以下、3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)または3GPP LTE−A(LTE−Advanced)に基づいて本発明が適用されることを記述する。これは例示に過ぎず、本発明は、多様な無線通信システムに適用されることができる。以下、LTEとは、LTE及び/またはLTE−Aを含む。
本明細書で使われる技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定するものではないことに留意しなければならない。また、本明細書で使われる技術的用語は、本明細書で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者により一般的に理解される意味で解釈されなければならず、過度に包括的な意味または過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本明細書で使われる技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない技術的用語である場合、当業者が正確に理解することができる技術的用語に変えて理解しなければならない。また、本発明で使われる一般的な用語は、辞書の定義によってまたは前後の文脈によって解釈されなければならず、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。
また、本明細書で使われる単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、“構成される”または“有する”などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ず全て含むと解釈されてはならず、そのうち一部の構成要素または一部のステップは含まないこともあり、または追加的な構成要素またはステップをさらに含むこともあると解釈されなければならない。
また、本明細書で使われる第1及び第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使われることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはならない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
一構成要素が他の構成要素に“連結されている”または“接続されている”と言及された場合、該当する他の構成要素に直接的に連結されており、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもある。それに対し、一構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”または“直接接続されている”と言及された場合、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。
以下、添付図面を参照して本発明による好ましい実施例を詳細に説明し、図面符号に関係なしに同じまたは類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重なる説明は省略する。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本発明の思想を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面により本発明の思想が制限されると解釈されてはならないことに留意しなければならない。本発明の思想は、添付図面の外に全ての変更、均等物乃至代替物にまで拡張されると解釈されなければならない。
以下で使われる用語である基地局は、一般的に無線機器と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNodeB(evolved−NodeB)、eNB(evolved− NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。
また、以下で使われる用語であるUE(User Equipment)は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、機器(Device)、無線機器(Wireless Device)、端末(Terminal)、MS(mobile station)、UT(user terminal)、SS(subscriber station)、MT(mobile terminal)等、他の用語で呼ばれることもある。
以下、3GPP(3rd Generation Partnership Project)3GPP LTE(long term evolution)または3GPP LTE−A(LTE−Advanced)に基づいて本発明が適用されることを記述する。これは例示に過ぎず、本発明は、多様な無線通信システムに適用されることができる。以下、LTEとは、LTE及び/またはLTE−Aを含む。
本明細書で使われる技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定するものではないことに留意しなければならない。また、本明細書で使われる技術的用語は、本明細書で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者により一般的に理解される意味で解釈されなければならず、過度に包括的な意味または過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本明細書で使われる技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない技術的用語である場合、当業者が正確に理解することができる技術的用語に変えて理解しなければならない。また、本発明で使われる一般的な用語は、辞書の定義によってまたは前後の文脈によって解釈されなければならず、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。
また、本明細書で使われる単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、“構成される”または“有する”などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ず全て含むと解釈されてはならず、そのうち一部構成要素または一部ステップは含まないこともあり、または追加的な構成要素またはステップをさらに含むこともあると解釈されなければならない。
また、本明細書で使われる第1及び第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使われることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはならない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
一構成要素が他の構成要素に“連結されている”または“接続されている”と言及された場合、該当他の構成要素に直接的に連結されており、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもある。それに対し、一構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”または“直接接続されている”と言及された場合、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。
以下、添付図面を参照して本発明による好ましい実施例を詳細に説明し、図面符号に関係なしに同じまたは類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重なる説明は省略する。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本発明の思想を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面により本発明の思想が制限されると解釈されてはならないことに留意しなければならない。本発明の思想は、添付図面外に全ての変更、均等物乃至代替物にまで拡張されると解釈されなければならない。
以下で使われる用語である基地局は、一般的に無線機器と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNodeB(evolved−NodeB)、eNB(evolved− NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。
また、以下で使われる用語であるUE(User Equipment)は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、機器(Device)、無線機器(Wireless Device)、端末(Terminal)、MS(mobile station)、UT(user terminal)、SS(subscriber station)、MT(mobile terminal)等、他の用語で呼ばれることもある。
図1は、無線通信システムである。
図1を参照して分かるように、無線通信システムは、少なくとも一つの基地局(base station、BS)20を含む。各基地局20は、特定の地理的領域(一般的にセルという)20a、20b、20cに対して通信サービスを提供する。また、セルは、複数の領域(セクターという)に分けられる。
UEは、通常、一つのセルに属し、UEが属するセルをサービングセル(serving cell)という。サービングセルに対して通信サービスを提供する基地局をサービング基地局(serving BS)という。無線通信システムは、セルラーシステム(cellular system)であるため、サービングセルに隣接する他のセルが存在する。サービングセルに隣接する他のセルを隣接セル(neighbor cell)という。隣接セルに対して通信サービスを提供する基地局を隣接基地局(neighbor BS)という。サービングセル及び隣接セルは、UEを基準にして相対的に決定される。
以下、ダウンリンクは、基地局20からUE10への通信を意味し、アップリンクは、UE10から基地局20への通信を意味する。ダウンリンクにおいて、送信機は基地局20の一部分であり、受信機はUE10の一部分である。アップリンクにおいて、送信機はUE10の一部分であり、受信機は基地局20の一部分である。
一方、無線通信システムは、大きく、FDD(frequency division duplex)方式とTDD(time division duplex)方式とに分けられる。FDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が互いに異なる周波数帯域を占めて行われる。TDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が同じ周波数帯域を占めて互いに異なる時間に行われる。TDD方式のチャネル応答は、実質的に相互的(reciprocal)である。これは与えられた周波数領域でダウンリンクチャネル応答とアップリンクチャネル応答がほぼ同じであるということを意味する。したがって、TDDに基づく無線通信システムにおいて、ダウンリンクチャネル応答は、アップリンクチャネル応答から得られることができるという長所がある。TDD方式は、全体の周波数帯域をアップリンク送信とダウンリンク送信が時分割するため、基地局によるダウンリンク送信とUEによるアップリンク送信が同時に実行されることができない。アップリンク送信とダウンリンク送信がサブフレーム単位で区分されるTDDシステムにおいて、アップリンク送信とダウンリンク送信は、互いに異なるサブフレームで実行される。
以下、LTEシステムに対し、より詳細に説明する。
図2は、3GPP LTEにおいて、FDDによる無線フレーム(radio frame)の構造を示す。
図2を参照すると、無線フレームは、10個のサブフレーム(subframe)を含み、一つのサブフレームは、2個のスロット(slot)を含む。無線フレーム内のスロットは、0から19までのスロット番号が付けられる。一つのサブフレームの送信にかかる時間を送信時間区間(Transmission Time interval:TTI)という。TTIは、データ送信のためのスケジューリング単位である。例えば、一つの無線フレームの長さは10msであり、一つのサブフレームの長さは1msであり、一つのスロットの長さは0.5msである。
無線フレームの構造は、例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数またはサブフレームに含まれるスロットの数等は、多様に変更されることができる。
一方、一つのスロットは、複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含むことができる。一つのスロットにいくつかのOFDMシンボルが含まれるかは、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix:CP)によって変わることができる。
一つのスロットは、周波数領域(frequency domain)でNRB個のリソースブロック(RB)を含む。例えば、LTEシステムにおいてリソースブロック(RB)の個数、すなわち、NRBは、6〜110のうち、いずれか一つでありうる。
リソースブロック(resource block:RB)は、リソース割当単位に、一つのスロットで複数の副搬送波を含む。例えば、一つのスロットが時間領域で7個のOFDMシンボルを含み、リソースブロックは、周波数領域で12個の副搬送波を含むならば、一つのリソースブロックは、7×12個のリソース要素(resource element:RE)を含むことができる。
