JP2020511829A - 見通し線及び非見通し線を識別する装置 - Google Patents

見通し線及び非見通し線を識別する装置 Download PDF

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Abstract

実施形態は、車両通信システムのマルチパスチャネルにおける見通し線(LOS)状態及び非見通し線(NLOS)状態を識別する装置及び方法を含む。受信ノードがデュアルアンテナ受信機を装備することが提案される。このとき、提案される解決策は、2つのアンテナに対して測定されたチャネル推定値のマルチパス成分の第1のクラスターを用いて、仮説検定に基づいてLOS/NLOSチャネル状態を導出する。

Description

本発明は、車両通信システムのマルチパスチャネルにおける見通し線(LOS)状態及び非見通し線(NLOS)状態を識別する装置及び方法に関する。
位置認識機能を持ったワイヤレスの用途は、正確な位置特定方法を必要とする。一般的な用途は、車両対モノ(V2X:Vehicle-to-everything)通信システム等の車両協調通信ネットワークにおける1つ又はいくつかの基地局からの車両の位置特定である。
位置特定システムの1つの課題は、チャネルが見通し線(LOS)チャネルであるか、又は非見通し線(NLOS)チャネルであるかを識別することによって、NLOSの影響の軽減に成功することである。実際に、NLOSチャネルによって生じる遅延推定誤差は、位置特定の推定精度に影響を及ぼす要因のうちの最も深刻なものである。LOSチャネルは、受信機との見通し線上にある送信機として理解することができるのに対し、NLOSチャネルは、受信機との非見通し線上にある送信機として理解することができる。
車両通信システムにおいて、既知の位置特定方法は、2つ以上のノード間の、受信信号強度(RSS)、到達時間(ToA)、到達時間差(TDoA)、又はより一般的には到来角(AoA)の測定値に基づく三角測量法を用いる。しかしながら、NLOS伝播により、RSS、ToA及びTDoAの測定誤差が増大し、このため大きな位置特定誤差が生じることが示されている。位置特定性能に対するNLOSの影響を回避するため、ノードは、NLOSチャネル状態を識別するべきである。
したがって、LOSチャネル状態とNLOSチャネル状態とを区別して、位置特定精度を改善することが必要とされている。
本発明は、添付の特許請求の範囲において記載されるように、車両通信システムのマルチパスチャネルにおける見通し線(LOS)状態及び非見通し線(NLOS)状態を識別する装置及び方法を提供する。本発明の特定の実施形態は、従属請求項において言及される。本発明のこれらの態様及び他の態様は、以降に記載される実施形態を参照して明らかとなるであろう。
提案される解決策の更なる詳細、態様及び実施形態は、図面を参照して、単なる例示として記載される。図面において、同様の参照符号又は類似の参照符号は、同様の要素又は機能的に類似した要素を識別するのに用いられる。図面内の要素は、簡潔性及び明瞭性のために示されるものであり、必ずしも一定の縮尺で描かれてはいない。
例示的な車両通信システムを示す図である。 本出願の実施形態による装置を示すブロック図である。 例示的なチャネルインパルス応答推定値の図である。 例示的な最良適合曲線の図である。 本出願の実施形態による方法のフローチャートである。
本発明の一般的な状況は、車両通信システムの2つのノード間の無線チャネルの見通し線(LOS)状態及び非見通し線(NLOS)状態の検出であり、ここで、1つのノードは、別のノードによって送信された無線パケットをランダムな時点において受信する。さらに、周囲環境に関する事前知識を一切有することなく、受信した無線信号を用いることでのみ検出を行うことが必要とされている。
受信ノードがデュアルアンテナ受信機を装備することが提案される。このとき、提案される解決策は、2つのアンテナに対して測定されたチャネル推定値のマルチパス成分の第1のクラスターを用いて、仮説検定に基づいてLOS/NLOSチャネル状態を導出する。
図1は、例示的な車両通信システム100を示す。車両通信システム100は、車両アドホックネットワーク(VANET)又は車両対モノ通信ネットワーク(V2X)とすることができる。車両通信システム100は、基地局120a並びに車両120b及び120c等の複数のノードを含む。ノード120a、120b及び120cは、互いに対し相対的に動くように構成される。一例では、ノード120aは定位置を有する一方で、ノード120b及び120cは、ノード120aに対し動く。別の例では、ノード120b及び120cは、互いに対し相対的に動く。更に別の例では、ノード120a及び120bは定位置を有する一方で、ノード120cは動く。
