JP2020512259A - レーザ加工される脆性材料の制御された分離 - Google Patents

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Abstract

脆性材料で作製されたワークピース(12)からアイテム(102)を切断および分離する方法が、開示される。方法は、アイテム(102)の輪郭内の各内側曲線に近い廃材(104)内に制御された割れをもたらすように配置された一直線および円形の解放特徴(112A、112B)を使用する。第1のパルスレーザビーム(14)が、アイテム(102)の輪郭に沿っておよび解放特徴(112A、112B)に沿って材料を弱体化させる。第2のレーザビーム(40)が、融解および変形をもたらし、それによって、制御された割れを開始させるために十分な時間にわたって、選択的に解放特徴(112A、112B)を加熱する。

Description

(優先権の主張)
本願は、米国仮出願第62/470,587号(2017年3月13日出願)に対する優先権を主張し、上記出願の開示は、その全体が参照により本明細書に引用される。
本発明は、概して、レーザ放射のビームを使用して脆性材料を切断することに関する。本発明は、具体的には、パルスレーザ放射の集束ビームを使用して脆性材料を切断すること、およびレーザ放射のビームを使用した切断材料の制御された分離に関する。
レーザ材料加工は、ガラス、セラミック、シリコン、およびサファイア等の脆性材料を含む幅広い範囲の材料を切断、穿孔、マーキング、およびスクライビングするために、ますます使用されている。伝統的な機械加工は、加工される脆性材料が応力を加えられると伝搬する微小亀裂等の不要な欠陥を生産し、それによって、加工される脆性材料を劣化させ、弱体化させ得る。レーザ放射の集束ビームを使用した脆性材料のレーザ加工は、高品質な縁および壁を有する精密な切断ならびに孔を生産しながら、そのような不要な欠陥の形成を最小化する。科学研究および製造における進歩は、増大する範囲の脆性材料のレーザ加工につながっているが、向上した加工速度および精度を要求する。
透明な脆性材料は、レーザ放射の非線形吸収を通して、パルスレーザ放射の集束ビームと相互作用する。パルスレーザ放射は、一連の個々のパルスまたはパルスの急速なバーストを備え得る。各個々のパルスまたはパルスのバーストが、ビームの焦点において透明な脆性材料のワークピース中に欠陥を生成する。物品は、集束ビームを平行移動させ、ワークピース内の切断ラインに沿って欠陥の列を生成することによって、ワークピースから切断される。
多くの場合、欠陥の列は、切断ラインに沿って材料を単に弱体化させにすぎない。ワークピースの残部から物品を完全に分離することは、切断ラインを横断して応力を加える追加のステップを要求する。機械的応力を加えることは、時として、切断ラインに沿って分離をもたらすために十分である。熱的応力が、欠けおよび微小亀裂等の不要な欠陥のない高品質の縁を要求する用途において加えられる。精密かつ制御された分離が、材料によって吸収される波長と比較的に高い平均電力とを有するレーザビームを使用して実証されている。吸収されるレーザ出力は、切断ラインを横断して熱勾配を生成し、それは、亀裂にパルスレーザ放射によって生産された個別的な欠陥の間で伝搬させ、それによって、切断ラインに沿って連続的な破断を形成する。
一例として、超短波レーザパルスの高度な集束ビームが、ガラスワークピース内に自己誘導「フィラメント」を生成する。そのようなフィラメントの伝搬が、空隙の形態におけるワークピースを通した長い欠陥を生成する。空隙の列が、集束させられた超短波のパルスレーザビームを切断ラインに沿って平行移動させることによって生成される。約10マイクロメートル(μm)の波長を有する二酸化炭素(CO)レーザが、次いで、COレーザビームを切断ラインに沿って平行移動させることによって、ガラスを分離するために使用される。そのようなレーザ切断プロセスである「スマート切断」が、Rofin−Sinar Technologies Inc.によって開発され、米国特許第9,102,007号および米国特許第9,296,066号(それらの各々は、本発明の譲受人によって所有され、各々の完全な開示は、参照することによって本明細書に組み込まれる)に説明されている。
