JP2020518188A - 端末、ネットワーク装置、および方法 - Google Patents

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Abstract

本開示の実施形態は、タイミングアドバンス調整のための方法およびデバイスに関する。例示的な実施形態では、ネットワークデバイスで実施される方法が提供される。この方法によれば、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスからの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスの受信に応答して、タイミングアドバンスの調整を示す第1値がPRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて決定される。第1値の指示は、端末デバイスがアップリンク送信のタイミングを調整できるようにするために、端末デバイスに送信される。【選択図】図9

Description

本開示の実施形態は、概して、電気通信の分野に関し、特に、タイミングアドバンス調整のための方法および装置に関する。
通信技術の開発に伴い、複数のタイプのサービスまたはトラフィックが提案されており、それは、たとえば、一般に高いデータレートを必要とする拡張モバイルブロードバンド(eMBB : enhanced mobile broadband)、通常は長いバッテリー寿命を必要とする大容量マシンタイプ通信(mMTC : massive machine type communication)、および、超高信頼性および低遅延通信(URLLC : ultra-reliable and low latency communication)である。一方、複数のサブキャリア間隔値(multiple subcarrier spacing values)、および、対応するフレーム構造は、さまざまなシナリオの新無線アクセス(NR : new radio access)で合意されている。具体的には、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH : Physical Random Access Channel)およびZadoff-Chu(ZC)シーケンスタイプについて、複数のサブキャリア間隔値を持つ2つのシーケンス長がサポートされることが同意されている。
従来、端末デバイス(例えば、ユーザ機器)からのアップリンク送信は、調整される必要がある。端末デバイスからのアップリンク無線フレームの送信は、対応するダウンリンク無線フレームの開始前の期間に開始する必要があり、これにより、ネットワークデバイスにおいて異なる端末デバイスからのアップリンク信号の受信時間が調整されて、アップリンクの直交性(uplink orthogonality)が保証され且つセル内干渉(intra-cell interference)が低減される。たとえば、ネットワークデバイス(eNBなど)からタイミングアドバンスコマンド(timing advance command)を受信すると、端末デバイスは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH : Physical Uplink Control Channel)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH : Physical Uplink Shared Channel)、および/または、サウンディング基準信号(SRS : Sounding Reference Signal)についてのアップリンク送信タイミングを調整する。タイミングアドバンスコマンドは、アップリンク送信のタイミングを調整するためのタイミングアドバンス値を示してもよい。しかしながら、タイミングアドバンスコマンドによって示されるタイミングアドバンス値は、通常、固定時間単位(fixed time unit)、および、PRACHのサブキャリア間隔の固定値に基づいている。これは、NRでサポートされる複数のサブキャリア間隔の値には適さない可能性がある。
概して、本開示の例示的な実施形態は、RS送信のための方法および装置を提供する。
第1の態様では、ネットワークデバイスで実施される方法が提供される。この方法によれば、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスからの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスの受信に応答して、タイミングアドバンスの調整を示す第1値が、PRACHシーケンス、および、サブキャリア間隔の少なくとも1つの値に基づいて決定される。上記の第1値の指示は、端末デバイスがアップリンク送信のタイミングを調整できるようにするために、端末デバイスに送信される。
第2の態様では、端末デバイスで実施される方法が提供される。この方法によれば、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスがネットワークデバイスに送信される。タイミングアドバンスの調整を示す第1値の指示をネットワークデバイスから受信すると、第1値が、アップリンク送信のタイミングを調整するために、取得される。この第1値は、上記のPRACHシーケンス、および、サブキャリア間隔の少なくとも1つの値に基づいて、ネットワークデバイスによって決定される。
第3の態様では、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、プロセッサと、プロセッサに接続されたメモリとを有している。メモリは、プロセッサによって実行されるとネットワークデバイスにアクションを実行させる命令を格納している。これらのアクションは、ネットワークデバイスがサービスを提供する端末デバイスから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスを受信することに応じて、PRACHシーケンスおよび少なくとも1つのサブキャリア間隔の値に基づいて、タイミングアドバンスの調整を示す第1値を決定すること、および、端末デバイスがアップリンク送信のタイミングを調整できるようにするために、端末デバイスに第1値の指示を送信すること、を含む。
第4の態様では、端末デバイスが提供される。端末デバイスは、プロセッサと、プロセッサに接続されたメモリとを有している。メモリは、プロセッサによって実行されるとネットワークデバイスにアクションを実行させる命令を格納している。アクションは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスをネットワークデバイスへ送信すること、および、タイミングアドバンスの調整を示す第1値の指示をネットワークデバイスから受信することに応答して、アップリンク送信のタイミングを調整するために第1値を取得すること、を含み、第1値は、PRACHシーケンス、および、サブキャリア間隔の少なくとも1つの値に基づいてネットワークデバイスによって決定される。
本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解可能になるであろう。
添付の図面における本開示のいくつかの実施形態のより詳細な説明を通じて、本開示の上記および他の目的、特徴、および利点がより明らかになるであろう。
図1は、本開示の実施形態が実装され得る通信環境のブロック図である。
図2は、本開示のいくつかの実施形態によるタイミングアドバンス調整のためのプロセスを示すフローチャートである。
図3Aは、本開示の一実施形態による、Nsampleの値を決定する例を示す図である。
図3Bは、本開示のいくつかの実施形態による、サブキャリア間隔の基準値を決定する例を示す図である。 図3Cは、本開示のいくつかの実施形態による、サブキャリア間隔の基準値を決定する例を示す図である。
図4Aは、本開示のいくつかの実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいてサブキャリア間隔Sの第2値を構成(設定)する例を示す図である。 図4Bは、本開示のいくつかの実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいてサブキャリア間隔Sの第2値を構成(設定)する例を示す図である。
図5Aは、本開示のいくつかの実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいてサブキャリア間隔Sの第1値を構成(設定)する例を示す図である。 図5Bは、本開示のいくつかの実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいてサブキャリア間隔Sの第1値を構成(設定)する例を示す図である。
図6Aは、本開示のいくつかの実施形態による、所定の第2のセットに基づいて送信サブキャリア間隔の異なる複数の値を構成(設定)する例を示す図である。 図6Bは、本開示のいくつかの実施形態による、所定の第2のセットに基づいて送信サブキャリア間隔の異なる複数の値を構成(設定)する例を示す図である。
図7は、本開示の一実施形態による、異なるユースケースのための、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2のセットの異なる複数のサブセットおよび/または異なるPRACHシーケンス長を構成(設定)する例を示す図である。
図8Aは、本開示の一実施形態による、ビーム障害レポート(beam failure report)のためのPRACH送信の例を示す図である。 図8Bは、本開示の一実施形態による、ビーム障害レポート(beam failure report)のためのPRACH送信の例を示す図である。
図9は、本開示のいくつかの実施形態による例示的な方法のフローチャートを示す図である。
図10は、本開示のいくつかの実施形態による例示的な方法のフローチャートを示す図である。
図11は、本開示のいくつかの実施形態によるネットワークデバイスのブロック図である。
図12は、本開示のいくつかの実施形態による端末デバイスのブロック図である。
図13は、本開示の実施形態を実施するのに適したデバイスの簡略化されたブロック図である。
図面を通して、同じまたは類似の参照番号は、同じまたは類似の要素を表す。
ここで、本開示の主題は、いくつかの例示的な実施形態を参照して説明される。これらの実施形態は、本開示の範囲に対するいかなる限定を示唆するのではなく、当業者が本開示をよりよく理解して実施することを可能にする、目的でのみ説明されることを理解されたい。ここに記述される開示は、以下で説明されるもの以外の様々な方法で実装され得る。
以下の説明および特許請求の範囲において、他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
本明細書で使用される「ネットワークデバイス」または「基地局」(BS)という用語は、端末デバイスが通信できるセルまたはカバレッジを提供できるまたはホストできる、デバイスを指す。ネットワークデバイスの例には、これに限定されるものではないが、Node B(NodeBまたはNB)、Evolved NodeB(eNodeBまたはeNB)、次世代NodeB(gNB)、Remote Radio Unit(RRU)、radio head(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、および、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノードが含まれる。議論の目的のために、以下では、ネットワークデバイスの例としてgNBを参照していくつかの実施形態を説明する。
本明細書で使用される「端末デバイス」という用語は、無線または有線の通信機能を有する任意の装置を指す。端末デバイスの例には、これに限定されるものではないが、ユーザ機器(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップ、モバイルフォン、セルラフォン、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャデバイス、ゲームデバイス、音楽ストレージおよび再生アプライアンス、または、無線または有線のインターネットアクセスおよびブラウジングなどを可能にするインターネットアプライアンスを含む。議論の目的のために、以下では、端末デバイスの例としてUEを参照していくつかの実施形態を説明する。
