JP2020502881A - ユーザプレーン切替えのためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 - Google Patents
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Abstract
ネットワークノードを動作させるための方法。ネットワークノードは、無線通信デバイスに関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供する(503)。無線リンクは、第1のネットワークノードに関連する第1の無線リンクから、第2のネットワークノードに関連する第2の無線リンクに切り替えられる。無線リンクを切り替えるための時間は、取得された第2のネットワークノードにおけるユーザプレーンデータの送信機会の指示に基づく。【選択図】図5
Description
本明細書の実施形態は、ネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法に関する。特に、それらの実施形態は、無線通信ネットワークにおけるユーザプレーン切替えに関する。
端末など、無線通信デバイスは、たとえば、ユーザ機器(UE)、モバイル端末、無線端末および/または移動局としても知られている。これらの用語は、以下で互換的に使用される。
無線通信デバイスは、セルラー無線システムまたはセルラーネットワークと呼ばれることもある、無線またはセルラー通信ネットワークあるいは無線通信システム中で無線通信することを可能にされる。通信は、無線通信ネットワーク内に備えられる、無線アクセスネットワーク(RAN)および場合によっては1つまたは複数のコアネットワークを介して、たとえば、2つの無線通信デバイス間で、無線通信デバイスと通常の電話との間でおよび/または無線通信デバイスとサーバとの間で実施され得る。
基地局など、アクセスノードとも呼ばれるアクセスネットワークノードは、アクセスネットワークノードの範囲内で無線周波数上で動作するエアインターフェースを介して無線通信デバイスと通信する。本開示のコンテキストでは、ダウンリンク(DL)という表現が、アクセスネットワークノードから無線通信デバイスへの送信経路のために使用される。アップリンク(UL)という表現が、反対方向の、すなわち無線通信デバイスからアクセスネットワークノードへの送信経路のために使用される。
さらに、各アクセスネットワークノードは、無線アクセス技術(RAT)とも呼ばれる1つまたは複数の通信技術または無線インターフェースをサポートし得る。無線通信技術の例は、新しい無線(NR)、Long Term Evolution(LTE)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM)である。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)として知られるフォーラムでは、電気通信サプライヤが、ネットワークのための規格を提案およびそれに関して同意し、向上されたデータレートおよび無線容量を研究する。
モビリティ
モビリティは、多くの無線通信ネットワークにおける要件である。無線通信ネットワークは、たとえば、一般にハンドオーバと呼ばれる、あるセルから別のセルにまたはあるアクセスネットワークノードから別のアクセスネットワークノードに無線通信ネットワークと無線通信デバイスとの間の接続を転送することによって、無線通信デバイスのモビリティ、たとえば無線通信デバイスのサービス継続性をサポートする。
モビリティは、多くの無線通信ネットワークにおける要件である。無線通信ネットワークは、たとえば、一般にハンドオーバと呼ばれる、あるセルから別のセルにまたはあるアクセスネットワークノードから別のアクセスネットワークノードに無線通信ネットワークと無線通信デバイスとの間の接続を転送することによって、無線通信デバイスのモビリティ、たとえば無線通信デバイスのサービス継続性をサポートする。
ハンドオーバは、データのいかなるロスもなしに、およびできるだけ小さい中断で起こるべきである。
LTEでは、たとえば3GPP TS36.300バージョン14.0.0によって記述されているように、無線通信ネットワークによって制御され、無線通信デバイスによって支援される、ハンドオーバが利用される。無線通信デバイスは、必要な場合および可能な場合、サービス継続性と品質とを保証する最も適切なセルに移動される。
電気通信産業は、第5世代移動電気通信システム(5G)を現在開発している。5GのNRは、第4世代RATである現在のLTEよりも高い周波数上で動作し得る。このため、NR基地局、たとえばNR規格に従って動作する基地局が、LTE基地局がカバーするエリアの一部のみをカバーし得る可能性がある。
図1は、共存するLTEおよびNR RANのための3つの一般的なカバレッジシナリオを例示する。NR RANは、破線のまたは塗りつぶされたカバレッジエリアでマークされている。左側のカバレッジシナリオは初期カバレッジシナリオであり、長期シナリオが右側に例示されている。右上シナリオは、コロケートされたカバレッジエリアに対応し、右下は、コロケートされていないカバレッジエリアに対応する。
NR周波数帯域についてのより高いパスロスに加えて、より高い周波数は、より低い回折ならびにより高い屋外および/または屋内透過ロスに関して、無線信号のより困難な伝搬状態をも暗示する。NRにおけるビームフォーミングの使用とともに、これは、NR無線リンクが、LTEのための対応する無線リンクよりも速く変動することが予想されることを意味する。すなわち、NRを使用している無線通信デバイスが、高い周波数における信号強度の急激な低下に遭遇し得る。これを克服するために、3GPPにおいてLTEとNRとの間の「緊密な統合」を可能にするための議論があり、これは、LTEにおけるデュアルコネクティビティ(DC)と同様のソリューションを意味し得る。そのようなソリューションは、文書3GPP R2−165330、LTEとNRとの間のデュアルコネクティビティベースのリンク切替えにおいて記述されている。これは、NRに従って動作するネットワークノードがカバレッジホールを有するとき、LTEに従って動作する、たとえばより低い周波数において動作するネットワークノードが、無線通信デバイスのためのカバレッジを保証し得るので、より信頼できる接続を可能にする。
DCでは、UEなど、無線通信デバイスは、マスタeNB(MeNB)およびセカンダリeNB(SeNB)と呼ばれる2つのネットワークノードによってサーブされ得る。DCにおける無線通信デバイスは、一般に、MeNBとの接続およびSeNBとの接続の各々のための別個の送信機および受信機(Tx/Rx)を有する。これは、MeNBおよびSeNBが、たとえばそれらのそれぞれのセル上で、1つまたは複数のプロシージャ、たとえば、無線リンク監視(RLM)、間欠受信(DRX)サイクルなどを用いて、無線通信デバイスを独立して設定することを可能にする。
より詳細には、LTEのRAN、たとえば拡張UMTS地上RAN(E−UTRAN)がDC動作をサポートし、それにより、複数のRx/Tx能力をもつUEが、eNB間のX2インターフェースを介して、理想的でないバックホールを介して接続された2つのeNB中にある、2つの別個のスケジューラによって提供される無線リソースを利用するように設定される。各スケジューラは、スケジューラが送信機会ごとに扱う(1つまたは複数の)無線リンクを介して送信するためのデータを有する無線通信デバイスの間でリソースを分配する。
あるUEのためのDCに関与するeNBは、2つの異なる役割を担うことがあり、すなわち、eNBがMeNBとして働くか、またはSeNBとして働くかのいずれかであり得る。LTEにおける現在のDCでは、UEは、1つのMeNBと1つのSeNBとに接続される。LTEのためのDCは、3GPP TS36.300 v.14.0.0において標準化されている。
マスタセルグループ(MCG)は、プライマリセル(PCell)と、場合によっては1つまたは複数のセカンダリセル(SCell)とからなる、MeNBに関連するサービングセルのグループである。セカンダリセルグループ(SCG)は、プライマリSCell(PSCell)と、場合によっては1つまたは複数のSCellとからなる、SeNBに関連するサービングセルのグループである。
DCでは、特定のベアラが使用する無線プロトコルアーキテクチャは、ベアラがどのようにセットアップされるかに依存する。3つのベアラタイプ、すなわち、MCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラが存在する。MCGベアラは、その無線プロトコルがMeNB中にのみあり、MeNBリソースのみを使用するベアラである。SCGベアラは、その無線プロトコルがSeNB中にのみあり、SeNBリソースを使用するベアラである。スプリットベアラは、その無線プロトコルがMeNBとSeNBの両方中にあり、MeNBリソースとSeNBリソースの両方を使用するベアラである。
DCでは、無線通信デバイスが、測定イベントトリガリングに従って測定結果を報告し得る。したがって、測定報告の内容に応じて、アクセスネットワークノードなど、ネットワークノードが、測定報告の受信時に異なるアクションをとることになる。
図2は、SeNB管理およびリンク切替え、たとえばMeNBおよびSeNBに関連する2つの無線リンク間の切替えのための、DC測定イベントの一例を例示する。
