JP2020204581A - Screen editing program, screen editing device, and method of generating trained model - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、分析機器の操作画面を編集する画面編集プログラムに関する。 The present invention relates to a screen editing program for editing an operation screen of an analytical instrument.
血液や尿などの検体及び試薬を混合し、検体中の目的成分(腫瘍マーカー、ホルモン、細菌、ウイルスなど)を分析する分析装置が使用されている。分析装置による検体の分析は複数の手順からなる。分析装置による検査を実行するオペレータは、手順にしたがい、タッチパネルディスプレイに表示される操作画面を操作しなくてはならない。しかし、操作画面は全ての機能を使用可能に汎用的に設計されているため、操作に習熟していないオペレータは操作に時間を要し、誤操作をしてしまうことがある。 An analyzer that mixes samples and reagents such as blood and urine and analyzes the target components (tumor markers, hormones, bacteria, viruses, etc.) in the samples is used. Analysis of a sample by an analyzer consists of multiple procedures. The operator performing the inspection by the analyzer must operate the operation screen displayed on the touch panel display according to the procedure. However, since the operation screen is designed to be versatile so that all functions can be used, an operator who is not proficient in the operation takes time to operate and may make an erroneous operation.
このような状況に対して、作業項目をリスト表示するナビゲーション画面を表示する分析システムが提案されている(特許文献1)。また、操作画面において、入力ボタンの操作や入力欄への入力を不可とするフィールドプロテクション機能の設定を、画面毎に行なうのではなく、共通のプロテクト条件を入力することにより、全画面のフィールドプロテクションの設定を可能とする分析装置が提案されている(特許文献2)。 In response to such a situation, an analysis system that displays a navigation screen that displays a list of work items has been proposed (Patent Document 1). In addition, on the operation screen, the field protection function that prohibits the operation of input buttons and input to the input field is not set for each screen, but by inputting common protection conditions, full screen field protection is performed. An analyzer that enables the setting of the above has been proposed (Patent Document 2).
しかし、分析装置を使用する施設や機関により操作手順は異なるが、従来技術におけるナビゲーション画面はカスタマイズすることを想定していない。一方、フィールドプロテクションは誤操作防止に一定の効果を奏する。しかし、操作の習熟度が異なる複数のオペレータが交代で操作する場合、オペレータの習熟度によりフィールドプロテクションの内容を随時切り替える必要があるが、従来技術ではそのようなことを想定していない。 However, although the operation procedure differs depending on the facility or institution that uses the analyzer, it is not assumed that the navigation screen in the prior art is customized. On the other hand, field protection has a certain effect on preventing erroneous operation. However, when a plurality of operators having different operation proficiency operations take turns operating, it is necessary to switch the contents of field protection at any time depending on the operator's proficiency level, which is not assumed in the prior art.
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものである。その目的は、オペレータの習熟度を随時判定し、判定した習熟度に適合した表示となるよう操作画面を編集する画面編集プログラム等の提供である。 The present invention has been made in view of such circumstances. The purpose is to provide a screen editing program or the like that determines the proficiency level of the operator at any time and edits the operation screen so that the display matches the determined proficiency level.
本発明に係る画面編集プログラムは、分析機器に対する操作についての操作情報を取得し、取得した操作情報に基づき、操作者のスキルを判定し、判定したスキルに応じて前記分析機器の操作画面を編集する処理を、コンピュータに行わせることを特徴とする。 The screen editing program according to the present invention acquires operation information about operations on the analysis device, determines the skill of the operator based on the acquired operation information, and edits the operation screen of the analysis device according to the determined skill. It is characterized in that the processing to be performed is performed by a computer.
本発明にあっては、オペレータの習熟度に適合した操作画面を随時表示することが可能となる。 In the present invention, it is possible to display an operation screen suitable for the proficiency level of the operator at any time.
(実施の形態1)
以下、図面を参照しつつ実施の形態を説明する。図1は分析装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。分析装置1(分析機器、画面編集装置)は制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、入出力インタフェース15、操作パネル16、通信部17、読み取り部18、検体ラック21、試薬格納部22、測定部23及び搬送機構24を含む。制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、入出力インタフェース15、通信部17及び読み取り部18はバスBにより接続されている。検体ラック21、試薬格納部22、測定部23及び搬送機構24は、入出力インタフェース15を介して、制御部11からの制御信号により、動作が制御される。制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、入出力インタフェース15、操作パネル16、通信部17及び読み取り部18は分析装置1と別体とした制御装置としてもよい。当該制御装置はパネルコンピュータやタブレットコンピュータ等で構築してもよい。また、制御装置を複数のコンピュータからなるマルチコンピュータ、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシン又は量子コンピュータで構成してもよい。
