JP2020524630A - Uavの飛行体積を制御するための能動的テザー、並びに関連する方法及びシステム - Google Patents

Uavの飛行体積を制御するための能動的テザー、並びに関連する方法及びシステム Download PDF

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Abstract

UAVの飛行体積を制御するための能動的テザー、並びに関連する方法及びシステムについて開示する。代表的な実施形態による方法は、UAVを発射場から上方に導くステップと、UAVが空中に存在している間にUAVの故障又はこれから起きる故障の指示を受け取るステップと、指示に応答して、UAVに取り付けられたテザーを介してUAVに加速度を付与するステップと、を含む。【選択図】図1

Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2017年6月13日に出願された係属中の米国仮特許出願第62/519,089号に対する優先権を主張するものであり、この文献は引用により本明細書に組み入れられる。
本技術は、一般にUAVが動作する飛行体積(flight volumes)を制御するための能動的テザー、並びにさらなる抑制を含む関連するシステム及び方法に関する。
無人航空機(UAV)は、有人航空機又は衛星によって行われていたはずの様々な作業を実行する人気の高い装置になってきた。このような作業は、監視作業、イメージング作業、及び積載物搬送作業を含む。しかしながら、UAVには多くの欠点がある。例えば、建物、樹木又はその他の物体の近くなどの狭苦しい場所でUAVを動作させること、特に自律的にそれを行うことは困難となり得る。特に、UAVがこのような物体と衝突するのを防ぐことは困難となり得る。従って、近隣に潜在的危険物が存在する領域では、UAVが所望の監視作業を実行できないこともある。従って、UAVが排除されそうな領域を含み得る作業環境内でUAVの安全かつ正確な航行を可能にする技術及び関連するシステムが依然として必要とされている。
本技術のいくつかの実施形態による、テザーを使用して動作するUAVの部分的概略図である。 本技術のいくつかの実施形態による、テザーを使用して高所から動作するUAVの部分的概略図である。 UAVが動作する領域の体積を増加させる情報を収集するUAVの部分的概略図である。 本技術のいくつかの実施形態による、テザー及びビレイ装置を使用して動作するUAVの部分的概略図である。 本技術のいくつかの実施形態による、UAVの代表的な動作方法を示すフロー図である。 本技術のいくつかの実施形態による、UAVの代表的な動作方法を示す別のフロー図である。
本技術は、一般にテザーなどを介してUAVの飛行を抑制するためのシステム及び方法に関する。例えば、いくつかの実施形態では、UAVの故障又は潜在的故障の指示に対してUAVを素早く引き寄せることによって自動的に応答するウィンチにテザーが接続される。いくつかの実施形態では、たとえUAVが故障して地面に落下しつつある場合でも、ウィンチがUAVの非増強降下速度(un−augmented descent rate)よりも速くUAVを引き寄せることができる。この構成は、たとえ飛行体積内に回避すべき危険物又はその他の特徴物が存在する場合でも、UAVがさらに大きな飛行体積内で飛行することを可能にすることができる。例えば、故障時にUAVを素早く引き寄せる能力は、たとえUAVが危険物の上方で及び/又は危険物を越えて故障した場合でも、UAVが危険物に衝突する確率を大幅に軽減することができる。いくつかの実施形態では、高速動作するウィンチに加えて又はその代わりに他の技術を使用することもできる。例えば、テザーは、故障時にUAVが移動できる限られた範囲のみを含む潜在的暴露環境内でUAVが動作できるようにする1又は2以上のビレイ装置を通過することができる。別の例では、UAVの降下速度を減速させることによって潜在的衝突半径をさらに制限して航空機を保護するのに役立つことができるパラシュートを、能動的に動作するウィンチと組み合わせて展開することができる。
以下、特定の代表的な構成を参照しながら、開示する技術のいくつかの実施形態の具体的詳細について説明する。開示する技術は、UAVと、その他の構成を有する関連システムとに従って実施することができる。また、いくつかの実施形態では、開示する技術の特定の態様を、UAV以外の自律走行車(例えば、自律的陸上車両又は船舶)との関連で実施することもできる。明確にするために、以下の説明では、しばしばUAVに関連する周知の構造又はプロセスではあるが、現在開示している技術のいくつかの重要な態様を不必要に曖昧にする恐れがある構造又はプロセスを表す具体的詳細については説明しない。さらに、以下の開示では、開示する技術の異なる態様のいくつかの実施形態を示すが、本技術のいくつかの実施形態は、本節で説明するものとは異なる構成及び/又はコンポーネントを有することもできる。従って、本技術は、追加要素を含む、及び/又は図1〜図6を参照しながら後述する要素のうちのいくつかを含まないいくつかの実施形態を有することもできる。
