JP2020187482A - 情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クライアント装置のユーザの視線に基づいてデータを送信する制御を行う情報処理装置を提供する。【解決手段】クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置40である。情報処理装置は、クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部と、取得部が取得した位置情報に基づいて、クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理方法、情報処理装置、プログラムに関する。
画像がより高解像度、高フレームレートになることなどにより、画像をホストから情報処理装置に送信する際のネットワークトラフィックが増大することが問題となっている。このような問題は、例えば、情報処理装置に複数の画像データを表示する場合などにおいて、より悪化することになる。
このような負荷の増大に対処するための技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、負荷状況取得手段と、実行状態制御手段と、を有する情報処理装置が記載されている。特許文献1によると、負荷状況取得手段は、情報処理装置の負荷状況を取得する。そして、実行状態制御手段は、負荷状況取得手段が取得した負荷状況に応じてアプリケーションの実行状態を制御する。
特開2018−84863号公報
特許文献1に記載されているように、情報処理装置の負荷状況に応じて単に実行状態を制御してしまうと、例えば、ユーザが注目している画像領域などであっても負荷状況に応じて実行状態の制御が行われてしまう。その結果、ユーザが注目している領域で画質やフレームレートの劣化が生じ、ユーザの利便性が損なわれるおそれがある、という課題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、ユーザの利便性を損なうことなく負荷を抑制することが難しい、という課題を解決する情報処理方法、情報処理装置、プログラムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である情報処理方法は、
クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である情報処理装置は、
クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置であって、
クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部と、
を有する
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置に、
クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部と、
を実現するためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、ユーザの利便性を損なうことなく負荷を抑制することが難しい、という課題を解決する情報処理方法、情報処理装置、プログラムを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態における情報処理システムの全体の構成の一例を示すブロック図である。 図1で示すクライアント装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1で示す仮想マシンの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるクライアント装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるホスト装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1から図5までを参照して説明する。図1は、情報処理システム300の全体の構成の一例を示すブロック図である。図2は、クライアント装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3は、仮想マシン130の構成の一例を示すブロック図である。図4は、クライアント装置200の動作の一例を示すフローチャートである。図5は、ホスト装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の第1の実施形態では、クライアント装置200を操作するユーザがディスプレイ上で注目している領域に応じて、クライアント装置200で動作するアプリケーションの表示制御を行う情報処理システム300について説明する。後述するように、情報処理システム300では、ユーザがディスプレイ内のどこの領域をユーザが注目しているか判定する。そして、情報処理システム300は、判定した結果に応じて表示制御が行われたアプリケーションの表示を行う。
図1は、情報処理システム300の全体の構成の一例を示している。図1を参照すると、情報処理システム300は、例えば、ホスト装置100とクライアント装置200とを有している。図1で示すように、ホスト装置100とクライアント装置200とは、ネットワークなどを介して、互いに通信可能なよう接続されている。なお、情報処理システム300は、任意の数のホスト装置100と任意の数のクライアント装置200とを有して構わない。