3GPP LTEにおいて物理チャネルは、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)とPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、及び制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)、並びにPUCCH(Physical Uplink Control Channel)に分けることができる。
アップリンクチャネルは、PUSCH、PUCCH、SRS(Sounding Reference Signal)、PRACH(Physical Random Access Channel)を含む。
図3は、3GPP LTEにおいてTDDによるダウンリンク無線フレームの構造を示す。
これは、3GPP TS 36.211 V10.4.0(2011−12)「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation(Release10)」の4節を参照でき、TDD(Time Division Duplex)のためのものである。
インデックス#1とインデックス#6を有するサブフレームは、スペシャルサブフレームといい、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、GP(Guard Period)、及びUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)を含む。DwPTSは、UEにおける初期セル探索、同期化、またはチャネル推定に使用される。UpPTSは、基地局におけるチャネル推定とUEのアップ送信同期を合わせるのに使用される。GPは、アップリンクとダウンリンクとの間で、ダウンリンク信号の多重経路遅延のため、アップリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
TDDでは、一つの無線フレームにDL(downlink)サブフレームとUL(Uplink)サブフレームとが共存する。表1は、無線フレームの設定(configuration)の一例を表す。
「D」は、DLサブフレーム、「U」は、ULサブフレーム、「S」は、スペシャルサブフレームを表す。基地局からUL−DLの設定を受信すれば、UEは、無線フレームの設定によってどのサブフレームがDLサブフレームまたはULサブフレームであるかが分かる。
<キャリアアグリゲーション>
これから、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation:CA)システムについて説明する。
キャリアアグリゲーションシステムは、複数のコンポーネントキャリア(component carrier:CC)を集成することを意味する。このようなキャリアアグリゲーションによって、既存のセルの意味が変更された。キャリアアグリゲーションによれば、セルとは、ダウンリンクコンポーネントキャリアとアップリンクコンポーネントキャリアとの組み合わせ、または単独のダウンリンクコンポーネントキャリアを意味できる。
また、キャリアアグリゲーションにおいてセルは、プライマリセル(primary cell)とセカンダリセル(secondary cell)、サービングセル(serving cell)に区分されることができる。プライマリセルは、プライマリ周波数で動作するセルを意味し、NB IoT機器がこの基地局との初期接続確立過程(initial connection establishment procedure)または接続再確立過程を行うセル、またはハンドオーバー過程でプライマリセルに指示されたセルを意味する。セカンダリセルは、セカンダリ周波数で動作するセルを意味し、一応、RRC接続が確立されれば設定され、追加的な無線リソースを提供するのに使用される。
上述したように、キャリアアグリゲーションシステムでは、単一搬送波システムと異なり、複数のコンポーネントキャリア(CC)、すなわち、複数のサービングセルを支援できる。
このようなキャリアアグリゲーションシステムは、クロスキャリアスケジューリングを支援できる。クロスキャリアスケジューリング(cross−carrier scheduling)は、特定コンポーネントキャリアを介して送信されるPDCCHによって他のコンポーネントキャリアを介して送信されるPDSCHのリソース割当及び/又は前記特定コンポーネントキャリアと基本的にリンクされているコンポーネントキャリア以外の他のコンポーネントキャリアを介して送信されるPUSCHのリソース割当が可能なスケジューリング方法である。
<IoT(Internet of Things)通信>
一方、以下、IoTについて説明することとする。
図4Aは、IoT(Internet of Things)通信の一例を示す。
IoTは、人間の相互作用(human interaction)を伴わないIoT機器100間で基地局200を介した情報交換又はIoT機器100とサーバー700との間で基地局200を介した情報交換を言う。このように、IoT通信がセルラー基地局を介するという点で、CIoT(Cellular Internet of Things)とも呼ぶ。
このようなIoT通信は、MTC(Machine Type communication)の一種である。従って、IoT機器をMTC機器とも呼ぶ。
IoTサービスは、従来の人間が介入される通信におけるサービスと差別化され、追跡(tracking)、計量(metering)、支払い(payment)、医療分野のサービス、遠隔調整等の多様な範疇のサービスが含まれ得る。例えば、IoTサービスには、計量器検針、水位測定、監視カメラの活用、自販機の在庫報告等が含まれ得る。
IoT通信は送信のデータ量が少なく、アップ又はダウンリンクデータの送受信がまれに発生するという特徴を有するので、低いデータ送信率に合わせてIoT機器100の単価を下げて、バッテリーの消費量を減らすことが好ましい。また、IoT機器100は、移動性が少ないという特徴を有するので、チャネル環境が殆ど変わらない特性を有している。
図4Bは、IoT機器のためのセルのカバレッジの拡張又は増大の例示である。
最近では、IoT機器100のために基地局のセルのカバレッジを拡張又は増大することを考慮しており、セルのカバレッジの拡張又は増大のための多様な技法が議論されている。
しかし、セルのカバレッジが拡張又は増大する場合、基地局が前記カバレッジの拡張(coverage extension:CE)又はカバレッジの増大(coverage enhancement:CE)地域に位置するIoT機器にダウンリンクチャネルを送信すると、前記IoT機器はこれを受信するのに困難をきたすことになる。同様に、CE地域に位置するIoT機器がアップリンクチャネルをそのまま送信すると、基地局はこれを受信するのに困難をきたすことになる。
このような問題点を解決するために、ダウンリンクチャネル又はアップリンクチャネルが多数のサブフレーム上で繰り返されて送信され得る。このように、多数のサブフレーム上で繰り返してアップリンク/ダウンリンクチャネルを送信することを束(bundle)送信という。
図4Cは、ダウンリンクチャネルの束を送信する例を示した例示図である。
図4Cを参照して分かるように、基地局はカバレッジの拡張領域に位置するIoT機器100にダウンリンクチャネル(例えば、PDCCH及び/又はPDSCH)を多数のサブフレーム(例えば、N個のサブフレーム)上で繰り返して送信する。
そうすると、前記IoT機器又は基地局はダウンリンク/アップリンクチャネルの束を多数のサブフレーム上で受信し、束の一部又は全体をデコーディングすることによって、デコーディングの成功率を高めることができる。
図5A及び図5Bは、IoT機器が動作する副帯域の例を示す例示図である。
IoT機器のコスト削減(low−cost)のための一つの案として、図5Aに示されたように、セルのシステム帯域幅と関係なく、前記IoT機器は、例えば1.4MHz程度の副帯域(副帯域)を使用することができる。
このとき、このようなIoT機器が動作する副帯域の領域は、図5Aに示されたように、前記セルのシステム帯域幅の中心領域(例えば、中央の6個のPRB)に位置してもよい。
或いは、図5Bに示されたように、IoT機器間のサブフレーム内の多重化のために、IoT機器の副帯域を一つのサブフレームに多数個置いて、IoT機器間で異なる副帯域を使用することができる。このとき、多くのIoT機器は、前記セルのシステム帯域の中心領域(例えば、中央の6個のPRB)ではなく、異なる副帯域を使用してもよい。
このように、縮小された帯域幅上で動作するIoT通信をNB(Narrow Band)IoT通信又はNB CIoT通信と呼び得る。
図6は、NB−IoTのために使用され得る時間リソースをM−フレームの単位で示した例を示す。
図6を参照すると、NB−IoTのために使用され得るフレームはM−フレームと呼ばれてもよく、長さは例示的に60msであってもよい。また、NB IoTのために使用され得るサブフレームは、M−サブフレームと呼ばれてもよく、長さは例示的に6msであってもよい。従って、M−フレームは10個のM−サブフレームを含み得る。
各M−サブフレームは2個のスロットを含んでもよく、各スロットは例示的に3msであってもよい。
しかし、図6に示されたところと異なり、NB IoTのために使用され得るスロットは、2msの長さを有してもよく、それによって、サブフレームは4msの長さを有し、フレームは40msの長さを有してもよい。これについては、図6を参照してより具体的に説明する。
図7は、NB IoTのために使用され得る時間リソースと周波数リソースを示した別の例示図である。
図7を参照すると、NB−IoTのアップリンクでスロット上に送信された物理チャネル又は物理信号は、時間領域(time domain)でNsymb UL個のSC−FDMAシンボルを含み、周波数領域(frequency domain)でNsc UL個の副搬送波(subcarriers)を含む。アップリンクの物理チャネルは、NPUSCH(Narrowband Physical Uplink Shared Channel)及びNPRACH(Narrowband Physical Random Access Channel)に分けられる。また、NB−IoTにおける物理信号は、NDMRS(Narrowband DeModulation Reference Signal)になり得る。
NB−IoTにおいて、Tslotスロットの間のNsc UL個の副搬送波のアップリンク帯域幅は次の通りである。
NB−IoTにおいて、リソースグリッドの各リソース要素(RE)は時間領域と周波数領域を指示するk=0、…、Nsc UL−1であり、l=0、…、Nsymb UL−1であるとき、スロット内でインデックス対(k、l)で定義され得る。
NB−IoTにおいて、ダウンリンクの物理チャネルは、NPDSCH(Narrowband Physical Downlink Shared Channel)、NPBCH(Narrowband Physical Broadcast Channel)、NPDCCH(Narrowband Physical Downlink Control Channel)を含む。また、下り物理信号は、NRS(Narrowband reference signal)、NSS(Narrowband synchronization signal)、及びNPRS(Narrowband positioning reference signal)を含む。前記NSSは、NPSS(Narrowband primary synchronization signal)とNSSS(Narrowband secondary synchronization signal)を含む。
一方、NB−IoTは、低複雑度(low−complexity)/低コスト(low−cost)によって縮小された帯域幅(即ち、狭帯域)を用いる無線機器のための通信方式である。このようなNB−IoT通信は、前記縮小された帯域幅上で数多くの無線機器を接続可能にすることを目標としている。さらに、NB−IoT通信は、既存のLTE通信におけるセルのカバレッジよりもさらに広いセルのカバレッジを支援することを目標としている。
一方、前記縮小された帯域幅を有する搬送波は、前記表1を参照して分かるように、副搬送波の間隔(subcarrier spacing)が15kHzである場合、一つのPRBのみを含む。即ち、NB−IoT通信は、一つのPRBのみを用いて行われ得る。ここで、無線機器が基地局からNPSS/NSSS/NPBCH/SIB−NBが送信されると仮定し、これを受信するために接続するPRBをアンカーPRB(或いはアンカー搬送波)と呼び得る。一方、前記無線機器は、前記アンカーPRB(或いはアンカー搬送波)以外に、基地局からさらにPRBを割り当てられ得る。ここで、前記更なるPRBのうち、前記無線機器が前記基地局からNPSS/NSSS/NPBCH/SIB−NBの受信を期待しないPRBを非アンカーPRB(或いは非アンカー搬送波)と呼び得る。
<次世代移動通信のネットワーク>
第4世代移動通信のためのLTE(long term evolution)/LTE−Advanced(LTE−A)の成功に支えられて、次世代、即ち、第5世代(所謂5G)移動通信に対する関心も高まっており、研究も続々と進められている。
国際電気通信連合(ITU)が定義する第5世代移動通信は、最大20Gbpsのデータ伝送速度と、どこでも最小100Mbps以上の体感伝送速度を提供することを言う。正式な名称は‘IMT−2020’であり、世界的に2020年の商用化を目標としている。
ITUでは、3つの使用シナリオ、例えば、eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、mMTC(massive Machine Type Communication)、及びURLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communications)を提示している。
URLLCは、高い信頼性と短い遅延時間を要求する使用シナリに関するものである。例えば、自動走行、工場自動化、拡張現実感のようなサービスは、高い信頼性と短い遅延時間(例えば、1ms以下の遅延時間)を要求する。現在、4G(LTE)の遅延時間は、統計的に、21−43ms(best10%)、33−75ms(median)である。これは、1ms以下の遅延時間を要求するサービスを支援するには不足である。次に、eMBBの使用シナリオは、移動超広帯域を要求する使用シナリオに関するものである。
