JP2020516836A - 地熱環境におけるエネルギー生産のための井戸のリサイクル方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
不使用または使用停止井戸および井戸設置の適性を有するエリアをリサイクルするための方法及び装置を提供する。1つの実施形態において、現存の不使用の井戸用地に、地熱ゾーンに接触または隣接させるように、再度目的を与える。掘削は、熱移動のために地熱ゾーンと直接的に接触して水平に延在し、その後、新たに掘削された井戸で終端する。密閉された環状空間の中の加熱された作動液体は、地面または地面の下の密閉された上端のループの中で冷却され、更に、熱移動のために循環される。閉ループは、地熱の層の上と下とで連続しており、そのような複数な構成をクラスタ化でき、また、不使用の井戸の掘削地域においてクラスタを統合することができる。ループは、井戸設置の所定の適性を有するエリア(未開発地域)に組み込まれる。
Description
本発明は、不使用の掘削された井戸、並びにエリアの地層内の地熱エネルギーを獲得するための、井戸および/または井戸穴を選択的に含めた井戸設置のための所定のエリアの再利用のための方法及び装置に関する。
これらは、軽蔑的に「廃物」および「残物」と称されている。これらは、経済的に見合わないなどの理由、とりわけ枯渇しているとの理由のために不使用となっている。所有者は、放棄実行のための相当な資本投下という観点から、井戸用地を放棄することに消極的である。そのため、所有者は、不使用の井戸は将来使用されうるため放棄は時期尚早である、と述べ、単に軽蔑的な感情を静めている。
アルバータ州においては80000以上もの井戸が現在不使用であると巨大金融機関が考える状況になっている。
以下のように報告されている。「業界により放棄されたオイルおよびガスの井戸の数は、商品相場の下落が操業者達を破産に追い込むにつれて劇的に膨れ上がった。経済的に処分することができる所有者がいない井戸のアルバータ州における在庫数は、過去2年で2500を大きく上回るほど膨れ上がり、不景気時にアルバータ州を揺るがす不安の明確な指標となった。この急上昇は、納税者が、用地が自然の状態に戻るまで地主の不動産を使用することに対する補償として、地主に毎年の借地料債務を負うであろうことを意味している。そして、不動産所有者は、記録的な数の補償を求めている。「我々は単に氷山の一角に対処しているに過ぎない」とアルバータ州地上権連盟の理事長Daryl Bennet氏は述べ、放棄された井戸の集計は、破産手続き中のライセンスやエネルギー調整者による処理中のものは含まないと付け加えた。(Reid Southwick、Calgary Herald誌、2016年12月28日)」
先行技術の領域において、問題を軽減するための提案が公表されている。地温勾配を利用する可能性を評価するために、地熱エネルギーが検討され、システムのテストが行われた。チューブ内の水が熱を吸収し、この熱を地面まで、続いて熱の使用のための回収デバイスにまで循環させるために、地中に挿入される一連のチューブの使用が議論された。
地温勾配は、一般的に、地球内部の深度の増加に対する温度上昇率であると定義されている。定量的に、これは1キロメートルあたり25°Cから35°Cを表す。このように、このエネルギー量は、使用しないでおくには余りに現実的である。このエネルギーと不使用の井戸との融合は、従来技術に明示されているように、結果的に不使用の井戸に対する新たな関心をもたらした。
特許文献1は、地中に向かうドリルストリングを回転させて、振動させる音波ドリルが設けられる地熱のループ設置を教示している。ストリングの内部容積の中には流体が設けられる。地熱の移動ループは、ドリルストリングの内部容積の中に位置づけられ、ドリルストリングは地中から取り出される。
一定の状況においては有用であるが、この構成の限界は、ドリルストリングの限定された内部容積、更には、ループにおける小さなエリアしか地熱ゾーンに暴露されない点に関する。これは、効率的な熱移動を本質的に制限する。
特許文献2は、海中用の発電方法および装置を開示し、圧力容器内に位置づけられた有機的なランキンサイクルを取り入れている。これは、海底に隣接して、海底の上に、又は海底中に位置づけられた一連の接続された容器を形成する。流体は、その後に電力に変換される機械的な軸動力を発生させるために、容器を通じて循環させられる。