伝統的な「スクライブアンド破断」切断およびレーザ切断において、「レリーフライン」が、丸みを帯びた形状を有する物品を分離するために必要であり得る。レリーフラインは、切断ラインの湾曲区分から廃棄されるべきワークピースの一部の中に放射状に延びる追加のラインである。そのような湾曲区分は、凹面形または凸面形のいずれかであり得る。レリーフラインは、切断ラインと同一の方法でスクライビングまたは切断され得る。レリーフラインによって画定される複数の片への廃棄されるべき部分の犠牲破断が、より制御されかつ信頼性のある切断ラインに沿った分離をもたらす。
応力を加える追加の分離ステップは、物品とワークピースの残部との間の任意の残留接合を破断するが、いくつかの用途では、物品は、依然として、ワークピースの残部から分離することを物理的に妨げられる。これは、凹面形の湾曲区分を有する物品、および比較的に少ない材料を除去し、粗い縁を生産する切断プロセスに特有の問題である。例えば、超短波レーザパルスの集束ビームが、ガラス内に精密かつ細かい切断を作製する。約10ピコ秒(ps)の持続時間を有するレーザパルスを使用したフィラメント切断プロセスに対する典型的な面粗度Rzは、約10μmである。切断される縁上のこのあまり大きくない面粗度でさえ、曲線区分の分離を防止するために十分な静摩擦をもたらす。
物品のワークピースの残部からの確実かつ完全な分離を提供する丸みを帯びた形状を有する物品を脆性材料からレーザ切断する方法の必要性が、存在する。好ましくは、方法は、最小限の追加の装置および最小限の追加の加工時間を要するであろう。
米国特許第9,102,007号明細書 米国特許第9,296,066号明細書
ある側面では、パルスレーザ放射の第1のビームおよびレーザ放射の第2のビームを使用して、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムを切断および分離する方法が、開示される。方法は、第1のビームをワークピース上に集束させながら、集束させられた第1のビームをアイテムの輪郭および解放特徴の経路に沿って平行移動させることによって、切断ラインおよび複数の解放特徴を作製することを含む。解放特徴は、ワークピース内かつアイテムの外側に位置する。少なくとも1つの解放特徴が、切断ラインにおける内側曲線に近接する。集束させられた第1のビームは、切断ラインおよび解放特徴に沿ってワークピースを弱体化させる。第2のビームは、切断ライン上に導かれ、切断ラインに沿って平行移動させられる。導かれた第2のビームは、切断ラインに沿ってワークピースをさらに弱体化させる。第2のビームは、少なくとも1つの解放特徴上の場所に導かれ、その場所において、ワークピースをある時間にわたって加熱する。加熱時間は、ワークピースに変形させ、割れさせるために十分である。少なくとも1つの解放特徴は、加熱するステップ中、少なくとも1つの解放特徴と内側曲線との間で亀裂に伝搬させるように配置される。
本明細書に組み込まれ、かつその一部を構成する添付図面が、本発明の好ましい実施形態を図式的に図示し、上で与えられる一般的な説明および下で与えられる好ましい実施形態の詳細説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たす。
図1Aおよび1Bは、本発明のレーザ切断および分離方法を実装するためのレーザ切断装置の1つの好ましい実施形態を図式的に図示し、装置は、2つのレーザ源を含み、2つのレーザ源の各々は、切断され、分離されるべきワークピースに導かれるレーザ放射のビームを送達する。 図1Aおよび1Bは、本発明のレーザ切断および分離方法を実装するためのレーザ切断装置の1つの好ましい実施形態を図式的に図示し、装置は、2つのレーザ源を含み、2つのレーザ源の各々は、切断され、分離されるべきワークピースに導かれるレーザ放射のビームを送達する。
図2Aは、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムをレーザ切断し、分離するための従来技術ソリューションを図式的に図示する。
図2B−2Eは、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムを切断する、かつ切断されたアイテムからの廃材の制御された分離のための本発明による、レーザ切断および分離方法の1つの好ましい実施形態を図式的に図示する。 図2B−2Eは、本発明によるレーザ切断および分離方法の1つの好ましい実施形態を図式的に図示し、方法は、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムを切断するためであり、かつ切断されたアイテムからの廃材の制御された分離のためである。 図2B−2Eは、本発明によるレーザ切断および分離方法の1つの好ましい実施形態を図式的に図示し、方法は、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムを切断するためであり、かつ切断されたアイテムからの廃材の制御された分離のためである。 図2B−2Eは、本発明によるレーザ切断および分離方法の1つの好ましい実施形態を図式的に図示し、方法は、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムを切断するためであり、かつ切断されたアイテムからの廃材の制御された分離のためである。
