JP2020517928A - 分析物測定システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
バイオセンサで生理学的流体中の分析物の濃度を特定するためのシステムおよび方法が提示される。電流値は、バイオセンサの電極への電圧パルスの印加の間に測定される。測定される電流値の様々なサブセットと様々なスケーリング因子とを用いて、様々な中間分析物濃度が計算される。第1中間分析物濃度は、一連の分析物濃度にわたって第1レベルの精度を有する。第2中間分析物濃度は、低い範囲においてより高いレベルの精度を有する。第3中間分析物濃度は、高い範囲においてより高いレベルの精度を有する。分析物の濃度は、異なる中間分析物濃度の関数として特定される。第1中間分析物濃度が低い範囲、高い範囲またはその間にある場合に、第2中間分析物濃度、第3中間分析物濃度または平均がそれぞれ選択される。【選択図】図1
Description
本出願は、一般に測定システムの分野を対象とし、特に、グルコースなどの分析物の測定のためのシステムおよび関連する方法を対象とする。
患者および臨床医が多種多様な分析物および生理学的因子を測定および監視することを可能にする、低コストで正確で使い易い診断システムへの需要が存続する。一般的な健康状態に関係する分析物または血液に基づく生理学的特性の正確で安全で費用効果の高い測定を可能にするシステムは特に関心が高い。そのような分析物および血液特性の例には、グルコース、コレステロール、血中ケトン、ヘマトクリット、多数の心臓健康バイオマーカ、および血液凝固時間が含まれる。このような診断デバイスの多数の例が知られているが、このようなデバイスのコストおよび精度が、患者、保険会社および医療専門家にとって同じように重要な関心事であり続ける。
例として、血液分析物濃度の特定は通常、酵素ベースのテストストリップを介して血液サンプルを受け取り、酵素反応に基づいて血液分析物の値を計算するハンドヘルド電子メータなどの一時的測定デバイスによって行われる。一部の診断デバイスでは、サンプルの粘度/拡散の変動が測定の精度に影響しうるため、テストサンプルの粘度または種が拡散する速度が重要である。例えば、一般的な一時的電気化学的グルコーステストストリップの結果では、ヘマトクリットが反応種が分析物を通して拡散する能力に影響し、それにより測定される応答に影響する。拡散速度または粘度に関する情報は、この効果の補償を可能にするであろう。他の診断アッセイでは、目的の種がテストサンプルを通して拡散する速度は、あるタイプの免疫アッセイなどのように、ある試薬とテストサンプルとの間の重要な一体化の進行を示しうる。以上の全てのケースで、目的の種がテストサンプルを通して拡散する速度を簡単に、正確に、費用効果的に測定する能力は、粘度/拡散の指標を提供すると考えられ、したがって分析物の濃度を計算する際に重要でありうる。
本発明の特徴を理解することができるように、一部は添付の図面に示されるある実施形態を参照することにより、本発明の詳細な説明が得られる。しかし、開示された主題の範囲は他の実施形態も包含するため、図面は本発明のある実施形態を示すにすぎず、したがってその範囲を限定するものと見なされてはならないことに留意されたい。図面は必ずしも縮尺通りではなく、本発明のある実施形態の特徴を示すことに一般的に重点が置かれる。図面では、様々な図を通して同様の部分を示すために同様の数字が使用される。
以下の詳細な説明は、図面を参照して読まれるべきであり、図面では異なる図面の同様の要素には同じ番号が付される。図面は必ずしも縮尺通りではなく、選択された実施形態を示し、本発明の範囲を限定することを意図しない。詳細な説明は、本発明の原理を限定ではなく例として示す。本説明は、当業者が本発明を作製および使用することを明らかに可能にし、本発明を実施する最良の形態であると現在考えられるものを含めて、本発明のいくつかの実施形態、適応例、変形例、代替例および用途を説明する。
本明細書で使用されるところの、任意の数値または範囲についての「約」または「およそ」という用語は、構成要素の一部または集合が本明細書に記載のその意図された目的のために機能することを可能にする適切な寸法公差を示す。加えて、本発明の技術のヒト患者における使用は好ましい実施形態を表すものの、本明細書で使用されるところの「患者」、「宿主」、「ユーザ」および「対象」という用語は、任意のヒトまたは動物の対象を指し、システムまたは方法をヒトへの使用に限定することを意図しない。
本開示は、部分的には、より正確な分析物濃度測定値を提供するために複数の中間分析物濃度計算を選択および使用できる専門システムを用いた分析物測定システムに関する。特に、電流応答を測定するためにマルチパルス波形がテストストリップなどのバイオセンサに適用されうる。測定された電流値は、うちいくつかはある分析物濃度範囲内で、あるヘマトクリットレベルでなど、ある状況下でより正確である複数の異なるやり方で(例えば複数の異なる式を用いて)分析物濃度を計算するために使用されうる。本明細書に開示されるシステムおよび方法は、分析物濃度の結果がより正確になるように複数の異なる計算を組み合わせることを可能にするのが有利である。
説明のため、多数の患者を含む多数の臨床試験を実施し、バイオセンサ(例えばテストストリップ)でとられた分析物測定の結果を実験機器でとられた分析物測定値と比較した後、測定の精度を明らかに改善する新たな方法が発見されている。以下で説明されるように、臨床試験および研究室試験を用いて係数およびスケーリング因子のある表が導出されており、精度が高められた分析物濃度測定を行うためにこれらを専門システムと組み合わせて用いうる。
