JP2020196019A - 切断システムおよび方法 - Google Patents

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典昭 下鍋
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剛久 奥田
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Abstract

【課題】切断システムおよび方法において、切断対象物の切断作業における作業効率の向上を図る。【解決手段】門型クレーン11と、門型クレーン11に移動自在に装着される第1ロボットアーム12および第2ロボットアーム13と、第1ロボットアーム12の先端部に支持される切断対象物把持装置15と、第2ロボットアーム13の先端部に支持されるレーザ切断装置16と、レーザ切断装置16から切断対象物把持装置15が把持した切断対象物Aまでの距離を計測する計測装置20と、計測装置20の計測結果に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を調整可能な焦点位置調整装置18とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物などを解体するときに構造物を切断するための切断システムおよび方法に関するものである。
建築物を解体するとき、建築物を構成する柱、梁、壁、天井などの構造物を切断する必要がある。この場合、構造物を切断する装置として、例えば、レーザ光を用いた切断装置が適用される。なお、構造物の解体方法としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特許第5794534号公報
レーザ切断装置により構造物を切断する場合、レーザ切断装置から出射されるレーザ光の焦点を切断する構造物の切断面に合わせる必要がある。ところが、構造物の種類に応じて、レーザ切断装置から構造物の切断面までの距離が変動する場合、レーザ切断装置を移動して位置調整する必要があり、切断作業の作業効率がよくないという課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、切断対象物の切断作業における作業効率の向上を図る切断システムおよび方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の切断システムは、走行体と、前記走行体に移動自在に装着される第1ロボットアームおよび第2ロボットアームと、前記第1ロボットアームの先端部に支持される切断対象物把持装置と、前記第2ロボットアームの先端部に支持されるレーザ切断装置と、前記レーザ切断装置から前記切断対象物把持装置が把持した切断対象物までの距離を計測する計測装置と、前記計測装置の計測結果に基づいて前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整可能な焦点位置調整装置と、を備えることを特徴とする。
そのため、計測装置がレーザ切断装置から切断対象物までの距離を計測し、焦点位置調整装置がレーザ切断装置から切断対象物までの距離に基づいてレーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整し、レーザ切断装置が切断対象物に向けてレーザ光を出射することで、切断対象物を効率良く切断することができる。その結果、切断対象物の位置に合わせてレーザ切断装置を移動する必要がなく、切断対象物の切断作業における作業効率の向上を図ることができる。
本発明の切断システムでは、前記走行体に移動自在に装着される第3ロボットアームと、前記第3ロボットアームの先端部に支持されて前記レーザ切断装置から出射されて前記切断対象物を通過したレーザ光を受け止めるレーザ受け部材とを備えることを特徴とする。
そのため、レーザ切断装置が切断対象物に向けてレーザ光を出射し、レーザ受け部材が切断対象物を通過したレーザ光を受け止めることから、レーザ光が外部に照射されることかせなく、作業の安全性を向上することができる。
本発明の切断システムでは、前記レーザ切断装置と前記切断対象物把持装置と前記レーザ受け部材を撮影可能なカメラが設けられることを特徴とする。
そのため、カメラがレーザ切断装置と切断対象物把持装置とレーザ受け部材を撮影可能であることから、作業者は、カメラの撮影画像を見ながら、各ロボットアームを作動したり、切断対象物の切断作業を確認したりすることができる。
本発明の切断システムでは、前記カメラの撮影画像に応じて前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームと前記第3ロボットアームの少なくともいずれか一つを作動して前記レーザ切断装置と前記切断対象物と前記レーザ受け部材の位置関係を調整する切断位置調整装置を有することを特徴とする。
そのため、切断位置調整装置がロボットアームを作動してレーザ切断装置と切断対象物とレーザ受け部材の位置関係を調整することから、切断対象物に対してレーザ切断装置とレーザ受け部材を最適な位置に位置決めすることができる。