(Embodiment 1)
Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram showing a hardware configuration example of the analyzer. The analyzer 1 (analytical instrument, screen editing device) includes a
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有する。制御部11は、補助記憶部13に記憶された制御プログラム1P(画面編集プログラム)を読み出して実行することにより、分析装置1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。
The
主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等である。主記憶部12は主として制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。
The
補助記憶部13はハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等であり、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1Pや各種DB(Database)を記憶する。補助記憶部13は、施設情報DB131、操作履歴DB132、画面定義DB133、画面遷移DB134及び固有規則DB135を記憶する。また、補助記憶部13はレベル判定規則DB141、レベル判定モデル142及び操作予測モデル143を記憶する。補助記憶部13は分析装置1に接続された外部記憶装置であってもよい。補助記憶部13に記憶する各種DB等を、内部情報システムに接続されたデータベースサーバに記憶してもよい。内部情報システムはHIS(Hospital Information System:病院情報システム)等である。
The
入出力インタフェース15はシリアル又はパラレルインタフェースを含む。制御部11からの指示にしたがい、制御信号を検体ラック21、試薬格納部22、測定部23及び搬送機構24に出力する。また、制御信号に対する検体ラック21、試薬格納部22、測定部23及び搬送機構24からの応答信号を制御部11に伝達する。
The input /
操作パネル16は例えば液晶表示装置とタッチパネルとが一体となったタッチパネルディスプレイである。操作パネル16は、分析装置1を操作するための操作画面を表示する。操作パネル16はタッチパネルにより、オペレータ(操作者)の操作入力を受け付ける。
The
通信部17は通信に関する処理を行うための通信モジュールである。通信部17はHISを介して、他のコンピュータや装置と情報の送受信を行う。
The
読み取り部18はCD(Compact Disc)−ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11が読み取り部18を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、補助記憶部13に記憶してもよい。また、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム1Pを読み込んでもよい。
The
続いて各種DBについて説明する。図2は施設情報DBの例を示す説明図である。施設情報DB131は分析装置1を導入している施設(医療機関や検査センタ)に関する情報を記憶する。施設情報DB131は、種類列、規模列、検体数列、勤務体系列及び夜勤列を含む。種類列は施設の種類を記憶する。例えば種類は、病院、検査センタ、研究所等である。規模列は施設の規模を記憶する。例えば規模は大規模、中規模、小規模等である。規模の判断は検査技師数等で行なう。検体数列は1日当りに受け付けるおおよその検体数を記憶する。勤務体系列は検査技師等の勤務体系を記憶する。例えば勤務体系は「月〜金」、「シフト勤務」等である。夜勤列は検査技師の夜間勤務があるか否かを記憶する。夜勤列は検査技師の夜間勤務があれば1又はありを、検査技師の夜間勤務がなければ0又はなしを記憶する。
Subsequently, various DBs will be described. FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of a facility information DB. The
図3は操作履歴DBの例を示す説明図である。操作履歴DB132は、オペレータが分析装置1に対して行った操作の履歴(操作情報)を記憶する。操作履歴DB132は、発生時刻列、操作内容列、画面列及び状態列を含む。発生時刻列は操作が発生した時刻を記憶する。操作内容列はオペレータが行った操作内容を記憶する。画面列は操作が発生したときに表示されていた画面を記憶する。状態列は分析装置1の状態を記憶する。例えば状態は、検体受付中、検査中、検体交換待ち、キャリブレーション中などである。
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an example of the operation history DB. The
図4は画面定義DBの例を示す説明図である。画面定義DB133は各画面の内容を記憶する。画面定義DB133は各画面に含まれる入力欄、表示するメニュー、操作ボタン等の情報を記憶する。画面定義DB133は、ID列、名称列、要素番号列、種類列、ラベル列、メソッド列、入力規則列、default列及び表示レベル列を含む。ID列は画面を一意に特定可能な画面IDを記憶する。名称列は画面の名称を記憶する。要素番号列は画面に含まれる各要素を特定可能な番号を記憶する。種類列は要素の種類を記憶する。例えば種類はTxBox、Btn、radio、DDList等である。TxBoxはテキストを入力するテキストボックスを示す。Btnは操作ボタンを示す。Radioはラジオボタンを示す。DDListはドロップダウンリストを示す。ラベル列は要素に付随するラベルを記憶する。要素がテキストボックスである場合、ラベルは入力すべきデータ種別を示す。要素が操作ボタンである場合、ラベルはボタンに表示する文字列を示す。要素がラジオボタンである場合、ラベルはラジオボタンにより選択されるデータ内容を示す。要素がドロップダウンリストである場合、ラベルは
リストに表示される選択肢を示す。メソッド列は要素が操作されることより実行するメソッドを記憶する。例えばメソッドは、値を設定する、画面を遷移するなどである。入力規則列は、テキストボックスのようにオペレータが入力を行なう要素である場合、入力を制限する規則を記憶する。入力規則は例えば数字6桁である。この場合、数字6桁以外の入力はエラーとして、入力を受け付けないように動作する。default列は要素の既定値を記憶する。例えば要素がラジオボタンである場合、初期表示時に選択しているラジオボタンに対して、default列の値を1とする。表示レベル列は要素を表示するオペレータのスキルレベル(スキル)を記憶する。例えば、上級スキルを3、中級スキルを2、初級スキルを1とし、任意のスキルを0とする。表示レベル列の値が0であれば、スキルに関わらず要素を操作可能に表示する。表示レベル列の値が3であれば、オペレータのスキルが上級と判断された場合、当該要素は操作可能に表示される。オペレータのスキルが中級又は初級の場合は、当該要素は操作不可能に表示される。当該要素は、フィールドプロテクションされる、又はグレーアウト表示される。
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an example of a screen definition DB. The
図5は画面遷移DBの例を示す説明図である。画面遷移DB134は画面間の遷移定義を記憶する。画面遷移DB134は、現ID列、先ID列、アクション列及び自動遷移列を含む。現ID列は画面遷移前に表示されている画面の画面IDを記憶する。先ID列は画面遷移後に表示される画面の画面IDを記憶する。アクション列は画面遷移を起こす契機となる操作を記憶する。自動遷移列はオペレータの操作がなくても遷移する条件を記憶する。例えば、単なる確認画面であって、上級スキルのオペレータが参照する必要ない画面は、次の画面に自動遷移するように設定してもよい。
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of a screen transition DB. The
図6は固有規則DBの例を示す説明図である。固有規則DB135は分析装置1が設置されている施設固有の入力規則等を記憶する。固有規則DB135は、ID列、名称列、要素番号列、入力規則列及びアクション列を含む。ID列は規則を適用する画面の画面IDを記憶する。名称列は規則を適用する画面の名称を記憶する。要素番号列は規則を適用する画面要素の要素番号を記憶する。入力規則列は要素に適用する入力規則を記憶する。アクション列は入力規則に違反した場合の動作を記憶する。
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of the specific rule DB. The