一般的に言うと、本明細書には、一実施形態において、少なくとも2つの電極を有するバイオセンサで生理学的流体中の分析物の濃度を特定する方法が提供される。少なくとも3つの電圧パルスが2つの電極に印加される。少なくとも3つの電圧パルスは、反対の極性の少なくとも2つのパルスを含む。3つの電圧パルスのそれぞれの間に2つの電極の1つで電流値が測定される。測定される電流値の第1サブセットと第1スケーリング因子とを用いた第1中間分析物濃度、測定される電流値の第2サブセットと第2スケーリング因子とを用いた第2中間分析物濃度、および測定される電流値の第3サブセットと第3スケーリング因子とを用いた第3中間分析物濃度を含む、分析物の中間分析物濃度が計算される。
第1サブセットおよび第1スケーリング因子は、低い範囲から高い範囲に及ぶ一連の分析物濃度にわたって第1レベルの精度をもつ計算された第1中間分析物濃度を提供するように選択される。第2サブセットおよび第2スケーリング因子は、低い範囲の分析物濃度において第1レベルの精度よりも高い第2レベルの精度をもつ計算された第2中間分析物濃度を提供するように選択される。第3サブセットおよび第3スケーリング因子は、高い範囲の分析物濃度において第1レベルの精度よりも高い第3レベルの精度をもつ計算された第3中間分析物濃度を提供するように選択される。
分析物の濃度は、第1、第2および第3中間分析物濃度の関数として特定される。第2中間分析物濃度は、第1中間分析物濃度が低い範囲にあることに応答して選択される。第3中間分析物濃度は、第1中間分析物濃度が高い範囲にあることに応答して選択される。第1中間分析物濃度が低い範囲と高い範囲との間にあることに応答して、第2および第3中間分析物濃度の平均(または加重平均)が選択される。
別の態様では、少なくとも2つの電極を有するバイオセンサで生理学的流体中の分析物の濃度を特定する方法が提示される。少なくとも3つの電圧パルスが2つの電極に印加される。少なくとも3つの電圧パルスは、反対の極性の少なくとも2つのパルスを含む。3つの電圧パルスのそれぞれの間に2つの電極の1つで電流値が測定される。測定される電流値の第1サブセットと第1スケーリング因子とを用いた第1中間分析物濃度、測定される電流値の第2サブセットと第2スケーリング因子とを用いた第2中間分析物濃度、測定される電流値の第3サブセットと第3スケーリング因子とを用いた第3中間分析物濃度、および第3電圧パルスの間に測定される電流値の少なくとも1つを用い、スケーリング因子を用いない分析物の第4中間分析物濃度を含む、分析物の中間分析物濃度が計算される。
第1サブセットおよび第1スケーリング因子は、低い範囲から高い範囲に及ぶ一連の分析物濃度にわたって第1レベルの精度をもつ計算された第1中間分析物濃度を提供するように選択される。第2サブセットおよび第2スケーリング因子は、低い範囲の分析物濃度において第1レベルの精度よりも高い第2レベルの精度をもつ計算された第2中間分析物濃度を提供するように選択される。第3サブセットおよび第3スケーリング因子は、高い範囲の分析物濃度において第1レベルの精度よりも高い第3レベルの精度をもつ計算された第3中間分析物濃度を提供するように選択される。
第1、第2および第3中間分析物濃度の関数として分析物の濃度が特定される。第1中間分析物濃度は、生理学的流体の温度が所定の温度範囲外にあることに応答して選択される。第2中間分析物濃度は、第1中間分析物濃度が低い範囲にあることに応答して選択される。第3中間分析物濃度は、第1中間分析物濃度が高い範囲にあることに応答して選択される。第1中間分析物濃度が低い範囲と高い範囲との間にあることに応答して、第2および第3中間分析物濃度の平均(または加重平均)が選択される。特定された分析物濃度と第4中間分析物濃度との間で相対的バイアス値が計算される。相対的バイアス値が所定の量よりも大きいことに応答して、エラーが報告される。
さらなる態様では、生理学的流体中の分析物の濃度を特定するためのシステムが提示される。このシステムは、様々なステップを行うためのバイオセンサおよびメータを含む。バイオセンサは、少なくとも2つの電極を有する。少なくとも3つの電圧パルスが2つの電極に印加され、電流値を測定する。少なくとも3つの電圧パルスは、反対の極性の少なくとも2つのパルスを含む。電流値は、3つの電圧パルスのそれぞれの間に2つの電極の1つで測定される。
測定される電流値の第1サブセットと第1スケーリング因子とを用いた第1中間分析物濃度、測定される電流値の第2サブセットと第2スケーリング因子とを用いた第2中間分析物濃度、および測定される電流値の第3サブセットと第3スケーリング因子とを用いた第3中間分析物濃度を含む、分析物の中間分析物濃度が計算される。
第1サブセットおよび第1スケーリング因子は、低い範囲から高い範囲に及ぶ一連の分析物濃度にわたって第1レベルの精度をもつ計算された第1中間分析物濃度を提供するように選択される。第2サブセットおよび第2スケーリング因子は、低い範囲の分析物濃度において第1レベルの精度よりも高い第2レベルの精度をもつ計算された第2中間分析物濃度を提供するように選択される。第3サブセットおよび第3スケーリング因子は、高い範囲の分析物濃度において第1レベルの精度よりも高い第3レベルの精度をもつ計算された第3中間分析物濃度を提供するように選択される。
分析物の濃度は、第1、第2および第3中間分析物濃度の関数として特定される。第2中間分析物濃度は、第1中間分析物濃度が低い範囲にあることに応答して選択される。第3中間分析物濃度は、第1中間分析物濃度が高い範囲にあることに応答して選択される。第1中間分析物濃度が低い範囲と高い範囲との間にあることに応答して、第2および第3中間分析物濃度の平均(または加重平均)が選択される。
上述の実施形態は、例であることを意図するにすぎない。以下の議論から、他の実施形態が開示された主題の範囲内であることは容易に明らかであろう。
次に、特定の実施例を説明する。最初に、図1〜図6に関して、バイオセンサ、テストメータ、および電流測定技術を説明する。