図2では、MeNB201が、LTEに従って動作し、第1のエリア211における無線カバレッジを提供する。図2における無線通信デバイス220の例示された経路に従って、異なるイベントが異なる時刻において発生する。モビリティイベント、たとえばLTEにおけるA4および/またはB1イベントがトリガされるとき、NR eNB202がSeNBとして追加される。3GPP TS36.300 v14.000においてLTEにおいて規定されているA4は、たとえば、ネイバー(セル)がしきい値よりも良くなることを意味し、B1は、RAT間ネイバー(セル)がしきい値よりも良くなることを意味する。これは、たとえば、無線通信デバイスが、図2中のより小さい破線の第2のエリア212で例示されたNRホットスポットに移動することを開始するときに起こり得る。以後、無線通信デバイス220は、SeNBからのデータ送信のために準備される。
無線通信ネットワークは、LTEまたはNRの1つのリンクのみを使用する、いわゆるユーザプレーン(UP)切替えを使用すること、または無線通信デバイス測定イベントに基づいて、両方のリンクを同時に使用すること、いわゆるUPアグリゲーションを選定し得る。
DCの場合、2つの異なるユーザプレーンアーキテクチャ、すなわち、S1−UインターフェースがMeNBにおいて終端するにすぎず、ユーザプレーンデータがX2−Uインターフェースを使用してMeNBからSeNBに転送されるアーキテクチャと、S1−UインターフェースがSeNBにおいて終端し得る第2のアーキテクチャとが可能にされる。
異なるユーザプレーンアーキテクチャを用いて、異なるベアラオプションが設定され得る。Uプレーンコネクティビティが、設定されるベアラオプションに依存する。
− MCGベアラの場合、サービングゲートウェイ(S−GW)への対応する(1つまたは複数の)ベアラのためのS1−U接続がMeNBにおいて終端される。SeNBは、Uuインターフェースを介する、すなわちeNBとUEとの間の、このタイプの(1つまたは複数の)ベアラのためのユーザプレーンデータのトランスポートに関与しない。
− スプリットベアラの場合、S−GWへのS1−U接続がMeNBにおいて終端される。パケットデータ制御プロトコル(PDCP)データが、X2−Uインターフェースを介してMeNBとSeNBとの間で転送される。SeNBおよびMeNBは、Uuを介してこのベアラタイプのデータを送信することに関与する。
− SCGベアラの場合、SeNBは、S1−Uを介してS−GWと直接接続される。MeNBは、Uuを介するこのタイプの(1つまたは複数の)ベアラのためのユーザプレーンデータのトランスポートに関与しない。
− MCGベアラの場合、サービングゲートウェイ(S−GW)への対応する(1つまたは複数の)ベアラのためのS1−U接続がMeNBにおいて終端される。SeNBは、Uuインターフェースを介する、すなわちeNBとUEとの間の、このタイプの(1つまたは複数の)ベアラのためのユーザプレーンデータのトランスポートに関与しない。
− スプリットベアラの場合、S−GWへのS1−U接続がMeNBにおいて終端される。パケットデータ制御プロトコル(PDCP)データが、X2−Uインターフェースを介してMeNBとSeNBとの間で転送される。SeNBおよびMeNBは、Uuを介してこのベアラタイプのデータを送信することに関与する。
− SCGベアラの場合、SeNBは、S1−Uを介してS−GWと直接接続される。MeNBは、Uuを介するこのタイプの(1つまたは複数の)ベアラのためのユーザプレーンデータのトランスポートに関与しない。
ユーザプレーンデータは、たとえば、TCP、UDPおよびIPなど、プロトコルによって処理されるアプリケーションによって作成されるデータパケットである。これは、たとえばeNBとUEとの間で交換されるシグナリングメッセージを無線リソース制御プロトコル(RRC)が書き込む制御プレーンデータと比較したものである。
無線通信デバイスは、LTEベースDC特徴を用いて両方のリンクをアクティブに保ち得るので、UP切替え、たとえばリンク切替え中に、予見されるUP中断がないことに留意されたい。
しかしながら、デュアルコネクティビティを常に利用することは最適でない。より多くのネットワークリソースが使用されるので、同時に両方のRATへの両方のリンクを使用するコストが常にある。ユーザプレーンアグリゲーションをサポートする無線通信デバイスはまた、2つの送信機および2つの受信機を必要とするので、よりコストがかかり得る。システム容量とも呼ばれるネットワークシステム容量に関して最も良いリンクを使用することは、より効率的であるので、両方のリンクを使用するための容量に関するコストもある。
それゆえ、UP切替えは、多くの場合より良いオプションであり得る。UP切替えオプションは、切替えがハードハンドオーバよりも速く、送信中断を伴わないので、UPアグリゲーションと同じ様式で、依然として、より良いLTEカバレッジに影響を及ぼし得ることに留意されたい。それゆえ、UP切替えは、高速切替えと呼ばれることがある。UP切替えの1つの欠点は、最大潜在ユーザスループットがUPアグリゲーションと比較して減少されることである。
LTEにおけるセル間のハンドオーバが行われるやり方と同様に、切替え基準は、それぞれのアクセス技術において使用されるチャネルの信号強度、たとえば、参照信号受信電力(RSRP)、あるいは、信号対干渉プラス雑音比(SINR)または参照信号受信品質(RSRQ)など、何らかの品質測定値に基づき得る。
LTEへのまたはLTEからの既存のRAT間ハンドオーバ、たとえばLTE IRATは、LTEとNRとの間のリンク切替えのための1つの代替形態である。しかしながら、IRATハンドオーバは、LTEリンク上でもNR上でもユーザプレーンデータがその間に送信されない不可避のUP中断を生じ得る。
より高い周波数における伝搬状態がはるかに困難であるので、無線通信デバイス220がホットスポットエリア212から遠ざかるとき、NRリンクの無線品質が急な劣化に遭遇する可能性がある。したがって、これが起こるとき、無線通信デバイス220が、NRに従って動作するSeNB202のカバレッジを出る前に、ハンドオーバが終了しないことがあるので、ハンドオーバ失敗の危険がある。
従来技術の文献、米国特許出願公開第20150371690(A1)号「Selecting a Radio Access Technology Mode Based on Current Conditions」は、信号強度に基づいて異なるRAT間でアイドルモードにおいて無線通信デバイスをどのように移動するかについて説明する。
あるRATから別のRATへのユーザプレーン切替えは、たとえばX2インターフェースに基づくとき、ほとんど瞬時であり得るが、無線通信デバイスが新しいRATのリソースにアクセスすることができる前に、依然としていくらかの時間がかかり得る。この遅延は、無線通信デバイスのスループットの低下を引き起こし得、したがって、たとえば対話型サービスについて、低減された体感品質を引き起こし得る。これは、たとえば、新しいRATのすべてのリソースが、新しいRATにおけるすでにスケジュールされたユーザによって使用されるとき、または同じく、2つのRATが、異なる送信時間間隔(TTI)など、異なる時間構造を有する場合の、両方で起こり得る。図3は、タイムラインに沿った従来技術のユーザプレーン切替えを例示する。図3は、NRおよびLTEの概略時間構造の一例をさらに例示する。時間構造は、TTIを用いて例示される。Aと呼ばれる無線デバイスが、LTEリンクへの切替えが潜在的な次のLTE送信機会とは同期せずに起こるので、NRリンク上で、3つのスケジューリング機会などの送信機会、たとえば3つのTTIを逃す。
本明細書の実施形態の目的は、上述の問題のうちの少なくともいくつかを解決または低減することである。
本明細書の実施形態のさらなる目的は、上述の問題のうちの少なくともいくつかをなくすことによって、1つまたは複数の無線通信ネットワークの性能を改善することである。
たとえば、本明細書の実施形態の目的は、無線通信ネットワークにおけるレイテンシを低減すること、およびユーザデータスループットを改善することであり得る。
本明細書の実施形態の第1の態様によれば、ネットワークノードを動作させるための方法が提供される。
ネットワークノードは、無線通信デバイスに関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供する。無線リンクは、第1のネットワークノードに関連する第1の無線リンクから、第2のネットワークノードに関連する第2の無線リンクに切り替えられる。無線リンクを切り替えるための時間は、取得された第2のネットワークノードにおけるユーザプレーンデータの送信機会の指示に基づく。
本明細書の実施形態の第2の態様によれば、ネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、無線通信デバイスに関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供するように設定される。無線リンクは、第1のネットワークノードに関連する第1の無線リンクから、第2のネットワークノードに関連する第2の無線リンクに切り替えられる。無線リンクを切り替えるための時間は、取得された第2のネットワークノードにおけるユーザプレーンデータの送信機会の指示に基づく。
切り替えるための時間の指示は、第1のネットワークノード、第2のネットワークノードおよび無線通信デバイスに提供され得る。
ネットワークノードは、取得された第2のネットワークノードにおける送信機会の指示に基づいて、無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供する。それにより、無線通信デバイスは、第2の無線リンクにユーザプレーンを切り替えるための時間まで、第1の無線リンク上で送信機会を使用することが可能であるので、無線通信ネットワークにおける、無線通信デバイスへのおよび無線通信デバイスからのデータ送信のスループットが改善される。