井戸の相互接続は、特許文献3により知られている。その教示においては、2つの井戸が塩層に掘削されており、1つは実質的に垂直に配され、第1の井戸から延伸して掘削され、偏向された井戸の底が第1の井戸の底の選択された距離以内に達するように第1の井戸に向かって偏向される。その後に、2つの井戸の間の流体の流れを可能にするため、2つの井戸の一方、もしくは他方、または両方において、液体破砕技術の使用により塩が破砕される。塩は、淡水注入と、これに伴う飽和した食塩水の他の井戸からの回収により採掘される。
特許文献3は、一般的に接続される一対の井戸を教示しているが、この教示は地熱エネルギーによって駆動されるエネルギー回収または熱交換システムを意図していないことが明らかである。
WellStar Energy社 2016年12月1日付 プレスリリース
非特許文献1において、エネルギー回収のための地熱のループを有する不使用の井戸を組み込む可能性について簡単に触れているが、これに関して、または温度管理のための井戸の相互接続について、何ら特定の詳細には言及されていない。
Chevron社は、日付のないビデオ公開において、コンゴ河川峡谷横断パイプラインプロジェクトにおけるガス井戸の相互接続について教示している。相互接続しているパイプラインは、河川の一方側から他方側へガス供給のために延びている。重ねていうと、これは井戸の相互接続のための特定の用途であった。井戸のリサイクルおよび地熱ループにおける相互接続については、議論されていない。
GreenFire Energy社は、2017年付けの記事において、ループされた地熱エネルギー回収システムについて議論している。既存のガス/オイル井戸に再度目的を与えるために使用するよりはむしろ、新たな井戸が掘削される。これは、不適切に維持された不使用の井戸を何ら管理しておらず、実際には新たな問題を生じる可能性がある。この開示は、ループを実現するために使用される技術については触れておらず、更に、効率の最大化に必要なクラスタ化および統合は意図されていない。
使用停止された井戸の不適切な維持状態による有害な影響を大幅に削減しつつ、エネルギー的に有益な地温勾配を、発電のための既存の不使用の井戸の再利用/リサイクルと一体化する方法論および装置を有することが最も望まれている。更に、地熱エネルギー回収のための井戸を選択的に含む、所定の井戸設置の適性を有するエリアを再利用することは有益である。
本発明は、地熱エネルギーを効率的に回収するために必須な熱力学的パラメータを独自に相関させ、粗末な井戸の維持状態を緩和し、温室効果ガスの排出なしで電力(power)を生産する。
本発明の1つの実施形態の1つの目的は、エリアの地層内の地熱エネルギーを獲得するための井戸または井戸穴を選択的に含めた井戸設置のための所定のエリアの再利用に適する改善された方法及び装置を提供することである。
本発明の1つの実施形態の他の目的は、不使用の井戸または井戸用地の効率および経済性を改善するための方法及び装置を提供することである。
本発明の1つの実施形態の更なる目的は、地熱エネルギー回収のための方法であって、井戸設置の所定の適性を有するエリアを提供するステップと、第1の新たな井戸と、前記第1の新たな井戸に隣接した第2の新たな井戸と、を提供するステップと、前記第1の新たな井戸および前記第2の新たな井戸の各々を、閉ループの流体接続で、少なくとも前記ループの一部が地熱ゾーンと接触している状態で、接続するステップと、前記地熱ゾーンからエネルギーを回収するために、作動流体を前記閉ループの中に循環させるステップと、前記作動流体から熱エネルギーを回収するステップと、を備えることを特徴とする方法を提供することである。
より一般的には「未開発地域(greenfield)」と称される、ある選定されたエリアのための場所において、所定の適性、すなわち区画化(zoning)、許認可(permitting)などを有すると、そのようなエリアは、物流面での要求が満たされていることから、再度目的を与えられ得、地熱エネルギー回収にとって魅力的となる。更に、このように再度目的を与えることにより、業界のユーザーにとって「塀の向うの(behind the fence)」発電を促進する機会を促進する。そのような状況の利点は、直ちに理解することができる。
