JP2020529019A - 飽和プロファイルを用いて地層特性を見積もること - Google Patents

飽和プロファイルを用いて地層特性を見積もること Download PDF

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Abstract

多孔質媒体の特性を見積もる方法は:多孔質媒体の試料を飽和させ;遠心分離機において試料を、試料の第1端が試料の第2端より遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させ;第1特性の第1見積もりを取得し;多孔質媒体の試料を飽和させ;遠心分離機において試料を、試料の第2端が試料の第1端より遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させ;第1特性の第2見積もりを取得し;及び、第1特性の第1見積もり及び第1特性の第2見積もりに少なくとも一部分に基づき多孔質媒体の第2特性を特定する、ステップを備える。第1特性がT2分布であることができ、第2特性はT2カットオフであることができる。

Description

優先権の主張
本出願は、2017年7月27日に出願された米国特許出願第15/661,852号に優先権を主張し、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
技術分野
本願は、層特性を推定することに関し、より詳細には、核磁気共鳴(NMR)を用いて層特性を推定することに関する。
NMR検層(ロギング)技術は、時には、層間隙率及び関連付けられた特性を推定する際に使用される。NMR検層は、流体で満たされ地層にある細孔空間の内に含まれた水素核の誘導磁石モーメントを測定する。NMRログは、存在する流体の量、これらの流体の特性、及びこれらの流体を含む細孔のサイズに関する情報を提供する。
NMR検層は、マトリックス鉱物からの干渉なしに、油、水及びガスに含まれた水素プロトンの存在の応答のみを測定するという利点を有する。NMRログは、流体、及び流体と岩石との間の相互作用に関する情報を提供することができる。Tスペクトルは、時間領域緩和時間プロファイルから逆にされたものであって、また回収可能な埋蔵量の正確な推定のために、粘土結合水(CBW)、不動水のバルク体積(BVI)、及び遊離水(自由水)指数(FFI)を区別すること及びCoates又はSchlumbergerモデルを用いて透過性を推論することを可能にする細孔サイズ分布の反映である。
NMRにおいて、Tは、NMR信号の横緩和を特徴付ける時定数である。Tカットオフは、遊離流体(FFI)及び不動水のバルク体積(BVI)を区別するためにNMR検層の解釈に使用されたパラメータである。BVIおよびFFIは、回収可能な埋蔵量の計算において、また、遊離流体モデルでは、透過性を推定するために使用される。
本願に記載された方法及びシステムは、例えば飽和プロファイル、スライスセレクションT、及び空間的Tを用いることによって、例えばTカットオフの特定といった多孔質媒体の特性の測定を改善する。実験室では、Tカットオフが、100%飽和における試料のTスペクトルを、不流動飽和率(irreducible saturation)における同じ試料と比較することによって特定される。遠心分離スピン回転は、その時間効率に起因して、不動状態を得るために一般に使用される。これらの方法及びシステムは、実際の不動水セグメントを識別するために、飽和プロファイルを組み込み、また不動水セグメントのみを測定するために、選択されたスライスのTを使用する。不動水セグメントの識別は、スピン回転速度を特定する操作上の不確実さを低減し又は排除することができる。加えて、このアプローチは、異なる排気圧力に対して可変のTカットオフを提供できる。
これらの方法及びシステムは、試料全体にわたる平均飽和が不動水の様相を表すという仮定に基づく方法より、関心ある特性のより正確な特定を提供することができる。この仮定は、ある遠心分離速度において不飽和化された後の試料の長さに沿った異なる遠心力の結果としてコア試料の長さに沿って存在する飽和勾配のせいで、低透過性岩石に対してしばしば不正確である。この結果として、BVIが過大評価されることになり、これは、回収可能な埋蔵量の過小評価を意味する。高透過性試料の場合には、飽和勾配は、低透過性岩石の飽和勾配よりさほど深刻ではないと予想され、通常、無視されることができ、なぜならそれがTカットオフの推定に対してより少ない影響を与えるからである。より正確なTカットオフ値を低透過性岩石から取得するために、不動水セグメントの識別を使用しない方法は、必要とされるより高い遠心分離速度で岩石をスピン回転することを必要とすることができる。低透過性の石灰岩(チョーク様)に対しては、これは、これらの岩石が脆く、また高速で遠心分離することによってグレインが緩み始めて不正確なデータ及び恐らくは岩石の破壊に至るので、問題となり得る。
「不動水飽和」は、一般には、スピン回転速度(スピニング速度)の増加に伴うときであっても水の生成が遅く又は停止するコア試料の飽和状態を参照して使用される。不動水飽和が達成されたとき、実際の飽和プロファイルは、典型的には勾配を有する。本願は、条件が実際の不動水飽和に近づく試料の侵入端付近のセグメントを指すために、「実際の不動水セグメント」及び「低飽和部分」を使用する。
多くの実験は、典型的な砂岩について、Tカットオフが約33msであることを示している。典型的な炭酸塩のTカットオフは、80〜120msであり、92msの平均値を持つ。多くの場合、これらの値を直接に使用すると、実験室においてそれらを測定することなく、満足のいく結果を生成できる。しかしながら、複雑な岩質及び細孔系を持つ試料については、Tカットオフは、通常、実験室において特定される必要がある。
