JP2020501810A - 改善された顎部制御を備える外科用器具 - Google Patents

改善された顎部制御を備える外科用器具 Download PDF

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Abstract

外科用器具であって、第1の近位端及び第1の遠位端を含む第1の顎部と、第2の顎部であって、第2の近位端と、第2の遠位端と、当該第2の顎部が開放位置と完全閉鎖位置との間で当該第1の顎部に対して中心として回転可能である枢動ピンと、カム表面と、を含む、第2の顎部と、閉鎖行程中に当該第1の遠位端に向かって移動可能である閉鎖管と、を備え、当該閉鎖管が、当該カム表面に係合し、当該閉鎖行程中に当該第2の顎部の当該第2の遠位端を当該第1の顎部の当該第1の遠位端に向かって移動させるように構成されている、遠位管端と、当該枢動ピンに係合し、当該閉鎖行程中に当該第2の顎部の当該第2の遠位端を当該第1の遠位端に向かって傾けるように構成されている、楔部と、を含む、外科用器具が開示される。

Description

本発明は、外科用器具に関し、また様々な状況において、組織をステープル留め及び切断するために設計された、外科用ステープル留め及び切断器具並びにそれらと共に使用するためのステープルカートリッジに関する。
本明細書に記載する実施形態の様々な特徴は、それらの利点と共に、以下の添付図面と併せて以下の説明によって理解することができる。
少なくとも1つの実施形態による、ハンドルと、エンドエフェクタを含む交換式シャフトアセンブリと、を備える外科用器具の斜視図である。 いくつかの構成要素を取り除いて示した、図1の外科用器具の斜視図である。 いくつかの構成要素を取り除いて示した、図1の外科用器具の遠位部の斜視図である。 いくつかの構成要素を取り除いて示した、図1の外科用器具の近位部の斜視図である。 図1の外科用器具の分解図である。 図1の外科用器具の遠位端の分解図である。 図1の外科用器具の近位端の分解図である。 非関節運動構成にあるエンドエフェクタを示した、図1の外科用器具の部分断面平面図である。 関節運動構成にあるエンドエフェクタを示した、図1の外科用器具の部分断面平面図である。 図1の外科用器具の部分分解図である。 図1の外科用器具のアンビル顎部の断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、カートリッジ顎部の立面図である。 図1のアンビル顎部及び図2のカートリッジ顎部を含む、エンドエフェクタの立面図である。 開放構成で示した、少なくとも1つの実施形態によるエンドエフェクタの部分立面図である。 完全閉鎖構成で示した、図4のエンドエフェクタの部分立面図である。 少なくとも1つの実施形態による、発射アセンブリの部分斜視図である。 図6の発射アセンブリの外科用器具の部分断面図である。 部分開放構成で示した、図7の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、発射部材の連結部材の斜視図である。 連結部材に取り付けられた層状発射バーを含む、図9の発射部材の部分斜視図である。 図9の発射部材の端面図である。 少なくとも1つの実施形態による、発射部材の連結部材の斜視図である。 図12の発射部材の発射バーの部分斜視図である。 図12の発射部材の部分斜視図である。 少なくとも1つの実施形態による、発射部材の連結部材及び発射バー層の部分斜視図である。 図15の連結部材に取り付けられた発射バー層の部分斜視図である。 図15の連結部材に取り付けられた発射バーの追加層の部分斜視図である。 図15の連結部材及び発射バーの部分平面図である。 少なくとも1つの実施形態による、連結部材、発射バー、及びロックアウトバーを含む、発射アセンブリの部分斜視図である。 ロックアウト構成で示した、図19の発射アセンブリを含む外科用器具の部分断面図である。 ロック解除構成で示した、図20の外科用器具の部分断面図である。 ロックアウト構成で示した、外科用器具の部分断面図である。 ロック解除構成で示した、図22の外科用器具の部分断面図である。 ロックアウト構成で示した、外科用器具の部分断面図である。 ロック解除構成で示した、図24の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、外科用器具のカートリッジ顎部、ステープルカートリッジ及び発射部材の分解図である。 未発射構成で示した、図26の外科用器具の立面図である。 部分発射構成で示した、図26の外科用器具の立面図である。 完全発射構成で示した、図26の外科用器具の立面図である。 血管にクランプされた図26の外科用器具を示す。 少なくとも1つの実施形態による、カートリッジ顎部の平面図である。 図31のカートリッジ顎部の底面図である。 図31における線33−33に沿ってとられた、図31のカートリッジ顎部の断面図である。 図31における線34−34に沿ってとられた、図31のカートリッジ顎部の断面図である。 ロック解除状態で示した、発射力ロックアウトを含む発射アセンブリを備える外科用器具の部分断面図である。 ロック構成にある発射力ロックアウトを示した、図35の外科用器具の部分断面図である。 ロック解除構成にある発射力ロックアウトと、発射位置にある発射アセンブリと、を示した、図35の外科用器具の部分断面図である。 図37の線38−38に沿ってとられた、図35の外科用器具の断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、カートリッジロックアウトを含むステープルカートリッジの部分平面図である。 ステープルカートリッジを通って部分的に前進した発射部材を示した、図39のステープルカートリッジの部分平面図である。 部分的に前進した位置にある発射部材を示した、図39のステープルカートリッジの部分断面立面図である。 後退位置にある発射部材と、ロック構成にあるカートリッジロックアウトを示した、図39のステープルカートリッジの部分平面図である。 少なくとも1つの実施形態による、ロック解除構成で示した外科用器具の発射ロックアウトアセンブリの部分斜視図である。 ロック解除構成で示した、図43の発射ロックアウトアセンブリの部分断面斜視図である。 ロック解除構成にある発射ロックアウトを示した、図43の外科用器具の部分断面立面図である。 ロック構成にある発射ロックアウトを示した、図43の外科用器具の部分断面立面図である。 ロック解除構成に戻されている発射ロックアウトを示した、図43の外科用器具の部分断面立面図である。 少なくとも1つの実施形態による、発射ロックアウトを含む外科用器具の部分斜視図である。 ロック解除構成にある発射ロックアウトを示した、図48の外科用器具の部分断面図である。 ロック構成にある発射ロックアウトを示した、図48の外科用器具の部分断面図である。 ロック解除構成に戻された後の発射ロックアウトを示した、図48の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、発射部材及び発射力ロックアウトを備える外科用器具の部分断面図である。 遠位側に移動された発射部材を示した、図52の外科用器具の部分断面図である。 図52の線54−54に沿ってとられた、図52の外科用器具の端部断面図である。 発射位置にある発射部材を示した、図52の外科用器具の部分断面図である。 ロック状態にある発射力ロックアウトを示した、図52の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、発射部材及び発射力ロックアウトを備える外科用器具の部分断面図である。 ロック状態にある発射力ロックアウトを示した、図57の外科用器具の部分断面図である。 発射力ロックアウトがリセットされ、ステープル発射行程を実行するために発射部材が遠位に前進された後の発射力ロックアウトを示した、図57の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、外科用器具の発射アセンブリの部分分解図である。 発射アセンブリを通って伝達される発射負荷が閾値を超えたときに故障するように構成されている、図60の発射アセンブリのヒューズ領域の詳細図である。 未発射位置にある発射アセンブリと、無傷状態にあるヒューズ領域と、を示した、図60の外科用器具の部分断面図である。 故障状態にあるヒューズ領域を示した、図60の外科用器具の部分断面図である。 折り畳み状態にある発射アセンブリを示した、図60の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、リセット可能なヒューズ部分を有する発射アセンブリを備える外科用器具の部分断面図である。 発射位置にある発射アセンブリを示した、図65の外科用器具の部分断面図である。 故障状態にあるヒューズ部分を示した、図65の外科用器具の部分断面図である。 後退してリセットされたヒューズ部分を示した、図65の外科用器具の部分断面図である。 リセット状態にあるヒューズ部分を示した、図65の外科用器具の部分断面図である。 発射位置にある発射アセンブリを示した、図65の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、ヒューズ部分を有する発射アセンブリを備える外科用器具の部分断面図である。 発射位置にある発射アセンブリを示した、図71の外科用器具の部分断面図である。 発射アセンブリが遠位に前進してステープル発射行程を実行する前の、故障状態にあるヒューズ部分を示した、図71の外科用器具の部分断面図であり、ヒューズ部分はまた、ステープル発射行程を防止する発射力ロックアウトとして作用する。 発射アセンブリのステープル発射行程中の、第1段階の故障状態にあるヒューズ部分を示した、図71の外科用器具の部分断面図である。 発射アセンブリのステープル発射行程中の、第2段階の故障状態にあるヒューズ部分を示した、図71の外科用器具の部分断面図である。 リセットされている発射アセンブリを示した、図71の外科用器具の部分断面図である。 リセット状態にある発射アセンブリを示した、図71の外科用器具の部分断面図である。 少なくとも1つの実施形態による、ステープルカートリッジの斜視図である。 図77Aのステープルカートリッジ及びそれと共に使用するアンビルの部分平面図である。 少なくとも1つの実施形態による、ステープルカートリッジの斜視図である。 図77Cのステープルカートリッジ及びそれと共に使用するアンビルの部分平面図である。 未形成構成にある図77Cのステープルカートリッジのステープルの立面図と、形成構成にある図77Cのステープルカートリッジのステープルの立面図と、未形成構成にある図77Cのステープルカートリッジのステープルの平面図と、を含む。 患者の組織内に埋め込まれた図77Eのステープルを示す。 少なくとも1つの実施形態による、ハンドル及び交換式シャフトアセンブリを含む外科用器具の斜視図である。 少なくとも1つの実施形態による、複数の外科用具を動作可能に支持するロボット外科用システムの斜視図である。
複数の図面を通して、対応する参照符号は対応する部分を示す。本明細書に記載される例示は、本発明の様々な実施形態を1つの形態で例示するものであり、かかる例示は、いかなる方法によっても本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES THEREOF」、代理人整理番号第END7980USNP/160155号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END7981USNP/160156号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS」、代理人整理番号第END7982USNP/160157号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND FIRING MEMBERS THEREOF」、代理人整理番号第END7983USNP/160158号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES」、代理人整理番号第END7984USNP/160159号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND ADAPTABLE FIRING MEMBERS THEREFOR」、代理人整理番号第END7985USNP/160160号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、代理人整理番号第END7986USNP/160161号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL TOOL ASSEMBLIES WITH CLUTCHING ARRANGEMENTS FOR SHIFTING BETWEEN CLOSURE SYSTEMS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION FEATURES AND ARTICULATION AND FIRING SYSTEMS」、代理人整理番号第END7987USNP/160162号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE−FORMING ANVILS」、代理人整理番号第END7988USNP/160163号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL TOOL ASSEMBLIES WITH CLOSURE STROKE REDUCTION FEAUTES」、代理人整理番号第END7989USNP/160164号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、代理人整理番号第END7990USNP/160165号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE−FORMING ANVILS」、代理人整理番号第END7991USNP/160166号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAW OPENING FEATURES FOR INCREASING A JAW OPENING DISTANCE」、代理人整理番号第END7992USNP/160167号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHODS OF STAPLING TISSUE」、代理人整理番号第END7993USNP/160168号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING MEMBERS WITH NON−PARALLEL JAW ENGAGEMENT FEATURES FOR SURGICAL END EFFECTORS」、代理人整理番号第END7994USNP/160169号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH EXPANDABLE TISSUE STOP ARRANGEMENTS」、代理人整理番号第END7995USNP/160170号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE−FORMING ANVILS」、代理人整理番号第END7996USNP/160171号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH POSITIVE JAW OPENING FEATURES」、代理人整理番号第END7997USNP/160172号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR PREVENTING FIRING SYSTEM ACTUATION UNLESS AN UNSPENT STAPLE CARTRIDGE IS PRESENT」、代理人整理番号第END7998USNP/160173号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、代理人整理番号第END7999USNP/160174号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHOD FOR RESETTING A FUSE OF A SURGICAL INSTRUMENT SHAFT」、代理人整理番号第END8013USNP/160175号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENT TO ACCOMMODATE DIFFERENT TYPES OF STAPLES」、代理人整理番号第END8014USNP/160176号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE AND STAPLE CARTRIDGE CHANNEL COMPRISING WINDOWS DEFINED THEREIN」、代理人整理番号第END8017USNP/160179号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CUTTING MEMBER」、代理人整理番号第END8018USNP/160180号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FIRING MEMBER COMPRISING A MISSING CARTRIDGE AND/OR SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」、代理人整理番号第END8019USNP/160181号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」、代理人整理番号第END8020USNP/160182号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN END EFFECTOR LOCKOUT AND A FIRING ASSEMBLY LOCKOUT」、代理人整理番号第END8021USNP/160183号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A FUSE」、代理人整理番号第END8022USNP/160184号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A MULTIPLE FAILED−STATE FUSE」、代理人整理番号第END8023USNP/160185号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS」、代理人整理番号第END8038USNP/160186号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ANVIL ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLERS」、代理人整理番号第END8039USNP/160187号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHOD OF DEFORMING STAPLES FROM TWO DIFFERENT TYPES OF STAPLE CARTRIDGES WITH THE SAME SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、代理人整理番号第END8041USNP/160189号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「BILATERALLY ASYMMETRIC STAPLE FORMING POCKET PAIRS」、代理人整理番号第END8042USNP/160190号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「CLOSURE MEMBERS WITH CAM SURFACE ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARATE AND DISTINCT CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8043USNP/160191号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLERS WITH INDEPENDENTLY ACTUATABLE CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8044USNP/160192号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT WITH SMART STAPLE CARTRIDGES」、代理人整理番号第END8045USNP/160193号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING STAPLES WITH DIFFERENT CLAMPING BREADTHS」、代理人整理番号第END8047USNP/160195号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING PRIMARY SIDEWALLS AND POCKET SIDEWALLS」、代理人整理番号第END8048USNP/160196号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「NO−CARTRIDGE AND SPENT CARTRIDGE LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLERS」、代理人整理番号第END8050USNP/160198号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN ANGLE」、代理人整理番号第END8051USNP/160199号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING ZONED FORMING SURFACE GROOVES」、代理人整理番号第END8052USNP/160200号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FAILURE RESPONSE MODES」、代理人整理番号第END8053USNP/160201号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH PRIMARY AND SAFETY PROCESSORS」、代理人整理番号第END8054USNP/160202号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAWS THAT ARE PIVOTABLE ABOUT A FIXED AXIS AND INCLUDE SEPARATE AND DISTINCT CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8056USNP/160204号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ANVIL HAVING A KNIFE SLOT WIDTH」、代理人整理番号第END8057USNP/160205号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「CLOSURE MEMBER ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8058USNP/160206号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN CONFIGURATIONS」、代理人整理番号第END8059USNP/160207号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH ASYMMETRICAL STAPLES」、代理人整理番号第END8000USNP/160208号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH TISSUE RETENTION AND GAP SETTING FEATURES」、代理人整理番号第END8001USNP/160209号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE WITH DEFORMABLE DRIVER RETENTION FEATURES」、代理人整理番号第END8002USNP/160210号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「DURABILITY FEATURES FOR END EFFECTORS AND FIRING ASSEMBLIES OF SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8003USNP/160211号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS HAVING END EFFECTORS WITH POSITIVE OPENING FEATURES」、代理人整理番号第END8004USNP/160212号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「CONNECTION PORTIONS FOR DEPOSABLE LOADING UNITS FOR SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8005USNP/160213号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHOD FOR ATTACHING A SHAFT ASSEMBLY TO A SURGICAL INSTRUMENT AND、ALTERNATIVELY、TO A SURGICAL ROBOT」、代理人整理番号第END8006USNP/160214号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A MANUALLY−OPERABLE RETRACTION SYSTEM FOR USE WITH A MOTORIZED SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」、代理人整理番号第END8007USNP/160215号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING SEPARATELY ACTUATABLE AND RETRACTABLE SYSTEMS」、代理人整理番号第END8008USNP/160216号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A CLUTCH CONFIGURED TO ADAPT THE OUTPUT OF A ROTARY FIRING MEMBER TO TWO DIFFERENT SYSTEMS」、代理人整理番号第END8009USNP/160217号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM COMPRISING A FIRING MEMBER ROTATABLE INTO AN ARTICULATION STATE TO ARTICULATE AN END EFFECTOR OF THE SURGICAL SYSTEM」、代理人整理番号第END8010USNP/160218号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」、代理人整理番号第END8011USNP/160219号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING FIRST AND SECOND ARTICULATION LOCKOUTS」、代理人整理番号第END8012USNP/160220号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8024USNP/160221号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8025USNP/160222号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8026USNP/160223号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CARTRIDGE WITH MOVABLE CAMMING MEMBER CONFIGURED TO DISENGAGE FIRING MEMBER LOCKOUT FEATURES」、代理人整理番号第END8027USNP/160224号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8028USNP/160225号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「JAW ACTUATED LOCK ARRANGEMENTS FOR PREVENTING ADVANCEMENT OF A FIRING MEMBER IN A SURGICAL END EFFECTOR UNLESS AN FIRED CARTRIDGE IS INSTALLED IN THE END EFFECTOR」、代理人整理番号第END8029USNP/160226号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「AXIALLY MOVABLE CLOSURE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR APPLYING CLOSURE MOTIONS TO JAWS OF SURGICAL INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8030USNP/160227号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「PROTECTIVE COVER ARRANGEMENTS FOR A JOINT INTERFACE BETWEEN A MOVABLE JAW AND ACTUATOR SHAFT OF A SURGICAL INSTRUMENT」、代理人整理番号第END8031USNP/160228号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTOR WITH TWO SEPARATE COOPERATING OPENING FEATURES FOR OPENING AND CLOSING END EFFECTOR JAWS」、代理人整理番号第END8032USNP/160229号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTOR WITH ASYMMETRIC SHAFT ARRANGEMENT」、代理人整理番号第END8033USNP/160230号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT WITH INDEPENDENT PIVOTABLE LINKAGE DISTAL OF AN ARTICULATION LOCK」、代理人整理番号第END8034USNP/160231号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR IN AN ARTICULATED POSITION IN RESPONSE TO ACTUATION OF A JAW CLOSURE SYSTEM」、代理人整理番号第END8035USNP/160232号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「LATERALLY ACTUATABLE ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR OF A SURGICAL INSTRUMENT IN AN ARTICULATED CONFIGURATION」、代理人整理番号第END8036USNP/160233号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATION STROKE AMPLIFICATION FEATURES」、代理人整理番号第END8037USNP/160234号。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第15/191,775号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」、
−米国特許出願第15/191,807号、発明の名称「STAPLING SYSTEM FOR USE WITH WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」、
−米国特許出願第15/191,834号、発明の名称「STAMPED STAPLES AND STAPLE CARTRIDGES USING THE SAME」、
−米国特許出願第15/191,788号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OVERDRIVEN STAPLES」、及び
−米国特許出願第15/191,818号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OFFSET LONGITUDINAL STAPLE ROWS」。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国意匠特許出願第29/569,218号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
−米国意匠特許出願第29/569,227号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
−米国意匠特許出願第29/569,259号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」、及び
−米国意匠特許出願第29/569,264号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」。
本願の出願人は、2016年4月1日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第15/089,325号、発明の名称「METHOD FOR OPERATING A SURGICAL STAPLING SYSTEM」、
−米国特許出願第15/089,321号、発明の名称「MODULAR SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY」、
−米国特許出願第15/089,326号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY INCLUDING A RE−ORIENTABLE DISPLAY FIELD」、
−米国特許出願第15/089,263号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE ASSEMBLY WITH RECONFIGURABLE GRIP PORTION」、