図3A−3Cは、本発明による、アイテムを切断し、分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。
図4A−10Bは、内側曲線を有する切断されたアイテムから廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。 図4A−10Bは、内側曲線を有する切断されたアイテムから廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。 図4A−10Bは、内側曲線を有する切断されたアイテムから廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。 図4A−10Bは、内側曲線を有する切断されたアイテムから廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。 図4A−10Bは、内側曲線を有する切断されたアイテムから廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。 図4A−10Bは、内側曲線を有する切断されたアイテムから廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。 図4A−10Bは、内側曲線を有する切断されたアイテムから廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。
ここで、同様の構成要素が同様の番号によって指定される図面を参照すると、図1Aおよび1Bは、従来技術のレーザ切断方法において使用され、本発明のレーザ切断方法においても使用される装置10を図式的に図示する。従来技術および現行の方法の両方において、脆性材料で作製されたワークピース12が、パルスレーザ放射の集束ビーム14にさらされる。パルスレーザ放射14の集束が、レーザ放射の集束ビームの境界光線を表す収束光線16Aおよび16Bによって示される。パルスレーザ放射のビーム14は、パルスレーザ放射の源18によって発生させられ、ビーム14は、脆性材料が透過的である波長を有する。パルスレーザ放射のビーム14は、繰り返される個々のレーザパルスのビーム(ここでは、3つのみが、図示される)またはレーザパルスの繰り返されるバーストである。各パルスまたはパルスの各バーストが、ワークピース内に欠陥20を生成する。欠陥20の線形アレイ22が、パルスレーザ放射のビーム14に対してワークピース12を矢印によって示されるように側方に平行移動させることによって生成される。集束ビームは、ワークピースから切断されるべきアイテムの輪郭を辿る切断ライン24をトレースする。
装置10は、随意のビーム操向光学系26と、随意のビーム調整光学系28と、集束レンズ30とをさらに含む。図1Aは、レーザ源18からのパルスレーザ放射のビーム14を捕捉し、それをワークピース12に向かって導くように配置された平面鏡としてビーム操向光学系26を描写している。ビーム調整光学系28は、導かれたパルスレーザ放射のビーム14を捕捉し、集束レンズ30の有効開口CAをほぼ占めるようにそれを拡大させるために配置された無限焦点ビーム拡大器として描写されている。集束レンズ30は、パルスレーザ放射の拡大されたビーム14を捕捉し、それをワークピース12内に集束させるために配置された平凸レンズとして描写されている。ビーム操向光学系およびビーム調整光学系は、光学設計の分野において周知であり、その説明は、本発明の原理を理解するためには必要ではない。
集束レンズ30は、描写されるような単一要素レンズまたは多要素レンズアセンブリであり得る。ワークピース12が、パルスレーザ放射の静止した集束ビーム14に対して平行移動させられているように描写されている。代替として、検流計作動鏡が、ビーム調整光学系28に含まれ、平坦視野対物レンズが、集束レンズ30のために使用され、それによって、パルスレーザ放射の集束ビーム14が静止したワークピース12に対して平行移動させられることを可能にし得る。