さらに図1において、ノード120a、120b及び120cの各々は、送信ノード又は受信ノードとして動作することができる。以下の説明において、ノード120bは、送信ノードとみなされ、送信機を備える一方で、ノード120cは、受信ノードとみなされ、受信機を備える。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成が許可される。例えば、ノード120cは、送信ノードとみなされてもよく、ノード120aは、受信ノードとみなされてもよい。図1の例において、送信ノード120bは、複数の非周期信号を送信するように構成される。受信ノード120cは、複数の非周期信号を受信するように構成される。非周期信号は、同じ持続時間の固定の期間に分割することができない信号であることを理解するべきである。非周期信号は、通例、非同期信号又は非スロット信号と呼ばれる。
図2は、車両通信システム100のマルチパスチャネルにおいて見通し線(LOS)状態及び非見通し線(NLOS)状態を識別する装置200を示す。装置200は、受信ノード120cの受信機(図示せず)に含めることができる。図2において、装置200は、アンテナのアレイを備える。アンテナのアレイは、分離距離dだけ分離され、相互に同期するように構成された第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202を含む。一例において、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202は、固定の相対位置に設置され、独立したチャネルを維持するように分離される。一実施形態において、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202は、2分の1波長を超えて分離される。さらに、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202において動作する受信機は、同じ局部発振器(図示せず)を共有する。したがって、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202は、同期していると言える。さらに、利得及び少なくとも周波数の同期動作は、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202において受信される信号に対し共同で行われる。
さらに、図2において、装置200は、少なくとも、共に作動的に結合された、チャネル推定器210、チャネルプロセッサ220及び統計仮説検定ユニット230を備える。
チャネル推定器210は、複数の時点の各々において、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202において受信される各非周期信号にそれぞれ関連付けられた第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値を推定するように構成される。第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値の各々は、クラスターに配置されたマルチパス成分を含む。チャネル推定値は、非相関ガウスサンプルを得るために、チャネルコヒーレンス時間の逆数よりも低速な速度でサンプリングされることが仮定される。受信ノード120cの周囲の伝播環境は、マルチパス環境として説明することができることが更に検討され、ここで、電力は、周囲の物体からの回析及び反射により受信される。その場合、受信ノード120cが、マルチパス成分、換言すると、異なる時点の、すなわち異なる遅延を有する同じ信号の複数のインスタンスを受信し得ることが知られている。なぜなら、信号の異なる部分が、建物、移動車両又は地形の細部等の様々な物体から反射されるためである。以下の説明において、概ね同じ方向及び遅延を有するマルチパス成分は、クラスターとみなされる。したがって、クラスターの各々は、1つの散乱体から受信した信号に対応する。図3は、マルチパス成分の2つのクラスター310、320を含む例示的なチャネルインパルス応答推定値300を示す。
図2の例において、チャネルプロセッサ220は、第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値の各々におけるクラスターを識別するように構成される。上記識別されるクラスターは、残りのクラスターよりも、時間的に早く受信される。以下の説明において、上記識別されるクラスターは、「第1の」クラスターとみなされる。一実施形態において、チャネルプロセッサ220は、第1のクラスターを決定するために、クラスターの到達時間を推定する。