−米国特許出願第15/089,262号、発明の名称「ROTARY POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH MANUALLY ACTUATABLE BAILOUT SYSTEM」、
−米国特許出願第15/089,277号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND STAPLING END EFFECTOR WITH ANVIL CONCENTRIC DRIVE MEMBER」、
−米国特許出願第15/089,296号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SURGICAL TOOL ASSEMBLY WITH A SURGICAL END EFFECTOR THAT IS SELECTIVELY ROTATABLE ABOUT A SHAFT AXIS」、
−米国特許出願第15/089,258号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SHIFTABLE TRANSMISSION」、
−米国特許出願第15/089,278号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO PROVIDE SELECTIVE CUTTING OF TISSUE」、
−米国特許出願第15/089,284号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A CONTOURABLE SHAFT」、
−米国特許出願第15/089,295号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A TISSUE COMPRESSION LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,300号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING AN UNCLAMPING LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,196号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW CLOSURE LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,203号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW ATTACHMENT LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,210号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,324号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A SHIFTING MECHANISM」、
−米国特許出願第15/089,335号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT COMPRISING MULTIPLE LOCKOUTS」、
−米国特許出願第15/089,339号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、
−米国特許出願第15/089,253号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO APPLY ANNULAR ROWS OF STAPLES HAVING DIFFERENT HEIGHTS」、
−米国特許出願第15/089,304号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A GROOVED FORMING POCKET」、
−米国特許出願第15/089,331号、発明の名称「ANVIL MODIFICATION MEMBERS FOR SURGICAL STAPLERS」、
−米国特許出願第15/089,336号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES WITH ATRAUMATIC FEATURES」、
−米国特許出願第15/089,312号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING AN INCISABLE TISSUE SUPPORT」、
−米国特許出願第15/089,309号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING ROTARY FIRING SYSTEM」、及び
−米国特許出願第15/089,349号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING LOAD CONTROL」。
本願の出願人はまた、2015年12月31日に出願された以下に特定される米国特許出願も所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/984,488号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR BATTERY PACK FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第14/984,525号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
−米国特許出願第14/984,552号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARABLE MOTORS AND MOTOR CONTROL CIRCUITS」。
本願の出願人はまた、2016年2月9日に出願された以下に特定される米国特許出願も所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第15/019,220号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH ARTICULATING AND AXIALLY TRANSLATABLE END EFFECTOR」、
−米国特許出願第15/019,228号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH MULTIPLE LINK ARTICULATION ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第15/019,196号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ARTICULATION MECHANISM WITH SLOTTED SECONDARY CONSTRAINT」、
−米国特許出願第15/019,206号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH AN END EFFECTOR THAT IS HIGHLY ARTICULATABLE RELATIVE TO AN ELONGATE SHAFT ASSEMBLY」、
−米国特許出願第15/019,215号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH NON−SYMMETRICAL ARTICULATION ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第15/019,227号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH SINGLE ARTICULATION LINK ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第15/019,235号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH TENSIONING ARRANGEMENTS FOR CABLE DRIVEN ARTICULATION SYSTEMS」、
−米国特許出願第15/019,230号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH OFF−AXIS FIRING BEAM ARRANGEMENTS」、及び
−米国特許出願第15/019,245号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION ARRANGEMENTS」。
本願の出願人はまた、2016年2月12日に出願された以下に特定される米国特許出願も所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第15/043,254号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第15/043,259号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第15/043,275号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
−米国特許出願第15/043,289号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」。
本願の出願人は、2015年6月18日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/742,925号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH POSITIVE JAW OPENING ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第14/742,941号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH DUAL CAM ACTUATED JAW CLOSING FEATURES」、
−米国特許出願第14/742,914号、発明の名称「MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第14/742,900号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH COMPOSITE FIRING BEAM STRUCTURES WITH CENTER FIRING SUPPORT MEMBER FOR ARTICULATION SUPPORT」、
−米国特許出願第14/742,885号、発明の名称「DUAL ARTICULATION DRIVE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
−米国特許出願第14/742,876号、発明の名称「PUSH/PULL ARTICULATION DRIVE SYSTEMS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」。
本願の出願人は、2015年3月6日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/640,746号、発明の名称「POWERED SURGICAL STAPLER」、現在は米国特許出願公開第2016/0256184号、
−米国特許出願第14/640,795号、発明の名称「MULTIPLE LEVEL THRESHOLDS TO MODIFY OPERATION OF POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/02561185号、
−米国特許出願第14/640,832号、発明の名称「ADAPTIVE TISSUE COMPRESSION TECHNIQUES TO ADJUST CLOSURE RATES FOR MULTIPLE TISSUE TYPES」、現在は米国特許出願公開第2016/0256154号、
−米国特許出願第14/640,935号、発明の名称「OVERLAID MULTI SENSOR RADIO FREQUENCY(RF)ELECTRODE SYSTEM TO MEASURE TISSUE COMPRESSION」、現在は米国特許出願公開第2016/0256071号、
−米国特許出願第14/640,831号、発明の名称「MONITORING SPEED CONTROL AND PRECISION INCREMENTING OF MOTOR FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0256153号、
−米国特許出願第14/640,859号、発明の名称「TIME DEPENDENT EVALUATION OF SENSOR DATA TO DETERMINE STABILITY、CREEP、AND VISCOELASTIC ELEMENTS OF MEASURES」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256187号、
−米国特許出願第14/640,817号、発明の名称「INTERACTIVE FEEDBACK SYSTEM FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0256186号、
−米国特許出願第14/640,844号、発明の名称「CONTROL TECHNIQUES AND SUB−PROCESSOR CONTAINED WITHIN MODULAR SHAFT WITH SELECT CONTROL PROCESSING FROM HANDLE」、現在は米国特許出願公開第2016/0256155号、
−米国特許出願第14/640,837号、発明の名称「SMART SENSORS WITH LOCAL SIGNAL PROCESSING」、現在は米国特許出願公開第2016/0256163号、
−米国特許出願第14/640,765号、発明の名称「SYSTEM FOR DETECTING THE MIS−INSERTION OF A STAPLE CARTRIDGE INTO A SURGICAL STAPLER」、現在は米国特許出願公開第2016/0256160号、
−米国特許出願第14/640,799号、発明の名称「SIGNAL AND POWER COMMUNICATION SYSTEM POSITIONED ON A ROTATABLE SHAFT」、現在は米国特許出願公開第2016/0256162号、及び
−米国特許出願第14/640,780号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A LOCKABLE BATTERY HOUSING」、現在は米国特許出願公開第2016/0256161号。
本願の出願人は、2015年2月27日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/633,576号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN INSPECTION STATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0249919号、
−米国特許出願第14/633,546号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO ASSESS WHETHER A PERFORMANCE PARAMETER OF THE SURGICAL APPARATUS IS WITHIN AN ACCEPTABLE PERFORMANCE BAND」、現在は米国特許出願公開第2016/0249915号、
−米国特許出願第14/633,560号、発明の名称「SURGICAL CHARGING SYSTEM THAT CHARGES AND/OR CONDITIONS ONE OR MORE BATTERIES」、現在は米国特許出願公開第2016/0249910号、
−米国特許出願第14/633,566号、発明の名称「CHARGING SYSTEM THAT ENABLES EMERGENCY RESOLUTIONS FOR CHARGING A BATTERY」、現在は米国特許出願公開第2016/0249918号、
−米国特許出願第14/633,555号、発明の名称「SYSTEM FOR MONITORING WHETHER A SURGICAL INSTRUMENT NEEDS TO BE SERVICED」、現在は米国特許出願公開第2016/0249916号、
−米国特許出願第14/633,542号、発明の名称「REINFORCED BATTERY FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2016/0249908号、
−米国特許出願第14/633,548号、発明の名称「POWER ADAPTER FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2016/0249909号、
−米国特許出願第14/633,526号、発明の名称「ADAPTABLE SURGICAL INSTRUMENT HANDLE」、現在は米国特許出願公開第2016/0249945号、
−米国特許出願第14/633,541号、発明の名称「MODULAR STAPLING ASSEMBLY」、現在は米国特許出願公開第2016/0249927号、及び
−米国特許出願第14/633,562号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO TRACK AN END−OF−LIFE PARAMETER」、現在は米国特許出願公開第2016/0249917号。
本願の出願人は、2014年12月18日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/574,478号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEMS COMPRISING AN ARTICULATABLE END EFFECTOR AND MEANS FOR ADJUSTING THE FIRING STROKE OF A FIRING MEMBER」、現在は米国特許出願公開第2016/0174977号、
−米国特許出願第14/574,483号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING LOCKABLE SYSTEMS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174969号、
−米国特許出願第14/575,139号、発明の名称「DRIVE ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174978号、
−米国特許出願第14/575,148号、発明の名称「LOCKING ARRANGEMENTS FOR DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES WITH ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTORS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174976号、
−米国特許出願第14/575,130号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH AN ANVIL THAT IS SELECTIVELY MOVABLE ABOUT A DISCRETE NON−MOVABLE AXIS RELATIVE TO A STAPLE CARTRIDGE」、現在は米国特許出願公開第2016/0174972号、
−米国特許出願第14/575,143号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH IMPROVED CLOSURE ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174983号、
−米国特許出願第14/575,117号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174975号、
−米国特許出願第14/575,154号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND IMPROVED FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174973号、
−米国特許出願第14/574,493号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A FLEXIBLE ARTICULATION SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2016/0174970号、及び
−米国特許出願第14/574,500号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKABLE ARTICULATION SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2016/0174971号。
本願の出願人は、2013年3月1日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第13/782,295号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH CONDUCTIVE PATHWAYS FOR SIGNAL COMMUNICATION」、現在は米国特許出願公開第2014/0246471号、
−米国特許出願第13/782,323号、発明の名称「ROTARY POWERED ARTICULATION JOINTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246472号、
−米国特許出願第13/782,338号、発明の名称「THUMBWHEEL SWITCH ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0249557号、
−米国特許出願第13/782,499号、発明の名称「Electromechanical Surgical Device with Signal Relay Arrangement」、現在は米国特許第9,358,003号、
−米国特許出願第13/782,460号、発明の名称「MULTIPLE PROCESSOR MOTOR CONTROL FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246478号、
−米国特許出願第13/782,358号、発明の名称「Joystick Switch Assemblies For Surgical Instruments」、現在は米国特許第9,326,767号、
−米国特許出願第13/782,481号、発明の名称「Sensor Straightened End Effector During Removal Through Trocar」、現在は米国特許第9,468,438号、
−米国特許出願第13/782,518号、発明の名称「CONTROL METHODS FOR SURGICAL INSTRUMENTS WITH REMOVABLE IMPLEMENT PORTIONS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246475号、
−米国特許出願第13/782,375号、発明の名称「Rotary Powered Surgical Instruments With Multiple Degrees of Freedom」、現在は米国特許第9,398,911号、及び
−米国特許出願第13/782,536号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SOFT STOP」、現在は米国特許第9,307,986号。
本願の出願人はまた、2013年3月14日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第13/803,097号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」、現在は米国特許出願公開第2014/0263542号、
−米国特許出願第13/803,193号、発明の名称「CONTROL ARRANGEMENTS FOR A DRIVE MEMBER OF A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許第9,332,987号、
−米国特許出願第13/803,053号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SHAFT ASSEMBLIES FOR USE WITH A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0263564号、
−米国特許出願第13/803,086号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION LOCK」、現在は米国特許出願公開第2014/0263541号、
−米国特許出願第13/803,210号、発明の名称「SENSOR ARRANGEMENTS FOR ABSOLUTE POSITIONING SYSTEM FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0263538号、
−米国特許出願第13/803,148号、発明の名称「MULTI−FUNCTION MOTOR FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0263554号、
−米国特許出願第13/803,066号、発明の名称「DRIVE SYSTEM LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0263565号、
−米国特許出願第13/803,117号、発明の名称「ARTICULATION CONTROL SYSTEM FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,351,726号、
−米国特許出願第13/803,130号、発明の名称「DRIVE TRAIN CONTROL ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,351,727号、及び
−米国特許出願第13/803,159号、発明の名称「METHOD AND SYSTEM FOR OPERATING A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0277017号。
本願の出願人はまた、2014年3月7日に出願された以下の特許出願を所有しており、その全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/200,111号、発明の名称「CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0263539号。
本願の出願人はまた、2014年3月26日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/226,106号、発明の名称「POWER MANAGEMENT CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272582号、
−米国特許出願第14/226,099号、発明の名称「STERILIZATION VERIFICATION CIRCUIT」、現在は米国特許出願公開第2015/0272581号、
−米国特許出願第14/226,094号、発明の名称「VERIFICATION OF NUMBER OF BATTERY EXCHANGES/PROCEDURE COUNT」、現在は米国特許出願公開第2015/0272580号、
−米国特許出願第14/226,117号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SLEEP OPTIONS OF SEGMENTED CIRCUIT AND WAKE UP CONTROL」、現在は米国特許出願公開第2015/0272574号、
−米国特許出願第14/226,075号、発明の名称「MODULAR POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES」、現在は米国特許出願公開第2015/0272579号、
−米国特許出願第14/226,093号、発明の名称「FEEDBACK ALGORITHMS FOR MANUAL BAILOUT SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272569号、
−米国特許出願第14/226,116号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT UTILIZING SENSOR ADAPTATION」、現在は米国特許出願公開第2015/0272571号、
−米国特許出願第14/226,071号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT CONTROL CIRCUIT HAVING A SAFETY PROCESSOR」、現在は米国特許出願公開第2015/0272578号、
−米国特許出願第14/226,097号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING INTERACTIVE SYSTEMS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272570号、
−米国特許出願第14/226,126号、発明の名称「INTERFACE SYSTEMS FOR USE WITH SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272572号、
−米国特許出願第14/226,133号、発明の名称「MODULAR SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2015/0272557号、
−米国特許出願第14/226,081号、発明の名称「SYSTEMS AND METHODS FOR CONTROLLING A SEGMENTED CIRCUIT」、現在は米国特許出願公開第2015/0277471号、
−米国特許出願第14/226,076号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SEGMENTED CIRCUIT AND VARIABLE VOLTAGE PROTECTION」、現在は米国特許出願公開第2015/0280424号、
−米国特許出願第14/226,111号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2015/0272583号、及び
−米国特許出願第14/226,125号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A ROTATABLE SHAFT」、現在は、米国特許出願公開第2015/0280384号。
本願の出願人はまた、2014年9月5日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/479,103号、発明の名称「CIRCUITRY AND SENSORS FOR POWERED MEDICAL DEVICE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066912号、
−米国特許出願第14/479,119号、発明の名称「ADJUNCT WITH INTEGRATED SENSORS TO QUANTIFY TISSUE COMPRESSION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066914号、
−米国特許出願第14/478,908号、発明の名称「MONITORING DEVICE DEGRADATION BASED ON COMPONENT EVALUATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066910号、
−米国特許出願第14/478,895号、発明の名称「MULTIPLE SENSORS WITH ONE SENSOR AFFECTING A SECOND SENSOR’S OUTPUT OR INTERPRETATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066909号、
−米国特許出願第14/479,110号、発明の名称「POLARITY OF HALL MAGNET TO DETECT MISLOADED CARTRIDGE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066915号、
−米国特許出願第14/479,098号、発明の名称「SMART CARTRIDGE WAKE UP OPERATION AND DATA RETENTION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066911号、
−米国特許出願第14/479,115号、発明の名称「MULTIPLE MOTOR CONTROL FOR POWERED MEDICAL DEVICE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066916号、及び
−米国特許出願第14/479,108号、発明の名称「LOCAL DISPLAY OF TISSUE PARAMETER STABILIZATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066913号。
本願の出願人はまた、2014年4月9日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/248,590号、発明の名称「MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKABLE DUAL DRIVE SHAFTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305987号、
−米国特許出願第14/248,581号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CLOSING DRIVE AND A FIRING DRIVE OPERATED FROM THE SAME ROTATABLE OUTPUT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305989号、
−米国特許出願第14/248,595号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SHAFT INCLUDING SWITCHES FOR CONTROLLING THE OPERATION OF THE SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305988号、