図1は、分析物濃度測定を行うためのテストストリップ30の分解図を示す。テストストリップ30は、作用電極および対向/参照電極である少なくとも一対の電極38および40を有する支持絶縁層36を有する。試薬層(図示せず)が、支持絶縁層の全部または一部をカバーする。スペーサ34が、支持層36と(サンプルを輸送するための)キャリア基板32との間に挟まれ、電極の周りに延び、サンプルが拡散しうるサンプルチャンバ(図示せず)を形成する。
電極は、炭素、金、白金またはパラジウムなどの低電気抵抗を有する材料で作製され得、効率的な電気化学が生じることを可能にする。作用電極の材料は、対向/参照電極の材料と異なりうる。例えば、作用電極の材料は、対向/参照電極の材料の電気化学的活性を超えない電気化学的活性を有しなければならない。例えば、作用電極は炭素で作製され得、銀または塩化銀の参照/対向電極が使用されてもよい。
2つの電極38および40は、同じサイズでも異なるサイズでもよい。拡散が放射拡散および平面拡散によって規定される程度を設計によって調整することが有益でありうる。これは、平面拡散を促進する高い表面対エッジ比または放射拡散を促進する高いエッジ対表面比で電極を設計することにより達成されうる。別の選択肢は、放射拡散を制限または阻止するために、電極を凹所に置くかまたは壁で境界することであろう。作用電極および対向/参照電極は、同じ試薬でコーティングされうる。これらの試薬は、可逆的酸化および還元を受けることができる電気化学的に活性な種を含まねばならない。例示的な種は、ヘキサシアノ鉄III酸カリウム、ヘキサシアノ鉄II酸カリウム、フェロセンおよびフェロセン誘導体、オスミウムベースのメディエータ、ゲンチジン酸およびそれらの官能化誘導体を含むがこれらに限定されない。試薬層は、チャンバ内の電気化学を支持するためのイオン性塩も含みうる。
テストストリップは、異なる電圧変調パターンが同時に印加されることを可能にするかまたはいくつかの診断テストが同時に実施されることを可能にする複数の測定電極を含みうる。例えばストリップは、1つ以上の作用電極、対向電極および参照電極を含みうる。対向電極および参照電極は同じ電極でもよい。電極は、任意にサンプルチャンバ内に囲まれてもよく、このようなチャンバは、血液または他の目的の流体のサンプルを吸引するのに適した少なくとも1つの開口を有する。サンプルチャンバの充填は、毛細管力、ウィッキング力、負の駆動力、電気湿潤力または電気浸透力によって支援されうる。電極の上または周りに配置される試薬は、テストサンプルへの目的の電気化学的活性種の急速な溶解を促進する薬剤に加えて、ある非活性膜形成薬剤を含みうる。
試薬層(単数または複数)は、電極の1つ以上をオーバーコートしうる。この場合、バルクサンプル溶液を調べる前に層のほぼ完全な溶解が必要である。そうしないと、層自体が拡散に関係する係数を定義する際に影響すると考えられる。試薬層は、測定時間にわたって部分的に可溶性であってもよい。この場合、溶解速度が制御手段を提供しうる。
次に図2を参照すると、テストストリップ30は、テストストリップ30の挿入のためのテストストリップポート58と、ストリップ上に存在する作用電極および対向電極に電圧を印加するように構成された電圧制御ユニット54と、作用電極で生成される電流を測定する手段(図示せず)と、作用電極で生成される電流を分析するためのプロセッサ56と、読み出しディスプレイとを有する電子メータ50を用いて制御される。
電子メータ50は、ストリップの挿入時に物理パラメータ(抵抗、キャパシタンス、電流など)が閾値に達したことの検出を介してサンプルが適所にあることを特定する。メータ50は、目的の種が同じ電極表面で繰り返し酸化および還元されうるように2つの電極間に電位差を印加し変調することができる電圧制御ユニット54を有しうる。パルス電位波形は、以下に記載するように定義され、メータによって予め定められうる。テストストリップ30が複数の電極対38および40を備えるときには、制御ユニット54は、各対を別々に制御するように構成されうる。この場合、各対38、40は、異なるパルスレートおよび/または異なる電圧振幅で変調されうる。電流を測定するための手段は、0.2Hz以上の周波数で電流をサンプリングするように構成される。電流は、定義された時点またはピーク値で測定されうる。プロセッサは、電流の変化速度を特定しうる。メータは、以下に記載される方法を行うように構成される。これは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの制御下でなされうる。
図3は、サンプル中に存在する酸化還元種の、電極300の表面302で生じる酸化および還元のメカニズムを示す。酸化還元種は、酸化状態(すなわち電子の損失)の酸化種Oまたは還元状態(すなわち電子の取得)の還元種Rとして表される。バルク溶液から電極300の表面302への酸化還元種の輸送は、3つの主要なメカニズム、すなわち拡散、泳動および対流を介して起こりうる。サンプルに濃度勾配が存在する場合、分子は、拡散経路304に沿って、高濃度のエリアから低濃度のエリアに拡散を通じて移動しうる。サンプルに電界が印加された場合、荷電種が電界の影響下で泳動する。加えて、サンプル中の撹拌および/または自然の熱運動は、対流を介した種の輸送をトリガする。
酸化または還元反応を駆動するために、様々なタイプの電位が電極300に印加されうる。酸化還元反応が物質輸送によって制限されるようになる電位がピーク電位である。電極300に印加される電位が絶対ピーク酸化または還元電位よりも大きい場合、その電位はオーバーポテンシャルと表される。オーバーポテンシャルは、電極300での酸化還元反応が物質輸送によって制限されるようになる電位以上の振幅の電位である。オーバーポテンシャルでは、測定される分析物の理論濃度は電極表面302で実質的にゼロであり、電流は拡散律速(diffusion limited)である。アンダーポテンシャルは、電極300での酸化還元反応が物質輸送によって制限されるようになる電位よりも小さい振幅の電位である。電極300に印加されるアンダーポテンシャルは、絶対ピーク酸化または還元電位よりも低い(電流が拡散律速であるだけではない電位)。