本発明の1つの実施形態の更なる目的は、加熱エネルギーを獲得するために地層において離間した関係にある既存の不使用の井戸を改造する方法であって、既存の不使用の井戸を提供するステップと、前記既存の不使用の井戸に近接して新たな井戸を形成するステップと、前記既存の不使用の井戸および前記新たな井戸を、地熱ゾーンおよび前記地熱ゾーンから離間した第2のゾーンにおいて、連続したループでリンクさせるステップと、前記地熱ゾーンから熱を獲得するために、作動液体を前記ループを通じて循環させるステップと、を備えることを特徴とする方法を提供することである。
この状況においては、現存の用地を再利用し、さらに地熱の利点を実現するために、いわゆる「褐色地域(brownfield)」技術といわゆる「未開発地域(greenfield)」技術との融合が、存在する。
本発明の1つの実施形態のより更なる目的は、地熱エネルギー回収方法であって、第1の新たな井戸と、前記第1の新たな井戸に隣接した第2の新たな井戸と、を提供するステップと、前記第1の新たな井戸および前記第2の新たな井戸の各々を、閉ループの流体接続で、少なくとも前記ループの一部が地熱ゾーンと接触している状態で、接続するステップと、前記地熱ゾーンからエネルギーを回収するために、作動流体を前記閉ループの中に循環させるステップと、前記作動流体から熱エネルギーを回収するステップと、回収された熱エネルギーを貯蔵するステップ、前記回収された熱エネルギーから発電をするステップ、および、前記回収された熱エネルギーで構造物を加熱するステップのうちの少なくとも1つのステップと、を備えることを特徴とする方法を提供することである。
後者の目的は、この方法論の柔軟性を示している。地熱エネルギーは、他の多くの中でも住居、工場、教育設備を加熱するために使用されうると同時に、そのような構造物に電力を供給しうる。これは、増大する環境管理への需要を満たすために、他のエネルギー源に本質的に存在する汚染問題を未然に防ぐ、閉ループ技術によりここでは実現されている。
ここでの技術に起因する直接的な優位性の点で、以下の事項が明らかである。
A) 当該技術は、化石燃料の燃焼が廃止されても、エネルギー生産の実行可能な代替策を提供する。
B) 当該技術は太陽光および風力エネルギー生産に関連する経済的な難点を未然に防ぐ。
C) 荒廃している、漏れが生じている、さもなければ、危険な状態にある可能性のある現存の井戸および井戸用地を取り込むことで、これら井戸および井戸用地は、当該方法の実行に使用される際に変更を加えられ、構造的に改善される。
D) 改造を行うことは、修理、閉鎖または放棄には本質的に存在する高額なコストの観点から、不使用の井戸および井戸用地の、経済的に堅実な使用になる。
E) 当該方法のための地熱の原動力は、風速または曇りがちな天気に関わらず、24時間連続で利用できる。
F) 地温勾配は、実質的に広大なエリアを通じて均一であり、そのため、どのような所定のエリアの井戸のネットワークの地形的なレイアウトにおいても最大限の柔軟性を促進する。
G) 蒸気分離機およびスーパーヒーターシステムは、短時間に大量の繰り越しが発生する蒸気配送の混乱に順応できる。
H) 所定のエリアにおける最大数の井戸を使用できるようにするため、統合されている井戸のサテライト構成が可能である。
I) 当該技術は、如何なる計画的な環境上の違反も完全に回避し、ケーシングは、ケーシングが井戸と電力生産ユニットとの間で水を運搬する状態で、単に井戸を接続するために使用される。
この優位点の列挙は、網羅的なものとは反対に、例示的なものである。
このように一般的に発明を説明したが、以下では、添付図面が参照される。
図面で使用される同様の符号は、同様の要素を示す。
図1を参照すると、複数の分散した不使用の井戸12を有する、一般的に符号10により示された掘削されたエリアの概略図が示されている。
図2を参照すると、図1と同様の説明図が示されているが、複数の新たな井戸16〜30が、不使用の井戸12の各々に近接して掘削されている。