−米国特許出願第14/248,588号、発明の名称「POWERED LINEAR SURGICAL STAPLER」、現在は米国特許出願公開第2014/0309666号、
−米国特許出願第14/248,591号、発明の名称「TRANSMISSION ARRANGEMENT FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305991号、
−米国特許出願第14/248,584号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH ALIGNMENT FEATURES FOR ALIGNING ROTARY DRIVE SHAFTS WITH SURGICAL END EFFECTOR SHAFTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305994号、
−米国特許出願第14/248,587号、発明の名称「POWERED SURGICAL STAPLER」、現在は米国特許出願公開第2014/0309665号、
−米国特許出願第14/248,586号、発明の名称「DRIVE SYSTEM DECOUPLING ARRANGEMENT FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305990号、及び
−米国特許出願第14/248,607号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH STATUS INDICATION ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305992号。
本願の出願人はまた、2013年4月16日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国仮特許出願第61/812,365号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」、
−米国仮特許出願第61/812,376号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH POWER」、
−米国仮特許出願第61/812,382号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH MOTOR AND PISTOL GRIP」、
−米国仮特許出願第61/812,385号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE WITH MULTIPLE ACTUATION MOTORS AND MOTOR CONTROL」、及び
−米国仮特許出願第61/812,372号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」。
明細書に記載され、添付の図面に示されるように、実施形態の全体的な構造、機能、製造、及び使用の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。周知の動作、構成要素、及び素子は、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないようにするため詳細に記載されていない。読者は、本明細書に記載され図示された実施形態は非限定的な例であり、したがって本明細書に開示された特定の構造的及び機能的詳細は代表的及び例示的であり得ることを、理解するであろう。特許請求の範囲から逸脱することなく、それに対する変形及び変更を行うことができる。
用語「備える(comprise)」(「comprises」及び「comprising」など、compriseの任意の語形)、「有する(have)」(「has」及び「having」など、haveの任意の語形)、「含む(include)」(「includes」及び「including」など、includeの任意の語形)、及び「含有する(contain)」(「contains」及び「containing」など、containの任意の語形)は、オープンエンドの連結動詞である。結果として、1つ以上の素子を「備える」、「有する」、「含む」、若しくは「含有する」外科用システム、デバイス、又は装置は、それらの1つ以上の素子を有するが、それらの1つ以上のみを有することに限定されない。同様に、1つ以上の特徴を「備える」、「有する」、「含む」、若しくは「含有する」、システム、デバイス、又は装置の素子は、それら1つ以上の特徴を有するが、それら1つ以上の特徴のみを有することに限定されない。
「近位」及び「遠位」という用語は、本明細書では、外科用器具のハンドル部分を操作する臨床医を基準として使用される。「近位」という用語は、臨床医に最も近い部分を指し、「遠位」という用語は、臨床医から離れた位置にある部分を指す。便宜上及び明確性のために、「垂直」、「水平」、「上」、及び「下」などの空間的用語が、本明細書において図面に対して使用され得ることが更に理解されよう。しかしながら、外科用器具は多くの向き及び位置で使用されるものであり、これらの用語は限定的及び/又は絶対的であることを意図したものではない。
腹腔鏡下及び低侵襲性の外科手術を行うための、様々な例示的なデバイス及び方法が提供される。しかしながら、本明細書に開示される様々な方法及びデバイスが、例えば開腹外科手術と関連するものを含む、多くの外科手術及び用途で使用され得ることが、読者には容易に理解されよう。本明細書の「発明を実施するための形態」を読み進めることで、読者は、本明細書に開示される様々な器具が、例えば、天然の開口部を通じて、組織に形成された切開又は穿刺穴を通じてなど、任意の方法で体内に挿入され得ることを更に理解するであろう。これらの器具の作用部分即ちエンドエフェクタ部分は、患者の体内に直接に挿入することもでき、又は、外科用器具のエンドエフェクタ及び細長シャフトを進めることが可能な作用通路を有するアクセス装置を通じて挿入することもできる。
外科用ステープル留めシステムは、シャフトと、シャフトから延在するエンドエフェクタとを備えることができる。エンドエフェクタは、第1の顎部と第2の顎部とを備える。第1の顎部は、ステープルカートリッジを備える。ステープルカートリッジは、第1の顎部に挿入可能であり、かつ第1の顎部から着脱可能であるが、ステープルカートリッジが第1の顎部から着脱可能でないか、又は少なくとも容易に交換可能でない、他の実施形態も想到される。第2の顎部は、ステープルカートリッジから排出されたステープルを変形させるように構成されているアンビルを備える。第2の顎部は、閉鎖軸を中心にして第1の顎部に対して枢動可能であるが、第1の顎部が第2の顎部に対して枢動可能である、他の実施形態も想定される。外科用ステープル留めシステムは、エンドエフェクタをシャフトに対して回転させる、即ち関節運動させることができるように構成されている関節継手を更に備える。エンドエフェクタは、関節継手を通って延在する関節運動軸線を中心にして回転可能である。関節継手を含まない他の実施形態も想到される。
ステープルカートリッジは、カートリッジ本体を備える。カートリッジ本体は、近位端と、遠位端と、近位端と遠位端との間に延在するデッキとを含む。使用中、ステープルカートリッジは、ステープル留めされる組織の第1の側に位置付けられ、アンビルは、組織の第2の側に位置付けられる。アンビルは、ステープルカートリッジに向かって移動させられて、デッキに対して組織を圧縮及びクランプする。続いて、カートリッジ本体内に着脱可能に格納されたステープルを、組織内に配備することができる。カートリッジ本体は、その内部に画定されているステープルキャビティを含み、ステープルは、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納される。ステープルキャビティは、6つの長手方向列に配置される。3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第1の側に位置付けられ、3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第2の側に位置付けられる。ステープルキャビティ及びステープルの他の配置も可能であり得る。
ステープルは、カートリッジ本体内のステープルドライバによって支持される。ドライバは、第1の、即ち未発射位置と、ステープルキャビティからステープルを排出する、第2の、即ち発射位置との間で移動可能である。ドライバは、カートリッジ本体の底部周辺に延在する保持具によってカートリッジ本体内に保持され、また、カートリッジ本体を把持し、保持具をカートリッジ本体に対して保持するように構成されている、弾性部材を含む。ドライバは、スレッドによってそれらの未発射位置とそれらの発射位置との間で移動可能である。スレッドは、近位端に隣接した近位位置と、遠位端に隣接した遠位側位置との間で移動可能である。スレッドは、ドライバの下を摺動し、ドライバを持ち上げるように構成されている複数の傾斜面を備え、ステープルがその上に支持され、アンビルに向かう。
上記に加えて、スレッドは発射部材によって遠位側に移動される。発射部材は、スレッドに接触し、スレッドを遠位端に向かって押し出すように構成されている。カートリッジ本体内に画定されている長手方向スロットは、発射部材を受容するように構成されている。アンビルは、発射部材を受容するように構成されているスロットも含む。発射部材は、第1の顎部に係合する第1のカムと、第2の顎部に係合する第2のカムとを更に備える。発射部材を遠位側に前進させる際、第1のカム及び第2のカムは、ステープルカートリッジのデッキとアンビルとの間の距離、即ち組織隙間を制御することができる。発射部材はまた、ステープルカートリッジとアンビルとの中間に捕捉された組織を切開するように構成されているナイフも備える。ステープルがナイフよりも前方に排出されるように、ナイフが傾斜面に対して少なくとも部分的に近位側に位置付けられることが望ましい。
ハンドル110と、ハンドル110に取り外し可能に取り付け可能なシャフトアセンブリ1100と、を備える外科用器具が、図1〜図1Jに示されている。シャフトアセンブリ1000は、シャフトアセンブリ1000をハンドル110に解放可能に取り付けるように構成されている取り付け部分1100と、取り付け部分1100から遠位側に延在するフレームアセンブリ1200と、関節継手1700を中心にフレームアセンブリ1200に回転可能に連結されたエンドエフェクタと、を含む。エンドエフェクタは、内部にステープルカートリッジ2010を受容するように構成されているカートリッジ顎部2020と、アンビル顎部2030と、を含む。主に図1Eを参照すると、アンビル顎部2030は、ピン2025を中心としてカートリッジ顎部2020に回転可能に連結されている。シャフトアセンブリ1000は、後で更に詳述されるように、アンビル顎部2030をカートリッジ顎部2020に向かって移動させるように構成されている閉鎖システム1300を更に含む。加えて、シャフトアセンブリ1000は、ステープルカートリッジ2010内に取り外し可能に格納されたステープルを排出し、アンビル顎部2030に対してステープルを変形させるように構成されている発射システム1400を更に含む。
主に図1A、1C、及び1Dを参照すると、取り付け部分1100は、下部フレーム1110と、更に下部フレーム1110に取り付けられた上部フレーム1120と、を含む。上部フレーム1120は、フレーム1110及び1120をハンドル110のフレームに解放可能に係合するように構成されているラッチ1130を含む。取り付け部分1100は、ハウジング部分1140と、ハウジング部分1140に取り付けられたノズル1150と、を更に含む。ハウジング部分1140は、ハウジング部分1140及びノズル1150がフレーム1110及び1120に対して回転するが平行移動しないか、又は少なくとも実質的に平行移動しないことを可能にするように構成されている、内部に画定されている1つ以上の溝及び/又は1つ以上の壁部を含む。更に、ハウジング部分1140は、フレームアセンブリ1200を装着するように構成されている、内部に画定されている1つ以上の溝及び/又は1つ以上の壁部を含む。フレームアセンブリ1200は、ハウジング部分1140と係合され、それにより、フレームアセンブリ1200、ハウジング部分1140、及びノズル1150は、シャフトアセンブリ1000の長手方向軸1001を中心に共に回転可能になる。
主に図1D、図1E、及び図1Fを参照すると、フレームアセンブリ1200は、近位フレーム部分1210、中間フレーム部分1220、及び遠位フレーム部分1230を含む。フレーム部分1210、1220、及び1230は、シャフトアセンブリ1100の剛性、又は少なくとも実質的に剛性のスパインを含む。近位フレーム部分1210の近位端は、滑り継手接合面1260に装着される。滑り継手接合面1260は、上述のようにフレームアセンブリ1200がフレーム1110及び1120に対して回転可能にするように構成されている、取り付け部分1100の下部フレーム1110上に画定されている滑り継手接合面1160と協働する。加えて、滑り継手接合面1160及び1260は、協働して、例えば、エンドエフェクタ内のセンサ及び取り付け部分1100を電気的に連結し得る電気接合面を提供する。取り付け部分1100は、例えば、シャフトアセンブリ1000がハンドル110に取り付けられたときに、ハンドル110の制御モジュール及び/又はマイクロプロセッサと電気通信するように配置され得る、滑り継手接合面1160と電気通信する1つ以上の回路を含む。
上記に加えて、主に図1D、1E及び1Fを参照すると、フレームアセンブリ1200は、スパインカバー1250を更に含む。スパインカバー1250は、フレーム部分1210、1220、及び1230と協働して、発射システム1400を内部に取り囲むか、又は少なくとも実質的に取り囲む。フレームアセンブリ1200は、フレームアセンブリ1200と閉鎖システム1300との間の相対運動を防止するか、又は少なくとも制限するように構成されている、スペーサ1280を更に含む。それぞれのスペーサ1280は、そこから延在する1つ以上のピンを含み、ピンは、閉鎖システム1300内に画定されている開口部内に延在する。
主に図1D、1E及び1Fを参照すると、閉鎖アセンブリ1300は、シャフトアセンブリ1000がハンドル110に組み付けられるときにハンドル110の閉鎖トリガ130と動作可能に連結される、閉鎖アクチュエータ1310を含む。閉鎖アセンブリ1300は、閉鎖管1330と、加えて、閉鎖管1330を閉鎖アクチュエータ1310に装着するように構成されている管保持具1320と、を更に含む。より具体的には、管保持具1320は、閉鎖保持具1310が閉鎖管1330を遠位側に押し、閉鎖管1330を近位側に引くことができるように、閉鎖管1330を閉鎖保持具1310に装着する。主に図1Eを参照すると、閉鎖アセンブリ1300は、関節リンク1350を介して閉鎖管1330に回転可能に連結された遠位閉鎖管1340を更に含む。閉鎖管1330が閉鎖アクチュエータ1310によって遠位側に押されると、閉鎖管1330は、遠位閉鎖管1340を押してアンビル顎部2030に係合させ、アンビル顎部2030をカートリッジ顎部2020に向かって移動させる。閉鎖管1330が閉鎖アクチュエータ1310によって近位側に引かれると、遠位閉鎖管1340は、アンビル顎部2030から係合解除され得、アンビル顎部2030が開放されることを可能にし得る。他の例では、遠位閉鎖管1340は、遠位閉鎖管1340が後退するときに、アンビル顎部2030を開放位置、又は少なくとも部分的に開放された位置まで引き得る。
主に図1D、1E及び1Fを参照すると、発射アセンブリ1400は、シャフトアセンブリ1000がハンドル110に組み付けられるときにハンドル110の発射システムと動作可能に係合される、近位発射ロッド1410を含む。発射アセンブリ1400は、近位発射ロッド1410に連結された中間発射ロッド1420と、加えて、中間発射ロッド1420に連結された発射バー1430と、を更に含む。発射バー1430は、複数の可撓性層からなるが、任意の好適な構成を含み得る。発射アセンブリ1400は、発射バー1430に装着された連結部材1440を更に含む。発射アセンブリ1400が、ハンドル110の発射システムによって遠位側に前進するとき、連結部材1440は、ステープルカートリッジ2010のスレッド2015を遠位側に押して、ステープルカートリッジ2010から、ステープルカートリッジ2010とアンビル顎部2030との間に捕捉された組織内へとステープルを排出する。連結部材1440はまた、連結部材1440が遠位側に前進してステープルを排出する際に組織を切開する切断縁部を含む。
上記に加えて、図1F及び図1Iを参照すると、シャフトアセンブリ1000は、フレームピン1240を更に含む。フレームピン1240は、上述のように、フレームアセンブリ1200及び発射アセンブリ1400を一緒に連結し、それらは、ノズル1150が長手方向軸1001を中心に回転するときに、長手方向軸1001を中心に同調して回転し得るようにする。主に図1Iを参照すると、フレームピン1240は、中間フレーム部分1220内に画定されている開口部1222を通って延在し、その内部にぴったりと位置付けられる。フレームピン1240はまた、近位フレーム部分1210内に画定されている開口部1212内に延在する突出部1242を含む。上記と同様に、突出部1242は、開口部1212内にぴったりと位置付けられる。加えて、フレームピン1240はまた、内部に画定されているスロット1244を含む。近位発射ロッド1410は、上述のように、スロット1244を通って延在し、近位発射ロッド1410が近位側及び遠位側に移動されるときにフレームピン1240に対して摺動する。スロット1244の側壁部は、それらの間に近位発射ロッド1410の外側部1412を緊密に受容するために、互いに離間している。その結果、フレームピン1240は、上述のように、フレームアセンブリ1200が長手方向軸1001を中心に回転されるとき、フレームアセンブリ1200の回転を発射アセンブリ1400に伝達し得る。主に図1Fを参照すると、閉鎖管1330はまた、内部にフレームピン1240の一部を受容するように構成されている、内部に画定されている隙間開口部1332を含み得る。
主に図1E、図1F、図1G及び図1Hを参照すると、シャフトアセンブリ1000は、関節継手1700を中心にエンドエフェクタを関節運動させるように構成されている関節運動システム1500を更に含む。関節運動システム1500は、近位発射ロッド1410に装着された関節運動ドライバ1510と、加えて、関節運動ドライバ1510に選択的に係合可能な関節運動バー1520と、を含む。関節運動バー1520が関節運動ドライバ1510に係合されると、近位発射ロッド1410の移動は、関節運動バー1520に伝達される。かかる例では、シャフトアセンブリ1000は、関節運動動作モードにある。関節運動バー1520が関節ドライバ1510に係合されていないとき、近位発射ロッド1410の移動は、関節運動バー1520に伝達されない。かかる例では、シャフトアセンブリ1000は、発射動作モードにある。上記の結果として、発射アセンブリ1400の移動は、関節運動システム1500に選択的に転移可能である。後で更に詳述されるように、シャフトアセンブリ1000は、シャフトアセンブリ1000をその関節運動動作モードとその発射動作モードとの間で切り換えるように構成されている、切り換えシステム1600を更に含む。
主に図1C及び1Fを参照すると、切り換えシステム1600は、シフトカラー1610及びシフトプレート1620を含む。シフトカラー1610は、シャフトアセンブリ1000の長手方向軸1001を中心に、非作動位置と作動位置との間で回転可能である。閉鎖アセンブリ1300は、閉鎖アセンブリ1300が遠位側に前進してアンビル顎部2030を閉じるときに、切り換えシステム1600を駆動し、シフトカラー1610をその非作動位置からその作動位置に回転させるように構成されている。シフトカラー1610は、シフトカラー1610がその非作動位置からその作動位置に移動されるときに、シフトプレート1620を第1の位置から第2の位置へ長手方向に駆動するように構成されている。シフトプレート1620がその第1の位置にあるとき、関節運動バー1520は、近位発射ロッド1410と動作可能に係合され、シャフトアセンブリ1000はその関節運動動作モードにある。かかる例では、発射アセンブリ1400の近位側及び遠位側への移動は、関節運動アセンブリ1500に伝達される。シフトプレート1620がその第2の位置に移動されるとき、シフトプレート1620は、近位発射ロッド1410から関節運動バー1520を動作可能に分離し、シャフトアセンブリ1000は、その発射動作モードにある。かかる例では、発射アセンブリ1400の近位側及び遠位側への移動は、関節運動アセンブリ1500に伝達されない。
閉鎖アセンブリ1300が近位側に引かれて、遠位閉鎖管1340をアンビル顎部2030から係合解除するとき、上記に加え、シフトカラー1610は、回転してその非作動位置に戻り得る。再び図1Fを参照すると、切り換えシステム1600は、シフトカラー1610をその非作動位置に付勢するように構成されている付勢部材、即ちバネ1630を更に含む。
主に図1G及び図1Hを参照すると、関節運動システム1500は、遠位フレーム部分1230に固定的に装着された関節運動アセンブリ1530を更に含む。関節運動アセンブリ1530は、関節運動フレーム1540と、加えて、関節運動フレーム1540に摺動可能に装着されたロックシステム1550と、を含む。ロックシステム1550は、遠位方向に摺動可能であり、エンドエフェクタが関節継手1700を中心として第1の方向に回転することを可能にする。ロックシステム1550はまた、近位方向に摺動可能であり、エンドエフェクタが関節継手1700を中心として第2の方向に回転することを可能にする。関節運動バー1520は、関節運動バー1520が近位発射ロッド1410によって遠位側に押されたときに、関節運動バー1520がロックシステム1550を遠位側に押し得るように、ロックシステム1550と動作可能に係合される。更に、関節運動バー1520は、関節運動バー1520が近位発射ロッド1410によって近位側に引かれたときに、関節運動バー1520がロックシステム1550を近位側に引き得るように、ロックシステム1550と動作可能に係合される。
上記に加えて、関節運動アセンブリ1530は、関節運動リンク1560を更に含む。ロックシステム1550と同様に、関節運動バー1520は、関節運動バー1520が遠位側に押されたときに、関節運動リンク1560を遠位側に押すように構成されており、それに対応して、関節運動バー1520が近位側に引かれたときに、関節運動リンク1560を近位側に引くように構成されている。関節運動リンク1560の遠位端は、カートリッジ顎部1220に固定的に装着されたチャネル保持具1570と係合される。より具体的には、チャネル保持具1570は、そこから延在するピンを含み、ピンは、関節運動リンク1560内に画定されている開口部内に位置付けられる。関節運動リンク1560が遠位側に押されると、上記に加えて、関節運動リンク1560は、エンドエフェクタをその第1の方向に駆動する。関節運動リンク1560が近位側に引かれると、関節運動リンク1560は、図1Hに示されるように、エンドエフェクタを第2の、即ち反対の方向に駆動する。
関節運動アセンブリ1530は、上記に加えて、ロックシステム1550が中立状態又は押されていない状態にあるとき、関節継手1700を中心としたエンドエフェクタの回転を防止するように構成及び配置される。ロックシステム1550が関節運動バー1520によって遠位側に押されるか、又は近位側に引かれたときに、関節運動アセンブリ1530はロック解除され、それによってエンドエフェクタは関節継手1700を中心に回転され得る。エンドエフェクタを定位置に再ロックするために、関節運動バー1520を使用して、ロックシステム1550を中立状態に再配置し、かつ/又は付勢部材がロックシステム1550を中立状態に再び位置付けることを可能にし得る。
再び図1G及び図1Hを参照すると、シャフトアセンブリ1000は、関節継手1700の内部に、かつ/又はそこに隣接して位置付けられたナイフガイド1450を更に含む。ナイフガイド1450は、他の構成の中でも、図1Hに示されるように、エンドエフェクタが関節運動構成にあるときに、発射バー1430を支持するように構成されている。ナイフガイド1450は、上述のように、特に発射バー1430が近位側及び遠位側に移動されたときに、発射バー1430の層を支持及び/又は誘導するように構成されている、内部に画定されている外側壁部1454を含む。ナイフガイド1450は、エンドエフェクタが回転されたときに、関節継手1700内で回転するように構成されている。より具体的には、ナイフガイド1450は、エンドエフェクタが第1の方向に回転されると第1の方向に回転し、それに対応して、エンドエフェクタが第2の方向に回転されると、ナイフガイド1450は第2の方向に回転する。ナイフガイド1450の遠位端1456は、そこから延在するポストを含み、ポストは、ナイフガイド1450とチャネル保持具1570との間の枢動継手として機能し得る、チャネル保持具1570内に画定されている開口部内に位置付けられる。
主に図1G及び図1Hを参照すると、シャフトアセンブリ1000は、チャネル保持具1570に係合されたキャップ1460を更に含む。少なくとも1つの例では、キャップ1460は、例えば、スナップ嵌め方式でチャネル保持具1570に係合される。キャップ1460は、発射バー1430の垂直移動を制限し、発射バー1430をナイフガイド1450内に保持するように構成されている。
再び図1Hを参照すると、ナイフガイド1450は、そこから延在する外側プッシャ1452を含む。外側プッシャ1452は、上述のように、エンドエフェクタ及びナイフガイド1450が回転されたときに、患者の組織を関節継手1700から押し出すように構成されている。別の言い方をすれば、外側プッシャ1452は、例えば、カートリッジ顎部2020とフレームアセンブリ1200との間のピンチポイントから離れる方向に組織を押すように構成されている。更に、外側プッシャ1452は、カートリッジ顎部2020とフレームアセンブリ1200との間に画定されている間隙を遮断する、即ち閉鎖するように構成されている。
外科用器具2000が図1〜図3に示されている。外科用器具2000は、カートリッジ顎部2020及びアンビル顎部2030を備える。カートリッジ顎部2020は、内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含むステープルカートリッジ2010を含む。ステープルカートリッジ2010は、交換可能であり、カートリッジ顎部2020から取り外され得るが、ステープルカートリッジ2020が交換可能ではない他の実施形態も想到される。ステープルカートリッジ2010は、近位端2011と、遠位端2013と、近位端2011と遠位端2013との間に延在する組織圧縮表面2012と、を含む。ステープルカートリッジ2010は、組織圧縮表面2012内に画定されているステープル空洞と、ステープル空洞内に取り外し可能に格納されたステープルと、を更に含む。アンビル顎部2030は、近位端2031と、遠位端2033と、近位端2031と遠位端2033との間に延在する組織圧縮表面2032と、を含む。アンビル顎部2030は、組織圧縮表面2032内に画定されているステープル形成ポケットを更に含む。
アンビル顎部2030は、カートリッジ顎部2020に回転可能に連結される。図2を参照すると、カートリッジ顎部2020は、その両側に画定されている開口部2016を含む。それぞれの開口部2016は、細長く、垂直軸2001に沿って延在する。アンビル顎部2030は、そこから反対方向へ、横方向に延在する突出部2036を含む。突出部2036は、開口部2016内に摺動可能に位置付けられる。開口部2016及び突出部2036は、継手を画定し、アンビル顎部2030はこの継手を中心として、開放位置と閉鎖位置との間でカートリッジ顎部2020に対して回転し得る。突出部2036は、カートリッジ顎部2020に対するアンビル顎部2030の近位側及び遠位側への長手方向の移動が防止されるか、又は少なくとも抑制されるように、開口部2016の垂直側壁部間に緊密に受容される。しかしながら、突出部2036は、後で更に詳述されるように、開口部2016内で垂直に移動可能である。いくつかの実施形態では、アンビル顎部は、枢動ピンを含んでもよく、この枢動ピンを中心として、アンビル顎部は、開放位置と完全閉鎖位置との間でカートリッジ顎部に対して回転可能である。
上記に加えて、外科用器具2000は、閉鎖行程中にアンビル顎部2030に接触し、アンビル顎部2030をその開放位置からその閉鎖位置(図3)に向かって移動させるように構成されている閉鎖部材、即ち管2040を含む。より具体的には、閉鎖管2040は、アンビル顎部2030上に画定されているカム表面2035に係合し、アンビル顎部2030の遠位端2033をステープルカートリッジ2010の遠位端2013に向かって回転させるように構成されている遠位管端2045を含む。閉鎖管2040は、遠位管端2045がアンビル顎部2030上に画定されているプッシュ型肩部2037と接触するまで、カム表面2035に沿って遠位側に摺動する。かかる例では、突出部2036は、アンビル顎部2030がカートリッジ顎部2020に対して回転するときに、開口部2016内で回転する。
主に図3を参照すると、アンビル顎部2030の回転により、それだけで、ステープルカートリッジ2010の遠位端2013とアンビル顎部2030の遠位端2033との間の組織間隙(DTG)が、ステープルカートリッジ2010の近位端2011とアンビル顎部2030の近位端2031との間の組織間隙(PTG)よりも大きくなり得る。遠位組織間隙DTGが近位組織間隙PTGよりも大きいとき、遠位組織間隙DTG内に捕捉された組織は、近位組織間隙PTG内に捕捉された組織よりも少ないクランプ力、即ち圧縮を経験し得る。更に、かかる例では、アンビル顎部2030の組織圧縮表面2032は、ステープルカートリッジ2010の組織圧縮表面2012に平行でなくてもよく、その結果、アンビル顎部2030の遠位端2033によって変形されたステープルは、近位端2031によって変形されたステープルよりも大きくなってもよい。
上記に加えて、閉鎖管2040は、アンビル顎部2030の遠位端2033をステープルカートリッジ2010の遠位端2013のより近くに移動させるように構成されている1つ以上のリフトカム2046を更に含む。閉鎖管2040のリフトカム2046は、アンビル顎部2030の突出部2036に係合し、閉鎖管2040の閉鎖行程中に突出部2036を開口部2016内で上方に押すように構成されている。かかる例では、リフトカム2046は、アンビル顎部2030の遠位端2033をステープルカートリッジ2010の遠位端2013に向かって駆動し、遠位組織間隙DTG内に捕捉された組織に適用されるクランプ力を増加させ得る。様々な例では、リフトカム2046は、遠位組織間隙DTGが近位組織間隙PTGと同じ又は少なくとも実質的に同じであるように、アンビル顎部2030をステープルカートリッジ2010に対して位置付け得るが、読者は、組織圧縮表面2012と2032との間に捕捉された組織の厚さが、遠位組織間隙DTG及び近位組織間隙PTGに影響を及ぼし得ることを理解すべきである。いずれにしても、遠位組織間隙DTG内の組織に加えられるクランプ力は、近位組織間隙PTG内の組織に加えられるクランプ力と同じ又は少なくとも実質的に同じであり得る。
様々な例では、上記に加えて、遠位組織間隙DTG内に捕捉された組織は、組織が切断部材によって切開されているときに、遠位組織間隙DTGから押し出され得る。少なくとも1つの例では、リフトカム2046は、遠位組織間隙DTGが近位組織間隙PTGよりも小さくなるように、アンビル顎部2030をステープルカートリッジ2010に対して位置付け得る。かかる例では、遠位組織間隙DTG内の組織に適用されるクランプ力は、近位組織間隙PTG内の組織に適用されるクランプ力よりも大きくなり得る。その結果、DTG内に捕捉された組織は、遠位組織間隙DTGから押し出される可能性が低い。
少なくとも1つの意味において、上記に加えて、閉鎖管2040の遠位管端2045は、第1の、即ち最初のカムを含み、閉鎖管2040のリフトカム2046は、第2の、即ち後続のカムを含む。しかしながら、リフトカム2046は、閉鎖行程中の任意の好適な時点で突出部2036に係合するように構成され得る。少なくとも1つの例では、リフトカム2046は、遠位管端2045がプッシュ型肩部2037に係合するのと同時に突出部2036に係合するように構成されている。かかる例では、アンビル顎部2030の遠位端2033は、閉鎖行程の終わりにステープルカートリッジ2010の遠位端2013に向かって下方に押され得る。他の例では、リフトカム2046は、遠位管端2045がプッシュ型肩部2037に係合する前に突出部2036に係合するように構成されている。かかる例では、アンビル顎部2030の遠位端2033は、アンビル顎部2030が閉鎖されているときに下方に反り得る。いくつかの例では、リフトカム2046は、遠位管端2045がプッシュ型肩部2037に係合した後に突出部2036に係合するように構成されている。かかる例では、閉鎖管2040は、閉鎖行程の最後に組織に有意なクランプ力を適用し得、これは、1、遠位管端2045からのプッシュ−閉鎖力構成要素、及び2、リフトカム2046からのリフト−閉鎖力構成要素を含む。
上述のように、再び図3を参照すると、リフトカム2046は、閉鎖管2040の閉鎖行程中に遠位組織間隙DTGに影響を及ぼす、即ち閉鎖するように構成されている。リフトカム2046は、近位組織間隙PTGに影響を及ぼさないか、又は少なくとも実質的に影響を及ぼさない。様々な例では、近位組織間隙PTG内に位置付けられた組織は、リフトカム2046がアンビル突出部2036に係合するときにアンビル顎部2030が回転する支点として作用し得る。特定の例では、近位組織間隙PTGは、アンビル圧縮表面2032とカートリッジ圧縮表面2012との間に捕捉された組織の厚さに調節し得る。
再び図1を参照すると、アンビル顎部2030は、組織切断行程中に発射アセンブリの一部分、即ち発射アセンブリの切断部材部分を受容するように構成されている、長手方向スロット2038を含む。後で更に詳述するように、発射アセンブリは、組織切断行程中にアンビル顎部2030に係合し、アンビル顎部2030をステープルカートリッジ2010に対して位置付けるように構成されているカム部材を含み得る。長手方向スロット2038は、発射アセンブリによって係合されて、カートリッジ圧縮表面2012とアンビル圧縮表面2032との間に捕捉された組織を圧縮する、又は組織の圧縮を制御する、カム表面2039を含む。アンビル顎部2030のカム表面2039は、組織圧縮表面2032と平行である。他の実施形態では、カム表面2039は、組織圧縮表面2032と平行ではない。少なくとも1つのかかる実施形態では、カム表面2039は、組織圧縮表面2032を含む平面に平行ではない平面に沿って延在する。例えば、アンビル顎部2030の遠位端2033におけるカム表面2039と組織圧縮表面2032との間の距離は、近位端2031と比較してより大きくてもよい。かかる例では、発射アセンブリによって組織に適用される圧縮力は、例えば、切断部材部分がその組織切断行程を進行するにつれて増加し得、組織が遠位組織間隙DTGから押し出されることを防止するか又はその可能性を少なくとも低減し得る。
様々な例では、上記に加えて、アンビル顎部2030のカム表面2039は、アンビル顎部2030がその完全閉鎖位置に達したときに、カートリッジ顎部2010の遠位端2013に向かって下向きにされ得る。
外科用器具2100が図4及び図5に示されている。外科用器具2100は、多くの点において外科用器具2000と類似している。外科用器具2100は、カートリッジ顎部2120及びアンビル顎部2030を備える。カートリッジ顎部2120は、内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含むステープルカートリッジ2010を含む。ステープルカートリッジ2010は、交換可能であり、カートリッジ顎部2120から取り外され得るが、ステープルカートリッジ2010が交換可能ではない他の実施形態も想到される。上記と同様に、アンビル顎部2030は、カートリッジ顎部2120に回転可能に連結される。カートリッジ顎部2120は、その両側に画定されている開口部2116を含む。それぞれの開口部2116は、細長く、垂直軸2001に沿って延在する。