開示する技術のいくつかの実施形態は、プログラマブルコンピュータ又はコントローラによって実行されるルーチンを含むコンピュータ実行可能命令の形を取ることができる。当業者であれば、本技術は、以下で図示し説明するもの以外のコンピュータ又はコントローラシステム上で実施することもできると理解するであろう。本技術は、後述するコンピュータ実行可能命令のうちの1つ又は2つ以上を実行するように特別にプログラム、構成又は構築された専用コンピュータ、コントローラ又はデータプロセッサにおいて具体化することができる。従って、本明細書で一般的に使用する「コンピュータ」及び「コントローラ」という用語は(空中及び/又は地上の)好適なデータプロセッサを含み、パームトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、セルラー又は携帯電話機、マルチプロセッサシステム、プロセッサベースの配線プログラム可能な家庭用電化製品、ネットワークコンピュータ、ラップトップコンピュータ及びミニコンピュータなどを含むインターネット機器及びハンドヘルド装置を含むことができる。これらのコンピュータが取り扱う情報は、液晶ディスプレイ(LCD)を含むいずれかの好適な表示媒体に提示することができる。当業で周知のように、一般にこれらのコンピュータ及びコントローラは、様々なプロセッサ、メモリ(例えば、非一時コンピュータ可読媒体)、入力/出力装置、及び/又はその他の好適な機能を有する。
本技術は、通信ネットワークを通じて結合された遠隔処理装置によってタスク又はモジュールが実行される分散環境で実施することもできる。分散コンピュータ環境では、局所的及び遠隔的メモリ記憶装置内にプログラムモジュール又はサブルーチンを配置することができる。後述する技術の態様は、磁気的又は光学的に読み取り可能又は取り外し可能なコンピュータディスクを含むコンピュータ可読媒体に記憶又は分散させることも、ネットワークを介して電子的に分散させることもできる。本技術の態様に特有のデータ構造及びデータ送信も本技術の範囲に含まれる。
図1は、環境130内で動作するUAV110を含むシステム100の部分的概略図である。環境130は、標的131(例えば、UAV110の監視対象)と、回避すべき1又は2以上の危険物140又はその他の物体又は特徴物(例えば、道路141における車両142及び歩行者143)とを含むことができる。全体的なシステム100は、標的131におけるUAV110のミッション遂行を可能にしながら、UAV110が故障によって危険物140に衝突又は別様に干渉するリスクを大幅に軽減するように構成された抑制システム150を含むことができる。
UAV110は、積載物111(例えば、標的131を評価するために使用される1又は2以上のカメラ又はその他のセンサ112)を含むことができる。UAV110は、標的131に対する適所に自機を移動させる推進システム113をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、標的131が、セルラーネットワークアンテナ133を有するタワー132、或いはUAV110が実行する検査、サービス及び/又はその他の動作の恩恵を受ける他の構造を含むことができる。
抑制システム150は、UAV110とウィンチ151との間に接続されたテザー153を含むことができる。以下でさらに詳細に説明するように、テザー153は、UAV110の動きを制限し、UAV110をウィンチ151に向けて加速させるのに十分なほど頑強な抑制線154を含むことができる。テザー153は、UAV110とコントローラ120との間に有線リンクを提供する通信回線155を含むこともできる。コントローラ120は、無線リンク121を介してUAVと通信することもできる。また、コントローラ120は、ウィンチ151の動作を制御するために、ウィンチ151を駆動するウィンチモータ152に結合することもできる。
1つの動作モードでは、抑制システム150が、ウィンチ151からの第1の最大距離又は半径R1でUAV110を飛行可能にするように構成される。第1の半径R1は、UAV110がその監視ミッションの少なくともいくつかの態様を第1の位置P1から実行できるようにするのに十分なものである。第1の半径R1は、第1の半径R1によって示す半球体積内のいずれかの地点でUAV110が故障して着地せざるを得ない場合に、UAV110が危険物140に衝突しないように選択される。例えば、強風W、或いは推進システム又は航行システムの故障によってUAV110が危険物140に向かって運ばれた場合、制限された第1の半径R1は、たとえ危険物140に最も近い位置(P2)であってもUAV110が危険物140に衝突するのを防ぐ。
上述した第1の動作モードでは、UAV110がそのミッションで飛行している間、コントローラ120の指揮下にあるウィンチ151がテザー153上の張力を制御する。従って、UAV110が意図的にウィンチ151から離れる方向に導かれた場合、コントローラ120は、第1の半径R1までテザー153を緩めるようにウィンチモータ152に指示することができる。UAV110がウィンチ151に向かって飛行した場合、コントローラ120は、結果として生じる緩みを巻き取るようにウィンチモータ152に指示することができる。いずれの場合にも、UAV110が移動できる最大距離(R1)がテザー153の最大繰り出し長さによって制限される場合を除き、UAV110の飛行経路はテザー153によって制御されない。
第2の動作モードでは、抑制システム150を、例えば非常時などに(能動的抑制機能が作動した時点で)UAV110の動きを能動的に制御するように構成することができる。このモードでは、(第2の半径R2によって示すように)UAV110がウィンチ151からさらに離れて移動することができる。従って、UAV110は、その移動半径を第1の半径R1と比べてΔRだけ増加させることができる。これにより、UAV110が第3の位置P3まで移動して標的131にさらにアクセスできるようになる。広がった第2の半径R2は、危険物140の上空におけるUAV110の飛行も可能にする。システム100は、UAV110が故障によって危険物140に衝突(又は別様に干渉)するリスクを相殺又は排除するために、UAV110を危険物140から離して能動的に加速及び/又は別様に転換させるための規定を含む。例えば、仮にUAV110が第3の位置P3において故障して第2の半径R2に沿って危険物140に向かって移動すれば、第4の位置P4によって示すように危険物140に衝突してしまうことになる。