ここで図3を参照すると、メインハブ32が設けられている。具体的には示されていないが、ハブ32は効率のよいことに多岐管(manifold)構成であり、当該構成において新たな井戸14、16、18および20の各々が流体連通し、その詳細は以下に詳しく説明する。ハブ32から、新たな井戸14、16および18の各々が互いに離間しており、不使用の井戸12はハブ32に関連付けられている。新たな井戸14、16および18の各々は、単一の近接した不使用の井戸12と流体連通している。流体連通は、導管34および導管36により実現されている。導管34は地面38の下に、より具体的には符号40によって一般的に示される地熱ゾーン内に配置されている。図示されているように、例において導管34は、地面38の上に配置されているが、後の図面に示されるように地面38の下に配置されてもよい。
便利なことに、例においてそれぞれ不使用の井戸12に接続されている新たな井戸14、16および18を有するハブ32は、リサイクルされた不使用の井戸のクラスタを形成している。
明確にするため、図3および図4は同時に参照することができ、明確にする目的のためにループ34およびループ36は図4には示されていない。クラスタは、符号42によって示される図3を参照することができる。クラスタ化は、図4に示されるように、追加のクラスタ42をリンクさせるのに効率的である。所定のハブ32に関連付けられている新たな井戸14、16および18は、他のクラスタ42を、隣接するクラスタ42から不使用の井戸12によってリンクしている。そのようなリンクは、説明のために44として参照されている。このように、クラスタ42はエネルギー収集システムとして統合されており、図2に示されるランダムな非生産的な不使用の井戸12の配列と対照的である。
これにより、閉ループの地面から地面への設計において地熱エネルギーの収集のための高効率の構成を提供する。
これにより、閉ループの地面から地面への設計において地熱エネルギーの収集のための高効率の構成を提供する。
地熱のループは、上記を参照して議論した先行技術において表面上は提案されているが、モザイク状であり、先行技術は地面から地面へのエネルギー回収の観点から、統合されているリサイクルと融合された最低限の地質学的な侵襲性への適切な助言を提供してはいない。
ここで図5を参照すると、ハブ32に接続された、簡略化された不使用の井戸12の側面図が示されている。現存の井戸12は、当初は炭化水素保持層46の中で動作させる目的であったという事実により、地熱ゾーン40まで深く延伸させなければならない。これは、掘削と、水平なケーシング50との連通のための拡張部48の追加とにより達成することができる。ケーシング50は新たな井戸16まで、例えば、第2の拡張部52を介して延在する。接続は、不使用の井戸12と関連付けられている多岐管(図示せず)に流体連通しているハブ32で終端する。
図5Aは、拡張部48とケーシング50の部分54との間の接続の拡大図である。これは、不使用の井戸12と新たな井戸16との間の、地面から地面への態様における接続を容易にする。
図6は、明確にするために部品が取り去られた状態の図2に類似した、完全なループ構成を概略的に図示している。図示されるように、ループ36は、地面40から地面38へのエネルギーループを完成させている。この実施形態において、ループ36はループ34とは離間した関係にある地下の配置で示されているが、状況に応じた具体的な要求によっては、当業者によってループ36が地上に配置されるように実現されるであろう。
効率のため、水平なケーシング50は、地熱ゾーン40内に固定的には固定されず、むしろ地熱ゾーン40と直接的に接触している。これにより、ゾーン40からの最も効率的な熱交換を促進する。
構成内の循環のための作動液体については、適切な選択肢は当業者にとって明白であろう。
同様に、ループの滞留時間は、既知の熱力学の公式により確定できる他の要因、とりわけケーシング長、材料により影響されるであろう。
システムにより獲得されたエネルギーを使用するため、符号58で全体的に示されるパワーコンバータデバイスへの接続を組み込むことができ、近接への配慮によっては、選択的にパワーグリッド60に接続することができる。
現存の井戸12が深くされるということが、拡張部48および何らかの必要な固定部材を含むという事実の観点から、井戸は効率よく構造的に復活する。ここでの議論からわかるように、そのような井戸は往々にして漏れが生じているなど粗末な状態にある。この即効性のある技術はこの点において明らかに有用である。
