本願の実施形態は、ダウンリンク制御チャネル指示方法、端末装置、およびネットワーク装置を提供し、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なった(具体的には、2つのキャリアが互いに部分的にまたは完全に重なった)とき、端末装置が、PDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することを可能とする。以下の実施形態において、第1の時間−周波数リソースは、第5世代無線キャリア、新規無線(New Radio、NR)キャリア、LTEキャリア、または同様のものであってよく、第2の時間−周波数リソースは、LTEキャリア、UMTSキャリア、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communication、GSM(登録商標))キャリア、または同様のものであってよい。第1の時間−周波数リソースは、第2の時間−周波数リソースと異なる。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、ダウンリンク制御チャネル指示方法を提供し、当該方法は、端末装置が、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信する段階であって、第1の時間−周波数リソースは第2の時間−周波数リソースと部分的にまたは完全に重なる、段階と、端末装置が、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する段階とを備える。
本出願の本実施形態において提供されるダウンリンク制御チャネル指示方法によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、端末装置は、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信し、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースの強化型物理ダウンリンク制御チャネル(Enhanced PDCCH、 EPDCCH)時間周波数リソースの位置を決定してよい。第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアであるとき、第1の時間−周波数リソースは、5Gキャリア(すなわち、第5世代無線キャリア、NRキャリア、または同様のもの)である。この場合、本出願の本実施形態の本技術的解決手段において、5Gキャリアの端末装置は、指示情報に従って、5GキャリアのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することができる。
第1の態様を参照すれば、第1の態様の第1の可能な実装方式において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔である。
本実装方式において、第1の時間−周波数リソースが第2の時間−周波数リソースと完全に重なったとき、第1の時間−周波数リソースのガードバンドおよび第2の時間−周波数リソースのガードバンドは、異なる帯域幅を有し、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔が存在し、帯域間隔は、第2の時間−周波数リソースに対して干渉を受けない。従って、帯域間隔は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域として用いられ得る。ネットワーク装置は、帯域間隔を用いることによって指示情報を送信する。
第1の態様を参照すれば、第1の態様の第2の可能な実装方式において、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであり、第1の時間−周波数リソースが第2の時間−周波数リソースと完全に重なったとき、予め設定された周波数帯域は、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンドであるか、または、LTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドである。
本実装方式において、LTEキャリアアグリゲーションにおいて、LTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間、またはLTEセカンダリコンポーネントキャリア間にガードバンドが存在し、ガードバンドはLTEキャリアに対して干渉を受けない。従って、ガードバンドは、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域として用いられてよい。ネットワーク装置は、ガードバンドを用いることによって指示情報を送信する。
第1の態様を参照すれば、第1の態様の第3の可能な実装方式において、端末装置が、ネットワーク装置により、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信する段階は、端末装置が、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCH上で送信された指示情報を受信する段階を含む。
本実装方式において、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、ネットワーク装置は、PBCHを用いることによって、指示情報を端末装置へ送信し、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を柔軟に示し、第2の時間−周波数リソース上の既存信号との衝突を回避し得る。
第1の態様の第3の可能な実装方式を参照すれば、第1の態様の第4の可能な実装方式において、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセットおよび/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
第1の態様または第1の態様の第1から第4の可能な実装方式のうち任意の1つを参照すれば、第1の態様の第5の可能な実装方式において、指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含む。端末装置が、指示情報に従って第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する段階は、端末装置が、PCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定する段階であって、PCFICHは、制御エリアに位置するか、または制御エリアの外部の別の周波数帯域に位置する、段階と、端末装置が、制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する段階とを含む。
本実装方式において、具体的な実装プロセスにおいて、PCFICHは、自給型指示であってよく、具体的には、PCFICHは、第1の時間−周波数リソースの制御エリアに位置してよく、または、第1の時間−周波数リソースの制御エリアの外部の別の周波数帯域に位置してよい。端末装置は、PCFICHの指示に従って第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定する。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースの制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。
第1の態様の第5の可能な実装方式を参照すれば、第1の態様の第6の可能な実装方式において、方法は、予め設定された周波数帯域が第2の時間−周波数リソースにより占有されたとき、端末装置が、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域に対してブラインド検出を実行して、PCFICHを取得する段階であって、候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全て他の周波数帯域であるか、または第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域である、段階をさらに備える。
実際の応用において、予め設定された周波数帯域は、第2の時間−周波数リソースにより占有されてよく、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースにより占有されることができず、PCFICHを送信するために用いられることもできない。この場合、ネットワーク装置は、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域上でPCFICHを送信し得て、端末装置は、候補周波数帯域に対してブラインド検出を実行してPCFICHを取得し得る。ブラインド検出によってPCFICHを取得した後に、端末装置は、PCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定して得て、さらに、制御エリアにいてブラインド検出を実行して第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全て他の周波数帯域であってよい。代わりに、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域は、候補周波数帯域として用いられ得る。例えば、予め設定された周波数帯域に近接する1または複数のOFDMシンボルは、候補周波数帯域として用いられてよい。
第1の態様または第1の態様の第1から第4の可能な実装方式のうち任意の1つを参照すれば、第1の態様の第7の可能な実装方式において、指示情報は、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む。端末装置が、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する段階は、端末装置が、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とに基づき、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する段階を含む。