しかしながら、この第2の動作モードでは、コントローラ120が、故障(例えば、実際の故障、初期不良、これから起きる故障、或いは予想又は予測される故障)を示す入力を(例えば、UAV110から)受け取り、テザー153を素早く引き寄せるようにウィンチモータ152及びウィンチ151に指示することによって応答する。コントローラ120が受け取る入力は、特定の構成に応じて完全に自動的な入力とする(例えば、UAV110の機内又は機外のセンサからコントローラ120が自動生成入力を受け取る)ことも、或いは手動要素を含む(例えば、手動でスイッチを操作するユーザからコントローラ120が入力を受け取る)こともできる。いずれの場合にも、コントローラ120が開始するその後の応答は、降下位置P5、P6、P7及びP8によって示すようにR2の半径の円弧よりも制限された降下線又は降下経路に沿ってUAV110をウィンチ151に向けて転換させる。この制限された経路は、第2の位置P2よりも危険物140の方に近いいずれかの地面にUAV110が接触するのを防ぐことができる。いくつかの実施形態では、ウィンチ151の素早い作動が、危険物140の手前のウィンチ151に至るまでのいずれかの地点でUAV110が地面にぶつかるように仕向けることができる。
上述した効果を奏するために、ウィンチ151は、(例えば、UAV110が故障によって降下する際の)テザー153の緩みに合わせるだけでなく、UAV110をウィンチ151に向けて加速させるのに十分な張力をテザー153に加える加速度及び速度で動作することができる。例えば、ウィンチ151は、UAV110が故障の結果として抑制されずに落下すると思われる速度よりも速い速度までUAV110を下向きに加速させるのに十分な張力をUAV110に加えることができる。
UAV110は、コントローラ120及びウィンチ151による引き戻し反応を引き起こす様々な潜在的故障のうちのいずれかに遭遇する恐れがある。例えば、故障は、UAV110に搭載されるプロペラ、モータ、電子スピードコントローラ、バッテリ、ナビゲーションユニット及び/又は通信ユニットのうちの1つ又は2つ以上に発生し得る。故障は、様々な好適な方法のうちのいずれかで検出することができる。例えば、モータ又はプロペラが故障した場合には、好適なセンサを使用して、命令していないモータ速度の変化を検出することができる。バッテリの故障は、電圧センサによって検出することができ、UAVナビゲーション及び/又は通信システムの故障は、他のセンサ又はアルゴリズムによって検出することができる。UAV110は、示された故障に応答して、有線通信回線155又は無線リンク121を介して信号を送信することができ、この信号がコントローラ120に受け取られることによって、上述したウィンチ151の作動が加速される。他の例では、例えば手動オペレータ又は自律的飛行計画のいずれによっても許可されていない方向にUAV110が移動し始めることがある。このような場合には、故障がUAV110の特定の位置(例えば、無許可の位置)に対応し、GPS、地上スキャナ160、又はその他の好適な装置を介して検出することができる。これらの事例では、いずれも対応する信号がコントローラ120に送信され、コントローラ120がウィンチ151に指示を行う。
ウィンチモータ152及びウィンチ151は、故障時にはUAV110をウィンチ151に向かって素早く加速させるように構成されるが、このような加速は、第2の半径R2によって表す半球体積内の全ての地点における危険物との衝突を回避するほど十分に素早くない場合もある。例えば、UAV110が自律的に又はオペレータの制御下で第4の位置P4まで飛行した後に故障した場合(ここでは第4の位置P4が故障地点を表す)、ウィンチ151は、UAV110が車両142又は危険物140の他の要素に衝突する前にUAV110を安全な場所に引き込むことができない場合もある。従って、UAV110が動作できる体積は、単純な半球よりも複雑な形状を有することができる。例えば、危険物140の近くでは、許可された飛行体積が小さな半径を有することができる。従って、コントローラ120は、より複雑な形状の飛行体積にアクセスすることができ、及び/又はこのような飛行体積の形状を判断するためのアルゴリズムを含むことができる。
UAV110が動作できる飛行体積の規定に役立つように、スキャナ160を使用して環境130をスキャンし、危険物を識別することができる。システム100は、危険物が識別されると、故障時のUAV110の最大降下速度、及び故障指示に応答してテザー153に付与される最大加速度及び速度などの重み係数によって、(単複の)危険物を考慮するためにどのように飛行体積を変更すべきであるかを自動的に識別することができる。図3を参照しながら後述するように、スキャナ160によって提供された情報は、UAV110自体を使用して拡大することもできる。
少なくともいくつかの実施形態では、UAV110が、故障時に自機の降下を減速させ、従ってウィンチ151がUAVを引き寄せる時間を増やすことによってUAVの最終着陸位置のさらなる制御を可能にするスピードブレーキ114を含むことができる。例えば、スピードブレーキ114は、UAV110の降下速度を減速させてウィンチ151がUAV110を危険物140から離して内向きに引き寄せるための時間を増やすパラシュート115(及び/又は別の好適な装置)を含むことができる。1つの実施形態では、ウィンチモータ152が、(スピードブレーキ114によって引き起こされる減速した降下に起因して)UAV110がウィンチ151の真上の安全着陸ゾーン156に確実に停止するようにUAV110を効果的に引き寄せることができる。