情報処理システム300は、ユーザが使用するクライアント装置200からホスト装置100上で稼働する仮想マシン130にリモートで接続する仮想デスクトップ環境(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)を有するシステムである。図1で示すように、ホスト装置100が有するハードウェア110上のハイパーバイザー120では複数の仮想マシン130が稼働している。そして、クライアント装置200は、ネットワークなどを介して、ホスト装置100で稼働する仮想マシン130にアクセスする。図1で示すような構成によると、クライアント装置200が有するOS等に標準的に搭載されているリモートデスクトップ接続機能を用いて、ユーザは、仮想マシン130上のデスクトップを遠隔から操作して、その操作結果である画面や音声などをクライアント装置200のディスプレイ装置220などに出力させることが出来る。
クライアント装置200は、PC(personal computer)やタブレットなどのユーザが操作する情報処理装置である。図2は、クライアント装置200の構成の一例を示している。図2を参照すると、クライアント装置200は、例えば、処理装置210とディスプレイ装置220とカメラ230とを有している。図2で示すように、処理装置210は、ディスプレイ装置220やカメラ230と互いに通信可能なよう接続されている。
処理装置210は、ディスプレイ装置220のディスプレイ上でユーザが一定の領域に注目しているか否か判定する。例えば、処理装置210は、カメラ230が撮影したユーザの顔画像に基づいて、ディスプレイ上のユーザの視線が向いている先、位置を検出する。そして、処理装置210は、検出した結果が所定の条件を満たす場合、ユーザがディスプレイ上の一定領域に注目していると判定する。また、処理装置210は、ホスト装置100から符号化画像データを受信する。すると、処理装置210は、受信した符号化画像データを復号して、復号した結果をディスプレイ装置220などに出力する。
図2を参照すると、処理装置210は、例えば、視線検出部211と視線情報送出部212と符号化画像データ受信部213と画像復号部214とディスプレイ出力部215とを有している。
例えば、処理装置210は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と記憶装置とを有している。例えば、処理装置210は、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現する。
視線検出部211は、ディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を検出する。また、視線検出部211は、ユーザがディスプレイ上の一定領域に注目しているか否か判定する。
例えば、視線検出部211は、カメラ230が撮影したユーザの顔画像に基づいて、ディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を検出する。これにより、視線検出部211は、カメラ230が撮影した顔画像に基づいて、ユーザの視線がディスプレイ上のどこの位置に向いているかを示す位置情報を取得する。換言すると、視線検出部211は、ユーザの顔画像に基づいて、ディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する。
また、視線検出部211は、検出した位置情報に基づいて予め定められた時間内にユーザの視線が大きく変動しているかいないか判定することにより、ユーザがディスプレイ上の一定領域に注目しているか否か判定する。例えば、視線検出部211は、予め定められた時間内にユーザの視線が所定の閾値以上変動しているか否か確認することで、ユーザが一定領域に注目しているか否か判定する。例えば、視線検出部211は、予め定められた時間内にユーザの視線が所定の閾値以上変動していない場合、ユーザが一定領域に注目していると判定する。この場合、視線検出部211は、予め定められた時間内にユーザの視線が閾値以上動いていない旨を視線情報送出部212に通知する。一方、予め定められた時間内にユーザの視線が所定の閾値以上変動している場合、視線検出部211は、視線情報送出部212に対する通知を行わない。
なお、視線検出部211が判定を行う際に用いる時間や閾値などの値は任意に設定して構わない。また、時間や閾値などの値は、固定された値であっても構わないし、可変な値であっても構わない。例えば、閾値は、ディスプレイ装置220のディスプレイ上に表示されたアプリケーションの表示領域の大きさなどに応じて変更するよう構成しても構わない。
視線情報送出部212は、視線検出部211からの通知を受信すると、視線検出部211が取得した位置情報を含む視線情報をホスト装置100に対して通知する。
符号化画像データ受信部213は、ホスト装置100が送信した符号化データを受信する。また、画像復号部214は、符号化画像データ受信部213が受信した符号化データを復号する。そして、ディスプレイ出力部215は、画像復号部214が復号したデータをディスプレイ装置220に出力する。その結果、ディスプレイ装置220のディスプレイ上に画像が表示される。
なお、画像復号部214は、後述する画像符号化部135が行う符号化方式と同一の方式で復号を行うよう構成されている。