また上記と同様に、アンビル顎部2030は、そこから反対方向へ、横方向に延在する突出部2036を含む。突出部2036は、開口部2116内に摺動可能に位置付けられる。開口部2116及び突出部2036は、継手を画定し、アンビル顎部2030はこの継手を中心として、開放位置と閉鎖位置との間でカートリッジ顎部2120に対して回転し得る。突出部2036は、カートリッジ顎部2120に対するアンビル顎部2030の長手方向の近位側及び遠位側への移動が防止されるか、又は少なくとも抑制されるように、開口部2116の垂直側壁部間に緊密に受容される。これにより、突出部2036は、開口部2116内で垂直に移動可能である。図4及び図5に示されるように、カートリッジ顎部2120は、その両側に画定されている長手方向スロット2117を更に含む。それぞれの長手方向スロット2117は、開口部2116の底部と交差する。
上記に加えて、外科用器具2100は、閉鎖行程中にアンビル顎部2030に接触し、アンビル顎部2030をその開放位置(図4)からその閉鎖位置(図5)に向かって移動させるように構成されている閉鎖部材、即ち管2040を含む。より具体的には、上記に加えて、閉鎖管2040の遠位管端2045は、アンビル顎部2030上に画定されているカム表面2035に係合し、アンビル顎部2030をカートリッジ顎部2120に向かって回転させるように構成されている。閉鎖管2040は、遠位管端2045がアンビル顎部2030上に画定されているプッシュ型肩部2037と接触するまで、カム表面2035に沿って遠位側に摺動する。かかる例では、突出部2036は、アンビル顎部2030がカートリッジ顎部2120に対して回転するときに、開口部2116内で回転する。
上記に加えて、閉鎖管2040のリフトカム2046は、アンビル顎部2030の突出部2036に係合し、閉鎖管2040の閉鎖行程中に突出部2036を開口部2116内で上方に押すように構成されている。かかる例では、リフトカム2046は、アンビル顎部2030の遠位先端をカートリッジ顎部2120の遠位先端に向かって駆動させ、カートリッジ顎部2120の遠位先端とアンビル顎部2030の遠位先端との間に捕捉された組織に適用されるクランプ力を増加させ得る。リフトカム2046の移動は、長手方向スロット2117によって画定される長手方向経路に制限される。少なくとも1つの例では、長手方向経路は、例えば垂直軸2001に対して直交する、又は少なくとも実質的に直交する長手方向軸を含む。長手方向スロット2117と開口部2116との交点は、閉鎖管2040がその閉鎖行程中に遠位に前進するときに、リフトカム2046が突出部2036に係合することを可能にする。
上述のように、外科用器具2000及び2100は、固定カートリッジ顎部及び移動可能なアンビル顎部を備える。しかしながら、他の実施形態も想到される。例えば、外科用器具は、固定されたアンビル顎部及び移動可能なカートリッジ顎部を含み得る。かかる実施形態は、例えば、標的組織と体腔壁部との間の空間が制限される場合に有用であり得る。より具体的には、様々な例では、アンビル顎部2030はステープルカートリッジ顎部2020よりも薄く、アンビル顎部2030が固定されている場合、アンビル顎部2030は、緊密な空間において組織の後ろで摺動し得る、薄いが、硬い顎部を提供し得る。
外科用器具2200が図6〜図8に示されている。外科用器具2200は、多くの点で外科用器具2000及び2100と類似している。外科用器具2200は、カートリッジ顎部2220と、カートリッジ顎部2220に回転可能に連結されたアンビル顎部2230と、を備える。カートリッジ顎部2220は、内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含む、交換可能なステープルカートリッジ2210を含む。他の実施形態では、ステープルカートリッジ2210は、カートリッジ顎部2220から取り外されない。カートリッジ顎部2220及びアンビル顎部2230は、それぞれカートリッジ顎部2020及びアンビル顎部2030に類似している。外科用器具2200は、閉鎖管2240を更に備える。閉鎖管2240は、多くの点で閉鎖管2040に類似している。とりわけ、閉鎖管2240は、アンビル顎部2230上のカム表面2035及び/又はプッシュ型肩部2037に係合してアンビル顎部2230をカートリッジ顎部2220に向かって回転させるように構成されている、遠位管端2245を含む。
外科用器具2200は、発射アセンブリ2250を更に備える。発射アセンブリ2250は、連結部材2251と、連結部材2251に装着された発射バー2254と、発射ロッド2252と、を含む。連結部材2251は、発射アセンブリ2250の発射行程中に発射ロッド2252及び発射バー2254によって近位の未発射位置から遠位の発射位置まで遠位側に前進して、ステープルカートリッジ2210からステープルを排出するように構成されている。連結部材2251は、カートリッジ顎部2220に係合するように構成されている第1のカムと、発射行程中にアンビル顎部2230に係合するように構成されている第2のカムと、を含む。とりわけ、第1及び第2のカムは、発射行程中にアンビル顎部2230を閉鎖位置にロックする。発射行程の少なくとも一部が完了した後、発射アセンブリ2250は、顎部2220及び2230からそれぞれ第1及び第2のカムを係合解除するために後退され得る。かかる時点で、閉鎖管2240を近位に後退させて、遠位管端2245をカム表面2035から係合解除し得る。
閉鎖管2240は、少なくとも1つのクリンプタブ2249(図3)を更に含む。クリンプタブ2249は、アンビル顎部2230を確実に開くように構成されている。閉鎖管2240が近位側に後退するにつれ、上記に加えて、遠位管端2245は、カム表面2035を横切って近位側に摺動し、閉鎖管2240が十分に後退した後、クリンプタブ2249は、アンビル顎部2230上に画定されているカムタブ2239と接触する。別の言い方をすれば、クリンプタブ2249は、閉鎖管2240が後退しているときに、カムタブ2239と最初は係合せず、むしろ、クランプタブ2249は、閉鎖管2240が後退しているときに、カムタブ2239と接触する。いったんクリンプタブ2249がカムタブ2239に係合されると、閉鎖管2240の更なる後退により、アンビル顎部2230が開く。付勢部材がアンビル顎部2230を開くには、閉鎖管2240が十分に後退していなければならない。結果として、アンビル顎部2230は、後で詳述するように、閉鎖管2240が後退している間に、アンビル顎部2230を少なくとも部分的な開放位置に駆動し得る弾性付勢機構の使用により、閉鎖管2240の後退行程中に直ちに開放され得ない。
上記に加えて、発射アセンブリ2250は、発射ロッド2252と発射バー2254の近位尾部2255との中間に位置付けられた、付勢部材、即ちバネ2256を含む。主に図6を参照すると、バネ2256は、発射ロッド2252の遠位端に画定されている凹部2257内にしっかりと装着された端部と、加えて、発射ロッド2252内に画定されている長手方向開口部2253内に延在する片持ち端2258と、を含む。発射アセンブリ2250が後退するとき、図7に示されるように、発射ロッド2252は、バネ2256を介して発射バー2254に後退力を適用する。この後退力は、図7にも示されるように、バネ2256を弾性的に圧縮する。発射アセンブリ2250が後退するときに、連結部材2251は、アンビル顎部2230と接触する。より具体的には、連結部材2251上に画定されている肩部2259は、アンビル顎部2230上に画定されているカムタブ2239と接触する。かかる時点で、バネ2256は、依然としてその圧縮状態にあり、連結部材2251を介してアンビル顎部2230に負荷を加えている。しかしながら、この負荷では、閉鎖管2240がプッシュ型肩部2037から離れて近位側に移動するまで、アンビル顎部2230は開かない。しかしながら、閉鎖管2240がその開放運動を開始すると、この負荷により、図8に示されるように、アンビル顎部2230が迅速に開くか、又は少なくとも部分的に開き得る。様々な例では、結果として、閉鎖管2240の開放運動とアンビル顎部2230の開放運動との間にラグが存在するとしても、ごくわずかである。
上記に加えて、バネ2256は、バネ2256が発射ロッド2252と発射バー2254との間で弾性的に圧縮される限り、アンビル顎部2230に即開力を適用する。バネ2256がその非圧縮状態に戻ったら、発射アセンブリ2250は、アンビル顎部2230に開放力を適用しなくなってもよい。アンビル顎部2230の更なる開放は、閉鎖システムの後退によって達成され得、それにより、確実に顎部を開放するクリンプタブ2249が、アンビル顎部2230を完全に開放する力をカムタブ2239に適用する。
連結部材2551が図9〜図11に示され、発射アセンブリ2550の一部が図10に示されている。連結部材2551は、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカム2552と、第2の顎部に係合するように構成されている第2のカム2553と、を含む。連結部材2551は、内部に画定されている凹部2555を更に含む。凹部2555は、内部に発射バー2554を受容するように構成されている。少なくとも1つの例では、発射バー2554の外側部は、発射バー2554が連結部材2551内に完全に設置されたときに、連結部材2551の外側部とぴったり重なる。他の例では、発射バー2554の外側部は、連結部材2551の外側部に対して陥凹している。
上記に加えて、発射バー2554は、複数の可撓性層を含む。層のそれぞれは、連結部材2551に装着される。連結部材2551は、第1の、即ち近位の、装着ポスト、即ち突出部2557pと、第2の、即ち遠位の、装着ポスト、即ち突出部2557dと、を含む。発射バー2554のそれぞれの層は、装着ポスト2557pを緊密に受容するように構成されている開口部2558pを含む。少なくとも1つの例では、装着ポスト2557pは、開口部2558pに圧入され、発射バー2554と装着ポスト2557pとの間に可能な相対運動があるとしてもほんのわずかである。同様に、発射バー2554のそれぞれの層は、装着ポスト2557dを緊密に受容するように構成されている開口部2558dを含む。少なくとも1つの例では、装着ポスト2557dは、開口部2558dに圧入され、発射バー2554と装着ポスト2557dとの間に可能な相対運動があるとしてもほんのわずかである。装着ポスト2557p及び2557dは、(1)発射バー2554への連結部材2551の機械的取り付けと、(2)連結部材2551と発射バー2554との間に溶接接続を行うことを可能にする有意な露出表面積を提供する、発射バー2554の外表面まで延在する表面と、を提供する。様々な例では、装着ポスト2557p及び2557dの外周は、発射バー2554の層、又は少なくとも外側層に溶接される。いくつかの例では、装着ポスト2557p及び2557dの端部は完全に溶接されて、連結部材2551と発射バー2554との間の接続をなす。
装着ポスト2557p及び装着ポスト2557dは、長手方向に位置合わせされない。主に図9を参照すると、装着ポスト2557p及び2557dは、長手方向軸2558の反対側に位置付けられる。長手方向軸2558は、発射アセンブリ2550の長手方向経路と同一直線上にあり、かつ/又はそれと平行である。上記の結果として、連結部材2251と発射バー2554との間の相互接続は、連結部材2551を上方及び/又は下方に回転させるように作用するトルク負荷に耐え得る。代替的な実施形態では、装着ポスト2557p及び2557dは、長手方向に位置合わせされる。かかる例では、装着ポスト2557p及び2557dは、発射バー2554に対して連結部材2551を適切に配向するための位置合わせデータムを含み得る。
主に図10を参照すると、発射アセンブリ2550は、発射アセンブリ2550がステープルカートリッジを通って遠位側に前進するときに患者の組織を切断するように構成されている切断部分を含む。連結部材2551は、切断部分の第1の切断部分2556’を含み、発射バー2554は、切断部分の第2の切断部分2556”を含む。第1の切断部2556’は、第2の切断部2556”に対して横方向に位置付けられる。しかしながら、第1の切断部分2556’の面は、第2の切断部2556”の面と位置合わせされ、それにより、これらの面は、図10に示されるように、連続的又は少なくとも実質的に連続的な切断縁部を含む。少なくとも1つの例では、発射バー2554の1つの層のみが第2の切断部2556”を構成するが、発射バー2554の2つ以上の層が第2の切断部2556”を構成する代替的な実施形態も想到される。特定の実施形態では、連結部材2551は、切断部分の一部を構成しない。少なくとも1つのかかる実施形態では、発射バー2554は、切断部分の全体を含む。いずれにしても、上述した配置は、連結部材2251を研磨する必要性を排除し、発射バー2554の平坦な層のうちの1つに先鋭化操作を移行することによって、発射アセンブリ2250を作製するコストを低減し得る。
連結部材2651が図12に示されており、発射バー2654の一部が図13に示されており、連結部材2651及び発射バー2654を含む発射アセンブリ2650の一部が図14に示されている。連結部材2651は、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカム2552と、第2の顎部に係合するように構成されている第2のカム2553と、を含む。図12を参照すると、連結部材2651は、内部に画定されている凹部2655を更に含む。凹部2655は、図14に示されるように、内部に発射バー2654を受容するように構成されている。少なくとも1つの例では、発射バー2654の外側部は、発射バー2654が凹部2655内に完全に設置されたときに、連結部材2651の外側部とぴったり重なる。他の例では、発射バー2654の外側部は、連結部材2651の外側部に対して陥凹している。
主に図12を参照すると、連結部材2651は、近位装着ポスト2657p及び遠位装着ポスト2657dを含む。図13を参照すると、発射バー2654は、装着ポスト2657pを緊密に受容するように構成されている近位開口部2658pを含む。少なくとも1つの例において、装着ポスト2657pは、発射バー2654の近位開口部2658p内に圧入される。発射バー2654は、連結部材2651の遠位装着ポスト2657dを緊密に受容するように構成されている遠位開口部2658dを更に含む。少なくとも1つの例では、装着ポスト2657dは、発射バー2654の近位開口部2658d内に圧入される。装着ポスト2657p及び2657dは、(1)発射バー2654への連結部材2651の機械的取り付けと、(2)連結部材2651と発射バー2654との間に溶接接続を行うことを可能にする有意な露出表面積を提供する、発射バー2654の外表面まで延在する表面と、を提供する。様々な例では、装着ポスト2657p及び2657dの外周は、発射バー2654の層、又は少なくとも外側層に溶接される。いくつかの例では、装着ポスト2657p及び2657dの端部は完全に溶接されて、連結部材2651と発射バー2654との間の接続をなす。
図13を再び参照すると、発射バー2654は、フック、即ちつめ2653を更に含む。ここで、図14を参照すると、フック2653は、連結部材2651に係合される。より具体的には、フック2653は、第2のカム2553の遠位端の周りに少なくとも部分的に巻き付けられる。様々な例では、発射バー2654を連結部材2651内の凹部2655に設置する前に、フック2653を使用して発射バー2654を連結部材2651と位置合わせさせることができる。更に、フック2653は、連結部材2651の切断部分2556”の上に延在し、切断部2556”の切断縁部に向かって組織の流れを方向付けるように構成され得る。発射バー2654は単一層を含み、フック2653はその層上に画定されるが、フック2653は、他の発射バー内の複数の層上に画定され得る。いずれにしても、フック2653、遠位開口部2658d、及び近位開口部2658pは、発射バー2654を連結部材2651に保持するように構成されている。
上述のように、発射バー2654は、外側凹部2655内に位置付けられる。図12を参照すると、凹部2655の上に延在する第2のカム2553は、他の第2のカム2553よりも長い。更に、発射バー2654は、連結部材2651の中心に対して横方向にオフセットされる。使用中、結果として、発射バー2654は、発射アセンブリ2650がその発射行程中に遠位側に前進しているときに、横方向のねじれを経験し得る。このねじれを考慮するために、様々な例では、第2のカム2553は、例えばアンビル顎部2030などの顎部内に緊密に受容され得る。より具体的には、再び図1を参照すると、スロット2038の側壁部は、側壁部と第2のカム2553の外側部との間に横方向の隙間があるとしてもほんのわずかであるように構成されている。他の手段を使用することができる。
ここで図15〜図18を参照すると、発射アセンブリ2750は、連結部材2751と、連結部材2751に取り付けられた複数の層を含む発射バー2754と、を含む。連結部材2751は、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカム2752と、第2の顎部に係合するように構成されている第2のカム2753と、発射アセンブリ2750の発射行程中に組織を横断するように構成されている切断縁部2756と、を含む。連結部材2751は、そこから近位に延在する装着タブ2754aと、装着タブ2754aの両側に画定されている外側凹部2755と、を含む。図16を参照すると、発射バー2754の中心層2754bは、装着タブ2754aに取り付け可能である。装着タブ2754a及び中心層2754bは、それらの間に開口部2754cを画定し、開口部2754cは、その中に溶接部2754dを受容して中心層2754bを装着タブ2754aに保持するように構成されているが、任意の好適な接合方法を使用して、中心層2754bを装着タブ2754aに接合することができる。
上記に加えて、ここで図17を参照すると、発射バー2754は、外側凹部2755内の連結部材2751に取り付けられた外側層2754eを更に含む。外側層2754eのそれぞれは、溶接部2754fを介して連結部材2751に装着されるが、他の接合方法を使用することもできる。様々な例では、溶接部2754fは、溶接部2754dに対して遠位に位置する。その結果、連結部材2751への外側層2754eの取り付け点は、中心層2754bの取り付け点に対して遠位に位置付けられる。この長手方向のオフセットにより、溶接部2754d及び2754fは、トルク負荷に耐え、これを伝達し得る。更に、溶接部2754d及び2754fは、同じせん断面にはなく、連結部材2751が発射バー2754から取り外される可能性が低減される。
後で詳述されるように、発射アセンブリ、即ち切断部材は、特定の例において発射アセンブリの遠位前進を防止又は制限するように構成されているロックアウトシステムの一部であり得、かつ/又はそれを含み得る。再び図9及び図10を参照すると、発射アセンブリ2550の連結部材2551は、遠位突出部2559を含む。遠位突出部2559は、未使用のステープルカートリッジが発射アセンブリ2550の前方に適切に位置付けられていない場合に、発射アセンブリ2550が遠位側に前進することを防止するように構成されているロックアウト配置の一部である。かかる例では、発射アセンブリ2550は、発射アセンブリ2550がステープル発射行程を実行することを防止するために、発射アセンブリ2550が遠位側に前進するときに、付勢部材によってロックアウト状態へと下方に押され得る。未使用のステープルカートリッジが発射アセンブリ2550の前方に適切に位置付けられている限り、遠位突出部2559は、発射アセンブリ2550がステープル発射行程を完了させることを可能にし得る、ステープルカートリッジ内のスレッドによって支持され得る。以下の開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
米国特許第7,044,352号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING A SINGLE LOCKOUT MECHANISM FOR PREVENTION OF FIRING」(2006年5月16日発行)、
米国特許第7,143,923号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING A FIRING LOCKOUT FOR AN UNCLOSED ANVIL」(2006年12月5日発行)、
米国特許第6,988,649号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING A SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」(2006年1月24日発行)、
米国特許第7,000,818号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING SEPARATE DISTINCT CLOSING AND FIRING SYSTEMS」(2006年2月21日発行)、及び
米国特許第6,978,921号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT INCORPORATING AN E−BEAM FIRING MECHANISM」(2005年12月27日発行)。
外科用器具2300の発射アセンブリ2350が図19〜図21に示されている。発射アセンブリ2350は、連結部材2351と、連結部材2351に装着された発射バー2354と、を含む。連結部材2351は、多くの点で連結部材2551と類似している。発射バー2354は、中心層2354b及び外側層2354eを含む複数の層を含む。外科用器具2300は、ステープル発射行程中に発射アセンブリ2350によって遠位側に前進するスレッドが内部に格納されているステープルカートリッジを受容するように構成されている。ステープルカートリッジ2010は、例えば、カートリッジ本体2011と、加えて、ステープル発射行程中にカートリッジ本体2011を通って近位の未発射位置から遠位の発射位置まで移動可能なスレッド2014と、を含む。スレッド2014がその近位の未発射位置にあるとき、ステープルカートリッジ2010は未使用である。スレッド2014がその近位の未発射位置から遠位側に移動されたとき、ステープルカートリッジ2010は使用済みとなる。
発射アセンブリ2350は、ロックアウトシステムを更に含む。図20に示されるように、ロックアウトシステムは、例えば、ステープルカートリッジ2010などの未使用のステープルカートリッジが外科用器具2300内に適切に位置付けられていない場合、発射アセンブリ2350が遠位側に前進してステープル発射行程を実行することを防止するように構成されている。実際に、ステープルカートリッジは、図20の外科用器具2300から完全に欠落している。同様に、図21に示されるように、ロックアウトシステムは、例えば、ステープルカートリッジ2010などの未使用のステープルカートリッジが外科用器具2300内に適切に位置付けられている場合、発射アセンブリ2350が遠位側に前進してステープル発射行程を実行するのを可能にするように構成されている。
主に図19を参照すると、発射アセンブリ2350は、発射バー2354に摺動可能に装着されたロックアウトバー2360を含む。ロックアウトバー2360は、長手方向部分2364及び遠位端2366を含む。ロックアウトバー2360の長手方向部分2364は、発射バー2354の外側層2354eの間に画定されている長手方向の隙間スロットを通って延在する。ロックアウトバー2360の遠位端2366は、連結部材2351内に画定されている開口部2359を通って延在し、連結部材2351から遠位に突出する。ロックアウトバー2360は、未使用のステープルカートリッジ2010がカートリッジ顎部2020内に適切に位置付けられているときに、遠位、即ちロック位置(図20)と近位、即ちロック解除位置(図21)との間で摺動可能である。より具体的には、上記に加えて、未使用のステープルカートリッジ2010は、未使用のステープルカートリッジ2010がカートリッジ顎部2020に挿入されるときに、ロックアウトバー2360に接触し、ロックアウトバー2360を近位側に押すスレッド2014を、その近位の未発射位置に含む。スレッド2014は、ロックアウトバー2360を近位側に押す間、スレッド2014がその近位の未発射位置に留まるように、カートリッジ本体2011に解放可能に保持される。少なくとも1つの例では、カートリッジ本体2011は、スレッド2014をその近位の未発射位置に解放可能に保持する1つ以上の戻り止めを含む。
発射アセンブリ2350は、内部に画定されている長手方向スロット2358を有する発射ロッド2352を更に含む。発射バー2354は、長手方向スロット2358内に位置付けられた近位端2355を含み、同様に、ロックアウトバー2360は、同じく長手方向スロット2358内に位置付けられた近位端2365を含む。ロックアウトバー2360がそのロック位置にあるとき、図20に示すように、ロック2370は発射ロッド2352に係合し、発射ロッド2352が遠位側に前進することを防止する。同様に、かかる例では、ロック2370は、発射ロッド2352がステープル発射行程を通して発射バー2354及び連結部材2351を前進させることを防止する。ロック2370は、ピボット2371を中心に外科用器具2300のシャフト2340に回転可能に装着され、発射ロッド2352内に画定されているロック凹部、即ちノッチ2378に係合されたロック肩部を含む。ロック2370は、バネ2372によって発射ロッド2352に係合するように付勢される。
図20及び図21を比較すると、上記に加え、未使用のステープルカートリッジ2010が外科用器具2300内に装填されたときに、ロックアウトバー2360がそのロック位置(図20)とそのロック解除位置(図21)との間で移動すると、ロックアウトバー2360は発射バー2354に対して移動することがわかる。発射アセンブリ2350は、発射バー2354の近位端2355とロックアウトバー2360の近位端2365との中間に位置付けられた付勢部材、即ちバネ2368を更に含み、この付勢部材は、ロックアウトバー2360が近位側に移動されるときに近位端2355と2365との間で圧縮される。ステープルカートリッジ2010が発射される前に、未使用のステープルカートリッジ2010がカートリッジ顎部2020から取り外された場合、付勢部材2368は弾性的に拡張し、ロックアウトバー2360をそのロック位置へと遠位側に押し、バネ2372がロック2370をそのロック位置に戻し、発射ロッド2352に再係合することを可能にする。別の言い方をすれば、バネ2368は、カートリッジ顎部2020内の未使用のステープルカートリッジの不在下でロックアウトバー2360をそのロック位置に付勢する。
図21に示されるように、ロックアウトバー2360がそのロック解除状態へと近位側に移動されると、ロックアウトバー2360の近位端2365はロック2370に係合し、ロック2370を下方に回転させて、バネ2372の付勢に対する発射ロッド2352との係合を解除する。かかる時点で、発射アセンブリ2350は、遠位側に前進して、ステープル発射行程を実行し得る。特に、発射ロッド2352は、発射バー2354を遠位側に押す。より具体的には、発射ロッド2352が遠位側に前進するにつれ、長手方向スロット2358の近位側壁部は発射バー2354の近位端2355に当接する。また、特に、発射バー2354は、バネ2368を介してロックアウトバー2360を遠位側に押す。結果として、発射バー2354がステープル発射行程中に遠位側に移動されるときに、ロックアウトバー2360は発射バー2354と共に移動する。
上記に加えて、ステープル発射行程中の発射バー2354及びロックアウトバー2360の遠位側への移動により、ロックアウトバー2360の近位端2365がロック2370から離れる方向に移動する。しかしながら、かかる例では、発射ロッド2352内に画定されているロック凹部2378は、ロック2370と位置が合わなくなる。その結果、ロック2370は、ロックアウトバー2360がロック2370から係合解除されていても、発射ロッド2352と再係合して発射ロッド2352を適所にロックすることができない。外科用器具2300をリセットするために発射ロッド2352を後退させると、発射ロッド2352は、発射バー2354及びロックアウトバー2360を図20に示す位置まで近位側に引き得る。かかる例では、ロック凹部2378は、ロック2370と再び位置合わせされ、それにより、バネ2372は、ロック2370を発射ロッド2352に再び係合させ、発射アセンブリ2350を適所に再びロックし得る。様々な例では、発射ロッド2352は、発射ロッド2352が後退するにつれ、ロック2370を下方に偏向させるように構成されている傾斜面2375を更に含む。
上記に加えて、発射ロッド2352は、ステープル発射行程後に近位に引かれて、発射バー2354、ロックアウトバー2360、及び発射アセンブリ2350の連結部材2351を後退させる。特に、ステープルカートリッジ2010のスレッド2014は、発射ロッド2352によって後退しない。代わりに、スレッド2014は、その発射位置に留まる。結果として、発射アセンブリ2350がそのリセット位置に戻されたときに、ロックアウトバー2360はそのロック位置から押し出され、そのため、発射アセンブリ2350は、使用済みステープルカートリッジ2010がカートリッジ顎部2020から取り外され、未使用のステープルカートリッジ2010が、例えばカートリッジ顎部2020内に適切に位置付けられるまで、再び遠位側に前進することを防止される。
更に、上記に加えて、使用済みステープルカートリッジ2010のスレッド2014は、スレッド2014が近位位置にないために、使用済みステープルカートリッジ2010がカートリッジ顎部2020内に装填されたときにロックアウトバー2360と接触できず、その結果、スレッド2014は発射アセンブリ2350をロック解除できないことが理解されるべきである。
発射アセンブリ2950を含む外科用器具2900が図22及び図23に示されている。上記と同様に、発射アセンブリ2950は、発射アセンブリ2950が遠位側に前進して、例えばカートリッジ顎部2020内に適切に位置付けられた未使用のステープルカートリッジ2910なしで、ステープル発射行程を実行することを防止するように構成されているロックアウトシステムを含む。少なくとも1つの例では、外科用器具2900は、例えば、外科用器具2300と関連して上述したロック2370及びロックバネ2372の配置を備えることができ、図22に示されるように、未使用のステープルカートリッジがカートリッジ顎部2020内に適切に設置されていないときに、発射アセンブリ2950の遠位側への前進を阻止し得る。未使用のステープルカートリッジ2910が、図23に示されるようにカートリッジ顎部2020内に適切に設置されているとき、ロックアウトシステムは、発射アセンブリ2950がステープル発射行程を実行することを可能にし得る。ステープルカートリッジ2910は、多くの点でステープルカートリッジ2010と類似しており、カートリッジ本体2912と、ステープル発射行程中に発射アセンブリ2950によって近位の未発射位置(図23)から遠位の発射位置へと移動可能なスレッド2916と、を含む。
発射アセンブリ2950は、発射ロッド2952と、発射バー2954と、発射バー2954に装着された連結部材2951と、を含む。連結部材2951は、多くの点で連結部材2551と類似している。発射バー2954は、発射ロッド2952内に画定されている長手方向スロット2958内に摺動可能に位置付けられた近位部2955を含む。発射アセンブリ2950は、発射バー2954の近位部2955と発射ロッド2952との中間の長手方向スロット2958内に位置付けられた付勢部材、即ち圧縮バネ2966を更に含む。未使用のステープルカートリッジ2910が、図22に示されるようにカートリッジ顎部2020内に位置付けられていないとき、バネ2966は、発射バー2954を前方に付勢するように構成されている。発射バー2954のこの前方位置では、発射バー2954のキー2965はロック2370に係合されず、結果として、バネ2372は、発射ロッド2952内に画定されているロック凹部2378内へとロック2370を付勢し、発射ロッド2952が遠位側に前進してステープル発射行程を実行することを防止する。
未使用のステープルカートリッジ2910が、図23に示されるようにカートリッジ顎部2020内に適切に位置付けられているとき、スレッド2916は、連結部材2951に直接接触し、発射バー2954をそのロック解除位置へと近位側に押す。発射バー2954のこの近位位置では、発射バー2954のキー2965はロック2370に係合し、ロック2370を発射ロッド2952内のロックノッチ2378の外に保持する。かかる例では、結果として、発射ロッド2952を遠位側に前進させて、ステープル発射行程を通して発射バー2954、連結部材2951、及びスレッド2916を押すことができる。上記と同様に、発射ロッド2952を後退させて発射バー2954及び連結部材2951を近位側に引き、外科用器具2900をリセットすることができる。また上記と同様に、スレッド2916は、発射アセンブリ2950と共に後退せず、その結果、発射アセンブリ2950が後退した後、発射バー2954はその前方、即ちロック位置にある。読者は、使用済みステープルカートリッジ2910を未使用のステープルカートリッジ2910と交換して、ロック2370を発射アセンブリ2950からロック解除し、外科用器具2900を再び使用しなければならないことを理解すべきである。
シャフト3040及び発射アセンブリ3050を備える外科用器具3000が図24及び図25に示されている。上記と同様に、発射アセンブリ3050は、発射アセンブリ3050が遠位側に前進して、例えばカートリッジ顎部2020内に適切に位置付けられた未使用のステープルカートリッジ3010なしで、ステープル発射行程を実行することを防止するように構成されているロックアウトシステムを含む。外科用器具3000は、シャフト3040内にロック3070を備え、ロック2370と同様、図24に示すように発射アセンブリ3050の遠位側への前進を阻止し得る。未使用のステープルカートリッジ3010が、図25に示されるようにカートリッジ顎部2020内に適切に設置されているとき、ロックアウトシステムは、発射アセンブリ3050がステープル発射行程を実行することを可能にし得る。ステープルカートリッジ3010は、多くの点でステープルカートリッジ2010と類似しており、カートリッジ本体3012と、ステープル発射行程中に発射アセンブリ3050によって近位の未発射位置(図25)から遠位の発射位置へと移動可能なスレッド3016と、を含む。
発射アセンブリ3050は、発射ロッド3052と、発射バー3054と、発射バー3054に装着された連結部材2951と、を含む。発射バー3054は、発射ロッド3052内に画定されている長手方向スロット3058内に摺動可能に位置付けられた近位部3055を含む。発射アセンブリ3050は、発射ロッド3052と発射バー3054の近位部3055との中間の長手方向スロット3058内に位置付けられた付勢部材、即ち圧縮バネ3066を更に含む。未使用のステープルカートリッジ3010が、図24に示されるようにカートリッジ顎部2020内に位置付けられていないとき、バネ3066は、発射バー3054を前方に付勢するように構成されている。発射バー3054のこの前方位置では、板バネ3072が、発射ロッド3052内に画定されているロックノッチ2378内へとロック3070を付勢し、発射ロッド3052が遠位側に前進してステープル発射行程を実行することを防止する。
