ゴルフに関するルールは、変更される可能性があるので(例えば、全米ゴルフ協会(USGA)やロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース(R&A)などのような、ゴルフ標準化組織および/または運営団体によって、新しい規制が採用され、古いルールが排除もしくは修正される可能性がある)、本明細書で説明されている装置、方法、および製品に関するゴルフ用具は、ある特定の時代におけるゴルフのルールに適合している場合もあるし、適合していない場合もある。したがって、本明細書で説明されている装置、方法、および製品に関するゴルフ用具は、適合または非適合ゴルフ用具として、宣伝され、販売の申し出がされ、および/または、販売される可能性がある。本明細書で説明されている装置、方法、および製品は、この点において限定されていない。
上記の例は、ウッドタイプのゴルフクラブに関連して説明されている場合があるが、本明細書で説明されている装置、方法、および製品は、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、クロスオーバー、または、任意の中空ボディタイプのゴルフクラブを含む様々なタイプのゴルフクラブにも適用可能であってもよい。あるいは、本明細書で説明されている装置、方法、および製品は、ホッケースティック、テニスラケット、釣り竿、スキーのストックなどのような、他のタイプのスポーツ用具にも適用可能であってもよい。
そのうえ、本明細書で開示されている実施形態および限定事項は、実施形態および/または限定事項が、(1)特許請求の範囲において明示的に特許請求されておらず、(2)均等論の下で、特許請求の範囲における明示的な要素および/もしくは限定事項の均等物であるか、または均等物である可能性がある場合、公有の原則の下で公に供されることはない。
特定の好ましい実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、説明した本発明の1つまたは複数の独立した態様の範囲および趣旨内で変形および改良が存在する。

Claims (29)

  1. ゴルフクラブヘッドであって、
    トウ端部と、前記トウ端部の反対側に位置するヒール端部と、クラウンと、前記クラウンの反対側に位置するソールと、打撃フェースと、前記打撃フェースの反対側に位置する後端部と、前記ヒール端部付近から前記トウ端部付近に延びる前記クラウンと前記ソールとの間の接合部に位置する周縁と、を有するクラブヘッドボディと、
    前記ソール、前記周縁、またはそれらの組み合わせに位置する調整可能な重み付けシステムと、を備えており、
    前記調整可能な重み付けシステムは、
    概して前記ゴルフクラブヘッドの前記周縁の輪郭に沿った弓形状を有する凹部であって、0.25インチの最大深さを備える前記凹部と、
    前記凹部に配置される複数の離散した取り付け位置と、
    1つまたは複数のウェイトと、を備えており、
    前記1つまたは複数のウェイトのそれぞれは、ウェイト重心を有しており、前記複数の離散した取り付け位置のうちの1つに結合されるように構成され、前記クラブヘッドの重心を移動するために前記複数の離散した取付け位置の間で移動可能であるように構成されており、
    前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイトが少なくとも1つの前記離散した取り付け位置に結合されている状態において、前記クラブヘッドの前記周縁の0.50インチ以内に配置されており、
    前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイト各々の前記ウェイト重心が前記クラブヘッドの外部輪郭から0.125インチ未満の距離だけ差し込まれるように配置されており、
    クラウン−ソール慣性モーメントとヒール−トウ慣性モーメントとの合計として定義される結合慣性モーメントであって、前記クラブヘッドの前記重心の周りの前記クラブヘッドの前記結合慣性モーメントは、8,000g・cmより大きい、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記複数の離散した取り付け位置は、複数の突出体、複数の凹部、複数の開口、複数のノッチ、複数のタブ、複数の切り欠き領域、複数のリブ、複数の溝、および複数のフックからなる群から選択される、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れるように構成される複数のねじ切り開口を備えている、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記1つまたは複数のウェイトは、10グラムから20グラムの第1のウェイトを備える、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記調整可能な重み付けシステムは、
    前記後端部および前記トウ端部に向かって配置されている第1の取り付け位置と、
    前記後端部および前記ヒール端部に向かって配置されている第2の取り付け位置と、
    中央におよび前記後端部に向かって配置されている第3の取り付け位置と、をさらに備えている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記第1のウェイトを前記第1の取り付け位置から前記第2の取り付け位置に移動させることにより、前記クラブヘッドの前記重心が少なくとも0.10インチの距離だけ移動する、請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記第1のウェイトが、前記第1の取り付け位置、前記第2の取り付け位置、および前記第3の取り付け位置のいずれかに配置されている状態において、前記クラブヘッドの前記重心は、1.65インチより大きい、請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記第1のウェイトの質量に対する前記結合慣性モーメントの比として定義される深さ質量比をさらに備えており、
    前記深さ質量比は、0.060インチ/グラムより大きい、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記凹部は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近の方向に延びるチャネルを備えている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 前記チャネルの深さは、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 前記チャネルの幅は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
  12. ゴルフクラブヘッドであって、
    トウ端部と、前記トウ端部の反対側に位置するヒール端部と、クラウンと、前記クラウンの反対側に位置するソールと、打撃フェースと、前記打撃フェースの反対側に位置する後端部と、前記ヒール端部付近から前記トウ端部付近に延びる前記クラウンと前記ソールとの間の接合部に位置する周縁と、を有するクラブヘッドボディと、
    前記ソール、前記周縁、またはそれらの組み合わせに位置する調整可能な重み付けシステムと、を備えており、
