JP2020189169A - テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 - Google Patents
テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020189169A JP2020189169A JP2020140538A JP2020140538A JP2020189169A JP 2020189169 A JP2020189169 A JP 2020189169A JP 2020140538 A JP2020140538 A JP 2020140538A JP 2020140538 A JP2020140538 A JP 2020140538A JP 2020189169 A JP2020189169 A JP 2020189169A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- layer
- token
- colored layer
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】 遊技テーブルにおける遊戯用代用貨幣(チップ)の柄が複雑であるために、賭けられたチップに対応したチップを償還時にディーラが正確に償還したか否かが、画像解析技術では判定できず、ミスの防止が十分でないという課題が存在した。【解決手段】 本発明の検知システムでは、画像分析装置6による画像分析結果を用いて遊技テーブル1で行われる不正行を検知する制御装置9を備え、さらに本検知システムに使用する遊戯用代用貨幣は、複数の色の異なるプラスチックの層が積層され、少なくとも中間に着色層101を備え、この中間の着色層101の両側に白色層102もしくは薄色層(図示しないが着色層101より色の薄い層であればよい)を積層した多層構造となっている。このように着色層101を備え、この中間の着色層101の両側に白色層102もしくは薄色層(図示しないが着色層101より色の薄い層であればよい)を積層した多層構造を有する。【選択図】 図3
Description
本発明は、遊技場におけるテーブルゲームの管理システムに関する。
カジノなどの遊技場では、様々なディーラの遊戯用代用貨幣(チップ)の取扱いミスを防止する試みが行われている。遊技場はディーラのチップの取扱いミスを監視するための監視カメラを備え、監視カメラより得た画像から勝敗結果と異なる遊戯用代用貨幣の回収や償還によるミスや不正を判定するなどしての防止をしている。
一方で、賭けられた遊戯用代用貨幣の枚数や総額を把握するため各遊戯用代用貨幣にICタグを付けて遊戯用代用貨幣の額を把握することが提案されている。
特許文献1に記載のカードゲームモニタリングシステムでは、遊技テーブル上に置かれた遊戯用代用貨幣が勝敗結果通り回収あるいは償還されたか否かを、遊戯用代用貨幣の動きを画像解析することで判定し、ディーラのチップの取扱いミスのモニタリングが行われる。
カジノなどの遊技場では、遊戯用代用貨幣が嵩高く積み重ねられて遊技テーブルに置かれるが、遊技テーブルの下に設けたICタグの読取り装置では、総額が正確に読み取れないという問題があり、読み取り装置の感度を高くすると、異なる位置(位置により勝敗が左右される)に置かれた遊戯用代用貨幣が、合算されてしまい各位置毎の遊戯用代用貨幣の総額が把握できない、という課題が存在する。また従来、図2に示すように遊戯用代用貨幣(チップ)Tの柄は、複雑なものとなっており、多数のチップが積まれていると、カメラにより正確に積まれた枚数が把握できないという課題がある。
また、さらに遊技テーブルにおける不正が高度化し、その遊技テーブルで単純に勝った額が多い、とかの検出では発見できない高度な賭け方による不正などは、カメラでは発見できない、という新たな課題も把握されている。
また、ディーラは遊技テーブル上に置かれた遊戯用代用貨幣が勝敗結果通り回収あるいは償還される必要がある。これを、チップを画像解析することで判定しようとしても、遊戯用代用貨幣(チップ)の柄が複雑であるために、賭けられたチップに対応したチップを償還時にディーラが正確に償還したか否かは、現存の実用的な画像解析技術では判定できず、ミスの防止が十分でないという課題が存在した。
上記種々の課題を解決するため、本願発明のテーブルゲームの管理システムは、
遊技テーブルにおいて各ゲームの勝敗結果を判定し表示するカード配布装置と、
前記遊技テーブル上に置いた遊戯用代用貨幣の種類と枚数をカメラを用いて測定する測定装置と、
各ゲームにおいて前記測定装置の測定結果を用いて、ゲーム参加人が前記遊技テーブル上に置いた遊戯用代用貨幣の位置と種類と枚数とを特定し記憶する管理制御装置と、を有し、
前記遊戯用代用貨幣は、複数の色の異なるプラスチックの層が積層され、少なくとも中間に着色層を備え、前記中間の着色層の両側に白色層もしくは薄色層を積層した多層構造とすることで側面に積層方向の縞模様を形成し、前記着色層により遊戯用代用貨幣の種類が特定可能な構成を有し、
前記管理制御装置は、前記カード配布装置から得た勝敗結果及びゲーム参加人が置いた遊戯用代用貨幣の位置と種類と枚数の測定結果を用いて、各ゲームにおける参加人の勝者および敗者を判定するとともに前記遊戯テーブルにおけるカジノ側の収支計算を各ゲーム毎に行う計算機能を備える。