一態様においては、多孔質媒体のTカットオフを推定する方法は、多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップ;飽和されている中に試料のT分布を測定するステップ;遠心分離機内において試料を、試料の第1端が試料の第2端より遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させることによって不飽和測定のための試料を準備するステップ;試料の飽和プロファイルを取得するステップ;及び、試料の第1低飽和部を識別するステップ;試料の第1低飽和部に対して多孔質媒体のT分布を測定するステップ;試料の第1低飽和部に対して測定されたT分布を飽和条件の下において測定されたT分布と比較することによって多孔質媒体のTカットオフの第1推定値を取得するステップ;多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップ;飽和されている間に試料のT分布を測定するステップ;不飽和測定のために試料を、試料の第2端部が試料の第1端部より遠心分離機の回転軸に近い状態で試料を遠心分離機内において回転することによって;試料の飽和プロファイルを取得することによって;及び、試料の第2低飽和部を識別することによって、準備するステップ;試料の第2低飽和部に対して多孔質媒体のT分布を測定するステップ;試料の第2低飽和部に対して測定されたT分布を飽和条件下において測定されたT分布と比較することによって多孔質媒体のTカットオフの第2推定値を取得するステップ;及び、Tカットオフの第1推定値及びTカットオフの第2推定値を平均するステップ、を含む。ここで使用されるように、T分布を測定するステップは、空間的T分布を測定することを含む。
一態様では、多孔質媒体のTカットオフを推定する方法は:多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップ;飽和されている中に試料のT分布を測定するステップ;不飽和測定のための試料を、試料の第1端が試料の第2端より遠心分離機の回転軸に近い状態で遠心分離機内において試料をスピン回転させることによって;試料の飽和プロファイルを取得することによって;及び、試料の第1低飽和部を識別することによって;準備するステップ:試料の第1低飽和部に対して多孔質媒体のT分布を測定するステップ;並びに、試料の第1低飽和部に対して測定されたT分布を飽和条件下で測定されたT分布と比較することによって、多孔質媒体のTカットオフの第1推定値を取得するステップを含む。
一態様では、多孔質媒体の特性を推定する方法は:多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップ;遠心分離機内において試料を、試料の第1端が第2端より遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させるステップ;第1特性の第1推定値を得るために、多孔質媒体の第1特性を測定するステップ;第1特性の第1推定値を取得した後に、多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップ;遠心分離機内において試料を、試料の第2端が試料の第1端より遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させるステップ;第1特性の第2推定値を取得するために、多孔質媒体の第1特性を測定するステップ;及び、第1特性の第1推定値及び第1特性の第2推定値に少なくとも一部分において基づき、多孔質媒体の第2特性を特定するステップ;を含む。
これらの方法の実施は、以下の特徴のうちの1又は複数を含むことができる。
いくつかの実施では、試料の飽和プロファイルを取得するステップは、試料に対してNMR測定を実行することを含む。
いくつかの実施では、方法は、試料が不均一(heterogenous)であることを特定するステップを含む。場合によっては、試料が不均一であると特定するステップは、試料の最大間隙率及び最小間隙率を比較することを含む。
いくつかの実施では、試料の第1低飽和部を識別するステップは、試料の飽和が試料の最小飽和の10%以内である試料部分を識別することを含む。
いくつかの実施では、方法は、試料の第1低飽和部に対して測定されたT分布を、飽和条件下で測定されたT分布と比較することを含み、これは試料の第1低飽和部で測定されたT分布を、飽和条件下で測定されたT分布の一部と比較することを含み、T分布の一部は、試料の第1低飽和部に一致する。場合によっては、方法は:多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップ;飽和されている間に試料のT分布を測定するステップ;非飽和測定のための試料を、遠心分離機において非飽和測定のための試料を試料の第2端が試料の第1端より遠心分離機の回転軸に近い状態でスピン回転させることによって;試料の飽和プロファイルを取得することによって;試料の第2低飽和部を識別することによって;準備するステップ;試料の第2低飽和部に対して多孔質媒体のT分布を測定するステップ;試料の第2低飽和部に対して測定されたT分布を飽和条件下で測定されたT分布と比較することによって、多孔質媒体のTカットオフの第2推定値を取得するステップ;及び、Tカットオフの第1推定値及びTカットオフの第2推定値を平均するステップ、を含む。
いくつかの実施では、方法は、第1特性の第1推定値を得るために、試料を飽和させた後に試料をスピン回転させる前に、多孔質媒体の第1特性を測定するステップを含む。場合によっては、第1特定及び第2特定は、異なる特性である。場合によっては、第1特性は、T分布である。場合によっては、第2特性は、多孔質媒体のTカットオフである。