即ち、第5世代移動通信システムは、現在の4G LTEよりも高い容量を目標とし、モバイル広帯域ユーザーの密度を高め、D2D(Device to Device)、高い安定性、及びMTC(Machine type communication)を支援することができる。5Gの研究開発はまた、モノのインターネットをよりよく具現化するために、4G移動通信システムよりも短い待機時間と少ないバッテリー消費を目標とする。このような5G移動通信のために、新たな無線アクセス技術(new radio access technology:New RAT又はNR)が提示され得る。
前記NRにおいて、基地局からの受信は、ダウンリンクサブフレームを用いて、基地局への送信はアップリンクサブフレームを用いることが考慮され得る。この方式は、対からなったスペクトル及び対をなしていないスペクトルに適用され得る。一対のスペクトルは、ダウンリンク及びアップリンクの動作のために二つの搬送波スペクトルを含むということを意味する。例えば、一対のスペクトルにおいて、一つの搬送波は互いに対をなすダウンリンク帯域及びアップリンク帯域を含んでもよい。
図8は、NRにおけるサブフレームの類型の例を図示する。
図8に示されたTTI(transmission time interval)は、NR(又はnew RAT)のためのサブフレーム又はスロットと呼ばれ得る。図8のサブフレーム(又はスロット)は、データの送信遅延を最小化するために、NR(又はnew RAT)のTDDシステムで使用され得る。図8に示されたように、サブフレーム(又はスロット)は、現在のサブフレームと同様に、14個のシンボルを含む。サブフレーム(又はスロット)の前部のシンボルは、DL制御チャネルのために用いられてもよく、サブフレーム(又はスロット)の後部のシンボルは、UL制御チャネルのために用いられてもよい。残りのシンボルは、DLデのータの送信又はULデータ送信のために用いられてもよい。このようなサブフレーム(又はスロット)の構造によると、ダウンリンク送信とアップリンク送信は、一つのサブフレーム(又はスロット)で順次行われ得る。従って、サブフレーム(又はスロット)内でダウンリンクデータが受信されてもよく、そのサブフレーム(又はスロット)内でアップリンク確認応答(ACK/NACK)が送信されてもよい。このようなサブフレーム(又はスロット)の構造を自己完結型(self−contained)サブフレーム(又はスロット)といえる。このようなサブフレーム(又はスロット)の構造を使用すると、受信誤りやデータの再送信にかかる時間が減り、最終データ送信の待機時間が最小化されることができるという長所がある。このような自己完結型(self−contained)サブフレーム(又はスロット)の構造において、送信モードから受信モードへ、又は受信モードから送信モードへの転移過程に時間差(time gap)が必要であり得る。このため、サブフレームの構造において、DLからULへ切り替えるときの一部のOFDMシンボルは、保護区間(Guard Period:GP)に設定され得る。
<多様なヌメロロジー(numerology)の支援>
次期システムでは、無線通信技術の発達に伴って、端末に多数のヌメロロジー(numerology)が提供されることもある。
前記ヌメロロジーは、CP(cycle prefix)の長さと副搬送波の間隔(Subcarrier Spacing)によって定義され得る。一つのセルは、複数のヌメロロジーを端末へ提供し得る。ヌメロロジーのインデックスをμで表すとき、各副搬送波の間隔と、該当するCPの長さは、下記表の通りである。
一般CPの場合、ヌメロロジーのインデックスをμで表すとき、スロット当たりのOFDMシンボルの個数(Nslot symb)、フレーム当たりのスロットの個数(Nframe,μ slot)、及びサブフレーム当たりのスロットの個数(Nsubframe,μ slot)は下記表の通りである。
拡張CPの場合、ヌメロロジーのインデックスをμで表すとき、スロット当たりのOFDMシンボルの個数(Nslot symb)、フレーム当たりのスロットの個数(Nframe,μ slot)、及びサブフレーム当たりのスロットの個数(Nsubframe,μ slot)は下記表の通りである。
一方、次世代移動通信では、シンボル内における各シンボルは、下記表の通りダウンリンクに用いられてもよく、又はアップリンクに用いられてもよい。下記表において、アップリンクはUで表され、ダウンリンクはDで表された。下記表において、Xはアップリンク又はダウンリンクに柔軟に用いられ得るシンボルを表す。
<本明細書の開示>
本明細書の開示は、TDD(Time−Division Duplexing)スペシャルサブフレーム上でNB−IoT(Narrow band Internet of Things)機器にダウンリンクチャネルを送信できるようにする案を提示する。
NB−IoTは、次の三つの動作モードの何れかで動作し得る。前記三つの動作モードは、保護帯域(guard−band)の動作モード、スタンドアローン(stand−alone)の動作モード、インバンド(In−band)の動作モードを含み得る。基地局は動作モードを設定した後、上位層のシグナリング、例えば、MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)を介して端末(例えば、NB−IoT機器)へ送信する。
前記インバンドの動作モードは、第1のLTEセルが動作する帯域内の一部帯域でNB−IoTセルが動作することを意味する。NB−IoTセルとLTEセルが同じ物理セルID(Physical cell ID:以下、PCIともいう)を共有するインバンド同一PCIモード(inband−samePCI)と、NB−IoTセルとLTEセルが互いに異なるPCIを使用するインバンド相違PCIモード(inband−DifferentPCI)とに区分される。
前記インバンド同一PCIモードでは、NRSの個数とCRSの個数が同一である。
前記保護帯域の動作モードは、LTE帯域のうち保護帯域で定義され、LTEセルに使用されない部分をNB−IoTセルが使用することを意味する。例えば、第1のLTEセルが動作する第1帯域と第2のLTEセルが動作する第2帯域との間に存在する保護帯域上で前記NB−IoTセルが動作し得る。
前記スタンドアローンの動作モードは、非LTEセルが動作する帯域上でNB−IoTセルが動作することを意味する。例えば、GSMセルが動作する帯域内の一部を使用し、NB−IoTセルが動作し得る。
I.第1開示
本明細書の第1開示は、送信の単位(unit)に繰り返し(repetition)が適用される場合、送信の単位間でシンボルレベル結合(symbol level combining)とクロスサブフレームチャネル推定(cross subframe channel estimation)の実行を可能にするための案を提示する。具体的に、本明細書の第1開示は、TDD(Time−Division Duplexing)で動作するNB−IoT(Narrow band Internet of Things)を支援するために、ダウンリンク物理チャネルを送信するときにスロット単位の送信案を提示し、これをスケジューリングする案を提示する。説明される第1開示は、サブフレームレベル(level)の繰り返しが適用される場合、インターリービング(interleaving)を用いたREのマッピング案に適用され得る。
TDDではFDDとは異なり、使用可能なアップリンク及びダウンリンクサブフレームの個数がUL/DLの設定に応じて制限され得る。また、数多くの接続(massive connectivity)を考慮し、非常に大きな回数の繰り返しを支援するためには、充分な個数のサブフレームが必要であり得る。具体的に、TDDでは、スペシャルサブフレームの一部領域、例えば、DwPTSがダウンリンクの目的で使用され得る。このとき、DwPTSの大きさは、最少3個のシンボルから最大12個のシンボルにサブフレームを構成するREに比べて、小さいREで構成されている。また、LTEを使用するセルの場合、各サブフレームの第1番目乃至第3番目のシンボルが制御チャネルの目的で設計されているため、該当領域をNB−IoTの目的で使用できないことがある。現在、3GPPリリース14まで定義されているNB−IoT FDDの構造は、REのマッピングや繰り返しの構成、及びNPDSCHスケジューリングの単位がサブフレームである。もし、このようなFDDの構造がTDDで活用される場合、一つのサブフレームを構成できないDwPTSでのREの不足現象により、スペシャルサブフレームの活用は適合しないことがある。従って、NB−IoTがTDDの構造を支援するためには、スペシャルサブフレームのDwPTSの領域を効率的に活用するための案が必要であり得る。
第1開示では、TDDの構造を支援する通信システムでスペシャルサブフレームのDwPTSの領域を用いてダウンリンク物理チャネルを送信するとき、スロット単位でREのマッピング、繰り返し、及びスケジューリングが行われる方法を扱っている。具体的に、提案する方法は、NB−IoTのように一つ以上のシンボルが束ねられている単位で送信ブロックが構成され、送信ブロックに対する繰り返しが適用可能な場合に適用され得る。以降の本節における説明は、NB−IoTを基準に記述されているが、送信ブロックが一つ以上のシンボルが束ねられ、スロットの大きさのリソース単位を構成することができる一般的な通信技術にも適用可能であることは自明である。また、本節においては、説明の便宜上、スロットを基準に説明が記述されているが、一つ以上のシンボルが集まって構成する異なる構造のリソース単位(例えば、サブフレーム)にも同じ案が適用され得ることは自明である。
I−1.データ送信のためのDwPTSを使用するための条件
本節においては、スペシャルサブフレームのDwPTSの領域がデータ送信の用途に使用できる条件を決定する方法を含む。
I−1−1.DwPTSでCFI(Control Format Indicator)領域を除いたシンボルの個数がX個以上である場合、スペシャルサブフレームのDwPTSの領域は一つのスロットに使用され得る。
A.前記Xの大きさは7であり得る。
具体的に、前記の条件は、スペシャルサブフレームの設定#1、#2、#3、#4、#6、#7と#8である場合には、DwPTSの領域をデータの送信が可能なスロットに使用できるということを意味する。
具体的に、前記の条件は、スペシャルサブフレームの設定#0、#5と#9の場合には、DwPTSの領域をデータの送信が可能なスロットに使用しないということを意味する。
B.Xの大きさは6であり得る。
具体的に、前記の条件は、スペシャルサブフレームの設定#1、#2、#3、#4、#6、#7と#8である場合には、DwPTSの領域をデータの送信が可能なスロットに使用できるということを意味する。
具体的に、前記の条件は、スペシャルサブフレームの設定#0と#5の場合には、DwPTSの領域をデータの送信が可能なスロットに使用しないということを意味する。
具体的に、前記の条件は、スペシャルサブフレームの設定#9であり、動作モード(operation mode)が保護帯域(guard−band)であるか、スタンドアローン(stand−alone)である場合には、DwPTSの領域をデータの送信が可能なスロットに使用できるということを意味する。
前記動作モードは、保護帯域(guard−band)、スタンドアローン(stand−alone)、インバンド(In−band)の何れかを示す。前記動作モードは、上位層のシグナリング、例えば、MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)を介して基地局から受信される。
前記インバンドの動作モードは、第1のLTEセルが動作する帯域内の一部帯域でNB−IoTセルが動作することを意味する。NB−IoTセルとLTEセルが同じ物理セルID(Physical cell ID:以下、PCIともいう)を共有するインバンド同一PCIモード(In−band−same PCI mode)と、NB−IoTセルとLTEセルが互いに異なるPCIを使用するインバンド相違PCIモード(In−band−different PCI mode)とに区分される。
前記インバンド同一PCIモードでは、NRSの個数とCRSの個数が同一である。
前記保護帯域の動作モードは、LTE帯域のうち保護帯域で定義され、LTEセルに使用されない部分をNB−IoTセルが使用することを意味する。例えば、第1のLTEセルが動作する第1帯域と第2のLTEセルが動作する第2帯域との間に存在する保護帯域上で前記NB−IoTセルが動作し得る。
前記スタンドアローンの動作モードは、非LTEセルが動作する帯域上でNB−IoTセルが動作することを意味する。例えば、GSMセルが動作する帯域内の一部を使用し、NB−IoTセルが動作し得る。
具体的に、前記の条件は、スペシャルサブフレームの設定#9であり、動作モードがインバンドの動作モード(in−band operation mode)である場合には、DwPTSの領域をデータの送信が可能なスロットに使用しないということを意味する。
C.Xの大きさに応じて、DwPTSのリソース単位の扱いは変わり得る。
例えば、X≦Xsymbolを満たす場合には、DwPTSをシンボル又はデータの送信ができない領域として取り扱い、Xsymbol<X≦Xslotを満たす場合には、DwPTSをスロットとして取り扱い、Xslot<Xの場合には、DwPTSをサブフレームとして取り扱うことができる。
D.前記でXの大きさは、CFI(Control Format Indicator)の大きさに応じて変わり得る。
前記で提案された条件は、DwPTSがデータ送信の目的で使用される場合、最小限のスロットの大きさを保証するための目的であり得る。例えば、スペシャルサブフレームの設定#0と#5の場合、使用可能なシンボルの個数は最大3シンボルであるため、一つのスロットを構成するのに適合しないことがある。スペシャルサブフレームの設定#9の場合には、CFI=0である場合に使用可能なシンボルの個数が6個であって一つのスロットで一つのシンボルをパンクチャリング(puncturing)した形態で使用されることもある。