パルスレーザ放射の集束ビーム14が、細長い焦点32に収束する。集束レンズ28の中心近傍から出現する光線が、境界光線16Aおよび16Bより集束レンズ28から遠くに収束する。ワークピース12は、細長い焦点32が、ワークピース12に重なり、または少なくとも部分的に重なるように位置する。集束レーザ放射は、ワークピースの厚さを通して延びている長い空隙の作成に有利であるように分散されるので、細長い焦点は、レーザ切断プロセス、特に、フィラメントを生成し、空隙を形成するプロセスにおいて、利点を有する。一例として、細長い焦点は、球面収差を有する集束レンズの有効開口を占めることによって、生成されることができる。
従来技術方法および本発明の方法の両方は、図1Bに描写され、図1Aのレーザ源18と異なるレーザ放射の源42によって発生させられたレーザ放射のビーム40にワークピース12をさらすステップをさらに含む。レーザ放射のビーム40は、脆性材料によって吸収される波長を有する。ワークピース12は、ビームが、パルスレーザ放射のビーム14によって以前に生成された欠陥20の線形アレイ22に沿ってトレースするように、レーザ放射のビーム40に対して側方に平行移動させられる。レーザ放射のビーム40は、欠陥20によって弱体化された脆性材料を加熱し、それに完全に割れさせ、陰影によって図面に示される切断された縁44を作成する。
装置10は、レーザ源42と、随意のビーム操向光学系46と、随意のビーム形成光学系48と、随意の集束レンズ50とをさらに含む。いくつかの用途では、ビーム形成光学系48は、レーザ放射のビーム40をガウスモードからトップハット型横モードに変換する。いくつかの用途では、レーザ放射の非集束ビーム40が、ワークピース12を完全に切断するために十分であり得る。そうでなければ、レーザ放射のビーム40は、ワークピース12の表面上のより小さいエリアを照射するように集束させられる必要があるであろう。ワークピース12は、描写されるようなレーザ放射の静止したビーム40に対して平行移動させられ得る。同じように、レーザ放射のビームも、静止したワークピースを横断して走査され得る。
図2Aは、図1Aおよび1Bの装置10を使用して、脆性材料で作製されたワークピースをレーザ切断し、分離するための従来技術ソリューション100を図式的に図示する。図2Aは、例示的アイテム102(陰影が付けられている)が切断されるべきワークピース12を描写する。廃材104(陰影が付けられていない)になる、ワークピース12の残部は、アイテム102から分離されるべき。切断ライン24が、内側曲線106Aと、外側曲線106Bとの両方を含むアイテム102の輪郭を辿る。従来技術のレリーフライン108(長い破線によって示される)は、切断ライン24の湾曲区分から廃材104の中に延びている。切断ライン24およびレリーフライン108は、図1Aのパルスレーザ放射のビーム14をワークピース12に集束させ、切断ライン24およびレリーフライン108の経路に沿って集束ビームを平行移動させることによって作製される。パルスレーザ放射の集束ビーム14にさらすことは、切断ラインおよびレリーフラインに沿ってワークピース12を弱体化させる欠陥を生成する。図面は、パルスレーザ放射のビーム14にさらした後のワークピース12を描写する。
図2B−2Eは、本発明による、かつ図1Aおよび1Bの装置を使用するレーザ切断および分離方法の1つの好ましい実施形態110を図式的に図示する。図2Bは、同じ例示的なアイテム102が切断されるべきワークピース12を描写する。切断ライン24および従来技術のレリーフライン108に加えて、本発明の解放特徴112Aおよび112B(両方が、短い破線によって示される)は、パルスレーザ放射の集束ビーム14を解放特徴112Aおよび112Bの経路に沿って平行移動させることによって、廃材104内に作製される。解放特徴112Aは、直線形態を有し、解放特徴112Bは、円形の形態を有する。レリーフライン108と解放特徴112A、112Bとは、一緒に、アイテム102からの廃材104の分離を補助する。
図2Cは、アイテム102からの廃材104の第1の分離を描写する。方法110は、図1Bのレーザ放射のビーム40をワークピース12上に導くことと、切断ライン24およびレリーフライン108に沿ってビームを平行移動させることとをさらに含む。解放ライン112Aおよび112Bは、この平行移動させることにおいて、レーザ放射にさらされない。ワークピース12は、レーザ放射のビーム(図面において、実線によって示される)にさらされる切断ラインおよびレリーフラインに沿って割れる。