さらに、無線通信デバイスが、第2の無線リンクにユーザプレーンを切り替えるための時間まで、第1の無線リンク上で送信機会を使用することが可能であるとき、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードにフォワーディングされる必要のあるデータパケットはより少数なので、ユーザプレーンのレイテンシは、ユーザプレーンレイテンシをもたらすユーザプレーンデータのデータパケットフォワーディングが低減されるので、低減される。
それゆえ、レイテンシが重要である対話型サービスは、本明細書の実施形態から得るところがある。
本明細書の実施形態の例が、添付の図面を参照しながらより詳細に説明される。
本明細書の実施形態は、無線通信デバイスに関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替える時間を適応させるための方法および装置について説明する。切替えは、2つの無線リンク間で実施される。適応は、2つの無線リンクのうちの少なくとも1つの来るべき送信機会に関して実施される。無線リンクは、2つの異なるRATに属し得る。
たとえば、本明細書の実施形態では、ネットワークノードは、無線リンクを切り替える時間を、2つの無線リンクの来るべき送信機会と整合させ得る。
本明細書の実施形態は、1つまたは複数の無線通信ネットワークにおいて実装され得る。図4は、そのような無線通信ネットワーク400の一部を図示する。無線通信ネットワーク400は、第1のRAN401および第2のRAN402など、1つまたは複数のRANを備え得る。本明細書のいくつかの実施形態では、第1のRAN401と第2のRAN402とは、同じRANである。本明細書のいくつかの実施形態では、第1のRAN401と第2のRAN402とは、たとえば2つの異なるオペレータによって動作させられる、2つの異なる無線通信ネットワーク中に備えられる。
さらに、第1のRAN401は、たとえば、NRなど、第1のRATに従って動作し得る。第2のRAN402は、LTEなど、第2のRATに従って動作し得る。以下で、実施形態を例示するためにNRおよびLTEが使用されるが、実施形態はしたがってそれらに限定されるものではない。
第1のRAN401および第2のRAN402は、複数のアクセスネットワークノードおよび/または他のネットワークノードを備える。より詳細には、本明細書の実施形態は、無線通信ネットワーク400中に備えられたネットワークノード411、412、413において実装され得る。ネットワークノード411、412、413は、たとえば、第1のアクセスネットワークノードなど、第1のネットワークノード411であり得る。第1のネットワークノード411は、第1のRAN401中に備えられ得るか、または言い換えれば、第1のRATに従って動作し得る。
無線通信ネットワーク400は、第2のアクセスネットワークノードなど、第2のネットワークノード412をさらに備える。第2のネットワークノード412は、第2のRAN402中に備えられ得るか、または言い換えれば、第2のRATに従って動作し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、第2のネットワークノード412である。
特に、第1のネットワークノード411の送信のための時間構造と第2のネットワークノード412の送信のための時間構造とは、異なり得る。たとえば、TTIは異なり得る。TTIは、無線リンクレイヤ上での送信のための、上位レイヤからフレームへのデータのカプセル化に関係するパラメータである。TTIは、無線リンク上での送信の持続時間を指す。TTIは、上位ネットワークレイヤから無線リンクレイヤに受け渡されるデータブロックのサイズに関係する。
したがって、第1のネットワークノード411は、第1の時間構造に従って、たとえばNRに関連する時間構造に従って動作し得る。たとえば、時間領域では、NR送信が、たとえば0.2msの長さの、TTI、サブフレームに編成され得る。
第2のネットワークノード412は、第2の時間構造に従って、たとえばLTEに関連する時間構造に従って動作し得る。たとえば、時間領域では、LTEダウンリンク送信が10msの無線フレームに編成され得、各無線フレームは、長さTsubframe=1msの、10個の等しいサイズのサブフレーム、たとえばTTIを有する。
「アクセスネットワークノード」および/または「アクセスノード」という用語は、少なくとも無線ネットワークノードと通信する任意のタイプの無線ネットワークノードまたは任意のネットワークノードに対応し得る。たとえば、第1のネットワークノード411および第2のネットワークノード412は、各々、eNBなど、基地局であり得る。基地局は、たとえば使用される無線アクセス技術および用語に応じて、ノードB、エボルブドノードB(eNB、eノードB)、基地トランシーバ局(BTS)、アクセスポイント(AP)基地局、Wi−Fi AP、基地局ルータ、または基地局によってサービスされるカバレッジエリア内で無線通信デバイスと通信することが可能な任意の他のネットワークユニットと呼ばれることもある。「アクセスネットワークノード」および/または「アクセスノード」という用語はまた、無線通信デバイスと通信することが可能である1つまたは複数の他のネットワークユニットを制御することが可能なネットワークノードまたはユニットを示し得る。そのようなネットワークノードは、たとえば無線ネットワークコントローラ(RNC)、マスタeNB、集中型ベースバンドユニット、集中型RAN(C−RAN)またはクラスタヘッドであり得る。そのようなネットワークノードまたはユニットはまた、無線インターフェースを介して無線デバイスと通信することが可能である1つまたは複数のネットワークユニットを介して無線デバイスと通信することが可能であり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、無線通信ネットワーク400中に備えられた第3のネットワークノード413である。第3のネットワークノード413は、仮想化されたRANの一部としてのパケット処理ユニットと呼ばれることがある、PDCPレイヤ実装を保持するネットワークノードであり得る。第3のネットワークノード413はRNCでもあり得る。
本明細書の実施形態では、第1のネットワークノード411は、無線通信デバイス415など、無線通信デバイスをサーブする。
無線通信デバイス415は、さらに、たとえば、モバイル端末または無線端末、モバイルフォン、無線能力をもつ、たとえばラップトップ、携帯情報端末(PDA)、またはサーフプレート(surf plate)と呼ばれることがあるタブレットコンピュータなど、コンピュータ、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイスUE、マシン型通信UEまたはマシンツーマシン通信が可能なUE、iPad、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングルなど、あるいは無線通信ネットワークにおいて無線リンク上で通信することが可能な任意の他の無線ネットワークユニットであり得る。
本開示で使用されるユーザ機器という用語は、ユーザによって操作されないが、マシンツーマシン(M2M)デバイスなどの他の無線デバイスをもカバーすることに留意されたい。
第1のネットワークノード411は、第1のネットワークノード411に関連する第1の無線リンク421など、無線リンクを介して無線通信デバイス415と通信し得る。第2のネットワークノード412は、第2のネットワークノード412に関連する第2の無線リンク422を介して無線通信デバイス415と通信し得る。
第1の無線リンク421および第2の無線リンク422は、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのために使用され得る。より詳細には、第1の無線リンク421および第2の無線リンク422は、それぞれ、無線通信デバイス415と第1のネットワークノード411との間および無線通信デバイス415と第2のネットワークノード412との間で、エアインターフェースを介して、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンデータを送信するために使用され得る。
本明細書の実施形態では、ユーザプレーンデータは、ユーザプレーンパケットおよび/またはユーザプレーンデータパケットならびに/あるいはユーザプレーンデータユニットを指し得る。
第1のネットワークノード411が第1の無線リンク421を介してユーザプレーンデータを送信するとき、第1のネットワークノード411は、第1のRATの時間構造に従ってユーザプレーンデータを編成および送信する。同様に、第2のネットワークノード412が第2の無線リンク422を介してユーザプレーンデータを送信するとき、第2のネットワークノード412は、第2のRATの時間構造に従ってユーザプレーンデータを編成および送信する。
無線通信ネットワーク400はセルをさらに備え得る。たとえば、第2のRAN402がLTEに従って動作する場合、第2のRAN402はセルを備え得る。セルは、無線カバレッジが、Wi−Fi AP機器、基地局サイトにおけるまたはリモートラジオユニット(RRU)中の遠隔ロケーションにおける基地局機器など、ネットワークノード機器によって提供される、地理的エリアである。第1のネットワークノード411および第2のネットワークノード412は、各々、そのようなネットワークノード機器の一例であり得る。
第1のRAN401など、RANのいずれかが、NRに従って動作する場合、無線ビームが、上記で説明されたセルと同様の機能を有し得る。