図4は、図3の一対の電極300から得られる予想電流出力のプロットを示す。最初に、時間値401の前には電位は印加されず、その結果フラットライン電位411が生じる。時間値401でのオーバーポテンシャルの印加時に電流が急激に上昇して減衰し、対流を伴う対流プロファイル412または対流を伴わない対流なしプロファイル413となる。減衰速度は、最初は非常に速く、より長時間で減速して、拡散により特徴付けられる「定常状態」の電流に達する。電流減衰のプロファイル、例えば対流プロファイル412または対流なしプロファイル413は、物質輸送が拡散のみによって駆動されるコットレル式によって表されうる。対流が存在する場合、減衰は酸化還元種の物質輸送速度の増加によって制限される。コットレル式は、
により与えられ、式中、
iはアンペア単位の電流であり、
nは、分析物の1つの分子を還元または酸化する電子の数であり、
Fはファラデー定数であり、
iはアンペア単位の電流であり、
nは、分析物の1つの分子を還元または酸化する電子の数であり、
Fはファラデー定数であり、
はmol/cm3単位の還元可能な分析物の初期濃度であり、
Djはcm2/s単位の種の拡散係数であり、
tは秒単位の時間である。
Djはcm2/s単位の種の拡散係数であり、
tは秒単位の時間である。
図5は、電極300の表面302での酸化種Oの還元501、および電極300の表面302での還元種Rの酸化502を示す。電極300への種の物質輸送の速度を特定するために酸化還元種の連続的な酸化および還元が用いられる。物質輸送が拡散により支配される場合には、酸化還元種の拡散関連因子(DRF;diffusion‐related factor)が特定されうる。酸化還元種の濃度は溶液全体で均一である必要はなく、特定はある程度の対流を許容しうる。
定性的に言えば、アンダーポテンシャルの印加時の還元501の間には、電流応答は、ピーク負電流とそれに続く電流減衰を示したグラフ511に示される通りである。加えて、オーバーポテンシャル(over-voltage)の印加時の酸化502の間には、電流応答は、ピーク正電流とそれに続く電流減衰を示したグラフ512に示される通りである。これらの電流曲線は、上述のようにコットレル式によって予測される。
図6は、入力電位E(点線)対出力電流I(実線)の一般化された表現である。電位は、酸化および還元のためにオーバーポテンシャル602とアンダーポテンシャル601との間でパルス化される。初期期間611の間には、酸化還元種(分析物の濃度を測定するためのメディエータとして使用されるときには媒介種と称される)をほぼ一様な(すなわちほぼ酸化またはほぼ還元された)状態に変換するためにコンディショニング電位が印加されうる。そのような例では、初期期間611の間に印加される電位の極性は、媒介種を還元状態に変換するように構成されうる。期間612、613および614のそれぞれにおいては、電流は最初に主にキャパシタンスによって支配される。その後、電流の容量性要素が大きく減少し、電流減衰は、電極付近の媒介種の酸化すなわち期間612および614の間の酸化、または還元すなわち期間613の間の還元を表す。期間612〜614のそれぞれの最後に、すなわち電流曲線が平坦になり始めたときには、電流は媒介種のバルク溶液を通した電極への拡散により定義される。したがって、期間612〜614のそれぞれにおけるより後の時点は、媒介種がより大きな距離から電極に拡散することを表す。
図7は、図1のテストストリップ30に印加されうる電圧パルス波形(矩形ステップ波形)を示し、図2のテストメータ50によって測定されうるサンプル電流応答も示す。図7の電圧パルスは、表1に記載されるように指定される。
説明のため、および分析物濃度を測定するときには、同じ電圧パルスが印加され、それぞれのそのような測定の間に異なる電流応答が測定される。図7に示される電流応答は、理解を容易にするために提供される測定例を示す。加えて、正電圧は上述のオーバーポテンシャルである。この例は、説明のみを目的として使用され、異なる持続時間、電圧などの多数の他のマルチパルス波形が選択されてもよいことに注意されたい。
図7の例示的な波形を引き続き用い、図8Aは、図7の電圧パルス波形の印加時に図5のテストストリップ30の電極300の1つで測定される電流値データ点800を示す。図8Aの例では、データ点800を得るために合計18の電流値が測定されている。
中間分析物濃度Gを計算するための式は以下のように表される。
式中、
Gは中間分析物濃度であり、
Nは測定される電流値のサブセットの数であり、
i=1〜Nのxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜Nおよびj=1〜Nのaijは、所定の係数であり、
Sはスケーリング因子であり、
cは定数である。
Gは中間分析物濃度であり、
Nは測定される電流値のサブセットの数であり、
i=1〜Nのxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜Nおよびj=1〜Nのaijは、所定の係数であり、
Sはスケーリング因子であり、
cは定数である。
他の例では、Gを計算するために、例えば
などの項を含む変数xiのより一般的な多項式が使用されてもよく、式中、nおよびmは0〜3に及び(すなわち一般的な三次式)、bi,j,n,mは係数である。
図8B〜図8Dの例では、スケーリング因子は、表2に示されるように、サブセットxiより選択される2つの特定の電流値の比として選択されうる。この例におけるスケーリング因子の特定の値の選択は、例示にすぎず限定ではない。他の例では、スケーリング因子のために異なる分子、分母、または両方が選ばれてもよく、分子および/または分母は複数の点値の平均または加重平均であってもよい。