図7はレベル判定規則DBの例を示す説明図である。レベル判定規則DB141はオペレータのスキルレベルを判定するための規則を記憶する。レベル判定規則DB141は、タイプ列、画面範囲列、開始列、終了列及び判定基準列を含む。タイプ列は判定規則のタイプを記憶する。タイプは例えば、所要時間、平均時間、遷移回数である。所要時間は連続して行なう複数の操作(一連の操作)の所要時間によりレベルの判定を行なう規則をいう。平均時間は同様な操作を繰り返し行なう場合に操作の要した平均時間でレベルの判定を行なう規則をいう。また、1つの操作の中に同様な副操作を複数回含む場合に、副操作の平均時間でレベル判定を行なう規則をいう。例えば、文字入力速度によるレベル判定規則である。遷移回数は一連の操作を完了するまでの画面遷移回数によりレベルの判定を行なう規則をいう。画面範囲列は判定を行なうために参照する履歴が複数画面に亘るのか、単一の画面に閉じているのかを記憶する。開始列及び終了列はレベル判定を行なう開始条件及び終了条件をそれぞれ記憶する。開始列及び終了列は更に画面列及び操作列を含む。画面列は開始条件又は終了条件とする画面を記憶する。操作列は開始条件又は終了条件とする操作を記憶する。判定基準列はレベルの判定基準を記憶する。判定規則のタイプが所要時間又は平均時間の場合、判定基準列は時間を記憶する。判定規則のタイプが遷移回数の場合、判定基準列は回数を記憶する。判定基準列は更に上級列、中級列及び初級列を含む。上級列はスキルレベルを上級と判定する基準を記憶する。中級列はスキルレベルを中級と判定する基準を記憶する。初級列はスキルレベルを初級と判定する基準を記憶する。スキルレベルを上級、中級、初級の3段階に分けたがそれに限らない。スキルレベルは2段階でもよいし、4段階以上でもよい。
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an example of the level determination rule DB. The level
図8はレベル判定処理の手順例を示すフローチャートである。分析装置1の制御部11は操作履歴DB132に新たな操作履歴が追加されていないか確認する(ステップS1)。制御部11は操作履歴DB132が更新されているか否かを判定する(ステップS2)。制御部11は操作履歴DB132が更新されていないと判定した場合(ステップS2でNO)、処理を終了する。制御部11は操作履歴DB132が更新されていると判定した場合(ステップS2でYES)、レベル判定規則DB141に記憶してある判定規則の1つを選択する(ステップS3)。制御部11は選択した判定規則に対するフラグがONか否かを判定する(ステップS4)。フラグは判定規則毎に設ける。フラグは主記憶部12又は補助記憶部13に記載する。フラグの初期値はOFFとする。制御部11は選択した判定規則に対応するフラグがONでないと判定した場合(ステップS4でNO)、開始条件を満たすか否かを判定する(ステップS5)。判定は、新たな履歴と判定規則の開始列とを対照することにより行なう。新たな履歴の内容と開始列の内容とが一致すれば、制御部11は開始条件を満たすと判定する。新たな履歴の内容と開始列の内容とが一致しなければ、制御部11は開始条件を満たないと判定する。制御部11は、開始条件を満たさないと判定した場合(ステップS5でNO)、処理をステップS7へ進める。制御部11は、開始条件を満たすと判定した場合(ステップS5でYES)、判定規則に対応するフラグをONにするとともに、装置の状態を記憶する(ステップS6)。なお、選択した判定規則のタイプが所要時間や平均時間などのように時間計測が必要な規則である場合、タイマーに連動するカウンタのカウント開始など必要な処理も行なう。制御部11は未処理の判定規則があるか否かを判定する(ステップS7)。制御部11は未処理の判定規則があると判定した場合(ステップS7でYES)、処理をステップS3へ戻し、未処理の判定規則についての処理を行なう。
FIG. 8 is a flowchart showing a procedure example of the level determination process. The
制御部11は選択した判定規則に対するフラグがONであると判定した場合(ステップS4でYES)、終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS8)。判定方法は開始条件と同様であるから省略する。制御部11は、終了条件を満たすと判定した場合(ステップS8でYES)、判定規則に対応したフラグをOFFにする(ステップS9)。制御部11は判定規則の判定基準列に従ってスキルレベルの判定を行なう(ステップS10)。制御部11は判定したスキルレベルを主記憶部12又は補助記憶部13に記載する(ステップS11)。制御部11は、終了条件を満さないと判定した場合(ステップS8でNO)、装置の状態が変化したか否かを判定する(ステップS12)。状態の変化とは、一連の操作が中途で取り消されたような変化をいう。この場合、レベル判定を継続すると誤った判定を行なう可能性があるため、レベル判定をリセットする。例えば、状態の変化とは、一連の操作の途中でホーム画面に戻った場合である。ホーム画面は分析装置1が起動直後にデフォルトで表示する画面である。また、状態の変化とは、入力画面において途中まで入力がされたものの所定時間以上、放置された後、クリアボタン等で入力内容がオールクリアされた場合である。制御部11は、装置の状態が変化したと判定した場合(ステップS12でYES)、すべてのフラグをOFFにし(ステップS13)、処理をステップS7へ移す。ステップS6において、カウンタのカウント開始などの処理をしていた場合、カウント停止、カウンタクリア等を行なう。制御部11は、装置の状態が変化してないと判定した場合(ステップS12でNO)、処理をステップS7へ移す。
When the
制御部11は未処理の判定規則がないと判定した場合(ステップS7でNO)、判定レベルを確定する(ステップS14)。判定レベル確定処理については後述する。制御部11は確定したオペレータのスキルレベルが現在のスキルレベルから変更になるか否かを判定する(ステップS15)。分析装置1が起動した直後に設定するスキルレベルは、ログインしたユーザのスキルレベルとする。ユーザのスキルレベルは例えばユーザIDとパスワードを記憶しているユーザDB(図示しない)に予め記憶する。制御部11はスキルレベルが変更にならないと判定した場合(ステップS15でNO)、処理を終了する。制御部11はスキルレベルが変更になると判定した場合(ステップS15でYES)、現在表
示している画面についての画面定義を読み込み(ステップS16)。変更になるスキルレベルに応じた表示内容で画面を再描画する(ステップS17)。制御部11は処理を終了する。制御部11はレベル判定処理を繰り返し実行する。
When the
図9は、判定レベル確定処理の手順例を示すフローチャートである。制御部11は判定規則による判定レベルが記憶されているか否かを判定する(ステップS31)。制御部11は判定レベルが記憶されていると判定した場合(ステップS31でYES)、記憶しているレベルを取得する(ステップS32)。複数の判定規則による判定結果がでている場合、複数個のレベルが取得される。制御部11は取得したレベルが全て一致するか判定する(ステップS33)。制御部11は取得したレベルが全て一致しないと判定した場合(ステップS33でNO)、判定レベルを取得したレベルの中で最低のレベルにする(ステップS34)。初級者レベルのオペレータを上級者レベルと判定した場合よりも、上級者レベルのオペレータを初級レベルと判定した場合の方が、弊害が少ないと考えられるからである。判定レベルの決定方法は他の方法でもよい。制御部11は取得したレベルが全て一致すると判定した場合(ステップS33でYES)、判定レベルを取得したレベルとする(ステップS35)。制御部11は、呼び出し元へ処理を戻す。制御部11は判定レベルが記憶されていないと判定した場合(ステップS31でNO)、処理を終了し、呼び出し元へ処理を戻す。
FIG. 9 is a flowchart showing a procedure example of the determination level determination process. The
本実施の形態においては、レベル判定処理を繰り返し行い判定したオペレータのスキルレベルに応じた画面を操作パネル16に表示する。それによって、分析装置1にログインしなおすことなく、スキルレベルの異なる複数のオペレータが分析装置1を操作したとしても、スキルレベルに応じた画面を操作パネル16に表示することが可能となる。具体的には、スキルレベルが初心者レベルの場合、入力が必須でない項目についてはプロテクションする。また、中級者レベル以上のオペレータしか行わない機能を呼び出すための操作ボタンはグレーアウトする。以上によって、オペレータの誤操作を防止することが可能となる。このような効果は、分析装置1の起動時にログインしたオペレータ以外のオペレータが操作する場合でも、再ログインをしない運用を行っている施設において、特に有効である。
In the present embodiment, the
(実施の形態2)
本実施の形態は、オペレータのスキルレベルの判定を学習モデルにより行う形態に関する。以下の説明においては、主に実施の形態1と異なる部分について説明する。
(Embodiment 2)
The present embodiment relates to a mode in which the skill level of an operator is determined by a learning model. In the following description, a part different from the first embodiment will be mainly described.