本実装方式において、指示情報は、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む。端末装置は、指示情報に含まれる時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボル、時間領域OFDMシンボルの数、周波数領域開始物理リソースブロックPRB、および周波数領域PRBの数に基づき、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を直接決定し得る。本実装方式において、端末装置は、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを認識する必要がない。従って、本実装方式において、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する処理がより容易である。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、ダウンリンク制御チャネル指示方法を提供し、当該方法は、ネットワーク装置が、第1の時間−周波数リソース上で予め設定された周波数帯域を決定する段階であって、第1の時間−周波数リソースは部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる、段階と、ネットワーク装置が、予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信する段階であって、指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含むか、または時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む、段階とを備える。
本出願の本実施形態において提供されているダウンリンク制御チャネル指示方法によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、ネットワーク装置は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信する。指示情報を受信したとき、端末装置は、指示情報に従って第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定し得る。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースのEPDCCH時間周波数リソースの位置を決定してよい。
第2の態様を参照すれば、第2の態様の第1の可能な実装方式において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔である。
本実装方式において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、第1の時間−周波数リソースのガードバンドおよび第2の時間−周波数リソースのガードバンドは異なる帯域幅を有し、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間に帯域間隔が存在し、帯域間隔は、第2の時間−周波数リソースに対して干渉を受けない。従って、帯域間隔は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域として用いられてよい。ネットワーク装置は、帯域間隔を用いることによって指示情報を送信する。
第2の態様を参照すれば、第2の態様の第2の可能な実装方式において、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであり、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンドであるか、または、LTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドである。
本実装方式において、LTEキャリアアグリゲーションにおいて、LTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間、またはLTEセカンダリコンポーネントキャリア間にガードバンドが存在し、ガードバンドは、LTEキャリアに対して干渉を受けない。従って、ガードバンドは、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域として用いられ得る。ネットワーク装置は、ガードバンドを用いることによって指示情報を送信する。
第2の態様を参照すれば、第2の態様の第3の可能な実装方式において、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCHに位置する周波数帯域である。
本実装方式において、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、ネットワーク装置は、PBCHを用いることによって指示情報を端末装置へ送信し、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を柔軟に示し、第2の時間−周波数リソース上の既存信号との衝突を回避し得る。
第2の態様または第2の態様の第1から第3の可能な実装方式のうち任意の1つを参照すれば、第2の態様の第4の可能な実装方式において、方法は、予め設定された周波数帯域が第2の時間−周波数リソースにより占有されたとき、ネットワーク装置が、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域上でPCFICHを送信する段階であって、候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であるか、または第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域である、段階とをさらに備える。
実際の応用において、予め設定された周波数帯域は、第2の時間−周波数リソースにより占有されてよく、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースにより占有されることができず、PCFICHを送信するために用いられることもできない。この場合、ネットワーク装置は、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域上でPCFICHを送信し得て、端末装置は、候補周波数帯域に対してブラインド検出を実行してPCFICHを取得し得る。ブラインド検出によってPCFICHを取得した後に、端末装置は、PCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定し得て、制御エリアにおいてブラインド検出をさらに実行して第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定し得る。候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であってよい。代わりに、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域は、候補周波数帯域として用いられてよい。例えば、予め設定された周波数帯域に近接する1または複数のOFDMシンボルは、候補周波数帯域として用いられてよい。
第2の態様の第3の可能な実装方式を参照すれば、第2の態様の第5の可能な実装方式において、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセット、および/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、端末装置を提供し、当該端末装置は、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信するよう構成される受信モジュールであって、第1の時間−周波数リソースは、部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる、受信モジュールと、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定するよう構成される処理モジュールとを備える。
本出願の本実施形態において提供される端末装置によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、端末装置は、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信し、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースのEPDCCH時間周波数リソースの位置を決定してよい。第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアである場合、第1の時間−周波数リソースは、5Gキャリア(すなわち、第5世代無線キャリア、NRキャリア、または同様のもの)である。この場合、本出願の本実施形態の本技術的解決手段において、5Gキャリアの端末装置は、指示情報に従って、5GキャリアのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することができる。
第3の態様を参照すれば、第3の態様の第1の可能な実装方式において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔である。
第3の態様を参照すれば、第3の態様の第2の可能な実装方式において、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであり、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンドであるか、または、LTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドである。