遊技テーブルにおいて各ゲームの勝敗結果を判定し表示するカード配布装置と、
前記遊技テーブル上に置いた遊戯用代用貨幣の種類と枚数をカメラを用いて測定する測定装置と、
各ゲームにおいて前記測定装置の測定結果を用いて、ゲーム参加人が前記遊技テーブル上に置いた遊戯用代用貨幣の位置と種類と枚数とを特定し記憶する管理制御装置と、を有し、
前記遊戯用代用貨幣は、複数の色の異なるプラスチックの層が積層され、少なくとも中間に着色層を備え、前記中間の着色層の両側に白色層もしくは薄色層を積層した多層構造とすることで側面に積層方向の縞模様を形成し、前記着色層により遊戯用代用貨幣の種類が特定可能な構成を有し、
前記管理制御装置は、前記カード配布装置から得た勝敗結果及びゲーム参加人が置いた遊戯用代用貨幣の位置と種類と枚数の測定結果を用いて、各ゲームにおける参加人の勝者および敗者を判定するとともに前記遊戯テーブルにおけるカジノ側の収支計算を各ゲーム毎に行う計算機能を備える。
さらに、管理システムであって、管理制御装置は、各ゲーム参加人が置いた遊戯用代用貨幣の着色層又は白色層もしくは薄色層の数を計測して遊戯用代用貨幣の枚数を判定する機能を備えた構造である。
上記種々の課題を解決するため、本願発明の遊戯用代用貨幣は、複数の色の異なるプラスチックの層が積層され、少なくとも中間に着色層を備え、前記着色層を挟んで両側に白色層もしくは薄色層を積層して、側面に積層方向の縞模様を形成し、前記着色層により遊戯用代用貨幣の種類が特定可能な構成を有する。
さらに、遊戯用代用貨幣は、白色層もしくは薄色層の表面には遊戯用代用貨幣の種類を表す印刷が施され、最外層に透明層が設けられ、各層間が熱圧着されて少なくとも5層構造をなす。
さらに、遊戯用代用貨幣は、白色層もしくは薄色層の表面にUVインクまたはカーボンブラックインクによるマークが設けられているもの、あるいは最外層の透明層にはエンボス加工が施され、あるいは、最外層の透明層の端にはR加工が施され、あるいは着色層が複数の層により形成されており、さらには着色層にはRFIDが内蔵されている、ものであってよい。
上記種々の課題を解決するため、本願発明の遊戯用代用貨幣を検査する検査装置は、
遊戯用代用貨幣が半径方向に通過可能な入口と出口を有する通路と、
前記通路を通過する遊戯用代用貨幣の側面を撮影して側面の積層方向の縞模様の色を判定するチップ種類の判定装置と、
通過する遊戯用代用貨幣の表面に設けたUVインクまたはカーボンブラックインクによるマークを読み取るマーク読取り装置と、
前記通路に対して垂直方向から遊戯用代用貨幣の表面に設けた種類を表す印刷を読取る印刷検査装置と、
装置全体の制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記チップ種類の判定装置が判定したチップ種類と、前記印刷検査装置から得た種類を表す印刷の内容とが一致するか否かを検査する構成である。
遊戯用代用貨幣が半径方向に通過可能な入口と出口を有する通路と、
前記通路を通過する遊戯用代用貨幣の側面を撮影して側面の積層方向の縞模様の色を判定するチップ種類の判定装置と、
通過する遊戯用代用貨幣の表面に設けたUVインクまたはカーボンブラックインクによるマークを読み取るマーク読取り装置と、
前記通路に対して垂直方向から遊戯用代用貨幣の表面に設けた種類を表す印刷を読取る印刷検査装置と、
装置全体の制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記チップ種類の判定装置が判定したチップ種類と、前記印刷検査装置から得た種類を表す印刷の内容とが一致するか否かを検査する構成である。
本発明のシステムによれば、遊戯用代用貨幣(チップ)が多数積み上げられていても画像分析でチップの枚数が判定でき、比較的重なった遊戯用代用貨幣も総額が位置と色とで把握することができる。
本発明の実施の形態の遊技テーブルを有する遊技場におけるテーブルゲームの管理システムを以下に説明する。図1は同システムの全体の概要を示す図であって、複数の遊技テーブル1を有する遊技場におけるテーブルゲームの管理システムは、遊技テーブル1で行われるゲームの進行状態をゲーム参加人2およびディーラ3を含め複数のカメラ4を介して映像として記録するとともに記録されたゲームの進行状態の映像を画像分析する画像分析装置5を備えた測定装置6、さらに遊技テーブル1において各ゲームの勝敗結果を判定し表示するカード配布装置7を備える。カード配布装置7は、すでに当業者で使われて知られている。いわゆる電子シューであり、あらかじめゲームのルールがプログラムされており、配布されるカードCの情報(ランクとスーツ)を読み取って、ゲームの勝敗を判定することができる構造となっている。たとえばバカラゲームでは、バンカーの勝、プレーヤの勝、タイ(引き分け)が、基本的に各2−3枚のカードのランクにより決定され、判定結果(勝敗結果)は表示ランプ8にて表示される。