(レベル判定モデル)
まず、学習モデルについて説明する。図10はレベル判定モデルの例を示す説明図である。レベル判定モデル142は、例えばLSTM(Long-Short Term Memory)に係るニューラルネットワークである。LSTMはRNN(Recurrent Neural Network)の一種である。レベル判定モデル142は、操作履歴の時系列データを入力として、操作したオペレータのスキルを予測するニューラルネットワークである。
(Level judgment model)
First, the learning model will be described. FIG. 10 is an explanatory diagram showing an example of a level determination model. The
LSTMは入力層、中間層、及び出力層を有する。入力層は、時系列に沿って各時点の操作履歴の入力をそれぞれ受け付ける複数のニューロンを有する。出力層は、操作したオペレータのスキルの予測値を出力するニューロンを有する。中間層は、入力層の各ニューロンへの入力値から予測値を演算するためのニューロンを有する。中間層のニューロンはLSTM Blockと呼ばれ、過去の時点での入力値に関する中間層での演算結果を用いて次の時点での入力値に関する演算を行うことで、直近時点までの時系列データから次の時点の値を演算する。レベル判定モデル142はLSTMに限定されず、LSTM以外のニューラルネットワークであってもよい。
The LSTM has an input layer, an intermediate layer, and an output layer. The input layer has a plurality of neurons that receive input of operation history at each time point in chronological order. The output layer has neurons that output predicted values of the skill of the operated operator. The middle layer has neurons for calculating predicted values from the input values to each neuron in the input layer. Neurons in the middle layer are called LSTM Blocks, and by using the calculation results in the middle layer related to the input values at the past time point to perform calculations related to the input values at the next time point, from the time series data up to the latest time point. Calculate the value at the next time. The
分析装置1は、操作履歴DB132に格納されている操作履歴の時系列データから作成された教師データを用い、レベル判定モデル142を生成する。すなわち、操作履歴と操作を行ったオペレータのスキルとが対応付いている教師データを用いて、レベル判定モデル142の学習を行う。教師データの作成は次のように行なう。施設における各オペレータのスキルを認定し、分析装置1に入力する。分析装置1の操作をどのスキルのオペレータが行ったかを記録する。例えば、分析装置1にカメラを取り付け、オペレータの顔画像を随時取得する。分析装置1の制御部11は、撮影した画像に基づき、時間毎に操作を行ったオペレータを認識する。制御部11は、当該データと操作履歴DB132の記憶している操作履歴とを対応付けることにより、一連の履歴毎に操作履歴を分割する。制御部11は、分割した一連の操作履歴(時系列データ)と対応するオペレータのスキルとを教師データとして、レベル判定モデル142の学習を行ない、学習済みのレベル判定モデル142(学習済みモデル)を生成する。なお、分析装置1の操作を行ったオペレータを記録するために、カメラにてオペレータの顔画像を撮影したが、それに限らない。教師データ作成時には、操作開始前のログイン、操作終了後のログアウトを確実に行うようにすればよい。または、分析装置1にICカードリーダを接続し、ICカードをリーダにセットしなければ、操作できないようにする。ICカードは各オペレータに配布することにより、操作したオペレータの記録が可能となる。または、システム管理者等が目視で操作したオペレータを記録してもよい。
The
制御部11は、一連の操作履歴を発生順に、各ニューロンに順次入力していく。制御部11は、中間層での演算を行い、最終的にオペレータのスキルレベルの予測値を出力層のニューロンから出力する。制御部11は、実際のオペレータのスキルレベルを正解値として予測値と比較し、予測値が正解値に近似するように、中間層での演算に用いるパラメータを最適化する。当該パラメータは、例えばニューロン間の重み(結合係数)、活性化関数の係数などである。パラメータの最適化の方法は特に限定されないが、例えば制御部11は誤差逆伝播法を用いて各種パラメータの最適化を行う。なお、レベル判定モデル142の学習は分析装置1ではなく、他のコンピュータで行ってもよい。そして、学習により得た最適パラメータを、分析装置1が記憶しているレベル判定モデル142に反映させる。
The
また、分割した操作履歴に基づき、操作履歴の分割規則を生成する。例えば、ある画面になると一連の操作が終了と判定する、所定時間以上、アイドルであったら操作終了とみなす、ある画面については、アイドルが長くても途中と判定するなどである。 In addition, the operation history division rule is generated based on the divided operation history. For example, when a certain screen is reached, it is determined that a series of operations is completed, when it is idle for a predetermined time or longer, it is regarded as the end of the operation, and for a certain screen, it is determined that the idle is in the middle even if it is long.