第3の態様を参照すれば、第3の態様の第3の可能な実装方式において、受信モジュールは具体的に、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCH上で送信された指示情報を受信するよう構成される。
第3の態様の第3の可能な実装方式を参照すれば、第3の態様の第4の可能な実装方式において、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセット、および/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
第3の態様または第3の態様の第1から第4の可能な実装方式のうち任意の1つを参照すれば、第3の態様の第5の可能な実装方式において、指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含む。処理モジュールは具体的に、制御エリアに位置するか、または、制御エリアの外部の別の周波数帯域に位置するPCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定し、制御エリアにおいてブラインド検出を実行して第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定するよう構成される。
第3の態様の第5の可能な実装方式を参照すれば、第3の態様の第6の可能な実装方式において、処理モジュールはさらに、予め設定された周波数帯域が第2の時間−周波数リソースにより占有されたとき、端末装置が第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域に対してブラインド検出を実行して、PCFICHを取得する、よう構成され、候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であるか、または、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域である。
第3の態様または第3の態様の第1から第4の可能な実装方式のうち任意の1つを参照すれば、第3の態様の第7の可能な実装方式において、指示情報は、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む。処理モジュールは具体的に、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とに基づき、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定するよう構成される。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、ネットワーク装置を提供し、当該ネットワーク装置は、第1の時間−周波数リソース上で予め設定された周波数帯域を決定するよう構成される処理モジュールであって、第1の時間−周波数リソースは部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる、処理モジュールと、予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信するよう構成される送信モジュールであって、指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含むか、または時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む、送信モジュールとを備える。
本出願の本実施形態において提供されているネットワーク装置によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、ネットワーク装置は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信する。指示情報を受信したとき、端末装置は、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定し得る。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースの時間周波数リソースのEPDCCHの位置を決定し得る。
第4の態様を参照すれば、第4の態様の第1の可能な実装方式において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔である。
第4の態様を参照すれば、第4の態様の第2の可能な実装方式において、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであり、第1の時間−周波数リソースが第2の時間−周波数リソースと完全に重なったとき、予め設定された周波数帯域は、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンドであるか、または、LTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドである。
第4の態様を参照すれば、第4の態様の第3の可能な実装方式において、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCHが位置する周波数帯域である。
第4の態様または第4の態様の第1から第3の可能な実装方式のうち任意の1つを参照すれば、第4の態様の第4の可能な実装方式いおいて、送信モジュールはさらに、予め設定された周波数帯域が第2の時間−周波数リソースにより占有されたとき、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域上でPCFICHを送信するよう構成され、候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であるか、または第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域である。
第4の態様の第3の可能な実装方式を参照すれば、第4の態様の第5の可能な実装方式において、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセット、および/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、プロセッサおよび送受信モジュールを備える端末装置を提供する。送受信モジュールは、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信するよう構成され、第1の時間−周波数リソースは、部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる。プロセッサは、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定するよう構成される。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶してよく、プログラムが実行されたとき、本出願の第1の態様の実施形態における任意の可能な実装方式に係るダウンリンク制御チャネル指示方法が実行され得る。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、プロセッサと送受信機とを備えるネットワーク装置を提供する。プロセッサは、第1の時間−周波数リソース上で予め設定された周波数帯域を決定するよう構成され、第1の時間−周波数リソースは、部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる。送受信機は、予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信するよう構成され、指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含むか、または、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶してよく、プログラムが実行されたとき、本出願の第2の態様の実施形態における任意の可能な実装方式に係るダウンリンク制御チャネル指示方法が実行され得る。 具体的な内容が以下の通りである。
当業者が本願の実施形態における技術的解決手段をより良く理解し、本願の実施形態の目的、特徴、および利点をより明白にするために、以下ではさらに、添付図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決手段を詳細に説明する。
本願の実施形態の技術的解決手段を説明する前に、本願の実施形態の応用シナリオはまず、添付図面を参照して説明される。図2は、本出願の実施形態に係る応用シナリオの概略図である。応用シナリオにおいて、第1の時間−周波数リソースは部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる。応用シナリオにおいて、端末装置21およびネットワーク装置22が存在する。以下の実施形態において、第5世代無線キャリア、NRキャリア、LTEキャリア、または同様のものは、第1の時間−周波数リソースに対応する周波数帯域に配置され得て、LTEキャリア、UMTSキャリア、GSM(登録商標)キャリア、または同様のは、第2の時間−周波数リソースに対応する周波数帯域に配置され得る。第1の時間−周波数リソースは、第2の時間−周波数リソースと異なる。