第1のネットワークノード411は、たとえば、X2インターフェースなど、第1のインターフェース431を介して、第2のネットワークノード412と通信し得る。さらに、第1のネットワークノード411は、第2のインターフェース432を介して第3のネットワークノード413と通信し得、第2のネットワークノード412は、第3のインターフェース433を介して第3のネットワークノード413と通信し得る。
上述のように、DCでは、無線通信デバイス415など、無線通信デバイスが、MeNBおよびSeNBと呼ばれる2つのネットワークノードによってサービスされ得る。DCにおける無線通信デバイスは、一般に、MeNBとの接続およびSeNBとの接続の各々のための別個の送信機/受信機ペアを有する。これは、MeNBおよびSeNBが、それぞれ、それらのPCellおよびPSCell上で、1つまたは複数のプロシージャ、たとえば、RLM、DRXサイクルなどを用いて、無線通信デバイスを独立して設定することを可能にする。
以下のいくつかの例では、第1のネットワークノード411が本明細書の実施形態ではMeNBであり、第2のネットワークノード412がSeNBであると仮定される。ただし、実施形態はそれに限定されない。たとえば、第1のネットワークノード411はSeNBであり得、第2のネットワークノード412はMeNBであり得る。
次に、図5のフローチャートを参照しながらおよび引き続き図4を参照しながら、ネットワークノード411、412、413を動作させるための実施形態が説明される。ネットワークノード411、412、413について概略的に説明する図9を参照しながら、いくつかの実施形態がさらに説明される。
本明細書のシナリオでは、無線通信デバイス415は、第1の無線リンク421を通して第1のネットワークノード411に接続される。ただし、無線状態が、第1の無線リンク421から第1の無線リンク422へのユーザプレーンの切替えが必要とされ得るようなものである。
本明細書の実施形態は、たとえば、第2の無線リンク422への第1の無線リンク421の実際の切替えが起こる、無線リンクを切り替えるための時間、または言い換えれば、切替え時間または切替えオケージョン、の確立に関する。ダウンリンクの場合、切替え時間は、無線通信デバイス415が第2の無線リンク422上のまたは第1の無線リンク421上のデータを予想する時点または時間インスタンス、たとえばTTIであり得る。また、アップリンクの場合、切替え時間は、第1のネットワークノード411または第2のネットワークノード412が、それぞれの第1の無線リンク421または第2の無線リンク422上のデータを予想する時点または時間インスタンス、たとえばTTIであり得る。
説明目的のために、ユーザプレーンスプリットがPDCPレイヤにおいて行われ、各RATが互いとは無関係に無線通信デバイスをスケジュールすると仮定される。
以下の実施形態は相互排他的でないことに留意されたい。一実施形態からの構成要素が、別の実施形態において存在すると暗に仮定され得、それらの構成要素がどのように他の例示的な実施形態において使用され得るかが当業者に明らかであろう。
アクション501
ネットワークノード411、412、413が、以下のアクション503において無線リンクを切り替えるための時間の指示を判断し、それを提供するために、ネットワークノード411、412、413は、第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示を取得し得る。ユーザプレーンデータの送信機会は、ダウンリンクならびにアップリンクにおける送信機会であり得る。したがって、ユーザプレーンデータは、ダウンリンクユーザプレーンデータならびにアップリンクユーザプレーンデータであり得る。上述のように、ユーザプレーンデータは、無線通信デバイス415に関連する。送信機会は、たとえばTTIなど、1つまたは複数のスケジューリングオケージョンであり得る。
ネットワークノード411、412、413が、以下のアクション503において無線リンクを切り替えるための時間の指示を判断し、それを提供するために、ネットワークノード411、412、413は、第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示を取得し得る。ユーザプレーンデータの送信機会は、ダウンリンクならびにアップリンクにおける送信機会であり得る。したがって、ユーザプレーンデータは、ダウンリンクユーザプレーンデータならびにアップリンクユーザプレーンデータであり得る。上述のように、ユーザプレーンデータは、無線通信デバイス415に関連する。送信機会は、たとえばTTIなど、1つまたは複数のスケジューリングオケージョンであり得る。
いくつかのさらなる実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、第1のネットワークノード411におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示をも取得し得る。
たとえば、第1のネットワークノード411は、たとえば第1のインターフェース431を介して、第2のネットワークノード412から第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示を受信し得る。
別の例では、第3のネットワークノード413は、たとえば第3のインターフェース433を介して、第2のネットワークノード412から第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示を受信する。
第3のネットワークノード413は、たとえば第2のインターフェース432を介して、第1のネットワークノード411から第1のネットワークノード411におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示を受信し得る。
いくつかのさらなる実施形態では、第1のネットワークノード411は、内部でそれ自体から第1のネットワークノード411におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示を取得する。
同様のやり方で、第2のネットワークノード412も上記の指示を取得し得る。
それぞれの指示は、各々、たとえば、TTI、時間フレームまたはサブフレームの値など、それぞれのRATの時間構造に関係するインデックス、ビットマップまたは時間パラメータの値であり得る。
アクション502
ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間をセットするために使用され得る、さらなる情報またはさらなる指示を取得し得る。さらなる情報は、送信機会の指示のうちの1つまたは複数とともに取得され得る。たとえば、さらなる情報は、たとえば、X2インターフェースなど、インターフェース431、432、433のいずれかを介して、第1のネットワークノード411からおよび/または第2のネットワークノード412からその情報を受信することによって取得され得る。さらなる情報は、たとえば記憶媒体またはメモリからインターフェースを介して、内部でその情報を取得することによっても取得され得る。
ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間をセットするために使用され得る、さらなる情報またはさらなる指示を取得し得る。さらなる情報は、送信機会の指示のうちの1つまたは複数とともに取得され得る。たとえば、さらなる情報は、たとえば、X2インターフェースなど、インターフェース431、432、433のいずれかを介して、第1のネットワークノード411からおよび/または第2のネットワークノード412からその情報を受信することによって取得され得る。さらなる情報は、たとえば記憶媒体またはメモリからインターフェースを介して、内部でその情報を取得することによっても取得され得る。
さらなる情報は、第1のネットワークノード411における残りのユーザプレーンデータの量ならびに/あるいは第1のネットワークノード411および/または第2のネットワークノード412における無線通信デバイス415のスケジューリング確率に関係し得る。
さらなる情報は、ネットワークノード411、412がそれぞれの無線リンク421、422へのアクセスを許可するやり方に関係し得る。
より詳細には、切り替えるための時間をセットするための情報は、第1のネットワークノード411の送信バッファ910中の、無線通信デバイス415に関連するデータの量を含み得る。情報は、第1の無線リンク421のビットレートの推定値をさらに含み得る。送信バッファ910は、ネットワークノード411、412、413中のメモリ990の一部であり得る。
情報は、第1のネットワークノード411が、第1のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第1の確率をさらに含み得る。情報は、第2のネットワークノード412が、第2のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第2の確率をさらに含み得る。
切り替えるための時間をセットするための情報は、たとえば、第1のネットワークノード411および/または第2のネットワークノード412から取得され得る。
さらなる情報は、たとえば、オペレータポリシー、ボイスまたはウェブブラウジングなどのユーザプレーンデータタイプをさらに含み得る。さらなる情報またはさらなる指示は、たとえば、インデックス、ビットマップまたは値であり得る。
アクション503
ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供する。
ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供する。