本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も含むことを意図している。「含む」という用語とその変形は、「含むが、これに限定されない」を意味するオープンな用語として読まれる。「に基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」として読まれる。「一実施形態」および「実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」として読まれる。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」と読まれる。用語「第1」、「第2」および同種のものは、異なるオブジェクトまたは同じオブジェクトを指していてもよい。明示的および暗黙的なその他の定義を以下に含めることができる。
いくつかの例では、複数の値、複数の手順、または、複数の装置は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと呼ばれる。そのような説明は、多くの使用される機能的選択肢の中から選択できることを示すことを意図しており、そのような選択は、他の選択よりも、良い、小さい、高い、またはそうでなければ好ましい、必要はないことが理解されよう。
本開示で議論される通信は、これに限定されるものではないが、新無線アクセス(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEエボリューション、LTEアドバンスト(LTE−A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、および、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などを含む、任意の適切な規格に準拠し得る。さらに、その通信は、現在知られているか又は将来開発されるいずれかの世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例には、これに限定されるものではないが、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)の通信プロトコルが含まれる。
図1は、本開示の実施形態が実装され得る例示的な通信ネットワーク100を示す。ネットワーク100は、ネットワークデバイス110と、ネットワークデバイス110によってサービスされる3つの端末デバイス120−1、120−2、および120−3(まとめて端末デバイス120と呼ばれるか、または個々に端末デバイス120と呼ばれる)とを含む。ネットワークデバイス110のカバレッジは、セル102とも呼ばれる。基地局および端末デバイスの数は、制限を示唆することなく、例示のみを目的とすることを理解されたい。ネットワーク100は、本開示の実施形態を実施するように適合された任意の適切な数の基地局および端末デバイスを含むことができる。図示されていないが、セル102に隣接する1つ以上の隣接するセルが存在し得、1つ以上の対応するネットワークデバイスが、そこに位置する多数の端末デバイスにサービスを提供することが理解されであろう。
ネットワークデバイス110は、端末デバイス120と通信することができる。ネットワーク100における通信は、これらに限定されないが、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEエボリューション、LTEアドバンスト(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などを含む、任意の適切な規格に準拠し得る。さらに、この通信は、現在知られているか又は将来開発されるいずれかの世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例には、これらに限定されるものではないが、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)の通信プロトコルが含まれる。
ネットワークデバイス110への初期アクセスのために、端末デバイス120は、PRACHプリアンブルシーケンスをネットワークデバイス110に送信することができる。PRACHシーケンスの例は、これに限定されないが、Zadoff−Chu(ZC)シーケンスなどを含んでいてもよい。ネットワークデバイス110は、アップリンクPRACHプリアンブルシーケンスを測定し、タイミングアドバンス値を決定してもよい。タイミングアドバンス値は、端末デバイス120からのアップリンク無線フレームの送信が、対応するダウンリンク無線フレームの開始前の期間に開始すべきである、ことを示していてもよい。ネットワークデバイス110は、ランダムアクセス応答(RAR : Random Access Response)においてタイミングアドバンスコマンドを搬送して、タイミングアドバンス値を示してもよい。ネットワークデバイス110からタイミングアドバンスコマンドを受信すると、端末デバイス120は、そのタイミングアドバンス値に基づいて、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)についての、アップリンク送信のタイミングを調整する。
初期アクセス以外の他のケースでは、タイミングアドバンスコマンドは、ネットワークデバイス110から端末デバイス120に送信されてもよい。このタイミングアドバンスコマンドは、アップリンク送信の現在のタイミングに対する、アップリンク送信のタイミングの変化を示す、タイミングアドバンス値を含んでいてもよい。すなわち、タイミングアドバンスコマンドに含まれるタイミングアドバンス値は、現在のタイミングアドバンス値の新しいタイミングアドバンス値への調整を示していてもよい。具体的には、周期的なタイミングアドバンスコマンドに含まれるタイミングアドバンス値は、それぞれアップリンク送信のタイミングを対応する量だけ進めるまたは遅らせることを示す、正または負の量であってもよい。
ネットワークデバイス110によって示されるタイミングアドバンス値は、通常、時間単位(Timing unit)Tに基づいている。時間単位Tは、時間領域における2つの隣接するサンプル間の時間間隔を示していてもよい。したがって、時間単位Tは、T=1/(S*Nsample)として決定されてもよく、ここで、Sは、サブキャリア間隔の値を表し、Nsampleは、固定値であってもよい。たとえば、Nsampleは、1つのシンボルにおけるまたは巡回プレフィックス(CP)を除く1つのシンボルにおけるサンプル数などの、或る期間におけるサンプル数または逆高速フーリエ変換(IFFT)サイズを表してもよい。たとえば、LTEシステムでは、時間単位Tは、通常、固定のサブキャリア間隔(たとえば、15 kHz)に基づいており、このため、時間単位Tも、固定されている(たとえば、T=1/(15000×2048)秒)。さらに、LTEシステムでは、タイミングアドバンス値は、(16*T)の倍数である。すなわち、LTEシステムでのタイミングアドバンス調整の粒度は、(16*T)である。
上述したように、複数のサブキャリア間隔値および対応するフレーム構造は、異なるシナリオについてNRで合意されている。具体的には、ZCベースのPRACHシーケンスについて、複数のサブキャリア間隔値を持つ2つのシーケンス長がサポートされることに同意されている。たとえば、NRでは、PRACHシーケンスの長さは、{1.25, 2.5, 5}kHzから選択されたサブキャリア間隔の値では、839を含んでいてもよい。PRACHシーケンスの長さは、{15, 30, 60, 120, 240}kHzから選択されたサブキャリア間隔の値では、63または71を含んでもよく、PRACHシーケンスの長さは、{7.5, 15, 30, 60, 120}kHzから選択されたサブキャリア間隔の値では、127または139を含んでいてもよい。したがって、たとえば、固定時間単位およびサブキャリア間隔の固定値に基づくタイミングアドバンス値は、NRでサポートされる複数のサブキャリア間隔値に適さない可能性がある。
上記の問題および他の潜在的な問題の1つ以上を解決するために、本開示の例示的な実施形態に従って、タイミングアドバンス調整のためのソリューションが提供される。このソリューションでは、サブキャリア間隔の異なる複数の値に基づく異なる粒度が提供され得る。さらに、NRにおけるPRACHについての、サブキャリア間隔値および/またはシーケンス長の異なるサブセットが、送信サブキャリア間隔の異なる値および/または異なるユースケースに関連付けられるように、定義され得る。したがって、本開示の実施形態によるソリューションは、アップリンク送信のタイミングをより正確に調整することができる。
本開示の原理および実装は、本開示のいくつかの実施形態によるタイミングアドバンス調整のためのプロセス200を示す図2を参照して以下で詳細に説明される。議論の目的のために、プロセス200は、図1を参照して説明される。プロセス200は、ネットワークデバイス110と、ネットワークデバイス110によってサービスされる1つ以上の端末デバイス120とを含み得る。
端末デバイス120は、PRACHシーケンスをネットワークデバイス110に送信する(210)。例えば、PRACHシーケンスの例には、Zadoff−Chu(ZC)シーケンスなどが含まれ得るが、これらに限定されない。一実施形態では、PRACHシーケンスの長さは、{839、71または63}または{839、139または127}から選択されてもよい。したがって、PRACH送信のサブキャリア間隔の値は、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHzまたは{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHzから選択することができる。
端末デバイス120からPRACHシーケンスを受信することに応答して、ネットワークデバイス110は、PRACHシーケンスおよび少なくとも1つのサブキャリア間隔の値に基づいて、タイムアドバンスの調整を示す第1値を決定する(220)。
一実施形態では、上記の第1値(Tで表される)は、時間領域における2つの隣接サンプル間の時間間隔を示す時間単位(Tで表され、また、「第2値」とも呼ばれる)、および、タイミングアドバンス調整についての粒度パラメータ(Nで表される)に基づいて、決定されてもよい。TとNとの積は、タイミングアドバンス調整についての粒度(「第3値」とも呼ばれる)を定義していてもよい。
一実施形態では、時間単位Tは、サブキャリア間隔の基準値と固定値とに基づいて決定されてもよく、サブキャリア間隔の基準値は、Sで表されてもよい。一実施形態では、この固定値は、IFFTサイズ、または、一定期間のサンプルの数であってもよい。たとえば、この固定値は、時間領域での1つのシンボルにおけるまたはCPを除く1つのシンボルにおけるサンプル数であってもよい。固定値がNsampleで表される場合、時間単位Tは、T=1/(S * Nsample)として決定されてもよい。
一実施形態では、サブキャリア間隔Sの基準値は、ダウンリンク送信および/またはアップリンク送信のサブキャリア間隔の値などの、送信サブキャリア間隔を示す値(「第4値」とも呼ばれる)に基づいて決定されてもよい。一実施形態では、ダウンリンク送信および/またはアップリンク送信のサブキャリア間隔の値は、Sによって表されてもよく、これは、サブキャリア間隔の複数の値のセット(「所定の第1のセット」とも呼ばれる)に含まれてもよい。
例えば、その所定の第1のセットは、{3.75, 15, 30, 60, 120, 240, 480}kHz、または、{15, 30, 60, 120, 240, 480}kHzであってもよい。一実施形態では、サブキャリア間隔Sの基準値は、所定の第1のセットのサブセットから選択されてもよい。具体的には、一実施形態では、サブキャリア間隔Sの基準値は、送信サブキャリア間隔Sの値に決定されてもよい。別の実施形態では、サブキャリア間隔Sの基準値は、固定値であってもよい。例えば、その基準値は、15kHz、120kHz、または480kHzなどの、サブキャリア間隔の値のセット(例えば、上記の所定の第1のセット)からの1つの値であってもよい。
一実施形態では、Nsampleは、固定値であってもよい。たとえば、Nsampleは、IFFTサイズまたは一定期間のサンプル数であってもよい。たとえば、その固定値は、時間領域での1つのシンボルにおけるまたはCPを除く1つのシンボルにおけるサンプル数であってもよい。
別の実施形態では、Nsampleの値は、サブキャリア間隔の少なくとも1つの値、または、サブキャリアの数の少なくとも1つの値に基づいて、決定されてもよい。たとえば、Nsampleの値は、システム帯域幅(system bandwidth)、サブキャリアの数、および/または、サポートされているサブキャリア間隔の値に基づいて、定義されてもよい。例えば、そのサブキャリア間隔の値は、ダウンリンク送信および/またはアップリンク送信のサブキャリア間隔S、PRACH送信のサブキャリア間隔S、および、参照のサブキャリア間隔Sのいずれかであってもよい。