未使用のステープルカートリッジ3010が、図25に示されるようにカートリッジ顎部2020内に位置付けられているとき、スレッド3016は、連結部材2951に直接接触し、発射バー3054をそのロック解除位置へと近位側に押す。発射バー3054のこの近位位置では、発射バー3054の近位端3055はロック3070に係合し、板バネ3072の付勢力に対してロック3070を発射ロッド3052内のロックノッチ2378の外に保持する。かかる例では、結果として、発射ロッド3052を遠位側に前進させて、ステープル発射行程を通して発射バー3054、連結部材2951、及びスレッド3016を押すことができる。上記と同様に、発射ロッド3052を後退させて発射バー3054及び連結部材2951を近位側に引き、外科用器具3000をリセットすることができる。また上記と同様に、スレッド3016は、発射アセンブリ3050と共に後退せず、その結果、発射アセンブリ3050が後退した後、発射バー3054はその前方、即ちロック位置にある。読者は、使用済みステープルカートリッジ3010を未使用のステープルカートリッジ3010と交換して、ロック3070を発射アセンブリ3050からロック解除し、外科用器具3000を再び使用しなければならないことを理解すべきである。
上述のように、ロック2370は、外科用器具2900及び3000のシャフト内に位置付けられるが、ロック2370は、任意の好適な場所に配置され得る。様々な例では、外科用器具2900及び/又は3000は、例えば、関節継手を含み得、この関節継手を中心として、顎部2020及び2030を含むエンドエフェクタを関節運動させることができる。少なくとも1つの例において、ロック2370は、関節継手に対して遠位側に位置付けられる。かかる例では、ロックアウトシステムは、関節継手による影響を受けない。他の例では、ロック2370は、関節継手に対して近位側に位置付けられる。ロック2370をかかる位置に配置することは、関節継手の遠位にある外科用器具の部分を短縮し、例えば、外科用器具の小手術部位へのアクセス性を改善することができる。
上述のように、外科用器具の発射アセンブリは、ステープル発射行程中、ステープルカートリッジを通って遠位側に前進して、ステープルカートリッジからステープルを排出し得る。同じく上述のように、ステープルカートリッジは、ステープル発射行程中、ステープルをステープルカートリッジから打ち出すために、発射アセンブリによって遠位側に押されるスレッドを含み得る。しかしながら、様々な例では、臨床医は、ステープル発射行程の進行を観察できない場合がある。かかる情報がない場合、臨床医は、外科用器具内に捕捉された組織が十分にステープル留めされているかどうかを知ることができない。
ここで図26〜図30を参照すると、外科用器具3100は、内部にステープルカートリッジ3110を受容するように構成されているカートリッジ顎部3120を含む。カートリッジ顎部3120は、底部と、底部から延在する外側壁部3122と、を含む。ステープルカートリッジ3110は、カートリッジ顎部3120の外側壁部3122の間に位置付けることができる。ステープルカートリッジ3110及びカートリッジ顎部3120は、ステープルカートリッジ3110を着座位置に合わせ、解放可能に保持するように構成されている協働機構を含む(図27〜図29)。ステープルカートリッジ3110は、ステープル発射行程中に、発射アセンブリ2550によって近位の未発射位置(図26及び図27)と遠位の発射位置(図29)との間で移動可能なスレッド3116を更に含む。
カートリッジ顎部3120は、外側壁部3122内に画定されている一連の開口部、即ち窓を含む。カートリッジ顎部3120の窓は、近位窓3127と、遠位窓3129と、近位窓3127と遠位窓3129との中間に位置付けられた中間窓3128と、を含む。それぞれの窓3127、3128及び3129は、長手方向軸3121に沿って位置付けられた細長い長手方向貫通孔を含むが、窓3127、3128、及び3129は、任意の好適な配置を有し得る。少なくとも1つの例では、中間窓3128は、近位窓3127と遠位窓3129との間の中点に位置付けられる。他の例では、中間窓3128は、近位窓3127と遠位窓3129との間の任意の好適な位置に位置付けられ得る。少なくとも1つの例では、カートリッジ顎部3120は、2つ以上の中間窓3128を含み得る。
ステープルカートリッジ3110は、カートリッジ本体3112の外側部内に画定されている一連の開口部、即ち窓を含む。ステープルカートリッジ3110の窓は、近位窓3117と、遠位窓3119と、近位窓3117と遠位窓3119との中間に位置付けられた中間窓3118と、を含む。それぞれの窓3117、3118、及び3119は、長手方向軸3111に沿って位置付けられた細長い長手方向貫通孔を含むが、窓3117、3118、及び3119は、任意の好適な配置を有し得る。少なくとも1つの例では、中間窓3118は、近位窓3117と遠位窓3119との間の中点に位置付けられる。他の例では、中間窓3118は、近位窓3117と遠位窓3119との間の任意の好適な位置に位置付けられ得る。少なくとも1つの例では、ステープルカートリッジ3110は、2つ以上の中間窓3118を含み得る。
ステープルカートリッジ3110がカートリッジ顎部3120内に完全に設置されているとき、ステープルカートリッジ3110内の窓は、カートリッジ顎部3120の窓と位置合わせされる。より具体的には、近位カートリッジ窓3117は近位顎部窓3127と位置合わせされ、中間カートリッジ窓3118は中間顎部窓3128と位置合わせされ、遠位カートリッジ窓3119は遠位顎部窓3129と位置合わせされる。かかる例では、窓3117及び3127は、第1の対の位置合わせされた開口部を形成し、窓3118及び3128は、第2の対の位置合わせされた開口部を形成し、窓3119及び3129は、第3の対の位置合わせされた開口部を形成する。結果として、臨床医は、3つの異なる位置でカートリッジ顎部3120を通してステープルカートリッジ3110を見ることができる。
上記に加えて、ステープルカートリッジ3110は、ステープルカートリッジ3110がカートリッジ顎部3120内に完全に設置されると、スナップ嵌め接続でカートリッジ顎部3120に係合する。かかる例では、ステープルカートリッジ3110の長手方向軸3111は、カートリッジ顎部3120の長手方向軸3121と位置合わせされる。軸3111及び3121が完全に位置合わせされると、カートリッジ窓3118及び3119の縁部は、顎部窓3128及び3129に対してそれぞれオフセットされない。軸3111及び3121が、完全には位置合わせされていないが、ある程度位置合わせされる限り、カートリッジ窓3118及び3119は、顎部窓3128及び3129に対してオフセットされてもよい。いずれの場合も、少なくとも実質的に位置合わせされた窓は、後述するように、発射行程中のスレッド3116の位置を観察する目的を果たし得る。
スレッド3116が、図27に示されるようにその近位の未発射位置にあるとき、スレッド3116は、位置合わせされたカートリッジ窓3117及び顎部窓3127を通して可視である。かかる例では、臨床医は、ステープルカートリッジ3110が未使用であることを視覚的に観察することができる。ステープル発射行程の開始前に、スレッド3116が位置合わせされたカートリッジ窓3117及び顎部窓3127を通して不可視である場合、臨床医は、ステープルカートリッジ3110が少なくとも部分的に使用されており、かつ本明細書に記載されるようなステープル留め器具3100のロックアウトが、例えば、使用済みステープルカートリッジ3110が未使用のステープルカートリッジと交換されない場合に作動され得ると想定とすることができる。更に、スレッド3116がステープル発射行程中、位置合わせされたカートリッジ窓3117及び顎部窓3127を通して不可視である場合、臨床医は、ステープル発射行程が進行中であると想定することができる。
スレッド3116がステープル発射行程を通して途中まで移動されている場合、ここで図28を参照すると、スレッド3116は、位置合わせされたカートリッジ窓3118及び顎部窓3128を通して可視である。かかる例では、臨床医は、ステープルカートリッジ3110が部分的に使用されていることを視覚的に観察することができる。窓3118及び3128は、ステープル発射行程の中間点で位置合わせされているが、窓3118及び3128は、任意の好適な位置で位置合わせされ得る。更に、任意の好適な数の窓の対3118及び3128を利用して、ステープル発射行程中にスレッド3116を観察することができる。スレッド3116が、図29に示されるようにその遠位の発射位置にあるとき、スレッド3116は、位置合わせされたカートリッジ窓3119及び顎部窓3129を通して可視である。かかる例では、臨床医は、ステープルカートリッジ3110が完全に使用されていることを視覚的に観察することができる。ステープルカートリッジが完全に、又は少なくとも十分に使用されているか否かを理解することは、臨床医が発射アセンブリ2550を後退させるか否かを決定するうえで重要である。例えば、図30を参照すると、臨床医は、遠位窓3129内のスレッド3116を観察できる場合、ステープルカートリッジ3010とアンビル顎部2030との間に捕捉された血管Vが、完全にステープル留めされていることを知るであろう。
主に図26を参照すると、スレッド3116は、位置合わせされたカートリッジ窓及び顎部窓を通して観察可能である境界3115を含み、臨床医がステープルカートリッジ3110内のスレッド3116の位置を理解するのを支援し得る。少なくとも1つの例では、境界3115は、例えば、青色などのカートリッジ顎部3120及び/又はスレッド3116の色とは異なる色を含む。特定の例では、境界は、例えば隆起部を含み得る。
主に図26を参照すると、カートリッジ顎部3120は、近位データム3123p及び遠位データム3123dを更に含む。スレッド3116が近位の未発射位置にあるとき、境界3115は近位データム3123pと位置合わせされる。かかる例では、近位データム3123pは、臨床医が、ステープルカートリッジ3110が未使用であるか否かを決定するのを支援し得る。スレッド3116がその遠位の完全な発射位置にあるとき、境界3115は、遠位データム3123dと位置合わせされる。かかる例では、近位データム3123pは、臨床医が、ステープルカートリッジ3110が完全に使用されているか否かを決定するのを支援し得る。データム3123p及び3123dは、カートリッジ顎部3120上に狭い線形垂直マーキングを含むが、データム3123p及び3123dは、任意の好適な構成を含み得る。少なくとも1つの例では、データム3123p及び3123dは、境界3115と同じ色である。他の例では、データム3123p及び3123dは、境界3115とは異なる色である。
上記に加えて、中間カートリッジ窓3118は、中間顎部窓3128と同じサイズである。同様に、遠位カートリッジ窓3119は、遠位顎部窓3129と同じサイズである。しかしながら、近位カートリッジ窓3117は、近位顎部窓3127と同じサイズではない。近位カートリッジ窓3117は、長手方向軸3111及び3121に沿って測定されるように、近位顎部窓3127よりも狭い。少なくとも1つの例では、近位カートリッジ窓3117は、境界3115と同じ幅を有する。かかる例では、臨床医は、スレッド3116がわずかな量であっても遠位側に前進したか否かを正確に評価することができる。
上述のように、カートリッジ顎部3120は、内部に交換可能なステープルカートリッジを受容するように構成されているが、本明細書に開示されるカートリッジ窓及び顎部窓は、交換可能なステープルカートリッジを含まないステープル留めアセンブリと共に使用され得る。更に、本明細書に開示されるカートリッジ窓及び顎部窓は、ステープル留めアセンブリのいずれかの側又は両側に適合され得る。
図31〜図34を参照すると、カートリッジ顎部3220は、底部、即ち底壁部3221と、底壁部3221から延在する外側部又は側壁部3222と、を含む。上記と同様に、カートリッジ顎部3220は、側壁部3222間に交換可能なステープルカートリッジを受容するように構成されている。底壁部3221は、例えば、発射アセンブリ2550を受容するように構成されている、内部に画定されている長手方向スロット3223を含む。
主に図33及び図34を参照すると、長手方向スロット3223は、中心部分3224を含む。中心部分3224は、中心部分3224から横方向に延在する外側部分3225を含む、T字形構成の一部である。長手方向スロット3223は、中心部分3224の反対側の端部に、近位開口部、即ち窓3227と、遠位開口部、即ち窓3229と、を更に含む。ステープルカートリッジのスレッドは、スレッドがその近位の未発射位置にあるときに、近位開口部3227と位置合わせされる。そのような例において、臨床医は、ステープルカートリッジが使用されているか否かを観察することができる。同様に、スレッドは、スレッドがその遠位の完全発射位置にあるときに、遠位開口部3229と位置合わせされる。かかる例では、臨床医は、ステープルカートリッジが完全に使用されているか否かを観察することができる。
再び図31及び図32を参照すると、長手方向スロット3223は、近位開口部3227と遠位開口部3229との間の底壁部3221内に画定されている中間開口部又は窓3228を更に含む。上記と同様に、ステープル発射行程中のスレッドの進行は、開口部3228を通して観察され得る。開口部3228は、長手方向に細長いが、開口部3228は、任意の好適な構成を含み得る。開口部3228は、底壁部3221が外側壁部3222間で十分に剛性であるように、周期的に離間配置される。更に、底壁部3221は、開口部3228が少ないほど剛性が高くなるが、任意の好適な数の開口部3228を使用することができる。
主に図32を参照すると、開口部3228は、長手方向スロット3223の中心部分3224に対してオフセットされる。別の言い方をすれば、それぞれの開口部3228は、中心部分3224の長手方向軸と同一直線上にない長手方向軸を含む。更に、開口部3228は、中心部分3224の長手方向軸に対して互い違いにずれている。少なくとも1つの例では、第1の開口部3228は、長手方向軸の一方の側に画定され、第2の開口部3228は、長手方向軸の反対側に画定される。開口部3228のこのパターンは、長手方向スロット3223の長さに沿って繰り返す。かかる配置は、開口部3228間の壁の幅を増加させ得、その結果、開口部3228の全てが中心部分の長手方向軸に沿って位置付けられる実施形態と比較して、底壁部3221の剛性を増加させ得る。しかしながら、他の実施形態も想到される。
本明細書で論じられるように、外科用器具は、発射行程中にステープルカートリッジのスレッドに発射負荷、即ち力を加えるように構成されている発射アセンブリを含み得る。発射負荷は、ステープルをステープルカートリッジの外に押し出し、かつ患者の組織内に押し込み、アンビルに対してステープルを変形させ、組織を切開するのに十分である。特定の例では、発射負荷は、安全である、かつ/又は外科用器具の動作に好適であると見なされる閾値を超えて著しく増加し得る。少なくとも1つのかかる例では、発射負荷は、発射アセンブリが、例えば、欠落したカートリッジロックアウト及び/又は使用済みカートリッジロックアウトに当接するときに著しく増加し得る。
ここで図35〜図38を参照すると、外科用器具3500は、シャフト3540及び発射アセンブリ3550を備える。発射アセンブリ3550は、第1の発射ロッド3551、第2の発射ロッド3552、及び発射バー3554を含む。発射アセンブリ3550は、第1の発射ロッド3551と第2の発射ロッド3552との中間に位置付けられた付勢部材、即ちバネ3556を更に含む。第1の発射ロッド3551が遠位側に前進すると、第1の発射ロッド3551は、バネ3556を介して第2の発射ロッド3552を遠位側に押す。第2の発射ロッド3552の遠位端は、相互接続部3553で発射バー3554に接続され、第2の発射ロッド3552が遠位側に前進すると、第2の発射ロッド3552は発射バー3554を遠位側に押す。別の言い方をすれば、発射負荷は、第1の発射ロッド3551からバネ3556を介して第2の発射ロッド3552に、最終的には発射バー3554に伝達され得る。
上記に加えて、バネ3556は、発射アセンブリ3550を介して伝達される発射負荷、即ち力に応答して、第1の発射ロッド3551と第2の発射ロッド3552との間で圧縮される。発射アセンブリ3550を介して伝達される発射負荷が所定の力閾値を下回ると、バネ3556は、図35に示されるように、発射荷重を第2の発射ロッド3552に伝達して発射行程を実行する。発射荷重が閾値を超えると、バネ3556は、図36に示されるように、第2の発射ロッド3552の近位端3555がロックアウトシステムを作動させる点まで圧縮され、ロックアウトシステムは、そのステープル発射行程を通して発射アセンブリ3550が前進することを防止する。かかる時点で、臨床医は、外科用器具3500の発射力閾値が超過した理由に関して、外科用器具3500を評価することができる。
上記に加えて、バネ3556は、圧縮されると、第1の発射ロッド3551に対する第2の発射ロッド3552の近位側への移動と対向する付勢力を、第2の発射ロッド3552に適用する。発射アセンブリ3550の閾値力は、組織をステープル留め及び切断するために必要な発射力と、加えて、バネ3556によって生じる付勢力と、を考慮する。様々な例では、バネ3556の付勢力は、第2の発射ロッド3552を介して伝達される発射力と対向する。更に、バネ3556の付勢力は、第2の発射ロッド3552と第1の発射ロッド3551との間の相対運動に応じて直線的、かつ比例的に増加する。しかしながら、発射アセンブリ3550を介して伝達される力が閾値力を超えると、ロックアウトシステムは、後で詳述されるように、ロック解除構成とロック構成との間で切り替わる。
上記に加え、また後で詳述されるように、発射アセンブリ3550のロックアウトシステムは、バネ3556の圧縮が閾値圧縮、即ち偏向を超えたときに、ロック状態に発動、即ち作動し得る。別の言い方をすれば、バネ3556の圧縮がバネ3556の閾値圧縮未満である間、ロックアウトシステムはロック状態へと作動しない。
ロックアウトシステムは、上記に加えて、シャフト3540のフレーム3542に、枢動軸3571を中心として回転可能に装着されたロック3570と、加えて、第1の発射ロッド3551に装着されたロックアクチュエータ3577と、を含む。ロック3570は、ロックアクチュエータ3577が作動していないときに、ロックアクチュエータ3577によってロック解除位置、即ちロック解除構成に保持される。ロックアクチュエータ3577は、第1の発射ロッド3551に回転可能に装着され、非作動位置(図35)と作動位置(図36)との間で回転可能である。図35に示されるように、発射アセンブリ3550のバネ3556がその閾値圧縮を超えて、又はその力閾値を超えて圧縮されないと、ロックアクチュエータ3577は、トーションバネ3576によってその非作動位置へと付勢され、ロック3570は発射アセンブリ3550との係合から外されて保持される。
バネ3556がその閾値圧縮を超えて、又はその力閾値を超えて圧縮されると、第2の発射ロッド3552の近位端3555は、図36に示されるように、ロックアクチュエータ3577に係合し、ロックアクチュエータ3577をその作動位置へと回転させる。かかる例では、ロック3570は、ロックアクチュエータ3577によって解放され、第2の発射ロッド3552に係合する。より具体的には、ロックアウトシステムは、ロック3570が解放されると、ロック3570を押して第2の発射ロッド3552に係合させるように構成されている付勢部材、即ちバネ3572を更に含む。ロック3570は、発射アセンブリ3550が遠位側に前進することを防止する、第2の発射ロッド3552内に画定されているロック凹部、即ちノッチ3558内に受容されるように構成されているロック肩部3578を含む。
読者は、ロックアウトシステムのロック3570が、第2の発射ロッド3552内に画定されているロックノッチ3558がロック3570と位置合わせされているときにのみ、発射アセンブリ3550の前進を停止させ得ることを理解すべきである。図37に示されるように、発射アセンブリ3550が、ステープル発射行程中に遠位側に前進し、ロックノッチ3558が、ロック肩部3578の位置から外れて移動されると、ロック3570は、発射アセンブリ3550の発射行程にわたって、第1の発射ロッド3551によってそのロック解除された位置、即ち構成に拘束される。このように、発射アセンブリ3550のロックアウトシステムは、発射アセンブリ3550がステープル発射行程を実行することを停止する、行程開始ロックアウトを含む。
上記に加えて、外科用器具3500のエンドエフェクタ内の欠落カートリッジロックアウト及び/又は使用済みカートリッジロックアウトは、例えば、使用済みステープルカートリッジが外科用器具3500のエンドエフェクタ内に設置されているとき、及び/又は未使用のステープルカートリッジがエンドエフェクタから完全に欠落しているときに、発射アセンブリ3550の遠位側への前進を阻止し得る。かかる例では、発射アセンブリ3550を介して伝達される力は、閾値力を上回って増加し、発射アセンブリ3550のロックアウトシステムは、発射アセンブリ3550の遠位側への前進も阻止することによって応答し得る。様々な例では、発射アセンブリロックアウトは、欠落カートリッジ及び/又は使用済みカートリッジロックアウトを強化し得る。かかる例では、結果として、発射アセンブリ3550を使用して、外科用器具3500のエンドエフェクタ内に適切に設置された未使用のステープルカートリッジなしに組織を切断することはできない。
発射アセンブリ3550をリセットするため、上記に加えて、臨床医は、外科用器具3500を操作して、発射アセンブリ3550を近位側に後退させることができる。少なくとも1つの例では、外科用器具3500は、そのステープル発射行程を通して発射アセンブリ3550を駆動するように構成されている電気モータを含み、電気モータは、発射アセンブリ3550を後退させるように逆に動作され得る。発射アセンブリ3550が少なくとも部分的に後退すると、バネ3556は再膨張し、第2の発射ロッド3552を第1の発射ロッド3551から離れる方向に押して、ロックアウトシステムのロックアクチュエータ3577から第2の発射ロッド3552を係合解除し得る。そのような時点で、図37に示されるように、発射アセンブリ3550を遠位側に前進させて、そのステープル発射行程を完了させることができる。
使用済みカートリッジロックアウトを含むステープルカートリッジ3610が図39〜図42に示されている。ステープルカートリッジ3610は、内部に画定されているステープル空洞及び長手方向スロット3614を含むカートリッジ本体3612を含む。主に図41を参照すると、ステープルカートリッジ3610は、例えば、ステープル発射行程中にステープル空洞内に取り外し可能に格納されたステープルを排出するために、発射アセンブリ2550などの発射アセンブリによって、近位の未発射位置(図39)と遠位の発射位置との間で移動可能である、スレッド3616を更に含む。ここで図39を参照すると、スレッド3616の一部は、ステープル発射行程中に長手方向スロット3614内を移動する。更に、図40を参照すると、発射アセンブリ2550の一部はまた、ステープル発射行程中に長手方向スロット3614内で移動する。より具体的には、発射アセンブリ2550は、スロット3614内を移動する連結部材2551を含む。
ステープルカートリッジ3610は、ロック3670を更に含む。ロック3670は、カートリッジ本体3612に装着された第1の端部と、長手方向スロット3614内に延在する第2の端部3672と、を含む。ステープルカートリッジ3610が未発射状態にあり、スレッド3616がその近位の未発射位置にあるとき、再び図40を参照すると、ロック3670の第2の端部3672は、スレッド3616によってロック解除された状態へと屈曲され、保持される。かかる例では、ロック3670は、ステープル発射行程が発射アセンブリ2550によって開始されることを防止することができない。スレッド3616が発射アセンブリ2550によって遠位側に前進すると、スレッド3616は、ロック3670との接触から外されて移動される。かかる例では、発射アセンブリ2550は、ステープル発射行程全体にわたってロック3670をそのロック解除された構成に保持し続ける。
ステープル発射行程が少なくとも部分的に完了した後、発射アセンブリ2550を後退させることができる。かかる例では、スレッド3616は、発射アセンブリ2550と共に後退しない。代わりに、スレッド3616は、カートリッジ本体3616内の遠位位置に残される。それゆえ、発射アセンブリ2550が完全に後退した後、図42を参照すると、ロック3670は、第2の端部3672が長手方向スロット3614を塞ぐようにロック構成へと屈曲から戻り得る。別の言い方をすれば、ロック3670の第2の端部3672は、発射アセンブリ2550が別のステープル発射行程を通して前進することを阻止し得る。
上記に加えて、ロック3670は、使用済みカートリッジロックアウトを含む。スレッド3616がロック3670の位置からずれて遠位に前進した後、ステープルカートリッジ3610は、ステープルの全て又はいずれかがステープルカートリッジ3610から排出されるか否かにかかわらず、使用済みステープルカートリッジとなっている。かかる時点で、発射アセンブリ2550をその未発射位置へと後退させることにより、ステープルカートリッジ3610はそれ自体をロックアウトさせることになる。したがって、外科用器具を再び使用するには、ステープルカートリッジ3610を外科用器具から取り外し、未使用のステープルカートリッジと交換しなければならない。
上記に加えて、カートリッジ本体3610は、図42に示すように、ロック3670がそのロック構成に移動するときにロック3670の一部を受容するように構成されているノッチ3615を含み得る。ノッチ3615は、長手方向スロット3614の側壁部内に画定され、カートリッジ本体3612に装着されたロック3670の第1の部分の反対側に位置付けられる。ロック3670の第2の端部3672とノッチ3615の側壁部との間の相互作用は、ロックアウトを強化し、発射アセンブリ2550がロック3670によって押される可能性を低減し得る。上記に加えて、又は上記の代わりに、発射アセンブリ2550は、発射アセンブリ2550がロック3670に当接するときにトリガされる、即ち作動するロックアウトを含み得る。
ここで図43〜図47を参照すると、外科用器具3700の発射アセンブリ3750は、発射ロッド3752及び発射バー3754を含む。発射ロッド3752は、その遠位端に画定されている開口部3755を含む。開口部3755は、近位端壁部3756及び遠位端壁部3757を含む。発射バー3754は、接合面3753において開口部3755内に位置付けられたロックアウト3770を含む。発射ロッド3752がステープル発射行程中に遠位側に前進すると、開口部3755の近位端壁部3756は、ロックアウト3770に接触し、発射バー3754を遠位側に押す。発射ロッド3752と発射バー3754との間で伝達される力が所定の力閾値を超える場合、ロックアウト3770は、ロック解除状態(図45)からロック状態へと移動する(図46)。上記と同様に、力閾値は、例えば、発射アセンブリ3750が使用済みカートリッジロックアウト及び/又は欠落カートリッジロックアウトに当接したときに超過し得る。
ロックアウト3770は、発射バー3754に回転可能かつ摺動可能に装着される。発射バー3754は、内部に画定されている長手方向スロット3775を含み、ロックアウト3770は、スロット3775内に摺動可能に位置付けられたピン3771を含む。発射バー3754は、ピン3771とスロット3775の遠位端との中間に位置付けられたバネ3776を更に含む。その結果、発射ロッド3752から伝達される発射力は、発射力が力閾値を下回っている限り、ロックアウト3770及びロックアウトピン3771を介し、バネ3776を介して発射バー3754内へと流れ得る。発射力が力閾値を超えた場合、発射ロッド3752は、図46に示されるように、ロックアウト3770を長手方向スロット3775内で遠位側に押し得る。かかる例では、ロックアウト3770はまた、上方に回転して、外科用器具3700のシャフト3740に係合し得る。より具体的には、主に図44を参照すると、発射バー3754は、そこから横方向に延在する出っ張り3772を含み、発射力が閾値を下回り、かつロックアウト3770が長手方向スロット3775の近位端に位置付けられているときに、ロックアウト3770が上方に回転することを防止するが、ロックアウト3770が出っ張り3772から離れる方向へ遠位側に押されると、発射力は、図46に示されるようにロックアウト3770を上方に回転させるように作用する。
上記に加えて、シャフト3740は、ロックアウト3770が上方に回転されたときにロックアウト3770の一部を受容するように構成されている、内部に画定されているロック開口部3748を含むフレーム3742を含む。ロックアウト3770とロック開口部3748の側壁部との間の相互作用は、発射アセンブリ3750がそのステープル発射行程を通して遠位側に前進することを防止する。上記と同様に、ロック開口部3748は、ステープル発射行程の開始に対応する位置でシャフト3740内に画定される。結果として、ロックアウト3770は、ステープルカートリッジが外科用器具3700から欠落している場合、又は使用済みステープルカートリッジが外科用器具3700内に位置付けられている場合、外科用器具3700をロックアウトするのを支援するように構成及び配置される。しかしながら、ロック開口部3748は、任意の好適な位置に位置付けられ得る。更に、2つ以上のロック開口部3748を利用して、発射アセンブリ3750がロックアウトされ得る2つ以上の位置を提供することができる。
ロックアウト3770は、そのロックされた構成(図46)に移動された後にリセットされ得る。ここで図47を参照すると、発射ロッド3752は、開口部3755の遠位端壁部3757がロックアウト3770と接触するまで近位側に移動し得、かかる時点で、発射ロッド3752が近位側に移動し続けるにつれ、端壁部3757は、ロックアウト3770を下向きに回転させ、ロックアウト3770をそのロック解除構成に確実に戻し得る。更に、発射ロッド3752が後退するにつれ、発射ロッド3752は、出っ張り3772(図44)の下でロックアウト3770を引き戻し得る。かかる時点で、発射アセンブリ3750はリセットされ、発射アセンブリ3750を阻止した障害部が対処されたと想定して、遠位側に再び前進し得る。
ここで図48〜図51を参照すると、外科用器具3800は、シャフト3840及び発射アセンブリ3850を備える。シャフト3840は、フレーム3842と、発射アセンブリ3850を摺動可能に受容するように構成されている長手方向通路と、を含む。発射アセンブリ3850は、第1の発射ロッド3851、第2の発射ロッド3852、及び発射バー3854を含む。第1の発射ロッド3851は、相互接続部3853で第2の発射ロッド3852に連結される。使用中、図49を参照すると、相互接続部3853は、第1の発射ロッド3851と第2の発射ロッド3852との間で力、即ち発射負荷を伝達するように構成されている。しかしながら、後で詳述されるように、相互接続部3853は、発射アセンブリ3850を通って伝達される発射負荷が既定の力閾値を超えたときに滑動するように構成されている。
上記に加えて、第2の発射ロッド3852は、第1の発射ロッド3851の遠位端に画定されている空洞内に位置付けられた近位端3855を含む。第1の発射ロッド3851は、発射負荷が力閾値を下回ったときに第1の発射ロッド3851から第2の発射ロッド3852に発射負荷を伝達するように構成されている、第2の発射ロッド3852の近位端3855に係合するロックアーム3857を更に含む。より具体的には、ロックアーム3857は、第2の発射ロッド3852の近位端3855上に画定されている傾斜面3859を押す。発射負荷が力閾値を超えると、ロックアーム3857は傾斜面3859に沿って摺動し、それにより、相互接続部3853が滑動し、広がり、かつ伸縮自在に外向きに広がって、発射アセンブリ3850の発射行程を中断する。
上記に加えて、図50を参照すると、ロックアーム3857は、ロックアーム3857が傾斜面3859に対して摺動し、外側に広がるときに、シャフトフレーム3842上に画定されているロック肩部3847に係合するように構成されている。ロックアーム3857とロック肩部3847との間の相互作用は、発射アセンブリ3850がそのステープル発射行程を通して前進することを防止する。上記と同様に、ロック肩部3847は、発射アセンブリ3850のロックアウト機構が行程開始ロックアウトに応答するように、発射アセンブリ3850のステープル発射行程の開始時に位置付けられるが、ロック肩部3847は、任意の好適な位置又は複数の位置に配置され得る。
上記に加えて、発射アセンブリ3850は、ロックアウトされた後にリセットされ得る。第1の発射ロッド3851を近位側に後退させて、ロックアーム3857を第2の発射ロッド3852の近位端3855と動作可能に再係合させることができる。かかる例では、ロックアーム3857は、近位端3855を把持するために内側に弾性的に移動し得る。発射アセンブリ3850は、近位端3855のヘッドをロックアーム3857に対して付勢するように構成されている付勢部材、即ちバネ3856を更に含む。相互接続部3853がリセットされた後は、図51を参照すると、発射アセンブリ3850は、力閾値が再び超過されないものと想定して、そのステープル発射行程を通して前進し得る。特に、シャフトフレーム3842は、ステープル発射行程中にロックアーム3857が第2の発射ロッド3852から係合解除することを防止する。
ここで図52〜図56を参照すると、外科用器具3900は、シャフト3940と、シャフト3940の遠位端に位置付けられたエンドエフェクタと、シャフト3940に対してエンドエフェクタを関節運動させるように構成されている関節運動アクチュエータ3980と、発射アセンブリ3950と、を含む。シャフト3940は、内部に画定されている長手方向空洞3949を有するシャフトフレーム3942を含む。発射アセンブリ3950は、第1の発射ロッド3951、第2の発射ロッド3952、及び発射バー3954を含む。第1の発射ロッド3951は、接合面3953で第2の発射ロッド3952の近位端3955と動作可能に係合された遠位端3957を含む。発射アセンブリ3950を通して伝達される発射負荷が既定の力閾値を下回ったとき、図52〜図55を参照すると、発射アセンブリ3950は、ステープル発射行程を通して押され得る。発射負荷が、ステープル発射行程の前又はその開始時にあるロックアウトゾーン内で、かつそのロックアウトゾーン内のみで既定の閾値を超えた場合、図56を参照すると、第1の発射ロッド3951の遠位端3957は、第2の発射ロッド3952の近位端3955に対して滑動し、第2の発射ロッド3952の遠位側への前進を停止させ得る。
上記に加えて、少なくとも1つの実施形態では、第1の発射ロッド3951の遠位端3957は返し部を含み、第2の発射ロッド3952の近位端3955は、遠位端3957の返し部と連結されるように構成されている返し留め具を含む。遠位端3957が近位端3955から分離すると、遠位端3957の返し部は、シャフト3940内の壁部3948に係合し、第1の発射ロッド3951と、第1の発射ロッド3951が第2の発射ロッド3952に対して滑動したときは発射アセンブリ3950と、の遠位側への前進を停止し得る。
再び図52及び図53を参照すると、発射アセンブリ3950は、シャフト3940の長手方向空洞3949内に摺動可能に位置付けられた発射カラー3959を更に含む。発射カラー3959は、例えば、長手方向空洞3949の側壁部と摩擦係合される弾性材料からなる。図52及び図53を比較すると、発射カラー3959が発射アセンブリ3950の初期遠位移動中に静止したままである間、第2の発射ロッド3952が発射カラー3959内を摺動することがわかる。発射アセンブリ3950のこの初期の遠位側への移動は、ステープル発射行程の一部ではない。しかしながら、発射アセンブリ3950のかかる初期の遠位側への移動は、例えば、エンドエフェクタを閉じるなど、エンドエフェクタ内で異なる機能を実行するために使用され得る。