管理制御装置9は、カード配布装置7から得たカードCの情報(ランクとスーツ)を読み取って各ゲームの勝敗結果を判定するとともに、ゲーム参加人2が置いた遊戯用代用貨幣100(チップT)の位置と種類と枚数の測定結果を用いて、各ゲームにおける参加人2の内の勝者2Wおよび敗者2Lを判定する。また、さらに遊戯テーブル1におけるカジノ側の収支計算(敗者2Lの賭けた遊戯用代用貨幣100(チップT)の総額から参加人2の内の勝者2Wに償還した遊戯用代用貨幣100(チップT)の総額を差引いた額)を各ゲーム毎に行う計算機能を備える。
本検知システムにおける画像分析装置5、測定装置6および管理制御装置9は、一体もしくは複数の構成からなるコンピュータおよびプログラム、メモリを複合的に備えた構造となっている。
次に、本検知システムに使用する遊戯用代用貨幣(チップ)の詳細を説明する。図3は、本検知システムに使用する遊戯用代用貨幣(チップT)100の正面断面図であり、複数の色の異なるプラスチックの層が積層され、少なくとも中間に着色層101を備え、この中間の着色層101の両側に白色層102もしくは薄色層(図示しないが着色層101より色の薄い層であればよい)を積層した多層構造となっている。このように着色層101を備え、この中間の着色層101の両側に白色層102もしくは薄色層(図示しないが着色層101より色の薄い層であればよい)を積層した多層構造とすることで図5に示すように側面に積層方向の縞模様を形成し、着色層101の色を変える(赤色、緑色、黄色や青色等)ことにより遊戯用代用貨幣100の種類(10ポイント、20ポイント、100ポイント、1000ポイントなど)を特定できるようにしている。
さらに、図5(b)に示すように、遊戯用代用貨幣100は、白色層102の表面(上面と下面)には遊戯用代用貨幣100の種類を表す印刷103(100ポイントなど)が施され、最外層に透明層104が設けられ、各層間が熱圧着されて少なくとも5層構造をなしている。これらの遊戯用代用貨幣100は、細長い長尺状のプラスチック材料を用い、長尺の状態で各層(着色層101、白色層102、透明層104)の間が熱圧着されて密着した状態(5層構造等)を形成し、その後にプレス等により円形あるいは長方形等に打ち抜いて形成される。プレスにより打ち抜く際に打ち抜きのための金型のダイとポンチの寸法を設計して最外層の透明層104の端にR加工(丸い角)が施される。
さらに、遊戯用代用貨幣100には、白色層102の表面にUVインクまたはカーボンブラックインクによるマークMが設けられている。このマークMは遊戯用代用貨幣100の真偽を表すものであり、紫外線(もしくは赤外線)を当てるとマークが目に見えるようになり、その形や数の組み合わせで真正なものを表す。印刷103やマークMを覆うように最外層には透明層104が熱圧着あるいはコーティング(塗布)されているが、この透明層104にはエンボス加工が施され、遊戯用代用貨幣100が互いに密着するのを防いでいる。
印刷103(100ポイントなど)が施された最外層の透明層104の端はR加工(R)が施され、遊戯用代用貨幣100の打ち抜き工程において、白色層102の表面が変形して側面に現れるのを防止している。また、遊戯用代用貨幣100は鋭利な端が残り手や他のチップTを損傷するのを防いでいる。
着色層101は、図3に示すように、着色された複数の層(図3では3層)により形成されてもよい。着色された複数の層(図3では3層)は互いに熱圧着されているので、図3のように3層構造が目視可能な状態ではなく、図3は説明上3層を表している。さらには着色層101の3層の内真ん中の層には一部くり抜きBが設けられ、その中にはRFIDが内蔵されている。
管理制御装置9は、遊戯テーブル1上にゲームの参加人2が置いた遊戯用代用貨幣100をカメラ4で撮像し、置かれたエリア24別に(バンカーに賭けたか、プレーヤに賭けたか、あるいはペア(PAIR)に賭けたか、タイ(TIE)に賭けたか)を画像分析装置5を備えた測定装置6により測定すると共に、各エリアにおいて積層された遊戯用代用貨幣100(チップT)の着色層101(もしくは薄色層)又は白色層102の数と色を測定装置6(画像分析装置5により得られた情報を使い)が分析計測して遊戯用代用貨幣100の種類と枚数を判定する。
管理制御装置9は、人工知能活用型もしくはディープラーニング構造を有する制御装置であってもよい。管理制御装置9は、カメラ4、画像分析装置5を介して各参加人2が賭ける遊戯用代用貨幣Tの位置24(プレーヤか、バンカーか、ペアーに賭けた位置)、種類(遊戯用代用貨幣100は色毎に異なる額の値が割り付けられている)および枚数を把握することが可能である。人工知能活用型のコンピュータもしくは制御システム、ディープラーニング(構造)技術においては、自己学習機能等を用いて、遊戯用代用貨幣Tの位置24(プレーヤか、バンカーか、ペアーに賭けた位置)、種類(遊戯用代用貨幣は色毎に異なる額の値が割り付けられている)および枚数を把握することが可能であるため、各ゲームにおいてカード配布装置7が判定するゲームの勝敗結果に従って、各ゲームの負けた参加人2Lの賭けた遊戯用代用貨幣100の回収(矢印Lに示す)および勝ったゲーム参加人2Wへの勝ち遊戯用代用貨幣100への償還(支払(TW))がゲームの勝敗結果に従って適正に行われたか否かを、管理制御装置9は、画像分析装置5を介してゲームの進行状態の映像を分析することにより判定する。