もし、前記でDwPTSがデータ送信の目的で使用され、DwPTSがサブフレーム単位のスケジューリングに使用される場合、使用可能なシンボルの個数に応じて、一部シンボルがパンクチャリングされ得る。もし、繰り返しが適用されない送信の場合(又は繰り返しのレベルが特定の臨界値以下である場合)、一部シンボルをパンクチャリングする代わりに、DwPTSの領域で使用可能なREの個数に合わせてレートマッチング(rate matching)を行うように決めてもよい。
I−1−2.スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域を一つのスロットに使用するか否かは、基地局が決定して該当情報を端末に知らせることができる。
前記で該当情報は、SIBやRRCシグナルのような上位層のシグナルを介して端末に指示され得る。
この時の情報は、各搬送波別に互いに異なって設定されることもある。
前記で該当情報は、DCIを介して動的に(dynamic)端末に指示(indicate)され得る。
このときの該当情報は:
− 利用可能か否かを知らせる1ビットの情報になり得る。
− 端末がDwPTSの領域を使用することができるスペシャルサブフレームを知らせる複数ビット(multi−bit)で構成されたビットマップの形態の情報になり得る。
前記で提案された条件は、基地局がDwPTSに対する使用を制御できるように許容するための目的であり得る。
I−1−1とI−1−2で提示された案は、互いに組み合わせて使用され得る。このとき、I−1−1で提案される案が適用可能なスペシャルサブフレームの設定を決定し、端末であるスペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域を一つのスロットに使用するか否かは、1−1−2で説明された内容に従うことができる。
I−1−3.スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域を一つのスロットに使用するか否かは、動作モード(operation mode)に応じて決定され得る。
A.スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域を一つのスロットに使用する動作モードは、インバンドの動作モード(in−band operation mode)である場合に限って適用され得る。
B.動作モードが保護帯域(guard−band)、スタンドアローン(stand−alone)である場合、DwPTSの領域は一つのサブフレーム単位で使用され得る。
このとき、GAPやUpPTSの目的で割り当てられて使用できないOFDMシンボルの場合、スペシャルサブフレームではなく、DLサブフレームを基準にREのマッピングを行った後、使用できないOFDMシンボルをパンクチャリングし得る。
前記条件は、NPDSCHの送信ブロックが繰り返される単位であるMNPDSCH repの大きさが2以上である場合に限って適用され得る。もし、MNPDSCH rep=1である場合、スペシャルサブフレーム内のREのマッピングは、スペシャルサブフレーム内のDwPTSの領域でDLデータの目的で使用可能なREに限って行われ得る。
これは、前記提案された条件は動作モード毎に使用可能なOFDMシンボルの個数が互いに異なるためであり得る。
I−2.スペシャルサブフレームにおけるNRS設定
本節で提案する方法は、スペシャルサブフレームにおけるDwPTSを一つのスロットに使用する場合、該当スロットにNRSを構成する方法を含み得る。具体的に、NB−IoTではスロット間でクロスチャネル推定(cross channel estimation)とコヒーレント(coherent)結合が可能であり、一つのスロットが数回繰り返される構造に容易なようにNRSの構造が設計されなければならない。
I−2−1.スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域がダウンリンク物理チャネルの送信目的のスロットで構成される場合、NRSがマッピングされるREの位置は、下記のような基準で決定され得る。
前記数式を用いたNRSのマッピングは、スペシャルサブフレーム内で第1番目のスロットの領域に限って適用され得る。
前記数式において、lは、一部の値のみが用いられ得る。前記数式において、DDL symblは、一つのスロット内に存在するOFDMシンボルの個数を意味する。スロット内に存在するOFDMシンボルの個数が7である場合、前記lは、3、4、7のうち一つ以上であってもよい。このとき、前記NRSは、スロット内の3番、4番、7番のOFDMシンボル上で送信され得る。これは、該当スペシャルサブフレーム上で制御領域(即ち、PDCCHの送信領域)に用いられ得る1番及び2番のシンボル以外のシンボルを除くためである。或いは、スロット内に存在するOFDMシンボルの個数が6である場合、前記lは、2、3、6のうち一つ以上であってもよい。このとき、前記NRSは、スロット内の2番、3番、6番のOFDMシンボル上で送信され得る。或いは、スロット内に存在するOFDMシンボルの個数が5である場合、前記lは、1、2、5であってもよい。
前記数式において、kは、一つのPRBの周波数ドメイン上でのインデックスを意味し、lは一つのスロットの時間ドメイン上でのインデックスを意味する。前記数式において、vshift値は、セル固有周波数シフト(shift)値であって、vshift = NNcell ID mod6の数式で決定され得る。
前記数式において、v値は下記の基準のうち一つに決定され得る。このとき、pは、NRSが送信されるアンテナポートのインデックスを意味する。
図9は、I−2−1の案に沿ってNRSをマッピングする場合に対する一例を示した例示図である。
動作モードに応じてスペシャルサブフレームにおけるNRSのマッピング方式が異なる場合、I−2−1の案は、インバンド(in−band)の動作モードである場合に適用され得る。このとき、保護バンド(guard−band)又はスタンドアローン(stand−alone)の動作モードでは、スペシャルサブフレームではなく、他のDLサブフレームのNRSのマッピング方式に従うように決めてもよい。
I−2−1の案において、NRSがマッピングされる基準は、動作モードがインバンド(in−band)である場合、スペシャルサブフレームでCFIによって使用できないOFDMシンボルの位置を考慮するためであり得る。また、スペシャルサブフレームではなく、他のDLサブフレームに含まれたスロットでCRSとNRSの目的でパンクチャリングされるREの位置がスペシャルサブフレームで新たに定義されるNRSの位置に再使用され、コヒーレント(coherent)結合を考慮したREのマッピングの過程で追加的なパンクチャリングを最小化するための目的であり得る。コヒーレント(coherent)結合を考慮したREのマッピングの詳細な方法は、後述するI−3−3で記述された内容に従うことができる。
I−2−2.スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域がダウンリンク物理チャネルの送信目的のスロットで構成される場合、NRSがマッピングされるREの位置は、DLサブフレームと同様に決定され得る。
このとき、DwPTSに含まれないOFDMシンボルにはNRSを送信しないように決めてもよい。
I−3.REにマッピング
スペシャルサブフレームにおけるDwPTSを一つのスロットに使用する場合、既存のサブフレーム単位の送信を考慮したNB−IoTの送信ブロックの構成方法は、適合しないことがある。本節では、スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域がデータ送信の用途に使用される場合、これを一つのスロットと見なしてこれを活用するために、ダウンリンク物理チャネルの送信時、データシンボルを各RE(resource element)にマッピングする方法を含み得る。下記の説明は、便宜のためにNPDSCHをベースに記述されているが、一つ以上のシンボルが集まって一つの送信ブロックを構成する他のダウンリンク物理チャネルにも一般に適用され得る。
I−3−1)TDDでNPDSCHの最小の送信単位はスロットで定義する。このとき、一つのNPDSCHの送信ブロックは、Nslot個のスロットにマッピングされてもよく、MNPDSCH rep回繰り返し送信されてもよい。
A.NPDSCHの送信に使用するREは、スペシャルサブフレームではなく、ダウンリンクサブフレームの第2番目のスロットを基準にCRSとNRSの目的で使用されないREに決めてもよい。
このとき、もし、特定のスロットで前記の基準にNPDSCHの送信に使用可能なように決められたREが使用できない場合、該当REはパンクチャリングするように決めてもよい。
このとき、もし、特定のスロットで前記の基準にNPDSCHの送信に使用できないように決められたREがCRSやNRSの目的で使用されなくても、該当REはNPDSCHの送信に使用しないように決めてもよい。
前記NPDSCHの送信に使用するREを決定する方法は、NPDSCHの送信ブロックの繰り返しの大きさMNPDSCH repが2以上である場合に限って適用され得る。もし、MNPDSCH rep=1である場合、NPDSCHの送信に使用されるREは、各スロット別にCRSとNRSの目的で使用されないか、他のシステムで使用するために予約されている場合(例えば、制御チャネル)に限って使用するように決めてもよい。
図10は、I−3−1の案に沿って使用可能なREの位置を例示的に示した例示図である。
図10において、周波数ドメイン上の位置は、セルのIDの値によって変わり得る。
B.Nslotを決定するために、DCIを介して指定されるNPDSCHのリソース割り当ての情報は、スロット単位で表現され得る。
このとき、Nslotの値は、DCIに定義されたリソース割り当て(resource assignment:RA)フィールドの情報であるISFによって決定され得る。下記の表は、ISFを介してNslotを決定する一例を示す。即ち、下記の表は、TDDの場合に、NPDSCHのためのスロットの個数(Nslot)を表す。
このとき、Nslotの値は、DCIに定義されたリソース割り当て(resource assignment:RA)フィールドの情報ISFとTBS(Transmission Block Size)の情報であるITBSの組み合わせで決定され得る。例えば、ISF値を介して可能なスロットの個数Nslot,1を指定し、特定のしきい値(threshold)kに対してITBS≦kである場合には、Nslot=Nslot,1−1の値を、ITBS>kである場合には、Nslot=Nslot,1の値を有するように決めてもよい。
C.繰り返しが適用される場合、繰り返しが適用される基準はスロットを単位に設定され得る。
このとき、アンテナポートpを介して送信される一つのNPDSCHの送信ブロックを構成する複素数(complex−valued)のシンボルがy(p)(0)、…、y(p)(Map symb−1)である場合、該当シンボルはy(p)(0)から始めて昇順の順序でスロット内REにマッピングされる。具体的な方法は、下記の順序に従うことができる。
(1)複素数(complex−valued)のシンボルが一つのスロットの最後のREまでマッピングが完了すると、次の複素数(complex−valued)のシンボルをマッピングする前に、該当スロットはmin(MNPDSCH rep、Rm)−1個の追加のスロットに繰り返され得る。
(2)前記(1)の過程が完了した以降、まだマッピングが行われない複素数(complex−valued)のシンボルが存在する場合、残った複素数(complex−valued)のシンボルは、昇順の順序で(1)の過程を行う。
(3)前記(1)、(2)の過程は、送信されるNPDSCHのスロットが計Nslot * MNPDSCH repのスロットになるまで繰り返される。
図11Aは、送信ブロックがスロット単位で繰り返される例を示した例示図であり、図11Bは、アップリンク−ダウンリンクの設定#1が適用され、DwPTSの領域が一つのスロットに使用されることができる場合、実際に各スロットが時間軸に割り当てられる構造の例を示した例示図である。
図11Aに示された例は、NPDSCHの送信ブロックが4個のスロットで構成され、Rm=4、MNPDSCH rep=8である場合、I−3−1で説明される案に沿って送信ブロックがスロット単位で繰り返される例を示す。
D.各スロットには、互いに異なるインターリービングのパターンが適用され得る。
ここで、インターリービングのパターンは、OFDMシンボル単位で決められてもよい。
或いは、前記インターリービングのパターンは、複素数のシンボル単位で決めてもよい。
前記インターリービングのパターンは、NPDSCHの送信が始まるときに初期化され得るものであり、インターリービングのパターンは、スロット毎に変更し得る。
前記方法で同じ複素数のシンボルを含んでいるスロットが、min(MNPDSCH rep、Rm)の大きさで連続された繰り返しが適用される場合、この条件を満たす連続されたスロットの間では、同じインターリービングのパターンが使用され得る。
このとき、インターリービングのパターンはNPDSCHの送信が始まるときに初期化され得るものであり、インターリービングのパターンが変更される位置は、新たなインターリービングのパターンが適用された以降、min(MNPDSCH rep、Rm)*Nslotの大きさのスロットが送信された以降に出現するスロットに決めてもよい。
I−3−1でNPDSCHの送信に使用するREを決定する基準は連続されたスロット間でコヒーレント(coherent)結合が容易に行われるようにするためであり得る。
I−3−1で繰り返しの規則がスロット単位で適用される構造は、連続されたスロットでコヒーレント(coherent)結合の利得を高めるための目的であり得る。もし、NB−IoT FDDの構造で定義されたサブフレーム単位の繰り返し規則がTDDで使用される場合、連続されたDLサブフレームの個数の制約でコヒーレント(coherent)結合を取ることができるサブフレームの個数が制限され得る。
I−3−1で各スロットに互いに異なるインターリービングを適用する目的は、繰り返しが考慮されるとき、CRSやNRS、又はスロットの特徴的な構造によってパンクチャリングされるREが繰り返される現象を防止するための目的であり得る。