上述のように、切り替えるための時間は、時点または時間インスタンス、たとえばTTIであり得る。無線リンクは、第1のネットワークノード411に関連する第1の無線リンク421から、第2のネットワークノード412に関連する第2の無線リンク422に切り替えられる。無線リンクを切り替えるための時間は、取得された第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示に基づく。
切り替えるための時間の指示は、第1のネットワークノード411および/または第2のネットワークノード412および/または無線通信デバイス415に提供され得る。たとえば、ネットワークノード411、412、413が第1のネットワークノード411であり、無線通信デバイス415が第2の無線リンク422に切り替えることになっている場合、第1のネットワークノード411は、無線通信デバイス415および第2のネットワークノード412に切り替えるための時間の指示を提供し得る。
さらに、指示を提供することは、たとえば、記憶媒体またはメモリへのインターフェース、または別のノード、たとえば、eNBまたは別のネットワークノードへの送信のためのインターフェースなど、インターフェースを介して提供することを含み得る。これは、図8bに関して以下でさらに説明される。
無線リンクを切り替えるための時間は、取得された第2のネットワークノードにおける送信機会の指示に基づくので、無線通信デバイスは、第2の無線リンクにユーザプレーンを切り替えるための時間まで、第1の無線リンク上で、送信時間間隔など、送信機会を使用することが可能であるので、無線通信ネットワークにおける、データ送信のスループットが改善される。
さらに、無線通信デバイス415が、第2の無線リンク422にユーザプレーンを切り替えるための時間まで、第1の無線リンク421上で送信機会を使用することが可能であるとき、より少数のデータパケットが、第1のネットワークノード411から第2のネットワークノード412にフォワーディングされる必要があるので、ユーザプレーンのレイテンシは、ユーザプレーンレイテンシをもたらすユーザプレーンデータのデータパケットフォワーディングが低減されるので、低減される。
いくつかの実施形態では、切り替えるための時間は、第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータのための、第2のネットワークノード412中の送信機の次のスケジューリングオケージョンなど、次の送信機会の直前にセットされる。
本明細書のいくつかの実施形態では、切り替えるための時間は、取得された第1のネットワークノード411におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示にさらに基づく。第1の無線リンク421と第2の無線リンク422の両方の時間構造およびこれらの時間構造間の関係についての知識を有することは、切り替えるための時間を両方の時間構造と整合させることが可能であり、それにより、両方の無線リンクに関してユーザプレーンデータのスループットが最適化され得るので、切り替えるための時間をセットすることおよび提供することをさらに改善する。
本明細書のいくつかのさらなる実施形態では、切り替えるための時間は、
第1のネットワークノード411の送信バッファ910中の、無線通信デバイス415に関連する、ネットワークノード411、412、413が無線通信デバイス415からそれに関する報告を得る、DLユーザプレーンデータおよび/またはULユーザプレーンデータなど、データの量と、
第1の無線リンク421のビットレートの推定値と、
第1のネットワークノード411が、第1のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第1の確率と、
第2のネットワークノード412が、第2のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第2の確率と
のうちのいずれか1つまたは複数にさらに基づく。無線通信デバイス415のスケジューリングは、無線通信デバイス415へのDL送信をスケジュールすることおよび/または無線通信デバイス415からのUL送信をスケジュールすることを含み得る。
第1のネットワークノード411の送信バッファ910中の、無線通信デバイス415に関連する、ネットワークノード411、412、413が無線通信デバイス415からそれに関する報告を得る、DLユーザプレーンデータおよび/またはULユーザプレーンデータなど、データの量と、
第1の無線リンク421のビットレートの推定値と、
第1のネットワークノード411が、第1のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第1の確率と、
第2のネットワークノード412が、第2のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第2の確率と
のうちのいずれか1つまたは複数にさらに基づく。無線通信デバイス415のスケジューリングは、無線通信デバイス415へのDL送信をスケジュールすることおよび/または無線通信デバイス415からのUL送信をスケジュールすることを含み得る。
たとえば、無線通信デバイス415が、第2の無線リンク422において第1の来るべき送信機会においてスケジュールされる可能性がないが、第2の送信機会においてスケジュールされる可能性がある場合、切り替えるための時間は、無線リンク422上の第2の送信機会の直前にセットされる。切り替えるための時間を送信機会の直前にセットすることは、切替え機能性(functionality)が、第2のネットワークノード412における送信機会が発生するとき、第2の無線リンク422において利用可能なデータが生じるまでの遅延を考慮することを意味する。言い換えれば、切り替えるための時間を送信機会の直前にセットすることによって、ユーザプレーンデータは、遅くとも、第2の無線リンク422における送信機会、たとえばサブフレーム、の開始時に、第2の無線リンク422において利用可能である。
いくつかの実施形態では、切り替えるための時間は、スケジューリング確率がしきい値を上回るTxスケジューリングオケージョンなど、送信機会の直前にセットされる。
いくつかの他の実施形態では、切り替えるための時間は、スケジューリング確率が取得されたとき、Txスケジューリングオケージョンなど、複数の送信機会のうちの1つの送信機会の直前にランダムにセットされる。たとえば、スケジューリング確率は、第2のネットワークノード412が送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする確率に関係し得る。
第2のネットワークノード412における送信機会、および/または第1のネットワークノード411における送信機会は、無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供するための時間に続く次の送信機会であり得る。次の送信機会は、1つまたは複数の送信機会を含み得る。指示を提供するための時間は、ネットワークノード411、412、413が指示を提供する時間である。
アクション504
本明細書のいくつかの実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、無線リンクを切り替えるための時間の指示に基づいて、無線通信デバイス415のスケジューリング優先度を適応させる。スケジューリング優先度は、第1の無線リンク421に関連し得る。スケジューリング優先度は、たとえば、スケジューリング優先度を増加または減少させることによって適応され得る。
本明細書のいくつかの実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、無線リンクを切り替えるための時間の指示に基づいて、無線通信デバイス415のスケジューリング優先度を適応させる。スケジューリング優先度は、第1の無線リンク421に関連し得る。スケジューリング優先度は、たとえば、スケジューリング優先度を増加または減少させることによって適応され得る。
無線リンクを切り替えるための時間の指示に基づいてスケジューリング優先度を適応させることは、切り替えるための時間において第1のネットワークノード411の送信バッファ910中の無線通信デバイス415に関連する残りのユーザプレーンデータを有する危険を減少させる。
スケジューリング優先度を適応させることは、ネットワークノード411、412、413中の無線遅延スケジューラ920の一部として実装され得る。
無線遅延スケジューラ945は、たとえば、第1の無線通信デバイスが特定の送信機会から10msで切り替えられることになっており、第2の無線通信デバイスが同じ特定の送信機会から100msで切り替えられることになっているので、第1の無線通信デバイスに第2の無線通信デバイスよりも高いスケジューリング優先度を与え得る。
言い換えれば、無線遅延スケジューラ920は、たとえば、評価時間から10msで第1の無線通信デバイスを切り替えるための第1の時間をセットし、提供し、評価時間から100msで第2の無線通信デバイスを切り替えるための第2の時間をセットし、提供し得る。次いで、無線遅延スケジューラ920は、第1の無線通信デバイスに第2の無線通信デバイスよりも高いスケジューリング優先度を与え得る。スケジューリング優先度は、どの順序でおよび/またはいつスケジュールされるべきかに関する優先度であり得る。すなわち、どの無線通信デバイスをスケジュールすべきかを判断するとき、より高いスケジューリング優先度を有する第1の無線通信デバイスは、第2の無線通信デバイスよりも優先されることになる。