少なくともいくつかの実施形態では、安全着陸ゾーン156に、防御パッド、ネット、又はUAV110の着地を和らげる別の好適な材料を取り付けることができる。いくつかの例では、ウィンチ151がスピードブレーキ114の作動と共にUAV110を引き込む速度が、航空機の完全性を維持することができる。他の例では、ウィンチ151がUAV110を引き込む速度が、スピードブレーキ114又は安全着陸ゾーン156の速度定格を超えることができる。このような実施形態では、スピードブレーキ114を取り除き、或いはUAV110が危険物140から離れて内向きに引き込まれる際にスピードブレーキ114を単純に機能しないようにすることができる。いくつかの実施形態では、危険物140に衝突しないことを確実にするために、UAV110及び/又は安全着陸ゾーン156を破壊することができる。
上述したいくつかの実施形態では、UAV110がそのミッションを遂行するためにウィンチ151の上方に位置する。他の実施形態では、例えば図2に示すように、ウィンチ151がUAV110の上方に位置することもできる。例えば、標的131は、建物134から伸びるアンテナ133を含むことができ、従ってウィンチ151を建物134の屋上に配置することができる。図2に示す制約環境130は、例えば列車145を支える高架路線144などの第1の危険物140aを含むことができる。UAV110の飛行エンベロープは、制約はされ得るものの、ウィンチ151の最大加速度及び速度が第1の危険物140aから離れたUAV110の迂回を可能にできるのであれば、依然としてUAV110が危険物140aの上空を飛行できるようにして、例えば標的131を評価するのに有利な地点を提供することができる。第2の「危険物」140bは、標的131自体を含むことができる。仮に、提案される飛行エンベロープ又は飛行体積沿いの何らかの地点でUAV110が故障した場合、UAV110は、アンテナ133に向かって方向を変える可能性がある。従って、ウィンチ151の最大速度を考慮して、アンテナ133の付近におけるUAV110の飛行を可能にする一方で、故障時にはUAV110をアンテナ133から離して素早く上向きに引っ張り挙げる能力を維持するように飛行エンベロープを適合させることができる。
図3は、別の環境330で動作するUAV110の部分的概略図である。環境330は、第1の危険物340a(例えば、損傷しやすい構造)及び第2の危険物340b(例えば、建物)を含むことができる。スキャナ160は、第2の半径R2によって示す許容飛行体積を策定するために使用される。上述したように、第2の半径R2は、体積内の様々な地点において異なる値を有することができる。例えば、第2の半径R2は、第1の危険物340aの近くよりも第2の危険物340bの近くの方が大きな値を有することができる。
スキャナ160は、環境330のマップ作成プロセスの一部として、例えば第1の危険物340aにおける第1の既知の危険物表面346a、第2の危険物340bにおける第2の既知の危険物表面346bなどの既知の危険物表面を識別することができる。センサ160は、危険物表面346a、346bの背後の環境を感知できないこともあるので、環境330は、対応する未知の領域347a、347bを含む。さらなる情報がなければ、通常、許容又は許可される飛行エンベロープ又は体積は、リスクを避けるために未知の領域347a、347bを除外する。しかしながら、いくつかの実施形態では、UAV110自体を使用して未知の領域347a、347bの範囲を縮小し、従ってUAV110が利用できる飛行エンベロープを増加させることもできる。例えば、UAV110を、テザー153の制御下で拡張半径R3まで飛行させることができる。UAV110は、第9の位置P9に達すると、内蔵カメラ112又はその他のセンサを、未知の領域347a、347bの一部を含む視野を有するように配向することができる。例えば、カメラ112は、第1の未知の領域347aの少なくとも一部を含む第1の視野116aと、第2の未知の領域347bの少なくとも一部を含む第2の視野116bとを有することができる。このUAV110から第1及び第2の視野116a及び116bを介して得られた追加情報の結果、第1の更新された危険物表面348a及び対応する第1の更新された危険物領域349aと、第2の更新された危険物表面348b及び対応する第2の更新された危険物領域349aとを含むように飛行エンベロープを更新することができる。図示の実施形態では、UAV110が、対応する第3の更新された危険物表面348cを有する第3の危険物340cを識別することができる。更新された危険物表面348に加え、この時点で当初は未知であった領域347a、347bの残り部分が既知となり、従って飛行エンベロープをこれらの領域にまで広げることができ、UAV110の故障時には、テザー153がUAV110をこれらの領域から引き戻すように動作することができる。
図4は、本技術のいくつかの実施形態に従って動作する抑制システム150の部分的概略図である。抑制システム150は、図1〜図3を参照しながら上述したものと概ね同様に動作する、ウィンチ151と、ウィンチモータ152と、テザー153と、コントローラ120とを含むことができる。第1の動作モードでは、テザー153が、対応する危険物140(この例では配電所439)を回避するために加速された引き戻し動作(reel−back operation)を必要としないUAV110の動作を可能にする第1の半径R1を有することができる。従って、UAV110は、第1の半径R1に沿って第10の位置P10まで上昇することができる。第2の動作モードでは、テザー153が第2の半径R2まで延び、すなわちUAV110は、危険物140の上空を飛行することができ、ウィンチ151は、UAVの故障時にUAV110と危険物140との間の接触を上述したように防ぐことができる。