このような場合、図4に示すように(図2に示す従来チップに比べて)積層した多層構造になっており、側面に積層方向の縞模様がくっきりと形成されているので、画像分析装置5を含む測定装置6は容易にチップの種類および枚数の測定を正確に行うことが可能となる。さらに、人工知能活用型のコンピュータもしくは制御システム、ディープラーニング(構造)技術を用いれば、画像の分析、判定がより正確に可能となる。人工知能活用型のコンピュータもしくは制御システム、ディープラーニング(構造)技術は当業者ですでに既知で利用可能であるため、詳細な説明を略する。
管理制御装置9は、遊技テーブル1のディーラ3の遊戯用代用貨幣トレイ10における遊戯用代用貨幣Tの総額が画像分析装置5を用いて分析把握可能で、ゲームが終了して清算した後に、各ゲーム参加人2の賭けた負け遊戯用代用貨幣Tの回収および勝ったゲーム参加人2Wへの勝ち遊戯用代用貨幣への支払TWの額に応じて、遊戯用代用貨幣トレイ10内の遊戯用代用貨幣T総額が増減したか否かを、ゲームの勝敗結果に従って比較計算可能である。遊戯用代用貨幣トレイ10における遊戯用代用貨幣Tの総額は、RFIDなどの手段で常に把握されていても、その増減額が正しいか、否かは、管理制御装置9が、画像分析装置5を介してゲームの進行状態の映像を分析することにより判定する。これらも人工知能活用型もしくはディープラーニング構造が活用されてよい。
管理制御装置9は、遊技テーブル1の各プレー位置22において賭けた遊戯用代用貨幣の位置(プレーヤか、バンカーか、ペアーに賭けた位置)と額(種類と枚数)を把握し、各ゲームの勝敗結果により得られる各ゲーム参加人2の勝敗履歴と得た遊戯用代用貨幣の額(勝った額)を、過去の多数(ビッグデータ)のゲームの統計データと比較して特異な状況(カジノにより設定される)として抽出可能な人工知能活用型もしくはディープラーニング構造であってもよい。典型的にはある額(100万ドル)以上の勝ち額の発生や、ある遊技テーブル1のプレー位置22において、負けた時の賭け遊戯用代用貨幣の額が少なく、勝った時の賭け遊戯用代用貨幣の額が多い状態が数ゲーム続き、それが過去のゲームの統計データ(ビッグデータ等)と比較して特異な状況としてこれを抽出可能な人工知能活用型もしくはディープラーニング構造の管理制御装置9を備えるものである。
管理制御装置9は、遊技テーブル1のディーラ3の遊戯用代用貨幣トレイ10における遊戯用代用貨幣100の総額が、各ゲームの後に各参加人2の賭けた遊戯用代用貨幣100との清算が行われて清算した後に、清算に対応した遊戯用代用貨幣の増減が正しいか否かを、比較計算可能な構造となっている。図1に示すディーラ3の遊戯用代用貨幣100の保持用のチップトレイ10においては、横方向に積層された遊戯用代用貨幣100(チップT)の着色層101又は白色層102の数と色を測定装置6(画像分析装置5により得られた情報を使い)が分析計測することで、遊戯用代用貨幣100の種類と枚数が判定可能である。保持用のチップトレイ10の遊戯用代用貨幣100の総額は、このようにして常に(もしくは所定の時間間隔で)把握されている。管理制御装置9は、各ゲームの清算額(遊戯テーブル1におけるカジノ側の収支計算(敗者2Lの賭けた遊戯用代用貨幣100(チップT)の総額から参加人2の内の勝者2Wに償還した遊戯用代用貨幣100(チップT)の総額を差引いた額))を各ゲーム毎に行う計算機能を備える(段落0016参照)ので、チップトレイ10の遊戯用代用貨幣100の総額は常に(もしくは所定の時間間隔で)検証される。すなわち、遊戯用代用貨幣の増減が、画像分析装置5による画像分析結果ディーラ3による各ゲームの清算額と一致するか否かが検証される。
次に本願発明の実施の形態である遊戯用代用貨幣100を検査する検査装置200について説明する。検査装置200には、遊戯用代用貨幣100が半径方向(矢印Y方向)に通過可能な入口201と出口201を有する通路203を備えている。通路203は傾斜しており、遊戯用代用貨幣100は矢印Y方向に通過する。通路203には、遊戯用代用貨幣100の側面を撮影して側面の積層方向の縞模様の色を判定するチップ種類の判定装置204と、通過する遊戯用代用貨幣100の表面に設けたUVインクまたはカーボンブラックインクによるマークMを読み取るマーク読取り装置205と、通路203に対して垂直方向から遊戯用代用貨幣の表面に設けた種類を表す印刷103を読取る印刷検査装置206と、装置全体の制御装置207と、を備え、制御装置207は、チップ種類の判定装置204が判定したチップ種類と、印刷検査装置206から得た種類を表す印刷の内容とが一致するか否かを検査する構成である。
この検査装置200により、製造された遊戯用代用貨幣100の印刷103が、遊戯用代用貨幣100の縞模様の色によるチップ種類と一致して正しく印刷されているか否かが検査可能となる。
1 遊技テーブル
2 プレーヤ
3 ディーラ
4 カメラ
5 画像分析装置
6 計測装置
7 ゲームの勝敗結果を判定し表示するカード配布装置
9 管理制御装置
10 遊戯用代用貨幣トレイ
100(T) 遊戯用代用貨幣
200 検査装置
2 プレーヤ
3 ディーラ
4 カメラ
5 画像分析装置
6 計測装置
7 ゲームの勝敗結果を判定し表示するカード配布装置
9 管理制御装置