I−3−1で各スロットにインターリービングのパターンが考慮されるとき、同じ複素数のシンボルを含んでいるスロットがmin(MNPDSCH rep、Rm)−1の大きさで連続されて繰り返されたスロット間で同じインターリービングのパターンを適用する理由は、コヒーレント(coherent)結合を容易にするための目的であり得る。
I−3−2.TDDでNPDSCHの最小の送信単位は、仮想(virtual)のサブフレームで定義する。このとき、一つのNPDSCHの送信ブロックは、NSF個のサブフレームにマッピングされてもよく、MNPDSCH rep回繰り返し送信されてもよい。
A.I−3−2の案で動作モードがインバンド(in−band)である場合、仮想(virtual)のサブフレームは、一つの短い(short)スロットと一つの長い(long)スロットの束を意味する。
このとき、短い(short)スロットは、スロット内で使用可能なOFDMシンボルの個数が6以下であるスロットを意味する。例えば、スペシャルサブフレームではなく、DLサブフレームでLTEのシステムの場合、制御チャネルの用途に使用するために予約したシンボルの大きさであるCFI>1であるとき、第1番目のスロットはCFIの大きさだけのシンボルをNPDSCHの目的で使用できず、この場合、短い(short)スロットで定義する。
このとき、長い(long)スロットは、スロット内に使用可能なOFDMシンボルの個数が7個であるスロットを意味する。例えば、スペシャルサブフレームではなく、DLサブフレームでLTEシステムの場合、第2番目のスロットの場合、7個のシンボルを全て使用できるので、この場合、長い(long)スロットで定義する。
スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域がダウンリンク物理チャネルの目的のスロットに使用可能な場合、該当スロットは状況に応じて長い(long)スロットと短い(short)スロットの何れかを選択するように決めてもよい。
スペシャルサブフレームのDwPTSの領域に構成されたスロットは、一緒に仮想のサブフレームを構成する異なるスロットが短い(short)スロットである場合、長い(long)スロットの構造を有するように決めてもよい。
スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域に構成されたスロットは、一緒に仮想のサブフレームを構成する異なるスロットが長い(long)スロットである場合、短い(short)スロットの構造を有するように決めてもよい。
もし、DwPTSの領域が長い(long)スロットに使用される場合、長い(long)スロットは、スペシャルサブフレーム内で第2番目のOFDMシンボルから第9番目のOFDMシンボルまでの領域に決めてもよい。
もし、DwPTSの領域が短い(short)スロットに使用される場合、長い(long)スロットはスペシャルサブフレーム内でs番目のOFDMシンボルから9番目のOFDMシンボルまでの領域に決めてもよい。
このとき、sは、スペシャルサブフレームではなく、DLサブフレームの領域でCFIの大きさによって決定され得る。例えば、CFI=aである場合、s=a+1の値を有するように決めてもよい。
図12は、I−3−2の案に沿ってスペシャルサブフレーム内での長い(long)スロットと短い(short)スロットが構成される例を示す。
B.I−3−2の案で動作モードが保護バンド(guard−band)又はスタンドアローン(stand−alone)である場合、仮想のサブフレームは、二つの長い(long)スロットの束を意味する。
このとき、長い(long)スロットは、スロット内に使用可能なOFDMシンボルの個数が7個であるスロットを意味する。例えば、スペシャルサブフレームではなく、DLサブフレームでLTEシステムの場合、第2番目のスロットの場合、7個のシンボルを全て使用できるので、この場合、長い(long)スロットで定義する。
スペシャルサブフレームのDwPTSの領域がダウンリンク物理チャネルの目的のスロットに使用可能な場合、該当スロットは常に長い(long)スロットの構造を有する。
C.I−3−2の案でNPDSCHの送信に使用するREは、スペシャルサブフレームではなく、ダウンリンクサブフレームでそれぞれ短い(short)スロットと長い(long)スロットを基準にCRSとNRSの目的で使用されないREに決めてもよい。
このとき、もし、特定のスロットで前記の基準にNPDSCHの送信に使用可能なように決められたREが使用できない場合、該当REはパンクチャリングするように決めてもよい。
このとき、もし、特定のスロットで前記の基準にNPDSCHの送信に使用できないように決められたREがCRSやNRSの目的で使用されなくても、該当REはNPDSCHの送信に使用しないように決めてもよい。
図13は、I−3−2の案に沿って使用可能なREの位置の例を示す。
図13に示された例において、周波数ドメイン上の位置はセルIDの値に応じて変わり得る。また、示された例は、インバンド(in−band)の動作モードの場合を仮定しており、保護バンド(guard−band)又はスタンドアローン(stand−alone)の場合、CRSの位置はNPDSCHの目的で使用され得る。
D.I−3−2の案で仮想のサブフレームを構成する二つのスロットは、LTEで定義されている一つのサブフレームの境界内に存在しないことがある。
このとき、仮想のサブフレームの構成は、ダウンリンク物理チャネルの目的で使用可能なスロットのうち、順番に連続している二つのスロットを用いることができる。
図14Aは、I−3−2の案に沿って、短い(short)スロットと長い(long)スロットとが区分される状況で、仮想のサブフレームを構成する例を示し、図14Bは長い(long)スロットの構造のみが考慮される状況で、仮想のサブフレームを構成する例を示す。
E.I−3−2の案で、もしスロットが短い(short)スロットと長い(long)スロットとに区分されている場合、仮想のサブフレームの構成の形態は短い(short)スロット以降、長い(long)スロットの順序(以下、仮想のサブフレームのタイプAで定義する。)、又は長い(long)スロット以降、短い(short)スロットの順序(以下、仮想のサブフレームのタイプBで定義する)をいずれも支援し得る。
仮想のサブフレームのタイプAと仮想のサブフレームのタイプBは、互いに異なるインターリービングのパターンが適用され得る。
このとき、インターリービングのパターンは、OFDMシンボルを基準にインターリービングが行われ得る。
このとき、インターリービングのパターンは、複素数のシンボルを基準にインターリービングが行われ得る。
前記インターリービングのパターンは次のような基準で決められ得る。
繰り返しが適用され、同じ複素数のシンボルをマッピングする二つ以上の互いに異なるサブフレームが存在し、これらの間に仮想のサブフレームのタイプが異なる場合が存在する場合、全ての複素数のシンボルは全ての仮想のサブフレーム内で同じ周波数ドメインインデックスを有することができなければならない。
I−3−2の案で仮想のサブフレームの構造を考慮する目的は、スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域が一つのスロットで構成される場合、使用可能な全てのスロットをサブフレーム単位で構成するための目的であり得る。
I−3−2の案で、スペシャルサブフレームにおけるDwPTSの領域を短い(short)スロットに使用する場合、使用されるシンボルのインデックスを選択する方法は、スペシャルサブフレームではなく、DLサブフレームで使用される短い(short)スロットの構造と使用するREの位置を同様に有するための目的であり得る。
I−3−2の案で、仮想のサブフレームのタイプAと仮想のサブフレームのタイプBのインターリービングのパターンを互いに異なって有する目的は、コヒーレント(coherent)結合の適用を容易にするための目的であり得る。
I−3−3.TDDでNPDSCHの最小の送信単位は、サブフレームで定義する。このとき、一つのNPDSCHの送信ブロックは、N
SF個のサブフレームにマッピングされてもよく、
繰り返し送信されてもよい。
A.I−3−3の案を行う具体的な方法は、下記の説明のうち一つ以上の方法が組み合わされて使用され得る。
I−3−3の案が使用され、NPDSCHの送信ブロックの繰り返しがMNPDSCH rep=1である場合、DwPTSの領域内でREのマッピングはDLデータの目的で利用可能なREの個数を考慮し、レートマッチングが行われ得る。
B.I−3−3の方法が使用され、NPDSCHの送信ブロックの繰り返しがMNPDSCH rep > 1である場合、
DwPTSの領域内でREのマッピングは一般のDLサブフレームを基準にマッピングを仮定し、GPやUpPTSの目的で指定され、利用不可能なOFDMシンボルをパンクチャリングする構造を使用することができる。
もし、DLサブフレームの領域でLTE制御チャネルの目的で予約されたシンボルの位置がDwPTSの領域内でデータシンボルの目的で使用可能な場合(例えば、スペシャルサブフレームでのCFI値がDLサブフレームでのCFI値よりも小さい場合)、該当位置にはGPやUpPTSの目的のためにパンクチャリングされたOFDMシンボルのうち一つのREのマッピングが行われ得る。
図15は、NPDSCHの送信に繰り返しが適用された場合、DwPTSの領域でREのマッピングを行うとき、GPやUpPTSの目的のために一部のOFDMシンボルをパンクチャリングし、パンクチャリングされたシンボルをDLサブフレームで使用されないが、DwPTS内で使用されるOFDMシンボルの位置にマッピングする案の例を示す。
C.I−3−3で説明された案は、NPDSCHの送信ブロックの繰り返し条件に関係なく動作することもある。
D.I−3−3で説明された案が使用され、DwPTS内NRSのマッピング方法が一般のDLサブフレームのNRSのマッピング方法と異なる場合、
一般のDLサブフレームとシンボルレベル結合が可能なようにREのマッピング前にインターリービングを行い得る。
このとき、インターリービングのパターンは、参照信号(reference signal)に使用されるポートの個数に応じて異なって適用され得る。例えば、NRSポートの数が1である場合と2である場合、インターリービングのパターンを定義する表は互いに異なり得る。
このとき、インターリービングのパターンは特定の条件に応じて変わり得る。
− 前記特定の条件は動作モードであり得る。これは、動作モードがインバンドである場合、CFIによってNB−IoT端末が使用できないシンボルが存在するのに対して、動作モードが保護帯域(guardband)とスタンドアローン(stand−alone)の場合、全てのDwPTSの領域が使用可能であるためであり得る。
− 前記特定の条件はスペシャルサブフレームの設定インデックスであり得る。これは、DwPTSの使用可能な領域に応じてインターリービングが適用可能なシンボルの特徴と個数が互いに異なるためであり得る。
− 前記特定の条件は、DLサブフレームとDwPTSの領域のCFI値であり得る。これは、二つの領域のCFIの組み合わせによってインターリービングに使用可能なシンボルの特徴と個数が互いに異なるためであり得る。
− 前記特定の条件は、DwPTSで使用されるNRSのパターンであり得る。これは、DwPTSの大きさに応じて最適化されたNRSの位置が異なってもよく、これによって、インターリービングに使用可能なシンボルの特徴と個数が互いに異なるためであり得る。具体的な例を挙げると、DwPTS内にNRSの位置が各スロットで第2番目、第3番目のスロットに位置し、y(1)からy(m)までの複素数のシンボルがDwPTS内REにマッピングされる場合を考慮し得る。もし、DLサブフレームでy(i)がiを基準に昇順にREのマッピング順序が決められる場合、DwPTS内ではy(i)がiを基準に降順にREのマッピングが行われ得る。
或いは、同じ効果を得るための他の案として、DwPTS内NRSとデータシンボルのREのマッピング方式を一般のDLサブフレームと同じ方法で行った後、これをDwPTS内NRSのパターンに合う構造にするためのOFDMシンボルの単位のインターリービングが適用された形態で行われ得る。
インターリービングのパターンを決める基準は、各OFDMシンボルに含まれた参照信号の種類と位置を優先して決めてもよい。例えば、DLサブフレームでCRSを含むOFDMシンボルは、DwPTS内でCRSを含むOFDMシンボルのインデックスに対応し、DLサブフレームでNRSを含むOFDMシンボルは、DwPTS内でNRSを含むOFDMシンボルのインデックスに対応するようにインターリービングのパターンを決めてもよい。このとき、もし、同じ参照信号であっても、周波数ドメイン上で位置が互いに異なる場合には、同じ周波数ドメインの位置を有するOFDMシンボル同士に対応するようにインターリービングのパターンを決める。
このとき、DwPTS内で利用可能なシンボルの個数が一般のDLサブフレームに比べて不足する場合、一部のOFDMシンボルはパンクチャリングされ得る。
このとき、DLサブフレームでデータ送信の目的で使用されたREの位置が、DwPTSの領域でインターリービングによって指定された位置ではRS送信の目的で予約されている場合、該当REはRS送信のために使用され、該当REの位置のデータはパンクチャリングされ得る。
このとき、インターリービングのパターンは、特定の条件に応じて変わり得る。
− 前記特定の条件は動作モードであり得る。動作モードがインバンド(inband)である場合、CFIによってNB−IoT端末が使用することができないシンボルが存在し得る。しかし、動作モードが保護帯域(guardband)とスタンドアローン(standalone)の場合、全てのDwPTSの領域が使用可能なためであり得る。
− 前記特定の条件は、スペシャルサブフレームの設定のインデックスであり得る。これは、DwPTSの使用可能な領域に応じてインターリービングが適用可能なシンボルの特徴と個数が互いに異なるためであり得る。
− 前記特定の条件は、DLサブフレームとDwPTSの領域のCFI値であり得る。これは、二つの領域のCFIの組み合わせに応じて、インターリービングに使用可能なシンボルの特徴と個数が互いに異なるためであり得る。