ディスプレイ装置220は、ディスプレイ出力部215からの出力に応じて、画像などをディスプレイ装置220が有するディスプレイ上に表示する。例えば、ディスプレイ装置220は、ディスプレイ出力部215が出力したデータを受信する。すると、ディスプレイ装置220は、受信したデータに応じた画像をディスプレイ上に表示させる。
なお、ディスプレイ装置220のディスプレイ上には、複数のアプリケーションの画像データを表示することが出来る。例えば、図2の場合、アプリケーションAの画像データとアプリケーションBの画像データとの2つの画像データが表示されている。ディスプレイ上には、3つ以上の複数のアプリケーションの画像データが表示されても構わない。
カメラ230は、例えば、ディスプレイ装置220の近辺に搭載されている。カメラ230は、ディスプレイ装置220の前面にいるユーザの顔画像を撮影する。カメラ230が撮影した顔画像は、処理装置210に出力される。
以上が、クライアント装置200の構成の一例である。なお、クライアント装置200の構成は、図2で示す場合に限定されない。例えば、クライアント装置200は、処理装置210としての機能とディスプレイ装置220としての機能とカメラ230としての機能とを有する1台の情報処理装置であっても構わない。換言すると、処理装置210とディスプレイ装置220とカメラ230とは、一つの情報処理装置として一体的に構成されていても構わないし、複数の装置に分かれて実現されても構わない。
ホスト装置100は、データセンターなどに配置され、クライアント装置200に対して仮想化環境を提供するとともに、画像データなどのデータを送信する情報処理装置である。後述するように、ホスト装置100は、クライアント装置200から受信した位置情報を含む視線情報に基づいて、所定の送信制御を行った上で、画像データなどのデータをクライアント装置200に対して送信する。
上述したように、例えば、ホスト装置100が有するハードウェア110上でハイパーバイザー120が稼働している。ハイパーバイザー120は、ホスト装置100上の物理リソース(ハードウェア110)の制御を担っている。ハイパーバイザー120は、ある仮想マシン130からハードウェア110の使用が要求される際に、リソースの制御を行い、実際の物理ハードウェア使用の割り当てなどを行う。ホスト装置100上で複数の仮想マシン130が同時に稼働する場合でも、ハイパーバイザー120でのリソース制御により、並列実行を行うことが出来る。
仮想マシン130は、クライアント装置200から受信した視線情報に基づいて、表示制御対象となるアプリケーションを判定する。つまり、仮想マシン130は、視線情報に基づいて、表示制御対象となる領域を判定する。そして、仮想マシン130は、表示制御対象となるアプリケーションの画像データに対する所定の表示制御を送信制御として行った後、符号化したデータをクライアント装置200に対して送信する。言い換えると、仮想マシン130は、表示制御対象となる領域に応じた画像データに対する所定の送信制御を行った後、符号化したデータをクライアント装置200に対して送信する。
図3は、仮想マシン130の構成の一例を示している。図3を参照すると、仮想マシン130は、例えば、視線情報受信部131と、表示制御対象アプリケーション判定部132と、画像制御部133と、表示画像合成部134と、画像符号化部135と、符号化画像データ送出部136と、を有している。なお、上述した各機能は、例えば、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで実現される。
視線情報受信部131は、クライアント装置200の視線情報送出部212が通知した視線情報を受信する。
表示制御対象アプリケーション判定部132は、視線情報受信部131が受信した視線情報に基づいて、表示制御対象となるアプリケーション、表示制御対象となる領域を判定する。例えば、表示制御対象アプリケーション判定部132は、ディスプレイ装置220のディスプレイ上に表示されているアプリケーションの位置を示す情報を有している。そして、表示制御対象アプリケーション判定部132は、アプリケーションの位置を示す情報と視線情報とに基づいて、視線情報が示す位置に存在するアプリケーションと視線情報が示す位置に存在しないアプリケーションとを判別する。換言すると、表示制御対象アプリケーション判定部132は、アプリケーションの位置を示す情報と視線情報とに基づいて、ユーザが注目しているアプリケーションとユーザが注目していないアプリケーションとを判別する。例えば、表示制御対象アプリケーション判定部132は、視線情報が示す位置と重なる位置に存在するアプリケーションをユーザが注目しているアプリケーションと判別する一方で、視線情報が示す位置と重ならない位置に存在するアプリケーションをユーザが注目していないアプリケーションとを判別する。そして、表示制御対象アプリケーション判定部132は、ユーザが注目していないとした判別したアプリケーションを表示制御対象のアプリケーションであると判定する。その後、表示制御対象アプリケーション判定部132は、表示制御対象のアプリケーションであると判定したアプリケーションを示す情報を画像制御部133に通知する。