本出願の本実施形態において、具体的な実装プロセスにおいて、端末装置21は、音声および/またはデータ接続性をユーザに提供する装置、無線接続機能を有するハンドヘルド装置、または無線モデムに接続される別の処理装置であってよい。端末装置21は、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を介して1または複数のコアネットワークと通信し得る。端末装置21は、移動端末、例えば、携帯電話(または、「セルラ」電話と称される)または移動端末をううするコンピュータであってよい。例えば、端末装置21は、ポータブル、ポケットサイズの、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵型、または車載型の、無線アクセスネットワークと言語および/またはデータを交換するモバイル装置、例えば、パーソナルコミュニケーションサービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などの装置であってよい。端末装置21は、システム、加入者ユニット(subscriber unit、SU)、加入者局(subscriber station、SS)移動局(mobile station、MS)、遠隔局(remote station、RS)、アクセスポイント(access point、AP)、遠隔端末(remote terminal、RT)、アクセス端末(access terminal、AT)、ユーザ端末(user terminal、UT)、ユーザエージェント(user agent、UA)、ユーザ装置、またはユーザ機器(user equipment、UE)と称されてもよい。ネットワーク装置22は、基地局、強化型基地局、スケジューリング機能を有する中継、基地局機能を有する装置、または同様のものと称されてよい。基地局は、LTEシステムにおける進化型ノードB(evolved Node B, eNB)であってよく、または、別のシステムにおける基地局であってよい。このことは、本出願の本実施形態に限定されるものではない。
本願の実施形態において、ネットワーク装置22は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信してよく、端末装置21は、ネットワーク装置22により送信された指示情報を受信してよい。端末装置21は、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定してよい。本願の実施形態において、具体的な実装プロセスにおいて、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域、およびネットワーク装置22により予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報はそれぞれ、複数の存在形態を有する。指示情報が異なるとき、端末装置21により、指示情報に従って第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する方式も異なる。第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定した後に、端末装置21は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースの時間周波数リソースのEPDCCHの位置を決定してよい。
理解を容易にするために、図2において示されている応用シナリオにおける端末装置21およびネットワーク装置22の段階は、特定の実施形態を用いることによって以下において説明される。
図3は、本出願の実施形態に係るダウンリンク制御チャネル指示方法のフローチャートである。本実施形態は、端末装置21により実行される。具体的に、本実施形態は、以下の段階を含む。
段階S310において、端末装置21は、ネットワーク装置22により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信する。
第1の時間−周波数リソースは部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる。
本実施形態において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、第1の時間−周波数リソースは、第2の時間−周波数リソースと異なる。従って、第1の時間−周波数リソースのガードバンドおよび第2の時間−周波数リソースのガードバンドは異なる帯域幅を有し、具体的には、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間に帯域間隔が存在し、帯域間隔は、第2の時間−周波数リソースに対して干渉を受けない。従って、本出願の本実施形態の具体的な実装方式において、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域として用いられ得る。第1の時間−周波数リソースがNRキャリアであり、第2の時間−周波数リソースがLTEであるという例が以下で説明のために用いられる。
図4において示されているように、NRキャリアが完全にLTEキャリアと重なったとき、LTEキャリアアカウントのガードバンド41が、帯域幅の10%を占め、具体的には、両側のそれぞれのLTEキャリアのガードバンドは、帯域幅の5%を占める。現在、NRキャリアアカウントのガードバンド42が帯域幅の10%未満を占めると決定されている。従って、LTEキャリアのガードバンド41と、NRキャリアのガードバンド42との間に帯域間隔43が存在し、帯域間隔43は、LTEキャリアに対して干渉を受けない。当該シナリオにおいて、帯域間隔43は、NRキャリアの予め設定された周波数帯域として用いられ得る。ネットワーク装置22は、帯域間隔43を用いることによって指示情報を送信し得て、端末装置21は、帯域間隔43上で指示情報を受信し得る。
加えて、伝送速度が、高度モバイルブロードバンドeMBBシナリオにおいて大いに改善されることができることを考慮すると、第1の時間−周波数リソースが、第5世代無線キャリアまたはNRキャリアなどの5Gキャリアである場合、高帯域幅を有するeMBBは、導入されるとみなされ得る。この場合、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、第2の時間−周波数リソースは、LTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースに設定されてよく、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンド、またはLTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドが、利用のための予め設定された周波数帯域として用いられる。第1の時間−周波数リソースがNRキャリアであり、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであるという例が説明のために以下において用いられる。
例えば、NRキャリアは、40MHzの帯域幅を有し、LTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースは、2つの20−MHzのLTEキャリアのアグリゲーションによって形成される。図5に示されているように、両端のそれぞれの1.8425−MHzのガードバンド51、および18.015−MHzの利用可能な周波数帯域52を除き、LTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間、またはLTEセカンダリコンポーネントキャリア間に、285−KHzのガードバンド53が依然として存在する。ガードバンド53は、第2の時間−周波数リソースに対して干渉を受けない。従って、ガードバンド53は、NRキャリアの予め設定された周波数帯域として用いられ得る。ネットワーク装置22は、ガードバンド53を用いることによって指示情報を送信し得て、端末装置21は、ガードバンド53上で指示情報を受信し得る。ここで、ガードバンド51の帯域幅、利用可能な周波数帯域52、およびガードバンド53は、実際の状況に基づき、調整され得ることに留意するべきである。
本実施形態において、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域は代わりに、第1の時間−周波数リソースのPBCH(物理ブロードキャストチャネル、physical broadcast channel)により占有された周波数帯域であってよい。ネットワーク装置22は、PBCHを用いることによって指示情報を端末装置21へ送信して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を柔軟に示し、第2の時間−周波数リソース上の既存信号との衝突を回避し得る。
本実施形態において、ネットワーク装置22により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報は、複数の存在形態を有し得る。例えば、指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネル(physical control format indicator channel、PCFICH)を含んでよい。別の例において、指示情報は、時間領域開始直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロック(physical resource block、PRB)と、周波数領域PRBの数とを含んでよい。
段階S320において、端末装置21は、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。
本出願の本実施形態において、具体的な実装プロセスでは、段階S310において端末装置21により受信された指示情報の異なる表現形式に基づき、段階S320は、それに応じて、異なる形式において実行される。
例えば、段階S310において端末装置21により受信された指示情報が物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含むとき、段階S320は、端末装置21が、PCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定する段階と、端末装置21が、第1の時間−周波数リソースの制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する段階とを含んでよい。
PCFICHは、第1の時間−周波数リソースの制御エリアが位置する時間周波数リソースの位置情報を含む。第1の時間−周波数リソースの制御エリアが位置するPRBがプロトコルにおいて合意されたとき、位置情報は、第1の時間−周波数リソースの制御エリアが位置するOFDMシンボルの時間領域情報である。第1の時間−周波数リソースの制御エリアが位置するOFDMシンボルがプロトコルにおいて合意されたとき、位置情報は、第1の時間−周波数リソースの制御エリアが位置するPRBの周波数領域情報である。位置情報は代わりに、第1の時間−周波数リソースの制御エリアが位置するPRBの周波数領域情報、および第1の時間−周波数リソースの制御エリアが位置するOFDMシンボルの時間領域情報の両方を含んでよい。端末装置21は、位置情報に基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定してよい。