次の加熱するステップにおいて、レーザ放射のビーム40が、各陰影が付けられた円形の解放特徴112Bに導かれ、各加熱される円形の解放特徴内の脆性材料を融解し、収縮させるために十分な時間にわたってそれを加熱する。融解することおよび収縮することによって誘発される応力が、次に、廃材104の制御された割れをもたらす。亀裂が、加熱された円形の解放特徴に接続された直線解放特徴112Aに沿って伝搬する。追加の制御された亀裂の伝搬が、追加の亀裂114の意図された方向と整列させられた直線解放特徴112Aによって導かれる。図面上の矢印は、廃材104の割れた片のアイテム102からの第1の分離を示す。
図2Dは、廃材104の残りの片のアイテム102からの第2の分離を描写する。レーザ放射のビーム40が、図面内で陰影が付けられた残りの円形の解放特徴112B内の脆性材料に導かれ、それをある時間にわたって加熱する。前述のように、亀裂が、残りの直線解放特徴112Aに沿って伝搬し、追加の亀裂114が、いくつかの直線解放特徴112Aによって導かれる。図面上の矢印は、廃材104の割れた片のアイテム102からの第2の分離を示す。
図2Eは、図2Cにも描写される、第1の分離のさらなる詳細を描写する。円形の解放特徴112Bの長時間の加熱は、融解をもたらし、それは、各加熱された円形の解放特徴内の脆性材料の割れももたらし得る。廃材104内に亀裂をもたらすことに加えて、長時間の加熱は、その変形をもたらし、それは、アイテム102からの廃材104の分離をさらに補助する。一般的に、より薄いワークピースは、より多くの変形を示すであろう。例えば、約1ミリメートル(mm)未満の厚さを有するガラスで作製されたワークピースは、容易に変形する。約2mmの厚さを有するガラスも、依然として、分離を補助するように実質的に変形する。
各追加の亀裂114が、加熱された円形の解放特徴の反対側に位置する相補的な直線解放特徴112Aによって若干導かれる。「若干導かれる」は、追加の亀裂が、加熱された円形の解放特徴から放射状かつ無作為ではあるが、予測可能なエリア116(2つの破線によって境を限られているように図面上に描写されている)内に伝搬することを意味する。予測可能な若干導かれる亀裂の伝搬のために、加熱された円形の特徴の最小半径が、存在する。例えば、約2mmの厚さを有するガラスで作製されるワークピースに対して、最小半径は、選択される解放特徴の具体的なパターンおよびガラスのタイプに応じて、約0.2mm〜約1.0mmの範囲内である。
図3A−3Cは、異なる例示的内側曲線106Aを有するアイテム102を切断し、分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。図3Aは、図2Aおよび2Dと同一の解放特徴を描写する。図面内の矢印は、例示的内側曲線106Aの確実な分離のために重要となる直線解放特徴112Aの向きを描写する。重要となる直線解放特徴は、内側曲線に接し、その直線区分と湾曲区分との間の変曲点で切断ライン24を横取りする。亀裂が、矢印の方向に、連続的に、重要となる直線特徴に沿って内側曲線の中に伝搬するであろう。図3Bは、より浅い角度で切断ライン24の直線区分に出合う別の例示的内側曲線106Aのためのとなる直線解放特徴112Aおよび亀裂の伝搬を描写する。図3Cは、切断ライン24の直線区分を伴う鋭的縁を形成する、さらに別の例示的内側曲線106Aのためのとなる直線解放特徴112Aおよび亀裂の伝搬を描写する。再び、重要となる直線解放特徴は、内側曲線に接する。
図4A−10Aは、内側曲線106Aを有する切断アイテム102から廃材を分離するための例示的な本発明の解放特徴を図式的に図示する。図4B−10Bは、ある時間にわたってそれぞれの例示的解放特徴を選択的に加熱した後の制御された亀裂の生成および伝搬を図式的に図示する。図4Aは、1つの直線解放特徴112Aと、完全な円形の形態を有する1つの円形の解放特徴112Bとを含む。これらの解放特徴は、内側曲線に近接している。図4Bは、円形の解放特徴112Bを加熱することによって生成される1つの追加の亀裂114を描写する。
図5Aの解放特徴は、円形の解放特徴112Bが半円形の形態を有することを除き、図4Aのものに類似する。図5Bも、円形の解放特徴112Bを加熱することによって生成される1つの追加の亀裂114を有する。図4Bおよび5Bの例では、亀裂の伝搬が、本明細書の上で説明される様式で、直線解放特徴112Aによって導かれる。さらに、両方の例において、切断ライン24に沿った割れは、アイテム102の中に伝搬する前に追加の亀裂114を停止させるために十分である。