− 前記特定の条件は、DwPTSで使用されるNRSのパターンであり得る。これは、DwPTSの大きさに応じて最適化されたNRSの位置が異なることがあり、これによって、インターリービングに使用可能なシンボルの特徴と個数が互いに異なるためであり得る。
例えば、REのマッピング過程でq番目のインデックスを有しているOFDMシンボルがOFDMベースバンド(baseband)信号生成の観点から、q’番目のインデックスのOFDMシンボルでインターリービングされる場合、可能なインターリービングのパターンは下記の表のような形態であり得る。
下記の表9は、DwPTS内におけるNRSの位置が#2、#3、#9、及び/又は#10が使用される場合、インターリービングのパターンを表す。
下記の表は、DwPTS内におけるNRSの位置が#5、#6、#9、及び/又は#10が使用される場合に、インターリービングのパターンを表す。
下記の表は、DwPTS内におけるNRSの位置が#2、#3、#5、及び/又は#6が使用される場合に、インターリービングのパターンを表す。
図16A及び図16Bは、DwPTSの領域で参照信号の種類及び位置を考慮したOFDMシンボルレベルのインターリービングが適用される場合の例を示す。
I−3−3の案で繰り返しが1である場合、REのマッピング方法はパンクチャリングによって失われる情報を最小化するための目的であり得る。
I−3−3の案で繰り返しが1よりも大きい場合、REのマッピング方法は、低い複雑度(low complexity)、低コスト(low cost)のUEの条件を考慮したとき、シンボルレベル結合を介した利得を得るための目的であり得る。また、パンクチャリングによって漏れる情報を最小化するための目的であり得る。
I−3−3の案が繰り返しの大きさと関係なく、一つのREのマッピング方式で統一される場合、これは、UEがREのマッピングを解釈する方式を統一してデコーディングの複雑度を減らすための目的であり得る。
図17A及び図17Bは動作モードがインバンドである場合に、I−3−3の案を使用し、DwPTSのインターリービングのパターンに応じて、OFDMシンボルレベルのインターリービングを行う例を示し、図18A及び図18Bは動作モードがスタンドアローン又は保護帯域である場合に、I−3−3の案を使用し、DwPTSのインターリービングのパターンに応じてOFDMシンボルレベルのインターリービングを行う例を示す。
示された例のように、NRSの位置とDwPTSの長さ、動作モードに応じてインターリービングのパターンは互いに異なり得る。
I−3−3−A.もし、NPDSCHの送信に繰り返しが適用され、繰り返しが適用される区間に一般のDLサブフレームとDwPTSが含まれる場合、DwPTSにデータをマッピングする方式は、互いに異なるDwPTS間で異なり得る。
前記で説明したI−3−3で提案された方法のように、DwPTSの送信が一般のDLサブフレームに送信されたRE(又はシンボル)が繰り返される形態で存在する場合、DwPTSにデータがマッピングされる構造は、互いに異なるDwPTS間で異なり得るように決める案を提案する。前記I−3−3の案で提案されたように、シンボルレベルのインターリービングを介してデータがマッピングされる場合、シンボルレベルのインターリービングが適用されるインターリービングのパターンがDwPTS毎に異なるように決めてもよい。具体的に、例えば、インターリービングのパターンは、(1)DwPTSの出現順序によって決定されるか、(2)繰り返しが進まれた長さによって決定されるか、(3)又は無線フレーム内スペシャルサブフレームの出現順序等が使用され得る。
提案するI−3−3−aの案を適用するための具体的な例として、もしn番目の順序のDwPTSに繰り返されたDLサブフレームのシンボルのインデックスが#a、#a+1、…、#a+NSである場合、次のn+1番目の順序のDwPTSに繰り返されたDLサブフレームのシンボルのインデックスは、#a+b、#a+b+1、…、#[(NS+a+b)mod ND]になり得る。このとき、NsはDwPTS内に利用可能なシンボルの個数を意味し、NDはDLサブフレームで使用されるシンボルの個数を意味し、aは任意のシンボルのインデックスを意味する。このとき、bはDwPTS間のインターリービングのパターンを変えるための定数値である。
I−3−4.DwPTSにおけるNRSのパターンは、動作モードに応じて変わり得る。
下記の説明のうち一つ以上の案を組み合わせて使用し得る。
A.動作モードが保護バンド(guard−band)又はスタンドアローンモードである場合、NRSが送信される周波数ドメイン上の位置を決定する周波数のシフト値は、一般のDLサブフレームと同じ方法が適用されて決定され得る。
このとき、DwPTSにデータの送信は一般のDLサブフレームのデータ領域のREが繰り返され、具体的な方法は下記の通りであり得る。
一般のDLサブフレームでの一部のOFDMシンボルがパンクチャリングされる。このとき、パンクチャリングされるシンボルのインデックスはDwPTSの大きさ、NRSの位置、又はスペシャルサブフレームの設定のインデックスに応じて決定されてもよい。
A−1.NRSが各スロット内の第3番目及び第4番目のOFDMシンボルに位置する場合、又はスペシャルサブフレームの設定#3、#4、#8である場合、又はDwPTSの領域のOFDMシンボルの個数が11個、12個である場合、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第1番目、第2番目、第3番目のOFDMシンボルが含まれ得る。
図19は、I−3−4で提示されるA−1の案の例を示す。
もし、DwPTSの大きさが11である場合、前記3個のOFDMシンボルはいずれもパンクチャリングされる。パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルは、DwPTSの領域でGPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルに順次にマッピングが行われる。
もし、DwPTSの大きさが12である場合、前記3個のOFDMシンボルのうち2つのみがパンクチャリングされ得る。パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルのうち、第1番目のスロットの第4番目乃至第7番目のOFDMシンボルと、第2番目のスロットの第1番目乃至第7番目のOFDMシンボルは、DwPTSの領域でGPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルに順次にマッピングが行われる。このとき、DwPTSの第2番目のスロットの第5番目のOFDMシンボルの位置には一般のDLサブフレームの第1番目乃至第3番目のOFDMシンボルのうち、パンクチャリングされない一つのOFDMシンボルがマッピングされる。
前記提案するパンクチャリングされるシンボルの位置は異なってもよく、DwPTSの位置毎に互いに異なるように決めてもよい。
A−2.NRSが第1番目のスロット内の第3番目及び第4番目のOFDMシンボルに位置する場合、又はスペシャルサブフレームの設定#9、#10である場合、又はDwPTSの領域のOFDMシンボルの個数が6個である場合、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは第1番目のスロットの第1番目、第2番目、第3番目のOFDMシンボルと第2番目のスロットの第3番目乃至第7番目のOFDMシンボルが含まれ得る。
図20は、I−3−4で提示されるA−2の案の例を示す。
パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルは、DwPTSの領域でGPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルに順次にマッピングが行われる。
前記提案するパンクチャリングされるシンボルの位置は異なってもよく、DwPTSの位置毎に互いに異なるように決めてもよい。
A−3.NRSが第1番目のスロット内の第6番目及び第7番目のOFDMシンボルに位置する場合、又はスペシャルサブフレームの設定#1、#2、#6、#7である場合、又はDwPTSの領域のOFDMシンボルの個数が9、10個である場合、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは第2番目のスロットの第3番目乃至第7番目のOFDMシンボルが含まれ得る。
図21は、I−3−4で提示されるA−3の案の例を示す。
もし、DwPTSの大きさが9である場合、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第2番目のスロットの第3番目乃至第7番目のOFDMシンボルになるように決めてもよく、パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルはDwPTSの領域でGPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルに順次にマッピングが行われる。
もし、DwPTSの大きさが10である場合、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは第2番目のスロットの第4番目乃至第7番目のOFDMシンボルになるように決めてもよく、パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルはDwPTSの領域でGPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルに順次にマッピングが行われる。
前記提案するパンクチャリングされるシンボルの位置は異なってもよく、DwPTSの位置毎に互いに異なるように決めてもよい。
B.I−3−4で動作モードがインバンド(in−band)である場合、NRSが送信される周波数ドメイン上の位置を決定する周波数のシフト値とマッピングされる方法は、NRSが送信されるシンボルのインデックス、又はスペシャルサブフレーム設定のインデックスに応じて決定され得る。
NRSが各スロット内の第3番目及び第4番目のOFDMシンボルに位置する場合、又はスペシャルサブフレームの設定#3、#4、#8である場合、又はDwPTSの領域のOFDMシンボルの個数が11個、12個である場合、NRSがマッピングされるREの位置は、下記のような基準で決定され得る。
図22は、数式3に沿って、DwPTSにNRSをマッピングした場合の例を示す。
前記のようなNRSのマッピング方式が使用される場合、一般のDLサブフレームのデータ領域のREがDwPTSに繰り返され、具体的な方法は下記の通りであり得る。
図23A乃至図23Cは、一般のDLサブフレームのデータ領域のREのDwPTSに繰り返される第1の例を示す。
一般のDLサブフレームにおける一部のOFDMシンボルがパンクチャリングされる。
このとき、図23に示されたように、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第1番目、第2番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、DLサブフレームでNB−IoTのデータの目的で使用されることができないOFDMシンボルであるため、NB−IoT送信のデータ送信には影響を与えない。
このとき、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第3番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、DwPTSの領域でLTE制御領域の最小の大きさを考慮するための目的であり得る。
このとき、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは第1番目のスロットの第4番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、DwPTSの領域でLTE制御領域の大きさを保証するための目的であり得る。この場合は、DwPTSでLTE制御領域の大きさが2である場合に限って適用され得る。
このとき、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第2番目のスロットの第7番目のOFDMシンボルが含まれ得る。この場合は、DwPTSの大きさが11である場合に限って適用されると、DwPTSの大きさが12である場合には適用されない。
前記提案するパンクチャリングされるシンボルの位置は、DwPTSの位置毎に互いに異なるように決めてもよい。
パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルは、DwPTSの領域でLTE制御領域に使用されず、GPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルに順次にマッピングが行われる。
このとき、もし、DLサブフレームでデータの目的で使用されないREが含まれる場合、該当REはデータが送信されないブランク(blank)REになる。ブランク(blank)REは使用されずに空にしたまま送信されるか、又はNRSやCSRのような参照信号が送信されることもある。
このとき、もし、DLサブフレームではデータの目的で使用されるが、DwPTSでは参照信号の目的で使用されるREの位置では、データをパンクチャリングするように決めてもよい。
前記提案するDwPTSにデータ送信方法は、NRSのパターンが異なる場合にも適用可能である。
一方、NRSが第1番目のスロット内の第3番目及び第4番目のOFDMシンボルにのみ位置する場合、又はスペシャルサブフレームの設定#9、#10である場合、又はDwPTSの領域のOFDMシンボルの個数が6個である場合、NRSがマッピングされるREの位置は下記のような基準に決定され得る。
図24は、数式4によって、DwPTSにNRSをマッピングした場合の例を示す。
前述したNRSのマッピング方式が使用される場合、DwPTSにデータ送信は一般のDLサブフレームのデータ領域のREが繰り返され、具体的な方法は下記の通りであり得る。
