JP2020186793A - clip - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パネル材に対して樹脂成形品を取り付けるためのクリップに関する。 The present invention relates to a clip for attaching a resin molded product to a panel material.
従来より、自動車のドアのインナーパネル等のパネル材に対してドアトリム等の樹脂成形品を取り付ける場合、複数のクリップを使用して取り付ける技術が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、パネル材311に形成されている取付孔311aに係着可能な脚部材320と、脚部材320に対して一体を成し、樹脂成形品312に形成されている取付孔315に装着可能な取付部材321とから構成されているタイプのクリップ302が開示されている(図14〜15参照)。これにより、取付部材321を樹脂成形品312の複数の取付孔315にそれぞれ装着した複数のクリップ302の脚部材320をパネル材311の複数の取付孔311aにそれぞれ係着させると、このパネル材311に対して樹脂成形品312を取り付けることができる(図16参照)。したがって、パネル材311に対する樹脂成形品312の取り付けを簡便に実施できる。
Conventionally, when a resin molded product such as a door trim is attached to a panel material such as an inner panel of an automobile door, a technique of attaching using a plurality of clips has already been known. Here, in
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、樹脂成形品312に成形不良が生じていると(例えば、成形した樹脂成形品312の縁が設計図のものより長く形成されるといった、成形不良が生じていると)、パネル材311に対して取り付けた樹脂成形品312の縁が周辺部材(例えば、アウターパネル、インナーパネル(パネル材311)、車両ボデー等)に対して強干渉していることがあった。このように強干渉していると、この取り付けた樹脂成形品312に対して周辺部材から反力が作用することがあった。そのため、常時、この取り付けに使用しているクリップ302に対して抜け荷重が作用することがあった。したがって、パネル材311の取付孔311aに対するクリップ302の脚部材320の係着が、中途半端な状態(半係着な状態)になってしまうことがあった(図17参照)。結果として、この取り付けた樹脂成形品312がパネル材311から外れてしまうことがあった。
However, in the technique of
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、クリップを使用してパネル材に取り付けた樹脂成形品が周辺部材に対して強干渉する場合でも、この取り付けた樹脂成形品がパネル材から外れてしまうことを防止することである。 The present invention is intended to solve such a problem, and an object of the present invention is to perform this attached resin molding even when a resin molded product attached to a panel material using a clip strongly interferes with a peripheral member. This is to prevent the product from coming off the panel material.
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、パネル材に対して樹脂成形品を取り付けるためのクリップである。このクリップは、パネル材に形成されている取付孔に係着可能な脚部材と、脚部材に対して一体を成し、樹脂成形品に形成されている取付孔に装着可能な取付部材とから構成されている。取付部材は、軸方向に対を成す一対の鍔体と、一対の鍔体を橋渡す格好を成し、一対の鍔体の外径より小径を成す首体とから構成されている。一対の鍔体のうち、軸方向において脚部材に対して反対側に位置する第1の鍔体には、パネル材に取り付けた樹脂成形品に対して周辺部材から作用する反力を吸収可能な弾性片が形成されている。
The present invention is intended to achieve the above object, and is configured as follows. The invention according to
請求項1の発明によれば、従来技術と同様に、樹脂成形品に生じた成形不良によって、パネル材に対して取り付けた樹脂成形品の縁が周辺部材に対して強干渉すると、この取り付けた樹脂成形品に対して周辺部材から反力が作用することとなる。すると、この作用した反力によってクリップの取付部材の弾性片が反り返って略平らな状態になる。すなわち、この作用した反力を弾性片が吸収する(緩和する)こととなる。そのため、この取り付けた樹脂成形品に対して周辺部材から反力が作用しても、この取り付けに使用しているクリップに対する抜け荷重が軽減することとなる。したがって、パネル材の取付孔に対する脚部材の係着が、中途半端(半係着)な状態になってしまうことがない。結果として、この取り付けた樹脂成形品がパネル材から外れてしまうことがない。
According to the invention of
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクリップであって、弾性片は、第1の鍔体における径方向の途中部位から形成されている。
The invention according to
請求項2の発明によれば、弾性片が第1の鍔体における径方向の外側の縁から形成されている形態(請求項4のクリップ)と比較すると、弾性片の外径をコンパクトなものにできる。
According to the invention of
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクリップであって、第1の鍔体の外側の縁には、脚部材側に向けて盛り上がりを成す盛部が形成されている。
Further, the invention according to claim 3 is the clip according to
請求項3の発明によれば、弾性片が過剰に反り返ることを防止できる。 According to the invention of claim 3, it is possible to prevent the elastic piece from being excessively warped.