上記に加えて、第1の発射ロッド3951は、発射カラー3959に係合してステープル発射行程を開始するように構成されている、その上に画定されている突出部3960を含む。かかる時点で、接合面3953は、発射カラー3959内に位置付けられ、ステープル発射行程中に第1の発射ロッド3951の遠位端3957が第2の発射ロッド3952の近位端3955に対して滑動することを防止する。上記の結果として、接合面3953は、ステープル発射行程の開始前又は開始時に分離し得るが、一方で、ステープル発射行程にわたって無傷のままとなる。発射カラー3959は、図56に示すように、突出部3960によって係合され、ステープル発射行程中に突出部3960によって遠位側に押される、剛性近位端3958を含む。発射アセンブリ3950は、発射バー3954と発射カラー3959との中間に位置付けられ、その間で圧縮されるバネ3956を更に含み、発射バー3954と発射カラー3959との間の相対位置を制御するのを支援し得る。
ここで図57〜図59を参照すると、外科用器具4000は、シャフト4040と、発射アセンブリ4050と、を含む。シャフト4040は、内部に画定されている長手方向開口部4048を含むフレーム4042を含む。発射アセンブリ4050は、発射ロッド4052と、接合面4053において発射ロッド4052の遠位端4057に動作可能に連結された複数の可撓性発射バー、即ち層4054と、を含む。層4054は、図57に示されるように、発射力が既定の力閾値を下回ったときに、発射ロッド4052から発射アセンブリ4050の連結部材4051に発射力を伝達するように構成されている。発射力が力閾値を超えた場合、層4054は、図58に示されているように、外側に屈曲し得、発射アセンブリ4050がステープル発射行程を実行することを防止し得る。発射アセンブリ4050をリセットするために、発射ロッド4052を近位に後退させて、層4054がその非屈曲状態へと内側に弾性的に屈曲することを可能にし得る。図59に示されるように、発射アセンブリ4050は、層4054を強化し、かつステープル発射行程中に層4054が外側に屈曲するのを防止することを防止するように構成されている発射カラー4059を更に含む。上記と同様に、発射カラー4059は、長手方向シャフト開口部4048の側壁部と摩擦係合する可撓性材料からなり、最初は層4054と共に移動しない。別の言い方をすれば、発射ロッド4052の遠位端4057が発射カラー4059と接触するまで、発射カラー4059は層4054と共に移動しない。
ここで図60〜図64を参照すると、外科用器具4100は、シャフト4040及び発射アセンブリ4150を備える。発射アセンブリ4150は、第1の発射ロッド4151、第2の発射ロッド4152、及び発射バー4154を含む。第1の発射ロッド4151は、第2の発射ロッド4152の近位端に画定されている開口部4153内に位置付けられた遠位端を含む。第2の発射ロッド4152は、発射バー4154の近位端を受容するように構成されている、内部に画定されている長手方向スロット4155を含む遠位端を含む。主に図60及び図61を参照すると、第2の発射ロッド4152は、第2の発射ロッド4152から発射バー4154に発射力を伝達するように構成されている壁部4157を含む。壁部4157は、ヒューズを含む。発射力が既定の力閾値を下回っているとき、図62に示されるように、壁部4157は、無傷のままであるように構成されている。少なくとも1つの例では、力閾値は、例えば、80lbfである。しかしながら、壁部4157は、図63に示されるように、発射力が力閾値を超えたときに故障するように構成されている。かかる時点で、発射バー4154は、第2の発射ロッド4152内に画定されている長手方向スロット4158内で摺動可能であり、第2の発射ロッド4152の遠位側への移動は発射バー4154に伝達されない。ヒューズ、即ち壁部4157はリセットできない。
発射アセンブリ4150は、上記に加えて又はその代わりに、他のヒューズを含み得る。例えば、第2の発射ロッド4152は、壁部4157に対して近位に位置付けられたヒューズ4156を更に含む。ヒューズ4156は、長手方向スロット4158の側壁部内に位置付けられ、そこに摩擦係合する変位可能な要素を含む。特定の実施形態では、ヒューズ4156は、スロット4158の側壁部と一体に形成された壁部を含む。少なくとも1つの例では、ヒューズ4156はそれぞれ、壁部4157と同じ力閾値、例えば80lbfなどで故障するように構成されている。かかる例では、ヒューズ4156は、発射バー4154を遠位側に押すことができ、発射力が一瞬だけ力閾値を超えた場合は、ステープル発射行程を完了し得る。発射力が一瞬よりも長く力閾値を超えた場合、図64に示されるように、ヒューズ4156は順次故障し得る。あるいは、ヒューズ4156は、壁部4157の力閾値よりも大きい閾値又は複数の閾値で故障するように構成され得る。例えば、壁部4157は、60lbfの力閾値を有し得る一方、ヒューズは80lbfの力閾値を有し得る。少なくとも1つの実施形態では、ヒューズ4156は、次第に高くなる力閾値で故障するように構成され得る。例えば、最遠位ヒューズ4156は、最弱ヒューズ4156を含み得、最遠位ヒューズ4156に隣接するヒューズ4156は、最遠位ヒューズ4156よりも強力であり得る、というように続く。他の実施形態では、ヒューズ4156は、壁部4157よりも低い力閾値で故障する。少なくとも1つのかかる例では、壁部4157は、80lbfの力閾値を有し、ヒューズ4156はそれぞれ、例えば60lbfの力閾値を有する。
上記に加えて、長手方向スロット4158は、発射アセンブリ4150の発射行程以上の長さを有する。結果として、第2の発射ロッド4152は、発射バー4154が長手方向スロット4158の近位端に当接することなく、壁部4157及びヒューズ4156が故障した後、その発射行程全体を通して移動され得る。壁部4157及び/又はヒューズ4156が故障した後に発射バー4154を後退させるために、長手方向スロット4158の遠位端が発射バー4154に係合し、発射バー4154を近位側に引くまで、第2の発射ロッド4152を後退させることができる。特定の例では、壁部4157及び/又はヒューズ4156が故障した場合に発射バー4154が第2の発射ロッド4152によって後退され得るように、発射バー4154は、長手方向スロット4158の側壁部と摩擦係合される。
ここで図65〜図70を参照すると、外科用器具4200は、シャフト4040及び発射アセンブリ4250を備える。発射アセンブリ4250は、第1の発射ロッド4251と、第1の発射ロッド4251に装着された第2の発射ロッド4252と、発射バー4254と、を含む。第2の発射ロッド4252は、図65及び図66に示されるように、発射負荷が既定の力閾値を下回ったときに、ステープル発射行程中に発射アセンブリ4250を介して発射負荷を伝達するため、接合面4253において発射バー4254の近位端肩部4255と動作可能に係合された遠位端肩部4257を含む。第2の発射ロッド4252は、そこから横方向に延在する1つ以上の付勢部材4256を更に含む。付勢部材4256は、シャフトフレーム4042内の長手方向開口部4048の側壁部と摺動可能に係合される。付勢部材4256は、第2の発射ロッド4252を付勢して発射バー4254に係合するように構成されている。発射負荷が力閾値を超えると、図67に示すように、付勢部材4256は圧縮又は偏向し、かつ第2の発射ロッド4252が横方向に偏向し、発射バー4254から動作可能に係合解除することを可能にし得る。かかる時点で、第2の発射ロッド4252は、発射力を第2の発射ロッド4252に伝達することなく発射バー4254に対して摺動し得る。
上記に加えて、発射アセンブリ4250はリセット可能である。ここで図68を参照すると、第1の発射ロッド4251を近位側に後退させて第2の発射ロッド4252を後退させることができ、それにより、図69を参照すると、第2の発射ロッド4252の遠位端肩部4257が発射バー4254の近位端肩部4255と再び位置合わせされ、動作可能に再連結される。かかる例では、付勢部材4256は、屈曲から戻り、再び膨張して、第2の発射ロッド4252を発射バー4254と再び位置合わせさせ得る。かかる時点で、ここで図70を参照すると、発射アセンブリ4250を再び遠位側に前進させて、ステープル発射行程を完了することができる。読者は、発射アセンブリ4250の接合面4253が、ステープル発射行程の前及び/又はその最中のいずれかの時点で分離され、再連結され得ることに留意すべきである。このように、接合面4253は、発射アセンブリ4250が欠落カートリッジロックアウト及び使用済みカートリッジロックアウトに係合したとき、並びに/又は発射力が過剰になる他の任意の瞬間に分離し得る。
ここで図71〜図77を参照すると、外科用器具4300は、シャフト4340及び発射アセンブリ4350を備える。シャフト4340は、フレーム4342を含む。フレーム4342は、近位の長手方向開口部4346と、発射アセンブリ4350を受容するように構成されている遠位の長手方向開口部4349と、を含む。発射アセンブリ4350は、第1の発射ロッド4351と、第1の発射ロッド4351に動作可能に連結された第2の発射ロッド4352と、接合面4353において第2の発射ロッド4352に動作可能に連結された発射バー4354と、を含む。接合面4353は、後で詳述されるように、多段階ヒューズを含む。
上記に加えて、発射バー4354は、その両側に画定されている駆動凹部4359を含む近位コネクタ4355を含む。近位側コネクタ4355は、第2の発射ロッド4352内に画定されている長手方向スロット4358内に位置付けられ、第2の発射ロッド4352の側壁部から内側に延在して駆動凹部4359に係合する突出部4356を介して、第2の発射ロッド4352に動作可能に、かつ解放可能に連結される。使用中、発射負荷は、図71及び図72に示されるように、発射負荷が既定の力閾値を下回ったときに、第1の発射ロッド4351から第2の発射ロッド4352を介して発射バー4354内へと伝達されて、ステープル発射行程が実行される。
発射アセンブリ4350を介して伝達される発射負荷が力閾値を超えたとき、ここで図73を参照すると、突出部4356がコネクタ4355内に画定されている駆動凹部4359から係合解除し得るよう、第2の発射ロッド4352の側壁部は外側に屈曲し得る。かかる時点で、発射バー4354は、第2の発射ロッド4352から動作可能に係合解除され、ステープル発射行程は中断されている。接合面4353がステープル発射行程の開始時に分離した場合、図73を再び参照すると、第2の発射ロッド4352の偏向された側壁部は、長手方向開口部4346内へと外側に屈曲し、シャフトフレーム4342に係合して、発射アセンブリ4350のステープル発射行程を防止し得る。別の言い方をすれば、第2の発射ロッド4352の偏向された側壁部は、発射負荷が力閾値を超えたときに長手方向開口部4349に入ることができず、これによって第2の発射ロッド4352が遠位側に前進することが防止される。
しかしながら、発射負荷がステープル発射行程中に力閾値を超えたとき、第2の発射ロッド4352の側壁部は、長手方向開口部4349の側壁部に近接しているため、外側に、又は実質的に外側に偏向することができない。結果として、力閾値を超えた場合に、接合面4353の完全な分離は直ちに発生しない。代わりに、図74を参照すると、発射アセンブリ4350は、第1の故障状態に入り得る。発射アセンブリ4350の第1の故障状態では、第2の発射ロッド4352の突出部4356は、発射バー4354の近位コネクタ4355に画定されている駆動凹部4359から分離されているが、突出部4356は依然として近位コネクタ4355に係合されている。より具体的には、突出部4356は、発射力及び/又は後退力が依然として第2の発射ロッド4352から発射バー4354に伝達され得るように、長手方向開口部4349の側壁部によって近位コネクタ4355の外側部に対して圧縮される。かかる例では、ステープル発射行程を完了させることができ、かつ/又は臨床医は、発射アセンブリ4350を後退させることを決定することができる。
上記に加えて、ここで図75を参照すると、第2の発射ロッド4352と発射バー4354との間の接合面4353は、完全に分離し、第2の故障状態に入り得る。第2の故障状態では、突出部4356は、発射バー4354の近位コネクタ4355と係合されなくなり、結果として、第2の発射ロッド4352は、発射バー4354に発射運動及び/又は発射力を送達できなくなる。代わりに、第2の発射ロッド4352が遠位側に移動するにつれ、第2の発射ロッド4352が発射バー4354に対して移動することになる。図71に示されるように、第2の発射ロッド4352は、第2の発射ロッド4352と発射バー4354との間の相対運動に適応するように構成されている長手方向スロット4358を含む。長手方向スロット4358は、発射バー4354がスロット4358の近位端4357に接触しないように十分に長い。
様々な例では、上記に加えて、発射アセンブリ4350がその第1の故障状態に入るための力閾値と、発射アセンブリ4350がその第2の故障状態に入るための力閾値と、は同じである。かかる例では、発射アセンブリ4350は、発射力の瞬間的な波動、即ち増加が発生した場合、その第1の故障状態に切り替わるが、まだ第1の故障状態で動作し得る。しかしながら、発射力の増加が瞬間的でない場合、発射アセンブリ4350は次いで、その第2の故障状態に迅速に入り得る。少なくとも1つの例では、第1及び第2の力閾値は、例えば、80lbfである。他の例では、発射アセンブリ4350がその第1の故障状態に入るための力閾値と、発射アセンブリ4350がその第2の故障状態に入るための力閾値と、は異なる。例えば、第1の力閾値は60lbfであり、第2の力閾値は、例えば80lbfである。あるいは、第1の力閾値は80lbfであり、第2の力閾値は、例えば60lbfである。いずれの場合も、発射アセンブリ4350は、高い発射力条件を通過し、依然として機能的であることができ得る。
いずれの場合も、ここで図71及び図72を参照すると、発射アセンブリ4350は、第2の発射ロッド4352を後退させることによってリセットされ得る。少なくとも1つの例では、発射アセンブリ4350は、その第1の故障状態にリセットされ、次いで再操作され得る。他の例では、第2の発射ロッド4352を、発射アセンブリ4350が再操作される前に、突出部4356が発射バー4354の近位コネクタ4355に画定されている駆動凹部4359と弾性的に再係合して、発射アセンブリ4350の接合面4353を完全にリセットするまで後退させる。いずれの場合も、第2の発射ロッド4352に適用される後退力は、例えば、第1の力閾値及び/又は第2の力閾値未満であり得る。
ステープルカートリッジ4400が図77A及び図77Bに示されている。ステープルカートリッジ4400は、多くの点で本明細書に開示されるステープルカートリッジに類似しており、そのほとんどは、簡潔にするために本明細書では述べられていない。更に、ステープルカートリッジ4400は、本明細書に開示される外科用器具のいずれかと共に使用可能である。ステープルカートリッジ4400は、カートリッジ本体4410と、発射行程中に発射部材によってカートリッジ本体4410を通って移動可能なスレッドと、を含む。カートリッジ本体4410は、発射部材を受容するように構成されている、内部に画定されている長手方向スロット4415を含む。カートリッジ本体4410は、ステープル空洞4420の長手方向列及びステープル空洞4430の長手方向列を更に含む。より具体的には、カートリッジ本体4410は、長手方向スロット4415の両側に位置付けられた内側2列のステープル空洞4420と、ステープル空洞4420の列のそれぞれの側に位置付けられた外側列のステープル空洞4430と、を含む。しかしながら、ステープルカートリッジ4400は、ステープル空洞4420及び4430の任意の好適な数及び配置を含み得る。ステープル空洞4420及び4430の長手方向列は、互いに平行であるか、又は少なくとも実質的に平行であるが、ステープル空洞4420及び4430の長手方向列が互いに平行ではない他の実施形態も想到される。
ステープルカートリッジ4400は、ステープル空洞4420内に取り外し可能に格納されたステープル4440と、ステープル空洞4430内に格納されたステープル4450と、を更に含む。ステープル4440は、1枚以上の材料シートから打ち抜きされた打ち抜きステープルを含む。ステープル4450は、例えば、実質的にV字形の構成に曲げられたワイヤステープルを含む。V字形構成は、未形成、即ち未発射構成である。しかしながら、ステープル4450は、任意の好適な未発射構成を有し得る。いずれにしても、ステープルカートリッジ4400は、ステープルカートリッジ4430からステープル4450を排出するように構成されているステープルドライバ4480を更に含む。発射行程中、スレッドは、ステープルドライバ4480に係合し、ステープル4450をステープル空洞4430から上方に押し上げるように構成されている。同時に、スレッドは、ステープル4440に直接係合して、ステープル4440をステープル空洞4420から排出する。図77Bを参照すると、ステープル4440及び4450は、ステープル4440及び4450がステープルカートリッジ4400から排出されるときに、ステープルカートリッジ4400の反対側に位置付けられたアンビル4490又は任意の他の好適なアンビルと接触する。アンビル4490は、ステープル4440及び4450の脚部と位置合わせされ、発射行程中にステープル4440及び4450を変形させるように構成されている、内部に画定されている形成ポケット4470を含む。代替的な実施形態では、アンビルは、それぞれのステープル4440と位置合わせされた第1のタイプの形成ポケットと、それぞれのステープル4450と位置合わせされた第2の、即ち異なるタイプの形成ポケットと、を含み得る。
上記に加えて、アンビル4490は、ステープル4440を第1の形成高さに変形させ、ステープル4450を第2の、即ち異なる形成高さに変形させるように構成されている。少なくとも1つのかかる例では、ステープル4440の第1の形成高さは、ステープル4450の第2の形成高さよりも高い。代替的な実施形態では、アンビル4490は、ステープル4440及びステープル4450を同じ形成高さに変形させるように構成されている。いずれにしても、アンビル4490は、発射行程中に発射部材を受容するように構成されている、内部に画定されている長手方向スロット4495を更に含む。長手方向アンビルスロット4495は、長手方向軸4405に沿って長手方向カートリッジスロット4415と位置合わせられる、即ち中心に置かれる。
ステープルカートリッジ4500が図77C及び77Dに示されている。ステープルカートリッジ4500は、多くの点で本明細書に開示されるステープルカートリッジに類似しており、そのほとんどは、簡潔にするために本明細書では述べられていない。更に、ステープルカートリッジ4500は、本明細書に開示される外科用器具のいずれかと共に使用可能である。ステープルカートリッジ4500は、カートリッジ本体4510と、発射行程中に発射部材によってカートリッジ本体4510を通って移動可能なスレッドと、を含む。ステープルカートリッジ4510は、発射部材を受容するように構成されている、内部に画定されている長手方向スロット4415を含む。カートリッジ本体4510は、ステープル空洞4520’の長手方向列及びステープル空洞4520”の長手方向列を更に含む。より具体的には、カートリッジ本体4510は、長手方向スロット4415の両側に位置付けられた内側列のステープル空洞4520’と、ステープル空洞4520’の列のそれぞれの側に位置付けられた外側2列のステープル空洞4520”と、を含む。しかしながら、ステープルカートリッジ4500は、ステープル空洞4520’及び4520”の任意の好適な数及び配置を含み得る。ステープル空洞4520’及び4520”の長手方向列は、互いに平行であるか、又は少なくとも実質的に平行であるが、ステープル空洞4520’及び4520’の長手方向列が互いに平行ではない他の実施形態も想到される。
ステープルカートリッジ4500は、ステープル空洞4520’内に取り外し可能に格納されたステープル4540’と、ステープル空洞4520”内に格納されたステープル4540”と、を更に含む。ステープル4540’は、1枚以上の材料シートから打ち抜きされた打ち抜きステープルを含む。ステープル4540”はまた、1枚以上の材料シートから打ち抜きされた打ち抜きステープルを含む。図77Eに示されるように、ステープル4540”はステープル4540’よりも大きい。より具体的には、ステープル4540”はステープル4540’よりも高さがある。加えて、ステープル4540”は、ステープル4540’よりも幅が広い。発射行程中、スレッドは、ステープル4540’及び4540”と直接係合して、ステープル空洞4520’からステープル4540’、及びステープル空洞4520”からステープル4540”を排出する。図77Dを参照すると、ステープル4540’及び4540”は、ステープル4540’及び4540”がステープルカートリッジ4500から排出されているときに、ステープルカートリッジ4500の反対側に位置付けられたアンビル4590又は任意の他の好適なアンビルと接触する。アンビル4590は、ステープル4540’の脚部と位置合わせされる、内部に画定されている形成ポケット4570’と、加えて、ステープル4540”の脚部と位置合わせされる、内部に画定されている形成ポケット4570”と、を含む。形成ポケット4570’及び4570”は、発射行程中にステープル4540’及び4540”をそれぞれ変形させるように構成されている。
図77E及び図77Fを参照すると、アンビル4590は、ステープル4540’を第1の形成高さに変形させ、ステープル4540”を第2の、即ち異なる形成高さに変形させるように構成されている。少なくとも1つの例では、ステープル4540”の第2の形成高さは、ステープル4540’の第1の形成高さよりも高い。使用中、ステープルカートリッジ4500内のステープル4540’の最も内側の列は、図72Fを参照すると、切開された組織T内に十分な止血シールを適用するように構成され、より大きいステープル4540”の外側列は、ステープル線に一定量の可撓性を提供するように構成されている。代替的な実施形態では、ステープル4540’及び4540”は、同じ形成高さに変形される。いずれにせよ、アンビル4590は、発射行程中に発射部材を受容するように構成されている、内部に画定されている長手方向スロット4595を更に含む。長手方向アンビルスロット4595は、長手方向軸4505に沿って長手方向カートリッジスロット4415と位置合わせされる、即ち中心に置かれる。
図78は、ハンドル110と、そこに動作可能に連結された交換式シャフトアセンブリ200と、を備える、例示的な外科用器具100を示している。ハンドル110は、臨床医が把持し、操作し、かつ/又は作動させるように構成されているハウジング140を含む。シャフトアセンブリ200は、シャフト210及びエンドエフェクタ300を含む。シャフト210は、シャフトフレーム(図78には図示せず)と、シャフトフレームがそこを通って延在する中空の外側スリーブ又は閉鎖管250と、を含む。シャフトアセンブリ200は、外側スリーブ250と整合するように構成されているノズルアセンブリ290を更に含み、臨床医が長手方向軸を中心としてシャフト210を選択的に回転させることを可能にする。シャフトアセンブリ200はまた、シャフトアセンブリ200をハンドル110に解放可能にロックする、ロックシステムの一部であるラッチ230を含む。様々な状況下で、ラッチ230は、例えば、ラッチ230がハンドル110と係合されるとき、ハンドル110内の電気回路を閉鎖し得る。2013年3月14日に出願された米国特許出願公開第13/803,086号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION LOCK」の開示内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。本明細書に開示される実施形態の全ては、ハンドル110と共に使用可能である。
図79は、例えば600として一般に指定された複数の外科用具を作動させるように構成されている、例示的な外科用ロボット500を示す。外科用ロボット500は、図示されていないマスタコントローラと関連して使用されてもよく、これは外科医が外科用ロボット500によって実行される外科手術を制御及び観察することを可能にするように構成されている。様々な形態において、外科用ロボット500は基部510を有し、例示の実施形態では、例えば、この基部から3つの外科用具600が支持されている。様々な形態において、外科用具600はそれぞれ、一般にアーム520と称される、一連の関節接合可能連結によって支持され、1つ以上の駆動システム530と動作可能に連結される。これらの構造体は、その移動可能な構成要素の多くを覆い隠す保護カバーと共に示されている。これらの保護カバーは任意であってもよく、いくつかの実施形態では、アーム520を操作するために使用されるサーボ機構によって遭遇する慣性を最小限に抑えるために、サイズが制限されてもよく、又は完全に排除されてもよい。様々な形態において、外科用ロボット500は、外科用ロボット500を一人の看護助手が手術台に隣接して位置付けることを可能にする車輪を有する。図79は、外科用ロボット500の作業用エンベロープ700を更に示す。作業用エンベロープ700は、外科用ロボット500の外科用具600の移動範囲を指す。図79に示される作業用エンベロープ700の形状及びサイズは、単なる例示に過ぎない。したがって、作業用エンベロープは、図79に示される試料作業用エンベロープの特定のサイズ及び形状に限定されない。米国特許第9,060,770号、発明の名称「ROBOTICALLY−DRIVEN SURGICAL INSTRUMENT WITH E−BEAM DRIVER」(2015年6月23日発行)は、その開示全体が参照によって本明細書に組み込まれる。本明細書に開示される実施形態の全ては、外科用ロボット500と共に使用可能である。
実施例1−第1の顎部、第2の顎部、及び閉鎖管を備える、外科用器具。第1の顎部は、第1の近位端及び第1の遠位端を含む。第2の顎部は、第2の近位端と、第2の遠位端と、第2の顎部が開放位置と完全閉鎖位置との間で第1の顎部に対して中心として回転可能である枢動ピンと、カム表面と、を含む。閉鎖管は、閉鎖行程中に第1の顎部の第1の遠位端に向かって移動可能である。閉鎖管は、カム表面に係合し、閉鎖行程中に第2の顎部の第2の遠位端を第1の顎部の第1の遠位端に向かって移動させるように構成されている遠位管端を含む。閉鎖管は、枢動ピンに係合し、閉鎖行程中に第2の顎部の第2の遠位端を第1の遠位端に向かって傾けるように構成されている楔部を更に含む。
実施例2−第2の顎部が完全閉鎖位置にあるときに、遠位組織間隙が、第1の遠位端と第2の遠位端との間に画定され、第2の顎部が完全閉鎖位置にあるときに、近位組織間隙が、第1の近位端と第2の近位端との間に画定され、第2の顎部が近位組織間隙よりも遠位組織間隙内に捕捉された組織に大きなクランプ力を適用する、実施例1に記載の外科用器具。
実施例3−外科用器具が、内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に含む、実施例1又は2に記載の外科用器具。
実施例4−外科用器具が、ステープルカートリッジからステープルを排出するように構成されている発射部材を更に備え、発射部材は、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、発射行程中に第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、を含み、第1のカム及び第2のカムは、第1の顎部と第2の顎部との間の組織間隙を協働的に制御するように構成されている、実施例3に記載の外科用器具。
実施例5−第2の顎部が、組織圧縮表面と、組織圧縮表面内に画定されているステープル形成ポケットと、第2のカム表面と、を更に含み、第2のカムは、位置を制御するために発射行程中に第2のカム表面に係合するように構成され、組織圧縮表面は、第2のカム表面に平行ではない、実施例4に記載の外科用器具。
実施例6−第1の距離が、第2の顎部の第2の近位端において組織圧縮表面と第2のカム表面との間に画定され、第2の距離が、第2の顎部の第2の遠位端において組織圧縮表面と第2のカム表面との間に画定され、第2の距離は、第1の距離よりも大きい、実施例5に記載の外科用器具。
実施例7−遠位管端が、閉鎖行程中に楔部が枢動ピンに係合する前に、第2の顎部のカム表面に係合するように構成されている、実施例1、2、3、4、5、又は6に記載の外科用器具。
実施例8−第1の顎部が、垂直スロットを含み、枢動ピンが、垂直スロット内に摺動可能に位置付けられている、実施例1、2、3、4、5、6、又は7に記載の外科用器具。
実施例9−第1の顎部が、長手方向スロットを含み、楔部が、長手方向スロット内に摺動可能に位置付けられ、長手方向スロットは、垂直スロットと連通している、実施例8に記載の外科用器具。
実施例10−楔部が、第1の近位端に対して第2の近位端を移動させない、実施例1、2、3、4、5、6、7、又は8に記載の外科用器具。
実施例11−第1の顎部、第2の顎部、及び閉鎖管を備える、外科用器具。第1の顎部は、第1の近位端及び第1の遠位端を含む。第2の顎部は、第2の近位端と、第2の遠位端と、第2の顎部が開放位置と完全閉鎖位置との間で第1の顎部に対して中心として回転可能である枢動ピンと、カム表面と、を含む。閉鎖管は、閉鎖行程中に第1の顎部の第1の遠位端に向かって移動可能である。閉鎖管は、閉鎖行程中にカム表面に係合し、第2の顎部の第2の遠位端を第1の顎部の第1の遠位端に向かって移動させるように構成されている遠位管端と、完全閉鎖位置を達成するため、閉鎖行程中に枢動ピンに係合し、第2の顎部の第2の遠位端を第1の顎部の第1の遠位端に向かって押すように構成されている楔部と、を含む。
実施例12−楔部が、第2の近位端を第1の近位端に対して移動させない、実施例11に記載の外科用器具。
実施例13−第1の顎部と、第2の顎部と、閉鎖管と、切断部材と、を備える、外科用器具。第1の顎部は、遠位顎部端を含む。第2の顎部は、第1の顎部に対して、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能である。第2の顎部は、閉鎖カム表面及び開放カム表面を含む。閉鎖管は、閉鎖行程中に遠位顎部端に向かって移動可能である。閉鎖管は、閉鎖行程中に閉鎖カム表面に係合し、第2の顎部を閉鎖位置に移動させるように構成されている遠位管端を含む。切断部材は、切断行程中に遠位顎部端に向かって移動可能であり、後退行程中に遠位顎部端から離れる方向に移動可能である。切断部材は、近位部と、遠位部と、近位部と遠位部との中間に位置付けられた付勢部材と、を含み、付勢部材は、遠位部を付勢して、第2の顎部の開放カム表面に係合させて、後退行程後に第2の顎部を少なくとも部分的に開放するように構成されている。
実施例14−閉鎖管が、開放行程中に遠位顎部端から離れる方向に移動可能であり、閉鎖管は、遠位管端が閉鎖カム表面から係合解除されるまで、付勢部材の付勢に対して第2の顎部を閉鎖位置に保持する、実施例13に記載の外科用器具。
実施例15−外科用器具が、内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に備え、切断部材が、切断行程中にステープルカートリッジからステープルを排出するように構成されている、実施例13又は14に記載の外科用器具。
実施例16−切断部材が、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、を含み、第1の顎部及び第2の顎部は、切断行程中に第1の顎部に対して第2の顎部の位置を協働的に制御する、実施例13、14、又は15に記載の外科用器具。
実施例17−遠位顎部端を含む第1の顎部と、第2の顎部と、切断部材と、を備える、外科用器具。第2の顎部は、第1の顎部と第2の顎部との間で患者の組織を捕捉するため、第1の顎部に対して移動可能である。切断部材は、切断行程中に遠位顎部端に向かって移動可能である。切断部材は、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、切断行程中に第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、を含む連結部分と、連結部分に取り付けられた複数の層を含むバーと、を含み、バーは、切断行程中に患者組織を切断するように構成されている切断縁部を含む。
実施例18−外科用器具が、内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に備え、切断部材が、切断行程中にステープルカートリッジからステープルを排出して患者の組織をステープル留めするように構成されている、実施例17に記載の外科用器具。
実施例19−連結部分が装着用凹部を更に含み、バーが、装着用凹部内に位置付けられた遠位バー端を含む、実施例17又は18に記載の外科用器具。
実施例20−連結部分が、装着用凹部内に装着用突出部を更に含み、バーが、装着用突出部を緊密に受容するように構成されている装着用開口部を含む、実施例19に記載の外科用器具。
実施例21−連結部分が、複数の装着用突出部を更に含み、バーが、装着用突出部を受容するように構成されている複数の装着用開口部を含む、実施例17、18、19、又は20に記載の外科用器具。
実施例22−切断部材が、切断行程中に長手方向軸に沿って移動可能であり、複数の装着用突出部が、長手方向軸に沿って位置付けられた第1の突出部と、長手方向軸からオフセットして位置付けられた第2の突出部と、を含む、実施例21に記載の外科用器具。
実施例23−切断部材が、切断行程中に長手方向軸に沿って移動可能であり、複数の装着用突出部が、長手方向軸の第1の側に位置付けられた第1の突出部と、長手方向軸の第2の側に位置付けられた第2の突出部と、を含む、実施例21又は22に記載の外科用器具。
実施例24−複数の装着用突出部が近位突出部及び遠位突出部を含み、遠位突出部は、近位突出部に対して遠位に位置付けられている、実施例21、22、又は23に記載の外科用器具。
実施例25−連結部分が肩部を含み、バーが、肩部に係合されたフックを含む、実施例17、18、19、20、21、22、23、又は24に記載の外科用器具。
実施例26−複数の層が、第1の層及び第2の層を含み、切断縁部が、第1の層上に画定され、第2の層上には画定されない、実施例17、18、19、20、21、22、23、24、又は25に記載の外科用器具。
実施例27−複数の層が、第1の層及び第2の層を含み、切断縁部が、第1の層及び第2の層上に画定される、実施例17、18、19、20、21、22、23、24、25、又は26に記載の外科用器具。
実施例28−複数の層が、第1の層と、第2の層と、第1の層と第2の層との中間に位置付けられた中間層と、を含む、実施例17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、又は27に記載の外科用器具。連結部分は、第1の外側凹部と、第2の外側凹部と、装着タブと、を含む。第1の層は、第1の外側凹部内で連結部分に装着され、第2の層は、第2の外側凹部内で連結部分に装着され、中間層は、装着タブに取り付けられる。
実施例29−遠位顎部端を含む第1の顎部と、第2の顎部と、内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含むステープルカートリッジと、ステープルカートリッジからステープルを排出するため、発射行程中に遠位顎部端に向かって移動可能な発射部材と、を備える、外科用ステープラ。第2の顎部は、第1の顎部と第2の顎部との間で患者の組織を捕捉するために、第1の顎部に対して移動可能である。発射部材は、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、発射行程中に第2の顎部と係合するように構成されている第2のカムと、を含む連結部分と、連結部分に取り付けられたバーと、を含み、バーは、発射行程中に患者組織を切断するように構成されている切断縁部を含む。
実施例30−遠位顎部端を含む第1の顎部と、第1の顎部と第2の顎部との間で患者の組織を捕捉するために、第1の顎部に対して移動可能である第2の顎部と、切断行程中に遠位顎部端に向かって移動可能である切断部材と、を備える、外科用器具。切断部材は、連結部分及びバーを含む。連結部分は、切断行程中に第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、切断行程中に第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、第1の外側凹部と、第2の外側凹部と、装着タブと、を含む。バーは、第1の外側凹部内で連結部分に装着された第1の層と、第2の外側凹部内で連結部分に装着された第2の層と、第1の層と第2の層との中間に位置付けられた中間層と、を含み、中間層は装着タブに取り付けられている。