第3の動作モードでは、テザー153が、ビレイポイント456に位置するビレイ装置457を通過して、故障時にUAV110の動きをさらに制限することができる。具体的には、UAV110が第11の位置P11に存在している間に故障した場合、UAV110の動きがビレイ装置457によって危険物140との接触を避けるように制約される。或いは、UAV110は、テザー153によってビレイポイント456から懸下されたままになることができる。ビレイ装置457は、ウィンチ151も加速的に動作したかどうかにかかわらずUAV110を懸下することができる。従って、ビレイ装置457は、単独で使用することも、或いは上述した加速的引き寄せ動作(accelerated reel operation)と併用することもできる。
特定の実施形態では、UAVが対象とする標的131が、1又は2以上のアンテナ133を支えるタワー132を含み、このタワー132にビレイポイント456を配置することができる。他の実施形態では、ビレイポイント456が他の位置を有することができる。いくつかの実施形態では、人間のオペレータ又はUAV110がビレイ装置457を適所に配置することができる。例えば、ビレイ装置457は、自機をタワー132に付着させる電磁アクチュエータを有することができる。使用後には、電磁石の機能を遠隔的に停止させて、ビレイ装置457を後で使用できるように地上に戻すことができる。ビレイ装置457のゲートに別の電磁石を結合して、テザー153に対して選択的に係合及び離脱させることもできる。他の実施形態では、ビレイ装置457を環境内に恒久的に固定して取り付けに利用することもできる。さらに別の実施形態では、UAV110がビレイ装置457を必要とすることなくビレイポイント456を形成することもできる。例えば、UAV110は、タワー132の周囲を複数回飛行して、ビレイポイント456にテザー153をしっかりと巻き回すことができる。
上述したように、本技術に従って構成されるシステムは、UAVの故障時にUAV110と環境130内の物体との間の衝突リスクを軽減又は最小化するように、UAV110が飛行する領域を制限又は制約するのに適した様々な形で動作することができる。図5に示すように、代表的な方法500は、飛行領域を計画又は識別するステップ(ブロック501)と、飛行領域内でテザーの(及び/又は他の)制約下でUAVを飛行させるステップ(ブロック510)と、緊急着陸位置又は衝突位置を制約するようにテザーを操作するステップ(ブロック520)とを含む。図6を参照しながら後述するように、上述した作業は、いずれも他の作業とは無関係に実行することができ、及び/又は1又は2以上のサブプロセスを含むこともできる。
図6に、図5を参照しながら上述したプロセス又はステップのうちの、本技術のいくつかの実施形態に適したいくつかのプロセス又はステップの具体的詳細を示す。一般に、代表的プロセス600は、計画段階(ブロック601)と、飛行段階(ブロック610)と、終了段階(ブロック620)とを含む。上述した各段階は、1又は2以上の関連ステップ又はプロセスを含むことができる。例えば、計画段階601は、UAVが動作する環境の表現を構築するステップを含むことができる。この表現は、2次元表現又は3次元表現を含むいくつかの好適な構成を有することができる。この表現は、図1及び図3を参照しながら上述したスキャナ160から単独で、又はさらなる入力と共に取得することができる。例えば、Google Maps又はその他の既存のデータベースを初期表現として使用し、必要に応じて、スキャナ160又は他の好適な装置を介してさらに最近取得されたデータで更新することができる。
ブロック603において、プロセスは、UAV110が回避すべき特定の領域(例えば、危険物)を決定又は識別するステップを含む。このような領域は、安全にとって極めて重要なものとすることができ、及び/又は他の制限理由を有することもできる。いくつかの実施形態では、このような領域がオペレータによって(例えば、2Dマップ又は3D表現を使用して)選択され、いくつかの実施形態では、例えば適切な光学的認識技術、データベース、及び/又はその他の技術を使用することによって、これらの領域を自動的に決定することができる。これらの領域は、一般に平坦である(例えば、道路)ことも、或いはさらに3D的な形状を有する(例えば、建物)こともできる。
プロセスは、環境及び回避すべき特定の領域の初期表現に基づいて、許可された飛行体積を決定するステップをさらに含むことができる(ブロック604)。このプロセスは、初期の制約されていない体積を、安全にとって極めて重要又は別様に慎重に扱うべきものとして識別された体積と組み合わせるステップを含むことができる。プロセスは、最終的な制約領域の範囲を決定するために、ウィンチがどこに位置するかを考慮することによって好適なテザーの配向及び半径のエンベロープを決定するステップを含むことができる。テザーの配向及び半径は、故障時にUAVを引き戻すのに必要な時間をさらに決定することができる。他の因子としては、以下に限定するわけではないが、制限領域と安全着陸領域との近接性、様々な標高又は高度におけるテザーの長さ、テザーの引き戻し速度、UAVの重量、風速、スピードブレーキの使用又は未使用、及び使用する場合にはスピードブレーキの展開速度が挙げられる。この結果、UAVが安全に飛行すると予想されるとともに、たとえUAVの故障時であってもUAVが危険物を回避できる体積を得ることができる。
ブロック605は、上記で定められた許可された飛行体積内で飛行経路を計画するステップを含む。いくつかの実施形態では、ユーザが、システムによって課される制約を用いて飛行経路を作成することができる。他の実施形態では、アルゴリズムが、やはり制約を考慮して飛行経路を構築することができる。さらに別の実施形態では、ブロック605を省略し、オペレータが許可された飛行体積内で飛行計画を使用せずに飛行させることができる。システムは、危険物との付随的又は偶発的接触、及び/又は危険領域への乗り入れを防ぐために、テザーを介してこのような領域を避けるようにUAVの飛行を自動的に制約することができる。