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のクリップであって、弾性片は、第1の鍔体における径方向の外側の縁から形成されている。
The invention according to claim 4 is the clip according to
請求項4の発明によれば、第1の鍔体と弾性片とが高さ方向において重なり合うことがない。したがって、請求項2のクリップと比較すると、高さ方向においてコンパクトなものにできる。
According to the invention of claim 4, the first collar body and the elastic piece do not overlap each other in the height direction. Therefore, as compared with the clip of
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のクリップであって、脚部材には、パネル材の板厚の違いを吸収可能なスタビライザを備えている。弾性片の外径は、スタビライザの外径より大きく形成されている。 The invention according to claim 5 is the clip according to claim 4, wherein the leg member is provided with a stabilizer capable of absorbing a difference in the plate thickness of the panel material. The outer diameter of the elastic piece is formed to be larger than the outer diameter of the stabilizer.
請求項5の発明によれば、樹脂成形品に対するクリップの装着において、この樹脂成形品の取付孔にクリップの首体を挿し込んでいくと、この取付孔の縁によって弾性片が覆われていくこととなる。したがって、このクリップの装着が実施されたことを、目視によって、簡便に確認できる。 According to the invention of claim 5, when the neck of the clip is inserted into the mounting hole of the resin molded product in mounting the clip on the resin molded product, the elastic piece is covered by the edge of the mounting hole. It will be. Therefore, it can be easily confirmed visually that the clip has been attached.
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のクリップであって、弾性片の先端側の縁には、第1の鍔体側に向けて反り返った反返部が形成されている。
The invention according to claim 6 is the clip according to any one of
請求項6の発明によれば、樹脂成形品の取付孔にクリップの首体を挿し込んでいく作業を行うとき、弾性片が首体側に巻き込まれることを防止できる。したがって、この挿し込み作業の案内性を向上させることができる。 According to the sixth aspect of the present invention, it is possible to prevent the elastic piece from being caught in the neck body side when the work of inserting the neck body of the clip into the mounting hole of the resin molded product is performed. Therefore, the guideability of this insertion work can be improved.
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜6を用いて説明する。はじめに、実施例1に係る自動車(図示しない)のドア1とクリップ2とを個別に説明していく。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
(Example 1)
First, Example 1 of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6. First, the
最初に、自動車のドア1から説明していく。このドア1は、図1に示すように、例えば、右ハンドル車における運転席側のものであり、アウターパネル10とインナーパネル11とを重ね合わせて構成されている。このインナーパネル11の適宜の箇所には、樹脂成形品であるドアトリム12を取り付けるための複数の取付孔11aが形成されている(図2参照)。
First, the
このドアトリム12は、パネル状に形成されたドアトリム本体13と、このドアトリム本体13の反意匠面側の縁における適宜の箇所に形成された複数の取付座14とから構成されている。このドアトリム本体13の意匠面側には、アームレスト13aやインサイドハンドル13bが取り付けられている。この取付座14は、図2に示すように、ドアトリム本体13の反意匠面側からコ字状に立ち上がる壁部14aと、壁部14aの先端を塞ぐ座部14bとから構成されている。この座部14bには、円状の取付孔15が形成されている。
The door trim 12 is composed of a panel-shaped door trim
なお、インナーパネル11に対してドアトリム12が取り付けられるため、このドアトリム12における複数の取付座14の各取付孔15は、このインナーパネル11における複数の取付孔11aに対して互いの軸心が一致するように設定されている。この座部14bにおける壁部14aが存在しない辺には、切欠16が形成されている。この切欠16は、取付孔15の一部と繋がる格好を成している。これにより、切欠16を介して取付孔15に向けて後述するクリップ2の首体26を挿し込むことができる。ドア1は、このように構成されている。