以上の処理は初期構築の作業である。以後、操作履歴を取り出し、一連の操作履歴を時系列データとして、レベル判定モデル142に入力する事により、オペレータのレベル判定を行なう。図10に例示するレベル判定モデル142は出力層として、3つのノードがある。3つノード各々は、オペレータのスキルレベルが上級者レベルである確率、中級者レベルである確率、初級者レベルである確率を出力する。3つの各ノードの出力値は例えば0〜1.0の値であり、3つのノードからそれぞれ出力された確率の合計が1.0(100%)となる。図10Aはオペレータのスキルレベルが上級者レベルと判定された例を示す。図10Bはオペレータのスキルレベルが初級者レベルと判定された例を示す。なお、初期構築の処理は、分析装置1以外の装置やクラウドサービスで行ってよい。そして、初期構築で得た初期学習を行ったレベル判定モデル142を、分析装置1の補助記憶部13に記憶する。
The above processing is the work of initial construction. After that, the level of the operator is determined by taking out the operation history and inputting a series of operation histories into the
(操作予測モデル)
図11は操作予測モデルの例を示す説明図である。操作予測モデル143は、例えばLSTMに係るニューラルネットワークである。LSTMはRNNの一種である。操作予測モデル143は、直前までの操作履歴の時系列データを入力として、以後にオペレータが
行なう操作を予測するニューラルネットワークである。
(Operation prediction model)
FIG. 11 is an explanatory diagram showing an example of an operation prediction model. The
分析装置1の制御部11は、操作履歴DB132に格納されている操作履歴の時系列データから作成された教師データを用い、操作予測モデル143を生成する。教師データの作成は次のように行なう。分析装置1の制御部11は、操作履歴DB132から操作履歴を取得し、上述した分割ルールに基づき、操作履歴を一連の操作毎に分割し、複数の時系列データを生成する。各時系列に含まれる複数の操作履歴を、さらに入力と出力に分割したものを教師データとして、操作予測モデル学習を行なう。なお、操作予測モデル143の学習は分析装置1ではなく、他のコンピュータで行ってもよい。そして、学習により得た最適パラメータを、分析装置1が記憶している操作予測モデル143に反映させる。図11において、EOSはEnd of sequenceの略である。EOSは時系列データの終端を示す。
The
以上の処理は初期構築の作業である。以後、操作履歴が更新されるたびに、実行された操作を操作予測モデル143に入力し、次に行なう操作を予測し、予測した操作を支援する画面を表示する。図11に示す例では、操作予測モデル143は、画面Bにおいてボタン2が選択操作された後の操作を予測している。操作予測モデル143が予測した操作は、欄1への入力、決定ボタンの操作、追加ボタンの操作、コメントの入力、キャンセルボタンの操作である。操作予測モデル143は、予測した操作毎に確率を出力する。
The above processing is the work of initial construction. After that, every time the operation history is updated, the executed operation is input to the
(レベル判定処理)
続いて、学習済みのレベル判定モデル142を用いた処理について説明する。図12はレベル判定処理の手順例を示すフローチャートである。分析装置1の制御部11は操作履歴DB132に新たな操作履歴が追加されていないか確認する(ステップS51)。制御部11は操作履歴DB132が更新されているか否かを判定する(ステップS52)。制御部11は操作履歴DB132が更新されていると判定した場合(ステップS52でYES)、新しい操作履歴からレベル判定モデル142に入力するデータを作成する(ステップS53)。制御部11は作成したデータをレベル判定モデル142に入力し、オペレータのスキルレベルを判定する(ステップS54)。制御部11は判定したスキルレベルと現在設定しているスキルレベルが異なり変更が必要か否かを判定する(ステップS55)。制御部11はスキルレベルの変更が必要と判定した場合(ステップS55でYES)、スキルレベルに応じた画面定義を画面定義DB133から読み込み(ステップS56)、制御部11は定義に従って画面を再描画する(ステップS57)。制御部11は処理を終了する。なお、スキルレベルを変更した場合、新たなスキルレベルを補助記憶部13等に設けた一時記憶領域に記憶する。制御部11はスキルレベルの変更は必要ないと判定した場合(ステップS55でNO)、処理を終了する。制御部11は操作履歴DB132が更新されていないと判定した場合(ステップS52でNO)、タイムアウトであるか否かを判定する(ステップS58)。タイムアウトとは所定時間以上、操作がない状態をいう。制御部11はタイムアウトでないと判定した場合(ステップS58でNO)、処理をステップS51へ戻す。制御部11はタイムアウトであると判定した場合(ステップS58でYES)、レベル判定モデル142に入力するためのタイムアウトデータを作成する(ステップS59)。制御部11はステップS54以降の処理を実行する。制御部11はレベル判定処理を繰り返し実行する。オペレータのスキルレベルの判定は操作履歴により判定する。そのため、操作するオペレータが変わった直後は、画面表示がスキルレベルと合わない場合がある。初級者レベル向けの画面を上級者レベルのオペレータが操作しようとした場合、操作に必要な要素が使用できないことがあり得る。そのような状況を解除するために、マスク解除ボタンを画面に設けてもよい。マスク解除ボタンが操作されたこと(入力操作情報)も操作履歴に記憶する。
(Level judgment processing)
Subsequently, the process using the trained
図13は画面例を示す説明図である。容器形状の選択領域161はオペレータのスキル
レベルに合わせて、フィールドプロテクション(操作不可)にしている。コメント入力欄162は、分析装置1が設置されている施設では使われていない。そのため、操作入力不要であることを示すため、マスク表示されている。図13にはないが、マスク表示はオペレータが要素を参照不要である場合にも用いられる。マスク表示されている要素を操作可能とするために、マスク解除ボタン163が表示されている。性別欄164は男性がデフォルトとなっている。検体の希釈倍率165もデフォルト設定されている。上述ように、デフォルト設定は固有規則DB135に記憶している。なお、デフォルト設定は、操作履歴に基づく機械学習により、随時更新してもよい。また、検体ID欄166や年齢欄167に入力規則が設定されている場合、登録ボタン168が操作されたときに、制御部11は規則を満たしている否か(妥当性)をチェックする。規則を満たしていないとき、制御部11は警告を表示する。入力規則は画面定義DB133又は固有規則DB135に記憶している。ここでは、検体ID欄は数字6桁という入力規則があるため、図13のように、入力数字が4桁であれば、制御部11は警告を表示する。また、年齢欄167は固有規則DB135において、空白の場合は警告することが定義されている。図13のように空白のまま、登録ボタン168を操作されると、制御部11は「通常は”年齢“を入力しています。」との警告表示を行なう。なお、画面において、入力を行う可能性のある入力欄や操作する可能性のあるボタンをハイライト表示などにより、強調表示してもよい。オペレータが初級者レベルの場合、操作効率の向上が期待できる。
FIG. 13 is an explanatory diagram showing a screen example. The container shape selection area 161 is set to field protection (inoperable) according to the skill level of the operator. The
(操作予測処理)