ブロック610(UAVを飛行させるステップ)は、正常な飛行動作を含むことができる(ブロック611)。システムは、正常な飛行動作の一部として、1又は2以上の安全指示を繰り返しチェックすることができる。例えば、ブロック612において、システムは、UAVが上記の許可された飛行体積(例えば、安全な状態の空間)内に存在するかどうかを判定することができる。このプロセスは、予め設定されたスケジュールに従って(例えば、毎秒複数回)UAVの位置、速度及び/又は加速度をチェックするステップを含むことができる。許可された飛行体積内に存在する場合、ループは反復し続ける。許可された飛行体積内に存在しない場合、プロセスは終了段階620に進む。プロセスは、システムが許可された飛行体積内で動作しているかどうかを判定することに加えて(例えば、これと並行して)、飛行システムが正常であるかどうかを判定するステップを含むことができる(ブロック613)。代表的なシステムは、センサ、アクチュエータ及び/又は推定器を含む。正常である場合、ループは反復し、正常でない場合、プロセスは終了段階620に進む。
終了段階620は、UAVが利用できる飛行半径を縮小してUAVが危険物又は危険領域に接触するのを防ぐようにテザーを引き戻すことによって能動的回収(active recovery)を開始するステップを含むことができる(ブロック621)。例えば、上述したように、システムは、故障又は差し迫った故障の指示に応答して、テザーを介してUAVをウィンチに向けて速やかに加速させることができる。いくつかの実施形態では、システムが、例えばUAVを再始動させ、又はUAVの衝撃力を別様に低減しようと繰り返し試みることによって、UAVに対するダメージを抑えようと試みることができる。上記の実施形態では、いずれも一般にUAVへのダメージは望ましくないものの、UAVが遠ざけている危険物へのダメージよりはましであると予想される。従って、典型的な動作では、危険物に近接しているはずの場所からUAVを除去することが最も優先される。任意に、プロセスは、UAVの降下速度を示して接触半径をさらに縮小するようにスピードブレーキ(例えば、パラシュート)を展開するステップを含むことができる(ブロック622)。
上述したいくつかの実施形態の1つの特徴は、UAVが排除されたはずの領域内をテザーによって飛行可能にできる点である。具体的には、UAVの故障時にUAVが損傷しやすい構造に接触する前、及び/又は危険領域内の装置又は人々に別様に干渉する前に潜在的危険領域からUAVを除去できるほど十分に素早く応答して十分に素早くテザーを加速させるウィンチにテザーを結合することができる。従って、このような実施形態は、関連するリスクを不必要に高めることなくUAVの作業範囲を改善することができる。
さらなる実施例
以下の実施例に本技術のいくつかの態様を示す。
1.UAVの動作方法であって、
UAVが空中に存在している間にUAVの故障又は予測される故障の指示を受け取るステップと、
指示に応答して、UAVに取り付けられたテザーを介してUAVに加速度を付与するステップと、
を含む方法。
2.指示を受け取る前に、UAVを発射場から上方に導くステップをさらに含む、実施例1又は2の方法。
3.UAVからブレーキを展開するステップをさらに含む、実施例1から3のいずれかの方法。
4.ブレーキはパラシュートを含む、実施例3の方法。
5.上記指示は第1の指示であり、方法は、
飛行体積についての第2の指示を受け取るステップと、
この指示に応答して、UAVを飛行体積内に保持するようにテザーの展開長さを制御するステップと、
をさらに含む、実施例1から4のいずれかの方法。
6.UAVを介して取得されたデータを使用して飛行体積を少なくとも部分的に定めるステップをさらに含む、実施例5の方法。
7.テザーは、ウィンチをさらに含む抑制システムの一部であり、飛行体積は、ウィンチからの空間的に変化する半径を有する、実施例5の方法。
8.テザーをビレイ装置に結合するステップをさらに含む、実施例1から7のいずれかの方法。
9.指示に応答して、UAVの飛行を終了させるステップをさらに含む、実施例1から8のいずれかの方法。
10.飛行を終了させるステップは、UAVを損傷させるステップを含む、実施例9の方法。
11.UAVに加速度を付与するステップは、テザーを巻き上げるステップを含む、実施例1から10のいずれかの方法。
12.UAVに加速度を付与するステップは、テザーに上向きの加速度を付与するステップを含む、実施例1から11のいずれかの方法。
13.UAVに加速度を付与するステップは、テザーに下向きの加速度を付与するステップを含む、実施例1から11のいずれかの方法。
14.UAVの動作方法であって、
UAVと電動ウィンチとの間にテザー線を接続するステップと、
電動ウィンチからウィンチ線を繰り出しながら、UAVを発射場から上方に導くステップと、
故障点からのUAVの降下線が回避すべき標的に交わる故障点を含む飛行経路に沿ってUAVを導くステップと、
UAVが故障点に存在している間に、UAVの故障又は予測される故障の指示を受け取るステップと、
指示に応答して、テザー線を介してUAVに発射場に向かう方向に加速度を付与するステップと、
テザーがもたらす張力によってUAVと標的との間の接触を回避しながら、テザーを介してUAVを地面に導くステップと、
を含む方法。
15.UAVを地面に導くステップは、UAVの地面との衝突を和らげるステップを含む、実施例14の方法。
16.UAVに加速度を付与するステップは、テザーに沿って整列した方向に加速度を付与するステップを含む、実施例14又は15の方法。
17.UAVの動作方法であって、
地上スキャナを使用して、危険物を排除したUAVの飛行体積のマップを作成するステップと、
UAVと電動ウィンチとの間にテザー線を接続するステップと、
電動ウィンチからウィンチ線を繰り出しながら、UAVを発射場から上方に導くステップと、