図8Bは、測定される電流値の第1サブセット800Bを示し、図8Aのデータ点800のうち14が選択されている。図8Aの例にしたがい、第1中間分析物濃度を計算するために以下の式が用いられうる。
式中、
G1は第1中間分析物濃度であり、
i=1〜14のxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜14およびj=1〜14の
G1は第1中間分析物濃度であり、
i=1〜14のxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜14およびj=1〜14の
は、所定の係数であり、
S1はスケーリング因子であり、
c1は定数である。
S1はスケーリング因子であり、
c1は定数である。
この計算のための定数および係数は表3に示され、表の各行は係数によって乗算される項(または定数である切片項)を表し、G1を計算するために行が加算される。
定数および係数は、G1が分析物濃度レベルにわたる広範囲の適用可能性を有する一般的な分析物濃度を提供するように選ばれうる。
図8Cは、測定される電流値の第2サブセット800Cを示し、図8Aのデータ点800のうち12が選択されている。図8Aの例にしたがい、第2中間分析物濃度に以下の式が用いられうる。
式中、
G2は第2中間分析物濃度であり、
i=1〜12のxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜12およびj=1〜12の
G2は第2中間分析物濃度であり、
i=1〜12のxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜12およびj=1〜12の
は、所定の係数であり、
S2はスケーリング因子であり、
c2は定数である。
S2はスケーリング因子であり、
c2は定数である。
この計算のための定数および係数は表4に示され、表の各行は係数によって乗算される項(または定数である切片項)を表し、G2を計算するために行が加算される。
定数および係数は、G2が低グルコースレベルでより正確な分析物濃度を提供するように選ばれうる。
図8Dは、測定される電流値の第3サブセット800Dを示し、図8Aのデータ点800のうち15が選択されている。図8Aの例にしたがい、第3中間分析物濃度に以下の式が用いられうる。
式中、
G3は第3中間分析物濃度であり、
i=1〜15のxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜15およびj=1〜15の
G3は第3中間分析物濃度であり、
i=1〜15のxiは、例えばそのi番目の時間的期間での測定される電流値のサブセットであり、
i=1〜15およびj=1〜15の
は、所定の係数であり、
S3はスケーリング因子であり、
c3は定数である。
S3はスケーリング因子であり、
c3は定数である。
この計算のための定数および係数は表5に示され、表の各行は係数によって乗算される項(または定数である切片項)を表し、G3を計算するために行が加算される。
図8Eは、測定される電流値の第4サブセット800Eを示し、図8Aのデータ点800のうち1つのみが選択されている。この例では、スケーリング因子を用いずにテストシーケンスの最後の1つの測定される電流値のみが用いられ、これにより以下で図9Cに関して記載されるバイアス値の計算とあわせて全体的チェックが提供されうる。
一例では、以下のように、第4中間分析物濃度G4を計算するために、1つの測定される電流値の単純な多項式が用いられうる。
G4=a+bx+cx2+dx3、式中a=−16、b=63、c=1.8、およびd=0.003である。
G4=a+bx+cx2+dx3、式中a=−16、b=63、c=1.8、およびd=0.003である。
図9Aは、生理学的流体中の分析物の濃度を特定する方法900を示す。例えば、方法900は、図2のテストメータ50で図1のテストストリップ30を用いて行われる。
一実施形態では、方法900はブロック910で、図1に関して記載された電極38、40を含みうる2つの電極に少なくとも3つの電圧パルスを印加する。一例では、少なくとも3つの電圧パルスは、図7に示された電圧パルスのような、反対の極性の少なくとも2つのパルスを含みうる。次に、方法900はブロック920で、3つの電圧パルスのそれぞれの間に2つの電極の1つで電流値を測定する。例えば、測定は作用電極で行われうる。各パルスの間に多数の電流測定がなされうる。一例では、各パルスが6つの領域に分割されてもよく、特定の領域の電流応答を表すために各領域でとられた全ての電圧測定値が平均されうる。
図9Aをさらに参照すると、方法900はブロック930で、分析物の中間分析物濃度を計算する。例えば、任意に多数のスケーリング因子を使用して、多数の中間分析物濃度が計算されうる。計算は以下の形式の式を用いうる。
式中、
Gは計算される中間分析物濃度であり、
Nは測定される電流値のサブセットの数であり、
i=1〜Nのxiは、測定される電流値のサブセットであり、
aijは所定の係数の行列であり、
cは定数である。
Gは計算される中間分析物濃度であり、
Nは測定される電流値のサブセットの数であり、
i=1〜Nのxiは、測定される電流値のサブセットであり、
aijは所定の係数の行列であり、
cは定数である。
4つの中間分析物濃度の計算の詳細は、上述の図8A〜図8Eに関して説明される。例えば、方法900はブロック940で、測定される電流値の様々なサブセットおよび様々なスケーリング因子を特定する。様々な中間濃度は、様々な範囲の分析物濃度において様々な精度を有する。したがって、方法900はブロック950で、合成分析物濃度を特定するためにこれらの様々な中間濃度を利用する。次に、方法900はブロック960で、バイアス因子を計算し、エラーをチェックおよび/または報告しうる。あるいは、方法900はブロック970で、分析物濃度を患者に告知または報告しうる。