一実施形態では、Nsampleは、サブキャリアの数以上の値になるように、定義されてもよい。たとえば、Nsampleの値は、2の最小値であってもよく、ここで、2は、サブキャリアの数以上である。一実施形態では、そのサブキャリアの数の値は、サブキャリア間隔の値および/またはサブキャリア間隔の値の下のシステム帯域幅に基づいてもよい。例えば、そのサブキャリアの数の値は、サブキャリア間隔の値に基づいて構成(設定)されたシステム帯域幅の下でサポートされる、サブキャリアの数であってもよい。別の例では、そのサブキャリアの数の値は、サブキャリア間隔の1つの値に基づいてサポートされる最大システム帯域幅の下でサポートされる、サブキャリアの最大数であってもよい。具体的には、一実施形態では、Nsampleの値は、2の最小値であると定義されてもよく、ここで、2は、サポートされるサブキャリアの最大数以上である。たとえば、サポートされているサブキャリアの最大数がmで表される場合、nの値は、ceil(log2 m)で決定されてもよい。
一実施形態では、サブキャリア間隔の複数の値のセットは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のため、PRACH送信のため、および、参照のため、のいずれかの目的のために、事前に定義されてもよい。別の実施形態では、サブキャリア間隔の複数の値の複数のサブセットは、サブキャリア間隔の複数の値の事前定義されたセットから選択されてもよい。
例えば、その複数のサブセットは、少なくとも部分的に互いに重複している若しくは互いに分けられていてもよく、または、そのサブセットは、サブキャリア間隔の複数の値の事前定義されたセットにおいて連続的若しくは不連続的であってもよい。例えば、各サブセットは、サブキャリア間隔の複数の値の事前定義されたセットからの、1つまたは複数の値を含んでいてもよい。サブキャリア間隔の値のサブセットごとに、Nsampleの値は、固定されてもよい。たとえば、サブキャリア間隔の値の異なる複数のサブセットについて、Nsampleの値は、異なっていてもよい。別の実施形態では、Nsampleの値は、その事前定義されたセットにおけるサブキャリア間隔の異なる複数の値について、異なっていてもよい。
図3Aは、本開示の実施形態による、サブキャリア間隔の値の所定のセットに基づいてNsampleの値を決定する例を示す。図3Aに示すように、サブキャリア間隔の複数の値のセット310は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のため、PRACH送信のため、および、参照のため、のいずれかの目的のために、事前定義されてもよい。示されるように、所定のセット310は、{S1, S2, S3, S4 …, SQ-1, SQ}Hzであってもよく、ここで、Qは、整数であり、Q≧1である。その所定のセット310は、L個のサブセット(L≧1)に分割されてもよい。j番目のサブセット310について、Nsampleの値は、Nに固定されてもよく、ここで、jは、サブセットのインデックスであり、j=1, 2, … , Lである。別の実施形態では、サブキャリア間隔の値のセット(例えば、セット310)は、サブセットに分割されなくてもよく、または、L=1であってもよい。この場合、Nsampleの値は、単一の値に固定されてもよい。別の実施形態では、値Nsampleは、そのセットにおけるサブキャリア間隔の複数の値のそれぞれについてのそれぞれの値に固定されてもよい。
一実施形態では、粒度パラメータNは、サブキャリア間隔の第1値Sおよびサブキャリア間隔の第2値Sに基づいて、決定されてもよい。一実施形態では、第1値Sは、PRACH送信のサブキャリア間隔を示す値(Sによって表され、また、「第5値」とも呼ばれる)を含んでいてもよく、第2値Sは、送信サブキャリア間隔の値Sを含んでいてもよい。一実施形態では、その値Sは、サブキャリア間隔の複数の値のセット(「所定の第2のセット」とも呼ばれる)に含まれていてもよい。たとえば、NRでは、その所定の第2のセットは、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHz、または、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHzであってもよい。
一実施形態では、サブキャリア間隔の第1値Sおよび第2値Sを決定すると、粒度パラメータNは、N=S/Sとして決定されてもよい。そして、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*Tとして決定されてもよい。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、(S/S)*Tの倍数であると決定されてもよい。
別の実施形態では、サブキャリア間隔の第1値Sおよび第2値Sを決定すると、粒度パラメータNは、N=max(S/S,1)として決定されてもよい。そして、タイミングアドバンス調整の粒度Nは、max(S/S,1)*Tとして決定されてもよい。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、max(S/S,1)*Tの倍数であると決定されてもよい。
一実施形態では、粒度パラメータNを決定するためのサブキャリア間隔の第1値Sおよび第2値Sと、サブキャリア間隔の基準値Sとは、互いに独立していてもよい。たとえば、いくつかのケースでは、サブキャリア間隔の基準値Sは、送信サブキャリア間隔の値Sと同じであってもよく、時間単位Tは、送信サブキャリア間隔の値Sに基づいて決定されてもよい。すなわち、T=1/(S * Nsample)である。タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*T、または、max(S/S,1)*Tとして、決定されてもよい。
一実施形態では、サブキャリア間隔の所与の第2値Sについて、サブキャリア間隔の第1値Sは、サブキャリア間隔の所与の第2値Sより大きくないので、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*Tとして決定されてもよい。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、(S/S)*Tの倍数であると決定されてもよい。
一実施形態では、サブキャリア間隔の第2値Sは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための送信サブキャリア間隔の値Sを含んでいてもよく、サブキャリア間隔の第1値Sは、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値Sを含んでいてもよい。この場合、送信サブキャリア間隔の所与の値Sについて、PRACH送信のサブキャリア間隔の値Sは、その送信サブキャリア間隔の所与の値より大きくない可能性があるため、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*Tとして決定されてもよい。この場合、タイミングアドバンスの調整を示す第1値Tは、(S/S)*Tの倍数であると決定されてもよい。別の実施形態では、時間単位Tは、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値Sに基づいて決定されてもよい。すなわち、T=1/(S * Nsample)である。タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*Tに決定されてもよい。
一実施形態では、送信サブキャリア間隔の複数の値の所定の第1セット(例えば、{3.75, 15, 30, 60, 120, 240, 480}kHz、または、{15, 30, 60, 120, 240, 480}kHz)は、第1の複数のサブセットに分割されてもよい。例えば、第1の複数のサブセットは、少なくとも部分的に重なり合うか、または、互いに分離されていてもよい。第1の複数のサブセットは、上記の所定の第1のセットにおいて、連続していてもよいしまたは不連続であってもよい。一実施形態では、第1の複数のサブセットのそれぞれについて、それぞれの基準値Sが構成(設定)されてもよい。図3Bは、本開示の実施形態による、第1の複数のサブセットに基づいて基準値を決定する例を示す。図3Bに示されるように、所定の第1のセット320は、2つのサブセット321,322に分割されてもよい。サブセット321(例えば、{3.75, 15, 30, 60}kHz)について、基準値Sは、15kHzに固定されてもよい。サブセット322(例えば、{120, 240, 480}kHz)について、基準値Sは、60kHzに固定されてもよい。
一実施形態では、時間単位Tは、その基準値に基づいて決定されてもよい。すなわち、T=1/(S * Nsample)である。例えば、Nsampleの数は、本開示の実施形態に従って、上記のように決定されてもよい。別の例では、Nsampleの数は、サブキャリアの数、サブキャリア間隔の基準値、およびシステム帯域幅の少なくとも1つに基づいてもよい。例えば、そのサブキャリアの数は、サブキャリア間隔の基準値に基づいたシステム帯域幅の下でサポートされる、サブキャリアの数であってもよい。一実施形態では、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*T、または、max(S/S, 1)*Tに決定されてもよい。別の実施形態では、送信サブキャリア間隔の所与の値Stについて、PRACH送信のサブキャリア間隔の値Sは、その送信サブキャリア間隔の所与の値より大きくない可能性があるため、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*Tとして決定されてもよい。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、(S/S)*Tの倍数であると決定されてもよい。
一実施形態では、サブキャリア間隔の複数の値のセット(例えば、{S1, S2, S3, S4 …, SQ-1, SQ}、ここで、Qは整数であり、Q≧1である)は、たとえば、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のために、または、PRACH送信のために、事前定義されてもよい。その複数の値の事前定義されたセットは、複数のサブセットに分割されてもよい。例えば、複数のサブセットは、少なくとも部分的に重複していても、互いに分離していてもよい。例えば、複数のサブセットは、サブキャリア間隔の複数の値の定義されたセットにおいて、連続的または不連続的であってもよい。別の例では、複数のサブセットのそれぞれは、1つの値のみを含んでいてもよい。すなわち、定義されたセットにおけるサブキャリア間隔の複数の値のそれぞれは、複数のサブセットの1つとみなされてもよい。一実施形態では、複数のサブセットのそれぞれについて、サブキャリア間隔のそれぞれの基準値が、構成(設定)されてもよい。
図3Cは、本開示の実施形態による、サブキャリア間隔の複数の値の所定のセットに基づいて基準値を決定する例を示す。図3Cに示されるように、サブキャリア間隔330のセットは、例えば、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のために、または、PRACH送信のために、事前定義されてもよい。所定のセット330は、G個のサブセット(G≧1)に分割されてもよい。i番目のサブセット300について場合、サブキャリア間隔の基準値Sは、Rに固定されてもよく、iは、サブセットのインデックスであり、i = 1, 2 , …, Gである。例えば、Rの値は、所定のセット330におけるサブキャリア間隔の値のいずれかとされてもよい。一実施形態では、所定のセット330における各値について、サブキャリア間隔の基準値Sは、所定のセット330における各値に対して、固定されてもよい。すなわち、サブキャリア間隔の基準値Sは、異なるケースにおける、所定のセット330の値のそれぞれと同じであってもよい。一実施形態では、送信(例えば、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信)のためのサブキャリア間隔の特定の値について、サブキャリア間隔の基準値は、定義されなくてもよい。別の実施形態では、サブキャリア間隔の基準値Sは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信および/またはPRACH送信のための、サブキャリア間隔の可能な値のすべてについて、1つの固定値であってもよい。例えば、Sの固定値は、事前定義されたセット330における1つの値に固定されてもよい。