いくつかの実施では、多孔質媒体の第2特性を特定するステップは、第1特性の第1推定値に基づき第2特性の第1推定値を計算することと、第1特性の第2推定値に基づき第2特性の第2推定値を計算することと、及び第2特性の第1推定値及び第2特性の第2推定値を平均することとを含む。
いくつかの実施では、第1特性の第1推定値を取得するために多孔質媒体の第1特性を測定するステップは、試料の低飽和部分を識別し、及び試料の識別された部分に対して多孔質媒体の第1T分布を測定することを含む。場合によっては、第1特性の第2推定値を得るために多孔質媒体の第1特性を測定することは、試料の低飽和部分を識別すること、及び試料の識別された部分に対して多孔質媒体の第2T分布を測定することを含む。場合によっては、方法は、第1T分布に基づき多孔質媒体のTカットオフの第1推定値を計算するステップと、多孔質媒体の第1T分布に基づき多孔質媒体のTカットオフの第2推定値を計算するステップと、Tカットオフの第1推定値及びTカットオフの第2推定値を平均するステップとを含む。試料の低飽和部分を識別することは、試料に対してNMR測定を行うことを含むことができる。
これらの方法は、例えばTカットオフ、BVI、FFI及び導かれたNMR透過性といった層特性の精度を改善することができる。遠心理論及び飽和プロファイルの直接観察の両方からは、遠心分離された試料の生成端における飽和が侵入端における飽和(不動水飽和セグメント)より有意に高いことを示す。コア全体からの質量平衡からの平均飽和及びTスペクトルの両方は、浸透性又は回転速度が非常に高くない限り、有意に大きな飽和を有するセグメントを含む。コア試料全体を遠心回転した後にTスペクトルを測定する方法とは対照的に、本願の方法は、不動状態(irreducible state)にある試料の部分に対してT測定を実行する。このアプローチは、試料全体に対する値が使用される場合に生じる不動水飽和、及びTカットオフの系統的な過大評価を回避することができる。
これらの方法は、また、試行錯誤により回転速度を選択することより、コア試料の水を取り除くための遠心分離機の回転速度を選択するためのデータベースアプローチを提供する。これは、試行錯誤による又は透過率に基づく一速度のいずれかによって回転速度を選択することに際して固有の操作不確実性を低減し又は排除することができる。加えて、このアプローチは、試行錯誤法において不均一な不動水状態を検証するために必要とされる余分なステップを回避することができる。
本願の1又は複数の実施の詳細が、添付図面と以下の説明において説明される。本願の他の特徴、対象、及び利点は、当該説明及び図面、並びに請求の範囲から明らかであろう。
図1は、試料の特性を特定する方法を例示する。
図2は、十分に飽和されたコア試料及び不飽和のコア試料のスペクトルを含む。
図3は、飽和条件下及び低飽和部分が図1の方法の最小長さを満たす後における試料の飽和プロフィールを示す。
図4Aは、図1の方法を実施するように動作可能なシステムのコンポーネントを示す。 図4Bは、図1の方法を実施するように動作可能なシステムのコンポーネントを示す。 図4Cは、図1の方法を実施するように動作可能なシステムのコンポーネントを示す。
図5は、2800RPMにおいてスピン回転した後及び5600RPMにおいて回転した後における低い透過性炭酸塩コア試料の100%飽和における飽和プロファイルを示す。
図6Aは、スピン回転の後のコア試料に沿ったTスペクトルを示す。 図6Bは、スピン回転の後のコア試料に沿ったTスペクトルを示す。
図7は、高透過性試料及び低透過性試料にための飽和プロファイルを比較する。
図8Aは、飽和の関数として毛管圧をプロットするチャートを用いた不動水飽和の見積もりを示す。
図8Bは、飽和の関数として相対透過率をプロットしたチャートを用いた不動水飽和の見積もりを示す。
図8Cは、低透過性、中透過性、及び高透過性のコア試料のための典型的な毛管圧力曲線を示す。
図9は、100%水飽和における均質石灰石コア試料の空間−Tを示す。
図10は、100%の水飽和度における、あまり均質でない石灰石コア試料の空間−Tを示す。
図11は、試料の特性を特定する方法を示す。
図12Aは、ある配向における不均一コア試料の飽和プロファイルを示す。 図12Bは、別の配向における不均質コア試料の飽和プロファイルを示す。
様々な図面における同様の参照記号は、同様の要素を示す。
本願に記載される方法及びシステムは、多孔質媒体の試料の低飽和部分における多孔質媒体の少なくとも1つの特性の測定に基づき、多孔質媒体の特性(例えば、Tカットオフ)を特定するアプローチを提供する。試料の低飽和部分における観察は、試料全体にわたる観察より、不動水条件を仮定する計算のためのより良い基礎を提供する。
引き続く実施例では、試料の低飽和部分における多孔質媒体の少なくとも1つの特性の測定に基づき多孔質媒体の特性を特定する方法が、地層のTカットオフの推定に適用される。しかしながら、この方法は、また、例えば多孔質プレートによる抵抗率及び毛管圧といった均一な飽和分布を仮定して測定された他のパラメータの見積もりに適用されることができる。
図1は、多孔質媒体の特性を推定する方法100を示す。方法100は、多孔質媒体の試料を流体110で飽和させることを含む。多孔質媒体の第1特性は、飽和における特性が、引き続く計算に使用される場合、飽和試料112に対して測定される。試料は、流体114を除去するために遠心分離機においてスピン回転させる。初期の回転速度は、試料の透過性に基づき選択されることができる。J関数は、レベレット(Leverett)のJ関数として知られ、毛管圧力及び他のパラメータに基づく無次元関数であると共に初期の回転速度を推定するために使用されることができる。例えば、3のJ関数が典型的には適切である。
レベレットJ式は:
(1).
Figure 2020529019
(2).