アクション505
ネットワークノード411、412、413は、切り替えるための提供された時間において、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替え得る。
ネットワークノード411、412、413は、切り替えるための提供された時間において、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替え得る。
さらなる実施形態
図6は、切替え評価時間と切替え時間との可能な関係を例示する。
図6は、切替え評価時間と切替え時間との可能な関係を例示する。
上述のように、切替え基準は、それぞれのアクセス技術において使用されるチャネルの信号強度、たとえば、RSRP、あるいは、SINRまたはRSRQなどの何らかの品質測定値に基づき得る。これらの切替え基準は、所与の周期時間インスタンスにおいてまたはイベントによってトリガされたときに評価され得る。たとえば、切替え基準は、第1の無線リンク421または第2の無線リンク422に関連する信号強度が、他方の無線リンクに対するしきい値よりも悪いかまたは良いことにより、評価され得る。周期トリガリングが、タイマーによって管理され得る。
周期オプションが図6に示されている。切替えを評価するための各時間、たとえば、切替え評価時間tE1において、たとえば、無線通信デバイス415について、切替え基準の評価が実施されるが、無線通信デバイス415の実際の切替えは、切り替えるための後続の時間、たとえば、切替え時間tS1において行われ得る。切替え時間は、アクション503において上記で説明されたようにセットされ、提供され得る。切替え評価時間において、ネットワークノード411、412、413は、たとえば、切替え基準に基づいて、切り替えられることになっているどの無線通信デバイスを選択し得る。次の切替え評価時間tE2において、切替え基準アルゴリズムが再び実施される。
本明細書の実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、第2の無線リンク422の次の送信時間間隔など、次の送信機会より前に、第1の無線リンク421から第2の無線リンク422への、無線リンク切替えとも呼ばれる無線リンクの切替えが実施されるように、無線リンクを切り替えるための時間を判断するか、またはセットし得る。これは、無線通信デバイス415が、第1の無線リンク421上で、たとえば、現在の接続上で、追加の送信機会を使用することを可能にする。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード411、412、413中の切替え決定機能性930は、2つの接続の、たとえば、第1の無線リンク421と第2の無線リンク422との時間整合についての知識を有する。その場合、切替え決定機能性930は、時間整合に基づいて、両方の無線リンク上で、1つまたは複数のスケジューリングオケージョンなど、次の1つまたは複数の潜在的送信機会を計算し、その後、切り替えるための時間をセットし得る。
いくつかの他の実施形態では、切替え決定機能性930は、時間整合についての知識を有しない。次いで、切替え決定機能性930は、次の数個の来るべきスケジューリングオケージョンなど、次の1つまたは複数の潜在的送信機会の時間のために、2つの接続の、たとえば、第1の無線リンク421と第2の無線リンク422とのスケジューラ機能性とも呼ばれるスケジューラ940を照会し、その後、切り替えるための時間をセットすることになる。第1のネットワークノード411はスケジューラ940を備え得、第2のネットワークノード412はスケジューラ940を備え得る。
またいくつかのさらなる実施形態では、スケジューラ940は、切替え評価がトリガされたとき、次の1つまたは複数の潜在的送信機会の時間を用いて切替え決定機能性930を更新する。すなわち、いくつかの実施形態では、たとえば、第1のネットワークノード411がMeNBであり、第2のネットワークノード412がSeNBであるとき、第2のネットワークノード412のスケジューラ940は、第1のネットワークノード411の切替え決定機能性930を更新する。いくつかの他の実施形態では、第1のネットワークノード411がMeNBであり、第2のネットワークノード412がSeNBであるとき、第2のネットワークノード412のスケジューラ940は、第3のネットワークノード413の切替え決定機能性930を更新する。
概して、切替え決定機能性930は、ネットワークノード411、412、413のいずれか中に存在し得る。スケジューラ940は、第1のネットワークノード411および第2のネットワークノード412のそれぞれの無線リンク421、422のために第1のネットワークノード411と第2のネットワークノード412の両方中に存在し得る。概して、次の1つまたは複数の潜在的送信機会の時間は、ネットワークノード411、412、413間で、たとえば、インターフェース431、432、433を介して送信され得る。
上記のアクション503に関係するまたいくつかのさらなる実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415が、第1の無線リンク421および第2の無線リンク422の、次の、たとえば、数個の、来るべきスケジューリングオケージョンにおいてスケジュールされる可能性がどのくらいあるかについての確率を計算する。ネットワークノード411、412、413は、次いで、これらの確率に基づいて、切り替えるための時間をセットする。このため、無線通信デバイス415が、第2の無線リンク422において第1の来るべき送信機会においてスケジュールされる可能性がないが、第2の送信機会においてスケジュールされる可能性がある場合、切り替えるための時間は、無線リンク422上の第2の送信機会の直前にセットされる。
上記のアクション503に関係するまたいくつかのさらなる実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、第1のネットワークノード411のスケジューラ940の送信バッファ中のDLデータの量にも基づいて、切り替えるための時間をセットする。
ネットワークノード411、412、413は、さらに、PDCPバッファステータスに基づいて、切り替えるための時間をセットし得る。DC設定に応じて、たとえば、どのユーザプレーンアーキテクチャが使用されるかに応じて、上述のPDCPバッファステータスは、第1の無線リンク421のPDCPバッファステータス、または第2の無線リンク422のPDCPバッファステータスまたはその両方を指し得る。たとえば、スプリットベアラタイプが使用される場合、上述のPDCPバッファステータスは、第1の無線リンク421のPDCPバッファステータスを指し得る。MCGベアラタイプおよびSCGベアラタイプが使用される場合、上述のPDCPバッファステータスは、第1の無線リンク421のPDCPバッファステータスと第2の無線リンク422のPDCPバッファステータスの両方を指し得る。
たとえば、第1のネットワークノード411中のスケジューラの送信バッファ中のデータのパケットフォワーディングまたはパケット廃棄を回避するために、切替え評価時間において計算が行われて、送信バッファ、たとえば、MAC、RLC、およびPDCP送信バッファを空にするかまたはそれらの送信バッファ中のデータの量を妥当なレベルに下げるためにいくつの送信が必要とされるかを推定し、その後、切替え時間をセットし得る。これは、たとえば、RLCおよびMAC送信バッファが、切替えによりパケットフォワーディングおよび/またはパケット廃棄の対象になり得るので、有利であり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、第1の無線リンク421上の次の来るべき送信機会の倍数からの1つの送信機会の時間まで、第1のネットワークノード411のTxバッファ910中のデータの量と、無線通信デバイス415のリンクビットレートの推定値とを考慮する。データの量と無線リンクビットレートの推定値とは、各潜在的切替えオケージョンにおける、第1のネットワークノード411のTxバッファ910中の残りのデータを計算するために使用される。同様に、無線通信デバイス415のTxバッファ中の残りのデータも計算され得る。ネットワークノード411、412、413は、各潜在的切替えオケージョンにおける、Txバッファ中の残りのデータを計算するために、送信機のバッファレベルへの入力レートをさらに考慮し得る。
切替えオケージョンは、その後、Txバッファ中の残りのデータの量の状態またはしきい値を満たすオケージョンにセットされ得る。
いくつかのさらなる実施形態では、ネットワークノード411、412、413は、現在の切替え評価において切り替えられるために識別されたいくつかの無線通信デバイスの切替え時間を広げ得る。これは、同時に多数の無線通信デバイスを切り替えることを回避し、それにより、第1のネットワークノード411と第2のネットワークノード412との間の接続431上のデータの大きいバーストを回避するためである。
図7aは、時間軸と、第1の無線リンク421上の送信機会と第2の無線リンク422上の送信機会との間の簡略化された関係とを例示する。より詳細には、図7aは、LTE無線リンクとNR無線リンクとの間の簡略化されたTTI関係を例示する。図7aは、異なるUE A、B、C、DおよびEなど、異なる無線通信デバイスのための、評価時間と、個々の切替え時間をもつ切替え時間とをさらに例示する。図7aは、NRリンクからLTEリンクへの切替えがどのように実施されるかをさらに例示する。