飛行中のUAVによって収集されたデータを使用して、危険物を排除した飛行体積を増加させ、増加した飛行体積が、地上スキャナがアクセスできない部分を含むようにするステップと、
UAVを飛行体積内に保持するようにテザーの展開長さを制御するステップと、
故障点からのUAVの降下線が危険物に交わる故障点を含む飛行経路に沿ってUAVを導くステップと、
UAVが故障点に存在している間に、UAVの故障又は予測される故障の指示を受け取るステップと、
指示に応答して、テザー線を介してUAVに発射場に向かう方向に加速度を付与するステップと、
テザーがもたらす張力によってUAVと危険物との間の接触を回避しながら、テザーを介してUAVを地面に導くステップと、
を含む方法。
18.テザー線をビレイ接続するステップをさらに含む、実施例18の方法。
19.無人航空機(UAV)システムであって、
電動ウィンチと、
UAVと、
電動ウィンチとUAVとの間に接続可能なテザーと、
UAVの故障を検出するために配置され、故障に対応する信号を発するように構成されたセンサと、
電動ウィンチに結合されたコントローラと、
を備え、コントローラは、
実行時に、センサから発せられた信号に応答して、UAVをウィンチに向かって加速させるのに十分な速度でテザーを引き寄せるようにウィンチに指示する命令、
を含んでプログラムされた、システム。
20.センサは、推進システムセンサを含む、実施例19のシステム。
21.センサは、ナビゲーションシステムセンサを含む、実施例19又は20に記載のシステム。
22.センサは、UAVに搭載される、実施例19から21のいずれかのシステム。
23.コントローラは、実行時にテザーの展開長さを制御してUAVを目標飛行体積内に保持するようにウィンチに指示する命令を含んでプログラムされた、実施例19から22のいずれかのシステム。
24.コントローラは、実行時に目標飛行体積の境界に対応する情報を受け取る命令を含んでプログラムされた、実施例23のシステム。
25.境界は非半球である、実施例24のシステム。
26.情報はUAVから取得される、実施例24のシステム。
27.センサは第1のセンサであり、情報は、地上の第2のセンサから取得される、実施例24のシステム。
以上、本明細書では、開示する技術のいくつかの実施形態を例示目的で説明したが、開示する技術から逸脱することなく様々な修正を行うことができると理解されるであろう。例えば、上述した危険物は、本明細書で具体的に説明して図示した以外の属性を有することもできる。いくつかの実施形態では、許可された飛行体積を危険物まで広げることもでき、或いはいくつかの実施形態では、危険物から一定の隔離距離だけオフセットさせることもできる。UAV110は、回転式の及び/又は固定された翼構成を含むあらゆる数の好適な構成を有することができる。ウィンチの制御機能は、飛行中のUAVから情報を受け取る地上コントローラによって、UAVによって直接、或いは空中のコンポーネントと地上のコンポーネントの両方によって実行することができる。
いくつかの実施形態との関連で説明した技術のいくつかの態様は、他の実施形態において組み合わせ又は削除することができる。例えば、いくつかの実施形態では、異なる実体がプロセス全体の異なる要素を実行することができる。例えば、1つの実体が飛行領域の計画又はマップ作成を行い、別のエンティティが制約下でUAVを飛行させることもできる。上述したビレイ装置は、UAVの故障時にUAVを加速させるように構成されたテザーシステムとの関連で使用することも、或いはUAVに対する張力は維持するもののUAVを能動的に引き寄せることはない単純なテザーと共に使用することもできる。上述したテザー装置は、実施形態に応じて単独で使用することも、ビレイ装置と組み合わせて使用することもできる。さらに、本技術のいくつかの実施形態に関連する利点をこれらの実施形態との関連で説明したが、開示した技術の他の態様もこのような利点を示すことができ、従って本技術の範囲に含まれるために必ずしも全ての態様がこのような利点を示す必要はない。従って、本開示及び関連する技術は、本明細書において明示又は説明していない実施形態を含むことができる。本技術の範囲内には以下の実施例も含まれる。
本明細書で使用する「A及び/又はB」などに見られるような「及び/又は」という表現は、Aのみ、Bのみ、及びAとBの両方を意味する。引用により本明細書に組み入れられるいずれかの資料が本開示と矛盾する限り、本開示が優先する。

Claims (27)

  1. UAVの動作方法であって、
    前記UAVが空中に存在している間にUAVの故障又は予測される故障の指示を受け取るステップと、
    前記指示に応答して、前記UAVに取り付けられたテザーを介して前記UAVに加速度を付与するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記指示を受け取る前に、前記UAVを発射場から上方に導くステップをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記UAVからブレーキを展開するステップをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記ブレーキは、パラシュートを含む、
    請求項3に記載の方法。
  5. 前記指示は第1の指示であり、前記方法は、
    飛行体積についての第2の指示を受け取るステップと、
    前記指示に応答して、前記UAVを前記飛行体積内に保持するように前記テザーの展開長さを制御するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記UAVを介して取得されたデータを使用して前記飛行体積を少なくとも部分的に定めるステップをさらに含む、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記テザーは、ウィンチをさらに含む抑制システムの一部であり、前記飛行体積は、前記ウィンチからの空間的に変化する半径を有する、