図6Aは、図4Aの円形の解放特徴を省略する。多くの場合、1つの追加の亀裂114が、意図され、図6Bに描写されるような直線解放特徴112A上の場所をある時間にわたって加熱することによって、生成されるであろう。しかしながら、発明者らは、いかなる円形の解放特徴も伴わない直線解放特徴のみが、あまり制御されておらず、あまり予測可能ではない亀裂を提供することを見出した。したがって、図4Aおよび5Aの実施例におけるように、確実な亀裂および分離のために、円形の解放特徴を含むことが、より好ましい。他の利点の中でもとりわけ、円形の解放特徴は、レーザ放射のビームによる長時間の加熱によってもたらされる高い内部応力を含む。
図7Aの解放特徴は、図4Aのものに類似するが、円形の解放特徴112Bと切断ライン24との間への1つの直線解放特徴112Aの追加を伴う。いくつかの事例では、追加の直線解放特徴は、図7Bに描写されるように、円形の解放特徴と切断ラインとの間のより制御された割れを提供する。
図8Aでは、円形の解放特徴は、図5Aの半円形の形態を有するが、亀裂の伝搬を導くために、1つの代わりに2つの直線解放特徴112Aが、存在する。円形の解放特徴内で加熱することは、図8Bに描写されるように、追加の亀裂114を生成するが、2つの直線解放特徴に沿った割れが、廃材を破断する。図8Bを図4Aと比較すると、2つの直線解放特徴は、廃材から追加の楔形の片を発生させ、それは、いくつかの事例において分離を改善し得る。図9Aおよび9Bに描写される解放特徴112A、112Bは、同じことを果たすが、円形の解放特徴112Bは、真円の形態を有する。
図10Aの解放特徴は、図9Aのそれらと同じである。しかしながら、図10Aの解放特徴は、図10Bに描写されるように、より浅い角度で、内側曲線106Aに近接した場所(但し、その上ではない)において切断ライン24の中に伝搬する亀裂を生成するように変位させられている。本明細書では、「浅い角度」は、45°未満の角度、好ましくは、30°未満の角度を意味する。いくつかの事例では、高入射角度で切断ライン24の中に直接伝搬する亀裂が、不要な欠けを生産し得る。
ソーダ石灰ガラスを切断し、分離するための装置10および方法110を使用する本発明の実践的例では、レーザ源18は、「StarPico」超短波パルスレーザであり、レーザ源42は、「SR 25i」COレーザであり、両方は、Coherent−Rofin GmbH(Hamburg,Germany)によって供給される。例示的ガラスは、約2mmの厚さを有する。レーザ源18は、約10psの持続時間を有するパルスを生成し、1,064ナノメートル(nm)の波長を有する。約5キロヘルツ(kHz)のバースト繰り返し率において約650マイクロジュール(μJ)のバーストエネルギーを有する4つの個々のパルスのバーストが、選択される。これらの加工パラメータが、フィラメントを生成し、それによって、空隙の形態の欠陥を生成する。パルスレーザ放射のビーム14へのワークピースの露光中の好ましい平行移動速度は、約20mm/秒である。
レーザ源42は、約10μsの持続時間を有するパルスを生産し、約10,600nmの波長を有する。パルス繰り返し率は、約14kHzである。レーザ放射のビーム40が、2mm〜12mmの範囲内、好ましくは約5mmの直径を有するワークピース12上のエリアを照射する。切断ライン24およびレリーフライン108の露光中の好ましい平行移動速度は、100mm/秒〜250mm/秒の範囲内である。解放特徴112Aおよび112Bを加熱するための滞留時間は、0.5〜1.0秒の範囲内であり、それは、局所的な融解をもたらし、かつ廃材104に亀裂を入れるために十分である。
本明細書にもたらされる実施例および図は、アイテムの輪郭の部分のみに沿って位置する廃材を有するアイテムを切断し、分離するが、本発明は、廃材によって完全に封入されたアイテムを切断し、分離するためにも適用され得る。解放特徴の最適な数および配置は、ワークピースおよびそれから分離されるべきアイテムの幾何学形状、脆性材料のタイプ、およびワークピースの厚さに依存する。大部分の事例では、直線解放特徴は、亀裂形成を誘導するために好ましい。しかしながら、湾曲した解放特徴も、多くの場合、アイテムを分離するために同様に機能し、複雑な輪郭を有するアイテムのために好ましくあり得る。同様に、円形の解放特徴は、円形、半円形、楕円形、および楕円体を含む異なる円形形態を有し得る。
本発明は、好ましい実施形態および他の実施形態の観点から上で説明される。しかしながら、本発明は、本明細書に説明かつ描写される実施形態に限定されない。むしろ、本発明は、本明細書に添付される請求項によってのみ限定される。