時間tE+0において、どのUEも切替え基準を満たさなかった。切替え基準は、たとえば、上述の切替え基準であり得る。時間tE+1において、UE Aについて切替え基準が満たされ、これは、時間ts_AにおいてNRリンクからLTEリンクにUE Aのユーザプレーンを切り替えるより前に、UE Aに関連するユーザプレーンデータからネットワークノード411、412、413のTxバッファを空にするために、UE Aが次のTTI上でスケジュールされることを意味する。時間tE+2において、どのUEも切替え基準を満たさなかった。
図7bは、NRリンクからLTEリンクへの切替えがどのように実施されるかを例示する。時間tE+0において、UE Dについて切替え基準が満たされ、これは、時間ts_DにおいてNRリンクからLTEリンクにUE Dのユーザプレーンを切り替えるより前に、UE Dに関連するユーザプレーンデータのTxバッファを空にするために、UE Dが次のTTI上でスケジュールされることを意味する。時間tE+2において、UE Eについて切替え基準が満たされる。UE Eに関連する送信バッファが空であるので、切替えは差し迫っている。
図7cは、切替え時間が特定の無線通信デバイスに依存しない一例を例示する。代わりに、切替え時間は、第1のネットワークノード411がどのセルおよび/またはRATに従って動作するかに依存し得る。
上述のように、第1のネットワークノード411および第2のネットワークノード412など、各ネットワークノードは、無線通信デバイス415のための、送信機バッファ中のデータレベル、来るべき送信機会の時間、およびスケジューリング確率など、切替え時間に関係する情報を他のノードに報告するように設定され得る。いくつかの実施形態では、上記のことを行うように設定されるのは、ネットワークノードのスケジューラ機能性である。
切替え時間に関係する情報の送信および/または受信は、切り替えるための特定の無線通信デバイスの選択より前にまたはその後に行われ得る。これは、たとえば、「許容される」シグナリングの量、たとえば、リンクシグナリング能力、および/または切り替えられるべき無線通信デバイスを選択するために使用されるどの情報に依存する。切り替えるために考慮されるべきどの無線通信デバイスの選択は、たとえば、前述のような信号強度に基づき得る。その選択は、各接続/リンクのそれぞれのTxバッファ中のデータの量、無線通信デバイスに関連するリソース使用状況、オペレータポリシー、および無線通信デバイスのアクティビティレベルなど、他のメトリックにも基づき得る。
ネットワークノード411、412、413は、リンク切替え時間を決定するための入力として、次のスケジューリングオケージョンの時間、無線通信デバイス415にとって固有であるスケジューリング確率、無線通信デバイス415に関係する送信機バッファの情報を含む、切替え時間をセットするための入力として使用される情報を収集し得る。送信機バッファは、無線通信デバイス415の送信機バッファおよび/または第1のネットワークノード411の送信機バッファを備え得る。
第1のネットワークノード411と第2のネットワークノード412とは、各々、周期的にまたは条件付きでのいずれか、あるいは両方で、互いにおよび/または第3のネットワークノード413に、切替え時間をセットするための入力として使用される情報を報告するように設定され得る。そのような情報は、以下に記載されるように異なるやり方で取得され得る。
1)無線通信デバイス415の無線チャネル品質およびバッファに関する、ハンドオーバ測定結果
2)無線通信デバイス415のバッファステータス報告(BSR)
3)無線通信デバイス415によって提供される、チャネル品質インジケータ(CQI)/チャネル状態情報(CSI)報告、およびULサウンディング信号の測定値
4)さらに、切替え基準を用いて、だれおよびいくつの無線通信デバイスを評価すべきかを選択するためのアクティブユーザコンテキスト、無線通信デバイス415に関連するDLバッファの情報など、切替え時間をセットするための入力として使用される情報が、たとえば、SeNBからMeNBに、たとえば、X2インターフェースを介して、第1のネットワークノード411および第2のネットワークノード412によって提供され得る。MeNBは、図8aに示されているように、測定設定シグナリングを介して、どんな種類の測定値がSeNBによって提供されるべきであるかを設定し得る。
1)無線通信デバイス415の無線チャネル品質およびバッファに関する、ハンドオーバ測定結果
2)無線通信デバイス415のバッファステータス報告(BSR)
3)無線通信デバイス415によって提供される、チャネル品質インジケータ(CQI)/チャネル状態情報(CSI)報告、およびULサウンディング信号の測定値
4)さらに、切替え基準を用いて、だれおよびいくつの無線通信デバイスを評価すべきかを選択するためのアクティブユーザコンテキスト、無線通信デバイス415に関連するDLバッファの情報など、切替え時間をセットするための入力として使用される情報が、たとえば、SeNBからMeNBに、たとえば、X2インターフェースを介して、第1のネットワークノード411および第2のネットワークノード412によって提供され得る。MeNBは、図8aに示されているように、測定設定シグナリングを介して、どんな種類の測定値がSeNBによって提供されるべきであるかを設定し得る。
図8aは、切替え時間をセットするための入力として使用される上記情報のシグナリングに関係するさらなる実施形態を例示する。図8aでは、第1のネットワークノード411はMeNBとして例示され、第2のネットワークノード412はSeNBとして例示されている。
図8bは、切替え情報のシグナリングに関係する、またさらなる実施形態を例示する。
上述のように、ネットワークノード411、412、413は、第1の無線リンク421から第2の無線リンク422に無線通信デバイス415のユーザプレーンを切り替えるという決定を行う811。
無線通信デバイス415は、既存の制御チャネル、たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または同様のチャネルを介して、あるいは専用RRCシグナリングを介して、たとえば、第1のネットワークノード411によって、ネットワークノード411、412、413によるリンク切替えを通知され得る812。
無線通信デバイス415がSeNBリンクに切り替えようとする場合、第1のネットワークノード411など、MeNBは、同じく、第1のインターフェース431、たとえば、X2インターフェースを介して、第2のネットワークノード412など、SeNBに通知し得る。シグナリング情報は、無線通信デバイス415の識別情報と、切替え時間とを含み得る。その場合、SeNBは、そのDL制御チャネルを介して、無線通信デバイス415にさらにシグナリングし得る813。
本明細書の実施形態は、ネットワークノード411、412、413において実施され得る。ネットワークノード411、412、413は、上述のおよび図9に図示されたモジュールを備え得る。
ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供するように、たとえば、それを提供するように設定された提供モジュール950によって、設定される。無線リンクは、第1のネットワークノード411に関連する第1の無線リンク421から、第2のネットワークノード412に関連する第2の無線リンク422に切り替えられる。無線リンクを切り替えるための時間は、取得された第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示に基づく。
提供モジュール950は、ネットワークノード411、412、413中のプロセッサ980によって実装され得る。
ネットワークノード411、412、413は、無線リンクを切り替えるための時間の指示に基づいて、無線通信デバイス415のスケジューリング優先度を適応させるように、たとえば、それを適応させるように設定された適応モジュール960によって、さらに設定され得る。
適応モジュール960は、ネットワークノード411、412、413中のプロセッサ980によって実装され得る。
ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415にデータおよび制御信号を送信するように、たとえば、それを送信するように設定された送信機971によって、さらに設定され得る。
ネットワークノード411、412、413は、無線通信デバイス415からデータおよび制御信号を受信するように、たとえば、それを受信するように設定された受信機972によって、さらに設定され得る。
結論として、本明細書の実施形態は、切替え時間を2つの無線リンクの来るべき送信機会と整合させるための方法および装置について説明する。無線リンクは、2つの異なるRATに属し得る。
本明細書の実施形態は、たとえば、LTEとNRとの間のPDCPレイヤにおけるユーザプレーン切替えを可能にし、これは、データ転送効率的であり、現在のRAT上のスケジューリング発生を逃すことを回避し、ユーザペインレイテンシをもたらす、考えられるパケットフォワーディングを最小限に抑える。
本明細書の実施形態は、本明細書の実施形態の機能およびアクションを実施するためのコンピュータプログラムコードとともに、図9に図示されたネットワークノード411、412、413中のプロセッサ980など、1つまたは複数のプロセッサを通して実装され得る。上述のプログラムコードはまた、たとえば、ネットワークノード411、412、413にロードされているとき、本明細書の実施形態を実施するためのコンピュータプログラムコード992を搬送するデータキャリアの形態の、コンピュータプログラム製品991として提供され得る。1つのそのようなキャリアは、CD ROMディスクの形態であり得る。ただし、そのようなキャリアは、メモリスティックなど、他のデータキャリアで実現可能である。コンピュータプログラムコードは、さらに、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、ネットワークノード411、412、413にダウンロードされ得る。