本発明の切断システムでは、前記焦点位置調整装置は、前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を1mから40mの範囲で調整可能であることを特徴とする。
そのため、レーザ切断装置と切断対象物が離間していても、レーザ光の焦点位置を適正に調整することで、切断対象物を適正に切断することができる。
本発明の切断システムでは、前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の前方位置にレーザ光を遮断する難燃性の遮断部材が配置されることを特徴とする。
そのため、レーザ切断装置がレーザ光を出射したとき、レーザ光が切断対象物から逸れても、レーザ光が難燃性の遮断部材に遮断されることとなり、作業の安全性を向上することができる。
本発明の切断システムでは、前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の前方位置に前記遮断部材が配置されていないときに前記レーザ切断装置の作動を停止する安全装置が設けられることを特徴とする。
そのため、安全装置は、レーザ光の前方位置に遮断部材が配置されていないときにレーザ切断装置の作動を停止することから、レーザ光が切断対象物から逸れても、レーザ光が外部に照射されることがなく、作業の安全性を向上することができる。
本発明の切断システムは、走行体と、前記走行体に昇降自在に支持される昇降台と、前記昇降台に支持される切断対象物把持装置と、前記昇降台に支持されるレーザ切断装置と、前記レーザ切断装置から前記切断対象物把持装置が把持した切断対象物までの距離を計測する計測装置と、前記計測装置の計測結果に基づいて前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整可能な焦点位置調整装置と、を備えることを特徴とする。
そのため、計測装置がレーザ切断装置から切断対象物までの距離を計測し、焦点位置調整装置がレーザ切断装置から切断対象物までの距離に基づいてレーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整し、レーザ切断装置が切断対象物に向けてレーザ光を出射することで、切断対象物を効率良く切断することができる。その結果、切断対象物の位置に合わせてレーザ切断装置を移動する必要がなく、切断対象物の切断作業における作業効率の向上を図ることができる。
本発明の切断方法は、走行体と、前記走行体に支持される切断対象物把持装置と、前記走行体に支持されてレーザ光の焦点位置を調整可能なレーザ切断装置と、を備える切断システムにおいて、前記レーザ切断装置から前記切断対象物把持装置が把持した切断対象物までの距離を計測する工程と、前記レーザ切断装置から切断対象物までの距離に基づいて前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整する工程と、前記レーザ切断装置からレーザ光を出射して前記切断対象物を切断する工程と、を有することを特徴とする。
そのため、切断対象物の位置に合わせてレーザ切断装置を移動する必要がなく、切断対象物の切断作業における作業効率の向上を図ることができる。
本発明の切断システムおよび方法によれば、切断対象物の切断作業における作業効率の向上を図ることができる。
図1は、第1実施形態の切断システムを表す概略構成図である。 図2は、第1実施形態の切断システムを表す概略斜視図である。 図3は、クレーン装置を表す正面図である。 図4は、クレーン装置を表す図3のIV−IV断面図である。 図5は、レーザヘッドの構成を表す模式図である。 図6は、レーザヘッドにおける焦点位置変更光学系を説明するための模式図である。 図7は、構造物の切断作業を表す概略図である。 図8は、レーザヘッドにおける焦点位置変更方法を説明するための概略図である。 図9は、第2実施形態の切断システムを表す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の切断システムを表す概略構成図である。
第1実施形態において、図1に示すように、切断システム10は、門型クレーン(走行体)11と、第1ロボットアーム12および第2ロボットアーム13および第3ロボットアーム14と、切断対象物把持装置15と、レーザ切断装置16と、レーザ受け部材17と、焦点位置調整装置18と、カメラ19と、計測装置20と、操作装置21と、モニタ22と、制御装置23とを備える。第1ロボットアーム12と第2ロボットアーム13と第3ロボットアーム14は、それぞれ駆動部24,25,26を有する。また、切断システム10は、排気装置27と、冷却装置28と、散水装置29とを備える。
図2は、第1実施形態の切断システムを表す概略斜視図、図3は、クレーン装置を表す正面図、図4は、クレーン装置を表す図3のIV−IV断面図である。
図2から図4に示すように、門型クレーン11は、架台31の両側に脚部32が固定され、両側の脚部32の下部にそれぞれ走行装置33が装着されている。各走行装置33は、地面Gに敷設された一対のガイドレール34に沿って移動可能である。また、架台31は、上部に作業者が歩行するための点検歩道35が設けられている。