Claims (32)

  1. パルスレーザ放射の第1のビームおよびレーザ放射の第2のビームを使用して、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムを切断および分離する方法であって、前記方法は、
    前記第1のビームを前記ワークピース上に集束させることと、
    前記集束させられた第1のビームを前記アイテムの輪郭および解放特徴の経路に沿って平行移動させることによって、切断ラインおよび複数の解放特徴を作製することであって、前記解放特徴は、前記ワークピース内かつ前記アイテムの外側に位置し、少なくとも1つの解放特徴は、前記切断ラインにおける内側曲線に近接しており、前記集束させられた第1のビームは、前記切断ラインに沿って、および前記解放特徴に沿って前記ワークピースを弱体化させる、ことと、
    前記第2のビームを前記切断ライン上に導くことと、
    前記導かれた第2のビームを前記切断ラインに沿って平行移動させることであって、前記導かれた第2のビームは、前記切断ラインに沿って前記ワークピースをさらに弱体化させる、ことと、
    前記第2のビームを前記少なくとも1つの解放特徴上の場所に導くことと、
    前記場所において、前記ワークピースをある時間にわたって加熱することと
    を含み、
    前記加熱時間は、前記ワークピースに変形させ、割れさせるために十分であり、
    前記少なくとも1つの解放特徴は、前記加熱するステップ中、前記少なくとも1つの解放特徴と前記内側曲線との間で亀裂に伝搬させるように配置されている、方法。
  2. 前記集束させることは、前記第1のビームの細長い焦点を生成し、前記細長い焦点は、少なくとも部分的に前記ワークピースに重なる、請求項1に記載の切断および分離する方法。
  3. 前記細長い焦点は、球面収差を有する集束レンズの有効開口を占めることによって生成される、請求項2に記載の切断および分離する方法。
  4. 前記集束させられた第1のビームは、フィラメントを生成し、それによって、前記ワークピース内に欠陥を作成する、請求項1−3のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  5. 前記欠陥は、空隙の形態である、請求項4に記載の切断および分離する方法。
  6. 前記第1のビームは、超短波パルスレーザによって生成される、請求項1−5のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  7. 前記第2のビームは、COレーザによって生成される、請求項1−6のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  8. 前記加熱時間は、0.5秒〜1.0秒の範囲内である、請求項1−7のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  9. 少なくとも1つの解放特徴は、直線形態を有する、請求項1−8のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  10. 前記亀裂の伝搬は、直線解放特徴によって導かれる、請求項9に記載の切断および分離する方法。
  11. 前記直線解放特徴は、前記内側曲線に接する、請求項9または10に記載の切断および分離する方法。
  12. 少なくとも1つの解放特徴は、円形の形態を有する、請求項1−11のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  13. 前記円形の解放特徴は、円形、半円形、楕円形、および楕円体から成る形態の群のうちの1つを有する、請求項12に記載の切断および分離する方法。
  14. 前記亀裂の伝搬は、前記円形の解放特徴の前記亀裂と反対側に位置している相補的な直線解放特徴によって若干導かれる、請求項12または13に記載の切断および分離する方法。
  15. 前記円形の解放特徴は、約0.2ミリメートル〜約1.0ミリメートルの範囲内の半径を有する、請求項12−14のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  16. 前記解放特徴は、前記亀裂を前記切断ラインの中に浅い角度で伝搬するように配置されている、請求項1−15のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  17. 前記脆性材料は、ガラスである、請求項1−16のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  18. パルスレーザ放射の第1のビームおよびレーザ放射の第2のビームを使用して、脆性材料で作製されたワークピースからアイテムを切断および分離する方法であって、前記方法は、