実施例31−外科用器具が、内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に含み、切断部材が、切断行程中にステープルカートリッジからステープルを排出して患者の組織をステープル留めするように構成されている、実施例30に記載の外科用器具。
実施例32−装着タブが、第1の外側凹部と第2の外側凹部に対して遠位に延在している、実施例30又は31に記載の外科用器具。
実施例33−連結部分が、患者組織を切断するように構成されている切断縁部を含む、実施例30、31、又は32に記載の外科用器具。
実施例34−バーが、患者組織を切断するように構成されている切断縁部を含む、実施例30、31、32、又は33に記載の外科用器具。
実施例35−遠位顎部端を含む第1の顎部と、第1の顎部と第2の顎部との間で患者の組織を捕捉するために、第1の顎部に対して移動可能である第2の顎部と、発射行程中に遠位顎部端に向かって移動可能である発射部材と、を備える、外科用器具。発射部材は、外側凹部及び装着タブを含む連結部分と、外側凹部内で連結部分に装着された第1の層及び装着タブに取り付けられた第2の層を含むバーと、を含む。
実施例36−外科用器具が、内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に備え、発射部材が、発射行程中にステープルカートリッジからステープルを排出して患者の組織をステープル留めするように構成されている、実施例35に記載の外科用器具。
実施例37−シャフトと、シャフトから延在するエンドエフェクタと、発射アセンブリと、シャフト内のロックと、ステープルカートリッジと、を備える、外科用ステープル留め器具。エンドエフェクタは、遠位顎部端を含む第1の顎部と、第1の顎部に対して開放位置と閉鎖位置との間で移動可能である第2の顎部と、を含む。発射アセンブリは、発射行程中に遠位顎部端に向かって移動可能であり、発射アセンブリは、発射行程中に第1の顎部及び第2の顎部に係合するように構成されている連結部分と、遠位ロックアウト端を含むロックアウトバーと、を含み、ロックアウトバーは、遠位のロック位置と近位のロック解除位置との間で移動可能である。シャフト内のロックは、ロックアウトバーが遠位のロック位置にあるときに、発射行程の前に発射バーに係合し、ロックは、ロックアウトバーが近位のロック解除位置にあるときに、発射行程前に発射バーから係合解除される。ステープルカートリッジは、第1の顎部内に位置付け可能であり、ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納された複数のステープルと、発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するために近位の未発射位置及び遠位の発射位置から移動可能であるスレッドと、を含み、スレッドは、ステープルカートリッジが第1の顎部内に装填され、スレッドが近位の未発射位置にあるときに、ロックアウトバーを近位のロック解除位置に押し込むように構成されている。
実施例38−連結部分が開口部を含み、遠位ロックアウト端が開口部を通って延在する、実施例37に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例39−ロックアウトバーが、発射バー内で摺動可能である、実施例37又は38に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例40−外科用ステープル留め器具が、ロックアウトバーを遠位ロック位置に付勢するように構成されているバネを更に備える、実施例37、38又は39に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例41−外科用ステープル留め器具が、当該ロックを付勢して発射バーに係合させるように構成されているバネを更に備える、実施例37、38、39、又は40に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例42−ロックアウトバーが、ロックに係合し、ロックをバネの付勢に対して発射バーから係合解除するように構成されているキーを含む、実施例41に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例43−カートリッジ本体が、スレッドがロックアウトバーに係合したときに、スレッドを近位の未発射位置に解放可能に保持するように構成されている戻り止めを含む、実施例37、38、39、40、41、又は42に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例44−ロックアウトバーが、発射行程中に発射バーと共に移動する、実施例37、38、39、40、41、42、又は43に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例45−発射バーが発射行程後に後退可能であり、発射バーが後退するときにロックアウトバーが発射バーと共に移動する、実施例44に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例46−スレッドが発射バー及びロックアウトバーと共に後退しない、実施例45に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例47−ステープルカートリッジが第1の顎部から取り外され、未使用のステープルカートリッジが第1の顎部内に位置付けられるまで、ロックアウトバーをその近位のロック解除位置にリセットすることができない、実施例46に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例48−エンドエフェクタと、発射アセンブリと、ロックと、エンドエフェクタ内に装填可能なステープルカートリッジと、を備える、外科用ステープル留め器具。エンドエフェクタは、遠位顎部端を含む第1の顎部と、第1の顎部に対して開放位置と閉鎖位置との間で移動可能である第2の顎部と、を含む。発射アセンブリは、発射行程中に遠位顎部端に向かって移動可能であり、発射アセンブリは、発射バー及びロックアウトバーを含み、ロックアウトバーは、発射バーに対して遠位のロック位置と近位のロック解除位置との間で移動可能である。ロックは、ロックアウトバーが遠位のロック位置にあるときに、発射行程の前に発射バーに係合し、ロックは、ロックアウトバーが近位のロック解除位置にあるときに、発射行程前に発射バーから係合解除される。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納された複数のステープルと、発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するために近位の未発射位置及び遠位の発射位置から移動可能であるスレッドと、を含み、スレッドは、ステープルカートリッジがエンドエフェクタ内に装填され、スレッドが近位の未発射位置にあるときに、ロックアウトバーを近位のロック解除位置に押し込むように構成されている。
実施例49−エンドエフェクタと、発射バーと、ロックと、エンドエフェクタ内に装填可能なステープルカートリッジと、を備える、外科用ステープル留め器具。エンドエフェクタは、遠位顎部端を含む第1の顎部と、第1の顎部に対して開放位置と閉鎖位置との間で移動可能である第2の顎部と、を含む。発射バーは、遠位顎部端から遠位のロック解除位置と近位のロック解除位置との間で移動可能であり、発射バーは次いで、発射行程中に遠位顎部端に向かって移動可能である。ロックは、発射バーが遠位のロック位置にあるときに発射バーに係合して発射行程を防止し、ロックは、発射バーが近位のロック解除位置にあるときに発射バーから係合解除される。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納された複数のステープルと、発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するために近位の未発射位置及び遠位の発射位置から移動可能であるスレッドと、を含み、スレッドは、ステープルカートリッジがエンドエフェクタ内に装填され、スレッドが近位の未発射位置にあるときに、発射バーを近位のロック解除位置に押し込むように構成されている。
実施例50−外科用ステープル留め器具が、発射バーを遠位のロック位置に付勢するように構成されている付勢部材を更に備える、実施例49に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例51−外科用ステープル留め器具が、ロックを付勢して発射バーに係合させるように構成されている付勢部材を更に備える、実施例49又は50に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例52−発射バーが、ロックに係合し、発射バーの付勢に対してロックを発射バーから係合解除するように構成されているキーを含む、実施例49、50、又は51に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例53−発射バーが発射行程後に後退可能であり、スレッドが発射バーと共に後退しない、実施例49、50、51、又は52に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例54−ステープルカートリッジがエンドエフェクタから取り外され、未使用のステープルカートリッジがエンドエフェクタ内に装填されるまで、発射バーを近位のロック解除位置にリセットすることができない、実施例53に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例55−カートリッジ本体が、スレッドが発射バーに係合して発射バーを近位のロック解除位置に移動させ、発射バーが発射行程を通してスレッドを移動させることを可能にしているときに、スレッドを近位の未発射位置に解放可能に保持するように構成されている戻り止めを含む、実施例49、50、51、52、53、又は54に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例56−外科用ステープル留め器具がシャフトを更に備え、エンドエフェクタがシャフトから延在し、ロックがシャフト内に位置付けられている、実施例49、50、51、52、53、54、又は55に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例57−カートリッジ顎部と、発射部材と、カートリッジ顎部内に取り外し可能に位置付けることができるステープルと、を備える、外科用ステープル留めアセンブリ。カートリッジ顎部は、近位端と、近位端の反対側に位置付けられた遠位端と、底壁部と、底壁部から延在する外側壁部と、外側壁部内に画定されている複数の顎部窓と、を含む。発射部材は、発射行程中に遠位端に向かって移動可能である。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に画定されている複数のカートリッジ窓であって、ステープルカートリッジがカートリッジ顎部内に位置付けられているときに顎部窓と位置合わせされる、カートリッジ窓と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するために発射行程中に遠位端に向かって移動可能であるスレッドと、を含み、発射行程中のスレッドの進行は、カートリッジ窓及び顎部窓を通して観察可能である。
実施例58−スレッドが、カートリッジ窓及び顎部窓を通して観察可能なデータムを含む、実施例57に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例59−スレッドが、発射行程中に長手方向軸に沿って移動され、データムが、長手方向軸に直交する垂直線を含む、実施例58に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例60−複数の顎部窓が、近位顎部窓及び遠位顎部窓を含み、複数のカートリッジ窓が、近位顎部窓と位置合わせされた近位カートリッジ窓と、遠位顎部窓と位置合わせされた遠位カートリッジ窓と、を含み、スレッドは、発射行程中に近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であり、スレッドは、スレッドが近位の未発射位置にあるときに、近位顎部窓及び近位カートリッジ窓を通して観察可能であり、スレッドは、スレッドが遠位の発射位置にあるときに、遠位顎部窓及び遠位カートリッジ窓を通して観察可能である、実施例57、58、又は59に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例61−複数の顎部窓が、近位顎部窓と遠位顎部窓との中間に位置付けられた中間顎部窓を含み、複数のカートリッジ窓が、中間顎部窓と位置合わせされた、近位カートリッジ窓と遠位カートリッジ窓との中間に位置付けられた中間カートリッジ窓と、を含み、スレッドが、発射行程中に中間顎部窓及び中間カートリッジ窓を通して観察可能である、実施例60に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例62−顎部窓が長手方向顎部窓軸に沿って位置付けられ、カートリッジ窓が長手方向カートリッジ窓軸に沿って位置付けられ、ステープルカートリッジがカートリッジ顎部に位置付けられているときに、長手方向顎部窓軸が長手方向カートリッジ窓軸と位置合わせされる、実施例57、58、59、60、又は61に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例63−底壁部が、発射行程中に発射部材を受容するように構成されている長手方向スロットを含む、実施例57、58、59、60、61、又は62に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例64−スレッドが、発射行程中に近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であり、長手方向スロットが、近位底部窓を含み、スレッドは、スレッドが近位未発射位置にあるときに、近位底部窓を通して観察可能である、実施例63に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例65−スレッドが、発射行程中に近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であり、長手方向スロットが、遠位底部窓を含み、スレッドは、スレッドが遠位の発射位置にあるときに、遠位底部窓を通して観察可能である、実施例63又は64に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例66−長手方向スロットが、底壁部内に画定されている複数の底部窓を含み、発射行程中のスレッドの進行が底部窓を通して観察可能である、実施例63、64、又は65に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例67−長手方向スロットが長手方向軸を画定し、底部窓が長手方向軸に対してオフセットされている、実施例66に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例68−底部窓が、長手方向軸の両側で交互にずれている、実施例67の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例69−発射部材を備える外科用ステープル留めアセンブリであって、カートリッジ顎部と、カートリッジ顎部内に位置付けられたステープルカートリッジと、を備える、外科用ステープル留めアセンブリ。カートリッジ顎部は、近位端と、近位端の反対側に位置付けられた遠位端と、底部と、底部から延在する外側壁部と、外側壁部内に画定されている複数の顎部窓と、を含む。ステープルカートリッジは、ステープル空洞を含むカートリッジ本体と、カートリッジ本体内に画定されている複数のカートリッジ窓であって、顎部窓と位置合わせされたカートリッジ窓と、ステープル空洞内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するために発射部材によって遠位端に向かって移動可能であるスレッドと、を含み、遠位端に向かうスレッドの進行は、カートリッジ窓及び顎部窓を通して観察可能である。
実施例70−カートリッジ顎部、発射部材、及びステープルカートリッジを備える、外科用ステープル留めアセンブリ。カートリッジ顎部は、近位端と、近位端の反対側に位置付けられた遠位端と、底壁部と、底壁部から延在する外側壁部と、底壁部内に画定されている長手方向スロットと、を含み、長手方向スロットは、底壁部内に画定されている複数の顎部窓を含む。発射部材は、発射行程中に長手方向スロットを通って遠位端に向かって移動可能である。ステープルカートリッジは、カートリッジ顎部内の外側壁部の間に位置付けることができる。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するために発射行程中に遠位端に向かって移動可能であるスレッドと、を含み、発射行程中のスレッドの進行は、顎部窓を通して観察可能である。
実施例71−スレッドが、発射行程中に近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であり、顎部窓が近位底部窓を含み、スレッドは、スレッドが近位の未発射位置にあるときに、近位底部窓を通して観察可能である、実施例70に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例72−スレッドが、発射行程中に近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であり、顎部窓が遠位底部窓を含み、スレッドは、スレッドが遠位の発射位置にあるときに、遠位底部窓を通して観察可能である、実施例70又は71に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例73−長手方向スロットが長手方向軸を画定し、顎部窓が長手方向軸に対してオフセットされている、実施例70、71、又は72に記載の外科用ステープル留めアセンブリ。
実施例74−カートリッジ顎部と、ステープルカートリッジと、を備える、外科用ステープル留めアセンブリ。カートリッジ顎部は、近位端と、当該近位端の反対側に位置付けられた遠位端と、底壁部と、底壁部から延在する外側壁部と、底壁部内に画定されている長手方向スロットと、を含み、長手方向スロットは、底壁部内に画定されている複数の顎部窓を含む。ステープルカートリッジは、カートリッジ顎部内の外側壁部の間に位置付けられる。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するために発射行程中に遠位端に向かって移動可能であるスレッドと、を含み、発射行程中のスレッドの進行は、顎部窓を通して観察可能である。
実施例75−シャフトと、ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、発射アセンブリと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、ステープル発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む。発射アセンブリは、ステープル発射行程中にスレッドに押力を適用するように構成されている。発射アセンブリは、第1の部分と、第2の部分であって、第1の部分に対して変位可能な第2の部分と、第1の部分と第2の部分との中間に少なくとも部分的に位置付けられた押力ロックアウトシステムと、を含み、押力ロックアウトシステムは、シャフトに係合し、押力が閾値を超えた場合にステープル発射負荷を停止させるように構成されている。
実施例76−外科用器具が、第1の部分と第2の部分との中間に位置付けられた付勢部材を更に備え、付勢部材は、押力に対向する付勢力を第2の部分に適用するように構成されている、実施例75に記載の外科用器具。
実施例77−閾値が、押力と付勢力との間の予め選択された差を含む、実施例76に記載の外科用器具。
実施例78−押力ロックアウトシステムが、シャフトに装着されたロックと、バネと、発射アセンブリに回転可能に装着されたアクチュエータと、を含む、実施例77に記載の外科用器具。ロックは、ロック解除位置とロック位置との間で変位可能であり、ロックは、ロックがロック位置にあるときに発射アセンブリがステープル発射行程を実行することを防止するように構成されている。バネは、ロックをロック位置へと付勢するように構成されている。第2の部分は、閾値を超えたときに、アクチュエータをロックに向けて回転させ、ロックをロック解除位置に変位させるように構成されている。
実施例79−アクチュエータが第1の部分に回転可能に装着され、ロックが第2の部分に係合するように構成されている、実施例78に記載の外科用器具。
実施例80−外科用器具が、アクチュエータを付勢してロックとの係合を外すように構成されているアクチュエータバネを更に備え、第2の部分は、第2の部分が第1の部分に向かって移動するときに、アクチュエータバネを克服する、実施例78又は79に記載の外科用器具。
実施例81−ステープルカートリッジが交換可能なステープルカートリッジを含む、実施例75、76、77、78、79、又は80に記載の外科用器具。
実施例82−ステープルカートリッジは、ステープルカートリッジが少なくとも部分的に使用されている場合に、発射アセンブリがステープル発射行程を実行することを阻止するように構成されている使用済みカートリッジロックアウトを含む、実施例75、76、77、78、79、80、又は81に記載の外科用器具。
実施例83−外科用器具が、ステープル発射行程を通して発射アセンブリを駆動するように構成されている電気モータを更に備える、実施例75、76、77、78、79、80、81、又は82に記載の外科用器具。
実施例84−フレームと、ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、発射アセンブリと、発射力ロックアウトシステムと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む。発射アセンブリは、発射行程中にスレッドに発射力を適用するように構成されている。発射アセンブリは、第1の部分と、第2の部分と、を含み、第2の部分は、第1の部分に対して変位可能である。発射力ロックアウトシステムは、フレームに係合し、発射力が閾値を超えた場合にステープル発射行程を防止するように構成されている。
実施例85−外科用器具が、第1の部分と第2の部分との中間に位置付けられた付勢部材を更に備え、付勢部材は、発射力に対向する付勢力を第2の部分に適用するように構成されている、実施例84に記載の外科用器具。
実施例86−閾値が、発射力と付勢力との間の予め選択された差を含む、実施例85に記載の外科用器具。
実施例87−発射力ロックアウトシステムが、フレームに装着されたロックと、バネと、発射アセンブリに回転可能に装着されたアクチュエータと、を含む、実施例86に記載の外科用器具。ロックは、ロック解除位置とロック位置との間で変位可能であり、ロックは、ロックがロック位置にあるときに発射アセンブリがステープル発射行程を実行することを防止するように構成されている。バネは、ロックをロック位置へと付勢するように構成されている。第2の部分は、閾値を超えたときに、アクチュエータをロックに向けて回転させ、ロックをロック解除位置に変位させるように構成されている。
実施例88−アクチュエータが第1の部分に回転可能に装着され、ロックが第2の部分に係合するように構成されている、実施例87に記載の外科用器具。
実施例89−外科用器具が、アクチュエータを付勢してロックとの係合を外すように構成されているアクチュエータバネを更に備え、第2の部分は、第2の部分が第1の部分に向かって移動するときに、アクチュエータバネを克服する、実施例87又は88に記載の外科用器具。
実施例90−ステープルカートリッジが、交換可能なステープルカートリッジを含む、実施例84、85、86、87、88、又は89に記載の外科用器具。
実施例91−ステープルカートリッジは、ステープルカートリッジが少なくとも部分的に使用されている場合に、発射アセンブリがステープル発射行程を実行することを阻止するように構成されている使用済みカートリッジロックアウトを含む、実施例84、85、86、87、88、89、又は90に記載の外科用器具。
実施例92−ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタを備える外科用器具であって、ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む、外科用器具。外科用器具は、発射行程中にスレッドに発射力を適用するように構成されている発射アセンブリと、発射力が閾値を超えた場合にステープル発射負荷を停止させるための手段と、を更に備える。
実施例93−手段がリセット可能である、実施例92に記載の外科用器具。
実施例94−発射行程を通して移動可能である発射アセンブリと、ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、発射力ロックアウトシステムと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するために、近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であるスレッドと、発射行程の開始時にスレッドが近位の未発射位置にない場合、発射アセンブリが発射行程を実行することを阻止するように構成されている使用済みカートリッジロックアウトと、を含む。発射力ロックアウトシステムは、発射アセンブリが使用済みカートリッジロックアウトによって阻止されたとき、発射アセンブリが発射行程を実行することを防止するのを支援するように構成されている。
実施例95−発射アセンブリが第1の部分及び第2の部分を含み、発射力ロックアウトシステムが、発射アセンブリの第1の部分と第2の部分との中間に少なくとも部分的に位置付けられている、実施例94に記載の外科用器具。
実施例96−第2の部分が、第1の部分に対して移動可能であり、第2の部分は、第2の部分が第1の部分に向かって移動するときに、発射力ロックアウトシステムをロック構成に展開するように構成されている、実施例95に記載の外科用器具。
実施例97−外科用器具が、第1の部分と第2の部分との中間に位置付けられた付勢部材を更に備え、付勢部材は、第2の部分を第1の部分から離れる方向に押すように構成されている、実施例96に記載の外科用器具。
実施例98−発射力ロックアウトシステムが、ロック解除構成へと付勢される、実施例97に記載の外科用器具。
実施例99−外科用器具がフレームを更に備え、発射力ロックアウトシステムが発射アセンブリに装着され、発射力ロックアウトシステムは、発射アセンブリを阻止する使用済みカートリッジロックアウトに応答してフレームに係合するように構成されている、実施例94、95、96、97、又は98に記載の外科用器具。
実施例100−外科用器具が長手方向シャフトを更に備え、フレームが長手方向シャフト内に位置付けられている、実施例99に記載の外科用器具。
実施例101−外科用器具が、発射行程を通して発射アセンブリを移動させるように構成されている電気モータを更に備える、実施例94、95、96、97、98、99、又は100に記載の外科用器具。
実施例102−発射力ロックアウトシステムは、発射アセンブリが使用済みカートリッジロックアウトによって阻止されたときに、ロック構成に展開可能であり、電気モータが、発射アセンブリを後退させて発射力ロックアウトシステムをロック解除構成にリセットするように動作可能である、実施例101に記載の外科用器具。
実施例103−カートリッジ本体が、発射アセンブリを受容するように構成されている長手方向スロットを含み、使用済みカートリッジロックアウトが金属クリップを含む、実施例94、95、96、97、98、99、100、101、又は102に記載の外科用器具。金属クリップは、カートリッジ本体に装着された装着部分と、ロック構成とロック解除構成との間で偏向可能なロック部分と、を含み、ロック部分は、ロック部分がロック構成にあるときに発射アセンブリを阻止するために長手方向スロット内に延在する。
実施例104−スレッドが、そのスレッドが近位の未発射位置にあるときにロック部分をロック解除構成に保持するように構成されている、実施例103に記載の外科用器具。
実施例105−ロック部分がロック構成に向かって付勢され、スレッドが、そのスレッドが発射行程中に遠位側に前進するときにロック部分を解放するように構成されている、実施例104に記載の外科用器具。
実施例106−ステープルカートリッジが交換可能なステープルカートリッジである、実施例94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、又は105に記載の外科用器具。
実施例107−ステープルカートリッジが交換可能なステープルカートリッジではない、実施例94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、又は105に記載の外科用器具。
実施例108−発射行程を通して移動可能である発射アセンブリと、ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、発射力ロックアウトと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、発射行程中にカートリッジ本体からステープルを排出するために、近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であるスレッドと、発射行程の開始時にスレッドが近位の未発射位置にない場合、発射アセンブリを阻止するように構成されているカートリッジロックアウトと、を含む。発射ロックアウトは、発射アセンブリがカートリッジロックアウトによって阻止されているときに、発射アセンブリが発射行程を実行することを防止するように構成されている。
実施例109−シャフトと、作動行程を通して移動可能である発射アセンブリと、エンドエフェクタと、シャフト内の発射ロックアウトと、を備える、外科用器具。エンドエフェクタは、第1の顎部と、第1の顎部に対して移動可能な第2の顎部と、ステープルカートリッジと、を含み、発射アセンブリは、第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、作動行程中に第1の顎部に対する第2の顎部の位置を制御するため、第2の顎部と係合するように構成されている第2のカムと、を含む。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するために、近位の未発射位置と遠位の発射位置との間で移動可能であるスレッドと、作動行程の開始時にスレッドが近位の未発射位置にない場合、発射アセンブリを阻止するように構成されているカートリッジロックアウトと、を含む。発射ロックアウトは、発射アセンブリがカートリッジロックアウトによって阻止されている場合に、発射アセンブリを阻止するように構成されている。
実施例110−発射行程中に発射負荷をエンドエフェクタに伝達するように構成されている、エンドエフェクタ及び発射アセンブリを備える、外科用器具。発射アセンブリは、第1の部分と、第2の部分と、ヒューズ部分と、を含み、ヒューズ部分は、ヒューズ部分が無傷であるときに、第1の部分から第2の部分に発射負荷を伝達するように構成され、ヒューズ部分は、発射負荷が閾値を超えたときに故障するように構成され、第1の部分は、ヒューズ部分が故障すると、第2の部分に発射負荷を伝達することができない。
実施例111−ヒューズ部分がリセット可能である、実施例110に記載の外科用器具。
実施例112−エンドエフェクタが遠位端を含み、発射アセンブリが、発射行程中に遠位端に向かって前進し、発射アセンブリが、遠位端から離れる方向に前進してヒューズ部分をリセットする、実施例111に記載の外科用器具。
実施例113−第1の部分が可撓性の第1のロッドを含み、第2の部分が第2のロッドを含み、可撓性の第1のロッドは、発射負荷が閾値を超えたときに曲がり、第2のロッドから係合解除するように構成されている、実施例110、111、又は112に記載の外科用器具。
実施例114−可撓性のロッドは、発射負荷が閾値を超えたときに第2のロッドとの係合から外れて弾性的に曲がり、可撓性の第1のロッドは、可撓性の第1のロッドが第2のロッドと再び位置合わせされたときに、第2のロッドとの係合にすばやく戻るように構成されている、実施例113に記載の外科用器具。
実施例115−発射アセンブリがカラーを更に含み、第2のロッドがカラー内に摺動可能に位置付けられ、可撓性の第1のロッドが発射行程の開始時にカラー内に位置付けられておらず、可撓性の第1のロッドは発射行程中にカラーに入り、カラーは、可撓性の第1のロッドが第2のロッドから係合解除することを防止する、実施例113又は114に記載の外科用器具。
実施例116−外科用器具がフレームを更に備え、可撓性の第1のロッドが、フレームに係合し、可撓性の第1のロッドが第2のロッドから係合解除したときに発射アセンブリが発射行程を実行することを阻止するように構成されている、実施例113、114、又は115に記載の外科用器具。
実施例117−外科用器具が、可撓性の第1のロッドを付勢して第2のロッドに係合させるように構成されている付勢部材を更に備える、実施例113、114、115、又は116に記載の外科用器具。
実施例118−ヒューズ部分が、第1の部分に画定されている第1の返し部と、第1の返し部に係合された第2の部分に画定されている第2の返し部と、を含み、第1の返し部は、発射力が閾値を超えたときに第2の返し部から係合解除される、実施例110、111、112、113、114、115、116、又は117に記載の外科用器具。
実施例119−ヒューズ部分が、第1の部分上に画定されている第1の足部と、第1の足部に係合された第2の部分上に画定されている第2の足部と、を含み、第1の足部は、発射力が閾値を超えたときに第2の足部に対して滑動する、実施例110、111、112、113、114、115、116、117、又は118の外科用器具。
実施例120−外科用器具がフレームを更に備え、当該第1の部分が、当該フレームに係合された付勢部材を含み、当該付勢部材が、当該第1の足部を付勢して当該第2の足部に係合させるように構成されている、実施例119に記載の外科用器具。
実施例121−第2の部分が複数の層を含み、ヒューズ部分が、発射力が閾値を超えたときに外側に広がる層の近位部を含む、実施例110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、又は120に記載の外科用器具。
実施例122−外科用器具がフレームを更に備え、広がった層が、フレームに係合し、発射負荷が閾値を超えたときに発射アセンブリが発射行程を実行することを阻止するように構成されている、実施例121に記載の外科用器具。
実施例123−層は、発射負荷が閾値を超えたときに外側に弾性的に広がり、層は、発射アセンブリが後退したときに内側に屈曲してヒューズ部分をリセットするように構成されている、実施例121又は122に記載の外科用器具。
実施例124−ヒューズ部分がリセット可能ではない、実施例110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、又は122に記載の外科用器具。
実施例125−ヒューズ部分が、第1の部分内に画定されている壁部を含み、壁部は、発射負荷が閾値を超えたときに、第1の部分から離れる方向に破断するように構成されている、実施例124に記載の外科用器具。
実施例126−ヒューズ部分が、第1の部分内の長手方向軸に沿って配置された一連の折り畳み式壁部を含み、折り畳み式壁部は、発射力が閾値を超えたときに順次故障するように構成されている、実施例124又は125に記載の外科用器具。