    前記調整可能な重み付けシステムは、
    V字形状に延びており、0.25インチの最大深さを備える凹部と、
    前記凹部に配置される複数の離散した取り付け位置と、
    1つまたは複数のウェイトと、を備えており、
    前記1つまたは複数のウェイトのそれぞれは、ウェイト重心を有しており、前記複数の離散した取り付け位置のうちの1つに結合されるように構成され、前記クラブヘッドの重心を移動するように前記複数の離散した取付け位置の間で移動可能であるように構成されており、
    前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイトが少なくとも1つの前記離散した取り付け位置に結合されている状態において、前記クラブヘッドの前記周縁の0.50インチ以内に配置されており、
    前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイト各々の前記ウェイト重心が前記クラブヘッドの外部輪郭から0.125インチ未満の距離だけ差し込まれるように配置されており、
    クラウン−ソール慣性モーメントとヒール−トウ慣性モーメントとの合計として定義される結合慣性モーメントであって、前記クラブヘッドの前記重心の周りの前記クラブヘッドの前記結合慣性モーメントは、8,000g・cmより大きい、ゴルフクラブヘッド。
  13. 前記複数の離散した取り付け位置は、複数の突出体、複数の凹部、複数の開口、複数のノッチ、複数のタブ、複数の切り欠き領域、複数のリブ、複数の溝、および複数のフックからなる群から選択される、請求項12に記載のゴルフクラブヘッド。
  14. 前記複数の離散した取り付け位置は、締結具を受け入れるように構成される複数のねじ切り開口を備えている、請求項13に記載のゴルフクラブヘッド。
  15. 前記1つまたは複数のウェイトは、10グラムから20グラムの第1のウェイトを備える、請求項12に記載のゴルフクラブヘッド。
  16. 前記調整可能な重み付けシステムは、
    前記後端部付近に配置されている第1の取り付け位置と、
    前記ソールの中心に配置されている第2の取り付け位置と、
    前記ヒール端部付近に配置されている第3の取り付け位置と、をさらに備えている、請求項12に記載のゴルフクラブヘッド。
  17. 前記第1のウェイトを前記第1の取り付け位置から前記第2の取り付け位置に移動させることにより、前記クラブヘッドの前記重心が少なくとも0.10インチの距離だけ移動する、請求項16に記載のゴルフクラブヘッド。
  18. 前記第1のウェイトが前記第1の取り付け位置、前記第2の取り付け位置、および前記第3の取り付け位置のいずれかに配置された状態において、前記クラブヘッドの前記重心は、1.65インチより大きい、請求項17に記載のゴルフクラブヘッド。
  19. 前記第1のウェイトの質量に対する前記結合慣性モーメントの比として定義される深さ質量比をさらに備えており、
    前記深さ質量比は、0.060インチ/グラムより大きい、請求項12に記載のゴルフクラブヘッド。
  20. 前記凹部は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近の方向に延びるチャネルを備えている、請求項12に記載のゴルフクラブヘッド。
  21. 前記チャネルの深さは、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、請求項20に記載のゴルフクラブヘッド。
  22. 前記チャネルの幅は、前記クラブヘッドの前記トウ端部付近から前記ヒール端部付近にかけて変化する、請求項20に記載のゴルフクラブヘッド。
  23. ゴルフクラブヘッドであって、
    トウ端部と、前記トウ端部の反対側に位置するヒール端部と、クラウンと、前記クラウンの反対側に位置するソールと、打撃フェースと、前記打撃フェースの反対側に位置する後端部と、前記ヒール端部付近から前記トウ端部付近に延びる前記クラウンと前記ソールとの間の接合部に位置する周縁と、を有するクラブヘッドボディと、
    前記ソール、前記周縁、またはそれらの組み合わせに位置する調整可能な重み付けシステムと、を備えており、
    前記調整可能な重み付けシステムは、
    長方形形状を有しており、前記トウ端部から前記ヒール端部に延びている凹部であって、0.25インチの最大深さを備える凹部と、
    前記凹部に配置される複数の離散した取り付け位置と、
    ケーブルと、
    前記ソールの開口内に配置されており、前記ケーブルの張力を増加または減少させるテンショナと、
    前記ケーブルに結合される1つまたは複数のウェイトと、を備えており、
    前記1つまたは複数のウェイトのそれぞれは、ウェイト重心を有しており、前記複数の離散した取り付け位置のうちの1つに結合されるように構成され、前記クラブヘッドの重心を移動するように前記複数の離散した取り付け位置の間で移動可能であるように構成されており、
    前記1つまたは複数のウェイトは、前記ウェイト各々の前記ウェイト重心が前記クラブヘッドの外部輪郭から0.125インチ未満の距離だけ差し込まれるように配置されており、
    クラウン−ソール慣性モーメントとヒール−トウ慣性モーメントとの合計として定義される結合慣性モーメントであって、前記クラブヘッドの前記重心の周りの前記クラブヘッドの前記結合慣性モーメントは、8,000g・cmより大きい、ゴルフクラブヘッド。
  24. 前記トウ端部付近に配置されている第1の取り付け位置と、
    前記ヒール端部付近に配置されている第2の取り付け位置と、
    前記第1および前記第2の取り付け位置との間に配置されている第3の取り付け位置と、をさらに備えている、請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  25. 前記テンショナは、前記ケーブルを受け入れるノッチを有する締結具を備えている、請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  26. 前記ケーブルは、スチールワイヤロープ、アルミニウムワイヤロープ、銅ワイヤロープ、タングステンワイヤロープ、ニッケルワイヤロープ、ポリマーコーティングされたスチールワイヤ、および銀ワイヤロープからなる群から選択される金属材料を備えている、請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  27. 前記ケーブルは、ベーリングツイン(baling twine)、パラシュートコード材料、ナイロン、ケブラー、およびポリマーツイードからなる群から選択される非金属材料を備えている、請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  28. 前記1つまたは複数のウェイトは、前記ケーブルを収容するように構成される貫通孔を備えている、請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  29. 前記テンショナは、前記ケーブルが最大張力に達した状態において、前記ソールの外面と面一である、請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
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