したがって、ネットワークノード411、412、413のための本明細書で説明される実施形態による方法は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、ネットワークノード411、412、413によって実施されるように、少なくとも1つのプロセッサに、本明細書で説明されるアクションを行わせる、命令、たとえば、ソフトウェアコード部分を備えるコンピュータプログラム製品によって実装され得る。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、ネットワークノード411、412、413によって実施されるように、少なくとも1つのプロセッサに、本明細書で説明されるアクションを行わせる、命令を備え得る。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であり得る。
ネットワークノード411、412、413は、1つまたは複数のメモリユニットを備える、メモリ990をさらに備え得る。メモリ990は、取得された第2のネットワークノード412におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示、取得された第1のネットワークノード411におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示、第1のネットワークノード411の送信バッファ中の無線通信デバイス415に関連するデータの量、第1の無線リンク421のビットレートの推定値、第1のネットワークノード411が第1のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第1の確率、および第2のネットワークノード412が第2のネットワークノード412における送信機会において無線通信デバイス415をスケジュールする第2の確率、無線通信デバイス415のリソース使用状況、オペレータポリシー、無線通信デバイス415のアクティビティレベルなど、取得された情報と、ネットワークノード411、412、413において実行されているとき、本明細書の方法を実施するためのアプリケーションなどとを記憶するために使用されるように構成される。
また、上記で説明された異なるモジュールは、アナログ回路およびデジタル回路、ならびに/または、ネットワークノード411、412、413中のプロセッサなど、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、上記で説明されたように実施する、たとえばメモリに記憶された、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを伴って設定された1つまたは複数のプロセッサの、組合せを指し得ることを、当業者は諒解されよう。これらのプロセッサのうちの1つまたは複数、ならびに他のデジタルハードウェアが、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)中に含まれ得るか、または、個々にパッケージングされるのか、システムオンチップ(SoC)にアセンブルされるのかにかかわらず、いくつかのプロセッサおよび様々なデジタルハードウェアが、いくつかの別個の構成要素間で分散され得る。
「備える、含む(comprise)」または「備える、含む(comprising)」という単語を使用するとき、その単語は、非限定的、たとえば、「少なくとも〜からなる(consist at least of)」を意味するとして解釈されるものとする。
本明細書の実施形態は、上記で説明された好ましい実施形態に限定されない。様々な代替形態、変更形態および等価物が使用され得る。それゆえ、上記の実施形態は、範囲を限定するものとしてとられるべきでない。
特定の用語が本明細書で採用され得るが、それらの用語は、一般的および説明的な意味において使用されるにすぎず、限定の目的で使用されない。
それゆえ、上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲によって規定される、範囲を限定するものとしてとられるべきでない。
本開示では本明細書の実施形態を例示するために3GPP NRおよびLTE/SAEからの用語が使用されたが、これは、本明細書の実施形態の範囲を上述のシステムのみに限定するものと見られるべきでないことに留意されたい。他の無線システムも、本開示内でカバーされるアイデアを活用することから恩恵を受け得る。
また、第1のネットワークノードおよび第2のネットワークノードなどの用語は、非限定的であると見なされるべきであり、それら2つの間のある階層関係を特に暗示しないことに留意されたい。
Claims (10)
- ネットワークノード(411、412、413)を動作させるための方法であって、前記方法が、
無線通信デバイス(415)に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供すること(503)を含み、前記無線リンクが、第1のネットワークノード(411)に関連する第1の無線リンク(421)から、第2のネットワークノード(412)に関連する第2の無線リンク(422)に切り替えられ、前記無線リンクを切り替えるための前記時間が、取得された前記第2のネットワークノード(412)におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示に基づく、
方法。 - 切り替えるための前記時間が、取得された前記第1のネットワークノード(411)における前記ユーザプレーンデータの送信機会の指示にさらに基づく、請求項1に記載の方法。
- 切り替えるための前記時間は、
前記第1のネットワークノード(411)の送信バッファ中の、前記無線通信デバイス(415)に関連するデータの量と、
前記第1の無線リンク(421)のビットレートの推定値と、
前記第1のネットワークノード(411)が、前記第1のネットワークノード(412)における前記送信機会において前記無線通信デバイス(415)をスケジュールする第1の確率と、
前記第2のネットワークノード(412)が、前記第2のネットワークノード(412)における前記送信機会において前記無線通信デバイス(415)をスケジュールする第2の確率と
のうちのいずれか1つまたは複数にさらに基づく、請求項1または2に記載の方法。 - 前記第2のネットワークノード(412)における前記送信機会、および/または前記第1のネットワークノード(411)における前記送信機会が、前記無線リンクを切り替えるための前記時間の前記指示を提供するための時間に続く次の送信機会である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記無線リンクを切り替えるための前記時間の前記指示に基づいて、前記無線通信デバイス(415)のスケジューリング優先度を適応させること(504)
をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 - 無線通信デバイス(415)に関連するユーザプレーンのための無線リンクを切り替えるための時間の指示を提供するように設定された、ネットワークノード(411、412、413)であって、前記無線リンクが、第1のネットワークノード(411)に関連する第1の無線リンク(421)から、第2のネットワークノード(412)に関連する第2の無線リンク(422)に切り替えられ、前記無線リンクを切り替えるための前記時間が、取得された前記第2のネットワークノード(412)におけるユーザプレーンデータの送信機会の指示に基づく、
ネットワークノード(411、412、413)。 - 切り替えるための前記時間が、取得された前記第1のネットワークノード(411)における前記ユーザプレーンデータの送信機会の指示にさらに基づく、請求項6に記載のネットワークノード(411、412、413)。
- 切り替えるための前記時間は、
前記第1のネットワークノード(411)の送信バッファ中の、前記無線通信デバイス(415)に関連するデータの量と、
前記第1の無線リンク(421)のビットレートの推定値と、
前記第1のネットワークノード(411)が、前記第1のネットワークノード(412)における前記送信機会において前記無線通信デバイス(415)をスケジュールする第1の確率と、
前記第2のネットワークノード(412)が、前記第2のネットワークノード(412)における前記送信機会において前記無線通信デバイス(415)をスケジュールする第2の確率と
のうちのいずれか1つまたは複数にさらに基づく、請求項6または7に記載のネットワークノード(411、412、413)。 - 前記第2のネットワークノード(412)における前記送信機会、および/または前記第1のネットワークノード(411)における前記送信機会が、前記無線リンクを切り替えるための前記時間の前記指示を提供するための時間に続く次の送信機会である、請求項6から8のいずれか一項に記載のネットワークノード(411、412、413)。
- 前記無線リンクを切り替えるための前記時間の前記指示に基づいて、前記無線通信デバイス(415)のスケジューリング優先度を適応させる
ようにさらに設定された、請求項6から9のいずれか一項に記載のネットワークノード(411、412、413)。
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