門型クレーン11にて、架台31は、その上部に水平方向であるX方向に沿ってガーダ36が移動可能に設けられる。ガーダ36は、その上部にX方向に所定間隔を空けて3個のトロリ37,38,39が配置される。3個のトロリ37,38,39は、水平方向であるY方向に沿って移動可能である。ここで、X方向とY方向は、水平方向に沿うと共に互いに直交する方向である。そして、トロリ37に第1ロボットアーム12が装着され、トロリ38に第2ロボットアーム13が装着され、トロリ39に第3ロボットアーム14が装着される。
各ロボットアーム12,13,14は、ほぼ同様の構成をなす。各ロボットアーム12,13,14は、基端部がトロリ37,38,39に固定され、先端部が鉛直方向であるZ方向の下方に延出する。ここで、Z方向とは、X方向およびY方向に直交する鉛直方向である。各ロボットアーム12,13,14は、テレスコピック構造を有して駆動部24,25,26(図1参照)によりZ方向に移動可能である。また、各ロボットアーム12,13,14は、多軸関節構造を有し、駆動部24,25,26(図1参照)によりX方向およびY方向およびZ方向に移動可能である。
第1ロボットアーム12は、先端部に切断対象物把持装置15が装着される。第2ロボットアーム13は、先端部にレーザ切断装置16が装着される。第3ロボットアーム14は、先端部にレーザ受け部材17が装着される。切断対象物把持装置15は、切断対象物Aを把持するためのロボットハンドである。レーザ切断装置16は、レーザ光を出射して切断対象物Aに照射することで、この切断対象物Aを切断するものである。レーザ切断装置16は、焦点位置調整装置18が設けられる。焦点位置調整装置18は、後述するが、レーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離に応じて、レーザ切断装置16が出射するレーザ光の焦点位置を調整するものである。レーザ受け部材17は、レーザ切断装置16から出射されて切断対象物Aを通過したレーザ光を受け止めるものである。
カメラ19は、門型クレーン11の架台31や脚部32などに装着される。カメラ19は、切断対象物把持装置15とレーザ切断装置16とレーザ受け部材17を撮影可能である。例えば、カメラ19の撮影画像に応じて第1ロボットアーム12と第2ロボットアーム13と第3ロボットアーム14の少なくともいずれか一つを作動することで、ロボットアーム12,13,14を作動し、切断対象物把持装置15とレーザ切断装置16とレーザ受け部材17の位置関係を調整する。この場合、レーザ切断装置16と切断対象物Aとレーザ受け部材17が一直線に配置されるように調整する。
計測装置20は、レーザ切断装置16に装着される。計測装置20は、レーザ切断装置16から切断対象物把持装置15が把持した切断対象物Aまでの距離を計測する。計測装置20としては、レーザ計測器、超音波計測器、照準器などを用いればよい。また、レーザ切断装置16を兼用し、出力を調整することでレーザ計測器として使用してもよい。
操作装置21は、作業者が制御装置23に対して各種の指令を出力する。モニタ22は、カメラ19が撮影した画像を表示する。作業者は、モニタ22に表示されたカメラ19の撮影画像に基づいて第1ロボットアーム12の駆動部24および切断対象物把持装置15を作動するための指令値を操作装置21により入力する。すると、制御装置23は、第1ロボットアーム12および切断対象物把持装置15を作動制御し、切断対象物把持装置15により地面Gにある切断対象物Aを把持させる。また、作業者は、門型クレーン11、その他のロボットアーム13,14の駆動部25,26、排気装置27、冷却装置28、散水装置29などを作動するための指令値を操作装置21により入力する。
排気装置27は、門型クレーン11に設けられる。排気装置27は、レーザ切断装置16が出射したレーザ光により切断対象物Aが溶融切断されるときに発生するヒュームや粉じんを吸引して外部に排出する。冷却装置28は、門型クレーン11に設けられる。冷却装置28は、レーザ切断装置16が出射したレーザ光を受け取って加熱したレーザ受け部材17に冷却水を供給して冷却する。切断対象物Aの下方の地面Gに耐熱板30が設置されている。散水装置29は、門型クレーン11に設けられる。散水装置29は、レーザ切断装置16が出射したレーザ光により切断対象物Aが溶融切断されるときに耐熱板30上の落下した溶融物に冷却水を散水して冷却する。
制御装置23は、カメラ19の撮影画像、計測装置20の計測結果、操作装置21からの指令値が入力される。制御装置23は、入力したカメラ19の撮影画像、計測装置20の計測結果、操作装置21からの指令値に基づいて、門型クレーン11、各ロボットアーム12,13,14の駆動部24,25,26、排気装置27、冷却装置28、散水装置29を作動制御し、モニタ22にカメラ19の撮影画像を表示する。このとき、制御装置23は、計測装置20の計測結果に基づいて焦点位置調整装置18を制御する。そして、制御装置23は、カメラ19の撮影画像に基づいて各ロボットアーム12,13,14の駆動部24,25,26を作動制御する本発明の切断位置調整装置として機能する。