図7を参照すると、当該技術の多様な実行形式が概略的に示されている。エリア62は、井戸設置に適しており、かつ、井戸設置が許容されると予め判断された代表的なエリアである。この点で、規制に関する問題、許認可、ライセンスなどは対処されており、エリアは「未開発地域」と呼ばれるエリアである。新たな井戸は、図2のナンバリング方法を用いると16〜30で示される。構成および相互接続は、図3〜7を参照して議論されたものと同じである。
エリア64は、複数存在してもよく、図3および図4に示されるものと同様の態様で66および68において接続されてもよい。
エリア70は、図2と同じであり、「褐色地域(brownfield)」と称されるエリアであって、現存の井戸12および新たな井戸16〜30が混在している。エリア62およびエリア70は、単独で72において、または、複数で74および76において、相互接続されていてもよい。
先に言及したように、褐色地域のエリア70は、図4におけるように78において接続されてもよい。
更に、エリア72、74、76の少なくとも1つは、エリア70の少なくとも1つに、80において相互接続されてもよい。
図8は、回収された加熱エネルギーの使用が、パワーグリッド60のためだけに用いられるのではなく、更に、82において当業者に既知の適切な貯蔵手段によりエネルギーの貯蔵にも用いられることを示している。さらにまた、エネルギーは、構造物84を加熱するために使用されてもよい。これは特に住居用の加熱に対して魅力的ではあるが、どのような構造物に対しても想定される。この構成において、貯蔵エリア82は、86においてエネルギー供給のために構造物84にリンクされていてもよい。
これら追加の実施形態により、ここに確立された地熱のループ技術の実施形態を使用して、使用されずに残された未開発地域が再利用/リサイクルされる。
12 井戸
14 井戸
16 井戸
32 ハブ
34 導管
36 ループ
38 地面
40 地熱ゾーン
42 クラスタ
46 炭化水素保持層
48 拡張部
50 ケーシング
52 第2の拡張部
62 エリア
64 エリア
70 エリア
82 貯蔵エリア
84 構造物
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70 エリア
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84 構造物
Claims (30)
- 地熱エネルギー回収のための方法であって、
井戸設置の所定の適性を有するエリアを提供するステップと、
第1の新たな井戸と、前記第1の新たな井戸に隣接した第2の新たな井戸と、を提供するステップと、
前記第1の新たな井戸および前記第2の新たな井戸の各々を、閉ループの流体接続で、少なくとも前記ループの一部が地熱ゾーンと接触している状態で、接続するステップと、
前記地熱ゾーンからエネルギーを回収するために、作動流体を前記閉ループの中に循環させるステップと、
前記作動流体から熱エネルギーを回収するステップと、を備えることを特徴とする方法。 - 前記エリアは、未開発地域であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記エリアは、既存の井戸穴を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記エリアは、既存の井戸を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記エリアは、複数のエリアを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記エリアの各々は、前記第1の新たな井戸および前記第2の新たな井戸の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 前記エリアの少なくとも1つのエリアは、不使用の井戸を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記複数のエリアの少なくとも1つは、塀の向うの発電に適していることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 発電のために回収された熱エネルギーを使用するステップを、更に備える請求項1に記載の方法。