一実施形態において、時間単位Tは、上記の基準値に基づいて決定され得る。すなわち、T=1/(S * Nsample)である。例えば、Nsampleの数は、本開示の実施形態に従って、上記のように決定されてもよい。別の例では、Nsampleの数は、サブキャリアの数、サブキャリア間隔の基準値、およびシステム帯域幅の少なくとも1つに基づいてもよい。例えば、そのサブキャリアの数は、サブキャリア間隔の基準値に基づいたシステム帯域幅の下でサポートされる、サブキャリアの数であってもよい。一実施形態では、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*T、または、max(S/S, 1)*Tに決定されてもよい。別の実施形態では、送信サブキャリア間隔の所与の値Stについて、PRACH送信のサブキャリア間隔の値Sは、その送信サブキャリア間隔の所与の値より大きくない可能性があるため、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*Tとして決定されてもよい。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、(S/S)*Tの倍数であると決定されてもよい。
一実施形態では、タイミングアドバンス調整のための粒度パラメータNは、異なる複数のケースにおいて異なる値に固定されてもよい。例えば、いくつかのケースでは、粒度パラメータNは、値Dに固定されてもよく、タイミングアドバンス調整のための粒度は、D*Tに決定されてもよく、ここで、Tの値は、上記の通り本開示の実施形態に従って定義されてもよい。具体的には、一実施形態では、例えば、タイミングアドバンス調整の粒度は、16に固定されてもよく、タイミングアドバンス調整の粒度は、16*Tに決定されてもよい。
一実施形態では、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の複数の値の所定の第2のセット(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHz、または、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHz)は、第2の複数のサブセットに分割されてもよい。例えば、第2の複数のサブセットは、少なくとも部分的に重なり合うか、互いに分離されてもよい。一実施形態では、サブキャリア間隔の第2値Sは、第2の複数のサブセットのそれぞれに関連付けられたそれぞれの値に固定されてもよい。図4Aは、本開示の実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいてサブキャリア間隔の第2値Sを構成(設定)する例を示す。図4Aに示すように、所定の第2のセット410は、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHzであってもよい。その所定の第2のセット410は、2つのサブセット411,412に分割されてもよい。サブセット411(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15, 30}kHz)について、サブキャリア間隔の第2値Sは、60KHzに固定されてもよい。サブセット412(例えば、{60, 120, 240}kHz)について、サブキャリア間隔の第2値Sは、480kHzに固定されてもよい。一実施形態では、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*T、または、max(S/S,1)*Tであると決定されてもよい。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、(S/S)*Tの倍数、または、max(S/S,1)*Tの倍数であると決定されてもよい。一実施形態では、サブキャリア間隔の第2値Sは、所定の第2のセット410のすべての値について1つの値のみに固定されてもよい。その1つの値は、所定の第1のセット(つまり、送信サブキャリア間隔の複数の値の上記セット)から選択されてもよく、たとえば、480kHzまたは120kHzである。そして、粒度パラメータNは、S/Sであると決定されてもよく、タイミングアドバンス調整のための粒度は、(S/S)*Tであると決定されてもよい。具体的には、一実施形態では、例えば、サブキャリア間隔の値Sは、480kHzに固定されてもよい。次いで、粒度パラメータNは、480K/Sであると決定されてもよく、タイミングアドバンス調整のための粒度は、480K/S*Tであると決定されてもよい。
一実施形態では、例えば、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2のセットは、{P1, P2, P3, P4 …, PN-1, PN}と定義されてもよく、ここで、Nは、整数であり、N≧1である。一実施形態では、所定の第2のセットは、第2の複数のサブセットに分割されてもよい。一実施形態では、第2の複数のサブセットは、互いに少なくとも部分的に重複していてもよく、または、分離されていてもよい。例えば、第2の複数のサブセットは、所定の第2のセットにおいて、連続または不連続であってもよい。例えば、第2の複数のサブセットのそれぞれは、1つの値のみを含んでいてもよい。すなわち、所定の第2のセットの値のそれぞれは、第2の複数のサブセットの1つと見なされ得る。
一実施形態では、第2の複数のサブセットのそれぞれについて、サブキャリア間隔の第2値Sは、固定されてもよい。図4Bは、本開示の実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいてサブキャリア間隔の第2値Sを構成(設定)する例を示す。図4Bに示されるように、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2のセット420は、{P1, P2, P3, P4 …, PN-1, PN}であってもよく、ここで、Nは、整数であり、N≧1である。所定の第2のセット420は、H個のサブセット(H≧1)に分割され得る。i番目のサブセット420について、サブキャリア間隔の第2値Sは、Bに固定されてもよく、ここで、iは、サブセットのインデックスであり、i = 1, 2, …, Hである。例えば、Bの値は、所定の第1のセットから選択され得る。具体的には、一実施形態では、HはNに等しくてもよい。すなわち、Sのそれぞれの値は、所定の第2のセットの値のそれぞれについて、独立して固定されてもよい。例えば、それぞれの固定値は、所定の第1のセットから選択されてもよい。別の実施形態では、サブキャリア間隔の第2値Sは、所定の第2のセットにおけるすべての値について、1つの値のみに固定されてもよい。例えば、その1つの値は、上記の所定の第1のセットから選択されてもよい。
一実施形態では、タイミングアドバンス調整のための粒度は、S/S*T、または、max(S/S,1)*Tであると決定され得る。この場合、タイミングアドバンスの調整を示す第1値Tは、S/S*Tの倍数、または、max(S/S,1)*Tの倍数であると決定され得る。具体的には、一実施形態では、例えば、サブキャリア間隔の第2値Sは、480kHzに固定され得る。次いで、粒度パラメータNは、480K/Sであると決定されてもよく、タイミングアドバンス調整のための粒度は、480K/S*Tであると決定されてもよい。
一実施形態では、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2セット(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHz、または、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHz)は、第2の複数のサブセットに分割され得る。例えば、第2の複数のサブセットは、少なくとも部分的に重なり合うか、互いに分離されてもよい。一実施形態では、第2の複数のサブセットのそれぞれについて、Sについてのサブキャリア間隔のそれぞれの値は、固定されてもよい。図5Aは、本開示の実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいて、Sについてのサブキャリア間隔の異なる値を構成(設定)する例を示す。図5Aに示されるように、サブキャリア間隔の値の所定の第2のセット510は、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHzであってもよい。所定の第2のセット510は、2つのサブセット511,512に分割され得る。サブセット511(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15}kHz)について、Sについてのサブキャリア間隔のそれぞれの値は、1.25kHzに固定され得る。サブセット512(例えば、{30, 60, 120, 240}kHz)について、Sについてのサブキャリア間隔のそれぞれの値は、15kHzに固定されてもよい。タイミングアドバンス調整の粒度は、S/S*Tに決定されてもよい。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、S/S*Tの倍数であると決定されてもよい。具体的には、一実施形態では、サブセット511について、粒度パラメータNは、12であると決定されもよく、タイミングアドバンス調整のための粒度は、12*Tであると決定されてもよい。別の実施形態では、サブセット512について、粒度パラメータNは、16であると決定されてもよく、タイミングアドバンス調整の粒度は、16*Tであると決定されてもよい。
一実施形態では、例えば、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2のセットは、{P1, P2, P3, P4 …, PN-1, PN}と定義されてもよく、ここで、Nは、整数であり、N≧1である。一実施形態では、所定の第2のセットは、第2の複数のサブセットに分割されてもよい。一実施形態では、第2の複数のサブセットは、互いに少なくとも部分的に重複してもよく、または、分離されていてもよい。例えば、第2の複数のサブセットは、所定の第2のセットにおいて、連続または不連続であってもよい。
一実施形態では、第2の複数のサブセットのそれぞれについて、Sについてのサブキャリア間隔の値は、固定されてもよい。図5Bは、本開示の実施形態による、第2の複数のサブセットに基づいて、Sについてのサブキャリア間隔の異なる値を構成(設定)する例を示す。図5Bに示されるように、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2のセット520は、{P1, P2, P3, P4 …, PN-1, PN}であってもよく、ここで、Nは、整数であり、N≧1である。所定の第2のセット520は、X個のサブセット(X≧1)に分割され得る。i番目のサブセット520について、サブキャリア間隔の第1値Sは、Aに固定されてもよく、ここで、iは、サブセットのインデックスであり、i = 1, 2, …, Xである。例えば、Aの値は、所定の第2のセットから選択され得る。具体的には、一実施形態では、HはNに等しくてもよい。この場合、Sのそれぞれの値は、所定の第2のセットにおける複数の値のそれぞれに対して、固定されてもよい。すなわち、サブキャリア間隔の第1値Sは、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の構成値(設定値)と同じであってもよい。別の実施形態では、サブキャリア間隔の第1値Sは、所定の第2のセットにおけるすべての値について、1つの値のみに固定されてもよい。例えば、その1つの値は、所定の第1のセットから選択されてもよい。
一実施形態では、タイミングアドバンス調整の粒度は、(S/S)*Tであると決定され得る。この場合、タイムアドバンスの調整を示す第1値Tは、(S/S)*Tの倍数であると決定されてもよい。一実施形態では、i番目のサブセットについて、粒度パラメータNは、Cであると決定されてもよく、ここで、Cは、固定の正の整数であってもよく、タイミングアドバンス調整のための粒度は、C*Tであると決定されてもよい。たとえば、Cは、1、4、8、16、32、および64のいずれかである。
再び図2を参照し、ネットワークデバイス110は、端末デバイス120がアップリンク送信のタイミングを調整することを可能にするために、上記の第1値の指示を端末デバイス120に送信する(230)。一実施形態では、ネットワークデバイス110は、第1値Tのインデックス値NTAを端末デバイス120に送信してもよい。一実施形態では、ネットワークデバイス110は、インデックス値NTAを端末デバイス120に示してもよく、ここで、T=NTA*Tである。たとえば、インデックス値NTAは、粒度パラメータNの倍数である。
ネットワークデバイス110から第1値の指示を受信することに応答して、端末デバイス120は、アップリンク送信のタイミングを調整するために、第1値を取得する(240)。