ここで、レーザ切断装置16および焦点位置調整装置18について説明する。図5は、レーザヘッドの構成を表す模式図、図6は、レーザヘッドにおける焦点位置変更光学系を説明するための模式図である。
図5及び図6に示すように、レーザ切断装置16は、レーザ発信器(図示略)と、光ファイバ41と、レーザヘッド42とを有する。レーザ発振器は、レーザ光Lを発振するためのものである。レーザ光Lは、強度分布が中心で大きく、周辺で確率分布的に小さくなるシングルモードと、これ以外のマルチモードがある。第1実施形態にて、レーザ発振器は、コストに優れたマルチモードのレーザ光Lを発振するものを用いるが、マルチモードのレーザ光Lを発振するものに限られるものではなく、シングルモードのレーザ光を発振するものであってもよい。
また、レーザ発振器は、切断対象物Aやレーザヘッド42から切断対象物A(焦点位置)までの距離により任意のものが選択される。具体的には、切断対象物Aの種別、レーザヘッド42から切断対象物Aまでの距離により、発振するレーザ光Lの波長、最大出力、パルス幅、発振モード(連続波、パルス波の別)など好適なものが選択される。
制御装置23(図1参照)は、レーザ発振器を統括的に制御するためのもので、選択されたレーザ発振器において、波長、出力、パルス幅、発振モードなどを調整可能な範囲で制御する。光ファイバ41は、レーザ発振器から発振されたレーザ光Lを伝播するためのものであり、レーザ発振器から発振されたレーザ光Lをレーザヘッド42に伝播する。レーザヘッド42は、光ファイバ41を通って伝播されたレーザ光Lを鋼材やコンクリートなどの切断対象物Aに集光させるためのものである。
レーザヘッド42は、円筒状に形成され、内部に焦点位置調整装置18が設けられる。焦点位置調整装置18は、レーザヘッド42から出射されたレーザ光Lの焦点位置を任意に変更するものである。焦点位置調整装置18は、集光レンズ(群)51と、第1レンズ(群)52と、第2レンズ(群)53で構成される。
集光レンズ51は、レーザヘッド42の出射側に固定されるレンズであって、レーザヘッド42から出射されるレーザ光Lを集光する。集光レンズ51は、光軸がレーザヘッド42の中心を通る軸線上に位置するように固定される。集光レンズ51は、メニスカスレンズ51aと両凸レンズ51bとが組み合わせて構成される。メニスカスレンズ51aと両凸レンズ51bとでは、メニスカスレンズ51aがレーザ光Lの入射側に配置され、両凸レンズ51bがレーザ光Lの出射側に配置される。メニスカスレンズ51aは、凸側が両凸レンズ51bに対向し、メニスカスレンズ51aには凹側からレーザ光Lが入射する。両凸レンズ51bは、曲率半径が大きい側がメニスカスレンズ51aに対向し、両凸レンズ51bには曲率半径が大きい側からレーザ光Lが入射する。
第1レンズ52は、レーザヘッド42の入射側に固定されるレンズであって、光ファイバ41から出射されたレーザ光Lを受け入れる。第1レンズ52は、集光レンズ51と同様に、光軸がレーザヘッド42の中心を通る軸線上に位置するように固定される。第1レンズ52は、収差の低減を目的として、二枚の平凸レンズ52a,52bを組み合わせて構成される。レーザ光Lの入射側となる平凸レンズ52aは、凸側が出射側となる平凸レンズ52bに対向する。これにより、レーザ光Lの入射側となる平凸レンズ52aには平側からレーザ光Lが入射する。また、レーザ光Lの出射側となる平凸レンズ52bは、凸側が入射側となる平凸レンズ52aに対向する。これにより、レーザ光Lの出射側となる平凸レンズ52bには凸側からレーザ光Lが入射する。
第2レンズ53は、集光レンズ51と第1レンズ52との間を移動可能なレンズであって、第1レンズ52と共に集光レンズ51の焦点位置を変更するものである。第2レンズ53は、移動モジュール60により光軸がレーザヘッド42の中心を通る軸線上を移動する。第2レンズ53は、メニスカスレンズ53aと両凹レンズ53bを組み合わせて構成される。メニスカスレンズ53aと両凹レンズ53bとでは、メニスカスレンズ53aがレーザ光Lの入射側に配置され、両凹レンズ53bがレーザ光Lの出射側に配置される。メニスカスレンズ53aは、凸側が両凹レンズ53bに対向し、メニスカスレンズ53aには凹側からレーザ光Lが入射する。両凹レンズ53bは、曲率半径が小さい側がメニスカスレンズ53aに対向し、両凹レンズ53bには曲率半径が小さい側からレーザ光Lが入射する。
第2レンズ53は、移動モジュール60に内蔵され、光軸がレーザヘッド42の中心を通る軸線上を移動する。移動モジュール60は、溝付固定内筒61、レンズホルダ62、溝付外筒63により構成される。溝付固定内筒61は、レーザヘッド42に内蔵された円筒状のガイド部材であって、その中心を通る軸線はレーザヘッド42の中心を通る軸線と一致する。溝付固定内筒61には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対の案内溝61aが設けられる。案内溝61aは、溝付固定内筒61の中心を通る軸線と平行をなす。