実施例127−エンドエフェクタがステープルカートリッジを含む、実施例110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、又は126に記載の外科用器具。
実施例128−ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、発射アセンブリと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む。発射アセンブリは、ステープル発射行程中にスレッドに発射負荷を加えるように構成されている。発射アセンブリは、第1の部分と、第2の部分と、ヒューズ部分が無傷であるときに、第1の部分から第2の部分に発射負荷を伝達するように構成されているヒューズと、を含み、ヒューズは、発射負荷が閾値を超えたときに故障するように構成され、発射アセンブリは、ヒューズが故障すると、スレッドに発射行程を伝達することができない。
実施例129−ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、発射アセンブリと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む。発射アセンブリは、ステープル発射行程中にスレッドに発射負荷を加えるように構成されている。発射アセンブリはヒューズを含み、ヒューズは、ヒューズが無傷のときに発射負荷をスレッドに伝達するように構成されており、ヒューズは、発射負荷が閾値を超えたときに故障するように構成され、発射アセンブリは、ヒューズが故障すると、スレッドに発射負荷を伝達できない。
実施例130−ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、ヒューズを含む発射アセンブリと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む。ヒューズは、無傷状態(発射アセンブリは、ヒューズが無傷状態にあるときに発射行程中にスレッドに発射負荷を伝達するように構成されている)と、第1の故障状態(発射アセンブリは、ヒューズが第1の故障状態にあるときにスレッドに負荷を伝達するように構成されている)と、第2の故障状態(発射アセンブリは、ヒューズが第2の故障状態にあるときにスレッドに負荷を伝達できない)と、を含む。
実施例131−ヒューズが、第1の故障状態から無傷状態へとリセット可能である、実施例130に記載の外科用器具。
実施例132−エンドエフェクタが遠位端を含み、発射アセンブリが、ヒューズを無傷状態にリセットするため、遠位端から離れる方向に後退可能である、実施例131に記載の外科用器具。
実施例133−ヒューズが、第2の故障状態から第1の故障状態へとリセット可能である、実施例130、131又は132に記載の外科用器具。
実施例134−エンドエフェクタが遠位端を含み、発射アセンブリが、当該ヒューズを当該無傷状態にリセットするため、遠位端から離れる方向に後退可能である、実施例133に記載の外科用器具。
実施例135−ヒューズが、第1の故障状態から無傷状態へとリセット可能ではない、実施例130に記載の外科用器具。
実施例136−ヒューズが、第2の故障状態から第1の故障状態へとリセット可能ではない、実施例130に記載の外科用器具。
実施例137−発射アセンブリが、ヒューズの第1の故障状態で発射行程を終了するために使用され得る、実施例130、131、132、133、134、135、又は136に記載の外科用器具。
実施例138−発射アセンブリを使用して、ヒューズの第1の故障状態で発射行程を終了することができない、実施例130、131、132、133、134、135、又は136に記載の外科用器具。
実施例139−ヒューズが、第2の故障状態で発射負荷を停止させるように構成されている、実施例130、131、132、133、134、135、136、137、又は138の外科用器具。
実施例140−外科用器具がフレームを更に備え、ヒューズがフレームに係合して、第2の故障状態で発射負荷を停止させるように構成されている、実施例139に記載の外科用器具。
実施例141−発射アセンブリが第1の部分及び第2の部分を更に含み、ヒューズが第1の部分と第2の部分との中間に位置付けられている、実施例130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、又は140に記載の外科用器具。
実施例142−第2の部分が、ヒューズが第1の破損状態にあるときに、第1の部分に対して部分的に折り畳まれる、実施例141に記載の外科用器具。
実施例143−第2の部分が、ヒューズが第2の故障状態にあるときに、第1の部分に対して完全に折り畳まれる、実施例141に記載の外科用器具。
実施例144−発射負荷がその負荷よりも大きい、実施例130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、又は143に記載の外科用器具。
実施例145−発射負荷がその負荷に等しい、実施例130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、又は143に記載の外科用器具。
実施例146−ヒューズが、ヒューズを無傷状態へと付勢するように構成されている付勢部分を含む、実施例130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、又は145に記載の外科用器具。
実施例147−付勢部分が、ヒューズが無傷状態から離れた後に、ヒューズを第1の故障状態へと付勢するように構成されている、実施例130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、又は146に記載の外科用器具。
実施例148−電気モータと、ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタと、ヒューズを含む発射アセンブリと、を備える、外科用器具。ステープルカートリッジは、カートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む。ヒューズは、無傷状態(ヒューズは、ヒューズが無傷状態にあるときに、発射行程中に電気モータからスレッドに発射負荷を伝達するように構成されている)と、滑動状態(ヒューズは、ヒューズが滑動状態にあるときに、電気モータからスレッドに負荷を伝達するように構成されている)と、故障状態(ヒューズは、ヒューズが第2の故障状態にあるときに、スレッドに負荷を伝達することができない)と、を含む。
実施例149−ステープルカートリッジを含むエンドエフェクタを備える外科用器具であって、ステープルカートリッジは、遠位端を含むカートリッジ本体と、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルと、カートリッジ本体からステープルを排出するように構成されているスレッドと、を含む、外科用器具。外科用器具は、発射行程中にスレッドに発射力を適用し、スレッドを遠位端に向かって前進させるように構成されている発射アセンブリと、発射力が閾値を超えた場合に、複数の動作状態での発射アセンブリの機能を制限するための手段と、を更に備える。
実施例150−ヒューズを含む発射アセンブリを備える外科用器具を操作するための方法であって、発射アセンブリを前進させてステープル発射行程を実行し、ステープルカートリッジアセンブリに発射負荷を加える行程と、発射アセンブリ内のヒューズが過剰な発射負荷によって故障した場合に、発射アセンブリを停止させる工程と、発射アセンブリを後退させてヒューズをリセットする工程と、を含む、方法。
実施例151−方法が、後退工程後にステープル発射行程を完了させる工程を更に含む、実施例150に記載の方法。
実施例152−方法が、ステープル発射行程を完了させる代わりに、発射アセンブリを未発射位置に後退させる工程を更に含む、実施例150又は151に記載の方法。
実施例153−外科用器具がエンドエフェクタを備え、エンドエフェクタは、欠落ステープルカートリッジロックアウトを含み、発射アセンブリが欠落ステープルカートリッジロックアウトに当接すると、発射負荷が過剰な発射負荷になる、実施例150、151、又は152に記載の方法。
実施例154−外科用器具がエンドエフェクタを備え、エンドエフェクタは、使用済みステープルカートリッジロックアウトを含み、発射アセンブリが使用済みステープルカートリッジロックアウトに当接すると、発射負荷が過剰な発射負荷になる、実施例150、151、152、又は153に記載の方法。
実施例155−外科用器具が、停止工程を実行するように構成されているロックアウトを備える、実施例150、151、152、153、又は154に記載の方法。
実施例156−方法が、ステープルカートリッジアセンブリを未使用のステープルカートリッジアセンブリと交換する工程と、停止工程後にステープル発射行程を完了させる工程と、を更に含む、実施例150、151、152、153、154、又は155に記載の方法。
実施例157−ヒューズを含む発射アセンブリを備える外科用器具を操作するための方法であって、ステープルカートリッジアセンブリ内で発射アセンブリを前進させてステープル発射行程を実行し、ステープルカートリッジアセンブリに発射負荷を加える工程と、発射アセンブリ内のヒューズが第1の故障状態に入る場合に、ステープル発射行程を完了させる工程と、発射アセンブリ内のヒューズが、第1の故障状態に入った後に第2の故障状態に入る場合に、ステープル発射負荷を停止させる工程と、を含む、方法。
実施例158−方法が、停止工程後にヒューズをリセットする工程を更に含む、実施例157に記載の方法。
実施例159−リセット工程が、発射アセンブリを後退させる工程を含む、実施例158に記載の方法。
実施例160−完了工程が、発射アセンブリを後退させる工程と、次いで発射アセンブリを前進させる工程と、を含む、実施例157、158、又は159に記載の方法。
実施例161−発射負荷が第1の力閾値を超えたときに、ヒューズが第1の故障状態に入り、発射負荷が第2の力閾値を超えたときに、ヒューズが第2の故障状態に入る、実施例157、158、159又は160に記載の方法。
実施例162−第1の力閾値が第2の力閾値と異なる、実施例161に記載の方法。
実施例163−第2の力閾値が第1の力閾値よりも高い、実施例161又は162に記載の方法。
実施例164−外科用器具が、停止工程を実行するように構成されているロックアウトを備える、実施例157、158、159、160、161、162、又は163に記載の方法。
実施例165−方法が、ステープルカートリッジアセンブリを未使用のステープルカートリッジアセンブリと交換する工程と、停止工程後にステープル発射行程を完了させる工程と、を更に含む、実施例157、158、159、160、161、162、163、又は164に記載の方法。
実施例166−方法が、停止工程後に、ヒューズを第2の故障状態から第1の故障状態にリセットする工程を更に含む、実施例157、158、159、160、161、162、163、164、又は165に記載の方法。
実施例167−方法が、停止工程後に、ヒューズを第2の故障状態から非破損状態にリセットする工程を更に含む、実施例157、158、159、160、161、162、163、164、165、又は166に記載の方法。
実施例168−ヒューズを含む発射アセンブリを備える外科用器具を動作させるための方法であって、発射アセンブリを前進させてステープル発射行程を実行し、ステープルカートリッジアセンブリに発射負荷を加える工程と、発射アセンブリ内のヒューズが状態を変化させた場合に発射アセンブリを停止させる工程と、ヒューズを非故障状態にリセットする工程と、を含む、方法。
本明細書で説明した外科用器具システムの多くは、電動モータにより動作するが、本明細書で説明した外科用器具システムは、任意の好適な方式で動作することができる。様々な事例において、本明細書で説明した外科用器具システムは、例えば、手動操作トリガにより動作することができる。ある特定の例において、本明細書に開示されるモータは、ロボット制御システムの部分を備えてもよい。更に、本明細書に開示されるエンドエフェクタ及び/又は工具アセンブリのいずれもロボット手術器具システムと共に利用することができる。例えば、米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」(現在は米国特許第9,072,535号)は、ロボット外科用器具システムのいくつかの例をより詳細に開示している。
本明細書で説明した外科用器具システムは、ステープルの配備及び変形と関連させて説明されているが、本明細書で説明した実施形態は、これに限定されない。ステープル以外の締結具、例えばクランプ又はタックなどを配備する、様々な実施形態も想到される。更に、組織を封止するための任意の好適な手段を利用する、様々な実施形態も想到される。例えば、様々な実施形態によるエンドエフェクタは、組織を加熱して封止するように構成されている電極を備え得る。また例えば、特定の実施形態によるエンドエフェクタは、組織を封止するために振動エネルギーを加えることができる。
以下の開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
−1995年4月4日に発行された米国特許第5,403,312号、発明の名称「ELECTROSURGICAL HEMOSTATIC DEVICE」、
−2006年2月21日に発行された米国特許第7,000,818号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING SEPARATE DISTINCT CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、
−2008年9月9日に発行された米国特許第7,422,139号、発明の名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH TACTILE POSITION FEEDBACK」、
−2008年12月16日に発行された米国特許第7,464,849号、発明の名称「ELECTRO−MECHANICAL SURGICAL INSTRUMENT WITH CLOSURE SYSTEM AND ANVIL ALIGNMENT COMPONENTS」、
−2010年3月2日に発行された米国特許第7,670,334号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING AN ARTICULATING END EFFECTOR」、
−2010年7月13日に発行された米国特許第7,753,245号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、
−2013年3月12日に発行された米国特許第8,393,514号、発明の名称「SELECTIVELY ORIENTABLE IMPLANTABLE FASTENER CARTRIDGE」、
−米国特許出願第11/343,803号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING RECORDING CAPABILITIES」、現在は、米国特許第7,845,537号、
−2008年2月14日に出願された米国特許出願第12/031,573号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT HAVING RF ELECTRODES」、
−2008年2月15日に出願された米国特許出願第12/031,873号、発明の名称「END EFFECTORS FOR A SURGICAL CUTTING AND STAPLING INSTRUMENT」、現在は米国特許第7,980,443号、
−米国特許出願第12/235,782号、発明の名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT」、現在は米国特許第8,210,411号、
−米国特許出願第12/249,117号、発明の名称「POWERED SURGICAL CUTTING AND STAPLING APPARATUS WITH MANUALLY RETRACTABLE FIRING SYSTEM」、現在は米国特許第8,608,045号、
−2009年12月24日に出願された米国特許出願第12/647,100号、発明の名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT WITH ELECTRIC ACTUATOR DIRECTIONAL CONTROL ASSEMBLY」、現在は、米国特許第8,220,688号、
−2012年9月29日に出願された米国特許出願第12/893,461号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE」、現在は米国特許第8,733,613号、
−2011年2月28日に出願された米国特許出願第13/036,647号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、現在は米国特許第8,561,870号、
−米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許第9,072,535号、
−2012年6月15日に出願された米国特許出願第13/524,049号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」、現在は、米国特許第9,101,358号、
−2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/800,025号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、現在は、米国特許出願第9,345,481号、
−2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/800,067号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2014/0263552号、
−2006年1月31日に出願された米国特許出願公開第2007/0175955号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH CLOSURE TRIGGER LOCKING MECHANISM」、及び、
−2010年4月22日に出願された米国特許出願公開第2010/0264194号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT WITH AN ARTICULATABLE END EFFECTOR」、現在は米国特許第8,308,040号。
特定の実施形態と共に本明細書で様々な器具について説明したが、それらの実施形態に対して修正及び変更が実施されてもよい。特定の特徴、構造、又は特性を、1つ以上の実施形態において任意の好適な方法で組み合わせることもできる。かくして、一実施形態に関して例示又は説明される特定の特徴、構造、又は特性は、無制限に1つ以上の他の実施形態の特徴、構造、又は特性と全て、あるいは、部分的に組み合わせてもよい。また、材料が特定の構成要素に関して開示されているが、他の材料が使用されてもよい。更に、様々な実施形態に従って、所与の機能(複数可)を実行するために、単一の構成要素を複数の構成要素に置き換えてもよく、また複数の構成要素を単一の構成要素に置き換えてもよい。以上の説明及び以下の特許請求の範囲は、そのような修正及び変形形態を全て包含することが意図される。
本明細書に開示されるデバイスは、1回の使用後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、デバイスは少なくとも1回の使用後に再利用のために再調整され得る。再調整には、デバイスの分解工程、それに続くデバイスの特定の部品の洗浄工程又は交換工程、及びその後のデバイスの再組立工程の任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。具体的には、再調整の施設及び/又は外科チームは、デバイスを分解することができ、デバイスの特定の部品を洗浄及び/又は交換した後、デバイスをその後の使用のために再組立することができる。当業者であれば、デバイスの再調整が、分解、洗浄/交換、及び再組立のための様々な技術を利用できることを理解するであろう。このような技術の使用、及び結果として得られる再調整されたデバイスは、全て本出願の範囲内にある。
本明細書に開示のデバイスは、手術前に処理され得る。最初に、新品又は使用済みの器具が入手され、必要に応じて洗浄されてもよい。次いで、器具を滅菌することができる。1つの滅菌技術では、器具は、プラスチックバッグ又はTYVEKバッグなど、閉鎖され密封された容器に入れられる。次いで、容器及び器具を、γ線、X線、及び/又は高エネルギー電子などの、容器を透過し得る放射線野に置くことができる。放射線は、器具上及び容器内の細菌を死滅させることができる。次いで、滅菌済みの器具を滅菌容器内で保管することができる。密封容器は、医療施設で開けられるまで、器具を滅菌状態に保つことができる。デバイスはまた、β線、γ線、エチレンオキシド、過酸化水素プラズマ、及び/又は水蒸気が挙げられるが、これらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の他の技術を用いて滅菌され得る。
代表的な設計を有するものとして本発明について記載してきたが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲内で更に修正されてもよい。したがって、本出願は、その一般的原理を使用する本発明のあらゆる変形、使用、又は適合を包含するものとする。
その全体又は部分において本明細書に援用されたものとする全ての特許、刊行物、又はその他の開示物は、援用される資料が本開示に記載される既存の定義、記述、又はその他の開示内容と矛盾しない範囲においてのみ本明細書に援用されるものとする。それ自体、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載される開示内容は、参考により本明細書に組み込まれるあらゆる矛盾する記載に優先するものとする。現行の定義、見解、又は本明細書に記載される他の開示内容と矛盾する任意の内容、又はそれらの部分は本明細書に参考として組み込まれるものとするが、参照内容と現行の開示内容との間に矛盾が生じない範囲においてのみ、参照されるものとする。
〔実施の態様〕
(1) 外科用器具であって、
第1の近位端及び第1の遠位端を含む第1の顎部と、
第2の顎部であって、
第2の近位端と、
第2の遠位端と、
枢動ピンであって、前記第2の顎部が、開放位置と完全閉鎖位置との間で前記第1の顎部に対して前記枢動ピンを中心として回転可能である、枢動ピンと、
カム表面と、を含む、第2の顎部と、
閉鎖行程中に前記第1の遠位端に向かって移動可能な閉鎖管であって、前記閉鎖管は、
前記カム表面に係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部の前記第2の遠位端を前記第1の顎部の前記第1の遠位端に向かって移動させるように構成されている、遠位管端と、
前記枢動ピンに係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部の前記第2の遠位端を前記第1の遠位端に向かって傾けるように構成されている、楔部と、を含む、閉鎖管と、を備える、外科用器具。
(2) 前記第2の顎部が前記完全閉鎖位置にあるときに、遠位組織間隙が、前記第1の遠位端と前記第2の遠位端との間に画定され、前記第2の顎部が前記完全閉鎖位置にあるときに、近位組織間隙が、前記第1の近位端と前記第2の近位端との間に画定され、前記第2の顎部が、前記近位組織間隙よりも前記遠位組織間隙内に捕捉された前記組織に大きなクランプ力を適用する、実施態様1に記載の外科用器具。
(3) 内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に備える、実施態様1に記載の外科用器具。
(4) 前記ステープルカートリッジから前記ステープルを排出するように構成されている発射部材を更に備え、前記発射部材は、前記第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、発射行程中に前記第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、を含み、前記第1のカム及び前記第2のカムは、前記第1の顎部と前記第2の顎部との間の組織間隙を協働的に制御するように構成されている、実施態様3に記載の外科用器具。
(5) 前記第2の顎部が、
組織圧縮表面と、
前記組織圧縮表面内に画定されたステープル形成ポケットと、
第2のカム表面と、を更に含み、前記第2のカムは、前記発射行程中に前記第2のカム表面に係合して前記位置を制御するように構成されており、前記組織圧縮表面は、前記第2のカム表面に平行ではない、実施態様4に記載の外科用器具。
(6) 第1の距離が、前記第2の顎部の前記第2の近位端において前記組織圧縮表面と前記第2のカム表面との間に画定され、第2の距離が、前記第2の顎部の前記第2の遠位端において前記組織圧縮表面と前記第2のカム表面との間に画定され、前記第2の距離は、前記第1の距離よりも大きい、実施態様5に記載の外科用器具。
(7) 前記遠位管端は、前記閉鎖行程中に前記楔部が前記枢動ピンに係合する前に、前記第2の顎部の前記カム表面に係合するように構成されている、実施態様1に記載の外科用器具。
(8) 前記第1の顎部が、垂直スロットを含み、前記枢動ピンが、前記垂直スロット内に摺動可能に位置付けられている、実施態様1に記載の外科用器具。
(9) 前記第1の顎部が、長手方向スロットを含み、前記楔部が、前記長手方向スロット内に摺動可能に位置付けられ、前記長手方向スロットは、前記垂直スロットと連通している、実施態様8に記載の外科用器具。
(10) 前記楔部が、前記第2の近位端を前記第1の近位端に対して移動させない、実施態様1に記載の外科用器具。
(11) 外科用器具であって、
第1の近位端及び第1の遠位端を含む第1の顎部と、
第2の顎部であって、
第2の近位端と、
第2の遠位端と、
枢動ピンであって、前記第2の顎部が、開放位置と完全閉鎖位置との間で前記第1の顎部に対して前記枢動ピンを中心として回転可能である、枢動ピンと、
カム表面と、を含む、第2の顎部と、
閉鎖行程中に前記第1の遠位端に向かって移動可能な閉鎖管であって、前記閉鎖管は、
前記カム表面に係合し、前記閉鎖行程中に前記第1の顎部の前記第1の遠位端に向かって前記第2の顎部の前記第2の遠位端を移動させるように構成されている、遠位管端と、
前記枢動ピンに係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部の前記第2の遠位端を前記第1の顎部の前記第1の遠位端に向かって押すことにより、前記完全閉鎖位置を達成するように構成されている、楔部と、を含む、閉鎖管と、を備える、外科用器具。
(12) 前記楔部が、前記第2の近位端を前記第1の近位端に対して移動させない、実施態様11に記載の外科用器具。
(13) 外科用器具であって、
遠位顎部端を含む第1の顎部と、
開放位置と閉鎖位置との間で前記第1の顎部に対して移動可能な第2の顎部であって、前記第2の顎部は、
閉鎖カム表面と、
開放カム表面と、を含む、第2の顎部と、
閉鎖行程中に前記遠位顎部端に向かって移動可能な閉鎖管であって、前記閉鎖管は、前記閉鎖カム表面に係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部を前記閉鎖位置に移動させるように構成されている、遠位管端を含む、閉鎖管と、
切断行程中に前記遠位顎部端に向かって移動可能であり、かつ後退行程中に前記遠位顎部端から離れる方向に移動可能である切断部材であって、前記切断部材は、
近位部と、
遠位部と、
前記近位部と前記遠位部との中間に位置付けられた付勢部材であって、前記付勢部材は、前記遠位部を付勢して前記第2の顎部の前記開放カム表面に係合させて、前記後退行程後に前記第2の顎部を少なくとも部分的に開放するように構成されている、付勢部材と、を含む、切断部材と、を備える、外科用器具。
(14) 前記閉鎖管が、開放行程中に前記遠位顎部端から離れる方向に移動可能であり、前記閉鎖管は、前記遠位管端が前記閉鎖カム表面から係合解除されるまで、前記付勢部材の前記付勢に対して前記第2の顎部を前記閉鎖位置に保持する、実施態様13に記載の外科用器具。
(15) 内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に備え、前記切断部材は、前記切断行程中に前記ステープルカートリッジから前記ステープルを排出するように構成されている、実施態様13に記載の外科用器具。
(16) 前記切断部材が、前記第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、前記第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、を含み、前記第1の顎部及び前記第2の顎部が、前記切断行程中に前記第1の顎部に対して前記第2の顎部の前記位置を協働的に制御する、実施態様13に記載の外科用器具。

Claims (16)

  1. 外科用器具であって、
    第1の近位端及び第1の遠位端を含む第1の顎部と、
    第2の顎部であって、
    第2の近位端と、
    第2の遠位端と、
    枢動ピンであって、前記第2の顎部が、開放位置と完全閉鎖位置との間で前記第1の顎部に対して前記枢動ピンを中心として回転可能である、枢動ピンと、
    カム表面と、を含む、第2の顎部と、
    閉鎖行程中に前記第1の遠位端に向かって移動可能な閉鎖管であって、前記閉鎖管は、
    前記カム表面に係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部の前記第2の遠位端を前記第1の顎部の前記第1の遠位端に向かって移動させるように構成されている、遠位管端と、
    前記枢動ピンに係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部の前記第2の遠位端を前記第1の遠位端に向かって傾けるように構成されている、楔部と、を含む、閉鎖管と、を備える、外科用器具。
  2. 前記第2の顎部が前記完全閉鎖位置にあるときに、遠位組織間隙が、前記第1の遠位端と前記第2の遠位端との間に画定され、前記第2の顎部が前記完全閉鎖位置にあるときに、近位組織間隙が、前記第1の近位端と前記第2の近位端との間に画定され、前記第2の顎部が、前記近位組織間隙よりも前記遠位組織間隙内に捕捉された前記組織に大きなクランプ力を適用する、請求項1に記載の外科用器具。
  3. 内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に備える、請求項1に記載の外科用器具。
  4. 前記ステープルカートリッジから前記ステープルを排出するように構成されている発射部材を更に備え、前記発射部材は、前記第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、発射行程中に前記第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、を含み、前記第1のカム及び前記第2のカムは、前記第1の顎部と前記第2の顎部との間の組織間隙を協働的に制御するように構成されている、請求項3に記載の外科用器具。
  5. 前記第2の顎部が、
    組織圧縮表面と、
    前記組織圧縮表面内に画定されたステープル形成ポケットと、
    第2のカム表面と、を更に含み、前記第2のカムは、前記発射行程中に前記第2のカム表面に係合して前記位置を制御するように構成されており、前記組織圧縮表面は、前記第2のカム表面に平行ではない、請求項4に記載の外科用器具。
  6. 第1の距離が、前記第2の顎部の前記第2の近位端において前記組織圧縮表面と前記第2のカム表面との間に画定され、第2の距離が、前記第2の顎部の前記第2の遠位端において前記組織圧縮表面と前記第2のカム表面との間に画定され、前記第2の距離は、前記第1の距離よりも大きい、請求項5に記載の外科用器具。
  7. 前記遠位管端は、前記閉鎖行程中に前記楔部が前記枢動ピンに係合する前に、前記第2の顎部の前記カム表面に係合するように構成されている、請求項1に記載の外科用器具。
  8. 前記第1の顎部が、垂直スロットを含み、前記枢動ピンが、前記垂直スロット内に摺動可能に位置付けられている、請求項1に記載の外科用器具。
  9. 前記第1の顎部が、長手方向スロットを含み、前記楔部が、前記長手方向スロット内に摺動可能に位置付けられ、前記長手方向スロットは、前記垂直スロットと連通している、請求項8に記載の外科用器具。
  10. 前記楔部が、前記第2の近位端を前記第1の近位端に対して移動させない、請求項1に記載の外科用器具。
  11. 外科用器具であって、
    第1の近位端及び第1の遠位端を含む第1の顎部と、
    第2の顎部であって、
    第2の近位端と、
    第2の遠位端と、
    枢動ピンであって、前記第2の顎部が、開放位置と完全閉鎖位置との間で前記第1の顎部に対して前記枢動ピンを中心として回転可能である、枢動ピンと、
    カム表面と、を含む、第2の顎部と、
    閉鎖行程中に前記第1の遠位端に向かって移動可能な閉鎖管であって、前記閉鎖管は、
    前記カム表面に係合し、前記閉鎖行程中に前記第1の顎部の前記第1の遠位端に向かって前記第2の顎部の前記第2の遠位端を移動させるように構成されている、遠位管端と、
    前記枢動ピンに係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部の前記第2の遠位端を前記第1の顎部の前記第1の遠位端に向かって押すことにより、前記完全閉鎖位置を達成するように構成されている、楔部と、を含む、閉鎖管と、を備える、外科用器具。
  12. 前記楔部が、前記第2の近位端を前記第1の近位端に対して移動させない、請求項11に記載の外科用器具。
  13. 外科用器具であって、
    遠位顎部端を含む第1の顎部と、
    開放位置と閉鎖位置との間で前記第1の顎部に対して移動可能な第2の顎部であって、前記第2の顎部は、
    閉鎖カム表面と、
    開放カム表面と、を含む、第2の顎部と、
    閉鎖行程中に前記遠位顎部端に向かって移動可能な閉鎖管であって、前記閉鎖管は、前記閉鎖カム表面に係合し、前記閉鎖行程中に前記第2の顎部を前記閉鎖位置に移動させるように構成されている、遠位管端を含む、閉鎖管と、
    切断行程中に前記遠位顎部端に向かって移動可能であり、かつ後退行程中に前記遠位顎部端から離れる方向に移動可能である切断部材であって、前記切断部材は、
    近位部と、
    遠位部と、
    前記近位部と前記遠位部との中間に位置付けられた付勢部材であって、前記付勢部材は、前記遠位部を付勢して前記第2の顎部の前記開放カム表面に係合させて、前記後退行程後に前記第2の顎部を少なくとも部分的に開放するように構成されている、付勢部材と、を含む、切断部材と、を備える、外科用器具。
  14. 前記閉鎖管が、開放行程中に前記遠位顎部端から離れる方向に移動可能であり、前記閉鎖管は、前記遠位管端が前記閉鎖カム表面から係合解除されるまで、前記付勢部材の前記付勢に対して前記第2の顎部を前記閉鎖位置に保持する、請求項13に記載の外科用器具。
  15. 内部に取り外し可能に格納されたステープルを含むステープルカートリッジを更に備え、前記切断部材は、前記切断行程中に前記ステープルカートリッジから前記ステープルを排出するように構成されている、請求項13に記載の外科用器具。
  16. 前記切断部材が、前記第1の顎部に係合するように構成されている第1のカムと、前記第2の顎部に係合するように構成されている第2のカムと、を含み、前記第1の顎部及び前記第2の顎部が、前記切断行程中に前記第1の顎部に対して前記第2の顎部の前記位置を協働的に制御する、請求項13に記載の外科用器具。
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