Since the door trim 12 is attached to the
次に、クリップ2を説明する。このクリップ2は、図3〜4に示すように、インナーパネル11に形成されている取付孔11aに係着可能な括れ20aを有する脚部材20と、この脚部材20に対して一体を成し、ドアトリム12の取付座14に形成されている取付孔15に装着可能な取付部材21とから構成されている。この脚部材20の基端側(取付部材21側)には、弾性作用を有する皿状のスタビライザ27が形成されている。これにより、インナーパネル11の板厚の違いを吸収できる。
Next, the
ここで、この取付部材21について詳述すると、この取付部材21は、円形の一対の鍔体22、25と、この一対の鍔体22、25の互いの軸心が一致するように橋渡す格好を成し、この一対の鍔体22、25の両外径より小径の円柱状の首体26とから構成されている。この一対の鍔体22、25のうち、軸方向において外側(脚部材20に対して反対側)に位置するものを第1の鍔体22と記すこととする。これと逆に、この一対の鍔体22、25のうち、軸方向において内側(脚部材20に対して同じ側)に位置するものを第2の鍔体25と記すこととする。
Here, the mounting
この第1の鍔体22は、ドアトリム12の取付孔15に装着した取付部材21が抜け出ることがないように、十分な強度を備えた強固なものとなっている。この第1の鍔体22には、後述するようにインナーパネル11に取り付けたドアトリム12に対して周辺部材(例えば、アウターパネル10、インナーパネル11、車両ボデー等)から作用する反力を吸収可能な弾性片23が皿状に形成されている。この弾性片23は、第1の鍔体22における径方向の途中部位から形成されている(図4参照)。
The
そのため、弾性片23が第1の鍔体22における径方向の外側の縁から形成されている形態(後述する実施例2のクリップ102)と比較すると、弾性片23の外径をコンパクトなものにできる。すなわち、この実施例1におけるクリップ2の弾性片23の外径を「D1」とし(図4参照)、後述する実施例2におけるクリップ102の弾性片123の外径を「D2」とすると(図8参照)、「D1」<「D2」の関係が成立することとなる。また、この弾性片23の先端と第2の鍔体25との距離は、ドアトリム12の取付座14の座部14bの板厚と同等もしくは僅かに狭く設定されている。
Therefore, the outer diameter of the
また、この弾性片23の先端側の縁には、第1の鍔体22側に向けて反り返った反返部23aが形成されている。そのため、ドアトリム12の取付座14の切欠16にクリップ2の首体26を挿し込んでいく作業を行うとき、この弾性片23が首体26側に巻き込まれることを防止できる。したがって、この挿し込み作業の案内性を向上させることができる。
Further, on the edge on the tip end side of the
また、この第1の鍔体22の外側の縁には、脚部材20側に向けて盛り上がりを成す盛部24が対を成すように形成されている。そのため、この弾性片23が過剰に反り返ることを防止できる。これら脚部材20と取付部材21とは、互いの軸心が一致するように剛性を有する合成樹脂によって一体的に成形されている。クリップ2は、このように構成されている。
Further, on the outer edge of the
続いて、上述したクリップ2を使用して自動車のドア1のインナーパネル11に対してドアトリム12を取り付ける手順を説明する。まず、クリップ2を把持した状態で、ドアトリム12の取付座14の切欠16にクリップ2の首体26を挿し込んでいく作業を行う。すると、既に説明したように、この弾性片23の先端と第2の鍔体25との距離は、ドアトリム12の取付座14の座部14bの板厚より僅かに狭く設定されているため、首体26が挿し込まれたクリップ2の弾性片23と第2の鍔体25とが取付座14の座部14bの両面を挟み込むこととなる。
Subsequently, a procedure for attaching the door trim 12 to the
これにより、ガタつきを生じさせることなく、ドアトリム12の取付座14の切欠16にクリップ2の首体26を挿し込むことができる。さらに、このクリップ2の首体26を挿し込んでいく作業を行い、やがて、この挿し込んだクリップ2の首体26が取付孔15に到達すると、ドアトリム12の取付座14の取付孔15に対する取付部材21の装着が完了する。すなわち、ドアトリム12に対するクリップ2の装着が完了する。このクリップ2の装着は、ドアトリム12の複数の取付座14の全ての取付孔15において行われている。
As a result, the
次に、クリップ2を装着したドアトリム12をインナーパネル11に対して位置合わせする作業を行う。これにより、インナーパネル11の複数の取付孔11aとドアトリム12の複数の取付座14の各取付孔15との互いの軸心が一致することとなる。すなわち、インナーパネル11の複数の取付孔11aとドアトリム12の複数の取付座14の各取付孔15に装着された各クリップ2との互いの軸心が一致することとなる。次に、インナーパネル11の取付孔11aに対してドアトリム12に装着されたクリップ2の脚部材20を挿し込む作業を行う。
Next, the work of aligning the door trim 12 to which the
すると、このクリップ2の脚部材20は、脚部材20自身が縮む方向に弾性変形しながら取付孔11aに圧入されていく。さらに、このクリップ2の脚部材20を挿し込んでいく作業を行い、やがて、この挿し込んだクリップ2の脚部材20の括れ20aが取付孔11aに到達すると、脚部材20の縮む方向の弾性変形が戻されインナーパネル11の取付孔11aに対する脚部材20の係着が完了すると共に、スタビライザ27がインナーパネル11に密着することとなる。
Then, the