    請求項5に記載の方法。
  8. 前記テザーをビレイ装置に結合するステップをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記指示に応答して、前記UAVの飛行を終了させるステップをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記飛行を終了させるステップは、前記UAVを損傷させるステップを含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記UAVに加速度を付与するステップは、前記テザーを巻き上げるステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  12. 前記UAVに加速度を付与するステップは、前記テザーに上向きの加速度を付与するステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  13. 前記UAVに加速度を付与するステップは、前記テザーに下向きの加速度を付与するステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  14. UAVの動作方法であって、
    前記UAVと電動ウィンチとの間にテザー線を接続するステップと、
    前記電動ウィンチから前記ウィンチ線を繰り出しながら、前記UAVを発射場から上方に導くステップと、
    故障点からの前記UAVの降下線が回避すべき標的に交わる前記故障点を含む飛行経路に沿って前記UAVを導くステップと、
    前記UAVが前記故障点に存在している間に、UAVの故障又は予測される故障の指示を受け取るステップと、
    前記指示に応答して、前記テザー線を介して前記UAVに前記発射場に向かう方向に加速度を付与するステップと、
    前記テザーがもたらす張力によって前記UAVと前記標的との間の接触を回避しながら、前記テザーを介して前記UAVを前記地面に導くステップと、
    を含む、方法。
  15. 前記UAVを前記地面に導くステップは、前記UAVの前記地面との衝突を和らげるステップを含む、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記UAVに前記加速度を付与するステップは、前記テザーに沿って整列した方向に前記加速度を付与するステップを含む、
    請求項14に記載の方法。
  17. UAVの動作方法であって、
    地上スキャナを使用して、危険物を排除した前記UAVの飛行体積のマップを作成するステップと、
    前記UAVと電動ウィンチとの間にテザー線を接続するステップと、
    前記電動ウィンチから前記ウィンチ線を繰り出しながら、前記UAVを発射場から上方に導くステップと、
    飛行中の前記UAVによって収集されたデータを使用して、前記危険物を排除した前記飛行体積を増加させ、該増加した飛行体積が、前記地上スキャナがアクセスできない部分を含むようにするステップと、
    前記UAVを前記飛行体積内に保持するように前記テザーの展開長さを制御するステップと、
    故障点からの前記UAVの降下線が前記危険物に交わる前記故障点を含む飛行経路に沿って前記UAVを導くステップと、
    前記UAVが前記故障点に存在している間に、UAVの故障又は予測される故障の指示を受け取るステップと、
    前記指示に応答して、前記テザー線を介して前記UAVに前記発射場に向かう方向に加速度を付与するステップと、
    前記テザーがもたらす張力によって前記UAVと前記危険物との間の接触を回避しながら、前記テザーを介して前記UAVを前記地面に導くステップと、
    を含む、方法。
  18. 前記テザー線をビレイ接続するステップをさらに含む、
    請求項18に記載の方法。
  19. 無人航空機(UAV)システムであって、
    電動ウィンチと、
    UAVと、
    前記電動ウィンチと前記UAVとの間に接続可能なテザーと、
    前記UAVの故障を検出するために配置され、前記故障に対応する信号を発するように構成されたセンサと、
    前記電動ウィンチに結合されたコントローラと、
    を備え、前記コントローラは、
    実行時に、前記センサから発せられた前記信号に応答して、前記UAVを前記ウィンチに向かって加速させるのに十分な速度で前記テザーを引き寄せるように前記ウィンチに指示する命令、
    を含んでプログラムされた、
    ことを特徴とするシステム。
  20. 前記センサは、推進システムセンサを含む、
    請求項19に記載のシステム。
  21. 前記センサは、ナビゲーションシステムセンサを含む、
    請求項19に記載のシステム。
  22. 前記センサは、UAVに搭載される、
    請求項19に記載のシステム。
  23. 前記コントローラは、実行時に前記テザーの展開長さを制御して前記UAVを目標飛行体積内に保持するように前記ウィンチに指示する命令を含んでプログラムされた、
    請求項19に記載のシステム。
  24. 前記コントローラは、実行時に前記目標飛行体積の境界に対応する情報を受け取る命令を含んでプログラムされた、
    請求項23に記載のシステム。
  25. 前記境界は、非半球である、
    請求項24に記載のシステム。
  26. 前記情報は、前記UAVから取得される、
    請求項24に記載のシステム。
  27. 前記センサは第1のセンサであり、前記情報は、地上の第2のセンサから取得される、
    請求項24に記載のシステム。
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