一実施形態では、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110からインデックス値NTAを受信し、インデックス値NTAに基づいて第1値Tを決定してもよい。一実施形態では、第1値Tは、時間領域における2つの隣接するサンプル間の時間間隔を示す時間単位Tとインデックス値NTAとに基づいて、決定されてもよい。たとえば、第1値Tは、T=NTA*Tとして決定できる。一実施形態では、端末デバイス120は、上述のように、ネットワークデバイス110と同じ方法で時間単位Tを決定してもよい。簡略化のために、端末デバイス120による時間単位Tの決定は、さらに詳細には説明されない。
ネットワークデバイス110によって示されるタイミングアドバンス値を取得すると、端末デバイス120は、タイミングアドバンス値に基づいて、アップリンク送信のタイミングを調整してもよい(250)。
一実施形態では、ネットワークデバイス110への初期アクセスのために、端末デバイス120からのアップリンク無線フレームの送信は、対応するダウンリンク無線フレームの開始前の期間を開始することができる。その期間は、(NTA+NTA_offset)*Tとして決定されてもよく、ここで、NTA_offsetは、固定値である。たとえば、周波数分割複信(FDD : Frequency Division Duplex)のフレーム構造の場合、NTA_offsetは、ゼロであり、時分割複信(TDD : Time Division Duplex)のフレーム構造の場合、NTA_offsetは、Wであり、ここで、Wは、整数であり固定値である。
一実施形態では、初期アクセス以外の他のケースについては、タイミングアドバンス値(つまり、、第1値T)は、新しいタイミングアドバンス値への現在のタイミングアドバンス値の調整を示してもよい。具体的には、新しいタイミングアドバンス値のインデックスNTA_newは、NTA_new=NTA+NTA_oldとして決定されてもよく、ここで、NTA_oldは、現在のタイミングアドバンス値のインデックスである。調整により、端末デバイス120からのアップリンク無線フレームの送信は、対応するダウンリンク無線フレームの開始前に、(NTA_new*T)を開始してもよい。一実施形態では、タイミングアドバンス値(つまり、第1値T)は、正または負であってもよく、これらは、それぞれアップリンク送信のタイミングを対応する量だけ進めるまたは遅らせることを示す。
一実施形態では、値NTAは、粒度パラメータNの倍数であってもよい。すなわち、NTA=K*Nであり、Kは、整数であり、K≧1である。一実施形態では、例えば初期アクセスの場合、値Kは、範囲(0, 1, 2,…, α)に入ってもよい。別の実施形態では、例えば初期アクセスを除く他のケースでは、値Kは、別の範囲(0, 1, 2,…, β)に入ってもよい。
一実施形態では、ネットワークデバイスは、タイミングアドバンス調整のために、端末デバイスにKの値を示してもよい。一実施形態では、例えば初期アクセスの場合、値Kの指示のためのビット数は、Δであってもよい。別の実施形態では、例えば、初期アクセスを除く他のケースでは、値Kの指示のためのビット数は、σであってもよい。
一実施形態では、本開示の実施形態に従って、サブキャリア間隔の第1値S、サブキャリア間隔の第2値S、および、サブキャリア間隔の基準値Sのいずれかを決定すると、値Kおよび/または値Kの指示のためのビット数は、サブキャリア間隔の第1値S、サブキャリア間隔の第2値S、および、サブキャリア間隔の基準値Sのいずれかに基づいて、決定されてもよい。第1範囲(0, 1, 2, …, α1)に入る値Kは、サブキャリア間隔の第1値SA1、サブキャリア間隔の第2値SB1、およびサブキャリア間隔の基準値Sr1のいずれかに関連付けられてもよい。第2範囲(0, 1, 2, …, α2)に入る値Kは、サブキャリア間隔の第1値SA2、サブキャリア間隔の第2値SB2、およびサブキャリア間隔の基準値Sr2のいずれかに関連付けられてもよいい。一実施形態では、値Kの異なる範囲(上記の第1範囲および第2範囲など)は、同じケース(たとえば、初期アクセスまたは他のケース)に使用されてもよい。あるいは、別の実施形態では、値Kの異なる範囲は、異なるケースにそれぞれ使用されてもよい。
一実施形態では、Δビットは、値Kの表示のために用いられてもよく、Δは、サブキャリア間隔の第1値SA1、サブキャリア間隔の第2値SB1、およびサブキャリア間隔の基準値Sr1のいずれかに関連付けれれてもよい。Δビットは、値Kの表示のために用いられてもよく、Δは、サブキャリア間隔の第1値SA2、サブキャリア間隔の第2値SB2、およびサブキャリア間隔の基準値Sr2のいずれかに関連付けられてもよい。一実施形態では、Δの異なる値(ΔおよびΔなど)は、同じケース(たとえば、初期アクセスまたは他のケース)に使用されてもよい。あるいは、別の実施形態では、Δの異なる値は、それぞれ異なるケースに使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、サブキャリア間隔の値の所定の第2セットの異なるサブセット(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHz、または、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHz)は、送信サブキャリア間隔の異なる値に関連付けられてもよい。図6Aは、所定の第1セットと第2セットとの間の関連付けに基づいて、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のサブキャリア間隔の1つの所与の値について使用される所定の第2セットの複数のサブセットを構成(設定)する例を示す。図6Aに示されるように、サブキャリア間隔の値の所定の第2のセット610は、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHzであってもよい。所定の第2のセット610の5つのサブセット611〜616が示されており、サブセット611は、{1.25} kHzであり得、サブセット612は、{1.25, 2.5, 5} kHzであり得、サブセット613は、{5, 7.5, 15} kHzであり得、サブセット614は、{7.5, 15, 30, 60} kHzであり得、サブセット615は、{60, 120}であり得、サブセット616は、{120} kHzであり得る。所定の第1のセット(つまり、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のサブキャリア間隔の複数の値のセット)の各値について、所定の第2のセット610の複数のサブセットの少なくとも1つが構成(設定)されてもよい。サブセットの例が、611−615として示されている。例えば、サブセット612は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための15kHzサブキャリア間隔に関連付けられてもよい。すなわち、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のサブキャリア間隔が15kHzになるように構成(設定)されている場合、サブセット612の値のいずれかが、PRACH送信のサブキャリア間隔として選択されてもよい。同様に、サブセット612は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための30kHzのサブキャリア間隔に関連付けられてもよい。サブセット611は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための3.75kHzのサブキャリア間隔に関連付けられてもよい。サブセット613は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための60kHzのサブキャリア間隔に関連付けられてもよい。サブセット614は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための120kHzのサブキャリア間隔に関連付けられてもよい。サブセット615は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための240kHzのサブキャリア間隔に関連付けられてもよい。サブセット616は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信のための480kHzのサブキャリア間隔に関連付けられてもよい。上記の例は、本開示の範囲に対する限定を示唆することなく、例示の目的のみのためであることを理解されたい。
一実施形態では、所定の第2のセットから値が選択されて、PRACH送信のためのサブキャリア間隔として使用されてもよい。例えば、その値をPRACH送信のためのサブキャリア間隔として構成(設定)するために、その値の指示が、ネットワークデバイスから端末デバイスに送信されてもよい。その指示の受信に応じて、端末デバイスは、指示に対応するサブキャリア間隔を用いて、PRACH上で信号を送信してもよい。一実施形態では、その指示のビット数は、Yで表されてもよい。例えば、PRACH送信のための所定の第2セット(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHz、または、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHz)における8つの値の1つを示すために、Yは、3であってもよい。
一実施形態では、所定の第2セット(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHz、または、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHz)の少なくとも1つのサブセットは、(例えば、アップリンクおよび/またはダウンリンク送信のための)送信サブキャリア間隔の値Sに関連付けられてもよい。一実施形態では、送信サブキャリア間隔の値Sについて、所定の第2セットの少なくとも1つのサブセットからのPRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の指示についてのビット数は、Z(Z≦Y)であってもよい。たとえば、サブセットを示すビット数は、1または2であってもよい。
一実施形態では、例えば、アップリンクおよび/またはダウンリンク送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第1のセットは、{ S1, S2, S3, S4 …, SM-1, SM }と定義されてもよく、ここで、Mは、整数であり、M≧1である。一実施形態では、所定の第1のセットは、第1の複数のサブセットに分割されてもよい。一実施形態では、第1の複数のサブセットは、互いに少なくとも部分的に重複してもよく、または、互いに分離されていてもよい。例えば、第1の複数のサブセットは、所定の第1のセットにおいて、連続的または不連続的であってもよい。例えば、第1の複数のサブセットのサイズは、互いに異なっていても同じでもよい。別の例では、第1の複数のサブセットのそれぞれは、1つの値のみを含んでいてもよい。すなわち、所定の第1のセットの値のそれぞれは、第1の複数のサブセットの1つと見なされてもよい。別の実施形態では、所定の第1のセットは、分割されなくてもよい。
一実施形態では、例えば、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2のセットは、{P1, P2, P3, P4 …, PN-1, PN}であると定義されてもよく、ここで、Nは、整数であり、N≧1である。一実施形態では、所定の第2のセットは、第2の複数のサブセットに分割されてもよい。一実施形態では、第2の複数のサブセットは、互いに少なくとも部分的に重複してもよく、または、分離されていてもよい。例えば、第2の複数のサブセットは、所定の第2のセットにおいて、連続または不連続であってもよい。例えば、第2の複数のサブセットのサイズは、互いに異なっていても同じでもよい。別の例では、第2の複数のサブセットのそれぞれは、1つの値のみを含んでいてもよい。すなわち、所定の第2のセットの値のそれぞれは、第2の複数のサブセットの1つと見なされてもよい。別の実施形態では、所定の第2のセットは、分割されなくてもよい。
一実施形態では、第1の複数のサブセットの少なくとも1つは、第2の複数のサブセットの少なくとも1つに関連付けられてもよい。一実施形態では、第1の複数のサブセットの少なくとも1つにおける送信サブキャリア間隔の値について、第2の複数のサブセットの少なくとも1つからの値は、PRACH送信のためのサブキャリア間隔として構成(設定)されてもよい。