レンズホルダ62は、第2レンズ53を保持するためのものであり、円筒状に形成される。レンズホルダ62は、溝付固定内筒61に摺動可能に嵌め込まれ、その中心を通る軸線は溝付固定内筒61の中心を通る軸線と一致する。これによりレンズホルダ62の中心を通る軸線はレーザヘッド42の中心を通る軸線とも一致する。また、レンズホルダ62の外周には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対のガイドピン62aが設けられる。ガイドピン62aは、溝付固定内筒61に設けられた案内溝61aに挿通され、レンズホルダ62は、溝付固定内筒61の中心を通る軸線方向に沿ってガイドされる。
レンズホルダ62は、第2レンズ53が嵌め込まれ、Oリング(図示略)によりシールされる。第2レンズ53の中心を通る光軸は、レンズホルダ62の中心を通る軸線と一致する。これにより、第2レンズ53の中心を通る光軸は、溝付固定内筒61の中心を通る軸線およびレーザヘッド42の中心を通る軸線と一致し、集光レンズ51の光軸および第1レンズ52の光軸とも一致する。
溝付外筒63は、第2レンズ53をレーザ光Lの光軸方向に沿って移動させるためのもので、溝付固定内筒61が嵌る円筒状に形成されている。溝付外筒63は、溝付固定内筒61の外周に対して回転可能、且つ、レーザ光Lの光軸方向に移動不能に取付けられる。溝付外筒63は、中心を通る軸線を対称軸とする一対の作動溝63aが設けられる。作動溝63aは、螺旋状に形成され、一対のガイドピン62aがそれぞれ挿通される。これにより、レンズホルダ62に設けられた一対のガイドピン62aは、溝付固定内筒61に設けられた案内溝61a、溝付外筒63に設けられた作動溝63aに拘束され、溝付外筒63を回転させると、一対のガイドピン62aが拘束されたレンズホルダ62をレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。これにより、第2レンズ53がレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。
例えば、溝付外筒63を時計回り方向に回転させると、第2レンズ53が集光レンズ51に近づき、集光レンズ51から出射されるレーザ光Lの焦点位置が奥側に遠ざかる。一方、溝付外筒63を反時計回り方向に回転させると、第2レンズ53が第1レンズ52に近づき、集光レンズ51から出射されるレーザ光Lの焦点位置が手前側に近づく。
溝付外筒63は、手動操作することにより、時計回り方向または反時計回り方向に回転させるものとしてもよいが、溝付外筒63を回転させるモータなどの駆動源を設け、制御装置23からの指令により回転させるものとしてもよい。
焦点位置調整装置18は、レーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を1mから40mの範囲で調整可能である。
以下、第1実施形態の切断システムによる切断方法について具体的に説明する。図7は、構造物の切断作業を表す概略図、図8は、レーザヘッドにおける焦点位置変更方法を説明するための概略図である。
第1実施形態の切断方法は、レーザ切断装置16から切断対象物把持装置15が把持した切断対象物Aまでの距離を計測する工程と、レーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を調整する工程と、レーザ切断装置16からレーザ光Lを出射して切断対象物Aを切断する工程とを有する。
具体的に説明すると、図7及び図8に示すように、事前に、レーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの前方位置にレーザ光を遮断する難燃性の遮断部材71,72を配置する。この遮断部材71,72は、門型クレーン11の周囲および上方を被覆することが好ましい。このとき、レーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの前方位置に遮断部材71,72が配置されていないとき、制御装置(安全装置)23は、レーザ切断装置16の作動を停止するようにすることが好ましい。遮断部材71,72の検出は、カメラ19や図示しないセンサにより行う。
まず、門型クレーン11を所定の位置に移動し、第1ロボットアーム12を移動して切断対象物把持装置15により地面Gに横たわる切断対象物Aを把持する。次に、第2ロボットアーム13を移動してレーザ切断装置16を所定の位置に移動すると共に、第3ロボットアーム14を移動してレーザ受け部材17を所定の位置に移動する。この場合、レーザ切断装置16と切断対象物Aとレーザ受け部材17が一直線上に並ぶように、第1ロボットアーム12と第2ロボットアーム13と第3ロボットアーム14を作動する。また、レーザ切断装置16が切断対象物Aに対して下方側からレーザ光Lを照射できるように、レーザ切断装置16と切断対象物Aとレーザ受け部材17を位置決めする。