本実装方式において、具体的な実装プロセスにおいて、PCFICHは、自給型指示であってよく、具体的には、PCFICHは、第1の時間−周波数リソースの制御エリアに位置してよい。この場合、第1の時間−周波数リソースの制御エリアは、予め設定された周波数帯域と重なる。PCFICHは代わりに、第1の時間−周波数リソースの制御エリアの外部の別の周波数帯域に位置し得る。この場合、第1の時間−周波数リソースの制御エリアは、予め設定された周波数帯域と重ならない。
本実装方式における実装プロセスについては、図6を参照されたい。PCFICHを受信した後に、端末装置21は、PCFICHの指示に従って第1の時間−周波数リソースの制御エリア61を決定する。そして、端末装置21は、第1の時間−周波数リソースの制御エリア61においてブラインド検出を実行して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。
別の例において、段階S310において端末装置21により受信された指示情報が開始時間領域直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含むとき、段階S320は、端末装置21が、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とに基づき、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する段階を含んでよい。
本実装方式における実装プロセスについては、図7を参照されたい。指示情報を受信した後に、端末装置21は、指示情報における時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボル、時間領域OFDMシンボルの数、周波数領域開始物理リソースブロックPRB、および周波数領域PRBの数に基づき、時間領域開始OFDMシンボルが第4のOFDMシンボルであり、時間領域OFDMシンボルの数が8であり、開始周波数領域PRBが第2のPRBであり、周波数領域PRBの数が2であることを認識する。従って、図7の71に示されているように、端末装置21は、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定し得る。
本実装方式において、指示情報は、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む。端末装置21は、指示情報に含まれる時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボル、時間領域OFDMシンボルの数、周波数領域開始物理リソースブロックPRB、および周波数領域PRBの数に基づき、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を直接決定してよい。本実装方式において、端末装置21は、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを認識する必要がない。従って、本実装方式において、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する処理がより容易である。
本出願の本実施形態において提供されるダウンリンク制御チャネル指示方法によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、端末装置は、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信し、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースのEPDCCH時間周波数リソースの位置を決定し得る。第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアであるとき、第1の時間−周波数リソースは、5Gキャリア(すなわち、第5世代無線キャリア、NRキャリア、または同様のもの)である。この場合、本出願の本実施形態の本技術的解決手段において、5Gキャリアの端末装置は、指示情報に従って、5GキャリアのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することができる。
加えて、実際の応用において、予め設定された周波数帯域は、第2の時間−周波数リソースにより占有され得て、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースにより占有されることができず、PCFICHを送信するために用いられることもできない。この場合、ネットワーク装置22は、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域上でPCFICHを送信し得て、端末装置21は、候補周波数帯域に対してブラインド検出を実行してPCFICHを取得し得る。ブラインド検出によってPCFICHを取得した後に、端末装置は、PCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定し得て、さらに、制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定し得る。候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であってよい。代わりに、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域は、候補周波数帯域として用いられ得る。例えば、予め設定された周波数帯域に近接する1または複数のOFDMシンボルが、候補周波数帯域として用いられ得る。
さらに、ネットワーク装置22は、第1の時間−周波数リソースのPBCH上で、OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセットおよび/またはPRBレベルでの周波数領域オフセットを送信してよく、具体的には、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセット、および/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
図8は、本出願の実施形態に係る別のダウンリンク制御チャネル指示方法のフローチャートである。本実施形態は、ネットワーク装置22により実行される。具体的に、本実施形態は、以下の段階を含む。
段階S810において、ネットワーク装置22は、第1の時間−周波数リソース上で予め設定された周波数帯域を決定する。
第1の時間−周波数リソースは部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる。ネットワーク装置22により決定された予め設定された周波数帯域は、実際のシナリオに基づき、異なる表現形式を有し得る。
第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、第1の時間−周波数リソースは、第2の時間−周波数リソースと異なる。従って、第1の時間−周波数リソースのガードバンドおよび第2の時間−周波数リソースのガードバンドは、異なる帯域幅を有し、具体的には、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間に帯域間隔が存在し、帯域間隔は、第2の時間−周波数リソースに対して干渉を受けない。従って、本出願の本実施形態の具体的な実装方式において、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域として用いられ得る。第1の時間−周波数リソースがNRキャリアであり、第2の時間−周波数リソースがLTEである例が、説明のために以下において用いられる。
図4において示されているように、NRキャリアが完全にLTEキャリアと重なったとき、LTEキャリアアカウントのガードバンド41は、帯域幅の10%を占め、具体的には、両側のそれぞれのLTEキャリアのガードバンドは、帯域幅の5%を占める。現在、NRキャリアアカウントのガードバンド42は帯域幅の10%未満を占めることが決定されている。従って、LTEキャリアのガードバンド41とNRキャリアのガードバンド42との間に帯域間隔43が存在し、帯域間隔43は、LTEキャリアに対して干渉を受けない。シナリオにおいて、帯域間隔43は、NRキャリアの予め設定された周波数帯域として用いられてよい。ネットワーク装置22は、帯域間隔43を用いることによって指示情報を送信してよく、端末装置21は、帯域間隔43上で指示情報を受信してよい。
加えて、伝送速度が高度モバイルブロードバンドeMBBシナリオにおいて大いに改善されることができることを考慮すると、第1の時間−周波数リソースが第5世代無線キャリア、またはNRキャリアなどの5Gキャリアであるとき、高帯域幅を有するeMBBは、導入されるとみなされ得る。この場合、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、第2の時間−周波数リソースは、LTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースに設定され得て、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンド、またはLTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドが、利用のための予め設定された周波数帯域として用いられる。第1の時間−周波数リソースがNRキャリアであり、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであるという例が、説明のために以下において用いられる。