次に図9Bを参照すると、合成分析物濃度を特定する方法900のブロック950のさらなる詳細が提供される。最初に、方法900はブロック951で、生理学的流体の温度が特定のアルゴリズム的特定が適用可能である所定の温度範囲内にあるか否かを特定する。一例では、温度範囲は17℃〜28℃の間でありうる。別の例では、温度範囲は22℃〜25℃の間でありうる。流体の温度が所定の範囲内にない場合、第1中間分析物濃度を計算するために第1サブセットおよび第1スケーリング因子が選択される。例えば、方法900はブロック952に進み得、図8Bに関して上述したように、第1中間分析物濃度がG1として計算されうる。このような場合、G1は、低い範囲から高い範囲に及ぶ一連の分析物濃度にわたって第1合理的レベルの精度を有する。言い換えれば、G1は広範囲にわたるグルコース濃度レベルに対して不変であり、そのためグルコース濃度の良好な「大まかな推定」を提供しうる。例えば、G1は一般に50mg/dL未満から200mg/dLをはるかに上回るまで適用可能でありうる。
流体の温度が所定の範囲内にある場合、方法900はブロック954、956、958で、G1計算の結果に応じて異なる計算を選択するようにプログラムされうる。例えば、方法900はブロック954で、G1が低いグルコース範囲を示す場合には、G2計算が80mg/dLよりも低い範囲などの低いグルコース範囲でより正確でありうるため、図8Cに関して上述したG2を選択しうる。同様に、方法900はブロック956で、G1が高いグルコース範囲を示す場合には、G3計算が100mg/dLを超える範囲などの高いグルコース範囲でより正確でありうるため、代わりに図8Dに関して上述したG3を選択しうる。そして、G1が80〜100mg/dLの間などの高い範囲と低い範囲との間の中程度のグルコース範囲を示す場合には、方法900はブロック958で、代わりに算術平均すなわち1/2(G2+G3)を選択しうる。別の例では、G2およびG3の(重み付け係数を用いる)加重平均、または幾何平均などの他の平均が選ばれてもよい。
図9Cで続けると、方法900はブロック960で、方法900のブロック950によって特定された濃度のエラーチェックとして第4中間グルコース濃度を計算しうる。一例では、エラーチェックを行うために図8Eに関して上述したようなG4が選ばれてもよく、これは絶対的バイアスまたは相対的バイアスとして計算されうる。
最初に、方法900はブロック962で、例えば第1中間分析物濃度G1を用いて特定を行うことにより、分析物濃度レベルが所定の閾値を下回るか否かを特定する。分析物濃度レベルが所定の閾値を下回らない場合、方法900はブロック964で、G1とG4との間の絶対的バイアスが所定の閾値を下回るか否かをチェックする。例えば、絶対的バイアスについての所定の閾値は、25mg/dL、35mg/dL、または10〜50mg/dLの間の他の値でありうる。分析物濃度が所定の閾値を下回る場合、方法900はブロック966で、G1とG4との間の相対的バイアスが所定の閾値を下回るか否かをチェックする。例えば、相対的バイアスについての所定の閾値は、40%、35%、または10〜50%の間の他の値でありうる。いずれの場合にも、バイアスが所定の閾値を下回らない場合、方法900はブロック968でエラーを報告する。あるいは、バイアスが所定の閾値を下回る場合、方法900はブロック970で、ブロック950で行われた計算の結果を報告または告知しうる。
本発明は特定の変形例および例示的図面に関して説明されているが、通常の技術を有する当業者は、本発明が説明された変形例または図面に限定されないことを認識するであろう。加えて、上述の方法およびステップがあるイベントがある順序で生じることを示す場合には、通常の技術を有する当業者は、あるステップの順序付けは変更されうること、およびそのような変更が本発明の変形例によるものであることを認識するであろう。加えて、ステップのあるものは、上述のように順番に行われるだけでなく、可能な場合には並行したプロセスで同時に行われうる。したがって、本開示の精神の範囲内にあるかまたはクレームに見出される本発明と等価である本発明の変形例が存在する範囲において、本特許はそれらの変形例も網羅することが意図される。
クレームが複数の要素に関して「の少なくとも1つ」という語句を引用する範囲において、これは列挙された要素のうちの少なくとも1つ以上を意味することを意図し、各要素のうちの少なくとも1つに限定されない。例えば、「要素A、要素B、および要素Cの少なくとも1つ」は、要素Aのみ、もしくは要素Bのみ、もしくは要素Cのみ、またはそれらの任意の組み合わせを指すことを意図する。「要素A、要素B、および要素Cの少なくとも1つ」は、要素Aの少なくとも1つ、要素Bの少なくとも1つ、および要素Cの少なくとも1つに限定されることを意図しない。
本明細書は、最良の形態を含めて本発明を開示するために、また、任意の当業者が任意のデバイスまたはシステムの作製ならびに使用および任意の取り入れられた方法の実践を含めて本発明を実施できるようにするために例を用いる。本発明の特許性のある範囲は、クレームによって定められ、当業者が思いつく他の例を含みうる。そのような他の例は、クレームの文言と異ならない構造要素を有する場合、またはクレームの文言と実質に異ならない等価な構造要素を含む場合には、クレームの範囲内であることが意図される。