10 遊戯用代用貨幣トレイ
100(T) 遊戯用代用貨幣
200 検査装置
Claims (11)
- テーブルゲームの管理システムであり、
遊技テーブルにおいて各ゲームの勝敗結果を判定し表示するカード配布装置と、
前記遊技テーブル上に置いた遊技用代用貨幣の種類と枚数をカメラを用いて測定する測定装置と、
各ゲームにおいて前記測定装置の測定結果を用いて、ゲーム参加人が前記遊技テーブル上に置いた遊技用代用貨幣の位置と種類と枚数とを特定し記憶する管理制御装置と、を有し、
前記遊技用代用貨幣は、複数の色の異なるプラスチックの層が積層され、少なくとも中間に着色層を備え、前記中間の着色層の両側に白色層もしくは薄色層を積層した多層構造とすることで側面に積層方向の縞模様を形成し、前記着色層により遊技用代用貨幣の種類が特定可能な構成を有し、
前記管理制御装置は、前記カード配布装置から得た勝敗結果及びゲーム参加人が置いた遊技用代用貨幣の位置と種類と枚数の測定結果を用いて、各ゲームにおける参加人の勝者および敗者を判定するとともに前記遊技テーブルにおけるカジノ側の収支計算を各ゲーム毎に行う計算機能を備えた、
テーブルゲームの管理システム。 - 前記管理制御装置は、各ゲーム参加人が置いた遊技用代用貨幣の着色層又は白色層もしくは薄色層の数を計測して遊技用代用貨幣の枚数を判定する機能を備えた、請求項1に記載のテーブルゲームの管理システム。
- 前記遊技用代用貨幣をその種類毎に保持するチップトレイをさらに備え、前記管理制御装置は、前記チップトレイ上の前記遊技用代用貨幣の種類と枚数を計測して、前記チップトレイ上の前記遊技用代用貨幣の総額を計測可能な構成である、請求項1または2に記載のテーブルゲームの管理システム。
- 複数の色の異なるプラスチックの層が積層され、少なくとも中間に着色層を備え、前記着色層を挟んで両側に白色層もしくは薄色層を積層して、側面に積層方向の縞模様を形成し、前記着色層により遊技用代用貨幣の種類が特定可能な構成を有する、遊技用代用貨幣。
- 前記白色層もしくは薄色層の表面には遊技用代用貨幣の種類を表す印刷が施され、最外層に透明層が設けられ、各層間が熱圧着されて少なくとも5層構造をなす、請求項4に記載の遊技用代用貨幣。
- 前記白色層もしくは薄色層の表面にUVインクまたはカーボンブラックインクによるマークが設けられている、請求項4もしくは5に記載の遊技用代用貨幣。
- 前記最外層の透明層にはエンボス加工が施された、請求項4から6のいずれかに記載の遊技用代用貨幣。
- 前記最外層の透明層の端にはR加工が施された、請求項4から7のいずれかに記載の遊技用代用貨幣。
- 前記着色層が複数の層により形成されている、請求項4から8のいずれかに記載の遊技用代用貨幣。
- 着色層にはRFIDが内蔵されている、請求項4から9のいずれかに記載の遊技用代用貨幣。
- 請求項4から10に記載の遊技用代用貨幣を検査する検査装置であって、
遊技用代用貨幣が半径方向に通過可能な入口と出口を有する通路と、
前記通路を通過する遊技用代用貨幣の側面を撮影して側面の積層方向の縞模様の色を判定するチップ種類の判定装置と、
通過する遊技用代用貨幣の表面に設けたUVインクまたはカーボンブラックインクによるマークを読み取るマーク読取り装置と、
前記通路に対して垂直方向から遊技用代用貨幣の表面に設けた種類を表す印刷を読取る印刷検査装置と、
装置全体の制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記チップ種類の判定装置が判定したチップ種類と、前記印刷検査装置から得た種類を表す印刷の内容とが一致するか否かを検査する構成である、検査装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020140538A JP2020189169A (ja) | 2020-08-24 | 2020-08-24 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
JP2021167339A JP2022029455A (ja) | 2020-08-24 | 2021-10-12 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
JP2023130302A JP2023156419A (ja) | 2020-08-24 | 2023-08-09 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020140538A JP2020189169A (ja) | 2020-08-24 | 2020-08-24 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016236224A Division JP2017094101A (ja) | 2016-12-05 | 2016-12-05 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021167339A Division JP2022029455A (ja) | 2020-08-24 | 2021-10-12 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020189169A true JP2020189169A (ja) | 2020-11-26 |