    前記第1のビームを前記ワークピース上に集束させることと、
    前記集束させられた第1のビームを前記アイテムの輪郭および前記解放特徴の経路に沿って平行移動させることによって、切断ラインおよび複数の解放特徴を作製することであって、前記解放特徴は、前記ワークピース内かつ前記アイテムの外側に位置し、少なくとも1つの解放特徴は、円形の形態を有し、少なくとも1つの円形の解放特徴は、前記切断ラインにおける内側曲線に近接して位置し、前記集束させられた第1のビームは、前記切断ラインに沿って、および前記解放特徴に沿って前記ワークピースを弱体化させる、ことと、
    前記第2のビームを前記切断ライン上に導くことと、
    前記導かれた第2のビームを前記切断ラインに沿って平行移動させることであって、前記導かれた第2のビームは、前記切断ラインに沿って前記ワークピースをさらに弱体化させる、ことと、
    前記第2のビームを前記円形の解放特徴内の場所に導くことと、
    前記場所において、前記ワークピースをある時間にわたって加熱することと
    を含み、
    前記加熱することは、前記ワークピースに割れさせ、
    前記円形の解放特徴は、少なくとも1つの他の解放特徴に近接しており、前記少なくとも1つの他の解放特徴は、前記加熱するステップ中、前記円形の解放特徴と前記内側曲線との間で亀裂に伝搬させるように配置されている、方法。
  19. 前記集束させることは、前記第1のビームの細長い焦点を生成し、前記細長い焦点は、少なくとも部分的に前記ワークピースに重なる、請求項18に記載の切断および分離する方法。
  20. 前記細長い焦点は、球面収差を有する集束レンズの前記有効開口を占めることによって生成される、請求項19に記載の切断および分離する方法。
  21. 前記集束させられた第1のビームは、フィラメントを生成し、それによって、前記ワークピース内に欠陥を作成する、請求項18−20のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  22. 前記欠陥は、空隙の形態である、請求項21に記載の切断および分離する方法。
  23. 前記第1のビームは、超短波パルスレーザによって生成される、請求項18−22のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  24. 前記第2のビームは、COレーザによって生成される、請求項18−23のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  25. 前記加熱時間は、0.5秒〜1.0秒の範囲内である、請求項18−24のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  26. 前記少なくとも1つの他の解放特徴は、直線形態を有する、請求項18−25のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  27. 前記円形の解放特徴からの前記亀裂の伝搬は、前記直線解放特徴によって導かれる、請求項26に記載の切断および分離する方法。
  28. 前記直線解放特徴は、前記内側曲線に接する、請求項26または27に記載の切断および分離する方法。
  29. 前記円形の解放特徴は、円形、半円形、楕円形、および楕円体から成る形態の群のうちの1つを有する、請求項18−28のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  30. 前記円形の解放特徴は、約0.2ミリメートル〜約1.0ミリメートルの範囲内の半径を有する、請求項18−29のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  31. 前記解放特徴は、前記亀裂を前記切断ラインの中に浅い角度で伝搬するように配置されている、請求項18−30のいずれかに記載の切断および分離する方法。
  32. 前記脆性材料は、ガラスである、請求項18−31のいずれかに記載の切断および分離する方法。
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