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明することを目的としたものにすぎず、限定を意図したものではない。本明細書で使用されるところの単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、文脈により別段の明示がない限り、複数形も含むことを意図する。「備える(comprise)」(ならびに「comprises」および「comprising」のような備える(comprise)の任意の形)、「有する(have)」(ならびに「has」および「having」のような有する(have)の任意の形)、「含む(include)」(ならびに「includes」および「including」のような含む(include)の任意の形)、および「含有する(contain)」(ならびに「contains」および「containing」のような含有する(contain)の任意の形)という用語は、オープンエンドの接続動詞であるものとさらに理解される。その結果、1つ以上のステップまたは要素を「備える」、「有する」、「含む」または「含有する」方法またはデバイスは、それらの1つ以上のステップまたは要素を持つが、それらの1つ以上のステップまたは要素を持つことに限定されない。同様に、1つ以上の特徴を「備える」、「有する」、「含む」または「含有する」方法のステップまたはデバイスの要素は、それらの1つ以上の特徴を持つが、それらの1つ以上の特徴を持つことに限定されない。さらに、あるやり方で構成されるデバイスまたは構造体は、少なくともそのやり方で構成されるが、列挙されていないやり方で構成されてもよい。
以下のクレームの全てのミーンズプラスファンクション要素またはステッププラスファンクション要素の対応する構造体、材料、行為、および等価物は、存在する場合には、特に特許請求された他の特許請求された要素との組み合わせにおいて機能を行うための任意の構造体、材料、または行為を含むことを意図する。本明細書に記載された説明は、例示および説明の目的のために提示されているが、網羅的であることまたは開示された形態に限定されることを意図しない。本開示の範囲および精神から逸脱することなく、通常の技術を有する当業者に多くの修正例および変形例が明らかであろう。本明細書に記載の1つ以上の態様の原理および実際の応用例を最も良く説明し、通常の技術を有する他の当業者が企図された特定の応用例に適した様々な修正を伴う様々な実施形態について本明細書に記載された1つ以上の態様を理解できるように実施形態が選択および説明された。
Claims (20)
- 少なくとも2つの電極を有するバイオセンサで生理学的流体中の分析物の濃度を特定する方法であって、
少なくとも3つの電圧パルスを前記2つの電極に印加するステップであり、前記少なくとも3つの電圧パルスは、反対の極性の少なくとも2つのパルスを含む、ステップと、
前記3つの電圧パルスのそれぞれの間に、前記2つの電極の1つ以上で電流値を測定するステップと、
前記測定される電流値の第1サブセットと第1スケーリング因子とを用いた第1中間分析物濃度、前記測定される電流値の第2サブセットと第2スケーリング因子とを用いた第2中間分析物濃度、および前記測定される電流値の第3サブセットと第3スケーリング因子とを用いた第3中間分析物濃度を含む、前記分析物の中間分析物濃度を計算するステップであり、
前記第1サブセットおよび前記第1スケーリング因子は、低い範囲から高い範囲に及ぶ一連の分析物濃度にわたって第1レベルの精度をもつ前記計算された第1中間分析物濃度を提供するように選択され、
前記第2サブセットおよび前記第2スケーリング因子は、前記低い範囲の前記分析物濃度において前記第1レベルの精度よりも高い第2レベルの精度をもつ前記計算された第2中間分析物濃度を提供するように選択され、
前記第3サブセットおよび前記第3スケーリング因子は、前記高い範囲の前記分析物濃度において前記第1レベルの精度よりも高い第3レベルの精度をもつ前記計算された第3中間分析物濃度を提供するように選択される、
ステップと、
前記分析物の前記濃度を、前記第1、第2および第3中間分析物濃度の関数として特定するステップであり、
前記第1中間分析物濃度が前記低い範囲にあることに応答して前記第2中間分析物濃度を選択するステップと、
前記第1中間分析物濃度が前記高い範囲にあることに応答して前記第3中間分析物濃度を選択するステップと、
前記第1中間分析物濃度が前記低い範囲と前記高い範囲との間にあることに応答して、前記第2および第3中間分析物濃度の平均を選択するステップと、
を含む、ステップと、
を含む、方法。 - 前記特定するステップは、前記生理学的流体の温度が所定の温度範囲外にあることに応答して前記第1中間分析物濃度を選択するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記所定の温度範囲は、17℃〜28℃の間を含む、請求項3に記載の方法。
- 前記第3電圧パルスの間に測定される前記電流値の少なくとも1つを用いて、スケーリング因子を用いずに前記分析物の第4中間分析物濃度を計算するステップと、
前記特定された分析物濃度と前記第4中間分析物濃度との間で相対的バイアス値を計算するステップと、
前記相対的バイアス値が所定の量よりも大きいことに応答してエラーを報告するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記分析物はグルコースを含み、前記低い範囲は80mg/dL未満を含み、前記高い範囲は100mg/dL超を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記第3電圧パルスの間に測定される前記電流値の少なくとも1つを用いて、スケーリング因子を用いずに前記分析物の第4中間分析物濃度を計算するステップと、
前記特定された分析物濃度と前記第4中間分析物濃度との間で絶対的バイアス値を計算するステップと、
前記特定された分析物濃度が100mg/dL未満であり、前記絶対的バイアス値が25mg/dL以上であることに応答してエラーを報告するステップと、
をさらに含む、請求項6に記載の方法。 - 前記少なくとも3つの電圧パルスは、約2秒の持続時間を有する第1正電圧パルス、約1秒の持続時間を有する第2負電圧パルス、および約1.5秒の持続時間を有する第3正電圧パルスを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも3つの電圧パルスは、約0.5秒の持続時間を有するゼロ電圧パルス遅延を含む、請求項8に記載の方法。