図25A乃至図25Cは、一般のDLサブフレームのデータ領域のREのDwPTSに繰り返される第2の例を示す。
一般のDLサブフレームにおける一部のOFDMシンボルがパンクチャリングされ得る。
このとき、図25に示されたように、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第1番目及び第2番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、DLサブフレームでNB−IoTのデータの目的で使用されることができないOFDMシンボルであるため、NB−IoT送信のデータ送信には影響を与えない。
このとき、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第3番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、DwPTSの領域でLTE制御領域の最小の大きさを考慮するための目的であり得る。
このとき、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第4番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、DwPTSの領域でLTE制御領域の大きさを保証するための目的であり得る。この場合は、DwPTSでLTE制御領域の大きさが2である場合に限って適用され得る。
このとき、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第2番目のスロットの第2番目乃至第7番目のOFDMシンボルが含まれ得る。
前記提案するパンクチャリングされるシンボルの位置は、DwPTSの位置毎に互いに異なるように決めてもよい。
パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルは、DwPTSの領域でLTE制御領域に使用されず、GPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルに順次にマッピングが行われる。
このとき、もし、DLサブフレームでデータの目的で使用されないREが含まれる場合、該当REは、データが送信されないブランク(blank)REになる。前記ブランクREの位置は使用されずに空にしたまま送信されるか、又はNRSやCSRのような参照信号が追加されて送信されることもある。
このとき、もし、DLサブフレームではデータの目的で使用されるが、DwPTSでは参照信号の目的で使用されるREの位置ではデータをパンクチャリングし得る。
前記提案するDwPTSにデータ送信方法は、NRSのパターンが異なる場合にも適用可能である。
一方、NRSが第1番目のスロット内の第6番目及び第7番目のOFDMシンボルにのみ位置する場合、又はスペシャルサブフレームの設定#1、#2、#6、#7である場合、又はDwPTSの領域のOFDMシンボルの個数が9、10個である場合、NRSがマッピングされるREの位置は下記のような基準で決定され得る。
図26は、数式5によって、DwPTSにNRSをマッピングした場合の例を示す。
前記のようなNRSのマッピング方式が使用される場合、DwPTSにデータの送信は一般のDLサブフレームのデータ領域のREが繰り返され、具体的な方法は下記の通りであり得る。
図27A乃至図27Cは、一般のDLサブフレームにおけるデータ領域のREのDwPTSに繰り返される第3の例を示す。
一般のDLサブフレームにおける一部のOFDMシンボルがパンクチャリングされる。
このとき、図27に示されたように、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第1番目及び第2番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、DLサブフレームでNB−IoTのデータの目的で使用されることができないOFDMシンボルであるため、NB−IoT送信のデータ送信には影響を与えない。
このとき、パンクチャリングされるOFDMシンボルのインデックスは、第1番目のスロットの第3番目のOFDMシンボルが含まれ得るものであり、これは、一般のDLサブフレームのLTE制御領域の大きさが3である場合に限って適用される。
このとき、DwPTSで前記二つの条件を除いたOFDMシンボルがDL送信の目的で使用可能な場合、同じインデックスを有するDLサブフレーム内のシンボルはパンクチャリングから除く。
このとき、もし、一般のDLサブフレームのLTE制御領域の大きさがC1であり、DwPTSのLTE制御領域の大きさがC2である場合、前記三つの条件を満たさない残りのOFDMシンボルのうち、C1−C2個のシンボルをDwPTSのデータ送信に含む。
このとき、前記条件を満たさない残りのOFDMシンボルはいずれもパンクチャリングするように決めてもよい。
前記提案するパンクチャリングされるシンボルの位置は、DwPTSの位置毎に互いに異なるように決めてもよい。
パンクチャリングされない残りのOFDMシンボルは、DwPTSの領域でLTE制御領域に使用されず、GPとUpPTSの目的で使用されないOFDMシンボルにマッピングが行われる。
このとき、もし、DLサブフレームでデータの目的で使用されないREが含まれる場合、該当REはデータが送信されないブランクREになる。ブランクREの位置は使用されずに空にしたまま送信されるか、又はNRSやCSRのような参照信号が追加されて送信されることもある。
このとき、もし、DLサブフレームではデータの目的で使用されるが、DwPTSでは、参照信号の目的で使用されるREの位置ではデータをパンクチャリングし得る。
前記提案するDwPTSにデータ送信方法は、NRSのパターンが異なる場合にも適用可能である。
1−4.ダウンリンク物理チャネルのスケジューリング
本発明で提案する方法は、ダウンリンク物理チャネルを時間ドメインリソース上でスケジューリングする単位がスロット単位からなることができるように決める方法を含み得る。
I−4−1.TDDでダウンリンク物理チャネルの送信はスロット単位でスケジューリングされ得る。
具体的に、NPDSCHをスロット単位でスケジューリングする場合、NPDSCHをスケジューリングするNPDCCHのDCI領域には、第1番目のスロットと第2番目のスロットのインデックスを表現する1ビットの情報が含まれ得る。
前記方式が適用される場合、NPDSCHの開始タイミングは、DCI領域でスケジューリング遅延を指示する情報と、スロットのスケジューリングを指示する情報との組み合わせを通じて計算され得る、例えば、スケジューリングの遅延がkサブフレームと決められ、第1番目のスロットを使用するように指示された場合、NPDSCHの送信は、NPDCCHが送信された最後のサブフレームから2kスロット以降にNPDSCHが送信されることを期待することができる。或いは、スケジューリングの遅延がkサブフレームと決められ、第2番目のスロットを使用するように指示された場合、NPDSCHの送信は、NPDCCHが送信された最後のサブフレームから2k+1スロット以降にNPDSCHが送信されることを期待することができる。
II.第2の開示
第2の開示は、TDDの動作を行うNB−IoTでアップリンク(UL)、ダウンリンク(DL)送信のための繰り返しを決定する案を提示する。
NB−IoT FDD動作では、一つの送信ブロックが一つ以上のサブフレーム上で送信され得る。また、一つの送信ブロックは一回以上繰り返されて送信され得る。以降の説明の便宜のために。送信ブロックは多数個の副送信ブロックを含んでもよく、一つの副送信ブロックは一つのサブフレーム上で送信されてもよい。もし、一つの送信ブロックがN個の副送信ブロックに分けられ、R回繰り返されて送信される場合、送信に使用される全サブフレームの個数は計N*R個になる。このとき、繰り返しは次のような二つの特性を考慮して設計され得る。(1)シンボルレベル結合が容易なように同じ副送信ブロックが連続したサブフレームに繰り返されるように設計される。これは、同じ副送信ブロックであるとしても、時間ドメイン上で遠く離れている場合、シンボルレベル結合の利得がなくなることがあるためである。(2)繰り返される送信ブロックを全て受信する前にデコーディングを早く終えることができる早期デコーディング終了(early decoding termination)が可能なように、同じ副送信ブロックが連続されて繰り返され得る個数が制限される。このような条件を通じて、NB−IoT FDDでの繰り返しは次のような方式で定義される。
II−1.NB−IoT FDDでの繰り返し方法
N個の副送信ブロックで構成された送信ブロックがR回繰り返される場合、送信ブロックの各副送信ブロックはR1=min(R、4)個の連続されたサブフレームを介して送信される。送信ブロックを構成する各副送信ブロックが第1番目のサブフレームから順次にR1回繰り返されて計N*R1個のサブフレームが構成されると、N*R1個のサブフレームをR/R1回繰り返す。前記定数4は、同じサブフレームを最大4回まで連続して送信するために使用される。同じサブフレームがR1=min(R、4)回繰り返された以降は他のサブフレームが繰り返し送信され得る。例えば、4個のサブフレームが一つの送信ブロックを構成する場合を仮定しよう。このとき、便宜上、4個のサブフレームをそれぞれa、b、c、dと称する。NPDSCHの繰り返し回数Rep=2である場合には、a、a、b、b、c、c、d、dのパターンで送信され得る。また、Rep=4以上である場合には、a、a、a、a、b、b、b、b、c、c、c、c、d、d、d、d、…のパターンで送信され得る。
本発明で説明する連続的なサブフレームというのは、有効(valid)サブフレームを基準に時間ドメイン上で順番が連続的なサブフレームを意味する。例えば、二つのDLの有効なサブフレームの間に一つ以上の有効ではない(invalid)サブフレームが存在するが、他のDLの有効なサブフレームが存在しない場合、二つのサブフレームは連続的なサブフレームで定義し得るものであり、これは、ULの場合にも同様に定義され得る。このとき、有効なサブフレームとは、ULの場合、NPUSCHの目的で使用可能なサブフレームを意味し、DLの場合、NPDCCH又はNPDSCHの目的で使用可能なサブフレームを意味する。
図28は、NB−IoT FDDで繰り返しが適用される方法の例を示す。
図28では、送信ブロックが4個の副送信ブロックで構成されており、R>4の大きさの繰り返しが適用された例が示されている。
NB−IoT FDDの場合、UL又はDL送信がそれぞれ区分された搬送波を介して行われるため、連続的なUL又はDLサブフレームが時間ドメイン上で互いに連接又は隣接した構造を有しており、前記説明された繰り返し方法が使用される場合、シンボルレベル結合の効果を得るのに適合であり得る。反面、TDDの構造では、FDDで定義された繰り返し方法がシンボルレベル結合を行うのに適合しないことがある。
図29は、TDDのUL/DLの設定を示す。
これは、TDDの場合、UL送信とDL送信が同じ搬送波で行われるため、(1)連続的なUL又はDLサブフレームが時間ドメイン上で連接できる個数がUL/DLの設定に応じて制限され得るものであり、(2)連続的なUL又はDLサブフレームが時間ドメイン上で遠く離れる場合がFDDに比べて相対的によく発生し、シンボルレベル結合を行うのに適合しないことがあるためである。
このような問題点を解決するために、本節では、NB−IoT TDDの状況で送信ブロックの繰り返しが行われる場合、TDDの構造を考慮した繰り返し案を提案する。本節で提案する方法は、具体的にNB−IoT TDDの状況を考慮して記述されているが、一つ以上のシンボルが構成する送信単位が時間ドメイン上で繰り返されて送信され、シンボルレベル結合と早期デコーディング終了が考慮される他の通信システムにも一般に適用され得ることは自明である。また、本節では、説明の便宜のために、副送信ブロックの単位を一つのサブフレームと仮定して記述されているが、一つ以上のシンボルで構成された送信単位(例えば、スロット又はNB−スロット)を基準に同じ方法が適用可能であることは自明である。下記説明された各案は、いずれも独立に使用してもよいが、二つ以上の案を組み合わせて使用してもよい。
II−1−1.同じ副送信ブロックが繰り返される最大の個数を2に制限する案
本案では、同じ副送信ブロックが連続的なサブフレームに繰り返され得る最大の個数を2に制限することを提案する。このとき、送信ブロックがR回繰り返される状況で、同じ副送信ブロックが連続的なサブフレームに繰り返される数は、R1=min(R、2)の大きさに決められてもよい。これは、TDDの構造的限界で4個の連接又は隣接したサブフレームを用いたシンボルレベルの結合が殆どの場合難しいため、早期デコーディング終了の効果を高めるための目的であり得る。反面、同じ副送信ブロックが連続的に2回繰り返されるように許容することは、もし2個の連接又は隣接したUL又はDLサブフレームに同じ副送信ブロックが繰り返される場合、UEが2つのサブフレームに対してシンボルレベル結合を可能にするためであり得る。NB−IoT TDDで前記案を用いた繰り返し方式は下記のように決めてもよい。
− N個の副送信ブロックで構成された送信ブロックがR回繰り返される場合、送信ブロックの各副送信ブロックは、R1=min(R、2)個の連続されたサブフレームを介して送信される。送信ブロックを構成する各副送信ブロックが第1番目の副送信ブロックから順次にR1回繰り返され、計N*R1個のサブフレームが構成されると、N*R1個のサブフレームをR/R1回繰り返す。
II−1−2.UL/DLの設定に応じて同じ副送信ブロックが繰り返される最大の個数を決定する案
本案では、同じ副送信ブロックが連続的に繰り返され得る最大の個数をUL/DLの設定に応じて決定されるように提案する。時間ドメイン上に連接して出現するUL又はDLサブフレームの個数はUL/DLの設定に応じて互いに異なる値を有する。従って、シンボルレベル結合に好適なサブフレームの大きさはUL/DLの設定に応じて互いに異なり得る。また、早期デコーディング終了を可能にするために、連続された副送信ブロックの数が制限される場合、これを考慮した繰り返し適用方法が必要であり得る。