さらに、チャネルプロセッサ220は、識別されたクラスターの各々の複素表現を生成し、それによって第1の複素信号及び第2の複素信号を生成するようにも構成される。複素表現は、複素振幅成分及び1つ以上の複素位相成分を含む。一例において、チャネルプロセッサ220は、従来の直交検波器(図示せず)を備える。従来の直交検波器は、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202の各々に作動的に連結され、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202において受信される信号からそれぞれの複素数を形成する。各複素数の実数部は、チャネルの同相成分を示すのに対し、各複素数の虚数部は、チャネルの直交成分を示す。従来の直交検波器は、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202の各々において受信される信号の位相成分も求める。最終的に、チャネルプロセッサ220は、複素数及び位相成分に基づいて、第1の複素信号及び第2の複素信号を生成する。
マルチパスチャネルの散乱体の数が十分多い場合、第1のクラスターの振幅は、個々のマルチパス成分の分布と無関係に、ゼロ平均円対称ランダム複素ガウス過程としてモデル化することができることが示されている。マルチパスチャネルが他のパスよりも強力な成分パスも含むとき、この優勢なパスは、通例、ライスモデルのLOS成分又は決定論的成分として知られ、第1のクラスターの振幅は、A×e−jγの複素平均を有する円対称ランダム複素ガウス過程としてモデル化することができることも更に示されている。ここで、Aは実数であり、γはAの複素特性(complex character)を示す。
一例において、上記に基づいて、第1のクラスターに関連付けられた第1の複素信号及び第2の複素信号は、以下の式(1)に従って数学的に表すことができる。
Figure 2020511829
ここで、xrx1は第1の複素信号であり、xrx2は第2の複素信号であり、φは、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202上に存在することがわかっているランダム位相成分であり、θは、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202を接続する直線の垂直二等分線におけるアンテナ201、202のアレイに対する受信信号の二等分線到来角(bisector angle of arrival)であり、dは、第1のアンテナ201及び第2のアンテナ202間の分離距離であり、λは車両通信システム100の波長であり、brx1は、第1のアンテナ201において存在する雑音成分であり、brx2は、第2のアンテナにおいて存在する雑音成分である。雑音成分brx1及びbrx2は、チャネル応答の雑音推定値から結果として得られる、クラスター振幅のレイリー雑音成分及び/又はガウス雑音成分を含むことができることに留意するべきである。
関係式(1)から気づくことができるように、第1のクラスター複素振幅は、ドップラーシフト、及び、受信信号の非周期特性に起因する周波数同期誤差により主に生じるランダム位相φによる影響を受ける。さらに、ランダム位相φは、第1の複素信号及び第2の複素信号の双方に存在することにも留意されたい。したがって、上記を利用して、ランダム位相φを取り除くことができる。
図2に戻ると、チャネルプロセッサ220は、第2の複素信号に関連付けられた位相成分と共通した位相成分を除去するように第1の複素信号を処理し、それによって処理済みの第1の複素信号を作成するように構成される。
一実施形態において、チャネルプロセッサ220は、以下の関係式(2)に従って、処理済みの第1の複素信号を作成する。
Figure 2020511829
ここで、
Figure 2020511829
は、処理済みの第1の複素信号であり、xrx1は、第1の複素信号であり、xrx2は、第2の複素信号であり、arg(・)は、所与の複素数の複素引数を表す。
別の実施形態では、チャネルプロセッサ220は、第1の複素信号に関連付けられた位相成分と共通の位相成分を除去するために第2の複素信号を処理し、それによって処理済みの第2の複素信号を生成する。さらに、チャネルプロセッサ220は、以下の関係式(3)に従って処理済みの第2の複素信号を作成する。
Figure 2020511829
ここで、
Figure 2020511829
は、処理済みの第2の複素信号であり、xrx1は、第1の複素信号であり、xrx2は、第2の複素信号であり、arg(・)は、所与の複素数の複素引数を表す。