すなわち、インナーパネル11に対するクリップ2の係着が完了する。このクリップ2の係着は、インナーパネル11の複数の取付孔11aの全てにおいて行われている。そのため、このクリップ2の係着が完了すると、このクリップ2は、既に説明したように、ドアトリム12に装着されているため、インナーパネル11に対してドアトリム12が取り付けられることとなる(図5参照)。このようにして複数のクリップ2を使用してインナーパネル11に対してドアトリム12を取り付けることができる。
That is, the engagement of the
なお、従来技術と同様に、ドアトリム12に生じた成形不良によって、インナーパネル11に対して取り付けたドアトリム12の縁が周辺部材(例えば、アウターパネル10、インナーパネル11、車両ボデー(図示しない)等)に対して強干渉すると、この取り付けたドアトリム12に対して周辺部材から反力が作用することとなる。すると、この作用した反力によってクリップ2の取付部材21の弾性片23が反り返って略平らな状態になる(図6参照)。すなわち、この作用した反力を弾性片23が吸収する(緩和する)こととなる。
As in the prior art, due to molding defects caused in the
そのため、この取り付けたドアトリム12に対して周辺部材から反力が作用しても、この取り付けに使用しているクリップ2に対する抜け荷重が軽減することとなる。したがって、インナーパネル11の取付孔11aに対する脚部材20の係着が、中途半端(半係着)な状態になってしまうことがない。結果として、この取り付けたドアトリム12がインナーパネル11から外れてしまうことがない。
Therefore, even if a reaction force acts on the attached door trim 12 from the peripheral member, the pull-out load on the
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図7〜10を用いて説明する。この実施例2のクリップ102は、既に説明した実施例1のクリップ2と比較すると、高さ方向においてコンパクトなものにした形態である。なお、以下の説明にあたって、実施例1で説明した部材と同一または均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで、重複する説明は省略することとする。このことは、後述する変形例1においても同様である。
(Example 2)
Next, Example 2 of the present invention will be described with reference to FIGS. 7-10. The
この実施例2のクリップ102も、既に説明した実施例1のクリップ2と同様に、インナーパネル11に形成されている取付孔11aに係着可能な括れ20aを有する脚部材20と、この脚部材20に対して一体を成し、ドアトリム12の取付座14に形成されている取付孔15に装着可能な取付部材21とから構成されている(図7参照)。
Similarly to the
なお、この実施例2のクリップ102では、弾性片123は、実施例1の弾性片23とは異なり、第1の鍔体22における径方向の外側の縁から皿状に形成されている(図8参照)。そのため、この実施例2のクリップ102では、実施例1のクリップ2とは異なり、第1の鍔体22と弾性片23とが高さ方向において重なり合うことがない。したがって、実施例1のクリップ2と比較すると、高さ方向においてコンパクトなものにできる。
In the
また、この弾性片123の外径は、スタビライザ27の外径より大きく形成されている。そのため、ドアトリム12に対するクリップ2の装着において、このドアトリム12の取付座14の切欠16にクリップ2の首体26を挿し込んでいくと、この取付座14の座部14bによって弾性片123が覆われていくこととなる。したがって、このクリップ102の装着が実施されたことを、目視によって、簡便に確認できる。
Further, the outer diameter of the
また、この実施例2においても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、この実施例2においても、複数のクリップ102を使用してインナーパネル11に対してドアトリム12を取り付けることができる(図9参照)。
Further, also in this Example 2, the same action and effect as in Example 1 can be obtained. That is, also in the second embodiment, the door trim 12 can be attached to the
また、この実施例2においても、複数のクリップ102を使用してインナーパネル11に取り付けたドアトリム12に対して周辺部材から反力が作用すると、この作用した反力によってクリップ102の取付部材21の弾性片123が反り返って略平らな状態になる(図10参照)。すなわち、この作用した反力を弾性片123が吸収する(緩和する)こととなる。そのため、この取り付けたドアトリム12に対して周辺部材から反力が作用しても、この取り付けに使用しているクリップ102に対する抜け荷重が軽減することとなる。したがって、インナーパネル11の取付孔11aに対する脚部材20の係着が、中途半端(半係着)な状態になってしまうことがない。結果として、この取り付けたドアトリム12がインナーパネル11から外れてしまうことがない。
Further, also in the second embodiment, when a reaction force is applied from the peripheral member to the door trim 12 attached to the
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。 The above-mentioned contents are merely related to one embodiment of the present invention, and do not mean that the present invention is limited to the above-mentioned contents.