Figure 2020529019
ここで、kは透過性であり、φは多孔性であり、σは界面張力であり(空気/水系のために72は使用される)、θは接触角であり(ゼロが仮定される)、Pcは毛管圧であり、JはレベレットJ数であり、△ρは空気と水との間の密度差であり、ωは遠心分離機速度であり、r1及びr2は、それぞれ、遠心分離機の回転中心からコアの底端までの距離、及び遠心分離機の回転中心からコアの頂部までの距離である。
したがって、Pcは式(1)を用いてある特定のJ数のために計算されることができ、次いでωが式(2)から推定される。
スピン回転の後に、試料の飽和プロファイルが測定され116、試料118の低飽和部分を識別するために使用される。試料の低飽和部分の長さが、長さが最小を超えないことを検証するために、チェックされる(120)。試料の低飽和部分の長さが最小の長さを超えない場合、試料は、スピン回転を用いる飽和プロファイルの測定、試料の低飽和部分の識別、及び試料の低飽和部分の長さが最小を超えるまで繰り返される長さをチェックすることの前に、より高速でスピン回転される。試料の低飽和部分の長さが最小の長さを超えるとき、多孔質媒体の第1特性が、試料122の識別された部分において測定される。任意選択的に、多孔質媒体の第2特性が、試料124の低飽和部分において測定された第1特性に少なくとも部分的に基づき特定される。
ある適用においては、方法100は、地層のTカットオフを推定するために、地層からのコア試料に適用されることができる。関心ある地層からの清浄化され乾燥されたコア試料は、ブライン(brine)で飽和される。飽和の後に、NMR技術が、飽和された試料の飽和プロファイル及びTスペクトル/空間Tを取得するために使用される。飽和プロファイル及びスライス選択T分布が、Vashaee, S., B. Newling, and B. J. Balcomの「多孔質媒体における縦方向アダマール符号化及び断熱的反転パルスを用いた局所T測定」Journal of Magnetic Resonance 261 (2015):141−148によって記載されているように、分極磁場と共に磁場勾配を印加することによって取得されることができる。多くの新しいNMR装置は、飽和プロファイルを測定するために必要とされる磁気勾配を有するけれども、いくつかの古いNMR装置は、この能力を有していない。
試料は、流体114を除去するために遠心分離機においてスピン回転させる。スピン回転の後に、試料の飽和プロファイルが、NMR技術を用いて測定され116、試料118の低飽和部分を識別するために使用される。
前述のように、試料の低飽和部分の長さは、試料の低飽和部分の長さが最小長を超えることを検証するためにチェックされる。最小長さは、試料固有であり、例えば、ある設定距離又は全試料長のある割合であることができる。コア試料は、典型的には〜2インチ(〜5cm)長であり、〜1インチ(〜2.5cm)径である。これらのサイズの試料については、0.4インチ(1cm)の試料の低飽和部分の最小長さが適切であることが見出された。試料の低飽和部分の長さが1cmを超えるとき、試料の低飽和部分のTスペクトルが測定されて、次いで、図2を参照して説明された手順を用いてTカットオフの推定のための基礎として使用される。方法100を実施するいくつかのアプローチは、最小値を試料長のある割合(例えば、>30%、>40%、>50%、又は>60%)として設定する。識別及び長さチェックは、また、オペレータによって手動で視覚的に実行されることができる。
図2は、Tスペクトルの増分の間隙率(左縦軸)及び累積曲線の累積間隙率(右縦軸)がT緩和時間の関数としてプロットされたチャートを示す。十分に飽和された条件下におけるコア試料から取得された累積曲線212及びTスペクトル210、並びに(例えば、図1に関連して記載されるように)コア試料の低飽和部分から取得された累積曲線216及びTスペクトル214が、このチャート上に表示される。低飽和累積曲線216のプラトーは左に延長されて、飽和された累積曲線212との交点218に至る。Tカットオフは、飽和の曲線212上の累積値が不飽和の曲線216の最終累積値に等しい交点218のT緩和時間であるとして取られる。このサンプルに関しては、Tカットオフは42.400msである。低飽和におけるTスペクトルによって対象に含められるエリアは、BVIである垂直線の左における100%水飽和スペクトルの部分的エリアに等しく、垂直線の右における部分的エリアはFFIである。浸透性は、Timur−Coatesといったモデルを用いて、これらのパラメータから導かれることができる。
高浸透性試料に関しては、試料全体が低飽和条件にあり、飽和曲線及び低飽和曲線は、直接に比較されることができる。試料の一部のみが低飽和条件にある場合、試料の低飽和部分のTスペクトルは、正規化されなければならない。低飽和部分のTスペクトルは、低飽和部分長へのコア長の比によってコア全体に変換され、また変換されたスペクトルは、100%飽和においてスペクトルと比較される。
図3は、コア試料220、飽和条件下で測定された飽和プロファイル222の関連付けられたプロット、及び試料の低飽和部分226の長さが図1に関連して説明された方法の最小基準を超えた後に測定された飽和プロファイル224を示す。飽和プロファイルは、NMR機器の視野内において試料に沿った異なる位置において観察された間隙率として示される。NMR技術は、含水量を測定する。これに従って、試料をスピン回転させる前の間隙率は、100%飽和にある。試料をスピン回転させた後の試料に沿った飽和は、100%飽和における間隙率によって除算された(間隙率として報告された)観察された含水量を除算することによって計算されることができる。この分野では、NMR結果は、典型的には間隙率として報告され、また間隙率は、飽和の代替として使用される。
図4A、図4B、及び図4Cは、図1の方法を実施するように動作可能なシステムのコンポーネントを示す。図4Aは、遠心分離機を示し、図4Bは、NMRシステムを示し、図4Cは、コア試料を示す。