次に、操作予測モデル143を用いた操作予測処理について説明する。図14は操作予測処理の手順例を示すフローチャートである。分析装置1の制御部11は操作履歴DB132に新たな操作履歴が追加されていないか確認する(ステップS71)。制御部11は操作履歴DB132が更新されているか否かを判定する(ステップS72)。制御部11は操作履歴DB132が更新されていると判定した場合(ステップS72でYES)、新しい操作履歴から操作予測モデル143に入力するデータを作成する(ステップS73)。制御部11は作成したデータを操作予測モデル143に入力し、操作予測を行なう(ステップS74)。予測した操作を補助記憶部13等に設けた一時記憶領域に記憶する(ステップS75)。制御部11は予測した操作に従って、画面を再描画する(ステップS76)。制御部11は処理を終了する。制御部11は操作履歴DB132が更新されていないと判定した場合(ステップS72でNO)、タイムアウトであるか否かを判定する(ステップS77)。制御部11はタイムアウトでないと判定した場合(ステップS77でNO)、処理をステップS71へ戻す。制御部11はタイムアウトであると判定した場合(ステップS77でYES)、次の操作を予測しているか否かを判定する(ステップS78)。当該判定は、一時記憶領域に予測結果を記憶しているか否かにより行なう。制御部11は次の操作を予測していると判定した場合(ステップS78でYES)、予測している操作を行なうためのヘルプ表示を行なう(ステップS79)。例えば、「○△操作(予測した操作)を行なうには?」というボタンを表示する。オペレータが当該ボタンを選択した場合、操作手順を記載した説明画面をポップアップ表示する。制御部11は次の操作を予測していないと判定した場合(ステップS78でNO)、現在表示している画面についての説明を表示する(ステップS80)。例えば、画面に表示している各要素(入力欄、ラジオボタン、操作ボタン等)についての説明画面をポップアップ表示する。制御部11は処理を終了する。制御部11は操作予測処理を繰り返し実行する。なお、操作予測モデル143が出力した予測操作に確率によって、当該操作に使用する画面要素を強調表示、表示レイアウトの変更を行ってもよい。
(Operation prediction processing)
Next, the operation prediction process using the
制御部11は、レベル判定処理と操作予測処理とをシリアライズして実行する。すなわち、制御部11は、レベル判定処理と操作予測処理とを同時並行には行わないようにする。また、レベル判定処理において画面を再描画する際には、それ以前に操作予測処理で再描画している内容を反映して表示する。一方、操作予測処理において画面を再描画する際
には、レベル判定処理においてマスキングした要素については、表示していないとして扱う。
The
(操作予測モデルの再学習)
次に、操作予測モデル143の再学習について、説明する。再学習は例えば、日次で行なう。図15及び図16は、再学習処理の手順例を示すフローチャートである。分析装置1の制御部11は再学習に使用する操作履歴を取得する(ステップS91)。使用する操作履歴は例えば前回の再学習後に発生した操作履歴である。制御部11は取得した操作履歴を、一連の操作履歴毎に分割する(ステップS92)。分割して得た操作履歴のグループ各々を分割履歴という。制御部11は処理対象とする分割履歴を選択する(ステップS93)。制御部11は分割履歴をレベル判定モデル142に入力して、オペレータのスキルレベルを判定する(ステップS94)。制御部11は、判定したレベルが上級者レベルか否かを判定する(ステップS95)。制御部11は、判定したレベルが上級者レベルでないと判定した場合(ステップS95でNO)、処理をステップS97へ進める。制御部11は、判定したレベルが上級者レベルであると判定した場合(ステップS95でYES)、操作予測モデル143の再学習を行なう(ステップS96)。制御部11は未処理の分割履歴があるか否かを判定する(ステップS97)。制御部11は未処理の分割履歴があると判定した場合(ステップS97でYES)、処理をステップS93に戻し、未処理の分割履歴に対する処理を行なう。制御部11は未処理の分割履歴がないと判定した場合(ステップS97でNO)、処理を終了する。
(Re-learning of operation prediction model)
Next, the re-learning of the
上述のステップS96の詳細な処理を、図16を用いて説明する。制御部11は変数nに1を代入し、変数mに分割履歴に含まれる履歴の個数を代入する(ステップS111)。制御部11は、入力層がn個、出力層がm−n個の教師データを作成する(ステップS112)。すなわち、分割履歴のうち最初のn個を入力とし、残りのm−n個が出力すべき正解値とする教師データを作成する。制御部11は作成した教師データにより、操作予測モデル143を学習する(ステップS113)。制御部11は変数nを1増加させる(ステップS114)。制御部11は変数nが変数mに等しいか否かを判定する(ステップS115)。制御部11は変数nが変数mに等しくないと判定した場合(ステップS115でNO)、処理をステップS112に戻し、入力層、出力層の数を変更した教師データによる学習を行なう。制御部11は変数nが変数mに等しいと判定した場合(ステップS115でYES)、処理を図15のステップS97へ移す。なお、再学習の処理は、分析装置1ではなく、他のコンピュータで行ってもよい。そして、再学習により得た最適パラメータを、分析装置1が記憶している操作予測モデル143に反映させる。
The detailed processing of step S96 described above will be described with reference to FIG. The
次に、規則の生成について説明する。ここで規則とは、画面定義DB133に記憶する入力規則や、固有規則DB135に記憶する施設固有の入力規則等である。図17は規則生成処理の手順例を示すフローチャートである。制御部11は処理対象とする操作履歴を取得する(ステップS131)。制御部11は、処理対象とする画面を選択する(ステップS132)。制御部11は選択した画面に含まれる入力欄の1つを選択する(ステップS133)。制御部11は操作履歴より、選択した入力欄に値が入力された回数と入力されなかった回数を求め、入力される確率を算出する(ステップS134)。制御部11は算出した入力確率が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS135)。閾値は予め定めておく。例えば閾値は70%である。制御部11は算出した入力確率が閾値より大きいと判定した場合(ステップS135でYES)、操作履歴から入力規則を生成し記憶する(ステップS136)。例えば、数値を入力する欄で過去に入力された値が全て6桁であれば、数字6桁という入力規則を画面定義DB133に記憶する。また、年齢入力欄であれば、空白時には警告を表示する固有規則を固有規則DB135に記憶する。制御部11は算出した入力確率が閾値以下と判定した場合(ステップS135でNO)、マスク設定を画面定義DB133に記憶する(ステップS137)。制御部11は未処理の入力欄
があるか否かを判定する(ステップS138)。制御部11は未処理の入力欄があると判定した場合(ステップS138でYES)、処理をステップS133に戻し、未処理の入力欄について処理を行なう。制御部11は未処理の入力欄がないと判定した場合(ステップS138でNO)、選択した画面に含まれるボタンの1つを選択する(ステップS139)。制御部11は操作履歴より、選択したボタンが操作された回数と操作されなかった回数を求め、操作される確率を算出する(ステップS140)。制御部11は算出した操作確率が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS141)。閾値は予め定めておく。例えば閾値は70%である。制御部11は算出した操作確率が閾値より大きいと判定した場合(ステップS141でYES)、求めた確率を記憶する(ステップS142)。例えば、画面定義DB133に記憶する。制御部11は算出した操作確率が閾値以下と判定した場合(ステップS141でNO)、マスク設定を記憶する(ステップS143)。制御部11は未処理のボタンがあるか否かを判定する(ステップS144)。制御部11は未処理のボタンがあると判定した場合(ステップS144でYES)、処理をステップS139に戻し、未処理のボタンについて処理を行なう。制御部11は未処理のボタンがないと判定した場合(ステップS144でNO)、処理を終了する。
Next, rule generation will be described. Here, the rule is an input rule stored in the