更に別の実施形態では、チャネルプロセッサ220は、第1の複素信号及び第2の複素信号と共通の位相成分を除去するために第1の複素信号及び第2の複素信号を処理し、それによって、処理済みの合成複素信号を作成する。さらに、チャネルプロセッサ220は、以下の関係式(4)に従って処理済みの合成複素信号を作成する。
Figure 2020511829
ここで、
Figure 2020511829
は、処理済みの合成複素信号であり、xrx1は、第1の複素信号であり、xrx2 は、第2の複素信号の複素共役であり、arg(・)は、所与の複素数の複素引数を表す。
さらに、マルチパスチャネルがNLOS状態にあるとき、第1のクラスター係数はゼロ平均複素ガウス過程に対応する一方で、LOS状態にあるとき、第1のクラスター係数は、複素平均(上記を参照して、A×e−jγ)を有する複素ガウス過程に対応することが留意されている。したがって、LOS/NLOSチャネル状態の識別は、ガウス雑音における未知の複素定数レベル、すなわち、チャネル推定に起因した高速フェージング及び付加雑音の検出に基づくことができると結論付けられている。
仮説検定を用いてその識別を行うことができることがわかっている。その場合、検定される現象は、送信機及び受信機がLOS状態にあるか否かである。上記は、2つの仮説として再定式化することができる。
H0=NLOS状態仮説、及び
H1=LOS状態仮説。
上記に基づいて、観測値の集合の正規化平均に対し動作するコヒーレント一般化尤度比検定(GLRT)アルゴリズムに基づいて仮説検定を行うことが提案される。
再び図2を参照すると、統計仮説検定ユニット230が、処理済みの複素信号(すなわち、処理済みの第1の複素信号、処理済みの第2の複素信号及び/又は処理済みの合成複素信号)にコヒーレントGLRTアルゴリズムを適用して、LOS状態又はNLOS状態を識別するように構成される。
一実施形態において、統計仮説検定ユニット230は、以下の関係式(5)によるコヒーレントGLRTアルゴリズムを適用する。
Figure 2020511829
ここで、Nは、受信される非周期信号の数であり、xは、処理済みの複素信号であり、H0はNLOS仮説であり、H1はLOS仮説であり、σは所定の閾値である。一例において、閾値σは、受信機動作特性(ROC)曲線の決定から得られる。ここで、ROC曲線は、所与の信号対雑音比(SNR)についての検出の確率(Pd)対誤警報の確率(Pfa)のプロットである。検出の確率(Pd)は、イベント「1」が生じたとして、「1」が真であると述べる確率である。誤警報の確率(Pfa)は、「0」イベントが生じたとして、「1」が真であると述べる確率である。本発明において、例えば、「1」イベントはLOS状態を示し、「0」イベントはNLOS状態を示す。別の例において、「1」イベントはNLOS状態を示し、「0」イベントはLOS状態を示す。
関係式(5)の仮説判断基準は、検討される測定窓にわたって処理済みの複素信号間で変動するランダム位相φ成分を除去するように定義される。着想は、実数部分及び虚数部分における第1のクラスターの振幅を平均化することである。複素平面では、これは、ベクトルの重ね合わせとして示され得る。ここで、各ベクトルは、各処理済みの複素信号の実数/虚数振幅によって定義される。その場合、処理済みの複素信号の振幅平均の絶対値をとる、関係式(5)の仮説判断基準の分子は、複素平面において、上記ベクトルの重ね合わせの長さに対応する。さらに、二等分線到来角θは、検討される測定窓にわたって一定であることが仮定される。
別の実施形態では、統計仮説検定ユニット230は、処理済みの複素信号を記憶するメモリユニット231を備え、メモリユニット231は、GLRTアルゴリズムを適用した後に、所定の数の処理済みの複素信号を破棄するように構成される。一実施形態において、メモリユニット231は、一度に第1の所定の数の処理済みの複素信号を記憶し、新たな処理済み複素信号を記憶する前に、第2の所定の数の処理済みの複素信号を破棄するように構成された、先入れ先出し(FIFO)メモリである。一例において、第1の所定の数及び第2の所定の数は、異なる値を有する。例えば、第1の所定の数は10に等しく、第2の所定の数は、2に等しい。この場合、2つの新たな処理済みの複素信号がメモリユニット231に記憶されることになって以降、以前に記憶された2つの最も古い処理済みの複素信号がメモリユニット231から破棄される。別の例では、第1の所定の数及び第2の所定の数は同じ値である。例えば、第1の所定の数及び第2の所定の数は共に10に等しい。その場合、10個の新たに処理される複素信号がメモリユニット231に記憶されることになって以降、以前に記憶された全ての処理済みの複素信号がメモリユニット231から破棄される。