例えば、NRキャリアは、40MHzの帯域幅を有し、LTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースが2つの20−MHzのLTEキャリアのアグリゲーションによって形成される。図5において示されているように、両端のそれぞれの1.8425−MHzのガードバンド51および18.015−MHzの利用可能な周波数帯域52を除き、LTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間、またはLTEセカンダリコンポーネントキャリア間の285−KHzのガードバンド53が依然として存在する。ガードバンド53は、第2の時間−周波数リソースに対して干渉を受けない。従って、ガードバンド53は、NRキャリアの予め設定された周波数帯域として用いられ得る。ネットワーク装置22は、ガードバンド53を用いることによって指示情報を送信して得て、端末装置21は、ガードバンド53上で指示情報を受信し得る。ここで、ガードバンド51の帯域幅、利用可能な周波数帯域52、およびガードバンド53は、実際の状況に基づき、調整され得ることに留意するべきである。
本実施形態において、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域は代わりに、第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH)により占有された周波数帯域であってよい。
段階S820において、ネットワーク装置22は、予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信する。
ネットワーク装置22により予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含んでよい。代わりに、ネットワーク装置22により予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報は、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含んでよい。
本実施形態において、予め設定された周波数帯域が第1の時間−周波数リソースのPBCHである場合、ネットワーク装置22は、PBCHを用いることによって指示情報を端末装置21へ送信して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を柔軟に示し、第2の時間−周波数リソース上の既存信号との衝突を回避し得る。
本出願の本実施形態において提供されるダウンリンク制御チャネル指示方法によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、ネットワーク装置は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信する。指示情報を受信したとき、端末装置は、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定してよい。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースの時間周波数リソースのEPDCCHの位置を決定してよい。
加えて、実際の応用において、予め設定された周波数帯域は、第2の時間−周波数リソースにより占有されてよく、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースにより占有されることができず、PCFICHを送信するために用いられることもできない。この場合、ネットワーク装置22は、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域上でPCFICHを送信し得て、端末装置21は、候補周波数帯域に対してブラインド検出を実行してPCFICHを取得し得る。ブラインド検出をによってPCFICHを取得した後に、端末装置は、PCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定し、さらに、制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定し得る。候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であり得る。代わりに、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域は、候補周波数帯域として用いられ得る。例えば、予め設定された周波数帯域に近接する1または複数のOFDMシンボルは、候補周波数帯域として用いられ得る。
さらに、ネットワーク装置22は、第1の時間−周波数リソースのPBCH上で、OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセットおよび/またはPRBレベルでの周波数領域オフセットを送信してよく、具体的には、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセット、および/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
第1の時間−周波数リソースが第5世代キャリアまたはNRキャリアなどの5Gキャリアであり、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアである場合、5Gキャリアの端末装置が、前述の方法の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル指示方法を用いることによって、指示情報に基づき、5GキャリアのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することが必要なだけでなく、LTEキャリアの端末装置も、LTEキャリアのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することが必要であることに特に留意するべきである。この場合、LTEキャリアの端末装置は、以下の方法を用いることによって、LTEキャリアのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定してよい。
具体的には、ネットワーク装置は、PCFICHを用いることによって、LTE共有制御エリアにより占有されたOFDMシンボルの数X(Xは1、2、または3に等しい)を端末装置に示す。そして、端末装置は、LTE共有制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、PDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。図9に示されている例において、PCFICHは、前の2つ(すなわち、X=2)のOFDMシンボルが位置するエリアがLTE共有制御エリアであることを示す。前述に基づき、端末装置は、LTE共有制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、PDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。端末装置は、PDCCHの指示に基づき、EPDCCH時間周波数リソースの位置を決定する。第1の時間−周波数リソースが第5世代無線キャリアまたはNRキャリアなどの5Gキャリアであり、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアである場合、第1の時間−周波数リソースの制御エリアにより占有されたOFDMシンボルの数は、LTE共有制御エリアにより占有されたOFDMシンボルの数と同じであるか、またはそれと異なってよい。
前述の方法の実施形態に対応して、本願の実施形態はさらに、端末装置およびネットワーク装置などの装置の対応する実施形態を提供する。
図10は、本出願の実施形態に係る端末装置の概略構造図である。端末装置は、図3において示されているダウンリンク制御チャネル指示方法を実行するよう構成される。端末装置は、受信モジュール1010および処理モジュール1020を備え得る。
受信モジュール1010は、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信されされた指示情報を受信するよう構成される。第1の時間−周波数リソースは部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる。
処理モジュール1020は、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定するよう構成される。
本出願の本実施形態において提供される端末装置によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、端末装置は、ネットワーク装置により、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で送信された指示情報を受信し、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定する。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースのEPDCCH時間周波数リソースの位置を決定し得る。第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアであるとき、第1の時間−周波数リソースは、5Gキャリア(すなわち、第5世代無線キャリア、NRキャリア、または同様のもの)である。この場合、本出願の本実施形態の本技術的解決手段において、5Gキャリアの端末装置は、指示情報に従って、5GキャリアのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することができる。