画像制御部133は、表示制御対象アプリケーション判定部132が表示制御対象のアプリケーションであると判定したアプリケーションが出力する画像に対して、所定の表示制御を行う。例えば、画像制御部133は、対象のアプリケーションが出力する画像に対して、画像フレームの間引き、または画質を下げる処理を行う。画像フレームは、動画の元となる静止画像1枚を指し、その1秒間当たりの表示速度はフレームレート(FPS:frames per second)で示されるものである。例えば、30FPSの動画のフレームを半分に間引くと15FPSとなり、30FPSの画像データと比べ、動画の滑らかな変化は損なわれるが、1秒間当たりの画像の変化量は減少する。また、画像フレームの解像度やコントラストを下げることで、画質は低下するが、その画像フレームを表現するデータサイズは少なくなる。
このように、画像制御部133は、ユーザが注目していないと判別されたアプリケーションが出力する画像に対して、画像フレームの間引きを行ったり画質を下げたりするなど、画像データを送信する際にネットワークに与える負荷を低減させるための制御を行う。換言すると、画像制御部133は、画像データを送信する際の送信制御として、ユーザが注目していないと判別されたアプリケーションが出力する画像に対して、画像を送信する際の負荷を低減させるための処理を行う。なお、画像制御部133は、ユーザが注目していないと判別されたアプリケーションが存在する領域に応じた画像データに対して、画像データを送信する際の送信制御を行っている、ということも出来る。
表示画像合成部134は、画像制御部133による表示制御対象となったアプリケーションの画像と画像制御部133による表示制御対象外の画像とを合成する。また、画像符号化部135は、表示画像合成部134が合成したデータを符号化する。そして、符号化画像データ送出部136は、画像符号化部135が符号化した符号化データをクライアント装置200に対して送信する。
なお、画像符号化部135が行う符号化方式は、一般的に使用される画像圧縮規格のH.264やMPEG2などを任意に選択して構わない。上述したように、クライアント装置200の画像復号部214は、画像符号化部135と同一の方式で復号を行う。
以上が、ホスト装置100の構成の一例である。このように、ホスト装置100は、ユーザが注目していないと判別されたアプリケーションが出力する画像を送信する際の負荷を低減させるための処理を行った後、符号化して符号化データを送信する。
続いて、図4、図5を参照して、ホスト装置100とクライアント装置200の動作の一例について説明する。
まず、図4を参照して、クライアント装置200の動作の一例について説明する。図4を参照すると、視線検出部211は、ディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を検出して、検出した位置を示す位置情報を取得する(ステップS101)。
また、視線検出部211は、予め定められた時間内にユーザの視線が大きく変動しているかいないか判定する(ステップS102)。ユーザの視線が大きく変動していない場合(ステップS102、No)、視線検出部211は、その旨を視線情報送出部212に通知する。また、視線情報送出部212は、視線検出部211からの通知を受信すると、視線検出部211が取得した位置情報を含む視線情報をホスト装置100に対して通知する(ステップS103)。一方、ユーザの視線が大きく変動している場合(ステップS102、Yes)、視線検出部211は視線情報送出部212に対する通知を行わない。
続いて、図5を参照して、ホスト装置100の動作の一例について説明する。図5を参照すると、視線情報受信部131が視線情報を受信した場合(ステップS201、Yes)、表示制御対象アプリケーション判定部132は、視線情報受信部131が受信した視線情報に基づいて、表示制御対象となるアプリケーションを判定する(ステップS202)。
また、画像制御部133は、表示制御対象アプリケーション判定部132が表示制御対象のアプリケーションであると判定したアプリケーションが出力する画像に対して、所定の制御を行う。例えば、画像制御部133は、表示制御対象のアプリケーションが出力する画像に対して、フレームレートまたは画質を変更する処理を行う(ステップS203)。
視線情報受信部131が視線情報を受信していない場合(ステップS201、No)、または、ステップS203の処理の後、表示画像合成部134は、画像制御部133による表示制御対象となったアプリケーションの画像と画像制御部133による表示制御対象外の画像とを合成する(ステップS204)。また、画像符号化部135は、表示画像合成部134が合成したデータを符号化する(ステップS205)。そして、符号化画像データ送出部136は、画像符号化部135が符号化した符号化データをクライアント装置200に対して送信する(ステップS206)。
このように、ホスト装置100は、視線情報受信部131と、表示制御対象アプリケーション判定部132と、画像制御部133と、を有している。このような構成により、表示制御対象アプリケーション判定部132は、視線情報受信部131が受信した視線情報に基づいて、表示制御対象となるアプリケーションを判定することが出来る。また、画像制御部133は、表示制御対象アプリケーション判定部132が表示制御対象のアプリケーションであると判定したアプリケーションが出力する画像に対して、ネットワーク負荷を低減させるための所定の制御を行うことが出来る。その結果、ホスト装置100は、視線情報に基づいてユーザが注目していないと判別されるアプリケーションが出力する画像に対してのみ負荷を低減させる制御を行うことが可能となる。つまり、ホスト装置100は、ユーザが注目しているアプリケーションが出力する画像の質を抑制することなく、ユーザが注目していないアプリケーションが出力する画像に対してのみ負荷を低減させる制御を行うことが可能となる。これにより、ユーザの利便性を損なうことなく負荷を抑制することが可能となる。