車両通信システム100におけるような車両通信の状況において、アンテナ201、202において受ける二等分線到来角θは、ノード120b及び120cのうちの少なくとも一方の動きに従って時間とともに変動することが多くの場合に生じる。このため、ノード120b及び120cは、互いに対し相対的に動くように構成されるので、受信される各非周期信号は、異なる二等分線到来角θを有する場合がある。この変動は、コヒーレントGLRTアルゴリズムの性能に対し劇的な影響を有する場合がある。実際に、関係式(5)に示すようなコヒーレントGLRTアルゴリズムの分子は、二等分線到来角θの変動に起因して位相の変動を被る場合がある複素振幅の和を定義する。
しかしながら、かなり低い速度を基準とした、ノード120b及び120cの角速度等の物理的制約に起因して、アンテナ201、202のアレイにおいて受ける二等分線到来角θは、通常、数百ミリ秒の持続時間を有する測定窓(N個のサンプル)にわたって時間と共に低速に変化する。GLRTアルゴリズムを適用する前に、処理済みの複素信号における到来角θの変動を補うことが有利であろう。
可能な解決策は、非周期信号が、ノード120cによって複数の時点において散発的に受信されることを考慮に入れる必要がある。したがって、処理済みの複素信号に対し複数の時点において回帰分析を行い、複数の時点の関数として処理済みの複素信号の二等分線到来角θの変動を記述する「最良適合」回帰曲線を得ることが提案される。曲線当てはめとしても知られる回帰分析は、一連のデータ点のための「最良適合」直線又は曲線を求めるのに用いられる統計的技法であることを想起されたい。最終的に、複数の時点の関数として処理済みの複素信号に関連付けられた「最良適合」直線又は曲線を得た後、「最良適合」直線又は曲線に複数の時点を適用することにより得られる二等分線到来角θの変動に基づいて処理済みの複素信号を修正することによりこれらの変動を補償することが提案される。一例において、処理済みの複素信号から抽出された位相成分に対し回帰分析が行われる。その例において、次に、二等分線到来角θの変動の結果として生じる位相変動を得るために、「最良適合」直線又は曲線が、複数の時点に適用される。次に、処理済みの複素信号から抽出された位相成分を補償するために位相変動が用いられる。最終的に、補償された位相成分は、GLRTアルゴリズムに適用する前に、処理済みの複素信号内に再導入される。別の例では、回帰分析は、処理済みの複素信号の実数部及び虚数部に対し別個に行われる。次に、元のサンプルを補償するために用いられる位相は、複数の時点において、当てはめられた対(I/Q)の位相として推定される。
再び図2を参照すると、装置200は、曲線当てはめ部(curve fitter)240を更に備える。曲線当てはめ部240は、処理済みの複素信号(すなわち、処理済みの第1の複素信号、処理済みの第2の複素信号及び/又は処理済みの合成複素信号)に曲線当てはめアルゴリズムを適用し、それによって、処理済みの複素信号の位相成分の経時的な変動を定義する最良適合曲線を生成するように構成される。例えば、最小二乗アルゴリズム、加重最小二乗アルゴリズム、ロバスト最小二乗アルゴリズム、非線形最小二乗アルゴリズム及びスプラインアルゴリズムに基づく曲線当てはめアルゴリズム等の、従来の曲線当てはめアルゴリズムを検討することができる。図4は、複数の処理済みの複素信号420から得られた例示的な最良適合多項式曲線410を示す。さらに、チャネルプロセッサ220は、複数の時点に基づいて、最良適合曲線から位相補償された処理済みの複素信号を推定するように更に構成される。最終的に、統計仮説検定ユニット230は、位相補償された処理済みの複素信号にコヒーレントGLRTアルゴリズムを適用するように更に構成される。
車両通信100のために適合され、装置200を備える受信機も特許請求される。
さらに、図5に示すように、提案される解決策の実施形態は、既に上述したように、車両通信100のマルチパスチャネルにおける見通し線LOS状態及びNLOS状態を識別する方法500においても実施することができる。そのような方法は、
S510において、複数の時点の各々において、第1のアンテナ及び第2のアンテナにおいて受信された各非周期信号にそれぞれ関連付けられた第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値を推定することあって、第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値の各々は、クラスターに配置されたマルチパス成分を有することと、
S520において、第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値の各々におけるマルチパス成分のクラスターを識別することであって、識別されるクラスターは、残りのクラスターよりも時間的に早く受信されることと、