任意選択的に、本出願の本実施形態の具体的な実装方式において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔である。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであり、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンドであるか、またはLTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドである。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、受信モジュール1010は具体的には、ネットワーク装置により第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCH上で送信された指示情報を受信するよう構成される。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセット、および/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含む。処理モジュール1020は具体的には、制御エリアに位置するか、または制御エリアの外部の別の周波数帯域に位置するPCFICHに基づき、第1の時間−周波数リソースの制御エリアを決定し、制御エリアにおいてブラインド検出を実行して、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定するよう構成される。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、処理モジュールはさらに、予め設定された周波数帯域が第2の時間−周波数リソースにより占有されたとき、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域に対してブラインド検出を実行してPCFICHを取得するよう構成され得る。候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であるか、または、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置にある周波数帯域である。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、指示情報は、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む。処理モジュール1020は具体的には、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とに基づき、第1の時間−周波数リソースの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定するよう構成される。
図11は、本出願の実施形態に係るネットワーク装置の概略構造図である。ネットワーク装置は、図8に示されているダウンリンク制御チャネル指示方法を実行するよう構成される。ネットワーク装置は、処理モジュール1110および送信モジュール1120を備えてよい。
周波数帯域決定モジュール1110は、第1の時間−周波数リソース上で予め設定された周波数帯域を決定するよう構成される。第1の時間−周波数リソースは部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なる。
情報送信モジュール1120は、予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信するよう構成される。指示情報は、物理制御フォーマットインジケータチャネルPCFICHを含むか、または、時間領域開始直交周波数分割多重OFDMシンボルと、時間領域OFDMシンボルの数と、周波数領域開始物理リソースブロックPRBと、周波数領域PRBの数とを含む。
本出願の本実施形態において提供されるネットワーク装置によれば、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、ネットワーク装置は、第1の時間−周波数リソースの予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信する。指示情報を受信したとき、端末装置は、指示情報に従って、第1の時間−周波数リソースのPDCCH時間−周波数リソースの位置を決定してよい。そして、端末装置は、第1の時間−周波数リソースのPDCCHの指示に従って、第1の時間−周波数リソースのEPDCCH時間周波数リソースの位置を決定し得る。
任意選択的に、本出願の本実施形態の具体的な実装方式において、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースのガードバンドと第2の時間−周波数リソースのガードバンドとの間の帯域間隔である。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、第2の時間−周波数リソースがLTEキャリアアグリゲーション後に取得された時間周波数リソースであり、第1の時間−周波数リソースが完全に第2の時間−周波数リソースと重なったとき、予め設定された周波数帯域は、LTEキャリアアグリゲーションにおけるLTEプライマリコンポーネントキャリアとLTEセカンダリコンポーネントキャリアとの間のガードバンドであるか、または、LTEセカンダリコンポーネントキャリア間のガードバンドである。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、予め設定された周波数帯域は、第1の時間−周波数リソースの物理ブロードキャストチャネルPBCHが位置する周波数帯域である。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、情報送信モジュール1120はさらに、予め設定された周波数帯域が第2の時間−周波数リソースにより占有されたとき、ネットワーク装置により、第1の時間−周波数リソースの候補周波数帯域上でPCFICHを送信するよう構成される。候補周波数帯域は、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域以外の全ての他の周波数帯域であるか、または、第1の時間−周波数リソース上の予め設定された周波数帯域の外部の特定の位置の周波数帯域である。
任意選択的に、本出願の本実施形態の別の特定の実装方式において、PBCHは、直交周波数分割多重OFDMシンボルレベルでの時間領域オフセット、および/または物理リソースブロックPRBレベルでの周波数領域オフセットを含んでよい。
図12は、本出願の実施形態に係る端末装置の概略構造図である。端末装置は、前述の実施形態のうちのいずれかにおける端末装置であってよく、前述の実施形態における方法の段階を実行するよう構成される。
図12に示されているように、端末装置は、プロセッサ121と、メモリ122と、送受信モジュール123とを備えてよい。送受信モジュールは、受信機1231、送信機1232、およびアンテナ1233などの構成要素を含んでよい。端末装置はさらに、より多くの、またはより少ない構成要素を備えてよく、または、いくつかの構成要素が組み合わされてよく、または構成要素は、異な方式において設置されてよい。このことは本出願において限定されるものではない。
プロセッサ121は、端末装置の制御センタであり、様々なインタフェースおよび配線を用いることによって端末装置全体の各部に接続される。プロセッサ121は、メモリ122に記憶されているソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを動作または実行し、メモリ122に記憶されているデータを呼び出して、端末装置の様々な機能を実行し、および/またはデータを処理する。プロセッサ121は、集積回路(integrated circuit、IC)を含んでよく、例えば、単一のパッケージされたICを含んでよく、または同じ機能もしくは異なる機能を有し、互いに接続される複数のパッケージされたICを含んでよい。例えば、プロセッサ121は、中央演算処理装置(Central Processing Unit、CPU)のみを含んでよく、または、GPU、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、および送受信モジュール中の制御チップ(ベースバンドチップなど)の組み合わせを含んでよい。本出願の様々な実装方式において、CPUは、単一演算コアであってよく、または、複数の演算コアを含んでよい。
送受信モジュール123は、通信チャネルを用いることによって端末装置が受信装置に接続され、端末装置間のデータ伝送を実現するように、通信チャネルを確立するよう構成される。送受信モジュールは、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)モジュール、Bluetooth(登録商標)モジュール、およびベースバンド(base band)モジュールなどの通信モジュールと、通信モジュールに対応するする無線周波数(radio frequency、RF)回路とを含み、例えば、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))および/または高速ダウンリンクパケットアクセス(High Speed Downlink Packet Access、HSDPA)における通信のような、無線ローカルエリアネットワーク通信、Bluetooth(登録商標)通信、赤外線通信、および/またはセルラ通信システム通信を実行し得る。送受信モジュールは、端末装置の構成要素間の通信を制御するよう構成され、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)をサポートしてよい。