図6Bは、第1の複数のサブセットの少なくとも1つと第2の複数のサブセットの少なくとも1つとの間の関連付けの例を示している。図6Bに示されるように、送信サブキャリア間隔の値の所定の第1のセット610は、U個のサブセット(つまり、第1の複数のサブセット)に分割されてもよい。PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2のセット620は、V個のサブセット(つまり、第2の複数のサブセット)に分割されてもよい。第1の複数のサブセットのそれぞれは、第2の複数のサブセットの少なくとも1つに関連付けられてもよい。例えば、図6Bに示されるように、第1の複数のサブセットのサブセット610は、第2の複数のサブセットのサブセット620に関連付けられてもよい。すなわち、サブセット610におけるいずれかの値について、サブセット620におけるいずれか値は、PRACH送信のサブキャリア間隔として構成(設定)されてもよい。同様に、第1の複数のサブセット内のサブセット610は、第2の複数のサブセット内のサブセット620に関連付けられてもよく、第1の複数のサブセット内のサブセット610は、第2の複数のサブセット内のサブセット620に関連付けられてもよい。
一実施形態では、PRACH送信のためのサブキャリア間隔の値の所定の第2のセットは、{P1, P2, P3, P4 …, PN-1, PN}であると定義されてもよく、ここで、Nは整数であり、N≧1である。値が、所定の第2のセットから選択されて、PRACH送信のためのサブキャリア間隔として使用されてもよい。例えば、その値の指示が、PRACH送信のためのサブキャリア間隔として値を構成(設定)するために、ネットワークデバイスから端末デバイスに送信されてもよい。その指示の受信に応じて、端末デバイスは、指示に対応するサブキャリア間隔を用いて、PRACH上で、信号を送信してもよい。一実施形態では、指示のビット数は、Yで表すことができる。一実施形態では、所定の第2セットの異なるサブセットは、所定の第1セットの異なるサブセットまたは値に関連付けられてもよい。一実施形態では、所定の第1セットの各値または各サブセットについて、所定の第2セットのサブセットの1つからのPRACH送信のサブキャリア間隔の値の指示についてのビット数は、Z(Z≦Y)であってもよい。
いくつかの実施形態では、サブキャリア間隔の値の所定の第2のセット(例えば、{1.25, 2.5, 5, 15, 30, 60, 120, 240}kHz、または、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHz)の異なるサブセットおよび/または異なるPRACHシーケンス長は、異なるユースケースについて構成(設定)されてもよい。一実施形態では、上記の所定の第2のセット(つまり、PRACH送信のサブキャリア間隔の複数の値のセット)および/またはPRACH送信のための複数のPRACHシーケンス長のセットは、複数のサブセットに分割されてもよい。一実施形態では、上記の所定の第2のセットおよび/または上記のPRACHシーケンス長のセットの複数のサブセットは、少なくとも部分的に互いに重複してもよいし、または、分離されていてもよい。例えば、上記の複数のサブセットは、上記の所定の第2のセットおよび/または上記のPRACHシーケンス長のセットにおいて、連続的または不連続的であってもよい。たとえば、サブセットのサイズは、互いに異なっていても同じでもよい。図7は、本開示の実施形態による異なるユースケースのための、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2のセットの異なるサブセットおよび/または異なるPRACHシーケンス長を構成(設定)する例を示す。図7に示されるように、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2のセット710は、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30, 60, 120}kHzである。所定の第2のセット710の2つのサブセット711,712が示されており、サブセット711は、{1.25, 2.5, 5, 7.5, 15, 30}kHzであってもよく、サブセット712は、{15, 30, 60, 120}kHzであってもよい。サブセット711は、ケース713(例えば、初期アクセス(initial access))について構成(設定)されてもよく、サブセット712は、ケース714(例えば、ビーム障害レポート(beam fail report))について構成(設定)されてもよい。別の例では、サブセット711は、ケース713(例えば、初期アクセス)について構成(設定)されてもよく、サブセット712は、ケース713,714(例えば、初期アクセスおよびビーム障害レポート)について構成(設定)されてもよい。同様に、異なるユースケースについて、異なるPRACHシーケンス長が、構成(設定)されてもよい。たとえば、ケース713について、839のPRACHシーケンス長が設定されてもよく、ケース714について、63/71または127/139のPRACHシーケンス長が、使用されてもよい。別の例では、ケース713について、893のPRACHシーケンス長が設定されてもよく、ケース713,714について、63/71または127/139のPRACHシーケンス長が、使用されてもよい。別の実施形態では、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2のセットの複数のサブセットおよび/または異なる複数のPRACHシーケンス長は、図7の例に限定されなくてもよい。
いくつかの実施形態では、ネットワークデバイス110は、送信サブキャリア間隔の1つの値Sに関連付けられた、タイミングアドバンスの値NTAを、端末デバイス120に示してもよい。端末デバイス120は、送信サブキャリア間隔の別の値Sもサポートしていてもよい。この場合、(例えば、ネットワークデバイス110によって)端末デバイス120が送信サブキャリア間隔の他の値Sで構成(設定)されている場合、ネットワークデバイス110は、その端末デバイス120に、サブキャリア間隔Sについてのタイミングアドバンスの別の値NTA’を示してもよい。例えば、タイミングアドバンス値は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクおよび/またはPRACHの異なる送信について、独立していてもよい。
いくつかの実施形態では、ネットワークデバイス110は、送信サブキャリア間隔の1つの値Sに関連する、タイミングアドバンスの第1値NTAを、端末デバイス120に示していてもよい。端末デバイス120は、送信サブキャリア間隔の別の値Sもサポートしていてもよい。この場合、(例えば、ネットワークデバイス110によって)端末デバイス120が送信サブキャリア間隔の他の値Sで構成(設定)されている場合、端末デバイス120は、第1のインデックスNTAと値Sおよび値Sの両方とに基づいて、タイミングアドバンスの第2値NTA’を決定してもよい。例えば、一実施形態では、タイミングアドバンスの第2値NTA’は、NTA’=(S/S)*NTAとして決定されてもよい。すなわち、場合によっては、そのタイミングアドバンス値は、参照され得る。
いくつかの実施形態において、上記のタイミングアドバンス調整は、ビーム障害レポート手順(beam fail report procedure)に適用され得る。ビーム障害(beam failure)を検出すると、端末デバイス120は、特定のPRACHシーケンスをネットワークデバイス110に送信してもよい。一実施形態では、特定のPRACHシーケンスは、特定のシーケンスインデックスまたは特定の時間リソースおよび/または周波数リソースを指してもよい。その特定のPRACHシーケンスを受信すると、ネットワークデバイス110は、その特定のPRACHシーケンスに基づいて、ビーム障害に関する情報を決定してもよい。ビーム障害レポートのためのPRACH送信について、タイミングアドバンス調整が、適用されてもよい。図8A−8Bは、本開示の実施形態によるビーム障害レポートのためのPRACH送信の例を示す。図8Aに示されるように、ビーム障害レポートのためのPRACH構造810が、提供されてもよく、それは、1つ以上のPRACHシンボル811と、ガードタイムを示す領域812とを含んでもよい。図8Bに示されるように、ビーム障害レポートのためのPRACH送信にタイミングアドバンス調整が適用されると、ネットワークデバイス110でのPRACHの受信が、調整されてもよい。さらに、ガードタイムの領域は、ビーム障害に関する情報など、他の情報の送信に使用され得る。
図9は、本開示のいくつかの実施形態による例示的な方法900のフローチャートを示す。方法900は、図1に示すようにネットワークデバイス110で実施され得る。議論の目的のために、方法900は、図1を参照してネットワークデバイス110の観点から説明される。
動作910において、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスを受信することに応答して、ネットワークデバイス110は、PRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて、タイミングアドバンス調整を示す第1値を決定する。
動作920において、ネットワークデバイス110は、端末デバイスがアップリンク送信のタイミングを調整できるようにするために、第1値の指示を端末デバイスに送信する。
いくつかの実施形態では、上記の第1値を決定することは、時間領域における2つの隣接するサンプル間の時間間隔を示す第2値を決定すること、その第2値に基づいて、タイミングアドバンスの調整の粒度を示す第3値を決定すること、および、その第3値に基づいて、上記の第1値を決定すること、を含む。
いくつかの実施形態では、上記の第2値を決定することは、サブキャリア間隔の基準値を決定すること、時間領域での1つのシンボルにおけるサンプル数を決定すること、および、その基準値とそのサンプル数とに基づいて、上記の第2値を決定すること、を含む。
いくつかの実施形態では、上記の基準値は、固定値を含む。
いくつかの実施形態では、基準値を決定することは、サブキャリア間隔の値の所定の第1のセットに含まれ且つ送信サブキャリア間隔を示す、第4値を決定すること、および、その第4値に基づいて、上記の基準値を決定すること、を含む。
いくつかの実施形態では、上記の基準値は、上記の第4値を含む。
いくつかの実施形態では、上記の所定の第1のセットは、第1の複数のサブセットに分割され、上記の第4値は、その第1の複数のサブセットの1つに含まれ、上記の基準値を決定することは、その第1の複数のサブセットの1つに基づいて、上記の基準値を決定することを含む。
いくつかの実施形態では、上記の第3値を決定することは、送信サブキャリア間隔を示す第4値およびPRACHについてのサブキャリア間隔を示す第5値を決定すること、および、上記の第2値、上記の第4値、および上記の第5値に基づいて、上記の第3値を決定すること、を含む。
いくつかの実施形態では、上記の第5値は、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2のセットに含まれ、その所定の第2のセットは、第2の複数のサブセットに分割され、上記の第5値は、その第2の複数のサブセットの1つに含まれ、上記の第4値を決定することは、その第2の複数のサブセットのうちの1つに基づいて、上記の第4値を決定することを含む。
いくつかの実施形態では、上記の第4値および第5値を決定することは、サブキャリア間隔の値の所定の第2セットを取得することを含み、その所定の第2セットは、第2の複数のサブセットに分割され、さらに、その第2の複数のサブセットの少なくとも1つに基づいて、上記の第4値および第5値の少なくとも1つを決定することを含む。
いくつかの実施形態では、方法900は、端末デバイスによって第1値に基づいて調整されたタイミングで送信されている更なるシーケンスを、端末デバイスから受信すること、をさらに含む。
図10は、本開示のいくつかの実施形態による例示的な方法1000のフローチャートを示す。方法1000は、図1に示される端末デバイス120で実施され得る。議論の目的のために、方法1000は、図1を参照してネットワークデバイス110の観点から説明される。
動作1010において、端末デバイス120は、ネットワークデバイスに物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスを送信する。
動作1020において、タイミングアドバンスの調整を示す第1値の指示をネットワークデバイスから受信することに応答して、端末デバイス120は、アップリンク送信のタイミングを調整するために第1値を取得し、その第1値は、上記のPRACHシーケンスと少なくとも1つのサブキャリア間隔の値とに基づいて、ネットワークデバイスによって決定される。
いくつかの実施形態では、上記の第1値を取得することは、時間領域における2つの隣接するサンプル間の時間間隔を示す第2値を決定すること、および、上記の指示およびその第2値に基づいて、上記の第1値を決定すること、を含む。