S530において、複素振幅成分及び1つ以上の複素位相成分を含む、識別されたクラスターの各々の複素表現を生成することであって、それによって第1の複素信号及び第2の複素信号を生成することと、
S540において、第2の複素信号に関連付けられた位相成分と共通した位相成分を除去するために第1の複素信号を処理することであって、それによって処理済みの第1の複素信号を作成することと、
S550において、コヒーレント一般化尤度比検定(GLRT)アルゴリズムを処理済みの複素信号に適用して、LOS状態又はNLOS状態を識別することと、
を含むことができる。
本方法の実施形態において、識別することは、クラスターの到達時間を推定することを含む。
本方法の1つの実施形態において、処理することは、以下の関係式に従って、処理済みの第1の複素信号を作成することを含み、
Figure 2020511829
ここで、
Figure 2020511829
は、処理済みの第1の複素信号であり、xrx1は、第1の複素信号であり、xrx2は、第2の複素信号である。
本方法の代替的な実施形態において、処理することは、
第1の複素信号に関連付けられた位相成分と共通した位相成分を除去するために第2の複素信号を処理し、それによって処理済みの第2の複素信号を作成することと、
以下の関係式に従って、処理済みの第2の複素信号を作成することであって、
Figure 2020511829
ここで、
Figure 2020511829
は、処理済みの第2の複素信号であり、xrx1は、第1の複素信号であり、xrx2は、第2の複素信号であることと、
を含む。
本方法の別の実施形態において、処理することは、
第1の複素信号及び第2の複素信号において共通した位相成分を除去するために第1の複素信号及び第2の複素信号を処理し、それによって処理済みの合成信号を作成することと、
以下の関係式に従って、処理済みの合成複素信号を作成することであって、
Figure 2020511829
ここで、
Figure 2020511829
は、処理済みの合成複素信号であり、xrx1は、第1の複素信号であり、xrx2 は、第2の複素信号の複素共役であることと、
を含む。
本方法の実施形態において、コヒーレントGLRTアルゴリズムは、以下の関係式に従って求められ、
Figure 2020511829
ここで、Nは受信される非周期信号の数であり、xは処理済みの複素信号であり、H0はNLOS仮説であり、H1はLOS仮説であり、σは所定の閾値である。
本方法の他の実施形態において、GLRTアルゴリズムを適用することの後に、所定の数の処理済みの複素信号を破棄することを更に含む。
本方法の1つの実施形態において、処理済みの複素信号に曲線当てはめアルゴリズムを適用し、それによって、処理済みの複素信号の位相成分の経時的な変動を定義する最良適合曲線を生成することと、
複数の時点に基づいて、最良適合曲線から位相補償された処理済みの複素信号を推定することと、
位相補償された処理済みの複素信号にコヒーレントGLRT適用することと、
が更に含まれる。
また、上記で提案された方法は、非一時的コンピューター可読記憶媒体において具現化されたコンピュータープログラムによって実行することができる。
上述の詳細において、提案された解決策は、この提案された解決策の実施形態の特定の例に関して記載されてきた。しかしながら、添付の特許請求の範囲において言及される、提案された解決策のより広い範囲から逸脱することなく、種々の変更及び変形を加えることができることが明らかとなるであろう。

Claims (16)

  1. 互いに対し相対的に動くように構成された、少なくとも送信ノード(120b)及び受信ノード(120c)を備える車両通信システム(100)のマルチパスチャネルにおける見通し線(LOS)状態及び非見通し線(NLOS)状態を識別する装置(200)であって、前記送信ノードは、複数の非周期信号を送信するように構成され、前記受信ノードは、複数の時点において前記複数の非周期信号を受信するように構成され、分離距離だけ分離されるとともに相互に同期するように構成された第1のアンテナ及び第2のアンテナを備え、前記装置は、
    前記複数の時点の各々において、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナにおいて受信された各非周期信号にそれぞれ関連付けられた第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値を推定するチャネル推定器(210)であって、前記第1のチャネル推定値及び前記第2のチャネル推定値の各々は、クラスターに配置されたマルチパス成分を含む、チャネル推定器と、