図5は、100%飽和において測定された低透過性の炭酸塩コア試料の飽和プロファイル250、毎分2800回転(RPM)において回転した後に測定された飽和プロファイル252、及び5600RPMにおいて回転した後に測定された飽和プロファイル254を示す。これらの結果は、遠心分離による毛管圧において使用される理論と一致しており、遠心分離では、飽和がスピン回転中に試料の長さに沿って不均一であることが知られている。試料の平均間隙率は、〜0.33間隙率単位(p.u.)である。間隙率/飽和の5%変動は〜0.02p.uである。2800rpmにおいて〜6時間回転した後に、視野内の〜1.9cmの位置における間隙率は、〜0.09p.uであった。0.12p.u.の間隙率(最小の間隙率より〜10%高い)は、視野内において〜1.8cmであり、また試料の低飽和部分の長さは、〜0.1cmであった。
試料の低飽和部分の長さが1cm未満であったので、試料は、再び、より高速で回転させた。試料が5600RPMにおいて〜6時間回転させた後に、視野内における〜1.9cmの位置における間隙率は、〜0.03p.uであった。0.06p.u.の間隙率(最小間隙率より〜10%高い)は視野において〜0.5cmであり、試料の低飽和部分の長さは、〜1.4cmであった。試料の低飽和部分の長さは1cmより大きいので、試料の低飽和部分のTスペクトルが測定されて、次いで本願において後に説明された手順を用いて、Tカットオフの推定の基礎として使用された。
図5は、また、試料の低飽和部分において測定された特性のみを使用することが、試料全体にわたって測定された特性を使用することに、有意に改善された結果をどのように提供することができるかを示す。試料は、5600RPMにおけるスピン回転の後に不動水状態にあると見なされ、なぜなら、一端における低飽和は安定値に近づき、またより高いRPMにおけるさらなるスピン回転することが毛管末端効果のためにより高い飽和をさらに減少させなかったからである。飽和プロファイル252及び飽和プロファイル254から理解されるように、飽和分布は均一からは程遠い。試料の低飽和部分は、実際の不動水飽和に近似する〜0.04p.u.の平均間隙率を有する。対照的に、試料全体にわたる平均飽和度は〜0.09p.uである。平均飽和度は、実際の不動水飽和より有意に高く、また平均飽和度に依存する手順は、多孔質媒体の形成からの回収可能な貯留層を有意に過小評価することになる。
図6A及び図6Bは、Tスペクトル260に対する飽和の不均一な分布の効果を示す。図6A及び図6Bにおけるグラフは、遠心分離機中において回転により生成された不動状態における別の試料からの空間Tである。空間Tは、試料の長さに沿った多くの位置におけるT分布を提供する。図5のグラフと同様に、全振幅(飽和)は、コア(図6A)に沿って不均一な分布を有し、またより低い飽和(実際の不動飽和)のTスペクトルは、より低いT領域(図6B)の左にシフトする。全コアに対して1回のT測定を行うのみの方法は、低飽和領域の外側からのスペクトルを含む図6A及び図6Bにおける全てのスペクトルの組み合わせを取得する。その結果として、全コアのTスペクトルは、より大きな振幅及びより長いT2meanを有する。要約すると、1回のT測定を実行するのみの方法は、実際には、実の不動水飽和度よりも著しく高い飽和度において右(より長いT)にシフトするTスペクトルを取得する。
試料にわたって飽和の変動を考慮すると、図1に関して説明された方法が、コアに沿った脱飽和後の飽和分布が多かれ少なかれ均一であると共にこの均一な飽和に対してT測定が行われるという仮定に依拠する方法より正確な結果を生成することを可能にする。この仮定は、多孔質プレート脱飽和法に有効である可能性があり、なぜなら、平衡が達せられたときにコアにわたって圧力差があるべきではないからである。しかしながら、図1に関して記載された方法は、多孔質プレート脱飽和法よりはるかに速く、また多孔質プレート脱飽和法を制限する低透過性コア試料に対する圧力上限制限の影響下にある。これらの方法は、低透過性試料のための実際の不動水飽和より系統的に高い平均飽和においてTを測定する欠点を回避する。
図7は、この誤差が高透過率試料に対してそれほど重要ではない理由を示す。図7は、100%飽和において測定された低透過性石灰石コアの飽和プロフィール270、不動水飽和において測定された低透過性石灰石コアの飽和プロフィール272、及び100%飽和において測定された高透過性石灰石コアの飽和プロフィール274、及び不動水飽和で測定された高透過性石灰石コアの飽和プロフィール276を比較する。図5に関して議論されたように、低透過性試料全体の飽和プロファイル272の平均間隙率は、プロファイルの低飽和部分の平均間隙率よりはるかに高い。対照的に、高透過性石灰石コア全体の飽和プロファイル276の平均間隙率は、試料の侵入端部における飽和に非常に近い。
図1に関連して説明された方法は、また、不動水飽和に到達するスピン速度の選択に関連付けられた操作の不確実性を低減しており、該不確実性は、部分的に、BVI又は非可動水の概念の曖昧さに起因し得る。
図8A(https://www.spec2000.net/15−swrr.htm)は、飽和の関数として毛管圧力を提示する。図8B(https://www.spec2000.net/15−swrr.htm)は、飽和の関数としての比透過率を提示する。図8Cは、低、中、及び高透過性コア試料のための典型的な毛管圧力曲線を例示する。坑井検層では、不動水は、図8Aに示された遷移ゾーンの上方の遺留不動水飽和に主に関連しており、油又はガスゾーンでは、遺留水又は不動水が移動不能と見なされる。不動水飽和の概念は、また、異なるプロセス(相対透過性のためのコアフラッド、又は毛管圧力のための遠心分離機及び多孔質プレート)によって不動状態が取得されるとしても、毛管圧力及び相対透水性を取得するに際して適用される。これらの値は、通常は、特に高透過性試料の場合、図8A及び図8Bに示されるように同じであるか又は非常に近い。毛管圧曲線が図8Cに示される高透過性試料の場合、毛管圧(〜50psi)が小さいと、可動水のほとんど全てを除くことができ、また毛管曲線の垂直部分によって示されるより高いスピン速度において生成される水は、全く無いか又はほとんど無い。試料が複雑な細孔系又は低い透過性を有する場合、不動水飽和に達するために必要な毛管圧は、より高く、また図8Cに示される中位及び低位の透過性の試料と共に示されるように変化する。