施設情報DB131に基づいて、画面定義DB133や固有規則DB135の初期設定を、制御部11が行ってもよい。画面定義DB133に記憶するマスク設定、すなわち表示レベル列の値を、施設の種類毎に設定した画面定義を補助記憶部13等に記憶しておく。制御部11は、施設情報DB131の種類列に応じて、対応した画面定義を読み出し、画面定義DB133に記憶する。例えば、検査センタではよく使うボタンであるが、病院では使わないボタンを、施設の種類に応じて適切なマスク設定を行える。施設情報DB131の検体数列の値に基づいて、単位時間あたりの検体登録数が過大になった場合に警告を行う。制御部11は検体数列の値に基づき、単位時間あたりの適切な検体登録数を算出し、算出した値に基づく規則を生成し、固有規則DB135に記憶する。また、画面定義DB133や固有規則DB135とは関係しない制御を制御部11は行ってもよい。例えば、制御部11は、施設情報DB131の夜勤列の値がなしであって、夜間の時間帯であっても起動している場合、制御部11は自動的にログアウト、シャットダウン、電源オフ等をする。このよう動作規則は、画面定義DB133や固有規則DB135とは異なるデータベースに定義し、当該データベースを補助記憶部13する。
The
規則生成処理に使用する操作履歴は過去もの全てでも良いが、期間やオペレータのスキルレベル等で絞り込んでもよい。例えば、直近半年の操作履歴に絞る、上級者レベルのオペレータの操作履歴のみに絞る。スキルレベルで絞り込む場合は、操作履歴を一連の操作履歴に分割し、分割して得た分割履歴をレベル判定モデル142に入力する。レベル判定モデル142が上級者レベルと判定した分割履歴のみを残し、他レベルの分割履歴は処理対象から外す。
The operation history used for the rule generation process may be all past ones, but may be narrowed down by the period, the skill level of the operator, or the like. For example, narrow down to the operation history of the last six months, and narrow down to the operation history of advanced level operators. When narrowing down by skill level, the operation history is divided into a series of operation histories, and the divided history obtained by the division is input to the
(解除ボタン操作による再学習)
上述したように、マスク表示やフィールドプロテクションは、初級者レベルのオペレータの誤操作を防止するためである。そのため、初級者レベル表示となっている画面を中級者レベル又は上級者レベルが操作する場合、オペレータが望む操作が行えないときがある。そのために設けているのが解除ボタンである。そこで、解除ボタンの操作履歴を用いて、レベル判定モデル142の再学習を行う。図18は再学習処理の他の手順例を示すフローチャートである。制御部11は操作履歴を取得する(ステップS151)。操作履歴は操作履歴DB132から取得する。ここでの操作履歴はレベル判定モデルが判定したオペレータのスキルレベルと対応付けがされているものとする。制御部11は操作履歴と共にスキルレベルも取得する。制御部11は操作履歴を一連の操作履歴に分割する(ステップS152)。分割履歴に含まれる個々の操作履歴に対応するオペレータのスキルレベルが同一でない場合、同一スキルレベルが連続する操作履歴毎にさらに分割する。制御部11
は分割履歴の1つを処理対象として選択する(ステップS153)。制御部11は分割履歴の中に、解除操作が含まれるか否かを判定する(ステップS154)。解除操作は解除ボタン操作によるマスク表示やフィールドプロテクションを解除する操作である。制御部11は分割履歴の中に、解除操作が含まれないと判定した場合(ステップS154でNO)、処理をステップS157へ進める。制御部11は分割履歴の中に、解除操作が含まれると判定した場合(ステップS154でYES)、分割履歴に対応したスキルレベルを変更する(ステップS155)。例えば、スキルレベルが初級者レベルであれば、中級者レベルに変更する。スキルレベルが中級者レベルであれば、上級者レベルに変更する。また、スキルレベルが初級者レベルであって、解除する操作が複数回実行されている場合は、上級者レベルに変更してもよい。制御部11は変更したスキルレベルと分割履歴とを教師データとして、レベル判定モデル142に入力して、再学習を行う(ステップS156)。制御部11は未処理の操作履歴があるか否かを判定する(ステップS157)。制御部11は未処理の操作履歴があると判定した場合(ステップS157でYES)、処理をステップS153に戻し、未処理の分割履歴に対する処理を行う。制御部11は未処理の操作履歴がないと判定した場合(ステップS157でNO)、処理を終了する。
(Re-learning by operating the release button)
As described above, the mask display and field protection are for preventing erroneous operation by a beginner level operator. Therefore, when the intermediate level or the advanced level operates the screen displayed on the beginner level, the operator may not be able to perform the desired operation. The release button is provided for that purpose. Therefore, the
Selects one of the division histories as the processing target (step S153). The
解除ボタン操作は、オペレータのスキルレベルの判定誤りの指摘であるとみなすことで、レベル判定モデル142の再学習を自律的に行うことが可能となる。それにより、レベル判定モデル142の判定精度を向上させることが可能となる。
By regarding the release button operation as pointing out an error in determining the skill level of the operator, it is possible to autonomously relearn the
本実施の形態は、実施の形態1と同様な効果を奏する。それに加えて次の効果を奏する。本実施の形態は、レベル判定を学習モデルにより行なうので、レベル判定規則を作成する手間が省ける。また、判定したオペレータのスキルレベルに加えて、操作予測モデル143による次に実行されると予測される操作も考慮して画面を描画するので、初級者レベルのオペレータであっても、誤操作する可能性をより低減することが可能となる。
The present embodiment has the same effect as that of the first embodiment. In addition to that, it has the following effects. In the present embodiment, since the level determination is performed by the learning model, the trouble of creating the level determination rule can be saved. In addition to the skill level of the determined operator, the screen is drawn in consideration of the operation predicted to be executed next by the
実施の形態2で用いた操作予測モデル143を実施の形態1で用いてもよい。実施の形態1におけるオペレータのスキルレベル判定の結果と、操作予測モデル143による次に実行されると予測される操作も考慮して画面を描画してもよい。
The
レベル判定モデル142、操作予測モデル143は、施設の種類毎に初期学習したモデルを補助記憶部13に記憶しておき、分析装置1が施設に導入されるときに、当該施設に合わせたモデルを選択してもよい。また、初期学習したモデルをクラウドストレージやデータベースサーバ等に記憶しておき、分析装置1が施設に導入されるときに、当該施設に合わせたモデルを選択し、クラウドストレージ等からダウンロードしてもよい。
The
各実施の形態で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
The technical features (constituent requirements) described in each embodiment can be combined with each other, and by combining them, new technical features can be formed.