    チャネルプロセッサ(220)であって、
    前記第1のチャネル推定値及び前記第2のチャネル推定値の各々におけるマルチパス成分のクラスターを識別し、前記識別されるクラスターは、残りのクラスターよりも時間的に早く受信され、
    複素振幅成分及び1つ以上の複素位相成分を含む、前記識別されたクラスターの各々の複素表現を生成し、それによって第1の複素信号及び第2の複素信号を生成し、
    前記第2の複素信号に関連付けられた位相成分と共通した位相成分を除去するために前記第1の複素信号を処理し、それによって処理済みの第1の複素信号を作成する、チャネルプロセッサと、
    コヒーレント一般化尤度比検定(GLRT)アルゴリズムを前記処理済みの複素信号に適用して、LOS状態又はNLOS状態を識別する統計仮説検定ユニット(230)と、
    を備える、装置。
  2. 前記チャネルプロセッサは、前記クラスターの到達時間を推定するように更に構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記チャネルプロセッサは、以下の関係式に従って、前記処理済みの第1の複素信号を作成するように更に構成され、
    Figure 2020511829
    ここで、
    Figure 2020511829
    は、前記処理済みの第1の複素信号であり、xrx1は、前記第1の複素信号であり、xrx2は、前記第2の複素信号である、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記チャネルプロセッサは、
    前記第1の複素信号に関連付けられた位相成分と共通した位相成分を除去するために前記第2の複素信号を処理し、それによって処理済みの第2の複素信号を作成し、
    以下の関係式に従って、前記処理済みの第2の複素信号を作成するように更に構成され、
    Figure 2020511829
    ここで、
    Figure 2020511829
    は、前記処理済みの第2の複素信号であり、xrx1は、前記第1の複素信号であり、xrx2は、前記第2の複素信号である、請求項1又は2に記載の装置。
  5. 前記チャネルプロセッサは、
    前記第1の複素信号及び前記第2の複素信号において共通した位相成分を除去するために前記第1の複素信号及び前記第2の複素信号を処理し、それによって処理済みの合成信号を作成し、
    以下の関係式に従って、前記処理済みの合成複素信号を作成するように更に構成され、
    Figure 2020511829
    ここで、
    Figure 2020511829
    は、前記処理済みの合成複素信号であり、xrx1は、前記第1の複素信号であり、xrx2 は、前記第2の複素信号の複素共役である、請求項1又は2に記載の装置。
  6. 統計仮説検定ユニットは、前記コヒーレントGLRTアルゴリズムを、以下の関係式に従って求めるように更に構成され、
    Figure 2020511829
    ここで、Nは受信される非周期信号の数であり、xは前記処理済みの複素信号であり、H0はNLOS仮説であり、H1はLOS仮説であり、σは所定の閾値である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記統計仮説検定ユニットは、前記処理済みの複素信号を記憶するメモリユニット(231)を備え、前記メモリユニットは、前記GLRTアルゴリズムを適用した後に、所定の数の処理済みの複素信号を破棄するように構成される、請求項6に記載の装置。
  8. 前記処理済みの複素信号に曲線当てはめアルゴリズムを適用し、それによって、前記処理済みの複素信号の前記位相成分の経時的な変動を定義する最良適合曲線を生成する曲線当てはめ部(240)を更に備え、
    前記チャネルプロセッサは、前記複数の時点に基づいて、前記最良適合曲線から位相補償された処理済みの複素信号を推定するように更に構成され、
    前記統計仮説検定ユニットは、前記位相補償された処理済みの複素信号に前記コヒーレントGLRTを適用するように更に構成される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 互いに対し相対的に動くように構成された、少なくとも送信ノード(120b)及び受信ノード(120c)を備える車両通信システム(100)のマルチパスチャネルにおける見通し線(LOS)状態及び非見通し線(NLOS)状態を識別する方法(500)であって、前記送信ノードは、複数の非周期信号を送信するように構成され、前記受信ノードは、複数の時点において前記複数の非周期信号を受信するように構成され、分離距離だけ分離されるとともに相互に同期するように構成された第1のアンテナ及び第2のアンテナを備え、前記方法は、