Family
ID=73453136
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020140538A Pending JP2020189169A (ja) | 2020-08-24 | 2020-08-24 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
JP2021167339A Pending JP2022029455A (ja) | 2020-08-24 | 2021-10-12 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
JP2023130302A Pending JP2023156419A (ja) | 2020-08-24 | 2023-08-09 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021167339A Pending JP2022029455A (ja) | 2020-08-24 | 2021-10-12 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
JP2023130302A Pending JP2023156419A (ja) | 2020-08-24 | 2023-08-09 | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP2020189169A (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4814589A (en) * | 1986-04-18 | 1989-03-21 | Leonard Storch | Information transfer and use, particularly with respect to objects such as gambling chips |
JPH06134140A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-17 | Lsi Japan Kk | ゲーム点数計数方式、ゲーム点数計数装置及びゲーム用チップ |
US5757876A (en) * | 1997-02-07 | 1998-05-26 | Cosense, Inc. | Object counter and identification system |
US20020042298A1 (en) * | 1999-04-21 | 2002-04-11 | Mindplay Llc | Method and apparatus for monitoring casinos and gaming |
US20060160608A1 (en) * | 2005-01-14 | 2006-07-20 | Hill Otho D | Card game system with automatic bet recognition |
US20070015583A1 (en) * | 2005-05-19 | 2007-01-18 | Louis Tran | Remote gaming with live table games |
JP2011067339A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Glory Ltd | チップ計数装置および管理システム |
WO2014182306A1 (en) * | 2013-05-09 | 2014-11-13 | Gaming Partners International Corporation | Secure value tokens |
WO2015107902A1 (en) * | 2014-01-17 | 2015-07-23 | Angel Playing Cards Co., Ltd. | Card game monitoring system |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2004248872A1 (en) * | 2003-06-26 | 2004-12-29 | Tangam Gaming Technology Inc. | System, apparatus and method for automatically tracking a table game |
JP2009066172A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Aruze Corp | 遊技チップを使用するゲームマシンとゲームシステム |
JP2014095974A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | B-Core Inc | 光学式自動認識コード読み取り方法 |