適切な遠心スピン速度を不動状態に到達するために得るいくつかの方法がある。
試験のための試料を送る石油物理学者が地層の変位圧力を有する場合、適切なスピン速度は、その既知の変位圧力を提供するために選択されることができる。或いは、ほとんどのサービスラボラトリが、試料カテゴリ又は単純な相関に基づきスピン回転速度を選択する。例えば、砂岩については、100psiの変位圧力が、高透過性試料のために使用され、200psiが、中位から低位の透過性試料のために使用され、300psiが、超低位の透過性試料のために使用され、また400psiが炭酸塩試料のために使用される。岩石密度又はJ関数が、また、スピン速度を選択するために使用される。これらの単純な相関を用いる選択速度は、容易に、適切な速度のより上又はより下であることができる。許容される場合には、追加のより高い速度が使用されることができ、また増分の生産が、不動状態を検証するために査定されることができる。生産が続く場合、更なる検証が、なお一層の高速度において実行されることができる。これは、基本的には、必要とされる時間及び試験コストを増大させる試行錯誤的な方法である。
対照的に、試料の低飽和部分の特性を識別しまた査定することにより、試行錯誤の代わりに定量的基準によって、変位圧力又はスピン回転速度の選択が不動飽和に影響を及ぼすことを可能にする。このアプローチは、図8Cに示されるような複雑な細孔系を持つコア試料に特に有用である。これらのコア試料に対しては、増分の生産がスピン速度の増加に伴ってゼロに近づかないことがあり、これは不動水状態の識別を困難にする。加えて、本願に記載されるスピン速度の定量的な選択は、スピン速度を増加させると共に検証のためのマス損失を検査することによって不動状態を特定するに際して伴われる余分なステップを回避する。試行錯誤のアプローチでは、増分生産は、主に高飽和の端部からであり、一方、低飽和端部への変化がほとんどない。
以下のことが予想される:試料の低飽和部の特性を識別しまた測定する方法によって提供された改善された精度が、中位から低透過率のコア試料、及び複雑な細孔系を持つコア試料に対する測定に対して、主に、生じる。
均質な試料については、各試料の一部の特性に基づいて多孔質媒体特性を特定することが一般には適切である。
しかしながら、不均一な試料については、試料の異なる部分は、異なる特性を有し、各試料の一部の特性に基づき多孔質媒体特性を特定することが、問題となり得る。
例えば、図9は、均質な石灰石試料278の空間的Tを示し、図10は、不均一な石灰石試料280の空間的Tを示す。均質な石灰石試料300については、図1に関して説明された方法を適用すると、図示されたように配向された試料又は反転された試料とほぼ同じ結果になるであろう。対照的に、図1に関して説明された方法を不均一な石灰石試料280に適用すると、図示されたように配向された試料及び反転された試料で異なる結果になるであろう。
図11は、試料の低飽和部分における測定に基づき多孔質媒体の特性を特定する方法300を示す。方法308は、多孔質媒体の試料を流体310で飽和させることを含む。多孔質媒体の第1特性が、飽和における特性が引き続く計算において使用される場合、飽和試料312に対して測定される。試料は、流体314を除去するために遠心分離機において回転される。スピン回転の後に、試料の飽和プロファイルが、316測定され、また試料318の低飽和部分を識別するために使用される。多孔質媒体の第1特性は、試料320の識別された部分において測定される。任意の選択で、試料が均質であるか不均一であるかを322特定する。この特定は、空間的Tの視覚的分析によって実行されることができる。100%水飽和における飽和プロファイルのフラクチュエーション(変動)は、均質性の程度を示す。例えば、最大間隙率が、最小間隙率に比べて10%より(例えば、20%よりも、30%よりも、又は40%よりも)大きい場合、試料が不均一であると見なされる。
試料が均質である場合、測定された第1特性を第1特性の特定された値として使用する。試料が不均一である場合又は均質/不均一の特定が実行されない場合、遠心分離機中のサンプルを反転させて、ステップ310〜320を繰り返し、また第1特性の測定値の平均を特定された第1特性として使用する。
ある応用において、方法300は、地層のTカットオフを推定するために、地層からのコア試料に適用されることができる。関心ある地層からの清浄化され乾燥されたコア試料は、ブライン(brine)で飽和される。飽和の後に、NMR技術が、飽和試料の飽和プロファイル及びTスペクトルを取得するために使用される。試料は、不動水飽和状態を達成するために、遠心分離機においてスピン回転される。回転の後に、試料の飽和プロファイルが、NMR技術を用いて測定され、また試料の低飽和部分を識別するために使用される。
BVIは、侵入端に近い試料の低飽和部分から推定され、試料は、その2つの端の間において最大で10%の飽和変動を示す。この領域の長さは試料長のほぼ半分を対象とするように推奨される。これは、遠心分離速度を徐々に増加すると共にスピン回転ステップ及び測定ステップを繰り返すことによって達成されることができる。或いは、図1に関連して上に説明された定量的アプローチが、適切なスピン回転速度を提供すると共に試料の低飽和部分を識別するために使用されることができる。
BVIの低飽和領域内のT分布が、単一のT分布を取得するために合計され、また該単一のT分布のための累積間隙度がプロットされる。低飽和部分スペクトルのTスペクトル及び関連付けられた累積曲線は、Tカットオフを特定するために、100%飽和においてコアの同じ部分に対して観察されたものとしてTスペクトル及び関連付けられた累積曲線と比較される。以下のことが予期される:このアプローチが、方法100に関連して既に説明されたように、コア長に対する低飽和部分長の比で低飽和部分のTスペクトルをコア全体に変換するアプローチに比べて、不均一な試料により適切であること。