いくつかの実施形態では、方法1000は、上記の第1値に基づいてアップリンク送信のタイミングを調整することにより、更なるシーケンスをネットワークデバイスに送信することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、PRACH送信および/またはタイミングアドバンス調整のための構成情報(設定情報)を送信してもよい。たとえば、PRACH送信についての構成情報は、PRACHシーケンスのサブキャリア間隔の値、PRACHシーケンスの長さ、時間リソースおよび/または周波数リソースなどの少なくとも1つを含んでいてもよい。タイミングアドバンス調整についての構成情報は、時間単位、タイミングアドバンス調整の粒度、タイミングアドバンス調整についての少なくとも1つのパラメータの値、その少なくとも1つのパラメータの値の範囲、および/または、タイミングアドバンス調整についてのその少なくとも1つのパラメータを示すためのビット数、の少なくとも1つを含んでいてもよい。例えば、その少なくとも1つのパラメータの例は、上述のように、Kおよび/またはNTAなどを含んでいてもよい。一実施形態では、ネットワークデバイスは、上位層シグナリング(higher layer signaling)、動的シグナリング(dynamic signaling)、および/または、物理層シグナリングを介して、その構成情報を端末デバイスに送信してもよい。シグナリングの例には、これらに限定されないが、無線リソース制御(RRC)層、メディアアクセス制御(MAC)層、および/または、NR−PDCCHなどの物理制御層でのシグナリングが含まれてもよい。
図11は、本開示のいくつかの実施形態による装置1100のブロック図を示している。
装置1100は、図1に示されるようなネットワークデバイス110の実施例と見なすことができる。示されるように、装置1100は、決定モジュール1110を含み、上記のネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスからの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスの受信に応じて、決定モジュール1110は、そのPRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて、タイミングアドバンスの調整を示す第1値を決定する、ように構成されている。装置1100は、また、送信モジュール1120を含み、送信モジュール1120は、端末デバイスがアップリンク送信のタイミングを調整できるようにするために、端末デバイスに第1値の指示を送信する、ように構成されている。
図12は、本開示のいくつかの実施形態による装置1200のブロック図を示す。装置1200は、図1に示される端末デバイス120の例示的な実施例と見なすことができる。示されるように、装置1200は、送信モジュール1210を含み、送信モジュール1210は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスをネットワークデバイスに送信するように構成されている。装置1200はまた、取得モジュール1220を含み、タイミングアドバンスの調整を示す第1値の指示をネットワークデバイスから受信することに応答して、取得モジュール1220は、アップリンク送信のタイミングを調整するために、その第1値を取得するように構成され、その第1値は、PRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて、ネットワークデバイスによって決定される。
明確にするために、図11および/または図12は、装置1100および/または装置1200のいくつかのオプションのモジュールを示していない。しかしながら、図1−9を参照して説明した種々の特徴は、装置1100に適用可能であり、また、図1−8,10を参照して説明した種々の特徴は、装置1200に適用可能である、ことが理解されるべきである。さらに、装置1100および/または装置1200のそれぞれのモジュールは、ハードウェアモジュールまたはソフトウェアモジュールであってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、装置1100および/または装置1200は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアによって部分的または完全に実装されてもよく、例えば、コンピュータ可読媒体で具現化されるコンピュータプログラム製品として実装されてもよい。代替的に、または、追加的に、装置1100および/または装置1200は、ハードウェアに基づいて部分的または完全に実装されてもよく、例えば、集積回路(IC : integrated circuit )、特定用途向け集積回路(ASIC : application-specific integrated circuit)、システムオンチップ(SOC : system on chip)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA : field programmable gate array)などとして実装されてもよい。本開示の範囲は、この態様に限定されない。
図13は、本開示の実施形態を実施するのに適したデバイス1300の簡略ブロック図である。デバイス1300は、図1に示されるネットワークデバイス110または端末デバイス120のさらなる例示的な実装とみなすことができる。したがって、デバイス1300は、ネットワークデバイス110または端末デバイス120に、または、その少なくとも一部として、実装され得る。
示されるように、デバイス1300は、プロセッサ1310と、プロセッサ1310に接続されたメモリ1320と、プロセッサ1310に接続された適切な送信機(TX)および受信機(RX)1340と、TX/RX1340に接続された通信インターフェースとを含む。メモリ1310は、プログラム1330の少なくとも一部を格納する。TX/RX1340は、双方向通信用である。実際にはこのアプリケーションで言及されているアクセスノードは複数のアンテナを有していてもよいが、TX/RX1340は、通信を容易にするために、少なくとも1つのアンテナを有している。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信用のX2インターフェース、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving Gateway)とeNBとの間の通信用のS1インターフェース、eNBとリレーノード(RN)との間の通信用のUnインターフェース、または、eNBと端末デバイスとの間のUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要なインターフェースを表してもよい。
プログラム1330は、関連するプロセッサ1310によって実行されると、デバイス1300が、図1−11を参照して本明細書で説明されたように本開示の実施形態に従って、動作する、ことを可能にするプログラム命令を含むと想定される。本明細書の実施形態は、デバイス1300のプロセッサ1310によって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、または、ハードウェアによって、または、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって、実装され得る。プロセッサ1310は、本開示の様々な実施形態を実装するように構成され得る。さらに、プロセッサ1310とメモリ1310との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実装するように適合された、処理手段1350を形成し得る。
メモリ1310は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体ベースメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光学メモリデバイスおよびシステム、固定メモリ、並びに、リムーバブルメモリなどの、任意の適切なデータストレージ技術を使用して実装され得る。デバイス1300には1つのメモリ1310のみが示されているが、デバイス1300には、いくつかの物理的に異なるメモリモジュールがあってもよい。プロセッサ1310は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および、マルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つ以上を含み得る。デバイス1300は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的に従属する、特定用途向け集積回路チップ(application specific integrated circuit chip)などの複数のプロセッサを有してもよい。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。いくつかの態様は、ハードウェアで実装されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得る、ファームウェアまたはソフトウェアで実装されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート、またはいくつかの他の絵入り表現として、図示および説明されているが、本明細書で説明されるブロック、装置、システム、技術または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路、またはロジック、汎用ハードウェア、または、コントローラ、または、その他のコンピューティングデバイス、または、それらのいくつかの組み合わせで、実装されてもよい。
本開示はまた、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶された、少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図1−11のいずれかを参照して上述したプロセスまたは方法を実行するために、プログラムモジュールに含まれてターゲットの実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行される命令などの、コンピュータ実行可能命令を含む。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行したり特定の抽象データタイプを実装したりする、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などを含む。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態で望まれるように、プログラムモジュール間で結合または分割されてもよい。プログラムモジュールのマシン実行可能命令は、ローカルまたは分散デバイス内で実行されてもよい。分散デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカルとリモートの両方のストレージメディアに配置されてもよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供されてもよく、これにより、プログラムコードは、プロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図によって特定された上記の機能/動作が実行されるようにする。プログラムコードは、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、完全にマシン上で、一部はマシン上で、一部はマシン上で且つ一部はリモートマシン上で、または、完全にリモートマシンまたはサーバー上で、実行されてもよい。
上記のプログラムコードは、命令実行システム、装置、またはデバイスによる、または、それらに関連した、使用のためのプログラムを含むまたは格納することができる、任意の有形媒体であり得るマシン可読媒体で、具現化され得る。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体またはマシン可読記憶媒体であり得る。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、または、これらの任意の適切な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。マシン可読記憶媒体のより具体的な例には、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学式記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または、これらの任意の適切な組み合わせを含む。