各UL/DLの設定が選択された場合にも、同じ副送信ブロックが連続的に繰り返され得る最大の個数は、ULの場合とDLの場合が互いに異なり得る。これは、同じUL/DLの設定である場合にも連接したULサブフレームの個数と連接したDLサブフレームの個数が互いに異なることがあるためである。
前記のような条件を用いて、送信ブロックがR回繰り返される状況である場合、同じ副送信ブロックが連続的に配置される個数はR1=min(R、Rmaxrep−sameSF)の大きさに決められてもよい。このとき、Rmaxrep−sameSFは同じ副送信ブロックが連続的に繰り返され得る最大の大きさを意味し、UL/DLの設定と送信を行う主体に応じて(UL又はDL)異なり得る。
下記の表は、UL/DLの設定に応じて同じ副送信ブロックが連続的に繰り返され得る最大の個数の一例を示している。
前記表の例示では、Rmaxrep−sameSFの大きさが2n(n=0、1、2、...)の大きさになっている。これは、NB−IoTで使用可能な全繰り返しの大きさをRmaxrep−sameSFに分けた場合、定数になるようにするためであり得る。NB−IoT TDDでII−1−2の案を用いて、Rmaxrep−sameSFの大きさが2n(n=0、1、2、...)を満たすとき、繰り返し方式は下記のように決めてもよい。II−1−2の案を用いて、Rmaxrep−sameSFの大きさが2n(n=0、1、2、...)を満たす場合
− N個の副送信ブロックで構成された送信ブロックがR回繰り返される場合、送信ブロックの各副送信ブロックは、R1=min(R、Rmaxrep−sameSF)個の連続されたサブフレームを介して送信される。送信ブロックを構成する各副送信ブロックが第1番目の副送信ブロックから順次にR1回繰り返され、計N*R1個のサブフレームが構成されると、N*R1個のサブフレームをR/R1回繰り返す。
もし、Rmaxrep−sameSFの大きさが2のべき乗ではない場合(例えば、Rmaxrep−sameSF = 3又は5)、前記繰り返し方法でR/Rmaxrep−sameSF は定数ではない値が出ることがあり、この場合、前記繰り返し方法が適用できない。これを補完するために、NB−IoT TDDでII−1−2の案を用いて、Rmaxrep−sameSFの大きさが2n(n=0、1、2、...)以外の値を有するとき、繰り返し方法は下記のように決めてもよい。
II−1−2の案を用いて、Rmaxrep−sameSFの大きさが2n(n=0、1、2、...)を満たしていない場合
− N個の副送信ブロックで構成された送信ブロックがR回繰り返される場合、送信ブロックの各副送信ブロックは、R1=min(R、Rmaxrep−sameSF)個の連続されたサブフレームを介して送信される。送信ブロックを構成する各副送信ブロックが第1番目の副送信ブロックから順次にR1回繰り返されて計N*R1個のサブフレームが構成されると、N*R1個のサブフレームをR’=floor(R/R1)回繰り返す。もし、R−R’≠0である場合、残ったN*(R−R’)個のサブフレームは同じ副送信ブロックがそれぞれR−R’回繰り返して連続されて配置される構造で送信される。
図30は、II−1−2の案を例示的に示す。
図30では、送信ブロックが2個の副送信ブロックで構成されており、Rmaxrep−sameSF=3、R−R’=2である場合の例が示されている。
II−1−3.開始サブフレームを固定する方法
本節では、同じ副送信ブロックが連続的に繰り返される場合に取ることができるシンボルレベル結合の利得を高めるために、送信ブロックの送信が開始される開始サブフレームの位置を固定する方法を提案する。このときの固定される位置は、UL送信の場合、スペシャルサブフレーム以降、最初に出現するULサブフレームになることがあり、DL送信の場合、ULサブフレーム以降、最初に出現するDLサブフレームになることがある。例えば、図30を基準に説明するとき、UL/DLの設定#0の場合、ULの開始サブフレームは、2番、7番のサブフレーム、DLの開始サブフレームは、0番、5番のサブフレームになることがあり、UL/DLの設定#1の場合、ULの開始サブフレームは2番、7番のサブフレーム、DLの開始サブフレームは4番、9番のサブフレームになることがある。
これは、同じ副送信ブロックが連続的に繰り返される場合、これらの間の時間ドメイン上での距離が互いに連接するようにし、シンボルレベル結合の利得を高めるための目的であり得る。このため、II−1−3の案は、II−1−2の案と(又はII−1−1の案)連携して使用されてもよい。例えば、II−1−3の案がII−1−2の案と連携して使用される場合、繰り返し方法は下記のように決めてもよい。
II−1−2の案は、II−1−3の案を用いた繰り返し方式
N個の副送信ブロックで構成された送信ブロックがR回繰り返される場合、送信ブロックの各副送信ブロックは、R1=min(R、Rmaxrep−sameSF)個の連続されたサブフレームを介して送信される。送信ブロックを構成する各副送信ブロックが第1番目の副送信ブロックから順次にR1回繰り返され、計N*R1個のサブフレームが構成されると、N*R1個のサブフレームをR’=floor(R/R1)回繰り返す。もし、R−R’≠0である場合、残ったN*(R−R’)個のサブフレームは同じ副送信ブロックがそれぞれR−R’回繰り返して連続されて配置される構造で送信される。このとき、送信が開始される第1番目のサブフレームは、UL/DLの設定によって決定され得る。
II−1−4.一つの無線フレームに一つの副送信ブロックが繰り返される案
本節では、シンボルレベル結合の利得を高めるために、一つの無線フレームには同じ副送信ブロックのみが連続的に繰り返されるようにする案を提案する。このとき、同じ副送信ブロックが無線フレーム内で繰り返される大きさは、該当無線内の有効なサブフレームの個数と同じように決めてもよい。
提案する方法は、送信ブロックが繰り返される大きさRが特定の値Rthrよりも大きい場合にのみ適用され得る。これは、要求される送信ブロックの繰り返しが小さい場合、不要な繰り返しを防ぎ、早期デコーディング終了の効果を得るための目的であり得る。このとき、Rthrの値は、UL/DLの設定に応じて異なって適用され得る。
提案する案で、送信ブロックの繰り返しの値がRと決められた場合、各副送信ブロックがマッピングされる無線フレームをR個又はRの関数で決めてもよい。
II−1−5.アンカー(Anchor)搬送波と非アンカー(non−anchor)搬送波の繰り返し方式を互いに異なって決める案
本節では、アンカー搬送波と非アンカー搬送波の繰り返し方式を互いに異なって決める方法を提案する。NB−IoTで、アンカー搬送波はNPSS/NSSS/NPBCH/NB−SIB1が送信される搬送波で定義され得る。このとき、NPSS/NSSS/NPBCH/NB−SIB1は端末がeNBに接続するか、必要なシステム情報を得るための信号及びチャネルであって、各無線フレーム、又は特定の周期に合わせて送信されるように決められている。従って、アンカー搬送波は、非アンカー搬送波に比べて、利用可能なDLの有効なサブフレームリソースが不足することがある。従って、シンボルレベル結合の利得を得ることができる時間ドメイン上の互いに連接又は隣接した位置のDLの有効なサブフレームがないか、よく発生しないことがある。これを考慮し、アンカー搬送波では、早期デコーディング終了の効果を大きく得られるように繰り返し規則を適用し、非アンカー搬送波では、シンボルレベル結合の効果が得られる構造の繰り返し規則を適用する案を提案する。
前記の目的のために、アンカー搬送波では送信ブロックの単位の繰り返しが適用され得る。例えば、送信ブロックがN個の副送信ブロックで構成された場合、連続されたN個のサブフレームにN個の互いに異なる副送信ブロックを順次に配置し、これを送信ブロック単位でR回繰り返すように決めてもよい。反面、非アンカー搬送波の場合は、前記II−1−1の案、II−1−2の案、II−1−3の案、II−1−4の案のいずれかが使用されてもよく、一つ以上の方法が連携して使用されてもよい。II−1−5の案が使用される場合、アンカー搬送波での繰り返し方法は下記のように決めてもよい。
II−1−5の案を用いた繰り返し方式(アンカー搬送波の場合)
N個の副送信ブロックで構成された送信ブロックがR回繰り返される場合、送信ブロックの各副送信ブロックは、R1=1個の連続されたサブフレームを介して送信される。送信ブロックを構成する各副送信ブロックが第1番目の副送信ブロックから順次にR1回繰り返されて計N*R1個のサブフレームが構成されると、N*R1個のサブフレームをR/R1回繰り返す。
図31は、アンカー搬送波で繰り返しが適用される例を示す。
前記で例示的に説明した内容において、案は一連の段階又はブロックで説明されているが、本明細書の開示は、このような段階の順序のみに限定されるものではなく、ある段階は前述したところと異なる段階と異なる順序で、又は同時に発生し得る。また、当業者であれば、フローチャートに示された段階が排他的でなく、他の段階が含まれるか、フローチャートの一つ又はそれ以上の段階が本発明の範囲に影響を与えずに削除され得るということを理解すべきである。
これまで説明した、本発明の実施例は、様々な手段を通じて具現化され得る。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合等によって具現化され得る。具体的には、図を参照として説明することとする。
図32は、本明細書の開示が具現化される無線機器及び基地局を示したブロック図である。
図32を参照すると、無線機器100及び基地局200は、本明細書の開示を具現化することができる。
示された無線機器100は、プロセッサ101、メモリ102、及びトランシーバー103を含む。同様に示された基地局200は、プロセッサ201、メモリ202、及びトランシーバー203を含む。示されたプロセッサ101、201、メモリ102、202、及びトランシーバー103、203は、それぞれ別途のチップで具現化されてもよく、又は少なくとも二つ以上のブロック/機能が一つのチップを介して具現化されてもよい。
前記トランシーバー103、203は、送信機(transmitter)及び受信機(receiver)を含む。特定の動作が行われる場合、送信機及び受信機の何れかの動作のみが行われてもよく、又は送信機及び受信機の動作が何れも行われてもよい。前記トランシーバー103、203は、無線信号を送信及び/又は受信する一つ以上のアンテナを含み得る。また、前記トランシーバー103、203は、受信信号及び/又は送信信号の増幅のための増幅器と特定の周波数帯域上への送信のためのバンドパスフィルタを含み得る。
前記プロセッサ101、201は、本明細書で提案された機能、過程及び/又は方法を具現化できる。前記プロセッサ101、201は、エンコーダとデコーダを含み得る。例えば、プロセッサ101、202は、前述した内容による動作を行い得る。このようなプロセッサ101、201は、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、データ処理装置及び/又はベースバンド信号並びに無線信号を相互変換する変換機を含み得る。
メモリ102、202は、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/又は他の格納装置を含み得る。
図33は、図32に示された無線機器のトランシーバーの詳細ブロック図である。
図33を参照すると、トランシーバー110は送信機111と受信機112とを含む。前記送信機111は、DFT(Discrete Fourier Transform)部1111、副搬送波マッパー1112、IFFT部1113、及びCP挿入部11144、無線送信部1115を含む。前記送信機111は、変調器(modulator)をさらに含み得る。また、例えば、スクランブルユニット(図示せず;scramble unit)、モジュレーションマッパー(図示せず;modulation mapper)、レイヤーマッパー(図示せず;layer mapper)、及びレイヤーパーミュテータ(図示せず;layer permutator)をさらに含んでもよく、これは、前記DFT部1111に先だって配置されてもよい。即ち、PAPR(peak−to−average power ratio)の増加を防止するために、前記送信機111は、副搬送波に信号をマッピングする前に、先に情報をDFT1111を経るようにする。DFT部1111によって拡散(spreading)(又は同じ意味でプリコーディング)された信号を副搬送波マッパー1112を介して副搬送波マッピングを行った後、再度IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部1113を経て、時間軸上の信号にする。
DFT部1111は、入力されるシンボルにDFTを行い、複素数のシンボル(複素数のシンボル)を出力する。例えば、Ntxシンボルが入力されると(但し、Ntxは自然数)、DFTの大きさ(size)はNtxである。DFT部1111は、変換プリコーダ(transform precoder)と呼ばれ得る。副搬送波マッパー1112は、前記複素数シンボルを周波数領域の各副搬送波にマッピングさせる。前記複素数シンボルは、データ送信のために割り当てられたリソースブロックに対応するリソース要素にマッピングされ得る。副搬送波マッパー1112は、リソースマッパー(resource element mapper)と呼ばれ得る。IFFT部1113は、入力されるシンボルに対してIFFTを行い、時間領域の信号であるデータのための基本帯域(baseband)信号を出力する。CP挿入部1114は、データのための基本帯域信号の後部の一部を複写し、データのための基本帯域信号の前部に挿入する。CPの挿入を通じて、ISI(Inter−symbol Interference)、ICI(Inter−Carrier Interference)が防止され、多重経路のチャネルでも直交性が維持され得る。
他方、受信機112は、無線受信部1121、CP除去部1122、FFT部1123、及び等化部1124などを含む。前記受信機112の無線受信部1121、CP除去部1122、FFT部1123は、前記送信端111での無線送信部1115、CP挿入部1114、IFF部1113の逆機能を行う。前記受信機112は、復調器(demodulator)をさらに含み得る。