均一な試料に関して、以下のことが特定される:このTカットオフは、分析されている多孔質媒体のためのTカットオフであること。不均一な試料について、試料は遠心分離機において判定されて、該プロセスが、Tカットオフの第2推定値を生成するために繰り返される。以下のことが特定される:Tカットオフの2つの推定値の平均が、分析されている多孔質媒体のためのTカットオフであると特定される。
図12A及び図12Bは、方法300の影響を示す。図12Aは、不均一な試料のための100%飽和条件及び不動水飽和条件のための飽和曲線を示す。図12Bは、逆転完了の後の同じ不均一な試料のための100%飽和条件及び不動水飽和条件のための飽和曲線を示す。初期分析のみを用いて、Tカットオフは115msであると見積もられる。初期の分析及び反転された試料分析の平均に基づき、Tカットオフは80msであると見積もられる。これは、関心のある地層のための推定された回収可能な貯留層において7%の差という結果になるであろう。
本願のいくつかの実施例が説明されてきた。それにもかかわらず、様々な変形例が、本願の範囲及び精神を逸脱することなく為されるようにしてもよい。これに従って、他の実施例は、以下の請求の範囲内にある。
100 方法
110 流体
112 飽和試料
114 流体
118 試料
122 試料
124 試料
210 Tスペクトル
212 累積曲線
214 Tスペクトル
216 累積曲線
218 交点
220 コア試料
222 飽和プロファイル
226 低飽和部分
252 飽和プロファイル
254 飽和プロファイル
270 飽和プロフィール
272 飽和プロフィール
274 飽和プロフィール
276 飽和プロフィール
300 方法
308 方法
310 流体
312 飽和試料
314 流体
320 試料

Claims (23)

  1. 多孔質媒体のTカットオフを評価する方法であって:
    前記多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップと;
    飽和させながら前記試料のT分布を測定するステップと;
    前記試料を非飽和測定のために
    遠心分離機内において前記試料を、前記試料の第1端が前記試料の第2端より前記遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させること、
    前記試料の飽和プロファイルを取得すること、
    前記試料の第1低飽和部を識別すること
    によって準備するステップと;
    前記試料の前記第1低飽和部に対して前記多孔質媒体のT分布を測定するステップと;
    前記試料の前記第1低飽和部に対して測定された前記T分布を、飽和された条件の下において測定された前記T分布と比較することによって前記多孔質媒体の前記Tカットオフの第1見積もりを取得するステップと;
    前記多孔質媒体の前記試料を前記流体で飽和させるステップと;
    飽和させながら前記試料のT分布を測定するステップと;
    前記試料を非飽和測定のために
    遠心分離機内において前記試料を、前記試料の前記第2端が前記試料の前記第1端より前記遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させること、
    前記試料の飽和プロファイルを取得すること、
    前記試料の第2低飽和部を識別すること
    によって準備するステップと;
    前記試料の前記第2低飽和部に対して前記多孔質媒体のT分布を測定するステップと;
    前記試料の前記第2低飽和部に対して測定された前記T分布を飽和された条件の下において測定された前記T分布と比較することによって前記多孔質媒体の前記Tカットオフの第2見積もりを取得するステップと;
    前記Tカットオフの前記第1見積もり及び前記Tカットオフの前記第2見積もりを平均するステップと;を備える
    方法。
  2. 前記試料の前記飽和プロファイルを取得するステップは、NMR測定を実行することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記試料は不均一であることを特定するステップを更に備える、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記試料は不均一であることを特定するステップは、前記試料の最大間隙率及び最小間隙率を比較することを含む、
    請求項3に記載の方法。
  5. 前記試料の前記第1低飽和部を識別するステップは、前記試料の一部分を識別することを含み、前記一部分では、前記試料の飽和が前記試料の該一部分の最小飽和の10%以内である、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記試料の前記第1低飽和部に対して測定された前記T分布を、飽和された条件下で測定された前記T分布と比較するステップは、前記試料の前記第1低飽和部に対して測定された前記T分布を、飽和された条件下で測定された前記T分布の一部分と比較することを含み、
    前記T分布の前記一部分は、前記試料の前記第1低飽和部に一致する、
    請求項1に記載の方法。
  7. 多孔質媒体のTカットオフを見積もる方法であって:
    前記多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップと;
    飽和させながら前記試料のT分布を測定するステップと;
    非飽和測定のために前記試料を、遠心分離機内において前記試料を、前記試料の第1端が前記試料の第2端より前記遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させること、
    前記試料の飽和プロファイルを取得すること、
    前記試料の第1低飽和部を識別すること
    によって準備するステップと;
    前記試料の前記第1低飽和部に対して前記多孔質媒体のT分布を測定するステップと;