本出願の異なる実装方式において、送受信モジュール123における各送受信モジュールは通常、集積回路チップ(integrated circuit chip)の形式で実行され、選択的に組み合わされ得る。送受信モジュールおよび対応するアンテナグループの全てを含む必要がない。例えば、送受信モジュール123は、セルラ通信システムにおいて通信機能を提供するよう、ベースバンドチップ、無線周波数チップ、および対応するアンテナのみを含み得る。端末装置は、例えば、無線ローカルエリアネットワークアクセスまたはWCDMA(登録商標)アクセスのような、送受信モジュールにより確立された無線通信接続を介して、セルラネットワーク(cellular network)またはインターネット(internet)に接続されてよい。本出願のいくつかの任意選択的な実装方式において、送受信モジュールにおける、例えば、ベースバンドモジュールのような通信モジュールは、プロセッサ内に統合され得る。典型的な例としては、クアルコム(Qualcomm)社により提供されるAPQ+MDMシリーズプラットフォームである。無線周波数回路は、呼処理において情報を受信および送信する、または信号を受信および送信するよう構成される。例えば、無線周波数回路は、処理のためにネットワーク装置のダウンリンク情報を受信してダウンリンク情報をプロセッサへ送信し、アップリンク関連のデータをネットワーク装置へ送信する。通常、無線周波数回路は、機能を実行するよう構成される周知の回路を含む。周知の回路は、アンテナシステム、無線周波数送受信機、1または複数の増幅器、チューナ、1または複数の発振器、デジタル信号プロセッサ、コデック(codec)チップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリ、および同様のものを含むが、それらに限定されるものではない。加えて、無線周波数回路はさらに、無線通信を介してネットワークおよび別の装置と通信してよい。無線通信は、任意の通信規格またはプロトコルを用いてよく、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA(登録商標))、高速アップリンクパケットアクセス(High Speed Uplink Packet Access、HSUPA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、ショートメッセージングサービス(Short Messaging Service、SMS)、および同様のものを含むが、それらに限定されるものではない。
本出願の本実施形態において、受信モジュール1010により実行される必要がある機能は、端末装置の送受信モジュール123により実行されてよく、または、プロセッサ121により制御される送受信モジュール123により実行されてよい。処理モジュール1020により実行される必要がある機能は、プロセッサ121により実行されてよい。
図13は、本発明の実施形態に係るネットワーク装置の概略構造図である。ネットワーク装置は、前述の実施形態のうちのいずれかにおけるネットワーク装置であってよく、前述の実施形態における方法の段階を実現するよう構成される。
ネットワーク装置は、プロセッサ131、メモリ132、送受信機133、および同様のものを備え得る。
プロセッサ131は、ネットワーク装置の制御センタであり、様々なインタフェースおよび配線を用いることによってネットワーク装置全体の各部に接続される。プロセッサ131は、メモリに記憶されているソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを動作させ、または実行し、メモリ132に記憶されているデータを呼び出して、ネットワーク装置の様々な機能を実行し、および/またはデータを処理する。プロセッサ131は、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、またはCPUおよびNPの組み合わせであってよい。プロセッサはさらに、ハードウェアチップを含んでよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device (programmable logic device、PLD)、または、それらの組み合わせであってよい。PLDは、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field−programmable gate array、FPGA)、ジェネリックアレイロジック(generic array logic、GAL)、または、それら任意の組み合わせであってよい。
メモリ132は、例えば、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)のような揮発性メモリ(volatile memory)を含んでよく、または、例えば、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid−state drive、SSD)のような不揮発性メモリ(non−volatile memory)を含んでよい。代わりに、メモリ132は、前述の種類のメモリの組み合わせを含んでよい。メモリは、プログラムまたはコードを記憶し得る。ネットワーク装置におけるプロセッサ131は、プログラムまたはコードを実行して、ネットワーク装置の機能を実現する。
送受信機133は、データを受信または送信するよう構成され得る。送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを端末装置または別のネットワーク装置へ送信し得る。送受信機は、プロセッサの制御の下で、端末装置または別のネットワーク装置により送信されたデータを受信する。
本出願の本実施形態において、送受信機133は、図8に示されている実施形態における方法の予め設定された周波数帯域上で指示情報を送信する段階を実行するよう構成されてよい。送信モジュール1120により実行される必要がある機能は、ネットワーク装置の送受信機133により実行されてよく、または、プロセッサ131により制御される送受信機133により実行されてよい。処理モジュール1110により実行される必要がある機能は、プロセッサ131により実行され得る。
具体的な実装方式において、本出願の実施形態はさらに、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶し得る。プログラムが実行されたとき、本出願において提供されているデータ伝送方法の各実施形態のいくつか、または全ての段階は、含まれ得る。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(read−only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)または同様のものであってよい。
当業者は、本願の実施形態における技術が、必要なコモディティハードウェアプラットフォームに加えて、ソフトウェアにより実行され得るということを明確に理解し得る。そのような理解に基づき、本質的にまたは部分的に従来技術に寄与する本願の実施形態の技術的解決手段が、ソフトウェア製品の形態において実行され得る。コンピュータソフトウェア製品は、ROM/RAM、ハードディスク、または光ディスクなどの記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置、または同様のものであり得る)コンピュータ装置命令するためのいくつかの命令を含み、本願の実施形態において説明されている方法、または実施形態のいくつかの部分を実行する。
本明細書における実施形態は全て、実施形態における同じまたは同様の部分について漸進的方式で説明されており、これらの実施形態を参照されたく、各実施形態は、他の実施形態との相違点に注目している。特に、システムおよび装置実施形態は、方法の実施形態と基本的に同様であり、従って、簡潔的に説明される。関連部分について、方法の実施形態における説明を参照されたい。
前述の説明は、本出願の実装方式であるが、本出願の保護範囲を限定するものではない。本出願の精神および原則内で行われた任意の変更、均等な置き換え、改善、および同様のは、本出願の保護範囲に含まれるべきである。
本願の実施形態は、ダウンリンク制御チャネル指示方法、端末装置、およびネットワーク装置を提供し、第1の時間−周波数リソースが部分的にまたは完全に第2の時間−周波数リソースと重なった(具体的には、2つのキャリアが互いに部分的にまたは完全に重なった)とき、端末装置が、PDCCH時間−周波数リソースの位置を決定することを可能とする。以下の実施形態において、第1の時間−周波数リソースは、第5世代無線キャリア、新規無線(New Radio、NR)キャリア、LTEキャリア、または同様のものであってよく、第2の時間−周波数リソースは、LTEキャリア、UMTSキャリア、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communications、GSM(登録商標))キャリア、または同様のものであってよい。第1の時間−周波数リソースは、第2の時間−周波数リソースと異なる。
本出願の本実施形態において、具体的な実装プロセスにおいて、端末装置21は、音声および/またはデータ接続性をユーザに提供する装置、無線接続機能を有するハンドヘルド装置、または無線モデムに接続される別の処理装置であってよい。端末装置21は、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を介して1または複数のコアネットワークと通信し得る。端末装置21は、移動端末、例えば、携帯電話(または、「セルラ」電話と称される)または移動端末をううするコンピュータであってよい。例えば、端末装置21は、ポータブル、ポケットサイズの、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵型、または車載型の、無線アクセスネットワークと言語および/またはデータを交換するモバイル装置、例えば、パーソナルコミュニケーションサービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などの装置であってよい。端末装置21は、システム、加入者ユニット(subscriber unit、SU)、加入者局(subscriber station、SS)移動局(mobile station、MS)、遠隔局(remote station、RS)、アクセスポイント(access point、AP)、遠隔端末(remote terminal、RT)、アクセス端末(access terminal、AT)、ユーザ端末(user terminal、UT)、ユーザエージェント(user agent、UA)、ユーザ装置、またはユーザ機器(user equipment、UE)と称されてもよい。ネットワーク装置22は、基地局、強化型基地局、スケジューリング機能を有する中継局、基地局機能を有する装置、または同様のものと称されてよい。基地局は、LTEシステムにおける進化型ノードB(evolved Node B, eNB)であってよく、または、別のシステムにおける基地局であってよい。このことは、本出願の本実施形態に限定されるものではない。