また、クライアント装置200は、ユーザがディスプレイ上の一定領域に注目していると判定される場合に視線情報を送信するよう構成されている。このような構成により、ユーザが特定の領域、特定のアプリケーションが出力する画像、に注目していると判別される場合にのみ視線情報を送信することが出来る。その結果、不要な視線情報の送信を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態においては、表示制御対象アプリケーション判定部132としての機能をホスト装置100が有するとした。しかしながら、表示制御対象アプリケーション判定部132としての機能はクライアント装置200が有していても構わない。
また、本実施形態においては、ホスト装置100が仮想マシン130を有する構成とした。しかしながら、本発明は、仮想化を行うシステム以外のシステムであっても適用可能である。換言すると、本発明によると、仮想化を行うシステム以外であっても、ネットワークの負荷を低減させることが出来る。
また、本実施形態においては、アプリケーション単位でユーザが注目しているか否か判別する場合について例示した。しかしながら、本発明はアプリケーション単位での送信制御を行う場合に限定されない。例えば、本発明は、アプリケーションをさらに細かい領域に分けて、領域単位で画質の調整などを行うよう構成しても構わない。
[第2の実施形態]
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、情報処理装置40の構成の概要について説明する。
情報処理装置40は、当該情報処理装置40と接続されたクライアント装置に対してデータを送信する。図6は、情報処理装置40の構成の一例を示している。図6を参照すると、情報処理装置40は、例えば、取得部41と、制御部42と、を有している。
例えば、情報処理装置40は、CPUなどの演算装置と記憶装置とを有している。例えば、情報処理装置40は、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現する。
取得部41は、クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する。
制御部42は、取得部41が取得した位置情報に基づいて、クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う。
このように、情報処理装置40は、取得部41と制御部42とを有している。このような構成により、制御部42は、取得部41が取得した位置情報に基づいて、クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行うことが出来る。その結果、制御部42は、位置情報に基づいて、データをクライアント装置に対して送信する際にネットワークに与える負荷を低減させるように、送信制御を行うことが可能となる。これにより、ユーザの利便性を損なうことなく負荷を抑制することが可能となる。
また、上述した情報処理装置40は、当該情報処理装置40に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置に、クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部41と、取得部41が取得した位置情報に基づいて、クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部42と、を実現するためのプログラムである。
また、上述した情報処理装置40により実行される情報処理方法は、クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置が行う情報処理方法であって、クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う、という方法である。
上述した構成を有する、プログラム、又は、情報処理方法、の発明であっても、上記情報処理装置40と同様の作用・効果を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理方法などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う
情報処理方法。
(付記2)
付記1に記載の情報処理方法であって、
前記位置情報に基づいて特定される領域に応じたデータに対して、データを送信する際の送信制御を行う
情報処理方法。
(付記3)
付記1または付記2に記載の情報処理方法であって、
前記位置情報に基づいて、前記クライアント装置のディスプレイ上に表示されているアプリケーションのうちユーザが注目しているアプリケーションを判別し、判別した結果に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う
情報処理方法。
(付記4)
付記1から付記3までのいずれか1項に記載の情報処理方法であって、
前記位置情報に基づいて、前記クライアント装置のディスプレイ上に表示されているアプリケーションのうちユーザが注目しているアプリケーションを判別し、ユーザが注目していないと判別したアプリケーションが出力するデータに対して、データを送信する際の送信制御を行う
情報処理方法。
(付記5)
付記4に記載の情報処理方法であって、