    前記試料の前記第1低飽和部に対して測定された前記T分布を飽和された条件の下において測定された前記T分布と比較することによって前記多孔質媒体の前記Tカットオフの第2見積もりを取得するステップと;を備える
    方法。
  8. 前記試料は不均一であることを特定するステップを備える、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記流体で前記多孔質媒体の前記試料を飽和させるステップと;
    飽和させながら前記試料のT分布を測定するステップと;
    前記試料を非飽和測定のために
    遠心分離機内において前記試料を、前記試料の前記第2端が前記試料の前記第1端より前記遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させること、
    前記試料の飽和プロファイルを取得すること、
    前記試料の第2低飽和部を識別すること
    によって準備するステップと;
    前記試料の前記第2低飽和部に対して前記多孔質媒体のT分布を測定するステップと;
    前記試料の前記第2低飽和部に対して測定された前記T分布を、飽和された条件の下において測定された前記T分布と比較することによって前記多孔質媒体の前記Tカットオフの第2見積もりを取得するステップと;
    前記Tカットオフの前記第1見積もり及び前記Tカットオフの前記第2見積もりを平均するステップと;
    を備える
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記試料の前記飽和プロファイルを取得するステップは、前記試料に対してNMR測定を実行することを含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記飽和の前記第1低飽和部を識別するステップは、前記試料の一部分を識別することを含み、
    前記試料の前記一部分では、前記試料の飽和が前記試料の該一部分の最小飽和の10%以内である、
    請求項9に記載の方法。
  12. 前記試料の前記第1低飽和部に対して測定された前記T分布を、飽和された条件下で測定された前記T分布と比較するステップは、前記試料の前記第1低飽和部に対して測定された前記T分布を飽和された条件下で測定された前記T分布の一部分と比較することを含み、
    前記T分布の前記一部分は、前記試料の前記第1低飽和部に一致する、
    請求項9に記載の方法。
  13. 多孔質媒体の特性を見積もる方法であって:
    前記多孔質媒体の試料を流体で飽和させるステップと;
    遠心分離機において前記試料を、前記試料の第1端が前記試料の第2端より前記遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させるステップと;
    前記試料の第1特性を測定して、前記第1特性の第1見積もりを取得するステップと;
    前記第1特性の前記第1見積もりを取得した後に、前記多孔質媒体の前記試料を前記流体で飽和させるステップと;
    遠視分離機において前記試料を、前記試料の前記第2端が前記試料の前記第1端より前記遠心分離機の回転軸に近い状態で、スピン回転させるステップと;
    前記第1特性の第2見積もりを取得するために、前記多孔質媒体の前記第1特性を測定するステップと;
    前記第1特性の前記第1見積もり及び前記第1特性の前記第2見積もりの少なくとも一部分に基づき、前記多孔質媒体の前記第2特性を特定するステップと;を備える
    方法。
  14. 前記試料が不均一であることを特定するステップを備える、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1特性の前記第1見積もりを取得するために前記試料をスピン回転する前であって前記試料を飽和した後に、前記多孔質媒体の前記第1特性を測定するステップを備える、
    請求項13に記載の方法。
  16. 前記第1特性及び前記第2特性は、異なる特性である、
    請求項13に記載の方法。
  17. 前記第1特性はT分布である、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2特性は、前記多孔質媒体のTカットオフである、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記多孔質媒体の前記第2特性を特性するステップは、前記第2特性の第1見積もりを前記第1特性の前記第1見積もりに基づき計算し、前記第2特性の第2見積もりを前記第1特性の前記第2見積もりに基づき計算し、前記第2特性の前記第1見積もり及び前記第2特性の前記第2見積もりを平均する、ことを含む、
    請求項13に記載の方法。
  20. 前記第1特性の第1見積もりを取得するために前記多孔質媒体の第1特性を測定するステップは、前記試料の低飽和部を識別し、前記試料の前記識別された部分に対して前記多孔質媒体の第1T分布を測定する、
    ことを含む、請求項13に記載の方法。
  21. 前記第1特性の第2見積もりを取得するために前記多孔質媒体の第1特性を測定するステップは、前記試料の低飽和部を識別し、前記試料の前記識別された部分に対して前記多孔質媒体の第2T分布を測定することを含む、
    請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1T分布に基づき前記多孔質媒体のTカットオフの第1見積もりを計算し、前記多孔質媒体の前記第1T分布に基づき前記多孔質媒体の前記T分布の第2見積もりを計算し、前記Tカットオフの前記第1見積もり及び前記Tカットオフの前記第2見積もりを平均する、ことを含む、
    請求項21に記載の方法。
  23. 前記試料の前記低飽和部を識別するステップは、前記試料に対してNMR測定を実行することを含む、
    請求項20に記載の方法。
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