ここで、計測装置20がレーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離を計測し、焦点位置調整装置18がレーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を調整する、すなわち、計測装置20は、レーザ切断装置16におけるレーザ光の出射位置から切断対象物Aの表面Aaまでの距離L1を計測する。焦点位置調整装置18は、切断対象物Aの表面Aaにレーザ切断装置16の焦点Pが位置するようにレーザ切断装置16を調整する。このとき、計測装置20は、レーザ切断装置16におけるレーザ光の出射位置からレーザ受け部材17の表面までの距離L2を計測し、レーザ受け部材17が所定の位置に位置するようにその位置を調整する。
焦点位置調整装置18によりレーザ切断装置16の焦点Pが調整されると、制御装置23は、レーザ切断装置16を作動し、切断対象物Aに向けてレーザ光Lを出射する。すると、切断対象物Aの表面Aaに向けてレーザ光Lが照射され、切断対象物Aが切断される。このとき、切断対象物Aに対して下方からレーザ光Lが照射されるため、切断対象物Aは、レーザ光Lの照射部が溶融して溶融物が落下することで、切断対象物Aに対して連続してレーザ光Lを照射できる。そして、レーザ受け部材17は、切断対象物Aを通過したレーザ光Lを受け止める。
図2に示すように、排気装置27は、レーザ切断装置16のレーザ光Lにより切断対象物Aが溶融切断されるとき、発生するヒュームや粉じんを吸引して外部に排出する。冷却装置28は、レーザ切断装置16が出射したレーザ光を受け取って加熱したレーザ受け部材17に冷却水を供給して冷却する。散水装置29は、レーザ切断装置16のレーザ光により切断対象物Aが溶融切断されるとき、耐熱板30上の落下した溶融物に冷却水を散水して冷却する。
このように第1実施形態の切断システムは、門型クレーン11と、門型クレーン11に移動自在に装着される第1ロボットアーム12および第2ロボットアーム13と、第1ロボットアーム12の先端部に支持される切断対象物把持装置15と、第2ロボットアーム13の先端部に支持されるレーザ切断装置16と、レーザ切断装置16から切断対象物把持装置15が把持した切断対象物Aまでの距離を計測する計測装置20と、計測装置20の計測結果に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を調整可能な焦点位置調整装置18とを備える。
そのため、門型クレーン11の第1ロボットアーム12および第2ロボットアーム13を移動し、切断対象物把持装置15が切断対象物Aを把持し、切断対象物把持装置15とレーザ切断装置16とを位置決めする。そして、計測装置20がレーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離を計測し、焦点位置調整装置18がレーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を調整し、レーザ切断装置16が切断対象物Aに向けてレーザ光Lを出射することで、切断対象物Aを効率良く切断することができる。その結果、切断対象物Aの位置に合わせてレーザ切断装置16を移動する必要がなく、切断対象物Aの切断作業における作業効率の向上を図ることができる。
第1実施形態の切断システムでは、門型クレーン11に移動自在に装着される第3ロボットアーム14と、第3ロボットアーム14の先端部に支持されてレーザ切断装置16から出射されて切断対象物Aを通過したレーザ光Lを受け止めるレーザ受け部材17とを設ける。そのため、レーザ切断装置16が切断対象物Aに向けてレーザ光Lを出射し、レーザ受け部材17が切断対象物Aを通過したレーザ光を受け止めることから、レーザ光Lが外部に照射されることかせなく、作業の安全性を向上することができる。
第1実施形態の切断システムでは、レーザ切断装置16と切断対象物把持装置15とレーザ受け部材17を撮影可能なカメラ19を設ける。そのため、作業者は、カメラ19の撮影画像を見ながら、各ロボットアーム12,13,14を作動したり、切断対象物Aの切断作業を確認したりすることができる。
第1実施形態の切断システムでは、カメラ19の撮影画像に応じて第1ロボットアーム12と第2ロボットアーム13と第3ロボットアーム14の少なくともいずれか一つを作動してレーザ切断装置16と切断対象物Aとレーザ受け部材17の位置関係を調整する制御装置(切断位置調整装置)23を設ける。そのため、切断対象物Aに対してレーザ切断装置16とレーザ受け部材17を最適な位置に位置決めすることができる。
第1実施形態の切断システムでは、焦点位置調整装置18は、レーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を1mから40mの範囲で調整可能である。そのため、レーザ切断装置16と切断対象物Aが離間していても、レーザ光Lの焦点位置を適正に調整することで、切断対象物Aを適正に切断することができる。
第1実施形態の切断システムでは、レーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの前方位置にレーザ光Lを遮断する難燃性の遮断部材71,72を配置する。そのため、レーザ切断装置16がレーザ光Lを出射したとき、レーザ光Lが切断対象物Aから逸れても、レーザ光Lが難燃性の遮断部材71,72に遮断されることとなり、作業の安全性を向上することができる。