US9727824B2 (en) * | 2013-06-28 | 2017-08-08 | D-Wave Systems Inc. | Systems and methods for quantum processing of data |
JP6266238B2 (ja) * | 2013-07-03 | 2018-01-24 | クラリオン株式会社 | 接近物検出システム、及び車両 |
CN104751163B (zh) * | 2013-12-27 | 2018-06-19 | 同方威视技术股份有限公司 | 对货物进行自动分类识别的透视检查系统和方法 |
-
2020
- 2020-08-24 JP JP2020140538A patent/JP2020189169A/ja active Pending
-
2021
- 2021-10-12 JP JP2021167339A patent/JP2022029455A/ja active Pending
-
2023
- 2023-08-09 JP JP2023130302A patent/JP2023156419A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4814589A (en) * | 1986-04-18 | 1989-03-21 | Leonard Storch | Information transfer and use, particularly with respect to objects such as gambling chips |
JPH06134140A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-17 | Lsi Japan Kk | ゲーム点数計数方式、ゲーム点数計数装置及びゲーム用チップ |
US5757876A (en) * | 1997-02-07 | 1998-05-26 | Cosense, Inc. | Object counter and identification system |
US20020042298A1 (en) * | 1999-04-21 | 2002-04-11 | Mindplay Llc | Method and apparatus for monitoring casinos and gaming |
US20060160608A1 (en) * | 2005-01-14 | 2006-07-20 | Hill Otho D | Card game system with automatic bet recognition |
US20070015583A1 (en) * | 2005-05-19 | 2007-01-18 | Louis Tran | Remote gaming with live table games |
JP2011067339A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Glory Ltd | チップ計数装置および管理システム |
WO2014182306A1 (en) * | 2013-05-09 | 2014-11-13 | Gaming Partners International Corporation | Secure value tokens |
WO2015107902A1 (en) * | 2014-01-17 | 2015-07-23 | Angel Playing Cards Co., Ltd. | Card game monitoring system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023156419A (ja) | 2023-10-24 |
JP2022029455A (ja) | 2022-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11783665B2 (en) | Table game management system and game token | |
JP2022105077A (ja) | テーブルゲームの管理システム、遊技用代用貨幣、検査装置、遊技用代用貨幣の管理システム | |
JP2017094101A (ja) | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 | |
JP7071423B2 (ja) | テーブルゲームの管理システム、遊技用代用貨幣、及び検査装置 | |
JP2020189169A (ja) | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 | |
JP2018108530A (ja) | テーブルゲームの管理システムおよび遊戯用代用貨幣 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210622 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210820 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211214 |