The embodiments disclosed this time should be considered to be exemplary in all respects and not restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of claims, not the above-mentioned meaning, and is intended to include all modifications within the meaning and scope equivalent to the scope of claims.
1 分析装置
1P 制御プログラム
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
11 制御部
12 主記憶部
13 補助記憶部
131 施設情報DB
132 操作履歴DB
133 画面定義DB
134 画面遷移DB
135 固有規則DB
141 レベル判定規則DB
142 レベル判定モデル
143 操作予測モデル
15 入出力インタフェース
16 操作パネル
17 通信部
18 読み取り部
21 検体ラック
22 試薬格納部
23 測定部
24 搬送機構
1
132 Operation history DB
133 Screen definition DB
134 Screen transition DB
135 Unique Rule DB
141 Level Judgment Rule DB
142
Claims (10)
取得した操作情報に基づき、操作者のスキルを判定し、
判定したスキルに応じて前記分析機器の操作画面を編集する処理を、
コンピュータに行わせることを特徴とする画面編集プログラム。 Acquire operation information about operations on analytical instruments,
Based on the acquired operation information, the skill of the operator is judged and
The process of editing the operation screen of the analytical instrument according to the determined skill,
A screen editing program characterized by having a computer do it.
取得した時系列の操作情報を、操作者のスキルと該スキルに対応した時系列の操作情報とを含む教師データにより学習した学習済みモデルに入力し、
前記学習済みモデルの出力に基づいて、前記操作者のスキルを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画面編集プログラム。 Acquire the operation information in chronological order and
The acquired time-series operation information is input to the trained model learned by the teacher data including the skill of the operator and the time-series operation information corresponding to the skill.
The screen editing program according to claim 1, wherein the skill of the operator is determined based on the output of the trained model.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画面編集プログラム。 A claim characterized in that, when the operator is determined to be a beginner by the determined skill, a predetermined display indicating that reference is not required or operation input is not possible is performed in a predetermined area of the operation screen. The screen editing program according to 1 or 2.
ことを特徴とする請求項3に記載の画面編集プログラム。 The screen editing program according to claim 3, wherein the operation screen includes a release button, and when the release button is operated, the predetermined display is released and the release is stored as the operation information. ..
取得した施設情報に基づいて、前記操作画面の所定の領域に、参照不要又は操作入力不可であることを示す所定の表示を行なう
ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画面編集プログラム。 Obtain facility information of the facility where the analytical instrument is installed,
The description according to any one of claims 1 to 3, wherein a predetermined display indicating that reference is not required or operation input is not possible is performed in a predetermined area of the operation screen based on the acquired facility information. Screen editing program.
取得した施設情報に基づいて、前記操作情報の妥当性を判定し、
妥当でないと判定した場合、前記操作画面に警告表示を行なう
ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画面編集プログラム。 Obtain facility information of the facility where the analytical instrument is installed,
Based on the acquired facility information, the validity of the operation information is determined, and
The screen editing program according to any one of claims 1 to 5, wherein a warning is displayed on the operation screen when it is determined that the operation screen is not valid.
新たに判定した前記操作者のスキルが、既に判定したスキルと異なる場合、新たに判定したスキルに応じて前記操作画面を編集する
ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画面編集プログラム。 The acquisition of the operation information and the judgment of the skill of the operator are repeatedly executed.
The invention according to any one of claims 1 to 6, wherein when the skill of the newly determined operator is different from the skill already determined, the operation screen is edited according to the newly determined skill. Screen editing program.
予測した操作の情報又は該操作を行なうための操作領域を前記操作画面に出力すると共に、前記操作以外の操作に関する表示はマスクする
ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の画面編集プログラム。 Using the acquired time-series operation information and the prediction model, predict the operation to be performed subsequently.
The invention according to any one of claims 1 to 7, wherein the information of the predicted operation or the operation area for performing the operation is output to the operation screen, and the display related to the operation other than the operation is masked. Screen editing program.
取得した操作情報に基づき、操作者のスキルを判定する判定部と、
判定したスキルに応じて操作画面を編集する画面編集部と
を備えることを特徴とする画面編集装置。 An acquisition unit that acquires operation information about operations on analytical instruments,
A judgment unit that determines the skill of the operator based on the acquired operation information,
A screen editing device characterized by having a screen editing unit that edits the operation screen according to the judged skill.
取得した教師データに基づき、時系列の操作情報を入力した場合に、前記操作者のスキルの予測値を出力する学習済みモデルを生成する
処理をコンピュータに行わせることを特徴とする学習済みモデルの生成方法。 For operations on analytical instruments, acquire multiple teacher data including the skills of the operator who performed the operation and time-series operation information.
A trained model characterized in that a computer is made to perform a process of generating a trained model that outputs a predicted value of the skill of the operator when time-series operation information is input based on the acquired teacher data. Generation method.
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