    前記複数の時点の各々において、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナにおいて受信された各非周期信号にそれぞれ関連付けられた第1のチャネル推定値及び第2のチャネル推定値を推定すること(510)であって、前記第1のチャネル推定値及び前記第2のチャネル推定値の各々は、クラスターに配置されたマルチパス成分を有することと、
    前記第1のチャネル推定値及び前記第2のチャネル推定値の各々におけるマルチパス成分のクラスターを識別すること(520)であって、前記識別されるクラスターは、残りのクラスターよりも時間的に早く受信されることと、
    複素振幅成分及び1つ以上の複素位相成分を含む、前記識別されたクラスターの各々の複素表現を生成すること(530)であって、それによって第1の複素信号及び第2の複素信号を生成することと、
    前記第2の複素信号に関連付けられた位相成分と共通した位相成分を除去するために前記第1の複素信号を処理すること(540)であって、それによって処理済みの第1の複素信号を作成することと、
    コヒーレント一般化尤度比検定(GLRT)アルゴリズムを前記処理済みの複素信号に適用して(550)、LOS状態又はNLOS状態を識別することと、
    を含む、方法。
  10. 前記識別することは、前記クラスターの到達時間を推定することを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記処理することは、以下の関係式に従って、前記処理済みの第1の複素信号を作成することを含み、
    Figure 2020511829
    ここで、
    Figure 2020511829
    は、前記処理済みの第1の複素信号であり、xrx1は、前記第1の複素信号であり、xrx2は、前記第2の複素信号である、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記処理することは、
    前記第1の複素信号に関連付けられた位相成分と共通した位相成分を除去するために前記第2の複素信号を処理し、それによって処理済みの第2の複素信号を作成することと、
    以下の関係式に従って、前記処理済みの第2の複素信号を作成することであって、
    Figure 2020511829
    ここで、
    Figure 2020511829
    は、前記処理済みの第2の複素信号であり、xrx1は、前記第1の複素信号であり、xrx2は、前記第2の複素信号であることと、
    を含む、請求項9又は10に記載の方法。
  13. 前記処理することは、
    第1の複素信号及び第2の複素信号において共通した位相成分を除去するために第1の複素信号及び第2の複素信号を処理し、それによって処理済みの合成信号を作成することと、
    以下の関係式に従って、前記処理済みの合成複素信号を作成することであって、
    Figure 2020511829
    ここで、
    Figure 2020511829
    は、前記処理済みの合成複素信号であり、xrx1は、前記第1の複素信号であり、xrx2 は、前記第2の複素信号の複素共役であることと、
    を含む、請求項9又は10に記載の方法。
  14. 前記コヒーレントGLRTアルゴリズムは、以下の関係式に従って求められ、
    Figure 2020511829
    ここで、Nは受信される非周期信号の数であり、xは前記処理済みの複素信号であり、H0はNLOS仮説であり、H1はLOS仮説であり、σは所定の閾値である、請求項9〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記GLRTアルゴリズムを適用することの後に、所定の数の処理済みの複素信号を破棄することを更に含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記処理済みの複素信号に曲線当てはめアルゴリズムを適用し、それによって、前記処理済みの複素信号の前記位相成分の経時的な変動を定義する最良適合曲線を生成することと、
    前記複数の時点に基づいて、前記最良適合曲線から位相補償された処理済みの複素信号を推定することと、
    前記位相補償された処理済みの複素信号に前記コヒーレントGLRTを適用することと、
    を更に含む、請求項9〜15のいずれか一項に記載の方法。
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