各実施例では、「パネル材」の例として「インナーパネル11」を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「自動車のボデーにおける薄板部位」等であっても構わない。また、各実施例では、「樹脂成形品」の例として「ドアトリム12」を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「オーバーヘッドコンソール」、「センタークラスター」等であっても構わない。
In each embodiment, the "
また、各実施例では、弾性片23、123が皿状に形成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、弾性片23、123は一対の羽状または一対の翼状に形成されていても構わない。
Moreover, in each Example, the form in which
また、実施例1において、弾性片23は、第1の鍔体22における径方向の途中部位から形成されているクリップ2を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、弾性片23は、図11〜13に示すように、第1の鍔体22における首体26の付け根寄りの部位から形成されていても構わない(変形例1)。もちろん、これに限定されるものでなく、この弾性片23は、この第1の鍔体22における首体26の付け根寄りの部位と首体26とを跨ぐ部位とから形成されていても構わない。なお、この変形例1においても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、この変形例1においても、複数のクリップ202を使用してインナーパネル11に対してドアトリム12を取り付けることができる(図13参照)。
Further, in Example 1, the
2 クリップ
10 アウターパネル
11 インナーパネル(パネル材)
11a 取付孔
12 ドアトリム(樹脂成形品)
15 取付孔
20 脚部材
21 取付部材
22 第1の鍔体
23 弾性片
25 第2の鍔体
26 首体
2 Clip 10
15 Mounting
Claims (6)
前記パネル材に形成されている取付孔に係着可能な脚部材と、
前記脚部材に対して一体を成し、前記樹脂成形品に形成されている取付孔に装着可能な取付部材と、から構成されており、
前記取付部材は、
軸方向に対を成す一対の鍔体と、
前記一対の鍔体を橋渡す格好を成し、前記一対の鍔体の外径より小径を成す首体と、から構成されており、
前記一対の鍔体のうち、前記軸方向において前記脚部材に対して反対側に位置する第1の鍔体には、前記パネル材に取り付けた前記樹脂成形品に対して周辺部材から作用する反力を吸収可能な弾性片が形成されているクリップ。 A clip for attaching a resin molded product to a panel material.
A leg member that can be attached to the mounting hole formed in the panel material,
It is composed of a mounting member that is integrated with the leg member and can be mounted in the mounting hole formed in the resin molded product.
The mounting member
A pair of brims that form a pair in the axial direction,
It is composed of a neck body that bridges the pair of brims and has a diameter smaller than the outer diameter of the pair of brims.
Of the pair of collar bodies, the first collar body located on the opposite side of the leg member in the axial direction is a reaction that acts on the resin molded product attached to the panel material from the peripheral member. A clip on which elastic pieces that can absorb force are formed.
前記弾性片は、前記第1の鍔体における径方向の途中部位から形成されているクリップ。 The clip according to claim 1.
The elastic piece is a clip formed from an intermediate portion in the radial direction of the first collar body.
前記第1の鍔体の外側の縁には、前記脚部材側に向けて盛り上がりを成す盛部が形成されているクリップ。 The clip according to claim 2.
A clip having a raised portion formed on the outer edge of the first collar body so as to bulge toward the leg member side.
前記弾性片は、前記第1の鍔体における径方向の外側の縁から形成されているクリップ。 The clip according to claim 1.
The elastic piece is a clip formed from the radial outer edge of the first brim.
前記脚部材には、前記パネル材の板厚の違いを吸収可能なスタビライザを備えており、
前記弾性片の外径は、前記スタビライザの外径より大きく形成されているクリップ。 The clip according to claim 4.
The leg member is provided with a stabilizer capable of absorbing the difference in plate thickness of the panel material.
A clip in which the outer diameter of the elastic piece is larger than the outer diameter of the stabilizer.
前記弾性片の先端側の縁には、前記第1の鍔体側に向けて反り返った反返部が形成されているクリップ。 The clip according to any one of claims 1 to 5.
A clip having a curved portion formed on the edge of the elastic piece on the tip end side, which is curved toward the first collar side.
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