第1実施形態の切断システムでは、レーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの前方位置に遮断部材71,72が配置されていないときにレーザ切断装置の作動を停止する制御装置(安全装置)を設ける。そのため、レーザ光Lが切断対象物Aから逸れても、レーザ光Lが外部に照射されることがなく、作業の安全性を向上することができる。
第1実施形態の切断方法は、レーザ切断装置16から切断対象物把持装置15が把持した切断対象物Aまでの距離を計測する工程と、レーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を調整する工程と、レーザ切断装置16からレーザ光Lを出射して切断対象物Aを切断する工程とを有する。そのため、切断対象物Aの位置に合わせてレーザ切断装置16を移動する必要がなく、切断対象物Aの切断作業における作業効率の向上を図ることができる。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態の切断システムを表す概略図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態において、図9に示すように、切断システム80は、クローラクレーン(走行体)81と、昇降台82と、切断対象物把持装置15と、レーザ切断装置16と、レーザ受け部材17と、焦点位置調整装置18と、カメラ19と、計測装置20と、操作装置21と、モニタ22と、制御装置23(いずれも図1参照)とを備える。また、切断システム80は、排気装置27と、冷却装置28と、散水装置29とを備える。
クローラクレーン81は、本体91の下部にクローラ92を有し、地面G上を移動可能である。クローラクレーン81は、所定長さのブーム93を有し、基端部が本体91に起倒可能に支持され、先端部にシーブ94が装着されている。ワイヤロープ95は、一端部が本体91のウインチ(図示略)に巻き取られ、先端部がシーブ94を介して垂下し、フック96が装着されている。
昇降台82は、支持台101に複数の連結部材102を介して吊台103が連結されて構成され、吊台103に連結部104が設けられている。クローラクレーン81は、ワイヤロープ95のフック96が連結部104に連結することで、昇降台82を吊り下げ支持する。そのため、クローラクレーン81が地面G上を移動することで、昇降台82を水平方向に移動することができ、ブーム93を起倒したり、ワイヤロープ95を上下に移動したりすることで、昇降台82を鉛直方向に移動することができる。
昇降台82は、アーム105を介して切断対象物把持装置15が装着される。昇降台82は、レーザ切断装置16が搭載される。また、上述したクローラクレーン81と同様のクローラクレーン(図示略)が配置され、ワイヤロープ111のフック112にレーザ受け部材17の連結部113が連結されている。切断対象物把持装置15は、切断対象物Bを把持するためのロボットハンドである。レーザ切断装置16は、レーザ光を出射して切断対象物Bに照射することで、この切断対象物Bを切断するものである。レーザ切断装置16は、焦点位置調整装置18が設けられる。焦点位置調整装置18は、レーザ切断装置16から切断対象物Bまでの距離に応じて、レーザ切断装置16が出射するレーザ光の焦点位置を調整するものである。レーザ受け部材17は、レーザ切断装置16から出射されて切断対象物Aを通過したレーザ光を受け止めるものである。
このように第2実施形態の切断システムは、クローラクレーン81と、クローラクレーン81に昇降自在に支持される昇降台82と、昇降台82に支持される切断対象物把持装置15と、昇降台82に支持されるレーザ切断装置16と、レーザ切断装置16から切断対象物把持装置15が把持した切断対象物こまでの距離を計測する計測装置20と、計測装置20の計測結果に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光の焦点位置を調整可能な焦点位置調整装置18とを備える。
そのため、クローラクレーン81を作動し、切断対象物把持装置15が切断対象物Bを把持し、切断対象物把持装置15とレーザ切断装置16とを位置決めする。そして、計測装置20がレーザ切断装置16から切断対象物Bまでの距離を計測し、焦点位置調整装置18がレーザ切断装置16から切断対象物Aまでの距離に基づいてレーザ切断装置16が出射するレーザ光Lの焦点位置を調整し、レーザ切断装置16が切断対象物Bに向けてレーザ光を出射することで、切断対象物Bを効率良く切断することができる。その結果、切断対象物Bの位置に合わせてレーザ切断装置16を移動する必要がなく、切断対象物Bの切断作業における作業効率の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、走行体を門型クレーン11やクローラクレーン81としたが、この構成に限定されるものではなく、他のクレーンであってもよく、また、クレーンに限らず、走行可能なロボットなどであってもよい。