- 回収された熱エネルギーを貯蔵するステップを、更に備える請求項1に記載の方法。
- 回収された熱エネルギーを加熱の目的に使用するステップを、更に備える請求項1に記載の方法。
- 前記目的は、ビルの加熱を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 回収された熱エネルギーを発電および加熱の目的に使用するステップを、更に備える請求項9に記載の方法。
- 加熱エネルギーを獲得するために地層において離間した関係にある既存の不使用の井戸を改造する方法であって、
既存の不使用の井戸を提供するステップと、
前記既存の不使用の井戸に近接して新たな井戸を形成するステップと、
前記既存の不使用の井戸および前記新たな井戸を、地熱ゾーンおよび前記地熱ゾーンから離間した第2のゾーンにおいて、連続したループでリンクさせるステップと、
前記地熱ゾーンから熱を獲得するために、作動液体を前記ループを通じて循環させるステップと、を備えることを特徴とする方法。 - 発電で使用するための加熱された液体を回収するステップを更に備える請求項14に記載の方法。
- 前記不使用の井戸及び前記新たな井戸に近接した複数の追加の井戸をするステップを更に備える請求項14または15に記載の方法。
- 前記追加の井戸は、新たに掘削された井戸であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 前記新たに掘削された井戸と、前記既存の不使用の井戸に隣接する前記新たな井戸とのクラスタを形成するステップを更に備える請求項17に記載の方法。
- 前記クラスタは、前記新たに掘削された井戸の各々と、前記新たな井戸とを接続することを特徴とする請求項18に記載の方法。
- 連続したループが、前記新たに掘削された井戸の各々および新たな井戸で形成されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
- 前記ループの各々は、地熱ゾーンおよび前記地熱ゾーンから離間した第2のゾーン内に位置づけられていることを特徴とする請求項14から20のいずれか一項に記載の方法。
- 前記既存の不使用の井戸は、垂直に延伸して前記地熱ゾーンに達することを特徴とする請求項14から21のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ループを、リンクのために前記既存の不使用の井戸に達するように延伸させるステップを更に備える請求項14から22のいずれか一項に記載の方法。
- 空井戸である井戸設置の所定の適性を有するエリアを接続するステップを更に備える請求項14から23のいずれか一項に記載の方法。
- 空井戸である井戸設置の所定の適性を有する複数のエリアを接続するステップを更に備える請求項14から24のいずれか一項に記載の方法。
- 加熱された作動流体を貯蔵するステップを更に備える請求項14から25のいずれか一項に記載の方法。
- 加熱された前記作動流体を加熱の目的に使用するステップを、更に備える請求項1に記載の方法。
- 前記目的は、ビルの加熱を含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
- 回収された熱エネルギーを発電および加熱の目的に使用するステップを、更に備える請求項9に記載の方法。
- 地熱エネルギー回収方法であって、
第1の新たな井戸と、前記第1の新たな井戸に隣接した第2の新たな井戸と、を提供するステップと、
前記第1の新たな井戸および前記第2の新たな井戸の各々を、閉ループの流体接続で、少なくとも前記ループの一部が地熱ゾーンと接触している状態で、接続するステップと、
前記地熱ゾーンからエネルギーを回収するために、作動流体を前記閉ループの中に循環させるステップと、
前記作動流体から熱エネルギーを回収するステップと、
回収された熱エネルギーを貯蔵するステップ、前記回収された熱エネルギーから発電をするステップ、および、前記回収された熱エネルギーで構造物を加熱するステップのうちの少なくとも1つのステップと、
を備えることを特徴とする方法。
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