ユーザが注目していると判別したアプリケーションが出力するデータに対しては、データを送信する際の送信制御を行わない
情報処理方法。
(付記6)
付記1から付記5までのいずれか1項に記載の情報処理方法であって、
データを送信する際の送信制御として、ネットワークに与える負荷を低減させるための制御を行う
情報処理方法。
(付記7)
付記6に記載の情報処理方法であって、
ネットワークに与える負荷を低減させるための制御として、データフレームの間引き、又は、データの質を下げる処理を行う
情報処理方法。
(付記8)
付記1から付記7までのいずれか1項に記載の情報処理方法であって、
定められた時間、ユーザがディスプレイ上の一定領域に注目している場合に、前記クライアント装置から前記位置情報を含む情報を受信する
情報処理方法。
(付記9)
クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置であって、
クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部と、
を有する
情報処理装置。
(付記10)
クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置に、
クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部と、
を実現するためのプログラム。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
100 ホスト装置
110 ハードウェア
120 ハイパーバイザー
130 仮想マシン
131 視線情報受信部
132 表示制御対象アプリケーション判定部
133 画像制御部
134 表示画像合成部
135 画像符号化部
136 符号化画像データ送出部
200 クライアント装置
210 処理装置
211 視線検出部
212 視線情報送出部
213 符号化画像データ受信部
214 画像復号部
215 ディスプレイ出力部
220 ディスプレイ装置
230 カメラ
300 情報処理システム
40 情報処理装置
41 取得部
42 制御部

Claims (10)

  1. クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う
    情報処理方法。
  2. 請求項1に記載の情報処理方法であって、
    前記位置情報に基づいて特定される領域に応じたデータに対して、データを送信する際の送信制御を行う
    情報処理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理方法であって、
    前記位置情報に基づいて、前記クライアント装置のディスプレイ上に表示されているアプリケーションのうちユーザが注目しているアプリケーションを判別し、判別した結果に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う
    情報処理方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の情報処理方法であって、
    前記位置情報に基づいて、前記クライアント装置のディスプレイ上に表示されているアプリケーションのうちユーザが注目しているアプリケーションを判別し、ユーザが注目していないと判別したアプリケーションが出力するデータに対して、データを送信する際の送信制御を行う
    情報処理方法。
  5. 請求項4に記載の情報処理方法であって、
    ユーザが注目していると判別したアプリケーションが出力するデータに対しては、データを送信する際の送信制御を行わない
    情報処理方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報処理方法であって、
    データを送信する際の送信制御として、ネットワークに与える負荷を低減させるための制御を行う
    情報処理方法。
  7. 請求項6に記載の情報処理方法であって、
    ネットワークに与える負荷を低減させるための制御として、データフレームの間引き、又は、データの質を下げる処理を行う
    情報処理方法。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の情報処理方法であって、
    定められた時間、ユーザがディスプレイ上の一定領域に注目している場合に、前記クライアント装置から前記位置情報を含む情報を受信する
    情報処理方法。
  9. クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置であって、
    クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部と、
    を有する
    情報処理装置。
  10. クライアント装置に対してデータを送信する情報処理装置に、
    クライアント装置から、当該クライアント装置のディスプレイ上でユーザの視線が向いている位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した位置情報に基づいて、前記クライアント装置に対してデータを送信する際の送信制御を行う制御部と、
    を実現するためのプログラム。

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