- 前記少なくとも3つの電圧パルスは、前記分析物と前記バイオセンサの試薬との拡散律速反応を測定するように構成された第1正電圧パルス、および前記分析物と前記試薬との動力学的律速反応を測定するように構成された第2負電圧パルスを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも2つの電極は、作用電極および対向電極を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記第2サブセットおよび前記第3サブセットのそれぞれは、前記少なくとも3つの電圧パルスのそれぞれの間に測定される前記電流値の1つ以上を含み、前記第2および第3サブセットは、前記電流値の異なるサブセットである、請求項1に記載の方法。
- 前記第1、第2、および第3スケーリング因子は、異なるスケーリング因子である、請求項1に記載の方法。
- 前記電流値の前記第1サブセットは、全ての前記電流値を含む、請求項1に記載の方法。
- 少なくとも2つの電極を有するバイオセンサで生理学的流体中の分析物の濃度を特定する方法であって、
少なくとも3つの電圧パルスを前記2つの電極に印加するステップであり、前記少なくとも3つの電圧パルスは、反対の極性の少なくとも2つのパルスを含む、ステップと、
前記3つの電圧パルスのそれぞれの間に、前記2つの電極の1つ以上で電流値を測定するステップと、
前記測定される電流値の第1サブセットと第1スケーリング因子とを用いた第1中間分析物濃度、前記測定される電流値の第2サブセットと第2スケーリング因子とを用いた第2中間分析物濃度、前記測定される電流値の第3サブセットと第3スケーリング因子とを用いた第3中間分析物濃度、および前記第3電圧パルスの間に測定される前記電流値の少なくとも1つを用い、スケーリング因子を用いない前記分析物の第4中間分析物濃度を含む、前記分析物の中間分析物濃度を計算するステップであり、
前記第1サブセットおよび前記第1スケーリング因子は、低い範囲から高い範囲に及ぶ一連の分析物濃度にわたって第1レベルの精度をもつ前記計算された第1中間分析物濃度を提供するように選択され、
前記第2サブセットおよび前記第2スケーリング因子は、前記低い範囲の前記分析物濃度において前記第1レベルの精度よりも高い第2レベルの精度をもつ前記計算された第2中間分析物濃度を提供するように選択され、
前記第3サブセットおよび前記第3スケーリング因子は、前記高い範囲の前記分析物濃度において前記第1レベルの精度よりも高い第3レベルの精度をもつ前記計算された第3中間分析物濃度を提供するように選択される、
ステップと、
前記分析物の前記濃度を、前記第1、第2および第3中間分析物濃度の関数として特定するステップであり、
前記生理学的流体の温度が所定の温度範囲外にあることに応答して前記第1中間分析物濃度を選択するステップと、
前記第1中間分析物濃度が前記低い範囲にあることに応答して前記第2中間分析物濃度を選択するステップと、
前記第1中間分析物濃度が前記高い範囲にあることに応答して前記第3中間分析物濃度を選択するステップと、
前記第1中間分析物濃度が前記低い範囲と前記高い範囲との間にあることに応答して、前記第2および第3中間分析物濃度の平均を選択するステップと、
を含む、ステップと、
前記特定された分析物濃度と前記第4中間分析物濃度との間で相対的バイアス値を計算するステップと、
前記相対的バイアス値が所定の量よりも大きいことに応答してエラーを報告するステップと、
を含む、方法。 - 前記所定の温度範囲は、17℃〜28℃の間を含む、請求項15に記載の方法。
- 前記少なくとも3つの電圧パルスは、約2秒の持続時間を有する第1正電圧パルス、約1秒の持続時間を有する第2負電圧パルス、および約1.5秒の持続時間を有する第3正電圧パルスを含む、請求項15に記載の方法。
- 生理学的流体中の分析物の濃度を特定するためのシステムであって、
少なくとも2つの電極を有するバイオセンサと、
メータと、
を含み、
前記メータは、
反対の極性の少なくとも2つのパルスを含む少なくとも3つの電圧パルスを前記2つの電極に印加し、
前記3つの電圧パルスのそれぞれの間に、前記2つの電極の1つ以上で電流値を測定し、
前記測定される電流値の第1サブセットと第1スケーリング因子とを用いた第1中間分析物濃度、前記測定される電流値の第2サブセットと第2スケーリング因子とを用いた第2中間分析物濃度、および前記測定される電流値の第3サブセットと第3スケーリング因子とを用いた第3中間分析物濃度を含む、前記分析物の中間分析物濃度を計算し、ここで、
前記第1サブセットおよび前記第1スケーリング因子は、低い範囲から高い範囲に及ぶ一連の分析物濃度にわたって第1レベルの精度をもつ前記計算された第1中間分析物濃度を提供するように選択され、
前記第2サブセットおよび前記第2スケーリング因子は、前記低い範囲の前記分析物濃度において前記第1レベルの精度よりも高い第2レベルの精度をもつ前記計算された第2中間分析物濃度を提供するように選択され、
前記第3サブセットおよび前記第3スケーリング因子は、前記高い範囲の前記分析物濃度において前記第1レベルの精度よりも高い第3レベルの精度をもつ前記計算された第3中間分析物濃度を提供するように選択され、および、
前記第1中間分析物濃度が前記低い範囲にあることに応答して前記第2中間分析物濃度を選択することと、
前記第1中間分析物濃度が前記高い範囲にあることに応答して前記第3中間分析物濃度を選択することと、
前記第1中間分析物濃度が前記低い範囲と前記高い範囲との間にあることに応答して、前記第2および第3中間分析物濃度の平均を選択することと、
によって、前記分析物の前記濃度を前記第1、第2および第3中間分析物濃度の関数として特定する、
ように構成される、
システム。
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