また、上述した実施形態では、レーザ受け部材17を移動自在に支持したが、所定の位置に固定してもよい。
また、上述した実施形態にて、切断対象物A,Bは、地面G上に載置されたものであったり、地面G上に立設されたものであったりしてもよく、本発明の切断システムおよび方法は、どのような形態、形状、寸法の切断対象物であっても切断することができる。
10,80 切断システム
11 門型クレーン(走行体)
12 第1ロボットアーム
13 第2ロボットアーム
14 第3ロボットアーム
15 切断対象物把持装置
16 レーザ切断装置
17 レーザ受け部材
18 焦点位置調整装置
19 カメラ
20 計測装置
21 操作装置
22 モニタ
23 制御装置
24,25,26 駆動部
27 排気装置
28 冷却装置
29 散水装置
30 耐熱板
31 架台
32 脚部
33 走行装置
34 ガイドレール
35 点検歩道
36 ガーダ
37,38,39 トロリ
41 光ファイバ
42 レーザヘッド
51 集光レンズ
52 第1レンズ
53 第2レンズ
60 移動モジュール
61 溝付固定内筒
62 レンズホルダ
63 溝付外筒
81 クローラクレーン(走行体)
82 昇降台
A,B 切断対象物

Claims (9)

  1. 走行体と、
    前記走行体に移動自在に装着される第1ロボットアームおよび第2ロボットアームと、
    前記第1ロボットアームの先端部に支持される切断対象物把持装置と、
    前記第2ロボットアームの先端部に支持されるレーザ切断装置と、
    前記レーザ切断装置から前記切断対象物把持装置が把持した切断対象物までの距離を計測する計測装置と、
    前記計測装置の計測結果に基づいて前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整可能な焦点位置調整装置と、
    を備えることを特徴とする切断システム。
  2. 前記走行体に移動自在に装着される第3ロボットアームと、前記第3ロボットアームの先端部に支持されて前記レーザ切断装置から出射されて前記切断対象物を通過したレーザ光を受け止めるレーザ受け部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載の切断システム。
  3. 前記レーザ切断装置と前記切断対象物把持装置と前記レーザ受け部材を撮影可能なカメラが設けられることを特徴とする請求項2に記載の切断システム。
  4. 前記カメラの撮影画像に応じて前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームと前記第3ロボットアームの少なくともいずれか一つを作動して前記レーザ切断装置と前記切断対象物と前記レーザ受け部材の位置関係を調整する切断位置調整装置を有することを特徴とする請求項3に記載の切断システム。
  5. 前記焦点位置調整装置は、前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を1mから40mの範囲で調整可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の切断システム。
  6. 前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の前方位置にレーザ光を遮断する難燃性の遮断部材が配置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断システム。
  7. 前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の前方位置に前記遮断部材が配置されていないときに前記レーザ切断装置の作動を停止する安全装置が設けられることを特徴とする請求項6に記載の切断システム。
  8. 走行体と、
    前記走行体に昇降自在に支持される昇降台と、
    前記昇降台に支持される切断対象物把持装置と、
    前記昇降台に支持されるレーザ切断装置と、
    前記レーザ切断装置から前記切断対象物把持装置が把持した切断対象物までの距離を計測する計測装置と、
    前記計測装置の計測結果に基づいて前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整可能な焦点位置調整装置と、
    を備えることを特徴とする切断システム。
  9. 走行体と、
    前記走行体に支持される切断対象物把持装置と、
    前記走行体に支持されてレーザ光の焦点位置を調整可能なレーザ切断装置と、
    を備える切断システムにおいて、
    前記レーザ切断装置から前記切断対象物把持装置が把持した切断対象物までの距離を計測する工程と、
    前記レーザ切断装置から切断対象物までの距離に基づいて前記レーザ切断装置が出射するレーザ光の焦点位置を調整する工程と、
    前記レーザ切断装置からレーザ光を出射して前記切断対象物を切断する工程と、
    を有することを特徴とする切断方法。
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