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示された特定の順序または連続した順序で実行されること、または、すべての示された動作が実行されること、を必要とするものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスクと並列処理が有利な場合がある。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限としてではなく、特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で説明される特定の特徴は、単一の実施形態で組み合わせて実装されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で説明される様々な特徴は、複数の実施形態で別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実装されてもよい。
本開示は構造的特徴および/または方法論的行為に特有の言語で説明されたが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、必ずしも上記の特定の特徴または行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、上記の特定の特徴および行為は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。

Claims (28)

  1. ネットワークデバイスにて実行される方法であって、
    前記ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスを受信すると、前記PRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて、タイミングアドバンスの調整を示す第1値を決定すること、および、
    前記端末デバイスがアップリンク送信のタイミングを調整できるように、前記第1値の指示を前記端末デバイスに送信すること、
    を含む、方法。
  2. 前記第1値を決定することは、
    時間領域において隣接する2つのサンプル間の時間間隔を示す第2値を決定すること、
    前記第2値に基づいて、タイミングアドバンスの調整についての粒度を示す第3値を決定すること、および、
    前記第3値に基づいて、前記第1値を決定すること、
    を含む、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記第2値を決定することは、
    サブキャリア間隔の基準値を決定すること、
    時間領域の1つのシンボルにおけるサンプル数を決定すること、および、
    前記基準値と前記サンプル数に基づいて、前記第2値を決定すること、
    を含む、
    請求項2記載の方法。
  4. 前記基準値は、固定値を含む、
    請求項3記載の方法。
  5. 前記基準値を決定することは、
    送信サブキャリア間隔を示し、且つ、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第1セットに含まれる、第4値を決定すること、および、
    前記第4値に基づいて、前記基準値を決定すること、
    を含む、
    請求項3記載の方法。
  6. 前記基準値は、前記第4値を含む、
    請求項5記載の方法。
  7. 前記所定の第1セットは、第1の複数のサブセットに分割され、
    前記第4値は、前記第1の複数のサブセットのうちの1つのサブセットに含まれ、
    前記基準値を決定することは、前記第1の複数のサブセットのうちの前記1つのサブセットに基づいて、前記基準値を決定することを含む、
    請求項5記載の方法。
  8. 前記第3値を決定することは、
    送信サブキャリア間隔を示す第4値とPRACHについてのサブキャリア間隔を示す第5値とを決定すること、および、
    前記第2値、前記第4値、および前記第5値に基づいて、前記第3値を決定すること、
    を含む、
    請求項2記載の方法。
  9. 前記第5値は、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2セットに含まれ、
    前記所定の第2セットは、第2の複数のサブセットに分割され、
    前記第5値は、前記第2の複数のサブセットのうちの1つのサブセットに含まれ、
    前記第4値を決定することは、前記第2の複数のサブセットのうちの前記1つのサブセットに基づいて、前記第4値を決定することを含む、
    請求項8記載の方法。
  10. 前記第4値および前記第5値を決定することは、
    サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2セットを取得することを含み、前記所定の複数の第2セットは、第2の複数のサブセットに分割され、
    前記第2の複数のサブセットのうちの少なくとも1つのサブセットに基づいて、前記第4値および前記第5値の少なくとも1つを決定することをさらに含む、
    請求項8記載の方法。
  11. 前記端末デバイスによって前記第1値に基づいてタイミング調整されて送信された他のシーケンスを、前記端末デバイスから受信することをさらに含む、
    請求項1記載の方法。
  12. 端末デバイスにて実行される方法であって、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスをネットワークデバイスに送信すること、および、
    タイミングアドバンスの調整を示す第1値の指示を前記ネットワークデバイスから受信すると、アップリンク送信のタイミングを調整するために、前記第1値を取得すること、
    を含み、
    前記第1値は、前記PRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて、前記ネットワークデバイスによって決定される、
    方法。
  13. 前記第1値を取得することは、
    時間領域において隣接する2つのサンプル間の時間間隔を示す第2値を決定すること、および、
    前記指示と前記第2値とに基づいて、前記第1値を決定すること、
    を含む、
    請求項12記載の方法。
  14. 前記第1値に基づいて前記アップリンク送信のタイミングを調整することにより、他のシーケンスを前記ネットワークデバイスに送信することをさらに含む、
    請求項13記載の方法。
  15. ネットワークデバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに接続されたメモリと、
    を含み、
    前記メモリは、複数の命令を保持し、
    前記複数の命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記ネットワークデバイスに対して、
    前記ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスを受信すると、前記PRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて、タイミングアドバンスの調整を示す第1値を決定すること、および、
    前記端末デバイスがアップリンク送信のタイミングを調整できるように、前記第1値の指示を前記端末デバイスに送信すること、
    を実行させる、
    ネットワークデバイス。
  16. 前記第1値を決定することは、
    時間領域において隣接する2つのサンプル間の時間間隔を示す第2値を決定すること、
    前記第2値に基づいて、タイミングアドバンスの調整についての粒度を示す第3値を決定すること、および、
    前記第3値に基づいて、前記第1値を決定すること、
    を含む、
    請求項15記載のネットワークデバイス。
  17. 前記第2値を決定することは、
    サブキャリア間隔の基準値を決定すること、
    時間領域の1つのシンボルにおけるサンプル数を決定すること、および、
    前記基準値と前記サンプル数に基づいて、前記第2値を決定すること、
    を含む、
    請求項16記載のネットワークデバイス。
  18. 前記基準値は、固定値を含む、
    請求項17記載のネットワークデバイス。
  19. 前記基準値を決定することは、
    送信サブキャリア間隔を示し、且つ、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第1セットに含まれる、第4値を決定すること、および、
    前記第4値に基づいて、前記基準値を決定すること、
    を含む、
    請求項17記載のネットワークデバイス。
  20. 前記基準値は、前記第4値を含む、
    請求項19記載のネットワークデバイス。
  21. 前記所定の第1セットは、第1の複数のサブセットに分割され、
    前記第4値は、前記第1の複数のサブセットのうちの1つのサブセットに含まれ、
    前記基準値を決定することは、前記第1の複数のサブセットのうちの前記1つのサブセットに基づいて、前記基準値を決定することを含む、
    請求項19記載のネットワークデバイス。
  22. 前記第3値を決定することは、
    送信サブキャリア間隔を示す第4値とPRACHについてのサブキャリア間隔を示す第5値とを決定すること、および、
    前記第2値、前記第4値、および前記第5値に基づいて、前記第3値を決定すること、
    を含む、
    請求項16記載のネットワークデバイス。
  23. 前記第5値は、サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2セットに含まれ、
    前記所定の第2セットは、第2の複数のサブセットに分割され、
    前記第5値は、前記第2の複数のサブセットのうちの1つのサブセットに含まれ、
    前記第4値を決定することは、前記第2の複数のサブセットのうちの前記1つのサブセットに基づいて、前記第4値を決定することを含む、
    請求項22記載のネットワークデバイス。
  24. 前記第4値および前記第5値を決定することは、
    サブキャリア間隔の複数の値の所定の第2セットを取得することを含み、前記所定の複数の第2セットは、第2の複数のサブセットに分割され、
    前記第2の複数のサブセットのうちの少なくとも1つのサブセットに基づいて、前記第4値および前記第5値の少なくとも1つを決定することをさらに含む、
    請求項22記載のネットワークデバイス。
  25. 前記複数の命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記ネットワークデバイスに対して、前記端末デバイスによって前記第1値に基づいてタイミング調整されて送信された他のシーケンスを、前記端末デバイスから受信することをさらに実行させる、
    請求項15記載のネットワークデバイス。
  26. 端末デバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに接続されたメモリと、
    を含み、
    前記メモリは、複数の命令を保持し、
    前記複数の命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記端末デバイスに対して、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シーケンスをネットワークデバイスに送信すること、および、
    タイミングアドバンスの調整を示す第1値の指示を前記ネットワークデバイスから受信すると、アップリンク送信のタイミングを調整するために、前記第1値を取得すること、
    を実行させ、
    前記第1値は、前記PRACHシーケンスとサブキャリア間隔の少なくとも1つの値とに基づいて、前記ネットワークデバイスによって決定される、
    端末デバイス。
  27. 前記第1値を取得することは、
    時間領域において隣接する2つのサンプル間の時間間隔を示す第2値を決定すること、および、
    前記指示と前記第2値とに基づいて、前記第1値を決定すること、
    を含む、
    請求項26記載の端末デバイス。
  28. 前記複数の命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記端末デバイスに対して、前記第1値に基づいて前記アップリンク送信のタイミングを調整することにより、他のシーケンスを前記ネットワークデバイスに送信することをさらに実行させる、
    請求項27記載の端末デバイス。
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